JP6053616B2 - 表示部品制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、シーケンサと表示器で構成する表示部品制御システムに関するもので、更に詳細には、シーケンサのプログラムの記述により、表示器に表示する表示部品の表示や制御を可能とするシーケンサのプログラムの記述内容と、それに対応した表示器での表示部品の表示内容に関するものである。
従来のシーケンサと表示器を組合せたシステムでは、シーケンサのプログラムを開発するための開発環境と、表示器で表示する画面を設計するための開発環境を使用し、それぞれ、シーケンサのプログラムと、表示器の表示画面データを作成する必要があった。
また、シーケンサと表示器の間は、デバイスと呼ばれるシーケンサのアドレスを示す識別子を用いて通信を行う。デバイスの表現には様々なものがあるが、一般にアルファベットと数字による表現が行われ、例えば“D100”といった表現が使われる。表示器の表示画面を設計する際に、表示画面の開発環境上で、表示画面に表示部品を張り付け、その表示部品に対応させるシーケンサ上のデバイスを、その表示部品に設定する。この方法では、シーケンサのプログラムの開発者と、表示器の表示画面の開発者との間で、どの意味を持つ変数が、何というデバイスに割付けられているかを共有する必要がある。例えば、生産ラインの制御を行う場合に、目標数、実績数などの値が、D100、D101等のどのデバイスに割付けられているかを、互いに正しく認識する必要がある。
このように、シーケンサと表示器の間でデバイスによって情報を特定するのは、シーケンサのプログラムの開発者や、表示器の表示画面の開発者にとって分かりにくく、デバイスとそのデバイスが示す値との対応を確認しながら設計する必要があった。
これに対し、ラベルと呼ばれるデバイスに別名を付けることができるようになってきた。これは、“D100”に対して、“GOAL_NUMBER”等の分かり易い名前を付けることができ、この名前を用いて、シーケンサのプログラムや表示器の表示画面の設計を行えるようにするものである。シーケンサのプログラムの開発者と表示器の表示画面の開発者は、変数の名前を共有していれば、効率良く設計を進めることができる。ただし、シーケンサと表示器でそれぞれに開発環境が存在し、シーケンサにはシーケンサの開発環境から、表示器には表示画面の開発環境から、それぞれプログラムと表示画面データを書き込む必要があった。また、シーケンサと表示器の開発者の間で、表示部品に表示する変数とその名前の情報を共有する必要があった。
また、特許文献1に記載されたような表示画面の設計システムでは、シーケンサのプログラムの開発環境上で制御画面を設計可能とし、ここで設計した設計画面をテンプレートとして表示器の開発環境へ転送することで、表示画面の設計効率を向上させていた。さらに、シーケンサのプログラム開発環境上で設定する制御用のパラメータと、そのパラメータのシーケンサの内部メモリでの位置の対応を記したパラメータテーブルを、前記のテンプレート上に読み込むだけで、表示器の画面を自動生成できるようにすることで、表示器の画面の作成を効率化していた。
特開2011−108008号公報
しかしながら、上記従来の表示画面の設計システムでは、表示画面の設計効率を改善できるものの、表示画面の開発環境が必要で、それぞれの開発環境から、シーケンサと表示器へプログラムと画面データを書き込む必要があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、表示画面データを作成するための表示画面の開発環境が不要で、シーケンサと表示器で構成する制御システムの開発効率を向上させることのできる表示部品制御システムを得ることを目的とする。
この発明に係る表示部品制御システムは、機器を制御するシーケンサで実行される命令として、シーケンサの制御内容を表示する表示器で表示される表示部品の動作を制御する命令を備えた表示部品制御システムであって、シーケンサに設けられ、実行する命令が、表示器に表示される表示部品の動作を制御する命令であった場合は、命令を表示部品命令としてその関連データと共に出力するプログラム実行部と、表示部品命令を解釈する表示部品命令解釈部と、表示部品解釈部で解釈した結果に基づいて表示器で表示する表示部品の描画データを生成する描画処理部とを備え、プログラム実行部は、表示器がシーケンサに接続された場合にのみ、表示部品の動作を制御する命令を実行するものである。
この発明の表示部品制御システムは、シーケンサで実行される命令として、表示器で表示される表示部品の動作を制御する命令を備え、この命令を表示部品命令として実行し、表示器で表示する表示部品の描画データを生成し、表示器がシーケンサに接続された場合にのみ、表示部品の動作を制御する命令を実行するようにしたので、表示画面データを作成するための表示画面の開発環境が不要で、シーケンサと表示器で構成する制御システムの開発効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による表示部品制御システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態1による表示部品制御システムのランプ部品FBを使用するユーザプログラムの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による表示部品制御システムのランプ部品を表示する表示器の画面例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による表示部品制御システムのシーケンサのプログラム実行の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による表示部品制御システムの表示器の表示部品命令の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による表示部品制御システムの表示器の表示部品命令の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による表示部品制御システムのトレンドグラフFBを使用するユーザプログラムの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3による表示部品制御システムのトレンドグラフ部品を表示する画面例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4による表示部品制御システムのダイアログFBを使用するユーザプログラムの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態4による表示部品制御システムのダイアログ部品を表示する画面例を示す説明図である。 本発明の実施の形態5による表示部品制御システムの表示器の表示部品命令の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6による表示部品制御システムの表示画面確認ツールの構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態7による表示部品制御システムの画面切換えFBを使用するユーザプログラムの例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による表示部品制御システムを示す構成図である。
図1に示す表示部品制御システムは、シーケンサ1、表示器2、制御対象3、プログラム開発環境4を備えている。シーケンサ1は、ユーザがプログラム開発環境4を用いて作成した制御プログラムを実行し、シーケンサ1に接続されている、I/OやA/D、D/A等の外部との入出力を担うユニット(これらユニットについては図示を省略している)を介して、制御対象3との間で信号のやり取りを行い、制御対象3を制御するものであり、プログラム実行部101を備えている。このプログラム実行部101は、実行する命令が、表示器2に表示される表示部品の動作を制御する命令であった場合は、その命令を表示部品命令としてその関連データと共に出力するよう構成されている。
また、シーケンサ1は、CPUやメモリ等のハードウェアと、ユーザプログラムの実行部、表示器2やパーソナルコンピュータ等の周辺機器との通信処理に対応したソフトウェアから構成されている。
表示器2は、シーケンサ1との通信機能を有し、シーケンサ1が制御する制御対象3の状況やその制御操作といったシーケンサ1における制御内容を表示するものであり、表示部品命令解釈部201、描画処理部202、表示画面203を備えている。表示部品命令解釈部201は、シーケンサ1のプログラム実行部101から表示部品命令が送出された場合は、これを解釈する処理部である。描画処理部202は、表示部品命令解釈部201で解釈された表示部品命令に基づいて画面描画データを生成する処理部である。表示画面203は、表示画面データを表示するためのディスプレイである。
また、表示器2は、CPU、メモリ、タッチパネル等のハードウェアと、シーケンサ1等の周辺機器と通信機能を担うソフトウェアと、シーケンサ1の表示部品命令の処理機能を含む画面データの表示処理機能を担うソフトウェアから構成されている。
なお、表示器2は、常時接続する形態でなくても良く、必要な時にシーケンサ1に接続して使用する形態であっても良い。また、表示器2は、タブレット端末やスマートフォン等、表示画面と有線あるいは無線の通信機能を持つものでも良い。また、パーソナルコンピュータのように、表示画面と通信機能を持つものでも良い。
制御対象3は、シーケンサ1によって制御される対象となる機器や装置である。プログラム開発環境4は、シーケンサ1の制御プログラムを作成するプログラミングツールであり、パーソナルコンピュータ等によって実現されている。このプログラム開発環境4で用いる言語としては、一般に、ラダー、ストラクチャードテキスト、ファンクションブロック、インストラクション・リストに加え、制御の流れを記述するシーケンシャル・ファンクション・チャートといったものである。
図2は、この発明の実施の形態1によるユーザプログラムの記述例を示す図であり、シーケンサ1で表示器2の表示部品を制御する機能を実現する例として、ファンクションブロック(ランプ部品FB10)の例を示している。この例では、ファンクションブロックの形態を示しているが、プログラム上は、ファンクションブロックの形態ではなく、オブジェクト指向言語のクラスの形態を採り、個々の表示部品をインスタンスとして扱ってもよい。
なお、このファンクションブロックは、属性として、表示する表示部品名とその形状、表示する値を格納する変数名、表示する座標(X座標,Y座標)とサイズ(Xサイズ,Yサイズ)を持つ。さらに、表示部品によっては、表示するデータの値に応じて変化する色(ON時カラー,OFF時カラー)や表示部品自体の形状を追加情報として持つ。
ユーザは、この表示部品のファンクションブロックを、ユーザプログラム中に書き込むことで、制御の流れに応じた表示処理を記述する。
また、ファンクションブロックへの入力は、ファンクションブロックの端子に変数を指定することで、外部から入力することもでき、さらに、ファンクションブロックのインスタンスが持つデータとして、ファンクションブロック自体に設定することもできる。
図3は、この発明の実施の形態1の表示部品制御システムによる表示画面の例である。ランプ部品とは、対応付けた真偽値をとる変数の値が真の場合と偽の場合のそれぞれで、設定した色を表示する部品である。例えば、真の場合には赤を、偽の場合には緑を指定し、対応する変数の値に応じて、表示を切換える。
図3では、図2で示した表示部品のファンクションブロック(ランプ部品FB10)を実行し、表示器2の表示画面203にランプ部品20を表示している。このランプ部品20の画面上での位置、サイズは、図2のファンクションブロックで指定した値である。
図4は、この発明の実施の形態1の表示部品制御システムにおけるシーケンサ1のプログラム実行の処理の流れを示す図である。
シーケンサ1が起動し、プログラム実行部101はプログラムの実行を開始する。プログラムの実行は、実行停止が指示されるまで繰り返し行う(ステップST001)。プログラムの最後まで実行を終えると、先頭に戻ってプログラムの実行を継続する。
プログラムの実行を開始すると、シーケンサ1はメモリ(図示省略)に格納したプログラムの中からプログラムカウンタ(図示省略)が指す命令を1つ読み出す(ステップST002)。次にその命令が、表示部品命令かどうかを判断する(ステップST003)。その命令が表示部品命令である場合は、その表示部品命令のIDと、その命令の関連データであるオペランドを表示器2へ通知する(ステップST004)。
一方、ステップST003での判定の結果、表示部品命令ではなかった場合は、シーケンサの命令としてその命令をシーケンサ上で実行する(ステップST005)。そして、ステップST001へ戻り、プログラムの実行停止が指示されるまで、繰り返しこれらの処理を実行する(ステップST001〜ステップST006)。
図5は、この実施の形態1による、表示部品命令の処理の流れを示す図である。表示器2は、表示部品命令のIDとその命令に関連するデータをシーケンサから受け取ると(ステップST102)、表示器内部の表示部品命令解釈部201で表示部品命令を解釈し、描画処理部202で表示部品命令に応じた描画処理を行って、表示画面203で表示を行う(ステップST103)。表示器2では、このような処理を電源投入から電源断まで繰り返して行う(ステップST101〜ステップST104)。
表示部品に対応したファンクションブロックで表示対象として指定するのは、デバイスと呼ぶシーケンサ特有のメモリ上のアドレスを指定する表現であっても良いし、ラベルと呼ぶデバイスに付ける別名であっても良い。
また、これまでの説明では、表示器2側にはシーケンサ1から転送される表示部品命令のIDとオペランドのデータを解釈して、対応する表示部品の表示を行う機能が搭載されている形であったが、従来の表示器の構成にこの仕組みを追加する構成であっても良い。すなわち、表示画面データを持ち、その表示画面データに含まれている表示部品の設定に応じて、表示器2からシーケンサ1へ値を取得する従来の表示器の構成に対し、シーケンサ1からプログラムに含まれる表示部品命令に応じて、表示器2の表示画面部品を制御する仕組みの両方を同時に処理する構成であっても良い。
以上説明したように、実施の形態1の表示部品制御システムによれば、機器を制御するシーケンサで実行される命令として、シーケンサの制御内容を表示する表示器で表示される表示部品の動作を制御する命令を備えた表示部品制御システムであって、シーケンサに設けられ、実行する命令が、表示器に表示される表示部品の動作を制御する命令であった場合は、命令を表示部品命令としてその関連データと共に出力するプログラム実行部と、表示部品命令を解釈する表示部品命令解釈部と、表示部品解釈部で解釈した結果に基づいて表示器で表示する表示部品の描画データを生成する描画処理部とを備えたので、表示器の表示画面の開発環境上で表示画面データを作成することなく、シーケンサのプログラムの開発環境上で表示部品の制御命令を記述するだけで、表示器の表示画面を制御することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、表示器2が接続されている場合にのみ、表示部品命令を実行するようにしたものである。実施の形態2における表示部品制御システムの図面上の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるため、図1の構成を用いて説明する。
実施の形態2のプログラム実行部101は、表示器2が接続されている場合にのみ表示部品の動作を制御する命令を実行するよう構成されている。その他の構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図6は、表示器が接続されている状態でのみ表示部品命令を実行する処理を示す図である。ここで、ステップST201〜ステップST204、ステップST207の処理は、図4に示した実施の形態1のステップST001〜ステップST003、ステップST005〜ステップST006の処理と同様である。一方、実施の形態2では、シーケンサ1のプログラム実行部101は、表示器2が接続されていない状況では、表示部品命令を実行せず、シーケンサ1から表示器2へのデータ転送は行われない(ステップST205:No)。また、この場合、表示器2は何も新たな処理は行わず、その時点で表示している内容の表示を継続する。ステップST205において、表示器2が接続されている場合は、実施の形態1のステップST004と同様に、表示部品命令と関連データとを表示器2に通知する(ステップST206)。
このように、実施の形態2では、シーケンサ1は、表示器2が接続されていない状況では表示に関する処理を行わないことで、制御に関係しない表示に関するオーバーヘッドを抑え、I/Oの入出力周期を短縮することができる。
ただし、シーケンサ1が表示に関する処理を実行しないことで、表示処理を実行する場合と比べて、プログラムの実行時間が変化し、I/Oの入出力タイミングが変わることで制御対象に対して悪影響を及ぼす場合に備えて、表示器2が接続されていない状況でも、表示処理の実行を継続することも可能である。表示器2の接続の有無に応じた表示処理を実行するか実行しないかは、この動作に対応したフラグとして機能する真偽値を採る変数を設けることで実現できる。ユーザプログラムや開発環境からこのフラグとして機能する変数の値を切換える。
以上説明したように、実施の形態2の表示部品制御システムによれば、プログラム実行部は、表示器がシーケンサに接続された場合にのみ、表示部品の動作を制御する命令を実行するようにしたので、表示器が接続されておらず、表示処理が不要な場合には、表示の処理を省くことでシーケンス処理を高速化することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、プログラム中にトレンドグラフ表示部品を記述した例である。なお、表示部品制御システムにおける図面上の構成は図1と同様であるため、図1の構成を用いて説明する。
図7は、実施の形態3によるユーザプログラムの記述例を示す図である。実施の形態3では、ファンクションブロックとしてトレンドグラフFB11を記述している。また、このトレンドグラフFB11には、属性として、表示する値を格納する変数名、表示する座標(X座標,Y座標)とサイズ(Xサイズ,Yサイズ)、さらに、表示点数、表示色(カラー)、Xスケール、Yスケールを有する。
図8は、プログラム実行部101がこのプログラムを実行して、表示器2の表示画面203でトレンドグラフ部品21を表示している例を示す図である。トレンドグラフ部品21のように、過去のデータを保持する必要がある表示部品は、表示器2側でデータの管理を行う。例えば、描画処理部202が過去のデータを保持し、図示のようなトレンドグラフ部品21の描画データを生成する。シーケンサ1からは、表示部品命令の実行時に常に最新のデータを送る。
以上のように、実施の形態3の表示部品制御システムでは、シーケンサ1と表示器2間のデータ転送量を抑制し、シーケンサ1のプログラム実行に余計なオーバーヘッドを掛けることなく、効率良く表示部品の表示を実施できる。トレンドグラフ部品21以外にも、最新の値以外に過去の値を利用する移動平均や統計演算を伴う表示部品では、この形態を採る。
実施の形態4.
実施の形態4は、プログラム中にダイアログ表示部品を記述した例である。なお、表示部品制御システムにおける図面上の構成は図1と同様であるため、図1の構成を用いて説明する。
図9は、実施の形態4によるユーザプログラムの記述例を示す図である。実施の形態4では、ファンクションブロックとしてダイアログFB12を記述している。ダイアログ表示命令は、表示器2の表示画面203上での位置(X座標,Y座標)とサイズ(Xサイズ,Yサイズ)に加え、表示色(カラー)、表示する文字列を指定することができる。さらに、表示内容に関係する変数を変数名で指定することができる。指定できる変数名は1件であっても良いし、2件以上であっても良い。このような構成により、図10に示すように、表示画面203上でダイアログ部品22を表示することができる。
このように、実施の形態4の表示部品制御システムでは、ダイアログ表示を行う処理をプログラム中に記述可能とすることで、警告表示といった処理を、シーケンサと表示器の両方で作成する必要が無くなるため、開発作業を効率化できる。また、シーケンサ処理の流れに応じた警告処理を、表示器上に容易に出力することができる。
実施の形態5.
実施の形態5は、表示器側の属性に応じた表示内容の切換えを行うようにした例である。なお、実施の形態5においても図面上の構成は図1と同様であるため、図1の構成を用いて説明する。
実施の形態5では、表示器2と、表示器2で表示する表示部品とは、通常モードかメンテナンスモードかの動作モードを属性として有している。動作モードとは、通常モード、メンテナンスモードといった、対応する機能の範囲を決めるものである。表示部品命令で通常モードに指定されている表示部品は、通常モードの表示器2が接続された場合に、設定されている表示部品をオペランドで指定された位置、色、その他の属性に応じて表示を行うようプログラム実行部101が表示部品命令を送出する。一方、メンテナンスモードに指定されている表示部品は、通常モードの表示器2が接続された場合は実行しないが、メンテナンスモードの表示器2が接続された場合のみシーケンサ1から表示器2へデータ転送を行い、表示処理を行うよう表示部品命令を送出する。
なお、メンテナンスモードの表示器2が接続された場合に、シーケンサ1のプログラム実行部101では、通常モードの表示命令部品を実行しても良いし、実行しなくても良い。この動作はユーザがフラグとして働く真偽値をとる変数によって切換え可能である。
次に、実施の形態5の動作について説明する。実施の形態5における表示器2側の属性に応じた表示内容の切換え処理は、シーケンサ1で表示部品命令を実行する処理である図4のステップST004の中で行う。図11は、この処理を示すフローチャートである。
プログラム実行部101は、実行する命令が表示部品命令であった場合、表示部品の属性がメンテナンスモードであるか否かを判断する(ステップST301)。この判断の結果、メンテナンスモードではない場合は、表示部品命令のIDとオペランドを表示器2へ転送する(ステップST303)。一方、表示部品の属性がメンテナンスモードの場合は、表示器2がメンテナンスモードであるかどうかを判断する(ステップST302)。この判断は、シーケンサ1と表示器2が初回に通信する際に、表示器2側からシーケンサ1の特定のメモリに対して動作モードを示す値を転送しても良いし、シーケンサ1上で表示部品命令を実行する度に、一旦表示器2に対して動作モードを問合せ、その結果を受けて判断してもよい。この判断の結果、表示器2がメンテナンスモードである場合は、表示部品命令のIDとオペランドを表示器2へ転送する(ステップST303)。表示器2がメンテナンスモードではない場合は、表示器2への転送は行わない。
以上説明したように、実施の形態5の表示部品制御システムによれば、表示部品と表示器は、属性として、通常モードとメンテナンスモードのいずれかの動作モードを有し、プログラム実行部は、表示部品の動作を制御する命令の表示部品がメンテナンスモードであった場合、表示器がメンテナンスモードであった場合にのみ表示部品命令を送出し、命令が通常モードであった場合は、表示器が少なくとも通常モードであった場合に表示部品命令を送出するようにしたので、通常時や一般の作業者には表示しないデータであるが、メンテナンス時や、メンテナンス用の表示器を持つ特定の作業員のみが、モニタすることが可能な表示部品を実現することができる。
実施の形態6.
実施の形態6は、表示部品命令の表示内容をシミュレータで確認するようにしたものである。
図12は、実施の形態6の表示部品制御システムの構成図である。実施の形態6では、パーソナルコンピュータ30上に、シーケンサシミュレータ1aと表示器シミュレータ2aとプログラム開発環境4とを表示確認ツールとして実現している。シーケンサシミュレータ1aは、図1で示したシーケンサ1のシミュレーションを行うシミュレータであり、プログラム実行部101と同様の動作を行うプログラム実行部101aを有している。表示器シミュレータ2aは、表示器2のシミュレーションを行うシミュレータであり、表示部品命令解釈部201a、描画処理部202a、表示画面203aを備えている。これら表示部品命令解釈部201a〜表示画面203aは、実施の形態1における表示部品命令解釈部201〜表示画面203と同様の動作を行うものである。また、プログラム開発環境4は、実施の形態1のプログラム開発環境4と同様である。
このように構成された表示部品制御システムは、実施の形態1と同様に、シーケンサシミュレータ1aがプログラム開発環境4で作成されたプログラムを実行する。ここで、プログラムは、図2に示したランプ部品FB10と同様である。表示器シミュレータ2aでは、表示部品命令解釈部201aおよび描画処理部202aによって表示画面203aへの表示が行われる。図中、ランプ部品20が表示された表示画面203aがその表示内容である。
以上説明したように、実施の形態6の表示部品制御システムによれば、機器を制御するシーケンサのシミュレーションを行うシーケンサシミュレータで実行される命令として、シーケンサの制御内容を表示する表示器のシミュレーションを行う表示器シミュレータで表示される表示部品の動作を制御する命令を備えた表示部品制御システムであって、シーケンサシミュレータに設けられ、実行する命令が、表示器シミュレータに表示される表示部品の動作を制御する命令であった場合は、命令を表示部品命令としてその関連データと共に出力するプログラム実行部と、表示部品命令を解釈する表示部品命令解釈部と、表示部品解釈部で解釈した結果に基づいて表示器シミュレータで表示する表示部品の描画データを生成する描画処理部とを備えたので、プログラム中に記述した表示部品命令を実行した際に、表示器上に現れる部品の状況を、容易に確認することができる。
実施の形態7.
実施の形態7は、表示部品の動作を制御する命令として画面切換え命令を含む例である。図面上の構成は図1または図12と同様であるため、図1の構成を用いて説明する。実施の形態7では、表示器2が複数の表示画面を切換え表示可能な場合、表示部品命令として、いずれかの表示画面を指定する命令を含むものである。
図13は、画面切換え命令を示す図である。
画面切換え命令は、表示部品命令の一つであり、画面切換えFB13に対して、属性として表示器2の画面の名称を指定すると、シーケンサ1のプログラム実行部101は、命令の実行時に表示器2に対して、命令のIDと共に新たな画面の名称を転送する。表示器2では、そのIDを解釈し、一緒に届いた画面名への切換えを実行する。図示例では、表示画面203における切換え可能な表示画面として、初期画面40、選択画面41、モニタ画面42の例を示し、また、画面切換えFB13への属性として「選択画面」を指定している。
なお、画面の名称には、画面に付けた一意な名前でも良いし、画面番号を指定することもできる。
以上説明したように、実施の形態7の表示部品制御システムによれば、表示部品の動作を制御する命令は、表示器が複数の表示画面を切換え表示可能な場合のいずれかの表示画面を指定する命令を含むようにしたので、プログラムから画面切換えを制御できるようになり、従って、表示器の画面データとプログラム間での画面番号の伝達処理の記述が不要となることから、画面切換え処理の設定作業を効率化することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 シーケンサ、1a シーケンサシミュレータ、2 表示器、2a 表示器シミュレータ、3 制御対象、4 プログラム開発環境、10 ランプ部品FB、11 トレンドグラフFB、12 ダイアログFB、13 画面切換えFB、20 ランプ部品、21 トレンドグラフ部品、22 ダイアログ部品、30 パーソナルコンピュータ、40 初期画面、41 選択画面、42 モニタ画面、101,101a プログラム実行部、201,201a 表示部品命令解釈部、202,202a 描画処理部、203,203a 表示画面。

Claims (4)

  1. 機器を制御するシーケンサで実行される命令として、当該シーケンサの制御内容を表示する表示器で表示される表示部品の動作を制御する命令を備えた表示部品制御システムであって、
    前記シーケンサに設けられ、実行する命令が、前記表示器に表示される表示部品の動作を制御する命令であった場合は、当該命令を表示部品命令としてその関連データと共に出力するプログラム実行部と、
    前記表示部品命令を解釈する表示部品命令解釈部と、
    前記表示部品命令解釈部で解釈した結果に基づいて前記表示器で表示する表示部品の描画データを生成する描画処理部とを備え、
    前記プログラム実行部は、前記表示器が前記シーケンサに接続された場合にのみ、前記表示部品の動作を制御する命令を実行することを特徴とする表示部品制御システム。
  2. 前記表示部品と前記表示器は、属性として、通常モードとメンテナンスモードのいずれかの動作モードを有し、
    前記プログラム実行部は、前記表示部品の動作を制御する命令によって指定される前記表示部品の前記動作モードが前記メンテナンスモードであった場合、前記表示器が前記メンテナンスモードであった場合にのみ前記表示部品命令を送出し、前記命令によって指定される前記表示部品の前記動作モードが前記通常モードであった場合は、前記表示器が少なくとも前記通常モードであった場合に前記表示部品命令を送出することを特徴とする請求項1記載の表示部品制御システム。
  3. 機器を制御するシーケンサで実行される命令として、当該シーケンサの制御内容を表示する表示器で表示される表示部品の動作を制御する命令を備えた表示部品制御システムであって、
    前記シーケンサに設けられ、実行する命令が、前記表示器に表示される表示部品の動作を制御する命令であった場合は、当該命令を表示部品命令としてその関連データと共に出力するプログラム実行部と、
    前記表示部品命令を解釈する表示部品命令解釈部と、
    前記表示部品命令解釈部で解釈した結果に基づいて前記表示器で表示する表示部品の描画データを生成する描画処理部とを備え、
    前記表示部品と前記表示器は、属性として、通常モードとメンテナンスモードのいずれかの動作モードを有し、
    前記プログラム実行部は、前記表示部品の動作を制御する命令によって指定される前記表示部品の前記動作モードが前記メンテナンスモードであった場合、前記表示器が前記メンテナンスモードであった場合にのみ前記表示部品命令を送出し、前記命令によって指定される前記表示部品の前記動作モードが前記通常モードであった場合は、前記表示器が少なくとも前記通常モードであった場合に前記表示部品命令を送出することを特徴とする表示部品制御システム。
  4. 前記表示部品の動作を制御する命令は、前記表示器が複数の表示画面を切換え表示可能な場合のいずれかの表示画面を指定する命令を含むことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載の表示部品制御システム。
JP2013121776A 2013-06-10 2013-06-10 表示部品制御システム Active JP6053616B2 (ja)

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