JPH1184019A - 物体検出装置 - Google Patents
物体検出装置Info
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- JPH1184019A JPH1184019A JP9240622A JP24062297A JPH1184019A JP H1184019 A JPH1184019 A JP H1184019A JP 9240622 A JP9240622 A JP 9240622A JP 24062297 A JP24062297 A JP 24062297A JP H1184019 A JPH1184019 A JP H1184019A
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- obstacle
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- capacitance
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- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサ電極周りの水,汚れによる誤検出の防
止。突発的な水濡れによる誤検出の低減。長期的な汚れ
による誤検出の防止。 【解決手段】 静電センサ電極10a,発振手段2〜4
および発振レベルVLをしきい値Vrと比較し物体有無
を検知する監視手段OBD;VL補正手段34;VL変
化速度検出手段51,52;変化速度が設定範囲外のと
き補正手段34を起動する手段53〜61;および、物
体有りを検知しているときのVLに対応してしきい値V
rを、VLに近い値に更新するしきい値調整手段31;
を備える。変化速度が設定範囲外のとき、補正手段34
はVLを基準値Vxに校正し、物体有無検知35〜38
をスキップ。しきい値調整手段31は、物体有りを検知
中のVLの最低値に対応してしきい値Vrをシフトし、
物体有りから無しに切換わると、しきい値Vrを基準値
VAに戻す。
止。突発的な水濡れによる誤検出の低減。長期的な汚れ
による誤検出の防止。 【解決手段】 静電センサ電極10a,発振手段2〜4
および発振レベルVLをしきい値Vrと比較し物体有無
を検知する監視手段OBD;VL補正手段34;VL変
化速度検出手段51,52;変化速度が設定範囲外のと
き補正手段34を起動する手段53〜61;および、物
体有りを検知しているときのVLに対応してしきい値V
rを、VLに近い値に更新するしきい値調整手段31;
を備える。変化速度が設定範囲外のとき、補正手段34
はVLを基準値Vxに校正し、物体有無検知35〜38
をスキップ。しきい値調整手段31は、物体有りを検知
中のVLの最低値に対応してしきい値Vrをシフトし、
物体有りから無しに切換わると、しきい値Vrを基準値
VAに戻す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極と物体との間
に形成される静電容量に基づいて物体を検出する物体検
出装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、
車両上にて車外の物体を検出する装置に関する。
に形成される静電容量に基づいて物体を検出する物体検
出装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、
車両上にて車外の物体を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両周辺の障害物を検出する装
置としては、導体板に高周波電圧を印加し、障害物の接
近に伴い変化する導体板の入力インピーダンスの変化か
ら障害物の有無を検知する装置が多数あり、例えば、特
開昭58−115384号公報,特開昭60−1119
83号公報,特開平3−233390号公報あるいは米
国特許第3,689,814号明細書に開示されてい
る。
置としては、導体板に高周波電圧を印加し、障害物の接
近に伴い変化する導体板の入力インピーダンスの変化か
ら障害物の有無を検知する装置が多数あり、例えば、特
開昭58−115384号公報,特開昭60−1119
83号公報,特開平3−233390号公報あるいは米
国特許第3,689,814号明細書に開示されてい
る。
【0003】それらの検出原理の代表的なものの1つ
は、発振回路の出力をR,C直列回路に出力する。ここ
でCは検出電極と障害物との間に形成される静電容量で
ある。障害物が有る場合にはそれと検出電極との間に、
両者間の距離D,検出電極の面積S及び誘電率ε0,非
誘電率εrに対応する静電容量C(C=ε0・εr・S/
D)が形成される。検出電極と障害物との距離Dが変化
すると、静電容量Cが変化し、検出電極の端子電圧が変
化する。この端子電圧の変化を監視して障害物の接近を
感知する。
は、発振回路の出力をR,C直列回路に出力する。ここ
でCは検出電極と障害物との間に形成される静電容量で
ある。障害物が有る場合にはそれと検出電極との間に、
両者間の距離D,検出電極の面積S及び誘電率ε0,非
誘電率εrに対応する静電容量C(C=ε0・εr・S/
D)が形成される。検出電極と障害物との距離Dが変化
すると、静電容量Cが変化し、検出電極の端子電圧が変
化する。この端子電圧の変化を監視して障害物の接近を
感知する。
【0004】検出原理のもう1つのものでは、発振回路
の発振定数に上述の静電容量Cを導入している。障害物
が接近すると静電容量Cが変化し発振周波数が変化す
る。この周波数変化を監視して障害物の接近を感知す
る。
の発振定数に上述の静電容量Cを導入している。障害物
が接近すると静電容量Cが変化し発振周波数が変化す
る。この周波数変化を監視して障害物の接近を感知す
る。
【0005】ところが、静電容量Cは、障害物以外の周
囲条件によっても変化する。例えば温度,湿度,天候,
地形,周囲の建造物,あるいは他車両の遠近などにより
変化する。特に、車両上で障害物検知を行なう場合、検
出電極は車両上に限られるので、車の外周りの環境によ
って静電容量Cが大きく変化し易く、検出電極直近への
障害物の接近のみを正確に検知するのが難かしい。
囲条件によっても変化する。例えば温度,湿度,天候,
地形,周囲の建造物,あるいは他車両の遠近などにより
変化する。特に、車両上で障害物検知を行なう場合、検
出電極は車両上に限られるので、車の外周りの環境によ
って静電容量Cが大きく変化し易く、検出電極直近への
障害物の接近のみを正確に検知するのが難かしい。
【0006】そこで特開平9−96678号公報の障害
物検出装置は、センサ電極に結合した発振回路の静電容
量対応の発振レベルを一定にして、温度,湿度等の環境
条件ならびに検出対象物体との間に静電容量を形成する
センサ電極周りの環境(汚れ,水濡れ等)の変化による
物体検出精度の変動を抑制する。
物検出装置は、センサ電極に結合した発振回路の静電容
量対応の発振レベルを一定にして、温度,湿度等の環境
条件ならびに検出対象物体との間に静電容量を形成する
センサ電極周りの環境(汚れ,水濡れ等)の変化による
物体検出精度の変動を抑制する。
【0007】また障害物検出装置の機能が正常であるこ
とを確認した後に障害物検出を行なう為に、特開昭61
−120077号公報に開示されている方法では、メイ
ンスイッチのオンで働くタイマ−により、予め設定した
一定時間だけ周波数の変化を強制的に作り出し、それに
より装置が正常に動作するか否かのチェックを自動的に
行なう。
とを確認した後に障害物検出を行なう為に、特開昭61
−120077号公報に開示されている方法では、メイ
ンスイッチのオンで働くタイマ−により、予め設定した
一定時間だけ周波数の変化を強制的に作り出し、それに
より装置が正常に動作するか否かのチェックを自動的に
行なう。
【0008】必要時にのみ効率良く障害物検出を行なう
ために、特開平3−237386号公報に於いては、車
速測定手段により測定された車速が、予め設定された制
御速度以上となると自動車用物体検知装置の動作を停止
することを提案している。
ために、特開平3−237386号公報に於いては、車
速測定手段により測定された車速が、予め設定された制
御速度以上となると自動車用物体検知装置の動作を停止
することを提案している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、障害物が接
近する場合、発振レベルは図11の(a)に示すように
緩やかに変化する。センサ電極周りに突発的に水がかか
ったときには、図11の(b)に示すように、発振レベ
ルの低下が急激に起こる。また、どしゃぶりの雨がセン
サ電極周りに当ると、図11の(c)に示すように、発
振レベルが急激かつ大きな変動の昇降変化を示す。図1
1の(a),(b)および(c)のいずれの場合にも、
発振レベルが、障害物有無判定のためのしきい値より低
くなる時点があり、図11の(b)および(c)の場合
の発振レベルの低下は、誤検出を招く。
近する場合、発振レベルは図11の(a)に示すように
緩やかに変化する。センサ電極周りに突発的に水がかか
ったときには、図11の(b)に示すように、発振レベ
ルの低下が急激に起こる。また、どしゃぶりの雨がセン
サ電極周りに当ると、図11の(c)に示すように、発
振レベルが急激かつ大きな変動の昇降変化を示す。図1
1の(a),(b)および(c)のいずれの場合にも、
発振レベルが、障害物有無判定のためのしきい値より低
くなる時点があり、図11の(b)および(c)の場合
の発振レベルの低下は、誤検出を招く。
【0010】また、物体検出装置の電源投入後、時間が
経過すると使用環境の変化により、センサ電極の対地静
電容量が変化してしまうことがある。例えば、センサ電
極を収納した絶縁体ケ−スをバンパの裏側に装着した場
合、走行中に該絶縁体ケ−スに長期に水滴や泥等が付着
し、それがセンサ電極の障害物探知側の面(対物面)に
対向する位置であると発振器の発振レベルが低下する。
この低下は障害物が接近した場合の低下よりかなり小さ
いので、障害物有り信号を誤発生することはない。しか
し、発振レベルが定常的に低下しているので、障害物有
無検知が障害物有りから無しに切換るのが遅れる。この
ようなセンサ電極周りの長期的な汚れと前記突発的な環
境変化が重なると、障害物がセンサ電極近くにないにも
かかわらず、障害物有りと誤検出しこれが比較的に長く
継続するという不具合が考えられる。
経過すると使用環境の変化により、センサ電極の対地静
電容量が変化してしまうことがある。例えば、センサ電
極を収納した絶縁体ケ−スをバンパの裏側に装着した場
合、走行中に該絶縁体ケ−スに長期に水滴や泥等が付着
し、それがセンサ電極の障害物探知側の面(対物面)に
対向する位置であると発振器の発振レベルが低下する。
この低下は障害物が接近した場合の低下よりかなり小さ
いので、障害物有り信号を誤発生することはない。しか
し、発振レベルが定常的に低下しているので、障害物有
無検知が障害物有りから無しに切換るのが遅れる。この
ようなセンサ電極周りの長期的な汚れと前記突発的な環
境変化が重なると、障害物がセンサ電極近くにないにも
かかわらず、障害物有りと誤検出しこれが比較的に長く
継続するという不具合が考えられる。
【0011】本発明は、センサ電極周りの環境変化によ
る障害物誤検出を回避することを第1の目的とし、突発
的な環境変化による障害物誤検出を低減することを第2
の目的とし、長期的な環境変化による障害物誤検出を低
減することを第3の目的とする。
る障害物誤検出を回避することを第1の目的とし、突発
的な環境変化による障害物誤検出を低減することを第2
の目的とし、長期的な環境変化による障害物誤検出を低
減することを第3の目的とする。
【0012】
(1)本発明は、物体との間に静電容量を形成するため
のセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準電位の間
の静電容量に対応する電気信号を発生するための発振手
段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近によ
る前記発振手段が発生する電気信号の変化を検出し、物
体検知情報を発生する監視手段(1;OBD);を備える物体
検出装置において:前記電気信号(VL)の変化速度を検出
する手段(1;図8の51,52);および、該変化速度が設定範
囲を外れるとき、前記監視手段(OBD)による物体検知処
理(35〜38)を保留する検知制御手段(1;53〜61,33-34-
);を備えることを特徴とする。なお、理解を容易に
するためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の
対応要素又は対応事項に付した記号等を、参考までに付
記した。
のセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準電位の間
の静電容量に対応する電気信号を発生するための発振手
段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近によ
る前記発振手段が発生する電気信号の変化を検出し、物
体検知情報を発生する監視手段(1;OBD);を備える物体
検出装置において:前記電気信号(VL)の変化速度を検出
する手段(1;図8の51,52);および、該変化速度が設定範
囲を外れるとき、前記監視手段(OBD)による物体検知処
理(35〜38)を保留する検知制御手段(1;53〜61,33-34-
);を備えることを特徴とする。なお、理解を容易に
するためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の
対応要素又は対応事項に付した記号等を、参考までに付
記した。
【0013】これによれば、発振手段(2〜4)が発生する
電気信号(VL)の変化速度が設定範囲を外れると(53〜6
1)、検知制御手段が、監視手段(OBD)による物体検知処
理(35〜38)を保留する(33-34-)。設定範囲を、検知対
象物のセンサ電極に対する接近,離反による電気信号(V
L)の変化速度の範囲に設定しておくことにより、検知対
象物外の環境変化があると、その間物体検知処理(35〜3
8)が保留され(33-34-)、したがって検知対象物外の環
境変化を物体有,無と誤検知する可能性が低減する。
電気信号(VL)の変化速度が設定範囲を外れると(53〜6
1)、検知制御手段が、監視手段(OBD)による物体検知処
理(35〜38)を保留する(33-34-)。設定範囲を、検知対
象物のセンサ電極に対する接近,離反による電気信号(V
L)の変化速度の範囲に設定しておくことにより、検知対
象物外の環境変化があると、その間物体検知処理(35〜3
8)が保留され(33-34-)、したがって検知対象物外の環
境変化を物体有,無と誤検知する可能性が低減する。
【0014】
(2)物体との間に静電容量を形成するためのセンサ電
極(10a,10c);該センサ電極と基準電位(ア-ス)の間の静
電容量に対応する電気信号(VL)を発生するための発振手
段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近によ
る前記発振手段が発生する電気信号(VL)の変化を検出
し、物体検知情報(I/O-5:H)を発生する監視手段(1;OB
D);を備える物体検出装置において:前記センサ電極と
基準電位の間の静電容量に対する前記発振手段が発生す
る電気信号(VL)を補正する補正手段(1;34);前記電気信
号(VL)の変化速度を検出する手段(1;図8の51,52);およ
び、該変化速度が設定範囲を外れるとき前記補正手段を
起動する補正制御手段(1;図8の53〜61);を備えること
を特徴とする物体検出装置。
極(10a,10c);該センサ電極と基準電位(ア-ス)の間の静
電容量に対応する電気信号(VL)を発生するための発振手
段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近によ
る前記発振手段が発生する電気信号(VL)の変化を検出
し、物体検知情報(I/O-5:H)を発生する監視手段(1;OB
D);を備える物体検出装置において:前記センサ電極と
基準電位の間の静電容量に対する前記発振手段が発生す
る電気信号(VL)を補正する補正手段(1;34);前記電気信
号(VL)の変化速度を検出する手段(1;図8の51,52);およ
び、該変化速度が設定範囲を外れるとき前記補正手段を
起動する補正制御手段(1;図8の53〜61);を備えること
を特徴とする物体検出装置。
【0015】これによれば、発振手段(2〜4)が発生する
電気信号(VL)の変化速度が設定範囲を外れると、補正制
御手段が補正手段(1;34)を起動し、補正手段(1;34)が、
センサ電極と基準電位の間の静電容量に対する発振手段
が発生する電気信号(VL)を補正する。設定範囲を、検知
対象物のセンサ電極に対する接近,離反による電気信号
(VL)の変化速度の範囲に設定しておくことにより、検知
対象物外の環境変化があると、センサ電極の静電容量に
対する電気信号(VL)の関係が補正される。この補正を、
電気信号(VL)を物体検知と見なされないものに調整する
ものに予め定めておくことにより、検知対象物外の環境
変化を物体有りと誤検知する可能性が低減する。
電気信号(VL)の変化速度が設定範囲を外れると、補正制
御手段が補正手段(1;34)を起動し、補正手段(1;34)が、
センサ電極と基準電位の間の静電容量に対する発振手段
が発生する電気信号(VL)を補正する。設定範囲を、検知
対象物のセンサ電極に対する接近,離反による電気信号
(VL)の変化速度の範囲に設定しておくことにより、検知
対象物外の環境変化があると、センサ電極の静電容量に
対する電気信号(VL)の関係が補正される。この補正を、
電気信号(VL)を物体検知と見なされないものに調整する
ものに予め定めておくことにより、検知対象物外の環境
変化を物体有りと誤検知する可能性が低減する。
【0016】(3)物体との間に静電容量を形成するた
めのセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準電位の
間の静電容量に対応する電気信号を発生するための発振
手段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近に
よる前記発振手段が発生する電気信号をしきい値(Vr)と
比較して物体有無を検知する監視手段(1;OBD);を備え
る物体検出装置において:前記監視手段が物体有りを検
知しているときの前記電気信号に対応して前記しきい値
(Vr)を、それを用いて前記監視手段が物体有りと検知す
るが、該電気信号に、より近い値に更新する(72〜80)、
しきい値調整手段(1;図9の31);を備えることを特徴と
する物体検出装置。
めのセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準電位の
間の静電容量に対応する電気信号を発生するための発振
手段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近に
よる前記発振手段が発生する電気信号をしきい値(Vr)と
比較して物体有無を検知する監視手段(1;OBD);を備え
る物体検出装置において:前記監視手段が物体有りを検
知しているときの前記電気信号に対応して前記しきい値
(Vr)を、それを用いて前記監視手段が物体有りと検知す
るが、該電気信号に、より近い値に更新する(72〜80)、
しきい値調整手段(1;図9の31);を備えることを特徴と
する物体検出装置。
【0017】センサ電極周りに水滴や泥等が付着してい
た場合、物体有りと検出しているときの発振レベル(VL)
は比較的に低いが、しきい値調整手段がしきい値(Vr)
を、発振レベル(VL)に更新するので、物体がセンサ電極
から離れるときに物体有無検知が物体有りから無しにす
みやかに切換り、物体無しの検知遅れが低減する。
た場合、物体有りと検出しているときの発振レベル(VL)
は比較的に低いが、しきい値調整手段がしきい値(Vr)
を、発振レベル(VL)に更新するので、物体がセンサ電極
から離れるときに物体有無検知が物体有りから無しにす
みやかに切換り、物体無しの検知遅れが低減する。
【0018】(4)物体との間に静電容量を形成するた
めのセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準電位の
間の静電容量に対応する電気信号を発生するための発振
手段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近に
よる前記発振手段が発生する電気信号をしきい値(Vr)と
比較して物体有無を検知する監視手段(1;OBD);を備え
る物体検出装置において:前記センサ電極と基準電位の
間の静電容量に対する前記発振手段が発生する電気信号
(VL)を補正する補正手段(1;34);前記電気信号の変化速
度を検出する手段(1;51,52);該変化速度が設定範囲を
外れるとき前記補正手段を起動する補正制御手段(1;53
〜61);および、前記監視手段が物体有りを検知してい
るときの前記電気信号に対応して前記しきい値(Vr)を、
それを用いて前記監視手段が物体有りと検知するが該電
気信号により近い値に更新する、しきい値調整手段(1;3
1);を備えることを特徴とする物体検出装置。
めのセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準電位の
間の静電容量に対応する電気信号を発生するための発振
手段(2〜4);および、前記センサ電極への物体の接近に
よる前記発振手段が発生する電気信号をしきい値(Vr)と
比較して物体有無を検知する監視手段(1;OBD);を備え
る物体検出装置において:前記センサ電極と基準電位の
間の静電容量に対する前記発振手段が発生する電気信号
(VL)を補正する補正手段(1;34);前記電気信号の変化速
度を検出する手段(1;51,52);該変化速度が設定範囲を
外れるとき前記補正手段を起動する補正制御手段(1;53
〜61);および、前記監視手段が物体有りを検知してい
るときの前記電気信号に対応して前記しきい値(Vr)を、
それを用いて前記監視手段が物体有りと検知するが該電
気信号により近い値に更新する、しきい値調整手段(1;3
1);を備えることを特徴とする物体検出装置。
【0019】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0020】
【実施例】図1に、本発明の一実施例のシステム構成を
示す。この実施例は、それぞれが2電極を装備した4台
の、それぞれが物体検出装置である検出処理装置DET
1〜DET4を備えている。検出処理装置DET1の2
電極は車両の前部バンパ−の右コ−ナ部に、DET2の
2電極は左コ−ナ部に、DET3の2電極は後部バンパ
−の右コ−ナ部に、DET4の2電極は左コ−ナ部に装
備されている。検出処理装置DET1〜DET4は同一
構造,同一機能である。
示す。この実施例は、それぞれが2電極を装備した4台
の、それぞれが物体検出装置である検出処理装置DET
1〜DET4を備えている。検出処理装置DET1の2
電極は車両の前部バンパ−の右コ−ナ部に、DET2の
2電極は左コ−ナ部に、DET3の2電極は後部バンパ
−の右コ−ナ部に、DET4の2電極は左コ−ナ部に装
備されている。検出処理装置DET1〜DET4は同一
構造,同一機能である。
【0021】検出処理装置DET1〜DET4には、車
上指令器である検知コントロ−ラCNTが指令信号であ
る制御信号Scを与える。制御信号Scの高レベルHは
物体検出を指示し、低レベルLは物体検出非指示すなわ
ち物体検出の停止を指示する。
上指令器である検知コントロ−ラCNTが指令信号であ
る制御信号Scを与える。制御信号Scの高レベルHは
物体検出を指示し、低レベルLは物体検出非指示すなわ
ち物体検出の停止を指示する。
【0022】検知コントロ−ラCNTには、エンジンへ
の燃料供給を制御する燃料噴射制御装置EFIに接続さ
れた車速パルス発生器SPsより、車輪の所定小角度の
回転につき1個の割合いで発生する電気パルス(車速パ
ルス)が与えられる。操作子の1つである、AT(自動
変速機)のシフトレバ−が、パ−キングPの位置のとき
に閉じる、状態センサの1つであるパ−キングスイッチ
ATsと、操作子のもう1つであるパ−キングブレ−キ
レバ−がブレ−キ位置のときに閉じる、状態センサのも
う1つであるパ−キングブレ−キスイッチPKsが、検
知コントロ−ラCNTに接続されている。図示しない車
両上バッテリに、エンジンキ−スイッチを介して接続さ
れる電源回路Pが、エンジンキ−スイッチが閉の間、各
部に定電圧Vccを与える。また、図1上のブザ−Bzに
は、エンジンキ−スイッチを介して直接にバッテリ電圧
Vbが印加される。
の燃料供給を制御する燃料噴射制御装置EFIに接続さ
れた車速パルス発生器SPsより、車輪の所定小角度の
回転につき1個の割合いで発生する電気パルス(車速パ
ルス)が与えられる。操作子の1つである、AT(自動
変速機)のシフトレバ−が、パ−キングPの位置のとき
に閉じる、状態センサの1つであるパ−キングスイッチ
ATsと、操作子のもう1つであるパ−キングブレ−キ
レバ−がブレ−キ位置のときに閉じる、状態センサのも
う1つであるパ−キングブレ−キスイッチPKsが、検
知コントロ−ラCNTに接続されている。図示しない車
両上バッテリに、エンジンキ−スイッチを介して接続さ
れる電源回路Pが、エンジンキ−スイッチが閉の間、各
部に定電圧Vccを与える。また、図1上のブザ−Bzに
は、エンジンキ−スイッチを介して直接にバッテリ電圧
Vbが印加される。
【0023】車速パルス発生器SPsが発生する車速パ
ルスは、検知コントロ−ラCNTの、速度検出手段であ
る周波数/電圧コンバ−タFvcに与えられ、該コンバ−
タFvcが、車速パルスの周波数(車速に比例)をアナログ
電圧(レベルが車速に比例)に変換してこれを比較器Cmp
1およびCmp2に与える。比較器Cmp1は、該アナログ
電圧が10Km/h以上の速度値を表わすものであると
きには高レベルH、10Km/h未満の速度値を表わす
ものであるときには低レベルLの2値信号を発生してフ
リップフロップFfのセット入力端Sに与える。比較器
Cmp2は、車速を示すアナログ電圧が7Km/h以下の
速度値を表わすものであるときには高レベルH、7Km
/h超の速度値を表わすものであるときには低レベルL
の2値信号を発生してフリップフロップFfのリセット
入力端Rに与える。フリップフロップFfは、セット入
力端Sの信号がLからHに立上ったとき(車速が10K
m/h未満から10Km/h以上に切換わったとき)に
セットされてそのQ出力SsrをHとし、リセット入力端
Rの信号がLからHに立上ったとき(車速が7Km/h
超から7Km/h以下に切換わったとき)にリセットさ
れてそのQ出力SsrをHからLに切換える。これによ
り、フリップフロップFfの出力Ssrは、車速に応じ
て図2の(a)に示すように変化する。
ルスは、検知コントロ−ラCNTの、速度検出手段であ
る周波数/電圧コンバ−タFvcに与えられ、該コンバ−
タFvcが、車速パルスの周波数(車速に比例)をアナログ
電圧(レベルが車速に比例)に変換してこれを比較器Cmp
1およびCmp2に与える。比較器Cmp1は、該アナログ
電圧が10Km/h以上の速度値を表わすものであると
きには高レベルH、10Km/h未満の速度値を表わす
ものであるときには低レベルLの2値信号を発生してフ
リップフロップFfのセット入力端Sに与える。比較器
Cmp2は、車速を示すアナログ電圧が7Km/h以下の
速度値を表わすものであるときには高レベルH、7Km
/h超の速度値を表わすものであるときには低レベルL
の2値信号を発生してフリップフロップFfのリセット
入力端Rに与える。フリップフロップFfは、セット入
力端Sの信号がLからHに立上ったとき(車速が10K
m/h未満から10Km/h以上に切換わったとき)に
セットされてそのQ出力SsrをHとし、リセット入力端
Rの信号がLからHに立上ったとき(車速が7Km/h
超から7Km/h以下に切換わったとき)にリセットさ
れてそのQ出力SsrをHからLに切換える。これによ
り、フリップフロップFfの出力Ssrは、車速に応じ
て図2の(a)に示すように変化する。
【0024】この出力Ssrは、レベルを反転されてアン
ドゲ−トAngに印加される。アンドゲ−トAngのもう1
つの入力は、パ−キングスイッチATsと、パ−キング
ブレ−キスイッチPKsとが同時に開(走行設定)のと
きにHであり、少くとも一方が閉(停止設定)のときに
はLである。したがって、アンドゲ−トAngの出力であ
る制御信号Scは、パ−キングスイッチATsとパ−キ
ングブレ−キスイッチPKsとが同時に開(走行設定)
であって車速が7Km/h以下(減速中のとき)又は1
0Km以下(加速中のとき)のときにのみ、物体検出を
指示するHとなり、車速がそれより高いときもしくはパ
−キングスイッチATsとパ−キングブレ−キスイッチ
PKsの少くとも一方が閉(停止設定)のときには、制
御信号Scは、検出非指示を意味するLとなる。
ドゲ−トAngに印加される。アンドゲ−トAngのもう1
つの入力は、パ−キングスイッチATsと、パ−キング
ブレ−キスイッチPKsとが同時に開(走行設定)のと
きにHであり、少くとも一方が閉(停止設定)のときに
はLである。したがって、アンドゲ−トAngの出力であ
る制御信号Scは、パ−キングスイッチATsとパ−キ
ングブレ−キスイッチPKsとが同時に開(走行設定)
であって車速が7Km/h以下(減速中のとき)又は1
0Km以下(加速中のとき)のときにのみ、物体検出を
指示するHとなり、車速がそれより高いときもしくはパ
−キングスイッチATsとパ−キングブレ−キスイッチ
PKsの少くとも一方が閉(停止設定)のときには、制
御信号Scは、検出非指示を意味するLとなる。
【0025】図2の(b)に、検知コントロ−ラCNT
の、上述の制御信号Scのレベル制御機能を、フロ−チ
ャ−トで示す。検出処理装置DET1は、制御信号Sc
がL(検出不指示:検出停止を指示)からH(検出指
示)に切換わると物体検知の前処理(発振レベルの校
正)を行ない、これにおいて異常を検知すると出力信号
Sa1をL(異常)とする。この異常信号に応答して発
光ダイオ−ドLe1が点灯し、インバ−タIn1の出力
がHとなって、これがダイオ−ドD3を通してブザ−ド
ライバBdに与えられ、ブザ−Bzが通電されて警報音
を発生する。異常を検知しなかったときには出力信号S
a1をHに留め、物体検出を行ない(物体の接近を監視
し)、物体を検知すると、出力信号S1をL(物体有
り)とする。この信号に応答して発光ダイオ−ドLe2
が点灯し、インバ−タIn2の出力がHとなって、これ
がダイオ−ドD4を通してブザ−ドライバBdに与えら
れ、ブザ−Bzが通電されて警報音を発生する。物体検
知から非検知に変わると出力信号S1をH(物体無し)
とする。これにより発光ダイオ−ドLe2が消灯し、イ
ンバ−タIn2の出力がLとなって、ブザ−Bzの付勢
が停止する。他の検出処理装置DET2〜DET4も同
様に動作する。
の、上述の制御信号Scのレベル制御機能を、フロ−チ
ャ−トで示す。検出処理装置DET1は、制御信号Sc
がL(検出不指示:検出停止を指示)からH(検出指
示)に切換わると物体検知の前処理(発振レベルの校
正)を行ない、これにおいて異常を検知すると出力信号
Sa1をL(異常)とする。この異常信号に応答して発
光ダイオ−ドLe1が点灯し、インバ−タIn1の出力
がHとなって、これがダイオ−ドD3を通してブザ−ド
ライバBdに与えられ、ブザ−Bzが通電されて警報音
を発生する。異常を検知しなかったときには出力信号S
a1をHに留め、物体検出を行ない(物体の接近を監視
し)、物体を検知すると、出力信号S1をL(物体有
り)とする。この信号に応答して発光ダイオ−ドLe2
が点灯し、インバ−タIn2の出力がHとなって、これ
がダイオ−ドD4を通してブザ−ドライバBdに与えら
れ、ブザ−Bzが通電されて警報音を発生する。物体検
知から非検知に変わると出力信号S1をH(物体無し)
とする。これにより発光ダイオ−ドLe2が消灯し、イ
ンバ−タIn2の出力がLとなって、ブザ−Bzの付勢
が停止する。他の検出処理装置DET2〜DET4も同
様に動作する。
【0026】図3に、検出処理装置DET1の回路構成
を示し、図4には、図3に示した共振/結合回路2の構
成を示す。先に言及したが、検出処理装置DET1は、
車両前部バンパの右コ−ナ部に装備された、2個のセン
サ電極10a,10cを有し、センサ電極10aより約
40〜50cm以内の範囲における障害物を検知する。
まず、この検出処理装置DET1の主要構成及び障害物
検出機能の概要を説明する。
を示し、図4には、図3に示した共振/結合回路2の構
成を示す。先に言及したが、検出処理装置DET1は、
車両前部バンパの右コ−ナ部に装備された、2個のセン
サ電極10a,10cを有し、センサ電極10aより約
40〜50cm以内の範囲における障害物を検知する。
まず、この検出処理装置DET1の主要構成及び障害物
検出機能の概要を説明する。
【0027】水晶発振器を含む発振回路3は、共振/結
合回路2に接続されており、高周波の交流電圧v1を発
生して、共振/結合回路2内部の誘導コイルL(図4)
の1次側に印加する。誘導コイルLの2次側には、電極
ユニット10のセンサ電極10aが接続されている。電
極ユニット10は、相互に平行な第1電極10aおよび
第2電極10cで構成される。
合回路2に接続されており、高周波の交流電圧v1を発
生して、共振/結合回路2内部の誘導コイルL(図4)
の1次側に印加する。誘導コイルLの2次側には、電極
ユニット10のセンサ電極10aが接続されている。電
極ユニット10は、相互に平行な第1電極10aおよび
第2電極10cで構成される。
【0028】図3に、電極ユニット10周りの電気力線
の分布を示す。図3においては、第1電極10aと接地
(グランド接続)されている第2電極10cとの間に交
流電圧vnが印加される。第1電極10aと第2電極1
0cは平行平板であり、2枚の電極を一組で、一種のコ
ンデンサと考えると、第1電極10aと第2電極10c
の間の静電容量Co1は、両者間の距離をdとし、真空
の誘電率をε0,電極の比誘電率をεrとするととも
に、互いに向い合う面積をSとすれば、 Co1=〔ε0・εr・S〕/d で表される。第1電極10aの遠方に仮想境界LLを想
定し、仮想境界LLまでの第1電極10aからの放射電
界における静電容量をCsとすれば、第1電極10aと
グランド(接地された第2電極10c)との間のインピ
ーダンスZin1は、第1電極10aと第2電極10c
間のインピーダンス〔−1/(jωCo1)〕と、第1
電極10aと仮想境界LL間のインピーダンス〔−1/
(jωCs)の合成となり、 Zin1=−1/〔jω(Co1+Cs)〕 で示される。ここで、仮想境界LLと第1電極10aの
間に、人,建造物,金属等の障害物が存在すると、仮想
境界LLと第1電極10a間の放射電界の静電容量Cs
が変化する。これにより、インピーダンスZin1が変
化する。なお、第1電極10aと第2電極10cの間の
静電容量Co1は、第2電極10cが接地されているこ
とにより一定となる。
の分布を示す。図3においては、第1電極10aと接地
(グランド接続)されている第2電極10cとの間に交
流電圧vnが印加される。第1電極10aと第2電極1
0cは平行平板であり、2枚の電極を一組で、一種のコ
ンデンサと考えると、第1電極10aと第2電極10c
の間の静電容量Co1は、両者間の距離をdとし、真空
の誘電率をε0,電極の比誘電率をεrとするととも
に、互いに向い合う面積をSとすれば、 Co1=〔ε0・εr・S〕/d で表される。第1電極10aの遠方に仮想境界LLを想
定し、仮想境界LLまでの第1電極10aからの放射電
界における静電容量をCsとすれば、第1電極10aと
グランド(接地された第2電極10c)との間のインピ
ーダンスZin1は、第1電極10aと第2電極10c
間のインピーダンス〔−1/(jωCo1)〕と、第1
電極10aと仮想境界LL間のインピーダンス〔−1/
(jωCs)の合成となり、 Zin1=−1/〔jω(Co1+Cs)〕 で示される。ここで、仮想境界LLと第1電極10aの
間に、人,建造物,金属等の障害物が存在すると、仮想
境界LLと第1電極10a間の放射電界の静電容量Cs
が変化する。これにより、インピーダンスZin1が変
化する。なお、第1電極10aと第2電極10cの間の
静電容量Co1は、第2電極10cが接地されているこ
とにより一定となる。
【0029】再び図3を参照する。コントロ−ラCON
Tの電源回路Pから供給された直流の定電圧Vccを、
電気回路各要素に印加する。障害物検出装置DET1の
検出制御を行うのは、CPU(中央演算処理装置)1で
ある。CPU1は、まず発振回路3の発振を安定させ
る。発振回路3の発振を安定させる為にCPU1は、交
流電圧v1の発振レベルを表す直流電圧信号である発振
レベルVLをI/OポートのIO−1から読み込む。次
に、発振レベルVLに応じて、共振/結合回路2が発振
回路3の発振条件を満たすようなデジタルデータ制御電
圧Vmを算出する。 そして、I/OポートのIO−2
からラダー抵抗RAを介してデジタルデータ制御電圧V
mをD/A変換し、共振/結合回路2に与える。
Tの電源回路Pから供給された直流の定電圧Vccを、
電気回路各要素に印加する。障害物検出装置DET1の
検出制御を行うのは、CPU(中央演算処理装置)1で
ある。CPU1は、まず発振回路3の発振を安定させ
る。発振回路3の発振を安定させる為にCPU1は、交
流電圧v1の発振レベルを表す直流電圧信号である発振
レベルVLをI/OポートのIO−1から読み込む。次
に、発振レベルVLに応じて、共振/結合回路2が発振
回路3の発振条件を満たすようなデジタルデータ制御電
圧Vmを算出する。 そして、I/OポートのIO−2
からラダー抵抗RAを介してデジタルデータ制御電圧V
mをD/A変換し、共振/結合回路2に与える。
【0030】制御電圧Vmは共振/結合回路2内部のバ
リキャップダイオード(可変容量ダイオード)VD(図
4)の直列コンデンサCz1側に印加され、制御電圧V
mの電圧レベルに応じたバリキャップダイオードVDの
容量変化により、共振/結合回路2の2次側の静電容量
が変化し、発振回路3の発振条件が満たされて発振が安
定する。
リキャップダイオード(可変容量ダイオード)VD(図
4)の直列コンデンサCz1側に印加され、制御電圧V
mの電圧レベルに応じたバリキャップダイオードVDの
容量変化により、共振/結合回路2の2次側の静電容量
が変化し、発振回路3の発振条件が満たされて発振が安
定する。
【0031】発振回路3の発振が安定している場合にお
いて、電極ユニット10(電極10a)に、人,建造
物,金属等の障害物が接近すると、電極ユニット10の
インピーダンスZin1が変化し、インピーダンスZi
n1の変化に応じて共振/結合回路2の2次側の容量が
変化する。これに伴い発振回路3の発振条件が影響さ
れ、発振回路3の発生する交流電圧v1の発振レベルが
変化する。
いて、電極ユニット10(電極10a)に、人,建造
物,金属等の障害物が接近すると、電極ユニット10の
インピーダンスZin1が変化し、インピーダンスZi
n1の変化に応じて共振/結合回路2の2次側の容量が
変化する。これに伴い発振回路3の発振条件が影響さ
れ、発振回路3の発生する交流電圧v1の発振レベルが
変化する。
【0032】発振回路3には、検波/増幅回路4が接続
されており、交流電圧v1を検波・増幅し、交流電圧v
1の発振レベルの変化に応じて増減する直流の電圧であ
る発振レベルVLに変換してCPU1のI/Oポートの
IO−1に与える。CPU1は、発振レベルVLとしき
い値とを比較して、比較結果に従ってI/OポートのI
O−5からON/OFF信号すなわち障害物の有無を表
わす2値信号を出力する。この2値信号の反転信号が出
力信号S1であり、障害物有無を表わし、出力信号S1
が低レベルLのとき、これによってインバ−タIn2
(図1)がブザ−ドライバBdにオン電圧Hを与え、ブ
ラ−ザライバBdが警報ブザ−Bzに通電し、警報ブザ
−Bzが鳴動する。
されており、交流電圧v1を検波・増幅し、交流電圧v
1の発振レベルの変化に応じて増減する直流の電圧であ
る発振レベルVLに変換してCPU1のI/Oポートの
IO−1に与える。CPU1は、発振レベルVLとしき
い値とを比較して、比較結果に従ってI/OポートのI
O−5からON/OFF信号すなわち障害物の有無を表
わす2値信号を出力する。この2値信号の反転信号が出
力信号S1であり、障害物有無を表わし、出力信号S1
が低レベルLのとき、これによってインバ−タIn2
(図1)がブザ−ドライバBdにオン電圧Hを与え、ブ
ラ−ザライバBdが警報ブザ−Bzに通電し、警報ブザ
−Bzが鳴動する。
【0033】図6及び図7に、CPU1の制御動作を示
す。まず図6を参照する。電源Vccがコントロ−ラC
NTから供給され、電源オンリセット回路6がリセット
パルスを発生すると、CPU1は、ステップ11におい
て初期化、すなわち内部レジスタ,フラグ等、メモリの
クリアを実行する。以下、カッコ内には「ステップ」と
いう言葉を省略してステップ番号のみを示す。
す。まず図6を参照する。電源Vccがコントロ−ラC
NTから供給され、電源オンリセット回路6がリセット
パルスを発生すると、CPU1は、ステップ11におい
て初期化、すなわち内部レジスタ,フラグ等、メモリの
クリアを実行する。以下、カッコ内には「ステップ」と
いう言葉を省略してステップ番号のみを示す。
【0034】初期化が終了するとCPU1は、コントロ
−ラCNTからの検出指示(Sc=HすなわちI/O−
4=L)を待つ(12)。
−ラCNTからの検出指示(Sc=HすなわちI/O−
4=L)を待つ(12)。
【0035】検出指示が到来すると、すなわちSc=H
(I/O−4=L)になると、センサ初期化DZCを実
行して、共振/結合回路2を、発振レベルVLが基準レ
ベルである設定値Vxとなる回路動作に設定し、この設
定の過程で電極ユニット10,共振/結合回路2,発振
回路3および検波/増幅回路4でなる回路全体としての
動作異常の有無をチェックする。詳細は後述する。
(I/O−4=L)になると、センサ初期化DZCを実
行して、共振/結合回路2を、発振レベルVLが基準レ
ベルである設定値Vxとなる回路動作に設定し、この設
定の過程で電極ユニット10,共振/結合回路2,発振
回路3および検波/増幅回路4でなる回路全体としての
動作異常の有無をチェックする。詳細は後述する。
【0036】センサ初期化DZCにおいて設定値Vxの
設定が出来ると、作動制御OPCに進み、そこでは、制
御信号Scのレベル変化と、障害物検出有か否か(I/
O−5の出力レベル)に対応して、障害物検出OBDを
継続する(繰返す)か、あるいは、それを停止して、制
御信号Scが検出指示Hになるのを待つ(12)かを決
定する。詳細は後述する。
設定が出来ると、作動制御OPCに進み、そこでは、制
御信号Scのレベル変化と、障害物検出有か否か(I/
O−5の出力レベル)に対応して、障害物検出OBDを
継続する(繰返す)か、あるいは、それを停止して、制
御信号Scが検出指示Hになるのを待つ(12)かを決
定する。詳細は後述する。
【0037】作動制御OPCから障害物検出OBDに進
むと、微分処理30を実行する。この微分処理30は、
電極ユニット10周りの、水はねなどによる突発的な環
境変化による発振レベルVLの低下を検出するものであ
る。この実施例では、車速が10Km/h以下を障害物
検出を行なう条件にしており、電極ユニット10に対す
る障害物の接近速度は10Km/h以下の低速であり、
障害物が接近する場合、発振レベルVLは図11の
(a)に示すように緩やかに変化する。電極ユニット1
0周りに水がかかったときには、図11の(b)に示す
ように、発振レベルVLの低下が急激に起こる。また、
どしゃぶりの雨が電極ユニット10周りに当ると、図1
1の(c)に示すように、発振レベルVLが急激かつ大
きな変動の昇降変化を示す。図11の(a),(b)お
よび(c)のいずれの場合にも、発振レベルVLが、障
害物有無判定のためのしきい値(Vr)より低くなる時
点があり、図11の(b)および(c)の場合の発振レ
ベルVLの低下は、誤検出を招く。そこでこの微分処理
30では、発振レベルVLの変化速度に着目して、発振
レベルVLの変化が図11の(a)に示すような緩やか
な変化(障害物)か否かを判定する。
むと、微分処理30を実行する。この微分処理30は、
電極ユニット10周りの、水はねなどによる突発的な環
境変化による発振レベルVLの低下を検出するものであ
る。この実施例では、車速が10Km/h以下を障害物
検出を行なう条件にしており、電極ユニット10に対す
る障害物の接近速度は10Km/h以下の低速であり、
障害物が接近する場合、発振レベルVLは図11の
(a)に示すように緩やかに変化する。電極ユニット1
0周りに水がかかったときには、図11の(b)に示す
ように、発振レベルVLの低下が急激に起こる。また、
どしゃぶりの雨が電極ユニット10周りに当ると、図1
1の(c)に示すように、発振レベルVLが急激かつ大
きな変動の昇降変化を示す。図11の(a),(b)お
よび(c)のいずれの場合にも、発振レベルVLが、障
害物有無判定のためのしきい値(Vr)より低くなる時
点があり、図11の(b)および(c)の場合の発振レ
ベルVLの低下は、誤検出を招く。そこでこの微分処理
30では、発振レベルVLの変化速度に着目して、発振
レベルVLの変化が図11の(a)に示すような緩やか
な変化(障害物)か否かを判定する。
【0038】この微分処理30の詳細も後述するが、こ
こで発振レベルVLの変化が図11の(a)に示すよう
な緩やかな変化と判定すると、初期設定フラグをOFF
(発振レベルVLの校正不要:零点補正34の実行不
要)とし、発振レベルVLの変化が急激(外乱あり)と
判定すると、初期設定フラグをON(発振レベルVLの
校正要:零点補正34の実行要)とする。
こで発振レベルVLの変化が図11の(a)に示すよう
な緩やかな変化と判定すると、初期設定フラグをOFF
(発振レベルVLの校正不要:零点補正34の実行不
要)とし、発振レベルVLの変化が急激(外乱あり)と
判定すると、初期設定フラグをON(発振レベルVLの
校正要:零点補正34の実行要)とする。
【0039】次に実行するしきい値制御31は、電極ユ
ニット10廻りの長期的な環境変化(例えばバンパ−の
水濡れ,泥などの異物の付着)による障害物の誤検出又
は検出漏れを防止するために、発振レベルVLの偏倚に
対応して障害物判定のためのしきい値Vrを調整するも
のである。このしきい値制御31の詳細も後述する。し
きい値制御31を終えると、初期設定フラグがOFF
(レベル校正不要)であると障害物有無判定(35〜3
8)を行なうが、初期設定フラグがON(レベル校正
要)であると、零点補正34を行ない、障害物有無判定
(35〜38)は行なわない。そして、詳細は後述する
が、零点補正34では、発振レベルVLを基準値Vxに
調整する。
ニット10廻りの長期的な環境変化(例えばバンパ−の
水濡れ,泥などの異物の付着)による障害物の誤検出又
は検出漏れを防止するために、発振レベルVLの偏倚に
対応して障害物判定のためのしきい値Vrを調整するも
のである。このしきい値制御31の詳細も後述する。し
きい値制御31を終えると、初期設定フラグがOFF
(レベル校正不要)であると障害物有無判定(35〜3
8)を行なうが、初期設定フラグがON(レベル校正
要)であると、零点補正34を行ない、障害物有無判定
(35〜38)は行なわない。そして、詳細は後述する
が、零点補正34では、発振レベルVLを基準値Vxに
調整する。
【0040】なお、作動制御OPCから障害物検出OB
Dに進み、障害物検出OBDを実行すると作動制御OP
Cに進むので、条件が整えば、作動制御OPCと障害物
検出OBDが、所定周期で繰返し実行される。したがっ
てその場合、作動制御OPCと障害物検出OBD共に、
該所定周期Tsで繰返えされる点に注意されたい。次に
詳細を説明する。
Dに進み、障害物検出OBDを実行すると作動制御OP
Cに進むので、条件が整えば、作動制御OPCと障害物
検出OBDが、所定周期で繰返し実行される。したがっ
てその場合、作動制御OPCと障害物検出OBD共に、
該所定周期Tsで繰返えされる点に注意されたい。次に
詳細を説明する。
【0041】センサ初期化DZC:ステップ13〜22 ここではまず、回数フラグF1の内容に1を加算する
(13)。初回であれば回数フラグF1にはデータが存
在しないので、0+1=1となる。そして、ポートI/
O−1より、発振レベルVLを読み込んで(14)、デ
ジタル変換し、その値がセンサ初期化DZCの第1設定
値Vxであるかを判定する(15)。
(13)。初回であれば回数フラグF1にはデータが存
在しないので、0+1=1となる。そして、ポートI/
O−1より、発振レベルVLを読み込んで(14)、デ
ジタル変換し、その値がセンサ初期化DZCの第1設定
値Vxであるかを判定する(15)。
【0042】ここで、発振レベルVLが第1設定値Vx
でなければ、ステップ16に進み、発振レベルVLと第
1設定値Vxの偏差を算出し、CPU1の内部メモリに
記憶する。そして、今回のセンサ初期化DZCのルーチ
ン(13〜22)実行においてステップ16で算出し
た、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差と、やはり
CPU1の内部メモリに記憶されている、前回のセンサ
初期化DZCのルーチン実行においてステップ16で算
出した、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差とを比
較し、今回算出した発振レベルVLと第1設定値Vxの
偏差が、前回算出した偏差より小さければ、発振レベル
VLは安定しつつあると判断して、ステップ20に進
む。
でなければ、ステップ16に進み、発振レベルVLと第
1設定値Vxの偏差を算出し、CPU1の内部メモリに
記憶する。そして、今回のセンサ初期化DZCのルーチ
ン(13〜22)実行においてステップ16で算出し
た、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差と、やはり
CPU1の内部メモリに記憶されている、前回のセンサ
初期化DZCのルーチン実行においてステップ16で算
出した、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差とを比
較し、今回算出した発振レベルVLと第1設定値Vxの
偏差が、前回算出した偏差より小さければ、発振レベル
VLは安定しつつあると判断して、ステップ20に進
む。
【0043】しかし、今回算出した発振レベルVLと第
1設定値Vxの偏差が、前回算出した偏差以上(同値も
含む)であれば(17)、発振レベルVLは発散の傾向
にあると判断して、ステップ18に進む。ここで、今回
のセンサ初期化DZCの実行が初回であり、内部メモリ
に前回の偏差が記憶されていなければ、CPU1はその
ままステップ20に進む。
1設定値Vxの偏差が、前回算出した偏差以上(同値も
含む)であれば(17)、発振レベルVLは発散の傾向
にあると判断して、ステップ18に進む。ここで、今回
のセンサ初期化DZCの実行が初回であり、内部メモリ
に前回の偏差が記憶されていなければ、CPU1はその
ままステップ20に進む。
【0044】発振レベルVLが発散の傾向にあると判断
すると、CPU1は、回数フラグF1をチェックする
(18)。ここで、センサ初期化DZCの実行回数を示
す回数フラグF1の内容が、所定数Fnに達していない
場合には、CPU1はステップ20に戻る。しかし、回
数フラグF1の内容が所定数Fnに達していることを示
すFnである場合には、CPU1は「異常判定」(1
9)に進み、そこでCPU1は、異常を示すHをポート
I/O−6から出力する。これにより、出力信号Sa1
がLとなって、発光ダイオ−ドLe1(図1)が点灯
し、警報ブザ−Bzが鳴動する。。
すると、CPU1は、回数フラグF1をチェックする
(18)。ここで、センサ初期化DZCの実行回数を示
す回数フラグF1の内容が、所定数Fnに達していない
場合には、CPU1はステップ20に戻る。しかし、回
数フラグF1の内容が所定数Fnに達していることを示
すFnである場合には、CPU1は「異常判定」(1
9)に進み、そこでCPU1は、異常を示すHをポート
I/O−6から出力する。これにより、出力信号Sa1
がLとなって、発光ダイオ−ドLe1(図1)が点灯
し、警報ブザ−Bzが鳴動する。。
【0045】発振レベルVLが収束しつつある場合ある
いは、発振レベルVLが発散の傾向にあっても、ルーチ
ン実行の回数を示す回数フラグF1の内容が、所定数F
nに達していない場合には、CPU1はステップ16で
算出した偏差を補償する(零とする)ための制御電圧V
mの補正値を算出し、この補正値を現在出力中の制御電
圧に加えた値を算出し(20)、算出値に制御電圧Vm
を変更する(21)。すなわち算出したデジタルデータ
制御電圧Vmを、ポートI/O−2より共振/結合回路
2に出力する。そしてステップ13に戻る。
いは、発振レベルVLが発散の傾向にあっても、ルーチ
ン実行の回数を示す回数フラグF1の内容が、所定数F
nに達していない場合には、CPU1はステップ16で
算出した偏差を補償する(零とする)ための制御電圧V
mの補正値を算出し、この補正値を現在出力中の制御電
圧に加えた値を算出し(20)、算出値に制御電圧Vm
を変更する(21)。すなわち算出したデジタルデータ
制御電圧Vmを、ポートI/O−2より共振/結合回路
2に出力する。そしてステップ13に戻る。
【0046】こうしてCPU1は、発振レベルVLが第
1設定値Vxになるまでステップ13〜ステップ21の
処理を繰り返し、発振レベルVLが第1設定値Vxとな
ると、初期設定フラグをOFF(零点補正不要)に設定
して(22)、作動制御OPCに進む。また、ステップ
13〜ステップ21の実行ルーチンを回数フラグF1の
内容が、所定数Fnに達するまで繰り返しても発振レベ
ルVLが第1設定値Vxに一致しない場合には、ステッ
プ19の異常判定の処理を行い、そこで異常と判定する
と信号Sa1をH(正常)からL(異常)に切換える。
1設定値Vxになるまでステップ13〜ステップ21の
処理を繰り返し、発振レベルVLが第1設定値Vxとな
ると、初期設定フラグをOFF(零点補正不要)に設定
して(22)、作動制御OPCに進む。また、ステップ
13〜ステップ21の実行ルーチンを回数フラグF1の
内容が、所定数Fnに達するまで繰り返しても発振レベ
ルVLが第1設定値Vxに一致しない場合には、ステッ
プ19の異常判定の処理を行い、そこで異常と判定する
と信号Sa1をH(正常)からL(異常)に切換える。
【0047】作動制御OPC:ステップ23〜29 始めてこの作動制御OPCに進んだときには出力ポ−ト
I/O−5の出力は、初期化(11)によりL(障害物
なし)となっている。そして制御信号Scは障害物検出
を指示するHである。作動制御OPCに進むとCPU1
はまず、I/O−5の出力レベルがH(障害物検知中)
かをチェックして(23)、そうでないとすなわちL
(障害物非検知)であると、制御信号ScがH(検出指
示)かをチェックして(25)、そうであると、障害物
検出OBDに進む。制御信号ScがL(検出不指示)で
あると、I/O−5にL(障害物非検知)を設定(クリ
アと同義)して(29)、検出指示待ち(12)に戻
る。
I/O−5の出力は、初期化(11)によりL(障害物
なし)となっている。そして制御信号Scは障害物検出
を指示するHである。作動制御OPCに進むとCPU1
はまず、I/O−5の出力レベルがH(障害物検知中)
かをチェックして(23)、そうでないとすなわちL
(障害物非検知)であると、制御信号ScがH(検出指
示)かをチェックして(25)、そうであると、障害物
検出OBDに進む。制御信号ScがL(検出不指示)で
あると、I/O−5にL(障害物非検知)を設定(クリ
アと同義)して(29)、検出指示待ち(12)に戻
る。
【0048】作動制御OPCに進んだときにI/O−5
の出力レベルがH(障害物検知中)であったときには、
CPU1は、制御信号ScがH(検出指示)かをチェッ
クして(24)、そうであると、障害物検出OBDに進
む。制御信号ScがL(検出不指示)であると、前回も
Lであったかをチェックして(26)、前回はH(検出
指示)であったときには、制御信号ScがH(検出指
示)からL(検出不指示)に切換わったことになるの
で、所定時間の時限値TrのタイマTrをスタ−トし
て、障害物検出OBDに進む(27)。その後タイマT
rがタイムオ−バすると、I/O−5にL(障害物非検
知)を設定して(26,28,29)、検出指示待ち
(12)に戻る。すなわち、制御信号ScがH(検出指
示)からL(検出不指示)に切換わっても、障害物検知
中のときには、即座に障害物検出は停止せず、所定時間
Trが経過したときに障害物検出を停止する。I/O−
5にL(障害物非検知)が設定されるので、I/O−5
のH(障害物検知中)によって付勢されていた警報ブザ
−Bzの鳴動が止まる。
の出力レベルがH(障害物検知中)であったときには、
CPU1は、制御信号ScがH(検出指示)かをチェッ
クして(24)、そうであると、障害物検出OBDに進
む。制御信号ScがL(検出不指示)であると、前回も
Lであったかをチェックして(26)、前回はH(検出
指示)であったときには、制御信号ScがH(検出指
示)からL(検出不指示)に切換わったことになるの
で、所定時間の時限値TrのタイマTrをスタ−トし
て、障害物検出OBDに進む(27)。その後タイマT
rがタイムオ−バすると、I/O−5にL(障害物非検
知)を設定して(26,28,29)、検出指示待ち
(12)に戻る。すなわち、制御信号ScがH(検出指
示)からL(検出不指示)に切換わっても、障害物検知
中のときには、即座に障害物検出は停止せず、所定時間
Trが経過したときに障害物検出を停止する。I/O−
5にL(障害物非検知)が設定されるので、I/O−5
のH(障害物検知中)によって付勢されていた警報ブザ
−Bzの鳴動が止まる。
【0049】障害物検出OBD:ステップ30〜38 まず微分処理30を実行する。その内容を図8を参照し
て説明する。微分処理30でCPU1は、発振レベルV
Lを、1msec周期でA回、デジタル変換して読込んで、
読込みデ−タの平均値を算出する(51)。次に、今回
算出した平均値−前回算出した平均値=差値、を算出す
る(52)。前回の算出から今回の算出までの経過時間
をTsとすると、該差値は、Tsの間の発振レベルVL
の変化量であり、発振レベルVLの変化速度である。正
確には、変化速度は、差値/Tsである。物体検知中
(I/O−5:H)か否か(53)と、差値が負(発振
レベルVLの立下り)か否(立上り)かをチェックして
(54,57)、 (a)物体検知中であって、しかも、差値が負(発振レ
ベルVLが立下り)の場合は、B(負値)を参照値に定
める(53〜55)。この場合は、障害物が電極ユニッ
ト10の近くにあるので、その監視を継続するために、
Bは最低設定値(負値)としている。これにより、この
場合には、初期設定フラグをON(発振レベルVLの校
正要)とする(後述のステップ61)可能性が低く、障
害物監視の継続性が高い。
て説明する。微分処理30でCPU1は、発振レベルV
Lを、1msec周期でA回、デジタル変換して読込んで、
読込みデ−タの平均値を算出する(51)。次に、今回
算出した平均値−前回算出した平均値=差値、を算出す
る(52)。前回の算出から今回の算出までの経過時間
をTsとすると、該差値は、Tsの間の発振レベルVL
の変化量であり、発振レベルVLの変化速度である。正
確には、変化速度は、差値/Tsである。物体検知中
(I/O−5:H)か否か(53)と、差値が負(発振
レベルVLの立下り)か否(立上り)かをチェックして
(54,57)、 (a)物体検知中であって、しかも、差値が負(発振レ
ベルVLが立下り)の場合は、B(負値)を参照値に定
める(53〜55)。この場合は、障害物が電極ユニッ
ト10の近くにあるので、その監視を継続するために、
Bは最低設定値(負値)としている。これにより、この
場合には、初期設定フラグをON(発振レベルVLの校
正要)とする(後述のステップ61)可能性が低く、障
害物監視の継続性が高い。
【0050】(b)物体検知中であって、しかも、差値
が正(零を含む:発振レベルVLが立上り又は変化な
し)の場合は、C(正値)を参照値に定める(53,5
4,56)。この場合も、障害物が電極ユニット10の
近くにあるので、その監視を継続するために、Cは最高
設定値(正値)としている。これにより、この場合に
も、初期設定フラグをON(発振レベルVLの校正要)
とする(後述のステップ61)可能性が低く、障害物監
視の継続性が高い。
が正(零を含む:発振レベルVLが立上り又は変化な
し)の場合は、C(正値)を参照値に定める(53,5
4,56)。この場合も、障害物が電極ユニット10の
近くにあるので、その監視を継続するために、Cは最高
設定値(正値)としている。これにより、この場合に
も、初期設定フラグをON(発振レベルVLの校正要)
とする(後述のステップ61)可能性が低く、障害物監
視の継続性が高い。
【0051】(c)物体非検出中であって、しかも、差
値が負(発振レベルVLが低下している)の場合は、D
(負値)を参照値に定める(53,57,58)。この
場合は、障害物があっても電極ユニット10から遠いの
で、障害物監視の緊急性は低い。そこで外乱を障害物と
誤検知する可能性を低くするために、Dは、Bよりもや
や高い負値としている。これにより、初期設定フラグを
ON(発振レベルVLの校正要)とする(後述のステッ
プ61)可能性が高く、外乱原因の発振レベル変動をキ
ャンセルする信頼性が高い。
値が負(発振レベルVLが低下している)の場合は、D
(負値)を参照値に定める(53,57,58)。この
場合は、障害物があっても電極ユニット10から遠いの
で、障害物監視の緊急性は低い。そこで外乱を障害物と
誤検知する可能性を低くするために、Dは、Bよりもや
や高い負値としている。これにより、初期設定フラグを
ON(発振レベルVLの校正要)とする(後述のステッ
プ61)可能性が高く、外乱原因の発振レベル変動をキ
ャンセルする信頼性が高い。
【0052】(d)物体非検出中であって、しかも、差
値が正(零を含む:発振レベルVLが立上り又は変化な
し)の場合は、Eを参照値に定める(53,57,5
9)。この場合も、障害物監視の緊急性は低い。そこで
外乱を障害物と誤検知する可能性を低くするために、E
は、Cよりもやや低い正値としている。これにより、初
期設定フラグをON(発振レベルVLの校正要)とする
(後述のステップ61)可能性が高く、外乱原因の発振
レベル変動をキャンセルする信頼性が高い。
値が正(零を含む:発振レベルVLが立上り又は変化な
し)の場合は、Eを参照値に定める(53,57,5
9)。この場合も、障害物監視の緊急性は低い。そこで
外乱を障害物と誤検知する可能性を低くするために、E
は、Cよりもやや低い正値としている。これにより、初
期設定フラグをON(発振レベルVLの校正要)とする
(後述のステップ61)可能性が高く、外乱原因の発振
レベル変動をキャンセルする信頼性が高い。
【0053】なお、車速10Km/h未満のときのみ障害物検
出を行なうので、「(外乱原因のVLの下り変化速度)<B
<D<(10Km/hの障害物接近速度でのVLの変化速度)<0
<(10Km/hの障害物離反速度でのVLの変化速度)<E<C
<(外乱原因のVLの立上り変化速度)」なる関係となって
いる。
出を行なうので、「(外乱原因のVLの下り変化速度)<B
<D<(10Km/hの障害物接近速度でのVLの変化速度)<0
<(10Km/hの障害物離反速度でのVLの変化速度)<E<C
<(外乱原因のVLの立上り変化速度)」なる関係となって
いる。
【0054】以上のように参照値を設定すると、ステッ
プ52で算出した差値が参照値より大きいかをチェック
して(60)、大きいと初期設定フラグをON(零点補
正要)とし(61)、そうでないと初期設定フラグをO
FF(零点補正不要)とする(61)。
プ52で算出した差値が参照値より大きいかをチェック
して(60)、大きいと初期設定フラグをON(零点補
正要)とし(61)、そうでないと初期設定フラグをO
FF(零点補正不要)とする(61)。
【0055】しきい値制御31の内容を図9に示す。図
9を参照すると、ここでCPU1は、初期設定フラグが
ON(零点補正要)であるかをチェックして(71)、
そうであると、後に発振レベルVLの校正を行ない、こ
こでのしきい値設定は無意味となるので、次のステップ
32に進む。
9を参照すると、ここでCPU1は、初期設定フラグが
ON(零点補正要)であるかをチェックして(71)、
そうであると、後に発振レベルVLの校正を行ない、こ
こでのしきい値設定は無意味となるので、次のステップ
32に進む。
【0056】しかし初期設定フラグがOFFであると、
ステップ51で算出した平均値VLが、現在設定中のし
きい値Vr以下かをチェックして(72)、平均値VL
がしきい値Vrより大きい場合である(平均値VLが障
害物非検出レベルである)としきい値Vrを、比較的に
高い基準設定値VAに戻す(76)。この設定値VA
は、障害物非検出時の発振レベルが基準値Vxにあると
きの、障害物有無判定用のしきい値である。図12に、
VxとVAならびに次に触れる多くの基準値の、相対関
係を示す。
ステップ51で算出した平均値VLが、現在設定中のし
きい値Vr以下かをチェックして(72)、平均値VL
がしきい値Vrより大きい場合である(平均値VLが障
害物非検出レベルである)としきい値Vrを、比較的に
高い基準設定値VAに戻す(76)。この設定値VA
は、障害物非検出時の発振レベルが基準値Vxにあると
きの、障害物有無判定用のしきい値である。図12に、
VxとVAならびに次に触れる多くの基準値の、相対関
係を示す。
【0057】平均値VLが、現在設定中のしきい値Vr
を越える(平均値VLが障害物検出レベルである)と、
ステップ51で読込んだA回のデ−タの最低値が、基準
値C以下であるかをチエックして(73)、そうである
と、しきい値Vrに、最低の基準設定値VDを設定する
(77)。A回のデ−タの最低値が基準値Cを越える
と、それが中間の基準値B以下であるかをチェックして
(74)、そうであると、しきい値Vrに、VDよりや
や高い基準設定値VCを設定する(78)。A回のデ−
タの最低値が基準値Bを越えると、それが基準値A以下
であるかをチェックして(75)、そうであると、しき
い値Vrに、VCよりやや高くVAよりはやや低い基準
設定値VBを設定する(79)。A回のデ−タの最低値
が基準値Aを越えると、しきい値Vrに、基準設定値V
Aを設定する(80)。
を越える(平均値VLが障害物検出レベルである)と、
ステップ51で読込んだA回のデ−タの最低値が、基準
値C以下であるかをチエックして(73)、そうである
と、しきい値Vrに、最低の基準設定値VDを設定する
(77)。A回のデ−タの最低値が基準値Cを越える
と、それが中間の基準値B以下であるかをチェックして
(74)、そうであると、しきい値Vrに、VDよりや
や高い基準設定値VCを設定する(78)。A回のデ−
タの最低値が基準値Bを越えると、それが基準値A以下
であるかをチェックして(75)、そうであると、しき
い値Vrに、VCよりやや高くVAよりはやや低い基準
設定値VBを設定する(79)。A回のデ−タの最低値
が基準値Aを越えると、しきい値Vrに、基準設定値V
Aを設定する(80)。
【0058】このしきい値制御31の実行により、障害
物検知中の発振レベルVLの最低値に対応してしきい値
Vrがシフトする。すなわち発振レベルVLが低下傾向
のときにはそれに対応してしきい値Vrが下げられる。
図12に太い実線で示すように、障害物検知中の発振レ
ベルVLの最低値が基準値BとAの間にあるときには、
しきい値Vrは上述の処理によりVBに設定される。そ
してこのしきい値Vr=VBよりも発振レベルVLが上
昇すると、すなわち障害物非検知になると、ステップ7
2,76でしきい値VrはVAに戻される。電極ユニッ
ト10周りに泥などが付着して発振レベルVLが低下し
た後、障害物の接近により発振レベルVLが更に低下す
ると、障害物検知状態となって、障害物検知状態になっ
てからの発振レベルVLの最低値対応でしきい値Vrが
下がるので、泥などの付着によって発振レベルVLが低
下した分、しきい値Vrも下がることになる。したがっ
て、障害物が電極ユニット10から離れるときの、障害
物有りから無しへの切換わり検出のばらつきが小さくな
る。つまり障害物検知の信頼性が高い。なお、このよう
なしきい値のシフトを行わない場合には、泥などが付着
していない場合よりも遠方に障害物が離れないと、障害
物無しに切換わらないことになる。
物検知中の発振レベルVLの最低値に対応してしきい値
Vrがシフトする。すなわち発振レベルVLが低下傾向
のときにはそれに対応してしきい値Vrが下げられる。
図12に太い実線で示すように、障害物検知中の発振レ
ベルVLの最低値が基準値BとAの間にあるときには、
しきい値Vrは上述の処理によりVBに設定される。そ
してこのしきい値Vr=VBよりも発振レベルVLが上
昇すると、すなわち障害物非検知になると、ステップ7
2,76でしきい値VrはVAに戻される。電極ユニッ
ト10周りに泥などが付着して発振レベルVLが低下し
た後、障害物の接近により発振レベルVLが更に低下す
ると、障害物検知状態となって、障害物検知状態になっ
てからの発振レベルVLの最低値対応でしきい値Vrが
下がるので、泥などの付着によって発振レベルVLが低
下した分、しきい値Vrも下がることになる。したがっ
て、障害物が電極ユニット10から離れるときの、障害
物有りから無しへの切換わり検出のばらつきが小さくな
る。つまり障害物検知の信頼性が高い。なお、このよう
なしきい値のシフトを行わない場合には、泥などが付着
していない場合よりも遠方に障害物が離れないと、障害
物無しに切換わらないことになる。
【0059】図7を再度参照する。上述のしきい値制御
(31)を実行するとCPU1は、発振レベルVLを読
込み(32)、そして初期設定フラグがON(零点補正
要)かチェックして(33)、そうであると零点補正3
4を実行する。その内容を図10に示す。零点補正34
に進むと、CPU1は、ポートI/O−1より、発振レ
ベルVLを読み込んで(81)、デジタル変換し、その
値が設定値Vxであるかを判定する(82)。ここで、
発振レベルVLが第1設定値Vxでなければ、ステップ
84に進み、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差を
算出する。そして、該偏差を補償する(零とする)ため
の制御電圧Vmの補正値を算出し、この補正値を現在出
力中の制御電圧に加えた値を算出し(85)、算出値に
制御電圧Vmを変更する(86)。すなわち算出したデ
ジタルデータ制御電圧Vmを、ポートI/O−2より共
振/結合回路2に出力する。そしてステップ81に戻
る。こうしてCPU1は、発振レベルVLが第1設定値
Vxになるまでステップ81〜ステップ86の処理を繰
り返し、発振レベルVLが第1設定値Vxとなると、初
期設定フラグをOFF(零点補正不要)に設定して(8
3)、作動制御OPCに戻る。
(31)を実行するとCPU1は、発振レベルVLを読
込み(32)、そして初期設定フラグがON(零点補正
要)かチェックして(33)、そうであると零点補正3
4を実行する。その内容を図10に示す。零点補正34
に進むと、CPU1は、ポートI/O−1より、発振レ
ベルVLを読み込んで(81)、デジタル変換し、その
値が設定値Vxであるかを判定する(82)。ここで、
発振レベルVLが第1設定値Vxでなければ、ステップ
84に進み、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差を
算出する。そして、該偏差を補償する(零とする)ため
の制御電圧Vmの補正値を算出し、この補正値を現在出
力中の制御電圧に加えた値を算出し(85)、算出値に
制御電圧Vmを変更する(86)。すなわち算出したデ
ジタルデータ制御電圧Vmを、ポートI/O−2より共
振/結合回路2に出力する。そしてステップ81に戻
る。こうしてCPU1は、発振レベルVLが第1設定値
Vxになるまでステップ81〜ステップ86の処理を繰
り返し、発振レベルVLが第1設定値Vxとなると、初
期設定フラグをOFF(零点補正不要)に設定して(8
3)、作動制御OPCに戻る。
【0060】障害物有無の判定と判定結果対応の処理:
ステップ35−38再度図7を参照する。ステップ33
で初期設定フラグがOFF(零点補正不要)であること
を認知した場合には、CPU1は、ステップ32で読込
んだ発振レベルVLしきい値Vrと比較する(35)。
発振レベルVLがしきい値Vr以下であると、ポートI
/O−5に、障害物有りを示すHを設定する(36)。
これにより信号S1がHからLに切換わり、ブザ−Bz
が鳴動する。発振レベルVLがしきい値Vrを越えてい
たときには、ポートI/O−5を障害物無しを示すHレ
ベルに設定し(37)、そして所定周期で、発振レベル
VLが第1設定値Vxに合致する方向に、制御電圧Vm
を小値Y分づつ変更し、発振レベルVLをVxに合わせ
る(38)。そして、作動制御OPCに進む。
ステップ35−38再度図7を参照する。ステップ33
で初期設定フラグがOFF(零点補正不要)であること
を認知した場合には、CPU1は、ステップ32で読込
んだ発振レベルVLしきい値Vrと比較する(35)。
発振レベルVLがしきい値Vr以下であると、ポートI
/O−5に、障害物有りを示すHを設定する(36)。
これにより信号S1がHからLに切換わり、ブザ−Bz
が鳴動する。発振レベルVLがしきい値Vrを越えてい
たときには、ポートI/O−5を障害物無しを示すHレ
ベルに設定し(37)、そして所定周期で、発振レベル
VLが第1設定値Vxに合致する方向に、制御電圧Vm
を小値Y分づつ変更し、発振レベルVLをVxに合わせ
る(38)。そして、作動制御OPCに進む。
【0061】作動制御OPCでは前述のように、障害物
検出の有/無(I/O−5:H/L)と、制御信号Sc
の検出指示/不指示(H/L)に応じて、制御信号Sc
が検出指示(H)である間、障害物検出OBDを繰返し
実行する(23−24−/23−25−)。すなわ
ち障害物検出を継続する。
検出の有/無(I/O−5:H/L)と、制御信号Sc
の検出指示/不指示(H/L)に応じて、制御信号Sc
が検出指示(H)である間、障害物検出OBDを繰返し
実行する(23−24−/23−25−)。すなわ
ち障害物検出を継続する。
【0062】制御信号Scが検出指示(H)から検出非
指示(L)に切換わると、このとき障害物非検知(I/
O−5:L)であると、障害物検出は停止し、制御信号
Scが検出非指示(L)から検出指示(H)に切換わる
のを待つ(12)。
指示(L)に切換わると、このとき障害物非検知(I/
O−5:L)であると、障害物検出は停止し、制御信号
Scが検出非指示(L)から検出指示(H)に切換わる
のを待つ(12)。
【0063】しかし、障害物検知中(I/O−5:H)
であったときには、所定時間の時限値TrのタイマTr
をスタ−トして(23−24−26−27)、障害物検
出OBDに進み、障害物検出は継続する。そしてタイマ
Trがタイムオ−バすると、つまり所定時間が経過する
と、出力ポ−トI/O−5をL(障害物検出無)にし
て、障害物検出は停止し、制御信号Scが検出非指示
(L)から検出指示(H)に切換わるのを待つ(1
2)。
であったときには、所定時間の時限値TrのタイマTr
をスタ−トして(23−24−26−27)、障害物検
出OBDに進み、障害物検出は継続する。そしてタイマ
Trがタイムオ−バすると、つまり所定時間が経過する
と、出力ポ−トI/O−5をL(障害物検出無)にし
て、障害物検出は停止し、制御信号Scが検出非指示
(L)から検出指示(H)に切換わるのを待つ(1
2)。
【0064】なお、上述の実施例では、上述の障害物有
無の判定と判定結果対応の処理(35〜38)により、
現在障害物検知中か否かにかかわらず、現発振レベルV
Lが障害物有りレベルか障害物無しレベルかを判定し
(35)、判定結果に応じた出力デ−タの操作(36,
37)を行ない、そして、現発振レベルVLが障害物無
しレベルである限り、現発振レベルVLを基準値Vxに
校正する(35−37−38)。
無の判定と判定結果対応の処理(35〜38)により、
現在障害物検知中か否かにかかわらず、現発振レベルV
Lが障害物有りレベルか障害物無しレベルかを判定し
(35)、判定結果に応じた出力デ−タの操作(36,
37)を行ない、そして、現発振レベルVLが障害物無
しレベルである限り、現発振レベルVLを基準値Vxに
校正する(35−37−38)。
【0065】第2実施例では、図13に示すように、現
在障害物検知中であると現発振レベルVLが障害物無し
レベルに変化したかを判定して(35a,35b)、そ
うであると出力ポ−トI/O−5をHからLに切換える
(37)。すなわち障害物有りデ−タをクリアする。そ
して現発振レベルVLを基準値Vxに校正する(3
8)。現在障害物非検知中であったときには現発振レベ
ルVLが障害物有りレベルに変化したかを判定して(3
5a,35c)、そうであると出力ポ−トI/O−5を
LからHに切換える(36)。すなわち障害物有りデ−
タをセットする。発振レベルVLが障害物有りから無し
に、またその逆に変化したときのみ、出力ポ−トI/O
−5に対するデ−タ設定処理(36,38)を行ない、
該変化がないときには、これが省略となっている。
在障害物検知中であると現発振レベルVLが障害物無し
レベルに変化したかを判定して(35a,35b)、そ
うであると出力ポ−トI/O−5をHからLに切換える
(37)。すなわち障害物有りデ−タをクリアする。そ
して現発振レベルVLを基準値Vxに校正する(3
8)。現在障害物非検知中であったときには現発振レベ
ルVLが障害物有りレベルに変化したかを判定して(3
5a,35c)、そうであると出力ポ−トI/O−5を
LからHに切換える(36)。すなわち障害物有りデ−
タをセットする。発振レベルVLが障害物有りから無し
に、またその逆に変化したときのみ、出力ポ−トI/O
−5に対するデ−タ設定処理(36,38)を行ない、
該変化がないときには、これが省略となっている。
【0066】また第2実施例では、現在障害物非検知中
であったときに現発振レベルVLが障害物有りレベルに
変化しないと、作動制御OPCに進むので(35a−3
5c−)、現発振レベルVLが障害物無しレベルであ
っても、現発振レベルVLを基準値Vxに校正しない。
この校正(38)は、現発振レベルVLが障害物有りレ
ベルから無しレベルに切換わった直後のみに行なわれ、
校正(38)の実行頻度が低い。なお、上述の詳細に説
明した実施例(図7)と同様に、現発振レベルVLが障
害物無しレベルである限り、現発振レベルVLを基準値
Vxに校正するには、すなわち校正(38)の実行頻度
を高くするには、図13のステップ130cでVL>V
rと認知すると、ステップ38に進む(つまりステップ
35cのNOのラインの行先をステップ37と38の間
とする)ように、処理の流れを変更すればよい。
であったときに現発振レベルVLが障害物有りレベルに
変化しないと、作動制御OPCに進むので(35a−3
5c−)、現発振レベルVLが障害物無しレベルであ
っても、現発振レベルVLを基準値Vxに校正しない。
この校正(38)は、現発振レベルVLが障害物有りレ
ベルから無しレベルに切換わった直後のみに行なわれ、
校正(38)の実行頻度が低い。なお、上述の詳細に説
明した実施例(図7)と同様に、現発振レベルVLが障
害物無しレベルである限り、現発振レベルVLを基準値
Vxに校正するには、すなわち校正(38)の実行頻度
を高くするには、図13のステップ130cでVL>V
rと認知すると、ステップ38に進む(つまりステップ
35cのNOのラインの行先をステップ37と38の間
とする)ように、処理の流れを変更すればよい。
【図1】 本発明の第1実施例のシステム構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】 (a)は図1に示す検知コントロ−ラCNT
の車速判定の範囲を示すグラフであり、(b)は検知コ
ントロ−ラCNTが発生する物体検出指示(Sc=Hす
なわちI/O−4=L)を示すフロ−チャ−トである。
の車速判定の範囲を示すグラフであり、(b)は検知コ
ントロ−ラCNTが発生する物体検出指示(Sc=Hす
なわちI/O−4=L)を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図1に示す検出処理装置DET1の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】 図3に示す共振/結合回路2の回路構成を示
す電気回路図である。
す電気回路図である。
【図5】 図3に示す電極ユニット10周りの電気力線
の分布の概要(推定)を示す平面図である。
の分布の概要(推定)を示す平面図である。
【図6】 図3に示すCPU1の制御動作の一部である
センサ初期化DZCと作動制御OPCの内容を示すフロ
ーチャートである。
センサ初期化DZCと作動制御OPCの内容を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図3に示すCPU1の制御動作の一部である
障害物検出OBDの内容を示すフロ−チャ−トである。
障害物検出OBDの内容を示すフロ−チャ−トである。
【図8】 図7に示す微分処理30の内容を示すフロ−
チャ−トである。
チャ−トである。
【図9】 図7に示すしきい値制御31の内容を示すフ
ロ−チャ−トである。
ロ−チャ−トである。
【図10】 図7に示す零点補正34の内容を示すフロ
−チャ−トである。
−チャ−トである。
【図11】 図3に示す発振レベルVLの、レベル校正
を施さない場合のレベル変化を示すグラフであり、
(a)は障害物が電極ユニット10に接近している過程
のものを、(b)は電極ユニット10周りに水がかかっ
たときのものを、(c)はどしゃぶりの雨相当の水しぶ
きが電極ユニット10周りに当っているときのものを示
す。
を施さない場合のレベル変化を示すグラフであり、
(a)は障害物が電極ユニット10に接近している過程
のものを、(b)は電極ユニット10周りに水がかかっ
たときのものを、(c)はどしゃぶりの雨相当の水しぶ
きが電極ユニット10周りに当っているときのものを示
す。
【図12】 図9に示すしきい値制御31の処理におけ
るレベル判定参照値としきい値として設定する値の相対
レベルを示すグラフである。
るレベル判定参照値としきい値として設定する値の相対
レベルを示すグラフである。
【図13】 本発明の第2実施例の、第1実施例と異な
る処理を示すフロ−チャ−トである。
る処理を示すフロ−チャ−トである。
DET1:障害物検出装置 Le1,Le
2:発光ダイオ−ド In1,I2:インバ−タ D1,D2,D
3,D4:ダイオード Bd:ブザ−ドライバ Bz:ブザ− CNT:検知コントロ−ラ Fvc:F/V
コンバ−タ Cmp1,Cmp2:比較器 Ff:フリップ
フロップ Amp:バッファ Ang:アンドゲ
−ト SPs:速度検出パルス発生器 PKs:パ−キ
ングブレ−キスイッチ ATs:シフトレバ−スイッチ P:電源回路 1:CPU 2:共振/結合
回路 3:発振回路 4:検波/増幅
回路 5:温度補償回路 6:リセット回
路 10:電極ユニット 10a,10
c:第1,第2電極 VL:発振レベル相当直流電圧 Vm:制御電圧 v1:高周波発振電圧 V7:7km/
h相当電圧 V10:10km/h相当電圧 C,Cc,Cz
1:コンデンサ L:誘導コイル VD:バリキャ
ップダイオード LL:仮想境界
2:発光ダイオ−ド In1,I2:インバ−タ D1,D2,D
3,D4:ダイオード Bd:ブザ−ドライバ Bz:ブザ− CNT:検知コントロ−ラ Fvc:F/V
コンバ−タ Cmp1,Cmp2:比較器 Ff:フリップ
フロップ Amp:バッファ Ang:アンドゲ
−ト SPs:速度検出パルス発生器 PKs:パ−キ
ングブレ−キスイッチ ATs:シフトレバ−スイッチ P:電源回路 1:CPU 2:共振/結合
回路 3:発振回路 4:検波/増幅
回路 5:温度補償回路 6:リセット回
路 10:電極ユニット 10a,10
c:第1,第2電極 VL:発振レベル相当直流電圧 Vm:制御電圧 v1:高周波発振電圧 V7:7km/
h相当電圧 V10:10km/h相当電圧 C,Cc,Cz
1:コンデンサ L:誘導コイル VD:バリキャ
ップダイオード LL:仮想境界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊 藤 新 也 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 浜 島 茂 充 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 石 川 均 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 家 田 清 一 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 井 奈 波 恒 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】物体との間に静電容量を形成するためのセ
ンサ電極;該センサ電極と基準電位の間の静電容量に対
応する電気信号を発生するための発振手段;および、前
記センサ電極への物体の接近による前記発振手段が発生
する電気信号の変化を検出し、物体検知情報を発生する
監視手段;を備える物体検出装置において:前記電気信
号の変化速度を検出する手段;および、該変化速度が設
定範囲を外れるとき、前記監視手段による物体検知処理
を保留する検知制御手段;を備えることを特徴とする物
体検出装置。 - 【請求項2】物体との間に静電容量を形成するためのセ
ンサ電極;該センサ電極と基準電位の間の静電容量に対
応する電気信号を発生するための発振手段;および、前
記センサ電極への物体の接近による前記発振手段が発生
する電気信号の変化を検出し、物体検知情報を発生する
監視手段;を備える物体検出装置において:前記センサ
電極と基準電位の間の静電容量に対する前記発振手段が
発生する電気信号を補正する補正手段;前記電気信号の
変化速度を検出する手段;および、該変化速度が設定範
囲を外れるとき、前記補正手段を起動する補正制御手
段;を備えることを特徴とする物体検出装置。 - 【請求項3】物体との間に静電容量を形成するためのセ
ンサ電極;該センサ電極と基準電位の間の静電容量に対
応する電気信号を発生するための発振手段;および、前
記センサ電極への物体の接近による前記発振手段が発生
する電気信号をしきい値と比較して物体有無を検知する
監視手段;を備える物体検出装置において:前記監視手
段が物体有りを検知しているときの前記電気信号に対応
して前記しきい値を、前記物体監視手段が物体有りと検
知するが、該電気信号に対し近い値に更新する、しきい
値調整手段;を備えることを特徴とする物体検出装置。 - 【請求項4】物体との間に静電容量を形成するためのセ
ンサ電極;該センサ電極と基準電位の間の静電容量に対
応する電気信号を発生するための発振手段;および、前
記センサ電極への物体の接近による前記発振手段が発生
する電気信号をしきい値と比較して物体有無を検知する
監視手段;を備える物体検出装置において:前記センサ
電極と基準電位の間の静電容量に対する前記発振手段が
発生する電気信号を補正する補正手段;前記電気信号の
変化速度を検出する手段;該変化速度が設定範囲を外れ
るとき前記補正手段を起動する補正制御手段;および、 前記監視手段が物体有りを検知しているときの前記電気
信号に対応して前記しきい値を、それを用いて前記監視
手段が物体有りと検知するが該電気信号により近い値に
更新する、しきい値調整手段;を備えることを特徴とす
る物体検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240622A JPH1184019A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 物体検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9240622A JPH1184019A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 物体検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184019A true JPH1184019A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17062242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9240622A Pending JPH1184019A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 物体検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184019A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009126405A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | ブレーキ装置 |
WO2011024559A1 (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | スミダコーポレーション株式会社 | 物体の接近を検出するための静電容量式検出装置、センサユニット、制御システム及びその方法 |
JP2017150940A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | アイシン精機株式会社 | 車両用操作入力検出装置 |
JP2017150941A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | アイシン精機株式会社 | 車両用操作入力検出装置 |
WO2018043664A1 (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-08 | 株式会社ヤマデン | センサ |
JP6338800B1 (ja) * | 2018-03-05 | 2018-06-06 | 株式会社ヤマデン | センサ |
JP2020516091A (ja) * | 2016-11-29 | 2020-05-28 | ルミレッズ ホールディング ベーフェー | 車両監視 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP9240622A patent/JPH1184019A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN102472827A (zh) * | 2009-08-31 | 2012-05-23 | 胜美达集团株式会社 | 用于检测物体接近的静电电容式检测装置、传感器单元、控制系统以及其方法 |
KR101308903B1 (ko) * | 2009-08-31 | 2013-10-14 | 스미다 코포레이션 가부시키가이샤 | 물체의 접근을 검출하기 위한 정전용량식 검출장치, 센서유닛, 제어시스템 및 그 방법 |
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JP6320655B1 (ja) * | 2016-09-05 | 2018-05-09 | 株式会社ヤマデン | センサ |
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JP6338800B1 (ja) * | 2018-03-05 | 2018-06-06 | 株式会社ヤマデン | センサ |
JP2019152637A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 株式会社ヤマデン | センサ |
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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