JP2008077265A - プログラマブルコントローラのプログラム更新方法 - Google Patents

プログラマブルコントローラのプログラム更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプログラマブルコントローラによる運転中のプログラム一括更新を可能にする。
【解決手段】
マルチコントローラにおけるユーザからの運転中プログラムの更新の要求は、ネットワークへの運転中更新の要求の一斉同報メッセージに変換され、メッセージ伝送の帯域にて全てのプログラマブルコントローラに通知される。このような構成において、従来の(1)リードポインタ≠ライトポインタと言う条件に、(2)RUN中更新要求の有無も判定要素として加える事により、複数のプログラマブルコントローラのプログラムをスキャンエンド中に一括更新する。
【選択図】図5

Description

本発明は、プログラマブルコントローラのユーザプログラム更新に関するものであり、特に、運転中の複数のプログラマブルコントローラにおける複数のプログラムを同時更新する手法に関する。
プログラマブルコントローラは、FA(Factory Automation)などの用途に使われるコンピュータであり、その適用システムは、ユーザの要求仕様により、24時間稼動など極力停止が望まれないシステムが多く存在する。しかしながら、システムで稼動するユーザプログラムは、ユーザの単純なプログラムミスや動作仕様の変更、機器の経年変化による設定値の変更など、さまざまな理由により、プログラムの更新が要求される。
これらの条件を満たすため、プログラマブルコントローラにおいては、コントローラの運転中のプログラム更新(以下RUN中更新と呼ぶ)機能が具備されているものがある。現在、一般的に行われているRUN中更新には、その変更範囲からおおよそ以下の3パターンが考えられる。
・プログラム内の1命令(ステップ)単位で命令を置き換える。
・複数あるプログラムのうちの1プログラムを全て変更する。
・ひとつのプログラマブルコントローラにある複数のプログラムを同時に変更する。
ところで、近年のプログラマブルコントローラのメモリ容量大型化、処理の高速化により、ひとつのコントローラが同時に扱えるプログラムの本数は増加してきており、複数プログラムのRUN中更新機能は、その必要度が高くなりつつある。
複数プログラムのRUN中更新については、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1の実施の形態について、図6〜図10を用いて以下に説明する。
図6は、特許文献1におけるプログラマブルコントローラ・システムの概略構成図である。図6において、コントローラ支援装置110は、ユーザが所望の制御プログラムを作成する為に入力を行う入力装置112と、この入力内容等を表示する表示装置111、及び所定のアプリケーションプログラムを記憶するための記憶媒体113等を有する。コンパイラ101は、コントローラ支援装置110で作成された制御プログラムを、プログラマブルコントローラ103で実行できるコードに変換する。このようにして変換したプログラムコードを伝送装置102を介してプログラマブルコントローラ103に転送し、プログラマブルコントローラ103はこれを格納する。
このような構成において、プログラマブルコントローラ103の制御プログラムの格納方法について説明する。
プログラマブルコントローラ103は、図7(a)に示すプログラム情報テーブル121と、図7(b)に示すプログラム変更要求キュー122と、図7(c)に示すプログラムメモリ123を有する。
図6のコンパイラ101で変換されプログラマブルコントローラ103にて実行可能なコードとなった制御プログラムは、伝送装置102を介してプログラマブルコントローラ103側にロードされると、図7(c)のプログラムメモリ123上に展開される。プログラムメモリ123上に置かれる制御プログラムは、ここでは登録された順番に前詰で展開される。プログラムメモリ123に展開された制御プログラムの番号とその格納場所の先頭アドレスは、図7(a)に示すプログラム情報テーブル121のプログラム番号121a、格納アドレス121bにそれぞれ格納される。図7(b)のプログラム変更要求キュー122は、RUN中に複数の制御プログラムを一括更新する機能を実現するための構成であり、リードポインタ131、ライトポインタ132を有する。これについて、図8を参照して説明する。
図8は、コントローラのRUN中に2つのプログラム(PG3とPG9)の更新要求があった場合の例である。コントローラ支援装置110側において、プログラムPG3及びPG9の更新版(旧バージョン等と区別する為、以下、P G3’、PG9’と記す)が作成される。コントローラ支援装置110は、このプログラムPG3’とPG9’とを、プログラムの更新要求と共にプログラマブルコントローラ103側に送信する。これを受信したプログラマブルコントローラ103は、これら更新版の制御プログラム(PG3’、PG9’)を、更新前の制御プログラム(PG3、PG9)と入れ替える処理であるプログラム更新処理を行う必要があるが、RUN中であるので、一旦、図8(c)に示すようにプログラムメモリ123の最後尾(格納済みプログラム領域の後)にこれら更新版の制御プログラム(PG3’、PG9’)を格納する。この格納処理の間は、制御処理等は既存の制御プログラム(PG3、PG9)によって動いているので、特に書き込みのタイミングを意識する必要はない。格納が完了したら、これらのプログラム番号(PG3、PG9)と、プログラムメモリ123における格納場所の先頭アドレス(ADR5、ADR6)とを、図8(b)に示す通りプログラム変更要求キュー122に書き込むと共に、そのライトポインタ132を進める(インクリメントする)。尚、プログラム番号は、更新前であっても更新後であっても同じであり、上記PG3’、PG9’等の表記は、あくまでも本説明を分かり易くする為のものである。
次にこのプログラム変更要求キュー122を認識し、制御プログラムの更新処理( つまり、プログラム情報テーブル121の格納内容の更新)を行うが、これは全ての制御プログラムの実行が行われていないタイミングで行う必要がある。通常のプログラマブルコントローラ103は、プログラムへのデータ入力処理→プログラムの実行→プログラムからの結果出力処理を1スキャンとし、スキャンとスキャンの間にプログラマブルコントローラ103のシステムプログラムが処理を行う(以下、スキャンエンド処理という)。従って、制御プログラムの更新処理は、スキャンエンド処理中に行う必要がある。
図9は、スキャンエンド処理から呼び出されるRUN中更新処理フローチャートである。以下、図9の処理について、図8、図10も参照しつつ説明する。
図8の処理では、まず始めにプログラム変更要求キュー122のリードポインタ131とライトポインタ132とを比較して、両ポインタが指す位置が一致するか否かを判定する(ステップS111)。両ポインタの位置が同じならばプログラム変更要求がないことになるので、処理を終了する。
一方、両ポインタの指す位置が違っていれば、プログラム変更要求あるので、以下の処理を行う。
まず、リードポインタ131が示すアドレスに格納されているプログラム番号(図8(b)の例では最初はPG3)を、変数Iに代入する。また、プログラム情報テーブル121の先頭アドレス(図8(a)の例では仮にPtr_1とする)を、変数Jに代入する(ステップS112)。
変数Jが示すアドレス(最初は先頭アドレスPtr_1)に格納されているプログラム番号121aと変数Iの値とが等しいか否かを判定する(ステップS113)。もし両者が不一致であれば、一致するまで繰返し変数Jの値を進めていく(ステップS114)。Jの値の進め方は、例えば、J=J+1(バイト)等とする。これは、プログラム情報テーブル121には1バイト単位でデータが格納されているとした場合である。
変数Jが示す位置のプログラム番号121aと変数Iの値とが一致したら、当該プログラム番号121aに対応する格納アドレス121bの値を、プログラム変更要求キュー122のリードポインタ131が示す位置の格納アドレスの
値によって更新する(ステップS115)。ここでは、上記の通り最初はPG3であるので、図8(a)では格納アドレス121 bにADR2が格納されていたが、図10(a)のようにADR5へと変更される。
変更後、リードポインタ131を次に進める(ステップS116)。そして、再びステップS111の処理に戻り、リードポインタ131とライトポインタ132が一致するまで、上記ステップS112〜S116の処理を繰返し実行する。図8(b)の例では、上記PG3以外にPG9があるので、PG9についても上記処理を実行することで、図10(a)、(b)に示す状態になり、スキャンエンド処理を終了する。
上記の一連の処理が完了したときのプログラムメモリ等の状態を示したものが図10である。図10(a)のプログラム情報テーブル121は、PG3とPG9に対応する格納アドレス121bがそれぞれADR5とADR6に更新され、図10(b)のプログラム変更要求キュー122は、リードポインタ131の位置がライトポインタ132の位置と一致している。更新後のプログラム情報テーブル121の内容により、図10(c)のプログラムメモリ123において、変更前のプログラムPG3とPG9が格納されている領域141,142は、空き領域として管理されることになる。
なお、特に図示していないが、プログラムメモリ123には、格納している各プログラムの最後を示す各ポインタが用意されている。よって、図10(a)のプログラム情報テーブル121には、例えばプログラムPG1の格納領域の先頭アドレス(ADR1)のみが記憶されていても、上記ポインタによって、ADR1〜ADR2までの記憶領域に、プログラムPG1が格納されていることが分かるようになっている。
以上、特許文献1には、複数プログラムの一括更新の方法が示されている。
特開2006−202233号公報
近年では、システムの拡張性や、並列処理によるシステム全体処理の高速化、あるいはコントローラ単位での機能分割による構造化設計などの観点から、ひとつの制御システムにおいて複数のコントローラを配置し、これらを協調動作させて、一つのシステムを運用するマルチコントローラ方式を採用したプログラマブルコントローラシステムが登場している。このようなプログラマブルコントローラの一例として、出願人の製品であるMICREX-SXシリーズがある。このようなマルチコントローラ方式の制御システムでは、各プログラマブルコントローラ間で協調しながらシステムをコントロールするため、ユーザプログラムの修正は、複数のプログラマブルコントローラのプログラムに及ぶ可能性があるにもかかわらず、上記特許文献1のRUN中更新の方法では、高々一つのプログラマブルコントローラのプログラム変更までに限られており、複数のプログラマブルコントローラにまたがるプログラムの修正においては、一度システムを停止してから、全てのプログラマブルコントローラに対して修正したプログラムを格納し、システムを再起動する必要が生じる。
本発明は、複数のプログラマブルコントローラによって構成される制御システムのユーザプログラムを、システムを停止させずに更新することを目的とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明は以下のように構成する。
第1に、複数のプログラマブルコントローラと1或いは複数の入出力モジュールとプログラマブルコントローラ支援装置とで構成される制御システムにおけるコントローラのプログラム更新方法であって、前記支援装置は前記プログラマブルコントローラ全てに更新用ユーザプログラムを送信した後、任意のタイミングでユーザプログラム更新要求を送信し、前記プログラマブルコントローラは、受信した前記更新用ユーザプログラムを一時メモリに格納した後、前記支援装置から更新要求を受けた時点がスキャンエンド中のときはユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新し、更新要求を受けた時点がスキャン処理中のときは次のスキャンエンドのときにユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新する方法。
第2に、ユーザプログラム更新要求を、前記プログラマブルコントローラへの割り込み信号にて制御する方法。
本発明により、これまで実現することのできなかった複数のプログラマブルコントローラによって構成される制御システムにおける、ユーザプログラムの同時RUN中更新が可能となる。これにより、複数のプログラマブルコントローラによって構成される制御システムのユーザプログラムを、システムを停止させずに更新可能になる。このことにより、システムの運転中にユーザプログラムの更新が随時実施可能になり、制御システムのダウンタイム等の無駄時間の削減にもつながる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本例で用いられるマルチコントローラ(複数のプログラマブルコントローラ)の構成の一例を説明したものである。パソコン11は一般的なパソコンであり、このパソコン11にはプログラマブルコントローラを支援する図示しない支援ツールが格納されている。パソコン11と支援対象のプログラマブルコントローラ12は、ケーブル16で接続されている。また、プログラマブルコントローラ12〜14と制御対象となる入出力モジュール15は、制御用ネットワーク17で接続されている。
制御用ネットワーク17の一例としては、前述のMICREX-SXシリーズで使用しているSXバスなどがある。SXバスはリング型のトポロジを持ち、トークンバス方式の独自通信方式を使用することで、プログラマブルコントローラと入出力モジュール間のデータ交換を行っている。リング上のマスタ局はデータの送受信を行い、スレーブ局がその送受信データに基づき自局宛のデータを更新する。通常、マスタ局をプログラマブルコントローラ、スレーブ局を入出力モジュールとする。
マスタ局は入出力データのみならず、プログラマブルコントローラ間のアプリケーションデータの交換や、システム起動・停止・リセットなどのシステム全体の制御のため、メッセージのやり取りを行う。これらのデータをリング上で伝送することで、システムとしてタイミングの同期を計りつつ、データの更新を行っている。
図2は、ネットワーク上を流れるデータフローの一例を説明したものである。ここでは説明を容易にするために、
プログラマブルコントローラ2台と、入出力モジュール2台とする。また、データフレームもデータ部のみを記載しているが、実際のデータではネットワーク制御データやエラーチェック用データなどが前後に付随する。
SXバス21はリング型のトポロジを持つため、各モジュールを一巡した後、元に戻る構成となる。データやメッセージは図中の矢印の方向に流れるものとすると、プログラマブルコントローラ22→入力モジュール23→プログラマブルコントローラ24→出力モジュール25→プログラマブルコントローラ22の順にデータが流れる。
プログラマブルコントローラ22は、ネットワークへのデータ出力タイミングとなったら、内部で行った演算結果とプログラマブルコントローラ24へのメッセージを格納したデータフレーム26を出力する。このとき必要であれば入力の要求も合わせて格納する。このデータを受け取った入力モジュール23は、入力要求を確認し、データフレーム26に入力データを格納したデータフレーム27を出力する。データフレーム27を受け取ったプログラマブルコントローラ24は、内部で行う演算のため更新された入力データと自局宛のメッセージをプログラマブルコントローラ内部のRAM211へコピーし、データフレーム28を下流へ送信する。出力モジュール25は、データフレーム28を受け取り、自局宛の出力データをモジュール内部のRAM212へコピーし、データフレーム29を下流へ送信する。出力モジュール25は、コピーしたRAM212のデータをモジュールに接続された機器へ出力する。このようにして、SXバス21に接続されたモジュールはデータの交換を実施する。
図3は、SXバス上で使用するプログラマブルコントローラの概略ハードウェア構成を説明したものであり、制御ネットワーク関連部分のみ記載している。プログラマブルコントローラ31は、ユーザアプリケーションを実行するCPU32のほかにSXバス36を制御するための専用LSI34を持つ。CPU32と専用LSI34は内部バス33で通信し、データの送受信バッファを持つRAM35を共用する。ここで、RAM35をアクセスする際の調停回路も専用LSI34に含まれているため、CPU32はRAM35に専用LSI34を経由して接続されている。
SXバス36からデータが入力される場合は、CPU32からのアクセスを抑制し、RAM35のバッファへデータを格納する。逆にSXバス36へデータを出力する場合も、CPU32からのアクセスを抑制し、RAM35上の出力バッファからSXバス36へデータを出力する。専用LSI34によって送受信されるバッファとユーザプログラムが演算の結果を反映する入出力メモリ領域は、SXバス36へのデータの送受信中に不用意にユーザプログラムによって変更されることを防ぐため、別領域として定義している。
図4は、SXバスの処理とユーザプログラム処理を説明したものであり、送受信したデータとユーザアプリケーションの入出力メモリとの、データ交換のタイミングを示している。点線で囲んだ、上段のユーザプログラム処理47、下段のバス処理46、それぞれに対して、左から右への時系列が流れている。
ユーザアプリケーションは、入力モジュールからのデータを取り込み、演算を実行した後、出力モジュールにデータを送ることで一連の演算処理を完了する。この一連の処理を行う期間をスキャン401と呼ぶ。また、スキャンとスキャンの間の期間をスキャンエンド402と呼び、この期間ではコントローラの管理(異常監視やシステム制御処理)を行う。
スキャン開始までにSXバスから入力データをアプリケーションに提供するため、まず入力データ読み込み41にて入力データーを読み込み、アプリケーションの入力データ領域45にコピーする。その後、アプリケーションの出力データ領域44から前回の出力データを出力データ書き出し42にてバッファへ書き出す。これらの出力処理から次の入力処理までの空き時間にメッセージ伝送43にてメッセージを送受信する。通常のメッセージはコントローラ間で1対1の通信となるので、送信相手局番を指定して発信されるが、特殊な局番を指定することにより、全局に対してメッセージを送ることができる(例えば、システムの起動、停止はこのようなメッセージを使用する)。
なお、データ読み込み、書き出し、メッセージ伝送の一連の処理は、バス帯域403で示されるように、一定サイクルで繰り返される。
SXバス36上では、入力データ読み込み41、出力データ書き出し42、メッセージ伝送43の各データが一つの塊となって、コントローラおよび入出力モジュールを順次通過する。また、SXバス36はリング型のトポロジなので、自身の出したメッセージが正常に戻ってきたならば、全てのプロセッサにメッセージが送られたことが分かる。
次に、本発明で用いるプログラマブルコントローラ単体のRUN中更新方法について説明する。プログラマブルコントローラ単体におけるRUN中更新方法は、例えば、図7〜図10おける従来例を用いても構わない。ここでは、従来例と対応する部分は同一の符号を用い、異なる点を説明していく。
RUN中更新の一連の動作はダウンロードフェーズと切り替えフェーズとからなる。ダウンロードフェーズとは、コントローラ支援装置110からコントローラの運転中にプログラムのダウンロードが行われると、プログラムメモリ123の空き領域にプログラムを格納し、プログラム変更要求キュー122にプログラム情報を格納する動作である。
切り替えフェーズとは、ダウロードフェーズに引き続きなされる処理で、コントローラのスキャンエンド処理中でプログラム変更要求キュー122のリードポインタ131とライトポインタ132を比較し、これが異なっていた場合、RUN中更新の要求ありとして、プログラム情報テーブル121の内容を更新する動作である。
本発明では、前記切り替えフェーズにて、RUN中更新を行うか行わないかの判断をキューのリードポインタ131、ライトポインタ132の不一致だけでなく、ユーザからのRUN中更新の要求の有無もあわせて判定しRUN中更新を行う。即ち、図5のステップS51で示すように従来の(1)リードポインタ≠ライトポインタと言う条件に加え、(2)RUN中更新要求の有無も判定要素としている。
このとき、ユーザからのRUN中更新の要求は、更新対象となる全てのコントローラに更新用プログラムをダウンロードした上で、ユーザがコントローラ支援装置110より発行する。発行されたRUN中更新の要求は、コントローラ支援装置110が接続されたプログラマブルコントローラ12において、ネットワークへのRUN中更新の要求の一斉同報メッセージに変換し、図4のメッセージ伝送44の帯域にて全てのプログラマブルコントローラに通知される。
SXバスは前述のようにリング型のトポロジであって、送信されたメッセージは次のデータが送信されるまでの間に全てのプログラマブルコントローラに送られる。各プログラマブルコントローラでは、スキャン401においてRUN中更新要求メッセージを受け取るので、その次のスキャンエンド402において、図5に示すスキャンエンド処理を実施することができる。このスキャンエンド処理で行う作業は、テーブルの登録データの更新だけなので、スキャンエンド402の処理期間内で十分に実行可能である。よって、次のスキャン401においてはメッセージを送信したコントローラを含め、全てのコントローラのプログラムが切り替えられている。
本実施例では、使用するネットワークとしてSXバスを挙げたが、これは発明を制限するものではなく、制御システム内の複数のプログラマブルコントローラに対して、一定の期間内に一斉同報通信が可能であればどのようなネットワークであっても構わない。即ち、プログラマブルコントローラのアプリケーションの実行時間帯域が、スキャン401とスキャンエンド402の処理から構成されており、一斉同報通信がプログラマブルコントローラのスキャン401の処理期間内に他の全てのプログラマブルコントローラに通知できればよい。従って、ネットワークのトポロジがリング型である必要はなく、バス型、スター型などのネットワークでもよい。
また、プログラムRUN中更新の要求のメッセージは、事前に準備されている更新用プログラムと現在運転中のプログラムについて、更新切り替えのタイミングを通知するだけのメッセージであるので、ネットワークを用いたメッセージでなくともよい。例えば、プログラマブルコントローラ間を割込み信号線で接続し、RUN中更新要求割込みを発行することで代用しても構わない。
マルチコントローラの構成の一例を示す説明図 ネットワーク上を流れるデータフローの一例を示す説明図 プログラマブルコントローラの概略ハードウェア構成の説明図 バス処理とユーザプログラム処理の説明図 本発明のRUN中更新処理フローチャート プログラマブルコントローラシステムの概略構成図 (a)プログラム情報テーブル、(b)プログラム変更要求キュー、(c)プログラムメモリ、の構成をそれぞれ示す説明図 RUN中に2つのプログラム更新要求があった場合のデータ格納状況を示す説明図 従来技術のRUN中更新処理フローチャート RUN中に2つのプログラム更新要求があり、RUN中更新処理実行後のデータ格納状況を示す説明図
符号の説明
11…パソコン
12、13、14、22、24、31、103…プログラマブルコントローラ
15…入出力モジュール
23…入力モジュール
25…出力モジュール
16…ケーブル
17…制御用ネットワーク
21、36…SXバス
26、27、28、29…データフレーム
211、212、35…RAM
32…CPU
33…内部バス
34…専用LSI
41…入力データ読み込み
42…出力データ書き出し
43…メッセージ伝送
44…出力データ領域
45…入力データ領域
46…バス処理
47…ユーザプログラム処理
401…スキャン
402…スキャンエンド
403…バス帯域
S51、S111〜S116…RUN中更新処理のステップ
101…コンパイラ
102伝送装置…コンパイラ
103…プログラマブルコンロトーラ
111…表示装置
112…入力装置
113…記憶媒体
121…プログラム情報テーブル
121a…プログラム番号
121b…格納アドレス
122…プログラム変更要求キュ―
123…プログラムメモリ
131…リードポインタ
132…ライトポインタ

Claims (2)

  1. 複数のプログラマブルコントローラと1或いは複数の入出力モジュールとプログラマブルコントローラ支援装置とで構成される制御システムにおけるコントローラのプログラム更新方法であって、
    前記支援装置は前記プログラマブルコントローラ全てに更新用ユーザプログラムを送信した後、任意のタイミングでユーザプログラム更新要求を送信し、
    前記プログラマブルコントローラは、受信した前記更新用ユーザプログラムを一時メモリに格納した後、前記支援装置から更新要求を受けた時点がスキャンエンド中のときはユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新し、更新要求を受けた時点がスキャン処理中のときは次のスキャンエンドのときにユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新すること、
    を特徴とするコントローラのプログラム更新方法。
  2. 請求項1に記載のコントローラのプログラム更新方法において、
    ユーザプログラム更新要求を、前記プログラマブルコントローラへの割り込み信号にて制御すること、
    を特徴とするコントローラのプログラム更新方法。
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