JPH118455A - フレキシブル基板 - Google Patents

フレキシブル基板

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JPH118455A
JPH118455A JP16089497A JP16089497A JPH118455A JP H118455 A JPH118455 A JP H118455A JP 16089497 A JP16089497 A JP 16089497A JP 16089497 A JP16089497 A JP 16089497A JP H118455 A JPH118455 A JP H118455A
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tcp
slit
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crystal display
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JP16089497A
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Satoru Matsuda
覚 松田
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Original Assignee
NEC Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0393Flexible materials
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置における耐衝撃性・耐振動性を
向上させたテープキャリアの折り曲げ構造を提供する。 【解決手段】 TCP34のフレックス部34aおよび
34bのスリット幅寸法を、スリット部中央では狭く、
両端に近いほど広くした鼓形にする。これにより、液晶
表示装置に振動,衝撃が加わった際に発生する、TCP
34により接続される二部材(液晶パネル36、液晶駆
動回路基板31)の間の相対位置のずれを許容でき、耐
振動性、耐衝撃性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル基板
に関し、特に液晶表示装置の液晶パネルと回路基板を接
続するフレキシブル基板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、携帯性を重視する携帯
情報端末、ノート型パソコン、家庭用ワードプロセッサ
のディスプレイとして用いられている。
【0003】ノート型パソコン等の携帯性を損なわず、
視認性確保のため一画素の大きさ0.26mm角以上を
維持し、かつ機器の表示画素数を増加させるため、液晶
表示装置の外形に対する表示面の占有率を向上させるこ
とは必須である。また、携帯して持ち運ばれることか
ら、耐振動性、耐衝撃性を確保する必要がある。
【0004】従って、画素数の多い液晶表示装置では、
100μm以下の狭ピッチで液晶パネルと、該液晶パネ
ルを駆動する駆動回路が搭載された回路基板とを接続す
るため、液晶パネルと回路基板がフレキシブル基板であ
るTCP(Tape Carrier Packag
e)を介して接続されており、TCPの可撓性を利用し
て回路基板を自由に配置する構造が採用されている。
【0005】ここに、フレキシブル基板(TCP)と
は、多数の箔状リード線が絶縁性の可撓性フィルムで保
持されており、絶縁性の可撓性フィルムの端部に導出さ
れた箔状リード線の両端部が他の回路基板あるいは装置
と接続するための接続端子部となっており、また箔状リ
ード線の途中にICなどの信号処理回路を有するものを
含めた意味で用いている。
【0006】従来例の液晶表示装置として、アクティブ
マトリクス型カラー液晶パネルの構造を図7、図8、図
9を用いて説明する。
【0007】図に示すように液晶パネル36は、前面側
に表金属フレーム2が配置され、背面側にバックライト
4が配置され、裏面側が裏金属フレーム5で施蓋されて
組立てられている。また液晶パネル36とソース側液晶
駆動回路基板31は、ソース側TCP34により電気的
・機械的に接続されている。この際、TFTパネル36
aとパネル側接続部34cの接続に供される技術は、A
CF(異方性導電フィルム)を用いた圧接技術等が用い
られ、ソース側液晶駆動回路基板31と駆動基板側接続
部34eの接続には半田付け、若しくはACFを用いた
圧接技術が用いられる。各フレックス部は、幅0.5〜
1mm程度の幅を保ち、外形から0.3〜1mmを残し
て、内包するパターンに直角に横切る長孔形状のスリッ
ト34a、34bがソース側TCP34の絶縁性フィル
ム(ベースフィルム)に部分的に設けられて構成されて
いる。
【0008】しかし、このように内部パターンが部分的
に露出する場合、該当部でTCP34が曲げられたと
き、スリット34a(または34b)とパターンの境界
において応力が集中し断線に至るため、これを防止する
目的でスリット部に被覆樹脂が設けられることがある。
【0009】また図8に示すように、バックライト4の
背面にソース側液晶駆動回路基板31を配置するため、
バックライト4の厚み1.5mm〜10mmに対応した
間隔を保つようにソース側TCP34にパネル側のスリ
ット34aが設けられているとともに、駆動基板側のス
リット34bが設けられており、このスリット34a、
34bの部分は他の部分に比して柔軟であり、他の絶縁
性フィルムの部分は比較的硬いため、折り曲げ時にスリ
ット34a、34bにおいて自然に曲面形状をなしてT
CPが撓むこととなり、バックライト4を配置する空間
が確保されるようになっている。
【0010】たとえば、特開平3−74892号公報に
は、部分的に可撓性を持たせるために、屈曲箇所に大鼓
形状の孔を設け、その孔に電極を露出させたフィルム基
板に関する技術が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶表
示装置は、一般に可搬性を有する携帯機器等に使用され
るため、振動・衝撃が加わる場合がある。この際、TC
Pにより接続される部材の物性は異なるため、部材の剛
性の違いによりTCP両端の相対する位置にずれが生じ
た場合、ずれにより発生する応力はTCP中の相対的に
弱い部分であるスリット34a、34bと、パターンの
境界もしくはパネル側圧接部34cと絶縁性フィルムの
境界という硬度の異なる部分、もしくは厚み、形状が変
化する部分に集中し、内部のパターンが断線する可能性
がある。
【0012】このとき、TCPが接続している二部材の
相対運動は図7のように、パネル側スリット34aと駆
動基板側スリット34bによって挾まれる領域の絶縁性
フィルム部を捩れさせることとなる。捩れにより発生し
た応力は、両端で最も大きい変化を示し、スリット34
a、34bの長手方向の両端部に集中する。従って、ス
リット34a、34bの中央が幅広となったフレックス
部を有するTCPでは、スリット34a、34bの幅が
狭くなった両端付近において応力が集中するため、両端
付近のパターンの断線が不可避である。
【0013】さらに、2個以上配置されるソース側TC
P34において、大画面になる程、液晶パネル36の中
央から離れた箇所に配置される箇所が特に大きな応力を
受け、断線する可能性が高い。
【0014】これらの課題を解決するため、特開平5−
259587号公報には、フレキシブル基板の折曲げ部
における断線、クラックや捩れ、曲がり等の変形を有効
かつ簡便に防止する方法として折曲げ部の絶縁性フィル
ムに複数の小穴を設けたものが開示されている。
【0015】しかし、近年の液晶表示装置の狭額縁化に
対する要請から、液晶パネルの周辺部に配置されるフレ
キシブル基板としてのTCPは、特に液晶パネルに近い
側の折曲げ位置の位置精度が要求される。そのため、特
開平5−259587号公報に開示された絶縁性フィル
ムに複数の小穴を設ける技術では、折曲げ部の幅が広く
なり、曲率半径が全体的に大きくなるため、前述の狭額
縁化の要請に対応することが困難である。
【0016】また特開平4−144186号公報には、
合成樹脂フィルム等のフレキシブル基材の表面に配線を
施してなるフレキシブル基板において、その屈曲部にお
ける前記フレキシブル基材を前記配線間で一部取り除く
ことによって、屈曲部における柔軟性を増加させ、断線
を免れる技術が記載されている。
【0017】しかし、液晶表示装置の表示画素数の増加
により、液晶パネルとフレキシブル基板の接続端子ピッ
チは100μm以下となっており、特開平4−1441
86号公報に開示された技術では、フレキシブル基板の
配線間を穿孔し、屈曲性を向上させることは困難であ
る。
【0018】また特開平4−94770号公報には、ス
リット部が設けられたフィルム基板上に、配線リードを
前記スリット部に架渡して設け、前記スリット部におい
て前記配線リードを折曲げるフレキシブル基板の折り曲
げ構造において、前記スリット部の幅方向における中心
位置を前記スリット部の長手方向の1箇所もしくは、複
数箇所においてクランク状にずらした折曲げ構造とする
ことにより、スリット部の幅を広く形成しても、スリッ
ト部に架渡された配線リードを一様な状態に湾曲させる
ことができ、スリット部の両側のフィルム基板の位置を
一定にする技術が記載されている。
【0019】しかしながら、特開平4−94770号公
報に開示された前記フィルム基板においては、クランク
状にずらしたスリット部に段差が存在するため、被接続
物間の相対運動によるフィルム基板の捩れが発生した場
合、スリット部全幅において連続的に大きさの異なる曲
率半径をとることができず、段差の部分に曲げ応力が集
中し、断線に至る可能性がある。
【0020】本発明の目的は、振動,衝撃,組立により
発生する被接続部材間の相対位置のずれを吸収し、断線
を防止するフレキシブル基板を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るフレキシブル基板は、基板折曲げ箇所
にフレックス部を有するフレキシブル基板であって、前
記フレックス部は、基板中央部から両端部に向けて伸び
る長孔形状のものであって、基板中央部での幅を狭く、
両端部での幅を広く設定したものである。
【0022】また前記フレックス部は、基板を打抜いて
形成したスリットからなるものである。
【0023】また前記フレックス部は、基板の板厚を段
階的に、又は連続的に変更して可撓性を付与したもので
ある。
【0024】また前記フレックス部は、薄膜の樹脂で被
覆されたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0026】図1は、本発明の実施形態に係るフレキシ
ブル基板を用いた液晶表示装置を示す分解斜視図であ
る。
【0027】図1に示す液晶表示装置1は、液晶表示パ
ネル組立体3の背面にバックライト4を配置し、液晶表
示パネル組立体3の前面側に表金属フレーム2を、バッ
クライト4の背面側に裏金属フレーム5を配置して組立
てられている。また、画面の占有率を向上させるため、
液晶表示パネル組立体3のソース側液晶駆動回路基板3
1は、画素数に応じて液晶パネル36の長辺側に複数個
配置されるソース側TCP34の可撓性を利用してバッ
クライト4の背面側に配置され、ソース側液晶駆動回路
基板31は、ゲート側駆動回路基板32と接続コネクタ
35を介して接続される。
【0028】また液晶表示パネル組立体3及びバックラ
イト4は、表金属フレーム2と裏金属フレーム5との間
に挾み込まれて位置決めされている。
【0029】また、液晶パネル36の短辺に2個以上配
置されるゲート側TCP33についても同様に部分的に
可撓性を持たせたスリット部(フレックス部)34a,
34bを設けることによってゲート側液晶駆動回路基板
32をバックライト4の背面に配置し、画面占有率を向
上させる。
【0030】図2は、図1の主要部分を拡大して示す部
分斜視図、図3は、図2のA−A線断面図である。図2
及び図3において、ソース側TCP34の内層パターン
は、その一端面側が液晶パネル36に電気的及び機械的
に接続されており、その他端面がソース側液晶駆動回路
基板31に接続されている。さらにソース側TCP34
には、他の箇所に比較して部分的に可撓性を向上させた
スリット部(フレックス部)34aと34bが二箇所以
上形成されており、ソース側TCP34は、スリット部
34a、34bの箇所で円弧状に折曲げることにより、
ソース側液晶駆動回路基板31を液晶パネル36と相対
向する位置に配置する。なお、バックライト4がくさび
形状をしている場合には、ソース側液晶駆動回路基板3
1は0〜30°の角度をもって斜め姿勢に設置されて液
晶パネル36と対面するようになっている。
【0031】さらに図3に示すように、ソース側TCP
34は、スリット部34a,34bにおいて、内層パタ
ーンと直角方向の中心線(スリットの長手中心)から両
端に離れるに従い、徐々に大きな曲率半径で曲げられる
ようにスリット部34a、34bを形成する。すなわ
ち、図4に示すように、スリット部34a、34bは、
ソース側TCP34の中央部で曲率半径が0.2〜0.
5mmの範囲で折曲り、スリットの両端において曲率半
径が1mm以上になるように中央部から両端部に向けて
スリットの幅寸法が徐々に拡大されるように形成されて
いる。
【0032】したがって、本発明の実施形態によれば、
スリット中央部で折曲げの位置が決まり、かつスリット
部の長手両端に近づくに従い、TCPの変形に応じて自
由に曲率半径が変わることとなる。
【0033】また、スリット部の幅を適宜狭くすること
により、折曲げの位置精度を向上させ、液晶パネル36
のTFT基板36aと、ソース側TCP34の内側円弧
部が干渉して、TCPの内層パターンを切断してしまう
ことを防止することが可能となる。
【0034】またスリット部の長手中央から離れるに従
い、スリット幅を広くし、スリット両端部では、打ち抜
きにより作製する場合は応力集中を避けるため、R(円
弧状)を設けることが望ましい。また、露出した内層パ
ターンを保護するため、スリット部34a、34bに
は、スリット部全体を覆い、かつ絶縁性フィルムにも及
ぶように絶縁性の被覆樹脂を配置するようにしてもよ
い。前記絶縁性の被覆樹脂としては、絶縁性を有し、か
つ柔軟性のあるポリイミド樹脂、ガラスエポキシ樹脂、
ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエステル樹脂等
が使用されるが、加工性、材料物性等を考慮し、ポリイ
ミド樹脂が多用される。
【0035】またフレックス部34a、34bは、TC
P34を打抜いたスリットにより形成したが、エッチン
グ又は機械的な加工により、TCP34の一部を薄く残
して折曲げられるようにして構成してもよい。その場
合、絶縁性フィルムを薄くするには、外形から0.3〜
1mmの打ち抜き代は不要である。
【0036】また、スリット部34a、34bの形状
は、曲げの位置決めの精度によっては、幅1〜4mmの
矩形もしくは、長手両端の角部に円弧形状を施した形状
とすることができる。また、適宜、2つ以上のスリット
部34a、34bのうち、パネル側スリット部34aと
駆動基板側スリット部34bの幅をそれぞれ適宜異なる
幅形状とすることができる。一般にパネル側スリット部
34aは、パネル側接続部34cが駆動基板側接続部3
4eに比して狭いことから、位置決めに対する要請が強
いため、駆動基板側スリット部34bより狭くする。
【0037】図5,図6を用いて本発明の実施形態の動
作を説明する。
【0038】図5は、本発明の実施形態に係る液晶表示
装置に外力が加わった際の状態を示す説明図である。図
5は、液晶表示装置1の表示面、すなわち液晶パネル3
6を上にして描いており、液晶表示装置1を側面から見
た場合の主要部品を抜き出して示す説明図である。
【0039】ソース側TCP34により、液晶パネル3
6とソース側液晶駆動基板が2箇所以上(図中では10
箇所)で接続されており、図中には表記しないが、液晶
パネル36は図1で述べたように、バックライト4によ
って全周で保持されている。
【0040】図5(B)は液晶表示装置1を静置した場
合の状態を示し、図5(A)は、振動,衝撃等により正
の曲げモーメントが生じた場合を示している。図5
(B)のように、材質の異なる液晶パネル36とソース
側液晶駆動基板31は、同一曲げモーメントに対する変
形の曲率が異なり、一般にガラスエポキシを紙基材に含
浸させた基板材料を用いるため、基板の方が曲率は大き
くなる。
【0041】図6は、図5の主要部分を拡大して示す部
分説明図であって、図6(A)は本発明によるTCPを
使用した場合の、図5(A)状態における液晶パネル3
6の中央部から最も遠い位置に配置されるTCP形状
と、中央付近に配置されるTCP形状を併記したもので
ある。また、図6(B)は同様に、従来のTCPに対す
るもの、図6(C)は、曲げモーメントの加わらない状
態を比較のために示したものである。
【0042】ここに、図6(A)においては、液晶パネ
ル36の中央から最も遠い位置のTCPの実装状態およ
び、中央寄りのTCPともに、2箇所のフレックス部
(スリット34a,34b)の変形により、TCP形状
の上下に配置されるパネル側接続部と液晶パネル36、
および、駆動基板側接続部とソース側液晶駆動回路基板
31の両組み合わせにおいて、接合部は平行が保たれ、
フレックス部以外のTCPの各部は応力が加わらない状
態に保たれ得る。
【0043】比較のため、従来例の図6(B)では、T
CPの2つのフレックス部間は、フレックス部の幅が両
者とも狭いため、変形することができず、その結果とし
て、変形時の曲率の大きいソース側液晶駆動回路基板3
1の、TCPフレックス部両端付近においてTCPが引
き剥がされるような相対的なずれが生じ、パネル側接続
部付近もしくは2箇所のフレックス部付近において内層
パターンの断線が発生する。
【0044】(実施例)次に、本発明の実施形態を具体
化した場合を実施例として、従来例を示し比較例と比較
して説明する。 (実施例1)ソース側TCPにおいて、絶縁性フィルム
として75μmのポリイミドフィルム(ユーピレック
ス)を用い、パネル側フレックス部34aの幅を、両端
から0.6mm内側の範囲内で1mm幅の長孔(長手両
端には曲率半径R0.5を付加)とし、駆動回路基板側
フレックス部34bは長手中央から4mmの範囲では幅
0.6mm均一、両端から内側へ0.6mm内側では幅
2mmとし、0.6mmから2mmまで中央振り分けで
漸次幅を増やした鼓形形状とした。
【0045】これを実装した液晶表示装置を用い、加速
度2G、5〜100Hzl分往復対数スィープを面方向
(厚み方向)振動試験に供試した結果、従来品では1時
間印加後にて断線が発生していたが、本発明では、2時
間延長した試験によっても、断線は見られなかった。な
お、本発明においては、4時間後に初めてTCP両端部
付近で断線が見られた。
【0046】(実施例2)ソース側TCPにおいて、絶
縁性フィルムとして75μmのポリイミドフィルム(ユ
ーピレックス)を用い、パネル側フレックス部34aの
幅を、実施例1と同一とし、駆動回路基板側フレックス
部34bは、両端から0.6mm内側の範囲内で幅2.
7mm幅の長孔(長手両端には曲率半径R0.5を付
加)とした。
【0047】これを実装した実施例1と同一の液晶表示
装置を用い、加速度2G、5〜100Hzl分往復対数
スィーブを面方向(厚み方向)振動試験に供試した結
果、4時間延長した試験によっても断線は見られなかっ
た。
【0048】(実施例3)図10(a)は、図1に示さ
れた本発明の実施形態においてフレックス部34a,3
4bをなす使用されるTCPの一実施例を示す説明図で
あって、フレックス部34a、34bは、スリットに代
えて、エッチング又は機械的な加工により、TCP34
の一部を薄く残して折曲げられるようにして構成した場
合を示すものである。図10(b)は、フレックス部3
4a、34bにおける絶縁層の厚みを段階的に変化させ
た場合、図10(c)は、フレックス部34a、34b
における絶縁層の厚みを連続的に変化させた場合であ
る。図10(b),(c)に示す本発明の実施例の構造
によっても、本発明の効果を得ることができる。
【0049】(比較例1)従来例の構造であって、材質
を同一とし、フレックス幅を、パネル側,液晶駆動回路
基板側とも、両端から0.6mm内側の範囲内で0.6
mm幅の長孔(長手両端はR0.3付加)とし、これを
実装した実施例1と同じ液晶表示装置を用い、加速度2
G、5〜100Hzl分往復対数スィープを面方向(厚
み方向)振動試験に供試した結果、従来例のものでは2
時間後、各フレックス部の両端付近で断線が発生した。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動,衝撃に対する信頼性を確保する目的に供される液晶
表示装置の補強構造を簡略化することができ、液晶表示
装置の軽量化、薄型化を促進することができる。
【0051】その理由は、TCPが接続している部材を
十分に固定しなくても、TCP断線に対する補強もしく
は緩衝構造を、TCP自体に付加することができるため
である。
【0052】また、組立時に発生するストレスによるT
CPの断線をなくすことができ、熱膨張係数、精度の異
なる2つ以上の部材を電気的、機械的に断線をなくして
配線することができる。
【0053】その理由は、TCPに外力が加わった場合
でも、接続部以外の箇所が変形することにより外力が吸
収されるため、TCPの接続部が保護される為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液晶表示装置を示す分
解斜視図である。
【図2】図1の主要部分を拡大して示す部分斜視図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図1に使用されるTCPの折曲げ前の状態を示
す平面図である。
【図5】本発明および従来の液晶表示装置に外力が加わ
った際の状態を示す説明図である。
【図6】図5の主要部分を拡大して示す部分側面図であ
る。
【図7】従来の液晶表示装置を拡大して示す部分斜視図
である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】図7に使用されるTCPの折り曲げ前状態を示
す平面図である。
【図10】図1に使用されるTCPを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 表金属フレーム 3 液晶表示パネル組立体 4 バックライト 4a バックライト照光面 5 裏金属フレーム 31 ソース側液晶駆動回路基板 32 ゲート側液晶駆動回路基板 33 ゲート側TCP 34 ソース側TCP 34a パネル側フレックス部 34b 駆動基板側フレックス部 34c パネル側接続部 34d ソースドライバチップ 34e 駆動基板側接続部 35 接続コネクタ 36 液晶表示素子(液晶パネル) 36a TFT基板 36b カラーフィルタ基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板折曲げ箇所にフレックス部を有する
    フレキシブル基板であって、 前記フレックス部は、基板中央部から両端部に向けて伸
    びる長孔形状のものであって、基板中央部での幅を狭
    く、両端部での幅を広く設定したものであることを特徴
    とするフレキシブル基板。
  2. 【請求項2】 前記フレックス部は、基板を打抜いて形
    成したスリットからなるものであることを特徴とする請
    求項1に記載のフレキシブル基板。
  3. 【請求項3】 前記フレックス部は、基板の板厚を段階
    的に、又は連続的に変更して可撓性を付与したものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル基
    板。
  4. 【請求項4】 前記フレックス部は、薄膜の樹脂で被覆
    されたものであることを特徴とする請求項1、又は2に
    記載のフレキシブル基板。
JP16089497A 1997-06-18 1997-06-18 フレキシブル基板 Pending JPH118455A (ja)

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JP (1) JPH118455A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100332438B1 (ko) * 2000-07-20 2002-04-13 윤종용 액정 표시 장치의 연성 인쇄 회로 기판
WO2003026366A1 (en) * 2001-09-18 2003-03-27 Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd. Flexible wiring board and liquid crystal display unit using the same
JP2005175293A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
US7586519B2 (en) 2005-09-30 2009-09-08 Hoya Corporation Optical apparatus using flexible printed wiring board
JP2015060977A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 三菱電機株式会社 表示装置

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