JPH1188696A - 階調を調整できる複写装置 - Google Patents
階調を調整できる複写装置Info
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Abstract
やすい手順によって、複写を作成できる方法および装置
を提供する。 【解決手段】 再生特性を調整できるディジタル複写装
置であって、再生特性が、以下ODinと呼ぶ原稿の光
学濃度から以下ODoutと呼ぶこの装置で作成した前
記原稿の複写の光学濃度へのマッピングを記述する。原
則的に、処理ユニットは、第一および第二の変曲点
(A、B)でそれぞれ相互に結合する、白にマッピング
する第一の部分、白と黒の間の濃度値にマッピングする
第二の部分、および黒にマッピングする第三の部分を含
む再生特性に従って、前記第一のディジタル画像データ
を前記第二のディジタル画像データに変換する。再生特
性の調整能力は、操作手段を用いて一方または両方の変
曲点のODin値を設定することによって得られる。本
発明は、カラー複写におけるコントラストの変更にも適
用される。
Description
性に基づいて原稿の複写を作成する方法に関する。再生
特性とは、原稿の光学濃度のマッピングを記述するもの
である。以後、原稿の光学濃度をODin、原稿の複写
の光学濃度をODoutと称することとする。この方法
は、オペレータの指定に基づいて再生特性を決定する段
階、原稿の画像に対応する第一のディジタル画像データ
を生成する段階、決定した再生特性に従って、前記第一
のディジタル画像データを第二のディジタル画像データ
に変換する段階、および前記第二のディジタル画像デー
タに基づいて画像支持体上に印刷を実施する段階を含
む。
用した、再生特性を調整できるディジタル複写装置に関
する。
分からなる形態を有する。すなわち、原稿の低光学濃度
を区別せずに複写上の白にマッピングする第一の部分、
グレーの濃淡(tint)を白と黒の間の光学濃度に区別を
つけてマッピングする第二の部分、および原稿の暗いグ
レーの濃淡を区別せずに複写の黒にマッピングする第三
の部分である。用語「黒」は、印刷システムが供給する
ことのできる最大光学濃度を意味する。
り異なることがあり、そのため、複写装置によるグレー
の濃淡の再生を複写すべき文書の種類に応じていつでも
最適化できることが望ましいことが多い。これは一般
に、適合させた再生特性を使用することによって実施さ
れる。光導電性媒体を帯電させ、複写する原稿を投影し
て画像の形に露光し、電荷の残った画像をトナー粉で現
像することによって複写を作成するアナログ複写装置で
は、前記投影を行なうのに使用する光の量を調整するこ
とによって再生特性を適合させることができる。その結
果、再生特性が移動し、通常の露光では区別なく再生さ
れた、例えば暗い濃淡などの原稿の特定のグレーの濃淡
が別々に視認できるようになる。このようにすると通常
は、その他のグレーの濃淡の区別できる再生、この例で
はより明るい濃淡が犠牲になる。
濃淡をディジタルデータとして取扱い、処理することが
可能となり、その他のグレーの濃淡への依存もはるかに
小さくなった。本発明は、当該技術分野のこの領域を対
象とする。
ては、バターフィールド(Paul M.Butterfield)の「Us
er-Oriented approach to control of tone reproducti
onfor electronic reprographic systems」、SPIE Vol.
1670 Color Hard Copy and Graphic Arts (1992), p.5
12-520が知られている。この文書には、光学濃度領域の
再生特性をオペレータが調整する方法が記載されてい
る。再生特性は、ODin(X軸)とODout(Y
軸)の関係を示すグラフとなる。バターフィールドによ
れば、Y軸の値、すなわちODout値を、X軸上のほ
ぼ等間隔の五点でオペレータが調整することができる。
これらのODout値を相互に直線で結び、再生特性を
決定する。五つの点を決定することによって、オペレー
タは、複雑な再生特性を画定することができ、したがっ
て、多数のグレーの濃淡を有する原稿の再生を非常に正
確に制御することができる。
る再生特性のプログラミングを非常に自由度の大きいも
のとするが、その結果、多数の調整操作が必要となり、
その効果を完全に見ることが常にはできなくなる。オペ
レータは通常、特定の暗いまたは明るい濃淡を、十分に
再生するか、中程度に再生するか、または再生しないか
のいずれか一つに関心がある。これは、再生特性の前記
第一、第二および第三の部分の間の遷移位置を操作する
ことによって実施することができる。前記第二の部分の
形態をさらに調整しても、結果はほとんど影響を受けな
い。この知られている方法では、遷移位置の変更は間接
的にしかできず、したがって精度もあまり高くない。
可能な再生特性を使用した単純で視認しやすい手順によ
って、複写を作成できる方法および装置を提供すること
にある。
決定する段階を含む本発明に基づいて達成される。この
段階は、第一および第二の変曲点(shoulder point)
(A、B)でそれぞれ相互に結合する、白にマッピング
する第一の部分と、白と黒の間の濃度値にマッピングす
る第二の部分と、および黒にマッピングする第三の部分
とを含む再生特性を定義する段階を含み、少なくとも一
つの変曲点のODin値が、オペレータの指定に基づい
て選択される。
に二つの調整点(前記変曲点)のみが提供され、これら
はX軸(ODin)に沿って移動できる。これらの二つ
の点は、これらをX軸に沿って移動させて必要な調整可
能な階調を得るのには必要十分なものである。
ば、第一のディジタル画像データを処理し、その間に第
二のディジタル画像データを生成する段階が、決定した
再生特性に従ってODin値がODout値にマッピン
グされるような形の所定の変換関数を使用して実行され
る。この方法はさらに、オペレータの指定する再生特性
に従って変換関数を計算する段階を含む。
点の値は、絶対的な値としてか、または自動的に作成さ
れたデフォルト値を変更した値として指定される。後者
の実施形態においては、オペレータの指定に基づいて再
生特性を決定する段階は、第一のディジタル画像データ
に基づいてまずデフォルトの再生特性を決定する段階
と、オペレータによって指定された少なくとも一つの変
曲点のODin値の変更に基づいて、最終的な再生特性
を決定する段階を含む。デフォルト値を設定することに
よってオペレータの作業が容易になる。これは、すでに
最適化された設定が存在し、これに必要な変更を加えれ
ばよいと考えることができるからである。必要となる変
更は普通は軽微なものである。
なく、カラー複写のコントラスト変更にも非常に良好に
使用することができる。しかし、赤、緑、青、またはシ
アン、マゼンタ、イエローの個々の色チャネルをオペレ
ータが調整するのは実際的ではない。これによって、色
調に影響が及ぶ可能性が生じ、もちろんこれは意図した
ものではないからである。それよりは、スキャナによっ
て生成されるディジタル画像データに含まれる輝度を再
生特性の調整パラメータとして使用するほうが好まし
い。
C−H色座標系内で画定される輝度は、画像の明暗の性
質を規定する知覚パラメータであり、したがって、調整
パラメータとして適した選択肢である。さらに輝度は、
白黒複写の光学濃度と同様に多かれ少なかれ対数関数的
に変化し、そのため輝度の再生特性もまた直線的とな
る。したがって、白黒の場合にODに適用した理論は、
カラー複写における輝度にも実質的な差異なく当てはま
る。
を説明する。添付図面中では、同じ部品には同じ参照番
号が付されている。
般的な配置を示す。この装置は、原稿の電気光学式走査
および対応するディジタル画像データの送出を行なうス
キャナ1、自動原稿送り装置1A、スキャナ1から供給
される画像データを処理する処理ユニット17、ネット
ワークなどの外部ソースからの画像データを処理するフ
ロントエンドプロセッサ2、およびディジタル画像デー
タを支持材料上に印刷する印刷ユニット3を備える。
ロントエンドプロセッサ2およびプリンタ3に接続さ
れ、印刷データを生成するスキャナ1およびフロントエ
ンドプロセッサ2と印刷データを処理する装置であるプ
リンタ3の間のバッファとして動作する画像データ用記
憶装置15、ならびに処理ユニット17に接続され、操
作パネル、表示画面およびキーが提供された操作ユニッ
ト19を備える。最後に、中央制御ユニット18がその
他の全ての部品に接続される。
このスキャナは、管形ランプ5およびこれと協働する反
射器6を備える。これらは、ガラス製プラテン7上に置
かれた原稿8を細長い帯状に露光する。このスキャナは
さらに、原稿から反射された光を、例えばCCDアレイ
12などのセンサのアレイに投射する結像グラスファイ
バのアレイ(「セルホック(selfoc)」レンズアレイ)
10を備える。ランプ5、反射器6、セルホックレンズ
アレイ10およびCCDアレイ12はキャリッジ11に
結合される。このキャリッジは走査中に、サーボモータ
9によって一定の速度で矢印13の方向に動かされ、原
稿8が、CCDアレイ12によってライン単位で走査さ
れる。キャリッジ11の位置は、知られている手段で継
続的に測定され主にサーボモータ9の帰還回路に使用さ
れる。
のドットのグレー値に対応するアナログ信号に変換され
る。次いでアナログ信号は、アナログ−ディジタル変換
器14によって画像ドットごとにディジタル信号に変換
される。
F)1Aが装着される。この装置は、複写する原稿の束
302を受け取るトレー301、原稿の束の下側から原
稿を一枚ずつ抜き取る分離機構313、314、および
抜き取った原稿をプラテン7に送る輸送機構を有する。
輸送機構は、輸送経路303、304、305、306
および輸送ローラ対309、310、311、312か
ら構成される。原稿8は、コンベヤベルト307によっ
てプラテン7上を送られ、走査キャリッジ11によって
走査された後に、送出トレー308に送られる。
る。このプリンタは、光導電性エンドレスベルト20を
有する。このベルトは、それぞれ駆動/ガイドローラ2
1、22、23によって一定の速度で矢印24の方向に
進められる。
て、LEDアレイ25が活性化され、コロナ装置30が
静電的に帯電させた後、光導電性ベルト20が、一行ず
つ画像の形に露光される。
荷潜像は、磁気ブラシ装置31によってトナー粉で現像
され、トナー画像が形成される。この画像は第一の転写
領域で、シリコーンゴムなどの耐熱性弾性材料製かまた
はこのような材料でおおわれた中間媒体エンドレスベル
ト32と加圧接触する。これらの条件で、トナー画像は
粘着力によって、ベルト20からベルト32に転写され
る。画像転写後に残ったトナー粉は、クリーナ装置33
によって光導電性ベルト20から除去され、前記ベルト
20はこれより先、再利用可能となる。
ラ34、35の周りを回り、その間に例えば、ローラ3
5の内部に配置された赤外線ヒータによってトナー粉の
軟化温度より高い温度に加熱される。トナー画像を載せ
たベルト32が前進する間に、トナー画像は加熱されて
粘着性を持つようになる。
転写領域で、粘着性のトナー画像は、リザーバ37−
1、37−2、37−3のうちの一つから供給された複
写シート上に加圧によって転写され、同時に定着され
る。
ー39に収容されるか、または(破線で示した位置に置
かれた)デフレクタ部品40によって、反転装置41に
送られる。この反転装置41で複写シートは裏返され
て、複写シートのもう一方の面にトナー粉画像を印刷す
るためにここから再び、ベルト32と圧力ローラ36の
間の第二の転写領域に送られ、その後、送出トレー39
に収容される。
ば、テキスト原稿は通常、白い背景の上に黒い文字を含
み、グレーの濃淡を全くまたはほとんど含まない。とは
いえテキスト原稿の走査中にも、グレーの濃淡に対応す
る信号が生成される。これは、文字と背景の間の遷移部
分をスキャナが測定してしまったためか、または、原稿
に汚れがあるためかのいずれかである。通常、テキスト
原稿の複写にはグレーの濃淡が含まれないことが望まし
く、したがって、スキャナ信号中に含まれるグレーの画
像ドットは除去されることが望ましい。しかし原稿が写
真であるか、または写真を含むときには、白黒のドット
の他に多くのグレードットが存在する。複写上への再生
を良好にするためには、そのような原稿では、原稿のグ
レー領域がグレー領域として複写上に再生されることが
まさに必要である。したがって、再生システムの必要条
件は、原稿の性質によって決まり、異なる原稿間ではか
なり異なることがある。
ut)を原稿の光学濃度(ODin)の関数として表す
再生特性によって記述することができる。
例は三つ部分、すなわちODinが0と値Aの間である
部分51、ODinが値Aと値Bの間である部分52、
およびODinが値Bより大きい部分53からなる。こ
の記述では値「0」は白を意味する。
そのため、例えば、原稿が黄ばんだ色の紙であるか、ま
たは原稿の裏側のテキストが表に透けているかなどに起
因する背景の明るいグレーの値は、白の背景として複写
上に印刷される。部分53では、印刷システムの最大光
学濃度ODmaxに達しており、より値の高いODin
値は全てこの値ODmaxにマッピングされる。
いし黒の濃淡からODoutの値へのマッピングを記述
する。本明細書に記載の装置では、OD領域の特性部分
52の直線形状は、意図的に選択される。光学濃度(O
D)は、原稿が反射した光の量の対数関数的な尺度であ
り、やはり対数関数的である人間の知覚に一致する。再
生特性が直線形であるため、原稿上で知覚されるグレー
の濃淡の差異と、複写上に描かれて知覚されるグレーの
濃淡の差異は同じになると思われる。
る部品、すなわちスキャナ1、画像処理ユニット17お
よび印刷装置3から構成される。これらは全て、それ自
体の画像特性を有する。これらの画像特性の組合わせか
らシステムの再生特性は与えられる。このことを、シス
テムの画像特性および再生特性を四象限に示した図5に
示す。このグラフの原点は、値「0」すなわち「白」に
対応する。
二象限は、スキャナ1の画像特性を含み、原稿の光学濃
度ODinの各値に対する(8ビットの)グレー値を与
える。光学濃度は対数関数的な量であるのに対してグレ
ー値スケールは直線であるので、この特性は鋭い曲線と
なる。
み、画像処理ユニット17によって生成された各グレー
値に対する印刷された複写上の光学濃度ODoutを示
す。
特性を含み、スキャナによって生成された各グレー値に
ついて、印刷システム3が生成すべきグレー値を与え
る。すでに述べたとおり、後者のグレー値は実際には、
白黒の画像ドットのパターンとして具体化される。
性はこの技術によって決定され、装置が組み立てられた
後は装置について固定となるので、システムの再生特性
が許容できるものになるような画像特性を有する画像処
理ユニット17が提供されなければならない。画像処理
ユニット17を再プログラミングすることによって、シ
ステムの再生特性を変更することも可能である。
印刷システムの制御に適当な二値画像データに変換する
画像処理モジュール17のブロック図を示す。このモジ
ュールは、スキャナ1からの信号を受け取る入力部を備
えたヒストグラムモジュール100、ヒストグラムモジ
ュール100に接続された解析モジュール101、解析
モジュール101に接続された特性計算モジュール10
4、スキャナ1からの信号を受け取る入力部を有し、モ
ジュール104および操作ユニット19に接続されたO
D修正モジュール102、ならびにOD修正モジュール
102および記憶装置15に接続された中間調モジュー
ル103を含む。ヒストグラムモジュール100および
解析モジュール101の機能は、原稿をそれぞれテキス
ト原稿または写真原稿として特徴づけることである。O
D修正モジュール102は、スキャナが生成したグレー
値の、印刷システムが生成すべきグレー値へのマッピン
グを提供する。このマッピングは、図5の第三象限に対
応する。最後の中間調モジュール103は、OD修正モ
ジュール102が指定したグレー値を印刷システム3を
制御する画像ドット値(すでに述べたとおり、これは
「白」または「黒」である)に変換する働きをする。前
記複数のモジュールの動作を以下に説明する。
される。第一の段階であるプレ走査段階では、走査キャ
リッジ11が原稿8に沿って移動し、その間に、原稿の
画像ドットの第一のラスタの光学濃度測定値に対応する
ディジタル化された信号を供給する。これらの信号を使
用して原稿の種類の特徴づけが実施され、適合したスキ
ャナデータの処理が選択される。第二の段階である主走
査段階では、走査キャリッジ11が原稿8に沿って逆方
向に移動し、この間に、原稿の画像ドットの第二のラス
タの光学濃度測定値に対応するディジタル化された信号
を供給する。第一のラスタと第二のラスタは同じもので
もよいが、第一のラスタを粗くし、測定する画像ドット
を少なくしてもよい。
ストグラムを作成するヒストグラムモジュール100に
送られる。プレ走査の完了後、ヒストグラムモジュール
の結果は解析モジュール101に送られて解析される。
解析モジュールは走査した画像を、テキスト画像または
写真画像として特徴づける。図7Aに、テキスト画像の
特性ヒストグラムを、図7Bに、写真画像の特性ヒスト
グラムを示す。光学濃度ODを横軸に、画像ドット数
(N)を縦軸にとってプロットした。テキスト画像は、
紙の白および文字の黒に対応する比較的狭くて高い二つ
のピークを含む。その間のグレー値はおもに、文字の縁
に位置した画像ドットに由来するものであり、その頻度
は低い。対照的に、写真画像のヒストグラムは、多数の
グレードットを含み、白および黒のドットはこれより少
ない。解析モジュールは次に、予めプログラムされてい
る基準を参照して、記録されたヒストグラムが、テキス
ト型(明瞭な二つのピークを有する)に属するのか、ま
たは写真型(分布がより連続する)に属するのかを判定
する。この判定の結果は、特性計算モジュール104に
送られる。このモジュールは、図5の第一象限、第二象
限および第四象限にそれぞれ対応する、システムに必要
な再生特性ならびにスキャナおよび印刷ユニットの既知
の画像特性を基礎とし、これらの特性を結合させること
によって、第三象限の画像特性を計算することができる
ように構成される。この計算は、図5の破線矢印で示さ
れている。計算された画像特性は次いで、OD修正モジ
ュール102に送られる。
を、テキストおよび写真の二種類に限定しているが、ヒ
ストグラムのグレー値の分布に基づいてより多くの種類
に区別することも可能である。
よるディジタル化されたスキャナ信号のグレー値が、特
性計算モジュール104によって計算された画像特性に
基づいて別のグレー値に変換される。この目的のため
に、ルックアップテーブル(LUT)が画像特性値を使
用してプログラムされる。次いで、スキャナのデータが
LUTによって変換される。
生特性のそれぞれ一例を示す。テキスト画像は、硬調な
画像となることが分かる。すなわち、少数の中間調がグ
レーに再生されるだけで、明るい色調は白となり、暗い
色調は黒になる。これによる効果は、生じる印刷画像
が、テキスト画像で通常、意図されるとおりの白の上に
黒が現れるものとなることである。一方、写真画像はは
るかに軟調に再生される。この特性によって、ほとんど
のグレーの濃淡はグレーの濃淡にマップされ、範囲の両
端の比較的少数のグレーの濃淡のみが、白および黒にそ
れぞれ変換される。
101が判断した場合は、図8のテキスト用の再生特性
が、画像処理ユニット17の画像特性を計算する基礎と
して選択され、写真原稿であると判断した場合には、図
8の写真画像用の再生特性が選択される。
礎として機能するが、原稿の特定の光学濃度の再生に関
して特別な必要条件がある場合には、オペレータが適合
させることもできる。このために、操作ユニット19の
操作パネルにあるキーおよび表示画面を使用して、オペ
レータは、OD修正モジュール102によって予め選択
されている特性の直線部分を規定するODin値Aおよ
びBを移動させることができる。この移動は、ODの間
隔の等しい刻みで実施されることが好ましい。0の方向
にA点を移動させると、明るい濃淡の再生がさらに区分
され、点Bを0から遠ざけると、暗い濃淡の再生がさら
に区分される。また、二点AおよびBを同じ方向に同じ
だけ移動させると、移動方向によってより明るい複写ま
たはより暗い複写が得られる。後者は、従来の明暗の設
定と同じものであり、そのため、この目的のためのボタ
ンを操作パネルに追加する必要はない。
D)刻みとすることで良好な動作が得られることが分か
っている。
産業における経験を有するオペレータが、この動作方法
を使用すると困難もなく優れた結果が得られることが分
かっている。
ィーダ1Aによって原稿が一枚ずつプラテン7の上に置
かれ、プレ走査および主走査が各原稿ごとに実施され
る。したがって原稿一枚ごとに再生特性が選択される。
調整された点AおよびBの移動は複写命令中保持され、
したがって、1回ごとに選択された特性に適合される。
調整した移動を、オペレータがリセットすること、およ
び、所定の時間、装置が使用されないときに0に戻すこ
とができる。
オペレータに完全に委ねることもできる。この場合、原
稿の特徴づけのためのプレ走査は省略され、ヒストグラ
ムモジュール100および解析モジュール101は省か
れる。この場合はオペレータがODin値AおよびBを
完全に調整しなければならない。この実施形態がオペレ
ータにかなりの熟練を要求することは明白だが、プレ走
査が必要ないので生産速度は上がる。
値は、全体の複写ジョブの間中、保持される。これら
を、オペレータがリセットすること、および、所定の時
間、装置が使用されないときに0に戻すことができる。
レー値画像データは次いで、中間調モジュール103
で、知られている中間調処理技法に基づいて印刷ユニッ
ト3を制御する画像ドットの二進値を含む二進データに
変換される。例えばディザ法、誤差拡散法、またはこれ
らの混合形態をこの目的に使用することができる。これ
らの技法は、文献に十分に説明されており、使用される
中間調処理技法は本発明とは無関係でもあるのでさらに
説明することはしない。
生成される光学濃度の中間調処理の効果は、図5のプリ
ンタ特性(第四象限)に含まれる。黒の画像ドットの配
置方法の違いのために、異なる中間調処理技法では、印
刷される黒の画像ドットの数と複写の光学濃度の関係が
異なることが多い。これらの違いはシステム特性とみな
される。したがって図5の第三象限は、OD修正モジュ
ール102が生成した信号に関係する。
ト3が実施する処理に適する。これに備えて、これらの
データは記憶装置15に記憶される。必要ならば圧縮し
た形態で記憶させてもよい。
図9に示す。この操作パネルは、LCDディスプレイな
どの表示画面60、複数のキー、すなわち起動キー6
1、数字キー62、訂正キー63、選択キー64A〜6
4E、65A〜65Dおよびキークラスタ66を含む。
操作パネルはさらに、従来の複写機と同じように印刷数
の設定を表示するナンバーディスプレイ70を含む。こ
れらの部品は全て操作ユニット19に接続される。操作
ユニットはキー操作に応答して制御ユニット18に信号
を送り、表示画面60を制御して、選択肢およびメッセ
ージをオペレータに示す。
A〜64Eのそれぞれの上にいくつかの縦の欄によって
形成された画像が表示画面60に表示される。各欄は、
装置の特定の基本機能に関係し、その基本機能のさまざ
まな可能な設定を示す。例えば一番左の欄は、原稿をス
キャナで走査し再生する複写機能と、ネットワーク接続
を介して供給されたディジタル画像データに基づいて印
刷を実行するプリンタ機能との選択に割り当てられてい
る。選択された設定は、暗いドットまたは強調表示など
で標識されて示される。この例では複写機能が選択され
ている。
ータは、例えば周期的なパターンに従って異なる設定を
選択することができる。設定変更の結果、その他の一つ
または複数の選択キーが変更される場合がある。これ
は、以前の機能がもはや適切でなくなり、別の選択が必
要となったためである。次いで新しい機能に関係した別
のテキストが、表示画面60の関連する欄に現れる。
ット(グループ)の呼出しの可能性を提供する。一般に
これらは、単純な複写または印刷の命令には必要のない
機能であって、オペレータに特別な印刷結果を得る可能
性を提供するものである。この例ではこれらの機能に、
プリント上のマージンの移動、表紙の追加、および複数
ページ印刷が含まれている。キー65A〜95Dの意味
は、それぞれのキーの直下の表示画面60の関連フィー
ルドに示される。これらのキーのうちの一つを作動させ
ると、対応する機能セットが活動化され、表示画面60
のレイアウトが関連する機能に適合される。同時に、グ
ループ65A〜65Dのうちの作動させたキーに関連し
た表示画面60のフィールドが強調されてこの選択肢が
選択されていることを示す。この例ではフィールドがわ
ずかに移動されて表示されている。
複写シートの両方について片面または両面印刷の選
択)、64C(とじ)および64D(印刷用紙のフォー
マットおよび向きの選択)は印刷命令の仕上がりに関す
る。
るためのものである。この欄は、二つの入力フィールド
を含む。一つは再生特性の値Aの入力用、もう一つは値
Bの入力用である。キー64Eによって、どちらか一方
のフィールドを活動化させること、したがって関連した
操作を活動化させることができ、これが、暗いドットで
表示される。
生特性の白く再生する部分とグレーに再生する部分の変
曲点を決める。Aを値0の方に移動させることによっ
て、複写の明るい区間のコントラストが増大し、反対に
Aを値0から遠ざけると、複写の明るい区間のコントラ
ストが低下する。
と黒に再生する部分の変曲点を決める。Bを値0から遠
ざけると、複写の暗い区間のコントラストが増大し、反
対にBを値0の方に移動させると、複写の暗い区間のコ
ントラストが低下する。
ルドの中の数字は、特性計算モジュール104が事前に
選択した値との差を0.01OD刻みで示すものであ
る。正の数はコントラストの増大を表し、負数はコント
ラストの低下を表す。
前記実施形態の場合には、この絶対値が直接にODユニ
ットに示される。これは図示されていない。
たるアクティブフィールドでは、クラスタ66のキーで
調整を変更することができる。これは、強調された星形
記号によってオペレータに示される。
具体的には特性計算モジュール104に送られる。特性
計算モジュールはこれに応答して、システム全体の最終
的な再生特性がオペレータの設定した形態を受け入れる
よう適合させて図5の第三象限の画像特性を計算する。
この手順はすでに述べた。
使用することができる。カラー複写システムは走査、画
像処理および印刷用に通常、三つの色チャネル、すなわ
ち赤、緑および青(R−G−B)を有する。しかし多く
の場合、「困難な」原稿の再生を最適化する単一のパラ
メータがオペレータに提供されることが好ましい。特
に、より明るい複写またはより暗い複写を作成するとき
に色が変化してしまってはならない。しかし、個々の色
チャネルの再生特性を別々に変更するとたいていは、複
写の色が変化してしまう。
対応する輝度の知覚パラメータ(L)が規定される、例
えばL−a−bおよびL−C−Hなどのその他の色座標
系もある。これらのシステムでは、色調とは独立に輝度
を変更することができる。
(OD)の代わりに、ディジタル画像データに含まれた
輝度をオペレータが変更する方法で利用する。輝度は、
ODと同様に知覚パラメータであるので、多かれ少なか
れ対数関数的で、再生特性は直線的な形状を呈する。し
たがって、前記の白および黒の場合に論じた理論は、カ
ラー複写における輝度にも実質的な差異なしに当てはま
る。
キャナのデータは、L−a−b領域にまず変換され、そ
こで再生特性を使用して変換されて、プリンタ制御用に
R−G−B領域に再変換される。この操作では、明暗の
バランスのみが変更され、色調は影響を受けない。この
実施態様の軽微な欠点は、異なる色座標系間の変換は広
く知られているとはいえ(そのためここでは説明を省い
た)、非常に複雑であり、十分に高性能なコンピュータ
をこの変換に使用可能な場合にのみ実行可能であるとい
うことである。
−C−H領域の特性の変更は、R−G−Bスキャナデー
タの直接操作(すなわちR−G−B領域内の操作)に変
換される。この変換は正確ではないが(さもないと前述
の第一の形態の操作に劣らず複雑になる)、通常は、事
実上許容できる結果を与える。この実施態様によれば、
三つの色チャネルの入出力特性の第二の部分である中間
部分の勾配は、同じ因子Fで変更される。これは、f3
=Fとなるような因子fによる輝度領域の特性勾配の変
更に対応する。したがってオペレータが選択した明るい
色の部分の変曲点の移動は、輝度の特性勾配の変更Fに
変換され、これは次いで、色チャネルの特性の変更fに
変換される。色チャネルの特性勾配の変更は、同じ因子
fが乗じられることによってC(彩度)も変更されると
いう影響も有する。しかし、色の印象を最も顕著に決定
づけるパラメータH(色相)は影響を受けない。
態に対して先に述べた操作は、原稿の明色の部分の変曲
点の位置に影響を及ぼす。この実施形態では、もう一方
の変曲点である暗色区間の変曲点の移動も、スキャナの
R、GおよびB信号の値の等しい移動として規定され
る。しかし、後者の変曲点の移動は、色に全く影響を与
えないわけではなく、したがって、色相(H)の効果と
コントラストの効果のバランスをとって、慎重に使用し
なければならない。暗色区間の色相の変化は顕著ではな
いが、それでもより複雑な方法よりは好ましい。
は、カラーの態様にも適用できる。これらは、プレ走査
またはその他による原稿の自動的な特徴づけを少なくと
も含み、オペレータによる再生特性調整の始点としてそ
の結果を使用するか、または自動的な特徴づけの結果を
使用せずにオペレータが再生特性を規定する。カラー複
写は、「明暗」の尺度でもある輝度に関するので、調整
機構の操作パネル上への提示を、問題なくカラー複写用
に使用することができる。
ナデータの処理に備えてルックアップテーブル(LU
T)にプログラムすることができる。データ処理用のL
UTの使用は、カラー複写において一般的に使用される
方法であるので、ここではその詳細を説明することはし
ない。
明を説明した。特許請求の範囲の範囲内で他の実施形態
も実施可能であることは、当業者には明白であろう。例
えば、予め選択した特性を自動変更させるか、または完
全に入力することによって再生特性の調整を実施する記
載の二つの実施形態の他に、前記二つの調整方法のうち
の一つをオペレータが任意に選択することができる他の
実施形態も可能である。第一の実施形態において設定さ
れた再生特性(変更によるもの)を、オペレータが操作
手段を使用して「完全に」設定し、たとえ特性計算モジ
ュールが、一枚または複数枚の原稿に対して異なる設定
を選ぶ傾向がある場合でも、一組の原稿の以降の原稿全
てについてこれを有効とすることも実施可能である。
置が装着されたスキャナ装置を示す図である。
トを示す図である。
を示す線図である。
すブロック図である。
る。
Claims (26)
- 【請求項1】 以下ODinと呼ぶ原稿の光学濃度から
以下ODoutと呼ぶ複写の光学濃度へのマッピングを
記述する調整可能な再生特性に従って原稿の複写を作成
する方法であって、 オペレータの指定に基づいて再生特性を決定する段階
と、 原稿の画像に対応する第一のディジタル画像データを生
成する段階と、 決定した再生特性に従って、前記第一のディジタル画像
データを第二のディジタル画像データに変換する段階
と、 前記第二のディジタル画像データに基づいて画像支持体
上に印刷を実施する段階とを含む方法であり、 再生特性を決定する段階が、 第一および第二の変曲点(A、B)でそれぞれ相互に結
合する、白にマッピングする第一の部分、白と黒の間の
濃度値にマッピングする第二の部分、および黒にマッピ
ングする第三の部分を含む再生特性を規定する段階を含
み、 少なくとも一つの変曲点のODin値が、オペレータの
指定に基づいて選択されることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 第一のディジタル画像データを処理し、
その間に第二のディジタル画像データを生成する段階
が、決定された再生特性に従ってODin値がODou
t値にマッピングされるような形の所定の変換関数を使
用して実行され、 さらに、オペレータによって指定された再生特性に従っ
て変換関数を計算する段階を含む請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 変換関数を計算する段階が、第一のディ
ジタル画像データの前記生成プロセスの特性と、第二の
ディジタル画像データに基づいた前記印刷プロセスの特
性と、前記再生特性とを結合させることによって実行さ
れる請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 オペレータによる指定に基づいて再生特
性を決定する段階が、 第一のディジタル画像データの自動解析に基づいてデフ
ォルトの再生特性を決定する段階と、 オペレータによって指定された少なくとも一つの変曲点
のODin値の変更に基づいて最終的な再生特性を決定
する段階とを含む請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項5】 規定された再生特性の前記第二の部分が
主として直線である請求項1、2、または4に記載の方
法。 - 【請求項6】 変曲点のODin値が、等間隔の刻みで
調整可能である請求項1から5のいずれか一項に記載の
方法。 - 【請求項7】 変曲点のODin値が、0.01OD刻
みで調整可能である請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 原稿の画素値から複写の画素値へのマッ
ピングを記述する調整可能な再生特性に従って原稿の複
写を作成する方法であって、 オペレータの指定に基づいて再生特性を決定する段階
と、 原稿の画像に対応する第一のディジタル画像データを生
成する段階と、 決定された再生特性に従って、前記第一のディジタル画
像データを第二のディジタル画像データに変換する段階
と、 前記第二のディジタル画像データに基づいて画像支持体
上に印刷を実施する段階とを含む方法であり、 前記第一および第二のディジタル画像データが色データ
を含むことと、 再生特性を決定する段階が、 パラメータとして輝度を有する色座標系中に、原稿の画
素値によって規定された入力輝度および複写の画素値に
よって規定された出力輝度に関係する再生特性を規定す
る段階を含み、 再生特性が、第一および第二の変曲点で相互に結合す
る、実質的に白に対応する出力輝度値にマッピングする
第一の部分、白と黒の間の出力輝度値にマッピングする
第二の部分、および実質的に黒に対応する出力輝度値に
マッピングする第三の部分を含み、 少なくとも一つの変曲点の入力輝度値が、オペレータの
指定に基づいて選択されることを特徴とする方法。 - 【請求項9】 前記第一のディジタルデータおよび前記
第二のディジタルデータが、R−G−B色座標系で規定
され、 決定された再生特性に従って、前記第一のディジタル画
像データを第二のディジタル画像データに変換する段階
が、 a)前記第一のディジタルデータの画素値をL−C−H
色座標系のL−C−H画素値に変換する段階と、 b)前記L−C−H画素値を前記再生特性に基づいて第
二のL−C−H画素値に変換する段階と、 c)前記第二のL−C−H画素値を、R−G−B色座標
系で規定された前記第二のディジタルデータに変換する
段階と を含む請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 前記第一のディジタルデータおよび前
記第二のディジタルデータが、R−G−B色座標系で規
定され、 決定された再生特性に従って、前記第一のディジタル画
像データを第二のディジタル画像データに変換する段階
が、 前記再生特性に基づいて、R−G−B色座標系の前記第
一のディジタルデータを処理する処理動作を規定する段
階と、 前記第一のディジタル画像データを、R−G−B色座標
系の第二のディジタル画像データに変換する段階とを含
む請求項8に記載の方法。 - 【請求項11】 オペレータの指定に基づいて再生特性
を決定する段階が、 第一のディジタル画像データの自動解析に基づいてデフ
ォルトの再生特性を決定する段階と、 オペレータによって指定された少なくとも一つの変曲点
の入力輝度値の変更に基づいて最終的な再生特性を決定
する段階とを含む請求項8に記載の方法。 - 【請求項12】 規定された再生特性の前記第二の部分
が主として直線である請求項8に記載の方法。 - 【請求項13】 再生特性を調整できるディジタル複写
装置であって、再生特性が、以下ODinと呼ぶ原稿の
光学濃度から以下ODoutと呼ぶこの装置で作成され
た前記原稿の複写の光学濃度へのマッピングを記述し、 必要な再生特性を設定する手段を有する操作ユニット
と、 原稿の画像に対応する第一のディジタル画像データを生
成する生成装置と、 第二のディジタル画像データに基づいて画像支持体上に
印刷を実施する印刷ユニットと、 操作ユニットを介して設定された再生特性に従って、前
記第一のディジタル画像データを前記第二のディジタル
画像データに変換する処理ユニットとを含むディジタル
複写装置であり、 処理ユニットが、第一および第二の変曲点(A、B)で
それぞれ相互に結合する、白にマッピングする第一の部
分、白と黒の間の濃度値にマッピングする第二の部分、
および黒にマッピングする第三の部分を含む再生特性に
従って、前記第一のディジタル画像データを前記第二の
ディジタル画像データに変換し、 必要な再生特性を設定する手段が、前記変曲点のODi
n値を設定する手段を含むことを特徴とするディジタル
複写装置。 - 【請求項14】 処理ユニットが、所定の変換関数に従
って、前記第一のディジタル画像データを前記第二のデ
ィジタル画像データに変換し、 処理ユニットが、設定された再生特性を実現するのに必
要な変換関数を計算する手段を備える請求項13に記載
の装置。 - 【請求項15】 変換関数を計算する手段が、第一のデ
ィジタル画像データの前記生成装置の特性と、第二のデ
ィジタル画像データに基づいて印刷を実行する前記印刷
ユニットの特性と、前記再生特性とを結合させることに
よって変換関数を計算する請求項14に記載の装置。 - 【請求項16】 処理ユニットに、計算された変換関数
がプログラムされるルックアップテーブルが提供される
請求項14に記載の装置。 - 【請求項17】 生成装置によって生成されたディジタ
ル画像データを解析し、その解析に基づいて再生特性を
予め選択する解析ユニットをさらに含み、 必要な再生特性を設定する手段が、解析ユニットによっ
て予め選択された前記変曲点のODin値の変更を設定
する手段を含む請求項13に記載の装置。 - 【請求項18】 規定された再生特性の前記第二の部分
が主として直線である請求項13に記載の装置。 - 【請求項19】 前記変曲点のODin値を設定または
変更する手段が、等間隔に刻まれたODin値を選択す
るように適合される請求項13に記載の装置。 - 【請求項20】 前記刻みの値が0.01ODである請
求項19に記載の装置。 - 【請求項21】 再生特性を調整できるディジタル複写
装置であって、再生特性が、原稿に関係する入力画素値
からこの装置で作成された前記原稿の複写に関係する出
力画素値へのマッピングを規定し、 必要な再生特性を設定する手段を有する操作ユニット
と、 原稿の画像に対応する第一のディジタル画像データを生
成する生成装置と、 第二のディジタル画像データに基づいて画像支持体上に
印刷を実施する印刷ユニットと、 操作ユニットを介して設定された再生特性に従って、前
記第一のディジタル画像データを前記第二のディジタル
画像データに変換する処理ユニットとを含むディジタル
複写装置であり、 前記第一および第二のディジタル画像データが色データ
を含むことと、 処理装置が、パラメータとして輝度を有する色座標系で
規定され、入力画素値に対応する入力輝度値から出力画
素値に対応する出力輝度値へのマッピングを規定する再
生特性に従って、前記第一のディジタル画像データを前
記第二のディジタル画像データに変換することと、 前記再生特性が、第一および第二の変曲点でそれぞれ相
互に結合する、実質的に白に対応する出力輝度値にマッ
ピングする第一の部分、白と黒の間の出力輝度値にマッ
ピングする第二の部分、および実質的に黒に対応する出
力輝度値にマッピングする第三の部分を含むことと、 必要な再生特性を設定する手段が、前記変曲点に入力輝
度値を設定する手段を含むこととを特徴とするディジタ
ル複写装置。 - 【請求項22】 前記第一のディジタルデータおよび前
記第二のディジタルデータが、R−G−B色座標系で規
定され、 処理ユニットが、 a)前記第一のディジタルデータの画素値をL−C−H
色座標系のL−C−H画素値に変換する手段と、 b)前記L−C−H画素値を前記再生特性に基づいて第
二のL−C−H画素値に変換する手段と、 c)前記第二のL−C−H画素値を、R−G−B色座標
系で規定された前記第二のディジタルデータに変換する
手段と を備える請求項21に記載の装置。 - 【請求項23】 処理ユニットが、所定の変換関数に従
って、前記第一のディジタル画像データを前記第二のデ
ィジタル画像データに変換し、 処理ユニットが、設定された再生特性を実現するのに必
要な変換関数を計算する手段を備える請求項22に記載
の装置。 - 【請求項24】 前記第一のディジタルデータおよび前
記第二のディジタルデータが、R−G−B色座標系で規
定され、 処理ユニットが、 前記再生特性に基づいて、R−G−B色座標系の前記第
一のディジタルデータを処理する変換関数を規定する手
段と、 前記変換関数を使用してR−G−B色座標系の内で、前
記第一のディジタル画像データを第二のディジタル画像
データに変換する手段とを備える請求項21に記載の装
置。 - 【請求項25】 処理ユニットに、計算された変換関数
がプログラムされるルックアップテーブルが提供される
請求項23または24に記載の装置。 - 【請求項26】 生成装置によって生成されたディジタ
ル画像データを解析し、その解析に基づいて再生特性を
予め選択する解析ユニットをさらに含み、 必要な再生特性を設定する手段が、解析ユニットによっ
て予め選択された入力輝度値の変更を前記変曲点に設定
する手段を含む請求項21に記載の装置。
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