JPH1184211A - テレビカメラのレンズ装置 - Google Patents

テレビカメラのレンズ装置

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JPH1184211A
JPH1184211A JP9248577A JP24857797A JPH1184211A JP H1184211 A JPH1184211 A JP H1184211A JP 9248577 A JP9248577 A JP 9248577A JP 24857797 A JP24857797 A JP 24857797A JP H1184211 A JPH1184211 A JP H1184211A
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JP
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lens
power supply
turned
lens device
camera
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JP9248577A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawamura
博行 河村
Hiroshi Mizumura
弘 水村
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビカメラ等のレンズ装置において撮影終了
時にカメラのメイン電源がオフされると、フォーカスレ
ンズ及びズームレンズを自動で無限遠端及びワイド端に
移動させ、運搬時等における振動や衝撃によってレンズ
の操作性や光学性能が劣化するのを防止するテレビカメ
ラのレンズ装置を提供する。 【解決手段】本発明に係るレンズ装置12は、テレビカ
メラのカメラ本体14に装着され、カメラ本体14のメ
イン電源104からレンズを駆動するモータ60〜66
の電源が供給される。撮影が終了し、そのメイン電源1
04がオフされると、レンズ装置12の電源切替部92
は電源を補助電源94に切り替えてレンズ装置12の動
作を確保するとともに、制御回路90は、その補助電源
94によってフォーカスレンズ40及びズームレンズ4
2をそれぞれ無限遠端及びワイド端に移動させて、補助
電源94をオフして処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビカメラのレン
ズ装置に係り、特にカメラの使用後に自動でレンズを収
納位置に退避させるテレビカメラのレンズ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラで使用される着脱可
能なレンズ装置は、屋外で使用される場合には通常、カ
メラから取り外されて収納箱に収納されて運搬される。
また、スタジオで使用されるテレビカメラのようにテレ
ビカメラがペデスタルに取り付けられている場合には、
レンズ装置はカメラに装着されたまま倉庫まで運搬され
て保管されることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにレンズ装置を収納箱に収納して運搬する際や、カ
メラに装着したままペデスタルで運搬する際に、強い振
動や衝撃を受ける場合がある。この場合に、レンズをモ
ータ駆動するためのギアやカム溝等にガタ等が生じるこ
とがあり、レンズの操作性や光学性能が悪化したり、最
悪の場合には故障して使用できなくなることもあった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、運搬時等における振動や衝撃によってレンズの
操作性や光学性能が劣化するのを防止するテレビカメラ
のレンズ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、テレビカメラのカメラ本体に装着され、フォ
ーカスレンズ及び/又はズームレンズをモータによって
駆動するテレビカメラのレンズ装置において、前記カメ
ラ本体の電源がオフされることを検出する電源オフ検出
手段と、前記電源オフ検出手段によって前記電源がオフ
されたことを検出すると、前記モータによって前記フォ
ーカスレンズ及び/又はズームレンズを撮影中のレンズ
移動範囲内で振動や衝撃に強い位置に移動させる制御手
段と、からなることを特徴としている。
【0006】本発明によれば、ユーザによって電源スイ
ッチ等がオフ操作された場合にカメラ本体の電源がオフ
されることを検出すると、モータを駆動してフォーカス
レンズやズームレンズを振動や衝撃に強い位置に移動さ
せる。これにより、レンズ装置を使用しない時にはフォ
ーカスレンズやズームレンズを振動や衝撃等に強い収納
位置に確実に退避させておくことができる。例えば、振
動や衝撃に強い位置としてフォーカスレンズを無限遠端
に移動させ、ズームレンズをワイド端に移動させること
により、これらの無限遠端やワイド端では、他の位置に
比べて高精度の位置合わせが要求されず、位置調整に対
して許容される誤差が大きいため、振動や衝撃等によっ
てこれらの位置でレンズの位置精度が劣化したとしても
レンズの操作性や光学性能に与える影響を少なくするこ
とができる。
【0007】また、レンズ装置に補助電源を備えること
により、カメラ本体の電源がオフされた後にも、補助電
源によりモータを駆動してフォーカスレンズやズームレ
ンズを無限遠端やワイド端に移動させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るテレビカメラのレンズ装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。図1は、本発明に係るレンズ装置が装着
されたテレビカメラの構成図である。同図に示すよう
に、テレビカメラ10は、レンズ装置12とカメラ本体
14から構成され、カメラ本体14には、ビューファイ
ンダ16が設けられている。前記レンズ装置12はカメ
ラ本体に着脱可能でありカメラ本体14とはインターフ
ェースを介して電気的に接続される。
【0009】テレビカメラ10は雲台18上に固定さ
れ、雲台18から延設されたパン・チルト棒22のグリ
ップ部24及び図示しない他のパン・チルト棒のグリッ
プ部には、フォーカスやズームを操作するレンズコント
ローラ26が取り付けられている。レンズコントローラ
26は、ケーブル28を介してレンズ装置12と接続さ
れており、カメラマンは、ビューファインダ16に映る
撮影像を見ながらレンズコントローラ26のフォーカス
リングやズームリング(サムリング30)を操作するこ
とでフォーカス調整やズーム調整を行うことができるよ
うになっている。
【0010】図2は、上記レンズ装置12の内部の概略
構成図である。上記レンズ装置12は、フォーカスレン
ズ40、変倍系レンズ42Aと補正系レンズ42Bとか
らなるズームレンズ42、絞り44、1倍用のエクステ
ンダーレンズ46A、2倍用のエクステンダーレンズ4
6B及びマスターレンズ48等の光学部材と、各レンズ
や絞り44を駆動するための駆動回路50〜56及び駆
動モータ60〜66と、各レンズや絞り44の位置を検
出する検出器70〜76及びA/D変換器80〜84
と、各光学部材を制御する制御回路90とが設けられて
いる。尚、符号100は各光学部材を介して受光面上に
結像した被写体像を電気信号に変換する撮像素子、符号
102は撮像素子100から入力した画像信号に所定の
信号処理を施し、上記ビューファインダ16や映像出力
端子に映像信号を出力する信号処理回路であり、これら
の撮像素子100、信号処理回路102はカメラ本体1
4内に設けられる。
【0011】周知のように、ズームレンズ42を構成す
る変倍系レンズ42Aは、焦点距離を変化させ、補正系
レンズ42Bは焦点位置が変動しないように補正するも
ので、変倍系レンズ42A及び補正系レンズ42Bはそ
れぞれズームカム筒を回転させることによって光軸上を
一定の関係をもって移動できるように構成されている。
【0012】また、上記制御回路90には、フォーカス
デマンド(フォーカスリング)、ズームレート(サムリ
ング)、絞りツマミ等のレンズコントローラ26から指
令信号が加えられるようになっており、制御回路90は
レンズコントローラ26からの指令信号に基づいて各レ
ンズ、絞り44を制御する。さて、図2に示すように上
記制御回路90には、カメラ本体14のメイン電源10
4が図示しないインターフェース及びレンズ装置12の
電源切替部92を介して接続される。通常動作時(カメ
ラ本体14のメイン電源104がオンされている場合)
において、制御回路90にはメイン電源104からの電
源が供給され、制御回路90から上記駆動回路50〜5
6及び駆動モータ60〜66等に電源が供給されて駆動
モータ60〜66が作動するようになっている。
【0013】一方、レンズ装置12には補助電源94が
搭載され、補助電源94は上記電源切替部92に接続さ
れる。尚、補助電源94としては、例えば1次電池、2
次電池又はコンデンサ等のように電源を供給できるもの
であればどのようなものでもよく、2次電池やコンデン
サ等の充電式の電源を使用する場合には、メイン電源1
04から電源が供給されている間にメイン電源104に
よって充電を行えるようにする。
【0014】上記電源切替部92は、使用する電源をメ
イン電源104と補助電源94とで切り替える。具体的
には、上述のようにカメラ本体14のメイン電源104
がオンされている場合には、メイン電源104を制御回
路80に接続してレンズ装置12の動作を確保し、メイ
ン電源104によって上記駆動回路50〜56及び駆動
モータ60〜66等を作動させる。
【0015】一方、カメラの使用終了時等にカメラ本体
14のメイン電源104がオフされた場合には、電源を
補助電源94に切り替える。これにより、メイン電源1
04がオフされた際に、上記制御回路90は補助電源9
4からの電源によってレンズ装置12の動作を確保し、
上記駆動モータ60、62を作動させてフォーカスレン
ズ40及びズームレンズ42を振動や衝撃に強い所定の
収納位置(無限遠端及びワイド端)に移動させる。
【0016】ここで、フォーカスレンズ40及びズーム
レンズ42の収納位置について説明すると、レンズ装置
12を保管或いは運搬する際に、フォーカスレンズ40
やズームレンズ42等の移動レンズは移動端、即ち、レ
ンズの移動が規制される位置に収納されることが望まし
い。また、フォーカスレンズ40の無限遠端近傍やズー
ムレンズ42のワイド端近傍(実際には変倍系レンズ4
2Aと補正系レンズ42Bの各レンズがワイド端となる
位置の近傍)においては、至近端やテレ端と比較してフ
ォーカスレンズ40やズームレンズ42の位置精度が低
くても撮影画像に与える影響が少なく、仮にレンズ装置
12の運搬中等に強い振動や衝撃によって無限遠端或い
はワイド端における位置精度が劣化したとしてもレンズ
の操作性や光学性能に与える影響は少ない。
【0017】従って、無限遠端及びワイド端をフォーカ
スレンズ40及びズームレンズ42の収納位置とし、撮
影終了時等にメイン電源104がオフされた際には、補
助電源94によりフォーカスレンズ40やズームレンズ
42を無限遠端及びワイド端に自動的に退避させること
により、レンズ装置12を使用しない場合の運搬時等
に、振動や衝撃によってレンズの操作性や光学性能が劣
化するのを防止することができる。
【0018】また、メイン電源104がオフされると自
動でフォーカスレンズ40及びズームレンズをこれらの
収納位置に移動させるようにしているため、撮影終了後
メイン電源104をオフする前に自分で操作する場合に
比べて手間を要せず、且つ確実に行われるようになる。
次に上記カメラ本体14のメイン電源104がオフされ
た際の上記レンズ装置12の制御内容について説明す
る。図3は、その際の上記レンズ装置12の制御手順を
示したフローチャートである。メイン電源104がオン
された状態で撮影が行われ、次いで撮影が終了する際に
ユーザによってカメラ本体14に設けられているメイン
電源104のスイッチ等がオフされると、カメラ本体1
4側においてメイン電源104がオフされ、カメラ本体
14の動作が停止する(ステップS10)。
【0019】メイン電源104がオフされると、上記電
源切替部92は、電源をメイン電源104から補助電源
94に切り替え、補助電源94によってレンズ装置12
の動作を確保する(ステップS12)。尚、電源切替部
92による電源の切り替えは、例えばリレースイッチに
よって自動で行うようにしてもよいし、制御回路90の
制御によって行うようにしてもよい。制御回路90の制
御によって行う場合には、制御回路90はメイン電源1
04がオフされたことを認識する必要があるが、後述の
ように、カメラ本体14からの信号によって認識するこ
とが可能である。
【0020】このように電源切替部92が電源をメイン
電源104から補助電源94に切り替えると、制御回路
90は、電源が補助電源94に切り替えられたことを電
源切替部92の状態或いはカメラ本体14からの信号等
によって検出する。尚、電源が補助電源94に切り替え
られたことをカメラ本体14からの信号によって検出す
る方法として、例えば、カメラ本体14との信号のやり
取りにおいてカメラ本体14からの応答信号が有るか否
か、又は、カメラ本体14からメイン電源104をオフ
することを示す信号が入力されるようになっている場合
にはその信号を入力したか否かによって判断すればよ
い。
【0021】そして、制御回路90は駆動回路50、5
2に駆動信号を出力し、補助電源94によって駆動モー
タ60、62を駆動させ、フォーカスレンズ40及びズ
ームレンズ42をそれぞれ無限遠端側、ワイド端側に移
動させる(ステップS14)。次いで、制御回路90
は、検出器70、72によってフォーカスレンズ40及
びズームレンズ42の位置を検出し、フォーカスレンズ
40及びズームレンズ42が無限遠端及びワイド端に到
達したか否かを判定する(ステップS16)。そして、
フォーカスレンズ40及びズームレンズ42がそれぞれ
無限遠端及びワイド端に到達したことを検知すると、フ
ォーカスレンズ40及びズームレンズ42を停止させ、
補助電源94をオフ(ステップS18)して処理を終了
する。尚、補助電源94をオフする場合には、電源切替
部92を制御して補助電源94の接続をメイン電源10
4に切り替えるようにしてもよいし、また、補助電源9
4から電源切替部92への電源の供給を直接遮断するよ
うにしてもよい。
【0022】以上により、ユーザがカメラ本体14のメ
イン電源104をオフすると、フォーカスレンズ40及
びズームレンズ42が収納位置である無限遠端及びワイ
ド端に自動で退避するようになる。これにより、レンズ
装置12を使用しない場合には、フォーカスレンズ40
やズームレンズ42は確実に収納位置に停止しているこ
ととなり、上述したように、運搬時等の振動や衝撃によ
ってレンズの操作性や光学性能の劣化を招く不具合が防
止される。
【0023】以上、上記実施の形態では、フォーカスレ
ンズ40及びズームレンズ42が無限遠端及びワイド端
に到達すると、制御回路90の指示によって補助電源9
4をオフさせるようにしたが、制御回路90の指示等に
よらず、例えば、タイマーによって補助電源94からの
電源の供給時間を制限し、所定時間が経過した場合に補
助電源94が自動でオフとなるようにしてもよい。
【0024】また、上記実施の形態では、メイン電源1
04がオフされた際に、補助電源94によってフォーカ
スレンズ40及びズームレンズ42を無限遠端及びワイ
ド端に移動させるようにしていたが、これに限らず、ユ
ーザがメイン電源104のスイッチ等をオフした場合
に、フォーカスレンズ40及びズームレンズ42が無限
遠端及びワイド端に移動するまでレンズ装置12側がメ
イン電源104のオフを許可しないようにすれば、上記
補助電源94や電源切替部92を用いなくても撮影終了
時等にフォーカスレンズ40及びズームレンズ42を無
限遠端及びワイド端に移動させることができる。
【0025】この場合の制御手順を図4のフローチャー
トに示す。まず、ユーザによってメイン電源104のス
イッチ等がオフされると(ステップS50)、カメラ本
体14側は、まず、レンズ装置12側にメイン電源10
4のオフを要求する信号を出力する(ステップS5
2)。このときカメラ本体14側はメイン電源104を
即座にオフするのではなく、レンズ装置12からメイン
電源104のオフが許可されるまでメイン電源104を
オンの状態にしておく。
【0026】一方、レンズ装置12の制御回路90は、
カメラ本体14側からこのメイン電源104のオフを要
求する信号を入力すると、メイン電源104からの電源
によって上記実施の形態と同様にフォーカスレンズ40
及びズームレンズ42を無限遠端側及びワイド端側に移
動させる(ステップS54)。そして、フォーカスレン
ズ40及びズームレンズ42が無限遠端及びワイド端に
到達したか否かを判定し(ステップS56)、フォーカ
スレンズ40及びズームレンズ42が無限遠端及びワイ
ド端に到達したことを検知すると、カメラ本体14側に
メイン電源104のオフを許可する信号を出力する(ス
テップS58)。
【0027】これにより、カメラ本体14側は、レンズ
装置12側からメイン電源104のオフを許可する信号
を受けて、メイン電源104をオフにし(ステップS6
0)、カメラの動作を停止させる。以上のようにして、
メイン電源104のオフ制御をレンズ装置12側とカメ
ラ本体14側とで行うことにより補助電源等を用いなく
ても撮影終了時等にフォーカスレンズ40及びズームレ
ンズ42を収納位置に退避させることができる。
【0028】尚、上記実施の形態では、フォーカスレン
ズ40及びズームレンズ42の収納位置を無限遠端とワ
イド端としたが、これに限らずフォーカスレンズ40や
ズームレンズ42の可動範囲内であっても、例えば、フ
ォーカスレンズ40やズームレンズ42の可動範囲内に
機械的に振動や衝撃に強くなるように機械的強度を高め
た位置を設けてその位置を収納位置としてもよい。ま
た、フォーカスレンズ40、ズームレンズ42の光学特
性上精度が比較的要求されない位置であればフォーカス
レンズ40やズームレンズ42の可動範囲内であっても
その位置を収納位置とすることができる。
【0029】また、上記実施の形態では、フォーカスレ
ンズ40及びズームレンズ42を収納位置に退避させる
場合について説明したが、これに限らず他の移動レンズ
がある場合にはその移動レンズについても同様にメイン
電源がオフされた際に所定の収納位置に退避させるよう
にしてもよい。また、上記実施の形態では、カメラ本体
に着脱可能なレンズ装置について説明したが、これに限
らず、本発明はカメラ本体とレンズ装置が一体型のもの
についても適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
カメラのレンズ装置によれば、ユーザによって電源スイ
ッチ等がオフ操作された場合にカメラ本体の電源がオフ
されることを検出すると、モータを駆動してフォーカス
レンズやズームレンズを振動や衝撃に強い位置に移動さ
せるようにしたため、レンズ装置を使用しない時にはフ
ォーカスレンズやズームレンズを振動や衝撃に強い収納
位置に確実に退避させておくことができ、運搬時の振動
や衝撃によるレンズの操作性や光学性能の劣化を防止す
ることができる。
【0031】例えば、振動や衝撃に強い位置として、フ
ォーカスレンズを無限遠端に、ズームレンズをワイド端
に移動させることにより、これらの位置では位置調整に
対して許容される誤差が大きいため、振動や衝撃等によ
ってこれらの位置でレンズの位置精度が劣化したとして
もレンズの操作性や光学性能に与える影響を少なくする
ことができる。
【0032】また、レンズ装置に補助電源を備えること
により、カメラ本体の電源がオフされた後にも、補助電
源によりモータを駆動してフォーカスレンズやズームレ
ンズを無限遠端やワイド端に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズ装置が装着された
テレビカメラの構成図である。
【図2】図2は、上記レンズ装置の内部の概略構成図で
ある。
【図3】図3は、本発明に係るレンズ装置の制御手順を
示したフローチャートである。
【図4】図4は、本発明に係るレンズ装置の他の実施の
形態における制御手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…テレビカメラ 12…レンズ装置 14…カメラ本体 16…ビューファインダ 26…レンズコントローラ 40…フォーカスレンズ 42…ズームレンズ 50〜56…駆動回路 60〜66…駆動モータ 70〜76…検出器 90…制御回路 92…電源切替部 94…補助電源 104…メイン電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラのカメラ本体に装着され、
    フォーカスレンズ及び/又はズームレンズをモータによ
    って駆動するテレビカメラのレンズ装置において、 前記カメラ本体の電源がオフされることを検出する電源
    オフ検出手段と、 前記電源オフ検出手段によって前記電源がオフされたこ
    とを検出すると、前記モータによって前記フォーカスレ
    ンズ及び/又はズームレンズを撮影中のレンズ移動範囲
    内で振動や衝撃に強い位置に移動させる制御手段と、 からなることを特徴とするテレビカメラのレンズ装置。
  2. 【請求項2】 前記振動や衝撃に強い位置は、フォーカ
    スレンズは無限遠端とし、ズームレンズはワイド端とす
    ることを特徴とする請求項1のテレビカメラのレンズ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記レンズ装置は補助電源を備え、 前記カメラ本体の電源がオフされると、前記補助電源に
    よって前記モータを駆動することを特徴とする請求項1
    のテレビカメラのレンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記補助電源は、前記フォーカスレンズ
    及びズームレンズが無限遠端及びワイド端に到達する
    と、オフされることを特徴とする請求項3のテレビカメ
    ラのレンズ装置。
  5. 【請求項5】 前記補助電源は、オンされてから所定時
    間経過するとオフされることを特徴とする請求項3のテ
    レビカメラのレンズ装置。
  6. 【請求項6】 前記補助電源は、前記カメラの電源によ
    って充電されるコンデンサ又は2次電池であることを特
    徴とする請求項3のテレビカメラのレンズ装置。
  7. 【請求項7】 前記補助電源は、1次電池であることを
    特徴とする請求項3のテレビカメラのレンズ装置。
JP9248577A 1997-09-12 1997-09-12 テレビカメラのレンズ装置 Pending JPH1184211A (ja)

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