JPH1187065A - El素子及びその製造に用いる正孔輸送性縮合物 - Google Patents

El素子及びその製造に用いる正孔輸送性縮合物

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JPH1187065A
JPH1187065A JP9248334A JP24833497A JPH1187065A JP H1187065 A JPH1187065 A JP H1187065A JP 9248334 A JP9248334 A JP 9248334A JP 24833497 A JP24833497 A JP 24833497A JP H1187065 A JPH1187065 A JP H1187065A
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Yuichi Ito
祐一 伊藤
Teruhiko Kai
輝彦 甲斐
Hisaya Sato
壽彌 佐藤
Mayumi Nakao
真由美 仲尾
Jiyunbo Son
準模 孫
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性があり、正孔輸送層または正孔輸送発光
層の有機溶媒への不溶化やパターンニングも可能なEL
素子を提供する。 【解決手段】トリアリールアミン構造を有する芳香族第
三級アミンとアルデヒド等のカルボニル化合物との付加
縮合により生成されるTgの高い正孔輸送性縮合物を用
いると、耐熱性が高く、架橋基を有することもでき、マ
スク露光によるパターン形成した正孔輸送注入層や正孔
輸送発光層を形成するのに効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜のエレクトロ
ルミネセンス(以下単にELという)現象を利用したE
L素子に関するものであり、薄型ディスプレイ等に利用
できる。
【0002】
【従来の技術】EL素子は、発光層に用いられている蛍
光体のエレクトロルミネッセンス(以下ELという)現
象を利用した発光素子であり、自発光型の平面表示素子
や平面光源として利用されている。EL素子のうち、蛍
光体が有機物である有機薄膜EL素子は、イーストマン
・コダック社のC.W.Tangらにより開発され、特開昭59
−194393号公報、特開昭63−264692号公
報、特開昭63−295695号公報、アプライド・フ
ィジックス・レター第51巻第12号第913頁(19
87年)、及びジャーナル・オブ・アプライドフィジッ
クス第65巻第9号第3610頁(1989年)等に開
示されている。
【0003】一般に、有機薄膜EL素子は、図1に示す
ように透明絶縁性の基板(1)上に、陽極(2)、有機
正孔注入輸送層(3)、有機発光層(4)、及び陰極
(5)の順に積層されて構成され、以下に示すようにし
て作製される。
【0004】まず、ガラスや樹脂フィルム等の透明絶縁
性の基板(1)上に、陽極(2)として、インジウムと
スズとの複合酸化物(以下、ITOという)からなる透
明導電膜を、蒸着法またはスパッタリング法等により形
成する。次に、この陽極上に、有機正孔注入輸送層
(3)として、素子を絶縁破壊し難くするためアモルフ
ァスで平滑な膜を形成できる1,1−ビス(4−ジ−p
−トリルアミノフェニル)シクロヘキサン[ガラス転移
温度(Tg)84℃]等の低分子芳香族第3級アミン等
の有機正孔注入輸送材料からなる単層膜、または結晶質
だが酸化還元に対して耐久性の高い銅フタロシアニン等
をITO界面に積層した多層膜を、100nm程度以下
の厚さで形成する。
【0005】さらに、有機正孔注入輸送層(3)上に、
有機発光層(4)として、トリス(8−キノリノール)
アルミニウム(以下、Alqという)等の有機蛍光体膜
を、100nm程度以下の厚さで、蒸着法により形成す
る。この有機発光層上に、陰極(5)としてMg:Ag
等の合金膜を、200nm程度の厚さで、共蒸着法によ
り形成することにより、有機薄膜EL素子が作製され
る。
【0006】以上のようにして作製される有機薄膜EL
素子においては、電極間に直流低電圧を印加することに
より、正孔と電子とが有機発光層に注入され、これらの
再結合により発光が生じる。なお、この素子に印加する
直流低電圧は、通常、20〜30V以下であり、陰極に
Mg:Ag合金を用いた素子では、1000cd/m 2
以上の輝度が得られている。有機発光層中にクマリン
系、ピラン系、キナクリドン系等の蛍光量子収率の高い
蛍光色素を共蒸着等の方法でドーピングすれば、ELの
輝度はさらに2倍以上に高めることもできる。
【0007】また、特開平7−65958号によると、
図2に示すようにITO陽極上のN,N’−ジフェニル
−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−
ビフェニル−4,4’−ジアミン〔以下TPDと略す;
融点159〜163℃、Tg67℃〕正孔輸送層にルブ
レン等の発光材料をドープし、有機正孔輸送発光層
(6)とし、さらにAlqを有機電子注入輸送層(7)
として積層することにより、比較的安定な有機薄膜EL
素子を得ている。
【0008】しかし、上述の有機薄膜EL素子に利用さ
れている正孔輸送材料の大半は、これまで、低分子化合
物が占めており、その多くはTgが100℃以下で耐熱
性が低く、素子作製中の熱や駆動中の発熱によりTg付
近の温度に達すると他層と混合したり、高温環境下の保
存や使用により結晶化しピンホールが生じ、素子の劣化
や電気短絡を引き起こしやすいものが多かった。
【0009】また、トルエン等の有機溶媒への溶解性が
高いために同様の有機溶媒を用いた湿式法で膜をさらに
積層するのが困難であったり、層のパターンニングが困
難な問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
で述べたように、従来の正孔注入輸送材料を用いた素子
以上に耐熱性があり、電気短絡し難いEL素子及びその
製造に用いる正孔輸送性縮合物を提供すること、並び
に、正孔輸送性縮合物を含有する層を架橋することで耐
熱性と機械的強度を増し溶媒に不溶化し、架橋した層上
への湿式法による塗布を可能とし、また、正孔輸送性縮
合物を含有する層のパターンニングも可能としたEL素
子を提供することを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つ以上のト
リアリールアミン構造を含有し、かつ少なくともその2
カ所のアリール基上のパラ位が水素である第3級アミン
化合物とカルボニル化合物との付加縮合により得られる
正孔輸送性縮合物を含有する層を設けたことを特徴とす
るEL素子である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明におけるEL素子を、基板(1)
上に陽極(2)、有機正孔注入輸送層(3)、有機発光
層(4)、陰極(5)、封止層(8)の順に構成し、接
着性材料(9)にて封止板(10)を接着して密封した
場合の例である。
【0013】図2は正孔注入輸送層と有機発光層を一つ
の層で兼ねた有機正孔輸送発光層(6)と発光層への電
子注入効率を高め、または正孔の陰極への流れを抑制す
る効果を有する有機電子注入輸送層(7)の2層構成の
場合である。
【0014】図3は、有機正孔注入輸送層が2層構成の
場合であり、第1正孔注入輸送層(11)として第2正
孔注入輸送層(12)と陽極の仕事関数の間のイオン化
エネルギーの値を持ち、酸化還元に対して安定な材料を
用いることで有機発光層(4)への正孔注入効率が向上
し、EL素子の低電圧駆動と安定化が可能となる。
【0015】図4は、有機正孔注入輸送層(3)、有機
正孔輸送発光層(6)、有機電子注入輸送層(7)の3
層で構成した例である。
【0016】図5は、図4の有機正孔輸送発光層(6)
を赤(R)、緑(G)、青(B)にパターン形成した例
である。
【0017】同様の構成を基板上に陰極から逆の順に構
成することも使用する材料によっては可能である。
【0018】本発明におけるEL素子は、1つ以上のト
リアリールアミン構造を含有し、かつ少なくともその2
カ所のアリール基上のパラ位が水素である第3級アミン
化合物とカルボニル化合物との付加縮合により得られる
正孔輸送性縮合化合物を、望ましくは図1〜図5の有機
正孔注入輸送層(3)、第1正孔注入輸送層(11)、
第2正孔注入輸送層(12)、有機正孔輸送発光層
(6)中の少なくとも1層以上に単独でまたは複数の材
料を混合して用いられる。
【0019】以下、さらに詳しく材料および素子の製造
方法について説明する。基板(1)はガラスやポリエー
テルスルホン等のプラスチックフィルム等の透明絶縁性
材料を用いる。基板(1)には、コントラストや耐性向
上のため着色したり、円偏光フィルター、多層膜反射防
止フィルター、紫外線吸収フィルター、RGBカラーフ
ィルター、蛍光波長変換フィルター、シリカコーティン
グ層等を内外面に設けても良い。
【0020】陽極(2)は、通常、表面抵抗1〜50Ω
/□、可視光線透過率80%以上の透明電極を用いる。
例えば、ITO(仕事関数4.6〜4.8eV)や酸化
亜鉛アルミニウムの非晶質または微結晶透明導電膜、ま
たは低抵抗化のため10nm程度の厚さの銀や銅、また
は銀と銅の合金をITO、インジウム亜鉛複合酸化物、
酸化チタン、酸化錫等の非晶質または微結晶の透明導電
膜で挟んだ構造の膜を真空蒸着やスパッタリング法等で
ガラスやプラスチックフィルム等の透明絶縁性の基板
(1)上に形成し透明電極として用いることが望まし
い。
【0021】単純マトリックス駆動ディスプレイに用い
る場合は、透明電極のラインに接して、Cu,Al等の
低抵抗金属からなる金属バスラインを設け、より低抵抗
化することが望ましい。その他、金やプラチナを薄く蒸
着した半透明電極やポリアニリン、ポリピロール、ポリ
チオフェン等の高分子を被覆した半透明電極等も用いる
ことができる。
【0022】しかし、別の場合には、陽極(2)は不透
明でも良い。その場合には、陽極(2)には有機正孔注
入輸送層(3)を通して有機発光層(4)へ正孔注入し
やすい仕事関数の値の大きい金、プラチナ、パラジウ
ム、ニッケル等の金属板、シリコン、ガリウムリン、ア
モルファス炭化シリコン等の仕事関数が4.6eV以上
の半導体基板、もしくはそれらの金属や半導体を絶縁性
の基板(1)上に被覆した基板を用い、陰極(5)を透
明電極もしくは半透明電極とする。陰極(5)も不透明
であれば、有機発光層(4)の少なくとも一端が透明で
ある必要がある。
【0023】次に、有機正孔注入輸送層(3)を陽極
(2)上に形成する。本発明では、正孔輸送性の材料と
して、1つ以上のトリアリールアミン構造を含有し、か
つ少なくともその2カ所のアリール基上のパラ位が水素
である第3級アミン化合物とカルボニル化合物との付加
縮合により得られる正孔輸送性縮合化合物を用いる。
【0024】1つ以上のトリアリールアミン骨格を含有
し、かつ少なくとも2カ所のアリール基上のパラ位が水
素である本発明で用いる第3級アミン化合物の具体的構
造は下記化学式(1)〜(4)の正孔輸送材料や下記化
学式(5)の青色正孔輸送性発光材料、下記化学式
(6)の緑色正孔輸送性発光材料、下記化学式(7)〜
(8)の赤色正孔輸送性発光材料で例示される。
【0025】
【化1】
【0026】(式中、R1 はフェニル基上の水素原子ま
たはメチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル
基等のアルキル基、メトキシ基等のアルコキシ基、トリ
ル基等のアリール基、- N2 + Cl- 等のジアゾニウム
塩基、- N3 、- SO2 3 、- CON3 から独立に選
ばれる。)
【0027】
【化2】
【0028】
【化3】
【0029】上記化学式(2)〜(3)で示される第3
級アミン化合物においてR1 はフェニル基上の水素原子
またはメチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチ
ル基等のアルキル基、メトキシ基等のアルコキシ基、ハ
ロゲン原子、トリル基等のアリール基から独立に選ば
れ、かつ、分子中少なくとも2カ所以上のフェニル基の
パラ位は水素原子である。nは繰り返しを表す0から2
の整数である。
【0030】
【化4】
【0031】(式中、R1 はフェニル基上の水素原子ま
たはメチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル
基等のアルキル基、メトキシ基等のアルコキシ基、トリ
ル基等のアリール基から独立に選ばれ、かつ、分子中少
なくとも2カ所以上のフェニル基のパラ位は水素原子で
ある。)
【0032】
【化5】
【0033】
【化6】
【0034】
【化7】
【0035】
【化8】
【0036】上記化学式(5)〜(8)で示される第3
級アミン化合物においてR1 はメチル基、エチル基、イ
ソプロピル基、t−ブチル基等のアルキル基、メトキシ
基等のアルコキシ基、ハロゲン原子、トリル基等のアリ
ール基から独立に選ばれる。
【0037】本発明の正孔輸送性縮合物の原料として用
いるカルボニル化合物は化学式9〜15で例示する。
【0038】
【化9】
【0039】(ここで、Rは水素原子、またはメチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブ
チル基等のアルキル基、塩素原子等のハロゲン、ジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基から選ばれる。nは1ま
たは2の整数)
【0040】
【化10】
【0041】
【化11】
【0042】
【化12】
【0043】上記化学式(9)〜(12)で示されるカ
ルボニル化合物において、Rは水素原子、またはメチル
基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブ
チル基等のアルキル基、塩素原子等のハロゲン、ジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基から選ばれる。
【0044】
【化13】
【0045】
【化14】
【0046】および、化学式(15)で表される化合物
【0047】
【化15】
【0048】(ここで、R1 、R2 は水素原子、または
メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基等
のアルキル基、その他、「機能性高分子シリーズ、感光
性高分子(講談社1977年刊)」の155 〜156 ページ表
6.1の感光基を含む基から独立に選ばれる)
【0049】以上に例示した第3級アミン化合物とカル
ボニル化合物との付加縮合は、1 、4−ジオキサン等の
有機溶媒中で、パラ- トルエンスルホン酸等の酸を触媒
として用い、50℃〜150℃程度の温度で10分〜2
4時間程度反応させ行う。この際、第3級アミン化合物
のカルボニル化合物と反応する確率が高いフェニル基上
のパラ位の水素が2カ所以上未置換である化合物を用い
る。得られる正孔輸送性縮合物の具体例を以下に示す。
【0050】
【化16】
【0051】
【化17】
【0052】
【化18】
【0053】
【化19】
【0054】上記化学式(16)〜(1 9)で示される
本発明の付加縮合物において、nは重合度を表す正の整
数を示し、R1 は水素原子または置換基を表し、置換基
はメチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基
等のアルキル基、メトキシ基等のアルコキシ基、トリル
基等のアリール基、−N2 + Cl- 等のジアゾニウム塩
基、−N3 、−SO2 3 、−CON3 から選ばれる。
【0055】得られた付加縮合物の分子量は、スチレン
ゲルを固定層相、クロロホルムを移動相としてGPC法
で求めた数平均分子量(昭和電工製標準ポリスチレン換
算)が約3,000〜1,000,000程度の成分か
らなり、再沈殿、透析、遠心分離法等で低分子量成分を
除き、10,000〜1, 000,000の成分を分画
することがより好ましい。また、分子鎖の末端は、メチ
ロール基等カルボニル化合物に由来するOH基を有して
いても良い。
【0056】可溶性で、かつ分子量分布を高分子量側に
するためには、長時間反応した場合にゲル化しないよう
トリアリールアミン骨格上のフェニル基上のパラ位の水
素を2カ所残して、他のフェニル基上のパラ位の水素を
メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基等
のアルキル基、メトキシ基等のアルコキシ基、トリル基
等のアリール基等で置換した2官能第3級アミン化合物
を用い、厳密に当量のカルボニル化合物と反応させれば
良い。
【0057】トリアリールアミン骨格上のフェニル基上
のパラ位の水素が3カ所以上ある場合には、3次元的な
架橋構造の成分も若干含まれ、長時間の反応でゲル化す
る場合もある。
【0058】これらの本発明の正孔輸送性縮合化合物
は、トリアリールアミン化合物を主鎖骨格に有し正孔輸
送性能が高く、かつ、重合体であるためガラス転移温度
が低分子化合物よりも高く、EL素子の耐熱性を高くで
きる。具体的には、化学式(16)〜(19)におい
て、Rが水素原子の場合、Tgはそれぞれ148℃,1
41℃、190℃,157℃(DSC法にて、10℃/
分で昇温して測定)であった。
【0059】薄膜の成膜もトルエンやクロロホルム等の
有機溶媒に溶かしてスピンコート法、ブレードコート法
等の湿式法で容易に行うことができる。
【0060】また、本発明の正孔輸送性縮合物の層中
に、陽極と発光層間の仕事関数の値の段差を小さくし正
孔注入効率の向上、層間の密着性向上、劣化防止、色調
の調整などの目的で、他の公知の芳香族第3級アミン系
材料やCuPcや塩素化銅フタロシアニン、テトラ(t
−ブチル)銅フタロシアニン等の金属フタロシアニン類
および無金属フタロシアニン類、キナクリドン等の公知
の低分子正孔注入輸送材料やポリ(パラ−フェニレンビ
ニレン)、ポリアニリン等の高分子正孔輸送材料を(化
1)で表す化合物と混合して正孔注入輸送層として用い
るか、または、図3で示すように、第2正孔注入輸送層
(12)成膜時の溶媒に不溶な正孔輸送性材料を第1正
孔注入輸送層(11)とし、第2正孔注入輸送層(1
2)として本発明による正孔輸送性縮合物を用いて多層
の正孔注入輸送層を形成することもできる。さらに3層
以上の多層の正孔輸送層とすることも可能である。本発
明の正孔輸送性縮合物の層は、耐熱性を上げるため、ま
た、有機溶剤に不溶化するため分子鎖を架橋させること
ができる。
【0061】具体的には第3級アミン化合物中の置換基
に、アジド基、スルホニルアジド基、カルボニルアジド
基等の感光性基を導入するか、または、カルボニル化合
物中にシンナミル基、スチルベン基、ビニル基等の感光
性基を導入し光架橋するか、または、第3級アミン化合
物中およびカルボニル化合物中の置換基としてエチル
基、イソプロピル基等水素ラジカルが引き抜かれやすい
基を導入し、ベンゾフェノン等の増感材を添加して光架
橋する。
【0062】光架橋は真空中、またはアルゴン等の不活
性ガス中で、Tg以上に加熱しながら紫外線を照射して
行われる。
【0063】架橋を十分に行うため、成膜、光架橋後、
塩酸、ギ酸等の酸のガス雰囲気下ホルムアルデヒドガス
で架橋させることも可能である。
【0064】本発明の正孔輸送性縮合物は、原料として
用いる第3級アミンに化学式(5)〜(8)のような可
視光領域に蛍光スペクトルのピークを持つ正孔輸送性発
光材料を単独または混合して、または化学式(1)〜
(4)で示すような正孔輸送材料と混合して用いること
により、有機正孔輸送発光層(6)として機能し、青、
緑、赤、白色等任意の発光色を得られる。
【0065】本発明の正孔輸送性縮合物のパターンを形
成する場合には、成膜、マスク露光後、トルエン等の有
機溶媒で現像することにより所望のネガパターンを形成
することができる。
【0066】その他、第3級アミン化合物中の置換基に
ジアゾニウム塩を導入し、成膜、マスク露光後、アルカ
リ水溶液で現像してネガパターンを得ることができる。
青、緑、赤の蛍光を有する本発明の正孔輸送性縮合物の
パターンニングを3回繰り返し基板上に2次元に青、
緑、赤のパターンを配列することにより、図5に示した
ようなカラーディスプレイに対応したパターン形成した
正孔輸送発光層(13)を得ることができる。
【0067】有機正孔注入輸送層(3)および有機正孔
輸送発光層(6)の膜厚は、単層または積層により形成
する場合においても100nm以下であり、好ましくは
5〜70nmである。
【0068】次に、図1、図3のように有機正孔注入輸
送層(3)、または第2正孔注入輸送層(12)上に有
機発光層(4)を形成する場合について説明する。
【0069】有機発光層(4)は、可視領域に強い蛍光
を有する任意の蛍光体を1種以上含む層であり、固体状
態で強い蛍光があり平滑な膜を形成でき成膜性が良い場
合には蛍光体のみで有機発光層(4)を形成可能である
が、固体状態で蛍光が消光したり、平滑な膜を形成でき
ない場合には正孔注入輸送材料中や電子注入輸送材料中
または適当な樹脂バインダー中に適当な濃度に分散させ
て用いることができる。
【0070】本発明のEL素子に用いることができる蛍
光体の例としては、9、10−ジアリールアントラセン
誘導体、サリチル酸塩、ピレン、コロネン、ペリレン、
ルブレン、テトラフェニルブタジエン、9,10−ビス
(フェニルエチニル)アントラセン、8−キノリノラー
トリチウム、Alq、トリス(5,7−ジクロロ−8−
キノリノラート)アルミニウム錯体、トリス(5−クロ
ロ−8−キノリノラート)アルミニウム錯体、ビス(8
−キノリノラート)亜鉛錯体、トリス(5−フルオロ−
8−キノリノラート)アルミニウム錯体、トリス(4ー
メチルー5−トリフルオロメチル−8−キノリノラー
ト)アルミニウム錯体、トリス(4ーメチルー5−シア
ノ−8−キノリノラート)アルミニウム錯体、ビス(2
ーメチルー5−トリフルオロメチル−8−キノリノラー
ト)[4ー(4ーシアノフェニル)フェノラート]アル
ミニウム錯体、ビス(2ーメチルー5−シアノ−8−キ
ノリノラート)[4ー(4ーシアノフェニル)フェノラ
ート]アルミニウム錯体、トリス(8−キノリノラー
ト)スカンジウム錯体、ビス〔8−(パラートシル)ア
ミノキノリン〕亜鉛錯体およびカドミウム錯体、1,
2,3,4−テトラフェニルシクロペンタジエン、ペン
タフェニルシクロペンタジエン、ポリ−2,5−ジヘプ
チルオキシ−パラ−フェニレンビニレン、あるいは出光
興産出願の特開平4−31488号、イーストマン・コ
ダック社の米国特許第5,141,671 号明細書、同4,769,29
2 号明細書中で言及されている蛍光物質やN、N’ジア
リール置換ピロロピロール化合物等があげられる。
【0071】これらの有機発光層材料の成膜方法は真空
蒸着法、またはスピンコート、ブレードコート等の方法
でコーティングすることにより行なうことができる。
【0072】有機発光層(4)の膜厚は、単層または積
層により形成する場合においても100nm以下であ
り、好ましくは5〜70nmである。
【0073】また、有機発光層(4)中の蛍光体は、発
光波長変換、発光波長拡大、発光効率向上等のために、
米国ラムダフィズィック社またはイーストマンコダック
社のレーザーダイカタログ等に記載されているクマリン
系やキナクリドン系、ペリレン系、ピラン系等の蛍光体
を、1種類以上ゲスト発光体としてホスト発光母体中に
ドーピングするか、多種類の蛍光体の発光層を2層以上
積層してもよく、そのうちの一方は赤外域または紫外域
に蛍光を示すものであってもよい。更に、発光層の蛍光
体が無機物質であっても良い。
【0074】次に、図2、図4、図5のように有機発光
層(4)、または有機正孔輸送発光層(6)上に有機電
子注入輸送層(7)を積層する場合、有機電子注入輸送
材料の好ましい条件は、電子移動度が大きく、LUMO
の状態密度が大きく、LUMOのエネルギーレベルが有
機発光層材料のLUMOのエネルギーレベルと同程度か
ら陰極材料のフェルミレベル(仕事関数)の間にあり、
イオン化エネルギーが有機発光層材料より大きく、成膜
性が良いことである。さらに陽極(2)が不透明で、透
明もしくは半透明の陰極(5)から光を取り出す構成の
素子においては少なくとも有機発光層材料の蛍光波長領
域において実質的に透明である必要がある。
【0075】有機電子注入輸送層の例としては、BPB
D、2,5−ビス(1−ナフチル)−1、3、4−オキ
サジアゾール、および浜田らの合成したオキサジアゾー
ル誘導体(日本化学会誌、1540頁、1991年)や
ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリノラート)
ベリリウム錯体、特開平7−90260号で述べられて
いるトリアゾール化合物やサイエンス第267 巻1969頁
(1995年)記載の、Marko Strukelj等による、Poly(p-p
henylenevinylene) 発光層の上に設けられた 1、2-Bis
(3-hydroxy)phenyl-4-(3-trifluoromethylphenyl)-tria
zole とDecafluorobiphenylの脱ふっ化水素縮合ポリマ
ー等の化合物、その他、炭化シリコン、アモルファスシ
リコン膜等の無機半導体や光導電性膜があげられる。ま
た、ホスト発光母体中にゲスト発光体をドーピングして
発光層を形成した場合には、ホスト発光母体を有機電子
注入輸送層として用いることも可能である。
【0076】有機電子注入輸送層(7)の成膜方法は、
スピンコート法等の方法で塗布、または真空蒸着法、C
VD法、累積膜法等の方法により行なわれ、1nm〜1
μmの厚さに単層、または多層で成膜される。
【0077】次に陰極(5)を有機発光層(4)または
有機電子注入輸送層(7)上に形成する。陰極は、電子
注入を効果的に行なうために有機発光層(4)または有
機電子注入輸送層(7)と接する面に低仕事関数の物質
を用いるとより効果的である。陰極を構成する材料はM
g,Al, Yb等の金属単体、または低仕事関数と安定
性を両立させるため、低仕事関数なLi,Mg,Ca,
Sr,La,Ce,Er,Eu,Sc,Y,Yb等の金
属1種以上と、安定なAg,Al,In,Sn,Zn,
Mn、Ti、Zr等の金属元素との合金系または積層系
等が用いられる。
【0078】陰極の形成方法は、材料に応じて、抵抗加
熱蒸着法、電子ビーム蒸着法、反応性蒸着法、イオンプ
レーティング法を用いたり、合金ターゲットを用いてス
パッタリング法により陰極を成膜するこができる。陰極
の厚さは、10nm〜1μm程度の膜厚で形成される。
【0079】次に素子の有機物からなる層や電極の酸化
を防ぐために素子上に封止層(8)を形成する。封止層
(8)は、陰極(5)の形成後直ちに形成する。封止層
材料の例としては、SiO2 ,SiO,GeO、Mg
O、CaO、Al2 3 、B23 、TiO2 、Zn
O、SnO等の酸化物(1酸化物は多少化学量論比から
ずれていることもある)、MgF2 ,LiF,Ba
2 ,AlF3 等の沸化物、ZnS等の硫化物等の酸素
ガスおよび水蒸気バリアー性の高い無機化合物があげら
れるが、上記例に限定されるものではない。これらを単
体または複合化、または多層化して蒸着法、反応性蒸着
法、CVD法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法等により成膜する。
【0080】さらに、湿気の浸入を防ぐために、ハーメ
チックシールによりEL素子の基板を真空中で密封する
か、市販の低吸湿性の光硬化性接着剤、エポキシ系接着
剤、シリコーン系接着剤、架橋エチレンー酢酸ビニル共
重合体接着剤シート等の接着性樹脂や低融点ガラス等の
接着材料(9)を用いて、ガラス板等の封止板(10)
の周囲または全面を接着し密封する。ガラス板以外に
も、金属板、プラスチック板等を用いることもできる。
接着材料(9)中にシリカゲルやゼオライト等の乾燥剤
を混合しておいても良いし、封止層(8)上や封止板
(10)の内面にシリカゲルやゼオライト、カルシア等
の乾燥剤やアルカリ金属やアルカリ土類金属、希土類な
どからなるゲッター材の層を形成しておいても良い。
【0081】以上のように構成した有機薄膜EL素子
は、有機正孔注入輸送層(3)側を正として電源(1
4)にリード線(15)で接続し直流電圧を印加するこ
とにより発光するが、交流電圧を印加した場合にも陽極
(2)が正に電圧印加されている間は発光する。
【0082】
【実施例】
〈実施例1〉窒素雰囲気中で、トリフェニルアミン1
0.0gとシンナモイルアルデヒド5.42gに、1,
4−ジオキサン10mlを加え、これにパラトルエンス
ルホン酸0.75gを加えてオイルバスの温度120℃
で15時間攪拌反応させた。これをメタノールに投入し
沈殿させた。このポリマーをクロロホルム/メタノール
=2/1、クロロホルム/アセトン=3/1で再沈殿精
製し低分子量体を取り除いたき、化学式(18)、R1
=Hで示す薄黄緑色粉末状の正孔輸送性縮合物13.4
gを得た。
【0083】この正孔輸送性縮合物について、ポンプと
して日本分光工業社製の880−PUを用い、検出器と
して日本分光工業社製の示差屈折計830−RIを用
い、スチレンゲルを固定相、クロロホルムを移動相とし
てGPC測定を行なったところ、数平均分子量が1,1
万、重量平均分子量51万(昭和電工社製 標準ポリス
チレン換算)であった。
【0084】次に、この正孔輸送性縮合物について、セ
イコー電子工業社製のDSC220を用い、窒素雰囲気
下、昇温速度10℃/minでガラス転移点(Tg)を
定したところ、185℃〜187℃であった。また、理
研計器(株)製表面分析装置AC−1で測定したイオン
化エネルギーは5.8eVであった。
【0085】〈実施例2〉透明絶縁性の基板(1)とし
て、厚さ1.1mmの青板ガラス板を用い、この上に12
0nmのITOをスパッタリング法で被覆して陽極
(2)とした。この透明導電性基板を使用前に水洗、プ
ラズマ洗浄により十分に洗浄した。
【0086】正孔注入輸送層は、まず、第1正孔注入輸
送層(11)としてアルドリッチ製の銅フタロシアニン
を10nm真空蒸着し、第2正孔注入輸送層(12)と
して本発明の正孔輸送性縮合物[化学式(18)、R1
=H]のトルエン溶液をスピンコートし40nmの厚さ
で形成した。
【0087】次に、有機発光層(4)としてAlqを5
0nm蒸着し、その上面に陰極(5)としてMgとAg
を蒸着速度比10:1で220nm蒸着した。最後に、
封止層(8)としてGeOを1μmイオンプレーティン
グ後、ガラス板(10)を光硬化性樹脂(9)で接着し
密封した。
【0088】この素子は4V以上の直流電圧により緑色
に安定発光し、15Vにおける輝度は7766cd/m
2 、電流密度は471mA/cm2 であった。100℃
に加熱後も同様に発光した。
【0089】〈実施例3〉実施例2の正孔輸送性縮合物
をスピンコート後、基板を真空中250℃に加熱したホ
ットプレート上で約30cmの距離から150W重水素
ランプ[浜松ホトニクス(株)製L1835]で紫外線
を1時間20分照射し架橋した。膜はトルエン不溶にな
っていた。その後、実施例2と同様にEL素子を作製し
た。
【0090】この素子は4V以上の直流電圧により緑色
に安定発光し、14Vにおける輝度は8543cd/m
2 、電流密度は678mA/cm2 であった。
【0091】〈実施例4〉実施例2と同様に銅フタロシ
アニンを蒸着後、実施例1の正孔輸送性縮合物を90n
mスピンコート後、250℃加熱下紫外線のマスク露
光、トルエン現像によりライン/スペース(1mm/ 1
mm)のストライプ状にパターンを形成した。さらに緑
色蛍光体[化学式(6)R1 =メトキシ]を30%含む
トリフェニルアミンを原料とし実施例1と同様に反応さ
せて得られる正孔輸送性縮合物を90nmの厚さにスピ
ンコートし、250℃加熱下紫外線のマスク露光、トル
エン現像により実施例1の正孔輸送性縮合物から成るパ
ターンのスペース部にストライプ状にパターンを形成し
た。
【0092】その上面に陰極(5)としてMgとAgを
蒸着速度比10:1で220nm蒸着した。最後に、封
止層(8)としてGeOを1μmイオンプレーティング
後、ガラス板(10)を光硬化性樹脂(9)で接着し密
封した。
【0093】この素子は、150℃に加熱しても安定に
ストライプ状の緑色発光をした。
【0094】
【発明の効果】以上示したように、本発明によると、芳
香族第三級アミンとアルデヒドとの付加縮合により生成
されるTgの高い正孔輸送性縮合物を用いることによ
り、耐熱性の高いEL素子を得ることができる。さら
に、架橋基を有する正孔輸送性縮合物を用い、架橋させ
るとより高い耐熱性のEL素子を得ることができる。ま
た、正孔輸送発光層として用いた場合にはマスク露光に
より正孔輸送発光層のパターンの形成ができる。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL素子の一実施例を示す説明図であ
る。
【図2】本発明のEL素子の一実施例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明のEL素子の一実施例を示す説明図であ
る。
【図4】本発明のEL素子の一実施例を示す説明図であ
る。
【図5】本発明のEL素子の一実施例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
(1)…基板 (2)…陽極 (3)…有機正孔注入輸送層 (4)…有機発光層 (5)…陰極 (6)…有機正孔輸送発光層 (7)…有機電子注入輸送層 (8)…封止層 (9)…接着性材料層 (10)…ガラス板 (11)…第1正孔注入輸送層 (12)…第2正孔注入輸送層 (13)…パターン形成した正孔輸送発光層 (14)…電源 (15)…リード線 (16)…陰極取り出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 孫 準模 東京都小金井市中町2丁目24番16号 国際 交流会館 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つ以上のトリアリールアミン構造を含有
    し、かつ少なくともその2カ所のアリール基上のパラ位
    が水素である第3級アミン化合物とカルボニル化合物と
    の付加縮合により得られる正孔輸送性縮合物を含有する
    層を設けたことを特徴とするEL素子。
  2. 【請求項2】カルボニル化合物が、一つ以上の炭素−炭
    素2重結合を含む架橋基を有することを特徴とする請求
    項1に記載のEL素子。
  3. 【請求項3】正孔輸送性縮合物を含有する層が、架橋さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のEL素子。
  4. 【請求項4】正孔輸送性縮合物を含有する層が、露光、
    現像によりパターン形成されていることを特徴とする請
    求項3に記載のEL素子。
  5. 【請求項5】正孔輸送性縮合物を含有する層が、可視領
    域で蛍光を有する有機発光材料を含むことを特徴とする
    請求項3に記載のEL素子。
  6. 【請求項6】1つ以上のトリアリールアミン構造を含有
    し、かつ少なくともその2カ所のアリール基上のパラ位
    が水素である第3級アミン化合物とカルボニル化合物と
    の付加縮合により得られたものであること特徴とする正
    孔輸送性縮合物。
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