JPH1188356A - ネットワークシステム及び交換機 - Google Patents

ネットワークシステム及び交換機

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JPH1188356A
JPH1188356A JP24434997A JP24434997A JPH1188356A JP H1188356 A JPH1188356 A JP H1188356A JP 24434997 A JP24434997 A JP 24434997A JP 24434997 A JP24434997 A JP 24434997A JP H1188356 A JPH1188356 A JP H1188356A
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】発側DTEと着側DTEとの間で複数コネクシ
ョン呼を確立する際に、複数のコネクションのうちの何
れかが着側DTEとの間で確立できない場合であっても
複数コネクション呼を確立することのできるネットワー
クシステムを提供すること。 【解決手段】第1端末装置10と第2端末装置20との
間で3つのコネクションからなる複数コネクション呼を
確立させる場合において、第1端末装置10と第2端末
装置20との間で全てのコネクションを設定できない場
合には、ノードA,ノードB,及びノードCが、3つの
コネクションのうち、帯域を確保可能な2つのコネクシ
ョンを第1端末装置10と第2端末装置20との間で設
定するとともに、残りの1つのコネクションを第1端末
装置10と第2端末装置30との間で設定する。これに
よって全てのコネクションが設定されるので、複数コネ
クション呼が確立せずに切断されてしまうことを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchron
ous Transfer Mode)ネットワーク等のマルチメディアサ
ービスを転送可能な網において、1つの呼に対して複数
のコネクションを一度に設定可能なネットワークシステ
ム,及び交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】HDTV(高品位テレビ)等のマルチメデ
ィアサービスは、映像,音声,字幕,吹き替え音声等の
複数メディア要素から構成されている。このマルチメデ
ィアサービスをATM網を用いて転送する場合におい
て、各メディア要素がATM網を転送されるに必要なQ
oS(Quality of Service:サービス品質)は、メディア
要素毎に異なっている。
【0003】このため、全てのメディア要素を1つのコ
ネクションで転送するのではなく、メディア要素毎にコ
ネクションを設定し、各メディア要素を転送すれば、各
メディア要素の性質(例えば、データがバースト的に転
送されるか否か等)に応じて各メディア要素を転送でき
る点で好ましい。このため、各メディア要素毎にコネク
ションを設定する信号方式がITU−Tで検討されてい
る。このような信号方式において、複数のコネクション
を一つの呼として確立したものは、複数コネクション呼
と呼ばれている。
【0004】ところで、ATM網において複数コネクシ
ョン呼を設定する場合には、発側のDTE(Data Termin
al Equipment:データ端末装置)と着側のDTEとの間
で、コネクション毎のQoSが全て満たされた場合のみ
呼が確立され、DTE間で通信が可能となる。図37
(a)は、複数コネクション呼が確立しなかった場合を示
す説明図であり、図37(b)は、複数コネクション呼が
確立した場合を示す説明図である。
【0005】図37(a)には、例えば、マルチメディア
サービスとして、映像データ,音声データ,及びテキス
ト(字幕)データの各メディア要素からなる映画のデータ
を、発側DTE1からATM交換機(ATM−SW)3,
4を介して着側DTE2へ転送する場合が示されてい
る。
【0006】このとき、発側DTE1は、ATM−SW
3に対して各データのQoS(例えば、帯域確保,セル
の到達間隔,又はデータ転送の遅延時間等)を要求す
る。ここで、ATM−SW3が、例えば、映像データと
音声データとに対するQoSを満たしたが、テキストデ
ータに対するQoSを満たすことができない場合には、
ATM−SW3は、映像データと音声データとに対して
コネクションの確立が可能であっても呼を確立すること
なく切断処理を行う。従って、複数コネクション呼が確
立しない。
【0007】これに対し、図37(b)は、ATM−SW
3が、映像データ,音声データ,及びテキストデータの
夫々に対するQoSを満たした場合には、これらの各デ
ータを転送するための各コネクションが確立するので、
複数コネクション呼が確立され、発側DTE1から着側
DTE2へ映画のデータが転送される。
【0008】このように、複数コネクション呼が各メデ
ィア要素を転送する全てのコネクションの確立を要する
ことに鑑み、本件出願人は、以前にこの問題を解決する
ATM−SWを出願している(特開平7−38571
号)。図38は、先願に係るATM−SWの説明図であ
る。
【0009】図38には、先願に係るATM−SWが使
用されたネットワークシステムにおいて、映像データと
音声データとをDTE5からDTE6へ転送する場合の
様子が示されている。このネットワークシステムにおい
て、例えば、DTE5とDTE6との間で映像データと
音声データとを転送するための複数コネクション呼を確
立する場合には、通常、ATM−SW8とATM−SW
9とは、データがDTE6→ATM−SW9→ATM−
SW8→DTE5を経るルート(パス:図38中のルー
トI)で各コネクションを確立する。
【0010】このとき、例えばルートIで音声データを
転送するに必要なQoSが満たされなかった場合,例え
ば、音声データを転送するためのコネクションが帯域不
足等によってルートIで確立されなかった場合には、A
TM−SW8,ATM−SW9,及びATM−SW10
は、データがDTE6→ATM−SW9→ATM−SW
10→ATM−SW8→DTE5を経る別のルート(図
38中のルートII)でコネクションを確立する。この
ように、先願に係るATM−SWによれば、ATM−S
W8,ATM−SW9,及びATM−SW10がルート
IとルートIIという別個のパスを設定し各コネクショ
ンを確立することによって、複数コネクション呼が確立
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たATM−SWを用いたネットワークシステムには以下
の問題があった。即ち、上述した状況において、ルート
IIでコネクションを確立しようとする場合において、
ATM−SW9とDTE6との間における音声データの
QoSを満たすことができないときには、ルートIIに
よる音声データのパスを設定できない。従って、ルート
IIでコネクションを確立することができず、複数コネ
クション呼を確立することができなかった。
【0012】また、上述したネットワークシステムで
は、DTE5は、ルートIとルートIIとで夫々コネク
ションが設定される場合に各コネクションとが同一呼に
属することをATM−SW8に認識させるために、呼を
特定する識別情報をATM−SW8との間でやりとりす
る構成を有する必要がある。このため、先願に係るAT
M−SWを使用するには、上記構成を有するDTE5を
用いる,或いは、従来のDTE5に上記構成を付加しな
ければならなかった。
【0013】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、発側DTEと着側DTEとの間で複数コネクション
呼を確立する際に、複数のコネクションのうちの何れか
が着側DTEとの間で確立できない場合であっても複数
コネクション呼を確立することのできるネットワークシ
ステム及び交換機を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1の発明は、第1端末装置と、第2端末装置と、第
2端末装置と同一のコンテンツを有する第3端末装置
と、前記第1端末装置,前記第2端末装置,及び前記第
3端末装置を相互に接続する網とを備えるネットワーク
システムである。このネットワークシステムは、前記網
が、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間におい
て一つの呼設定要求に基づいて複数のコネクション設定
を試みる場合に、前記第1端末装置と前記第2端末装置
との間で前記複数のコネクションの全てを設定可能か否
かを判定し、前記複数のコネクションの全てを設定でき
ないときには、前記複数のコネクションのうち一部のコ
ネクションを前記第1端末装置と前記第2端末装置との
間で設定するとともに、残りのコネクションを前記第1
端末装置と前記第3端末装置との間で設定することを特
徴とする。
【0015】請求項1の発明によれば、第1端末装置と
第2端末装置との間で複数のコネクションの全てを設定
できない場合には、網が一部のコネクションを第1端末
装置と第2端末装置との間で設定するとともに、残りの
コネクションを第1端末装置と第3端末装置との間で設
定する。これによって、1つの呼に属する複数のコネク
ションをそれぞれ設定できるので、第1端末装置と第2
端末装置との間で複数コネクション呼を設定する場合に
おいて、第1端末装置と第2端末装置との間で複数のコ
ネクションの全てを設定できない場合でも、複数コネク
ション呼を確立させることができる。
【0016】ここに、網には、例えば、ATM網,フレ
ームリレー交換網,或いはパケット交換網を挙げること
ができる。請求項2の発明は、請求項1の網が、複数の
コネクションを前記第2端末装置との間で設定すること
を要求する発呼要求を前記第1端末装置から受け取った
場合において、一部のコネクションを前記第1端末装置
と前記第2端末装置との間で設定するとともに残りのコ
ネクションを前記第1端末装置と前記第3端末装置との
間で設定したときには、前記複数のコネクションの全て
が前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で設定さ
れた旨を前記第1端末装置に対して通知することで、特
定したものである。
【0017】請求項2の発明によれば、実際には複数コ
ネクション呼における複数のコネクションが第1端末装
置と第2端末装置との間,及び第1端末装置と第3端末
装置との間で夫々設定された場合でも、第1端末装置は
複数コネクション呼が自身と第2端末装置との間で確立
したものと認識する。従って、本発明の実施にあたって
第1端末装置に特別な構成を付加する必要がない。即
ち、既存の端末装置(DTE)を第1端末装置として用い
ることができる。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は2の網
が、前記複数のコネクションの設定に夫々要求されるサ
ービス品質を前記第1端末装置と前記第2端末装置との
間で夫々満たすことができるか否かを判定することによ
って、前記複数のコネクションの全てを設定可能か否か
を判定することで、特定したものである。
【0019】ここに、サービス品質には、例えば、コネ
クションの設定に要求される帯域が挙げられる。請求項
4の発明は、第1端末装置を収容する第1交換機と、第
2端末装置を収容する第2交換機と、前記第2端末装置
と同一のコンテンツを有する第3端末装置を収容する第
3交換機とを備えるネットワークシステムである。この
ネットワークシステムは、(1)前記第1交換機が、前記
第2端末装置との間において複数のコネクションを設定
することを要求する発呼要求を前記第1端末装置から受
信した場合に、前記複数のコネクションを前記第1端末
装置との間で夫々設定するとともに、前記第2交換機に
対して前記第2交換機と前記第2端末装置との間で前記
複数のコネクションを設定することを要求する接続要求
メッセージを送信し、(2)前記第2交換機が、前記第1
交換機から前記接続要求メッセージを受信した場合に、
自身と前記第2端末装置との間で前記複数のコネクショ
ンの全てを設定可能か否かを判定し、前記複数のコネク
ションの全てを設定できないと判定した場合に、前記複
数のコネクションのうち一部のコネクションを自身と前
記第2端末装置との間,及び自身と前記第1交換機との
間で夫々設定することによって、この一部のコネクショ
ンを前記第1端末装置と前記第2端末装置との間で確立
させるとともに、自身に代わって残りのコネクションを
設定することを要求する代替コネクション設定メッセー
ジを前記第3交換機に対して送信し、(3)前記第3交換
機は、前記代替コネクション設定メッセージを受信した
場合に、前記残りのコネクションを自身と前記第3端末
装置との間,及び自身と前記第1交換機との間で夫々設
定することによって、この残りのコネクションを前記第
1端末装置と前記第3端末装置との間で確立させること
を特徴とする。
【0020】請求項5の発明は、請求項4の第2交換機
が、自身と前記第2端末装置との間で使用可能な帯域値
を検出し、検出した帯域値と前記複数のコネクションの
全ての設定に要求される帯域とを対比することによっ
て、前記複数のコネクションの全てをを設定可能か否か
を判定することで、特定したものである。
【0021】請求項6の発明は、請求項5の第2交換機
が、自身と前記第2端末装置との間で使用可能な帯域値
が前記複数のコネクションの全ての設定に要求される帯
域を下回っている場合に、前記複数のコネクションのう
ち、確保可能な帯域が要求されているコネクションを前
記一部のコネクションとすることで、特定したものであ
る。
【0022】請求項7の発明は、請求項4の第2交換機
が、発側端末となる前記第1端末装置と着側端末となる
前記第2端末装置との間で前記複数のコネクションを設
定できない場合に前記第2端末装置に代わって着側端末
となる前記第3端末装置の情報を有しており、この第3
端末装置の情報に基づいて前記代替設定メッセージを前
記第3交換機に対して送信することで、特定したもので
ある。
【0023】請求項8の発明は、請求項7の第2端末装
置が、前記第3端末装置の情報を前記第2交換機に登録
することで、特定したものである。請求項9の発明は、
請求項4の第2交換機が、発側端末となる前記第1端末
装置と着側端末となる前記第2端末装置との間で前記複
数のコネクションを設定できない場合に、前記第2端末
装置に代わって着側端末となる前記第3端末装置の情報
を前記第2端末装置から取得し、この第3端末装置の情
報に基づいて前記代替設定メッセージを前記第3交換機
に対して送信することで、特定したものである。
【0024】請求項10の発明は、請求項4の第1交換
機が、前記接続要求メッセージを送信する際に、前記複
数のコネクションが同一の呼に属することを示す識別子
を付加し、前記第2交換機は、自身と前記第2端末装
置,及び自身と前記第1交換機との間で前記一部のコネ
クションを設定した場合に、その完了を示す接続完了メ
ッセージに前記識別子を付加して前記第1交換機へ送信
するとともに、前記代替設定メッセージに前記識別子を
付加して前記第3交換機へ送信し、前記第3交換機は、
自身と前記第3端末装置,及び自身と前記第1交換機と
の間で前記他方のコネクションを設定した場合に、その
完了を示す接続完了メッセージに前記識別子を付加して
前記第1交換機に対して送信し、前記第1交換機が、前
記第2交換機から受信した接続完了メッセージ,及び前
記第3交換機から受信した接続完了メッセージにそれぞ
れ含まれた識別子を対比することによって、前記第2交
換機との間で設定されたコネクションと前記第3交換機
との間で設定されたコネクションとが同一の呼に属する
ものと判定することで、特定したものである。
【0025】請求項11の発明は、第1端末装置を収容
し且つ第2端末装置を収容する第1の他の交換機,及び
前記第1端末装置と同一のコンテンツを有する第3端末
装置を収容する第2の他の交換機と夫々接続された交換
機であって、前記第1の他の交換機から前記第2端末装
置を発側端末とし前記第1端末装置を着側端末とした1
つの呼に属する複数のコネクションを設定することを要
求する接続要求メッセージを受信した場合に、前記第1
端末装置との間で前記複数のコネクションを設定可能か
否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記複数の
コネクションの何れかを設定できないと判定した場合
に、これら複数のコネクションのうち一部方のコネクシ
ョンを前記第1端末装置との間,及び前記第1の他の交
換機との間で設定することによって、この一部のコネク
ションを前記第2端末装置と前記第1端末装置との間で
確立させるコネクション設定手段と、前記判定手段が前
記複数のコネクションの何れかを設定できないと判定し
た場合に、前記第1端末装置に代わって着側端末となる
代替端末装置として前記第3端末装置を特定するととも
に、前記第2の他の交換機に対して残りの前記コネクシ
ョンの設定を要求する代替設定メッセージを送信するこ
とによって、前記第2の他の交換機に前記残りのコネク
ションを前記第2端末装置と前記第3端末装置との間で
確立させる代替コネクション設定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0026】ここに、交換機には、例えば、ATM交換
機,フレームリレー交換機,或いはパケット交換機を挙
げることができる。請求項12の発明は、請求項11の
交換機が、第1端末装置に対応する代替端末装置の情報
を格納する代替端末記憶手段をさらに備え、この代替端
末記憶手段には、前記第1端末装置から送信された前記
第3端末装置の情報が記憶されることで、特定したもの
である。
【0027】請求項13の発明は、請求項11の代替コ
ネクション設定手段が、前記第1端末装置から前記第3
端末装置の情報を取得することによって、前記代替端末
装置を特定することで、特定したものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 〔実施形態1〕最初に、本発明の実施形態1を説明す
る。 〈ネットワークシステムの構成〉図1は、本発明の実施
形態1によるネットワークシステムを示すブロック図で
ある。図1において、実施形態1によるネットワークシ
ステムでは、回線を介して相互に接続されたATM交換
機(ATM−SW:以下、「ノード」という)A,ノード
B,及びノードCによってネットワーク(網)が形成され
ている。そして、ノードAにはデータ端末装置(以下、
「DTE」という。)10が収容されており、ノードB
にはDTE20が収容されており、ノードCにはDTE
30が収容されている。
【0029】ここに、DTE10は、ユーザ端末装置で
ある。DTE20とDTE30との夫々は、DTE10
からの要求に応じてDTE10にマルチメディアサービ
スを提供する配信サーバである。これらのDTE20と
DTE30とは、同一のコンテンツを有している。即
ち、DTE20とDTE30とは、ハードウェア及びソ
フトウェアにおいて全く同一の構成を有しており、全く
同一のマルチメディアサービスを夫々別個にDTE10
に対して提供可能となっている。
【0030】ノードA,ノードB,及びノードCは、同
一の構成を有している。ここに、ノードAを例として説
明すると、ノードAは、複数の入力回線対応部11と、
スイッチ部12と、出力回線対応部13と、制御部14
とからなる。
【0031】複数の入力回線対応部11の夫々は、回線
を介してDTE10,ノードB,及びノードCに接続さ
れている(但し、ノードB及びノードCとの接続状態は
図示せず)。また、複数の出力回線対応部13の夫々
は、回線を介してDTE10,ノードB,及びノードC
に接続されている(但し、DTE10との接続状態は図
示せず)。
【0032】各入力回線対応部11及び各出力回線対応
部13は、受信信号に対しては、セル同期,ヘッダ交
換,多重化等を行い、送信信号に対しては、分離,バッ
ファリング,セル同期等を行う回路である。スイッチ部
12は、入力回線対応部11或いは出力回線対応部13
から供給されるATMセルをそのヘッダの内容に従って
ルーティングし、入力回線対応部11或いは出力回線対
応部13を介して所望の回線上に送出する。
【0033】また、スイッチ部12は、制御信号用のA
TMセル(特定の情報がヘッダに記憶されているATM
セル)を、入力回線対応部11或いは出力回線対応部1
3に供給する。また、各入力回線対応部11及び各出力
回線対応部13は、他のノード又はDTEとの間の制御
信号のアダプテーションレイヤプロトコルの処理を行
う。
【0034】制御部14は、CPU15とメモリ16と
を中心として形成されている。制御部14は、入力回線
対応部11又は出力回線対応部13から供給される情報
に応じて、呼設定・開放等の制御を実行する。メモリ1
6は、半導体メモリや磁気ディスク装置,光ディスク装
置等からなる。このメモリ16は、CPU15aによっ
て実行される制御プログラムや、呼設定・開放の際の処
理に用いられる情報が格納された帯域使用状況テーブル
17,呼管理テーブル18,及びコネクション転送先テ
ーブル19を保持している。
【0035】図2は、各テーブルの説明図である。図2
において、帯域使用状況テーブル17は、接続先ノード
毎の最大許容可能帯域と、現在の使用帯域を把握するた
めのテーブルである。即ち、帯域使用状況テーブル17
には、呼の接続先の情報と、最大許容可能帯域を示す値
と、既使用帯域を示す値とが夫々格納される。
【0036】呼管理テーブル18は、帯域確保可能とな
った呼について、コネクション毎に発側DTE,着側D
TE間の呼情報を管理するテーブルである。即ち、呼管
理テーブル18には、発側情報として、発側(DTE1
0側)のバーチャルパスコネクション(VPC:Virtual
Path Connection)の識別子であるVPI(Virtual PathI
dentifier)と発側のバーチャルチャネルコネクション
(VCC:Virtual Channel Connection)の識別子である
VCI(Virtual Channel Identifier)とが格納される。
また、着側情報として、着側(ノードB,ノードC側)の
VPI,及びVCIが格納される。また、発側DTEの
アドレス,着側DTEのアドレス,及び各コネクション
に要求される帯域の各情報が格納される。さらに、各コ
ネクションが同一呼であることを示すマルチメディア呼
ID(識別子)が格納される。
【0037】コネクション転送先テーブル19は、発側
DTEと着側DTEとの間で複数コネクション呼(マル
チメディア呼)を確立するための帯域が確保できない場
合における着側DTEの転送先を管理するテーブルであ
る。このコネクション転送先テーブル19には、ノード
が収容するDTEの情報と、当該ノードとその収容DT
Eとがコネクションを確立できない場合にその収容DT
Eに代わって着側DTEとなるDTE(転送先DTE)の
アドレスとが、格納されている。この転送先DTEのア
ドレスは、例えば、ネットワークの運用者が収容DTE
の属性等をノードのメモリ16に登録する際に登録され
る。〈ネットワークシステムにおける処理〉次に、上述
したネットワークシステムにおける処理を説明する。こ
こでは、DTE10がマルチメディアサービスの受け手
(接続要求端末)となり、当該サービスの提供元であるD
TE20に対してサービス供給を要求する際における処
理,即ち、発側DTEたるDTE10が着側DTEたる
DTE20との間で複数コネクション呼を設定する処理
(複数コネクション呼設定処理)を説明する。
【0038】ここに、DTE20(又はDTE30)によ
って供給されるマルチメディアサービスは、画像デー
タ,テキストデータ(文字情報),及び音声データの3つ
のメディア要素からなる。図3は、複数コネクション呼
設定処理の際におけるDTE10による処理を示すフロ
ーチャートであり、図4は、ノードAによる処理を示す
フローチャートであり、図5は、ノードBによる処理を
示すフローチャートであり、図6は、DTE20による
処理を示すフローチャートであり、図7は、ノードCに
よる処理を示すフローチャートであり、図8は、DTE
30による処理を示すフローチャートである。また、図
9〜図27は、複数コネクション呼設定処理の説明図で
ある。
【0039】図3において、複数コネクション呼設定処
理は、例えば、DTE10のユーザがマルチメディアサ
ービスの供給を受ける旨の命令をDTE10に入力する
ことによってスタートする。処理がスタートすると、最
初に、DTE10は、DTE20との呼の接続要求メッ
セージを生成し、この接続要求メッセージをノードAに
対して送信する(ステップ0401)。
【0040】この接続要求メッセージには、図9に示す
ように、各画像データ,テキストデータ,音声データ毎
に、夫々を転送するVPC及びVCCを特定するための
VPI及びVCI,及び各データの転送に要求される帯
域の情報が含まれる。また、接続要求メッセージには、
発側DTE(DTE10)と着側DTE(DTE20)との
夫々を特定する情報が含まれる。この接続要求メッセー
ジを送信し終わると、DTE10は、接続要求メッセー
ジに対応する接続完了メッセージが送信されてくるのを
待機する状態となる。
【0041】DTE10から送出された接続要求メッセ
ージが回線を通じてノードAへ転送されると、図4に示
すように、ノードAの入力回線対応部11において、そ
のメッセージに含まれた情報が制御部14に入力される
(ステップ0101)。すると、ノードAのCPU15a
が、メモリ16に記録された複数コネクション呼設定用
の制御プログラムを実行することによって、以下の処理
を行う(図4のフローチャート参照)。
【0042】即ち、CPU15aは、着側DTE(着呼
DTE)を収容するノード(ノードB)と呼設定を行うた
めに必要な帯域を、帯域使用状況テーブル17から検索
する(ステップ0102)。即ち、CPU15aは、帯域
使用状況テーブル17からノードBとの間における最大
許容可能帯域の値と既使用帯域の値とを読み出してその
差をとり、使用可能な帯域の値(使用可能帯域値)を算出
する。続いて、接続メッセージに含まれた情報に基づい
て、各データの転送に要求される帯域(例えば、図9に
示す10Mbps,64Kbps,1Mbps)の合計値(要求帯域合計
値)を算出する。
【0043】続いて、CPU15aは、発側DTE(発
呼端末)収容ノード(ノードA)と着呼端末収容ノード(ノ
ードB)との間において、確保可能な帯域があるか否か
を判定する(ステップ0103)。即ち、CPU15a
は、ステップ0102にて算出した使用可能帯域値から
要求帯域合計値を減算し、その減算結果がプラスとなる
か否かを判定する。
【0044】このとき、CPU15aは、減算結果がマ
イナスであると判定した場合(ステップ0103;NO)
には、確保可能な帯域がないものとして、処理をステッ
プ0113へ進める。これに対し、CPU15aは、減
算結果がプラスであると判定した場合(ステップ010
3;YES)には、確保可能な帯域があるものとして、
処理をステップ0104へ進める。
【0045】ステップ0104では、CPU15aは、
帯域使用状況テーブル17を更新する。即ち、CPU1
5aは、図10に示すように、帯域使用状況テーブル1
7に現在格納されているノードAとノードBとの間の既
使用帯域値を読み出して、この値に要求帯域合計値を加
え、再び該当する領域に格納する。その後、CPU15
aは、処理をステップ0105へ進める。
【0046】ステップ0105では、CPU15aは、
呼管理テーブル18にコネクション毎の設定情報を登録
するとともに、マルチメディア呼ID(以下、「ID」
という)を付与する。即ち、CPU15aは、図11に
示されるように、接続要求メッセージに含まれた各デー
タを、呼管理テーブル18の該当する各領域に夫々格納
する。続いて、CPU15aは、これらの画像データ,
テキストデータ,及び音声データに対する各コネクショ
ンが同一呼であることを示すID“0001”を、各コネク
ションの情報に対応づけて格納する。
【0047】そして、CPU15aは、スイッチ部12
を経て該当する出力回線対応部13へ転送された接続要
求メッセージに対し、ステップ0105にて設定したI
D“0001”を付加する(ステップ0106:図12参
照)。そして、IDが付加された接続メッセージが、ノ
ードBに対して送出される。その後、CPU15aは、
他ノード(ノードB又はノードC)からのメッセージを待
機する状態となる(ステップ0107)。
【0048】一方、ノードAから送出された接続要求メ
ッセージが回線を通じてノードBへ転送されると、ノー
ドBの入力回線対応部11において、そのメッセージに
含まれた情報が制御部14に入力される(ステップ02
01,ステップ0202:図5参照)。このように、接
続要求メッセージがノードBに受信されると、ノードB
のCPU15bが、メモリ16に記憶された複数コネク
ション呼設定用の制御プログラムを実行することによっ
て、以下の処理を行う(図5のフローチャート参照)。
【0049】即ち、CPU15bは、着呼端末(DTE
20)に呼設定するために必要な帯域を帯域使用状況テ
ーブル17から検索する(ステップ0203)。即ち、C
PU15bは、帯域使用状況テーブル17からDTE2
0との間における最大許容可能帯域の値と既使用帯域の
値とを読み出してその差をとり、使用可能な帯域の値
(使用可能帯域値)を算出する。続いて、接続メッセージ
に含まれた情報に基づいて、各データの転送に要求され
る帯域(10Mbps,64Kbps,1Mbps)の合計値(要求帯域
合計値)を算出する。
【0050】続いて、CPU15bは、着呼端末収容ノ
ード(ノードB)と着呼端末(DTE20)との間におい
て、要求された全てのコネクションに対して帯域を確保
可能か否かを判定する(ステップ0204)。即ち、CP
U15bは、ステップ0203にて算出した使用可能帯
域値から要求帯域合計値を減算し、その減算結果がプラ
スとなるか否かを判定する。このとき、CPU15b
は、減算結果がマイナス,即ち、全ての帯域を確保でき
ないと判定した場合(ステップ0204;NO)には、処
理をステップ0206へ進める。これに対し、CPU1
5bは、減算結果がプラス,即ち、全ての帯域を確保可
能と判定した場合(ステップ0204;YES)には、処
理をステップ0205へ進める。
【0051】CPU15bは、ステップ0205に処理
を進めた場合には、帯域使用状況テーブル17を更新す
る。即ち、CPU15bは、帯域使用状況テーブル17
に現在格納されているノードBの既使用帯域値を読み出
して、この値に要求帯域合計値を加え、再び該当する領
域に格納する。その後、CPU15bは、処理をステッ
プ0208へ進める。
【0052】一方、CPU15bは、ステップ0206
へ処理を進めた場合には、ノードBとDTE20との間
において、3つのコネクションの何れかの設定のために
確保可能な帯域があるか否かを判定する(ステップ02
06)。即ち、CPU15bは、ノードBとDTE20
との間における現在の使用可能帯域を、画像データを転
送するコネクション,テキストデータを転送するコネク
ション,音声データを転送するコネクションの何れかに
割り当てられるか否かを判定する。
【0053】このとき、CPU15bは、現在の使用可
能帯域を要求されたコネクションの何れにも割り当てる
ことができないと判定した場合(ステップ0206;N
O)には、接続不可メッセージ(発側DTEと着側DTE
との間でコネクションを設定できない旨のメッセージ)
を生成するとともに、この接続不可メッセージをノード
Aに対して送信し(ステップ0213)、ノードBによる
処理を終了させる。これに対し、CPU15bは、現在
の使用可能帯域を要求されたコネクションのうち何れか
に割り当てられると判定した場合(ステップ0206;
YES)には、処理をステップ0207へ進める。CP
U15bは、処理をステップ0207へ進めた場合に
は、帯域を確保可能なコネクションについてのみ帯域使
用状況テーブル17を更新する。即ち、CPU15b
は、帯域使用状況テーブル17に現在格納されているノ
ードBとDTE20との間の既使用帯域値を読み出し
て、この値に帯域を確保可能なコネクションに要求され
る帯域の値を加え、再び該当する領域に格納する。
【0054】ここで、例えば、3つのコネクションのう
ち、画像データを転送するコネクションとテキストデー
タを転送するコネクションとについて使用可能帯域を割
り当て可能であったとする。この場合には、図13に示
すように、これらのコネクションに夫々要求される帯域
(10Mbps,64Kbps)の値を、現在の既使用帯域値に加
算して格納する。このとき、これらのコネクションに使
用されるVPC及びVCCが決定される。
【0055】また、CPU15bは、図14に示すよう
に、画像データを転送するコネクション,及びテキスト
データを転送するコネクションについて、ノードAから
受け取った接続要求メッセージに基づく情報(発側情
報,発DTEアドレス,着DTEアドレス,要求帯域,
及びID“0001”)を、呼管理テーブル18に夫々格納
する。このとき、CPU15bは、着側情報として、ノ
ードBとDTE20との間において設定されるコネクシ
ョンのVPI,VCIを夫々格納する。例えば、上述し
た例であれば、画像データを転送するコネクション,及
びテキストデータを転送する各コネクションのVPI,
VCIを夫々格納する。その後、CPU15bは、処理
をステップ0208へ進める。
【0056】ステップ0208へ処理が進んだ場合に
は、該当する出力回線対応部13から接続要求メッセー
ジがDTE20に対して送信される。このとき、ステッ
プ0205を経てステップ0208へ処理が進んだ場合
には、接続要求メッセージには、全てのコネクションに
係る情報が含まれる。これに対し、ステップ0207を
経てステップ0208へ処理が進んだ場合には、接続要
求メッセージには、図15に示すように、帯域が確保さ
れたコネクション(画像データを転送するコネクショ
ン,及びテキストデータを転送するコネクション)に係
る情報のみが含まれる。この後、CPU15bは、DT
E20からの接続終了メッセージを待機する。
【0057】図6に示すように、ノードBから送出され
た接続要求メッセージがDTE20に受信されると(ス
テップ0501)、DTE20は、接続要求メッセージ
に基づいて、ノードBとDTE20との間におけるコネ
クションの設定を行う。そして、この設定が完了する
と、DTE20は、接続要求メッセージに応じた接続完
了メッセージを送信する(ステップ0502)。
【0058】ここで、接続要求メッセージが画像デー
タ,テキストデータ,音声データの全てのコネクション
の設定要求を内容とする場合には、これらの全てのコネ
クションの設定がなされ、各コネクションの設定が完了
した旨を内容とする接続完了メッセージがノードBに対
して送信される。これに対し、接続要求メッセージが画
像データ,及びテキストデータのコネクションのみの設
定要求を内容とする場合には、これらの各コネクション
の設定がなされ、各コネクションの設定が完了した旨を
内容とする接続完了メッセージ(図16参照)がノードB
に対して送信される。
【0059】図5に戻り、DTE20から送信された接
続完了メッセージがノードBに受信されると(ステップ
0209)、ノードBのCPU15bは、受信した接続
完了メッセージの内容を判定する。このとき、接続完了
メッセージが画像データ,テキストデータ,及び音声デ
ータを転送する各コネクションをノードBとDTE20
との間で設定完了した旨を内容とする場合には、ノード
BのCPU15bは、処理をステップ0212へ進め
る。
【0060】これに対し、ノードBが受信した接続完了
メッセージが画像データ及びテキストデータを転送する
各コネクションをノードBとDTE20との間で設定完
了した旨を内容とする場合には、CPU15bは、処理
をステップ0210へ進める。
【0061】CPU15bは、ステップ0210へ処理
を進めた場合には、帯域が確保できなかったコネクショ
ン(音声データを転送するコネクション)の転送先を、コ
ネクション転送先テーブル19から検索する。ここで、
図17に示すように、コネクション転送先テーブル19
には、DTE20に対する転送先DTE(DTE20の
代わりに着側DTEとなるDTE)の情報として、DT
E30の情報が格納されていたものとする。
【0062】すると、CPU15bは、DTE20に代
わってDTE30に音声データを転送するコネクション
の設定を要求する旨のメッセージである代替コネクショ
ン設定要求メッセージ(図18参照)を生成する。このと
き、代替コネクション設定要求メッセージには、発側D
TEのアドレスとしてDTE10のアドレスを格納す
る。そして、この代替コネクション設定要求メッセージ
を、転送先DTEを収容するノードである転送先ノード
(ここではノードC)へ送信する(ステップ0211)。そ
の後、CPU15bは、処理をステップ0212へ進め
る。
【0063】CPU15bは、処理をステップ0212
へ進めた場合には、DTE20から受信した接続完了メ
ッセージに各コネクションが同一呼であることを示すI
D“0001”を付加するとともに、この接続完了メッセー
ジをノードAに対して送信し、ノードBによる処理を終
了させる。
【0064】このとき、ステップ0212の処理がステ
ップ0209の処理の直後になされる場合には、ノード
BとDTE20との間で画像データ,テキストデータ,
及び音声データを転送する全てのコネクションが確立し
た旨の接続完了メッセージがノードAに対して送信され
る。
【0065】これに対し、ステップ0212の処理がス
テップ0211の処理を経てなされる場合には、図19
に示すように、ノードBとDTE20との間で画像デー
タ,及びテキストデータを転送する各コネクションが確
立した旨,及び音声データを転送するコネクションが設
定中である旨(代替コネクション設定通知)が含まれた接
続完了メッセージがノードAに対して送信される。
【0066】上述したノードBによる処理によってノー
ドAに対して送信された接続完了メッセージ又は接続不
可メッセージをノードAが受信すると、ノードAのCP
U15aが、以下のように処理を再開する。
【0067】即ち、CPU15aは、図4に示すよう
に、受信されたメッセージが接続完了メッセージである
か或いは又は接続不可メッセージであるかを判定する
(ステップ0107)。このとき、CPU15aは、メッ
セージが接続不可メッセージであると判定した場合に
は、処理をステップ0113へ進める。これに対し、C
PU15aは、メッセージが接続完了メッセージである
と判定した場合には、処理をステップ0108へ進め
る。
【0068】CPU15aは、処理をステップ0108
へ進めた場合には、接続完了メッセージ内に設定中のコ
ネクションの情報が含まれているか否かを判定する。こ
のとき、CPU15aは、設定中のコネクションの情報
が含まれていないと判定した場合(ステップ0108;
NO)には、この接続完了メッセージの内容をID“000
1”に基づいて呼管理テーブル18に格納し、処理をス
テップ0111へ進める。
【0069】これに対し、CPU15aは、設定中のコ
ネクションの情報が含まれていると判定した場合(ステ
ップ0108;YES)には、接続完了メッセージに含
まれるID“0001”に基づいて、着側のVPI,VCI
(図19参照)を、呼管理テーブル18に夫々格納すると
ともに、設定中のコネクションの着DTEアドレスを呼
管理テーブル18から削除する(ステップ0108)。そ
の後、CPU15aは、処理をステップ0111へ進め
る。
【0070】CPU15aは、処理をステップ0111
へ進めた場合には、呼管理テーブルに格納されている各
コネクションの情報に未設定情報(着側情報,着側DT
Eアドレス)があるか否かを判定する。即ち、CPU1
5aは、画像データ,テキストデータ,及び音声データ
を転送する全てのコネクションの設定終了したか否かを
判定する。このとき、CPU15aは、未設定情報がな
いと判定した場合(ステップ0111;NO)には、全て
のコネクションが設定終了したものとして、処理をステ
ップ0112へ進める。これに対し、CPU15aは、
未設定情報があると判定した場合(ステップ0111;
YES)には、何れかのコネクションが設定終了してい
ないものとして、再び他のノードから未設定のコネクシ
ョンに係る接続完了メッセージを待機する状態となる。
【0071】ところで、ノードBから代替コネクション
設定要求メッセージがノードCに対して送信された場合
には、ノードC及びDTE30による処理が行われる。
複数コネクション呼設定処理のスタート時におけるノー
ドCのCPU15cは、図7に示すように、ノードBか
ら代替コネクション設定要求メッセージを受け付ける状
態にある(ステップ0301)。
【0072】そして、ノードBから送信された代替コネ
クション設定要求メッセージを受信すると(ステップ0
302)、CPU15cは、発呼端末収容ノード(ノード
A)及び転送先端末(DTE30)と呼設定するために必
要な帯域を帯域使用状況テーブル17から夫々検索する
(ステップ0303)。
【0073】例えば、代替コネクション設定要求メッセ
ージの内容が、残りのコネクションとして、上述した音
声データ(1Mbps)を転送するコネクションをノードCと
ノードAとの間,及びノードCとDTE30との間で夫
々設定する旨の要求であったとする。
【0074】すると、CPU15cは、帯域使用状況テ
ーブル17からノードAとの間における最大許容可能帯
域の値と既使用帯域の値とを読み出してその差をとり、
使用可能な帯域の値(使用可能帯域値)を算出する。同様
に、CPU15cは、帯域使用状況テーブル17からD
TE30との間における最大許容可能帯域の値と既使用
帯域の値とを読み出してその差をとり、使用可能な帯域
の値(使用可能帯域値)を算出する。
【0075】その後、CPU15cは、処理をステップ
0304へ進める。但し、代替コネクション設定要求メ
ッセージが2以上のコネクションを設定する旨の内容で
ある場合には、このステップ0304にてその2以上の
コネクションを設定するために要求される帯域の合計値
(要求帯域合計値)が算出される。
【0076】CPU15cは、ステップ0304へ処理
を進めた場合には、転送先ノードと転送先端末間におい
て確保可能な帯域があるか否かを判定する。即ち、CP
U15bは、ステップ0303にて算出したノードCと
DTE30との間における使用可能帯域値から音声デー
タの要求帯域値(1Mbps)を減算し、その減算結果がプラ
スとなるか否かを判定する。このとき、CPU15c
は、減算結果がマイナス,即ち、帯域を確保できないと
判定した場合(ステップ0304;NO)には、処理をス
テップ0311へ進める。これに対し、CPU15c
は、減算結果がプラス,即ち、帯域を確保可能と判定し
た場合(ステップ0304;YES)には、処理をステッ
プ0305へ進める。
【0077】CPU15cは、ステップ0305へ処理
を進めた場合には、転送先ノードと発呼端末収容ノード
との間において確保可能な帯域があるか否かを判定す
る。即ち、CPU15cは、ステップ0303にて算出
したノードCとノードAとの間における使用可能帯域値
から要求帯域値(1Mbps)を減算し、その減算結果がプラ
スとなるか否かを判定する。このとき、CPU15c
は、減算結果がマイナス,即ち、帯域を確保できないと
判定した場合(ステップ0305;NO)には、処理をス
テップ0311へ進める。これに対し、CPU15c
は、減算結果がプラス,即ち、帯域を確保可能と判定し
た場合(ステップ0305;YES)には、音声データを
転送するコネクションの設定に使用するVPC及びVC
Cを決定した後、処理をステップ0306へ進める。
【0078】CPU15cは、ステップ0306に処理
を進めた場合には、帯域使用状況テーブル17を更新す
る。即ち、CPU15cは、図21に示すように、帯域
使用状況テーブル17に現在格納されているノードBの
既使用帯域値を読み出して、この値に要求帯域値を加
え、再び該当する領域に格納する。
【0079】続いて、CPU15cは、図22に示すよ
うに、音声データを転送するコネクションに係る情報の
うち、発側DTEアドレス,着側DTEアドレス,要求
帯域,及びID“0001”を、代替コネクション設定要求
メッセージの内容に基づいて呼管理テーブル18に格納
する(ステップ0307)。このとき、CPU15cは、
発側情報及び着側情報として、決定したVPC及びVC
Cに対応するVPI及びVCIを夫々呼管理テーブル1
8に格納する。
【0080】続いて、CPU15cは、呼管理テーブル
18に格納された情報に基づいて接続要求メッセージを
生成し(図23参照)、該当する出力回線対応部13から
DTE30に対して送信する(ステップ0308)。その
後、CPU15cは、DTE30からのメッセージを待
機する状態となる。
【0081】図8に示すように、ノードCから送信され
た接続要求メッセージがDTE30に受信されると(ス
テップ0601)、DTE20は、接続要求メッセージ
に基づいて、ノードCとDTE30との間で音声データ
を転送するコネクションの設定を行う。そして、この設
定が完了すると、DTE30は、接続要求メッセージに
応じた接続完了メッセージ(図24参照)を送信する(ス
テップ0602)。
【0082】図7に戻り、DTE30から送信された接
続完了メッセージがノードCに受信されると(ステップ
0309)、CPU15cは、その接続完了メッセージ
にID“0001”(接続要求メッセージに含まれていたI
D)を付加するとともに(図25参照)、その接続メッセ
ージをノードAに対して送信し(ステップ0310)、ノ
ードCによる処理を終了させる。
【0083】なお、CPU15cは、ステップ0311
へ処理を進めた場合には、ノードCとノードAとの間,
或いは、ノードCとDTE30との間においてコネクシ
ョンの設定ができなかったものとして、接続不能メッセ
ージをノードAに対して送信し、ノードCによる処理を
終了させる。
【0084】図4に戻り、ノードCから送信された接続
完了メッセージ又は接続不能メッセージをノードAが受
信すると、ノードAのCPU15aは、上述したステッ
プ0107の処理を行う。そして、CPU15aは、受
信したメッセージが接続不能メッセージであると判定し
た場合には、処理をステップ0113へ進める。これに
対し、CPU15aは、受信したメッセージが接続完了
メッセージであると判定した場合には、ステップ010
8を経てステップ0109へ処理を進める。
【0085】そして、CPU15aは、ステップ010
9にて、ノードCから受信した接続完了メッセージに含
まれているID“0001”に基づいて、着側情報,及び着
側DTEアドレスを、呼管理テーブル18の該当する領
域に夫々格納する。その後、CPU15aは、ステップ
0111へ処理を進め、呼管理テーブルに未設定情報が
ないと判定し(ステップ0111;YES)、処理をステ
ップ0112へ進める。
【0086】CPU15aは、処理をステップ0112
へ進めた場合には、DTE10に対して接続完了メッセ
ージを送信する。このとき、CPU15aは、図27に
示すように、着側DTEがDTE20であり、且つID
“0001”が除かれた接続完了メッセージを生成して送信
し、ノードAによる処理を終了させる。
【0087】一方、CPU15aは、処理をステップ0
113へ進めた場合には、ID“0001”を含まない接続
不可メッセージを生成し、この接続不可メッセージをD
TE10に対して送信し、ノードAによる処理を終了さ
せる。但し、CPU15aは、ノードB又はノードCか
ら接続不可メッセージを受け取ってステップS0113
の処理を行う場合には、帯域使用状況テーブル17,及
び呼管理テーブル18の格納内容を、DTE10から接
続要求メッセージを受け取った際の状態に戻す。 そし
て、図3に戻り、ノードAから送信された接続完了メッ
セージ又は接続不可メッセージをDTE10が受信する
と(ステップ0402)、この複数コネクション呼設定処
理が終了する。このとき、DTE10が接続不可メッセ
ージを受信した場合には、DTE10とDTE20との
間で複数コネクション呼が確立しなかったものとして、
複数コネクション呼設定処理が終了する。
【0088】これに対し、DTE10が接続完了メッセ
ージを受信した場合には、DTE10とDTE20との
間で複数コネクション呼が確立したものとして、複数コ
ネクション呼設定処理が終了する。ここで、DTE10
が受信した接続完了メッセージには、同一呼であること
を示すID“0001”が含まれておらず、且つ、DTE3
0が音声データを転送するコネクションについてDTE
20の代わりに着側DTEとなった旨が含まれていない
ので、DTE10では、この複数コネクション呼がDT
E20との間で確立したものとして取り扱われる。
【0089】そして、複数コネクション呼が確立して複
数コネクション呼設定処理が終了した後には、画像デー
タとテキストデータとがDTE20からDTE10へ転
送されるとともに、音声データがDTE30からDTE
10へ転送される。従って、DTE10は、画像デー
タ,テキストデータ,音声データからなるマルチメディ
アサービスの供給を受けることとなる。
【0090】図28は、上述した複数コネクション呼設
定処理における制御信号(メッセージ)の流れを示すシー
ケンス図である。但し、図28には、一つの呼において
3つのコネクションを設定する複数コネクション呼を確
立する場合において、3つのうちの2つのコネクション
をDTE10とDTE20との間で確立し、1つのコネ
クションをDTE10とDTE30との間で確立する場
合における複数コネクション呼設定処理の様子が示され
ている。
【0091】図28において、DTE10からノードA
に対し、3つのコネクションを設定する旨の接続要求メ
ッセージが送信されると(ステップ0401)、ノードA
では、ノードAとノードBとの間における使用可能帯域
値が確認されるとともに、3つのコネクションの設定に
要求される帯域が確保される(ステップ0101〜01
04)。これによって、DTE10とノードAとの間で
3つのコネクションが夫々設定される。
【0092】その後、ノードAからノードBに対し、3
つのコネクションの接続要求メッセージが送信される
(ステップ0106)。すると、ノードBでは、ノードB
とDTE20との間における使用可能帯域値が確認され
る(ステップ0201〜0204)。このとき、3つのコ
ネクションのうち2つしか帯域を確保できない場合(ス
テップ0204;NO)には、この2つのコネクション
について帯域が確保され(ステップ0206)、この2つ
のコネクションの接続要求メッセージがノードBからD
TE20へ送信される(ステップ0208)。
【0093】その後、DTE20からノードBに対して
接続完了メッセージが送信され(ステップ0502)、こ
の接続完了メッセージをノードBが受信すると(ステッ
プ0209)、DTE20に代わって着側DTEとなる
DTE(DTE30)が確認され(ステップ0210)、残
りの1つのコネクションに係る代替コネクション設定要
求がノードBからノードCへ送信される。
【0094】続いて、3つのコネクションのうち、2つ
のコネクションについてはノードBとDTE20との間
で設定され、且つ残りの1つのコネクションは設定中で
ある旨を含む接続完了メッセージがノードBからノード
Aへ送信される。すると、ノードAでは、受信した接続
完了メッセージに含まれる情報に基づいて、2つのコネ
クションに対する情報が呼管理テーブル18に格納され
る(ステップ0110)。続いて、ノードAが、残りの1
つのコネクションについての接続完了メッセージを待ち
受ける状態となる。
【0095】一方、ノードCは、ノードBから代替コネ
クション設定要求メッセージを受信すると(ステップ0
302)、ノードCとDTE30との間,及びノードC
とノードAとの間における帯域を確認し(ステップ03
04)、これらの間で残りの1つのコネクションを設定
するのに必要な帯域を確保する(ステップ0305)。続
いて、ノードCは、DTE30に対して残りの1つのコ
ネクションをノードCとDTE30との間で設定する旨
の接続要求メッセージを送信する(ステップ0308)。
DTE30は、ノードCから送信された接続要求メッセ
ージを受信すると(ステップ0601)、このメッセージ
に対応する接続完了メッセージをノードCに対して送信
する(ステップ0602)。そして、ノードCがDTE3
0から接続完了メッセージを受け取ると、その接続完了
メッセージをノードAに対して送信する(ステップ03
10)。
【0096】ノードCから送信された接続完了メッセー
ジをノードAが受信すると(ステップ0107)、ノード
Aは、その接続完了メッセージに含まれた残りの1つの
コネクションの情報に基づいて、呼管理テーブル18を
更新する(ステップ0110)。そして、ノードAは、呼
管理テーブル18の格納内容に基づいて、DTE10と
DTE20との間で3つのコネクションの設定が完了し
た旨の接続完了メッセージをDTE10へ送信する(ス
テップ0112)。
【0097】そして、ノードAから送信された接続完了
メッセージをDTE10が受信すると(ステップ040
2)、複数コネクション呼がDTE10とDTE20と
の間で確立した状態となり、複数コネクション呼設定処
理が終了する。その後、DTE10とDTE20との間
で確立された2つのコネクション(DTE20→ノード
B→ノードA→DTE10をデータが経るルート)での
データの送受信が開始される。これと同時に、DTE1
0とDTE30との間で確立された残りの1つのコネク
ション(DTE30→ノードC→ノードA→DTE10
をデータが経るルート)でのデータの送受信が開始され
る。
【0098】このとき、DTE20とDTE30とは全
く同一のコンテンツを持っているので、残りの1つのコ
ネクションにおける着側DTEがDTE20からDTE
30へ代わることによる不利益(例えば、DTE10へ
提供されるデータの内容が変わる等)は、生じない。
【0099】なお、ここでは、DTE10とDTE20
との間で複数コネクション呼を確立する場合について説
明したが、DTE10とDTE30との間で複数コネク
ション呼を確立する場合において、ノードCとDTE3
0との間でコネクションが設定できない場合には、ノー
ドB及びノードCは、ノードBとDTE20との間でコ
ネクションを設定させることによって、複数コネクショ
ン呼を確立させる。 〈実施形態1の効果〉実施形態1によるネットワークシ
ステムによると、DTE10とDTE20との間で画像
データ,テキストデータ,及び音声データを夫々転送す
る3つのコネクションからなる複数コネクション呼を確
立する際に、音声データを転送するコネクションを帯域
不足によりノードBとDTE20との間で設定できない
場合(音声データを転送するコネクションに要求される
QoSを満足できない場合)には、ノードBが画像デー
タ,及びテキストデータに係るコネクションのみをDT
E20との間で確立するとともに、ノードCに音声デー
タに係るコネクションをノードCとDTE30との間で
設定させる。
【0100】これによって、DTE10とDTE20と
の間,及びDTE10とDTE30との間で夫々3つの
コネクションが確立する。従って、3つのコネクション
の何れかが要求される帯域を確保できない(要求される
QoSを満足できない)ことによって複数コネクション
呼が確立せずに切断されてしまうことを回避できる。
【0101】また、ノードAとノードBとの間,ノード
BとノードCとの間,及びノードCとノードAとの間に
おけるメッセージに、3つのコネクションが同一呼であ
ることを示すID“0001”が付加され、ノードA,ノー
ドB,及びノードCでは、このID“0001”に従って各
コネクションの設定(呼管理テーブル18の更新)が行な
われる。このため、ノードAがノードB及びノードCか
ら夫々3つのコネクションに係る各接続完了メッセージ
を別個に受信した場合でも、ノードAが、これらの接続
完了メッセージを別個の呼によるものとして取り扱うこ
とがない。
【0102】また、ノードBとDTE20との間で、複
数のコネクションのうち、帯域を確保可能なコネクショ
ンについては設定を行うので、ノードBとDTE20と
の間における使用可能帯域を有効に利用することができ
る。
【0103】また、DTE10とDTE20との間,及
びDTE10とDTE30との間で夫々3つのコネクシ
ョンを確立する処理は、ノードA,ノードB,及びノー
ドCのみによって行われるため、DTE10,DTE2
0,及びDTE30に特別な構成を有するDTEを用い
たり、DTE10等に特別な構成を付加したりする必要
がない。従って、従来存するDTEをDTE10,DT
E20,又はDTE30として用いることができる。
【0104】なお、実施形態1では、DTE10とDT
E20との間で複数コネクション呼を確立する場合につ
いて説明したが、ノードB及びノードCは、コネクショ
ンの数が単数であっても上述した処理を行う。即ち、ノ
ードBは、例えばDTE10とDTE20との間で呼を
確立する際において、ノードBとDTE20との間でコ
ネクションを設定できない場合に、コネクション転送先
テーブル19の記憶内容に基づいて、ノードCに対して
代替コネクション設定要求メッセージを送信する。ノー
ドCは、代替コネクション設定要求メッセージを受信す
ると、ノードCとDTE30との間でコネクションを設
定し、DTE10とDTE30との間で呼を確立する。
このため、従来に比べて多くのコネクション,呼を確立
することができる。この場合でも、DTE20とDTE
30とが同一のコンテンツを有しているので、DTE1
0は、DTE20から受け取るはずであったデータを、
DTE30から受け取ることができる。
【0105】なお、ノードA,ノードB,ノードCは、
自身が収容するDTE,或いは、他のノードから受信す
るメッセージに応じて、図4,図5,又は図6の何れか
に示される処理を行う。従って、実施形態1によるネッ
トワークシステムは、DTE10とDTE20との間で
複数コネクション呼を確立する際において、ノードAと
ノードBとの間で何れかのコネクションの設定ができな
い場合に、ノードAとノードCとの間,ノードCとDT
E30との間で全てのコネクションを設定することによ
って複数コネクション呼を確立するように構成すること
もできる。この場合には、ノードAのコネクション転送
先テーブル19の転送先DTEの情報としてDTE30
を格納し、ノードAがノードCとの間の使用可能帯域値
を確認し、全てのコネクションの帯域を確保できる場合
に複数のコネクション呼を設定する旨の接続要求メッセ
ージをノードCに対して送信するように構成する。 〔実施形態2〕次に、本発明の実施形態2を説明する。 〈ネットワークシステムの構成〉図29は、実施形態2
によるネットワークシステムの説明図である。実施形態
2によるネットワークシステムは、実施形態1によるネ
ットワークシステムとほぼ同様の構成を有している。こ
のため、共通点については説明を省略し、相違点につい
てのみ説明する。
【0106】実施形態2によるネットワークシステムで
は、実施形態1によるネットワークシステムのDTE2
0に代えてDTE20aがノードBに接続されている。
但し、DTE20aとDTE30とは、配信サーバとし
て全く同一のコンテンツを有している。但し、DTE2
0a内の図示せぬメモリには、転送先DTEアドレステ
ーブル21が保持されている。
【0107】転送先アドレステーブル21には、ノード
Bに収容されているDTE(収容DTE)の情報と転送先
DTEアドレスの情報とが格納されている。ここでは、
収容DTEの情報して、DTE20aの情報が格納され
ている。また、転送先DTEアドレスの情報としてDT
E30の情報が格納されている。この転送先DTEアド
レスの情報は、ノードBに転送され、ノードBのコネク
ション転送先テーブル19に記録(上書き)されるように
なっている。 〈ネットワークシステムにおける処理〉次に、実施形態
2によるネットワークシステムにおける処理について説
明する。図30は、ノードBのコネクション転送先テー
ブル19の格納内容が更新される際における処理(以
下、「転送先アドレス登録処理」という)を示すシーケ
ンス図である。図31は、転送先アドレス登録処理にお
けるDTE20aによる処理を示すフローチャートであ
り、図32は、転送先アドレス登録処理におけるノード
Bの処理を示すフローチャートである。
【0108】転送先アドレス登録処理がスタートする
と、最初に、図31に示すように、DTE20aからノ
ードBへ転送先アドレス登録用DTEアドレス(ノード
Bを仮想的にDTEとみなすアドレス)である“DTE
r”を含む発呼要求メッセージが送信される(ステップ
0701)。その後、DTE20aは発呼受付メッセー
ジを待機する状態となる。
【0109】図32に示すように、この発呼要求メッセ
ージが、メッセージの受信待ち状態にあるノードBに受
信されると(ステップ0801,0802)、ノードBか
らDTE20aに対して発呼受付メッセージが送信され
る(ステップ0803)。続いて、ノードBからDTE2
0aに対してパスワード入力要求が送信される。この
後、ノードBはパスワードを待機する状態となる。
【0110】図31に戻り、DTE20aがノードBか
ら発呼受付メッセージを受信し(ステップ0702)、続
いてパスワード入力要求を受信すると(ステップ070
3)、ノードBの図示せぬメモリに記憶されたパスワー
ド(XX.XX)がノードBに対して送信される(ステッ
プ0704)。この後、DTE20aは、転送先アドレ
ス登録受付メッセージを待機する状態となる。
【0111】図32へ戻り、ノードBがDTE20aか
らパスワードを受信すると(ステップ0805)、DTE
20aに対して転送先アドレス登録受付メッセージが送
信される(ステップ0806)。その後、ノードBは、D
TE20aからのアドレス情報を待機する状態となる。
【0112】図31へ戻り、この転送先アドレス登録受
付メッセージをDTE20aが受信すると(ステップ0
705)、転送先アドレステーブル21から転送先DT
Eアドレスの情報(DTE30のアドレス)が読み出され
るとともに、このDTE30のアドレス情報がノードB
に対して送信される(ステップ0706)。この後、DT
E20aは、転送先アドレス登録完了メッセージ,及び
呼切断要求メッセージを待機する状態となる。
【0113】図32に戻り、ノードBがDTE30のア
ドレス情報を受信すると(ステップ0807)、このDT
E30のアドレス情報が、ノードBのコネクション転送
先テーブル19において、DTE20aの転送先アドレ
スとして格納(上書き)される(ステップ0808)。そし
て、DTE20aに対して転送先アドレス登録完了メッ
セージが送信され(ステップ0809)、続いて、DTE
20aに対して呼切断要求メッセージが送信される(ス
テップ0810)。このステップ0810の処理が終了
すると、ノードBによる処理が終了する。
【0114】図31に戻り、DTE20aは、ノードB
から転送先アドレス登録完了メッセージを受信し(ステ
ップ0707)、続いて呼切断要求メッセージを受信す
ると(ステップ0708)、ノードBとの間の呼を切断
し、転送先アドレス登録処理を終了させる。
【0115】なお、この転送先アドレス登録処理をスタ
ートさせる条件は適宜設定可能である。例えば、DTE
20aに外部から処理開始命令が入力されることによっ
てスタートするように構成しても良く、DTE20aが
備える図示せぬタイマが所定の時刻を計時すると処理が
開始されるようになっていても良い。この実施形態2に
よる効果は、実施形態1による効果とほぼ同様である。 〔実施形態3〕次に、本発明の実施形態3を説明する。 〈ネットワークシステムの構成〉実施形態3によるネッ
トワークシステムは、実施形態2によるネットワークシ
ステムとほぼ同様の構成を有している。但し、ノード
A,ノードB,及びノードCが、コネクション転送先テ
ーブル19を有していない点で異なる。 〈ネットワークシステムにおける処理〉実施形態3によ
るネットワークシステムにおける処理(複数コネクショ
ン呼設定処理)を説明する。但し、実施形態3における
複数コネクション呼設定処理は、実施形態1における複
数コネクション呼設定処理とほぼ同様である。具体的に
は、ノードBとDTE20aとの間におけるやりとりの
みが異なり、これ以外は全く同じである。このため、共
通部分については説明を省略し、相違する部分について
説明する。
【0116】図33は、複数コネクション呼設定処理に
おけるノードBによる処理が示されたフローチャートで
あり、図34は、DTE20aによる処理が示されたフ
ローチャートである。図35は、ノードBとDTE20
aとの間でやりとりされるメッセージの説明図である。
図36は、実施形態3における複数コネクション呼設定
処理を示すシーケンス図である。
【0117】発側DTEであるDTE10からノードA
が接続要求メッセージを受信し(ステップ0101:図
4参照)、ノードAがノードBとの間での各コネクショ
ンに要求される帯域を確保し、その後ノードBに対して
接続要求メッセージを送信すると(ステップ0106)、
ノードBによる処理が開始する。
【0118】図33において、ステップ0901〜ステ
ップ0907の処理は、実施形態1にて説明したステッ
プ0201〜0207(図5参照)と同じ処理であるの
で、説明を省略する。
【0119】そして、処理がステップ0908へ進む
と、帯域が確保できないコネクションの転送先DTEの
アドレス(代替DTEアドレス)を要求する旨が、DTE
20aに対する接続要求メッセージの付加情報として付
加される(図35(a)参照)。その後、接続要求メッセー
ジがDTE20aに対して送信される(ステップ90
9)。
【0120】図34に示すように、接続要求メッセージ
をDTE20aが受信すると(ステップ1001)、DT
E20aは、接続要求メッセージの付加情報に基づい
て、転送先アドレステーブル21(図29参照)を検索
し、DTE20aに対する転送先DTEアドレス(代替
DTEアドレス)として格納されているDTE30のア
ドレスを読み出す(ステップ1002)。
【0121】続いて、DTE20aは、接続要求メッセ
ージに従って、該当するコネクションの設定処理を行
い、この処理が終了すると接続完了メッセージを生成す
る(図35(b)参照)。このとき、DTE20aは、接続
完了メッセージの付加情報としてステップ1002にて
読み出したDTE30のアドレスを付与する(ステップ
1003)。そして、DTE20aは、接続完了メッセ
ージをノードBに対して送信する(ステップ1004)。
【0122】図33に示すように、DTE20aから送
信された接続完了メッセージをノードBが受信すると
(ステップ0910)、この接続完了メッセージの付加情
報より、コネクションの転送先DTE(DTE20aに
代わって着側DTEとなるDTE)を検索する(ステップ
0911)。ここでは、付加情報には、代替DTEアド
レスとしてDTE30のアドレスが付与されているの
で、ノードBにおいて、DTEM20aの転送先DTE
がDTE30であると認識される。
【0123】そして、DTE30を送信先とする代替コ
ネクション設定要求メッセージ(図35(c)参照)が生成
され、DTE30へ送信される。なお、ステップ091
3,及びステップ0914の処理は、図5に示したステ
ップ0212,ステップ0213の処理と夫々同じであ
るので説明を省略する。また、ステップ0912の処理
の終了後におけるノードB,ノードC,DTE30,ノ
ードA,及びDTE10による処理は実施形態1と同じ
であるので説明を省略する。最終的には、実施形態1と
同様に、DTE10とDTE20との間,及びDTE1
0とDTE30との間で夫々コネクションが確立された
複数コネクション呼が確立する。
【0124】実施形態3による効果は、実施形態1及び
実施形態2による効果とほぼ同様であるが、ノードBが
コネクション転送先テーブル19を有していなくても良
いという利点がある。但し、DTE20aが転送先アド
レステーブルを有する必要がある。
【0125】なお、実施形態1,実施形態2,実施形態
3では、ネットワーク(網)としてATM網について説明
したが、本発明によるネットワークは、フレームリレー
交換網やパケット交換網であっても良い。例えば、フレ
ームリレー交換網について本発明を実施する場合には、
ノードA,ノードB,及びノードCを、それぞれフレー
ムリレー交換機を用いて構成する。また、各フレームリ
レー交換機に保有させる呼管理テーブル18の発側情報
及び着側情報として、VPI,VCIの代わりに、DL
CI(データリンクコネクション識別子)を格納させる。
【0126】
【発明の効果】本発明によるネットワークシステム,交
換機によれば、発側DTEと着側DTEとの間で複数コ
ネクション呼を確立する際に、複数のコネクションのう
ちの何れかが着側DTEとの間で確立できない場合であ
っても複数コネクション呼を確立することができる。従
って、複数コネクション呼が確立する可能性を高めるこ
とができる。
【0127】また、複数のコネクションのうち、サービ
ス品質を満たすことが可能なコネクションについては本
来のルートでコネクションを確立し、サービス品質を満
たすことのできないコネクションのみ他のルートでコネ
クションを確立するので、本来のルートにおける帯域を
有効に利用することができる。
【0128】また、本発明は、従来のDTEを用いて実
施することが可能であるため、既存のDTEに特別な構
成を付加する等の必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1によるネットワークシステムの構成
【図2】各ノードが保持するテーブルの説明図
【図3】発側DTEによる処理を示すフローチャート
【図4】発側DTE収容ノードによる処理を示すフロー
チャート
【図5】着側DTE収容ノードによる処理を示すフロー
チャート
【図6】着側DTEによる処理を示すフローチャート
【図7】コネクション転送先ノードによる処理を示すフ
ローチャート
【図8】コネクション転送先DTEによる処理を示すフ
ローチャート
【図9】発側DTEから送信される接続要求メッセージ
の説明図
【図10】発側DTE収容ノードにおける帯域使用状況
テーブルの説明図
【図11】発側DTE収容ノードにおける呼管理テーブ
ルの説明図
【図12】発側DTE収容ノードから送信される接続要
求メッセージの説明図
【図13】着側DTE収容ノードにおける帯域使用状況
テーブルの説明図
【図14】着側DTE収容ノードにおける呼管理テーブ
ルの説明図
【図15】着側DTE収容ノードから送信される接続要
求メッセージの説明図
【図16】着側DTEから送信される接続完了メッセー
ジの説明図
【図17】着側DTE収容ノードにおけるコネクション
転送先テーブルの説明図
【図18】着側DTE収容ノードから送信される代替コ
ネクション設定要求メッセージの説明図
【図19】着側DTE収容ノードから送信される接続完
了メッセージの説明図
【図20】発側DTE収容ノードにおける呼管理テーブ
ルの説明図
【図21】コネクション転送先ノードにおける帯域使用
状況テーブルの説明図
【図22】コネクション転送先ノードにおける呼管理テ
ーブルの説明図
【図23】コネクション転送先ノードから送信される接
続要求メッセージの説明図
【図24】コネクション転送先DTEから送信される接
続完了メッセージの説明図
【図25】コネクション転送先ノードから送信される接
続完了メッセージの説明図
【図26】発側DTE収容ノードにおける呼管理テーブ
ルの説明図
【図27】発側DTE収容ノードから送信される接続完
了メッセージの説明図
【図28】複数コネクション呼設定処理を示すシーケン
ス図
【図29】実施形態2によるネットワークシステムを示
すブロック図
【図30】転送先アドレス登録処理を示すシーケンス図
【図31】実施形態2における着側DTEによる処理を
示すフローチャート
【図32】実施形態2における着側DTE収容ノードに
よる処理を示すフローチャート
【図33】実施形態3における着側DTE収容ノードに
よる処理を示すフローチャート
【図34】実施形態3における着側DTEによる処理を
示すフローチャート
【図35】着側DTE収容ノードと着側DTEとの間で
やりとりされるメッセージの説明図
【図36】実施形態3による複数コネクション呼設定処
理を示すシーケンス図
【図37】従来における複数コネクション呼の説明図
【図38】従来におけるネットワークシステムを示す図
【符号の説明】
A,B,C ノード(ATM交換機) 10,20,30 データ端末装置(DTE) 14 制御部 15a,15b,15c CPU 16 メモリ 17 帯域使用状況テーブル 18 呼管理テーブル 19 コネクション接続先テーブル 21 転送先アドレステーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平賀 英太郎 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 山口 稔 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 新 利勝 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1端末装置と、第2端末装置と、第2端
    末装置と同一のコンテンツを有する第3端末装置と、前
    記第1端末装置,前記第2端末装置,及び前記第3端末
    装置を相互に接続する網とを備え、 前記網が、前記第1端末装置と前記第2端末装置との間
    において一つの呼設定要求に基づいて複数のコネクショ
    ン設定を試みる場合に、前記第1端末装置と前記第2端
    末装置との間で前記複数のコネクションの全てを設定可
    能か否かを判定し、前記複数のコネクションの全てを設
    定できないときには、前記複数のコネクションのうち一
    部のコネクションを前記第1端末装置と前記第2端末装
    置との間で設定するとともに、残りのコネクションを前
    記第1端末装置と前記第3端末装置との間で設定するこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】前記網は、複数のコネクションを前記第2
    端末装置との間で設定することを要求する発呼要求を前
    記第1端末装置から受け取った場合において、一部のコ
    ネクションを前記第1端末装置と前記第2端末装置との
    間で設定するとともに残りのコネクションを前記第1端
    末装置と前記第3端末装置との間で設定したときには、
    前記複数のコネクションの全てが前記第1端末装置と前
    記第2端末装置との間で設定された旨を前記第1端末装
    置に対して通知することを特徴とする請求項1記載のネ
    ットワークシステム。
  3. 【請求項3】前記網は、前記複数のコネクションの設定
    に夫々要求されるサービス品質を前記第1端末装置と前
    記第2端末装置との間で夫々満たすことができるか否か
    を判定することによって前記複数のコネクションの全て
    を設定可能か否かを判定することを特徴とする請求項1
    又は2記載のネットワークシステム。
  4. 【請求項4】第1端末装置を収容する第1交換機と、第
    2端末装置を収容する第2交換機と、前記第2端末装置
    と同一のコンテンツを有する第3端末装置を収容する第
    3交換機とを備え、 前記第1交換機は、前記第2端末装置との間において複
    数のコネクションを設定することを要求する発呼要求を
    前記第1端末装置から受信した場合に、前記複数のコネ
    クションを前記第1端末装置との間で夫々設定するとと
    もに、前記第2交換機に対して前記第2交換機と前記第
    2端末装置との間で前記複数のコネクションを設定する
    ことを要求する接続要求メッセージを送信し、 前記第2交換機は、前記第1交換機から前記接続要求メ
    ッセージを受信した場合に、自身と前記第2端末装置と
    の間で前記複数のコネクションの全てを設定可能か否か
    を判定し、前記複数のコネクションの全てを設定できな
    いと判定した場合に、前記複数のコネクションのうち一
    部のコネクションを自身と前記第2端末装置との間,及
    び自身と前記第1交換機との間で夫々設定することによ
    って、この一部のコネクションを前記第1端末装置と前
    記第2端末装置との間で確立させるとともに、自身に代
    わって残りのコネクションを設定することを要求する代
    替コネクション設定メッセージを前記第3交換機に対し
    て送信し、 前記第3交換機は、前記代替コネクション設定メッセー
    ジを受信した場合に、前記残りのコネクションを自身と
    前記第3端末装置との間,及び自身と前記第1交換機と
    の間で夫々設定することによって、この残りのコネクシ
    ョンを前記第1端末装置と前記第3端末装置との間で確
    立させることを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】前記第2交換機は、自身と前記第2端末装
    置との間で使用可能な帯域値を検出し、検出した帯域値
    と前記複数のコネクションの全ての設定に要求される帯
    域とを対比することによって、前記複数のコネクション
    の全てをを設定可能か否かを判定することを特徴とする
    請求項4記載のネットワークシステム。
  6. 【請求項6】前記第2交換機は、自身と前記第2端末装
    置との間で使用可能な帯域値が前記複数のコネクション
    の全ての設定に要求される帯域を下回っている場合に、
    前記複数のコネクションのうち、確保可能な帯域が要求
    されているコネクションを前記一部のコネクションとす
    ることを特徴とする請求項5記載のネットワークシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記第2交換機は、発側端末となる前記第
    1端末装置と着側端末となる前記第2端末装置との間で
    前記複数のコネクションを設定できない場合に前記第2
    端末装置に代わって着側端末となる前記第3端末装置の
    情報を有しており、この第3端末装置の情報に基づいて
    前記代替設定メッセージを前記第3交換機に対して送信
    することを特徴とする請求項4記載のネットワークシス
    テム。
  8. 【請求項8】前記第2端末装置が、前記第3端末装置の
    情報を前記第2交換機に登録することを特徴とする請求
    項7記載のネットワークシステム。
  9. 【請求項9】前記第2交換機が、発側端末となる前記第
    1端末装置と着側端末となる前記第2端末装置との間で
    前記複数のコネクションを設定できない場合に、前記第
    2端末装置に代わって着側端末となる前記第3端末装置
    の情報を前記第2端末装置から取得し、この第3端末装
    置の情報に基づいて前記代替設定メッセージを前記第3
    交換機に対して送信することを特徴とする請求項4記載
    のネットワークシステム。
  10. 【請求項10】前記第1交換機は、前記接続要求メッセ
    ージを送信する際に、前記複数のコネクションが同一の
    呼に属することを示す識別子を付加し、 前記第2交換機は、自身と前記第2端末装置,及び自身
    と前記第1交換機との間で前記一部のコネクションを設
    定した場合に、その完了を示す接続完了メッセージに前
    記識別子を付加して前記第1交換機へ送信するととも
    に、前記代替設定メッセージに前記識別子を付加して前
    記第3交換機へ送信し、 前記第3交換機は、自身と前記第3端末装置,及び自身
    と前記第1交換機との間で前記他方のコネクションを設
    定した場合に、その完了を示す接続完了メッセージに前
    記識別子を付加して前記第1交換機に対して送信し、 前記第1交換機が、前記第2交換機から受信した接続完
    了メッセージ,及び前記第3交換機から受信した接続完
    了メッセージにそれぞれ含まれた識別子を対比すること
    によって、前記第2交換機との間で設定されたコネクシ
    ョンと前記第3交換機との間で設定されたコネクション
    とが同一の呼に属するものと判定することを特徴とする
    請求項4記載のネットワークシステム。
  11. 【請求項11】第1端末装置を収容し且つ第2端末装置
    を収容する第1の他の交換機,及び前記第1端末装置と
    同一のコンテンツを有する第3端末装置を収容する第2
    の他の交換機と夫々接続された交換機であって、 前記第1の他の交換機から前記第2端末装置を発側端末
    とし前記第1端末装置を着側端末とした1つの呼に属す
    る複数のコネクションを設定することを要求する接続要
    求メッセージを受信した場合に、前記第1端末装置との
    間で前記複数のコネクションを設定可能か否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段が前記複数のコネクションの何れかを設定
    できないと判定した場合に、これら複数のコネクション
    のうち一部方のコネクションを前記第1端末装置との
    間,及び前記第1の他の交換機との間で設定することに
    よって、この一部のコネクションを前記第2端末装置と
    前記第1端末装置との間で確立させるコネクション設定
    手段と、 前記判定手段が前記複数のコネクションの何れかを設定
    できないと判定した場合に、前記第1端末装置に代わっ
    て着側端末となる代替端末装置として前記第3端末装置
    を特定するとともに、前記第2の他の交換機に対して残
    りの前記コネクションの設定を要求する代替設定メッセ
    ージを送信することによって、前記第2の他の交換機に
    前記残りのコネクションを前記第2端末装置と前記第3
    端末装置との間で確立させる代替コネクション設定手段
    とを備えたことを特徴とする交換機。
  12. 【請求項12】前記第1端末装置に対応する代替端末装
    置の情報を格納する代替端末記憶手段をさらに備え、こ
    の代替端末記憶手段には、前記第1端末装置から送信さ
    れた前記第3端末装置の情報が記憶されることを特徴と
    する請求項11記載の交換機。
  13. 【請求項13】前記代替コネクション設定手段が、前記
    第1端末装置から前記第3端末装置の情報を取得するこ
    とによって、前記代替端末装置を特定することを特徴と
    する請求項11記載の交換機。
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