JPH1185088A - 発振制御装置 - Google Patents
発振制御装置Info
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- JPH1185088A JPH1185088A JP9257633A JP25763397A JPH1185088A JP H1185088 A JPH1185088 A JP H1185088A JP 9257633 A JP9257633 A JP 9257633A JP 25763397 A JP25763397 A JP 25763397A JP H1185088 A JPH1185088 A JP H1185088A
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- Japan
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- frequency
- control
- oscillation
- input
- controller
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】広範囲の周波数帯域にわたつて精度の高い発振
制御を行うことができる発振制御装置を提案する。 【解決手段】目標発振周波数Fhに応じて発振制御手段
23の入出力特性を切り換えるようにしたことにより、
広い周波数帯域に対応し、かつ精度の高い発振制御を行
うことができる。
制御を行うことができる発振制御装置を提案する。 【解決手段】目標発振周波数Fhに応じて発振制御手段
23の入出力特性を切り換えるようにしたことにより、
広い周波数帯域に対応し、かつ精度の高い発振制御を行
うことができる。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図5) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明は発振制御装置に関
し、例えば映像信号に基づく画像を陰極線管に表示する
際の水平発振制御装置に適用して好適なものである。
し、例えば映像信号に基づく画像を陰極線管に表示する
際の水平発振制御装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、例えばコンピユータによつて生成
又は加工された映像信号を画像として陰極線管(デイス
プレイ)に表示する表示装置においては、発振周波数を
変更し得る水平発振回路を用いることにより、種々の水
平同期周波数でなる映像信号にそれぞれ対応した水平発
振周波数で水平偏向コイルを駆動するようになされてい
る。
又は加工された映像信号を画像として陰極線管(デイス
プレイ)に表示する表示装置においては、発振周波数を
変更し得る水平発振回路を用いることにより、種々の水
平同期周波数でなる映像信号にそれぞれ対応した水平発
振周波数で水平偏向コイルを駆動するようになされてい
る。
【0005】この場合、コンピユータによつて生成又は
加工される映像信号の多様化に伴つて、当該映像信号の
水平同期周波数も多様化し、帯域幅も広くなる。このよ
うに種々の水平同期周波数でなる映像信号をそれぞれ陰
極線管に表示する場合、水平発振回路によつて可変とさ
れる発振周波数の帯域幅も広くする必要がある。
加工される映像信号の多様化に伴つて、当該映像信号の
水平同期周波数も多様化し、帯域幅も広くなる。このよ
うに種々の水平同期周波数でなる映像信号をそれぞれ陰
極線管に表示する場合、水平発振回路によつて可変とさ
れる発振周波数の帯域幅も広くする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、水平発振回
路として用いられる電圧制御発振器(Voltage-Controll
ed Oscillator)に入力される制御電圧の変化に対して発
振周波数の変化を大きくする方法が考えられる。
路として用いられる電圧制御発振器(Voltage-Controll
ed Oscillator)に入力される制御電圧の変化に対して発
振周波数の変化を大きくする方法が考えられる。
【0007】ところが、低い周波数から高い周波数まで
広い帯域幅で発振周波数を得ようとすると、図6に示す
ように制御電圧Vの変化に対して発振周波数fの変化を
大きくする分、制御電圧レベルをV1からV2に1ステ
ツプだけ変化させた場合にこれに応じて発振周波数がf
1からf2に大きく変化し、所望の水平発振周波数を精
密に得ることが困難になる問題があつた。
広い帯域幅で発振周波数を得ようとすると、図6に示す
ように制御電圧Vの変化に対して発振周波数fの変化を
大きくする分、制御電圧レベルをV1からV2に1ステ
ツプだけ変化させた場合にこれに応じて発振周波数がf
1からf2に大きく変化し、所望の水平発振周波数を精
密に得ることが困難になる問題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、広範囲の周波数帯域にわたつて精度の高い発振制御
を行うことができる発振制御装置を提案しようとするも
のである。
で、広範囲の周波数帯域にわたつて精度の高い発振制御
を行うことができる発振制御装置を提案しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、目標発振周波数に応じて発振制御
手段の入出力特性を切り換えるようにしたことにより、
入力制御信号に対応して高精度の出力信号(発振制御信
号)が得られる入出力特性を複数持つことができ、これ
により広い周波数帯域に対応し、かつ精度の高い発振制
御を行うことができる。
め本発明においては、目標発振周波数に応じて発振制御
手段の入出力特性を切り換えるようにしたことにより、
入力制御信号に対応して高精度の出力信号(発振制御信
号)が得られる入出力特性を複数持つことができ、これ
により広い周波数帯域に対応し、かつ精度の高い発振制
御を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
施の形態を詳述する。
【0011】図1において10は全体として表示装置を
示し、コンピユータ等の映像ソースから出力された映像
信号S1をビデオ制御回路14に入力する。ビデオ制御
回路14は、主制御部12からシステムバスBUSを介
して供給される制御データに基づき、映像信号S1に対
して所定の信号処理を施すことにより、RGBのビデオ
信号S2を生成し、これをCRT15に供給する。
示し、コンピユータ等の映像ソースから出力された映像
信号S1をビデオ制御回路14に入力する。ビデオ制御
回路14は、主制御部12からシステムバスBUSを介
して供給される制御データに基づき、映像信号S1に対
して所定の信号処理を施すことにより、RGBのビデオ
信号S2を生成し、これをCRT15に供給する。
【0012】またコンピユータ等から得られる映像信号
S1は同期分離回路19に入力される。同期分離回路1
9は映像信号S1から水平同期信号SYNCH及び垂直
同期信号SYNCVを分離し、主制御部12に送出す
る。主制御部12は、水平同期信号SYNCH及び垂直
同期信号SYNCVに基づいて目標とする水平発振周波
数Fh及び垂直発振周波数Fvを設定し、これにより水
平偏向制御部16及び垂直偏向制御部17を制御するこ
とにより、水平偏向制御部16及び垂直偏向制御部17
から映像信号S1に同期したパルス状の水平偏向駆動信
号SDH(水平偏向パルス)及び垂直偏向駆動信号SD
V(垂直偏向パルス)がCRT15の偏向部15Aに送
出される。そして当該偏向部15Aにおいて水平偏向パ
ルス及び垂直偏向パルスに応じた鋸歯状の偏向駆動波形
が生成されてRGBのビデオ信号S2に基づく画像がC
RT15の表示面15Bに表示される。
S1は同期分離回路19に入力される。同期分離回路1
9は映像信号S1から水平同期信号SYNCH及び垂直
同期信号SYNCVを分離し、主制御部12に送出す
る。主制御部12は、水平同期信号SYNCH及び垂直
同期信号SYNCVに基づいて目標とする水平発振周波
数Fh及び垂直発振周波数Fvを設定し、これにより水
平偏向制御部16及び垂直偏向制御部17を制御するこ
とにより、水平偏向制御部16及び垂直偏向制御部17
から映像信号S1に同期したパルス状の水平偏向駆動信
号SDH(水平偏向パルス)及び垂直偏向駆動信号SD
V(垂直偏向パルス)がCRT15の偏向部15Aに送
出される。そして当該偏向部15Aにおいて水平偏向パ
ルス及び垂直偏向パルスに応じた鋸歯状の偏向駆動波形
が生成されてRGBのビデオ信号S2に基づく画像がC
RT15の表示面15Bに表示される。
【0013】また、水平偏向制御部16から出力される
水平偏向駆動信号SDHは、主制御部12にフイードバ
ツクされ、主制御部12は水平偏向駆動信号SDHの周
波数(すなわち水平発振周波数)が予め決められた周波
数Fhとなるように水平偏向制御部16に対する周波数
制御データ(hfreq)を調整するといつたサーボ制御を行
うようになされている。
水平偏向駆動信号SDHは、主制御部12にフイードバ
ツクされ、主制御部12は水平偏向駆動信号SDHの周
波数(すなわち水平発振周波数)が予め決められた周波
数Fhとなるように水平偏向制御部16に対する周波数
制御データ(hfreq)を調整するといつたサーボ制御を行
うようになされている。
【0014】ここで、水平偏向制御部16は図2に示す
ように、主制御部12からシステムバスBUS及びバス
コントローラ21を介して供給される周波数制御データ
(hfreq)を8ビツトのデイジタル/アナログ変換回路2
2に送出してアナログ信号に変換した後、これをFhコ
ントローラ23に送出する。Fhコントローラ23は、
周波数制御データ(hfreq)に応じた制御電圧値Vを生成
し、これを電圧制御発振器24に送出することにより、
制御電圧値Vに応じた周波数信号S24を水平ドライブ
回路26に送出する。このとき電圧制御発振器24から
出力される周波数信号S24は、位相比較回路25に供
給され、映像信号S1に同期した位相となるような補正
電圧信号S25をFhコントローラ23からの制御電圧
値Vに加えることにより、位相調整が行われる。
ように、主制御部12からシステムバスBUS及びバス
コントローラ21を介して供給される周波数制御データ
(hfreq)を8ビツトのデイジタル/アナログ変換回路2
2に送出してアナログ信号に変換した後、これをFhコ
ントローラ23に送出する。Fhコントローラ23は、
周波数制御データ(hfreq)に応じた制御電圧値Vを生成
し、これを電圧制御発振器24に送出することにより、
制御電圧値Vに応じた周波数信号S24を水平ドライブ
回路26に送出する。このとき電圧制御発振器24から
出力される周波数信号S24は、位相比較回路25に供
給され、映像信号S1に同期した位相となるような補正
電圧信号S25をFhコントローラ23からの制御電圧
値Vに加えることにより、位相調整が行われる。
【0015】かくして水平ドライブ回路26は電圧制御
発振器24から供給される周波数信号S24に応じた水
平偏向駆動信号(水平偏向パルス)SDHを生成し、こ
れをCRT15の偏向部15Aに供給する。
発振器24から供給される周波数信号S24に応じた水
平偏向駆動信号(水平偏向パルス)SDHを生成し、こ
れをCRT15の偏向部15Aに供給する。
【0016】ここで、Fhコントローラ23は、デイジ
タル/アナログ変換回路22を介して供給される周波数
制御データ(hfreq)に応じた制御電圧値Vを出力するよ
うになされており、この入出力特性は図3に示すよう
に、比較的低い周波数データ(hfreq)に対応した制御電
圧値Vを決定するための特性直線L0(第1の感度)
と、比較的高い周波数データ(hfreq)に対応した制御電
圧値Vを決定するための特性直線L1(第2の感度)と
を有する。主制御部12は同期分離回路19から得られ
る入力映像信号S1の水平同期信号SYNCHの周波数
に基づいて、水平偏向制御部16において発振させよう
とする目標周波数Fhを決定し、当該目標周波数Fhを
得るためにFhコントローラ23の2つの特性直線L0
又はL1のうちいずれの特性直線(感度)を用いれば良
いかを決定する。この場合、目標周波数Fhが予め設定
されている閾値周波数(FZERO SW FH) よりも大きいか否
かによつて判定される。この閾値周波数(FZERO SW FH)
は、Fhコントローラ23の2つの特性直線L0及びL
1に応じて予め不揮発性メモリ13に格納されている。
従つて、主制御部12においてFhコントローラ23の
2つの特性直線L0又はL1のいずれかが指定される
と、これを指定する切換制御データ(fhsw)がシステムバ
スBUS及びバスコントローラ21(図2)を介してF
hコントローラ23に供給され、これによりFhコント
ローラ23は切換制御データ(fhsw)によつて指定された
特性曲線L0又はL1を用いて、入力される周波数制御
データ(hfreq)に応じた制御電圧値Vを決定する。
タル/アナログ変換回路22を介して供給される周波数
制御データ(hfreq)に応じた制御電圧値Vを出力するよ
うになされており、この入出力特性は図3に示すよう
に、比較的低い周波数データ(hfreq)に対応した制御電
圧値Vを決定するための特性直線L0(第1の感度)
と、比較的高い周波数データ(hfreq)に対応した制御電
圧値Vを決定するための特性直線L1(第2の感度)と
を有する。主制御部12は同期分離回路19から得られ
る入力映像信号S1の水平同期信号SYNCHの周波数
に基づいて、水平偏向制御部16において発振させよう
とする目標周波数Fhを決定し、当該目標周波数Fhを
得るためにFhコントローラ23の2つの特性直線L0
又はL1のうちいずれの特性直線(感度)を用いれば良
いかを決定する。この場合、目標周波数Fhが予め設定
されている閾値周波数(FZERO SW FH) よりも大きいか否
かによつて判定される。この閾値周波数(FZERO SW FH)
は、Fhコントローラ23の2つの特性直線L0及びL
1に応じて予め不揮発性メモリ13に格納されている。
従つて、主制御部12においてFhコントローラ23の
2つの特性直線L0又はL1のいずれかが指定される
と、これを指定する切換制御データ(fhsw)がシステムバ
スBUS及びバスコントローラ21(図2)を介してF
hコントローラ23に供給され、これによりFhコント
ローラ23は切換制御データ(fhsw)によつて指定された
特性曲線L0又はL1を用いて、入力される周波数制御
データ(hfreq)に応じた制御電圧値Vを決定する。
【0017】ここで、主制御部12は、水平ドライブ回
路26(図2)から実際に発振出力される水平偏向駆動
信号(水平偏向パルス)SDHの周波数を目標周波数F
hとし得るようなFhコントローラ23に対する周波数
制御データ(hfreq)を、表示装置10の製造工程の最終
調整処理工程において、不揮発性メモリ13に格納して
おく。
路26(図2)から実際に発振出力される水平偏向駆動
信号(水平偏向パルス)SDHの周波数を目標周波数F
hとし得るようなFhコントローラ23に対する周波数
制御データ(hfreq)を、表示装置10の製造工程の最終
調整処理工程において、不揮発性メモリ13に格納して
おく。
【0018】すなわち、図4は製造工程の最終調整処理
工程における調整処理手順を示し、ステツプSP1にお
いて切換制御データ(fhsw =1)としてFhコントローラ
23の特性直線L1を指定した状態で目標周波数Fh=
ADJ HI FH (図3)として設定し、続くステツプSP2
において水平偏向制御部16の電圧制御発振器24を発
振動作させ、このときの発振周波数を測定する。
工程における調整処理手順を示し、ステツプSP1にお
いて切換制御データ(fhsw =1)としてFhコントローラ
23の特性直線L1を指定した状態で目標周波数Fh=
ADJ HI FH (図3)として設定し、続くステツプSP2
において水平偏向制御部16の電圧制御発振器24を発
振動作させ、このときの発振周波数を測定する。
【0019】この測定の結果得られる発振周波数がステ
ツプSP1において設定された目標周波数Fh=ADJ HI
FH と一致するまで、Fhコントローラ23に供給する
周波数制御データ(hfreq)を変化させながらステツプS
P2の処理を繰り返す。そして発振周波数が目標周波数
Fh=ADJ HI FH と一致したとき、このとき主制御部1
2からFhコントローラ23に供給している周波数制御
データ(hfreq)が目標周波数Fh=ADJ HI FH を得るた
めのデータ(D:H FREQ AT HIFH) (図3)であること
になり、主制御部12はステツプSP3からステツプS
P4に移つてこの周波数制御データ(D:H FREQ AT HI
FH) 及びこのとき得られる目標周波数(ADJ HI FH) を不
揮発性メモリ13に格納する。
ツプSP1において設定された目標周波数Fh=ADJ HI
FH と一致するまで、Fhコントローラ23に供給する
周波数制御データ(hfreq)を変化させながらステツプS
P2の処理を繰り返す。そして発振周波数が目標周波数
Fh=ADJ HI FH と一致したとき、このとき主制御部1
2からFhコントローラ23に供給している周波数制御
データ(hfreq)が目標周波数Fh=ADJ HI FH を得るた
めのデータ(D:H FREQ AT HIFH) (図3)であること
になり、主制御部12はステツプSP3からステツプS
P4に移つてこの周波数制御データ(D:H FREQ AT HI
FH) 及びこのとき得られる目標周波数(ADJ HI FH) を不
揮発性メモリ13に格納する。
【0020】そして、主制御部12は上述のステツプS
P1〜ステツプSP4の処理と同様に、ステツプSP5
においてFhコントローラ23の特性直線L1を用いる
状態として目標周波数Fh=ADJ MDHI FH (図3)とし
て設定し、続くステツプSP6において水平偏向制御部
16の電圧制御発振器24を発振動作させ、このときの
発振周波数を測定する。
P1〜ステツプSP4の処理と同様に、ステツプSP5
においてFhコントローラ23の特性直線L1を用いる
状態として目標周波数Fh=ADJ MDHI FH (図3)とし
て設定し、続くステツプSP6において水平偏向制御部
16の電圧制御発振器24を発振動作させ、このときの
発振周波数を測定する。
【0021】この測定の結果得られる発振周波数がステ
ツプSP5において設定された目標周波数Fh=ADJ MD
HI FH と一致するまで、Fhコントローラ23に供給す
る周波数制御データ(hfreq)を変化させながらステツプ
SP6の処理を繰り返す。そして発振周波数が目標周波
数Fh=ADJ MDHI FH と一致したとき、このとき主制御
部12からFhコントローラ23に供給している周波数
制御データ(hfreq)が目標周波数Fh=ADJ MDHI FH を
得るためのデータ(C:H FREQ AT MHFH) (図3)であ
ることになり、主制御部12はステツプSP7からステ
ツプSP8に移つてこの周波数制御データ(C:H FREQ
AT MHFH) 及びこのとき得られる目標周波数(ADJ MDHI
FH) を不揮発性メモリ13に格納する。
ツプSP5において設定された目標周波数Fh=ADJ MD
HI FH と一致するまで、Fhコントローラ23に供給す
る周波数制御データ(hfreq)を変化させながらステツプ
SP6の処理を繰り返す。そして発振周波数が目標周波
数Fh=ADJ MDHI FH と一致したとき、このとき主制御
部12からFhコントローラ23に供給している周波数
制御データ(hfreq)が目標周波数Fh=ADJ MDHI FH を
得るためのデータ(C:H FREQ AT MHFH) (図3)であ
ることになり、主制御部12はステツプSP7からステ
ツプSP8に移つてこの周波数制御データ(C:H FREQ
AT MHFH) 及びこのとき得られる目標周波数(ADJ MDHI
FH) を不揮発性メモリ13に格納する。
【0022】かくしてFhコントローラ23における一
方の特性曲線L1に対して目標とする2つの周波数(AD
J HI FH)及び(ADJ MDHI FH) を得るためのそれぞれ対応
する周波数制御データ(hfreq)の値(D:H FREQ AT HI
FH) 及び(C:H FREQ AT MHFH) が特性直線L1に対応
した調整データとして不揮発性メモリ13に用意され
る。
方の特性曲線L1に対して目標とする2つの周波数(AD
J HI FH)及び(ADJ MDHI FH) を得るためのそれぞれ対応
する周波数制御データ(hfreq)の値(D:H FREQ AT HI
FH) 及び(C:H FREQ AT MHFH) が特性直線L1に対応
した調整データとして不揮発性メモリ13に用意され
る。
【0023】さらに当該調整処理においては、図4に示
す調整処理手順と同様にして、Fhコントローラ23の
他方の特性直線L0に対しても、2つの目標周波数(AD
J MDLO FH)及び(ADJ LOW FH)(図3)を得るためのそれ
ぞれ対応する周波数制御データ(hfreq)の値(B:H FR
EQ AT MLFH) 及び(A:H FREQ AT LOFH) が特性直線L
0に対応した調整データとして不揮発性メモリ13に用
意される。
す調整処理手順と同様にして、Fhコントローラ23の
他方の特性直線L0に対しても、2つの目標周波数(AD
J MDLO FH)及び(ADJ LOW FH)(図3)を得るためのそれ
ぞれ対応する周波数制御データ(hfreq)の値(B:H FR
EQ AT MLFH) 及び(A:H FREQ AT LOFH) が特性直線L
0に対応した調整データとして不揮発性メモリ13に用
意される。
【0024】このようにして工場出荷段階においてFh
コントローラ23の2つの特性直線L0及びL1上のそ
れぞれ2つずつの点を不揮発性メモリ13に格納してお
くことにより、これらのデータから、入力映像信号S1
の測定周波数に応じた目標週数Fhを得るための周波数
制御データ(hfreq)を直線補間によつて求めることがで
きる。
コントローラ23の2つの特性直線L0及びL1上のそ
れぞれ2つずつの点を不揮発性メモリ13に格納してお
くことにより、これらのデータから、入力映像信号S1
の測定周波数に応じた目標週数Fhを得るための周波数
制御データ(hfreq)を直線補間によつて求めることがで
きる。
【0025】すなわち図5はユーザが使用する際のサー
ボ処理手順を示し、ユーザがユーザインタフエイス(I
/F)11を介して当該処理の指令を主制御部12に入
力すると、主制御部12は図5の処理手順に入り、ステ
ツプSP11において入力映像信号S1の水平同期信号
SYNCHのタイミングを計測することにより、水平偏
向制御部16において発振すべき目標周波数Fhを決定
する。
ボ処理手順を示し、ユーザがユーザインタフエイス(I
/F)11を介して当該処理の指令を主制御部12に入
力すると、主制御部12は図5の処理手順に入り、ステ
ツプSP11において入力映像信号S1の水平同期信号
SYNCHのタイミングを計測することにより、水平偏
向制御部16において発振すべき目標周波数Fhを決定
する。
【0026】そして主制御部12はステツプSP12に
移り、このとき得られた目標周波数Fhが、切換周波数
(FZERO SW FH) よりも大きいか否かを判断する。ここで
肯定結果が得られると、このことはFhコントローラ2
3の2つの特性曲線L0又はL1のうち、高い周波数に
対応した特性曲線L1を用いる必要があることを表して
おり、このとき主制御部12はステツプSP13に移つ
て切換制御データ(fhsw =1)としてFhコントローラ2
3の特性曲線L1を指定し、続くステツプSP15にお
いて、不揮発性メモリ13から特性直線L1に対応した
調整データを読出し、これらの調整データから直線補間
によつて目標周波数Fhを得るための周波数制御データ
(hfreq)を決定する。
移り、このとき得られた目標周波数Fhが、切換周波数
(FZERO SW FH) よりも大きいか否かを判断する。ここで
肯定結果が得られると、このことはFhコントローラ2
3の2つの特性曲線L0又はL1のうち、高い周波数に
対応した特性曲線L1を用いる必要があることを表して
おり、このとき主制御部12はステツプSP13に移つ
て切換制御データ(fhsw =1)としてFhコントローラ2
3の特性曲線L1を指定し、続くステツプSP15にお
いて、不揮発性メモリ13から特性直線L1に対応した
調整データを読出し、これらの調整データから直線補間
によつて目標周波数Fhを得るための周波数制御データ
(hfreq)を決定する。
【0027】この直線補間においては、周波数制御デー
タ(hfreq)は、次式、
タ(hfreq)は、次式、
【数1】 によつて求められる。
【0028】そして主制御部12はステツプSP16に
移り、上述のステツプSP15において決定された周波
数制御データ(hfreq)をFhコントローラ23に送出す
ることにより、当該周波数制御データ(hfreq)に応じた
制御電圧値Vを得、これを電圧制御発振器24に送出す
ることにより目標とする周波数Fhの水平偏向駆動信号
(水平偏向パルス)SDHを得る。
移り、上述のステツプSP15において決定された周波
数制御データ(hfreq)をFhコントローラ23に送出す
ることにより、当該周波数制御データ(hfreq)に応じた
制御電圧値Vを得、これを電圧制御発振器24に送出す
ることにより目標とする周波数Fhの水平偏向駆動信号
(水平偏向パルス)SDHを得る。
【0029】また、上述のステツプSP12において否
定結果が得られると、このことはFhコントローラ23
の2つの特性曲線L0又はL1のうち、低い周波数に対
応した特性曲線L0を用いる必要があることを表してお
り、このとき主制御部12はステツプSP14に移つて
切換制御データ(fhsw =0)としてFhコントローラ23
の特性曲線L0を指定し、続くステツプSP15におい
て、不揮発性メモリ13から特性直線L0に対応した調
整データを読出し、これらの調整データから直線補間に
よつて目標周波数Fhを得るための周波数制御データ
(hfreq)を決定する。
定結果が得られると、このことはFhコントローラ23
の2つの特性曲線L0又はL1のうち、低い周波数に対
応した特性曲線L0を用いる必要があることを表してお
り、このとき主制御部12はステツプSP14に移つて
切換制御データ(fhsw =0)としてFhコントローラ23
の特性曲線L0を指定し、続くステツプSP15におい
て、不揮発性メモリ13から特性直線L0に対応した調
整データを読出し、これらの調整データから直線補間に
よつて目標周波数Fhを得るための周波数制御データ
(hfreq)を決定する。
【0030】この直線補間においては、周波数制御デー
タ(hfreq)は、次式、
タ(hfreq)は、次式、
【数2】 によつて求められる。
【0031】そして主制御部12はステツプSP16に
移り、上述のステツプSP15において決定された周波
数制御データ(hfreq)をFhコントローラ23に送出す
ることにより、当該周波数制御データ(hfreq)に応じた
制御電圧値Vを得、これを電圧制御発振器24に送出す
ることにより目標とする周波数Fhの水平偏向駆動信号
(水平偏向パルス)SDHを得る。
移り、上述のステツプSP15において決定された周波
数制御データ(hfreq)をFhコントローラ23に送出す
ることにより、当該周波数制御データ(hfreq)に応じた
制御電圧値Vを得、これを電圧制御発振器24に送出す
ることにより目標とする周波数Fhの水平偏向駆動信号
(水平偏向パルス)SDHを得る。
【0032】以上の構成において、水平偏向制御部16
のFhコントローラ23は、目標周波数Fhを得るため
の2つの特性直線(感度)L0及びL1を有し、これら
2つの特性直線L0又はL1のうち、目標周波数Fhの
周波数帯域に対応した特性直線を選択する。従つて、図
6について上述したような1つの直線を広い周波数帯域
に対応して設ける場合に比べて、同じ周波数帯域に対応
しながら各特性直線L0及びL1の傾斜が緩やかにな
り、この分、入力される周波数制御データ(hfreq)の変
化に応じてきめ細かい制御電圧値V(すなわち発振周波
数Fh)が得られる。
のFhコントローラ23は、目標周波数Fhを得るため
の2つの特性直線(感度)L0及びL1を有し、これら
2つの特性直線L0又はL1のうち、目標周波数Fhの
周波数帯域に対応した特性直線を選択する。従つて、図
6について上述したような1つの直線を広い周波数帯域
に対応して設ける場合に比べて、同じ周波数帯域に対応
しながら各特性直線L0及びL1の傾斜が緩やかにな
り、この分、入力される周波数制御データ(hfreq)の変
化に応じてきめ細かい制御電圧値V(すなわち発振周波
数Fh)が得られる。
【0033】かくして以上の構成によれば、2つの特性
直線L0及びL1を用いることにより、水平偏向制御部
16における水平発振周波数を広い帯域できめ細かく制
御することができる。
直線L0及びL1を用いることにより、水平偏向制御部
16における水平発振周波数を広い帯域できめ細かく制
御することができる。
【0034】なお上述の実施の形態においては、Fhコ
ントローラ23における特性直線(感度)として2つの
特性直線L0及びL1を切り換える場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、3つ以上の特性直線(感
度)を切り換えるようにしても良い。このようにすれ
ば、さらに広い周波数帯域で精度の高い発振周波数の制
御を行うことができる。
ントローラ23における特性直線(感度)として2つの
特性直線L0及びL1を切り換える場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、3つ以上の特性直線(感
度)を切り換えるようにしても良い。このようにすれ
ば、さらに広い周波数帯域で精度の高い発振周波数の制
御を行うことができる。
【0035】また上述の実施の形態においては、閾値周
波数(FZERO SW FH) 及び各特性直線L0、L1のデータ
を不揮発性メモリ13に記憶する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の種々の記憶デバイスを
用いることができる。
波数(FZERO SW FH) 及び各特性直線L0、L1のデータ
を不揮発性メモリ13に記憶する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、他の種々の記憶デバイスを
用いることができる。
【0036】また上述の実施の形態においては、本発明
をCRT15を用いた表示装置10の水平偏向制御部1
6に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、要は入力信号に対して発振制御を行う種々の回路
に広く適用することができる。
をCRT15を用いた表示装置10の水平偏向制御部1
6に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、要は入力信号に対して発振制御を行う種々の回路
に広く適用することができる。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、目標発振
周波数に応じて発振制御手段の入出力特性を切り換える
ようにしたことにより、広い周波数帯域に対応し、かつ
精度の高い発振制御を行うことができる発振制御装置を
実現できる。
周波数に応じて発振制御手段の入出力特性を切り換える
ようにしたことにより、広い周波数帯域に対応し、かつ
精度の高い発振制御を行うことができる発振制御装置を
実現できる。
【図1】本発明による発振制御装置を用いた表示装置の
全体構成を示すブロツク図である。
全体構成を示すブロツク図である。
【図2】水平偏向制御部の構成を示すブロツク図であ
る。
る。
【図3】Fhコントローラ(発振制御手段)の複数の入
出力特性を示す特性曲線図である。
出力特性を示す特性曲線図である。
【図4】表示装置の工場出荷時の調整処理手順を示すフ
ローチヤートである。
ローチヤートである。
【図5】ユーザ使用時の周波数サーボ処理手順を示すフ
ローチヤートである。
ローチヤートである。
【図6】従来の発振制御の説明に供する特性曲線図であ
る。
る。
10……表示装置、12……主制御部、13……不揮発
性メモリ、15……CRT(陰極線管)、15A……偏
向部、15B……表示面、16……水平偏向制御部、1
7……垂直偏向制御部。
性メモリ、15……CRT(陰極線管)、15A……偏
向部、15B……表示面、16……水平偏向制御部、1
7……垂直偏向制御部。
Claims (3)
- 【請求項1】入力される制御信号に対して複数の入出力
特性を有し、当該複数の入出力特性に応じてそれぞれ異
なる発振周波数制御信号を所定の発振手段に供給するこ
とにより、上記発振手段から上記複数の入出力特性に応
じた周波数信号を出力させる発振制御手段と、 目標発振周波数に応じて上記発振制御手段の上記入出力
特性を切り換える切換手段とを具えることを特徴とする
発振制御装置。 - 【請求項2】上記発振制御装置は、 上記入出力特性を切り換える閾値周波数情報と、上記入
力される制御信号に対応した上記複数の入出力特性のそ
れぞれ少なくとも2つの代表値とを記憶する記憶手段を
具え、 上記目標発振周波数に応じた上記入出力特性を上記閾値
周波数情報に基づいて切り換えるとともに、上記切り換
えられた上記入出力特性のうち、上記目標発振周波数に
対応した上記発振周波数制御信号を当該入出力特性の上
記2つの代表値に基づいて直線補間し算出することを特
徴とする請求項1に記載の発振制御装置。 - 【請求項3】上記目標発振周波数は、入力映像信号に対
応した陰極線管の水平偏向周波数であることを特徴とす
る請求項1に記載の発振制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257633A JPH1185088A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 発振制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9257633A JPH1185088A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 発振制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1185088A true JPH1185088A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17308960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9257633A Pending JPH1185088A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 発振制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1185088A (ja) |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP9257633A patent/JPH1185088A/ja active Pending
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