JPH1188392A - 通信制御方式 - Google Patents
通信制御方式Info
- Publication number
- JPH1188392A JPH1188392A JP9248116A JP24811697A JPH1188392A JP H1188392 A JPH1188392 A JP H1188392A JP 9248116 A JP9248116 A JP 9248116A JP 24811697 A JP24811697 A JP 24811697A JP H1188392 A JPH1188392 A JP H1188392A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- token
- processing
- communication control
- processors
- processing device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定装置の負荷の削減、および特定装置のダ
ウンに伴うシステム停止を防止し、さらにすべての処理
装置においてダウンした装置の認識、およびユーザへの
通知を実現する。 【解決手段】 データ送信権をあらわすトークン内に格
納されるリング管理テーブルの通信レディフラグを各処
理装置自身が直接操作することにより、リングへの参加
・離脱を決定する。さらにリング管理テーブルには処理
シーケンス番号が格納されており、各処理装置はトーク
ンを受け取った際、自処理装置の処理シーケンス番号を
カウントアップして値を変更する。そしてすべての処理
装置において、他の処理装置の処理シーケンス番号の増
加をチェックすることにより、他の処理装置における障
害発生の有無を検出する。
ウンに伴うシステム停止を防止し、さらにすべての処理
装置においてダウンした装置の認識、およびユーザへの
通知を実現する。 【解決手段】 データ送信権をあらわすトークン内に格
納されるリング管理テーブルの通信レディフラグを各処
理装置自身が直接操作することにより、リングへの参加
・離脱を決定する。さらにリング管理テーブルには処理
シーケンス番号が格納されており、各処理装置はトーク
ンを受け取った際、自処理装置の処理シーケンス番号を
カウントアップして値を変更する。そしてすべての処理
装置において、他の処理装置の処理シーケンス番号の増
加をチェックすることにより、他の処理装置における障
害発生の有無を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御方式に関
し、特にバス状LAN等の単一伝送路上に接続された処
理装置間における通信制御方式に関する。
し、特にバス状LAN等の単一伝送路上に接続された処
理装置間における通信制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単一の伝送路上に接続される複数
の処理装置間で通信を行う場合、図9で示すように任意
の処理装置1をマスタ、それ以外の処理装置2−1〜2
−4をスレーブと定義し、マスタ主導によるポーリング
・セレクティング方式を用いてデータの送受信を行って
いた。
の処理装置間で通信を行う場合、図9で示すように任意
の処理装置1をマスタ、それ以外の処理装置2−1〜2
−4をスレーブと定義し、マスタ主導によるポーリング
・セレクティング方式を用いてデータの送受信を行って
いた。
【0003】これに対してIEEE802.4に記述さ
れているトークンパッシング方式では、トークンと称す
るデータ送信権を、処理装置間で構築する論理リングに
沿って巡回させる。これにより、マスタからのポーリン
グを待つこと無にデータ送信が行える。
れているトークンパッシング方式では、トークンと称す
るデータ送信権を、処理装置間で構築する論理リングに
沿って巡回させる。これにより、マスタからのポーリン
グを待つこと無にデータ送信が行える。
【0004】トークンパッシング方式の具体的な例とし
て、特開平2−48841号公報を提示する。同公報に
よれば、バス型LAN上のデータの送受信において、ト
ークンの受け渡しを管理局が通常局からの状況や要求に
応じて論理リングを構築・更新し、これに沿ってトーク
ンを巡回させる。
て、特開平2−48841号公報を提示する。同公報に
よれば、バス型LAN上のデータの送受信において、ト
ークンの受け渡しを管理局が通常局からの状況や要求に
応じて論理リングを構築・更新し、これに沿ってトーク
ンを巡回させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マスタ手動によるポー
リング・セレクティング方式においてスレーブがデータ
送信する場合、マスタからのポーリングを受信するまで
はデータを送信することができず、またスレーブから別
のスレーブへ直接データを送信することができなかっ
た。さらにマスタとなっている処理装置の負荷が非常に
高くなる上、もしもマスタが障害などによりダウンした
場合、それ以降の通信が行えなくなってしまう。
リング・セレクティング方式においてスレーブがデータ
送信する場合、マスタからのポーリングを受信するまで
はデータを送信することができず、またスレーブから別
のスレーブへ直接データを送信することができなかっ
た。さらにマスタとなっている処理装置の負荷が非常に
高くなる上、もしもマスタが障害などによりダウンした
場合、それ以降の通信が行えなくなってしまう。
【0006】またトークンパッシング方式ではリングを
定義・構築する管理局が必要で、すべての処理装置にそ
の機能を持たせるか、1つの処理装置に固定してその機
能を持たせることになる。前者の場合、すべての処理装
置に管理局としての機能を持たせるとそれぞれの処理装
置自身の構造が複雑となり、コスト面でも高価なシステ
ムとなる。後者の場合は、前述の例と同様にその装置の
負荷が大きくなり、その装置がダウンするとシステムに
与える影響も高い。
定義・構築する管理局が必要で、すべての処理装置にそ
の機能を持たせるか、1つの処理装置に固定してその機
能を持たせることになる。前者の場合、すべての処理装
置に管理局としての機能を持たせるとそれぞれの処理装
置自身の構造が複雑となり、コスト面でも高価なシステ
ムとなる。後者の場合は、前述の例と同様にその装置の
負荷が大きくなり、その装置がダウンするとシステムに
与える影響も高い。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ため、本発明による通信制御方式は論理リング構成を有
し、データ送信権を巡回させる手段、論理リングの構築
・管理を全処理装置に分散させる手段を有する。
ため、本発明による通信制御方式は論理リング構成を有
し、データ送信権を巡回させる手段、論理リングの構築
・管理を全処理装置に分散させる手段を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明による実施の形態の
一例を、図面を参照して説明する。
一例を、図面を参照して説明する。
【0009】図1は、本発明が制御するシステムのハー
ドウェア構成を示す構成図である。すべての処理装置7
は伝送路3に同等に接続される。そして、処理装置には
マスタ/スレーブの区別無く、任意の処理装置7間で通
信が行われる。
ドウェア構成を示す構成図である。すべての処理装置7
は伝送路3に同等に接続される。そして、処理装置には
マスタ/スレーブの区別無く、任意の処理装置7間で通
信が行われる。
【0010】図2は複数の処理装置7間で定義される論
理リングのイメージ構成を示すものである。各処理装置
7はトークンと称するデータ送信権を、予め定義された
順に巡回してゆく。トークン8の実体は処理装置7間で
巡回させる通信制御データの一種である。
理リングのイメージ構成を示すものである。各処理装置
7はトークンと称するデータ送信権を、予め定義された
順に巡回してゆく。トークン8の実体は処理装置7間で
巡回させる通信制御データの一種である。
【0011】トークン8を受け取った時点で、該当する
処理装置7がポーリング・セレクティング方式における
マスタと同等の権利を与えることになる。従って、その
時点で一般データの送信要求が有れば、任意の処理装置
にデータを送信することができる。
処理装置7がポーリング・セレクティング方式における
マスタと同等の権利を与えることになる。従って、その
時点で一般データの送信要求が有れば、任意の処理装置
にデータを送信することができる。
【0012】図3はトークン8に含まれるリング管理テ
ーブルである。リング管理テーブルには、すべての処理
装置に関する巡回番号、ステーションアドレス、通信レ
ディフラグ、処理シーケンス番号が登録されている。
ーブルである。リング管理テーブルには、すべての処理
装置に関する巡回番号、ステーションアドレス、通信レ
ディフラグ、処理シーケンス番号が登録されている。
【0013】リング管理テーブルの各要素について詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】巡回番号とはトークンを巡回させる順番を
示すものである。すなわち巡回番号により論理リングの
基本構成が定義されることになる。
示すものである。すなわち巡回番号により論理リングの
基本構成が定義されることになる。
【0015】ステーションアドレスは各処理装置7を識
別するためのアドレス値であり、ステーションアドレス
を用いて一般送信データやトークンを含む通信制御デー
タを送信する。
別するためのアドレス値であり、ステーションアドレス
を用いて一般送信データやトークンを含む通信制御デー
タを送信する。
【0016】通信レディフラグは、各処理装置が論理リ
ングに参加するかどうかを示すフラグである。通信レデ
ィフラグがON状態で有れば、その処理装置は論理リン
グに参加していることを示し、トークン巡回の対象装置
と見なされる。通信レディフラグがOFF状態で有れ
ば、その装置は論理リングから離脱しトークン巡回の対
象から外される。
ングに参加するかどうかを示すフラグである。通信レデ
ィフラグがON状態で有れば、その処理装置は論理リン
グに参加していることを示し、トークン巡回の対象装置
と見なされる。通信レディフラグがOFF状態で有れ
ば、その装置は論理リングから離脱しトークン巡回の対
象から外される。
【0017】処理シーケンス番号とは、その装置がトー
クンを受け取った回数を示すものである。本実施形態に
おいては、各処理装置自身がトークンを取得した際に、
処理シ−ケンス番号の値を1増加させる。従ってトーク
ンが巡回してゆけば、論理リングに参加しているすべて
の処理装置の処理シーケンス番号が、それぞれ1増加す
ることになり、逆に増加していない場合はその処理装置
において何らかの障害が発生したと見なすことができ
る。
クンを受け取った回数を示すものである。本実施形態に
おいては、各処理装置自身がトークンを取得した際に、
処理シ−ケンス番号の値を1増加させる。従ってトーク
ンが巡回してゆけば、論理リングに参加しているすべて
の処理装置の処理シーケンス番号が、それぞれ1増加す
ることになり、逆に増加していない場合はその処理装置
において何らかの障害が発生したと見なすことができ
る。
【0018】図4は処理装置7の内部構成を示すブロッ
ク図である。処理装置7は伝送路制御部9,通信制御部
10,一般送受信データ制御部12,トークン処理部1
3を有する。表示装置14は処理装置7に接続されてい
る。
ク図である。処理装置7は伝送路制御部9,通信制御部
10,一般送受信データ制御部12,トークン処理部1
3を有する。表示装置14は処理装置7に接続されてい
る。
【0019】伝送路制御部9は伝送路3に直接接続さ
れ、伝送路3とのインタフェースを提供するものであ
る。
れ、伝送路3とのインタフェースを提供するものであ
る。
【0020】通信制御部10は、一般送受信データ制御
部11,次装置監視部12,トークン処理部13と連携
して通信制御を行う主制御部である。伝送路3からの受
信データは、伝送路制御部9を経由して通信制御部10
が受け取る。また伝送路3への送信データは通信制御部
10から伝送路制御部9を経由して伝送路3へ送出され
る。
部11,次装置監視部12,トークン処理部13と連携
して通信制御を行う主制御部である。伝送路3からの受
信データは、伝送路制御部9を経由して通信制御部10
が受け取る。また伝送路3への送信データは通信制御部
10から伝送路制御部9を経由して伝送路3へ送出され
る。
【0021】一般送受信データ制御部11は、通信制御
データとは異なる一般の送受信データを処理する。
データとは異なる一般の送受信データを処理する。
【0022】次装置監視部12は、論理リングにおける
次装置の監視を行うものである。
次装置の監視を行うものである。
【0023】トークン処理部13は、トークンの管理・
操作に関する処理を行う。
操作に関する処理を行う。
【0024】表示装置14は、トークン処理部13にお
いて検出された、他処理装置の障害発生を表示するもの
である。
いて検出された、他処理装置の障害発生を表示するもの
である。
【0025】次に処理装置における通信制御手順を、図
4および図5を用いて説明する。
4および図5を用いて説明する。
【0026】任意の処理装置Miにおいてトークンを受
信した時、そのトークンが自装置宛てのものと判断する
と(S1)、トークン処理部13にトークン8の内容が
転送され、トークン8内のリング管理テーブルにおける
自装置Miの処理シーケンス番号に1加算する。さら
に、もし通信レディフラグがOFF状態で有れば、この
装置がそれまで論理リングに参加していなかったことを
示すため、論理リングに自装置を参加させる場合はON
状態に変更する。同様に次回トークン巡回以降論理リン
グから離脱したい場合、ここで通信レディフラグをOF
F状態に変更しておく(S2)。
信した時、そのトークンが自装置宛てのものと判断する
と(S1)、トークン処理部13にトークン8の内容が
転送され、トークン8内のリング管理テーブルにおける
自装置Miの処理シーケンス番号に1加算する。さら
に、もし通信レディフラグがOFF状態で有れば、この
装置がそれまで論理リングに参加していなかったことを
示すため、論理リングに自装置を参加させる場合はON
状態に変更する。同様に次回トークン巡回以降論理リン
グから離脱したい場合、ここで通信レディフラグをOF
F状態に変更しておく(S2)。
【0027】トークン処理部13では、リング管理テー
ブルにおける他処理装置7のシーケンス番号をチェック
し、前回チェックしたときの値と比較することにより、
他処理装置における障害発生の有無を判定する(S
3)。その結果障害発生装置を検出した場合、表示装置
14にて障害の発生を表示する(S10)。
ブルにおける他処理装置7のシーケンス番号をチェック
し、前回チェックしたときの値と比較することにより、
他処理装置における障害発生の有無を判定する(S
3)。その結果障害発生装置を検出した場合、表示装置
14にて障害の発生を表示する(S10)。
【0028】障害発生装置を特定しなかった場合は一般
送受信データ制御部11に対して、一般送信データの有
無を確認(S4)し、その結果を判定する(S5)。一
般送信データが存在する場合は通常通り一般送信データ
の送信を行う(S11)。
送受信データ制御部11に対して、一般送信データの有
無を確認(S4)し、その結果を判定する(S5)。一
般送信データが存在する場合は通常通り一般送信データ
の送信を行う(S11)。
【0029】一般送信データが存在しなければ、次の処
理装置にトークンを譲渡する準備を行う。具体的には、
トークンに定義された内容から自処理装置Miの次にあ
たる処理装置Mi+1に対して通信が可能であるか、ま
たは論理リングに再加入する予定であるか、センスデー
タを送出してそれに対するレスポンス情報を待つ(S1
2,S13)。
理装置にトークンを譲渡する準備を行う。具体的には、
トークンに定義された内容から自処理装置Miの次にあ
たる処理装置Mi+1に対して通信が可能であるか、ま
たは論理リングに再加入する予定であるか、センスデー
タを送出してそれに対するレスポンス情報を待つ(S1
2,S13)。
【0030】レスポンスが次処理装置Mi+1から返っ
たなら、次にトークン8を受理する装置を処理装置Mi
+1に設定し、トークンを送信して送信件を明け渡す
(S9)。
たなら、次にトークン8を受理する装置を処理装置Mi
+1に設定し、トークンを送信して送信件を明け渡す
(S9)。
【0031】逆にレスポンスを受信しなかったならば、
センシングをかけた処理装置Miは障害が発生している
か論理リングへの加入を否定しているものと判断し、調
査対象装置をさらに隣接の処理装置に変更し(S1
4)、センスデータ送出を繰り返す。
センシングをかけた処理装置Miは障害が発生している
か論理リングへの加入を否定しているものと判断し、調
査対象装置をさらに隣接の処理装置に変更し(S1
4)、センスデータ送出を繰り返す。
【0032】次に本発明による動作例を図6,図7,図
8を用いて説明する。
8を用いて説明する。
【0033】同一伝送路上にM1、M2、…、M6の6つ
の処理装置が接続されているものとする。図6は通信レ
ディフラグがすべての装置においてON状態であり、す
なわちすべての装置が論理リングに参加していることを
示す。従ってトークンはM1→M2→M3→M4→M5→M6
→M1…という順序で巡回される。
の処理装置が接続されているものとする。図6は通信レ
ディフラグがすべての装置においてON状態であり、す
なわちすべての装置が論理リングに参加していることを
示す。従ってトークンはM1→M2→M3→M4→M5→M6
→M1…という順序で巡回される。
【0034】図7はM3の通信レディフラグがOFF状
態であり、論理リングに参加していない状態を示す。こ
の実施例では、トークンはM3をとばしてM1→M2→M4
→M5→M6→M1…と巡回される。ただし、処理装置M2
は送信件を処装置M4に明け渡す前に、M3に対して必ず
センスデータを送出する。そして処理装置M3からレス
ポンスが返った場合は、トークンをM4ではなくM3に明
け渡し、M3を論理リングに参加させる。
態であり、論理リングに参加していない状態を示す。こ
の実施例では、トークンはM3をとばしてM1→M2→M4
→M5→M6→M1…と巡回される。ただし、処理装置M2
は送信件を処装置M4に明け渡す前に、M3に対して必ず
センスデータを送出する。そして処理装置M3からレス
ポンスが返った場合は、トークンをM4ではなくM3に明
け渡し、M3を論理リングに参加させる。
【0035】図8ではM3に障害が発生した場合の動作
を示す。処理装置M2がトークン情報をM3に送信する際
に、何らかの原因により送信失敗した場合、M2はトー
クンをM4に送信することになる。次にM2がトークンを
受け取った際には、M3の処理シーケンス番号が増加し
ていないことを検出し、表示装置にM3の障害発生を表
示することになる。なお、M3の障害発生はM2だけでは
なくM3以外のすべての処理装置(M1,M2,M4,
M5,M6)で検出することができるので、それぞれの処
理装置の表示装置に、M3の障害が表示されることにな
る。
を示す。処理装置M2がトークン情報をM3に送信する際
に、何らかの原因により送信失敗した場合、M2はトー
クンをM4に送信することになる。次にM2がトークンを
受け取った際には、M3の処理シーケンス番号が増加し
ていないことを検出し、表示装置にM3の障害発生を表
示することになる。なお、M3の障害発生はM2だけでは
なくM3以外のすべての処理装置(M1,M2,M4,
M5,M6)で検出することができるので、それぞれの処
理装置の表示装置に、M3の障害が表示されることにな
る。
【0036】これまで説明したように、本発明の通信制
御方式を採用することにより、マスタ装置のような特定
の処理装置を介さずに、任意の処理装置間で直接データ
の送受信が行え、また特定の処理装置に負荷が集中する
こともなくなる。そして、すべての処理装置は論理的に
同等な処理装置として定義されているため、どの処理装
置がダウンしたとしても、他の処理装置間の通信処理に
影響を与えることがなく、さらにダウンした処理装置を
すべての処理装置が認識することもできる。論理リング
の構築・管理に関しても特定の処理装置が行うのではな
く、すべての装置にその役割を分散して持たせることに
よって、特定装置のダウンにともなうシステム停止を防
止することができる。
御方式を採用することにより、マスタ装置のような特定
の処理装置を介さずに、任意の処理装置間で直接データ
の送受信が行え、また特定の処理装置に負荷が集中する
こともなくなる。そして、すべての処理装置は論理的に
同等な処理装置として定義されているため、どの処理装
置がダウンしたとしても、他の処理装置間の通信処理に
影響を与えることがなく、さらにダウンした処理装置を
すべての処理装置が認識することもできる。論理リング
の構築・管理に関しても特定の処理装置が行うのではな
く、すべての装置にその役割を分散して持たせることに
よって、特定装置のダウンにともなうシステム停止を防
止することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の通信制御方式を採用することに
より、ポーリング・セレクティング方式におけるマスタ
装置のような、特定の処理装置を介さずに任意の処理装
置間で直接データの送受信が行える。そのうえマスタ装
置に負荷が集中することもなくなる。またどの処理装置
がダウンしたとしても、他の処理装置間の通信処理に影
響を与えることがなく、さらにダウンした処理装置をす
べての処理装置が認識することもできる。
より、ポーリング・セレクティング方式におけるマスタ
装置のような、特定の処理装置を介さずに任意の処理装
置間で直接データの送受信が行える。そのうえマスタ装
置に負荷が集中することもなくなる。またどの処理装置
がダウンしたとしても、他の処理装置間の通信処理に影
響を与えることがなく、さらにダウンした処理装置をす
べての処理装置が認識することもできる。
【0038】トークンパッシング方式におけるリング管
理装置が行う論理リングの構築・管理に関しても、特定
の処理装置が行うのではなく、すべての装置にその役割
を分散して持たせることによって、特定装置のダウンに
ともなうシステムの停止を防止することができる。
理装置が行う論理リングの構築・管理に関しても、特定
の処理装置が行うのではなく、すべての装置にその役割
を分散して持たせることによって、特定装置のダウンに
ともなうシステムの停止を防止することができる。
【図1】本発明の実施例における通信制御方式のシステ
ム構成
ム構成
【図2】本発明の実施例におけるシステムの論理リング
構成
構成
【図3】トークン内に格納されるリング管理テーブル
【図4】本発明における処理装置の内部構成
【図5】本発明の処理フロー
【図6】本発明の通信制御方式の動作一例
【図7】本発明の通信制御方式の動作一例
【図8】本発明の通信制御方式の動作一例
【図9】ポーリング・セレクティング方式におけるシス
テム構成
テム構成
【図10】トークンパッシング方式におけるシステム構
成
成
1・・・ポーリング・セレクティング方式におけるマスタ
装置 2−1〜2−4・・・ポーリング・セレクティング方式に
おけるスレーブ装置 3・・・伝送路 4・・・トークンパッシング方式における処理装置(管理
局) 5−1〜5−3・・・トークンパッシング方式における処
理装置 6・・・トークンパッシング方式におけるトークン 7・・・本発明における処理装置 8・・・本発明におけるトークン 9・・・伝送路制御部 10・・・通信制御部 11・・・一般送受信データ制御部 12・・・次装置監視部 13・・・トークン処理部 14・・・表示装置
装置 2−1〜2−4・・・ポーリング・セレクティング方式に
おけるスレーブ装置 3・・・伝送路 4・・・トークンパッシング方式における処理装置(管理
局) 5−1〜5−3・・・トークンパッシング方式における処
理装置 6・・・トークンパッシング方式におけるトークン 7・・・本発明における処理装置 8・・・本発明におけるトークン 9・・・伝送路制御部 10・・・通信制御部 11・・・一般送受信データ制御部 12・・・次装置監視部 13・・・トークン処理部 14・・・表示装置
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の処理装置に対し予め定義された順
に送信権を巡回させて単一の処理装置が定義順に情報通
信を行う通信制御方式において、 送信権情報が前記複数処理装置間の巡回順序定義情報を
含むことを特徴とする通信制御方式。 - 【請求項2】 前記送信権情報が前記複数処理装置ごと
の正常処理回数を示す処理回数情報を含むことを特徴と
する請求項1記載の通信制御方式。 - 【請求項3】 前記送信権情報が前記巡回順序定義情報
に定義された巡回順序から任意の前記処理装置が除外さ
れることを示す情報を含むことを特徴とする請求項1記
載の通信制御方式。 - 【請求項4】 送信権を得た任意の前記処理装置が、前
記巡回順序定義情報に定義された巡回順序順に示された
順序に従い他の任意処理装置に対して通信の可否を問い
合わせることを特徴とする請求項1記載の通信制御方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9248116A JPH1188392A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 通信制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9248116A JPH1188392A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 通信制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188392A true JPH1188392A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17173473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9248116A Withdrawn JPH1188392A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 通信制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1188392A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010073349A1 (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-01 | 三菱電機株式会社 | 通信管理装置、通信装置および通信方法 |
JP2011061623A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Toshiba Corp | ネットワークシステム、ハブ装置および障害ノード特定方法 |
JP2011199901A (ja) * | 2011-06-08 | 2011-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 通信管理装置、通信装置および通信方法 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP9248116A patent/JPH1188392A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
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US9184933B2 (en) | 2008-12-25 | 2015-11-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Communication management apparatus, communication apparatus, and communication method |
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