JPH1187354A - 半導体ウエハの加熱処理方法及びその加熱処理装置 - Google Patents

半導体ウエハの加熱処理方法及びその加熱処理装置

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JPH1187354A
JPH1187354A JP28900097A JP28900097A JPH1187354A JP H1187354 A JPH1187354 A JP H1187354A JP 28900097 A JP28900097 A JP 28900097A JP 28900097 A JP28900097 A JP 28900097A JP H1187354 A JPH1187354 A JP H1187354A
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JP
Japan
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semiconductor wafer
wafer
wafer tray
induction heating
heating coil
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Application number
JP28900097A
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English (en)
Inventor
Katsuya Shirogaki
克弥 城墻
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で半導体ウエハを均一に加熱する
ことができるとともに、アウトドープによる品質の低下
を抑制することのてきる半導体ウエハの加熱処理方法及
びその加熱処理装置を提供すること。 【解決手段】 イオン注入処理後の半導体ウエハ3を不
純物拡散層を上面として載置する導電性の材料で形成さ
れたウエハトレー15と、チャンバー12に設けられて
いる絶縁管13の外部に配置されている誘導加熱コイル
14とからなり、誘導加熱コイル14に通電して絶縁管
13の内部に搬入されたウエハトレー15を誘導電流に
より発熱させて半導体ウエハ3を加熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハの加
熱処理方法及びその加熱処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置の製造工程におい
て、イオン注入後の半導体ウエハを熱処理する(アニー
ル)ことが行われている。これはイオン注入により非晶
質化したSi結晶の結晶性の回復やキャリアの回復等の
ために行われるもので、イオン注入後の半導体ウエハを
加熱処理装置内に置き、1〜2分間、950〜1050
℃の温度で加熱処理される。
【0003】図3はこのような加熱処理を行うための従
来の加熱処理装置の概略の断面図である。加熱処理装置
1は、チャンバー5内に石英製の絶縁管4を配置し、こ
の絶縁管4の外周に絶縁管4に沿って複数のハロゲンラ
ンプ6が配列されており、また、チャンバー5の外周に
水冷管室8を形成し、水冷管室8に水冷管9a,9bを
配置してハロゲンランプ6で発生する熱を外部に放出し
ないように構成されいる。なお、7はチャンバー5に形
成された排熱口である。
【0004】この加熱処理装置1でイオン注入後の半導
体ウエハ(以下「半導体ウエハ」という。)3を加熱処
理するとき、半導体ウエハ3を石英製のウエハトレー2
に載置して搬入搬出口10から絶縁管4内に置き、ハロ
ゲンランプ6を点灯し、ハロゲンランプ6が発生する輻
射熱を半導体ウエハ3の上下面に放射して加熱処理され
る。
【0005】石英製のウエハトレー2には、半導体ウエ
ハ3を載置する側に突出した複数のピン2a(図3の例
では3本のピン)が形成されており、これらの各ピンは
図4の平面図に示すように半導体ウエハ3を平衡して保
持するように、等角度、図の例では120度ずつ離れた
同一円周上に形成されていて半導体ウエハ3はこれらの
ピン2a上に点接触で載置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
加熱処理装置では、ウエハトレーに形成した複数のピン
により点接触で半導体ウエハを保持しているので、半導
体ウエハの自重により結晶欠陥を生じる場合があり、ま
た、半導体ウエハとハロゲンランプ間の距離が離れてお
り、半導体ウエハの中央部と周辺部とでは熱勾配が生じ
て均一に加熱処理できないという問題がある。
【0007】更に、半導体ウエハ3は図5の拡大断面図
に示すように、基板部分3aとイオンが注入された不純
物拡散層3bからなっており、半導体ウエハ3の上下面
からハロゲンランプ6の輻射熱をT1,T2のように放
射すると、上面からの輻射熱T2により不純物拡散層3
bの不純物が外部に放出されるアウトドープが発生し、
場合によっては半導体ウエハの品質を低下するという問
題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、簡単な構成で半導体ウエハを均一に加熱
することができるとともに、アウトドープによる品質の
低下を抑制することのできる半導体ウエハの加熱処理方
法及びその加熱処理装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、イオン注入処理後の半導体ウエハを、イオンが注入
された不純物拡散層を上面にしてその裏面全面を導電性
の材料で形成されたウエハトレーに当接して載置し、前
記半導体ウエハを載置したウエハトレーを誘導加熱コイ
ルが発生する交番磁束内に配置し、前記交番磁束で前記
ウエハトレーを発熱させ、前記発熱したウエハトレーに
より前記半導体ウエハを加熱処理することを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2に係る本発明は、チャンバ
ーと、前記チャンバー内に設置された絶縁管と、前記絶
縁管と前記チャンバー間に配置された誘導加熱コイル
と、前記絶縁管内に配置されイオン注入処理後の半導体
ウエハを平坦面に載置する導電性のウエハトレーとを備
え、前記ウエハトレーを前記誘導加熱コイルにより発生
する交番磁束により発熱させてなることを特徴とする。
【0011】本発明では、イオン注入処理後の半導体ウ
エハを誘導加熱により発熱するウエハトレーによって加
熱処理する。誘導加熱コイルにより発生する交番磁束内
に配置された導電性のウエハトレーは、交番磁束と鎖交
する電流を発生しこの電流によりジュール発熱する。こ
の発熱はウエハトレーの面で隈なく発生し、半導体ウエ
ハを載置する面を均一に加熱する。したがって、このウ
エハトレーに全面を当接して置かれた半導体ウエハは全
面均一の温度で加熱される。
【0012】また、半導体ウエハのイオンが注入された
不純物拡散層は、ウエハトレーに当接した裏面からの熱
伝導によって加熱処理されるので、不純物拡散層の表層
部からのアウトドープが抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
に係る半導体ウエハの加熱処理装置の概略の断面図、図
2はウエハトレーの平面図である。図1において、11
は加熱処理装置、12はチャンバー、13は加熱室を形
成する石英の絶縁管、14は誘導加熱コイル、15はウ
エハトレーである。
【0014】加熱処理装置11は、チャンバー12の内
部に加熱室を形成する石英の絶縁管13が設置され、チ
ャンバー12と絶縁管13の間に誘導加熱コイル14を
設けて構成されている。誘導加熱コイル14は、例えば
導線を螺旋形に巻回し偏平状に形成されており、ウエハ
トレー15と対向する位置にウエハトレー15と平行を
なすように配置されている。
【0015】ウエハトレー15は例えばSiCのように
導電性の材料で平板状に形成され、図1の断面図および
図2の平面図に示すように、半導体ウエハ3の外径より
もやや大きめの底面を平坦面とした凹所15aが形成さ
れている。
【0016】加熱処理装置11でイオン注入処理後の半
導体ウエハ3を加熱処理するとき、イオンを注入した不
純物拡散層を上面としてその裏面全面をウエハトレー1
5の凹所15aの底面に当接させて載置する。半導体ウ
エハ3を載置したウエハトレー15は、搬入搬出口17
から絶縁管13内に挿入し、誘導加熱コイル14と対向
する位置に置く。
【0017】この状態で誘導加熱コイル14に接続され
たリード線16を図示しない高周波の交流電源に接続
し、誘導加熱コイル14に高周波の交流電圧を印加す
る。誘導加熱コイル14は高周波の交流に応じた交番磁
束を発生し、この交番磁束はウエハトレー15と鎖交す
る。このときウエハトレー15は導電性の材料で形成さ
れているので、交番磁束と鎖交して電流が誘起、すなわ
ち電磁誘導による誘導電流が発生し、この電流はウエハ
トレー15の電気抵抗によって熱(ジュール熱)に変換
されウエハトレー15は発熱する。なお、チャンバー1
2の材質を選定することにより、誘導加熱コイル14に
よる交番磁束をウエハトレー15にだけ作用させ、チャ
ンバー12は誘導加熱コイル14により直接には発熱さ
せない構成とすることができる。
【0018】誘導電流はウエハトレー15の凹所15a
に対向する裏面側の表層部全域にほぼ隈なく発生し、こ
の誘導電流により発生した熱はウエハトレー15の肉圧
内部を伝導して凹所15aの底面を均一に加熱する。こ
れによりウエハトレー15の凹所15a内の平坦面に全
面が当接して載置された半導体ウエハ3は全面均一に加
熱される。また、半導体ウエハ3はウエハトレー15の
凹所15a内に載置されているので、ウエハトレー15
の搬送時や加熱時にその位置が安定して保持される。
【0019】なお、上記実施の形態では、誘導加熱コイ
ルを導線を螺旋形に巻回し偏平状に形成しているが、こ
れに限られるものでなく、例えば鉄心に筒状に巻回した
コイルの1つ以上を配置するようにしてもよい。またウ
エハトレーは半導体ウエハを載置する個所を凹部に形成
しているが、半導体ウエハを位置決めできる凸部を形成
するようにしてもよく、単なる平坦面であってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
オン注入処理後の半導体ウエハの加熱処理を誘導加熱さ
れたウエハトレーにより加熱されるので、半導体ウエハ
を均一に加熱処理することができ、また発熱体はウエハ
トレーのみとすることができ、電力の利用効率を高める
とともに、装置の外周に配置する冷却用の手段を簡略化
でき装置全体を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体ウエハの加熱処理
装置の概略の断面図である。
【図2】ウエハトレーに半導体ウエハを載置した状態の
平面図である。
【図3】従来例の半導体ウエハの加熱処理装置の概略の
断面図である。
【図4】従来例のウエハトレーに半導体ウエハを載置し
た状態の平面図である。
【図5】イオン注入処理後の半導体ウエハの概略の断面
図である。
【符号の説明】
3 半導体ウエハ 11 加熱処理装置 12 チャンバー 13 絶縁管 14 誘導加熱コイル 15 ウエハトレー 15a 凹所 16 リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン注入処理後の半導体ウエハを、イ
    オンが注入された不純物拡散層を上面にしてその裏面全
    面を導電性の材料で形成されたウエハトレーに当接して
    載置し、前記半導体ウエハを載置したウエハトレーを誘
    導加熱コイルが発生する交番磁束内に配置し、前記交番
    磁束で前記ウエハトレーを発熱させ、前記発熱したウエ
    ハトレーにより前記半導体ウエハを加熱処理する半導体
    ウエハの加熱処理方法。
  2. 【請求項2】 チャンバーと、前記チャンバー内に設置
    された絶縁管と、前記絶縁管と前記チャンバー間に配置
    された誘導加熱コイルと、前記絶縁管内に配置されイオ
    ン注入処理後の半導体ウエハを平坦面に載置する導電性
    のウエハトレーとを備え、前記ウエハトレーを前記誘導
    加熱コイルにより発生する交番磁束により発熱させてな
    ることを特徴とする半導体ウエハの加熱処理装置。
JP28900097A 1997-09-11 1997-09-11 半導体ウエハの加熱処理方法及びその加熱処理装置 Pending JPH1187354A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020066524A (ko) * 2001-02-12 2002-08-19 메카텍스 (주) 반도체 제조장치용 가열 테스트 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020066524A (ko) * 2001-02-12 2002-08-19 메카텍스 (주) 반도체 제조장치용 가열 테스트 장치

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