JP3597776B2 - 通信網の品質制御管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばインタネットプロトコル(以下、IPと称する)を通信プロトコルとして用いる通信網において、高品質な通信を提供するための通信網の品質制御管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術に基づく品質制御管理システムは、例えば図5に示すように、品質管理マネージャ101と、音声通信マネージャ111,112と、音声パケット処理装置121,122と、パケット交換装置131,132,141,142,143とから構成されている。
【0003】
音声パケット処理装置121,122は、音声信号のパケット化処理を行う。
【0004】
また、音声通信マネージャ111,112は、ユーザ情報の管理と、パケット処理装置121,122の管理とを行い、該パケット処理装置121,122との間で呼制御を行い、ユーザ端末からの通信要求に対する呼受付制御を実施すると共に前記通信要求を品質管理マネージャ101に通知する。
【0005】
品質管理マネージャ101は、パケット交換装置131,132,141〜143の管理と、該パケット交換装置間を結ぶ通信経路の接続管理と、該通信経路における品質クラスの管理と、前記通信経路あるいは各品質クラスの使用帯域の管理とを行い、前記品質クラスに基づく通信経路を決定する手段と、パケット交換装置、パケット処理装置及び通信マネージャのうちの少なくともパケット交換装置に対して前記管理内容に基づく設定情報を配信する手段とを備える。
【0006】
パケット交換装置131,132,141〜143は、品質管理マネージャ101から配信された内容(通信経路、品質クラス、帯域等の設定情報)に基づいて各パケットの交換処理と送出処理とを行う。
【0007】
また、151,152はSTM交換機、161,162,163,164はユーザ端末であり、STM交換機151はユーザ端末161と音声パケット処理装置121との間に介在され、STM交換機152はユーザ端末163と音声パケット処理装置122との間に介在されている。
【0008】
また、181,182,183,184,185,186,187は伝送路であり、これらによってパケット交換装置131,132,141〜143間及び音声パケット処理装置121,122とパケット交換装置131,132,141〜143との間を接続することにより、パケット通信網171が形成されている。
【0009】
前記構成において、例えばユーザ端末161から音声パケット処理装置121に通信要求があった場合、これに対する呼受付制御が音声通信マネージャ111において実施され、該音声通信マネージャ111からユーザ情報、発信側ユーザ端末及び着信側ユーザ端末を収容あるいは接続するパケット処理装置の情報、要求品質クラス情報、要求帯域情報が品質管理マネージャ101に通知される。品質管理マネージャ101ではこれらの情報に基づいて受付可否を判断し、音声通信マネージャ111に通知するとともに通信経路を決定し、その設定情報をパケット交換装置に配信することにより、時々刻々変化するパケット通信網171の使用可能帯域に対応した通信品質の維持と使用効率の向上を可能となしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の品質制御管理システムにおいても、パケット交換装置131,132,141〜143または音声パケット処理装置121,122またはパケット通信網171において故障あるいは輻輳が発生した場合、これを品質管理マネージャ101に対して通知することは可能であった。
【0011】
しかし、従来は、故障あるいは輻輳の通知情報と呼受付の可否判断とが独立であったため、故障あるいは輻輳が起きても、新たな通信要求が発生した時は本通信要求を受け入れていた。従って、この場合、本通信の品質が保証されないのはもちろんのこと、故障あるいは輻輳の状態をさらに悪化させる可能性があった。
【0012】
本発明の目的は、故障あるいは輻輳を早期に回復可能な通信網の品質制御管理システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
故障あるいは輻輳が発生した場合に、新しい通信要求の受け付けを否とすることにより、前記課題を解決する。手段は3通りを提案し、第1の手段を図1を用いて説明する。
【0014】
パケット交換装置231,232,241〜243または音声パケット処理装置121,122またはパケット通信網171にて故障あるいは輻輳が発生した場合に、該故障あるいは輻輳に関わる音声パケット処理装置121,122及びパケット交換装置231,232,241〜243のうちのいずれかが品質管理マネージャ201に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する。
【0015】
本図ではパケット交換装置231にて故障あるいは輻輳が発生した場合を例とし、パケット交換装置231から品質管理マネージャ201に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知するものとする。
【0016】
その後、ユーザ端末161(または162)からの通信要求が新たに発生した時、音声通信マネージャ111は通信要求があることを品質管理マネージャ201へ通知する。この通信要求に対し、品質管理マネージャ201は要求通信の受け入れを否と判断し、否であることを音声通信マネージャ111に通知する。これにより、音声通信マネージャ111は音声パケット処理装置121との間で呼制御を行い、音声パケット処理装置121は呼切断処理を行う。
【0017】
以上の手段を用い、故障あるいは輻輳に対する早期回復を促すことができる。
【0018】
第2の手段を図2を用いて説明する。
【0019】
パケット交換装置231,232,241〜243または音声パケット処理装置121,122またはパケット通信網171にて故障あるいは輻輳が発生した場合に、該故障あるいは輻輳に関わる音声パケット処理装置121,122及びパケット交換装置231,232,241〜243のうちのいずれかが品質管理マネージャ202に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する。
【0020】
本図でも、図1と同様にパケット交換装置231にて故障あるいは輻輳が発生した場合を例とし、パケット交換装置231から品質管理マネージャ202に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知するものとする。
【0021】
故障あるいは輻輳の通知を受信した品質管理マネージャ202は、これを音声通信マネージャ211に転送する。その後、ユーザ端末161(または162)からの通信要求が新たに発生した時、音声通信マネージャ211は要求通信の受け入れを否と判断し、音声パケット処理装置121との間で呼制御を行い、音声パケット処理装置121は呼切断処理を行う。
【0022】
以上の手段を用いることによっても、故障あるいは輻輳に対する早期回復を促すことができる。
【0023】
第3の手段を図3を用いて説明する。
【0024】
パケット交換装置331,332,341〜343または音声パケット処理装置121,122またはパケット通信網171にて故障あるいは輻輳が発生した場合に、該故障あるいは輻輳に関わる音声パケット処理装置121,122及びパケット交換装置331,332,341〜343のうちのいずれかが音声通信マネージャ211に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する。
【0025】
本図では、パケット交換装置341にて故障あるいは輻輳が発生した場合を例とする。
【0026】
本手段では、故障あるいは輻輳が起きたことの通知は、品質管理マネージャ101を介さずにパケット交換装置341から直接、音声通信マネージャ211に届けられる。但し、音声通信マネージャ211を直接収容していないパケット交換装置341にて故障あるいは輻輳が発生した場合は、本図に示すように音声通信マネージャ211を直接収容するパケット交換装置331を経由し、音声通信マネージャ211に故障あるいは輻輳が起きたことを通知する。
【0027】
その後、ユーザ端末161(または162)からの通信要求が新たに発生した場合、音声通信マネージャ211は要求通信の受け入れを否と判断し、音声パケット処理装置121との間で呼制御を行い、音声パケット処理装置121は呼切断処理を行う。
【0028】
以上の手段を用いることによっても、故障あるいは輻輳に対する早期回復を促すことができる。
【0029】
また、発側及び着側の音声パケット処理装置間(121及び122間)に、予め設定しておいた通信経路が複数あり、かつ、図4に示すようにパケット交換装置241にて故障あるいは輻輳が発生した場合、本解決手段では、ユーザ端末161(または162)からの新たな通信要求に対して、品質管理マネージャ204は、故障あるいは輻輳が起きていない通信経路(パケット交換装置231、伝送路186、パケット交換装置243、伝送路187、パケット交換装置232を経由する通信経路)を選択し、パケット通信網171の最端点に位置するパケット交換装置231に対してのみ選択した通信経路の設定情報を配信すると共に、要求通信の受け入れを可と判断し、可であることを音声通信マネージャ111に通知する手段を有する。
【0030】
本手段により、故障あるいは輻輳に対する早期回復を促すことができると共に、新しい通信要求に対する通信も確立することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
【0032】
【実施の形態1】
図1は本発明の通信網の品質制御管理システムの第1の実施の形態(但し、特許請求の範囲には含まれない)を示すもので、図中、従来例と同一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、111,112は音声通信マネージャ、121,122は音声パケット処理装置、151,152はSTM交換機、161〜164はユーザ端末、171はパケット通信網、181〜187は伝送路、201は品質管理マネージャ、231,232,241,242,243はパケット交換装置である。
【0033】
品質管理マネージャ201は、従来の品質管理マネージャの機能に加えて、パケット処理装置、前記パケット交換装置及び前記パケット通信網のうちの少なくとも1つに故障あるいは輻輳のいずれか一方もしくは両方が発生した場合であってユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に、前記通信マネージャから通知される通信要求の受け入れを否と判断し、否であることを前記通信マネージャに通知する手段を備えている。
【0034】
また、パケット交換装置231,232,241〜243は、従来のパケット交換装置の機能に加えて、パケット処理装置、前記パケット交換装置及び前記パケット通信網のうちの少なくとも1つに故障あるいは輻輳のいずれか一方もしくは両方が発生した場合に、これを品質管理マネージャ201に通知する手段を備えている。
【0035】
まず、故障あるいは輻輳が発生する前の動作のようすを図6を用いて説明する。
【0036】
ユーザ端末162はユーザ端末164との音声通信の要求を出す場合を考える。
【0037】
品質管理マネージャ201は、各パケット交換装置間を結ぶ経路、各経路で提供される品質クラスの種類、各経路の帯域を、各パケット交換装置231,232,241〜243に予め設定(401)しておく。本実施の形態では、各経路に複数の音声通信が同時接続可能である形態をとりあげる。但し、各経路に割り当てられる帯域は、パケット通信網171の管理者の網設計に依存する。これにより、品質管理マネージャ201は、各経路、各品質クラスの空き帯域を管理する。
【0038】
ユーザ端末162から音声パケット処理装置121へ通信要求があると、音声パケット処理装置121は音声通信マネージャ111に向けて通信要求301を出す。音声通信マネージャ111は各音声パケット処理装置のアドレス、各ユーザの品質クラス及び要求帯域を管理している。音声パケット処理装置121からの通信要求メッセージの中には、発着ユーザの電話番号が格納されているため、音声通信マネージャ111は、(1)発音声パケット処理装置121のアドレス及び(2)着音声パケット処理装置122のアドレス、また、(3)発ユーザ端末162の品質クラス及び(4)要求帯域を認識できる。
【0039】
その後、音声通信マネージャ111は品質管理マネージャ201に向けて、通信要求通知302を送出する。通信要求通知302の中には、(1)発音声パケット処理装置121のアドレス、(2)着音声パケット処理装置122のアドレス、(3)発ユーザ端末162の品質クラス及び(4)要求帯域の4つの情報が格納されている。
【0040】
通信要求通知302の中に格納される(1)発音声パケット処理装置121のアドレス、(2)着音声パケット処理装置122のアドレス、及び(3)発ユーザ端末162の品質クラスに基づき、品質管理マネージャ201は設定401で定めた経路の中から該当経路を割り出す。本実施の形態では、パケット交換装置231、伝送路186、パケット交換装置243、伝送路187、パケット交換装置232の経路が該当経路であるとして、説明を進める。
【0041】
次に、品質管理マネージャ201は、通信要求通知302の中に格納される(4)要求帯域が該当経路で確保できるかを判断する。
【0042】
帯域が確保できた場合、品質管理マネージャ201は、音声通信マネージャ111に対して通信要求が受付可であることを通知する(304)。これにより音声通信マネージャ111はユーザ端末162とユーザ端末164の通信は可と判断し、音声パケット処理装置121との間で、また、音声通信マネージャ112との間で呼確立のための呼制御処理を行う(それぞれ305,306)。また、音声通信マネージャ112は音声パケット処理装置122との間で呼制御処理を行う。これにより、ユーザ端末162とユーザ端末164との間の音声通信は、要求した品質クラスと帯域を満足することができる。
【0043】
次に、パケット交換装置231にて故障あるいは輻輳が発生した場合の動作を図7を用いて説明する。
【0044】
パケット交換装置231にて故障あるいは輻輳が発生すると、パケット交換装置231から品質管理マネージャ201に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する(603)。
【0045】
その後、ユーザ端末161から新たな通信要求があった場合、音声パケット処理装置121は音声通信マネージャ111に向けて、前記同様に通信要求301を出す。次に、音声通信マネージャ111は、品質管理マネージャ201に向けて、前記同様に通信要求通知302を送出する。
【0046】
品質管理マネージャ201は、既に故障あるいは輻輳の通知603を受信しているため、通信要求通知302に対し要求通信の受け入れを否と判断し、否であることを音声通信マネージャ111に通知する(601)。これにより音声通信マネージャ111は、音声パケット処理装置121との間で呼制御を行い、パケット処理装置は呼切断処理を行う(602)。
【0047】
また、パケット交換装置231における故障あるいは輻輳が解消された時に、パケット交換装置231は品質管理マネージャ201に対し、故障あるいは輻輳が解消されたことを通知する。以降、ユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時、音声通信マネージャから通知される通信要求(例えば図6の302に相当)を、品質管理マネージャは受け入れを可と判断し、可であることを通信マネージャに通知(例えば図6の304に相当)できる。
【0048】
【実施の形態2】
図4は本発明の通信網の品質制御管理システムの第2の実施の形態を示すもので、ここでは音声パケット処理装置間の経路が複数設定されており、かつ、そのうちの1つの通信経路において故障あるいは輻輳が発生している場合を取り上げる(但し、音声パケット処理装置121とパケット交換装置231間の伝送路は一義に定められているものとする)。
【0049】
同図において、204は品質管理マネージャであり、ユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に前記複数の通信経路のうち故障あるいは輻輳が起きていない通信経路を選択し、パケット通信網の最端点に位置するパケット交換装置あるいはパケット処理装置に対してのみ前記選択した通信経路の設定情報を配信すると共に前記通信マネージャから通知された要求通信の受け入れを可と判断し、可であることを前記通信マネージャに通知する手段を備えている点を除いて、第1の実施の形態の場合と同様である。なお、その他の構成は第1の実施の形態の場合と同様である。
【0050】
図8を用いて本実施の形態の動作を説明する。
【0051】
第1の実施の形態と同様、品質管理マネージャ204は、予め各パケット交換装置間を結ぶ経路、各経路で提供される品質クラスの種類、各経路の帯域を、各パケット交換装置231,232,241〜243に設定(401)しておく。
【0052】
ここで、パケット交換装置241にて故障あるいは輻輳が発生した場合、パケット交換装置241から品質管理マネージャ204に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する(603)。
【0053】
その後、ユーザ端末161からユーザ端末163へ音声通信の要求が行われる場合を考える。ユーザ端末161から発せられた新たな通信要求によって、音声パケット処理装置121は音声通信マネージャ111に向けて、第1の実施の形態の場合と同様に通信要求301を出す。次に、音声通信マネージャ111は、品質管理マネージャ204に向けて、第1の実施の形態の場合と同様に通信要求通知302を送出する。
【0054】
通信要求通知302の中に格納される(1)発音声パケット処理装置121のアドレス、(2)着音声パケット処理装置122のアドレス、及び(3)発ユーザ端末162の品質クラスに基づき、品質管理マネージャ204は設定401で定めた経路の中から、複数の経路候補を割り出す。
【0055】
さらに品質管理マネージャ204は、既に故障あるいは輻輳の通知603を受信しているため、故障あるいは輻輳が起きていない通信経路(パケット交換装置231、伝送路186、パケット交換装置243、伝送路187、パケット交換装置232を経由する通信経路)を選択し、パケット交換装置231に対してのみ経路指定501を通知すると共に、音声通信マネージャ111に対して通信要求が受付可であることを通知する(304)。
【0056】
以後の動作305及び306は、第1の実施の形態の場合と同様である。
【0057】
【実施の形態3】
図2は本発明の通信網の品質制御管理システムの第3の実施の形態を示すもので、ここでは音声通信マネージャにおいてユーザ端末からの通信要求の受け入れ可否を判断する例を示す。
【0058】
同図において、202は品質管理マネージャであり、従来の品質管理マネージャの機能に加えて、受信した前記故障あるいは輻輳の通知を通信マネージャに転送する手段を備えている。
【0059】
また、211,212は音声通信マネージャであり、従来の音声通信マネージャの機能に加えて、故障あるいは輻輳の通知を受け、ユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に要求通信の受け入れを否と判断し、パケット処理装置との間で呼制御を行う手段を備えている。なお、その他の構成は第2の実施の形態の場合と同様である。
【0060】
図9を用いて本実施の形態の動作を説明する。
【0061】
品質管理マネージャ202は、第1、第2の実施の形態の場合と同様に、各パケット交換装置間を結ぶ経路、各経路で提供される品質クラスの種類、各経路の帯域を、各パケット交換装置231,232,241〜243に予め設定(401)する。また、これと同時に、音声通信マネージャ211に対しても同様の情報を通知する(1001)。これにより、音声通信マネージャ211が、各経路、各品質クラスの空き帯域を管理する。
【0062】
ここで、パケット交換装置231にて故障あるいは輻輳が発生した場合、パケット交換装置231から品質管理マネージャ202に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する(603)。故障あるいは輻輳の通知を受信した品質管理マネージャ202は、音声通信マネージャ211に通知する(901)。
【0063】
その後、ユーザ端末161からユーザ端末163へ音声通信の要求が行われる場合を考える。ユーザ端末161から発せられた新たな通信要求によって、音声パケット処理装置121は音声通信マネージャ211に向けて、第1の実施の形態の場合と同様に通信要求301を出す。
【0064】
音声通信マネージャ211は、既に故障あるいは輻輳の通知901を受信しているため、通信要求通知301に対し要求通信の受け入れを否と判断し、音声パケット処理装置121との間で呼制御を行い、音声パケット処理装置121は呼切断処理を行う(602)。
【0065】
【実施の形態4】
図3は本発明の通信網の品質制御管理システムの第4の実施の形態を示すもので、ここでは故障あるいは輻輳が起きたことをパケット交換装置から音声通信マネージャに直接通知する例を示す。
【0066】
同図において、331,332,341,342,343はパケット交換装置であり、従来のパケット交換装置の機能に加えて、パケット処理装置、前記パケット交換装置及び前記パケット通信網のうちの少なくとも1つに故障あるいは輻輳のいずれか一方もしくは両方が発生した場合に、これを音声通信マネージャ211,212に通知する(但し、音声通信マネージャ211,212を直接収容していないパケット交換装置にて故障あるいは輻輳が発生した場合は、音声通信マネージャ211,212を直接収容するパケット交換装置を経由し、音声通信マネージャ211,212に故障あるいは輻輳が起きたことを通知する)手段を備えている。
【0067】
また、品質管理マネージャ101は従来の品質管理マネージャと同様で良い。なお、その他の構成は第3の実施の形態の場合と同様である。
【0068】
図10を用いて本実施の形態の動作を説明する。
【0069】
品質管理マネージャ101は、第1乃至第3の実施の形態の場合と同様に、各パケット交換装置間を結ぶ経路、各経路で提供される品質クラスの種類、各経路の帯域を、各パケット交換装置331,332,341〜343に予め設定(401)する。また、これと同時に、音声通信マネージャ211に対しても同様の情報を通知する(1001)。これにより、音声通信マネージャ211が、各経路、各品質クラスの空き帯域を管理する。
【0070】
ここで、パケット交換装置341にて故障あるいは輻輳が発生した場合、パケット交換装置341からパケット交換装置331を介して音声通信マネージャ211に対し、故障あるいは輻輳が起きたことを通知する(902)。
【0071】
その後、ユーザ端末161からユーザ端末163へ音声通信の要求が行われる場合を考える。ユーザ端末161から発せられた新たな通信要求によって、音声パケット処理装置121は音声通信マネージャ211に向けて、第1の実施の形態の場合と同様に通信要求301を出す。
【0072】
音声通信マネージャ211は、既に故障あるいは輻輳の通知901を受信しているため、通信要求通知301に対し要求通信の受け入れを否と判断し、音声パケット処理装置121との間で呼制御を行い、音声パケット処理装置121は呼切断処理を行う(602)。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、故障あるいは輻輳が起きた場合に、呼受付の可否判断を行う品質管理マネージャあるいは通信マネージャに対し、故障あるいは輻輳の通知を行うことによって呼受付制御機能がより効果的に作用する、即ち故障あるいは輻輳が起きた場合、新しい通信要求を拒否することができる。
【0074】
故障あるいは輻輳中に通信を新たに確立させた場合、その通信の品質保証は困難であるため、新しい通信要求を拒否することは有効である。特に輻輳が起きた後、新しい通信を拒否することはパケット通信網のトラヒック増加を抑制する働きがあり、パケット通信網の早期回復を促すことができる。
【0075】
また、複数の通信経路が存在する場合、本発明によれば、新しい通信要求に対し、故障あるいは輻輳が発生している通信経路を回避し、正常な通信経路に通信を確立させることができるため、品質とパケット通信網の使用効率の両方を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信網の品質制御管理システムの第1の実施の形態を示す構成図
【図2】本発明の通信網の品質制御管理システムの第3の実施の形態を示す構成図
【図3】本発明の通信網の品質制御管理システムの第4の実施の形態を示す構成図
【図4】本発明の通信網の品質制御管理システムの第2の実施の形態を示す構成図
【図5】従来の通信網の品質制御管理システムを示す構成図
【図6】第1の実施の形態における通常時の動作シーケンス図
【図7】第1の実施の形態における故障あるいは輻輳発生時の動作シーケンス図
【図8】第2の実施の形態における故障あるいは輻輳発生時の動作シーケンス図
【図9】第3の実施の形態における故障あるいは輻輳発生時の動作シーケンス図
【図10】第4の実施の形態における故障あるいは輻輳発生時の動作シーケンス図
【符号の説明】
101,201,202,204:品質管理マネージャ、111,112,211,212:音声通信マネージャ、121,122:音声パケット処理装置、151,152:STM交換機、161〜164:ユーザ端末、171:パケット通信網、181〜187:伝送路、231,232,241〜243,331,332,341〜343:パケット交換装置。

Claims (7)

  1. 品質管理マネージャと通信マネージャとパケット処理装置とパケット交換装置とを備え、前記パケット交換装置間及び前記パケット処理装置とパケット交換装置との間を接続することによりパケット通信網が形成され、
    前記パケット処理装置は通信データ信号のパケット化処理を行い、
    前記通信マネージャはユーザ情報の管理と、前記パケット処理装置の管理とを行い、該パケット処理装置との間で呼制御を行い、ユーザ端末からの通信要求に対する呼受付制御を実施すると共に前記通信要求を前記品質管理マネージャに通知し、
    前記品質管理マネージャはパケット交換装置の管理と、該パケット交換装置間を結ぶ通信経路の接続管理と、該通信経路における品質クラスの管理と、前記通信経路あるいは各品質クラスの使用帯域の管理とを行い、前記品質クラスに基づく通信経路を決定する手段と、前記パケット交換装置、前記パケット処理装置及び前記通信マネージャのうちの少なくとも前記パケット交換装置に対して前記管理内容に基づく設定情報を配信する手段とを備え、
    前記パケット交換装置は前記品質管理マネージャから配信された内容に基づいて各パケットの交換処理と送出処理とを行い、
    前記パケット処理装置、前記パケット交換装置及び前記パケット通信網のうちの少なくとも1つに故障あるいは輻輳のいずれか一方もしくは両方が発生した場合、
    前記故障あるいは輻輳に関わる前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記品質管理マネージャに対して故障あるいは輻輳が起きたことを通知する手段を有し、
    前記品質管理マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に前記通信マネージャから通知される要求通信の受け入れを否と判断し、否であることを前記通信マネージャに通知する手段を有する通信網の品質制御管理システムにおいて、
    発信側パケット処理装置及び着信側パケット処理装置の間に予め設定しておいた通信経路が複数存在し、かつ、複数の通信経路のうちの少なくとも1つの通信経路において故障あるいは輻輳が発生した場合、
    前記品質管理マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に前記複数の通信経路のうち故障あるいは輻輳が起きていない通信経路を選択し、パケット通信網の最端点に位置するパケット交換装置あるいはパケット処理装置に対してのみ前記選択した通信経路の設定情報を配信すると共に前記通信マネージャから通知される要求通信の受け入れを可と判断し、可であることを前記通信マネージャに通知する手段を有する
    ことを特徴とする通信網の品質制御管理システム。
  2. 前記パケット処理装置、前記パケット交換装置、前記パケット通信網のうちの少なくとも1つに故障あるいは輻輳のいずれか一方もしくは両方が発生した場合、
    前記故障あるいは輻輳に関わる前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記品質管理マネージャに対して故障あるいは輻輳が起きたことを通知する手段を有し、
    前記品質管理マネージャは受信した前記故障あるいは輻輳の通知を通信マネージャに転送する手段を有し、
    前記通信マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に要求通信の受け入れを否と判断し、前記パケット処理装置との間で呼制御を行う手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信網の品質制御管理システム。
  3. 前記故障あるいは輻輳に関わる前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記通信マネージャに対して故障あるいは輻輳が起きたことを通知する手段を有し、
    前記通信マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に要求通信の受け入れを否と判断し、前記パケット処理装置との間で呼制御を行う手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信網の品質制御管理システム。
  4. 前記故障あるいは輻輳が解消された場合、
    前記故障あるいは輻輳に関わっていた前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記品質管理マネージャに対して故障あるいは輻輳が解消されたことを通知する手段を有し、
    前記品質管理マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に前記通信マネージャから通知される要求通信の受け入れを可と判断し、可であることを前記通信マネージャに通知する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信網の品質制御管理システム。
  5. 前記故障あるいは輻輳が解消された場合、
    前記故障あるいは輻輳に関わっていた前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記品質管理マネージャに対して該通信経路の故障あるいは輻輳が解消されたことを通知する手段を有し、
    前記品質管理マネージャは該通信経路を選択可能な複数の通信経路のうちの1つに含める手段を有する
    ことを特徴とする請求項記載の通信網の品質制御管理システム。
  6. 前記故障あるいは輻輳が解消された場合、
    前記故障あるいは輻輳に関わっていた前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記品質管理マネージャに対して故障あるいは輻輳が解消されたことを通知する手段を有し、
    前記品質管理マネージャは前記解消されたことの通知を通信マネージャに転送する手段を有し、
    前記通知を受けた通信マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に要求通信の受け入れを可と判断し、通信を実施するために必要な呼制御を前記パケット処理装置との間で行う手段を有する
    ことを特徴とする請求項記載の通信網の品質制御管理システム。
  7. 前記故障あるいは輻輳が解消された場合、
    前記故障あるいは輻輳に関わっていた前記パケット処理装置及び前記パケット交換装置のうちの少なくとも一方は前記通信マネージャに対して故障あるいは輻輳が解消されたことを通知する手段を有し、
    前記通知を受けた通信マネージャはユーザ端末からの通信要求が新たに発生した時に要求通信の受け入れを可と判断し、通信を実施するために必要な呼制御を前記パケット処理装置との間で行う手段を有する
    ことを特徴とする請求項記載の通信網の品質制御管理システム。
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