JP3046407B2 - フロアパネル開口部の閉鎖構造 - Google Patents
フロアパネル開口部の閉鎖構造Info
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- JP3046407B2 JP3046407B2 JP3192007A JP19200791A JP3046407B2 JP 3046407 B2 JP3046407 B2 JP 3046407B2 JP 3192007 A JP3192007 A JP 3192007A JP 19200791 A JP19200791 A JP 19200791A JP 3046407 B2 JP3046407 B2 JP 3046407B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- closing member
- floor panel
- opening
- closing
- floor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の床面に二重床
を形成するためのフロアパネルに関するものであり、特
にフロアパネルに形成された配線取り出し用開口部の閉
鎖構造に関するものである。
を形成するためのフロアパネルに関するものであり、特
にフロアパネルに形成された配線取り出し用開口部の閉
鎖構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フロアパネルは、建築物の床面の上方、
所望の高さに敷設されて、二重床を形成するために使用
される。二重床を形成したフロアパネルの下方空間には
コンピュータ等のOA機器のケーブルや電源用の配線等
が収容されるから、フロアパネルにはこれらの配線の取
り出し口やコンセントの取り付け口が必要になる。フロ
アパネルの配線口には、特開平1ー280167号公報
に開示されているように、フロアパネルのフランジ部に
方形の配線口を形成し、この配線口を方形の塞ぎ板によ
って着脱可能に覆うようにしたものが存する。この塞ぎ
板は方形の開口部の対向する二辺にそれぞれ弾発係止片
を係合させて、開口部に係止される。
所望の高さに敷設されて、二重床を形成するために使用
される。二重床を形成したフロアパネルの下方空間には
コンピュータ等のOA機器のケーブルや電源用の配線等
が収容されるから、フロアパネルにはこれらの配線の取
り出し口やコンセントの取り付け口が必要になる。フロ
アパネルの配線口には、特開平1ー280167号公報
に開示されているように、フロアパネルのフランジ部に
方形の配線口を形成し、この配線口を方形の塞ぎ板によ
って着脱可能に覆うようにしたものが存する。この塞ぎ
板は方形の開口部の対向する二辺にそれぞれ弾発係止片
を係合させて、開口部に係止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のフロアパネル開口部の閉鎖構造では、塞ぎ板の着脱に
は二つの弾発係止片を外す必要があるから、その着脱操
作が繁雑であるばかりでなく、半円形のフロアパネル開
口部に適用しようとすると、半円形開口部の場合には対
向する辺が存在しないことから、弾発係止片で二箇所を
係止しても塞ぎ板を確実に固定することはできない。
のフロアパネル開口部の閉鎖構造では、塞ぎ板の着脱に
は二つの弾発係止片を外す必要があるから、その着脱操
作が繁雑であるばかりでなく、半円形のフロアパネル開
口部に適用しようとすると、半円形開口部の場合には対
向する辺が存在しないことから、弾発係止片で二箇所を
係止しても塞ぎ板を確実に固定することはできない。
【0004】そこで、本発明の目的は、全体として半円
形のフロアパネル開口部に塞ぎ板等の閉鎖部材を確実に
取り付けることが可能であると共に、閉鎖部材の着脱操
作も容易な、フロアパネル開口部の閉鎖構造を提供する
ことにある。
形のフロアパネル開口部に塞ぎ板等の閉鎖部材を確実に
取り付けることが可能であると共に、閉鎖部材の着脱操
作も容易な、フロアパネル開口部の閉鎖構造を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のフロアパネル開口部の閉鎖構造は、全体と
して半円形の開口部を有するフロアパネルと、、前記開
口部を閉鎖するための全体として半円形の閉鎖部材とを
有する、フロアパネル開口部の閉鎖構造において、前記
フロアパネルの前記開口部内に形成され、かつ上端が閉
鎖した係止溝と、前記フロアパネルの前記開口部の両端
部に形成された一対のフック溝と、前記閉鎖部材に形成
され、前記開口部に前記閉鎖部材を嵌合させたとき弾発
力によって前記係止溝に係合する係止片と、前記閉鎖部
材の端面の両側に形成され、前記開口部に前記閉鎖部材
を嵌合させたとき前記フック溝に係合する一対のフック
とを有することを特徴とする。
め、本発明のフロアパネル開口部の閉鎖構造は、全体と
して半円形の開口部を有するフロアパネルと、、前記開
口部を閉鎖するための全体として半円形の閉鎖部材とを
有する、フロアパネル開口部の閉鎖構造において、前記
フロアパネルの前記開口部内に形成され、かつ上端が閉
鎖した係止溝と、前記フロアパネルの前記開口部の両端
部に形成された一対のフック溝と、前記閉鎖部材に形成
され、前記開口部に前記閉鎖部材を嵌合させたとき弾発
力によって前記係止溝に係合する係止片と、前記閉鎖部
材の端面の両側に形成され、前記開口部に前記閉鎖部材
を嵌合させたとき前記フック溝に係合する一対のフック
とを有することを特徴とする。
【0006】このような構成を有するフロアパネル開口
部の閉鎖構造によれば、閉鎖部材の着脱には一つの係止
片を操作すればよいから、閉鎖部材を容易に着脱させる
ことができる。また、閉鎖部材は一対のフックと一つの
係止片との三点で保持されているから、半円形の閉鎖部
材も確実に係止することができる。
部の閉鎖構造によれば、閉鎖部材の着脱には一つの係止
片を操作すればよいから、閉鎖部材を容易に着脱させる
ことができる。また、閉鎖部材は一対のフックと一つの
係止片との三点で保持されているから、半円形の閉鎖部
材も確実に係止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0008】図1は、隣接する一対のフロアパネル1、
2の半円形の開口部1a、2aに、それぞれ半円形の閉
鎖部材3、3を取り付ける直前のフロアパネル1、2と
閉鎖部材3、3の斜視図である。
2の半円形の開口部1a、2aに、それぞれ半円形の閉
鎖部材3、3を取り付ける直前のフロアパネル1、2と
閉鎖部材3、3の斜視図である。
【0009】フロアパネル1、2は、図7に示すよう
に、全体として方形をなし、その四隅部を支持脚4、
4、…で支持されて床面5上に敷設される(図3も参照
のこと)。フロアパネル1、2の半円形の開口部1a、
2a内には上端が閉鎖した係止溝6が形成され、この係
止溝6の上部には回り止め用の突起7が形成されてい
る。そして、半円形の開口部1a、2aの両端部には一
対のフック溝8、8が形成され、フック溝8の上端には
係合用の屈曲部8aが形成されている。
に、全体として方形をなし、その四隅部を支持脚4、
4、…で支持されて床面5上に敷設される(図3も参照
のこと)。フロアパネル1、2の半円形の開口部1a、
2a内には上端が閉鎖した係止溝6が形成され、この係
止溝6の上部には回り止め用の突起7が形成されてい
る。そして、半円形の開口部1a、2aの両端部には一
対のフック溝8、8が形成され、フック溝8の上端には
係合用の屈曲部8aが形成されている。
【0010】一方、閉鎖部材4の周面の中央部には弾発
片9が一体的に形成され、この弾発片9には係止片10
と回り止め用の凹部11とが形成されている。係止片4
aは、開口部1a、1b内に閉鎖部材3を嵌合させたと
き、弾発片9の有する弾発力によって係止溝6に係合す
る。回り止め用の凹部11は、閉鎖部材3を開口部1
a、1b内に嵌合させたとき、フロアパネル1、2の回
り止め用の突起7と係合して、閉鎖部材3が回転するこ
とを防止する。そして、閉鎖部材3の端面の両側には一
対のフック12、12が形成され、これらのフック1
2、12は半円形の開口部1a、1bのフック溝8、8
にそれぞれ係合する。
片9が一体的に形成され、この弾発片9には係止片10
と回り止め用の凹部11とが形成されている。係止片4
aは、開口部1a、1b内に閉鎖部材3を嵌合させたと
き、弾発片9の有する弾発力によって係止溝6に係合す
る。回り止め用の凹部11は、閉鎖部材3を開口部1
a、1b内に嵌合させたとき、フロアパネル1、2の回
り止め用の突起7と係合して、閉鎖部材3が回転するこ
とを防止する。そして、閉鎖部材3の端面の両側には一
対のフック12、12が形成され、これらのフック1
2、12は半円形の開口部1a、1bのフック溝8、8
にそれぞれ係合する。
【0011】閉鎖部材4には、また、一対の打ち抜き部
13、13が一体成型によって形成されており、これら
の打ち抜き部13はU字形状の上方溝14と上方溝14
に沿って延びる下方溝15によって画成されている。下
方溝15は上方溝14よりも少しだけ打ち抜き部13の
内側に形成されている。したがって、打ち抜き部13
は、図6に示すように、閉鎖部材3の下方から木槌等で
たたくことにより容易に打ち抜くことができる。そし
て、閉鎖部材3の打ち抜き部13の下方には通線用の溝
16が形成されており、配線17はこの溝16を通って
フロアパネル1、2の上方に引き出される(図7参
照)。
13、13が一体成型によって形成されており、これら
の打ち抜き部13はU字形状の上方溝14と上方溝14
に沿って延びる下方溝15によって画成されている。下
方溝15は上方溝14よりも少しだけ打ち抜き部13の
内側に形成されている。したがって、打ち抜き部13
は、図6に示すように、閉鎖部材3の下方から木槌等で
たたくことにより容易に打ち抜くことができる。そし
て、閉鎖部材3の打ち抜き部13の下方には通線用の溝
16が形成されており、配線17はこの溝16を通って
フロアパネル1、2の上方に引き出される(図7参
照)。
【0012】閉鎖部材3をフロアパネル1の半円形の開
口部1aに取り付けるには、図4に示すように、まずフ
ック12、12をフック溝8、8の屈曲部8a、8aに
係合させ、次いで閉鎖部材3の湾曲部側をC方向へ回転
させる。これによって、係止片10が係止溝6に係合す
ると共に、回り止め用の凹部11が回り止め用の突起7
に係合する。これによって、閉鎖部材3のフロアパネル
1への取り付けは完了する。また、閉鎖部材3をフロア
パネル1から取り外すには、指で弾発片9を閉鎖部材3
の端面3a方向へ湾曲させ、係止片10と係止溝6の係
合を解除した後、閉鎖部材3の湾曲部側をD方向へ回転
させる(図4参照)。そして、フック12、12とフッ
ク溝8、8との係合を解除する。
口部1aに取り付けるには、図4に示すように、まずフ
ック12、12をフック溝8、8の屈曲部8a、8aに
係合させ、次いで閉鎖部材3の湾曲部側をC方向へ回転
させる。これによって、係止片10が係止溝6に係合す
ると共に、回り止め用の凹部11が回り止め用の突起7
に係合する。これによって、閉鎖部材3のフロアパネル
1への取り付けは完了する。また、閉鎖部材3をフロア
パネル1から取り外すには、指で弾発片9を閉鎖部材3
の端面3a方向へ湾曲させ、係止片10と係止溝6の係
合を解除した後、閉鎖部材3の湾曲部側をD方向へ回転
させる(図4参照)。そして、フック12、12とフッ
ク溝8、8との係合を解除する。
【0013】なお、図7は本発明のフロアパネルを敷設
した状態を示し、同図中、18は開口部に取り付けたコ
ンセントである。
した状態を示し、同図中、18は開口部に取り付けたコ
ンセントである。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のフロア
パネル開口部の閉鎖構造によれば、閉鎖部材の着脱には
一つの係止片を操作すればよいから、閉鎖部材を容易に
着脱させることができる。また、閉鎖部材は一対のフッ
クと一つの係止片との三点で保持されているから、半円
形の閉鎖部材も確実に係止することができる。
パネル開口部の閉鎖構造によれば、閉鎖部材の着脱には
一つの係止片を操作すればよいから、閉鎖部材を容易に
着脱させることができる。また、閉鎖部材は一対のフッ
クと一つの係止片との三点で保持されているから、半円
形の閉鎖部材も確実に係止することができる。
【図1】本発明のフロアパネル開口部の閉鎖構造の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の閉鎖部材をフロアパネル開口部に設置し
たとき斜視図である。
たとき斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】閉鎖部材の着脱状態を示す断面図である。
【図5】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図6】閉鎖部材の下方から見た斜視図である。
【図7】本発明のフロアパネルの敷設状態の斜視図であ
る。
る。
1 フロアパネル 1a 半円形の開口部 3 閉鎖部材 4 支持脚 6 係止溝 7 回り止め用の突起 8 フック溝 9 弾発片 10 係止片 11 回り止め用の凹部 12 フック 13 打ち抜き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/38 E04F 15/18
Claims (1)
- 【請求項1】 全体として半円形の開口部を有するフロ
アパネルと、、前記開口部を閉鎖するための全体として
半円形の閉鎖部材とを有する、フロアパネル開口部の閉
鎖構造において、前記フロアパネルの前記開口部内に形
成され、かつ上端が閉鎖した係止溝と、前記フロアパネ
ルの前記開口部の両端部に形成された一対のフック溝
と、前記閉鎖部材に形成され、前記開口部に前記閉鎖部
材を嵌合させたとき前記係止溝に係合する係止片と、前
記閉鎖部材の端面の両側に形成され、前記開口部に前記
閉鎖部材を嵌合させたとき前記フック溝に係合する一対
のフックとを有することを特徴とする、フロアパネル開
口部の閉鎖構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192007A JP3046407B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | フロアパネル開口部の閉鎖構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3192007A JP3046407B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | フロアパネル開口部の閉鎖構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05304714A JPH05304714A (ja) | 1993-11-16 |
JP3046407B2 true JP3046407B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=16284057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3192007A Expired - Lifetime JP3046407B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | フロアパネル開口部の閉鎖構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046407B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1243721A3 (de) | 1999-06-30 | 2003-07-09 | Akzenta Paneele + Profile GmbH | Fussbodenbelag, Paneel sowie Befestigungssystem für Paneele |
DE29911462U1 (de) | 1999-07-02 | 1999-11-18 | Akzenta Paneele & Profile Gmbh | Befestigungssystem für Paneele |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3192007A patent/JP3046407B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05304714A (ja) | 1993-11-16 |
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