JPH1187440A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JPH1187440A
JPH1187440A JP25618697A JP25618697A JPH1187440A JP H1187440 A JPH1187440 A JP H1187440A JP 25618697 A JP25618697 A JP 25618697A JP 25618697 A JP25618697 A JP 25618697A JP H1187440 A JPH1187440 A JP H1187440A
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JP
Japan
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probe
row
probe needle
connector
chip
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JP25618697A
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Yoichi Urakawa
陽一 浦川
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Micronics Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のプローブ針支持体に設けた2列のプロ
ーブ針群を、ICチップの境界線を挟んだ2列の電極群
に同時に接触させることで、隣り合うICチップを同時
に検査可能にする。また、プローブ針に直接フラットケ
ーブルを接続して、このフラットケーブルを中継基板を
介してテスターに接続することで、プローブカードの基
板への配線パターン形成を不要にする。 【解決手段】 両側のプローブ針支持体46a、46e
は1列だけのプローブ針群を備えており、中央の3個の
プローブ針支持体46b〜46dは第1列のプローブ針
群52aと第2列のプローブ針群52bとを備えてい
る。第1列のプローブ針群52aはICチップの第1列
の電極群58aに接触し、第2列のプローブ針群52b
は隣りのICチップの第2列の電極群58bに接触す
る。プローブ針群52a、52bはフラットケーブル6
2によって中継基板66の第1コネクタ68に接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はウェーハ上の多数
のICチップを同時に検査できるようにしたプローブカ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、ウェーハ上の多数のICチッ
プを同時に検査できるようにした従来のプローブカード
(特開平7−201935号)の平面図であり、図11
はその側面断面図である。図10において、配線基板1
0の中央の開口12には複数のプローブユニット14が
互いに平行に配列されている。プローブユニット14か
ら出た配線は、配線基板10のコネクタ16に接続され
る。配線基板10の外周付近には多数のテスターランド
(外部接続端子)18がある。コネクタ16とテスター
ランド18は配線基板10に形成された配線パターンに
よって相互に接続されている。
【0003】図11において、プローブユニット14の
下端付近には2列のプローブ針群20が取り付けられて
いる。この2列のプローブ針群20は、ウェーハ24
(平面図で示してある)上の各ICチップ22の2列の
電極群に対応している。各プローブユニット14のプロ
ーブ針群20はフラットケーブル26によってコネクタ
16に接続されている。テスターランド18には、パフ
ォーマンスボード28の下面側のスプリングピン30
(スプリングによって弾性力が付与されている)が押し
付けられる。パフォーマンスボード28の上面側のスプ
リングピン32はテスター34に接続している。下面側
のスプリングピン30と上面側のスプリングピン32と
の間は配線パターンによって接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプロー
ブカードには次の問題がある。 (1)同時に検査するICチップの数が多くなると、コ
ネクタ16やテスターランド18の数も多くなる。そう
なると、配線基板10に配線パターンを多層かつ高密度
に形成する必要があり、配線基板10の設計および製造
にコストがかかる。
【0005】(2)プローブユニット14からコネクタ
16へのケーブル26の配線が煩雑になり、組み立てお
よび取り扱いが難しい。
【0006】(3)テスターランド18にスプリングピ
ン30を押し付けることによりプローブカードとテスタ
ーとを電気的に接続しているが、テスターランド18の
数が多くなると、配線基板10が多数のスプリングピン
30から受ける力が非常に大きくなり、配線基板10が
撓む原因になる。
【0007】(4)図11に示すように、同時に検査で
きるICチップは1列おきになり、プローブユニット1
4の配列方向(図面の左右方向)において隣り合うIC
チップ22は同時に検査できない。そこで、検査済みの
ICチップの隣の列のICチップを検査するには、IC
チップの配列ピッチ分だけウェーハ24を横方向に移動
させる必要がある。このプローブカードは、2列の電極
群を備えるICチップを検査するためのものであるが、
この2列の電極群を、一つのプローブユニットに属する
2列のプローブ針群20で検査しようとすれば、図11
に示すように、長さの異なる2列のプローブ針群20を
プローブユニット14から横方向に突き出すことにな
る。この場合、以下の理由により、どうしても図11に
示すように1列おきのICチップを検査せざるを得ない
構造になる。すなわち、プローブユニット14の本体
は、検査するICチップの隣の列のICチップの上方に
位置することになるので、この隣の列のICチップの電
極を上から見ることができない。このように、隣の列の
ICチップについてはプローブ針と電極との位置合わせ
が上方から確認できないので、隣り合うICチップを同
時に検査することは困難である。
【0008】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、従来の配線基板が備
えていたプローブユニット支持機能と配線機能とを分離
することでプローブカードの構造を簡単にすることにあ
る。この発明の別の目的は、プローブカードからテスタ
ーランドをなくして、スプリングピンからの押し付け力
による基板の撓みをなくすことにある。この発明のさら
に別の目的は、2列の電極群を備える多数のICチップ
を同時に検査する場合において、隣り合うICチップを
同時に検査可能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のプローブカー
ドの検査対象は、2列の電極群を備える多数のICチッ
プがウェーハ上に同一パターンで形成されているもので
ある。そして、この発明のプローブカードは、ICチッ
プの配列ピッチと同じ配列ピッチで3個以上のプローブ
針支持体を互いに平行に配列している。両端のプローブ
針支持体は1列のプローブ針群を備え、両端以外のプロ
ーブ針支持体は2列のプローブ針群を備えている。両端
以外のプローブ針支持体の2列のプローブ針群は、第1
列のプローブ針群と第2列のプローブ針群とを備えてい
る。第1列のプローブ針群は、隣り合う2個のICチッ
プのうちの一方のICチップの第1列の電極群に接触す
ることになる。第2列のプローブ針群は、他方のICチ
ップの第2列の電極群に接触することになる。この2列
のプローブ群に接触することになる第1列の電極群と第
2列の電極群はICチップの境界線を挟んで隣り合って
いる。各プローブ針支持体のプローブ針群はフラットケ
ーブルの一端に接続されており、このフラットケーブル
の他端にはコネクタが結合されている。このフラットケ
ーブルは複数の同軸ケーブルを互いに平行に結合したも
のである。
【0010】この発明において、「1列のプローブ針
群」や「2列のプローブ針群」という場合の「列」と
は、複数のプローブ針の「針先」が実質的に一つの直線
に沿って並んでいる状態を言う。したがって、多数のプ
ローブ針を多段に(すなわち、プローブ針が横方向に突
き出した部分の上下方向の高さを異ならせて)配列して
あっても、それらの針先が実質的に一つの直線に沿って
並んでいるようなものは「1列」の概念に含まれる。
【0011】このプローブカードには中継基板が付属し
ている。中継基板には、プローブカード用の複数の第1
コネクタと、テスター用の複数の第2コネクタが設けら
れている。複数の第1コネクタと複数の第2コネクタは
中継基板内の配線パターンによって電気的につながって
いる。任意の第1コネクタと電気的につながるプローブ
針は、必ずしも同一のICチップの電極だけに接触する
とは限らないが、中継基板の配線パターンを工夫するこ
とで、任意の第2コネクタと電気的につながるすべての
プローブ針は、同一のICチップの電極に接触するよう
になっている。
【0012】この発明のプローブカードは、プローブ針
支持体やこれを支持する基板に配線パターンを設けず
に、プローブ針にフラットケーブルを直接接続して、こ
のフラットケーブルのコネクタを中継基板に接続してい
る。したがって、プローブ針支持体を保持する基板に高
密度の配線パターンを設ける必要がなくなる。また、基
板の外周部にテスターランドを設ける必要がなくなり、
このテスターランドにスプリングピンを押し付けること
による基板の変形の問題もなくなる。この発明における
プローブカード基板は、プローブ針支持体を保持するた
めの単なる保持台の役割を果たすだけであり、極めて簡
単な構造で済む。
【0013】この発明のプローブカードは、ICチップ
の境界線を挟んだ2列の電極群(異なるICチップに属
する)を、同一のプローブ針支持体に設けた2列のプロ
ーブ針群で接触するようにしたことにより、プローブ針
支持体の配列ピッチをICチップの配列ピッチと同じに
できた。これにより、2列の電極群を備えるICチップ
について、隣り合うICチップを同時に検査できるよう
になった。上方から見ると、プローブ針支持体は、同一
のICチップの第1の電極群と第2の電極群の間に位置
することになり、プローブ針と電極との接触位置を上か
ら観察するのに、プローブ針支持体が邪魔になることは
ない。
【0014】この発明のプローブカードは、プローブ針
から中継基板までを、同軸ケーブルを平行に並べたフラ
ットケーブルで接続しているので、従来の露出したスプ
リングピン方式に比べて、高周波特性等の電気特性が良
好になる。
【0015】この発明のプローブカードは、プローブカ
ードとテスターの間に中継基板を介在させたので、テス
ターにつながるフラットケーブルは、中継基板のテスタ
ー用の第2コネクタに接続すれば足りる。この第2コネ
クタは、異なるICチップからの信号が同一コネクタ中
に混在していないので、テスターと中継基板との接続関
係が分かりやすい。
【0016】なお、中継基板を用いずに、プローブカー
ドとテスターとを直接、フラットケーブルで接続するこ
ともできる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態を
示す側面断面図であり、図2はその平面図である。この
プローブカードは4行×4列の16個のICチップを同
時に検査することができる。図2において、円形の基板
40の中央に矩形の開口部42(図1を参照)が形成さ
れていて、この開口部42に矩形の取付枠44が固定さ
れている。この取付枠44に複数のプローブ針支持体4
6がネジ48でその両端を固定されている。プローブ針
支持体46は平面視で細長い(図面の上下方向に細長
い)形状であり、取付枠44の1対の対向する辺50、
51に掛け渡されている。複数のプローブ針支持体46
は互いに平行に配列されている。
【0018】ここで、検査対象について説明する。図1
はプローブカードの側面断面図を示しているが、ウェー
ハ54については平面図を示している。この図1におい
て、ウェーハ54には多数のICチップ56が同一パタ
ーンで繰り返し形成されている。ICチップ56には2
列の電極群58があり、これらの電極群58はICチッ
プ56の両側の辺(1対の対向する辺)に沿って互いに
平行に並んでいる。各ICチップ56において、図面の
左側には第1列の電極群58aが並び、右側には第2列
の電極群58bが並んでいる。この第1列の電極群58
aに接触するためのプローブ針群を第1列のプローブ針
群と呼ぶことにし、第2列の電極群58bに接触するた
めのプローブ針群を第2列のプローブ針群と呼ぶことに
する。
【0019】図1において、この実施形態は5個のプロ
ーブ針支持体46を備えている。両側に位置する2個の
プローブ針支持体46a、46eはそれぞれ1列だけの
プローブ針群を備えている。すなわち、一番左側のプロ
ーブ針支持体46aは、1列に並んだ第1列のプローブ
針群52aを備えている。このプローブ針支持体46a
は、ICチップ56の第1列の電極群58aに接触する
ためのプローブ針群だけを備えていることになる。一
方、一番右側のプローブ針支持体46eは、1列に並ん
だ第2列のプローブ針群52bを備えている。このプロ
ーブ針支持体46eは、ICチップ56の第2列の電極
群58bに接触するためのプローブ針群だけを備えてい
ることになる。これらのプローブ針群52a、52bは
紙面に垂直な方向に多数のプローブ針が並んだものであ
る。
【0020】中央の3個のプローブ針支持体46b、4
6c、46d(すなわち、両側のプローブ針支持体46
a、46e以外のプローブ針支持体)は、それぞれ、2
列のプローブ針群、すなわち第1列のプローブ針群52
aと第2列のプローブ針群52bとを備えている。図3
は、プローブ針支持体46b(46c、46dでも同
じ)とICチップの電極との対応関係を拡大して示した
ものである。プローブ針支持体46bに属する2列のプ
ローブ針群52a,52bは、異なるICチップ56
a、56bの電極群に接触することになる。すなわち、
第1列のプローブ針群52aは、隣り合うICチップの
右側のICチップ56aの第1列の電極群58aに接触
することになり、第2列のプローブ針群52bは、隣り
合うICチップの左側のICチップ56bの第2列の電
極群58bに接触することになる。右側のICチップ5
6aの第1列の電極群58aと左側のICチップ56b
の第2列の電極群58bは、チップの境界線(スクライ
ブライン)60を挟んで隣り合っており、互いに比較的
接近している。したがって、プローブ針支持体46bに
おいて第1列のプローブ針群52aと第2列のプローブ
針群52bの針先は互いに接近している。これに対し
て、図11に示す従来例では2列のプローブ針群は互い
に離れており、本発明と従来例との違いがよく分かる。
【0021】以上のような構成を、同一のICチップ5
6の側からみると、第1列の電極群58aに接触するプ
ローブ針群と、第2列の電極群58bに接触するプロー
ブ針群とは、異なるプローブ針支持体に属することにな
る。
【0022】図1において、プローブ針はクランク形で
あり、その針先部は下向きに、後端部は上向きになって
いる。このプローブ針は、プローブ針支持体46a〜4
6eの下端に接着剤で固定されている。同一の列に属す
るプローブ針は、高密度に配置するために多段に配列し
てもよい。プローブ針の後端部にはフラットケーブル6
2が接続されている。フラットケーブル62はプローブ
針支持体46a〜46eの背面に沿って上下方向に延び
ている。
【0023】プローブ針支持体46a〜46eは、上か
ら見ると、ICチップの第1の電極群58aと第2の電
極群58bの間に位置することになり、プローブ針と電
極との接触位置を上から観察するのに、プローブ針支持
体46a〜46eが邪魔になることはない。
【0024】両側のプローブ針支持体46a、46eに
1列だけのプローブ針群を設けた理由は次のとおりであ
る。もし、両側のプローブ針支持体に2列のプローブ針
群を設けたとしても、そのうちの外側の1列は、検査対
象のICチップ(2列の電極群の両方にプローブ針が接
触するICチップ)よりも外側の列のICチップの電極
群に接触することになり、このプローブ針群は検査に不
要なものになる。
【0025】このプローブカードは、図1に示すよう
に、図面の左右方向に並んだ4列のICチップを同時に
検査できる。さらに、各プローブ針支持体46a〜46
eのプローブ針群52a、52bは、紙面に垂直な方向
に、ICチップ4個分のプローブ針を備えている。した
がって、このプローブカードを用いて、4行×4列の1
6個のICチップを同時に検査できる。
【0026】この実施形態では、4列のICチップを検
査するのに5個のプローブ針支持体を用いている。そし
て、一般的には、N列のICチップを検査するのに「N
+1」個のプローブ針支持体を必要とする。
【0027】次に、プローブ針からテスターに至る信号
経路を説明する。図1において、各プローブ針支持体4
6a〜46eのプローブ針群52a、52bはフラット
ケーブル62の一端に接着されている。このフラットケ
ーブル62の他端にはコネクタ64が結合されている。
このコネクタ64は、中継基板66の第1コネクタ68
に接続している。中継基板66の第2コネクタ70に
は、テスター76につながるフラットケーブル72のコ
ネクタ74を接続する。フラットケーブル72の他端の
コネクタ78はテスター76のコネクタ80に接続す
る。
【0028】図4はプローブ針支持体46bの背面図で
ある。基板40に取付枠44が固定され、取付枠44に
プローブ針支持体46bの両端がネジ48で固定されて
いる。プローブ針支持体46bには2列のプローブ針群
52a、52bが設けられており、各プローブ針群にそ
れぞれ4本のフラットケーブル62が接続されている。
したがって、プローブ針支持体46bには合計8本のフ
ラットケーブル62が接続されている。ほかの同様のプ
ローブ針支持体46c、46dにも同様に8本のフラッ
トケーブル62が接続されている。一方、両端のプロー
ブ針支持体46a、46eには1列のプローブ針群しか
ないので、このプローブ針支持体46a、46eには4
本のフラットケーブル62が接続されている。結局、5
個のプローブ針支持体46には合計で32本のフラット
ケーブル62がつながっていることになる。
【0029】図5(A)は中継基板66の上面図、図5
(B)は中継基板66の底面図である。図5(B)にお
いて、中継基板66の底面には、32個のコネクタ68
が設けられていて、このコネクタ68に、上述の32本
のフラットケーブル62(図4を参照)のコネクタ64
が接続される。
【0030】図5(A)において、中継基板66の上面
には、16個のコネクタ70が設けられていて、このコ
ネクタ70に、16本のフラットケーブル72(図1を
参照)のコネクタ74を接続するようになっている。中
継基板66の上面の16個のコネクタ70は、同時に検
査することになる16個のICチップのそれぞれに対応
している。すなわち、同一のICチップに関連する信号
は、同一のコネクタ70に集約されるようになってい
る。この点を以下に詳しく説明する。図5(B)におい
て、一点鎖線で示す領域82に含まれる8個のコネクタ
には、プローブ針支持体46bにつながる8本のフラッ
トケーブルが接続されることになり、一点鎖線で示す領
域84に含まれる8個のコネクタには、別のプローブ針
支持体46cにつながる8本のフラットケーブルが接続
されることになる。そして、領域82内の1個のコネク
タ68aと、別の領域84内の1個のコネクタ68bと
が、同一のICチップの電極群に接触することになる2
列のプローブ針群と電気的につながっている。さらに、
中継基板66の内部の配線パターンによって、コネクタ
68aとコネクタ68bを、中継基板66の上面側の1
個のコネクタ70aに接続している。これにより、同一
のICチップに関連する信号はコネクタ70aに集約さ
れることになる。
【0031】図6(A)はプローブカードと中継基板を
つなぐフラットケーブル62の横断面図である。このフ
ラットケーブル62は、極細の同軸ケーブル86を互い
に平行に並べて接着して一体化したものである。図6
(B)はフラットケーブル62の一部を拡大して示した
横断面図である。同軸ケーブル86は、その中心に銅製
の芯線88があり、その周囲をフッ素樹脂製の絶縁材9
0が覆っている。さらにその周囲に銅製の編み線92が
あり、一番外側は合成樹脂製の絶縁材94が覆ってい
る。中心の芯線88は信号が通るところであり、編み線
92はアースにつながっている。芯線88の直径は0.
3mmであり、同軸ケーブル86の外径は0.64mm
である。隣り合う同軸ケーブル86は接着剤96で互い
に固定されている。
【0032】中継基板とテスターをつなぐフラットケー
ブル72についても、上述のフラットケーブル62と同
様に同軸のフラットケーブルになっている。
【0033】次に、図1のプローブカードを用いた検査
手順を説明する。図7は、ウェーハ54上のICチップ
56の配列を示したものである。図1のプローブカード
を用いることで、例えば、一点鎖線で示した領域98に
含まれる4行×4列の16個のICチップ56を同時に
検査できる。そして、ウェーハ54を前後または左右に
チップ4個分の距離だけ移動させることで、次の16個
のICチップを検査できる。このようにして、ウェーハ
上54のすべてのICチップ56を検査できる。
【0034】なお、図8に示すように、ウェーハ54の
周辺部では、プローブカードがカバーする領域100内
に16個のICチップ56が存在しない場合もある。こ
の場合は、同時に検査するICチップの数は16個未満
になる。
【0035】図9はこの発明の別の実施形態を示す側面
断面図である。この実施形態では中継基板を用いずにフ
ラットケーブル62のコネクタ64を直接、テスター7
6のコネクタ80aに接続している。それ以外の構成は
図1の実施例と同じである。この図9のようにするため
には、各コネクタ64に接続しているプローブ針は同一
のICチップの電極に接触する、という条件を満たす必
要がある。そうすれば、テスター76の各コネクタ80
aにおいて、異なるICチップからの信号が混在するこ
とはなくなる。なお、この実施形態のようにすると、テ
スター76のコネクタ80aの個数や各コネクタ80の
端子数は、フラットケーブル62の個数や各コネクタ6
4の端子数に合わせる必要がある。
【0036】
【発明の効果】この発明のプローブカードは、同一のプ
ローブ針支持体に設けた2列のプローブ針群を、ICチ
ップの境界線を挟んだ2列の電極群に同時に接触させる
ようにしたので、2列の電極群を備えるICチップを検
査する場合に、隣り合うICチップを同時に検査できる
ようになった。また、プローブ針に直接フラットケーブ
ルを接続して、このフラットケーブルを中継基板を介し
てテスターに接続するようにしたので、プローブカード
の基板に配線パターンを形成する必要がなくなった。こ
れにより、基板の構造が簡単になり、また、基板のテス
ターランドにスプリングピンを押し付けることもなくな
り、それによる基板の変形もなくなった。さらに、プロ
ーブカードからテスターまでを同軸のフラットケーブル
を用いて接続したことにより、高周波特性等の電気特性
が良好になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す側面断面図であ
る。
【図2】図1のプローブカードの平面図である。
【図3】プローブ針支持体とICチップの電極との対応
関係を拡大して示した図面である。
【図4】プローブ針支持体の背面図である。
【図5】中継基板の上面図と底面図である。
【図6】フラットケーブルの横断面図である。
【図7】ウェーハ上の検査領域を示す平面図である。
【図8】ウェーハ上の別の検査領域を示す平面図であ
る。
【図9】この発明の別の実施形態を示す側面断面図であ
る。
【図10】従来のプローブカードの平面図である。
【図11】従来のプローブカードの側面断面図である。
【符号の説明】
40 基板 46 プローブ針支持体 52a 第1列のプローブ針群 52b 第2列のプローブ針群 54 ウェーハ 56 ICチップ 58a 第1列の電極群 58b 第2列の電極群 60 境界線 62 フラットケーブル 64 コネクタ 66 中継基板 68 第1コネクタ 70 第2コネクタ 72 フラットケーブル 76 テスター 86 同軸ケーブル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(ア)(イ)の特徴を備える検査対
    象を検査するためのプローブカードであって、(ウ)〜
    (カ)の特徴を備えるプローブカード。 (ア)ウェーハ上に多数のICチップが同一パターンで
    形成されていて、各ICチップは第1列の電極群と第2
    列の電極群とを備えている。 (イ)第1列の電極群と第2列の電極群はICチップの
    1対の対向する辺に沿って互いに平行に並んでいる。 (ウ)少なくとも3個のプローブ針支持体が基板に固定
    されている。 (エ)前記プローブ針支持体は互いに平行に配列されて
    おり、その配列ピッチは、検査すべきICチップの配列
    ピッチと等しい。 (オ)両端のプローブ針支持体は1列のプローブ針群を
    備えている。 (カ)両端以外のプローブ針支持体は2列のプローブ針
    群を備えている。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプローブカードにおい
    て、両端以外のプローブ針支持体の前記2列のプローブ
    針群は、隣り合う2個のICチップのうちの一方のIC
    チップの第1列の電極群に接触することになる第1列の
    プローブ針群と、他方のICチップの第2列の電極群に
    接触することになる第2列のプローブ針群とからなり、
    この2列のプローブ針群に接触することになる第1列の
    電極群と第2列の電極群は、ICチップの境界線を挟ん
    で隣り合っていることを特徴とするプローブカード。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプローブカードにおい
    て、次の(キ)および(ク)の特徴をさらに備えるプロ
    ーブカード。 (キ)各プローブ針支持体のプローブ針群はフラットケ
    ーブルの一端に接続されており、このフラットケーブル
    の他端にはコネクタが結合されている。 (ク)前記フラットケーブルは複数の同軸ケーブルを互
    いに平行に結合したものである。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプローブカードにおい
    て、次の(ケ)〜(サ)の特徴をさらに備えるプローブ
    カード。 (ケ)このプローブカードには中継基板が付属してい
    る。 (コ)前記中継基板は、プローブカード用の複数の第1
    コネクタと、テスター用の複数の第2コネクタと、前記
    第1コネクタと第2コネクタとを電気的につなぐ配線パ
    ターンとを備えている。 (サ)プローブ針群につながる前記フラットケーブルの
    コネクタは前記第1コネクタに接続され、テスターにつ
    ながるフラットケーブルのコネクタは前記第2コネクタ
    に接続される。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプローブカードにおい
    て、任意の第2コネクタと電気的につながるすべてのプ
    ローブ針は、同一のICチップの電極に接触することに
    なることを特徴とするプローブカード。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のプローブカードにおい
    て、前記フラットケーブルの他端のコネクタはテスター
    に接続されることを特徴とするプローブカード。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346874A (ja) * 1999-06-04 2000-12-15 Micronics Japan Co Ltd プローブ及びプローブカード
KR20010112837A (ko) * 2000-06-15 2001-12-22 오우라 히로시 집적화 마이크로 콘택트핀 및 그 제조방법
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