JPH1185053A - ヘッドマウンテッドディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドマウンテッドディスプレイ装置

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JPH1185053A
JPH1185053A JP23675297A JP23675297A JPH1185053A JP H1185053 A JPH1185053 A JP H1185053A JP 23675297 A JP23675297 A JP 23675297A JP 23675297 A JP23675297 A JP 23675297A JP H1185053 A JPH1185053 A JP H1185053A
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JP
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image
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head mounted
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JP23675297A
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Inventor
Hisashi Tento
久 天藤
Ryutaro Nasu
竜太郎 那須
Yukiko Kuwayama
裕紀子 桑山
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを予め表示情報メモリ12dに格
納しておき、赤外線受光器7で受信したコマンドに応じ
て表示させることにより、小型軽量で装着し易いヘッド
マウンテッドディスプレイ装置1を提供する。 【解決手段】 赤外線発光リモコン8が赤外線により送
信したコマンドを赤外線受光器7で受信すると、画像制
御装置12のCPU12aがこのコマンドに従って表示
情報メモリ12d等から画像データを選択して読み出
し、表示装置11に送って再生させ、コンバイナ6を介
して遠方虚像を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装着者の頭部に装
着し、この装着者の目の前に配置した表示部に画像デー
タを遠方虚像として表示する表示装置を備えたヘッドマ
ウンテッドディスプレイ装置(以下、HMD装置とす
る)に関する。
【0002】
【従来の技術】HMD(Head/ Mounted Display )装置
は、装着者の頭部に装着して目の前に画像(静止画だけ
でなく動画であってもよい)を表示するので、この画像
を見ながら比較的自由に体を動かしたりある程度の範囲
で移動することができ、この際に両手も自由に使うこと
ができる。しかも、表示する画像データを無線モデムを
用いてワイヤレスで送るようにすれば、HMD装置に外
部からケーブルを繋ぐ必要がなくなるので、さらに自由
な移動が可能となる。そこで、このようなワイヤレスの
HMD装置は、コンピュータ等からの指示に従って、保
管物の仕分けを行うピッキング作業等にも利用されてい
る。また、インストラクタの指示に従って実際の動作を
行いながら練習を行う接客等の教育過程、外国語による
応対の訓練過程、各種施設や展示ショーの見学の際に、
観客に各展示品の説明を行うために利用したり、アミュ
ーズメント的な使い方をすることもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のワイ
ヤレスのHMD装置は、画像データを受信する無線モデ
ムが大型で重いために、頭部への装着が煩わしいものに
なるという問題があった。なお、このために無線モデム
をHMD装置本体から分離してケーブルで接続し腰のベ
ルト等に装着するようにしたものもあったが、通常はこ
の腰には既に電源バッテリが装着されているので、さら
に重い無線モデムまで装着するのは煩わしいものであ
り、しかも、装着作業が面倒になるという新たな問題も
生じる。
【0004】また、上記無線モデムに代えて赤外線通信
モデムやPHS(Personal Handyphone System)の利用
も考えられるが、赤外線通信モデムは、比較的大型で重
いという点では無線モデムと大差なく問題点の解消には
至らない。これに対して、PHSは、近年急激に小型軽
量化されているので、無線モデム等を用いた場合のよう
な問題点は生じない。しかし、いずれにしても、これら
双方向の通信機器を用いる場合には、1台の親機に対し
て各HMD装置が子機となり、それぞれチャンネルを分
け合って通信を行うので、同時に使用出来る子機の数が
チャンネル数によって制限されるという問題が生じる。
しかも、これらの双方向の通信機器は、高価であるとい
う問題もある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、予め定められた多数の画像データを格納する
記憶装置と軽量小型の受信装置を設けるだけで画像の選
択表示が可能となるHMD装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のHMD装置
は、受信装置が赤外線等によって送られて来たコマンド
を受信すると、画像制御装置がこのコマンドに従って画
像データ記憶装置から画像データを選択し読み出して、
表示装置に送って再生表示させる。従って、受信装置
は、大量の画像データを確実に受信するために所定のプ
ロトコルに従って外部と交信するというような双方向通
信の機能が必要なくなるので、簡単な受信復調器(例え
ば赤外線受光器)とエンコーダだけで構成することがで
き、極めて軽量小型で安価なものとすることができると
共に、同時に使用できる台数の制限もなくなる。しか
も、このような受信装置は、消費電力も小さいので、電
源バッテリも小型軽量化することができる。また、表示
する画像データが予め定められていて、そのデータ量も
ある程度限られていれば、画像データ記憶装置も、半導
体メモリ(例えばフラッシュメモリ)等を用いた軽量小
型のもので足りる。
【0007】請求項2のHMD装置は、例えばICカー
ド等を入れ替えることにより、画像データ記憶装置の記
憶媒体が着脱交換可能となるので、使用目的や使用プロ
グラムの変更に伴い画像データを容易に置き替えること
ができるようになり、また、画像データの修正/更新等
も容易となる。
【0008】請求項3のHMD装置は、コマンドを送信
する側の都合により受信装置を頭部以外の別の場所にも
装着できるようになり、より様々な場面での応用が可能
となる。
【0009】請求項4のHMD装置は、受信装置だけで
なく、画像データ記憶装置も頭部以外の別の場所にも装
着できるようになるので、頭部に装着するHMD装置本
体をさらに小型軽量化することができる。
【0010】請求項5のHMD装置は、コマンドに従っ
て画像データのみならず音声データも再生できるので、
装着者により詳細な説明や確実な指示等を与えたり、音
楽等を聴かせることもできるようになる。なお、この音
声データは、画像データとは無関係に再生してもよい。
【0011】請求項6のHMD装置は、オペレータ等が
テレビジョン受像機の赤外線リモートコントローラと同
様の赤外線発光器を用いて表示画像等の制御を行うこと
ができる。また、受信装置は、赤外線受光器によってこ
の赤外線を受信しコマンドを復調することができるの
で、装置構成が極めて簡単になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0013】図1〜図9は本発明の一実施形態を示すも
のであって、図1はHMD装置1の構成を示すブロック
図、図2はHMD装置の外観を示す斜視図、図3はHM
D装置を装着者に装着させた状態を示す斜視図、図4は
赤外線発光リモコンの外観を示す斜視図、図5はHMD
装置をホテルの接客訓練に用いた場合の使用例を示す斜
視図、図6は接客訓練に用いるルームサービス例の画像
を示す図、図7はHMD装置を展示車の説明に用いた場
合の使用例を示す斜視図、図8は展示車の説明に用いる
画像を示す図、図9はHMD装置を展覧会等の展示物の
説明に用いた場合の使用例を示す斜視図である。
【0014】本実施形態のHMD装置1は、図2に示す
ように、装置本体2が支持部材3を介して頭部保持部材
4の一端に取り付けられている。頭部保持部材4は、細
長い板状の弾性体を半円状に湾曲させたものであり、図
3に示すように、装着者Pの頭部を軽く挟み込むことに
より装着することができる。支持部材3は、この頭部保
持部材4の一端と装置本体2の側部との間を連結する結
合部材であり、装置本体2をピッチ、ロール及びヨーの
3方向に摺動可能に支持するようになっている。
【0015】装置本体2の前方には、アーム5を介して
コンバイナ6が取り付けられている。アーム5は、この
装置本体2の前端部から前方に突出する細い支持体であ
り、図1の図示矢印A1方向に揺動可能となるように取
り付けられている。また、コンバイナ6は、このアーム
5の先端部に図示矢印A2方向に揺動可能となるように
取り付けられている。このコンバイナ6は、凹面状に湾
曲した透明な樹脂板にコーティングを施すことによりハ
ーフミラー状としたものであり、図3に示すように、前
方の視界からの入射光L1をそのまま透過すると共に、
装置本体2の前面の出射窓2aから出射された表示光L
2を反射することにより、この表示光L2の遠方虚像を前
方からの入射光L1の画像に重ねて表示できるようにし
た表示部である。従って、頭部保持部材4によってHM
D装置1を頭部に装着した装着者Pは、支持部材3を摺
動させて装置本体2の位置や角度を変えると共に、アー
ム5やコンバイナ6の角度を変化させることにより、コ
ンバイナ6が右目の視界を覆うと共に、このコンバイナ
6で反射された表示光L2が確実に右目に入射するよう
に調整すれば、これら前方からの入射光L1の画像と表
示光L2の遠方虚像とを同時に見ることができるように
なる。
【0016】装置本体2の外側の側部の前方には、赤外
線受光器7が固着されている。赤外線受光器7は、図4
に示す赤外線発光リモコン8が発した赤外線を前方から
入射して受光する受光素子をケースに収納したものであ
り、この受光素子の受光信号は装置本体2の内部に送ら
れるようになっている。赤外線発光リモコン8は、手で
持てる程度の大きさの箱型の赤外線発光器であり、操作
面に設けられた多数のボタン8aを押下することによ
り、押下されたボタン8aに対応するコマンドの赤外線
信号を投光部8bから発するようになっている。即ち、
投光部8bには、赤外線LED(発光ダイオード)が配
置され、この赤外線LEDをパルス状に点滅させること
により、コマンドの種類に応じてパルス変調された赤外
線を出射させることができる。このような赤外線発光リ
モコン8や赤外線受光器7は、テレビジョン受像機に用
いる赤外線リモートコントローラと同様のものであり、
双方向通信を行うための無線モデム等に比べて、極めて
軽量小型で安価に製造することができる。なお、ボタン
8aには、例えばHMD装置1の電源をON/OFFさ
せるためのものや、コンバイナ6に表示される画像を次
画面や前画面に切り替えたりスクロールさせるためのも
の等がある。
【0017】装置本体2の内部には、図1に示すよう
に、表示装置11と画像制御装置12とが設けられてい
る。表示装置11は、液晶パネル11aを用いたドット
マトリクス方式の液晶表示装置であり、この液晶パネル
11aの背後(図示上方)には、バックライトとなるハ
ロゲンランプの光源11bと、この光源11bの熱線を
吸収する吸熱フィルタ11cと、この光源11bからの
光を均一なムラのない面光源にするための光散乱板11
dとが配置されている。そして、この液晶パネル11a
の前方(図示下方)には、光学レンズ11eが配置さ
れ、液晶パネル11aを透過した表示光を出射窓2aを
通して出射しコンバイナ6で遠方虚像として反射させる
ようになっている。この際、光源11bは、電圧調整器
11fによって調光され、コンバイナ6に表示される画
像の明るさを調整できるようになっている。なお、この
光源11bは、ハロゲンランプに限らず、メタルハライ
ドランプや冷陰極管等を用いることもできる。
【0018】画像制御装置12は、ROM等に格納され
たプログラムを実行することにより所定の制御動作を行
うCPU12aによって構成されている。ただし、図1
ではプログラムを格納したROMや作業領域として用い
るRAM等の図示は省略している。このプログラムの実
行により、画像制御装置12は、CPU12aによって
表示情報メモリ12dから画像データを読み出し、画像
メモリ12cに格納し、画像コントロ−ラ12bによっ
て格納された画像デ−タを画像入出力インタ−フェ−ス
13へする。表示情報メモリ12dは、多数の画像デー
タを格納するROMやフラッシュメモリ等の半導体メモ
リである。なお、ここでいう画像データは、静止画に限
らず動画も含めることができ、また、個々に単一の画面
を構成するものに限らず、複数の画像データを組み合わ
せて単一の画面を構成するものや、この画面中のシンボ
ル図形等も含むことができる。この表示情報メモリ12
dは、本実施形態のHMD装置1が表示する可能性のあ
る全ての画像データを格納しておくこともできるが、通
常は使用目的や使用プログラムが変更されるたびに、外
部からロードして新たな画像データの組に置き替えた
り、この新たな画像データの組を格納したチップと交換
するようにしている。従って、特定の用途に使用する画
像データの組だけであれば、データ量も膨大なものにな
るおそれはなく、特に予め定められたある程度の数の画
像データの中から選択して使用するような用途では、表
示情報メモリ12dのメモリ容量も比較的小さいもので
足りる。しかも、用途ごとに画像データを置き替えるこ
とができるので、HMD装置1の汎用性が低下するおそ
れも生じない。なお、画像データをICカードに格納し
て、このICカードを交換できるようにすれば、画像デ
ータのロードやチップの交換等を行うよりも容易に画像
データの置き替えを行うことができるようになる。ま
た、この表示情報メモリ12dは、半導体メモリに限定
されるものではなく、小型軽量のものであればどのよう
な画像データ記憶装置を用いることもできる。
【0019】上記画像制御装置12には、赤外線受光器
7の受光信号がエンコーダ12eでシリアルデータに変
換されて入力されるようになっている。そして、画像コ
ントローラ12bは、この受光信号のシリアルデータが
意味するコマンドに応じて、表示情報メモリ12dから
画像データや画像情報を選択して読み出し、画面を構成
するデータを生成することになる。
【0020】この画像コントローラ12bで生成された
画面を構成するデータは、画像入出力インターフェイス
13を介して液晶ドライバ14に送られるようになって
いる。液晶ドライバ14は、上記表示装置11の液晶パ
ネル11aを駆動するための回路であり、ここに画面の
データを送ることにより液晶パネル11aの液晶層を画
素ごとに制御して画面を表示させることができる。そし
て、この液晶パネル11aに画像データ(画像情報も含
む)が表示されると、表示画面に応じて透明となった画
素を光源11bからの光が透過して表示画面のパターン
を有する表示光L2となり、光学レンズ11eを介して
コンバイナ6で反射され、これによって遠方虚像が表示
されることになる。HMD装置1の装着者は、このコン
バイナ6からの反射光が目に入射することにより、コン
バイナ6を透過した前方の光景に画像データの画面を重
ねて見ることができる。また、液晶パネル11aの表示
画像は、光学レンズ11eとコンバイナ6の凹面鏡とに
よって、あたかも遠方にあるかのような遠方虚像が形成
されるので、前方の光景とほぼ同じ焦点で見ることがで
きる。なお、赤外線発光リモコン8には、ここで表示さ
れる画像を確認するために、液晶表示装置等を設けるこ
ともできる。ただし、この場合には、赤外線発光リモコ
ン8にもHMD装置1と同様の画像データ等を格納して
おく必要がある。
【0021】装置本体2の後方からは、電源ケーブル9
が引き出されている。この電源ケーブル9は、図5に示
すHMD装置1の装着者(訓練生22)が腰に付けてい
る電源バッテリ10から装置本体2や赤外線受光器7に
電源を供給するためのケーブルである。本実施形態のH
MD装置1は、このように電源バッテリ10のみを装置
本体2とは別のケースに収納して有線の電源ケーブル9
で接続している。ただし、この電源バッテリ10は、無
線モデム等のように消費電力の大きい通信機器を駆動さ
せる必要がないので、小型軽量のもので足りる。従っ
て、この電源バッテリ10は、HMD装置1に一体的に
取り付けることも可能である。
【0022】上記構成のHMD装置1の使用例を説明す
る。図5は、インストラクタ21がHMD装置1を装着
した訓練生22にホテルの接客訓練を行う場合の使用例
を示す。この場合、インストラクタ21は、指導マニュ
アルを見ながら赤外線発光リモコン8を操作して、訓練
生22のHMD装置1に訓練に必要な画像を順次表示さ
せる。訓練生22は、このHMD装置1の表示を見なが
ら自由に移動し両手を使うこともできるので、例えば図
6に示すようなルームサービス例の画像を見ながら、実
際にメニューを揃えて客室まで運ぶ訓練を行うことがで
きる。
【0023】図7は、マイクを持った説明員23がHM
D装置1を装着した観客24に展示車の説明を行う場合
の使用例を示す。この場合、説明員23は、マイクで説
明を行いながら赤外線発光リモコン8を操作して、説明
員23のHMD装置1に展示車に関連する画像を順次表
示させる。例えば、展示車のABS装置について説明す
る場合には、図8に示すようなABS装着車とABS非
装着車の比較を示した画像を観客24に見せながら分か
り易く解説を行うことができ、大きなスクリーン等の表
示装置を設ける必要もなくなる。また、観客24は、頭
にHMD装置1を装着するだけで、手荷物を持ったまま
自由な姿勢でこの説明を聞くことができる。
【0024】以上説明したように、本実施形態のHMD
装置1によれば、予め画像データを装置本体2内に格納
しておき、外部からの赤外線発光リモコン8の操作によ
り、適宜選択した画像データをコンバイナ6を介して表
示させることができるので、外部から大量の画像データ
を受信するための双方向通信を行う無線モデム等を設け
る必要がなくなる。このため、HMD装置1の小型軽量
化を図り、電源バッテリも小型軽量化することができる
ので、訓練生22や観客24等の装着の煩わしさをなく
すことができる。また、赤外線発光リモコン8がコマン
ドを送るHMD装置1の数には制限がないので、例えば
HMD装置1を装着した観客24が多数の場合にも、全
ての観客24に一度に説明を行うことができるようにな
る。
【0025】なお、上記実施形態では、赤外線発光リモ
コン8と赤外線受光器7を用いてコマンドを赤外線で送
るようにしたが、空間を伝搬する信号であれば赤外線に
限らず、他の光やその他の電磁波、又は、磁場等を用い
ることもできる。図9は、展覧会等においてHMD装置
1を装着した観客25に自動的に展示物26の説明を行
う場合の使用例を示す。この場合、各展示物26の側に
は、電波によってコマンドを送信する電波信号発生装置
27が配置され、この電波信号発生装置27の電波の指
向性の範囲内に観客25が立つと、HMD装置1におけ
る赤外線受光器7に代わる受信装置がこのコマンドを受
信して、例えば図10に示すようなその展示物26に関
する解説の画像を表示させることができる。この場合、
各展示物26の電波信号発生装置27は、一定の周波数
の搬送波をそれぞれ異なるコマンドの信号で変調しても
よいし、それぞれ異なる周波数の電波を発し、この電波
の周波数によってコマンドを区別するようにしてもよ
い。また、これらの電波信号発生装置27と受信装置に
は、無線IDタグシステムを用いてもよい。さらに、こ
の受信装置としてCCDカメラを用い、適当な場所に配
置した点滅パターン等を撮像した場合に、これを認識し
てコマンドとすることもできる。
【0026】さらに、上記実施形態では、表示装置とし
て液晶パネル11aを用いた場合について説明したが、
本発明は表示装置の種類は問わない。さらに、上記実施
形態では、液晶パネル11aで表示した画像を光学レン
ズ11eを通してコンバイナ6で反射させることにより
遠方虚像を形成したが、コンバイナ6の凹面鏡単体で遠
方虚像を形成することもできる。また、上記実施形態で
は、装着者の片方の目の前にコンバイナ6を配置した
が、双方の目の前にそれぞれコンバイナ6を配置して両
眼で表示画像を見るようにしてもよい。しかも、用途に
よっては、表示部にコンバイナ6のようなハーフミラー
を用いることなく、全反射する鏡を用いて表示画面のみ
が見えるようにしたHMD装置1であってもよい。ま
た、この場合には、反射鏡を用いずに、装着者の目の前
に光学系を介して液晶パネル11a等を表示部として直
接配置してもよい。
【0027】さらに、上記実施形態では、装着者に画像
データの表示画面のみを見せたが、HMD装置1に小型
スピーカやイヤホンを設けて、同時に又は単独で音声を
再生するようにしてもよい。この場合、再生する音声デ
ータは、画像データと同様にHMD装置1に備えられた
半導体メモリ等に格納される。
【0028】さらに、上記実施形態では、画像制御装置
12やこの画像制御装置12の画像メモリ12c等を、
表示装置11が設けられた装置本体2内に配置したが、
これらの各装置は、任意に別の収容部材に配置収納して
有線で装置本体2と接続するようにしてもよい。これら
の各装置を全て装置本体2に配置すると、この装置本体
2が大きくなりすぎたり重くなりすぎるために装着が煩
わしいものになるおそれがあるような場合に、これらの
各装置を分離する。また、上記実施形態では、赤外線受
光器7等の受信装置を装置本体2の側部に配置したが、
これも別の収容部材に配置収納して有線で装置本体2と
接続するようにしてもよい。これらの受信装置は、装着
が煩わしくなる他に、HMD装置1の使用条件等によ
り、装着者の頭部側方にあることが不適切な場合がある
からである。さらに、この場合には、受信装置の収容部
材に、画像制御装置12の表示情報メモリ12dも一体
として配置収納するようにしてもよい。表示情報メモリ
12dは、占有するスペースが比較的大きくなるだけで
なく、ICカード等の場合には容易に交換できるように
する必要もあるので、装着者の頭部以外の腰等に装着さ
れている方が便利なことがあるからである。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のHMD装置によれば、画像データ記憶装置と受信装置
を用いるだけで、外部から画像データを受信するために
双方向通信を行う無線モデム等が必要なくなるので、装
置の小型軽量化を図り、装着の煩わしさをなくすことが
できるようになる。また、無線モデム等を用いる場合よ
りも消費電力を軽減できるので、電源バッテリも小型軽
量化することができる。さらに、同時に使用できるHM
D装置の台数にも制限がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、HM
D装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、HM
D装置の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、HM
D装置を装着者に装着させた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すものであって、赤外
線発光リモコンの外観を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すものであって、HM
D装置をホテルの接客訓練に用いた場合の使用例を示す
斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すものであって、接客
訓練に用いるルームサービス例の画像を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すものであって、HM
D装置を展示車の説明に用いた場合の使用例を示す斜視
図である。
【図8】本発明の一実施形態を示すものであって、展示
車の説明に用いる画像を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態を示すものであって、HM
D装置を展覧会等の展示物の説明に用いた場合の使用例
を示す斜視図である。
【図10】本発明の一実施形態を示すものであって、展
示物の解説に用いる画像を示す図である。
【符号の説明】
1 HMD装置 2 装置本体 6 コンバイナ 7 赤外線受光器 8 赤外線発光リモコン 8a ボタン 9 電波信号発生装置 11 表示装置 11a 液晶パネル 12 画像制御装置 12a CPU 12b 画像コントローラ 12c 画像メモリ 12d 表示情報メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着者の頭部に装着し、この装着者の目
    の前に配置した表示部に画像データを遠方虚像として表
    示する表示装置を備えたヘッドマウンテッドディスプレ
    イ装置において、 画像データを格納する画像データ記憶装置と、 空間伝搬信号として送られて来るコマンドを受信する受
    信装置と、 この受信装置が受信したコマンドに従って、画像データ
    記憶装置から画像データを選択して読み出し表示装置で
    表示させる画像制御装置とを備えたことを特徴とするヘ
    ッドマウンテッドディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データ記憶装置が、画像データ
    を格納した記憶媒体を着脱交換することができるもので
    あることを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウンテ
    ッドディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記受信装置が、ヘッドマウンテッドデ
    ィスプレイ装置本体に有線で接続された別の収容部材に
    配置収納されたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のヘッドマウンテッドディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データ記憶装置と受信装置が、
    ヘッドマウンテッドディスプレイ装置本体に有線で接続
    された別の収容部材に一体として配置収納されたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヘ
    ッドマウンテッドディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ記憶装置が、画像データ
    と共に音声データも格納するものであり、前記画像制御
    装置が、受信装置で受信したコマンドに従ってこの画像
    データ記憶装置から音声データを選択して読み出し、ヘ
    ッドマウンテッドディスプレイ装置本体の適宜位置に配
    置された音声再生部で再生させることができるものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載のヘッドマウンテッドディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記受信装置が、赤外線を変調したコマ
    ンドを受信するものであり、この赤外線を変調したコマ
    ンドを送出する赤外線発光器が、各種ボタンを有し、押
    下したボタンに応じたコマンドの赤外線変調信号を送出
    するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかに記載のヘッドマウンテッドディスプレイ装
    置。
JP23675297A 1997-09-02 1997-09-02 ヘッドマウンテッドディスプレイ装置 Pending JPH1185053A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000347596A (ja) * 1998-08-31 2000-12-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 携帯情報処理システム
JP2001305988A (ja) * 2000-04-26 2001-11-02 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ゴーグル型表示装置

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