JP2001067107A - プログラマブルコントローラシステムおよびその情報伝送制御方法 - Google Patents

プログラマブルコントローラシステムおよびその情報伝送制御方法

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JP2001067107A
JP2001067107A JP24400999A JP24400999A JP2001067107A JP 2001067107 A JP2001067107 A JP 2001067107A JP 24400999 A JP24400999 A JP 24400999A JP 24400999 A JP24400999 A JP 24400999A JP 2001067107 A JP2001067107 A JP 2001067107A
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cpu
unit
special
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Hiroshi Nishiyuki
弘 西雪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUユニットにかかる負荷および特殊ユニ
ットへのアクセス時間を短縮すること。 【解決手段】 シーケンスプログラムに基づいた処理を
実行する複数のCPUユニット1A,1Bと、複数のC
PUユニット1A,1Bによってそれぞれグループ管理
されて特定処理を行う複数の特殊ユニット3A〜3Dと
が外部バス2に接続され、複数のCPUユニット1A,
1Bは、外部バス2を介し、それぞれグループ管理する
複数の特殊ユニット3A〜3Dに対して情報を同報送信
し、複数の特殊ユニット3A〜3Dは、同報送信された
情報が自グループ宛ての情報である場合に該情報を取り
込む処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業機器等を制
御対象として工業用プロセスで用いられるプログラマブ
ルコントローラシステムおよびその情報伝送制御方法に
関し、特に複数のCPUユニットと、該複数のCPUユ
ニットによってそれぞれグループ管理されて特定処理を
行う複数の特殊ユニットとが少なくともそれぞれ外部バ
スに接続され、各CPUユニットの性能を劣化させずに
各種情報の伝送を効率的に行うことができるプログラマ
ブルコントローラシステムおよびその情報伝送制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来のマルチCPUプログラ
マブルコントローラシステムの概要構成を示す図であ
る。図18において、このマルチCPUプログラマブル
コントローラシステムは、このマルチCPUプログラマ
ブルコントローラシステム全体に電源を供給する電源ユ
ニット100a、このマルチCPUプログラマブルコン
トローラシステム全体を制御するCPUユニット100
b,100c、CPUユニット100b,100cから
の動作状態情報をもとに特殊機能処理を実行する特殊ユ
ニット100e〜100h、および電源ユニット100
a,CPUユニット100b,100c,特殊ユニット
100e〜100hを外部バスによって接続するベース
ユニット100dを有する。ベースユニット100d
は、スロット番号「0」〜「7」をもつ、特殊ユニット
用の8つのスロットを有する。図18に示す特殊ユニッ
ト100e〜100hは、それぞれスロット番号「2」
〜「5」のスロットに設定配置され、スロット番号
「0」,「1」,「6」,「7」には、特殊ユニットが
設定配置されていない。
【0003】特殊ユニット100e〜100hによる特
殊機能処理とは、たとえばA/D変換処理、D/A変換
処理、位置決め処理等であり、特殊ユニット100e〜
100hは、CPUユニット100bあるいはCPUユ
ニット100cから定期的にCPUユニット100b,
100c内のCPUの「STOP」状態、「RUN」状
態、あるいはエラー状態等の動作状態情報を受け取っ
て、自特殊ユニット100e〜100hの特殊機能処理
を実行する。
【0004】また、特殊ユニット100e〜100h
は、CPUユニット100bあるいはCPU100c内
のCPUの時計データを受信し、自特殊ユニット100
e〜100h内の時計と一致させている。なお、特殊ユ
ニット100e〜100hが時計を有しない場合であっ
ても、CPUユニット100bあるいはCPUユニット
100cから送られる時計データの送出サイクルを短く
することによって、各特殊ユニット100e〜100h
は、現在時刻をCPUユニット100bあるいはCPU
ユニット100cの現在時刻に一致させることができ
る。
【0005】CPUユニット100bは、特殊ユニット
100e,100gを管理し、グループ「1」を構成す
る。CPUユニット100cは、特殊ユニット100
f,100hを管理し、グループ「2」を構成する。こ
れらの関係は、図19および図20に示す管理テーブル
によって管理される。図19は、CPUユニット100
bが保持するグループ「1」の管理テーブルの内容を示
す図である。図19において、この管理テーブルは、C
PU100bが、No.「1」,「2」の二つのユニッ
トを管理し、各ユニットがスロット「2」,「4」に装
着され、スロット「2」,「4」のユニットがそれぞれ
特殊ユニットであることを示している。
【0006】また、図20は、CPUユニット100c
が保持するグループ「2」の管理テーブルの内容を示す
図である。図20において、この管理テーブルは、CP
U100cが、No.「1」,「2」の二つのユニット
を管理し、各ユニットがスロット「3」,「5」に装着
され、スロット「3」,「5」のユニットがそれぞれ特
殊ユニットであることを示している。これらの管理情報
は、CPUユニット100b,100cの電源投入時
に、予め設定されたパラメータによって作成される。
【0007】CPUユニット100bは、図18上、電
源ユニット100aを除いて、ベースユニット100d
の最左端に位置し、CPUユニット100bは、このシ
ステム全体を管理するユニットでもある。したがって、
CPUユニット100bは、パラメータの設定がない、
あるいはパラメータの設定が異常な特殊ユニットに対し
ては、CPUシステム全体を統括するCPUユニット1
00bのグループに属する特殊ユニットとして動作させ
る。また、CPUユニット100bは、システム全体を
統括する場合には、CPUユニット100cを管理す
る。
【0008】図21は、図18に示したマルチCPUプ
ログラマブルコントローラシステムにおけるCPUユニ
ット100bおよび特殊ユニット100eの詳細構成を
示す図である。図21において、CPUユニット100
bは、CPUユニット100b全体を制御するマイコン
111、マイコン111が用いるOS(オペレーティン
グシステム)としてのマイクロプログラムを格納するR
OM112、CPUユニット全体の制御に用いるシステ
ム情報を格納するRAM113、他のCPUユニットあ
るいは特殊ユニット内の2ポートメモリをアクセスする
際のI/Oポートである外部2ポートメモリアクセス用
ポート114、外部2ポートメモリアクセス用ポート1
14によって設定されたデータをもとに外部バス121
上に出力するコマンドデータに変換するとともに、他の
CPUユニットから後述する2ポートメモリ119をア
クセスするために送られたコマンドデータを解釈し、2
ポートメモリ119に対するアクセスを行うコマンド変
換回路115、CPUユニット100bと外部バス12
1との間におけるデータ授受の処理を行う外部バスI/
F116、ユーザプログラムやパラメータ等を格納する
シーケンスプログラムメモリ117、CPUユニット1
00bが用いる時計118、および他のCPUユニット
のマイコンと自CPUユニット100bのマイコン11
1とがアクセス可能な2ポートメモリ119を有する。
【0009】特殊ユニット100eは、特殊ユニット1
00e全体を制御するマイコン131、マイコン131
が用いるOSとしてのマイクロプログラムを格納するR
OM132、特殊ユニット100eの制御に用いるシス
テム情報を格納するRAM133、特殊ユニット100
eと外部バス121との間におけるデータ授受の処理を
行う外部バスI/F134、他のCPUユニットのマイ
コンと自特殊ユニット100e内のマイコン131とが
アクセス可能な2ポートメモリ135、および他のCP
Uユニットから2ポートメモリ135をアクセスするた
めに送られたコマンドデータを解釈し、2ポートメモリ
135に対するアクセスを行うコマンド変換回路136
を有する。
【0010】図22は、外部バス121を介したCPU
ユニット100b,100cが特殊ユニット100e〜
100h内の2ポートメモリ135をアクセスする際に
用いるデータフォーマットを示す図である。図22にお
いて、CPUユニット100b,100cが特殊ユニッ
ト100e〜100hをアクセスする場合には、外部バ
ス121のデータバス101上に「スロット番号(N
o.)」と「アドレス」と「データ」とからなるデータ
フォーマットをもつ情報を送出する。
【0011】この情報は、データバス101上を流れ、
「スロット番号」が設定された特殊ユニットは、この情
報を受信し、「アドレス」が指定する2ポートメモリ1
35のアドレスに「データ」を書き込み、あるいは読み
出すことができる。なお、書き込みを行うか読み出しを
行うかの指示は、外部バス121上のリード/ライト信
号線を用いて行われる。図22では、リード/ライト信
号線上の信号が「1」のときに読み出しを行い、「0」
のときに書き込みを行うようにしている。なお、このリ
ード/ライト信号線は、外部バス121を用いず、各ユ
ニット間を接続する専用線を用いるようにしてもよい。
【0012】ここで、図23に示すフローチャートを参
照して、CPUユニット100bによるグループ「1」
の特殊ユニットに対するグループ情報の書込処理につい
て説明する。CPUユニット100bは、まず自CPU
ユニット100bが管理する特殊ユニットがあるか否か
を定期的に判断する(ステップS101)。特殊ユニッ
トがない場合(ステップS101,NO)には本処理を
終了し、特殊ユニットがある場合(ステップS101,
YES)には、特殊ユニットの「No.」、すなわち、
図19に示す管理テーブルの「No.」値Aを「1」に
設定する(ステップS102)。
【0013】その後、No.「A」の特殊ユニットに対
するグループ情報(データ)を含む情報を図22に示し
たデータフォーマットによって作成し、No.「A」の
特殊ユニットに送信し、この特殊ユニットの2ポートメ
モリにグループ情報を書き込む(ステップS103)。
この情報は、上述したように、管理テーブルの内容をも
とに「スロット番号(No.)」、2ポートメモリの
「アドレス」、およびグループ情報である「データ」を
有するとともに、リード/ライト信号線は「0」にされ
る。この書込処理は、マイコン111が外部2ポートメ
モリアクセス用ポート114に対してアクセスし、コマ
ンド変換回路115によって図22に示す情報を作成
し、外部バスI/F116を介して外部バス121に送
出することによって行われる。
【0014】その後、CPUユニット100bは、現在
の値Aをインクリメントし(ステップS104)、さら
にグループ「1」の全特殊ユニットに対する処理が終了
したか否かを判断する(ステップS105)。全ての特
殊ユニットに対する処理が終了しない場合(ステップS
105,NO)には、ステップS103に移行し、残り
の特殊ユニットに対する処理を行い、全てのの特殊ユニ
ットに対する処理が終了した場合(ステップS105,
YES)には、本処理を終了する。
【0015】なお、受信側の特殊ユニットは、送信され
た情報を外部バスI/F134を介して取り込み、コマ
ンド変換回路136によって、スロット番号(No.)
が自特殊ユニットに設定されたスロットNo.であるか
否かを判断し、自スロットNo.である場合には、「ア
ドレス」が示す2ポートメモリ135のアドレスにグル
ープ情報である「データ」を書き込む。また、CPUユ
ニット100cがグループ「2」の特殊ユニットに対す
るグループ情報の書込処理も同様の処理によって行われ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のマルチCPUプログラマブルコントローラシステム
では、CPUユニット100b,100cがグループ内
の特殊ユニット100e〜100hに、時計情報や動作
情報等のグループ情報を伝達する場合、CPUユニット
100b,100cは、グループ内の各特殊ユニットに
対して、各別に情報を作成し、外部バス121上に順次
送出するようにしていたので、各特殊ユニットに対する
アクセス時間がかかるとともにCPUユニット100
b,100cにかかる負荷が大きいという問題点があっ
た。
【0017】特に、特殊ユニットの数が増大すると、こ
の増大に対応してCPUユニットにかかる負荷が増大
し、CPUユニット自体の性能が劣化するとともに、ア
クセス時間が増大するので各特殊ユニット間で伝送遅延
が生じ、時計情報のようにリアルタイム性が要求される
情報を伝達する場合には、伝達する情報本来の意味がな
くなってしまうという問題点もあった。また、高速性が
要求されるマルチCPUプログラマブルコントローラシ
ステムの場合にも、同様な問題点が発生する。
【0018】一方、CPUユニットに暴走等が発生した
場合に、特殊ユニット側がそのまま処理を実行すると、
事故あるいは障害が発生する場合があり、このような場
合には、直ちに特殊ユニット側を停止する等のシステム
ダウン時の処理を実行させることが要望される。
【0019】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
CPUユニットにかかる負荷および特殊ユニットへのア
クセス時間を短縮することができるプログラマブルコン
トローラシステムおよびその情報伝送制御方法を得るこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるプログラマブルコントローラシス
テムは、シーケンスプログラムに基づいた処理を実行す
る複数のCPUユニットと、該複数のCPUユニットに
よってそれぞれグループ管理されて特定処理を行う複数
の特殊ユニットとが外部バスに接続されたプログラマブ
ルコントローラシステムにおいて、前記複数のCPUユ
ニットは、前記外部バスを介し、それぞれグループ管理
する複数の特殊ユニットに対して情報を同報送信する同
報送信手段と、前記複数の特殊ユニットは、前記同報送
信手段によって同報送信された情報が自グループ宛ての
情報である場合に該情報を取り込む処理を行う同報受信
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、複数のCPUユニット
は、外部バスを介して、それぞれグループ管理する複数
の特殊ユニットに対して情報を同報送信し、複数の特殊
ユニットは、前記同報送信手段によって同報送信された
情報が自グループ宛ての情報である場合に該情報を取り
込む処理を行うようにし、CPUユニットが、該CPU
ユニットが管理する複数の特殊ユニットに対して情報を
伝送する場合、CPUユニットは一回の情報送信によっ
て行うことができる。
【0022】つぎの発明にかかるプログラマブルコント
ローラシステムは、シーケンスプログラムに基づいた処
理を実行する複数のCPUユニットと、該複数のCPU
ユニットによってそれぞれグループ管理されて特定処理
を行う複数の特殊ユニットとが外部バスに接続されたプ
ログラマブルコントローラシステムにおいて、前記複数
のCPUユニットのうちの特定CPUユニットは、前記
外部バスを介し、前記特定CPUユニット以外の1以上
のCPUユニットおよび前記複数の特殊ユニットに対し
て情報を一斉同報送信する同報送信手段と、前記特定C
PUユニット以外の1以上のCPUユニットおよび前記
複数の特殊ユニットは、前記外部バス上を流れる情報が
前記同報送信手段によって一斉同報送信された情報であ
る場合に該情報を取り込む処理を行う同報受信手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、複数のCPUユニット
のうちの特定CPUユニットは、外部バスを介して、前
記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニットお
よび複数の特殊ユニットに対して情報を一斉同報送信
し、前記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニ
ットおよび前記複数の特殊ユニットは、前記外部バスを
流れる情報が前記同報送信手段によって一斉同報送信さ
れた情報である場合に該情報を取り込む処理を行うよう
にし、特定CPUユニットは、一回の情報送信によっ
て、他の全てのユニットに対して情報を伝送することが
できる。
【0024】つぎの発明にかかるプログラマブルコント
ローラシステムは、上記の発明において、前記特殊ユニ
ットは、前記同報受信手段によって取り込んだ情報に対
応した割込処理を行う割込処理手段をさらに備えたこと
を特徴とする。
【0025】この発明によれば、特殊ユニットの割込処
理手段が、同報受信手段によって取り込んだ情報に対応
した割込処理を行う。たとえば、同報受信する情報とし
て、1回のシーケンスプログラムの実行に対するEND
処理の同期をとらせるEND割込発生の情報を特殊ユニ
ット側に伝送した場合、この情報を取り込んだ各特殊ユ
ニットは、END処理を同期して行う。また、CPUユ
ニットが正常に動作していることを示す生存確認割込発
生の情報を特殊ユニット側に定期的に伝送する場合で、
この情報を定期的に取り込むことができた特殊ユニット
がこの情報を取り込むことができないときに、この特殊
ユニットはCPUユニットに何らかの障害が発生したも
のと判断し、特殊ユニットによる出力をオフにする等の
システムダウン処理を直ちに行う割込処理を実行する。
【0026】つぎの発明にかかるプログラマブルコント
ローラシステムは、上記の発明において、前記複数のC
PUユニットおよび前記複数の特殊ユニットは、前記同
報送信手段によって送信された情報を専用に格納し、そ
れぞれ同一のアドレス空間を有するグローバルメモリを
備えたことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、複数のCPUユニット
および複数の特殊ユニットは、同報送信手段によって送
信された情報を専用に格納するグローバルメモリを有
し、各グローバルメモリのアドレス空間を同一にしてい
る。
【0028】つぎの発明にかかるプログラマブルコント
ローラシステムの情報伝送制御方法は、シーケンスプロ
グラムに基づいた処理を実行する複数のCPUユニット
と、該複数のCPUユニットによってそれぞれグループ
管理されて特定処理を行う複数の特殊ユニットとが外部
バスに接続されたプログラマブルコントローラシステム
の情報伝送制御方法において、前記CPUユニットが、
前記外部バスを介し、グループ管理する複数の特殊ユニ
ットに対して情報を同報送信する同報送信工程と、前記
複数の特殊ユニットが、前記同報送信工程によって同報
送信された情報が自グループ宛ての情報である場合に該
情報を取り込む処理を行う同報受信工程と、を含むこと
を特徴とする。
【0029】この発明によれば、同報送信工程によっ
て、CPUユニットが、外部バスを介し、グループ管理
する複数の特殊ユニットに対して情報を同報送信し、同
報受信工程によって、複数の特殊ユニットが、前記同報
送信工程によって同報送信された情報が自グループ宛て
の情報である場合に該情報を取り込む処理を行うように
している。
【0030】つぎの発明にかかるプログラマブルコント
ローラシステムの情報伝送制御方法は、シーケンスプロ
グラムに基づいた処理を実行する複数のCPUユニット
と、該複数のCPUユニットによってそれぞれグループ
管理されて特定処理を行う複数の特殊ユニットとが外部
バスに接続されたプログラマブルコントローラシステム
の情報伝送制御方法において、前記複数のCPUユニッ
トのうちの特定CPUユニットが、前記外部バスを介
し、前記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニ
ットおよび前記複数の特殊ユニットに対して情報を一斉
同報送信する同報送信工程と、前記特定CPUユニット
以外の1以上のCPUユニットおよび前記複数の特殊ユ
ニットが、前記外部バス上を流れる情報が前記同報送信
工程によって一斉同報送信された情報である場合に該情
報を取り込む処理を行う同報受信工程と、を含むことを
特徴とする。
【0031】この発明によれば、同報送信工程によっ
て、複数のCPUユニットのうちの特定CPUユニット
が、外部バスを介し、前記特定CPUユニット以外の1
以上のCPUユニットおよび複数の特殊ユニットに対し
て情報を一斉同報送信し、同報受信工程によって、前記
特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニットおよ
び前記複数の特殊ユニットが、前記外部バス上を流れる
情報が前記同報送信工程によって一斉同報送信された情
報である場合に該情報を取り込む処理を行うようにして
いる。
【0032】つぎの発明にかかるプログラマブルコント
ローラシステムの情報伝送制御方法は、上記の発明にお
いて、前記特殊ユニットが、前記同報受信工程によって
取り込んだ情報に対応した割込処理を行う割込処理工程
をさらに含むことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、割込処理工程によっ
て、同報受信工程によって取り込んだ情報に対応した割
込処理を行う。たとえば、同報受信する情報として、1
回のシーケンスプログラムの実行に対するEND処理の
同期をとらせるEND割込発生の情報を特殊ユニット側
に伝送した場合、この情報を取り込んだ各特殊ユニット
は、END処理を同期して行う。また、CPUユニット
が正常に動作していることを示す生存確認割込発生の情
報を特殊ユニット側に定期的に伝送する場合で、この情
報を定期的に取り込むことができた特殊ユニットがこの
情報を取り込むことができないときに、この特殊ユニッ
トはCPUユニットに何らかの障害が発生したものと判
断し、特殊ユニットによる出力をオフにする等のシステ
ムダウン処理を直ちに行う割込処理を実行する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるプログラマブルコントローラシステムおよ
びその情報伝送制御方法の好適な実施の形態を詳細に説
明する。
【0035】図1は、この発明の実施の形態であるマル
チCPUプログラマブルコントローラシステムの概要構
成を示すブロック図である。図1において、このマルチ
CPUプログラマブルコントローラシステムは、図18
に示した全体構成と同じであり、CPUユニット1A,
1Bは、図18におけるCPUユニット100b,10
0cに対応し、特殊ユニット3A〜3Dは、図18にお
ける特殊ユニット100e〜100hに対応する。ただ
し、各CPUユニット1A,1Bおよび特殊ユニット3
A〜3Dの詳細構成および動作は、図18に示したCP
Uユニット100b,100cおよび特殊ユニット10
0e〜100hと異なる。
【0036】すなわち、CPUユニット1A,1Bは、
グループ内の特殊ユニット3A〜3Dに対してグループ
同報する機能を有し、CPUユニット1Aは、CPUユ
ニット1Bおよび特殊ユニット3A〜3Dに対して一斉
同報する機能を有するとともに、各特殊ユニット3A〜
3Dは、グループ同報あるいは一斉同報された情報をも
とに特定の割込処理を実行する機能を有する。なお、外
部バス2は、図18に示したベースユニット100d上
の外部バスであり、外部バスI/F17.34を介し
て、各ユニット1A,1B,3A〜3Dが接続される。
また、図18の電源ユニット100aに対応する電源ユ
ニットは図示していないが、このマルチCPUプログラ
マブルコントローラシステムにおいても、各ユニット1
A,1B,3A〜3Dに電源供給を行う電源ユニットを
有する。
【0037】図1において、CPUユニット1A,特殊
ユニット3A,3Cは、グループ「1」に属し、CPU
ユニット1Aは、特殊ユニット3A,3Cを管理する。
CPUユニット1B,特殊ユニット3B,3Dは、グル
ープ「2」に属し、CPUユニット1Bは、特殊ユニッ
ト3B,3Dを管理する。各特殊ユニット3A〜3D
は、いずれかのCPUユニット1A,1Bに属し、複数
グループに属さない。CPUユニット1Aは、システム
全体を管理するユニットでもあり、CPUユニット1A
以外のCPUユニット1Bおよび特殊ユニット3A〜3
Dを管理する。
【0038】特殊ユニット3A〜3Dは、CPUユニッ
ト1A,1Bから伝送される動作状態情報等をもとに特
殊機能処理を実行する。なお、特殊ユニット3A〜3D
は、図18に示した特殊ユニット100e〜100hと
同様に、それぞれスロット「2」〜「5」に配置接続さ
れている。
【0039】つぎに、図2を参照して、CPUユニット
1Aおよび特殊ユニット3Aの詳細構成について説明す
る。なお、CPUユニット1Bの構成は、全ユニットを
制御すること以外、CPUユニット1Aと同じであり、
また特殊ユニット3B〜3Dの構成は、特殊ユニット3
Aの構成と同じである。
【0040】図2において、CPUユニット1Aは、図
21に示したCPUユニット100bに対応し、図21
に示したCPUユニット100bに、外部グローバルメ
モリアクセス用ポート14およびグローバルメモリ20
が追加された構成となっている。マイコン11は、CP
Uユニット1A全体を制御する。ROM12は、マイコ
ン11が用いるOSとしてのマイクロプログラムを格納
する。RAM13は、CPUユニット1A全体の制御に
用いるシステム情報を格納する。
【0041】外部グローバルメモリアクセス用ポート1
4は、他のCPUユニット1Bおよび特殊ユニット3A
〜3D内の後述する1対nアクセス時専用のグローバル
メモリをアクセスする際に用いるI/Oポートである。
外部2ポートメモリアクセス用ポート15は、他のCP
Uユニット1Bおよび特殊ユニット3A〜3D内の後述
する1対1アクセス時専用の2ポートメモリをアクセス
する際に用いるI/Oポートである。
【0042】コマンド変換回路16は、外部グローバル
メモリアクセス用ポート14および外部2ポートメモリ
アクセス用ポート15によって設定されたデータをもと
に1対nのグローバルメモリアクセス時のコマンド変換
および1対1の2ポートメモリアクセス時のコマンド変
換を行うとともに、他のCPUユニットが後述するグロ
ーバルメモリ20あるいは2ポートメモリ21をアクセ
スするために送られたコマンドを解釈し、解釈結果によ
ってグローバルメモリ20あるいは2ポートメモリ21
に対するアクセスを行う。外部バスI/F17は、CP
Uユニット1Aと外部バス2との間におけるデータ授受
の処理を行う。
【0043】シーケンスプログラムメモリ18は、ユー
ザプログラムや後述するパラメータを格納する。時計1
9は、マイコン11が処理を行う場合に用いる時計であ
る。グローバルメモリ20は、グループ同報あるいは一
斉同報等の1対nのアクセス情報が格納されるメモリで
あり、他のCPUユニット1Bのマイコンと自CPUユ
ニット1Aのマイコン11とがアクセス可能なメモリで
ある。2ポートメモリ21は、1対1のアクセス情報が
格納されるメモリであり、他のCPUユニット1Bのマ
イコンと自CPUユニット1Aのマイコン11とがアク
セス可能なメモリである。
【0044】一方、特殊ユニット3Aは、図21に示し
た特殊ユニット100eに対応し、図21に示した特殊
ユニット100eにグローバルメモリ35およびグルー
プNo.設定ポート37が追加された構成となってい
る。マイコン31は、特殊ユニット3A全体を制御す
る。ROM32は、マイコン31が用いるOSとしての
マイクロプログラムを格納する。RAM33は、特殊ユ
ニット3Aの制御に用いるシステム情報を格納する。グ
ローバルメモリ35は、他のCPUユニット1A,1B
による1対nのアクセス情報を格納するメモリであり、
他のCPUユニット1A,1Bのマイコンおよび自特殊
ユニット3Aのマイコン31がアクセス可能なメモリで
ある。
【0045】2ポートメモリ36は、他のCPUユニッ
ト1A,1Bによる1対1のアクセス情報を格納するメ
モリであり、他のCPUユニット1A,1Bのマイコン
および自特殊ユニット3Aのマイコンがアクセス可能な
メモリである。グループNo.設定ポート37は、自特
殊ユニット3AのグループNo.(グループ情報)を保
持するI/Oポートであり、初期立ち上げ時に、CPU
ユニット1A,1Bから2ポートメモリ36にアクセス
されたグループNo.を取り出して保持するI/Oポー
トである。
【0046】図3は、CPUユニット1A,1Bのシー
ケンスプログラムメモリ18に予め保持されるパラメー
タの内容を示す図である。図3において、このパラメー
タは、CPUユニット1A,1Bに共通して設定される
ものであり、CPUユニット1A,1Bは、同一のパラ
メータを有することになる。図3に示すパラメータに
は、管理するユニットのスロット番号、グループ番号、
管理元CPUユニットを示す管理元CPU、およびユニ
ットの種別が保持される。たとえば、管理No.「1」
のパラメータは、スロット「2」、グループ「1」、管
理元CPU「CPU「1A」、種別「特殊ユニット」で
あり、このパラメータは、「スロット番号「2」に装着
された特殊ユニットは、グループ「1」に属し、CPU
ユニット「1A」によって管理される。」ことを意味
し、具体的には、特殊ユニット3Aを示している。
【0047】図4および図5は、CPUユニット1A,
1Bの初期立ち上げ時に生成される各CPUユニット1
A,1Bの管理テーブルの内容を示す図である。図4
は、CPUユニット1Aの管理テーブルの内容を示し、
CPUユニット1Aは、グループ「1」に属する特殊ユ
ニット3A,3Cを管理することになる。この管理テー
ブルには、スロット番号によって特殊ユニット3A,3
Cを管理することになる。一方、図5は、CPUユニッ
ト1Bの管理テーブルの内容を示し、CPUユニット1
Bは、グループ「2」に属する特殊ユニット3B,3D
を管理することになる。この管理テーブルには、スロッ
ト番号によって特殊ユニット3B,3Dを管理すること
になる。
【0048】つぎに、図6を参照して、1対nのグロー
バルアクセス情報と1対1のユニットアクセス情報とに
ついて説明する。図6(a)は、グローバルメモリにア
クセスする1対nのグローバルアクセス情報を示す図で
ある。図6(a)において、グローバルアクセス情報の
フォーマットは、「コマンド」、「グループ番号(N
o.)+項目番号(No.)」、「データ」が順次記述
される構成になっている。グローバルアクセス情報を伝
送する場合、「コマンド」の先頭ビットは「0」に設定
される。
【0049】一方、図6(b)において、ユニットアク
セス情報のフォーマットは、「コマンド」、「アドレ
ス」、「データ」が順次記述される構成になっている。
このユニットアクセス情報を伝送する場合、「コマン
ド」の先頭ビットは「1」に設定され、受信側の各特殊
ユニットあるいはCPUユニット1Bが、上述したグロ
ーバルアクセス情報と、このユニットアクセス情報とを
直ちに認識できるようにしている。
【0050】なお、グローバルアクセス情報あるいはユ
ニットアクセス情報が書込のアクセスである場合にはリ
ード/ライト信号を伝送時に「0」に設定し、読出のア
クセスである場合にはリード/ライト信号を伝送時に
「1」に設定する。なお、リード/ライト信号は、各ユ
ニットを接続するリード/ライト信号線上に伝送される
が、このリード/ライト信号線は、外部バス2上に設け
てもよいし、外部バス2とは別個の専用線としてもよ
い。
【0051】グローバルアクセス情報内の「グループN
o.」は、グループ同報すべきグループ番号(No.)
を示している。たとえば、CPUユニット1Aがグルー
プ「1」の特殊ユニット3A,3Cに対してグループ同
報する場合には、グループNo.を「1」とすることに
よって、特殊ユニット3A,3Cが、このグローバルア
クセス情報を受信する。なお、「グループNo.」が設
定された「グループNo.」以外の値である場合には、
全てのユニットに対する一斉同報であることを示す。た
とえば、「グループNo.」の値が「3」である場合に
は、一斉同報であることを示し、CPUユニット1Aが
送信した場合に、全てのユニット、すなわちCPUユニ
ット1Bおよび特殊ユニット3A〜3Dが受信すること
になる。
【0052】一方、グローバルアクセス情報内の「項目
No.」は、グローバル転送される情報の種別を示して
おり、この実施の形態では、図7に示す4つの項目が設
けられている。項目は、大きくは、データ系とイベント
割込発生系とに分けられる。データ系には、「時計情
報」と「CPU動作情報」とがあり、非同期に書き込ま
れるデータであり、書込先のユニットは、書き込まれた
内容をポーリングすることによって書込内容を認識す
る。一方、イベント割込発生系には、「END割込発
生」と「生存確認割込発生」とがあり、イベント割込発
生系は、他のユニットが要求し、この要求を受信したユ
ニットは、要求されたイベント割込、たとえばEND割
込や生存確認割込等の処理を直ちに実行する。
【0053】ここで、「END割込発生」とは、1回の
シーケンスプログラムの実行に対して、I/Oや特殊ユ
ニットの2ポートメモリに対するリフレッシュ等のEN
D処理が行われるが、このEND処理時の処理同期を同
一グループ内あるいはシステム全体で行わせるものであ
る。また、「生存確認割込発生」とは、CPUユニット
が、CPUユニットからシステム全体あるいは同一グル
ープ内の特殊ユニットに対して、CPUユニットが正常
に動作していることを示す生存確認割込を定期的に発生
させ、特殊ユニット側が、この生存確認割込を認識でき
ない場合、たとえばCPUユニットが暴走している等の
場合、特殊ユニット側は、この特殊ユニットによる出力
をオフする等のシステムダウン処理を直ちに実行するこ
とである。
【0054】図6(b)に示したユニットアクセス情報
内の「スロットNo.」は、各特殊ユニットに対して個
別に設定されるスロット番号であり、一つの特殊ユニッ
トのみが受信することができる。「アドレス」は、2ポ
ートメモリにおける書込アドレスあるいは読出アドレス
を示している。
【0055】図8は、特殊ユニット側における2ポート
メモリのメモリマップ図である。図8に示したメモリマ
ップは、システム全体で使用する領域を示し、全てのユ
ニットで共通のアドレスをもつようにしている。特に、
グループNo.書込み完了フラグとグループ情報とは、
初期立ち上げ時に設定されるものであり、ユニットアク
セス情報によって各ユニット毎に設定される。
【0056】つぎに、図9に示すフローチャートを参照
して、各ユニットの初期立ち上げ処理について説明す
る。CPUユニット1A,1Bおよび特殊ユニット3A
〜3Dは、それぞれ電源投入によって初期立ち上げ処理
を行う。図9において、CPUユニット1Aは、まずC
PUユニット1Aのイニシャル処理を行う(ステップS
11)。このイニシャル処理では、たとえばROM12
に格納されたOSに基づいてCPUユニット1Aを立ち
上げ、必要なシステム情報をRAM13に格納する初期
処理を行う。
【0057】その後、CPUユニット1Aは、シーケン
スプログラムメモリ18に格納されたパラメータを解析
し、各CPUユニット1Aが管理するグループの管理テ
ーブルを生成する(ステップS12)。なお、パラメー
タの解析とは、一つの特殊ユニットに対してグループが
設定されていない場合、あるいは複数のグループが設定
されているか否かを解析することであり、一つの特殊ユ
ニットに対してグループが設定されていない場合、ある
いは複数のグループが設定されている場合には、エラー
処理が実行されることになる。
【0058】その後、グループとは無関係に、特殊ユニ
ット3A〜3D内の一つの特殊ユニットに対して、グル
ープNo.を書き込むためのユニットアクセス情報を生
成し、この特殊ユニットの2ポートメモリ36にグルー
プNo.を書き込む処理を行う(ステップS13)。
【0059】その後、グループNo.を書き込んだ、こ
の特殊ユニットの2ポートメモリ36のグループNo.
書込み完了フラグの領域に、グループNo.書込み完了
フラグを書き込む処理を行う(ステップS14)。その
後、全ての特殊ユニット3A〜3Dに対するグループN
o.の書込とグループNo.書込み完了フラグの書込と
が完了したか否かを判断する(ステップS15)。全て
の特殊ユニット3A〜3Dに対する書込が完了していな
い場合(ステップS15,NO)には、ステップS13
に移行して、書込が完了していない特殊ユニットに対す
る書込処理を繰り返し行い、全ての特殊ユニット3A〜
3Dに対する書込が完了した場合(ステップS15,Y
ES)には、CPUユニット1Aによる初期立ち上げ処
理を終了する。
【0060】一方、特殊ユニット3A〜3D側の初期立
ち上げ処理も、電源立ち上げと同時に行われる。まず、
特殊ユニット3A〜3Dのそれぞれは、CPUユニット
1Aと同様に、特殊ユニットのイニシャル処理を行う
(ステップS21)。その後、2ポートメモリ36のグ
ループNo.書込み完了フラグをポーリングし、このポ
ーリング結果によって、グループNo.の書込が完了し
たか否かを判断する(ステップS22)。グループN
o.の書込が完了した場合(ステップS22,YES)
にはじめて、2ポートメモリ36内のグループ情報の領
域を読み出し、グループNo.を認識し、このグループ
No.を自特殊ユニット内のグループNo.設定ポート
37に設定し(ステップS23)、特殊ユニットによる
初期立ち上げ処理を終了する。このグループNo.の設
定によって、この特殊ユニットは、設定されたグループ
No.をもつ特殊ユニットして動作することになる。
【0061】なお、CPUユニット1BもCPUユニッ
ト1Aと同様に、初期立ち上げ処理を行うが、ステップ
S13,S14に対応する特殊ユニット3A〜3Dへの
グループNo.の書込処理は行わない。すなわち、CP
Uユニット1Bに対応する管理テーブルのみを生成す
る。これは、CPUユニット1A,1Bがそれぞれ管理
するグループの特殊ユニットに対するグループNo.の
書込処理を行うと、CPUユニット1A,1B間におけ
る書込処理タイミングの制御が必要になり、全ユニット
を制御するCPUユニット1Aによって全ての特殊ユニ
ットに対する書込処理を行う方が、処理が簡単であって
確実に行うことができるからである。なお、このCPU
ユニット1A,1Bおよび特殊ユニット3A〜3Dの初
期立ち上げ処理は、電源投入時あるいはリセット時に1
回だけ実行される。
【0062】つぎに、CPUユニットが管理するグルー
プ内の特殊ユニットに対するグループ同報処理について
説明する。すなわち、グローバルアクセス情報の伝送の
一例であるグループ同報処理について説明する。なお、
ここでの伝送すべき情報は、図7に示したデータ系のC
PU動作情報として説明する。図10は、CPUユニッ
ト側のグループ同報送信処理手順を示すフローチャート
である。図10において、CPUユニット1A,1B
は、各CPUユニットの動作状態が、「STOP」→
「RUN」、「RUN」→「STOP」、「RUN」→
「エラー」等に変化したタイミングで本処理が起動さ
れ、この変化したCPU動作情報を図6(a)に示す形
式のグローバルアクセス情報を生成する(ステップS3
1)。
【0063】このグローバルアクセス情報の「コマン
ド」の先頭ビットは「0」に設定され、「グループN
o.」はCPUユニットに応じて「1」または「2」に
設定され、「項目No.」は、「2」に設定され、「デ
ータ」には、CPU動作情報の内容が記述される。その
後、CPUユニット1A,1Bは、生成したグローバル
アクセス情報を外部バス2に送信する(ステップS3
2)。なお、このグローバルアクセス情報は、グループ
に属する特殊ユニットが複数であっても、同報送信であ
るため、1回の送信のみである。
【0064】つぎに、CPU動作情報のグループ同報送
信が行われた場合における各特殊ユニットの受信処理手
順について、図11に示すフローチャートを参照して説
明する。図11において、まず、各特殊ユニット3A〜
3Dは、送信された情報を外部バスI/F34を介して
受信し、コマンド変換回路38によって、グループN
o.を参照し、一斉同報送信の情報であるか否かを判断
する(ステップS41)。上述したように、グループN
o.が「1」または「2」以外の値である場合は、一斉
同報送信の情報である。一斉同報送信の情報でない場合
(ステップS41,NO)には、本処理を終了し、一斉
同報送信の情報である場合(ステップS41,YES)
には、さらに、自グループ同報送信の情報であるか否か
を判断する(ステップS42)。
【0065】すなわち、グループNo.が、グループN
o.設定ポート37に設定されたグループNo.と同じ
であるか否かを判断する。自グループ同報送信の情報で
ある場合(ステップS42,YES)には、この情報内
のデータ、すなわち、CPU動作情報をグローバルメモ
リ35内における項目No.に対応する所定領域に取り
込んで(ステップS43)、本処理を終了する。一方、
自グループ同報送信の情報でない場合(ステップS4
2,NO)には、この情報を棄却し(ステップS4
4)、本処理を終了する。これにより、グループ同報送
信したCPUユニットに管理されるグループ内の特殊ユ
ニットのみが、送信された情報を取り込むことになる。
【0066】つぎに、CPUユニット1Aによる一斉同
報処理について説明する。ここでは、一斉同報処理とし
て時計情報のデータ伝送を例に挙げて説明する。図12
は、CPUユニット1Aによる一斉同報送信処理手順を
示すフローチャートである。図12において、CPUユ
ニット1Aは、CPUユニット1Aが有する時計19の
時計情報を全てのユニット、すなわちCPUユニット1
Bおよび特殊ユニット3A〜3Dに通知する場合に起動
される。この起動のタイミングは、時計を持たないユニ
ットも存在することが考えられるので、一定周期間隔で
起動される。
【0067】この時計情報の一斉同報送信が起動される
と、項目No.「1」として、外部グローバルメモリア
クセス用ポート14に時計情報が設定され、コマンド変
換回路16によって、この時計情報がデータとして設定
されたグローバルアクセス情報が生成される(ステップ
S51)。このグローバルアクセス情報は一斉同報情報
であるため、グループNo.は、「1」,「2」以外の
値が設定される。その後、生成されたグローバルアクセ
ス情報は、外部バスI/F17を介して外部バス2上に
送信され(ステップS52)、本処理を終了する。この
グローバルアクセス情報の送信は、外部バス2に接続さ
れるユニットが複数存在しても送信は1回である。
【0068】つぎに、各ユニットにおける一斉同報され
た時計情報の受信処理について説明する。まず、CPU
ユニット1Bにおける一斉同報受信処理手順について図
13に示すフローチャートを参照して説明する。図13
において、CPUユニット1Bは、まず、外部バスI/
F17を介して情報を受信し、コマンド変換回路16
が、グループNo.の値を参照して一斉同報の情報であ
るか否かを判断する(ステップS61)。グループN
o.の値が一斉同報の情報である場合(ステップS6
1,YES)には、項目No.を参照して、この情報を
グローバルメモリ20内の時計情報の領域の取り込み
(ステップS62)、本処理を終了する。
【0069】一方、グループNo.の値が一斉同報の情
報でない場合(ステップS61,NO)には、この情報
を棄却し(ステップS63)、本処理を終了する。すな
わち、CPUユニット1Bは、グループ同報の情報を受
信することがないので、一斉同報の情報でない場合に
は、直ちに情報を棄却することになる。なお、図12の
処理によって送信された時計情報は、一斉同報であるの
で、データの取り込み(ステップS62)が行われる。
【0070】つぎに、図14に示すフローチャートを参
照して、特殊ユニットにおける一斉同報受信処理手順に
ついて説明する。図14において、各特殊ユニット3A
〜3Dは、外部バスI/F34を介して情報を受信し、
コマンド変換回路38が、グループNo.の値を参照し
て一斉同報の情報であるか否かを判断する(ステップS
71)。グループNo.の値が一斉同報の情報でない場
合(ステップS71、NO)には、さらに自グループに
対するグループ同報であるか否かを判断する(ステップ
S72)。
【0071】一斉同報の情報である場合(ステップS7
1,YES)および自グループに対するグループ同報の
情報である場合(ステップS72,YES)には、この
情報をグローバルメモリ35内における項目No.に対
応する領域に取り込み(ステップS73)、本処理を終
了する。一方、自グループに対するグループ同報の情報
でもない場合(ステップS72,NO)には、この情報
を棄却し(ステップS74)、本処理を終了する。
【0072】つぎに、グループ同報によってイベント割
込発生系の情報であるEND割込発生の情報を伝送する
場合について説明する。END割込発生の情報であって
も、グループ同報の情報の送受信処理と全く同様の処理
がなされる。すなわち、END割込発生の情報のグルー
プ同報送信処理は、図10に示した処理手順によって行
われる。ただし、グローバルアクセス情報内における項
目No.の値は「3」となる。一方、END割込発生の
情報のグループ同報受信処理も、図11に示した処理手
順によって行われる。
【0073】最終的に、ステップS43において、EN
D割込発生の情報が取り込まれる。ここで、END割込
発生はイベント割込発生系の情報であるため、グローバ
ルメモリ35内の格納領域は、データ系の情報と異なる
領域となる。このイベント割込発生系の格納領域に情報
が書き込まれると、書込と同時に、特殊ユニットは書き
込まれた情報の割込を実行するようになっている。ここ
では、項目No.「3」に対応する割込発生の情報がグ
ローバルメモリ35に書き込まれたことを認識すると、
特殊ユニットは、直ちに、対応するEND処理の割込を
発生する。
【0074】CPUユニットは、END処理としての、
特殊ユニットに対するI/Oリフレッシュや、2ポート
メモリに対するアクセスの後に、このEND割込を特殊
ユニット側に発生させて同期をとることによって、CP
Uユニットによるアクセスを瞬時に特殊ユニット側に教
えることができ、高速性を重視したプログラマブルコン
トローラシステムの要求を満足することができる。ま
た、イベント割込発生系として生存確認割込発生をグル
ープ同報することもできる。
【0075】CPUユニットが同一グループ内の全ての
特殊ユニットに対して、生存確認割込を発生させること
によって、CPUユニットが正常動作していることを特
殊ユニット側に教えることができ、CPUユニットが正
常動作していない場合に、特殊ユニットは直ちに全出力
をオフにして、システムの暴走を未然に防止することが
できる。なお、END割込発生等のイベント割込発生系
の情報の伝送は、グループ同報のみでなく、一斉同報に
よっても行うことができる。
【0076】この実施の形態によれば、CPUユニット
が管理するグループ内の特殊ユニットに対してグループ
同報を行って、複数の特殊ユニットに対する情報の書込
を1回の情報伝送によって行うことができる。たとえ
ば、図15に示すようにCPUユニット1Aが管理する
グループ「1」の特殊ユニット3A,3Cに対する情報
伝送をグループ同報データD1として一度に行うことが
できる。同様に、図16に示すようにCPUユニット1
Bが管理するグループ「2」の特殊ユニット3B,3D
に対する情報伝送をグループ同報データD2として一度
に行うことができる。したがって、CPUユニットにか
かる負荷が軽減され、CPUユニット自体の性能低下が
発生せず、グループ管理を迅速に行うことができる。
【0077】また、この実施の形態によれば、同一の外
部バスに接続された全てのユニットに対して一斉同報を
行って、全てのユニットに対する情報を書込を1回の情
報伝送によって行うことができる。たとえば、図17に
示すように、グループに関係なく、CPUユニット1A
が、その他の全てのユニット1B,3A〜3Dに対して
一斉情報データD3を同時に伝送することができる。こ
のため、各ユニットに対する情報伝送に伴う時間遅延を
なくすことができ、正確な情報を迅速に伝達することが
できるととともに、全ユニットの処理同期をとることが
できる。特に、時計情報を各ユニットに一斉同報する場
合には、時計を有しないユニットであっても、時計を有
するユニットと同様な処理を行うことができる。
【0078】また、この実施の形態によれば、グループ
同報あるいは一斉同報によって伝送される情報として、
イベント割込発生系の情報を含ませ、このイベント割込
発生系の情報を受信した特殊ユニットが直ちに対応する
割込を発生するようにしているので、CPUユニットに
かかる負荷の影響を少なくし、CPUユニットの性能悪
化をさせることなく、END割込発生によってシステム
全体の同期をとることができ、あるいは生存確認割込発
生によってシステム全体の信頼性を向上させることがで
きる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数のCPUユニットは、外部バスを介して、それ
ぞれグループ管理する複数の特殊ユニットに対して情報
を同報送信し、複数の特殊ユニットは、前記同報送信手
段によって同報送信された情報が自グループ宛ての情報
である場合に該情報を取り込む処理を行うようにし、C
PUユニットが、該CPUユニットが管理する複数の特
殊ユニットに対して情報を伝送する場合、CPUユニッ
トは一回の情報送信によって行うことができるようにし
ているので、CPUユニットにかかる負荷が軽減され、
CPUユニット自体の性能低下なく、グループ管理を迅
速に行うことができるという効果を奏する。
【0080】つぎの発明によれば、複数のCPUユニッ
トのうちの特定CPUユニットは、外部バスを介して、
前記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニット
および複数の特殊ユニットに対して情報を一斉同報送信
し、前記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニ
ットおよび前記複数の特殊ユニットは、前記外部バスを
流れる情報が前記同報送信手段によって一斉同報送信さ
れた情報である場合に該情報を取り込む処理を行うよう
にし、特定CPUユニットは、一回の情報送信によっ
て、他の全てのユニットに対して情報を伝送することが
できるようにしているので、CPUユニットにかかる負
荷が軽減され、CPUユニット自体の性能低下なく、グ
ループ管理を迅速に行うことができるとともに、各ユニ
ットに対して、情報伝送に伴う時間遅延をなくすことが
でき、たとえば時計情報を一斉同報することによって時
計を有しないユニットであっても、時計を有するユニッ
トと同様な処理機能を発揮することができ、簡易な構成
であっても、システム全体に対する時間同期をとること
ができるという効果を奏する。
【0081】つぎの発明によれば、特殊ユニットの割込
処理手段が、同報受信手段によって取り込んだ情報に対
応した割込処理を行う。たとえば、同報受信する情報と
して、1回のシーケンスプログラムの実行に対するEN
D処理の同期をとらせるEND割込発生の情報を特殊ユ
ニット側に伝送した場合、この情報を取り込んだ各特殊
ユニットは、END処理を同期して行う。また、CPU
ユニットが正常に動作していることを示す生存確認割込
発生の情報を特殊ユニット側に定期的に伝送する場合
で、この情報を定期的に取り込むことができた特殊ユニ
ットがこの情報を取り込むことができないときに、この
特殊ユニットはCPUユニットに何らかの障害が発生し
たものと判断し、特殊ユニットによる出力をオフにする
等のシステムダウン処理を直ちに行う割込処理を実行す
る。したがって、CPUユニットにかかる負荷が軽減さ
れ、CPUユニット自体の性能低下なく、情報を迅速に
伝送することができるとともに、伝送された情報の内容
によって特殊ユニット側が割込処理を行うようにしてい
るので、システムの柔軟性が増大し、具体的にはシステ
ム全体の同期を容易にとることができ、あるいはシステ
ム全体の信頼性を向上させることができるという効果を
奏する。
【0082】つぎの発明によれば、複数のCPUユニッ
トおよび複数の特殊ユニットは、同報送信手段によって
送信された情報を専用に格納するグローバルメモリを有
し、各グローバルメモリのアドレス空間を同一にしてい
るので、伝送すべき情報のアクセス処理にかかる時間が
短縮され、各ユニットにかかる負荷が軽減されるという
効果を奏する。
【0083】つぎの発明によれば、同報送信工程によっ
て、CPUユニットが、外部バスを介し、グループ管理
する複数の特殊ユニットに対して情報を同報送信し、同
報受信工程によって、複数の特殊ユニットが、前記同報
送信工程によって同報送信された情報が自グループ宛て
の情報である場合に該情報を取り込む処理を行うように
しているので、CPUユニットにかかる負荷が軽減さ
れ、CPUユニット自体の性能低下なく、グループ管理
を迅速に行うことができるという効果を奏する。
【0084】つぎの発明によれば、同報送信工程によっ
て、複数のCPUユニットのうちの特定CPUユニット
が、外部バスを介し、前記特定CPUユニット以外の1
以上のCPUユニットおよび複数の特殊ユニットに対し
て情報を一斉同報送信し、同報受信工程によって、前記
特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニットおよ
び前記複数の特殊ユニットが、前記外部バス上を流れる
情報が前記同報送信工程によって一斉同報送信された情
報である場合に該情報を取り込む処理を行うようにして
いるので、CPUユニットにかかる負荷が軽減され、C
PUユニット自体の性能低下なく、グループ管理を迅速
に行うことができるとともに、各ユニットに対して、情
報伝送に伴う時間遅延をなくすことができ、たとえば時
計情報を一斉同報することによって時計を有しないユニ
ットであっても、時計を有するユニットと同様な処理機
能を発揮することができ、システム全体に対する時間同
期をとることができるという効果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、割込処理工程によっ
て、同報受信工程によって取り込んだ情報に対応した割
込処理を行う。たとえば、同報受信する情報として、1
回のシーケンスプログラムの実行に対するEND処理の
同期をとらせるEND割込発生の情報を特殊ユニット側
に伝送した場合、この情報を取り込んだ各特殊ユニット
は、END処理を同期して行う。また、CPUユニット
が正常に動作していることを示す生存確認割込発生の情
報を特殊ユニット側に定期的に伝送する場合で、この情
報を定期的に取り込むことができた特殊ユニットがこの
情報を取り込むことができないときに、この特殊ユニッ
トはCPUユニットに何らかの障害が発生したものと判
断し、特殊ユニットによる出力をオフにする等のシステ
ムダウン処理を直ちに行う割込処理を実行する。したが
って、CPUユニットにかかる負荷が軽減され、CPU
ユニット自体の性能低下なく、情報を迅速に伝送するこ
とができるとともに、伝送された情報の内容によって特
殊ユニット側が割込処理を行うようにしているので、シ
ステムの柔軟性が増大し、具体的にはシステム全体の同
期を容易にとることができ、あるいはシステム全体の信
頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態であるマルチCPUプ
ログラマブルコントローラシステムの概要構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態であるマルチCPUプ
ログラマブルコントローラシステムにおけるCPUユニ
ットおよび特殊ユニットの詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図3】 図2に示したシーケンスプログラムメモリに
格納されたパラメータの内容を示す図である。
【図4】 図3に示したパラメータをもとに生成したグ
ループ「1」の管理テーブルの内容を示す図である。
【図5】 図3に示したパラメータをもとに生成したグ
ループ「2」の管理テーブルの内容を示す図である。
【図6】 グローバルアクセス情報およびユニットアク
セス情報の内容を示す図である。
【図7】 グローバルメモリに格納された情報の項目内
容を示す図である。
【図8】 2ポートメモリに格納されるグループNo.
書込み完了フラグとグループ情報のメモリマップ図であ
る。
【図9】 各ユニットの初期立ち上げ処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】 グループ同報送信処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】 グループ同報受信処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】 一斉同報送信処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】 CPUユニットによる一斉同報受信処理手
順を示すフローチャートである。
【図14】 特殊ユニットによる一斉同報受信処理手順
を示すフローチャートである。
【図15】 グループ「1」に対するグループ同報の概
要を説明する図である。
【図16】 グループ「2」に対するグループ同報の概
要を説明する図である。
【図17】 一斉同報の概要を説明する図である。
【図18】 従来におけるマルチCPUプログラマブル
コントローラシステムの概要構成を示す図である。
【図19】 グループ「1」の管理テーブルの内容を示
す図である。
【図20】 グループ「2」の管理テーブルの内容を示
す図である。
【図21】 図18に示した従来のマルチCPUプログ
ラマブルコントローラシステムのCPUユニットおよび
特殊ユニットの詳細構成を示すブロック図である。
【図22】 従来におけるユニットアクセス情報の内容
を示す図である。
【図23】 従来におけるグループ情報の書込処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B CPUユニット、2 外部バス、3A〜3
D 特殊ユニット、11,31 マイコン、12,32
ROM、13,33 RAM、14 外部グローバル
メモリアクセス用ポート、15 外部2ポートメモリア
クセス用ポート、16,38 コマンド変換回路、1
7,34 外部バスI/F、18 シーケンスプログラ
ムメモリ、19 時計、20,35 グローバルメモ
リ、21,36 2ポートメモリ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンスプログラムに基づいた処理を
    実行する複数のCPUユニットと、該複数のCPUユニ
    ットによってそれぞれグループ管理されて特定処理を行
    う複数の特殊ユニットとが外部バスに接続されたプログ
    ラマブルコントローラシステムにおいて、 前記複数のCPUユニットは、 前記外部バスを介し、それぞれグループ管理する複数の
    特殊ユニットに対して情報を同報送信する同報送信手段
    と、 前記複数の特殊ユニットは、 前記同報送信手段によって同報送信された情報が自グル
    ープ宛ての情報である場合に該情報を取り込む処理を行
    う同報受信手段と、 を備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ
    システム。
  2. 【請求項2】 シーケンスプログラムに基づいた処理を
    実行する複数のCPUユニットと、該複数のCPUユニ
    ットによってそれぞれグループ管理されて特定処理を行
    う複数の特殊ユニットとが外部バスに接続されたプログ
    ラマブルコントローラシステムにおいて、 前記複数のCPUユニットのうちの特定CPUユニット
    は、 前記外部バスを介し、前記特定CPUユニット以外の1
    以上のCPUユニットおよび前記複数の特殊ユニットに
    対して情報を一斉同報送信する同報送信手段と、 前記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニット
    および前記複数の特殊ユニットは、 前記外部バス上を流れる情報が前記同報送信手段によっ
    て一斉同報送信された情報である場合に該情報を取り込
    む処理を行う同報受信手段と、 を備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記特殊ユニットは、前記同報受信手段
    によって取り込んだ情報に対応した割込処理を行う割込
    処理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のプログラマブルコントローラシステム。
  4. 【請求項4】 前記複数のCPUユニットおよび前記複
    数の特殊ユニットは、前記同報送信手段によって送信さ
    れた情報を専用に格納し、それぞれ同一のアドレス空間
    を有するグローバルメモリを備えたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一つに記載のプログラマブルコン
    トローラシステム。
  5. 【請求項5】 シーケンスプログラムに基づいた処理を
    実行する複数のCPUユニットと、該複数のCPUユニ
    ットによってそれぞれグループ管理されて特定処理を行
    う複数の特殊ユニットとが外部バスに接続されたプログ
    ラマブルコントローラシステムの情報伝送制御方法にお
    いて、 前記CPUユニットが、前記外部バスを介し、グループ
    管理する複数の特殊ユニットに対して情報を同報送信す
    る同報送信工程と、 前記複数の特殊ユニットが、前記同報送信工程によって
    同報送信された情報が自グループ宛ての情報である場合
    に該情報を取り込む処理を行う同報受信工程と、 を含むことを特徴とするプログラマブルコントローラシ
    ステムの情報伝送制御方法。
  6. 【請求項6】 シーケンスプログラムに基づいた処理を
    実行する複数のCPUユニットと、該複数のCPUユニ
    ットによってそれぞれグループ管理されて特定処理を行
    う複数の特殊ユニットとが外部バスに接続されたプログ
    ラマブルコントローラシステムの情報伝送制御方法にお
    いて、 前記複数のCPUユニットのうちの特定CPUユニット
    が、前記外部バスを介し、前記特定CPUユニット以外
    の1以上のCPUユニットおよび前記複数の特殊ユニッ
    トに対して情報を一斉同報送信する同報送信工程と、 前記特定CPUユニット以外の1以上のCPUユニット
    および前記複数の特殊ユニットが、前記外部バス上を流
    れる情報が前記同報送信工程によって一斉同報送信され
    た情報である場合に該情報を取り込む処理を行う同報受
    信工程と、 を含むことを特徴とするプログラマブルコントローラシ
    ステムの情報伝送制御方法。
  7. 【請求項7】 前記特殊ユニットが、前記同報受信工程
    によって取り込んだ情報に対応した割込処理を行う割込
    処理工程をさらに含むことを特徴とする請求項5または
    6に記載のプログラマブルコントローラシステムの情報
    伝送制御方法。
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