JPH1188360A - ショートセル多重装置 - Google Patents

ショートセル多重装置

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JPH1188360A
JPH1188360A JP24709197A JP24709197A JPH1188360A JP H1188360 A JPH1188360 A JP H1188360A JP 24709197 A JP24709197 A JP 24709197A JP 24709197 A JP24709197 A JP 24709197A JP H1188360 A JPH1188360 A JP H1188360A
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    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5672Multiplexing, e.g. coding, scrambling

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストを抑えつつショートセルの読み出し順序
の変更処理の負担を軽減できるショートセル多重装置を
提供すること。 【解決手段】ショートセル多重装置40の順序指定手段
20aにおいて、読み出し間隔設定レジスタ64a〜6
4cの夫々には、品質クラス1〜3に対応した読み出し
間隔が設定されている。また、カウンタメモリ61a〜
61cには、読み出されたショートセル1の個数が格納
される。順序指定手段20aは、各読み出し間隔,及び
読み出されたショートセル1の個数に基づいて、ショー
トセルの個数が読み出し間隔に達している品質クラスを
特定し、そのクラスのショートセルの読み出しを指示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(非同期転
送モード)での通信において、低ビットレートの情報を
格納した複数のショートセルを、ATMコネクション上
にて多重処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ATM網を用いて通信を行う場
合には、48バイトの固定長のデータ格納領域であるペ
イロードにデータが埋め込まれたATMセルを送信元か
ら送信先へ転送することで行われる。ATMセルは、A
TM網内を伝送される際には、1コネクションにつき1
つの宛先(VPI/VCI:バーチャルパス識別子/バ
ーチャルコネクション識別子)が割り当てられる。この
ため、1つのATMセルのヘッダには、1コネクション
のみの情報が埋め込まれて伝送される。
【0003】ところで、無線を利用した移動通信の分野
では、通信帯域の有効利用のため、ATMセルのペイロ
ードには、伝送すべき情報が圧縮符号化された状態で埋
め込まれる(セル化)。この圧縮符号化された情報(圧縮
符号化情報)は、数bps〜数十bpsであり、ATM
セルの伝送速度と比較すると非常に低ビットレートの情
報である。低ビットレートの情報は、その発生(到着)に
時間がかかる。このため、例えば、順次発生する圧縮符
号化情報をATMセルのペイロードに直接格納し、ペイ
ロードが圧縮符号化情報で満たされた場合にはそのAT
MセルをATM網へ送出するといった手法を採ると、セ
ル化の遅延,即ち、データ伝送の遅延が生じる。このデ
ータ伝送の遅延は、通信の品質低下を招いてしまうので
望ましくない。
【0004】そこで、上述したセル化遅延によるデータ
伝送の遅延を抑制し、且つ伝送帯域の有効利用を図るこ
とのできる転送方式が、ATMフォーラムやITU−T
等で検討されている。この検討における転送方式の一つ
として、ATMセルのペイロードに情報長の短い可変長
のショートセルを複数埋め込む方式が提案されている。
【0005】図15は、ショートセルをATMセルのペ
イロードに多重処理する際の概念図である。図15にお
いて、ショートセル1は、ショートセルヘッダ2とショ
ートセルペイロード3とからなる。ショートセルヘッダ
2内には、ショートセルのコネクションを識別するため
のCID(ショートセルコネクション識別子)と、そのシ
ョートセルのペイロード長を示す長さ表示(LI)が含ま
れている。
【0006】そして、図15に示すように、複数のショ
ートセル1は、ATMセル5のペイロード7内に多重化
されて転送される。このとき、ショートセル1がペイロ
ード7に埋め込まれる位置によっては、一つのショート
セル1が二つのATMセル5にまたがって埋め込まれる
場合もある(オーバーラップという)。
【0007】このように、複数のショートセル1を同一
のコネクション上で転送されるATMセル5内に多重化
すれば、各ショートセルに付されるCIDの分だけAT
Mセル5のペイロード7が満杯となる時間の短縮が図ら
れるので、セル化の遅延,即ちデータ伝送の遅延が抑え
られる。
【0008】ところで、ATMセル5のペイロード7内
に一つの情報元からのデータを埋め込む技術として、C
LAD(CELL ASSEMBLY AND DISASSEMBLY:セル分解・組
立)がある。図16は、CLADの構成図である。図1
6において、CLAD8は、データ格納バッファ9,デ
ータ量監視部10,読み出し制御部11,及びATMセ
ルヘッダ作成部12からなる。データ格納バッファ9
は、情報元から入力されるデータを蓄積する。データ量
監視部10は、データ格納バッファ9にデータ量が1セ
ル分以上格納されたか否かを監視し、データが1セル分
以上たまると、その旨を読み出し制御部11に通知す
る。読み出し制御部11は、データ量監視部10から通
知を受け取ると、データ格納バッファ9から1セル分の
データを読み出して、ATMセルヘッダ作成部12に与
える。ATMセルヘッダ作成部12は、データ格納バッ
ファ9から読み出された1セル分のデータ(ATMセル
5のペイロード7に埋め込まれたデータ)にATMセル
ヘッダ6を付加し、ATMセル5を生成する。そして、
生成されたATMセル5が、ATM網へと送出される。
【0009】ところが、上述したCLAD8は、ATM
セル5のペイロード7に格納されるデータが同一のコネ
クションにて伝送されることを前提として構成されてい
る。このため、上述したショートセル1をCLAD8を
用いて多重化する場合には、各ショートセル1が同一の
コネクション情報を有している(同一のコネクション上
を転送される)ことを要し、異なるコネクション情報を
有する複数のショートセル1を多重化することはできな
かった。
【0010】この問題を解決するには、異なるコネクシ
ョン情報を有する複数のショートセル1をATMセル5
のペイロード7に多重化して埋め込むショートセル多重
装置が必要となる。
【0011】ここで、例えば、コネクションの状態(種
類)を含む品質条件毎にクラス分けされた品質クラスに
相当するバッファを設け、夫々の品質クラスの読み出し
帯域を指定し、これに従って読み出しを行うバッファの
順序を指定し、指定されたバッファからショートセル1
を一つずつ読み出して多重すれば、上述のショートセル
多重装置を実現することが可能である。
【0012】図17は、上述した構成を備えるショート
セル多重装置の概念図である。図17において、ショー
トセル多重装置は、ショートセル識別手段16,ショー
トセル書き込み手段17,ショートセル格納手段18,
ショートセル読み出し手段19,及び読み出し順序制御
手段20から構成される。ショートセル識別手段16に
は、到着したショートセル1が入力される。
【0013】ショートセル識別手段16は、自身に入力
されたショートセル1のショートセルヘッダ2に格納さ
れたCIDに基づいて、コネクションの識別処理(コネ
クションの設定有無の確認を行い、例えば「設定なし」
であった場合にはそのショートセル1を廃棄する等)を
行う。また、ショートセル1のCIDに基づいて、ショ
ートセル1がどの品質クラスに属するかの識別処理を行
う。
【0014】ショートセル格納手段18は、複数のFI
FO22a〜22nで構成される。FIFO22a〜2
2nの夫々は、上述した品質クラスに応じたショートセ
ル1の各格納領域を構成する。FIFO22a〜22n
の夫々には、ショートセル識別手段16の識別結果に基
づいて、同一のCIDを有するショートセル1が夫々格
納される。
【0015】ショートセル書き込み手段17は、例えば
セレクタで構成される。ショートセル書き込み手段17
は、ショートセル識別手段16からショートセル1を受
け取るとともに、ショートセル識別手段16による識別
結果(例えば、品質クラス番号)を受け取る。すると、シ
ョートセル書き込み手段17は、品質クラス番号に従っ
て自身の出力を切り替えることによって、ショートセル
識別手段16から転送されてきたショートセル1を、該
当する品質クラスのFIFO22に格納する。
【0016】読み出し順序制御手段20は、FIFO2
2a〜22nの夫々に格納されたショートセル1の読み
出し順序をショートセル読み出し手段19に指示する。
例えば、読み出し順序制御手段20は、予め設定された
送出帯域に応じた読み出し順序を指定するアルゴリズム
に従って、読み出したいショートセル1の品質クラスの
指定指示をショートセル読み出し手段19に与える。
【0017】ショートセル読み出し手段19は、読み出
し順序制御手段20から品質クラスの指定指示を受け取
ると、自身の出力を切り替ることによって、指定指示に
対応するFIFO22からショートセル1を読み出す。
このとき、ショートセル読み出し手段19は、該当する
FIFO22からショートセル1を一つ読み出す。この
とき、読み出し順序制御手段20は、読み出されたショ
ートセル1が埋め込まれるペイロード7が満杯となって
いるか否かを判定し、満杯になっていない場合には、品
質クラスの指定指示をショートセル読み出し手段19に
与える。このようにして、読み出し順序制御手段20
は、ペイロード7が満杯となったと判定するまでショー
トセル読み出し手段19に品質クラスの指定指示を与え
る。これによって、FIFO22a〜22nの何れかか
ら複数のショートセル1が順次読み出され、ATMセル
ヘッダ生成部12に対して送出される。
【0018】そして、ATMセルヘッダ生成部12が、
ショートセル読み出し手段19から読み出された複数の
ショートセル1にATMセルヘッダ6を付加して出力す
ることによって、ペイロード5に多重化されたショート
セル1が埋め込まれたATMセル5が作成され、このA
TMセル5がATM網へ転送される。
【0019】ここで、FIFO22a〜22nに格納さ
れたショートセル1の読み出し順序を指定するアルゴリ
ズムとして、FIFO22a〜22cからのショートセ
ル1の読み出し順序パターンを設定しておき、この順序
パターンに従って読み出し順序制御手段20がショート
セル1を読み出す何れかのFIFO22a〜22cを指
定するものがある。
【0020】図18は、読み出し順序制御手段20によ
る順序指定制御の概念図である。本方法では、読み出し
順序制御手段20が有するメモリ又はレジスタ内に品質
クラス番号を読み出したい順序で並べた読み出し順序パ
ターンを記憶させておく。
【0021】図18に示す例では、メモリ又はレジスタ
には10個の設定領域が形成されており、各設定領域の
それぞれには、クラス1,クラス2,クラス3からなる品
質クラスの何れかのクラス番号が格納されている。そし
て、設定領域の夫々に格納されたクラス番号は、紙面の
左側から読み出し順序の順番で並べられている。これに
よって、読み出し順序制御手段20は、1→2→1→2
→1→2→3→1→2→1という順序(読み出し順序パ
ターン)で品質クラスの指定指示(ショートセル1の読み
出し指示)をショートセル読み出し手段19に繰り返し
与える。すると、ショートセル読み出し手段19は、上
記順序でFIFO22a〜22cの夫々からショートセ
ル1を読み出す。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法には以下の問題があった。即ち、上述した方法で
は、品質クラス毎にどの程度の読み出し帯域とするかを
予め決めておき、上述した読み出し順序設定パターン内
でその品質クラス番号を何回指定するかで帯域を決める
こととなる。図18に示す例では、全体の読み出し速度
を10Mbpsとすれば、例えばクラス1の読み出し帯
域は、読み出し順序指定を行うためのメモリが1巡する
までにクラス1が5回指定されているため、クラス1の
読み出し帯域は10Mbps×5/10=5Mbpsと
なる。従って、読み出し帯域を細かく制御するために
は、読み出し順序パターンにおける指定回数をできるだ
け多くとることが必要であり、そのためには大量のメモ
リ領域を必要とするので、ハードウェアのコストが上昇
してしまう問題があった。
【0023】また、読み出し順序パターンの1サイクル
において指定される品質クラスの個数は読み出し帯域の
精度に係わっている。図18に示す例では、読み出し順
序パターンの1サイクルにおいて品質クラスが10回指
定されるので、1回だけ読み出されるショートセル1
(例ではクラス3のショートセル)の読み出し速度が最低
ビットレートとなる。即ち、この例では1Mbpsが最
低ビットレートとなり、それ以下の最低ビットレートの
設定はできない。また、この方法では、ビットレートを
1Mbps単位でしか設定しかできなかった。
【0024】さらに、ショートセル1のコネクション数
の増減に応じてショートセル1の読み出し帯域を変更す
ることを要する場合があるが、上記した方法では、読み
出し帯域を変更するには読み出し順序パターンにおける
品質クラス番号の順序や品質クラス番号の個数等の再設
定が必要なため、読み出し帯域の設定変更処理が著しく
困難となる問題があった。
【0025】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、ハードウェアのコスト上昇を抑えることができ、且
つ読み出し帯域の変更処理が容易なショートセル多重装
置を提供することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した問題
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1の発明は、複数のクラスの何れかに夫々属する複
数のショートセルを記憶する記憶手段,前記記憶手段に
記憶された複数のショートセルを読み出す順序を指定す
る順序指定手段,前記順序指定手段によって指定された
順序に従って前記記憶手段から複数のショートセルを順
次読み出す読み出し手段,及び前記記憶手段から読み出
された複数のショートセルを多重化する多重化手段を備
えたショートセル多重装置であって、前記順序指定手段
が、同一クラスに属する二つのショートセルを時間をお
いて読み出す際のショートセルの読み出し間隔値をクラ
ス毎に保有する読み出し間隔保有手段と、前記読み出し
手段によってショートセルが読み出され得るタイミング
数を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数さ
れたタイミング数が前記読み出し間隔値に達したクラス
に属するショートセルの読み出し指示を前記読み出し手
段に与えるクラス指定手段とを有することを特徴とす
る。
【0027】請求項1の発明によれば、計数手段が読み
出し手段によって読み出され得るショートセルのタイミ
ング数を計数する。クラス指示手段は、タイミング数と
読み出し間隔保有手段に格納されている読み出し間隔値
とを対比し、タイミング数が読み出し間隔値に達したク
ラスのショートセルの読み出し指示を読み出し手段に与
える。これによって、読み出し手段は、記憶手段から該
当するクラスのショートセルを読み出す。
【0028】請求項2の発明は、請求項1のクラス指定
手段が、前記計数手段によって計数されたショートセル
の個数が前記読み出し間隔値に達したクラスが複数存す
る場合には、これらの複数のクラスから所定の優先順位
に従って一つのクラスを特定し、特定したクラスに属す
るショートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に与
えることで、特定したものである。
【0029】請求項3の発明は、複数のクラスの何れか
に夫々属する複数のショートセルを記憶する記憶手段,
前記記憶手段に記憶された複数のショートセルを読み出
す順序を指定する順序指定手段,前記順序指定手段によ
って指定された順序に従って前記記憶手段から複数のシ
ョートセルを順次読み出す読み出し手段,及び前記記憶
手段から読み出された複数のショートセルを多重化する
多重化手段を備えたショートセル多重装置であって、前
記順序指定手段が、複数のクラスから一つのクラスを指
定するためのバイト数であるクレジット値をクラス毎に
保有するクレジット保有手段と、前記読み出し手段によ
ってショートセルが読み出された際に、そのショートセ
ルの属するクラスのクレジット値から当該ショートセル
のバイト数を減算する減算手段と、クレジット保有手段
に保有されたクレジット値が最も大きいクラスに属する
ショートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に与え
るクラス指定手段とを有することを特徴とする。
【0030】請求項4の発明は、請求項3のクレジット
保有手段が、前記順序指定手段による読み出し順序の指
定が開始される際にクレジット値の初期値をなす所定の
クレジット設定値をクラス毎に保有することで、特定し
たものである。
【0031】請求項5の発明は、請求項4の順序指定手
段が、前記クレジット保有手段に保有されたクレジット
値の全てが所定の閾値以下となった場合に各クレジット
値に対応するクレジット設定値を加算する加算手段をさ
らに有することで、特定したものである。
【0032】請求項6の発明は、請求項4の順序指定手
段が、クレジット保有手段に保有されたクレジット値が
最も大きいクラスが複数ある場合には、これらの複数の
クラスから所定の優先順位に従って一つのクラスを特定
し、特定したクラスに属するショートセルの読み出し指
示を前記読み出し手段に与えることで、特定したもので
ある。
【0033】請求項7の発明は、複数のクラスの何れか
に夫々属する複数のショートセルを記憶する記憶手段,
前記記憶手段に記憶された複数のショートセルを読み出
す順序を指定する順序指定手段,前記順序指定手段によ
って指定された順序に従って前記記憶手段から複数のシ
ョートセルを順次読み出す読み出し手段,及び前記記憶
手段から読み出された複数のショートセルを多重化する
多重化手段を備えたショートセル多重装置であって、前
記順序指定手段が、複数のクラスから一つのクラスを指
定するためのバイト数であるクレジット値をクラス毎に
保有するクレジット保有手段と、前記読み出し手段によ
ってショートセルが読み出された際に、そのショートセ
ルの属するクラスのクレジット値から当該ショートセル
のバイト数を減算する減算手段と、前記読み出し手段に
よって最後に読み出されたショートセルの属するクラス
である前回クラスを示す前回クラス情報が記憶される前
回クラス情報記憶手段と、前記クレジット保有手段に保
有された各クレジット値について所定の閾値以上である
か否かを判定する判定手段と、前記前回クラス情報及び
前記判定手段の各判定結果に基づいて複数のクラスから
一つのクラスを選択しこの選択したクラスに属するショ
ートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に与えるク
ラス選択手段とを有することを特徴とする。
【0034】請求項8の発明は、請求項7のクラス選択
手段が、前記クレジット保有手段に保有された複数のク
レジット値のうち二以上のクレジット値が前記所定の閾
値以上であり且つこの二以上のクレジット値に対応する
各クラスに前記前回クラスが含まれる場合には、前記二
以上のクレジット値に対応する各クラスのうち前回クラ
ス以外のものから一つのクラスを選択することで、特定
したものである。
【0035】請求項9の発明は、請求項5,7,8の所定
の閾値が零であることで、特定したものである。請求項
10の発明は、請求項7のクラス選択手段が、前記所定
の閾値以上のクレジット値を有し且つ前記前回クラス以
外のクラスが複数ある場合には、これらの複数のクラス
から所定の優先順位に従って一つのクラスを特定し、特
定したクラスに属するショートセルの読み出しを前記読
み出し手段に与えることで、特定したものである。
【0036】請求項11の発明は、複数のクラスの何れ
かに夫々属する複数のショートセルを記憶する記憶手
段,前記記憶手段に記憶された複数のショートセルを読
み出す順序を指定する順序指定手段,前記順序指定手段
によって指定された順序に従って前記記憶手段から複数
のショートセルを順次読み出す読み出し手段,及び前記
記憶手段から読み出された複数のショートセルを多重化
する多重化手段を備えたショートセル多重装置であっ
て、前記順序指定手段が、各クラスに割り当てられた帯
域の比率及び前記記憶手段から読み出されたショートセ
ルの長さに基づいてこのショートセルと同一クラスに属
するショートセルが次に読み出される予定時刻をバイト
単位でクラス毎に算出する演算手段と、前記演算手段に
よって算出された各予定時刻と現時刻とを夫々対比して
現時刻が予定時刻に達したクラスに属するショートセル
の読み出し指示を前記読み出し手段に与えるクラス指定
手段とを有することを特徴とする。
【0037】請求項12の発明は、請求項11のクラス
指定手段が、前記現時刻が予定時刻に達したクラスが複
数ある場合には、これらの複数のクラスから所定の優先
順位に従って一つのクラスを特定し、特定したクラスに
属するショートセルの読み出し指示を前記読み出し手段
に与えることで、特定したものである。
【0038】請求項13の発明は、請求項11のクラス
指定手段が、同一の予定時刻が設定されたクラスが複数
ある場合には、これらの複数のクラスから所定の優先順
位に従って一つのクラスを特定し、特定したクラスに属
するショートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に
与えることで、特定したものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
図面に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕最初に、本発明による第1実施形態を
説明する。 〈ネットワークシステムの構成例〉図1は、第1実施形
態によるショートセル多重装置40が実施されるネット
ワークシステムの構成例を示す図である。図1には、ネ
ットワークシステムとして、無線端末装置30と、無線
基地局31と、無線基地局31に接続されたATM網3
2と、ATM網32に接続された分配局33と、分配局
33に夫々接続された端末装置36とが示されている。
【0040】無線端末装置30は、いわゆる移動電話で
あり、音声や映像等の各種のデータを複数のショートセ
ル1(図15参照)のショートセルペイロード3の夫々に
格納し、これらのショートセル1を無線基地局31に対
して送出する。
【0041】無線基地局31は、無線端末装置30から
送出されたショートセル1の夫々をアンテナ31aから
受信する。無線基地局31は、第1実施形態によるショ
ートセル多重装置40を備えている。ショートセル多重
装置40は、無線基地局31に到着したコネクションを
異にする複数のショートセル1を、コネクションに応じ
て設定された複数の品質クラスに従って振り分け、振り
分けた複数のショートセル1を1つのATMコネクショ
ン上で多重化する。即ち、1つのATMコネクション上
を転送される各ATMセル5のペイロード7に複数のシ
ョートセル1が埋め込まれる。そして、多重化されたシ
ョートセル1を格納したATMセル5は、ATM網32
を介して分配局33へ転送される。
【0042】分配局33は、ATM網32から受信した
ATMセル5を終端する。分配局33は、終端したAT
Mセル5のペイロード7からショートセル1を抽出す
る。このとき、二つのATMセル5に亘って格納された
ショートセル1は、元の形に組み立てられる。そして、
各ショートセル1は、夫々のショートセルヘッダ2に格
納されたCIDに応じたコネクション上を転送され、シ
ョートセル1の送信先となる端末装置36に転送され
る。 〈ATMセル及びショートセル〉ここで、上述したネッ
トワークシステム内を転送されるATMセル5及びショ
ートセル1の詳細なフォーマットを説明する。図2は、
ATMセル5及びショートセル1のフォーマット説明図
である。
【0043】図2には、ATMセル5のペイロード7に
多重化されたショートセル1が埋め込まれた様子が示さ
れている。具体的には、全体が埋め込まれたショートセ
ル1とオーバーラップによってショートセルペイロード
3のみが埋め込まれたショートセル1とが示されてい
る。なお、図2に示すフォーマットは、ITU−Tにて
規定された“B-ISDN ATM ADAPTATION LAYER TYPE 2”
(I.363.2)の勧告に従うものである。
【0044】ATMセル5は、5バイトの標準セルヘッ
ダ6,1バイトのスタートフィールド6a,及び47バ
イトのペイロード7からなる。標準セルヘッダ6には、
ATMセル5の宛先を示すVPI/VCI,ペイロード
タイプを示すPTI,セル損失優先表示たるCLP,及
びヘッダ誤り表示たるHECが格納される。
【0045】スタートフィールド6aは、多重化された
ショートセル1をペイロード7に埋め込むために勧告さ
れた領域であり、OSF(オフセットフィールド),SN
(1ビットシーケンス番号),及びP(パリティ)が格納さ
れる。ここに、OSFは、ショートセル1の先頭ポイン
タであり、ペイロード7のバイト数に応じて0〜47の
数字が用いられる。例えば、OSFが0のとき(OSF
=0)は、スタートフィールド6aの直後からショート
セル1がマッピングされていることを示す。
【0046】ショートセル1は、3バイトのショートセ
ルヘッダ2,及び可変長のショートセルペイロード3か
らなる。ショートセルヘッダ2には、8ビットのCID
(ショートセルコネクション識別子),6ビットのLI
(ショートセルペイロード長表示),5ビットのUUI(U
ser-to-User Indication),及び5ビットのS−HEC
(ショートセルヘッダ誤り制御:I.363.2の勧告では単に
「HEC」と表記)が格納される。ここに、CIDは、
ショートセル1の宛先を示す。また、LIは、ショート
セルペイロード3のバイト長を示す0〜44の数字であ
る。例えば、LI=0は、ショートセルペイロード3の
長さが1バイトであることを示す。ショートセルペイロ
ード3は、ユーザデータの格納領域であり、例えば、無
線端末30にて生成されたデータ(例えば音声)が埋め込
まれる。 〈ショートセル多重装置の構成〉次に、第1実施形態に
よるショートセル多重装置40(以下、「SC多重装
置」という)の構成を詳細に説明する。但し、本実施形
態によるSC多重装置40は、ショートセル1のコネク
ションに応じて設定された送出帯域(読み出し帯域)に応
じて3つの品質(QOS)クラス(クラス1,クラス2,ク
ラス3)を設定し、各品質クラスに属するショートセル
1を多重化する。なお、図1に示した分配局33内に
は、各品質クラスに応じたショートセル1のコネクショ
ンが設定されている。
【0047】図3は、SC多重装置40の構成図であ
る。図3において、書き込み制御部17には、無線基地
局31に到着したショートセル1が伝送される信号線4
1が接続されている。書き込み制御部17は、ショート
セル格納メモリ(FIFO)22a〜22cに夫々接続さ
れており、自身が受け取ったショートセル1をショート
セル格納メモリ22a〜22cの何れかへ書き込む。
【0048】また、書き込み制御部17は、ショートセ
ル格納メモリ22a〜22cの夫々にライトポインタ
(W.P.)51を介して接続されている。各ライトポイン
タ51の夫々は、自身が接続されたショートセル格納メ
モリ22における書き込み可能な先頭アドレス(ライト
ポイント)を保持する。書き込み制御部17は、ショー
トセル格納メモリ22a〜22cの何れかにショートセ
ル1を書き込む際に、該当するライトポインタ51に保
持されたライトポイントを参照して、ショートセル1の
書き込み処理を行う。
【0049】ショートセル格納メモリ22a〜22cの
夫々は、セレクタ19に接続されている。セレクタ19
は信号線19aを介してセレクタ12aに接続されてい
る。セレクタ19は、自身の出力を切り替えることによ
って、ショートセル格納メモリ22a〜22cの何れか
から読み出されたショートセル1をセレクタ12aへ向
けて送出する。このセレクタ19がセレクタ12aに向
けて複数のショートセル1を順次送出することによっ
て、信号線19a上にて複数のショートセル1が多重化
されることとなる。
【0050】セレクタ12aには、ATMセルヘッダ作
成部12bが接続されている。セレクタ12aは、セレ
クタ19からショートセル1が送出されると、ATMセ
ルヘッダ作成部12bから標準セルヘッダ6及びスター
トフィールド6a(図2参照)を受け取る。そして、標準
セルヘッダ6,スタートフィールド6a,ショートセル
1の順序でこれらを送出する。これによって、ATMセ
ル5が生成され、無線基地局31(ATM−SW32)か
ら送出される。
【0051】ここに、ATMセルヘッダ作成部12bか
らセレクタ12aに入力される各ATMセルヘッダ6に
は、同一のコネクション情報が格納されている。従っ
て、ショートセル格納メモリ22a〜22cに格納され
た複数のショートセル1は、セレクタ19から送出され
ることで、一つのATMコネクション上で多重化される
こととなる。
【0052】また、上述した信号線41には、CIDラ
ッチ16aが接続されている。このCIDラッチ16a
には、品質クラス格納メモリ16bが接続されている。
そして、品質クラス格納メモリ16bは、書き込み制御
部17に接続されている。CIDラッチ16aは、信号
線41を伝送されるショートセル1のショートセルヘッ
ダ2からCIDを取り出して保持する。品質格納メモリ
16bは、CIDに対応する3つの品質クラス番号を保
持する。
【0053】これによって、無線基地局31(ATM−
SW32)に到着したショートセル1は、信号線41を
伝送される際に、CIDラッチ16aにそのCIDが取
り込まれた後、書き込み制御部17へ入力される。CI
Dラッチ16aにCIDが保持されると、そのCIDに
て品質クラス格納メモリ16bがアクセスされ、CID
に対応する品質クラス番号が書き込み制御部17に与え
られる。すると、書き込み制御部17は、信号線41を
通じて自身に入力されたショートセル1を、品質クラス
番号に応じた何れかのショートセル格納メモリ22a〜
22cに、ライトポイントを参照して書き込む。
【0054】また、各ショートセル格納メモリ22a〜
22cからのショートセル1の読み出しは、順序指定制
御部20a,及び読み出し制御部20bによって制御さ
れる。順序指定制御部20aは、無線基地局31内の図
示せぬプロセッサ装置からセル化タイミング信号を受け
取る。セル化タイミング信号は、例えば、無線基地局3
1にて生成されるATMセル5の先頭に同期して入力さ
れる信号である。順序指定制御部20aは、セル化タイ
ミング信号を受け取ると、セレクタ19から送出すべき
ショートセル1の品質クラスを算出し、算出結果を送出
クラス指示として読み出し制御部20bへ与える。
【0055】読み出し制御部20bは、ショートセル格
納メモリ22a〜22cの夫々にリードポインタ(R.
P.)52a〜52cを介して接続されている。リードポ
インタ52a〜52cの夫々は、対応する何れかのショ
ートセル格納メモリ22a〜22cから最初に読み出す
べきショートセル1の先頭アドレス(リードポイント)を
保持する。図4は、読み出し制御部20bの構成例を示
す図である。
【0056】図4において、読み出し制御部20bは、
セレクタ55を有している。セレクタ55には、リード
ポインタ52a〜52cの夫々からリードポイントが入
力されるとともに、順序指定制御部20aから送出クラ
ス指示が入力される。すると、セレクタ55は、自身の
出力を切り替えることによって、送出クラス指示に応じ
たショートセル格納メモリ22にリードアドレス(リー
ドポイント)を与える。また、送出クラス指示は、その
ままショートセル格納メモリ22の選択信号としてセレ
クタ19に与えられる。すると、該当するショートセル
格納メモリ22a〜22cの何れかからショートセル1
が読み出され、セレクタ19から送出される。
【0057】また、読み出し制御部20bは、セレクタ
19から送出されたショートセル1のショートセルヘッ
ダ2に格納されているLI(ショートセルペイロード3
のバイト数)をラッチすることで、読み出しを行うショ
ートセル1のバイト数を識別する。
【0058】即ち、読み出し制御部20bは、ショート
セル1を読み出したときに、ATMセル5のペイロード
7に未だ埋め込み可能な領域が残っている場合には、順
序指定制御部20aに対して指示要求を行う。即ち、読
み出し制御部20bは、ペイロード7の残りのバイト数
を監視し、この残りのバイト数から読み出したショート
セル1のLIの値に相当するバイト数を減算すること
で、ペイロード7の残りのバイト数を計算する。このと
き、読み出し制御部20bは、ペイロード7の残りのバ
イト数が0以上の場合には、順序指定制御部20aに指
示要求を与える。その後、指示要求の応答として入力さ
れた送出クラス指示に従って、ショートセル1の読み出
し処理を行う。一方、読み出し制御部20bは、ペイロ
ード7の残りバイト数が丁度0となった場合には、特に
処理は行わない。これに対し、読み出し制御部20a
は、ペイロード7の残りバイト数が0以下(マイナス)と
なった場合には、その数は、当ATMセル5のペイロー
ド7に埋め込むことができなかったショートセル1の残
りバイト数に相当するので、次のセル化タイミングまで
残りバイト数と送出中の品質クラス番号とを保持する。
そして、次のセル化タイミング信号が入力された際に、
このタイミングにおけるATMセル5にショートセル1
の残りの部分をマッピングする。
【0059】上述した処理を行うため、読み出し制御部
20bは、図4に示すように、送出バイト数(SB)算出
部56,減算器57,比較器58,比較器59,及びゲ
ート60を有している。送出バイト数算出部56は、セ
レクタ19とセレクタ12aとを接続する信号線19a
にLIラッチ53を介して接続されている。LIラッチ
53は、セレクタ19から送出されたショートセル1か
らLIを取り出して保持する。
【0060】送出バイト数算出部56は、LIラッチ5
3からその保持内容を受け取るとともに、無線基地局3
1(ATM−SW32)の図示せぬプロセッサ装置からセ
ル化タイミング信号を受け取る。すると、送出バイト算
出部56は、以下の(式1)の演算を行い、送信バイト数
SBを求める。
【0061】 SB=SB+LI+3+OVL ・・・・(式1) 但し、(式1)の右辺において、SBはこれまでの送出バ
イト数の合計であり、3はショートセルヘッダ2のバイ
ト数であり、OVLはオーバーラップバイト数,即ちオ
ーバーラップしたショートセル1の残り部分のバイト数
である。送出バイト数算出部56は、算出したSBを、
減算器57,比較器58,及び比較器59の夫々に与え
る。
【0062】減算器57は、送出バイト数算出部56か
らSBを受け取ると、このSBから47を減算する。4
7はATMセル5のペイロード7のバイト数である。そ
して、減算器57は、減算結果をゲート60に与える。
【0063】比較器58は、送出バイト数算出部56か
らSBを受け取り、このSBが47以上であるかを判定
する。このとき、SBが条件を満たす場合(SBが47
以上である場合)には、比較器58は、このショートセ
ル1をATMセル5のペイロード7にマッピングするこ
とによって当該ショートセル1のオーバーラップが生じ
るものとして、現在読み出し処理中の品質クラス番号を
次の読み出し時まで保持する旨の信号(優先品質クラス
保持信号)をセレクタ55に入力する。
【0064】セレクタ55は、優先品質クラス保持信号
が入力された場合には、この保持信号が入力された際の
状態を保持する。その後、セレクタ55は、自身に次の
セル化タイミング信号が入力された場合には、当該保持
信号に応じた何れかのショートセル格納メモリ22a〜
22cからショートセル1の残りの部分を読み出す。こ
れによって、次のATMセル5のペイロード7へのショ
ートセル1のマッピングが、前回オーバーラップしたシ
ョートセル1の続きから開始される。
【0065】また、優先品質クラス保持信号は、ゲート
60にも与えられる。すると、ゲート60は、減算器5
7による減算結果をOVLとして保持し、次のセル化タ
イミング信号が送出バイト算出部56に入力された際
に、送出バイト算出部56に入力する。送出バイト算出
部56は、入力されたOVLを用いてSBを算出する。
【0066】比較器59は、送出バイト数算出部56か
らSBを受け取ると、このSBが47未満であるかを判
定する。このとき、SBが条件を満たす場合(SBが4
7未満である場合)には、比較器59は、未だATMセ
ル5のペイロード7に空き領域があるものとして、順序
指定制御部20aに指定要求を送出する。このようにし
て、SBが47以上となるまで繰り返し指定要求が送出
され、読み出された各ショートセル1は夫々セレクタ1
9から送出されるので、ATMセル5のペイロード7に
は、多重化された複数のショートセル1が埋め込まれ
る。
【0067】なお、送出バイト数算出部56にセル化タ
イミング信号が入力されると、それまで送出バイト数算
出部56に保持されていたSBの値がリセットされる。
そして、ゲート60がOVLの値を保持している場合に
は、このリセット後にOVLが送出バイト算出部56に
入力される。 〈順序指定制御部の構成〉次に、順序指定制御部20a
の構成を説明する。図5は、順序指定制御部20aの構
成例を示す図である。図5には、例として、品質クラス
の優先順位がクラス1,クラス2,クラス3の順で設定
され、且つその読み出し間隔が、クラス1は3,クラス
2は5,クラス3は2と設定されている順序指定制御部
20aが示されている。
【0068】図5において、クラス1のカウンタメモリ
61a,クラス2のカウンタメモリ61b,クラス3の
カウンタメモリ61cが、夫々のカウンタ値を保持する
ラッチ63を介して、対応する何れかの減算器65a〜
65cに接続されている。また、クラス1〜クラス3の
読み出し間隔設定レジスタ64a〜64cが、対応する
何れかの減算器65a〜65cに夫々接続されている。
【0069】これらのカウンタメモリ61a〜61c,
読み出し間隔設定レジスタ64a〜64cの夫々は、順
序指定制御部20aにセル化タイミング信号(図3参照)
又は読み出し制御部20bからの指定要求が入力される
毎に、自身の保持内容を出力する。なお、ラッチ63は
無くても良い。
【0070】減算器65a〜65cの夫々は、カウンタ
メモリ61a〜61cの何れかからの出力信号を“Y”
とし、読み出し間隔設定レジスタ64a〜64cの何れ
かからの出力信号を“X”とし、これらの“X”及び
“Y”を受け取ると、“X−Y”の減算を行う。そし
て、その減算結果を“Z”として出力する。
【0071】減算器65a〜65cの夫々は、比較器6
6a〜66gに夫々接続されている。減算器65a〜6
5cからの各出力信号“Z”の絶対値は、夫々“A”,
“B”,“C”として対応する何れかの比較器66a〜
66gに入力される。また、減算器65aは、比較器7
0aに接続されている。比較器70aには、減算器65
aからの出力信号“Z”が入力される。減算器65b
は、比較器70bに接続されている。比較器70bに
は、減算器65bからの出力信号“Z”が入力される。
減算器65cは、比較器70cに接続されている。比較
器70cには、減算器65cからの出力信号“Z”が入
力される。
【0072】比較器66a〜66gの夫々は、入力され
た“A”,“B”,“C”が所定の条件を満たすか否かを
判定する。例えば、比較器66aは、“A”,“B”,
“C”のうち、“A”が最も小さいか否かを判定する。
そして、比較器66a〜66gの夫々は、“A”,
“B”,“C”が条件を満たさない場合には“0”信号
を出力し、条件を満たす場合には、“1”信号を出力す
る。
【0073】比較器66aの出力端子はAND回路67
aの一方の入力端子に接続され、比較器66bの出力端
子はAND回路67bの一方の入力端子に接続され、比
較器66cの出力端子はAND回路67cの一方の入力
端子に接続され、比較器66dの出力端子はAND回路
67dの一方の入力端子に接続され、比較器67eの出
力端子はAND回路67eの一方の入力端子に接続さ
れ、比較器66fの出力端子はAND回路67fの一方
の入力端子に接続され、比較器66gの出力端子はAN
D回路67gの一方の入力端子に接続されている。そし
て、AND回路67a〜67gの出力端子は、OR回路
68の入力端子に夫々接続されている。
【0074】AND回路67a,67d,67e,67g
の他方の入力端子には、クラス1を示す“1”の信号
(実際には“01”の2ビット信号)が入力される。AN
D回路67a,67d,67e,67gの夫々は、対応す
る比較器66a,66d,66e,66gの何れかから
“1”信号が入力された場合には、クラス1を示す
“1”の信号をOR回路68に入力する。
【0075】また、AND回路67b,67fの他方の
入力端子の夫々には、クラス2を示す“2”の信号(実
際には“10”の2ビット信号)が入力される。AND
回路67b,67fの夫々は、対応する比較器66b,6
6fの何れかから“1”信号が入力された場合には、ク
ラス2を示す“2”の信号をOR回路68に入力する。
【0076】さらに、AND回路67cの他方の入力端
子には、クラス3を示す“3”の信号(実際には“1
1”の2ビット信号)が入力される。AND回路67c
は、比較器66cから“1”信号が入力された場合に
は、クラス3を示す“3”の信号をOR回路68に入力
する。
【0077】OR回路68は、AND回路69の一方の
出力端子に接続されている。OR回路68は、AND回
路67a〜67gの何れからも入力がない場合には、
“0”信号をAND回路69に入力する。一方、OR回
路68は、AND回路67a〜67gの何れかから
“1”,“2”,“3”の何れかの信号が入力された場合
には、その入力信号をAND回路69に入力する。
【0078】比較器70a〜70cの夫々は、自身に入
力された“Z”が0より大きいか否かを判定する。この
とき、比較器70a〜70cの夫々は、“Z”が0以下
である場合には、“0”信号を出力し、“Z”が0より
大きい場合には、“1”信号を出力する。
【0079】AND回路71の入力端子は、比較器70
a〜70cの夫々の出力端子に接続されている。また、
AND回路71の出力端子は、AND回路69の他方の
入力端子に接続されている。このAND回路71は、比
較器70a〜70cの夫々から“1”信号が入力された
場合のみ“1”信号を出力し、それ以外の場合には
“0”信号を出力する。
【0080】AND回路69の他方の入力端子には、A
ND回路71からの出力が反転入力される。従って、O
R回路68から“1”,“2”,“3”の何れかがAND
回路69に入力された場合において、AND回路71か
ら“0”信号が出力された際には、AND回路69は、
OR回路68の出力(“1”,“2”,“3”の何れか)を
送出クラス指示として出力する。
【0081】これに対し、AND回路71から“1”信
号が出力された場合には、AND回路69は、OR回路
68から“1”,“2”,“3”の何れかを受け取った場
合でも“0”を出力する。ここに、AND回路69から
“0”信号が出力された場合には、指定すべき品質クラ
スがないことを示す。そして、AND回路69から出力
された送出クラス指示は、上述した読み出し制御部20
aに入力されるとともに、セレクタ74に入力される。
【0082】また、カウンタメモリ61a〜61cの夫
々に格納された各カウンタ値は、対応する何れかの加算
器72a〜72cにて1加算され、セレクタ74へ入力
される。また、減算器73a〜73cの夫々は、対応す
る何れかのカウンタメモリ61a〜61cからの入力を
“X”とし、対応する何れかの読み出し間隔設定レジス
タ64a〜64cからの出力を“Y”とし、“X−Y”
の減算を行う。そして、減産期73a〜73cの夫々
は、各減算結果をセレクタ74へ入力する。
【0083】セレクタ74は、加算器72a〜72c,
及び減算器73a〜73cの出力信号を夫々受け取ると
ともに、AND回路69から送出クラス指示を受け取
る。このとき、送出クラス指示が“0”の場合には、セ
レクタ74は、加算器72a〜72cの出力信号を夫々
出力する。これに対し、送出クラス指示が“1”,
“2”,“3”の何れかである場合には、送出クラス指
示に対応する何れかの減算器73a〜73c(例えば、
送出クラス指示が“1”である場合には、減算器73
a)の出力信号を出力するとともに、その他のクラスに
ついては、対応する何れかの加算器72a〜72cの出
力信号を出力する。このセレクタ74から出力される3
つのデータは、対応する何れかのカウンタメモリ61a
〜61cに書き込まれるカウンタメモリライトデータを
なし、これらの値をもってカウンタメモリ61a〜61
cの各カウンタ値が更新される。 〈順序指定制御部による指定制御〉次に、上述した順序
指定制御部20aによる指定制御(指定方法)を説明す
る。図6は、順序指定制御部20aによる指定制御の説
明図である。図6に示すように、読み出し間隔設定レジ
スタ64a〜64cの夫々には、例として、クラス1〜
3の読み出し間隔として“3”,“5”,“2”が格納さ
れている。即ち、クラス1が3の間隔をおいて指定さ
れ、クラス2が5の間隔をおいて指定され、クラス3が
2の間隔をおいて指定される。
【0084】ここに、読み出し間隔は、同一品質クラス
の二つのショートセル1が読み出される際に、これらの
二つのショートセル1の間に存する他の品質クラスのシ
ョートセルの個数である。
【0085】そして、カウンタメモリ61a〜61cの
夫々には、図6に示す時刻(1)において、初期値として
“0”が格納されているものとする。この状態におい
て、順序指定制御部20aにセル化タイミング信号が入
力されると、順序指定制御部20aは、送出クラスの算
出動作を行う。
【0086】時刻(1)では、クラス1に対応する“Z”
の値は3となり、クラス2に対応する“Z”の値は5と
なり、クラス3に対応する“Z”の値は2となるので、
AND回路71の出力が“1”となり、AND回路69
の出力が“0”,即ち指定なしとなる。従って、セレク
タ74から加算器72a〜72cの出力信号が出力さ
れ、カウンタメモリ61a〜61cには、夫々1カウン
トアップされた値(“1”,“1”,“1”)が格納され
る。
【0087】時刻(2)においては、時刻(1)と同様に、
カウンタメモリ61a〜61cの各カウンタ値が対応す
る読み出し間隔設定レジスタ64a〜64cの各値より
も小さくなるので、AND回路69の出力は“0”とな
り、カウンタメモリ61a〜61cには、夫々1カウン
トアップされた値(“2”,“2”,“2”)が、格納され
る。
【0088】時刻(3)においては、時刻(1)から間隔が
2個あいた状態となるので、クラス3が指定される。即
ち、クラス1に対応する“A”の値が1となり、クラス
2に対応する“B”の値が3となり、クラス3に対応す
る“C”の値が0となる。このため、比較器66cから
“1”が出力され、クラス3を示す“3”がAND回路
67c及びOR回路68を介してAND回路69へ入力
される。
【0089】このとき、AND回路71からは“0”が
出力されるので、AND回路69からクラス3の送出ク
ラス指示たる“3”が出力される。これによって、読み
出し制御部20bが、クラス3の送出クラス指示に従っ
てショートセル格納メモリ22cからショートセル1の
読み出し処理を行う。
【0090】一方、セレクタ74には、AND回路69
から“3”が入力されるので、セレクタ74は、加算器
72a,72bの各出力信号を出力するとともに、減算
器73cの出力信号を出力する。これによって、カウン
タメモリ61a〜61cの値が、夫々“3”,“3”,
“0”となる(図6時刻(4)参照)。
【0091】そして、時刻(4)では、時刻(1)からの間
隔が3個あいた状態となるので、クラス1の送出指示が
順序指定制御部20aから読み出し制御部20bに入力
される。そして、時刻(5)では、カウンタメモリ61a
〜61cの各値が、対応する読み出し間隔設定レジスタ
64a〜64cの何れかの値より小さくなるので、AN
D回路69から送出クラス指示は送出されない。
【0092】時刻(6)では、カウンタメモリ61b,6
1cの各値が対応する読み出し間隔設定レジスタ64
b,64cの何れかの値と同じとなり、夫々指定される
順番となるが、クラス2はクラス3よりも優先するの
で、AND回路69からはクラス2の送出指示のみが出
力される。但し、次の時刻(7)では、カウンタメモリ6
1cの値のみ対応する読み出し間隔の値より大きくなる
ので、時刻(7)にてクラス3の送出指示がAND回路6
9から出力されることとなる。
【0093】このように、順序指定制御部20aは、予
め設定された読み出し間隔毎に該当する品質クラスを指
定する。そして、同時に二つ又は三つ(図6時刻(12)
参照)の品質クラスが指定されることとなる場合には、
優先順位に従った順序で品質クラスが指定される。 〈第1実施形態の効果〉第1実施形態によるSC多重装
置40によると、順序指定制御部20aが、所定の読み
出し間隔に従って品質クラスを指定し、読み出し制御部
20bが、品質クラスに対応づけて設けられたショート
セル格納メモリ22a〜22cからショートセル1を読
み出す。そして、読み出されたショートセル1は、AT
Mセル5のペイロード7に多重化した状態で埋め込ま
れ、ATM網32へ送出される。
【0094】このように、順序指定制御部20aが、読
み出し間隔に従って品質クラスを指定するので、従来技
術として説明したSC多重装置のように読み出し順序パ
ターンを構成するクラス番号の数に応じたメモリ領域を
用意する必要がない。このため、順序指定制御部20a
の構成を簡易化且つ小型化できるので、ハードウェア
(SC多重装置40)のコストを抑えることができる。 〔第2実施形態〕次に、第2実施形態によるSC多重装
置を説明する。従来技術,及び第1実施形態で述べた方
法では、各FIFO(各ショートセル格納メモリ)22a
〜22cに格納されたショートセル1が読み出される
と、その読み出されたショートセル1のビットレートが
実際の読み出し帯域となる。一方、ショートセル1は可
変長であるため、1回の読み出しにおいてセレクタ19
から送出されるショートセル1のビット数は異なる。従
って、ショートセル1の読み出し帯域(送出帯域)の予定
値と、実際に読み出された(セレクタ19から送出され
た)ショートセル1の読み出し帯域とが異なる場合があ
る。また、読み出し帯域(1回の読み出しにおけるショ
ートセル1の帯域)は、各優先順序毎に設定されるもの
である。
【0095】以上のことから、各FIFO(各ショート
セル格納メモリ)22a〜22cに格納された各ショー
トセル1が常に読み出し待ち(送出待ち)の状態である場
合において、複数の品質クラスの何れか一つにおける実
際の送出帯域が、当該品質クラスの送出帯域の予定値よ
りも高くなった際には、その高くなった分だけ他の品質
クラスの送出帯域が下がってしまう。このため、ショー
トセル1の送出待ち(読み出し待ち)遅延が発生し、円滑
なショートセル1の伝送が阻害される可能性がある。第
2実施形態によるSC多重装置は、この問題に鑑みなさ
れたものである。 〈ショートセル多重装置の構成〉第2実施形態によるS
C多重装置は、第1実施形態によるSC多重装置40と
順序指定制御部の構成を異にする点を除き、共通の構成
を有している。従って、順序指定制御部のみについて説
明する。図7は、第2実施形態によるSC多重装置40
における順序指定制御部80の構成例を示す図である。
【0096】図7に示された順序指定制御部80は、第
1実施形態と同様に、3つの品質クラス(クラス1,ク
ラス2,クラス3)のうちの何れか一つの品質クラスを
指定する。即ち、順序指定制御部80は、品質クラス毎
に所定のクレジット設定値を格納したクレジット設定レ
ジスタ81を有している。ここでは、例として、クレジ
ット設定レジスタ81には、クラス1のクレジット設定
値として“20”が格納され、クラス2のクレジット設
定値として“10”が格納され、クラス3のクレジット
設置値として“8”が格納されている。
【0097】また、順序指定制御部80は、各品質クラ
スに対応したクレジット格納レジスタ82a〜82cを
有している。クレジット設定レジスタ81に格納された
各クレジット設定値は、対応する何れかのクレジット格
納レジスタ82a〜82cに初期値として格納される。
そして、順序指定制御部80は、クレジット格納レジス
タ82a〜82cに格納された各クレジット設定値のう
ち、最も大きいクレジット設定値を有する品質クラスに
属するショートセル1の読み出しの指定(送出クラス指
示)を行う。
【0098】このため、クレジット格納レジスタ82a
〜82cの夫々は、比較器83a〜83gに接続されて
いる。比較器83aはAND回路84aの入力端子に接
続され、比較器83bはAND回路84bの入力端子に
接続され、比較器83cはAND回路84cの入力端子
に接続され、比較器83dはAND回路84dの入力端
子に接続され、比較器84eはAND回路84eの入力
端子に接続され、比較器83fはAND回路84fの入
力端子に接続され、比較器83gはAND回路84gの
入力端子に接続されている。そして、AND回路84a
〜84gの夫々の出力端子は、OR回路85の入力端子
に接続されている。
【0099】比較器83a〜83gの夫々には、順序指
定制御部80にセル化タイミング信号又は指定要求が入
力される度に、クレジット格納レジスタ82aの値が
“A”として入力され、クレジット格納レジスタ82b
の値が“B”として入力され、クレジット格納レジスタ
82cの値が“C”として入力される。
【0100】比較器83a〜83gの夫々は、入力され
た“A”,“B”,“C”が自身に予め設定された条件を
満たすか否かを判定する。このとき、比較器83a〜8
3gの夫々は、“A”,“B”,“C”が条件を満たさな
い場合には、“0”信号を出力し、条件を満たす場合に
は“1”信号を出力する。
【0101】AND回路84a,84d,84e,84g
の夫々の他方の入力端子には、クラス1を示す“1”
(実際には“01”の2ビット信号)が入力される。AN
D回路84a,84d,84e,84gの夫々は、対応す
る何れかの比較器83a,83d,83e,83gから
“1”信号が入力された場合には、クラス1を示す
“1”の信号をOR回路85に入力する。
【0102】また、AND回路84b,84fの夫々の
他方の入力端子には、クラス2を示す“2”(実際には
“10”の2ビット信号)が入力される。AND回路8
4b,84fの夫々は、対応する何れかの比較器83b,
83fから“1”信号が入力された場合には、クラス2
を示す“2”の信号をOR回路85に入力する。
【0103】さらに、AND回路84cの他方の入力端
子には、クラス3を示す“3”(実際には“11”の2
ビット信号)が入力される。AND回路84cは、対応
する比較器83cから“1”信号が入力された場合に
は、クラス3を示す“3”の信号をOR回路85に入力
する。
【0104】以上の構成によって、クレジット格納レジ
スタ82a〜82cに格納された3つのクレジット値の
うち、二つ又は三つのクレジット値が同一となる場合に
は、所定の優先順位(ここでは、クラス1,クラス2,ク
ラス3の順)に従って送出クラス指示が出力される。
【0105】OR回路85は、AND回路84a〜84
fの何れからも入力がない場合には、“0”信号を出力
する。一方、OR回路85は、AND回路84a〜84
gの何れかから“1”,“2”,“3”の何れかの信号が
入力された場合には、その信号を送出クラス指示として
読み出し制御部20b(図3参照)へ入力する。これによ
って、読み出し制御部20bが、該当する何れかのショ
ートセル格納メモリ22a〜22cからショートセル1
を読み出す。また、OR回路85から出力された送出ク
ラス指示は、コーダ86に入力される。
【0106】また、順序指定制御部80は、読み出しを
行った品質クラスについては、読み出されたショートセ
ル1のバイト数だけクレジットを減算して、クレジット
格納レジスタ82a〜82cの夫々へ書き込む。また、
上記減算処理後にクレジット格納レジスタ82a〜82
cの全てのクレジット値が負の値をとった場合には、各
クレジット値に対してクレジット設定値を加算し、クレ
ジット格納レジスタ82a〜82cの更新処理を行う。
【0107】即ち、順序指定回路80は、クラス1に対
応するAND回路87a,クラス2に対応するAND回
路87b,クラス3に対応するAND回路87cを有し
ている。各AND回路87a〜87cの一方の入力端子
には、LIラッチ53(図3参照)に保持された今回の送
出クラス指示に対応するショートセル1のLIにショー
トセルヘッダ2のバイト数たる3を加算した値,即ちシ
ョートセル1全体のバイト数(ショートセル1の全長)が
入力される。
【0108】一方、AND回路87a〜87cの他方の
入力端子は、上述したコーダ86に夫々接続されてい
る。コーダ86は、送出クラス指示が入力されると、そ
の送出クラス指示に対応するAND回路87a〜87c
の何れかには“1”信号を入力し、その他のAND回路
87a〜87cには、“0”信号を入力する。
【0109】AND回路87aの出力端子は、減算器8
8aの一方の入力端子に接続され、AND回路87bの
出力端子は、減算器88bの一方の入力端子に接続さ
れ、AND回路87cの出力端子は、減算器88cの一
方の入力端子に接続されている。AND回路87a〜8
8cの夫々は、コーダ86から“1”信号が入力された
場合に、対応する何れかの減算器88a〜88cにショ
ートセル1のバイト数を“Y”として入力する。
【0110】減算器88aの他方の入力端子は、クレジ
ット格納レジスタ82aに接続され、減算器88bの他
方の入力端子は、クレジット格納レジスタ82bに接続
され、減算器88cの他方の入力端子は、クレジット格
納レジスタ82cに接続されている。減算器88a〜8
8cの夫々には、対応する何れかのクレジット格納レジ
スタ82a〜82cからクレジット値が“X”として入
力される。減算器88a〜88cの夫々は、“X”及び
“Y”が入力されると、“X−Y”の演算を行い、その
演算結果を出力する。
【0111】また、クレジット格納レジスタ82aは、
比較器89aに接続され、クレジット格納レジスタ82
bは、比較器89bに接続され、クレジット82cは、
比較器89cに接続されている。比較器89a〜89c
の夫々には、対応する何れかのクレジット格納レジスタ
82a〜82cから、クレジット値が“I”として入力
される。
【0112】比較器89a〜89cの夫々は、クレジッ
ト値が入力されると、その値が0以下であるか否かを判
定する。このとき、比較器89a〜89cの夫々は、ク
レジット値が0より大きい場合には“0”信号を出力
し、クレジット値が0以下である場合には“1”信号を
出力する。
【0113】比較器89a〜89cの夫々は、AND回
路90に接続されている。AND回路90は、AND回
路91a〜91cの夫々の一方の入力端子に接続されて
おり、比較器89a〜89cの全てから“1”信号を受
け取った場合にのみ“1”信号を出力し、それ以外の場
合には“0”信号を出力する。
【0114】AND回路91aの他方の入力端子には、
クレジット設定レジスタ81からクラス1のクレジット
設定値が入力され、AND回路91bの他方の入力端子
には、クレジット設定レジスタ81からクラス2のクレ
ジット設定値が入力され、AND回路91cの他方の入
力端子には、クレジット設定レジスタ81からクラス3
のクレジット設定値が入力される。AND回路91a〜
91cの夫々は、AND回路90から“1”信号が入力
された場合のみ、クレジット設定レジスタ81から入力
されたクレジット設定値を出力する。
【0115】上述した減算器88a及びAND回路91
aは加算器92aに接続され、減算器88a及びAND
回路91bは加算器92bに接続され、減算器88a及
びAND回路91cは加算器92cに接続されている。
加算器92a〜92cの夫々には、対応する何れかの減
算器88a〜88cから出力された“X−Y”の減算結
果が“X1”として入力され、且つ対応する何れかのA
ND回路91a〜91cから出力されたクレジット設定
値が“Y1”として入力される。
【0116】加算器92a〜92cの夫々は、“X1”
のみを受け取った場合(AND回路91a〜91cの何
れかから“0”を受け取った場合)には、“X1”の値
を出力する。一方、加算器92a〜92cの夫々は、
“X1”及び“Y1”を受け取った場合には、“X1+
Y1”の演算を行い、その演算結果を出力する。
【0117】加算器92a〜92cの出力信号は、クレ
ジット格納レジスタ更新データをなす。即ち、加算器9
2aの出力をもってクレジット格納レジスタ82aのク
レジット値が更新され、加算器92bの出力をもってク
レジット格納レジスタ82bのクレジット値が更新さ
れ、加算器92cの出力をもってクレジット格納レジス
タ82cのクレジット値が更新される。 〈順序指定制御部による指定制御〉図8は、順序指定制
御部80による指定制御(指定方法)の説明図である。こ
の指定制御は、クレジット値の多い品質クラスのショー
トセル1から順に読み出し指定(送出クラス指示)を行
う。但し、この例では、説明を容易とするため、全ての
ショートセル1の全長が8バイトであるものとする。
【0118】例えば、図8に示す時刻(1)において、ク
レジット格納レジスタ82a〜82cに、初期値として
夫々“20”,“10”,“8”を格納したとする。この
後、順序指定制御部80に例えばセル化タイミング信号
が入力されると、比較器83a〜83fには、夫々
“A”,“B”,“C”が入力される。ここでは、
“A”,“B”,“C”が比較器83aの条件のみを満た
すので、AND回路84aからクラス1を示す“1”の
信号が出力され、OR回路85から“1”の送出クラス
指示が出力される。従って、時刻(1)では、クラス1に
対応するショートセル格納メモリ22a(図3参照)から
ショートセル1が読み出される。
【0119】また、OR回路85から出力された“1”
の送出クラス指示は、コーダ86に入力される。する
と、コーダ86は、クラス1に対応するAND回路87
aのみに“1”信号を出力する。一方、AND回路87
aには、当該送出クラス指示によってショートセル格納
メモリ22aから読み出されたショートセル1の全長
(LI+3=8バイト)が入力される。そして、この(L
I+3)の値は、対応する減算器88aに“Y”として
入力される。これに対し、減算器88b及び減算器88
cには、“0”信号が“Y”として入力される。
【0120】すると、減算器88a〜88cの夫々は、
“X−Y”の演算を行う。このとき、減算器88aで
は、クレジット値である20からショートセル1の全長
たる8が減算され、12が“X1”として出力される。
これに対し、減算器88b及び減算器88cでは、対応
するクレジット値から0を減算する処理が行われる。従
って、減算器88bからは10が“X1”として出力さ
れ、減算器88cからは8が“X1”として出力され
る。そして、減算器88a〜88cの夫々から出力され
た各“X1”は、対応する何れかの加算器92a〜92
cに入力される。
【0121】一方、時刻(1)におけるクレジット格納レ
ジスタ82a〜82cの各クレジット値は0を上回るの
で、加算器92a〜92cの夫々には、対応する何れか
のAND回路91a〜91cから“0”信号が“Y1”
として入力される。従って、加算器92a〜92cの夫
々は、入力された“X1”の値に0を加算する処理を行
い、この加算結果を出力する。これによって、クレジッ
ト格納レジスタ82a〜82cの夫々には、“12”,
“10”,“8”が格納される(図8時刻(2)参照)。
【0122】クレジット格納レジスタ82a〜82cの
各クレジット値が時刻(2)における状態となった場合に
おいて、順序指定制御部80に例えばセル化タイミング
信号が入力されると、順序指定制御部80では、時刻
(1)にて説明した動作と同様の動作が行われ、OR回路
85からクラス1を示す“1”の送出クラス指示が出力
される。また、時刻(1)にて説明した動作と同様の動作
によって、クレジット格納レジスタ82a〜82cに
は、夫々“4”,“10”,“8”が格納される(図8時
刻(3)参照)。
【0123】続いて、時刻(3)では、上述した順序指定
制御部80の動作によって、OR回路85からクラス2
を示す“2”の送出クラス指示が出力され、クラス2に
対応するクレジット格納レジスタ82bのクレジット値
が、ショートセル1の全長を示す8だけ減算された値と
なる(図8時刻(4)参照)。
【0124】その後、クレジット格納レジスタ82a〜
82cの各クレジット値が図8の時刻(7)に示される状
態(“−8”,“−6”,“0”)となった場合において、
セル化タイミング信号が順序指定制御部80に入力され
ると、OR回路85からクラス3を示す“3”の送出ク
ラス指示が出力される。
【0125】ここで、時刻(7)におけるクレジット格納
レジスタ82a〜82cの各クレジット値は0以下であ
るので、比較器89a〜89cの夫々から“1”信号が
出力され、続いてAND回路90から“1”信号が出力
される。従って、AND回路91a〜91cの夫々か
ら、対応するクレジット設定レジスタ81のクレジット
設定値が“Y1”として加算器92a〜92cに入力さ
れる。
【0126】これによって、加算器92aでは“X1+
Y1=−8+20=12”の処理が行われ、この処理結
果“12”をもってクレジット格納レジスタ82aのク
レジット値が更新される。また、加算器92bでは“X
1+Y1=−6+10=4”の処理が行われ、この処理
結果“4”をもってクレジット格納レジスタ82bのク
レジット値が更新される。さらに、加算器92cでは、
“X1+Y1=0+8=8”の処理が行われ、この処理
結果“8”をもってクレジット格納レジスタ82cのク
レジット値が更新される。
【0127】その後、時刻(8)では、クレジット値が最
も大きいクラス1を示す“1”の送出クラス指示が出力
される。但し、クレジット格納レジスタ82a〜83c
の各クレジット値の全てが0以下となった場合には、順
序指定制御部80が送出クラス指示を出力せず、クレジ
ット格納レジスタ82a〜82cに格納されたクレジッ
ト値の夫々に対応するクレジット設定値を加算し、その
結果最もクレジット値が大きくなったクラスについての
送出クラス指示を出力するように構成されていても良
い。
【0128】即ち、図8に示す例における時刻(7)及び
時刻(8)の動作が同一の時刻において行われ、時刻(7)
の時点における送出クラス指示(クラス3の送出クラス
指示)が出力されないように構成されていても良い。
【0129】第2実施形態によるSC多重装置40によ
れば、順序指定制御部80が、クレジット格納レジスタ
82a〜82cに格納されたクレジット値を監視し、ク
レジット値が最も大きい品質クラスのショートセル1の
読み出しを指定する。そして、読み出したショートセル
1の全長だけ該当するクレジット格納レジスタ82a〜
82cの何れかのクレジット値を減算する。
【0130】このため、第1実施形態のようにショート
セル1の読み出しによる予定帯域と実際に読み出された
ショートセル1の帯域とに差異が生じることが無い。従
って、クラス1,クラス2,クラス3の何れか一つにおけ
る実際の送出帯域が予定帯域よりも高くなるのを防止で
きるので、他の品質クラスの読み出し待ち遅延を防止で
きる。よって、第1実施形態に比べて円滑なショートセ
ル1の伝送を図ることができる。 〔第3実施形態〕次に、第3実施形態によるSC多重装
置を説明する。第2実施形態によるSC多重装置40で
は、例えばある特定の品質クラスのショートセル1の平
均長が他の品質クラスのショートセル1の平均長よりも
短い場合において、この他の品質クラスのクレジット設
定値が上記特定の品質クラスのクレジット設定値よりも
小さくなると、上記特定の品質クラスに属するショート
セル1がバースト的に読み出されてしまい、各品質クラ
スに属するショートセル1の送出パターン(読み出しパ
ターン)に偏りが生じ得る。第3実施形態によるSC多
重装置は、この問題に鑑みなされたものである。 〈SC多重装置の構成〉第3実施形態によるSC多重装
置は、第1実施形態によるSC多重装置40と順序指定
制御部の構成を異にする点を除き、共通の構成を有して
いる。従って、順序指定制御部のみについて説明する。
図9は、第3実施形態によるSC多重装置40における
順序指定制御部95の構成例を示す図である。
【0131】図9に示された順序指定制御部95は、ク
レジット値が正の品質クラスの中から所定の順序で送出
クラス指示を行う。但し、順序指定制御部95は、第2
実施形態による順序指定制御部80と共通する構成を有
しているので、共通する構成については同一の符号を付
して説明を省略し、相違する構成について説明する。
【0132】図9において、順序指定制御部95は、次
の品質クラスの指定を行う場合において、クレジット格
納レジスタ82a〜82cに格納された三つのクレジッ
ト値のうち二つが正の値をとっているときに連続して同
じ品質クラスを指定しないように、前回指定した品質ク
ラスを格納しておくための前回指定レジスタ96a〜9
6bを有する。前回指定レジスタ96aはクラス1に対
応し、前回指定レジスタ96bはクラス2に対応し、前
回指定レジスタ96cはクラス3に対応する。
【0133】前回指定レジスタ96a〜96cの夫々に
は、前回の品質クラスの指定において当該品質クラスが
指定された場合には、“1”が格納され、指定されなか
った場合には“0”が格納される。例えば、前回の品質
クラスの指定において、クラス2が指定された場合に
は、前回指定レジスタ96bには“1”が格納され、前
回指定レジスタ96a,96cの夫々には“0”が格納
される。前回指定レジスタ96a〜96cの夫々は、ク
ラス選択部97に接続されており、順序指定制御部95
にセル化タイミング信号が入力される毎に、前回指定レ
ジスタ96a〜96cの各値がクラス選択部97に入力
される。
【0134】クレジット格納レジスタ82aは比較器9
8aに接続されており、クレジット格納レジスタ82b
は比較器98bに接続されており、クレジット格納レジ
スタ82cは比較器98cに接続されている。クレジッ
ト格納レジスタ82a〜82cの夫々は、第2実施形態
と同様に、順序指定制御部95にセル化タイミング信号
が入力される毎に、対応する何れかの比較器98a〜9
8cに自身の保持内容を“Z”として入力する。比較器
98a〜98cの夫々は、“Z”が入力されると、その
“Z”の値が0を上回る(正である)か否かを判定する。
このとき、比較器98a〜98cの夫々は、“Z”の値
が0を上回る場合には、“1”信号をクラス選択部97
に入力し、“Z”の値が0以下の場合には、“0”信号
をクラス選択部97に入力する。
【0135】クラス選択部97は、ロジック回路又はプ
ロセッサ装置で構成されている。このクラス選択部97
は、前回指定レジスタ96a〜96c,及び比較器98
a〜98cからの各入力信号に基づいて送出クラス指示
を選択するための選択テーブル97aを有している。
【0136】選択テーブル97aには、比較器98a〜
98cからの出力信号である3ビット信号(クレジット
>0のクラス),及び前回指定レジスタ96a〜96c
からの出力信号である3ビット信号(前回指定)に対応づ
けて送出クラス指示たる品質クラス番号が格納されてい
る。クラス選択部97は、比較器98a〜98c,及び
前回指定レジスタ96a〜96cの夫々から出力信号を
受け取ると、選択テーブル97aから対応する送出クラ
ス指示を読み出して出力する。
【0137】例えば、クレジットが正の品質クラスが一
つのみの場合には、その品質クラスに対する送出クラス
指示を出力する。また、複数の品質クラスのクレジット
が正である場合には、前回読み出しを行っていないクラ
スを選択する。例えば、前回指定した品質クラスがクラ
ス2で、且つ全ての品質クラスのクレジットが正の値を
持つ場合には、選択テーブル97a中の「クレジット>
0のクラス」が、“111”で「前回指定」が“01
0”となり、クラス1の送出クラス指示が選択される。
これによって、前回指定した品質クラス(この例ではク
ラス2)の連続指定が防止される。そして、クラス選択
部97から出力された送出クラス指示は、読み出し制御
部20b(図3,図4参照)に入力される。
【0138】また、クラス選択部97は、クラス1〜3
のうちクレジットが正であり且つ前回指定されていない
品質クラスが二つある場合には、所定の優先順位(クラ
ス1,クラス2,クラス3の順)に従って順位の高い品質
クラスの方を選択する。
【0139】送出クラス指示は、クラス1〜3の何れか
を示す3ビット信号としてクラス選択部97から出力さ
れる。即ち、クラス1の場合には“001”が出力さ
れ、クラス2の場合には“010”が出力され、クラス
3の場合には“100”が出力される。そして、これら
の送出クラス指示の何れかをもって、前回指定レジスタ
96a〜96cの値が更新される。これによって、送出
クラス指示に対応する前回指定レジスタ96a〜96c
の何れかに“1”が上書きされ、その他には“0”が上
書きされる。
【0140】その後、送出クラス指示に基づいて、クレ
ジット格納レジスタ82a〜82cの各値が更新され
る。但し、この更新処理を行う構成は、コーダ86にク
ラス選択部97から出力された送出クラス指示が入力さ
れる点を除き、第2実施形態と同じであるので説明を省
略する。 〈順序指定制御部による指定制御〉図10は、順序指定
制御部95による指定制御(指定方法)の説明図である。
この指定制御では、第2実施形態による順序指定制御部
80と同様に、各品質クラス毎にクレジットを設定して
おくが、クレジット値がある閾値(図10の例では正の
値)をとっている品質クラスの中から順番に読み出しを
行う点が異なる。
【0141】即ち、複数の品質クラスのクレジット値が
正の値をとっている間は、それらの品質クラス内におい
て、所定の優先順序(ここでは、クラス1,クラス2,ク
ラス3の順に優先)に従ってショートセル1の読み出し
が行われる。このとき、前回指定レジスタ96a〜96
cの値に従って、前回指定された品質クラスは、今回指
定される品質クラスから除外される。このため、ある品
質クラスのショートセル1が偏って読み出されるのを抑
えることができる。
【0142】第3実施形態によるSC多重装置40によ
れば、順序指定制御部95がクラス1,クラス2,クラス
3の何れかを連続して指定しないように構成されている
ので、ある品質クラスに対応するショートセル格納メモ
リ22からバースト的にショートセル1が読み出される
のを防止できる。従って、バースト的にショートセル1
が読み出されることにより、ある品質クラスの読み出し
帯域が予定帯域を越えてしまい、他の品質クラスのショ
ートセル1のセル化遅延が生じるのを防止することがで
きる。 〔第4実施形態〕次に、第4実施形態によるSC多重装
置を説明する。第4実施形態によるSC多重装置は、第
1実施形態によるSC多重装置40と順序指定制御部の
構成を異にする点を除き、共通の構成を有している。従
って、順序指定制御部のみについて説明する。図11
は、第3実施形態によるSC多重装置40の順序指定制
御部100の構成図である。
【0143】図11において、順序指定制御部100
は、比率設定レジスタ101を有している。比率設定レ
ジスタ101は、全体を1とした場合における各品質ク
ラス(ここでは、クラス1,クラス2,クラス3の三つ)の
帯域比率が格納されている。本実施形態では、比率設定
レジスタ101には、所定の設定比率の例として、クラ
ス1について0.5,クラス2について0.2,クラス3
について0.3の比率が夫々格納されている。
【0144】また、順序指定制御部100は、クラス1
〜3の夫々についての送出予定時刻(ショートセル格納
メモリ22からの読み出し時刻)が格納された予定時刻
格納レジスタ102を有している。この予定時刻格納レ
ジスタ102は、予定時刻制御部103に接続されてい
る。
【0145】予定時刻制御部103は、クラス1〜3に
対応づけて設けられた超過量算出部105a〜105c
の夫々に接続されている。予定時刻制御部103には、
セル化タイミング信号が入力される。予定時刻制御部1
03は、セル化タイミング信号を受け取ると、予定時刻
格納レジスタ102から各送出予定時刻を読み出し、対
応する何れかの超過量算出部105a〜105cへ入力
する。また、予定時刻制御部103には、予定時刻格納
レジスタ102の更新値を受け取るようになっており、
この更新値をもって予定時刻格納レジスタ102の各値
を更新する。
【0146】また、順序指定制御部100は、バイトカ
ウンタ104を有している。バイトカウンタ104に
は、クロックが入力されるとともに、ATMセルペイロ
ードイネーブル信号が入力される。バイトカウンタ10
4は、入力されたクロックとATMセルペイロードイネ
ーブル信号とに基づいて、ATMセル5のペイロード7
のバイト数をカウントし、そのカウント値を現時刻とし
て超過量算出部105a〜105cの夫々へ与える。
【0147】超過量算出部105a〜105cの夫々
は、予定時刻制御部103から対応する品質クラスの送
出予定時刻を受け取るとともに、バイトカウンタ104
から現時刻を受け取ると、これらを用いて現時刻が送出
予定時刻から超過した時間(超過量)を算出する。これに
よって、現時刻が送出予定時刻に達しているか否かを判
定する。そして、超過量算出部105a〜105cの夫
々は、算出した超過量を送出クラス判定部106に入力
する。
【0148】送出クラス判定部106は、超過量算出部
105a〜105cの夫々から超過量を受け取ると、こ
れらの超過量を対比し、最も多い超過量を特定する。そ
して、送出クラス判定部106は、その最も多い超過量
に対応する品質クラスについての送出クラス指示を出力
する。
【0149】但し、送出クラス判定部106に入力され
た超過量の二つ又は三つが同一の場合には、送出クラス
判定部106は、所定の優先順位(例えば、クラス1,ク
ラス2,クラス3の順)に従って、最も優先順位の高い品
質クラスの送出クラス指示を出力する。また、送出予定
時刻がクラス1〜3の間で同一となった場合にも優先順
位に従って一つの品質クラスが特定され、この品質クラ
スの送出クラス指示が出力される。出力された送出クラ
ス指示は、読み出し制御部20b(図3,図4参照)に入
力される。
【0150】また、順序指定制御部100は、以下の構
成をもって予定時刻格納レジスタ102の各値を更新す
る。即ち、順序指定制御部100は、送出クラス判定部
106から出力される送出クラス指示に応じたショート
セル1の全長(LI+3)が夫々入力される間隔計算部1
07a〜107cを有している。間隔計算部107aは
クラス1に対応し、間隔計算部107bはクラス2に対
応し、間隔計算部107cはクラス3に対応する。
【0151】間隔計算部107a〜107cの夫々は、
以下の(式2)の演算を行うことによって、ショートセル
1のバイト間隔(今回読み出されたショートセル1と同
じ品質クラスのショートセルが次に読み出される迄のバ
イト間隔)を算出する。
【0152】 バイト間隔=(LI+3)×(1−比率)/比率 ・・・・(式2) このとき、間隔計算部107a〜107cの夫々は、
(式2)の演算を行う際に、比率設定レジスタ101から
該当する比率を読み出して使用する。そして、間隔計算
部107aは、算出したバイト間隔を加算器108aに
入力し、間隔計算部107bは、算出したバイト間隔を
加算器108bに入力し、間隔計算部108cは、算出
したバイト間隔を加算器108cに入力する。
【0153】加算器108a〜108cには、間隔計算
部107a〜107cの何れかからバイト間隔が入力さ
れるとともに、ショートセル1の全長(LI+3)が入力
される。すると、加算器108a〜108cの夫々は、
“(LI+3)+バイト間隔”の加算処理を行う。そし
て、加算器108aは加算結果をAND回路110aに
入力し、加算器108bは加算結果をAND回路110
bに入力し、加算器108cは加算結果をAND回路1
10cに入力する。
【0154】また、コーダ109には、送出クラス判定
部106から出力された送出クラス指示が入力される。
コーダ109は、送出クラス指示を受け取ると、その送
出クラス指示で指定された品質クラスに対応する何れか
のAND回路110a〜110cに“1”信号を入力
し、その他の何れかのAND回路110a〜110cに
“0”信号を入力する。例えば、送出クラス指示がクラ
ス1を指定する場合には、クラス1に対応するAND回
路110aに“1”信号を入力し、AND回路110b
及びAND回路110cに“0”信号を入力する。
【0155】AND回路110aは加算器111aに接
続されており、AND回路110bは加算器111bに
接続されており、AND回路110cは加算器111c
に接続されている。AND回路110a〜110cの夫
々は、対応する何れかの加算器108a〜108cから
その加算結果を受け取り、且つコーダ109から“1”
信号を受け取った場合には、この加算結果を対応する何
れかの加算器111a〜111cに入力する。これに対
し、AND回路110a〜110cの夫々は、コーダ1
09から“0”信号を受け取った場合には、“0”信号
を出力する。
【0156】加算器111aには、予定時刻格納レジス
タ102に格納されたクラス1の送出予定時刻が入力さ
れ、加算器111bには、クラス2の送出予定時刻が入
力され、加算器111cには、クラス3の送出予定時刻
が入力される。
【0157】加算器111aは、AND回路110aか
ら加算器108aの加算結果が入力された場合には、そ
の加算結果に送出予定時刻を加算し、新たな送出予定時
刻として出力する。同様に、加算器111bは、AND
回路110bから加算器108bの加算結果が入力され
た場合には、その加算結果に送出予定時刻を加算し、新
たな送出予定時刻として出力する。同様に、加算器11
1cは、AND回路110cから加算器108cの加算
結果が入力された場合には、その加算結果に送出予定時
刻を加算し、新たな送出予定時刻として出力する。これ
に対し、加算器111a〜111cの夫々は、対応する
何れかのAND回路110a〜110cから“0”信号
が入力された場合には、“0”信号を出力する。
【0158】加算器111a〜111cの何れかから出
力された新たな送出予定時刻は、予定時刻格納レジスタ
102の更新値として予定時刻制御部103に与えられ
る。すると、予定時刻制御部103は、その更新値をも
って該当する送出予定時刻を更新する。従って、予定時
刻格納レジスタ102に格納されるクラス1〜3の各更
新値(次の送出予定時刻)は、以下の(式3)によって求め
られる。即ち、 次の送出予定時刻=(当ショートセルの送出予定時刻)+(当ショートセルの全 長)+(バイト間隔) ・・・・(式3) にて求められる。
【0159】なお、比率設定レジスタ101は、間隔計
算部107a〜107cの夫々が該当する比率の値を有
していれば、無くても良い。 〈順序指定制御部による指定制御〉次に、上述した順序
指定制御部100による指定制御(指定方法)を説明す
る。図12(a)及び図12(b)は、順序指定制御部10
0による指定制御の説明図である。この例では、クラス
1に帯域比率0.5が設定され、クラス2に帯域比率0.
2が設定され、クラス3に帯域比率0.3が設定されて
いるものとする。
【0160】図12(a)及び図12(b)に示す指定制御
では、順序指定制御部100は、各ショートセル格納メ
モリ22a〜22cに格納された各ショートセル1の帯
域比率を指定しておき、ショートセル格納メモリ22a
〜22cの何れかから読み出したショートセル1の全長
を用いて同品質クラスの次のショートセル1の読み出し
を開始するまでのバイト間隔を計算することによって、
次の送出予定時刻を算出する。
【0161】図12(a)には、クラス1に対応するショ
ートセル格納メモリ22aにのみ複数のショートセル1
が格納されている場合のショートセル1の読み出しパタ
ーンが示されている。但し、説明を簡単にするため、シ
ョートセル格納メモリ22aに格納された複数のショー
トセル1は、夫々8バイトの全長を有しているものとす
る。
【0162】送出クラス判定部106からクラス1の送
出クラス指示が出力されると、読み出し制御部20a
は、ショートセル格納メモリ22aからショートセル1
を読み出し、セレクタ19(図3参照)から送出させる。
すると、間隔計算部107aには、LIラッチ53(及
び図示せぬ加算器)を介してショートセル1の全長(LI
+3=8バイト)が入力される。すると、間隔計算部1
07aは、上述した(式2)の計算を行う。即ち、 バイト間隔=8×(1−0.5)/0.5=8バイト の計算結果が得られる。この計算結果は、加算器108
aに入力される。加算器108aは、間隔計算部107
aの計算結果である8バイトにショートセル1の全長で
ある8バイトを加算する。そして、加算器108aは、
自身の加算処理の結果である16バイトをAND回路1
10aに入力する。
【0163】ここで、コーダ109には送出クラス判定
部106からクラス1の送出クラス指示が入力される。
コーダ109は、AND回路110aに“1”信号を入
力し、AND回路110b,110cに“0”信号を入
力する。すると、AND回路110aから加算器108
aの出力信号である16バイトが加算器111aに入力
される。
【0164】続いて、加算器111aは、AND回路1
10aから入力された16バイトと、予定時刻格納レジ
スタ102から受け取ったクラス1の送出予定時刻とを
加算し、その加算結果をクラス1の送出予定時刻の更新
値として出力する。そして、加算器111aから出力さ
れた更新値は、予定時刻制御部103に与えられる。予
定時刻制御部103は、受け取った更新値をもって予定
時刻格納レジスタ102におけるクラス1の送出予定時
刻を更新する。
【0165】これによって、前回のクラス1のショート
セル1の送出予定時刻から次のクラス1のショートセル
1の送出予定時刻まで16バイトの間隔が設定され、シ
ョートセル1の読み出し間隔として8バイトの間隔が設
定される。
【0166】その後、同様の処理が行われることによっ
て、16バイト毎に順序指定制御部100からクラス1
の送出クラス指示が出力され、ショートセル格納メモリ
22aから8バイトの間隔をおいてショートセル1が読
み出される。
【0167】図12(b)には、クラス1に対応するショ
ートセル格納メモリ22a,及びクラス2に対応するシ
ョートセル格納メモリ22bの夫々に複数のショートセ
ル1が格納されている場合におけるショートセル1の読
み出しパターンが示されている。但し、説明を簡単にす
るために、ショートセル格納メモリ22aに格納された
複数のショートセル1は、夫々8バイトの全長を有する
ものとする。また、予定時刻格納レジスタ102には、
クラス1とクラス2との送出予定時刻が夫々格納されて
おり、クラス1の送出予定時刻はクラス2の送出予定時
刻よりも早い時刻が設定されていたものとする。
【0168】図12(b)において、最初にクラス1の送
出クラス指示が出力されると、図12(a)を用いて説明
した通り、次にクラス1の送出クラス指示が出力される
までの間に16バイトの間隔が設定される。次に、順序
指定制御部100は、予定時刻格納レジスタ102の送
出予定時刻に従って、クラス2の送出クラス指示を出力
する。すると、ショートセル格納メモリ22bからクラ
ス2のショートセル1が読み出され、セレクタ19から
送出される。
【0169】すると、間隔計算部107bにクラス2の
ショートセル1の全長(8バイト)が入力される。間隔計
算部107bは、ショートセル1の全長,及びクラス2
の帯域比率(0.2)を用いてバイト間隔を算出する。即
ち、間隔計算部107bは、 バイト間隔=8×(1−0.2)/0.2=32バイト の計算を行い、この計算結果たる32バイトを加算器1
08bに入力する。これによって、その後、加算器11
1aから前回の送出予定時刻に40バイトを加算したク
ラス2の送出予定時刻の更新値が出力され、この更新値
をもって予定時刻格納レジスタ102に格納されたクラ
ス2の送出予定時刻が更新される。従って、前回読み出
されたクラス2のショートセル1と今回読み出されたク
ラス2のショートセル1との間には、32バイトの間隔
が設けられる。
【0170】従って、順序指定制御部100からは、8
バイト毎にクラス1の送出クラス指示が出力され、且つ
32バイト毎にクラス2の送出クラス指示が出力され
る。このため、品質クラス毎の帯域を所定の比率に従っ
て制御しつつ、ショートセル1をショートセル格納メモ
リ22a〜22cの夫々から読み出すことができる。
【0171】第4実施形態によれば、ショートセル格納
メモリ22a〜22cから読み出したショートセル1の
全長から次のショートセル1の予定送出時刻(同品質ク
ラスのショートセル1の読み出し間隔)を求め、これに
従って送出クラス指示を出力する。このため、無線基地
局31に到着したショートセル1(ショートセル格納メ
モリ22a〜22cの何れかに格納された各ショートセ
ル1)の全長に依存することなく設定帯域を保持するこ
とができ、且つ各品質クラス毎のショートセル1の読み
出し間隔を均等に配分することができる。
【0172】また、第1〜第4実施形態によれば、1つ
のATMコネクション上で複数のショートセル1を多重
する場合において、従来のように各品質クラス毎の読み
出し順序パターンを指定することなく各クラスの読み出
し帯域を直接設定できるので、ハードウェアのコスト上
昇を抑え、且つ読み出し帯域の変更処理を軽減できる。
【0173】また、第2〜第4実施形態によれば、ショ
ートセル1の全長に拘わらず予め設定した読み出し帯域
を遵守してショートセル1の読み出し処理を行うことが
できるので、品質クラス毎の設定帯域と実際に読み出さ
れた帯域との差分をなくし、他の品質クラスのセル化遅
延を抑えることができる。
【0174】なお、図11に示した順序指定制御部10
0の構成例では、比率設定レジスタ101を設け、間隔
計算部107a〜107cの夫々が比較設定レジスタ1
01から該当する値を取得してバイト間隔を計算する構
成を採っているが、間隔計算部107a〜107cの夫
々がバイト間隔を計算する際に使用する“(1−比率)/
比率”の値は、予め計算された値を間隔計算部107a
〜107cが夫々保有するように構成されていても良
い。この場合には、バイト間隔の計算に必要な処理時間
を短く抑えることができる。
【0175】また、図11に示す例では、ATMセル5
のペイロード7のバイト数をカウントするバイトカウン
タ104を設けてあり、このバイトカウンタ104から
出力されるカウント値(バイト数)を基準とする絶対時刻
を現時刻とし、この現時刻を用いてショートセル1の送
出予定時刻が算出されているが、これに代えて、順序指
定制御部100が、相対時刻を用いてショートセル1の
送出予定時刻を算出するように構成されていても良い。
【0176】図13は、絶対時刻を用いた場合の概念図
であり、図14は、相対時刻を用いた場合の概念図であ
る。図13に示すように、絶対時刻を用いる場合には、
バイト間隔を計算する際の基準時刻を当ショートセル1
の送出予定時刻とする。一方、図14に示すように、相
対時刻を用いる場合には、例えば、クラス1のショート
セル1の送出予定時刻を基準とした場合には、以下の
(式4)を用いて次の送出予定時刻を算出する。即ち、 次の送出予定時刻=(送出予定時刻との差分)+(現ショートセルの全長) +(バイト間隔) ・・・・(式4) によって、送出予定時刻を算出する。
【0177】また、第1〜第4実施形態において、各種
の設定情報の格納・保持のためにメモリ又はレジスタを
用いたが、メモリに代えてフリップフロップを用いたラ
ッチ手段やレジスタが用いられていても良く、レジスタ
に代えてメモリ等の記憶装置が用いられていても良い。
また、第1〜第4実施形態において、読み出し制御部及
び順序指定制御部はハードウェア(電子回路)で形成して
あるが、上述した機能を果たすことができる限り、読み
出し制御部及び順序指定制御部は、プログラム及びデー
タを記憶したメモリやプログラムを実行するCPU等か
らなるプロセッサ装置で構成されていても良い。
【0178】
【発明の効果】本発明によるショートセル多重装置によ
れば、ショートセルの読み出し順序パターンを記憶する
記憶装置を必要としないので、ショートセル多重装置の
構成を簡易化でき、ハードウェアのコスト上昇を抑える
ことができる。また、各品質クラスについてショートセ
ルの読み出し順序パターンを予め設定することなく各品
質クラスの帯域設定を行うことができるので、読み出し
順序の変更処理の負担を従来に比べて軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるショートセル多重装置が実施され
るネットワークシステムの構成例を示す図
【図2】ATMセル及びショートセルのフォーマット説
明図
【図3】ショートセル多重装置の全体構成図
【図4】読み出し制御部の構成図
【図5】第1実施形態による順序指定制御部の構成図
【図6】図5に示した順序指定制御部による指定制御の
説明図
【図7】第2実施形態による順序指定制御部の構成図
【図8】図7に示した順序指定制御部による指定制御の
説明図
【図9】第3実施形態による順序指定制御部の構成図
【図10】図9に示した順序指定制御部による指定制御
の説明図
【図11】第4実施形態による順序指定制御部の構成図
【図12】図10に示した順序指定制御部による指定制
御の説明図
【図13】絶対時刻を用いた送出予定時刻算出の概念図
【図14】相対時刻を用いた送出予定時刻算出の概念図
【図15】ショートセルの説明図
【図16】CLADの構成図
【図17】ショートセル多重装置の構成図
【図18】従来のショートセル多重装置による指定制御
の説明図
【符号の説明】
1 ショートセル 17 書き込み制御部 19 セレクタ 20a,80,95,100 順序指定制御部 20b 読み出し制御部 22a〜22c ショートセル格納メモリ 40 ショートセル多重装置 61a〜61c カウンタメモリ 64a〜64c 読み出し間隔設定レジスタ 97 クラス選択部 102 予定時刻格納レジスタ 103 予定時刻制御部 105a〜105c 超過量算出部 106 送出クラス判定部 107a〜107c 間隔計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 次雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 佐々木 博 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 (72)発明者 佐々木 隆行 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のクラスの何れかに夫々属する複数の
    ショートセルを記憶する記憶手段,前記記憶手段に記憶
    された複数のショートセルを読み出す順序を指定する順
    序指定手段,前記順序指定手段によって指定された順序
    に従って前記記憶手段から複数のショートセルを順次読
    み出す読み出し手段,及び前記記憶手段から読み出され
    た複数のショートセルを多重化する多重化手段を備えた
    ショートセル多重装置であって、 前記順序指定手段が、同一クラスに属する二つのショー
    トセルを時間をおいて読み出す際のショートセルの読み
    出し間隔値をクラス毎に保有する読み出し間隔保有手段
    と、前記読み出し手段によってショートセルが読み出さ
    れ得るタイミング数を計数する計数手段と、前記計数手
    段によって計数されたタイミング数が前記読み出し間隔
    値に達したクラスに属するショートセルの読み出し指示
    を前記読み出し手段に与えるクラス指定手段とを有する
    ことを特徴とするショートセル多重装置。
  2. 【請求項2】前記クラス指定手段は、前記計数手段によ
    って計数されたショートセルの個数が前記読み出し間隔
    値に達したクラスが複数存する場合には、これらの複数
    のクラスから所定の優先順位に従って一つのクラスを特
    定し、特定したクラスに属するショートセルの読み出し
    指示を前記読み出し手段に与えることを特徴とする請求
    項1記載のショートセル多重装置。
  3. 【請求項3】複数のクラスの何れかに夫々属する複数の
    ショートセルを記憶する記憶手段,前記記憶手段に記憶
    された複数のショートセルを読み出す順序を指定する順
    序指定手段,前記順序指定手段によって指定された順序
    に従って前記記憶手段から複数のショートセルを順次読
    み出す読み出し手段,及び前記記憶手段から読み出され
    た複数のショートセルを多重化する多重化手段を備えた
    ショートセル多重装置であって、 前記順序指定手段が、複数のクラスから一つのクラスを
    指定するためのバイト数であるクレジット値をクラス毎
    に保有するクレジット保有手段と、前記読み出し手段に
    よってショートセルが読み出された際にそのショートセ
    ルの属するクラスのクレジット値から当該ショートセル
    のバイト数を減算する減算手段と、クレジット保有手段
    に保有されたクレジット値が最も大きいクラスに属する
    ショートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に与え
    るクラス指定手段とを有することを特徴とするショート
    セル多重装置。
  4. 【請求項4】前記クレジット保有手段は、前記順序指定
    手段による読み出し順序の指定が開始される際にクレジ
    ット値の初期値をなす所定のクレジット設定値をクラス
    毎に保有することを特徴とする請求項3記載のショート
    セル多重装置。
  5. 【請求項5】前記順序指定手段が、前記クレジット保有
    手段に保有されたクレジット値の全てが所定の閾値以下
    となった場合には、各クレジット値に対応するクラスの
    クレジット設定値をそのクレジット保有手段に保有され
    た各クレジット値に加算する加算手段をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項4記載のショートセル多重装置。
  6. 【請求項6】前記順序指定手段は、クレジット保有手段
    に保有されたクレジット値が最も大きいクラスが複数あ
    る場合には、これらの複数のクラスから所定の優先順位
    に従って一つのクラスを特定し、特定したクラスに属す
    るショートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に与
    えることを特徴とする請求項4記載のショートセル多重
    装置。
  7. 【請求項7】複数のクラスの何れかに夫々属する複数の
    ショートセルを記憶する記憶手段,前記記憶手段に記憶
    された複数のショートセルを読み出す順序を指定する順
    序指定手段,前記順序指定手段によって指定された順序
    に従って前記記憶手段から複数のショートセルを順次読
    み出す読み出し手段,及び前記記憶手段から読み出され
    た複数のショートセルを多重化する多重化手段を備えた
    ショートセル多重装置であって、 前記順序指定手段が、複数のクラスから一つのクラスを
    指定するためのバイト数であるクレジット値をクラス毎
    に保有するクレジット保有手段と、前記読み出し手段に
    よってショートセルが読み出された際にそのショートセ
    ルの属するクラスのクレジット値から当該ショートセル
    のバイト数を減算する減算手段と、前記読み出し手段に
    よって最後に読み出されたショートセルの属するクラス
    である前回クラスを示す前回クラス情報が記憶される前
    回クラス情報記憶手段と、前記クレジット保有手段に保
    有された各クレジット値について所定の閾値以上である
    か否かを判定する判定手段と、前記前回クラス情報及び
    前記判定手段の各判定結果に基づいて複数のクラスから
    一つのクラスを選択しこの選択したクラスに属するショ
    ートセルの読み出し指示を前記読み出し手段に与えるク
    ラス選択手段とを有することを特徴とするショートセル
    多重装置。
  8. 【請求項8】前記クラス選択手段は、前記クレジット保
    有手段に保有された複数のクレジット値のうち二以上の
    クレジット値が前記所定の閾値以上であり且つこの二以
    上のクレジット値に対応する各クラスに前記前回クラス
    が含まれる場合には、前記二以上のクレジット値に対応
    する各クラスのうち前記前回クラス以外のものから一つ
    のクラスを選択することを特徴とする請求項7記載のシ
    ョートセル多重装置。
  9. 【請求項9】前記所定の閾値が零であることを特徴とす
    る請求項5,7,8の何れかに記載のショートセル多重装
    置。
  10. 【請求項10】前記クラス選択手段は、前記所定の閾値
    以上のクレジット値を有し且つ前記前回クラス以外のク
    ラスが複数ある場合には、これらの複数のクラスから所
    定の優先順位に従って一つのクラスを特定し、特定した
    クラスに属するショートセルの読み出しを前記読み出し
    手段に与えることを特徴とする請求項7記載のショート
    セル多重装置。
  11. 【請求項11】複数のクラスの何れかに夫々属する複数
    のショートセルを記憶する記憶手段,前記記憶手段に記
    憶された複数のショートセルを読み出す順序を指定する
    順序指定手段,前記順序指定手段によって指定された順
    序に従って前記記憶手段から複数のショートセルを順次
    読み出す読み出し手段,及び前記記憶手段から読み出さ
    れた複数のショートセルを多重化する多重化手段を備え
    たショートセル多重装置であって、 前記順序指定手段が、各クラスに割り当てられた帯域の
    比率及び前記記憶手段から読み出されたショートセルの
    長さに基づいてこのショートセルと同一クラスに属する
    ショートセルが次に読み出される予定時刻をバイト単位
    でクラス毎に算出する演算手段と、前記演算手段によっ
    て算出された各予定時刻と現時刻とを夫々対比して現時
    刻が予定時刻に達したクラスに属するショートセルの読
    み出し指示を前記読み出し手段に与えるクラス指定手段
    とを有することを特徴とするショートセル多重装置。
  12. 【請求項12】前記クラス指定手段は、前記現時刻が予
    定時刻に達したクラスが複数ある場合には、これらの複
    数のクラスから所定の優先順位に従って一つのクラスを
    特定し、特定したクラスに属するショートセルの読み出
    し指示を前記読み出し手段に与えることを特徴とする請
    求項11記載のショートセル多重装置。
  13. 【請求項13】前記クラス指定手段は、同一の予定時刻
    が設定されたクラスが複数ある場合には、これらの複数
    のクラスから所定の優先順位に従って一つのクラスを特
    定し、特定したクラスに属するショートセルの読み出し
    指示を前記読み出し手段に与えることを特徴とする請求
    項11記載のショートセル多重装置。
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