JPH1186252A - ボンディング構造及びボンディング方法 - Google Patents
ボンディング構造及びボンディング方法Info
- Publication number
- JPH1186252A JPH1186252A JP23959397A JP23959397A JPH1186252A JP H1186252 A JPH1186252 A JP H1186252A JP 23959397 A JP23959397 A JP 23959397A JP 23959397 A JP23959397 A JP 23959397A JP H1186252 A JPH1186252 A JP H1186252A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal thin
- bonding
- bonding tool
- thin plate
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/05—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate
- H05K1/056—Insulated conductive substrates, e.g. insulated metal substrate the metal substrate being covered by an organic insulating layer
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/328—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by welding
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3494—Heating methods for reflowing of solder
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、ボンディングツールとの接触面です
べりが生じることなく、接続部へ超音波振動が伝播しや
すく安定した接続を行う。 【解決手段】例えば磁気ヘッド装置におけるサスペンシ
ョン1の金属性薄板2に磁気ヘッドを搭載したスライダ
5を電気的に接続する場合、金属性薄板2の上面に各磁
気ヘッド接続ランド6の配置位置に対応して金属性薄板
2の硬度よりも軟質な材料、例えば銅又はニッケルから
形成された4つの金属薄膜10を形成する。
べりが生じることなく、接続部へ超音波振動が伝播しや
すく安定した接続を行う。 【解決手段】例えば磁気ヘッド装置におけるサスペンシ
ョン1の金属性薄板2に磁気ヘッドを搭載したスライダ
5を電気的に接続する場合、金属性薄板2の上面に各磁
気ヘッド接続ランド6の配置位置に対応して金属性薄板
2の硬度よりも軟質な材料、例えば銅又はニッケルから
形成された4つの金属薄膜10を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置における磁気ヘッドを搭載する磁気ディスク用回
路基板を組み立てるためのボンディング構造及びボンデ
ィング方法に関する。
ク装置における磁気ヘッドを搭載する磁気ディスク用回
路基板を組み立てるためのボンディング構造及びボンデ
ィング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置に対しては、記
憶情報量の増大から、記録密度向上の要求が強まってい
る。このような要求に応えるためには、磁気ヘッドを搭
載したスライダと記録媒体との間隔を狭くする必要があ
るが、磁気ヘッドの低浮上化に限界があってスライダと
記録媒体との間隔を所望通りに狭くできず、今後は接触
走行技術を用いて記録密度を高めること等が検討されて
いる。
憶情報量の増大から、記録密度向上の要求が強まってい
る。このような要求に応えるためには、磁気ヘッドを搭
載したスライダと記録媒体との間隔を狭くする必要があ
るが、磁気ヘッドの低浮上化に限界があってスライダと
記録媒体との間隔を所望通りに狭くできず、今後は接触
走行技術を用いて記録密度を高めること等が検討されて
いる。
【0003】これまでの浮上型磁気ディスク装置におけ
る一般的な磁気ヘッドの組立て構造は、磁気ヘッドをス
ライダに搭載し、このスライダを薄板状のサスペンショ
ンに接着し、かつ磁気ヘッドの記録・再生端子をワイヤ
ーにより引き出す構造となっている。
る一般的な磁気ヘッドの組立て構造は、磁気ヘッドをス
ライダに搭載し、このスライダを薄板状のサスペンショ
ンに接着し、かつ磁気ヘッドの記録・再生端子をワイヤ
ーにより引き出す構造となっている。
【0004】しかしながら、このような構造では、記録
密度を高めるためにスライダと記録媒体との間隔を狭く
した場合、磁気ヘッドの走行中にワイヤーのテンション
により安定した浮上特性が得られないという問題があ
る。
密度を高めるためにスライダと記録媒体との間隔を狭く
した場合、磁気ヘッドの走行中にワイヤーのテンション
により安定した浮上特性が得られないという問題があ
る。
【0005】このような問題を解決する方法としては、
例えば磁気ヘッドの記録・再生端子の引き出しを、ワイ
ヤーを用いずにサスペション上に直接配線パターンを形
成し、この配線パターンを用いて引き出す構造が考えら
れている。
例えば磁気ヘッドの記録・再生端子の引き出しを、ワイ
ヤーを用いずにサスペション上に直接配線パターンを形
成し、この配線パターンを用いて引き出す構造が考えら
れている。
【0006】図11はかかる高記録密度の磁気ディスク
用回路基板装置の構成図である。サスペンション1は、
ステンレス等により形成された金属性薄板2の一方の面
上に絶縁層3が形成され、さらにこの絶縁層3上に所望
の配線パターン4が形成されている。
用回路基板装置の構成図である。サスペンション1は、
ステンレス等により形成された金属性薄板2の一方の面
上に絶縁層3が形成され、さらにこの絶縁層3上に所望
の配線パターン4が形成されている。
【0007】このうち絶縁層3は、金属性薄板2の面上
にポリイミド等の液状ワニスをキャスティング法等によ
り形成されるものであり、又配線パターン4は、絶縁層
3上にスパッタ法等により全面に銅等の金属膜を形成
し、この後にエッチングを行って所望のパターンに形成
される。
にポリイミド等の液状ワニスをキャスティング法等によ
り形成されるものであり、又配線パターン4は、絶縁層
3上にスパッタ法等により全面に銅等の金属膜を形成
し、この後にエッチングを行って所望のパターンに形成
される。
【0008】一方、スライダ5には磁気ヘッドが搭載さ
れており、このスライダ5と配線パターン4付のサスペ
ンション1とが電気的に接続される。すなわち、サスペ
ンション1の磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5の記
録・再生用パッド7とが金等のバンプ8を介して電気的
に接続される。
れており、このスライダ5と配線パターン4付のサスペ
ンション1とが電気的に接続される。すなわち、サスペ
ンション1の磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5の記
録・再生用パッド7とが金等のバンプ8を介して電気的
に接続される。
【0009】この後、サスペンション1は、記録媒体に
対する記録・再生を行うために図12に示すようにその
先端部が90°折り曲げられる等により、接触部9がサ
スペンション1の下部に配置されるような構造とする。
対する記録・再生を行うために図12に示すようにその
先端部が90°折り曲げられる等により、接触部9がサ
スペンション1の下部に配置されるような構造とする。
【0010】図13はかかる製造工程により作製された
磁気ヘッド装置の全体構成図であり、サスペンション1
の先端部に磁気ヘッドの搭載されたスライダ5が接続さ
れている。
磁気ヘッド装置の全体構成図であり、サスペンション1
の先端部に磁気ヘッドの搭載されたスライダ5が接続さ
れている。
【0011】このような構造にすれば、磁気ヘッドの記
録・再生端子からワイヤーを用いずに引き出すことが可
能となり、安定した浮上特性を得ることができ、かつ接
触走行型磁気ディスク装置に適用した場合でも磁気ヘッ
ドと記録媒体との間の安定した接触力が得られる。
録・再生端子からワイヤーを用いずに引き出すことが可
能となり、安定した浮上特性を得ることができ、かつ接
触走行型磁気ディスク装置に適用した場合でも磁気ヘッ
ドと記録媒体との間の安定した接触力が得られる。
【0012】しかしながら、上記装置では、磁気ヘッド
を搭載したスライダ5とサスペンション1とを電気的に
接続する際、各々の接続端子同士を直接接続するフリッ
プチップ実装を行う例を示したが、一般的なフリップチ
ップ実装法であるはんだバンプを用いた接続を行った場
合、接続温度が200℃を越えるために磁気ヘッドを破
壊する虞がある。
を搭載したスライダ5とサスペンション1とを電気的に
接続する際、各々の接続端子同士を直接接続するフリッ
プチップ実装を行う例を示したが、一般的なフリップチ
ップ実装法であるはんだバンプを用いた接続を行った場
合、接続温度が200℃を越えるために磁気ヘッドを破
壊する虞がある。
【0013】又、金等のバンプ8を形成して、例えば銀
ペーストや異方性導電膜等のような接続部材を介して接
続を行うことも可能であるが、いずれも樹脂の硬化等を
行う必要があり、工数が多く生産性が劣るという問題が
生じる。
ペーストや異方性導電膜等のような接続部材を介して接
続を行うことも可能であるが、いずれも樹脂の硬化等を
行う必要があり、工数が多く生産性が劣るという問題が
生じる。
【0014】これに対して金等のバンプ8を用いた超音
波振動を印加しての接続(熱併用)により上記問題を解
決できるが、サスペンション1の材料として、その機械
的特性から一般的に用いられるステンレスは、硬質な材
料であるため、例えばサスペンション1の裏面からボン
ディングツールを用いて超音波振動を印加する場合、ボ
ンディングツールとの接触面ですべりが生じ、接続部へ
超音波振動が伝播しにくくなり、安定した接続ができな
い。
波振動を印加しての接続(熱併用)により上記問題を解
決できるが、サスペンション1の材料として、その機械
的特性から一般的に用いられるステンレスは、硬質な材
料であるため、例えばサスペンション1の裏面からボン
ディングツールを用いて超音波振動を印加する場合、ボ
ンディングツールとの接触面ですべりが生じ、接続部へ
超音波振動が伝播しにくくなり、安定した接続ができな
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように磁気ヘッ
ドを搭載したスライダ5とサスペンション1とを電気的
に接続する方法として最も生産性の高い超音波振動によ
る接続を行った場合、ボンディングツールとサスペンシ
ョン1との接触面ですべりが生じ、接続部へ超音波振動
が伝播しにくくなり、安定した接続ができない。
ドを搭載したスライダ5とサスペンション1とを電気的
に接続する方法として最も生産性の高い超音波振動によ
る接続を行った場合、ボンディングツールとサスペンシ
ョン1との接触面ですべりが生じ、接続部へ超音波振動
が伝播しにくくなり、安定した接続ができない。
【0016】そこで本発明は、ボンディングツールとの
接触面ですべりが生じることなく、接続部へ超音波振動
が伝播しやすく安定した接続ができるボンディング構造
及びボンディング方法を提供することを目的とする。
接触面ですべりが生じることなく、接続部へ超音波振動
が伝播しやすく安定した接続ができるボンディング構造
及びボンディング方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、少な
くとも一方の面に配線層が形成された金属性薄板と、こ
の金属性薄板に形成された配線層に対してボンディング
ツールにより接続される電子部品と、金属性薄板の他方
の面における電子部品の接続される位置に対応する金属
性薄板の他方の面上でかつボンディングツールの接触位
置に形成されかつボンディングツール及び金属性薄板の
硬度よりも軟質な金属薄膜と、を備えたボンディング構
造である。
くとも一方の面に配線層が形成された金属性薄板と、こ
の金属性薄板に形成された配線層に対してボンディング
ツールにより接続される電子部品と、金属性薄板の他方
の面における電子部品の接続される位置に対応する金属
性薄板の他方の面上でかつボンディングツールの接触位
置に形成されかつボンディングツール及び金属性薄板の
硬度よりも軟質な金属薄膜と、を備えたボンディング構
造である。
【0018】請求項2によれば、少なくとも一方の面に
配線層が形成された金属性薄板と、この金属性薄板に形
成された配線層に対してボンディングツールにより電気
的に接続される電子部品と、金属性薄板の他方の面にお
ける電子部品の接続される位置に対応する金属性薄板の
他方の面上でかつボンディングツールの接触位置に形成
された粗面化部と、を備えたボンディング構造である。
配線層が形成された金属性薄板と、この金属性薄板に形
成された配線層に対してボンディングツールにより電気
的に接続される電子部品と、金属性薄板の他方の面にお
ける電子部品の接続される位置に対応する金属性薄板の
他方の面上でかつボンディングツールの接触位置に形成
された粗面化部と、を備えたボンディング構造である。
【0019】請求項3によれば、請求項1記載のボンデ
ィング構造において、金属性薄板としてステンレス製薄
板を用いた場合、金属薄膜として銅又はニッケルを用い
る。請求項4によれば、請求項1又は2記載のボンディ
ング構造において、配線層は互いに離間して列設された
複数の接続ランドからなり、かつ金属薄膜又は粗面化部
は接続ランドごとに各別に設けられ、金属薄膜又は粗面
化部の各間には、それぞれスリットが形成された。
ィング構造において、金属性薄板としてステンレス製薄
板を用いた場合、金属薄膜として銅又はニッケルを用い
る。請求項4によれば、請求項1又は2記載のボンディ
ング構造において、配線層は互いに離間して列設された
複数の接続ランドからなり、かつ金属薄膜又は粗面化部
は接続ランドごとに各別に設けられ、金属薄膜又は粗面
化部の各間には、それぞれスリットが形成された。
【0020】請求項5によれば、少なくとも一方の面に
配線層が形成された金属性薄板の配線層に対して電子部
品をボンディングツールにより接続するボンディング方
法において、電子部品の接続される位置に対応する金属
性薄板の他方の面上でかつボンディングツールの接触位
置に形成されかつボンディングツール及び金属性薄板の
硬度よりも軟質な金属薄膜を形成し、この金属薄膜にボ
ンディングツールを接触してボンディング動作するボン
ディング方法である。
配線層が形成された金属性薄板の配線層に対して電子部
品をボンディングツールにより接続するボンディング方
法において、電子部品の接続される位置に対応する金属
性薄板の他方の面上でかつボンディングツールの接触位
置に形成されかつボンディングツール及び金属性薄板の
硬度よりも軟質な金属薄膜を形成し、この金属薄膜にボ
ンディングツールを接触してボンディング動作するボン
ディング方法である。
【0021】請求項6によれば、少なくとも一方の面に
配線層が形成された金属性薄板の配線層に対して電子部
品をボンディングツールにより接続するボンディング方
法において、電子部品の接続位置に対応する金属性薄板
の他方の面に粗面化部を形成し、この粗面化部にボンデ
ィングツールを接触してボンディングするボンディング
方法である。
配線層が形成された金属性薄板の配線層に対して電子部
品をボンディングツールにより接続するボンディング方
法において、電子部品の接続位置に対応する金属性薄板
の他方の面に粗面化部を形成し、この粗面化部にボンデ
ィングツールを接触してボンディングするボンディング
方法である。
【0022】請求項7によれば、請求項5又は6記載の
ボンディング方法において、配線層は互いに離間して列
設された複数の接続ランドからなり、かつ金属薄膜又は
粗面化部は接続ランドごとに各別に設けられ、金属薄膜
又は粗面化部の各間にそれぞれスリットを形成する。請
求項8によれば、請求項5又は6記載のボンディング方
法において、ボンディングツールの先端に突起部又は粗
面化部のいずれか一方又は両方を形成する。
ボンディング方法において、配線層は互いに離間して列
設された複数の接続ランドからなり、かつ金属薄膜又は
粗面化部は接続ランドごとに各別に設けられ、金属薄膜
又は粗面化部の各間にそれぞれスリットを形成する。請
求項8によれば、請求項5又は6記載のボンディング方
法において、ボンディングツールの先端に突起部又は粗
面化部のいずれか一方又は両方を形成する。
【0023】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図11と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略する。図1は磁気ヘッド
装置に適用したボンディング構造を示す図である。
照して説明する。なお、図11と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略する。図1は磁気ヘッド
装置に適用したボンディング構造を示す図である。
【0024】磁気ヘッドを搭載するスライダ5は、アル
ミナチタンカーバイドにより例えば1×1.25mm、
厚さ0.3mmの形状に形成されている。このスライダ
5には、4つの記録・再生用パッド7が一列に設けら
れ、かつサスペンション1の金属性薄板2の一方の面
(下面)には、各記録・再生用パッド7の配置位置に対
応して4つの磁気ヘッド接続ランド6が設けられてい
る。
ミナチタンカーバイドにより例えば1×1.25mm、
厚さ0.3mmの形状に形成されている。このスライダ
5には、4つの記録・再生用パッド7が一列に設けら
れ、かつサスペンション1の金属性薄板2の一方の面
(下面)には、各記録・再生用パッド7の配置位置に対
応して4つの磁気ヘッド接続ランド6が設けられてい
る。
【0025】又、金属性薄板2の他方の面(上面)に
は、4つの磁気ヘッド接続ランド6の配置位置に対応し
て4つの金属薄膜10が形成されている。すなわち、配
線パターン4は互いに離間して列設された各磁気ヘッド
接続ランド6からなり、かつ各金属薄膜10は各磁気ヘ
ッド接続ランド6ごとに各別に設けられている。
は、4つの磁気ヘッド接続ランド6の配置位置に対応し
て4つの金属薄膜10が形成されている。すなわち、配
線パターン4は互いに離間して列設された各磁気ヘッド
接続ランド6からなり、かつ各金属薄膜10は各磁気ヘ
ッド接続ランド6ごとに各別に設けられている。
【0026】これら金属薄膜10は、ボンディングツー
ル11及び金属性薄板2の硬度よりも軟質な材料から形
成されるもので、例えば金属性薄板2としてステンレス
製薄板が用いられている場合、銅又はニッケルから形成
されている。
ル11及び金属性薄板2の硬度よりも軟質な材料から形
成されるもので、例えば金属性薄板2としてステンレス
製薄板が用いられている場合、銅又はニッケルから形成
されている。
【0027】ボンディングツール11は、例えばサファ
イヤや超硬合金などの硬質材料からなり、先端12の形
状が約100〜150μm角に形成された小型のもの
で、ボンディングの対象に熱を加える共に超音波振動を
印加する加熱と超音波との併用となっている。
イヤや超硬合金などの硬質材料からなり、先端12の形
状が約100〜150μm角に形成された小型のもの
で、ボンディングの対象に熱を加える共に超音波振動を
印加する加熱と超音波との併用となっている。
【0028】次に、上記磁気ヘッド装置のボンディング
による製造方法を図1及び図2を参照して説明する。サ
スペンション1を形成する金属性薄板2は、ステンレス
により厚さ約15〜30μmに形成されている。
による製造方法を図1及び図2を参照して説明する。サ
スペンション1を形成する金属性薄板2は、ステンレス
により厚さ約15〜30μmに形成されている。
【0029】先ず、この金属性薄板2上には、ポリイミ
ド等の液状ワニスがキャスティング法等により絶縁層3
として約3〜10μmの厚さに形成される。次に、絶縁
層3上には、スパッタ法等によりその全面に厚さ約3〜
10μmの厚さに銅等の金属膜が形成され、この後にエ
ッチングが行われ、所望の配線パタン4が形成されると
ともに磁気ヘッド接続ランド6が形成される。
ド等の液状ワニスがキャスティング法等により絶縁層3
として約3〜10μmの厚さに形成される。次に、絶縁
層3上には、スパッタ法等によりその全面に厚さ約3〜
10μmの厚さに銅等の金属膜が形成され、この後にエ
ッチングが行われ、所望の配線パタン4が形成されると
ともに磁気ヘッド接続ランド6が形成される。
【0030】又、スライダ5における各記録・再生用パ
ッド7上には金、はんだ、銅等の各バンプ8が形成され
るが、これらバンプ8の形成方法は、一般にはメッキ法
等により形成するが、ワイヤボンディング法を利用した
ボールバンプ形成を行ってもよい。
ッド7上には金、はんだ、銅等の各バンプ8が形成され
るが、これらバンプ8の形成方法は、一般にはメッキ法
等により形成するが、ワイヤボンディング法を利用した
ボールバンプ形成を行ってもよい。
【0031】この後、サスペンション1の磁気ヘッド接
続ランド6とスライダ5の記録・再生用パッド7とがバ
ンプ8を介して電気的に接続するが、この接続方法を図
3に示す接続部の拡大図を参照して説明する。
続ランド6とスライダ5の記録・再生用パッド7とがバ
ンプ8を介して電気的に接続するが、この接続方法を図
3に示す接続部の拡大図を参照して説明する。
【0032】サスペンション1に形成された磁気ヘッド
接続ランド6上には、バンプ8との接続性を向上させる
ために、厚さ約3〜5μmのニッケル等の下地層13が
形成される。
接続ランド6上には、バンプ8との接続性を向上させる
ために、厚さ約3〜5μmのニッケル等の下地層13が
形成される。
【0033】これと同時に、各磁気ヘッド接続ランド6
の形成されたサスペンション1の下面とは反対の上面に
は、各磁気ヘッド接続ランド6の位置に対応して各金属
薄膜10が形成される。
の形成されたサスペンション1の下面とは反対の上面に
は、各磁気ヘッド接続ランド6の位置に対応して各金属
薄膜10が形成される。
【0034】これら金属薄膜10は、下地層13と同一
材料で、厚さ約3〜5μmに形成される。すなわち、金
属薄膜10は、ボンディングツール11及び金属性薄板
2の硬度よりも軟質な材料、例えば金属性薄板2として
ステンレス製薄板が用いられている場合、ニッケルから
形成される。
材料で、厚さ約3〜5μmに形成される。すなわち、金
属薄膜10は、ボンディングツール11及び金属性薄板
2の硬度よりも軟質な材料、例えば金属性薄板2として
ステンレス製薄板が用いられている場合、ニッケルから
形成される。
【0035】次に、下地層13上には、厚さ約0.5〜
1.5μmの金等の金属膜14がメッキ法等により形成
される。次に、図1に示すようにサスペンション1に形
成された磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5に形成さ
れた記録・再生用パッド7とが位置合わせされ、この後
にボンディングツール11の先端12が金属薄膜10に
接触され、加熱を併用しながら超音波振動を印加し、サ
スペンション1の磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5
の記録・再生用パッド7とがバンプ8を介して電気的に
接続される。
1.5μmの金等の金属膜14がメッキ法等により形成
される。次に、図1に示すようにサスペンション1に形
成された磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5に形成さ
れた記録・再生用パッド7とが位置合わせされ、この後
にボンディングツール11の先端12が金属薄膜10に
接触され、加熱を併用しながら超音波振動を印加し、サ
スペンション1の磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5
の記録・再生用パッド7とがバンプ8を介して電気的に
接続される。
【0036】そして、これら磁気ヘッド接続ランド6と
記録・再生用パッド7との電気的接続は、1パッド毎に
順次行われる。このとき、金属薄膜10は、ボンディン
グツール11及び金属性薄板2の硬度よりも軟質な材
料、例えばニッケルから形成されているので、ボンディ
ングツール11が接触して押し当てられた際に変形し、
ボンディングツール11の先端12が金属薄膜10に食
い込むようになる。
記録・再生用パッド7との電気的接続は、1パッド毎に
順次行われる。このとき、金属薄膜10は、ボンディン
グツール11及び金属性薄板2の硬度よりも軟質な材
料、例えばニッケルから形成されているので、ボンディ
ングツール11が接触して押し当てられた際に変形し、
ボンディングツール11の先端12が金属薄膜10に食
い込むようになる。
【0037】これにより、ボンディングツール11の先
端12と金属薄膜10との間の密着性が良くなり、これ
ら間ですべりが生じることなく、接続部に安定して超音
波振動が伝播する。
端12と金属薄膜10との間の密着性が良くなり、これ
ら間ですべりが生じることなく、接続部に安定して超音
波振動が伝播する。
【0038】最後に、サスペンション1は、図4に示す
ように記録媒体に対する記録・再生を行うために、その
先端部が90°折り曲げられる等により、接触部9がサ
スペンション1の下部に配置される。
ように記録媒体に対する記録・再生を行うために、その
先端部が90°折り曲げられる等により、接触部9がサ
スペンション1の下部に配置される。
【0039】このように上記第1の実施の形態において
は、金属性薄板2の上面に各磁気ヘッド接続ランド6の
配置位置に対応して金属性薄板2の硬度よりも軟質な材
料、例えば銅又はニッケルから形成された4つの金属薄
膜10を形成したので、ボンディングツール11が接触
して押し当てられた際に、ボンディングツール11の先
端12が金属薄膜10に食い込み、ボンディングツール
11の先端12と金属薄膜10との間の密着性が良くな
り、すべりが生じることなく、接続部に安定して超音波
振動を伝播でき、良好な接続ができる。
は、金属性薄板2の上面に各磁気ヘッド接続ランド6の
配置位置に対応して金属性薄板2の硬度よりも軟質な材
料、例えば銅又はニッケルから形成された4つの金属薄
膜10を形成したので、ボンディングツール11が接触
して押し当てられた際に、ボンディングツール11の先
端12が金属薄膜10に食い込み、ボンディングツール
11の先端12と金属薄膜10との間の密着性が良くな
り、すべりが生じることなく、接続部に安定して超音波
振動を伝播でき、良好な接続ができる。
【0040】例えば、高さ30μm、径φ100μmの
金バンプ8を介して厚さ25μmのサスペンション1と
スライダ5とを、超音波出力150mW、荷重70g
f、ボンデング時間30msec でボンディングすると、
金属薄膜10が形成されていない場合は、ボンディング
ツール11とサスペンション1との間ですべりが生じ、
0(未接続)〜約50(gf/バンプ)の接続強度とな
って不安定な接続状態となるが、上記本発明の構造であ
れば、例えばニッケルの金属薄膜10を2〜5μmの厚
さで形成すると、50〜100(gf/バンプ)の非常
に安定した接続強度が得られる。
金バンプ8を介して厚さ25μmのサスペンション1と
スライダ5とを、超音波出力150mW、荷重70g
f、ボンデング時間30msec でボンディングすると、
金属薄膜10が形成されていない場合は、ボンディング
ツール11とサスペンション1との間ですべりが生じ、
0(未接続)〜約50(gf/バンプ)の接続強度とな
って不安定な接続状態となるが、上記本発明の構造であ
れば、例えばニッケルの金属薄膜10を2〜5μmの厚
さで形成すると、50〜100(gf/バンプ)の非常
に安定した接続強度が得られる。
【0041】又、金属薄膜10は、従来のサスペンショ
ン1の製造プロセス内の1工程を用いて形成が可能であ
り、プロセスを増大させることなく、安定した接続が得
られる。 (2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1及び図3と同一部分には同
一符号を付してその詳しい説明は省略する。
ン1の製造プロセス内の1工程を用いて形成が可能であ
り、プロセスを増大させることなく、安定した接続が得
られる。 (2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1及び図3と同一部分には同
一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0042】図5は磁気ヘッド装置に適用したボンディ
ング構造の側面図である。金属性薄板2の上面には、4
つの磁気ヘッド接続ランド6の配置位置に対応して4つ
の粗面化部15が形成されている。
ング構造の側面図である。金属性薄板2の上面には、4
つの磁気ヘッド接続ランド6の配置位置に対応して4つ
の粗面化部15が形成されている。
【0043】これら粗面化部15は、金属性薄板2の上
面を、例えば予め研磨材、やすり等で機械的に、又は
酸、アルカリ等の表面処理法等で化学的に粗面化したも
のとなっている。
面を、例えば予め研磨材、やすり等で機械的に、又は
酸、アルカリ等の表面処理法等で化学的に粗面化したも
のとなっている。
【0044】このような構成であれば、サスペンション
1に形成された磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5に
形成された記録・再生用パッド7とが位置合わせされ、
この後に、ボンディングツール11の先端12が粗面化
部15に接触され、加熱を併用しながら超音波振動が印
加されて、サスペンション1の磁気ヘッド接続ランド6
とスライダ5の記録・再生用パッド7とがバンプ8を介
して電気的に接続されるが、このとき、粗面化部15
は、ボンディングツール11との間の摩擦力が大きく作
用し、ボンディングツール11の先端12と粗面化部1
5との間の密着性が良くなり、これら間ですべりが生じ
ることなく、接続部に安定して超音波振動が伝播する。
1に形成された磁気ヘッド接続ランド6とスライダ5に
形成された記録・再生用パッド7とが位置合わせされ、
この後に、ボンディングツール11の先端12が粗面化
部15に接触され、加熱を併用しながら超音波振動が印
加されて、サスペンション1の磁気ヘッド接続ランド6
とスライダ5の記録・再生用パッド7とがバンプ8を介
して電気的に接続されるが、このとき、粗面化部15
は、ボンディングツール11との間の摩擦力が大きく作
用し、ボンディングツール11の先端12と粗面化部1
5との間の密着性が良くなり、これら間ですべりが生じ
ることなく、接続部に安定して超音波振動が伝播する。
【0045】このように上記第2の実施の形態において
は、金属性薄板2の上面に各磁気ヘッド接続ランド6の
配置位置に対応して粗面化部15を形成したので、ボン
ディングツール11が接触して押し当てられた際に、ボ
ンディングツール11の先端12と粗面化部15との間
の摩擦力が大きくなり、ボンディングツール11の先端
12と金属薄膜10との間の密着性が良くなり、すべり
が生じることなく、接続部に安定して超音波振動を伝播
でき、良好な接続ができる。
は、金属性薄板2の上面に各磁気ヘッド接続ランド6の
配置位置に対応して粗面化部15を形成したので、ボン
ディングツール11が接触して押し当てられた際に、ボ
ンディングツール11の先端12と粗面化部15との間
の摩擦力が大きくなり、ボンディングツール11の先端
12と金属薄膜10との間の密着性が良くなり、すべり
が生じることなく、接続部に安定して超音波振動を伝播
でき、良好な接続ができる。
【0046】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。例えば、ボンディングツール11の先端12の形状
は、約100〜150μm角に形成されたものに限ら
ず、例えば図6に示すように棒状突起部20に形成され
たものや、図7に示すように十字状突起部21に形成さ
れたものを用いてもよい。
の形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよ
い。例えば、ボンディングツール11の先端12の形状
は、約100〜150μm角に形成されたものに限ら
ず、例えば図6に示すように棒状突起部20に形成され
たものや、図7に示すように十字状突起部21に形成さ
れたものを用いてもよい。
【0047】このように先端12に棒状突起部20又は
十字状突起部21が形成されたボンディングツール11
を用いてボンディング動作を行えば、ボンディングツー
ル11の先端12の金属薄膜10に対する食い込みが更
に良くなってその密着性が良くなり、すべりが生じるこ
となく、接続部に安定して超音波振動を伝播でき、さら
に良好な接続ができる。
十字状突起部21が形成されたボンディングツール11
を用いてボンディング動作を行えば、ボンディングツー
ル11の先端12の金属薄膜10に対する食い込みが更
に良くなってその密着性が良くなり、すべりが生じるこ
となく、接続部に安定して超音波振動を伝播でき、さら
に良好な接続ができる。
【0048】一方、先端に棒状突起部20又は十字状突
起部21を形成したボンディングツール11をサスペン
ション1の粗面化部15に接触すれば、上記同様にボン
ディングツール11の先端12と粗面化部15との密着
性が良くなり、すべりが生じることなく、接続部に安定
して超音波振動を伝播でき、さらに良好な接続ができ
る。
起部21を形成したボンディングツール11をサスペン
ション1の粗面化部15に接触すれば、上記同様にボン
ディングツール11の先端12と粗面化部15との密着
性が良くなり、すべりが生じることなく、接続部に安定
して超音波振動を伝播でき、さらに良好な接続ができ
る。
【0049】又、ボンディングツール11の先端12
は、棒状突起部20や十字状突起部21の各先端面20
a、21aを粗面化して、ボンディングツール11の先
端12と金属薄膜10との密着性、又はボンディングツ
ール11の先端12と粗面化部15との密着性をさらに
向上させてもよい。
は、棒状突起部20や十字状突起部21の各先端面20
a、21aを粗面化して、ボンディングツール11の先
端12と金属薄膜10との密着性、又はボンディングツ
ール11の先端12と粗面化部15との密着性をさらに
向上させてもよい。
【0050】さらに、金属薄膜10の面上を粗面化し
て、ボンディングツール11の先端12との密着性をさ
らに向上させてもよい。しかるに、ボンディングツール
11の先端12の形状は、これら棒状突起部20又は十
字状突起部21に限らず、突起部が形成されていれば同
様の効果を奏することは言うまでもない。
て、ボンディングツール11の先端12との密着性をさ
らに向上させてもよい。しかるに、ボンディングツール
11の先端12の形状は、これら棒状突起部20又は十
字状突起部21に限らず、突起部が形成されていれば同
様の効果を奏することは言うまでもない。
【0051】又、図8に示すように金属薄膜22は、ニ
ッケルに限らず、配線パターン4と同一材料である銅で
あっても上記第1の実施の形態と同様の効果を奏するこ
とができ、すなわちサスペンション1を形成するステン
レスよりも硬度の低い、軟質な金属であれば同様の効果
を奏することができる。
ッケルに限らず、配線パターン4と同一材料である銅で
あっても上記第1の実施の形態と同様の効果を奏するこ
とができ、すなわちサスペンション1を形成するステン
レスよりも硬度の低い、軟質な金属であれば同様の効果
を奏することができる。
【0052】さらに上記第1及び第2の実施の形態で
は、サスペンション1の磁気ヘッドとの接続を行う先端
部が一体構造となっているが、この先端部を図9に示す
ように各パッド毎、すなわち各金属薄膜10の各間にそ
れぞれ各スリット23を形成してもよい。これは上記第
2の実施の形態における各粗面化部15の各間にそれぞ
れ各スリット23を形成してもよいことは言うまでもな
い。
は、サスペンション1の磁気ヘッドとの接続を行う先端
部が一体構造となっているが、この先端部を図9に示す
ように各パッド毎、すなわち各金属薄膜10の各間にそ
れぞれ各スリット23を形成してもよい。これは上記第
2の実施の形態における各粗面化部15の各間にそれぞ
れ各スリット23を形成してもよいことは言うまでもな
い。
【0053】このようにスリット23を形成すれば、ボ
ンディングツール11を金属薄膜10又は粗面化部15
に接触してボンディング動作を行うと、超音波振動の伝
播が分散されず、より安定した接続が可能になる。
ンディングツール11を金属薄膜10又は粗面化部15
に接触してボンディング動作を行うと、超音波振動の伝
播が分散されず、より安定した接続が可能になる。
【0054】一方、サスペンション1にスライダ5を配
置する際、高い位置合わせ精度が要求されている。一般
的に記録・再生用パッド7は、上記図1に示すように1
列に配列されているが、これに限らず図10に示すよう
に少なくとも2列以上に配列してもよい。
置する際、高い位置合わせ精度が要求されている。一般
的に記録・再生用パッド7は、上記図1に示すように1
列に配列されているが、これに限らず図10に示すよう
に少なくとも2列以上に配列してもよい。
【0055】このように配列すれば、接続高さ等のばら
つきによりスライダ5が傾いて配置されることなく、寸
法精度が高く、より特性のよい磁気ディスク装置を得る
ことができる。
つきによりスライダ5が傾いて配置されることなく、寸
法精度が高く、より特性のよい磁気ディスク装置を得る
ことができる。
【0056】又、ボンディングは、小型のボンディング
ツール11を用いて1パッドづつ接続を行うに限らず、
大型のボンディングツールによって一括して超音波接続
を行ってもよい。
ツール11を用いて1パッドづつ接続を行うに限らず、
大型のボンディングツールによって一括して超音波接続
を行ってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
4によれば、ボンディングツールとの接触面ですべりが
生じることなく、接続部へ超音波振動が伝播しやすく安
定した接続ができるボンディング構造を提供できる。
4によれば、ボンディングツールとの接触面ですべりが
生じることなく、接続部へ超音波振動が伝播しやすく安
定した接続ができるボンディング構造を提供できる。
【0058】又、本発明の請求項5〜8によれば、ボン
ディングツールとの接触面ですべりが生じることなく、
接続部へ超音波振動が伝播しやすく安定した接続ができ
るボンディング方法を提供できる。
ディングツールとの接触面ですべりが生じることなく、
接続部へ超音波振動が伝播しやすく安定した接続ができ
るボンディング方法を提供できる。
【図1】本発明に係わるボンディング構造を磁気ヘッド
装置に適用した第1の実施の形態を示す構造図。
装置に適用した第1の実施の形態を示す構造図。
【図2】同磁気ヘッド装置を側面から見た構造図。
【図3】スライダとサスペンションとの接続部の拡大
図。
図。
【図4】同磁気ディスク用回路基板装置の組立て完了を
示す構成図。
示す構成図。
【図5】本発明に係わるボンディング構造を磁気ヘッド
装置に適用した第2の実施の形態を示す構造図。
装置に適用した第2の実施の形態を示す構造図。
【図6】ボンディングツールの先端に形成された棒状突
起部を示す構成図。
起部を示す構成図。
【図7】ボンディングツールの先端に形成された十字状
突起部を示す構成図。
突起部を示す構成図。
【図8】金属薄膜の他の構成を示す図。
【図9】サスペンションの先端部にスリットを形成した
構成図。
構成図。
【図10】記録・再生用パッドの配置例を示す図。
【図11】従来の磁気ディスク用回路基板装置の構成
図。
図。
【図12】同磁気ディスク用回路基板装置の組立て完了
を示す構成図。
を示す構成図。
【図13】磁気ヘッド装置の全体構成図。
1…サスペンション、 2…金属性薄板、 3…絶縁層、 4…配線パターン、 5…スライダ、 6…磁気ヘッド接続ランド、 7…記録・再生用パッド、 8…バンプ、 10…金属薄膜、 11…ボンディングツール、 13…下地層、 14…金属膜、 15…粗面化部。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも一方の面に配線層が形成され
た金属性薄板と、 この金属性薄板に形成された前記配線層に対してボンデ
ィングツールにより接続される電子部品と、 前記金属性薄板の他方の面における前記電子部品の接続
される位置に対応する前記金属性薄板の他方の面上でか
つ前記ボンディングツールの接触位置に形成されかつ前
記ボンディングツール及び前記金属性薄板の硬度よりも
軟質な金属薄膜と、を具備したことを特徴とするボンデ
ィング構造。 - 【請求項2】 少なくとも一方の面に配線層が形成され
た金属性薄板と、 この金属性薄板に形成された前記配線層に対してボンデ
ィングツールにより電気的に接続される電子部品と、 前記金属性薄板の他方の面における前記電子部品の接続
される位置に対応する前記金属性薄板の他方の面上でか
つ前記ボンディングツールの接触位置に形成された粗面
化部と、を具備したことを特徴とするボンディング構
造。 - 【請求項3】 前記金属性薄板としてステンレス製薄板
を用いた場合、前記金属薄膜として銅又はニッケルを用
いることを特徴とする請求項1記載のボンディング構
造。 - 【請求項4】 前記配線層は互いに離間して列設された
複数の接続ランドからなり、かつ前記金属薄膜又は前記
粗面化部は前記接続ランドごとに各別に設けられ、前記
金属薄膜又は前記粗面化部の各間には、それぞれスリッ
トが形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の
ボンディング構造。 - 【請求項5】 少なくとも一方の面に配線層が形成され
た金属性薄板の前記配線層に対して電子部品をボンディ
ングツールにより接続するボンディング方法において、 前記電子部品の接続される位置に対応する前記金属性薄
板の他方の面上でかつ前記ボンディングツールの接触位
置に形成されかつ前記ボンディングツール及び前記金属
性薄板の硬度よりも軟質な金属薄膜を形成し、この金属
薄膜にボンディングツールを接触してボンディング動作
することを特徴とするボンディング方法。 - 【請求項6】 少なくとも一方の面に配線層が形成され
た金属性薄板の前記配線層に対して電子部品をボンディ
ングツールにより接続するボンディング方法において、 前記電子部品の接続位置に対応する前記金属性薄板の他
方の面に粗面化部を形成し、この粗面化部に前記ボンデ
ィングツールを接触してボンディングすることを特徴と
するボンディング方法。 - 【請求項7】 前記配線層は互いに離間して列設された
複数の接続ランドからなり、かつ前記金属薄膜又は前記
粗面化部は前記接続ランドごとに各別に設けられ、前記
金属薄膜又は前記粗面化部の各間にそれぞれスリットを
形成することを特徴とする請求項5又は6記載のボンデ
ィング方法。 - 【請求項8】 前記ボンディングツールの先端に突起部
又は粗面化部のいずれか一方又は両方を形成することを
特徴とする請求項5又は6記載のボンディング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23959397A JPH1186252A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | ボンディング構造及びボンディング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23959397A JPH1186252A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | ボンディング構造及びボンディング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1186252A true JPH1186252A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17047085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23959397A Pending JPH1186252A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | ボンディング構造及びボンディング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1186252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001298251A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-10-26 | Murata Mfg Co Ltd | 電子デバイス素子の実装方法、電子部品および通信機装置 |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23959397A patent/JPH1186252A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001298251A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-10-26 | Murata Mfg Co Ltd | 電子デバイス素子の実装方法、電子部品および通信機装置 |
JP4729795B2 (ja) * | 2000-02-10 | 2011-07-20 | 株式会社村田製作所 | 電子デバイス素子の実装方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6125014A (en) | Via-less connection using interconnect traces between bond pads and a transducer coil of a magnetic head slider | |
JP3532439B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
US7385788B2 (en) | Carriage assembly of a hard disk drive | |
JP2007026654A (ja) | ヘッドジンバルアセンブリとフレキシブルプリント回路とのボンディング構造 | |
JP2003228930A (ja) | ヘッド素子の微小位置決め用アクチュエータを備えたヘッドジンバルアセンブリ、該ヘッドジンバルアセンブリを備えたディスク装置及び該ヘッドジンバルアセンブリの製造方法 | |
KR960025632A (ko) | 통합된 현수부 및 작동기 조립체와 그 제조 방법과 상기 조립체를 포함하는 디스크 드라이브 | |
JP3737683B2 (ja) | コンタクトシート | |
JP2007173363A (ja) | フライングリードの接合方法 | |
JPH1186252A (ja) | ボンディング構造及びボンディング方法 | |
JP2002100016A (ja) | ヘッドサスペンションアッセンブリ | |
JP2000339649A (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
JP2001134916A (ja) | Icチップ、ヘッドサスペンションアセンブリ並びに該icチップ及び該ヘッドサスペンションアセンブリの製造方法 | |
US6351347B1 (en) | Magnetic head | |
JPH1139627A (ja) | 磁気ヘッド | |
US6523249B1 (en) | Mounting method of IC chip and manufacturing method of head suspension assembly with the IC chip | |
JP4520052B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2000306225A (ja) | 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法 | |
JP5704485B2 (ja) | プリント配線板の接続構造、該プリント配線板の接続構造を備えるヘッド・スタック・アセンブリ、該ヘッド・スタック・アセンブリを備える磁気ディスク装置及びプリント配線板の接続構造の製造方法 | |
JPH0981923A (ja) | 磁気ヘッド用フレキシブルプリント回路基板 | |
JP2503311B2 (ja) | 熱圧着型フィルムコネクタの接続方法 | |
JPH0684140A (ja) | 接触型薄膜磁気ヘッド | |
JPH0785622A (ja) | コンタクト型薄膜磁気ヘッド | |
JPH11175941A (ja) | ボールボンディング方法 | |
JPH0685003A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2000208907A (ja) | 電子部品の実装方法 |