JP2008077265A - プログラマブルコントローラのプログラム更新方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
マルチコントローラにおけるユーザからの運転中プログラムの更新の要求は、ネットワークへの運転中更新の要求の一斉同報メッセージに変換され、メッセージ伝送の帯域にて全てのプログラマブルコントローラに通知される。このような構成において、従来の(1)リードポインタ≠ライトポインタと言う条件に、(2)RUN中更新要求の有無も判定要素として加える事により、複数のプログラマブルコントローラのプログラムをスキャンエンド中に一括更新する。
【選択図】図5
Description
・プログラム内の1命令(ステップ)単位で命令を置き換える。
・ひとつのプログラマブルコントローラにある複数のプログラムを同時に変更する。
ところで、近年のプログラマブルコントローラのメモリ容量大型化、処理の高速化により、ひとつのコントローラが同時に扱えるプログラムの本数は増加してきており、複数プログラムのRUN中更新機能は、その必要度が高くなりつつある。
図6は、特許文献1におけるプログラマブルコントローラ・システムの概略構成図である。図6において、コントローラ支援装置110は、ユーザが所望の制御プログラムを作成する為に入力を行う入力装置112と、この入力内容等を表示する表示装置111、及び所定のアプリケーションプログラムを記憶するための記憶媒体113等を有する。コンパイラ101は、コントローラ支援装置110で作成された制御プログラムを、プログラマブルコントローラ103で実行できるコードに変換する。このようにして変換したプログラムコードを伝送装置102を介してプログラマブルコントローラ103に転送し、プログラマブルコントローラ103はこれを格納する。
プログラマブルコントローラ103は、図7(a)に示すプログラム情報テーブル121と、図7(b)に示すプログラム変更要求キュー122と、図7(c)に示すプログラムメモリ123を有する。
図8の処理では、まず始めにプログラム変更要求キュー122のリードポインタ131とライトポインタ132とを比較して、両ポインタが指す位置が一致するか否かを判定する(ステップS111)。両ポインタの位置が同じならばプログラム変更要求がないことになるので、処理を終了する。
まず、リードポインタ131が示すアドレスに格納されているプログラム番号(図8(b)の例では最初はPG3)を、変数Iに代入する。また、プログラム情報テーブル121の先頭アドレス(図8(a)の例では仮にPtr_1とする)を、変数Jに代入する(ステップS112)。
値によって更新する(ステップS115)。ここでは、上記の通り最初はPG3であるので、図8(a)では格納アドレス121 bにADR2が格納されていたが、図10(a)のようにADR5へと変更される。
第1に、複数のプログラマブルコントローラと1或いは複数の入出力モジュールとプログラマブルコントローラ支援装置とで構成される制御システムにおけるコントローラのプログラム更新方法であって、前記支援装置は前記プログラマブルコントローラ全てに更新用ユーザプログラムを送信した後、任意のタイミングでユーザプログラム更新要求を送信し、前記プログラマブルコントローラは、受信した前記更新用ユーザプログラムを一時メモリに格納した後、前記支援装置から更新要求を受けた時点がスキャンエンド中のときはユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新し、更新要求を受けた時点がスキャン処理中のときは次のスキャンエンドのときにユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新する方法。
図1は、本例で用いられるマルチコントローラ(複数のプログラマブルコントローラ)の構成の一例を説明したものである。パソコン11は一般的なパソコンであり、このパソコン11にはプログラマブルコントローラを支援する図示しない支援ツールが格納されている。パソコン11と支援対象のプログラマブルコントローラ12は、ケーブル16で接続されている。また、プログラマブルコントローラ12〜14と制御対象となる入出力モジュール15は、制御用ネットワーク17で接続されている。
図2は、ネットワーク上を流れるデータフローの一例を説明したものである。ここでは説明を容易にするために、
プログラマブルコントローラ2台と、入出力モジュール2台とする。また、データフレームもデータ部のみを記載しているが、実際のデータではネットワーク制御データやエラーチェック用データなどが前後に付随する。
プログラマブルコントローラ22は、ネットワークへのデータ出力タイミングとなったら、内部で行った演算結果とプログラマブルコントローラ24へのメッセージを格納したデータフレーム26を出力する。このとき必要であれば入力の要求も合わせて格納する。このデータを受け取った入力モジュール23は、入力要求を確認し、データフレーム26に入力データを格納したデータフレーム27を出力する。データフレーム27を受け取ったプログラマブルコントローラ24は、内部で行う演算のため更新された入力データと自局宛のメッセージをプログラマブルコントローラ内部のRAM211へコピーし、データフレーム28を下流へ送信する。出力モジュール25は、データフレーム28を受け取り、自局宛の出力データをモジュール内部のRAM212へコピーし、データフレーム29を下流へ送信する。出力モジュール25は、コピーしたRAM212のデータをモジュールに接続された機器へ出力する。このようにして、SXバス21に接続されたモジュールはデータの交換を実施する。
ユーザアプリケーションは、入力モジュールからのデータを取り込み、演算を実行した後、出力モジュールにデータを送ることで一連の演算処理を完了する。この一連の処理を行う期間をスキャン401と呼ぶ。また、スキャンとスキャンの間の期間をスキャンエンド402と呼び、この期間ではコントローラの管理(異常監視やシステム制御処理)を行う。
SXバス36上では、入力データ読み込み41、出力データ書き出し42、メッセージ伝送43の各データが一つの塊となって、コントローラおよび入出力モジュールを順次通過する。また、SXバス36はリング型のトポロジなので、自身の出したメッセージが正常に戻ってきたならば、全てのプロセッサにメッセージが送られたことが分かる。
RUN中更新の一連の動作はダウンロードフェーズと切り替えフェーズとからなる。ダウンロードフェーズとは、コントローラ支援装置110からコントローラの運転中にプログラムのダウンロードが行われると、プログラムメモリ123の空き領域にプログラムを格納し、プログラム変更要求キュー122にプログラム情報を格納する動作である。
本発明では、前記切り替えフェーズにて、RUN中更新を行うか行わないかの判断をキューのリードポインタ131、ライトポインタ132の不一致だけでなく、ユーザからのRUN中更新の要求の有無もあわせて判定しRUN中更新を行う。即ち、図5のステップS51で示すように従来の(1)リードポインタ≠ライトポインタと言う条件に加え、(2)RUN中更新要求の有無も判定要素としている。
12、13、14、22、24、31、103…プログラマブルコントローラ
15…入出力モジュール
23…入力モジュール
25…出力モジュール
16…ケーブル
17…制御用ネットワーク
21、36…SXバス
26、27、28、29…データフレーム
211、212、35…RAM
32…CPU
33…内部バス
34…専用LSI
41…入力データ読み込み
42…出力データ書き出し
43…メッセージ伝送
44…出力データ領域
45…入力データ領域
46…バス処理
47…ユーザプログラム処理
401…スキャン
402…スキャンエンド
403…バス帯域
S51、S111〜S116…RUN中更新処理のステップ
101…コンパイラ
102伝送装置…コンパイラ
103…プログラマブルコンロトーラ
111…表示装置
112…入力装置
113…記憶媒体
121…プログラム情報テーブル
121a…プログラム番号
121b…格納アドレス
122…プログラム変更要求キュ―
123…プログラムメモリ
131…リードポインタ
132…ライトポインタ
Claims (2)
- 複数のプログラマブルコントローラと1或いは複数の入出力モジュールとプログラマブルコントローラ支援装置とで構成される制御システムにおけるコントローラのプログラム更新方法であって、
前記支援装置は前記プログラマブルコントローラ全てに更新用ユーザプログラムを送信した後、任意のタイミングでユーザプログラム更新要求を送信し、
前記プログラマブルコントローラは、受信した前記更新用ユーザプログラムを一時メモリに格納した後、前記支援装置から更新要求を受けた時点がスキャンエンド中のときはユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新し、更新要求を受けた時点がスキャン処理中のときは次のスキャンエンドのときにユーザプログラムを前記一時メモリに格納した前記更新用ユーザプログラムに更新すること、
を特徴とするコントローラのプログラム更新方法。 - 請求項1に記載のコントローラのプログラム更新方法において、
ユーザプログラム更新要求を、前記プログラマブルコントローラへの割り込み信号にて制御すること、
を特徴とするコントローラのプログラム更新方法。
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JP2006253803A JP2008077265A (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | プログラマブルコントローラのプログラム更新方法 |
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