JPH1188705A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH1188705A
JPH1188705A JP9246370A JP24637097A JPH1188705A JP H1188705 A JPH1188705 A JP H1188705A JP 9246370 A JP9246370 A JP 9246370A JP 24637097 A JP24637097 A JP 24637097A JP H1188705 A JPH1188705 A JP H1188705A
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JP9246370A
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Hiroyuki Yamada
博之 山田
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置において、エッジ部のすそ
野の広がりによる画像のぼやけにより、スキャナの読み
取り画像の品質を著しく低下させているという問題点を
解決し、高画質の画像を出力する画像読み取り装置を提
供する。 【解決手段】 ウインドウ設定手段14と、エッジ量算
出手段18と、フィルタ選択手段19と、出力候補値を
演算するフィルタ演算選択手段20と、出力候補値を選
択する出力値選択手段24を備え、エッジ量により、選
択的に最適なハイパスフィルタを作用させることによ
り、高画質の画像の出力を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像情報を
読み取るためのイメージスキャナやデジタル複写機等の
画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像読み取り装置は、イメー
ジスキャナや複写機等のデジタル画像の入力機器として
広く用いられている。そして、近年ではインターネット
の普及や高品位のデジタル画像の必要性もあいまって、
装置のカラー化や高画質化に対する要求が高まりつつあ
る。
【0003】図17は従来の画像読み取り装置を正面か
ら見た断面図である。図において、画像読み取り装置1
は、光源ユニット4,反射ミラー群5,結像レンズ6,
ラインイメージセンサ7により縮小光学系として構成さ
れる光学キャリッジ8と、光学キャリッジ8を駆動する
ための駆動モータ9とを備えている。
【0004】そして、駆動モータ9に連接した駆動プー
リ10及び従動プーリ11に駆動ベルト12を巻回する
とともにガイドシャフト13に光学キャリッジ8を移動
可能に取り付け、駆動モータ9の作動によってこの光学
キャリッジ8を移動させることにより原稿ガラス3上の
原稿2を走査して原稿画像を読み取り可能としている。
【0005】このような画像読み取り装置1では、まず
使用者が原稿2を原稿ガラス3上にセットし、外部ホス
ト(図示せず)より原稿読み取りの命令が出されると、
光源ユニット4は原稿2を照明する。原稿2の画像情報
の反射光は、光学キャリッジ8の側壁に固定されている
反射ミラー群5により折り返されて、結像レンズ6に入
射する。そして、この反射光は結像レンズ6により所定
の倍率に変倍された後、光情報を電気信号へ変換する素
子であるラインイメージセンサ7へ結像する。
【0006】また、これと同時に、駆動モータ9により
回転力を得た駆動プーリ10は、従動プーリ11により
適正な張力を与えられた駆動ベルト12へ駆動を伝達
し、この駆動ベルト12に固定されている光学キャリッ
ジ8は、画像読み取り装置1の側壁に固定されているガ
イドシャフト13に案内され、図17に示す走査範囲を
矢印Aに示される原稿2の副走査方向へと走査する。
【0007】このような動作により、原稿2上の画像情
報は、ラインイメージセンサ7へ蓄積され、原稿2の画
像情報の全てを取り込むことが可能となる。また光学キ
ャリッジ8は指定された走査範囲の走査を終えると、矢
印Bの方向へ動作を反転し読み取り開始位置まで戻り、
次原稿読み取りのために待機する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像の読み取り
において、理想的なR(赤),G(緑),B(青)の各
センサのエッジ部の輝度レベルと走査方向は図18に示
すような関係になることは、従来からよく知られてい
る。ところが、実際には、結像レンズ6の光学特性や光
学キャリッジ8の振動等の影響によって、読み取り画像
には図19に破線矢印に示すようにエッジ部分にすそ野
の広がりWが生じる。
【0009】このすそ野の広がりWのため、エッジ付近
がぼやけた画像となり、スキャナの読み取り画像の品質
を低下させてしまうという問題がある。
【0010】また、領域の属性判定を行う場合、網点属
性と判定された領域については、通常出力時のモアレを
防止するため、ローパスフィルタを作用させる。しか
し、このローパスフィルタのため、画像エッジ部のすそ
野の広がりWは更に広いものとなり、スキャナの読み取
り画像の品質を更に著しく低下させているという問題も
ある。
【0011】このため、ローパスフィルタを作用させた
画像全体に対して、もう一度ハイパスフィルタを作用さ
せ、エッジを強調する方式も提案されているが、画像全
体に均一のハイパスフィルタを作用させるため、ローパ
スフィルタによって除去されていたモアレが再発生する
という問題点を有していた。
【0012】本発明は、画像読み取り走査において、エ
ッジ量により選択的にパラメータを変化させてエッジ部
分を選択的に強調することで、高品位の画像読み取りを
可能とする画像読み取り装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラーイメー
ジセンサからのR,G,Bのそれぞれの出力データが書
き込まれる領域の一部を各色ごとに独立にウインドウと
して設定し且つその設定位置を前記領域内で移動させる
ことが可能なウインドウ設定手段と、このウインドウ設
定手段により設定されたウィンドウの中心画素を対象画
素としてウインドウ内の対象画素と対象画素の隣接画素
とから対象画素のエッジ量を算出するエッジ量算出手段
と、このエッジ量算出手段により算出されたエッジ量に
基づいて対象画素に作用させるフィルタを選択する信号
を生成するフィルタ選択手段と、前記ウインドウ内の対
象画素と対象画素の隣接画素とのデータから複数の出力
候補値を演算するフィルタ演算選択手段と、このフィル
タ演算選択手段で演算された複数の出力候補値から、フ
ィルタ選択手段から出力される選択信号に対応した出力
候補値を選択する出力値選択手段とを備えてなることを
特徴とする。
【0014】このような構成により、読み取り画像のエ
ッジ部分にのみ選択的に最適なフィルタを作用させるこ
とが可能なので、モアレの再発生等の副作用を起こすこ
となく、エッジ部分のすそ野の広がりを減少させること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、カラー
イメージセンサからのR,G,Bのそれぞれの出力デー
タが書き込まれる領域の一部を各色ごとに独立にウイン
ドウとして設定し且つその設定位置を前記領域内で移動
させることが可能なウインドウ設定手段と、このウイン
ドウ設定手段により設定されたウィンドウの中心画素を
対象画素としてウインドウ内の対象画素と対象画素の隣
接画素とから対象画素のエッジ量を算出するエッジ量算
出手段と、このエッジ量算出手段により算出されたエッ
ジ量に基づいて対象画素に作用させるフィルタを選択す
る信号を生成するフィルタ選択手段と、前記ウインドウ
内の対象画素と対象画素の隣接画素とのデータから複数
の出力候補値を演算するフィルタ演算選択手段と、この
フィルタ演算選択手段で演算された複数の出力候補値か
ら、フィルタ選択手段から出力される選択信号に対応し
た出力候補値を選択する出力値選択手段とを備えてなる
ものであり、エッジ部分に選択的に最適のハイパスフィ
ルタを作用させることで、エッジ部分のすそ野の広がり
を減少させるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、カラーイメージ
センサからのR,G,Bのそれぞれの出力データが書き
込まれる領域の一部を各色ごとに独立にウインドウとし
て設定し且つその設定位置を前記領域内で移動させるこ
とが可能なウインドウ設定手段と、このウインドウ設定
手段により設定されたウィンドウの中心画素を対象画素
としてウインドウ内の対象画素と対象画素の隣接画素と
から、対象画素のエッジ量を算出するエッジ量算出手段
と、このエッジ量算出手段により算出されたエッジ量に
基づいて対象画素のデータを変換するルックアップテー
ブルを選択する信号を生成するルックアップテーブル選
択手段と、前記ウインドウ内の対象画素のデータから複
数のルックアップテーブルのデータを参照するルックア
ップテーブル参照手段と、このルックアップテーブル参
照手段で参照された複数の出力候補値から、ルックアッ
プテーブル選択手段から出力される選択信号に対応した
出力候補値を選択する出力値選択手段とを備えてなるも
のであり、エッジ部分に選択的に最適のルックアップテ
ーブルでデータを変換することで、エッジ部分のすそ野
の広がりを減少させることができると共に、出力データ
の演算を行わないので、データのスループットが向上す
るという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、カラーイメージ
センサからのR,G,Bのそれぞれの出力データが書き
込まれる領域の一部を各色ごと独立にウインドウとして
設定し且つその設定位置を前記領域内で移動させること
が可能なウインドウ設定手段と、このウインドウ設定手
段により設定されたウィンドウの中心画素を対象画素と
してウインドウ内の対象画素と対象画素の隣接画素とか
ら、対象画素のエッジ量を算出するエッジ量算出手段
と、このエッジ量算出手段により算出されたエッジ量か
ら、対象画素の輝度の最大値または最小値に貼り付ける
閾値を選択する信号を生成する閾値選択手段と、前記ウ
インドウ内の対象画素を輝度の最大値または最小値に貼
り付ける貼り付け手段と、この貼り付け手段で貼り付け
られた複数の出力候補値の中から閾値選択手段より出力
される選択信号に対応した出力候補値を選択する出力値
選択手段を備えてなるものであり、エッジ部分のすそ野
の広がりを減少させることができると共に、回路の簡素
化が図れるという作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、カラーイメージ
センサからのR,G,Bのそれぞれの出力データが書き
込まれる領域の一部を各色ごとに独立にウインドウとし
て設定し且つその設定位置を前記領域内で移動させるこ
とが可能なウインドウ設定手段と、このウインドウ設定
手段により設定されたウィンドウの中心画素を対象画素
としてウインドウ内の対象画素と対象画素の隣接画素と
から対象画素のエッジ量を算出するエッジ量算出手段
と、入力画像の属性を判定する属性判定手段と、エッジ
量算出手段により算出されたエッジ量と入力画像の属性
を判定する属性判定手段の判定結果とに基づいて対象画
素に作用させるフィルタを選択する信号を生成するフィ
ルタ選択手段と、ウインドウ内の対象画素と対象画素の
隣接画素とから、複数の出力候補値を演算するフィルタ
演算選択手段と、このフィルタ演算選択手段で演算され
た複数の出力候補値の中からフィルタ選択手段より出力
される選択信号に対応した出力候補値を選択する出力値
選択手段を備てなるものであり、属性判定手段で、網点
属性と判定され、モアレ除去のために、ローパスフィル
タを作用された領域のエッジ部分に選択的に最適のハイ
パスフィルタを作用させることで、エッジ部分のすそ野
の広がりを減少させることができると共に、モアレの再
発生を防止するという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1から4
に記載の画像読み取り装置において、ウインドウ設定手
段が設定するウインドウのサイズが3×3のマトリック
スであるものであり、ウインドウを最小限のハードウエ
アで構成することができるので、ウインドウ設定手段の
回路の簡素化が図れるという作用を有する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1から4
に記載の画像読み取り装置において、エッジ量算出手段
が算出するエッジの方向は主走査方向及び副走査方向の
4方向であるものであり、エッジ量算出手段を最小限の
ハードウエアで構成することができるので、エッジ量算
出手段の回路の簡素化が図れるという作用を有する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の画像読み取り装置において、属性判定手段が判定する
属性は、文字属性と網点属性と写真属性の3属性である
ものであり、属性の判定結果により各属性に最適なフィ
ルタを作用させることができるので、各属性に対応させ
て文字属性,写真属性,網点属性をそれぞれ異なったエ
ッジのすそ野の広がりを減少させる処理を行うことがで
きるという作用を有する。
【0022】以下に、本発明の実施の形態について説明
する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る画像読み取り装置のエッジ強調処理を行う回路のブロ
ック図である。
【0023】図1において、14はカラーイメージセン
サからのR,G,Bの各出力データrm,gm,bmが
画像が書き込まれる領域の一部を各色独立にウインドウ
として設定し、その設定位置を前記領域内で移動させる
ことが可能なウインドウ設定手段である。このウインド
ウ設定手段14は、R,G,Bの各出力データが格納さ
れるSRAM15と、R,G,B用の3×3のマトリッ
クス3組で構成されているウインドウ16と、これらの
SRAM15及びウインドウ16を制御するウインドウ
RAMコントロール手段17とで構成されたものであ
る。そして、ウインドウRAMコントロール手段17に
は、主走査方向の同期信号NHSZ,副走査方向の同期
信号NVSZ,画素同期信号VCLKが入力される。
【0024】18はウインドウ設定手段14で設定され
たマトリックスの中心画素を対象画素とし、ウインドウ
16内の対象画素と対象画素の隣接画素とから、対象画
素のエッジ量を算出するエッジ量算出手段であり、ウイ
ンドウ設定手段14とバスで接続されている。
【0025】19はエッジ量算出手段18により算出さ
れたエッジ量から、対象画素に作用させるフィルタを選
択するフィルタ選択手段で、エッジ量算出手段18とバ
スで接続されており、フィルタ選択信号Filter−
Selを出力する。
【0026】20はウインドウ16内の対象画素に隣接
する画素のデータから複数の出力候補値を演算するフィ
ルタ演算選択手段であり、これはウィンドウ設定手段1
4とバスで接続されたものである。そして,このフィル
タ演算選択手段20は,図2に示すウインドウ16の座
標R00,R10,R20,G00,G10,G20,
B00,B10,B20を入力データとし、出力候補値
fAR,fBR,fCR,fAG,fBG,fCG,f
AB,fBB,fCBをそれぞれ出力する。
【0027】なお、本実施の形態では、フィルタ演算選
択手段20は、フィルタA21,フィルタB22,フィ
ルタC23の3種類のフィルタで構成されており、各出
力候補値の2番目の添字はフィルタの種類を、3番目の
添字は出力の色チャンネルを示すこととする。
【0028】更に、24はフィルタ演算選択手段20で
演算された複数の出力候補値から、フィルタ選択手段1
9が出力したフィルタ選択信号Filter−Selに
対応した出力候補値を選択する出力値選択手段である。
【0029】図3は本発明の実施の形態1におけるエッ
ジ量算出手段18の構成を示す図、図4は同上方向,下
方向,左方向及び右方向のエッジ量算出オペレータを示
す図、図5は同フィルタ選択手段19の構成を示す図、
図6は同画像の座標を示す図、図7は同フィルタ演算選
択手段20の構成の一例を示す図、図8は同出力値選択
手段24の構成を示す図である。
【0030】以上の構成の画像読み取り装置の動作をこ
れらの図を用いて以下に説明する。ラインイメージセン
サ7からの出力は、主走査方向の同期信号NHSZ,副
走査方向の同期信号NVSZ及び画素同期信号VCLK
に同期して、ウインドウ設定手段14に送られ、それぞ
れ、図2に示すウインドウ16のR00,R10,R2
0,G00,G10,G20,B00,B10,B20
に格納される。同時に、SRAM15に保持されている
1ライン及び2ライン前の画像データを読み込み、ウイ
ンドウを構成する。このとき、R00,R10,R2
0,G00,G10,G20,B00,B10,B20
のデータは、次のラインを対象画素としたウインドウ形
成に必要になるので、SRAM15への書き込みも行
う。
【0031】このようにして構成されたウインドウ16
に対し、エッジ量算出手段18は図3に示す構成とした
ものであり、図4に示す上方向,下方向,左方向及び右
方向のエッジ量算出オペレータを、ウインドウ16に対
して作用させることにより、各プレーン及び各方向のエ
ッジ量を求める。
【0032】図3のエッジ検出オペレーターの実際の演
算は、同一位置のオペレータの値と、ウインドウ16の
値の積をとり、それらの和をとる演算を行う。具体的に
Rのウインドウ16(R)を例として以下に説明する。
【0033】まず、上方向のエッジ量をUrobR,下
方向のエッジ量をDrobR,左方向のエッジ量をLr
obR,右方向のエッジ量をRrobRとする。そし
て、エッジ量算出手段18は、各方向のエッジ量を求め
るために以下の演算を行う。
【0034】 UrobR=R00+2R01+R02−(R20+2R21+R22)・・ ・・(1) DrobR=−(R00+2R01+R02)+R20+2R21+R22・ ・・・(2) LrobR=R00+2R10+R20−(R02+2R12+R22)・・ ・・(3) RrobR=−(R00+2R10+R20)+R02+2R12+R22・ ・・・(4) 同様にGのウインドウ16(G)の値からUrobG,
DrobG,LrobG,RrobGを、及びBのウイ
ンドウ16(B)の値からUrobB,DrobB,L
robB,RrobBを求める演算を行う。
【0035】次に、フィルタ選択手段19は図5に示す
ように構成されたものであり、UrobR,Drob
R,LrobR,RrobR,UrobG,Drob
G,LrobG,RrobG,UrobB,Drob
B,LrobB,RrobB、及びエッジ判定閾値信号
Edg−th1〜Edg−th3を入力信号として、フ
ィルタ選択信号Filter−Selを出力する。フィ
ルタ選択信号Filter−Selは、R,G,B各チ
ャンネルについて出力候補値を選択しない選択信号Fi
lter−SelR0,Filter−SelG0,F
ilter−SelB0,フィルタA21を選択する選
択信号Filter−SelR1,Filter−Se
lG1,Filter−SelB1、フィルタB22を
選択する選択信号Filter−SelR2,Filt
er−SelG2,Filter−SelB2、及びフ
ィルタC23を選択する選択信号Filter−Sel
R3,Filter−SelG3,Filter−Se
lB3で構成されている。
【0036】フィルタ選択手段19のフィルタ選択の方
式は、まず、対象画素のR,G,Bのそれぞれのチャン
ネルの最大エッジ量として、MaxrobR,Maxr
obG、MaxrobBをそれぞれ算出する。
【0037】次いで、Rのチャンネルについて、Max
robRの値がエッジ判定閾値Edg−th1未満の場
合、すなわちEdg−th1>MaxrobRの場合に
は、出力候補値を選択しない選択信号Filter−S
elR0がアサートされる。
【0038】また、MaxrobRの値がエッジ判定閾
値Edg−th1以上でEdg−th12未満の場合、
すなわちEdg−th1≦MaxrobR<Edg−t
h2の場合には、フィルタA21を選択する選択信号F
ilter−SelR1がアサートされる。また、Ma
xrobRの値がエッジ判定閾値Edg−th2以上で
Edg−th3未満の場合、すなわちEdg−th2≦
MaxrobR<Edg−th3の場合には、フィルタ
B22を選択する選択信号Filter−SelR2が
アサートされる。また、MaxrobRの値がエッジ判
定閾値Edg−th3以上の場合、すなわちEdg−t
h3≦MaxrobRの場合には、フィルタC23を選
択する選択信号Filter−SelR3がアサートさ
れる。
【0039】同様に、GのチャンネルについてはMax
robGの値により、Filter−SelG0,Fi
lter−SelG1,Filter−SelG2,F
ilter−SelG3のいずれかが、Bのチャンネル
についてもMaxrobBの値により、Filter−
SelB0,Filter−SelB1,Filter
−SelB2,Filter−SelB3のいずれかが
アサートされる。
【0040】また、フィルタ演算手段20は、図6に示
す構成であり、図示の例のフィルタ演算手段では、エッ
ジ量算手段で行ったのと同様の演算を行う。具体的に
は、図7に示す各フィルタ同一位置のオペレータの値と
ウインドウ16の値の積をとり、それらの和をとる演算
を行う。具体的にRのウインドウ16(R)を例に説明
する。
【0041】RチャンネルのフィルタAの出力候補値を
fRA,フィルタBのそれをfBR,フィルタCのそれ
をfCRとすると、フィルタ演算出手段20は、各フィ
ルタの出力候補値を求めるために以下の演算を行う。
【0042】 fAR=2R11−1/4(R01+R10+R12+R21)・・・(5) fBR=3R11−1/2(R01+R10+R12+R21)・・・(6) fCR=R11−(R01+R10+R12+R21)・・・(7) 同様にGのウインドウ16(G)の値からfAG,fB
G,fCGを、Bのウインドウ16(B)の値からfA
B,fBB,fCBを求める演算を行う。
【0043】最後に、出力値選択手段24は、図8に示
す構成であり、フィルタ演算手段20の出力候補値fA
R,fBR,fCR,fAG,fBG,fCG,fA
B,fBB,fCB及び、カラーイメージセンサ7の出
力データrm,gm,bmから、R,G,Bの各チャン
ネルについて、フィルタ選択手段19により出力された
フィルタ選択信号に対応した出力候補値の選択を行い、
出力データとしてCCDA−R,CCDA−G,CCD
A−Bを出力する。
【0044】Rチャンネルを例に具体的に説明すると、
フィルタ選択信号Filter−SelR0がアサート
されている場合には、rmがCCDA−Rとして出力さ
れる。また、Filter−SelR1がアサートされ
ている場合にはfARが、Filter−SelR2が
アサートされている場合にはfBRが、Filter−
SelR3がアサートされている場合にはfBCが、C
CDA−Rとして出力される。
【0045】Gチャンネル及びBチャンネルについて
も、同様の処理で、フィルタ選択信号内のアサートされ
ている信号に対応した出力候補値が、それぞれCCDA
−G,CCDA−Bとして出力される。
【0046】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0047】図9は実施の形態2の画像読み取り装置の
エッジ強調処理行う回路のブロック図であり、図1に示
す本発明の実施の形態1の画像読み取り装置と同一の構
成要素については、同一の符号を付与し、その説明は省
略する。
【0048】この画像読み取り装置において、図1の実
施の形態1と異なる点は、フィルタ選択手段19がルッ
クアップテーブル選択手段25に、及びフィルタ演算手
段20がルックアップテーブル参照手段26にそれぞれ
置き換わった点である。
【0049】本実施の形態では、ルックアップテーブル
参照手段26は、テーブルA27,テーブルB28及び
テーブルC23の3種類のフィルタで構成されており、
各テーブル参照値の2番目の添字はテーブルの種類を示
し、3番目の添字は出力の色チャンネルを示すこととす
る。
【0050】図10は本発明の実施の形態2におけるル
ックアップテーブル選択手段25の構成を示す図、図1
1は同ルックアップテーブル参照手段26の構成を示す
図である。
【0051】ルックアップテーブル選択手段25は、図
10に示す構成であり、UrobR,DrobR,Lr
obR,RrobR,UrobG,DrobG,Lro
bG,RrobG,UrobB,DrobB,Lrob
B,RrobB,エッジ判定閾値信号Edg−th1〜
Edg−th3を入力信号として、ルックアップテーブ
ル選択信号Table−Selを出力する。フィルタ選
択信号Table−Selは、R,G,Bの各チャンネ
ルについてルックアップテーブルの参照値を選択しない
選択信号Table−SelR0,Table−Sel
G0,Table−SelB0,テーブルA27を選択
する選択信号Table−SelR1,Table−S
elG1,Table−SelB1,テーブルB28を
選択する選択信号Table−SelR2,Table
−SelG2,Table−SelB2,テーブルC2
9を選択する選択信号Table−SelR3,Tab
le−SelG3,Table−SelB3で構成され
ている。
【0052】ルックアップテーブル選択手段25のフィ
ルタ選択の方式は、実施の形態1で説明したフィルタ選
択手段と同様であり、対象画素のR,G,Bのそれぞれ
のチャンネルの最大エッジ量MaxrobR,Maxr
obG,MaxrobBを求める。
【0053】次に、Rのチャンネルについて、Maxr
obRの値がエッジ判定閾値Edg−th1未満の場
合、すなわちEdg−th1>MaxrobRの場合に
は、ルックアップテーブルの参照値を選択しない選択信
号Table−SelR0がアサートされる。また、M
axrobRの値がエッジ判定閾値Edg−th1でE
dg−th2未満の場合、すなわちEdg−th1≦M
axrobR<Edg−th2の場合には、ルックアッ
プテーブルA27を選択する選択信号Table−Se
lR1がアサートされる。また、MaxrobRの値が
エッジ判定閾値Edg−th2以上でEdg−th3未
満の場合、すなわちEdg−th2≦MaxrobR<
Edg−th3の場合には、テーブルB28を選択する
選択信号Table−SelR2がアサートされる。ま
た、MaxrobRの値がエッジ判定閾値Edg−th
3以上の場合、すなわちEdg−th3≦Maxrob
Rの場合には、テーブルC29を選択する選択信号Ta
ble−SelR3がアサートされる。
【0054】同様に、GのチャンネルについてはMax
robGの値により、Table−SelG0,Tab
le−SelG1,Table−SelG2,Tabl
e−SelG3のいずれかが、Bのチャンネルについて
もMaxrobBの値により、Table−SelB
0,Table−SelB1,Table−SelB
2,Table−SelB3のいずれかがアサートされ
る。
【0055】また、ルックアップテーブル参照手段26
は、図11に示す構成になっており、R11,G11,
B11を入力値として、各ルックアップテーブルを参照
することにより、tAR,tBR,tCR,tAG,t
BG,tCG,tAB,tBB,tCBをそれぞれ出力
する。
【0056】最後に、出力値選択手段24は、実施の形
態1と同様に、ルックアップテーブル参照手段26のテ
ーブル参照値tAR,tBR,tCR,tAG,tB
G,tCG,tAB,tBB,tCB、及びカラーイメ
ージセンサ7の出力データrm,gm,bmから、R,
G,Bの各チャンネルについて、ルックアップテーブル
選択手段25により出力されたルックアップテーブル選
択信号に対応した出力候補値の選択を行い、出力データ
としてCCDA−R,CCDA−G,CCDA−Bを出
力する。
【0057】(実施の形態3)図12は、本発明の実施
の形態3の画像読み取り装置のエッジ強調処理を行う回
路のブロック図であり、図1に示した本発明の実施の形
態1の画像読み取り装置と同一の構成要素については、
同一の符号を付与し、その説明は省略する。
【0058】この画像読み取り装置において、実施の形
態1と異なる点は、フィルタ選択手段19が閾値選択手
段30に、フィルタ演算手段20が輝度の最大値または
最小値に貼り付ける貼り付け手段31にそれぞれ置き換
わった点である。
【0059】本実施の形態では、閾値選択手段30は、
閾値A,閾値B,閾値Cの3種類の閾値で構成されてお
り、貼り付け手段の出力候補値の2番目の添字はテーブ
ルの種類を示し、3番目の添字は出力の色チャンネルを
示すこととする。
【0060】図13は本発明の実施の形態3における閾
値選択手段30の構成を示す図、図14は同貼り付け手
段31の構成を示す図である。
【0061】閾値選択手段30は、図13に示す構成で
あり、UrobR,DrobR,LrobR,Rrob
R,UrobG,DrobG,LrobG,Rrob
G,UrobB,DrobB,LrobB,Rrob
B,エッジ判定閾値信号Edg−th1〜Edg−th
3を入力信号として、閾値選択信号Th−Selを出力
する。閾値選択信号Th−Selは、R,G,Bの各チ
ャンネルについて貼り付け手段の出力候補値を選択しな
い選択信号Th−SelR0,Th−SelG0,Th
−SelB0、閾値Aを選択する選択信号Th−Sel
R1,Table−SelG1,Table−SelB
1、閾値Bを選択する選択信号Th−SelR2,Th
−SelG2,Th−SelB2、閾値Cを選択する選
択信号Th−SelR3,Th−SelG3,Th−S
elB3で構成されている。
【0062】閾値選択手段30の閾値選択の方式は、実
施の形態1のフィルタ選択手段と同様であり、対象画素
のR,G,Bのそれぞれのチャンネルの最大エッジ量M
axrobR,MaxrobG,MaxrobBを求め
る。
【0063】次に、Rのチャンネルについて、Maxr
obRの値がエッジ判定閾値Edg−th1未満の場
合、すなわちEdg−th1>MaxrobRの場合に
は、貼り付け手段の出力候補値を選択しない選択信号T
h−SelR0がアサートされる。また、Maxrob
Rの値がエッジ判定閾値Edg−th1以上でEdg−
th2未満の場合、すなわちEdg−th1≦Maxr
obR<Edg−th2の場合には、閾値Aを選択する
選択信号Table−SelR1がアサートされる。ま
た、MaxrobRの値がエッジ判定閾値Edg−th
2以上でEdg−th3未満の場合、すなわちEdg−
th2≦MaxrobR<Edg−th3の場合には、
閾値Bを選択する選択信号Th−SelR2がアサート
される。また、MaxrobRの値がエッジ判定閾値E
dg−th3以上の場合、すなわちEdg−th3≦M
axrobRの場合には、閾値Cを選択する選択信号T
h−SelR3がアサートされる。
【0064】同様に、GのチャンネルについてはMax
robGの値により、Th−SelG0,Th−Sel
G1,Th−SelG2,Th−SelG3のいずれか
が、BのチャンネルについてもMaxrobBの値によ
り、Th−SelB0,Th−SelB1,Th−Se
lB2,Th−SelB3のいずれかがアサートされ
る。
【0065】また、貼り付け手段31は、図14に示す
構成であり、R11,G11,B11を入力値として、
閾値により輝度の最大値または最小値への貼り付けを行
い、hAR,hBR,hCR,hAG,hBG,hC
G,hAB,hBB,hCBを出力する。
【0066】貼り付け手段による貼り付けの方法をRチ
ャンネルを例に具体的に説明すると、入力データR11
が閾値A未満の場合、つまりR11<閾値Aの場合、h
ARは輝度の最小値Yminに貼り付けられる。逆に、
閾値A以上の場合、つまりR11≧閾値Aの場合、hA
Rは輝度の最大値Ymaxに貼り付けられる。
【0067】同様に、閾値B,閾値C及びGとBのチャ
ンネルについても同様の貼り付けを行う。
【0068】最後に、出力値選択手段24は、実施の形
態1と同様に貼り付け手段31の出力候補値hAR,h
BR,hCR,hAG,hBG,hCG,hAB,hB
B,hCB、及びカラーイメージセンサ7の出力データ
rm,gm,bmから、R,G,Bの各チャンネルにつ
いて、出力閾値選択手段25により出力された閾値選択
信号に対応した出力候補値の選択を行い、出力データと
してCCDA−R,CCDA−G,CCDA−Bを出力
する。
【0069】(実施の形態4)図15は、本発明の実施
の形態4の画像読み取り装置のエッジ強調処理を行う回
路のブロック図であり、図1に示す本発明の実施の形態
1の画像読み取り装置と同一の構成要素については、同
一の符号を付与し、その説明は省略する。
【0070】この画像読み取り装置において、図1の実
施の形態1と異なる点は、入力画像の属性を判定する属
性判定手段35が追加され、その属性判定結果がフィル
タ選択手段36に入力される点、及び、フィルタ演算手
段37内がフィルタA21,フィルタB22,フィルタ
C23に加えてフィルタD38及びフィルタE39が加
えられ、出力候補値fAR,fBR,fCR,fAG,
fBG,fCG,fAB,fBB,fCB,fDR,f
DG,fDB,fER,fEG,fEBを出力する点で
ある。なお、本実施の形態ではフィルタの数を5種類と
したが属性判定の属性数以上であれば何種類でも良い。
【0071】また、属性判定結果が文字判定の場合は、
フィルタなし、フィルタA21、フィルタB22及びフ
ィルタC23のうちのいずれかが選択され、写真判定の
場合は、フィルタなし、フィルタB22、フィルタC2
3及びフィルタD38のいずれかが選択され、網点判定
の場合は、フィルタなし、フィルタC23、フィルタD
38及びフィルタE39のいずれかが選択されるものと
する。
【0072】属性判定手段35は、入力画像の属性判定
を行い属性判定信号を出力する。属性判定信号は文字判
定Char−Sig,網点判定Ami−Sig,写真判
定Photo−Sigで構成され、判定結果が文字判定
であればChar−Sigが、網点であればAmi−S
igが、写真判定であればPhoto−Sigがそれぞ
れアサートされる。
【0073】フィルタ選択手段36は図16に示すよう
に構成され、UrobR,DrobR,LrobR,R
robR,UrobG,DrobG,LrobG,Rr
obG,UrobB,DrobB,LrobB,Rro
bB、エッジ判定閾値信号Edg−th1〜Edg−t
h3、属性判定信号Char−Sig,Ami−Si
g,Photo−Sigを入力信号として、フィルタ選
択信号Filter−Selを出力する。フィルタ選択
信号Filter−Selは、R,G,Bの各チャンネ
ルについて出力候補値を選択しない選択信号Filte
r−SelR0,Filter−SelG0,Filt
er−SelB0、フィルタA21を選択する選択信号
Filter−SelR1,Filter−SelG
1,Filter−SelB1、フィルタB22を選択
する選択信号Filter−SelR2,Filter
−SelG2,Filter−SelB2、フィルタC
23を選択する選択信号Filter−SelR3,F
ilter−SelG3,Filter−SelB3、
フィルタD38を選択する選択信号Filter−Se
lR4,Filter−SelG4,Filter−S
elB4、フィルタE39を選択する選択信号Filt
er−SelR5,Filter−SelG5,Fil
ter−SelB5で構成されている。
【0074】フィルタ選択手段36のフィルタ選択の方
式は、実施の形態1と同様に、まず、対象画素のR,
G,Bのそれぞれのチャンネルの最大エッジ量Maxr
obR,MaxrobG,MaxrobBを求める。
【0075】次に、Rのチャンネルについて、属性判定
結果が文字判定の場合、すなわちChar−Sigがア
サートされ、かつMaxrobRの値がエッジ判定閾値
Edg−th1未満、すなわちEdg−th1>Max
robRの場合には、出力候補値を選択しない選択信号
Filter−SelR0がアサートされる。また、M
axrobRの値がエッジ判定閾値Edg−th1以上
でEdg−th12未満、すなわちEdg−th1≦M
axrobR<Edg−th2の場合には、フィルタA
21を選択する選択信号Filter−SelR1がア
サートされる。
【0076】また、MaxrobRの値がエッジ判定閾
値Edg−th2以上でEdg−th3未満、すなわち
Edg−th2≦MaxrobR<Edg−th3の場
合には、フィルタB22を選択する選択信号Filte
r−SelR2がアサートされる。また、Maxrob
Rの値がエッジ判定閾値Edg−th3以上、すなわち
Edg−th3≦MaxrobRの場合には、フィルタ
C23を選択する選択信号Filter−SelR3が
アサートされる。
【0077】属性判定結果が写真判定の場合、すなわち
Photo−Sigがアサートされ、かつMaxrob
Rの値がエッジ判定閾値Edg−th1未満、すなわち
Edg−th1>MaxrobRの場合には、出力候補
値を選択しない選択信号Filter−SelR0がア
サートされる。また、MaxrobRの値がエッジ判定
閾値Edg−th1以上でEdg−th2未満、すなわ
ちEdg−th1≦MaxrobR<Edg−th2の
場合には、フィルタB22を選択する選択信号Filt
er−SelR2がアサートされる。また、Maxro
bRの値がエッジ判定閾値Edg−th2以上でEdg
−th3未満、すなわちEdg−th2≦Maxrob
R<Edg−th3の場合には、フィルタC23を選択
する選択信号Filter−SelR3がアサートされ
る。また、MaxrobRの値がエッジ判定閾値Edg
−th3以上の場合、すなわちEdg−th3≦Max
robRの場合には、フィルタD38を選択する選択信
号Filter−SelR4がアサートされる。
【0078】また、属性判定結果が網点判定の場合、す
なわちAmi−Sigがアサートされ、かつMaxro
bRの値がエッジ判定閾値Edg−th1未満すなわち
Edg−th1>MaxrobRの場合には、出力候補
値を選択しない選択信号Filter−SelR0がア
サートされる。また、MaxrobRの値がエッジ判定
閾値Edg−th1以上でEdg−th2未満、すなわ
ちEdg−th1≦MaxrobR<Edg−th2の
場合には、フィルタC23を選択する選択信号Filt
er−SelR3がアサートされる。また、Maxro
bRの値がエッジ判定閾値Edg−th2以上でEdg
−th3未満、すなわちEdg−th2≦Maxrob
R<Edg−th3の場合には、フィルタD38を選択
する選択信号Filter−SelR4がアサートされ
る。また、MaxrobRの値がエッジ判定閾値Edg
−th3以上の場合、すなわちEdg−th3≦Max
robRの場合には、フィルタE39を選択する選択信
号Filter−SelR5がアサートされる。
【0079】同様に、G,BのチャンネルについてはM
axrobG,MaxrobB及び属性判定信号属性判
定信号の値により、Filter−SelG0,Fil
ter−SelG1,Filter−SelG2,Fi
lter−SelG3,Filter−SelG4,F
ilter−SelG5,Filter−SelB0,
Filter−SelB1,Filter−SelB
2,Filter−SelB3,Filter−Sel
B4,Filter−SelB5のいずれかがアサート
される。
【0080】最後に、出力値選択手段24では、フィル
タ演算手段37の出力候補値fAR,fBR,fCR,
fDR,fER,fAG,fBG,fCG,fDG,f
EG,fAB,fBB,fCB,fDB,fEB及び、
カラーイメージセンサ7の出力データrm,gm,bm
から、R,G,Bの各チャンネルについて、フィルタ選
択手段36により出力されたフィルタ選択信号に対応し
た出力候補値の選択を行い、出力データとしてCCDA
−R,CCDA−G,CCDA−Bを出力する。
【0081】Rチャンネルを例に具体的に説明すると、
フィルタ選択信号Filter−SelR0がアサート
されている場合には、rmがCCDA−Rとして出力さ
れる。また、Filter−SelR1がアサートされ
ている場合にはfARが、Filter−SelR2が
アサートされている場合にはfBRが、Filter−
SelR3がアサートされている場合にはfBCが、F
ilter−SelR4がアサートされている場合には
fDRが、Filter−SelR5がアサートされて
いる場合にはfERがCCDA−Rとして出力される。
【0082】Gチャンネル、Bチャンネルについても、
同様の処理で、フィルタ選択信号内のアサートされてい
る信号に対応した出力候補値が、それそれCCDA−
G,CCDA−Bとして出力される。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、エッジ部分
に選択的に最適のハイパスフィルタを作用させることが
できるので、エッジ部分のすそ野の広がりを減少させる
ことが可能となり、これによって読み取り画像の画質の
向上が図れる。
【0084】請求項2に記載の発明では、エッジ部分に
選択的に最適のルックアップテーブルでデータを変換す
ることで、エッジ部分のすそ野の広がりを減少させ画質
の向上が図れると共に、出力データの演算を行わないの
で、データのスループットの向上が図れ、機器の高速化
に容易に対応できる。
【0085】請求項3に記載の発明では、フィルタ演算
手段やルックアップテーブル参照手段等のように比較的
に複雑なハードウエアを用いるのに代えて、構成が簡単
な輝度の最大値及び最小値えの貼り付け手段で装置を構
成することができるので、エッジ部分のすそ野の広がり
を減少させることができると共に、回路の簡素化が可能
になり、コストダウンが実現できる。
【0086】請求項4に記載の発明では、属性判定手段
で、網点属性と判定され、モアレ除去のために、ローパ
スフィルタを作用された領域のエッジ部分に選択的に最
適のハイパスフィルタを作用させることで、エッジ部分
のすそ野の広がりを減少させ画質の向上が図れると共
に、モアレの再発生を防止することが可能になる。
【0087】請求項5に記載の発明では、ウインドウを
最小限のハードウエアで構成することにより、ウインド
ウ設定手段の回路の簡素化が図れるので、装置コストの
上昇を最小限に抑えることができる。
【0088】請求項6に記載の発明では、エッジ量算出
手段を最小限のハードウエアで構成することにより、エ
ッジ量算出手段の簡素化が図れるので、装置コストの上
昇を最小限に抑えることができる。
【0089】請求項7に記載の発明では、属性の判定結
果により各属性に対応した異なった処理を行うことがで
きるので、更に読み取り画像の画質の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像読み取り装
置のエッジ強調処理を行う回路のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1におけるウインドウの座
標を示す図
【図3】本発明の実施の形態1におけるエッジ量算出手
段の構成を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における上方向、下方
向、左方向、右方向のエッジ量算出オペレータを示す図
【図5】本発明の実施の形態1におけるエッジ判定手段
の構成を示す図
【図6】本発明の実施の形態1における画像の座標を示
す図
【図7】本発明の実施の形態1におけるフィルタ演算手
段の構成の一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態1における出力値選択手段
の構成を示す図
【図9】本発明の実施の形態2における画像読み取り装
置のエッジ強調処理行う回路のブロック図
【図10】本発明の実施の形態2におけるルックアップ
テーブル選択手段の構成を示す図
【図11】本発明の実施の形態2におけるルックアップ
テーブル参照手段の構成を示す図
【図12】本発明の実施の形態3における画像読み取り
装置のエッジ強調処理を行う回路のブロック図
【図13】本発明の実施の形態3における閾値選択手段
の構成を示す図
【図14】本発明の実施の形態3における貼り付け手段
の構成を示す図
【図15】本発明の実施の形態4における画像読み取り
装置のエッジ強調処理を行う回路のブロック図
【図16】本発明の実施の形態4におけるフィルタ選択
手段の構成を示す図
【図17】従来の画像読み取り装置を正面から見た断面
【図18】理想的なR,G,Bの各センサのエッジ部の
輝度レベルと走査方向の関係を示す図
【図19】実際のR,G,Bの各センサのエッジ部の輝
度レベルと走査方向の関係を示す図
【符号の説明】
1 画像読み取り装置 2 原稿 3 原稿ガラス 4 光源ユニット 5 反射ミラー群 6 結像レンズ 7 ラインイメージセンサ 8 光学キャリッジ 9 駆動モータ 10 駆動プーリ 11 従動プーリ 12 駆動ベルト 13 ガイドシャフト 14 ウインドウ設定手段 15 SRAM 16 ウインドウ 17 ウインドウRAMコントロール手段 18 エッジ量算出手段 19 フィルタ選択手段 20 フィルタ演算選択手段 21 フィルタA 22 フィルタB 23 フィルタC 24 出力値選択手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラーイメージセンサからのR,G,Bの
    それぞれの出力データが書き込まれる領域の一部を各色
    ごとに独立にウインドウとして設定し且つその設定位置
    を前記領域内で移動させることが可能なウインドウ設定
    手段と、このウインドウ設定手段により設定されたウィ
    ンドウの中心画素を対象画素としてウインドウ内の対象
    画素と対象画素の隣接画素とから対象画素のエッジ量を
    算出するエッジ量算出手段と、このエッジ量算出手段に
    より算出されたエッジ量に基づいて対象画素に作用させ
    るフィルタを選択する信号を生成するフィルタ選択手段
    と、前記ウインドウ内の対象画素と対象画素の隣接画素
    とのデータから複数の出力候補値を演算するフィルタ演
    算選択手段と、このフィルタ演算選択手段で演算された
    複数の出力候補値から、フィルタ選択手段から出力され
    る選択信号に対応した出力候補値を選択する出力値選択
    手段とを備えてなることを特徴とする画像読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】カラーイメージセンサからのR,G,Bの
    それぞれの出力データが書き込まれる領域の一部を各色
    ごとに独立にウインドウとして設定し且つその設定位置
    を前記領域内で移動させることが可能なウインドウ設定
    手段と、このウインドウ設定手段により設定されたウィ
    ンドウの中心画素を対象画素としてウインドウ内の対象
    画素と対象画素の隣接画素とから、対象画素のエッジ量
    を算出するエッジ量算出手段と、このエッジ量算出手段
    により算出されたエッジ量に基づいて対象画素のデータ
    を変換するルックアップテーブルを選択する信号を生成
    するルックアップテーブル選択手段と、前記ウインドウ
    内の対象画素のデータから複数のルックアップテーブル
    のデータを参照するルックアップテーブル参照手段と、
    このルックアップテーブル参照手段で参照された複数の
    出力候補値から、ルックアップテーブル選択手段から出
    力される選択信号に対応した出力候補値を選択する出力
    値選択手段とを備えてなることを特徴とする画像読み取
    り装置。
  3. 【請求項3】カラーイメージセンサからのR,G,Bの
    それぞれの出力データが書き込まれる領域の一部を各色
    ごと独立にウインドウとして設定し且つその設定位置を
    前記領域内で移動させることが可能なウインドウ設定手
    段と、このウインドウ設定手段により設定されたウィン
    ドウの中心画素を対象画素としてウインドウ内の対象画
    素と対象画素の隣接画素とから、対象画素のエッジ量を
    算出するエッジ量算出手段と、このエッジ量算出手段に
    より算出されたエッジ量から、対象画素の輝度の最大値
    または最小値に貼り付ける閾値を選択する信号を生成す
    る閾値選択手段と、前記ウインドウ内の対象画素を輝度
    の最大値または最小値に貼り付ける貼り付け手段と、こ
    の貼り付け手段で貼り付けられた複数の出力候補値の中
    から閾値選択手段より出力される選択信号に対応した出
    力候補値を選択する出力値選択手段を備えてなることを
    特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】カラーイメージセンサからのR,G,Bの
    それぞれの出力データが書き込まれる領域の一部を各色
    ごとに独立にウインドウとして設定し且つその設定位置
    を前記領域内で移動させることが可能なウインドウ設定
    手段と、このウインドウ設定手段により設定されたウィ
    ンドウの中心画素を対象画素としてウインドウ内の対象
    画素と対象画素の隣接画素とから対象画素のエッジ量を
    算出するエッジ量算出手段と、入力画像の属性を判定す
    る属性判定手段と、エッジ量算出手段により算出された
    エッジ量と入力画像の属性を判定する属性判定手段の判
    定結果とに基づいて対象画素に作用させるフィルタを選
    択する信号を生成するフィルタ選択手段と、ウインドウ
    内の対象画素と対象画素の隣接画素とから、複数の出力
    候補値を演算するフィルタ演算選択手段と、このフィル
    タ演算選択手段で演算された複数の出力候補値の中から
    フィルタ選択手段より出力される選択信号に対応した出
    力候補値を選択する出力値選択手段を備えてなることを
    特徴とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】ウインドウ設定手段が設定するウインドウ
    のサイズが3×3のマトリックスであることを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の画像読み取り装
    置。
  6. 【請求項6】エッジ量算出手段が算出するエッジの方向
    は主走査方向及び副走査方向の4方向であることを特徴
    とする請求項1から4のいずれかに記載の画像読み取り
    装置。
  7. 【請求項7】属性判定手段が判定する属性は、文字属性
    と網点属性と写真属性の3属性であることを特徴とする
    請求項4記載の画像読み取り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100322602B1 (ko) * 1999-08-27 2002-03-18 윤종용 필터링 창을 이용한 영상 잡음 감쇠방법 및 장치
US6757427B1 (en) 1999-08-24 2004-06-29 Nec Corporation Edge enhancement preprocessing with image region determining function
KR100439697B1 (ko) * 1999-02-05 2004-07-14 삼성전자주식회사 컬러 영상 처리 방법 및 그 장치

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