JPH1188489A - 電話機におけるケーブル固定構造 - Google Patents
電話機におけるケーブル固定構造Info
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- JPH1188489A JPH1188489A JP25038097A JP25038097A JPH1188489A JP H1188489 A JPH1188489 A JP H1188489A JP 25038097 A JP25038097 A JP 25038097A JP 25038097 A JP25038097 A JP 25038097A JP H1188489 A JPH1188489 A JP H1188489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ケーブルの引き出し方向を変更可能な電話機
で、引き出し方向の変更を容易に行えるようにする。 【解決手段】 電話機本体1の底面に、ケーブル固定レ
バー2を回転可能に取り付ける。ケーブル3は、このケ
ーブル固定レバー2に取り付けられ、ケーブル3の引き
出し方向を変える場合は、ケーブル固定レバー2を回転
させることで、左右2方向のどちらかからケーブル3の
引き出し方向を選択する。
で、引き出し方向の変更を容易に行えるようにする。 【解決手段】 電話機本体1の底面に、ケーブル固定レ
バー2を回転可能に取り付ける。ケーブル3は、このケ
ーブル固定レバー2に取り付けられ、ケーブル3の引き
出し方向を変える場合は、ケーブル固定レバー2を回転
させることで、左右2方向のどちらかからケーブル3の
引き出し方向を選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機に接続する
ケーブルを該電話機の底面に固定する構造に関するもの
である。
ケーブルを該電話機の底面に固定する構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電話機において、その底面にモジュラジ
ャックが設けられている構造の場合、電話機本体1の底
面にケーブルを嵌める溝を設け、かつ、この溝の開口部
の複数箇所に、その間隔が狭くなるような爪を設けて、
この爪でケーブルを押さえるようにして該ケーブルを溝
に嵌める構造となっている。
ャックが設けられている構造の場合、電話機本体1の底
面にケーブルを嵌める溝を設け、かつ、この溝の開口部
の複数箇所に、その間隔が狭くなるような爪を設けて、
この爪でケーブルを押さえるようにして該ケーブルを溝
に嵌める構造となっている。
【0003】そして、ケーブルの引き出し方向を複数の
方向から選択可能とするため、上述した溝をモジュラジ
ャックを中心に例えば2方向に設けておく。これによ
り、設置形態に応じてケーブルの引き出し方向を選択可
能となる。
方向から選択可能とするため、上述した溝をモジュラジ
ャックを中心に例えば2方向に設けておく。これによ
り、設置形態に応じてケーブルの引き出し方向を選択可
能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ケーブルの固定構造では、ケーブルの引き出し方向を変
える場合、ケーブルを複数の爪から外し、また別の溝の
爪に嵌めるという作業が必要で、また、爪の部分はケー
ブルの太さに対して間隔が狭くなっており、ケーブルの
出し入れが行いにくく、手間がかかるものであった。
ケーブルの固定構造では、ケーブルの引き出し方向を変
える場合、ケーブルを複数の爪から外し、また別の溝の
爪に嵌めるという作業が必要で、また、爪の部分はケー
ブルの太さに対して間隔が狭くなっており、ケーブルの
出し入れが行いにくく、手間がかかるものであった。
【0005】また、上述したような爪を形成する場合、
金型成形するためには、爪の部分の下に貫通穴ができる
が、電話機底面に貫通穴が多く存在するのは、静電気対
策上、部品実装密度上、また、ほこり等の混入防止上、
望ましいものではない。さらに、接続するケーブルの芯
数が減ると、ケーブルが緩くなってしまう。また、電話
機にチルト機構が備わっている場合、電話機をチルトさ
せると、ケーブルがぶら下がってしまい、負荷がかかっ
てしまうものであった。
金型成形するためには、爪の部分の下に貫通穴ができる
が、電話機底面に貫通穴が多く存在するのは、静電気対
策上、部品実装密度上、また、ほこり等の混入防止上、
望ましいものではない。さらに、接続するケーブルの芯
数が減ると、ケーブルが緩くなってしまう。また、電話
機にチルト機構が備わっている場合、電話機をチルトさ
せると、ケーブルがぶら下がってしまい、負荷がかかっ
てしまうものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、電話機に接続するケーブルの該電話機
に対する接続箇所の近傍を固定する固定部材と、前記ケ
ーブルの接続箇所の側に回転軸を設け、前記固定部材を
電話機の底面に対して回転可能に取り付ける取付部材を
設けた電話機におけるケーブル固定構造である。
ため、本発明は、電話機に接続するケーブルの該電話機
に対する接続箇所の近傍を固定する固定部材と、前記ケ
ーブルの接続箇所の側に回転軸を設け、前記固定部材を
電話機の底面に対して回転可能に取り付ける取付部材を
設けた電話機におけるケーブル固定構造である。
【0007】前記取付部材は、電話機の底面に沿った方
向の回転軸で前記固定部材を支持して、該固定部材を電
話機の底面に対して垂直な方向に180度の範囲で回転
可能とし、ケーブルの引き出し方向を2か所のうちのど
ちらかから選択可能としたものである。または、前記取
付部材は、電話機の底面に沿った方向の回転軸と電話機
の底面に垂直な方向の回転軸で前記固定部材を支持し
て、該固定部材を電話機の底面に沿った方向に90度の
範囲で回転可能とするとともに、電話機の底面に対して
垂直な方向に180度の範囲で回転可能とし、ケーブル
の引き出し方向を4か所のうちのどれかから選択可能と
したものである。
向の回転軸で前記固定部材を支持して、該固定部材を電
話機の底面に対して垂直な方向に180度の範囲で回転
可能とし、ケーブルの引き出し方向を2か所のうちのど
ちらかから選択可能としたものである。または、前記取
付部材は、電話機の底面に沿った方向の回転軸と電話機
の底面に垂直な方向の回転軸で前記固定部材を支持し
て、該固定部材を電話機の底面に沿った方向に90度の
範囲で回転可能とするとともに、電話機の底面に対して
垂直な方向に180度の範囲で回転可能とし、ケーブル
の引き出し方向を4か所のうちのどれかから選択可能と
したものである。
【0008】さらに、前記取付部材は、前記固定部材の
電話機の底面に対する垂直な方向の回転可能範囲の中
で、任意の角度で該固定部材を支持することを特徴とす
る電話機におけるケーブル固定構造。なお、前記取付部
材は、電話機の底面に内部まで貫通する穴を開けること
なく固定部材を支持することとする。
電話機の底面に対する垂直な方向の回転可能範囲の中
で、任意の角度で該固定部材を支持することを特徴とす
る電話機におけるケーブル固定構造。なお、前記取付部
材は、電話機の底面に内部まで貫通する穴を開けること
なく固定部材を支持することとする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電話機におけるケ
ーブル固定構造の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。図において、1は電話機本体、1aは電話機本体
1の底面に設けたレバー用凹部である。2は前記レバー
用凹部1aに取り付けられるケーブル固定レバーであ
る。
ーブル固定構造の第1の実施の形態を示す分解斜視図で
ある。図において、1は電話機本体、1aは電話機本体
1の底面に設けたレバー用凹部である。2は前記レバー
用凹部1aに取り付けられるケーブル固定レバーであ
る。
【0010】2aは前記ケーブル固定レバー2の回転軸
を構成する2本の回転凸部で、2本の回転凸部2aは同
軸上に設けられる。1bは前記レバー用凹部1aの両側
面に設けられる回転軸穴であり、前記回転凸部2aを回
転軸穴1bにはめることで、この回転凸部2aを回転軸
に、ケーブル固定レバー2は電話機本体1に対して18
0度回転可能となっている。
を構成する2本の回転凸部で、2本の回転凸部2aは同
軸上に設けられる。1bは前記レバー用凹部1aの両側
面に設けられる回転軸穴であり、前記回転凸部2aを回
転軸穴1bにはめることで、この回転凸部2aを回転軸
に、ケーブル固定レバー2は電話機本体1に対して18
0度回転可能となっている。
【0011】2bは2本のリブで、ケーブル固定レバー
2において、回転凸部2aを設ける部分を構成する。2
cはケーブル固定レバー2において前記回転凸部2aと
反対側に設けられるロック凸部、1cは前記ロック凸部
2cに対応してレバー用凹部1aの両側面に設けられる
ロック部で、ケーブル固定レバー2を回転凸部2aを回
転軸に回転させると、ロック凸部2cがロック部1cに
嵌まり、ケーブル固定レバー2がレバー用凹部1aに固
定される。なお、ケーブル固定レバー2は180度回転
することで2つのポジションを取ることが可能となるよ
うに、ロック部1cは、回転軸穴1bを挟んで左右両側
に設けてある。
2において、回転凸部2aを設ける部分を構成する。2
cはケーブル固定レバー2において前記回転凸部2aと
反対側に設けられるロック凸部、1cは前記ロック凸部
2cに対応してレバー用凹部1aの両側面に設けられる
ロック部で、ケーブル固定レバー2を回転凸部2aを回
転軸に回転させると、ロック凸部2cがロック部1cに
嵌まり、ケーブル固定レバー2がレバー用凹部1aに固
定される。なお、ケーブル固定レバー2は180度回転
することで2つのポジションを取ることが可能となるよ
うに、ロック部1cは、回転軸穴1bを挟んで左右両側
に設けてある。
【0012】2dはケーブル固定レバー2に設けられる
ケーブル溝で、ケーブル位置決め突起部2eとケーブル
止め2f,2gより構成される。図2は第1の実施の形
態の詳細を示す説明図で、図2(a)は電話機本体1を
底面および側面から見た図、図2(b)は図2(a)の
A−A断面図である。ケーブル位置決め突起部2eは、
ケーブル溝2d内にケーブル3を嵌めた時、該ケーブル
3の左右の位置決めを行う。また、ケーブル止め2fと
2gは、共にケーブル3がケーブル溝2dから外れない
ように押さえる役目を持ち、さらに、ケーブル止め2g
は、その高さがケーブル止め2fの高さより高く、か
つ、ケーブル溝2dのケーブル止め2gと対向する箇所
は貫通しており、このケーブル止め2gの箇所でケーブ
ル3をくの字に曲げて固定することで、引き抜き力によ
る負荷がケーブル3のモジュラプラグ3aに掛からない
ようにしてある。
ケーブル溝で、ケーブル位置決め突起部2eとケーブル
止め2f,2gより構成される。図2は第1の実施の形
態の詳細を示す説明図で、図2(a)は電話機本体1を
底面および側面から見た図、図2(b)は図2(a)の
A−A断面図である。ケーブル位置決め突起部2eは、
ケーブル溝2d内にケーブル3を嵌めた時、該ケーブル
3の左右の位置決めを行う。また、ケーブル止め2fと
2gは、共にケーブル3がケーブル溝2dから外れない
ように押さえる役目を持ち、さらに、ケーブル止め2g
は、その高さがケーブル止め2fの高さより高く、か
つ、ケーブル溝2dのケーブル止め2gと対向する箇所
は貫通しており、このケーブル止め2gの箇所でケーブ
ル3をくの字に曲げて固定することで、引き抜き力によ
る負荷がケーブル3のモジュラプラグ3aに掛からない
ようにしてある。
【0013】ここで、ケーブル止め2gの高さhは、ケ
ーブル3の厚さをx、ケーブル止め2fの高さおよびこ
のケーブル止め2fが設けられる部分のケーブル溝2d
の底部の厚さをyとすると、x+y≧h≧x/2+yと
する。また、ケーブル止め2gの水平方向の位置関係s
は、3x≧s≧2xとする。1dはレバー用凹部1aの
ほぼ中央に設けられるモジュラジャック用貫通穴であ
り、両回転軸穴1bを結ぶ軸の下側に位置するように設
けられる。4は前記モジュラジャック用貫通穴1dに設
けられるモジュラジャックである。
ーブル3の厚さをx、ケーブル止め2fの高さおよびこ
のケーブル止め2fが設けられる部分のケーブル溝2d
の底部の厚さをyとすると、x+y≧h≧x/2+yと
する。また、ケーブル止め2gの水平方向の位置関係s
は、3x≧s≧2xとする。1dはレバー用凹部1aの
ほぼ中央に設けられるモジュラジャック用貫通穴であ
り、両回転軸穴1bを結ぶ軸の下側に位置するように設
けられる。4は前記モジュラジャック用貫通穴1dに設
けられるモジュラジャックである。
【0014】上述した構成において、モジュラジャック
用貫通穴1d以外に、電話機本体1の内部まで貫通する
穴は形成されない。以下に、上述した第1の実施の形態
におけるケーブルの固定動作を説明する。まず、電話機
本体1から取り外されているケーブル固定レバー2のケ
ーブル溝2dに、ケーブル3のモジュラプラグ3aの近
傍の部分を嵌める。ケーブル溝2dにケーブル3を嵌め
ると、図2(b)に示すように、ケーブル止め2gの箇
所でケーブル3がくの字に曲がることで、ケーブル3は
引き抜く方向に対する固定がなされ、また、ケーブル止
め2fと2gにより、ケーブル溝2dの開口方向に対す
る固定がなされる。さらに、図2(a)に示すように、
ケーブル位置決め突起部2eにより、ケーブル3は左右
の固定がなされる。これにより、ケーブル3は、ケーブ
ル溝2dから容易に抜けることはない。
用貫通穴1d以外に、電話機本体1の内部まで貫通する
穴は形成されない。以下に、上述した第1の実施の形態
におけるケーブルの固定動作を説明する。まず、電話機
本体1から取り外されているケーブル固定レバー2のケ
ーブル溝2dに、ケーブル3のモジュラプラグ3aの近
傍の部分を嵌める。ケーブル溝2dにケーブル3を嵌め
ると、図2(b)に示すように、ケーブル止め2gの箇
所でケーブル3がくの字に曲がることで、ケーブル3は
引き抜く方向に対する固定がなされ、また、ケーブル止
め2fと2gにより、ケーブル溝2dの開口方向に対す
る固定がなされる。さらに、図2(a)に示すように、
ケーブル位置決め突起部2eにより、ケーブル3は左右
の固定がなされる。これにより、ケーブル3は、ケーブ
ル溝2dから容易に抜けることはない。
【0015】次に、ケーブル3が固定されたケーブル固
定レバー2を電話機本体1のレバー用凹部1aに取り付
ける。まず、両回転凸部2aを回転軸穴1bにそれぞれ
嵌める。このとき、リブ2bをたわませることで、回転
凸部2aを回転軸穴1bに容易に嵌めることが可能で、
かつ、一度嵌めると、リブ2bをたわませない限り、不
用意に外れることがない。
定レバー2を電話機本体1のレバー用凹部1aに取り付
ける。まず、両回転凸部2aを回転軸穴1bにそれぞれ
嵌める。このとき、リブ2bをたわませることで、回転
凸部2aを回転軸穴1bに容易に嵌めることが可能で、
かつ、一度嵌めると、リブ2bをたわませない限り、不
用意に外れることがない。
【0016】ケーブル固定レバー2は、回転凸部2aを
回転軸穴1bに嵌めることで、この回転凸部2aを回転
軸にして回転可能に電話機本体1に取り付けられる。そ
して、ケーブル3を引き出したい方向にケーブル固定レ
バー2を回転させ、ロック凸部2cをロック部1cに嵌
めて、ケーブル固定レバー2を電話機本体1のレバー用
凹部1aに固定し、モジュラプラグ3aをモジュラジャ
ック4に差し込む。これにより、ケーブル3は電話機本
体1の所望の方向から引き出され、かつ、ケーブル固定
レバー2はレバー用凹部1aに入り込んでいるので、電
話機本体1の底面からケーブル固定レバー2あるいはケ
ーブル3が突出することがなく、電話機設置の妨げにな
ることはない。
回転軸穴1bに嵌めることで、この回転凸部2aを回転
軸にして回転可能に電話機本体1に取り付けられる。そ
して、ケーブル3を引き出したい方向にケーブル固定レ
バー2を回転させ、ロック凸部2cをロック部1cに嵌
めて、ケーブル固定レバー2を電話機本体1のレバー用
凹部1aに固定し、モジュラプラグ3aをモジュラジャ
ック4に差し込む。これにより、ケーブル3は電話機本
体1の所望の方向から引き出され、かつ、ケーブル固定
レバー2はレバー用凹部1aに入り込んでいるので、電
話機本体1の底面からケーブル固定レバー2あるいはケ
ーブル3が突出することがなく、電話機設置の妨げにな
ることはない。
【0017】また、ケーブル3を引き抜く力が掛かった
場合、ケーブル止め2gの箇所でケーブル3はくの字に
曲がっているので、引き抜きは防止され、かつ、モジュ
ラプラグ3aとモジュラジャック4に負荷がかかること
はない。図3は第1の実施の形態の動作を示す説明図
で、ケーブル3の引き出し方向を変えたい場合は、ケー
ブル固定レバー2のロック凸部2c側を引き上げること
で、該ロック凸部2cがロック部1cから外れ、ケーブ
ル固定レバー2は回転凸部2aを回転軸に回転可能とな
るので、図3に示すようにケーブル固定レバー2を今ま
でと反対方向に180度回転させてもう一方のロック部
1cにロック凸部2cを嵌める。これにより、ケーブル
3の引き出し方向を変えることが可能で、このとき、ケ
ーブル3をケーブル固定レバー2から外したり、ケーブ
ル固定レバー2を電話機本体1から外す必要はない。ま
た、ケーブル3と電話機本体1との接続箇所となるモジ
ュラジャック4は、ケーブル固定レバー2の回転軸の下
側に設けてあるので、ケーブル固定レバー2を回転させ
る際、モジュラプラグ3aをモジュラジャック4に差し
込んだままの状態であっても、回転の妨げにはならな
い。
場合、ケーブル止め2gの箇所でケーブル3はくの字に
曲がっているので、引き抜きは防止され、かつ、モジュ
ラプラグ3aとモジュラジャック4に負荷がかかること
はない。図3は第1の実施の形態の動作を示す説明図
で、ケーブル3の引き出し方向を変えたい場合は、ケー
ブル固定レバー2のロック凸部2c側を引き上げること
で、該ロック凸部2cがロック部1cから外れ、ケーブ
ル固定レバー2は回転凸部2aを回転軸に回転可能とな
るので、図3に示すようにケーブル固定レバー2を今ま
でと反対方向に180度回転させてもう一方のロック部
1cにロック凸部2cを嵌める。これにより、ケーブル
3の引き出し方向を変えることが可能で、このとき、ケ
ーブル3をケーブル固定レバー2から外したり、ケーブ
ル固定レバー2を電話機本体1から外す必要はない。ま
た、ケーブル3と電話機本体1との接続箇所となるモジ
ュラジャック4は、ケーブル固定レバー2の回転軸の下
側に設けてあるので、ケーブル固定レバー2を回転させ
る際、モジュラプラグ3aをモジュラジャック4に差し
込んだままの状態であっても、回転の妨げにはならな
い。
【0018】なお、ケーブル固定レバー2を電話機本体
1から外す場合は、ロック凸部2cをロック部1cから
外してケーブル固定レバー2を引き起こした後、リブ2
bをたわませることで、回転凸部2aを回転軸穴1bか
ら外して、ケーブル固定レバー2は電話機本体1から外
すことが可能である。ここで、上述した第1の実施の形
態では、ケーブル3を左右のどちらかから引き出せる構
造としたが、レバー用凹部1aの方向を90度変えるこ
とで、上下のどちらかから引き出せる構造とすることも
可能である。
1から外す場合は、ロック凸部2cをロック部1cから
外してケーブル固定レバー2を引き起こした後、リブ2
bをたわませることで、回転凸部2aを回転軸穴1bか
ら外して、ケーブル固定レバー2は電話機本体1から外
すことが可能である。ここで、上述した第1の実施の形
態では、ケーブル3を左右のどちらかから引き出せる構
造としたが、レバー用凹部1aの方向を90度変えるこ
とで、上下のどちらかから引き出せる構造とすることも
可能である。
【0019】以上説明した本発明の第1の実施の形態で
は、以下に示す効果が得られる。すなわち、ケーブル3
を電話機本体1に対してケーブル固定レバー2を介して
取り付けることとし、このケーブル固定レバー2を、電
話機本体1に対して回転可能に取り付けたので、電話機
でケーブル3の引き出し方向を変えたい場合、ケーブル
固定レバー2を回転させることで済み、ケーブル3を外
す必要がないので、容易に作業が行える。
は、以下に示す効果が得られる。すなわち、ケーブル3
を電話機本体1に対してケーブル固定レバー2を介して
取り付けることとし、このケーブル固定レバー2を、電
話機本体1に対して回転可能に取り付けたので、電話機
でケーブル3の引き出し方向を変えたい場合、ケーブル
固定レバー2を回転させることで済み、ケーブル3を外
す必要がないので、容易に作業が行える。
【0020】また、ケーブル固定レバー2を電話機本体
1から外せる構造としたので、ケーブル3をケーブル固
定レバー2に取り付ける際、電話機本体1を持ちながら
作業をする必要がなく、ケーブル3の取り付けを容易に
行える。さらに、電話機本体1の底面には、モジュラジ
ャック用貫通穴1d以外、貫通穴を設ける必要がないの
で、静電気対策および高密度実装が容易で、また、虫や
ホコリの混入を防ぐことが可能である。
1から外せる構造としたので、ケーブル3をケーブル固
定レバー2に取り付ける際、電話機本体1を持ちながら
作業をする必要がなく、ケーブル3の取り付けを容易に
行える。さらに、電話機本体1の底面には、モジュラジ
ャック用貫通穴1d以外、貫通穴を設ける必要がないの
で、静電気対策および高密度実装が容易で、また、虫や
ホコリの混入を防ぐことが可能である。
【0021】また、ケーブル固定レバー2において、ケ
ーブル3の固定をケーブル溝2dの底部とケーブル止め
2fの間およびケーブル止め2gによりケーブルの上下
方向で行っているので、接続されるケーブル3の芯数が
減っても確実な固定が可能である。さらに、ケーブル溝
2dにおいて、ケーブル止め2f,2gの箇所での開口
部は、端部側に設けてあるので、ケーブル3の出し入れ
は容易に行える。
ーブル3の固定をケーブル溝2dの底部とケーブル止め
2fの間およびケーブル止め2gによりケーブルの上下
方向で行っているので、接続されるケーブル3の芯数が
減っても確実な固定が可能である。さらに、ケーブル溝
2dにおいて、ケーブル止め2f,2gの箇所での開口
部は、端部側に設けてあるので、ケーブル3の出し入れ
は容易に行える。
【0022】図4は本発明の電話機におけるケーブル固
定構造の第2の実施の形態を示す分解斜視図である。図
において、11は電話機本体、11aは電話機本体11
の底面に設けた十字状のレバー用凹部、11bは前記レ
バー用凹部11aの十字状の中心に設けた回転台用凹部
である。2はケーブル固定レバー、13は回転台であ
り、ケーブル固定レバー2は回転台13を介して電話機
本体11に取り付けられる。
定構造の第2の実施の形態を示す分解斜視図である。図
において、11は電話機本体、11aは電話機本体11
の底面に設けた十字状のレバー用凹部、11bは前記レ
バー用凹部11aの十字状の中心に設けた回転台用凹部
である。2はケーブル固定レバー、13は回転台であ
り、ケーブル固定レバー2は回転台13を介して電話機
本体11に取り付けられる。
【0023】13aは前記回転台13の円周面の対角線
上となる2か所に設けられるバネ状爪部、11cは前記
回転台用凹部11bの内側面の対角線上となる所定の2
か所に、それぞれほぼ90度の範囲にわたり設けられる
爪部用レールで、回転台13を回転台用凹部11bに嵌
める時は、2か所のバネ状爪部13aがぞれぞれ爪部用
レール11cに嵌まるようにすることで、回転台13
は、電話機本体1の底面に沿った方向に、90度の範囲
で回転可能となる。
上となる2か所に設けられるバネ状爪部、11cは前記
回転台用凹部11bの内側面の対角線上となる所定の2
か所に、それぞれほぼ90度の範囲にわたり設けられる
爪部用レールで、回転台13を回転台用凹部11bに嵌
める時は、2か所のバネ状爪部13aがぞれぞれ爪部用
レール11cに嵌まるようにすることで、回転台13
は、電話機本体1の底面に沿った方向に、90度の範囲
で回転可能となる。
【0024】2aは前記ケーブル固定レバー2の回転軸
を構成する2本の回転凸部で、2本の回転凸部2aは同
軸上に設けられる。13bは前記回転台13の凹部の両
側面に設けられる回転軸穴であり、前記回転凸部2aを
回転軸穴13bにはめることで、この回転凸部2aを回
転軸に、ケーブル固定レバー2は電話機本体11の底面
に対して、垂直方向に180度回転可能となっている。
を構成する2本の回転凸部で、2本の回転凸部2aは同
軸上に設けられる。13bは前記回転台13の凹部の両
側面に設けられる回転軸穴であり、前記回転凸部2aを
回転軸穴13bにはめることで、この回転凸部2aを回
転軸に、ケーブル固定レバー2は電話機本体11の底面
に対して、垂直方向に180度回転可能となっている。
【0025】2bは2本のリブで、ケーブル固定レバー
2において、回転凸部2aを設ける部分を構成する。2
cはケーブル固定レバー2において前記回転凸部2aと
反対側に設けられるロック凸部、11dは前記ロック凸
部2cに対応してレバー用凹部11aの両側面に設けら
れるロック部で、ケーブル固定レバー2を回転凸部2a
を回転軸に回転させると、ロック凸部2cがロック部1
1dに嵌まり、ケーブル固定レバー2がレバー用凹部1
1aに固定される。なお、ケーブル固定レバー2は、自
身が電話機本体11の底面に対して垂直方向に180度
回転可能で、かつ、回転台13が電話機本体11の底面
に沿った方向に90度回転可能であり、これにより、ケ
ーブル固定レバー2は4つのポジションを取ることが可
能であり、ロック部11dは、十字状のレバー用凹部1
1aのそれぞれに設けてある。
2において、回転凸部2aを設ける部分を構成する。2
cはケーブル固定レバー2において前記回転凸部2aと
反対側に設けられるロック凸部、11dは前記ロック凸
部2cに対応してレバー用凹部11aの両側面に設けら
れるロック部で、ケーブル固定レバー2を回転凸部2a
を回転軸に回転させると、ロック凸部2cがロック部1
1dに嵌まり、ケーブル固定レバー2がレバー用凹部1
1aに固定される。なお、ケーブル固定レバー2は、自
身が電話機本体11の底面に対して垂直方向に180度
回転可能で、かつ、回転台13が電話機本体11の底面
に沿った方向に90度回転可能であり、これにより、ケ
ーブル固定レバー2は4つのポジションを取ることが可
能であり、ロック部11dは、十字状のレバー用凹部1
1aのそれぞれに設けてある。
【0026】2dはケーブル固定レバー2に設けられる
ケーブル溝で、ケーブル位置決め突起部2eとケーブル
止め2f,2gより構成される。図5は第2の実施の形
態の詳細を示す説明図で、電話機本体11を底面および
側面から見た図である。ケーブル位置決め突起部2e
は、ケーブル溝2d内にケーブル3を嵌めた時、該ケー
ブル3の左右の位置決めを行う。また、ケーブル止め2
fと2gは、共にケーブル3がケーブル溝2dから外れ
ないように押さえる役目を持ち、さらに、ケーブル止め
2gは、その高さがケーブル止め2fの高さより高く、
かつ、ケーブル溝2dのケーブル止め2gと対向する箇
所は貫通しており、このケーブル止め2gの箇所でケー
ブル3をくの字に曲げて固定することで、引き抜き力に
よる負荷がケーブル3のモジュラプラグ3aに掛からな
いようにしてある。
ケーブル溝で、ケーブル位置決め突起部2eとケーブル
止め2f,2gより構成される。図5は第2の実施の形
態の詳細を示す説明図で、電話機本体11を底面および
側面から見た図である。ケーブル位置決め突起部2e
は、ケーブル溝2d内にケーブル3を嵌めた時、該ケー
ブル3の左右の位置決めを行う。また、ケーブル止め2
fと2gは、共にケーブル3がケーブル溝2dから外れ
ないように押さえる役目を持ち、さらに、ケーブル止め
2gは、その高さがケーブル止め2fの高さより高く、
かつ、ケーブル溝2dのケーブル止め2gと対向する箇
所は貫通しており、このケーブル止め2gの箇所でケー
ブル3をくの字に曲げて固定することで、引き抜き力に
よる負荷がケーブル3のモジュラプラグ3aに掛からな
いようにしてある。
【0027】なお、ケーブル止め2gの高さや水平方向
の位置関係は、第1の実施の形態図2で説明したものと
同じとする。11eは十字状のレバー用凹部11aのほ
ぼ中央に設けられるモジュラジャック用貫通穴、4は前
記モジュラジャック用貫通穴11eに設けられるモジュ
ラジャックであり、回転台13の回転中心に設ける貫通
穴13cと位置を合わせて設けられる。
の位置関係は、第1の実施の形態図2で説明したものと
同じとする。11eは十字状のレバー用凹部11aのほ
ぼ中央に設けられるモジュラジャック用貫通穴、4は前
記モジュラジャック用貫通穴11eに設けられるモジュ
ラジャックであり、回転台13の回転中心に設ける貫通
穴13cと位置を合わせて設けられる。
【0028】上述した構成において、モジュラジャック
用貫通穴11e以外、電話機本体11の内部まで貫通す
る穴は形成されない。以下に、上述した第2の実施の形
態におけるケーブルの固定動作を説明する。なお、回転
台13はあらかじめ回転台用凹部11bに嵌められてお
り、このとき、2か所のバネ状爪部13aがぞれぞれ爪
部用レール11cに嵌まるようにすることで、回転台1
3は、電話機本体1の底面に沿った方向に、90度の範
囲で回転可能となっている。
用貫通穴11e以外、電話機本体11の内部まで貫通す
る穴は形成されない。以下に、上述した第2の実施の形
態におけるケーブルの固定動作を説明する。なお、回転
台13はあらかじめ回転台用凹部11bに嵌められてお
り、このとき、2か所のバネ状爪部13aがぞれぞれ爪
部用レール11cに嵌まるようにすることで、回転台1
3は、電話機本体1の底面に沿った方向に、90度の範
囲で回転可能となっている。
【0029】まず、電話機本体11から取り外されてい
るケーブル固定レバー2のケーブル溝2dに、ケーブル
3のモジュラプラグ3aの近傍の部分を嵌める。ケーブ
ル溝2dにケーブル3を嵌めると、ケーブル止め2gの
箇所でケーブル3がくの字に曲がることで、ケーブル3
は引き抜く方向に対する固定がなされ、また、ケーブル
止め2fと2gにより、ケーブル溝2dの開口方向に対
する固定がなされる。さらに、ケーブル位置決め突起部
2eにより、ケーブル3は左右の固定がなされる。これ
により、ケーブル3は、ケーブル溝2dから容易に抜け
ることはない。
るケーブル固定レバー2のケーブル溝2dに、ケーブル
3のモジュラプラグ3aの近傍の部分を嵌める。ケーブ
ル溝2dにケーブル3を嵌めると、ケーブル止め2gの
箇所でケーブル3がくの字に曲がることで、ケーブル3
は引き抜く方向に対する固定がなされ、また、ケーブル
止め2fと2gにより、ケーブル溝2dの開口方向に対
する固定がなされる。さらに、ケーブル位置決め突起部
2eにより、ケーブル3は左右の固定がなされる。これ
により、ケーブル3は、ケーブル溝2dから容易に抜け
ることはない。
【0030】次に、ケーブル3が固定されたケーブル固
定レバー2を回転台13に取り付ける。まず、両回転凸
部2aを回転軸穴13bにそれぞれ嵌める。このとき、
リブ2bをたわませることで、回転凸部2aを回転軸穴
13bに容易に嵌めることが可能で、かつ、一度嵌める
と、リブ2bをたわませない限り、不用意に外れること
がない。
定レバー2を回転台13に取り付ける。まず、両回転凸
部2aを回転軸穴13bにそれぞれ嵌める。このとき、
リブ2bをたわませることで、回転凸部2aを回転軸穴
13bに容易に嵌めることが可能で、かつ、一度嵌める
と、リブ2bをたわませない限り、不用意に外れること
がない。
【0031】ケーブル固定レバー2は、回転凸部2aを
回転軸穴13bに嵌めることで、この回転凸部2aを回
転軸にして回転可能で、かつ回転台13を回転軸にして
回転可能に電話機本体11に取り付けられる。そして、
ケーブル3を引き出したい方向にまず回転台13を回転
軸にケーブル固定レバー2を回転させて、4方向に向い
ているレバー用凹部11aのうちの所望の方向に合わ
せ、次に回転凸部2aを回転軸にケーブル固定レバー2
を回転させて、ロック凸部2cをロック部11dに嵌め
て、ケーブル固定レバー2を電話機本体11のレバー用
凹部11aに固定し、モジュラプラグ3aをモジュラジ
ャック4に差し込む。これにより、ケーブル3は電話機
本体11の所望の方向から引き出され、かつ、ケーブル
固定レバー2はレバー用凹部11aに入り込んでいるの
で、電話機本体1の底面からケーブル固定レバー2ある
いはケーブル3が突出することがなく、電話機設置の妨
げになることはない。
回転軸穴13bに嵌めることで、この回転凸部2aを回
転軸にして回転可能で、かつ回転台13を回転軸にして
回転可能に電話機本体11に取り付けられる。そして、
ケーブル3を引き出したい方向にまず回転台13を回転
軸にケーブル固定レバー2を回転させて、4方向に向い
ているレバー用凹部11aのうちの所望の方向に合わ
せ、次に回転凸部2aを回転軸にケーブル固定レバー2
を回転させて、ロック凸部2cをロック部11dに嵌め
て、ケーブル固定レバー2を電話機本体11のレバー用
凹部11aに固定し、モジュラプラグ3aをモジュラジ
ャック4に差し込む。これにより、ケーブル3は電話機
本体11の所望の方向から引き出され、かつ、ケーブル
固定レバー2はレバー用凹部11aに入り込んでいるの
で、電話機本体1の底面からケーブル固定レバー2ある
いはケーブル3が突出することがなく、電話機設置の妨
げになることはない。
【0032】また、ケーブル3を引き抜く力が掛かった
場合、ケーブル止め2gの箇所でケーブル3はくの字に
曲がっているので、引き抜きは防止され、かつ、モジュ
ラプラグ3aとモジュラジャック4に負荷がかかること
はない。図6は第2の実施の形態の動作を示す説明図
で、図6(a)はケーブル3の引き出し方向を90度変
える場合、図6(b)はケーブル3の引き出し方向を1
80度変える場合を示す。
場合、ケーブル止め2gの箇所でケーブル3はくの字に
曲がっているので、引き抜きは防止され、かつ、モジュ
ラプラグ3aとモジュラジャック4に負荷がかかること
はない。図6は第2の実施の形態の動作を示す説明図
で、図6(a)はケーブル3の引き出し方向を90度変
える場合、図6(b)はケーブル3の引き出し方向を1
80度変える場合を示す。
【0033】ケーブル3の引き出し方向を90度変えた
い場合は、まず、ケーブル固定レバー2のロック凸部2
c側を引き上げることで、該ロック凸部2cをロック部
11dから外し、ケーブル固定レバー2を起こす。次
に、図6(a)に示すように、回転台13を回転軸とし
て、ケーブル固定レバー2を90度回転させる。そし
て、起こした状態のケーブル固定レバー2を戻してロッ
ク部11dにロック凸部2cを嵌める。これにより、ケ
ーブル3の引き出し方向が90度変わり、電話機本体1
1の左右のどちらかから引き出していたケーブル3を、
上下のどちらかから引き出すか、反対に、上下のどちら
かから引き出していたケーブル3を、左右のどちらかか
ら引き出すことが可能である。このとき、ケーブル3を
ケーブル固定レバー2から外したり、ケーブル固定レバ
ー2を電話機本体11から外す必要はない。また、ケー
ブル3と電話機本体1との接続箇所となるモジュラジャ
ック4は、ケーブル固定レバー2の回転軸の下側でかつ
回転台13の回転中心に設けてあるので、ケーブル固定
レバー2を回転させる際、モジュラプラグ3aをモジュ
ラジャック4に差し込んだままの状態であっても、回転
の妨げにはならない。
い場合は、まず、ケーブル固定レバー2のロック凸部2
c側を引き上げることで、該ロック凸部2cをロック部
11dから外し、ケーブル固定レバー2を起こす。次
に、図6(a)に示すように、回転台13を回転軸とし
て、ケーブル固定レバー2を90度回転させる。そし
て、起こした状態のケーブル固定レバー2を戻してロッ
ク部11dにロック凸部2cを嵌める。これにより、ケ
ーブル3の引き出し方向が90度変わり、電話機本体1
1の左右のどちらかから引き出していたケーブル3を、
上下のどちらかから引き出すか、反対に、上下のどちら
かから引き出していたケーブル3を、左右のどちらかか
ら引き出すことが可能である。このとき、ケーブル3を
ケーブル固定レバー2から外したり、ケーブル固定レバ
ー2を電話機本体11から外す必要はない。また、ケー
ブル3と電話機本体1との接続箇所となるモジュラジャ
ック4は、ケーブル固定レバー2の回転軸の下側でかつ
回転台13の回転中心に設けてあるので、ケーブル固定
レバー2を回転させる際、モジュラプラグ3aをモジュ
ラジャック4に差し込んだままの状態であっても、回転
の妨げにはならない。
【0034】ケーブル3の引き出し方向を180度変え
たい場合は、まず、ケーブル固定レバー2のロック凸部
2c側を引き上げることで、該ロック凸部2cをロック
部11dから外し、ケーブル固定レバー2を起こす。そ
して、回転凸部2aを回転軸にケーブル固定レバー2を
そのまま180度回転させ、今までと反対側のロック部
11dにロック凸部2cを嵌める。これにより、ケーブ
ル3の引き出し方向が180度変わり、電話機本体11
の左から引き出していたケーブル3を右から引き出す
か、反対に、右から引き出していたケーブル3を左から
引き出すか、あるいは、上から引き出していたケーブル
3を下から引き出すか、反対に、下から引き出していた
ケーブル3を上から引き出すことが可能である。このと
き、ケーブル3をケーブル固定レバー2から外したり、
ケーブル固定レバー2を電話機本体11から外す必要は
ない。また、ケーブル3と電話機本体1との接続箇所と
なるモジュラジャック4は、ケーブル固定レバー2の回
転軸の下側でかつ回転台13の回転中心に設けてあるの
で、ケーブル固定レバー2を回転させる際、モジュラプ
ラグ3aをモジュラジャック4に差し込んだままの状態
であっても、回転の妨げにはならない。
たい場合は、まず、ケーブル固定レバー2のロック凸部
2c側を引き上げることで、該ロック凸部2cをロック
部11dから外し、ケーブル固定レバー2を起こす。そ
して、回転凸部2aを回転軸にケーブル固定レバー2を
そのまま180度回転させ、今までと反対側のロック部
11dにロック凸部2cを嵌める。これにより、ケーブ
ル3の引き出し方向が180度変わり、電話機本体11
の左から引き出していたケーブル3を右から引き出す
か、反対に、右から引き出していたケーブル3を左から
引き出すか、あるいは、上から引き出していたケーブル
3を下から引き出すか、反対に、下から引き出していた
ケーブル3を上から引き出すことが可能である。このと
き、ケーブル3をケーブル固定レバー2から外したり、
ケーブル固定レバー2を電話機本体11から外す必要は
ない。また、ケーブル3と電話機本体1との接続箇所と
なるモジュラジャック4は、ケーブル固定レバー2の回
転軸の下側でかつ回転台13の回転中心に設けてあるの
で、ケーブル固定レバー2を回転させる際、モジュラプ
ラグ3aをモジュラジャック4に差し込んだままの状態
であっても、回転の妨げにはならない。
【0035】なお、ケーブル固定レバー2を電話機本体
1から外す場合は、ロック凸部2cをロック部11dか
ら外してケーブル固定レバー2を引き起こした後、リブ
2bをたわませることで、回転凸部2aを回転軸穴13
bから外して、ケーブル固定レバー2は電話機本体11
から外すことが可能である。図7は第2の実施の形態の
応用例を示す説明図で、電話機本体11にチルト機構が
設けられている場合を示す。
1から外す場合は、ロック凸部2cをロック部11dか
ら外してケーブル固定レバー2を引き起こした後、リブ
2bをたわませることで、回転凸部2aを回転軸穴13
bから外して、ケーブル固定レバー2は電話機本体11
から外すことが可能である。図7は第2の実施の形態の
応用例を示す説明図で、電話機本体11にチルト機構が
設けられている場合を示す。
【0036】14は電話機本体11の底面に設けられる
脚部で、この脚部14を起こすことで、電話機本体11
をチルトさせることができる。このとき、ケーブル固定
レバー2を電話機本体11の上側に向くように回転台1
3を回転軸に回転させ、かつ、ロック凸部2cをロック
部11dから外した状態とすることで、ケーブル固定レ
バー2を電話機本体11の底面に対して起こした状態と
することができ、これにより、ケーブル3を浮かないよ
うにできる。
脚部で、この脚部14を起こすことで、電話機本体11
をチルトさせることができる。このとき、ケーブル固定
レバー2を電話機本体11の上側に向くように回転台1
3を回転軸に回転させ、かつ、ロック凸部2cをロック
部11dから外した状態とすることで、ケーブル固定レ
バー2を電話機本体11の底面に対して起こした状態と
することができ、これにより、ケーブル3を浮かないよ
うにできる。
【0037】以上説明した本発明の第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態で得られる効果に加えて、以下に
示す効果が得られる。すなわち、ケーブルの引き出し方
向が4方向となることで、設置形態として卓上の場合
は、4方向のうちのどれかを選択し、設置形態として壁
掛けの場合は4方向のうちの上下のどちらかを選択する
という運用形態が可能となり、設置形態として卓上と壁
掛けのどちらも選択可能な電話機において、ケーブル3
への負担軽減、電話機の外観向上等を考慮して、ケーブ
ルの引き出し方向を選択することが可能となる。
は、第1の実施の形態で得られる効果に加えて、以下に
示す効果が得られる。すなわち、ケーブルの引き出し方
向が4方向となることで、設置形態として卓上の場合
は、4方向のうちのどれかを選択し、設置形態として壁
掛けの場合は4方向のうちの上下のどちらかを選択する
という運用形態が可能となり、設置形態として卓上と壁
掛けのどちらも選択可能な電話機において、ケーブル3
への負担軽減、電話機の外観向上等を考慮して、ケーブ
ルの引き出し方向を選択することが可能となる。
【0038】また、チルト機構が設けられている電話機
の場合、ケーブルの引き出し方向として4方向のうちの
上側を選択し、かつ、ロック凸部2cをロック部11d
から外した状態とすることで、ケーブル固定レバー2を
電話機本体11の底面に対して起こした状態とすること
ができ、これにより、ケーブル3を浮かないようにでき
るので、ケーブル3への負担を軽減し、かつ外観の向上
を図ることも可能である。
の場合、ケーブルの引き出し方向として4方向のうちの
上側を選択し、かつ、ロック凸部2cをロック部11d
から外した状態とすることで、ケーブル固定レバー2を
電話機本体11の底面に対して起こした状態とすること
ができ、これにより、ケーブル3を浮かないようにでき
るので、ケーブル3への負担を軽減し、かつ外観の向上
を図ることも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電話機
におけるケーブル固定構造として、電話機に接続するケ
ーブルの該電話機に対する接続箇所の近傍を固定する固
定部材と、前記ケーブルの接続箇所の側に回転軸を設
け、前記固定部材を電話機の底面に対して回転可能に取
り付ける取付部材を設けることとしたので、固定部材を
動かすだけでケーブルの引き出し方向を変えることが可
能となり、その際、ケーブルをそのものを固定部材から
取り外す必要はないので、作業が容易に行える。
におけるケーブル固定構造として、電話機に接続するケ
ーブルの該電話機に対する接続箇所の近傍を固定する固
定部材と、前記ケーブルの接続箇所の側に回転軸を設
け、前記固定部材を電話機の底面に対して回転可能に取
り付ける取付部材を設けることとしたので、固定部材を
動かすだけでケーブルの引き出し方向を変えることが可
能となり、その際、ケーブルをそのものを固定部材から
取り外す必要はないので、作業が容易に行える。
【0040】また、ケーブルを固定するための溝および
爪を電話機本体の底面に設ける必要がないので、ケーブ
ル固定のための貫通穴を電話機本体から無くすことが可
能で、静電気対策、高密度実装および防塵対策が容易と
なる。
爪を電話機本体の底面に設ける必要がないので、ケーブ
ル固定のための貫通穴を電話機本体から無くすことが可
能で、静電気対策、高密度実装および防塵対策が容易と
なる。
【図1】本発明の電話機におけるケーブル固定構造の第
1の実施の形態を示す分解斜視図
1の実施の形態を示す分解斜視図
【図2】第1の実施の形態の詳細を示す説明図
【図3】第1の実施の形態の動作を示す説明図
【図4】本発明の電話機におけるケーブル固定構造の第
2の実施の形態を示す分解斜視図
2の実施の形態を示す分解斜視図
【図5】第2の実施の形態の詳細を示す説明図
【図6】第2の実施の形態の動作を示す説明図
【図7】第2の実施の形態の応用例を示す説明図
1 電話機本体 1a レバー用凹部 1b 回転軸穴 1c ロック部 2 ケーブル固定レバー 2a 回転凸部 2c ロック凸部 2d ケーブル溝 3 ケーブル 4 モジュラジャック
Claims (5)
- 【請求項1】 電話機に接続するケーブルの該電話機に
対する接続箇所の近傍を固定する固定部材と、 前記ケーブルの接続箇所の側に回転軸を設け、前記固定
部材を電話機の底面に対して回転可能に取り付ける取付
部材を設けたことを特徴とする電話機におけるケーブル
固定構造。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記取付部材は、電話機の底面に沿った方向の回転軸で
前記固定部材を支持して、該固定部材を電話機の底面に
対して垂直な方向に180度の範囲で回転可能とし、ケ
ーブルの引き出し方向を2か所のうちのどちらかから選
択可能としたことを特徴とする電話機におけるケーブル
固定構造。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記取付部材は、電話機の底面に沿った方向の回転軸と
電話機の底面に垂直な方向の回転軸で前記固定部材を支
持して、該固定部材を電話機の底面に沿った方向に90
度の範囲で回転可能とするとともに、電話機の底面に対
して垂直な方向に180度の範囲で回転可能とし、ケー
ブルの引き出し方向を4か所のうちのどれかから選択可
能としたことを特徴とする電話機におけるケーブル固定
構造。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記取付部材は、前記固定部材の電話機の底面に対する
垂直な方向の回転可能範囲の中で、任意の角度で該固定
部材を支持することを特徴とする電話機におけるケーブ
ル固定構造。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、 前記取付部材は、電話機の底面に内部まで貫通する穴を
開けることなく固定部材を支持することを特徴とする電
話機におけるケーブル固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25038097A JPH1188489A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 電話機におけるケーブル固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25038097A JPH1188489A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 電話機におけるケーブル固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188489A true JPH1188489A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17207064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25038097A Pending JPH1188489A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 電話機におけるケーブル固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1188489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217394A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Dx Antenna Co Ltd | 電子機器 |
JP2017049509A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25038097A patent/JPH1188489A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006217394A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Dx Antenna Co Ltd | 電子機器 |
JP2017049509A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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