JPH1186171A - 防災監視システム - Google Patents

防災監視システム

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JPH1186171A
JPH1186171A JP24563197A JP24563197A JPH1186171A JP H1186171 A JPH1186171 A JP H1186171A JP 24563197 A JP24563197 A JP 24563197A JP 24563197 A JP24563197 A JP 24563197A JP H1186171 A JPH1186171 A JP H1186171A
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JP
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disaster prevention
monitoring
transmission line
monitoring device
line monitoring
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JP24563197A
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Yoshiaki Nakagawa
善紀 中川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡箇所の特定が容易な防災監視システムを
提供する。 【解決手段】 防災受信機Rより導出させた、固有アド
レスを有する複数の端末機器Sを並列に接続して構成さ
せた監視回線Lを所定ブロックに区分して、そのブロッ
ク毎に固有のアドレスを有する伝送線路監視装置Aを設
けた防災監視システムにおいて、上記伝送線路監視装置
Aは、監視回線Lの短絡を検出したときに作動して、後
続ブロックの監視回線Lを切り離す切り離し制御手段9
を備えた構成とし、当該防災監視システムは、前記伝送
線路監視装置Aと端末機器Sとを防災受信機Rに接続し
た構造を登録する機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動火災報知シス
テムの監視回線や、防排煙制御システムの制御回線の短
絡時の切り離し制御を行う伝送線路監視装置を有する防
災監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】1台の防災受信機から監視回線を導出
し、その監視回線に複数の火災感知器を並列に接続した
自動火災報知システムにおいては、監視回線を複数のブ
ロックに区分して、短絡時におけるシステムの機能不全
を最小限に防止するために、その各々に監視回線の切り
離し手段を設けた、いわゆるアイソレータと呼ばれる伝
送線路監視装置を接続付加している。従来、この種の伝
送線路監視装置としては、伝送線路監視装置内の抵抗に
流れる電流を検出することによって、伝送線路の短絡を
検知し、切り離しを行う構成のものがあったが、システ
ム規模が大きくなると対応できないため、出願人は先
に、特願平9−41266号において、監視回線の電圧
レベルの変化を検出して、監視回線の短絡を検出して後
続ブロックの監視回線を切り離す両切り型のラッチング
リレーを有した伝送線路監視装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの伝
送線路監視装置においては、短絡を検出して、切り離し
を行うことができるとともに、端末機器としての伝送線
路監視装置と火災感知器にアドレスを付与し、アドレス
に対応して設置場所情報をテーブルに格納しておけば、
短絡箇所は特定できるのであるが、図6乃至図12に示
すように、伝送線路監視装置が2個、火災感知器が2個
の小規模のシステムであっても、27種類の接続パター
ンがあるため、この接続パターンが一定のものでない場
合には、特定の伝送線路監視装置により切り離された監
視回線に何番のアドレスの火災感知器が接続されている
のかがわからないため、実際には短絡箇所を特定するこ
とができない場合があった。
【0004】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、短絡箇所
の特定が容易な防災監視システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、防災受信機より導出さ
せた、固有アドレスを有する複数の端末機器を並列に接
続して構成させた監視回線を所定ブロックに区分して、
そのブロック毎に固有のアドレスを有する伝送線路監視
装置を設けた防災監視システムにおいて、上記伝送線路
監視装置は、監視回線の短絡を検出したときに作動し
て、後続ブロックの監視回線を切り離す切り離し制御手
段を備えた構成とし、当該防災監視システムは、前記伝
送線路監視装置と端末機器とを防災受信機に接続した構
造を登録する機能を有する。
【0006】請求項2記載の発明では、防災受信機より
導出させた、固有アドレスを有する複数の端末機器を並
列に接続して構成させた監視回線を所定ブロックに区分
して、そのブロック毎に固有のアドレスを有する伝送線
路監視装置を設けた防災監視システムにおいて、上記伝
送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したときに作
動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り離し制
御手段を備えた構成とし、当該防災監視システムは、伝
送線路監視装置の後続ブロックの監視回線を順次接続す
ることにより、前記防災受信機に接続した伝送線路監視
装置と端末機器とを自動抽出する機能を有する。
【0007】請求項3記載の発明では、防災受信機より
導出させた、固有アドレスを有する複数の端末機器を並
列に接続して構成させた監視回線を所定ブロックに区分
して、そのブロック毎に固有のアドレスを有する伝送線
路監視装置を設けた防災監視システムにおいて、上記伝
送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したときに作
動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り離し制
御手段を備えた構成とし、当該防災監視システムは、前
記伝送線路監視装置と端末機器とを防災受信機に接続し
た構造を登録する機能と、防災受信機に接続した伝送線
路監視装置と端末機器とを自動抽出する機能とを有す
る。
【0008】請求項4記載の発明では、登録した接続構
造と、自動抽出した接続構造の相違を検出する機能を有
する。
【0009】請求項5記載の発明では、防災受信機より
導出させた、固有アドレスを有する複数の端末機器を並
列に接続して構成させた監視回線を所定ブロックに区分
して、そのブロック毎に固有のアドレスを有する伝送線
路監視装置を設けた防災監視システムにおいて、上記伝
送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したときに作
動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り離し制
御手段を備えた構成とし、当該防災監視システムは、伝
送線路監視装置と端末機器との接続構造を格納すること
により、前記伝送線路監視装置毎に接続されている端末
機器を検出する機能を有する。
【0010】請求項6記載の発明では、伝送線路監視装
置による、後続ブロックの監視回線の切り離しの有無に
より、切り離しによる交信不良端末機器とその他の要因
による交信不良端末機器とを区別する。
【0011】請求項7記載の発明では、伝送線路監視装
置と端末機器の接続構造を格納する格納テーブルによ
り、伝送線路監視装置毎に接続されている端末機器を、
接続順序とともに検出する機能を有する。
【0012】請求項8記載の発明では、伝送線路監視装
置と端末機器の接続関係を格納する格納テーブルによ
り、交信不良の端末機器が接続されている伝送線路監視
装置を検出する機能を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
17に基づいて説明する。図1は本発明にかかる伝送線
路監視装置の一例を示す概略ブロック図、図2はラッチ
ングリレーを用いた切り離し制御手段の一例を示す図、
図3は防災監視システムのポーリング制御に使用されて
いる時分割多重信号のフォーマットを示す図、図4は、
本発明の伝送線路監視装置を防災監視システムに適用し
た使用例を示す図、図5はツェナーダイオードを用いて
構成した短絡検出手段を備えた本発明の伝送線路監視装
置の一例を示すブロック図、図6は端末機器の接続パタ
ーン例を示す図のその1、図7は同上のその2、図8は
同上のその3、図9は同上のその4、図10は同上のそ
の5、図11は同上のその6、図12は同上のその7、
図13は配線構造のパターンの登録の方法を示す図、図
14は同上のデータ格納例を示す図、図15は配線構造
の自動抽出の動作を説明する図、図16は配線構造の相
違を検出する方法を示す図であり、(a)はデータ格納
例を示す図、(b)は抽出内容を示す図、図17はデー
タ格納例(接続パターンNO.9)を示す図である。
【0014】伝送線路監視装置は、自動火災報知システ
ムや防排煙制御システムなどの防災監視システムに使用
される。
【0015】図4は自動火災報知システムへの使用例を
示すが、防災受信機Rから導出された監視回線Lには、
複数の火災感知器S(中継器の場合もある)が接続され
ており、複数の火災感知器Sは、複数のブロックに区分
され、そのブロックの各々に伝送線路監視装置Aを接続
している。
【0016】以下の説明では、自動火災報知システムへ
の適応例のみを説明するが、防排煙制御システムの伝送
線路監視装置も、火災感知器Sに代えて防排煙機器が使
用される他は同様な基本構成を備えたものである。
【0017】図4に見るように、伝送線路監視装置A、
火災感知器Sは、いずれも防災受信機Rの端末機器とな
っており、通常の監視時には、防災受信機Rから各端末
機器へは、アドレスを指定した送信信号が時分割多重方
式で順次ポーリング送出されて、その返信帯の時間域に
各端末機器から防災受信機Rに返信信号が返信されて、
異常監視と必要な制御がなされている。
【0018】図1に示すように、伝送線路監視装置Aは
火災感知器(不図示)より導出させた監視回線Lに接続
される入力端子SA,SBに全波整流回路1を接続し、
この全波整流回路1に返信回路2、短絡検出回路3、逆
流防止ダイオードD、コンデンサC、受信回路5を図示
のように接続し、全波整流回路1によって全波整流され
た直流電源は、定電圧回路4に入力されている。
【0019】ここに、短絡検出回路3は、電圧監視手段
を構成しており、受信回路5は、防災受信機側からアド
レスを指定し、電圧パルスの形で時分割的に送出されに
送信信号を受信し検知するもので、受信した電圧パルス
は、制御部6に送られる。一方の返信回路2は、返信信
号の送信帯の時間域に、制御部6で生成される信号に合
わせて、防災受信機Rとの間で電流ループを生じさせ、
電流パルスの形で返信信号を監視回線に送出する。
【0020】制御部6は、定電圧回路4から送出される
電源電圧によって駆動されており、その出力端には、接
続回路7と切離回路8を接続している。
【0021】これらの接続回路7と切離回路8は、入力
端子SA,SBと、出力端子SA’SB’との双方に接
点を設けた、いわゆる両切型のラッチングリレー9のリ
レーコイルへの通電を切り替えて制御する構成となって
いる。
【0022】尚、61は伝送線路監視装置Aに割り付け
たアドレスを設定するためのアドレス種別回路である。
【0023】図3はこのような防災監視システムにおい
て、防災受信機Rと伝送線路監視装置Aとの間で伝送さ
れる時分割多重信号の1パケット分の伝送フォーマット
を示している。
【0024】1パケットのデータは、スタートパルスS
1,S0とエンドパルスE1,E0との間に、各端末機
器に割り当てられるアドレスデータA、制御信号となる
コントロールデータC、チェックサムU、返信待機パル
スRを含んで構成されており、監視時においては、防災
受信機Rから各端末機器を接続した共通の監視回線に
は、プラス、マイナス28Vの電圧を組合わせ、各端末
機器のアドレスを指定した電圧パルスが供給されるの
で、アドレスの一致した端末機器のみが、その返信帯の
時間域(防災受信機はこの時間帯においては、プラスあ
るいはマイナス28Vの電圧を保持している)におい
て、返信回路2をオン、オフ作動して、防災受信機Rと
の間で電流ループを開、閉させて電流パルスによる返信
信号を送出し、このときの返信信号を受信機側で解読し
て、必要な制御がなされる。
【0025】ここで、火災などが発生すると、端末機器
は割り込みによって電流パルスを監視回線に送出し、こ
のときの返信信号が受信機側で解読されて必要な制御が
なされる。
【0026】図2は、ラッチングリレーを有した切り離
し制御手段の一例を示す。切り離し制御手段は、制御部
からの制御信号を受けて、2つの制御トランジスタTR
1,TR2をオン、オフさせ、ラッチングリレー9の2
つのコイル91,92への通電を切替制御することによ
って、後続ブロック側の監視回線から切り離しを行う構
成としている。
【0027】ここに、ラッチングリレー9は、常閉接点
91aを有したリセットコイル91と、常開接点92a
を有したセットコイル92とを組み合わせて構成されて
おり、短絡手段が監視回線の短絡を検出して、切離回路
8の制御トランジスタTR1をオンさせれば、リセット
コイル91はその接点91aを開き、その後は開の状態
を保持する。このとき、接続回路7は作動されないの
で、セットコイル92の接点92aは開を保持してい
る。したがって、この結果、電源側の入力端子SAと出
力端子SA’、グランド側の入力端子SBと出力端子S
B’とは何れも遮断され、その結果、1次側の監視回線
と、後続ブロック側の監視回線とは、電源側とグランド
側の双方で遮断されたことになる。
【0028】したがって、片切型の切り離し手段を備え
たものと比べて、遮断した側の線路が何等かの原因によ
って短絡したり、障害が発生した場合にも、監視回線の
切り離しを阻害されることなく確実かつ安全に行うこと
ができる。
【0029】一方、短絡が検知されない監視時において
は、制御部6が接続回路7の制御トランジスタTR2を
オンすれば、セットコイル92は常開接点92aを閉
じ、その後は閉の状態を保持する。このとき、切離回路
8は作動されないので、リセットコイル91の接点91
aは閉を保持している。したがって、この結果、電源側
の入力端子SAと出力端子SA’、グランド側の入力端
子SBと出力端子SB’とは何れも接続され、その結
果、1次側の監視回線と、後続ブロック側の監視回線と
は、電源側とグランド側の双方で接続されることにな
る。
【0030】次に、図5に示す例の伝送線路監視装置A
について説明する。図5において、出力端子SA’S
B’に並列にツェナーダイオードZDを接続して短絡検
出手段を構成しており、このツェナーダイオードZDの
カソードを制御ブロック6に入力し、制御ブロック6は
リレーで構成された切離回路9’に制御信号を出力して
いる。
【0031】制御部6は、定電圧回路4からの一定電圧
を受けて駆動されており、この定電圧回路4は、図1に
示したような全波整流回路や不図示の直流電源に接続さ
れ、監視回線に短絡を生じていない定常時には、防災受
信機側から供給される電源を入力しており、監視回線に
短絡を生じたときには、逆流防止ダイオードDを通じて
充電されたコンデンサCに蓄積された電荷を定電圧回路
4に入力して電源が補給されるようになっている。
【0032】図例の構成では、制御部6は、ツェナーダ
イオードZDのオン、オフを検知し、切離回路9’駆動
できればよいので、IC回路で構成して小型化を図るこ
とができる。
【0033】動作を説明すると、監視回線に短絡を生じ
ない監視時においては、ツェナーダイオードZDはオン
となるので、制御部6は切離回路9’を作動せず、した
がって監視回線は接続状態を保持する。
【0034】ところが一方、監視回線に短絡を生じる
と、ツェナーダイオードZDはオフとなるので、制御部
6は切離回路9’を作動する。
【0035】コンデンサCは、このようにして監視回線
に短絡を生じたときに、監視時において逆流防止ダイオ
ードDを通じて充電した電荷を定電圧回路4に供給する
ことにより制御部6の動作を可能とするものであり、そ
のためには十分な静電容量を有したものが採用される。
【0036】さて、これまでの説明で伝送線路監視装置
Aの基本構成を示したが、次に、請求項1に対応する構
成を説明する。今、例として防災受信機Rに対して、伝
送線路監視装置Aを2個接続し、火災感知器Sを2個接
続する防災監視システムを想定した場合において、その
接続パターンを示すと、図6乃至図12に示すように、
27種類の接続パターンが存在する。例えば伝送線路監
視装置Aのアドレス201でその2次側の切り離しが行
われた場合でも、接続パターンが27種類もあるため、
アドレス201の伝送線路監視装置Aに、火災感知器S
が接続されているか否か、接続されていればアドレス1
なのか2なのかが不明であるため、短絡箇所の特定がで
きないことになる。
【0037】そこで、システム設計段階の配線のパター
ン(構造)を予め防災受信機R等に書き込み登録する。
この方法としては、図13に示すように最初に、防災受
信機Rから導出された監視回線Lに直接接続される端末
機器、例に示す図8の接続パターンNO.9の場合では
伝送線路監視装置Aのアドレス201を書き込み登録す
る。次に、アドレス201の伝送線路監視装置Aの後段
に接続してある、アドレス202の伝送線路監視装置A
と、アドレス2の火災感知器Sを、2次側の欄に登録す
る。そして、アドレス202の伝送線路監視装置Aの後
段に接続してあるアドレス1の火災感知器Sを3次側と
して登録するのである。
【0038】上記の登録データは、図14に示すよう
に、防災受信機R等にデータ格納される。図14におい
て伝送線路監視装置の格納部には上段から、アドレス
0、201、201、202、端末機器の格納部には、
アドレス201、202、2、1、がデータとして格納
される。この格納例では伝送線路監視装置と端末機器の
順序対として格納してある。尚、伝送線路監視装置の格
納部に、0を登録した場合は、端末機器が防災受信機に
直接に接続されていることを示すことにしている。この
登録は、専らその件名の防災監視システムのシステム設
計が完了して、接続パターンが決定したときに防災受信
機Rに登録をしておく。伝送線路監視装置と端末機器の
接続パターンを登録しておけば、特定の伝送線路監視装
置の切り離しを行ったときに、その後続として接続して
いる端末機器を特定することができる。
【0039】次に、請求項2に対応する構成について説
明する。実際に配線を行った後の配線構造(接続パター
ン)を自動抽出する方法としては、図15の動作の欄に
示すように、まず最初に、防災受信機から端末機器に対
して電源を投入する。このとき、防災受信機からの命令
により各伝送線路監視装置の2次側の線路を開放状態に
しておく。次に防災受信機から端末機器に対し、多重伝
送信号によりアドレスを含む信号送信を行い、返信があ
ったアドレスの端末機器を把握しデータ格納する。次
に、返信があったアドレスの伝送線路監視装置に対し、
その2次側の接続命令を送信する。そして各端末機器に
対し、アドレスを含む信号送信を行い、新たに返信があ
った端末機器は、当該伝送線路監視装置の2次側に接続
されているものとして、格納する。そして更に、各伝送
線路監視装置に対して、前記の2次側の接続を繰り返
す。
【0040】例に示した接続パターンNO.9(図8)
の場合では、図15に示すように、電源を投入し、交信
を行うとアドレス201の伝送線路監視装置から返信が
ある。データの格納方法としてしては、伝送線路監視装
置と端末機器の順序対として、(0,201)が格納さ
れる。次にアドレス201の伝送線路監視装置の2次側
の接続を行う。その結果、アドレス202の伝送線路監
視装置とアドレス2の火災感知器から返信がある。この
とき、順序対として(201,202)と(201、
2)が格納される。次に、アドレス202の伝送線路監
視装置の2次側の接続を行う。そして交信を行うとアド
レス1の火災感知器から返信がある。この順序対として
(202,1)が格納される。この自動抽出により、実
際の接続パターンが登録されるので、短絡箇所の特定に
利用する。
【0041】次に、請求項4に対応する接続端末機器の
過不足を確認する構成を説明する。図16では、図6の
例に示す接続パターンNO.1の場合において、図16
(a)の設計段階の接続パターンの登録内容と図16
(b)の実際の接続パターンの抽出内容とを比較して相
違箇所を検出している。この例では、抽出内容の中にア
ドレス(202,2)が不足しており、同じく(20
1,2)が余分であることが検出され、接続端末機器の
過不足が明確となる。
【0042】次に、請求項5に対応する伝送線路監視装
置に接続している端末機器を確認する構成を説明する。
図17には、図8の例に示す接続パターンNO.9の場
合において、既に、端末機器が登録され、格納テーブル
にデータが格納してある。この格納デーブルは、設計時
のもの又は実際の接続パターンを確認したもののいずれ
でもよい。図17の伝送線路監視装置には、上段よりア
ドレス番号の0、201、201、202が格納され、
端末機器側には、上段よりアドレスの201、202、
2、1が格納されている。上記の格納テーブルから、ア
ドレス201の伝送線路監視装置に接続している端末機
器は、アドレス202の伝送線路監視装置とアドレス2
の火災感知器であり、更に、アドレス202の伝送線路
監視装置に接続している端末機器はアドレス1の火災感
知器である。以上から、アドレス201の伝送線路監視
装置に接続している端末機器は、全部で、アドレス20
2の伝送線路監視装置とアドレス2の火災感知器とアド
レス1の火災感知器であることが確認できる。
【0043】次に、請求項6に対応する交信不良の端末
機器を区別する構成を説明する(図17参照)。図8の
例に示すパターンNO.9の場合において、アドレス2
とアドレス1の火災感知器が交信不良であるとする。こ
のとき、アドレス202の伝送線路監視装置の2次側が
切り離し中であるとすると、アドレス202の伝送線路
監視装置に接続している端末機器がアドレス1の火災感
知器であることは、配線構造を格納している防災受信機
あれば既にわかっている。よって、アドレス1の火災感
知器は、アドレス202の2次側の切り離しが原因であ
る交信不良であることがわかり、アドレス2の火災感知
器はアドレス202の2次側の切り離しが原因ではない
他の交信不良であることがわかるのである。
【0044】次に、請求項7に対応する端末機器の前段
の伝送線路監視装置を確認する構成を説明する(図17
参照)。図8の例に示すパターンNO9の場合におい
て、特定の端末機器(火災感知器)の前段、更にその前
段の伝送線路監視装置を全て確認する方法について説明
する。図17に示す格納テーブルから、アドレス1の火
災感知器が接続してある伝送線路監視装置のアドレスは
202であり、更にアドレス202の伝送線路監視装置
が接続してある伝送線路監視装置は、アドレス201で
あることがわかる。したがって、アドレス1の火災感知
器が、接続されているのは、アドレス202の伝送線路
監視装置であり、更に、その前段にはアドレス201の
伝送線路監視装置があることが確認できる。
【0045】次に、請求項8に対応する交信不良の端末
が接続されている伝送線路監視装置を確認する構成を説
明する(図17参照)。図8の例に示すパターンNO.
9の場合において、アドレス1の火災感知器が交信不良
となると、上記のようにアドレス1の火災感知器が、接
続されているのは、アドレス201の伝送線路監視装置
と、アドレス202の伝送線路監視装置であることがわ
かっているので、直ちに、交信不良となっている火災感
知器が接続されている上段より伝送線路監視装置はアド
レス201と、アドレス202とであることが確認でき
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、防災監視
システムにおいて、伝送線路監視装置と端末機器の接続
パターンを登録できるので、特定の伝送線路監視装置の
切り離しをおこなったときに、その後続として接続して
いる端末機器を特定することができるという効果を奏す
る。
【0047】請求項2記載の発明によれば、防災監視シ
ステムにおいて、実際に接続している伝送線路監視装置
と端末機器とを抽出することができるので、特定の伝送
線路監視装置が切り離しをおこなったときに、その後続
として接続している端末機器を特定することができると
いう効果を奏する。
【0048】請求項3記載の発明によれば、防災監視シ
ステムにおいて、伝送線路監視装置と端末機器の接続パ
ターンを登録でき、かつ実際に接続している伝送線路監
視装置と端末機器とを抽出することができるので、両者
を選択的に使用して、特定の伝送線路監視装置が切り離
しをおこなったときに、その後続として接続している端
末機器を特定することができるという効果を奏する。
【0049】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の効果に加えて、伝送線路監視装置と端末機器の接続
パターンを登録でき、かつ実際に接続している伝送線路
監視装置と端末機器とを抽出することができ、両者の相
違を比較できるので、実際に接続した伝送線路監視装置
や端末機器の過不足が明確となるという効果を奏する。
【0050】請求項5記載の発明によれば、明確な端末
機器自体の不良又は未接続と、伝送線路監視装置による
切り離しによる不良とを区別することも可能となるの
で、前者の端末機器不良等に対して、処置をすることが
できるという効果を奏する。
【0051】請求項6記載の発明によれば、明確な端末
機器自体の不良又は未接続と、伝送線路監視装置による
切り離しによる不良とを区別することができるので、前
者の端末機器不良等に対して、処置をすることができる
という効果を奏する。
【0052】請求項7記載及び請求項8記載の発明によ
れば、不良の端末機器が接続されている伝送線路監視装
置の2次側を切り離せば、それ以外の端末機器等は動作
させたままで、前記の不良端末機器に対して取り外し等
の工事を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の本発明にかかる伝送線路監
視装置の一例を示す概略ブロック図である。
【図2】同上のラッチングリレーを用いた、切り離し制
御手段の一例を示す図である。
【図3】同上の防災監視システムのポーリング制御に使
用されている時分割多重信号フォーマットを示す図であ
る。
【図4】同上の伝送線路監視装置を防災監視システムに
適用した使用例を示す図である。
【図5】同上のツェナーダイオードを用いて構成した短
絡検出手段を備えた本発明の伝送線路監視装置の一例を
示すブロック図である。
【図6】同上の端末機器の接続パターン例を示す図のそ
の1である。
【図7】同上のその2である。
【図8】同上のその3である。
【図9】同上のその4である。
【図10】同上のその5である。
【図11】同上のその6である。
【図12】同上のその7である。
【図13】同上の配線構造のパターンの登録の方法を示
す図である。
【図14】同上のデータ格納例を示す図である。
【図15】同上の配線構造の自動抽出の動作を説明する
図である。
【図16】同上の配線構造の相違を検出する方法を示す
図であり、(a)はデータ格納例を示す図、(b)は抽
出内容を示す図である。
【図17】同上のデータ格納例(接続パターンNO.
9)を示す図である。
【符号の説明】
A 伝送線路監視装置(端末機器) 9,9’ 切り離し制御手段 L 監視回線 R 防災受信機 S 端末機器(火災感知器)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防災受信機より導出させた、固有アドレ
    スを有する複数の端末機器を並列に接続して構成させた
    監視回線を所定ブロックに区分して、そのブロック毎に
    固有のアドレスを有する伝送線路監視装置を設けた防災
    監視システムにおいて、 上記伝送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したと
    きに作動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り
    離し制御手段を備えた構成とし、 当該防災監視システムは、前記伝送線路監視装置と端末
    機器とを防災受信機に接続した構造を登録する機能を有
    することを特徴とする防災監視システム。
  2. 【請求項2】 防災受信機より導出させた、固有アドレ
    スを有する複数の端末機器を並列に接続して構成させた
    監視回線を所定ブロックに区分して、そのブロック毎に
    固有のアドレスを有する伝送線路監視装置を設けた防災
    監視システムにおいて、 上記伝送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したと
    きに作動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り
    離し制御手段を備えた構成とし、 当該防災監視システムは、伝送線路監視装置の後続ブロ
    ックの監視回線を順次接続することにより、前記防災受
    信機に接続した伝送線路監視装置と端末機器とを自動抽
    出する機能を有することを特徴とする防災監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 防災受信機より導出させた、固有アドレ
    スを有する複数の端末機器を並列に接続して構成させた
    監視回線を所定ブロックに区分して、そのブロック毎に
    固有のアドレスを有する伝送線路監視装置を設けた防災
    監視システムにおいて、 上記伝送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したと
    きに作動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り
    離し制御手段を備えた構成とし、 当該防災監視システムは、前記伝送線路監視装置と端末
    機器とを防災受信機に接続した構造を登録する機能と、
    防災受信機に接続した伝送線路監視装置と端末機器とを
    自動抽出する機能とを有することを特徴とする防災監視
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の防災監視システムにおい
    て、登録した接続構造と、自動抽出した接続構造の相違
    を検出する機能を有することを特徴とする防災監視シス
    テム。
  5. 【請求項5】 防災受信機より導出させた、固有アドレ
    スを有する複数の端末機器を並列に接続して構成させた
    監視回線を所定ブロックに区分して、そのブロック毎に
    固有のアドレスを有する伝送線路監視装置を設けた防災
    監視システムにおいて、 上記伝送線路監視装置は、監視回線の短絡を検出したと
    きに作動して、後続ブロックの監視回線を切り離す切り
    離し制御手段を備えた構成とし、 当該防災監視システムは、伝送線路監視装置と端末機器
    との接続構造を格納することにより、前記伝送線路監視
    装置毎に接続されている端末機器を検出する機能を有す
    ることを特徴とする防災監視システム。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の防災監視システム
    において、伝送線路監視装置による、後続ブロックの監
    視回線の切り離しの有無により、切り離しによる交信不
    良端末機器とその他の要因による交信不良端末機器とを
    区別することを特徴とする防災監視システム。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の防災監視システム
    において、伝送線路監視装置と端末機器の接続構造を格
    納する格納テーブルにより、伝送線路監視装置毎に接続
    されている端末機器を、接続順序とともに検出する機能
    を有することを特徴とする防災監視システム。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の防災監視システム
    において、伝送線路監視装置と端末機器の接続関係を格
    納する格納テーブルにより、交信不良の端末機器が接続
    されている伝送線路監視装置を検出する機能を有するこ
    とを特徴とする防災監視システム。
JP24563197A 1997-09-10 1997-09-10 防災監視システム Withdrawn JPH1186171A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230492A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Carecom Co Ltd 住戸監視システム
JP2009271575A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Carecom Co Ltd 住戸監視システム
JP2017510917A (ja) * 2014-02-13 2017-04-13 ビー−アイ・インダストリアル・カンパニー、リミテッド 双方向通信機能を有する危険区域内取付用の火災及びガス検知システム

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