JPH1198387A - テレビカメラのレンズ装置 - Google Patents

テレビカメラのレンズ装置

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JPH1198387A
JPH1198387A JP9260444A JP26044497A JPH1198387A JP H1198387 A JPH1198387 A JP H1198387A JP 9260444 A JP9260444 A JP 9260444A JP 26044497 A JP26044497 A JP 26044497A JP H1198387 A JPH1198387 A JP H1198387A
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lens
power supply
zoom
turned
television camera
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JP9260444A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawamura
博行 河村
Hiroshi Mizumura
弘 水村
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビカメラ等のレンズ装置において撮影終了
時にカメラのメイン電源がオフされると、フォーカスレ
ンズ及びズームレンズを撮影時における可動範囲外のレ
ンズ逃げ位置に自動で移動させ、運搬時等における振動
や衝撃によってレンズの操作性や光学性能が劣化するの
を防止するテレビカメラのレンズ装置を提供する。 【解決手段】本発明に係るレンズ装置12は、テレビカ
メラのカメラ本体14に装着され、撮影時には、カメラ
本体14のメイン電源134から電源が供給される。撮
影が終了し、そのメイン電源104がオフされると、レ
ンズ装置12の電源切替部122は電源を補助電源12
4に切り替えてレンズ装置12の動作を確保し、制御回
路120は、その補助電源124によってフォーカスレ
ンズ44及びズームレンズ46をそれぞれ無限遠側の逃
げ位置及びワイド側の逃げ位置に収納し、処理を終了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビカメラのレン
ズ装置に係り、特にテレビカメラの使用後に自動でレン
ズを収納位置に退避させるテレビカメラのレンズ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラで使用される着脱可
能なレンズ装置は、屋外で使用される場合には通常、カ
メラから取り外されて収納箱に収納されて運搬される。
また、スタジオで使用されるテレビカメラのようにテレ
ビカメラがペデスタルに取り付けられている場合には、
レンズ装置はカメラに装着されたまま倉庫まで運搬され
て保管されることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにレンズ装置を収納箱に収納して運搬する際や、カ
メラに装着したままペデスタルで運搬する際に、強い振
動や衝撃を受ける場合がある。この場合に、レンズをモ
ータ駆動するためのギアやカム溝等にガタ等が生じるこ
とがあり、レンズの操作性や光学性能が悪化したり、最
悪の場合には故障して使用できなくなることもあった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、運搬時等における振動や衝撃によってレンズの
操作性や光学性能が劣化するのを防止するテレビカメラ
のレンズ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、フォーカスレンズ及びズームレンズをモータ
によって駆動するテレビカメラのレンズ装置において、
撮影時における前記フォーカスレンズ及びズームレンズ
の可動範囲の外側にレンズ逃げ位置を設け、前記テレビ
カメラの電源がオフされると前記フォーカスレンズ及び
ズームレンズを前記レンズ逃げ位置に移動させる制御手
段を備えたことを特徴としている。
【0006】本発明によれば、テレビカメラの電源がオ
フされると、フォーカスレンズ及びズームレンズを撮影
時における可動範囲の外側のレンズ逃げ位置に自動で移
動させる。これにより、テレビカメラの電源がオフされ
ている間はフォーカスレンズやズームレンズを振動や衝
撃等に強い位置に確実に退避させておくことができる。
【0007】また、レンズ装置に補助電源を備えること
により、テレビカメラの電源がオフされた後にも、補助
電源によりモータを駆動してフォーカスレンズやズーム
レンズをレンズ逃げ位置に移動させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るテレビカメラのレンズ装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。図1は、本発明に係るレンズ装置が装着
されたテレビカメラの構成図である。同図に示すよう
に、テレビカメラ10は、レンズ装置12とカメラ本体
14から構成され、カメラ本体14には、ビューファイ
ンダ16が設けられている。前記レンズ装置12はカメ
ラ本体14に着脱可能でありカメラ本体14とはインタ
ーフェースを介して電気的に接続される。
【0009】テレビカメラ10は雲台18上に固定さ
れ、雲台18から延設されたパン・チルト棒22のグリ
ップ部24及び図示しない他のパン・チルト棒のグリッ
プ部には、フォーカスやズームを操作するレンズコント
ローラ26が取り付けられている。レンズコントローラ
26は、ケーブル28を介してレンズ装置12と接続さ
れており、カメラマンは、ビューファインダ16に映る
撮影像を見ながらレンズコントローラ26のフォーカス
リングやズームリング(サムリング30)を操作するこ
とでフォーカス調整やズーム調整を行うことができるよ
うになっている。
【0010】図2は、上記レンズ装置の光学系の構成を
示した断面図である。図2に示すようにレンズ鏡筒40
内に撮影光軸42の前方(図中左側)からフォーカスレ
ンズ44、変倍系レンズ46Aと補正系レンズ46Bと
からなるズームレンズ46、マスターレンズ48が順に
配設されている。前記フォーカスレンズ44は、レンズ
枠50に保持され、このレンズ枠50の下端にはレンズ
鏡筒40のガイド溝40Aに光軸方向にガイドされるガ
イドピン50Aが設けられる。レンズ枠50の上端には
回動自在に支持された駆動ネジ52が螺合され、その駆
動ネジ52の一端に固着されたギア54が駆動モータ6
0の回転軸に固着されたギア56に噛合される。従っ
て、駆動モータ60が回動して駆動ネジ52が回動する
ことによりフォーカスレンズ44が光軸方向に移動す
る。
【0011】前記ズームレンズ46の変倍系レンズ46
Aと補正系レンズ46Bは、それぞれレンズ枠70、7
2に保持され、レンズ枠70、72の上端にはレンズ鏡
筒40のガイド溝40Bに光軸方向にガイドされるガイ
ドピン70A、72Aが設けられる。また、レンズ枠7
0、72の下端にはそれぞれカムフォロワー70B、7
2Bが設けられ、カムフォロワー70B、72Bは、ズ
ーム円筒カム74のカム溝74A、74Bに嵌合され
る。ズーム円筒カム74の一端にはギア76が固着さ
れ、このギア76は駆動モータ62の回転軸に固着され
たギア78と噛合される。
【0012】従って、駆動モータ62が回動するとズー
ム円筒カム74が回動し、ズーム円筒カム74が回動す
ることにより、カムフォロワー70B、72Bがカム溝
74A、74Bに従動し、変倍系レンズ46A及び補正
系レンズ46Bが光軸42上を一定の関係をもって移動
する。また、上記ガイドピン70A、72Aをガイドす
るガイド溝40Bにはズームレンズ46の変倍系レンズ
46Aのワイド側の可動範囲を規制するズームストッパ
ー80が取り付けられる。このズームストッパー80
は、支軸80Aを中心に回動自在にレンズ鏡筒40に支
持されるとともに、図3のズームストッパー80の正面
図に示すようにズームストッパー80の周面の一部に形
成されたギア80Bが駆動モータ64の回転軸64Aに
固着されたギア82と噛合される。従って、駆動モータ
64が回動すると、ズームストッパー80が支軸80A
を中心に揺動する。
【0013】ズームストッパー80は撮影時(電源がオ
ンされている場合)には図2及び図3に示すように、そ
の一部がガイド溝40Bに突出するような回転位置に固
定され、上記ガイドピン70Aのワイド側の可動範囲を
規制する。一方、レンズ装置12を使用しない場合には
(電源がオフされている場合であり、この場合について
の詳細は後述する。)、ズームストッパー80は駆動モ
ータ64によって図3に示す姿勢から90°回転し、図
4に示すようにズームストッパー80がガイド溝40B
に突出しない回転位置で固定される。
【0014】これにより、ズームレンズ46、即ち、変
倍系レンズ46Aと補正系レンズ46Bは、ズームスト
ッパー80で規制される位置(ワイド端)より更にワイ
ド側の位置84、84(以下、このときのズームレンズ
46の位置を逃げ位置という。)に移動できるようにな
り、レンズ装置12を使用しない場合には、この逃げ位
置にズームレンズ46が収納されるようになっている。
【0015】尚、ズーム円筒カム74のカム溝74A、
74Bには、ズームレンズ46を上記ズームストッパー
80に規制されるワイド端の位置(このときのカムフォ
ロワー70B、72Bのカム溝74A、74B上の位置
を符号86、86で示す。)から上記逃げ位置(このと
きのカムフォロワー70B、72Bのカム溝74A、7
4B上の位置を符号88、88で示す。)に移動させる
ためのカム溝が延設されている。
【0016】また、ズームレンズ46と同様にフォーカ
スレンズ44についても、前後方向に移動可能な範囲に
対して、撮影時における可動範囲が無限遠側で制限され
ており、レンズ装置12を使用しない場合(電源がオフ
の場合)には、その制限された位置よりも更に無限遠側
の逃げ位置(ガイド溝40Aの符号90で示す位置)に
フォーカスレンズ44が収納されるようになっている。
【0017】図5は、上記レンズ装置12のフォーカス
レンズ44及びズームレンズ46の制御系の構成を示し
た概略構成図である。同図に示すようにレンズ装置12
の光学系には上記フォーカスレンズ44、変倍系レンズ
46Aと補正系レンズ46Bとからなるズームレンズ4
6、マスターレンズ48及び絞り49等の光学部材と上
記ズームストッパー80が設けられている。尚、符号1
30は各光学部材を介して受光面上に結像した被写体像
を電気信号に変換する撮像素子、符号132は撮像素子
130から入力した画像信号に所定の信号処理を施し、
上記ビューファインダ16や映像出力端子に映像信号を
出力する信号処理回路であり、これらの撮像素子13
0、信号処理回路132はカメラ本体14内に設けられ
る。
【0018】そして、上記フォーカスレンズ44及びズ
ームレンズ46を制御する制御系として、フォーカスレ
ンズ44、ズームレンズ46及びズームストッパ80を
駆動するための駆動回路100、102、104及び駆
動モータ60、62、64と、フォーカスレンズ44、
ズームレンズ46の位置を検出する検出器106、10
8及びA/D変換器110、112と、上記各部材を制
御する制御回路120とが設けられている。尚、マスタ
ーレンズ48や絞り49等も制御回路120等によって
制御されるが、ここではその構成は省略する。
【0019】上記制御回路120には、フォーカスデマ
ンド(フォーカスリング)、ズームレート(サムリン
グ)、絞りツマミ等のレンズコントローラ26から指令
信号が加えられるようになっており、制御回路120は
レンズコントローラ26からの指令信号に基づいて各レ
ンズ、絞り44を制御する。また、制御回路120に
は、カメラ本体14のメイン電源134が図示しないイ
ンターフェース及びレンズ装置12の電源切替部122
を介して接続される。撮影時(カメラ本体14のメイン
電源104がオンされている場合)において、制御回路
120にはメイン電源134からの電源が供給され、制
御回路120から上記駆動回路100、102及び駆動
モータ60、62等に電源が供給されてフォーカスレン
ズ44及びズームレンズ46が作動するようになってい
る。
【0020】一方、レンズ装置12には補助電源124
が搭載され、補助電源124は上記電源切替部122に
接続される。尚、補助電源124としては、例えば1次
電池、2次電池又はコンデンサ等のように電源を供給で
きるものであればどのようなものでもよく、2次電池や
コンデンサ等の充電式の電源を使用する場合には、メイ
ン電源134から電源が供給されている間にメイン電源
134によって充電を行えるようにする。
【0021】上記電源切替部122は、使用する電源を
メイン電源134と補助電源124とで切り替える。具
体的には、カメラ本体14のメイン電源134がオンさ
れている場合には、メイン電源134を制御回路120
に接続してレンズ装置12の動作を確保し、メイン電源
134によって上記フォーカスレンズ44、ズームレン
ズ46等を動作させる。
【0022】一方、カメラの使用終了時等にカメラ本体
14のメイン電源134がオフされた場合には、電源を
補助電源124に切り替える。これにより、メイン電源
134がオフされた際に、上記制御回路120は補助電
源124からの電源によってレンズ装置12の動作を確
保し、上記駆動回路100、102及び駆動モータ6
0、62を作動させてフォーカスレンズ44及びズーム
レンズ46を上記逃げ位置に移動させる。尚、このと
き、駆動回路104及び駆動モータ64を作動させてズ
ームストッパー80によるズームレンズ46の可動範囲
の規制を解除する。
【0023】ここで、フォーカスレンズ44及びズーム
レンズ46の逃げ位置について説明すると、上述したよ
うにレンズ装置12を使用しない場合(カメラ本体14
のメイン電源134がオフされている場合)には、フォ
ーカスレンズ44及びズームレンズ46は、撮影時(カ
メラ本体14のメイン電源134がオンされている場
合)の可動範囲外である無限遠側及びワイド側の逃げ位
置(図2に示したように、ガイドピン50Aが位置90
に移動した時のフォーカスレンズ44の位置及びガイド
ピン70A、72Aが位置84、84に移動した時のズ
ームレンズ46の位置)に収納されるようになってい
る。
【0024】これにより、レンズ装置12を保管或いは
運搬する際に、強い振動や衝撃によってフォーカス駆動
ネジ52やズーム円筒カム74のカム溝74A、74B
にガタ等が生じても、撮影時におけるフォーカスレンズ
44やズームレンズ46の可動範囲内には何の影響もな
く、レンズの操作性や光学性能の劣化が防止される。ま
た、メイン電源134がオフされると自動でフォーカス
レンズ44及びズームレンズ46をこれらの逃げ位置に
移動させるようにしているため、ユーザは意識すること
なくユーザに煩雑な手間を強いることがなく、また、確
実に運搬時等の衝撃からレンズ装置を保護することがで
きる。
【0025】次に上記カメラ本体14のメイン電源13
4がオフされた際の上記レンズ装置12の制御内容につ
いて説明する。図6は、その際の上記レンズ装置12の
制御手順を示したフローチャートである。メイン電源1
04がオンされた状態で撮影が行われ、次いで撮影が終
了する際にユーザによってカメラ本体14に設けられて
いるメイン電源134のスイッチ等がオフされると、カ
メラ本体14側においてメイン電源134がオフされ、
カメラ本体14の動作が停止する(ステップS10)。
【0026】メイン電源134がオフされると、上記電
源切替部122は、電源をメイン電源134から補助電
源124に切り替え、補助電源124によってレンズ装
置12の動作を確保する(ステップS12)。尚、電源
切替部122による電源の切り替えは、例えばリレース
イッチによって自動で行うようにしてもよいし、制御回
路120の制御によって行うようにしてもよい。制御回
路120の制御によって行う場合には、制御回路120
はメイン電源134がオフされたことを認識する必要が
あるが、後述のように、電源切替部122の状態やカメ
ラ本体14からの信号によって認識することが可能であ
る。
【0027】このように電源切替部122が電源をメイ
ン電源134から補助電源124に切り替えると、制御
回路120は、電源が補助電源124に切り替えられた
ことを電源切替部122の状態或いはカメラ本体14か
らの信号等によって検出する。尚、電源が補助電源12
4に切り替えられたことをカメラ本体14からの信号に
よって検出する方法として、例えば、カメラ本体14と
の信号のやり取りにおいてカメラ本体14からの応答信
号が有るか否か、又は、カメラ本体14からメイン電源
134をオフすることを示す信号が入力されるようにな
っている場合にはその信号を入力したか否かによって判
断することができる。
【0028】そして、制御回路120は、まず駆動回路
104に駆動信号を出力し、補助電源124によって駆
動モータ64を駆動させ、ズームストッパー80を解除
する(ステップS14)。これによりズームレンズ46
が逃げ位置に移動可能となる。次いで、駆動回路10
0、102に駆動信号を出力し、補助電源124によっ
て駆動モータ60、62を駆動させ、フォーカスレンズ
44及びズームレンズ46をそれぞれ無限遠側、ワイド
側の逃げ位置に移動させる(ステップS16)。
【0029】そして、制御回路100は、検出器10
6、108によってフォーカスレンズ44及びズームレ
ンズ46の位置を検出し、フォーカスレンズ44及びズ
ームレンズ46が逃げ位置に到達したか否かを判定する
(ステップS18)。フォーカスレンズ44及びズーム
レンズ46がそれぞれ逃げ位置に到達した場合には、フ
ォーカスレンズ44及びズームレンズ46を停止させ
(ステップS20)、補助電源124をオフ(ステップ
S22)して処理を終了する。尚、補助電源124をオ
フする場合には、電源切替部122を制御して補助電源
124の接続をメイン電源134に切り替えるようにし
てもよいし、また、補助電源124から電源切替部12
2への電源の供給を直接遮断するようにしてもよい。
【0030】以上により、ユーザがカメラ本体14のメ
イン電源134をオフすると、フォーカスレンズ44及
びズームレンズ46が逃げ位置に自動で退避するように
なる。次に、上記フォーカスレンズ44及びズームレン
ズ46が逃げ位置に収納されている状態において、メイ
ン電源134がオンされた場合の制御手順について図7
のフローチャートを用いて説明する。まずユーザによっ
てカメラ本体14に設けられているメイン電源134の
スイッチ等がオンされると、カメラ本体14側において
メイン電源134がオンされ、カメラ本体14の動作が
開始する(ステップS30)。
【0031】メイン電源134がオンされると、上記電
源切替部122は、メイン電源134を制御回路120
に接続する。これにより制御回路120の動作が開始し
(ステップS32)、制御回路120は、まず以下の初
期設定を実行する。制御回路120は初期設定を開始す
ると、まず、駆動回路100、102に駆動信号を出力
し、駆動モータ60、62を駆動してフォーカスレンズ
44及びズームレンズ46をそれぞれ逃げ位置から所定
の設定位置に移動させる(ステップS34)。尚、設定
位置は、例えば、フォーカスレンズ44を無限遠端、ズ
ームレンズ46をワイド端としてもよいし、調節器によ
ってユーザが予め所望の位置に設定できるようにしても
よい。また、メイン電源134がオフされた際のフォー
カスレンズ44及びズームレンズ46の位置を設定位置
としてメモリに記録しておき、メイン電源134がオン
された際にその位置に復帰させるようにしてもよい。
【0032】そして、制御回路120は、検出器10
6、108によってフォーカスレンズ44及びズームレ
ンズ46が上記設定位置に到達したか否かを判定し(ス
テップS36)、到達した場合にはその位置でフォーカ
スレンズ44及びズームレンズ46を停止させる(ステ
ップS38)。尚、フォーカスレンズ44及びズームレ
ンズ46を設定位置に停止させた後、マスターレンズ4
8を図示しない駆動機構によって駆動してピントの初期
設定を行うようにしてもよい。
【0033】次いで、制御回路120は、駆動回路10
4に駆動信号を出力し、駆動モータ64を駆動して、ズ
ームストッパー80を有効にし、ズームレンズ34のワ
イド端位置を規制する(ストップS40)。これによ
り、制御回路120は、初期設定処理を終了し、通常の
撮影動作のモード(ノーマルモード)に切り替える(ス
テップS42)。尚、上記初期設定処理において制御回
路120が、例えば、フォーカスレンズ44、ズームレ
ンズ46を位置制御によって設定位置に移動させていた
場合等に、ノーマルモードでは、レンズコントローラ2
6による通常の制御、即ち、フォーカスレンズ44を位
置制御、ズームレンズ46を速度制御に切り替える。
【0034】以上の処理により、逃げ位置に収納された
フォーカスレンズ44及びズームレンズ46が逃げ位置
から撮影時における可動範囲に復帰し、撮影が行えるよ
うになる。以上、上記実施の形態では、メイン電源13
4がオフされた後、フォーカスレンズ44及びズームレ
ンズ46が逃げ位置に到達すると、制御回路120の指
示によって補助電源134をオフさせるようにしたが、
制御回路120の指示等によらず、例えば、タイマーに
よって補助電源124からの電源の供給時間を制限し、
所定時間が経過した場合に補助電源124が自動でオフ
となるようにしてもよい。
【0035】また、上記実施の形態では、メイン電源1
34がオフされた際に、補助電源94によってフォーカ
スレンズ44及びズームレンズ46を逃げ位置に移動さ
せるようにしていたが、これに限らず、ユーザがメイン
電源134のスイッチ等をオフした場合に、フォーカス
レンズ44及びズームレンズ46が逃げ位置に移動する
までレンズ装置12側がメイン電源134のオフを許可
しないようにすれば、上記補助電源124や電源切替部
122を用いなくてもメイン電源134によりフォーカ
スレンズ44及びズームレンズ46を逃げ位置に移動さ
せることができる。
【0036】また、上記実施の形態では、フォーカスレ
ンズ44及びズームレンズ46の逃げ位置を無限遠側及
びワイド側に設けたが、これに限らず至近側及びテレ側
に設けるようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、フォーカスレンズ44及びズームレンズ46を逃げ
位置に収納する場合について説明したが、これに限らず
他の移動レンズ(例えば、マスターレンズ48)につい
ても同様にメイン電源134がオフされた際に、撮影時
においては使用されない所定の逃げ位置に移動させるよ
にしてもよい。
【0037】また、上記実施の形態では、ズームレンズ
46についてのみ撮影時における可動範囲を規制するズ
ームストッパー80を設けたが、フォーカスレンズ44
についても同様に撮影時の可動範囲を規制するストッパ
ーを設けるようにしてもよい。また、上記実施の形態で
は、カメラ本体14に着脱可能なレンズ装置12につい
て説明したが、これに限らず、本発明はカメラ本体14
とレンズ装置12が一体型のものについても適用するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るテレビ
カメラのレンズ装置によれば、フォーカスレンズ及びズ
ームレンズを撮影時における可動範囲の外側のレンズ逃
げ位置に自動で移動させるようにしたため、テレビカメ
ラの電源がオフされている間はフォーカスレンズやズー
ムレンズを振動や衝撃等に強い位置に確実に退避させて
おくことができ、これらの逃げ位置で振動や衝撃等によ
ってガタ等が生じた場合でもこれらの逃げ位置では撮影
時におけるレンズの可動範囲として使用されないため、
レンズの操作性や光学性能に対する悪影響はなく、運搬
時の衝撃等からレンズ装置を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズ装置が装着された
テレビカメラの構成図である。
【図2】図2は、本発明に係るレンズ装置の光学系の構
成を示した断面図である。
【図3】図3は、本発明に係るレンズ装置の制御系の構
成を示した構成図である。
【図4】図4は、ズームストッパーの正面図である。
【図5】図5は、ズームストッパーがオフされている場
合を示した正面図である。
【図6】図6は、本発明に係るレンズ装置の電源オフ時
の制御手順を示したフローチャートである。
【図7】図7は、本発明に係るレンズ装置の電源オン時
の制御手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…テレビカメラ 12…レンズ装置 14…カメラ本体 16…ビューファインダ 26…レンズコントローラ 44…フォーカスレンズ 46…ズームレンズ 100、102、104…駆動回路 60、62、64…駆動モータ 106、108…検出器 120…制御回路 122…電源切替部 124…補助電源 134…メイン電源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカスレンズ及び/又はズームレン
    ズをモータによって駆動するテレビカメラのレンズ装置
    において、 撮影時における前記フォーカスレンズ及び/又はズーム
    レンズの可動範囲の外側にレンズ逃げ位置を設け、 前記テレビカメラの電源がオフされると前記フォーカス
    レンズ及び/又はズームレンズを前記レンズ逃げ位置に
    移動させる制御手段を備えたことを特徴とするテレビカ
    メラのレンズ装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカスレンズのレンズ逃げ位置
    を無限遠側に設け、前記ズームレンズのレンズ逃げ位置
    をワイド側に設けることを特徴とする請求項1のテレビ
    カメラのレンズ装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズ装置は補助電源を備え、 前記テレビカメラの電源がオフされると、前記補助電源
    によって前記モータを駆動することを特徴とする請求項
    1のテレビカメラのレンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記補助電源は、前記フォーカスレンズ
    及び/又はズームレンズがレンズ逃げ位置に到達する
    と、オフされることを特徴とする請求項3のテレビカメ
    ラのレンズ装置。
  5. 【請求項5】 前記補助電源は、オンされてから所定時
    間経過するとオフされることを特徴とする請求項3のテ
    レビカメラのレンズ装置。
  6. 【請求項6】 前記補助電源は、前記カメラの電源によ
    って充電されるコンデンサ又は2次電池であることを特
    徴とする請求項3のカメラのレンズ装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記テレビカメラの電
    源がオンされると、前記フォーカスレンズ及び/又はズ
    ームレンズを前記レンズ逃げ位置から撮影時における前
    記可動範囲内の初期位置に移動させることを特徴とする
    請求項1のテレビカメラのレンズ装置。
  8. 【請求項8】 前記初期位置は、前記テレビカメラの電
    源がオフされた際の前記フォーカスレンズ及び/又はズ
    ームレンズの位置であることを特徴とする請求項7のテ
    レビカメラのレンズ装置。
  9. 【請求項9】 撮影時における前記フォーカスレンズ及
    び/又はズームレンズの前記可動範囲を規制するストッ
    パーを設け、前記テレビカメラの電源がオフされた際に
    前記ストッパーの規制を解除して前記フォーカスレンズ
    及び/又はズームレンズを前記レンズ逃げ位置に移動可
    能にしたことを特徴とする請求項1のテレビカメラのレ
    ンズ装置。
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