JPH118847A - 衛星放送受信機 - Google Patents

衛星放送受信機

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JPH118847A
JPH118847A JP9161045A JP16104597A JPH118847A JP H118847 A JPH118847 A JP H118847A JP 9161045 A JP9161045 A JP 9161045A JP 16104597 A JP16104597 A JP 16104597A JP H118847 A JPH118847 A JP H118847A
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JP
Japan
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satellite broadcast
satellite
signal processing
receiver
broadcast
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JP9161045A
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English (en)
Inventor
Sachikazu Kita
祥和 喜多
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の放送局から夫々衛星を経て送られてく
る複数の放送番組の同時受信が可能であると共に、1つ
の放送局から送られてくる複数の放送番組の同時受信が
可能な衛星放送受信機を提供する。 【解決手段】 衛星放送受信機31は、複数のアンテナ
7、8に取り付けた周波数変換器7a、8aから得られる複
数の中間周波数信号に夫々復調を施して出力するための
複数列の信号処理部A、Bを並列に具えると共に、これ
らの信号処理部A、Bの前段には、各周波数変換器7a、
8aの出力端と各信号処理部A、Bの入力端の相互の接続
状態を切り換えるためのスイッチ回路32が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星放送受信機に関
し、特に、複数の衛星を経て送られてくる複数の衛星放
送を同時に受信して、この中から所望の1或いは複数の
衛星放送を選択的に受像機の画面に映出することが可能
な衛星放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信衛星を利用したデジタル衛星放送に
おいては、動画圧縮方式であるMPEG2とデジタル伝
送技術の組合せによって、1つの通信衛星により数十〜
数百チャンネルの放送を同時に伝送することが可能であ
り、各家庭では、従来の放送方式によっては実現出来な
かった多チャンネルの番組の視聴が可能である。
【0003】図7は、従来の衛星放送受信機(10)の構成
を表わしており、通信衛星(4)から送られてくるデジタ
ル衛星放送波はアンテナ(7)により受信され、周波数変
換器(7a)によって12GHz帯の放送波がBS/CS帯
(1〜2GHz)の中間周波数信号に変換された後、衛星
放送受信機(10)へ入力される。衛星放送受信機(10)は、
チューナ(14)、デコード回路(15)、及び出力回路(16)を
具え、これらの動作が制御回路(17)によって制御されて
いる。
【0004】チューナ(14)は、ダウンコンバート部、Q
PSK復調部及び誤り訂正部を具え、BS/CS帯域の
中間周波数信号の選択、QPSK復調、誤り訂正等の復
調処理を行なって、MPEG2トランスポートストリー
ムを作成し、後段のデコード回路(15)へ出力する。デコ
ード回路(15)は、トランスポートストリームデコード部
及びAVデコード部を具え、視聴者の選局操作に基づく
プログラム仕様情報を受信して、トランスポートストリ
ームの中から必要な映像データと音声データを抽出し、
出力回路(16)へ出力する。出力回路(16)は、NTSCエ
ンコード部及びオーディオD/A変換部を具え、デコー
ド回路(15)からの映像データは圧縮前の映像データに変
換した後、NTSC方式の映像信号に変換する一方、デ
コード回路(15)からのオーディオデータは圧縮前の音声
データに変換した後、アナログの音声信号に変換し、こ
れによって得られた映像信号及び音声信号(AV信号)を
図示省略するTV受像機へ出力するものである。
【0005】又、制御回路(17)には、モデム(18)が接続
されており、電話回線を通じて放送局とのデータ通信が
可能となっている。更に、制御回路(17)にはICカード
インターフェース(19)を介してICカードソケット(20)
が接続されており、ICカードソケット(20)にICカー
ド(23)を差し込むことによって、暗号化されて送られて
くるスクランブル鍵の解除、課金情報の書込み及び読出
し等が可能となる。更に又、制御回路(17)には、リモー
トコントローラ(以下、「リモコン」と言う)(22)から送
られてくる操作信号を受信すべきリモコン受光部(21)が
接続されており、ユーザ操作に応じた動作制御が行なわ
れる。
【0006】ところで、近年においては、図6に示す様
に複数の通信衛星(4)(5)(6)が打ち上げられており、
複数の放送局(1)(2)(3)から各衛星(4)(5)(6)を経
て複数の衛星放送を伝送することが可能となっている。
これら複数の衛星放送は前述の如く何れも12GHzの
周波数帯域を有している。この様な複数の衛星放送を受
信するには、各衛星(4)(5)(6)に向けて複数のアンテ
ナ(7)(8)(9)を設置すると共に、これらのアンテナの
周波数変換器(7a)(8a)(9a)に夫々衛星放送受信機(10)(1
1)(12)を接続して、これら複数台の衛星放送受信機(10)
(11)(12)の出力端子をTV受像機(13)に設けられた複数
の入力端子に接続する。そして、任意の1つの衛星放
送、例えば第2の放送局(2)による衛星放送を受信し
て、所望の番組を視聴せんとするときは、第2の衛星放
送受信機(11)の電源をオンとして、該衛星放送受信機(1
1)によって衛星放送波を受信すると共に、TV受像機(1
3)の入力を該衛星放送受信機(11)からの入力に切り換え
る。
【0007】従って、図6に示す構成によれば、任意の
1つの放送局を選択し、更に、該放送局からの衛星放送
波に含まれる多数のチャンネルから1つのチャンネルを
選択することによって、そのチャンネルの所望の放送番
組をTV受像機(13)に映出することが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す構成では、複数台の衛星放送受信機を設置して、こ
れらを切り換えねばならないため、操作が煩雑であるば
かりでなく、複数台の衛星放送受信機が設置されている
にも拘わらず、1つの放送局から送られてくる複数の放
送番組の内、1つの番組を受信出来るに過ぎず、同一の
放送局から送られてくる他の番組(裏番組)を同時に受信
してVTRにより録画し、或いは親画面中の小画面に映
出することは出来ない。本発明の目的は、複数の放送局
から夫々衛星を経て送られてくる複数の放送番組の同時
受信が可能であると共に、1つの放送局から送られてく
る複数の放送番組の同時受信が可能な衛星放送受信機を
提供することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る衛星放送受信
機が接続されるべきアンテナ装置は、同一周波数帯域の
複数の衛星放送波を受信して、これらの衛星放送波に夫
々周波数変換を施し、複数の中間周波数信号として出力
することが可能である。本発明に係る衛星放送受信機
は、アンテナ装置の複数の出力端から得られる複数の中
間周波数信号に夫々復調を施して出力するための複数列
の信号処理部を並列に具えると共に、これらの信号処理
部の前段には、アンテナ装置の各出力端と各信号処理部
の入力端の相互の接続状態を切り換えるためのスイッチ
回路が設けられている。
【0010】上記本発明の衛星放送受信機において、例
えば複数(N)の放送局から送られてくる複数(N)の放送
番組を同時に受信せんとするときは、スイッチ回路の切
り換えによって、アンテナ装置の複数(N)の出力端を、
衛星放送受信機の複数(N)の信号処理部の入力端に対
し、N対Nの対応関係に接続する。これによって、複数
(N)の放送局から送られてくる複数(N)の衛星放送波が
夫々、アンテナ装置によって受信されると共に周波数変
換が施され、これによって得られる複数の放送について
の中間周波数信号は、衛星放送受信機の各信号処理部に
て選局及び復調のための処理が施され、複数の放送局に
よる複数番組のAV信号として出力される。
【0011】一方、1つの放送局から送られてくる複数
(M)の放送番組を同時に受信せんとするときは、スイッ
チ回路の切り換えによって、該放送局からの放送波を受
信すべきアンテナ装置の出力端を、衛星放送受信機の複
数(M)の信号処理部に対し、1対Mの対応関係に接続す
る。これによって、該放送局から送られてくる衛星放送
波が、アンテナ装置によって受信されると共に周波数変
換が施され、これによって得られる中間周波数信号は、
衛星放送受信機の各信号処理部に並列に入力されて、各
信号処理部にて選局及び復調のための処理が施される。
この際、各信号処理部にて異なるチャンネルを選局すれ
ば、複数チャンネルの複数の番組の放送が夫々AV信号
として出力されることになる。
【0012】具体的構成において、スイッチ回路には、
ユーザの選択操作に応じて接続状態を切り換えるための
制御回路が接続されている。これによって、ユーザは、
例えばリモコン等による簡易な操作により、1或いは複
数の放送局による複数番組から、所望の番組を選択して
視聴することが出来る。
【0013】又、具体的構成において、複数列の信号処
理部には、処理すべき中間周波数信号の方式に応じて各
信号処理部の動作を切り換えるための制御回路が接続さ
れている。該具体的構成によれば、各放送局から送られ
てくる衛星放送波に、変調方式や誤り訂正方式等の方式
の相違があったとしても、制御回路によって、各信号処
理部の動作を、処理すべき中間周波数信号の方式に応じ
たものに切り換えることにより、正しい復調処理が施さ
れる。
【0014】更に具体的な構成において、スイッチ回路
は、アンテナ装置の各出力端を任意の信号処理部の入力
端に接続することが可能なマトリクス回路によって構成
することが出来る。これによって、アンテナ装置の複数
の出力端と複数列の信号処理部の間で様々な接続状態を
実現することが可能となり、複数列の信号処理部をフレ
キシブルに活用して、多様な番組視聴が可能となる。
【0015】尚、アンテナ装置は、各衛星に向けて設置
された複数台の衛星放送受信アンテナと、これらのアン
テナに取り付けられた複数の周波数変換器とから構成す
ることが出来る。又、アンテナ装置は、全ての衛星に対
して指向性を有する1台の衛星放送受信アンテナと、該
アンテナに取り付けられた複数の周波数変換器とから構
成することも可能である。更に又、アンテナ装置は、衛
星放送受信アンテナと、該アンテナによって受信された
衛星放送波の垂直偏波信号或いは水平偏波信号の何れか
一方、又は両方に周波数変換を施して出力することが可
能な1或いは複数の周波数変換器とから構成することが
可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る衛星放送受信機によれば、
複数の放送局によって放送される複数の番組を対象とし
て、所望の番組の視聴、小画面による裏番組の映出、V
TRによる録画等、様々な方法で衛星放送を楽しむこと
が出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明において
は、図1に示す如く、複数の放送局(1)(2)(3)から夫
々の通信衛星(4)(5)(6)を経て送られてくる複数の衛
星放送波が、各衛星に向けて設置された複数のアンテナ
(7)(8)(9)によって受信され、各アンテナに取り付け
られた周波数変換器(7a)(8a)(9a)によって12GHz帯
の放送波がBS/CS帯(1〜2GHz)の中間周波数信
号に変換された後、衛星放送受信機(31)へ入力されて復
調処理が施される。これによって得られるAV信号(映
像信号及び音声信号)をTV受像機(13)へ供給すること
によって、番組の映出が可能となる。
【0018】図2は、2台のアンテナ(7)(8)が接続さ
れた衛星放送受信機(31)の構成を表わしている。両アン
テナ(7)(8)は、後述するスイッチ回路(32)を介して、
2系列の信号処理部A、Bに繋がっている。これら2系
列の信号処理部A、Bは同じ構成を有しており、夫々チ
ューナ(33)(36)、デコード回路(34)(37)、及び出力回路
(35)(38)を具え、これらの動作が制御回路(39)によって
制御されている。
【0019】各チューナ(33)(36)は、ダウンコンバート
部、QPSK復調部及び誤り訂正部を具え、BS/CS
帯域の中間周波数信号の選択、QPSK復調、誤り訂正
等の復調処理を行なって、MPEG2トランスポートス
トリームを作成し、後段の各デコード回路(34)(37)へ出
力する。各デコード回路(34)(37)は、トランスポートス
トリームデコード部及びAVデコード部を具え、視聴者
の選局操作に基づくプログラム仕様情報を受信して、ト
ランスポートストリームの中から必要な映像データと音
声データを抽出し、各出力回路(35)(38)へ出力する。各
出力回路(35)(38)は、NTSCエンコード部及びオーデ
ィオD/A変換部を具え、各デコード回路(34)(37)から
の映像データは圧縮前の映像データに変換した後、NT
SC方式の映像信号に変換する一方、各デコード回路(3
4)(37)からのオーディオデータは圧縮前の音声データに
変換した後、アナログの音声信号に変換し、これによっ
て得られた2系列の映像信号及び音声信号(AV信号)を
前記TV受像機へ出力するものである。
【0020】又、制御回路(39)には、モデム(18)が接続
されており、電話回線を通じて放送局とのデータ通信が
可能となっている。更に、制御回路(39)には一対のIC
カードインターフェース(40)(42)を介して一対のICカ
ードソケット(41)(43)が接続されており、両ICカード
ソケットに夫々ICカード(44)(45)を差し込むことによ
って、2つの衛星放送を対象とするスクランブル解除、
課金情報の書込み及び読出し等が可能である。更に又、
制御回路(39)には、リモコン(22)から送られてくる操作
信号を受信すべきリモコン受光部(21)が接続されてお
り、ユーザ操作に応じた動作制御が行なわれる。
【0021】スイッチ回路(32)は、図4に示す如く一対
の入力端子(32a)(32b)と一対の出力端子(32c)(32d)の間
を繋ぐ2本の直列線路(81)(82)及び2本の交差線路(83)
(84)を具え、各線路にはRFリレー(51)(53)(55)(57)を
介在させると共に、各リレーの一方の端子に終端抵抗(5
2)(54)(56)(58)を接続して、マトリクス回路を構成して
おり、前記制御回路(39)から供給されるスイッチ制御信
号により、各リレー(51)(53)(55)(57)を切り換えること
によって、任意の入力端子を任意の出力端子に接続する
ことが可能となっている。即ち、第1及び第3のリレー
(51)(55)の切り換えによって、第1の入力端子(32a)を
何れか一方の出力端子に接続することが出来、第2及び
第4のリレー(53)(57)の切り換えによって、第2の入力
端子(32b)を何れか一方の出力端子に接続することが出
来る。
【0022】又、スイッチ回路(32)は、図5に示す如く
一対の入力端子(32a)(32b)と一対の出力端子(32c)(32d)
の間を繋を繋ぐ2本の直列線路(81)(82)及び2本の交差
線路(83)(84)の夫々に、リレー(61)(63)(65)(67)を介し
て抵抗(62)(64)(66)(68)を接続すると共に、PINダイ
オード(69)(71)(73)(75)及び抵抗(70)(72)(74)(76)を介
在させて構成することも可能である。前記制御回路(39)
から供給されるスイッチ制御信号によってリレー(61)(6
3)(65)(67)をオン/オフすることにより、PINダイオ
ード(69)(71)(73)(75)をオン/オフし、任意の入力端子
を任意の出力端子に接続することが出来る。
【0023】図2に示す衛星放送受信機(31)において
は、リモコン(22)の操作に応じて制御回路(39)がスイッ
チ回路(32)の接続状態を自動的に切り換える。例えば、
スイッチ回路(32)の第1入力端子(32a)を第1出力端子
(32c)に接続すると共に、第2入力端子(32b)を第2出力
端子(32d)に接続することにより、第1アンテナ(7)に
より受信した第1の衛星放送を第1信号処理部Aにて処
理すると同時に、第2アンテナ(8)により受信した第2
の衛星放送を第2信号処理部Bにて処理して、これによ
って得られる2系列のAV信号をTV受像機に供給する
ことが出来る。この際、第1の衛星放送波と第2の衛星
放送波に、変調方式や誤り訂正方式等の相違がある場合
は、制御回路(39)によって第1チューナ(33)及び第2チ
ューナ(36)の動作を切り換え、処理すべき中間周波数信
号の方式に応じた適切なQPSK復調及び誤り訂正を施
す。又、必要に応じて、第1及び第2デコード回路(34)
(37)の動作も切り換えて、処理すべきトランスポートス
トリームの方式に応じた適切な復号処理を施す。この結
果、TV受像機では、一方の衛星放送の所望の番組を親
画面に映出すると同時に、他方の衛星放送の所望の番組
を小画面に映出し、或いはVTRによって録画すること
が可能である。
【0024】又、スイッチ回路(32)の第1入力端子(32
a)を第1出力端子(32c)と第2出力端子(32d)の両方に接
続することによって、第1アンテナ(7)により受信した
第1の衛星放送を第1信号処理部Aと第2信号処理部B
の両方にて同時に処理することが可能であり、両信号処
理部で異なるチャンネルを選択することによって、第1
衛星放送に含まれる2つのチャンネルの2つの放送番組
を、TV受像機の親画面及び小画面に映出し、或いは一
方の放送番組をVTRによって録画することが出来る。
これに対し、スイッチ回路(32)の第2入力端子(32b)を
第1出力端子(32c)と第2出力端子(32d)の両方に接続す
れば、第2アンテナ(8)により受信した第2の衛星放送
に含まれる2つのチャンネルの2つの放送番組について
も同様に、TV受像機による映出やVTRによる録画が
可能である。
【0025】図3に示す衛星放送受信機(31)に接続され
たアンテナ(47)は、1つの衛星から送られてくる垂直偏
波信号及び水平偏波信号を含む衛星放送波の受信が可能
であって、該アンテナ(47)には、受信された衛星放送波
の垂直偏波信号或いは水平偏波信号の何れか一方に周波
数変換を施して出力することが可能な周波数変換器(47
a)が取り付けられている。尚、垂直偏波信号と水平偏波
信号の選択は、周波数変換器(47a)に供給する電源の電
圧を切り換えることによって行なわれる。該衛星放送受
信機(31)は、上述の衛星放送受信機と同様に、スイッチ
回路(32)の2つの出力端子(32c)(32d)に接続された2系
列の信号処理部A、Bを具え、これら信号処理部の動作
が制御回路(46)によって制御されている。ここで、スイ
ッチ回路(32)としては、図4や図5に示す構成を採用す
ることが出来る。
【0026】図3の衛星放送受信機(31)において、スイ
ッチ回路(32)の第1入力端子(32a)を第1出力端子(32c)
に接続すると共に、第2入力端子(32b)を第2出力端子
(32d)に接続すれば、アンテナ(47)によって受信された
衛星放送波に含まれている複数チャンネルの内、垂直偏
波が施されたチャンネルを第1チューナ(33)により選局
し、或いは、水平偏波が施されたチャンネルを第2チュ
ーナ(36)により選局することが出来、これによって、垂
直偏波が施されたチャンネルの放送番組と水平偏波が施
されたチャンネルの放送番組の何れか一方を、TV受像
機に映出することが出来る。
【0027】又、スイッチ回路(32)の第1入力端子(32
a)を第1出力端子(32c)と第2出力端子(32d)の両方に接
続すれば、アンテナ(47)によって受信された衛星放送波
に含まれている複数チャンネルの内、垂直偏波が施され
た1つのチャンネルを第1チューナ(33)により選局する
と共に、垂直偏波が施された他の1つのチャンネルを第
2チューナ(36)により選局することが出来、これによっ
て、垂直偏波が施された2つのチャンネルの2つの放送
番組を同時に、TV受像機の親画面及び小画面に映出
し、或いは一方の放送番組をVTRによって録画するこ
とが出来る。これに対し、スイッチ回路(32)の第2入力
端子(32b)を第1出力端子(32c)と第2出力端子(32d)の
両方に接続すれば、水平偏波が施された2つのチャンネ
ルの2つの放送番組についても同様に、TV受像機によ
る映出やVTRによる録画が可能である。
【0028】尚、図3に示すアンテナ(47)に2つの周波
数変換器を取り付けて、垂直偏波信号と水平偏波信号の
同時受信を可能とし、これらの信号をスイッチ回路(32)
の2つの入力端子(32a)(32b)へ供給すれば、アンテナ(4
7)によって受信された衛星放送波に含まれている複数チ
ャンネルの内、垂直偏波が施されたチャンネルを第1チ
ューナ(33)により選局すると共に、水平偏波が施された
チャンネルを第2チューナ(36)により選局することが出
来、これによって、垂直偏波が施されたチャンネルの放
送番組と、水平偏波が施されたチャンネルの放送番組の
両方を、TV受像機の親画面と小画面に同時に映出する
ことが出来る。
【0029】上述の如く、本発明に係る衛星放送受信機
によれば、複数の放送局によって放送される複数の衛星
放送番組を対象として、リモコン(22)の操作によって、
所望の番組の視聴、小画面による裏番組の映出、VTR
による録画等を容易に行なうことが出来る。
【0030】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、衛星放送受信機(31)の信号
処理部は2系列に限らず、3以上の複数系列を設けるこ
とも可能である。この場合、スイッチ回路(32)は、図4
或いは図5に示すマトリクス回路と同様に構成すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星放送受信機を用いた衛星放送
受信システムの構成を表わす図である。
【図2】本発明に係る衛星放送受信機の構成を表わすブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る衛星放送受信機の他の構成を表わ
すブロック図である。
【図4】スイッチ回路の構成を表わす回路図である。
【図5】スイッチ回路の他の構成を表わす回路図であ
る。
【図6】従来の衛星放送受信システムの構成を表わす図
である。
【図7】従来の衛星放送受信機の構成を表わすブロック
図である。
【符号の説明】
(1)〜(3) 放送局 (4)〜(6) 衛星 (7)〜(9) アンテナ (7a)〜(9a) 周波数変換器 (13) TV受像機 (31) 衛星放送受信機 (32) スイッチ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一周波数帯域の複数の衛星放送波を受
    信して、これらの衛星放送波に夫々周波数変換を施し、
    複数の中間周波数信号として出力するアンテナ装置に接
    続されるべき衛星放送受信機であって、アンテナ装置か
    ら得られる複数の中間周波数信号に夫々復調を施して出
    力するための複数列の信号処理部を並列に具えると共
    に、これらの信号処理部の前段には、アンテナ装置の各
    出力端と各信号処理部の入力端の相互の接続状態を切り
    換えるためのスイッチ回路が設けられていることを特徴
    とする衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】 スイッチ回路には、ユーザの選択操作に
    応じて接続状態を切り換えるための制御回路が接続され
    ている請求項1に記載の衛星放送受信機。
  3. 【請求項3】 複数列の信号処理部には、処理すべき中
    間周波数信号の方式に応じて各信号処理部の動作を切り
    換えるための制御回路が接続されている請求項1に記載
    の衛星放送受信機。
  4. 【請求項4】 スイッチ回路は、アンテナ装置の各出力
    端を任意の信号処理部の入力端に接続することが可能な
    マトリクス回路によって構成されている請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載の衛星放送受信機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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