JPH1186719A - 電界放射型素子の製造方法 - Google Patents

電界放射型素子の製造方法

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JPH1186719A
JPH1186719A JP24136497A JP24136497A JPH1186719A JP H1186719 A JPH1186719 A JP H1186719A JP 24136497 A JP24136497 A JP 24136497A JP 24136497 A JP24136497 A JP 24136497A JP H1186719 A JPH1186719 A JP H1186719A
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film
emitter
electrode
gate
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JP24136497A
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Inventor
Atsuo Hattori
敦夫 服部
Kenichi Miyazawa
憲一 宮澤
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/022Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
    • H01J9/025Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of field emission cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2209/00Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
    • H01J2209/02Manufacture of cathodes
    • H01J2209/022Cold cathodes
    • H01J2209/0223Field emission cathodes
    • H01J2209/0226Sharpening or resharpening of emitting point or edge

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間かつ簡単に電子放出部の先端部を先鋭
化することができる電界放射型素子の製造方法を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 電界を印加することにより電子を放出す
ることができる導電性材料で形成された複数の電子放出
部(4)を配列したアレイ素子を用意する工程と、複数
の電子放出部に同時に粒子ビーム(5)を照射すること
により、複数の電子放出部の先端部(15)をミリング
し先鋭化する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放射型素子の
製造方法に関し、特に先端の曲率半径および頂角を小さ
くするための電界放射型素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電界放射型素子は、電界集中を利用し
て、先鋭なエミッタ(電界放出陰極)の先端から電子を
放出させる素子である。例えば、フラットパネルディス
プレイは、多数のエミッタを配列した電界放射エミッタ
アレイ(FEA)を用いて構成できる。それぞれのエミ
ッタは、ディスプレイの各画素の輝度等を制御する。
【0003】従来技術による電界放射型素子の製造方法
を説明する。まず、エミッタ材料でエミッタの概略的な
形状を形成する。その後、エミッタの先端部に集束イオ
ンビーム(FIB:focuced ion beam)を照射して、エ
ミッタの先端部を先鋭化する技術が提案されている。そ
の技術は、M.Takai et al, "Tip Surface Modification
of Si Field Emitter Arrays", Proceedings of The 2
nd International Display Workshops(時期:1995
年10月19日、場所:静岡県浜松市)により発表され
ている。
【0004】この技術は、FIBを用いることによりエ
ミッタの先鋭化を実現している。FIBは、Ga等の原
子量が大きな物質のイオンを電子レンズ等を使用して極
めて小さな径のビームに集束させてから、そのビームを
エミッタに照射する。
【0005】その径は、20〜240nmであり、1つ
のエミッタの先端部の径よりも小さい。1つ1つのエミ
ッタにビームを所定時間だけ照射した状態を保持するに
は、高精度のアライメントが必要である。FIBを用い
た方法は、エミッタの数が多くなると、処理時間が長く
なる。
【0006】また、FIBは、実効的なビームを得るた
めにビームをレンズ系に通さなければならない。さら
に、ビーム径が小さいので、エミッタの先端部との位置
決めをするためにアライメント系も必要である。レンズ
系及びアライメント系が必要であるので、装置が複雑か
つ高価である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、エ
ミッタ毎にアライメントを行ってビームを照射するの
で、全てのエミッタの先端部を先鋭化するには長時間を
要する。また、FIBを行うには、レンズ系及びアライ
メント系を必要とするので、装置が複雑かつ高価にな
る。
【0008】本発明の目的は、短時間かつ簡単にエミッ
タ(電子放出部)の先端部を先鋭化することができる電
界放射型素子の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、(a)電界を印加することにより電子を放出するこ
とができる導電性材料で形成された複数の電子放出部を
配列したアレイ素子を用意する工程と、(b)前記複数
の電子放出部に同時に粒子ビームを照射することによ
り、該複数の電子放出部の先端部をミリングし先鋭化す
る工程とを含む電界放射型素子の製造方法が提供され
る。
【0010】電子放出部に粒子ビームを照射すると、電
子放出部の先端部はミリングにより先鋭化される。粒子
ビームを複数の電子放出部に同時に照射すると、複数の
電子放出部の先端部を同時に先鋭化させることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本発明の第1の実施
例による電界放射型素子の製造方法を示す図である。
【0012】図1に示すように、層間絶縁膜2、ゲート
層3、及びエミッタ4が設けられた基板1を用意する。
この基板は、例えば以下の工程により形成することがで
きる。
【0013】(1)例えばSiからなる基板1の全面
に、例えばSiO2 からなる層間絶縁膜2を気相成長法
(CVD)により堆積する。
【0014】(2)層間絶縁膜2の上に、例えばP又は
Bをドープした多結晶Siからなるゲート層3をCVD
により堆積する。ゲート層3は、多結晶Siの他、非晶
質Si、WSix 、MoSix 、TaSix 、Al、C
u、Wでもよい。成膜法としては、CVDの他、スパッ
タリング等を用いることができる。ゲート層の上にさら
に犠牲膜を積んでもよい。
【0015】(3)ゲート層3及び層間絶縁膜2をフォ
トリソグラフィ及び異方エッチングにより局所的に除去
し、後にエミッタ4を形成すべき位置に複数の孔(ゲー
トホール)を形成する。その孔の底では、基板1が露出
している。
【0016】(4)基板の全面に、例えばSiO2 から
なる犠牲膜をCVDにより薄く等方的に堆積する。続い
て、異方性エッチングで平坦面上の犠牲膜をエッチング
で除去する。層間絶縁膜2及びゲート膜3の側面には、
犠牲膜がサイドウォールとして形成される。この犠牲膜
は、図1におけるエミッタ4と、層間絶縁膜2及びゲー
ト膜3との間の隙間の部分に相当する。
【0017】(5)上記の工程(3)で形成した孔(ゲ
ートホール)に、例えばTiNからなるエミッタ4を反
応性スパッタ法により堆積する。エミッタ4は、当該孔
を埋める。エミッタ4は、TiNの他、Mo、Cr、T
i、Wでもよい。スパッタ法の他、CVDを用いてもよ
い。
【0018】(6)エミッタ4をエッチバックして、所
定形状のエミッタ4を得る。 (7)層間絶縁膜2及びゲート膜3の側面にある犠牲膜
をエッチングにより除去する。
【0019】以上の工程により、基板1上に複数のエミ
ッタ4が形成される。1つのゲートホールには、1つの
エミッタ4が形成される。エミッタ4の先端部(エミッ
タ4の上部)は、円筒形状になっており、その頂11は
平坦になっている。なお、エミッタ4は、円筒形状に限
定されず、例えば四角柱でもよい。
【0020】次に、図2に示すように、例えばArイオ
ン5を基板全面に照射する。Arイオン5は、基板の表
面をミリングする。イオンミリングは、イオン化した原
子を対象物に衝突させることにより、運動エネルギーを
対象物に与えて、対象物を物理的に弾き飛ばすことによ
って除去する処理(物理スパッタ)であり、特に、イオ
ン化した原子を実質的に集束させることなく、複数のエ
ミッタ4がイオン化した原子に同時にさらされるような
処理である。
【0021】イオンミリング(イオンビーム)の条件
は、例えば、Arイオンガスを用いて、加速エネルギを
700eVとし、電流を800mAとする。エミッタ4
がAu,Ag,Pt,Pd,Cu等の貴金属の場合、イ
オンビームの入射角は基板法線方向に対して30〜60
度が好ましく、その場合は基板を回転させながらイオン
ビームを照射する必要がある。エミッタ4が貴金属以外
の材料、例えばSi,WSi,Al,TiN等の場合、
イオンビームの入射角は基板法線方向に対してほぼ0度
が好ましい。
【0022】エミッタ4の頂の平坦部11は、Arイオ
ン5による物理スパッタにより除去され、それと同時
に、エミッタ4の先端部の角部も物理スパッタにより除
去され角部だった箇所に斜面12が形成される。
【0023】一方、ゲート膜3においても平坦部13が
Arイオン5による物理スパッタにより除去され、それ
と同時に、角部もArイオンの物理スパッタにより除去
され、エミッタ4の角部と同様に斜面14が形成され
る。
【0024】このような斜面12,14の形成は、複数
のエミッタ4及びゲート膜2の角部において同時に進行
して行く。イオンミリング(イオンビーム)の条件は、
基板面内で均一に上記斜面が形成されるように選ぶこと
が好ましい。
【0025】図3に示すように、さらに基板をArイオ
ン5でイオンミリングすると、エミッタ4及びゲート膜
3の平坦部11,13はさらに物理スパッタにより除去
されて垂直方向に沿った厚みが減少する。また、エミッ
タ4及びゲート膜3の角部も角度θの方向にさらに除去
されて、角部に形成される斜面12,14の面積が拡大
する。次に、角度θについて説明する。
【0026】Arイオン5を基板に対して垂直方向に照
射したときの基板法線方向となす角をθとする。ここ
で、エミッタ電極27がSi、WSi、Al、TiN等
貴金属以外の材料の場合を例に説明する。
【0027】イオンビームの入射角度θが0°から順次
大きくなるに従って、ミリングレートは速くなる。例え
ば、θが40°〜60°の傾斜のとき、平坦面は最大の
ミリングレートとなる。角部を有するエミッタ4又はゲ
ート膜3の表面をイオンビームの入射角度θ=0°にし
てイオンミリングしたとき、その角部ではミリングが最
大ミリングレートとなるような斜面傾斜角度θ=40°
〜60°で進行する。
【0028】図4に示すように、さらに基板をArイオ
ン5でイオンミリングすると、図中、エミッタ4の角部
の一方の斜面12aと他方の斜面12bとがさらに拡大
し、斜面12aと斜面12bとが交差する。エミッタ4
は円筒状なので、この時エミッタ4の先端は円錐形状と
なっている。その結果、エミッタの上部の交差部に鋭い
先端部分15が形成される。また、ゲート膜3の角部に
おいても、斜面14の面積の拡大が進む。
【0029】以上のように、基板全面にArイオン5を
照射することにより、複数のエミッタ4の先端部を同時
に先鋭化させることができる。これにより、短時間でエ
ミッタの先端部を先鋭化することができ、スループット
を向上させることができる。
【0030】また、基板全面にArイオンを照射するの
で、イオンビームを1つのエミッタのみに照射するため
のアライメント系、及びイオンビームを集束するための
レンズ系が不要になり、装置が簡単かつ安価になる。
【0031】なお、上記のミリングは、Arイオン粒子
の他、他のイオン粒子で行ってもよい。また、イオンビ
ームの他、イオン化していない粒子ビームを照射するこ
とによりミリングを行ってもよい。
【0032】また、ミリング前のエミッタ4の形状は、
円筒形状に限定されず、その頂も平坦である場合に限定
されない。エミッタ4の先端部が多少尖っていても、上
記のミリングを行うことにより、より先鋭化させること
ができる。
【0033】図5は、電界放射型素子を用いたフラット
パネルディスプレイの断面図である。
【0034】電界放射型素子は、上記の実施例により製
造されたものを用いる。絶縁体からなる支持基板61の
上に、Al又はCu等からなる配線層62と多結晶Si
等からなる抵抗層63が形成される。抵抗層63の上に
は、頂角及び曲率半径の小さい先端を持つエミッタ電極
64が多数配列され、電界放射エミッタアレイ(FE
A)を形成する。ゲート電極65は、各エミッタ電極6
4の先端付近に開口を有し、図示しないが開口ごとに独
立して電圧を印加することができる。複数のエミッタ電
極64も、それぞれ独立して電圧を印加することができ
る。
【0035】エミッタ電極64およびゲート電極65を
含む電子源に対向して、ガラスまたは石英等からなる透
明基板66を含む対向基板が配置される。対向基板は、
透明基板66の下にITO等からなる透明電極(アノー
ド電極)67が配置され、さらにその下に蛍光材68が
配置される。
【0036】電子源と対向基板とは、透明電極67とエ
ミッタ電極64の間の距離が0.1〜5mm程度に保た
れるように、接着剤を塗布したガラス基板からなるスペ
ーサ70を介して接合される。接着剤には、例えば低融
点ガラスが用いられる。
【0037】なお、スペーサ70としてガラス基板を用
いず、エポキシ樹脂等の接着剤中にガラスビーズ等を分
散させてスペーサ70を構成することもできる。
【0038】ゲッター材71は、例えばTi、Al、M
g等で形成され、放出ガスがエミッタ電極64の表面に
再付着するのを防止する。
【0039】対向基板には、予め排気管69が形成され
ている。排気管69を利用して、フラットパネルディス
プレイの内部を10-5〜10-9Torr程度まで真空排
気した後、バーナー等で排気管69を封止する。その
後、アノード電極(透明電極)67、エミッタ電極6
4、ゲート電極65の配線を行い、フラットパネルディ
スプレイを完成させる。
【0040】フラットパネルディスプレイは、多数の3
極管を有する。3極管は、アノード電極(透明基板)6
7とエミッタ電極64とゲート電極65を有する。ゲー
ト電極65は、多数のゲートホールを有する。各ゲート
ホールに対応して、各エミッタ電極64が形成される。
【0041】アノード電極67は、常に正電位に保持さ
れている。各3極管は、エミッタ配線とゲート配線とに
より2次元的に選択される。つまり、電圧が印加された
エミッタ配線とゲート配線との交点に配置される3極管
が選択される。
【0042】選択された3極管のエミッタ電極64およ
びゲート電極65には、それぞれ負電位および正電位が
与えられ、エミッタ電極64からアノード電極67に向
けて電子が放出される。エミッタ電極64から放出され
る電子は、蛍光材68に照射され発光する。
【0043】図6(A)〜(D)、図7(E)〜(H)
は、本発明の第2の実施例による電界放射型素子の製造
方法を示す図である。
【0044】図6(A)に示すように、基板20a上
に、第1の犠牲膜20b、ゲート電極35b、第2の犠
牲膜22を順次積層する。この製造方法を、以下詳細に
説明する。
【0045】基板20aは、例えばSiからなる。ま
ず、基板20a上に、第1の犠牲膜20bとしてSiN
をCVD法により、例えば0.2μm成膜する。成膜条
件は、例えば、原料ガスとしてNH3 +SiH4 +N2
を用い、基板温度を800℃とする。
【0046】SiNは、減圧CVD法により成膜しても
よい。その成膜条件は、原料ガスとしてNH3 +SiC
2 2 +N2 を用い、基板温度を770℃とする。そ
の他、プラズマCVD法、ECR−CVD法、スパッタ
法によりSiNを成膜してもよい。
【0047】次に、第1の犠牲膜20b上に、CVD法
によりゲート電極35bとして多結晶Siを例えば0.
2μm成膜する。成膜条件は、例えば、原料ガスとして
HeベースのSiH4 を用い、基板温度を625℃とす
る。その多結晶SiにPやB等の不純物を拡散又はイオ
ン注入して、ゲート電極35bの抵抗を下げる。
【0048】次に、ゲート電極35bの上に、第2の犠
牲膜22としてSiNを例えば0.2μm成膜する。S
iNの成膜条件は、上記と同じである。
【0049】次に、第2の犠牲膜22上に、所定パター
ンのレジスト膜(図示せず)を形成し、当該レジスト膜
をマスクとして、第2の犠牲膜22、ゲート電極35
b、第1の犠牲膜20bをエッチングする。エッチング
により、図6(B)に示すように、ほぼ垂直な側壁をも
つ凹部31が形成される。凹部31は、第1の犠牲膜2
0c、ゲート電極35c、第2の犠牲膜22aを側壁と
し、基板20aを底面とする。凹部31は、例えば、直
径が0.5μmであり、深さが0.6μmである。その
後、レジスト膜を除去する。
【0050】次に、図6(C)に示すように、基板上
に、CVD法により第3の犠牲膜24aとしてSiO2
を例えば0.10μm等方的に成膜する。第3の犠牲膜
24aは、第2の犠牲膜22a及び凹部31の表面に成
膜される。成膜条件は、例えば、原料ガスとしてTEO
SとO3 を用い、基板温度を400℃とする。
【0051】次に、図6(D)に示すように、基板上
に、減圧CVD法によりエミッタ電極27として多結晶
Siを0.15μm成膜する。多結晶Siの成膜条件
は、上記と同じである。エミッタ電極27は、基板上の
凹部を埋める。
【0052】エミッタ電極27として、多結晶Siの
他、非晶質Si、WSi、TiN、Al、Cu等をCV
D法で堆積してもよい。エミッタ電極27は、単層膜に
限定されず、多層膜でもよい。例えば、TiNをスパッ
タ法により堆積した後、WをCVD法により堆積するこ
とにより、多層膜のエミッタ電極27を形成してもよ
い。
【0053】次に、基板20aをエッチングにより除去
して、図7(E)に示すように、第1の犠牲膜20c及
び第3の犠牲膜24aの下面を露出させる。Si基板2
0aのエッチングには、HF+HNO3 +CH3 COO
Hを用いればよい。
【0054】次に、第3の犠牲膜24aの一部をエッチ
ングにより除去して、図7(F)に示すように、第3の
犠牲膜24bを残し、エミッタ電極27の凸部を露出さ
せる。SiO2 からなる第3の犠牲膜24aは、HF+
NH4 Fを用いてエッチングすることができる。
【0055】次に、基板の下方からイオンミリングを行
い、図7(G)に示すように、エミッタ電極27aの先
端を先鋭化させる。エミッタ電極27aの先端の角が削
られると共に、第1の犠牲膜20dの角も削られる。
【0056】イオンミリング(イオンビーム)の条件
は、例えば、Arイオンガスを用いて、加速エネルギを
700eVとし、電流を800mAとする。エミッタ電
極27がAu,Ag,Pt,Pd,Cu等の貴金属の場
合、イオンビームの入射角は基板法線方向に対して30
〜60度が好ましく、その場合は基板を回転させながら
イオンビームを照射する必要がある。エミッタ電極27
が貴金属以外の材料、例えばSi,WSi,Al,Ti
N等の場合、イオンビームの入射角は基板法線方向に対
してほぼ0度が好ましい。
【0057】次に、第1の犠牲膜20dをエッチングに
より除去し、図7(H)に示すように、ゲート電極35
cの下面を露出する。第1の犠牲膜20dと第2の犠牲
膜22aは共にSiNであるので、第1の犠牲膜20d
だけでなく、第2の犠牲膜22aの一部もエッチングに
より除去され、第2の犠牲膜22bが残る。SiNのエ
ッチングには、170℃に加熱したHPO3 を用いる。
【0058】以上により、エミッタ電極27aとゲート
電極35cを有する2電極素子が完成する。第1の実施
例(図4)では、エミッタ電極4を先鋭化させる際にゲ
ート電極3の角も削れてしまった。第2の実施例によれ
ば、ゲート電極35cがイオンミリングにより削られる
ことがないので、ゲート電極35cを所望の形状にし易
く、かつゲート径(ゲートホールの直径)を小さくする
ことができる。これにより、エミッタ電極27aから電
子を放出させる際に、ゲート電極35cに印加する電圧
を低くすることができる。
【0059】図8(A)〜(C)、図9(D)〜(G)
は、本発明の第3の実施例による電界放射型素子の製造
方法を示す図である。
【0060】図8(A)に示すように、図6(A)、
(B)と同じ方法により、基板20a上に、所定パター
ンの第1の犠牲膜20c、ゲート電極35c、第2の犠
牲膜22aを形成する。凹部31は、第1の犠牲膜20
c、ゲート電極35c、第2の犠牲膜22aを側壁と
し、基板20aを底面とする。
【0061】次に、図8(B)に示すように、図6
(C)と同じ方法により、基板上に第3の犠牲膜24a
を等方的に成膜する。第3の犠牲膜24aは、第2の犠
牲膜22a及び凹部31の表面に成膜される。
【0062】次に、第3の犠牲膜24aを全面エッチン
グ(エッチバック)して、図8(C)に示すように、凹
部31の側壁にのみ第3の犠牲膜24cをサイドスペー
サとして残す。このエッチバックは、異方性ドライエッ
チングにより行う。例えば、マグネトロンRIE装置を
用いて、エッチングガスとしてCHF3 +CO2 +Ar
+Heの混合ガスを用い、反応室内圧力を50mTor
rにしてエッチングを行う。
【0063】次に、図9(D)に示すように、基板上
に、減圧CVD法によりエミッタ電極27として多結晶
Siを0.15μm成膜する。多結晶Siの成膜条件
は、上記と同じである。サイドスペーサ24cで囲まれ
る凹部は、エミッタ電極27で埋められる。
【0064】エミッタ電極27として、多結晶Siの
他、非晶質Si、WSi、TiN、Al、Cu等をCV
D法で堆積してもよい。
【0065】次に、基板20a及びサイドスペーサ24
cをエッチングにより除去して、図9(E)に示すよう
に、エミッタ電極27の凸部及び第1の犠牲膜20cの
下面を露出させる。Si基板20aのエッチングには、
HF+HNO3 +CH3 COOHを用いればよい。Si
2 からなるサイドスペーサ24cのエッチングには、
HF+NH4 Fを用いればよい。
【0066】次に、基板の下方からイオンミリングを行
い、図9(F)に示すように、エミッタ電極27aの先
端を先鋭化させる。エミッタ電極27aの角が削られる
と共に、第1の犠牲膜20dの角も削られる。
【0067】イオンミリング(イオンビーム)の条件
は、例えば、Arイオンガスを用いて、加速エネルギを
700eVとし、電流を800mAとする。エミッタ電
極27がAu,Ag,Pt,Pd,Cu等の貴金属の場
合、イオンビームの入射角は基板法線方向に対して30
〜60度が好ましく、その場合は基板を回転させながら
イオンビームを照射する必要がある。エミッタ電極27
が貴金属以外の材料、例えばSi,WSi,Al,Ti
N等の場合、イオンビームの入射角は基板法線方向に対
してほぼ0度が好ましい。
【0068】次に、第1の犠牲膜20dをエッチングに
より除去し、図9(G)に示すように、ゲート電極35
cの下面を露出させる。SiNからなる第1の犠牲膜2
0dのエッチングには、170℃に加熱したHPO3
用いる。
【0069】以上により、エミッタ電極27aとゲート
電極35cを有する2電極素子が完成する。第1の実施
例(図4)及び第2の実施例(図7(H))では、エミ
ッタ電極の凸部がほぼ同じ半径を持つ円筒形状になる。
第3の実施例によれば、エミッタ電極27aの凸部を先
端に向かうほど細くすることができるので、エミッタ電
極27の充填が容易となり、しかもエミッタ電極27a
の先端を容易に尖らせることができる。
【0070】図10(A)〜(D)、図11(E)〜
(G)は、本発明の第4の実施例による電界放射型素子
の製造方法を示す図である。
【0071】図10(A)に示すように、基板20a上
に、ゲート電極35b、第1の犠牲膜22を順次積層す
る。基板20aは、例えばSiからなる。まず、基板2
0a上に、ゲート電極35bとして多結晶Siを例えば
0.2μm成膜する。成膜条件は、例えば、原料ガスと
してHeベースのSiH4 を用い、基板温度を625℃
とする。その多結晶SiにPやB等の不純物を拡散又は
イオン注入して、ゲート電極35bの抵抗を下げる。
【0072】次に、ゲート電極35bの上に、CVD法
により第1の犠牲膜22としてSiNを例えば0.25
μm成膜する。成膜条件は、例えば、原料ガスとしてN
3+SiH4 +N2 を用い、基板温度を800℃とす
る。
【0073】次に、第1の犠牲膜22上に、所定パター
ンのレジスト膜(図示せず)を形成し、当該レジスト膜
をマスクとして、第1の犠牲膜22及びゲート電極35
bをエッチングする。エッチングにより、図10(B)
に示すように、ほぼ垂直な側壁をもつ凹部31が形成さ
れる。凹部31は、ゲート電極35cと第2の犠牲膜2
2aを側壁とし、基板20aを底面とする。凹部31
は、例えば、直径が0.5μmであり、深さが0.45
μmである。その後、レジスト膜を除去する。
【0074】次に、図10(C)に示すように、基板上
に、CVD法により第2の犠牲膜24aとしてSiO2
を例えば0.10μm等方的に成膜する。第2の犠牲膜
24aは、第1の犠牲膜22a及び凹部31の表面に成
膜される。成膜条件は、例えば、原料ガスとしてTEO
SとO3 を用い、基板温度を400℃とする。
【0075】次に、第2の犠牲膜24aを全面エッチン
グ(エッチバック)して、凹部31の側壁にのみ第2の
犠牲膜を残し、さらにエッチング(オーバエッチング)
を行い、側壁の下部に第2の犠牲膜24cをサイドスペ
ーサとして残す。このエッチングにより、凹部の底の基
板20eには凹部が形成される。このエッチバックは、
異方性ドライエッチングにより行う。例えば、マグネト
ロンRIE装置を用いて、エッチングガスとしてCHF
3 +CO2 +Ar+Heの混合ガスを用い、反応室内圧
力を50mTorrにしてエッチングを行う。
【0076】次に、図11(E)に示すように、基板上
に、減圧CVD法によりエミッタ電極27として多結晶
Siを0.15μm成膜する。多結晶Siの成膜条件
は、上記と同じである。サイドスペーサ24c及び基板
20eで囲まれる凹部は、エミッタ電極27で埋められ
る。
【0077】エミッタ電極27として、多結晶Siの
他、非晶質Si、WSi、TiN、Al、Cu等をCV
D法で堆積してもよい。
【0078】次に、基板20e及びサイドスペーサ24
cをエッチングにより除去して、図11(F)に示すよ
うに、エミッタ電極27の凸部及びゲート電極35cの
下面を露出させる。Si基板20eのエッチングには、
HF+HNO3 +CH3 COOHを用いればよい。Si
2 からなるサイドスペーサ24cのエッチングには、
HF+NH4 Fを用いればよい。
【0079】次に、基板の下方からイオンミリングを行
い、図11(G)に示すように、エミッタ電極27aの
先端を先鋭化させる。エミッタ電極27aの角が削られ
ると共に、ゲート電極35dの角も削られる。
【0080】イオンミリング(イオンビーム)の条件
は、Arイオンガスを用いて、加速エネルギを700e
Vとし、電流を800mAとする。エミッタ電極27が
Au,Ag,Pt,Pd,Cu等の貴金属の場合、イオ
ンビームの入射角は基板法線方向に対して30〜60度
が好ましく、その場合は基板を回転させながらイオンビ
ームを照射する必要がある。エミッタ電極27が貴金属
以外の材料、例えばSi,WSi,Al,TiN等の場
合、イオンビームの入射角は基板法線方向に対してほぼ
0度が好ましい。
【0081】以上により、エミッタ電極27aとゲート
電極35dを有する2電極素子が完成する。第4の実施
例によれば、図10(D)のエッチング工程においてオ
ーバエッチングを行って基板20eに凹部を設けること
により、ゲート電極35dに対してエミッタ電極27a
の先端を電子放出方向(図の下方向)に出っ張らせるこ
とができる。これにより、エミッタ電極27aから電子
を放出させる際、ゲート電極35dに印加する電圧を低
くすることができる。
【0082】図12(A)〜(D)、図13(E)〜
(G)は、本発明の第5の実施例による電界放射型素子
の製造方法を示す図である。
【0083】図12(A)に示すように、基板20a上
に、第1のゲート電極36b、第2のゲート電極35
b、第1の犠牲膜22を順次積層する。基板20aは、
例えばSiからなる。まず、基板20a上に、スパッタ
法により第1のゲート電極36bとしてTiを0.1μ
m成膜する。スパッタは、例えば、DCスパッタ装置を
用い、ターゲットとしてTiを用い、Arガスを導入し
て行う。
【0084】第1のゲート電極36bは、Tiの他、T
iN又はTiONでもよい。TiN又はTiONは、動
作ガスとしてAr+N2 又はAr+N2 +O2 を用いた
反応性スパッタ法により成膜することができる。
【0085】次に、第1のゲート電極36bの上に、C
VD法により第2のゲート電極35bとして多結晶Si
を例えば0.15μm成膜する。成膜条件は、例えば、
原料ガスとしてHeベースのSiH4 を用い、基板温度
を625℃とする。その多結晶SiにPやB等の不純物
を拡散又はイオン注入して、第2のゲート電極35bの
抵抗を下げる。
【0086】次に、第2のゲート電極35bの上に、C
VD法により第1の犠牲膜22としてSiNを例えば
0.2μm成膜する。成膜条件は、例えば、原料ガスと
してNH3 +SiH4 +N2 を用い、基板温度を800
℃とする。
【0087】次に、第1の犠牲膜22上に、所定パター
ンのレジスト膜(図示せず)を形成し、当該レジスト膜
をマスクとして、第1の犠牲膜22、第2のゲート電極
35b及び第1のゲート電極36bをエッチングする。
エッチングにより、図12(B)に示すように、ほぼ垂
直な側壁をもつ凹部31が形成される。凹部31は、第
1のゲート電極36c、第2のゲート電極35c及び第
1の犠牲膜22aを側壁とし、基板20aを底面とす
る。凹部31は、例えば、直径が0.5μmであり、深
さが0.45μmである。その後、レジスト膜を除去す
る。
【0088】次に、図12(C)に示すように、基板上
に、CVD法により第2の犠牲膜24aとしてSiO2
を例えば0.10μm等方的に成膜する。第2の犠牲膜
24aは、第1の犠牲膜22a及び凹部31の表面に成
膜される。成膜条件は、例えば、原料ガスとしてTEO
SとO3 を用い、基板温度を400℃とする。
【0089】次に、第2の犠牲膜24aを全面エッチン
グ(エッチバック)して、図12(D)に示すように、
凹部31の側壁にのみ第2の犠牲膜24cをサイドスペ
ーサとして残す。このエッチバックは、異方性ドライエ
ッチングにより行う。例えば、マグネトロンRIE装置
を用いて、エッチングガスとしてCHF3 +CO2 +A
r+Heの混合ガスを用い、反応室内圧力を50mTo
rrにしてエッチングを行う。
【0090】次に、図13(E)に示すように、基板上
に、Au,Ag,Pt,Pd,Cu等の貴金属をエミッ
タ電極27として成膜する。貴金属は、独立分散性超微
粒子を塗布し、200〜300℃でベークすることによ
り成膜することができる。その他、メッキ法、スパッタ
法、蒸着法により、貴金属を成膜してもよい。サイドス
ペーサ24cで囲まれる凹部は、エミッタ電極27で埋
められる。
【0091】次に、基板20a及びサイドスペーサ24
cをエッチングにより除去して、図13(F)に示すよ
うに、エミッタ電極27の凸部及び第1のゲート電極3
6cの下面を露出させる。Si基板20aのエッチング
には、HF+HNO3 +CH 3 COOHを用いればよ
い。SiO2 からなるサイドスペーサ24cのエッチン
グには、HF+NH4 Fを用いればよい。
【0092】次に、基板の下方からイオンミリングを行
い、図11(G)に示すように、エミッタ電極27aの
先端を先鋭化させる。貴金属からなるエミッタ電極27
aの先端の角は削られ、Tiからなる第1のゲート電極
36cの角はほとんど削られない。
【0093】イオンミリング(イオンビーム)の条件
は、Arイオンガスを用いて、加速エネルギを700e
Vとし、電流を800mAとする。エミッタ電極27が
Au,Ag,Pt,Pd,Cu等の貴金属の場合、イオ
ンビームの入射角は基板法線方向に対して30〜60度
が好ましい。
【0094】この条件で一定時間イオンミリングを行う
と、例えば、Auは140nm、Agは140nm、P
tは78nm、Pdは110nm削られ、Tiは30n
m削られる。相対的に、貴金属は削られる量が多く、T
iは削られる量が少ない。
【0095】貴金属からなるエミッタ電極27aの角は
削られ易く、Tiからなる第1のゲート電極36cの角
は削られにくい。エミッタ電極27aの先端を先鋭化し
つつ、第1のゲート電極36cの形状をほぼ維持するこ
とができる。
【0096】上記のイオンミリングの際、O2 ガスを添
加したリアクティブイオンミリングを行うと、Tiから
なる第1のゲート電極36cは酸化されてTiO2 にな
る。TiO2 のミリングレートは、10nm/分であ
り、Tiの場合の1/3である。すなわち、第1のゲー
ト電極36cが削られる量をより少なくすることができ
る。
【0097】以上により、エミッタ電極27aと第1及
び第2のゲート電極36c,35cを有する2電極素子
が完成する。第5の実施例によれば、ミリングレートの
遅いTi等からなる第1のゲート電極を設けることによ
り、ゲート電極をほとんど削らずにエミッタ電極27a
の先端を先鋭化させることができる。ゲート電極の切削
を防止することにより、ゲート径(ゲートホールの直
径)の拡大を防止することができる。ゲート径が小さい
ほど、エミッタ電極から電子を放出させる際、ゲート電
極に印加する電圧を低くすることができる。
【0098】なお、図12(A)において第2のゲート
電極35bの成膜を省略することができる。その場合、
第1のゲート電極36bを少し厚め(例えば0.25μ
m)に成膜するのがよい。
【0099】上記の複数の実施例によれば、基板全面に
例えばArイオンを照射することにより、複数のエミッ
タの先端部を同時に先鋭化させることができるので、短
時間でエミッタの先端部を先鋭化することができ、スル
ープットを向上させることができる。
【0100】また、基板全面に例えばArイオンを照射
すれば、イオンビームを1つのエミッタのみに照射する
ためのアライメント系、及びイオンビームを集束するた
めのレンズ系が不要になり、装置が簡単かつ安価にな
る。
【0101】第1、4及び5の実施例のように、製造工
程の最後にエミッタをミリングする工程を行ってもよい
し、第2及び3の実施例のように、ミリング工程の後に
犠牲膜を除去する工程を行ってもよい。複数のエミッタ
を配列したアレイ素子を用意した後にミリング工程を行
えば、その後に他の工程を行っても行わなくてもよい。
【0102】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の電子放出部の先端部を同時に先鋭化させることが
できるので、工程時間の短縮化を図ることができる。ま
た、粒子ビームを複数の電子放出部に同時に照射するの
で、高精度のアライメント系、及びレンズ系が不要であ
り、簡単かつ安価な装置で電界放射型素子を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による電界放射型素子
の製造工程を示す図である。
【図2】 図1に続く電界放射型素子の製造工程を示す
図である。
【図3】 図2に続く電界放射型素子の製造工程を示す
図である。
【図4】 図3に続く電界放射型素子の製造工程を示す
図である。
【図5】 電界放射型素子を用いたフラットパネルディ
スプレイの断面図である。
【図6】 図6(A)〜(D)は本発明の第2の実施例
による電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図7】 図7(E)〜(H)は図6(D)に続く電界
放射型素子の製造工程を示す図である。
【図8】 図8(A)〜(C)は本発明の第3の実施例
による電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図9】 図9(D)〜(G)は図8(C)に続く電界
放射型素子の製造工程を示す図である。
【図10】 図10(A)〜(D)は本発明の第4の実
施例による電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図11】 図11(E)〜(G)は図10(D)に続
く電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図12】 図12(A)〜(D)は本発明の第5の実
施例による電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【図13】 図13(E)〜(G)は図12(D)に続
く電界放射型素子の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 基板、 2 層間絶縁膜、 3 ゲート膜、
4 エミッタ、5 Arイオン、 11,13 平
坦部、 12,14 斜面、 15先端部、 2
0a,20e 基板、 20b,20c 第1の犠牲
膜、22 第2の犠牲膜、 24 第3の犠牲膜、
27 エミッタ電極、31 凹部、 35、36
ゲート電極、 61 支持基板、 62 配線層、
63 抵抗層、 64 エミッタ電極、 65
ゲート電極、66 透明基板、 67 透明電極、
68 蛍光材、 69 排気管、 70 スペ
ーサ、 71 ゲッター材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)電界を印加することにより電子を
    放出することができる導電性材料で形成された複数の電
    子放出部を配列したアレイ素子を用意する工程と、 (b)前記複数の電子放出部に同時に粒子ビームを照射
    することにより、該複数の電子放出部の先端部をミリン
    グし先鋭化する工程とを含む電界放射型素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記工程(b)は、イオンビームを照射
    することにより電子放出部の先端部をイオンミリングす
    る工程である請求項1記載の電界放射型素子の製造方
    法。
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