JPH1185518A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH1185518A
JPH1185518A JP23556097A JP23556097A JPH1185518A JP H1185518 A JPH1185518 A JP H1185518A JP 23556097 A JP23556097 A JP 23556097A JP 23556097 A JP23556097 A JP 23556097A JP H1185518 A JPH1185518 A JP H1185518A
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JP
Japan
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message
contact
control device
label
property
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JP23556097A
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English (en)
Inventor
So Terao
創 寺尾
Shigeru Hitomi
繁 人見
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクトを関数コールしないようにする
ことでオーバーヘッドを小さくして実用的であるととも
に、呼び出す側と呼び出される側との両方が異なる言語
で記述されていても実行にするようにする。 【解決手段】 共有メモリ13の内部接点用エリア13
3に格納されている起動情報に基づき、CPUユニット
11の演算部111がラダー言語で記述されたシーケン
シャルプログラムを実行するとともに、特殊高機能ユニ
ット17の演算部171がラダー言語以外のプログラミ
ング言語で記述されたシーケンシャルプログラムを実行
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御機器を制御す
るシーケンシャルプログラムを構成するメソッドに対し
て順次メッセージを伝達することで、シーケンシャルプ
ログラムを実行する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、システムがますます複雑かつ大規
模化する従い、そのソフトウェア開発に要する人員、時
間が莫大にかかるのを解決するため、オブジェクト指向
に基づいたプログラミングがなされるようになってきて
いる。
【0003】このオブジェクト指向プログラミングは、
例えば図9に示すように、オブジェクトAのデータの振
舞いを規定する関数で記述された操作(以下、メソッド
という)を終了すると、オブジェクトAからオブジェク
トBに対してオブジェクトB中の所定メソッド(Method
-b2 )を実行させるメッセージ(Call Method-b2
)を送り、その後、メッセージを受けたオブジェクト
Bがメッセージに指示されたメソッド(Method-b2 )を
実行し、続いて、実行すべきオブジェクトがある場合に
は、そのオブジェクトの所定メソッドの実行を指示する
メッセージを送るようになっている。
【0004】このように、このオブジェクト指向プログ
ラミングは、あるオブジェクトから他のオブジェクトに
対してメッセージを伝達させることで、最終的に所定の
処理動作を実行させるようになっている。
【0005】上述したようなオブジェクト指向プログラ
ミングは、以下のような長所を有している。
【0006】実世界の現象を自然な形で計算機の世界
に反映することができることによって、計算機における
モデルを人間のもつ思考に合わせることができる。 システムに対する変更、拡張はオブジェクトを単位と
して行うことが可能になる。 プログラムを新たに形成するに際し、既存のプログラ
ムを再利用するも、拡張することも容易である。
【0007】ところで、FA(Factory Aautmation) 分
野において、制御対象機器を制御する制御装置としての
プログラマブルコントローラは、シーケンスプログラム
を記述する言語として,リレーシーケンスを設計すると
きの概念をそのままプログラミングに結び付け、ビット
単位の接点制御を主体とするラダープログラムが使用さ
れているのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プログ
ラマブルコントローラを制御するシーケンスプログラム
に使用されてきたラダープログラムは、上述したオブジ
ェクト指向プログラミング言語でないため、オブジェク
ト指向プログラミング言語が有する上述したような利点
を有していないという問題点があった。
【0009】反対に、プログラマブルコントローラを制
御するシーケンスプログラムをラダープログラムでな
く、オブジェクト指向プログラミング言語(例えば、C
++,Java,Small Talk80等)で記述
した場合には、関数コールに要するオーバーヘッドが大
きすぎるため、非合理で実用的でないという問題点があ
った。
【0010】また、呼び出す側と呼び出される側とが共
に、同じ言語で記述されているといった必要も生じるた
め、特種機能をもつ制御ユニットからアクセス方法が限
定され、設計上の制約となるという問題点があった。
【0011】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑
み、オブジェクト指向を有し、かつ、処理のオーバーヘ
ッドが小さくなるようなラダープログラムで記述された
シーケンシャルプログラムを実行する制御装置法を提供
することを第1の目的とする。
【0012】また、本発明は、呼び出す側と呼び出され
る側との両方が異なる言語で記述されていても実行可能
な制御装置を提供することを第2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、制御機器を制御するシー
ケンシャルプログラムを構成するメソッドに対して順次
メッセージを伝達することで、このメッセージを受けた
メソッドが前記シーケンシャルプログラムを実行する制
御装置において、前記メソッドを起動すべきであるか否
かを示す起動情報を格納する起動情報格納手段と、この
起動情報格納手段に格納されている該起動情報に基づ
き、前記メソッドを実行するメソッド実行手段とを具備
するようにする。
【0014】請求項2記載の発明は、制御機器を制御す
るシーケンシャルプログラムを構成するメソッドに対し
て順次メッセージを伝達することで、このメッセージを
受けたメソッドが前記シーケンシャルプログラムを実行
する制御装置において、前記メソッドを起動すべきであ
るか否かを示す起動情報を格納する起動情報格納手段
と、この起動情報格納手段に格納されている該起動情報
に基づき、ラダー言語で記述されたシーケンシャルプロ
グラムを実行する第1のメソッド実行手段と、前記起動
情報格納手段に格納されている該起動情報に基づき、ラ
ダー言語以外のプログラミング言語で記述されたシーケ
ンシャルプログラムを実行する第2のメソッド実行手段
とを具備するようにする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記起動情報格納手段に格納され
ている起動情報の箇所を指定する指定情報を格納する起
動情報指定情報格納手段を具備するようにする。
【0016】本発明では、起動情報格納手段に格納され
ているメソッドを起動すべきであるか否かを示す起動情
報に基づき、シーケンシャルプログラムを実行するメソ
ッドを起動するため、オブジェクト指向プログラミング
言語でない言語で記述されたシーケンシャルプログラム
をオブジェクト指向化することができる。
【0017】また、起動情報格納手段に格納されている
起動情報に基づき実行する、ラダー言語で記述されたシ
ーケンシャルプログラムを実行する第1のメソッド実行
手段と、ラダー言語以外のプログラミング言語で記述さ
れたシーケンシャルプログラムを実行する第2のメソッ
ド実行手段とを有するため、ラダー言語を中心として任
意の言語によるオブジェクトを混在使用することが可能
となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る制御装置を図
面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明に係る制御装置が処理するオ
ブジェクトの実装概念を説明するブロック図であり、図
2は本発明に係る制御装置の一実施形態の構成を示すブ
ロック図である。
【0020】始めに、この実施形態の制御装置の構成を
説明する前に、この実施形態の制御装置を制御するシー
ケンシャルプログラムがオブジェクト指向を有するため
の実装概念を説明する。
【0021】この実施形態の制御装置を制御するシーケ
ンシャルプログラムがオブジェクト指向を有するために
は、実装されるオブジェクトが下記に述べるような構
成であり、かつ、下記に述べるような共有メモリの構
成を有する必要がある。
【0022】実装されるオブジェクトの構成について この実施形態の制御装置に実装されるオブジェクトは、
図1に示すように、オブジェクト対象のデータごとに固
有の処理を実行するメソッド(図1中のオブジェクトA
ではMethod-A1 のメソッドおよびMethod-A2 であり、オ
ブジェクトBではMethod-B1 のメソッドおよびMethod-B
2 である。)と、オブジェクトの動作・性質を変更する
プロパティ(図1中のオブジェクトAではProperty-aで
あり、オブジェクトBではProperty-bである。)とから
構成されている。
【0023】共有メモリについて この実施形態の制御装置に設けられる共有メモリには、
図1に示すように、実装された全オブジェクトのメソッ
ドについての起動情報と、パリティについてのオブジェ
クトの動作・性質変更情報とを有するようになってい
る。
【0024】起動情報と動作・性質変更情報とは、とも
に“0”または“1”信号状態で記憶されている。
【0025】上述したような実装概念を有するようにす
ると、この実施形態の制御装置は、例えば図1に示すよ
うに、メッセージにより、共有メモリ中のオブジェクト
B中のメソッド“Method-B1 ”に対応する起動情報(印
Aの箇所)が“0”から“1”に変更されて起動可能な
状態になると、オブジェクトB中のメソッド“Method-B
1 ”が、該当する処理を実行するようになっている。
【0026】従って、所定のオブジェクトのメソッドを
実行させるために送信するメッセージは、単に共有メモ
リ上の起動情報を“0”または“1”に変更させるだけ
であるので、文法に依存しない。
【0027】このため、ラダー言語を中心として任意
の言語によるオブジェクトを混在使用することが可能と
なる。 複数の実行系(CPU)を混在使用することが可能と
なる。 動作のオーバヘッドを減少させることが可能となる。 特殊(高機能)ユニットとの連携動作が容易に行うこ
とが可能となる。
【0028】続いて、上述したような概念のオブジェク
トを実装した実施形態の制御装置の構成を説明する。
【0029】この実施形態の制御装置は、上述したよう
に、オブジェクト指向の実装概念を備えたプログラマブ
ルコントローラであって、図2に示すように、CPUユ
ニット11と、データメモリ12と、共有メモリ13
と、オブジェクト管理テーブル14と、センサ,モータ
からの入力情報をCPUユニット11に出力する入力部
15と、CPUユニット11からの出力情報をアクチュ
−タ等に出力する出力部16と、特殊高機能ユニット1
7とを備えており、これらがアドレスバス,データバス
等のシステムバス18に接続されて構成されている。
【0030】CPUユニット11は、プログラマブルコ
ントローラ自身を制御する演算部111,およびこの演
算部111の処理を制御するシーケンスプログラムを記
憶する記憶部112とを備えているものである。
【0031】なお、記憶部112は、シーケンスプログ
ラムを記憶しているので、当然に上述したようなMethod
-A1 ,Method-A2 ,Method-B1 ,Method-B2 のようなメ
ソッドを実行するプログラム部分を記憶している。
【0032】データメモリ12は、図3に示すように、
制御対象機器を制御するに際してオブジェクト内のメソ
ッドが使用するデータを、オブジェクトごとに分割して
格納するものである。
【0033】なお、オブジェクト内のメソッドが使用す
るデータごとに分割されたものをインスタンスという。
【0034】共有メモリ13は、センサ,モータ等の制
御対象機器を制御する入力接点のI/O(Input /Outpu
t ) 情報を格納する入力接点用エリア131と、アクチ
ュ−タ等の制御対象機器を制御する出力接点のI/O情
報を格納する出力接点用エリア132と、実装された全
オブジェクトのメソッドについての起動情報,およびパ
リティについてのオブジェクトの動作・性質変更情報を
格納する内部接点用エリア133とを有するものであ
る。なお、起動情報および動作・性質変更情報を内部接
点情報という。
【0035】ここで、入力接点のI/O情報,出力接点
のI/O情報,起動情報および動作・性質変更情報は、
いずれも“0(OFF)”または“1(ON)”信号状
態で記憶されている。
【0036】オブジェクト管理テーブル14は、CPU
ユニット11と特殊高機能ユニット17とに存在するオ
ブジェクトの情報を保存し、メッセージを送信したいオ
ブジェクトを特定するときに使用されるものであって、
図4(a)に示すように、オブジェクト名を記憶するオ
ブジェクト名記憶エリア141a,オブジェクトに有す
るメソッド名を記憶するメソッド名エリア142a,メ
ソッド名に対応づけられたメソッド起動接点番号を記憶
するメソッド起動接点番号エリア143a,CPUユニ
ット11中の記憶部112に記憶されているメソッドを
実行させるプログラムの先頭アドレスを記憶するメソッ
ド格納アドレスエリア144aを有しており、また図4
(b)に示すように、オブジェクト名を記憶するオブジ
ェクト名記憶エリア141b,オブジェクトに有するプ
ロパティ名を記憶するプロパティ名エリア142b,プ
ロパティに対応づけられたプロパティ割付け接点番号を
記憶するプロパティ割付け接点番号エリア143bを有
している。
【0037】因みに、オブジェクトAのメソッド“Meth
od-A1 ”のものは、メソッド起動接点番号が“X+00
00.00”であり、メソッド格納アドレスが“100
00”であり、プロパティ“Property-a”のものは、メ
ソッド起動接点番号が“X+0000.03”である。
【0038】ここで、ベース接点番号Xは、基準となる
接点番号をいう。
【0039】また、オブジェクト管理テーブル14は、
図示しないが、次のオブジェクト変数を生成するために
必要な空きメモリエリア情報,未使用接点情報,オブジ
ェクト変数のサイズ情報等も格納するものである。
【0040】なお、オブジェクト管理テーブル14は、
CPUユニット11や特殊高機能ユニット17から参照
されるようになっている。
【0041】特殊高機能ユニット17は、自身を制御す
る演算部171と、通常の高級プログラミング言語(C
言語,BASIC等)やオブジェクト指向言語(C++
言語,Java等)を使用して記述されたオブジェクト
のメソッドを記憶する記憶部172とを有しており、図
5に示すように、CPUユニット11に対してシステム
バス18を介してメッセージを交換するようになってい
る。
【0042】また、特殊高機能ユニット17は、システ
ムバス18を介して共有メモリ13を読出し、書込みす
るようになっている。
【0043】さらに、高級プログラム言語には、ラダー
プログラムの場合とは異なり、接点をON/OFFする
概念を持たないため、特殊高機能ユニット17は、共有
メモリ13内の内部接点をON/OFFに変換すること
で、この共有メモリ13の内部接点を介してCPUユニ
ット11にメッセージ伝えるようになっている。
【0044】次に、この実施形態の制御装置動作を説明
する。
【0045】ここで、図1中のオブジェクトAからオブ
ジェクトBに対してメッセージを送信し、オブジェクト
B内のメソッド“Method-B1 ”を起動する動作を、図6
のフローチャートで説明する。
【0046】CPUユニット11の演算部111は、メ
ッセージを送信するための事前処理を終了すると(ステ
ップ110)、共有メモリ13内の内部接点用エリア1
33にオブジェクトBのプロパティ“property-b”につ
いての動作・性質変更情報(内部接点情報)を設定する
(ステップ120)。
【0047】演算部111は、内部接点用エリア133
の内部接点情報を設定すると、オブジェクトBのメソッ
ド“Method-B1 ”を起動させるメッセージをオブジェク
トBに出力する(ステップ130)。
【0048】続いて、演算部111は、共有メモリ13
内の内部接点用エリア133に格納されているプロパテ
ィ“property-b”を参照し(ステップ140)、プロパ
ティ“property-b”がONであるか否かを判断する(ス
テップ150)。
【0049】演算部111は、共有メモリ13内の内部
接点用エリア133に格納されているプロパティ“prop
erty-b”がONであると判断した場合には(ステップ1
50;Yes)、ON時の処理を行い(ステップ16
0)、プロパティ“property-b”がOFFであると判断
した場合には(ステップ150;No)、OFF時の処
理を行った後(ステップ170)、メッセージを送信す
るための事後処理を実行し(ステップ180)、これ
で、オブジェクトAからオブジェクトBに対してメッセ
ージを送信し、オブジェクトB内のメソッド“Method-B
1 ”を起動する動作を終了する。
【0050】続いて、上述した動作をラダーの実装に置
き換えて説明する。
【0051】図7はイベントドライブによるオブジェク
トBのメソッド“Method-B1 ”の起動例をラダープログ
ラムで記述した回路図である。
【0052】ここで、メソッド“Method-B1 ”および
“Method-B2 ”は、後述する図8に示すようなプログラ
ムからなる応用命令か、または、ユーザが作成したサブ
ルーチンである。
【0053】なお、メソッドを記述するプログラミング
言語としてラダーだけでなく、C言語,BASIC言語
等の高級言語でもよい。
【0054】回路図を構成する各接点の状態遷移を表し
た表1を参照すると明らかのように、ラベルが“Method
-B1 ”である出力接点74は、ラベルが“B1”である入
力接点71が“OFF”から“ON”に変化したときの
一度だけ実行される。従って、ラベルが“B1”である入
力接点71が“ON”した状態が継続してもラベルが
“Method-B1 ”である出力接点74が“ON”にはなら
ず、メソッド“Method-B1 ”が実行されないようになっ
ている。
【0055】
【表1】
【0056】ここで、ラベルが“Method-B1 ”である出
力接点74は、ラベルが“B1”である入力接点71が
“OFF”から“ON”に変化したときの一度だけ実行
されることを表1を参照して具体的に説明する。
【0057】ステップ1において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71(a接点)がOFFで、ラベルが“Meth
od-B1 ”である出力接点74およびラベルが“B1_TEM
P”である出力接点がOFFになっているものとする。
従って、“Method-B1 ”である入力接点(b接点)72
およびラベルが“B1_TEMP”である入力接点73(b接
点)は、ONになっている。
【0058】ステップ2において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71がONになると、ラベルが“Method-B1
”である入力接点72およびラベルが“B1_TEMP”で
ある入力接点73がともにONであるので、ラベルが
“Method- B1”である出力接点74と、“B1_TEMP”で
ある出力75がONになる。
【0059】ステップ3において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71が再びONになると、ラベルが“Method
-B1 ”である入力接点72およびラベルが“B1_TEMP”
である入力接点73がともにOFFであるので、ラベル
が“Method-B1 ”である出力接点74がOFFになる。
一方、“B1_TEMP”である出力接点75は、ラベルが
“B1”である入力接点71がONであるので、ON状態
になっている。
【0060】ステップ4において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71が引き続きONになると、ラベルが“B1
_TEMP”である入力接点73がOFFになるので、仮に
“Method-B1 ”である入力接点72がONでも、“Meth
od-B1 ”である出力接点74がOFFである。一方、
“B1_TEMP”である出力接点75は、ラベルが“B1”で
ある入力接点71がONであるので、ON状態になって
いる。
【0061】ステップ5において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71がONからOFFになると、ラベルが
“Method-B1 ”である入力接点72およびラベルが“B1
_TEMP”である入力接点73がどの様な信号状態にあっ
ても“Method-B1 ”である出力接点74がOFFであ
る。一方、“B1_TEMP”である出力接点75は、ラベル
が“B1”である入力接点71がOFFであるので、OF
F状態になる。なお、ラベルが“Method-B1 ”である入
力接点72は、ON状態になっており、ラベルが“B1_
TEMP”である入力接点73は、OFF状態になってい
る。
【0062】ステップ6において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71が引続きOFFになると、ラベルが“Me
thod-B1 ”である入力接点72およびラベルが“B1_TE
MP”である入力接点73がともにOFFの状態にあるの
で、ラベルが“Method-B1 ”である出力接点74がOF
F状態のままである。一方、“B1_TEMP”である出力接
点75は、ラベルが“B1”である入力接点71がOFF
であるので、OFF状態のままである。
【0063】ステップ7において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71がOFFからONになると、ラベルが
“Method-B1 ”である入力接点72およびラベルが“B1
_TEMP”である入力接点73がともにON状態にあるの
で、ラベルが“Method-B1 ”である出力接点74および
“B1_TEMP”である出力接点75は、ON状態になる。
【0064】ステップ8において、ラベルが“B1”であ
る入力接点71が再びONになると、ラベルが“Method
-B1 ”である入力接点72およびラベルが“B1_TEMP”
である入力接点73がともにOFFであるので、ラベル
が“Method-B1 ”である出力接点74がOFFになる。
一方、“B1_TEMP”である出力接点75は、ラベルが
“B1”である入力接点71がONであるので、ON状態
になっている。
【0065】上述した表1の状態遷移表は、メソッド
“Method-B1 ”の出力内容を表した回路Aについてのも
のであるが、メソッド“Method-B2 ”の出力内容を表し
た回路Bについてのものも同様であるのでその詳細説明
を省略する。
【0066】図8はプロパティの状態によりONする出
力接点を変更するサブルーチンを示す図である。
【0067】このサブルーチンは、ラベルが“Property
-b”である入力接点91(b接点)がOFFならば、ラ
ベルが“OUT-1の出力接点92がONとなり、ラベル
が“Property-b”である入力接点93(b接点)がON
ならば、ラベルが“OUT-2の出力接点94がONとな
ようになっている。
【0068】従って、このサブルーチン例では、ラベル
が“Property-b”の接点91,93の値によりメソッド
の動作を変更することができる。
【0069】このように、オブジェクトBのメソッドを
実装することにより、オブジェクトAからメッセージが
送信されてきたとき、オブジェクトBの所定のメソッド
Bを起動することができるとともに、オブジェクトBの
プロパティの値により、オブジェクトBの動作を変更す
ることができる。
【0070】つまり、ラベルが“B1”をOFFからON
に変化させることは、オブジェクトBにメッセージを送
信することに相当し、また、ラベルが“B1”をOFFか
らONに変化したときに実行されるサブルーチンが、メ
ッセージ送信により起動されるイベントドライブ形式の
メソッドに相当する。
【0071】この実施形態の制御装置では、共有メモリ
13の内部接点用エリア133に格納されている起動情
報に基づき、CPUユニット11の演算部111がシー
ケンシャルプログラムを実行するメソッドを起動するた
め、オブジェクト指向プログラミング言語でないラダー
プログラム言語で記述されたシーケンシャルプログラム
をオブジェクト指向化することができる。
【0072】また、共有メモリ13の内部接点用エリア
133に格納されている起動情報に基づき、ラダー言語
で記述されたシーケンシャルプログラムを実行するCP
Uユニット11の演算部111と、ラダー言語以外のプ
ログラミング言語で記述されたシーケンシャルプログラ
ムを実行する特殊高機能ユニット17の演算部171と
を有するため、ラダー言語を中心として任意の言語に
よるオブジェクトを混在使用することができるようにな
り、複数の実行系(CPU)を混在使用することがで
きるようになり、動作のオーバヘッドを減少させるこ
とがができるようになり、特殊(高機能)ユニットと
の連携動作が容易に行うことができるようになる。
【0073】
【発明の効果】以上本発明によれば、起動情報格納手段
に格納されているメソッドを起動すべきであるか否かを
示す起動情報に基づき、シーケンシャルプログラムを実
行するメソッドを起動するため、オブジェクト指向プロ
グラミング言語でない言語で記述されたシーケンシャル
プログラムをオブジェクト指向化することができる。
【0074】このため、オブジェクト指向プログラミン
グ言語が有する利点を共有することができる。
【0075】また、起動情報格納手段に格納されている
起動情報に基づき実行する、ラダー言語で記述されたシ
ーケンシャルプログラムを実行する第1のメソッド実行
手段と、ラダー言語以外のプログラミング言語で記述さ
れたシーケンシャルプログラムを実行する第2のメソッ
ド実行手段とを有するため、ラダー言語を中心として任
意の言語によるオブジェクトを混在使用することができ
る。
【0076】このため、呼び出す側と呼び出される側と
の両方が異なる言語で記述されていても実行となり、処
理のオーバーヘッドを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置が有するオブジェクトの
実装概念を説明する説明図。
【図2】本発明に係る制御装置の一実施形態を示すブロ
ック図。
【図3】図2中のデータメモリに格納されているデータ
を説明する説明図。
【図4】図2中のオブジェクト管理テーブルの構成を示
すブロック図。
【図5】特殊高機能ユニットとCPUユニット間のメッ
セージ送信を説明する説明図。
【図6】オブジェクトAからオブジェクトBに対してメ
ッセージを伝達するときの処理動作を示すフローチャー
ト。
【図7】オブジェクトAからオブジェクトBに対してメ
ッセージを伝達するときの処理動作を表したラダー図。
【図8】図7中のサブルーチンを表したラダー図。
【図9】従来から使用されているオブジェクト指向プロ
グラミング言語で記述されたプログラムが実行される態
様を説明する説明図。
【符号の説明】
11 CPUユニット11 111 演算部(メソッド実行手段)(第1のメソ
ッド実行手段) 112 記憶部 12 データメモリ 13 共有メモリ(起動情報格納手段) 131 入力接点用エリア 132 出力接点用エリア 133 内部接点用エリア(起動情報格納手段) 14 オブジェクト管理テーブル(起動情報指定
情報格納手段) 15 入力部 16 出力部 17 特殊高機能ユニット 171 演算部(第2のメソッド実行手段) 172 記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御機器を制御するシーケンシャルプロ
    グラムを構成するメソッドに対して順次メッセージを伝
    達することで、メッセージを受けたメソッドが前記シー
    ケンシャルプログラムを実行する制御装置において、 前記メソッドを起動すべきであるか否かを示す起動情報
    を格納する起動情報格納手段と、 この起動情報格納手段に格納されている該起動情報に基
    づき、前記メソッドを実行するメソッド実行手段と、 を具備することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 制御機器を制御するシーケンシャルプロ
    グラムを構成するメソッドに対して順次メッセージを伝
    達することで、このメッセージを受けたメソッドが前記
    シーケンシャルプログラムを実行する制御装置におい
    て、 前記メソッドを起動すべきであるか否かを示す起動情報
    を格納する起動情報格納手段と、 この起動情報格納手段に格納されている該起動情報に基
    づき、ラダー言語で記述されたシーケンシャルプログラ
    ムを実行する第1のメソッド実行手段と、 前記起動情報格納手段に格納されている該起動情報に基
    づき、ラダー言語以外のプログラミング言語で記述され
    たシーケンシャルプログラムを実行する第2のメソッド
    実行手段と、 を具備することを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 前記起動情報格納手段に格納されている
    起動情報の箇所を指定する指定情報を格納する起動情報
    指定情報格納手段を具備することを特徴とする請求項1
    または2記載の制御装置。
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