JPH1184018A - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

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JPH1184018A
JPH1184018A JP9239368A JP23936897A JPH1184018A JP H1184018 A JPH1184018 A JP H1184018A JP 9239368 A JP9239368 A JP 9239368A JP 23936897 A JP23936897 A JP 23936897A JP H1184018 A JPH1184018 A JP H1184018A
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obstacle
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signal
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JP9239368A
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Inventor
Manabu Tsuruta
田 学 鶴
Yuichi Murakami
上 裕 一 村
Akemasa Yoshida
田 明 正 吉
Shinya Ito
藤 新 也 伊
Shigemitsu Hamashima
島 茂 充 浜
Hitoshi Ishikawa
川 均 石
Seiichi Ieda
田 清 一 家
Hisashi Inaba
奈 波 恒 井
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体検出ON/OFF制御信号が、指示ON
から不指示OFFに短時間で切換わるときの物体検出の
遅れを回避する。 【解決手段】 静電容量検出電極10a,静電容量対応
の電気信号VLを発生する発振手段2,3;電気信号V
Lを校正する初期調整DZC,電気信VLより物体接近
を検知する障害物監視OBD、および、制御信号Scが
ONするのを待ち、ONすると初期調整DZCを起動
し、校正が終ってから障害物監視OBDを起動する作動
制御OPCを行なう物体検出において:作動制御OPC
は、障害物監視OBDを起動した後、制御信号ScがO
NからOFFに切換わったとき、OFFが所定時間Tr
継続した後に障害物監視OBDを停止してON待ちに移
行し、所定時間Tr内にONに切換わったときには、障
害物監視OBDを継続する。この所定時間Trの遅延
は、障害物有を検出していることを条件とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極と物体との間
に形成される静電容量に基づいて物体を検出する物体検
出装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、
車両上にて車外の物体を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両周辺の障害物を検出する装
置としては、導体板に高周波電圧を印加し、障害物の接
近に伴い変化する導体板の入力インピーダンスの変化か
ら障害物の有無を検知する装置が多数あり、例えば、特
開昭58−115384号公報,特開昭60−1119
83号公報,特開平3−233390号公報あるいは米
国特許第3,689,814号明細書に開示されてい
る。
【0003】それらの検出原理の代表的なものの1つ
は、発振回路の出力をR,C直列回路に出力する。ここ
でCは検出電極と障害物との間に形成される静電容量で
ある。障害物が有る場合にはそれと検出電極との間に、
両者間の距離D,検出電極の面積S及び誘電率ε0,非
誘電率εrに対応する静電容量C(C=ε0・εr・S/
D)が形成される。検出電極と障害物との距離Dが変化
すると、静電容量Cが変化し、検出電極の端子電圧が変
化する。この端子電圧の変化を監視して障害物の接近を
感知する。
【0004】検出原理のもう1つのものでは、発振回路
の発振定数に上述の静電容量Cを導入している。障害物
が接近すると静電容量Cが変化し発振周波数が変化す
る。この周波数変化を監視して障害物の接近を感知す
る。
【0005】ところが、静電容量Cは、障害物以外の周
囲条件によっても変化する。例えば温度,湿度,天候,
地形,周囲の建造物,あるいは他車両の遠近などにより
変化する。特に、車両上で障害物検知を行なう場合、検
出電極は車両上に限られるので、車の外周りの環境によ
って静電容量Cが大きく変化し易く、検出電極直近への
障害物の接近のみを正確に検知するのが難かしい。
【0006】そこで特開平9−96678号公報の障害
物検出装置は、センサ電極に結合した発振回路の静電容
量対応の発振レベルを一定にして、温度,湿度等の環境
条件ならびに検出対象物体との間に静電容量を形成する
センサ電極周りの環境(汚れ,水濡れ等)の変化による
物体検出精度の変動を抑制する。
【0007】また障害物検出装置の機能が正常であるこ
とを確認した後に障害物検出を行なう為に、特開昭61
−120077号公報に開示されている方法では、メイ
ンスイッチのオンで働くタイマ−により、予め設定した
一定時間だけ周波数の変化を強制的に作り出し、それに
より装置が正常に動作するか否かのチェックを自動的に
行なう。
【0008】必要時にのみ効率良く障害物検出を行なう
ために、特開平3−237386号公報に於いては、車
速測定手段により測定された車速が、予め設定された制
御速度以上となると自動車用物体検知装置の動作を停止
することを提案している。
【0009】しかし、物体検出装置の電源投入後、時間
が経過すると使用環境の変化により、センサ電極の対地
静電容量が変化してしまうことがある。例えば、センサ
電極を収納した絶縁体ケ−スをバンパの裏側に装着した
場合、走行中に該絶縁体ケ−スに水滴や泥等が付着し、
それがセンサ電極の障害物探知側の面(対物面)に対向
する位置であると発振器の発振レベルが低下する。この
低下は障害物が接近した場合の低下よりかなり小さいの
で、障害物有り信号を誤発生することはない。しかし、
その状態で障害物が接近したとき、障害物距離に対する
発振レベルの関係がずれるので、障害物が検知領域(警
報領域)に入っていないときに障害物有り信号(警報信
号)を発生する可能性が高くなる。静電容量の変化(周
囲環境の変化)に対応した発振レベルの校正を頻繁に繰
返すことにより、検出エラ−を生ずる可能性が低減する
が、車両が停止しているときは近接物体検知は不要であ
り、また、上述の静電容量を利用する障害物検出は、近
距離物体の検出に限られ、車両が高速走行のときは実質
上無意味である。低速走行のとき、例えば停車のための
道路端への幅寄せ,車庫入れや車庫出し等のときに障害
物検出が有用であるが、発振レベルの校正を頻繁に繰返
すと、障害物が検出領域外から領域内に入ったタイミン
グと合ってしまうと、障害物の存在に合せた校正とな
り、この校正により該障害物は実質上検出されなくなる
可能性がある。
【0010】そこで本発明者は、車両の操作状態と車速
を検出して、車速が低くしかも操作状態が走行可状態で
あるときには物体検出を指示し、車速が高いか又は操作
状態が走行不可状態であるときには物体検出停止を指示
する制御信号を発生する検出コントロ−ラを車上に備え
て、この制御信号にて障害物検出装置の起動/停止を制
御する物体検出システムを提示した(特願平9−181
75号)。
【0011】このような制御信号にて障害物検出装置の
起動/停止を行なう場合、制御信号が物体検出不指示か
ら物体検出指示に切換わったときに、センサ電極に結合
した発振回路の静電容量対応の発振レベルが基準値にな
るように発振回路とセンサ電極とを結合する共振回路の
制御電圧を調整する。すなわちセンサ初期化(発振レベ
ルの校正)を行なう。そして障害物の有無の監視(検出
処理)を起動する。これにより、障害物検出処理の直前
に発振レベルの校正が行なわれるので、物体検出の精度
と信頼性が高い。運転者が車両を停止し、自動変速機の
シフトレバ−をパ−キング位置とし、パ−キングブレ−
キレバ−をブレ−キング位置に引き上げると、障害物検
出処理が停止する。また、走行状態であっても、車両速
度が設定値超になると制御信号が検出不指示に切換わ
り、障害物検出処理が停止する。車両速度が低速になる
と、発振レベルの校正が行なわれ、そして障害物検出処
理が起動する。したがって無益な障害物検出処理の継続
又は繰返しがなく、しかも障害物検出処理の直前に発振
レベルの校正が行なわれるので、障害物検出精度が高
い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように制御信号
のオン(検出指示)/オフ(検出不指示)に応じて、オ
フからオンへの切換わり時に発振レベルの校正すなわち
センサリセットを行ないこれを終えると障害物検出を起
動し、オンからオフへ切換わると障害物検出を停止する
制御態様では、制御信号のオン/オフが比較的に短時間
で交互に切換わるときに、センサリセットが繰返えされ
る。センサリセット(発振レベルの校正)は時間を要す
るため、障害物検出が遅れることがある。例えば、上述
のように、検出コントロ−ラを車上に備えて、この制御
信号にて障害物検出装置の起動/停止を制御する物体検
出システム(特願平9−18175号)では、停車,駐
車のための道路端への幅寄せや車庫入れのときの低速時
に車速変動が比較的にはげしいと、制御信号のオン/オ
フの繰返しを生ずる。また、一旦停車しシフトレバ−を
パ−キング位置Pにシフトしたが、車両位置が不適と見
なしてすぐにドライブ位置Dにシフトして車両を動かす
ときにも制御信号のオン/オフの繰返しを生ずる可能性
がある。これらの場合、車両の直近に障害物(構造物,
他車両,荷物,人等)が存在する可能性が高いが、制御
信号がオフからオンに切換わるとまずセンサリセットが
行なわれ、これが終了するまで障害物検出が遅くなる。
【0013】本発明は、制御信号が物体検出指示から不
指示に、またその逆に、比較的に短時間で切換わるとき
の物体検出の遅れを回避することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、物体との間に静電容量を形成するため
のセンサ電極(10a,10c);該センサ電極と基準
電位(ア-ス)の間の静電容量に対応する電気信号(VL)を
発生するための発振手段(2,3);前記センサ電極と基準
電位の間の静電容量に対する前記発振手段が発生する電
気信号(VL)を調整する初期調整手段(1;DZC);前記セン
サ電極への物体の接近による前記発振手段が発生する電
気信号(VL)の変化を検出し、物体検知情報(I/O-5:H)を
発生する監視手段(1;OBD);および、待機状態におい
て、指令信号(Sc)が物体検出の不指示(L)から指示(H)に
切換わるのを待ち(図6の12)、切換わると前記初期調整
手段(1;DZC)を起動し、その動作が終了してから前記監
視手段(1;OBD)を起動する検出制御手段(1);を備える物
体検出装置において:前記検出制御手段(1;OPC)は、前
記監視手段(1;OBD)を起動した後、前記指令信号(Sc)が
物体検出の指示(H)から不指示(L)に切換わったとき、不
指示(L)が所定時間(Tr)継続した後に監視手段の動作(OB
D)を停止して前記待機状態(図6の12)に移行し、該所定
時間(Tr)内に指示に切換わったときには、監視手段の動
作(OBD)を継続する;ことを特徴とする。
【0015】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項
に付した記号等を、参考までに付記した。
【0016】これによれば、監視手段(1;OBD)を起動し
た後に、指令信号(Sc)が物体検出の不指示(L)から指示
(H)に、またその逆に比較的に短時間で切換わると、こ
の切換わりの時間が所定時間(Tr)以内である限り、検出
制御手段(1;OPC)が、監視手段の動作(OBD)を継続するの
で、初期調整手段(1;DZC)による発振手段が発生する電
気信号(VL)の調整は行なわれず、物体検出の遅れを生じ
ない。前記所定時間(Tr)程度の時間経過の間に、温度,
湿度等の環境条件やセンサ電極周りの環境が変化するこ
とは実質上無いか又は極く些少であるので、初期調整手
段(1;DZC)による該調整が行なわれなくても、物体検出
精度は格別に低下しない。
【0017】
【発明の実施の形態】
(2)前記検出制御手段(1;OPC)は、前記指令信号(Sc)
が物体検出の指示(H)から不指示(L)に切換わったときに
前記監視手段(1;OBD)が物体検知情報(I/O-5:H)を発生し
ていると、不指示(L)が所定時間(Tr)継続した後に監視
手段の動作(OBD)を停止して前記待機状態(図6の12)に移
行し、該所定時間(Tr)内に指示(H)に切換わったときに
は監視手段の動作(OBD)を継続し、前記指令信号(Sc)が
物体検出の指示(H)から不指示(L)に切換わったときに前
記監視手段(1;OBD)が物体検知情報(I/O-5:H)を発生して
いなかったときには、監視手段の動作(OBD)を停止して
前記待機状態(図6の12)に移行する(図6の23-25-29-1
2)。
【0018】監視手段(1;OBD)が物体検知情報(I/O-5:H)
を発生していることは、センサ電極の近くに物体が存在
することを意味し、それの接近,離反の監視が重要であ
り、このときには、指令信号(Sc)が物体検出の不指示
(L)から指示(H)に、またその逆に、所定時間(Tr)以内で
切換わっても、監視手段の動作(OBD)すなわち物体検出
が継続するので、初期調整手段(1;DZC)による発振手段
が発生する電気信号(VL)の調整は行なわれず、監視に時
間遅れを生じない。
【0019】監視手段(1;OBD)が物体検知情報(I/O-5:H)
を発生していないことは、センサ電極の近くに物体が存
在しないことを意味し、比較的遠くに物体があっても、
センサ電極への接近に時間がかかる。このときには、指
令信号(Sc)が物体検出の不指示(L)から指示(H)への切換
り時に、初期調整手段(1;DZC)による発振手段が発生す
る電気信号(VL)の調整が行なわれ、この調整は、遠くに
あった物体がセンサ電極の検知エリアに入るまでに終了
し、物体検出に遅れを生じないと共に、物体検出の信頼
性が高い。
【0020】(3)前記検出制御手段(1;OPC)は、監視
手段の動作(OBD)を停止するとき物体検知情報(I/O-5:H)
を解除する。物体検知情報(I/O-5:H)にて物体有の報知
を行なっているとき、該解除により該報知が消える。こ
れにより、指令信号(Sc)が物体検出の不指示(L)になっ
て監視手段の動作(OBD)が停止するのに同期して該報知
が消える。
【0021】(4)走行速度を検出する速度検出手段(S
Ps,Fvc),走行あるいは停止のために運転者が操作する
操作子(シフトレバ-,パ-キングレバ-)の操作状態を表わ
す状態信号を発生する状態センサ(ATs,PKs)、および、
前記走行速度が設定値(10Km/h,7Km/h)以下であって前記
状態信号が走行のための操作状態のとき物体検出指示
(H)、前記走行速度が設定値を越えるか前記状態信号が
停止のための操作状態のとき物体検出不指示(L)、を表
わす指令信号(Sc)を発生する車上指令器(CNT)、を装備
した車両上に、前記物体検出装置があって、前記センサ
電極(10a,10c)は車外物体との間に静電容量を形成する
ためのものであり;前記検出制御手段(1;OPC)は、前記
車上指令器(CNT)が発生する指令信号(Sc)に応答する。
【0022】これによれば、車上指令器(CNT)が、走行
速度が設定値(10Km/h,7Km/h)以下であって運転者が車両
走行を設定しているときに、物体検出を指示する指令信
号(Sc=H)を発生し、指令信号(Sc)が検出不指示(Sc=L)か
ら検出指示(Sc=H)へ切換わると初期調整手段(1;DZC)
が、発振手段(2,3)が発生する電気信号(VL)を調整す
る。すなわち、物体検出不指示(Sc=L)から検出指示(Sc=
H)に切換わったときに、調整が行なわれる。
【0023】そして、初期調整手段(1;DZC)が電気信号
(VL)を設定値(Vx)に定めると、指令信号(Sc)が物体検出
指示(H)である間、監視手段(1;OBD)がセンサ電極(10a,1
0c)への物体の接近を検出する。このように電気信号(V
L)の調整が、物体検出の直前に行なわれるので、物体検
出の精度と信頼性が高い。運転者が車両を停止し、操作
子を停止状態にすると、指令信号(Sc)が検出不指示(Sc=
L)に切換わり、検出制御手段(1;OPC)が物体検出を停止
する。また、操作子が車両走行に設定されていても、車
両速度が設定値超になると指令信号(Sc)が検出不指示(S
c=L)に切換わり、検出制御手段(1;OPC)が物体検出を停
止する。したがって無益な検出処理の継続がない。
【0024】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0025】
【実施例】図1に、本発明の一実施例のシステム構成を
示す。この実施例は、それぞれが2電極を装備した4台
の、それぞれが物体検出装置である検出処理装置DET
1〜DET4を備えている。検出処理装置DET1の2
電極は車両の前部バンパ−の右コ−ナ部に、DET2の
2電極は左コ−ナ部に、DET3の2電極は後部バンパ
−の右コ−ナ部に、DET4の2電極は左コ−ナ部に装
備されている。検出処理装置DET1〜DET4は同一
構造,同一機能である。
【0026】検出処理装置DET1〜DET4には、車
上指令器である検知コントロ−ラCNTが指令信号であ
る制御信号Scを与える。制御信号Scの高レベルHは
物体検出を指示し、低レベルLは物体検出非指示すなわ
ち物体検出の停止を指示する。
【0027】検知コントロ−ラCNTには、エンジンへ
の燃料供給を制御する燃料噴射制御装置EFIに接続さ
れた車速パルス発生器SPsより、車輪の所定小角度の
回転につき1個の割合いで発生する電気パルス(車速パ
ルス)が与えられる。操作子の1つである、AT(自動
変速機)のシフトレバ−が、パ−キングPの位置のとき
に閉じる、状態センサの1つであるパ−キングスイッチ
ATsと、操作子のもう1つであるパ−キングブレ−キ
レバ−がブレ−キ位置のときに閉じる、状態センサのも
う1つであるパ−キングブレ−キスイッチPKsが、検
知コントロ−ラCNTに接続されている。図示しない車
両上バッテリに、エンジンキ−スイッチを介して接続さ
れる電源回路Pが、エンジンキ−スイッチが閉の間、各
部に定電圧Vccを与える。また、図1上のブザ−Bzに
は、エンジンキ−スイッチを介して直接にバッテリ電圧
Vbが印加される。
【0028】車速パルス発生器SPsが発生する車速パ
ルスは、検知コントロ−ラCNTの、速度検出手段であ
る周波数/電圧コンバ−タFvcに与えられ、該コンバ−
タFvcが、車速パルスの周波数(車速に比例)をアナログ
電圧(レベルが車速に比例)に変換してこれを比較器Cmp
1およびCmp2に与える。比較器Cmp1は、該アナログ
電圧が10Km/h以上の速度値を表わすものであると
きには高レベルH、10Km/h未満の速度値を表わす
ものであるときには低レベルLの2値信号を発生してフ
リップフロップFfのセット入力端Sに与える。比較器
Cmp2は、車速を示すアナログ電圧が7Km/h以下の
速度値を表わすものであるときには高レベルH、7Km
/h超の速度値を表わすものであるときには低レベルL
の2値信号を発生してフリップフロップFfのリセット
入力端Rに与える。フリップフロップFfは、セット入
力端Sの信号がLからHに立上ったとき(車速が10K
m/h未満から10Km/h以上に切換わったとき)に
セットされてそのQ出力SsrをHとし、リセット入力端
Rの信号がLからHに立上ったとき(車速が7Km/h
超から7Km/h以下に切換わったとき)にリセットさ
れてそのQ出力SsrをHからLに切換える。これによ
り、フリップフロップFfの出力Ssrは、車速に応じて
図2の(a)に示すように変化する。
【0029】この出力Ssrは、レベルを反転されてアン
ドゲ−トAngに印加される。アンドゲ−トAngのもう1
つの入力は、パ−キングスイッチATsと、パ−キング
ブレ−キスイッチPKsとが同時に開(走行設定)のと
きにHであり、少くとも一方が閉(停止設定)のときに
はLである。したがって、アンドゲ−トAngの出力であ
る制御信号Scは、パ−キングスイッチATsとパ−キ
ングブレ−キスイッチPKsとが同時に開(走行設定)
であって車速が7Km/h以下(減速中のとき)又は1
0Km以下(加速中のとき)のときにのみ、物体検出を
指示するHとなり、車速がそれより高いときもしくはパ
−キングスイッチATsとパ−キングブレ−キスイッチ
PKsの少くとも一方が閉(停止設定)のときには、制
御信号Scは、検出非指示を意味するLとなる。
【0030】図2の(b)に、検知コントロ−ラCNT
の、上述の制御信号Scのレベル制御機能を、フロ−チ
ャ−トで示す。検出処理装置DET1は、制御信号Sc
がL(検出不指示:検出停止を指示)からH(検出指
示)に切換わると物体検知の前処理(発振レベルの校
正)を行ない、これにおいて異常を検知すると出力信号
Sa1をL(異常)とする。この異常信号に応答して発
光ダイオ−ドLe1が点灯し、インバ−タIn1の出力
がHとなって、これがダイオ−ドD3を通してブザ−ド
ライバBdに与えられ、ブザ−Bzが通電されて警報音
を発生する。異常を検知しなかったときには出力信号S
a1をHに留め、物体検出を行ない(物体の接近を監視
し)、物体を検知すると、出力信号S1をL(物体有
り)とする。この信号に応答して発光ダイオ−ドLe2
が点灯し、インバ−タIn2の出力がHとなって、これ
がダイオ−ドD4を通してブザ−ドライバBdに与えら
れ、ブザ−Bzが通電されて警報音を発生する。物体検
知から非検知に変わると出力信号S1をH(物体無し)
とする。これにより発光ダイオ−ドLe2が消灯し、イ
ンバ−タIn2の出力がLとなって、ブザ−Bzの付勢
が停止する。他の検出処理装置DET2〜DET4も同
様に動作する。
【0031】図3に、検出処理装置DET1の回路構成
を示し、図4には、図3に示した共振/結合回路2の構
成を示す。先に言及したが、検出処理装置DET1は、
車両前部バンパの右コ−ナ部に装備された、2個のセン
サ電極10a,10cを有し、センサ電極10aより約
40〜50cm以内の範囲における障害物を検知する。
まず、この検出処理装置DET1の主要構成及び障害物
検出機能の概要を説明する。
【0032】水晶発振器を含む発振回路3は、共振/結
合回路2に接続されており、高周波の交流電圧v1を発
生して、共振/結合回路2内部の誘導コイルL(図4)
の1次側に印加する。誘導コイルLの2次側には、電極
ユニット10のセンサ電極10aが接続されている。電
極ユニット10は、相互に平行な第1電極10aおよび
第2電極10cで構成される。
【0033】図3に、電極ユニット10周りの電気力線
の分布を示す。図3においては、第1電極10aと接地
(グランド接続)されている第2電極10cとの間に交
流電圧vnが印加される。第1電極10aと第2電極1
0cは平行平板であり、2枚の電極を一組で、一種のコ
ンデンサと考えると、第1電極10aと第2電極10c
の間の静電容量Co1は、両者間の距離をdとし、真空
の誘電率をεo,電極の比誘電率をεrとするととも
に、互いに向い合う面積をSとすれば、 Co1=〔εo・εr・S〕/d で表される。第1電極10aの遠方に仮想境界LLを想
定し、仮想境界LLまでの第1電極10aからの放射電
界における静電容量をCsとすれば、第1電極10aと
グランド(接地された第2電極10c)との間のインピ
ーダンスZin1は、第1電極10aと第2電極10c
間のインピーダンス〔−1/(jωCo1)〕と、第1
電極10aと仮想境界LL間のインピーダンス〔−1/
(jωCs)の合成となり、 Zin1=−1/〔jω(Co1+Cs)〕 で示される。ここで、仮想境界LLと第1電極10aの
間に、人,建造物,金属等の障害物が存在すると、仮想
境界LLと第1電極10a間の放射電界の静電容量Cs
が変化する。これにより、インピーダンスZin1が変
化する。なお、第1電極10aと第2電極10cの間の
静電容量Co1は、第2電極10cが接地されているこ
とにより一定となる。
【0034】再び図3を参照する。コントロ−ラCON
Tの電源回路Pから供給された直流の定電圧Vccを、
電気回路各要素に印加する。障害物検出装置DET1の
検出制御を行うのは、CPU(中央演算処理装置)1で
ある。CPU1は、まず発振回路3の発振を安定させ
る。発振回路3の発振を安定させる為にCPU1は、交
流電圧v1の発振レベルを表す直流電圧信号である発振
レベルVLをI/OポートのIO−1から読み込む。次
に、発振レベルVLに応じて、共振/結合回路2が発振
回路3の発振条件を満たすようなデジタルデータ制御電
圧Vmを算出する。 そして、I/OポートのIO−2
からラダー抵抗RAを介してデジタルデータ制御電圧V
mをD/A変換し、共振/結合回路2に与える。
【0035】制御電圧Vmは共振/結合回路2内部のバ
リキャップダイオード(可変容量ダイオード)VD(図
4)の直列コンデンサCz1側に印加され、制御電圧V
mの電圧レベルに応じたバリキャップダイオードVDの
容量変化により、共振/結合回路2の2次側の静電容量
が変化し、発振回路3の発振条件が満たされて発振が安
定する。
【0036】発振回路3の発振が安定している場合にお
いて、電極ユニット10(電極10a)に、人,建造
物,金属等の障害物が接近すると、電極ユニット10の
インピーダンスZin1が変化し、インピーダンスZi
n1の変化に応じて共振/結合回路2の2次側の容量が
変化する。これに伴い発振回路3の発振条件が影響さ
れ、発振回路3の発生する交流電圧v1の発振レベルが
変化する。
【0037】発振回路3には、検波/増幅回路4が接続
されており、交流電圧v1を検波・増幅し、交流電圧v
1の発振レベルの変化に応じて増減する直流の電圧であ
る発振レベルVLに変換してCPU1のI/Oポートの
IO−1に与える。CPU1は、発振レベルVLとしき
い値とを比較して、比較結果に従ってI/OポートのI
O−5からON/OFF信号すなわち障害物の有無を表
わす2値信号を出力する。この2値信号の反転信号が出
力信号S1であり、障害物有無を表わし、出力信号S1
が低レベルLのとき、これによってインバ−タIn2
(図1)がブザ−ドライバBdにオン電圧Hを与え、ブ
ラ−ザライバBdが警報ブザ−Bzに通電し、警報ブザ
−Bzが鳴動する。
【0038】図6及び図7に、CPU1の制御動作を示
す。まず図6を参照する。電源Vccがコントロ−ラC
NTから供給され、電源オンリセット回路6がリセット
パルスを発生すると、CPU1は、ステップ11におい
て初期化、すなわち内部レジスタ,フラグ等、メモリの
クリアを実行する。以下、カッコ内には「ステップ」と
いう言葉を省略してステップ番号のみを示す。
【0039】初期化が終了するとCPU1は、コントロ
−ラCNTからの検出指示(Sc=HすなわちI/O−
4=L)を待つ(12)。
【0040】検出指示が到来すると、すなわちSc=H
(I/O−4=L)になると、センサ初期化DZCを実
行して、共振/結合回路2を、発振レベルVLが基準レ
ベルである設定値Vxとなる回路動作に設定し、この設
定の過程で電極ユニット10,共振/結合回路2,発振
回路3および検波/増幅回路4でなる回路全体としての
動作異常の有無をチェックする。詳細は後述する。
【0041】センサ初期化DZCにおいて設定値Vxの
設定が出来ると、作動制御OPCに進み、そこでは、制
御信号Scのレベル変化と、障害物検出有か否か(I/
O−5の出力レベル)に対応して、障害物検出OBDを
継続する(繰返す)か、あるいは、それを停止して、制
御信号Scが検出指示Hになるのを待つ(12)かを決
定する。詳細は後述する。
【0042】作動制御OPCから障害物検出OBDに進
むと、微分処理30を実行する。この微分処理30は、
電極ユニット10周りの、水はねなどによる突発的な環
境変化による発振レベルVLの低下を検出するものであ
る。この実施例では、車速が10Km/h以下を障害物
検出を行なう条件にしており、電極ユニット10に対す
る障害物の接近速度は10Km/h以下の低速であり、
障害物が接近する場合、発振レベルVLは図11の
(a)に示すように緩やかに変化する。電極ユニット1
0周りに水がかかったときには、図11の(b)に示す
ように、発振レベルVLの低下が急激に起こる。また、
どしゃぶりの雨が電極ユニット10周りに当ると、図1
1の(c)に示すように、発振レベルVLが急激かつ大
きな変動の昇降変化を示す。図11の(a),(b)お
よび(c)のいずれの場合にも、発振レベルVLが、障
害物有無判定のためのしきい値(Vr)より低くなる時
点があり、図11の(b)および(c)の場合の発振レ
ベルVLの低下は、誤検出を招く。そこでこの微分処理
30では、発振レベルVLの変化速度に着目して、発振
レベルVLの変化が図11の(a)に示すような緩やか
な変化(障害物)か否かを判定する。
【0043】この微分処理30の詳細も後述するが、こ
こで発振レベルVLの変化が図11の(a)に示すよう
な緩やかな変化と判定すると、初期設定フラグをOFF
(発振レベルVLの校正不要:零点補正34の実行不
要)とし、発振レベルVLの変化が急激(外乱あり)と
判定すると、初期設定フラグをON(発振レベルVLの
校正要:零点補正34の実行要)とする。
【0044】次に実行するしきい値制御31は、電極ユ
ニット10廻りの長期的な環境変化(例えばバンパ−の
水濡れ,泥などの異物の付着)による障害物の誤検出又
は検出漏れを防止するために、発振レベルVLの偏倚に
対応して障害物判定のためのしきい値Vrを調整するも
のである。このしきい値制御31の詳細も後述する。し
きい値制御31を終えると、初期設定フラグがOFF
(レベル校正不要)であると障害物有無判定(35〜3
8)を行なうが、初期設定フラグがON(レベル校正
要)であると、零点補正34を行ない、障害物有無判定
(35〜38)は行なわない。そして、詳細は後述する
が、零点補正34では、発振レベルVLを基準値Vxに
調整する。
【0045】なお、作動制御OPCから障害物検出OB
Dに進み、障害物検出OBDを実行すると作動制御OP
Cに進むので、条件が整えば、作動制御OPCと障害物
検出OBDが、所定周期で繰返し実行される。したがっ
てその場合、作動制御OPCと障害物検出OBD共に、
該所定周期Tsで繰返えされる点に注意されたい。次に
詳細を説明する。
【0046】センサ初期化DZC:ステップ13〜22 ここではまず、回数フラグF1の内容に1を加算する
(13)。初回であれば回数フラグF1にはデータが存
在しないので、0+1=1となる。そして、ポートI/
O−1より、発振レベルVLを読み込んで(14)、デ
ジタル変換し、その値がセンサ初期化DZCの第1設定
値Vxであるかを判定する(15)。
【0047】ここで、発振レベルVLが第1設定値Vx
でなければ、ステップ16に進み、発振レベルVLと第
1設定値Vxの偏差を算出し、CPU1の内部メモリに
記憶する。そして、今回のセンサ初期化DZCのルーチ
ン(13〜22)実行においてステップ16で算出し
た、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差と、やはり
CPU1の内部メモリに記憶されている、前回のセンサ
初期化DZCのルーチン実行においてステップ16で算
出した、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差とを比
較し、今回算出した発振レベルVLと第1設定値Vxの
偏差が、前回算出した偏差より小さければ、発振レベル
VLは安定しつつあると判断して、ステップ20に進
む。
【0048】しかし、今回算出した発振レベルVLと第
1設定値Vxの偏差が、前回算出した偏差以上(同値も
含む)であれば(17)、発振レベルVLは発散の傾向
にあると判断して、ステップ18に進む。ここで、今回
のセンサ初期化DZCの実行が初回であり、内部メモリ
に前回の偏差が記憶されていなければ、CPU1はその
ままステップ20に進む。
【0049】発振レベルVLが発散の傾向にあると判断
すると、CPU1は、回数フラグF1をチェックする
(18)。ここで、センサ初期化DZCの実行回数を示
す回数フラグF1の内容が、所定数Fnに達していない
場合には、CPU1はステップ20に戻る。しかし、回
数フラグF1の内容が所定数Fnに達していることを示
すFnである場合には、CPU1は「異常判定」(1
9)に進み、そこでCPU1は、異常を示すHをポート
I/O−6から出力する。これにより、出力信号Sa1
がLとなって、発光ダイオ−ドLe1(図1)が点灯
し、警報ブザ−Bzが鳴動する。。
【0050】発振レベルVLが収束しつつある場合ある
いは、発振レベルVLが発散の傾向にあっても、ルーチ
ン実行の回数を示す回数フラグF1の内容が、所定数F
nに達していない場合には、CPU1はステップ16で
算出した偏差を補償する(零とする)ための制御電圧V
mの補正値を算出し、この補正値を現在出力中の制御電
圧に加えた値を算出し(20)、算出値に制御電圧Vm
を変更する(21)。すなわち算出したデジタルデータ
制御電圧Vmを、ポートI/O−2より共振/結合回路
2に出力する。そしてステップ13に戻る。
【0051】こうしてCPU1は、発振レベルVLが第
1設定値Vxになるまでステップ13〜ステップ21の
処理を繰り返し、発振レベルVLが第1設定値Vxとな
ると、初期設定フラグをOFF(零点補正不要)に設定
して(22)、作動制御OPCに進む。また、ステップ
13〜ステップ21の実行ルーチンを回数フラグF1の
内容が、所定数Fnに達するまで繰り返しても発振レベ
ルVLが第1設定値Vxに一致しない場合には、ステッ
プ19の異常判定の処理を行い、そこで異常と判定する
と信号Sa1をH(正常)からL(異常)に切換える。
【0052】作動制御OPC:ステップ23〜29 始めてこの作動制御OPCに進んだときには出力ポ−ト
I/O−5の出力は、初期化(11)によりL(障害物
なし)となっている。そして制御信号Scは障害物検出
を指示するHである。作動制御OPCに進むとCPU1
はまず、I/O−5の出力レベルがH(障害物検知中)
かをチェックして(23)、そうでないとすなわちL
(障害物非検知)であると、制御信号ScがH(検出指
示)かをチェックして(25)、そうであると、障害物
検出OBDに進む。制御信号ScがL(検出不指示)で
あると、I/O−5にL(障害物非検知)を設定(クリ
アと同義)して(29)、検出指示待ち(12)に戻
る。
【0053】作動制御OPCに進んだときにI/O−5
の出力レベルがH(障害物検知中)であったときには、
CPU1は、制御信号ScがH(検出指示)かをチェッ
クして(24)、そうであると、障害物検出OBDに進
む。制御信号ScがL(検出不指示)であると、前回も
Lであったかをチェックして(26)、前回はH(検出
指示)であったときには、制御信号ScがH(検出指
示)からL(検出不指示)に切換わったことになるの
で、所定時間の時限値TrのタイマTrをスタ−トし
て、障害物検出OBDに進む(27)。その後タイマT
rがタイムオ−バすると、I/O−5にL(障害物非検
知)を設定して(26,28,29)、検出指示待ち
(12)に戻る。すなわち、制御信号ScがH(検出指
示)からL(検出不指示)に切換わっても、障害物検知
中のときには、即座に障害物検出は停止せず、所定時間
Trが経過したときに障害物検出を停止する。I/O−
5にL(障害物非検知)が設定されるので、I/O−5
のH(障害物検知中)によって付勢されていた警報ブザ
−Bzの鳴動が止まる。
【0054】障害物検出OBD:ステップ30〜38 まず微分処理30を実行する。その内容を図8を参照し
て説明する。微分処理30でCPU1は、発振レベルV
Lを、1msec周期でA回、デジタル変換して読込んで、
読込みデ−タの平均値を算出する(51)。次に、今回
算出した平均値−前回算出した平均値=差値、を算出す
る(52)。前回の算出から今回の算出までの経過時間
をTsとすると、該差値は、Tsの間の発振レベルVL
の変化量であり、発振レベルVLの変化速度である。正
確には、変化速度は、差値/Tsである。物体検知中
(I/O−5:H)か否か(53)と、差値が負(発振
レベルVLの立下り)か否(立上り)かをチェックして
(54,57)、 (a)物体検知中であって、しかも、差値が負(発振レ
ベルVLが立下り)の場合は、B(負値)を参照値に定
める(53〜55)。この場合は、障害物が電極ユニッ
ト10の近くにあるので、その監視を継続するために、
Bは最低設定値(負値)としている。これにより、この
場合には、初期設定フラグをON(発振レベルVLの校
正要)とする(後述のステップ61)可能性が低く、障
害物監視の継続性が高い。
【0055】(b)物体検知中であって、しかも、差値
が正(零を含む:発振レベルVLが立上り又は変化な
し)の場合は、C(正値)を参照値に定める(53,5
4,56)。この場合も、障害物が電極ユニット10の
近くにあるので、その監視を継続するために、Cは最高
設定値(正値)としている。これにより、この場合に
も、初期設定フラグをON(発振レベルVLの校正要)
とする(後述のステップ61)可能性が低く、障害物監
視の継続性が高い。
【0056】(c)物体非検出中であって、しかも、差
値が負(発振レベルVLが低下している)の場合は、D
(負値)を参照値に定める(53,57,58)。この
場合は、障害物があっても電極ユニット10から遠いの
で、障害物監視の緊急性は低い。そこで外乱を障害物と
誤検知する可能性を低くするために、Dは、Bよりもや
や高い負値としている。これにより、初期設定フラグを
ON(発振レベルVLの校正要)とする(後述のステッ
プ61)可能性が高く、外乱原因の発振レベル変動をキ
ャンセルする信頼性が高い。
【0057】(d)物体非検出中であって、しかも、差
値が正(零を含む:発振レベルVLが立上り又は変化な
し)の場合は、Eを参照値に定める(53,57,5
9)。この場合も、障害物監視の緊急性は低い。そこで
外乱を障害物と誤検知する可能性を低くするために、E
は、Cよりもやや低い正値としている。これにより、初
期設定フラグをON(発振レベルVLの校正要)とする
(後述のステップ61)可能性が高く、外乱原因の発振
レベル変動をキャンセルする信頼性が高い。
【0058】なお、車速10Km/h未満のときのみ障害物検
出を行なうので、「(外乱原因のVLの下り変化速度)<B
<D<(10Km/hの障害物接近速度でのVLの変化速度)<0
<(10Km/hの障害物離反速度でのVLの変化速度)<E<C
<(外乱原因のVLの立上り変化速度)」なる関係となって
いる。
【0059】以上のように参照値を設定すると、ステッ
プ52で算出した差値が参照値より大きいかをチェック
して(60)、大きいと初期設定フラグをON(零点補
正要)とし(61)、そうでないと初期設定フラグをO
FF(零点補正不要)とする(61)。
【0060】しきい値制御31の内容を図9に示す。図
9を参照すると、ここでCPU1は、初期設定フラグが
ON(零点補正要)であるかをチェックして(71)、
そうであると、後に発振レベルVLの校正を行ない、こ
こでのしきい値設定は無意味となるので、次のステップ
32に進む。
【0061】しかし初期設定フラグがOFFであると、
ステップ51で算出した平均値VLが、現在設定中のし
きい値Vr以下かをチェックして(72)、そうである
(平均値VLが障害物非検出レベルである)としきい値
Vrを、比較的に高い基準設定値VAに戻す(76)。
この設定値VAは、障害物非検出時の発振レベルが基準
値Vxにあるときの、障害物有無判定用のしきい値であ
る。図12に、VxとVAならびに次に触れる多くの基
準値の、相対関係を示す。
【0062】平均値VLが、現在設定中のしきい値Vr
を越える(平均値VLが障害物検出レベルである)と、
ステップ51で読込んだA回のデ−タの最低値が、基準
値C以下であるかをチエックして(73)、そうである
と、しきい値Vrに、最低の基準設定値VDを設定する
(77)。A回のデ−タの最低値が基準値Cを越える
と、それが中間の基準値B以下であるかをチェックして
(74)、そうであると、しきい値Vrに、VDよりや
や高い基準設定値VCを設定する(78)。A回のデ−
タの最低値が基準値Bを越えると、それが基準値A以下
であるかをチェックして(75)、そうであると、しき
い値Vrに、VCよりやや高くVAよりはやや低い基準
設定値VBを設定する(79)。A回のデ−タの最低値
が基準値Aを越えると、しきい値Vrに、基準設定値V
Aを設定する(80)。
【0063】このしきい値制御31の実行により、障害
物検知中の発振レベルVLの最低値に対応してしきい値
Vrがシフトする。すなわち発振レベルVLが低下傾向
のときにはそれに対応してしきい値Vrが下げられる。
図12に太い実線で示すように、障害物検知中の発振レ
ベルVLの最低値が基準値BとAの間にあるときには、
しきい値Vrは上述の処理によりVBに設定される。そ
してこのしきい値Vr=VBよりも発振レベルVLが上
昇すると、すなわち障害物非検知になると、ステップ7
2,76でしきい値VrはVAに戻される。電極ユニッ
ト10周りに泥などが付着して発振レベルVLが低下し
た後、障害物の接近により発振レベルVLが更に低下す
ると、障害物検知状態となって、障害物検知状態になっ
てからの発振レベルVLの最低値対応でしきい値Vrが
下がるので、泥などの付着によって発振レベルVLが低
下した分、しきい値Vrも下がることになる。したがっ
て、障害物が電極ユニット10から離れるときの、障害
物有りから無しへの切換わり検出のばらつきが小さくな
る。つまり障害物検知の信頼性が高い。なお、このよう
なしきい値のシフトを行わない場合には、泥などが付着
していない場合よりも遠方に障害物が離れないと、障害
物無しに切換わらないことになる。
【0064】図7を再度参照する。上述のしきい値制御
(31)を実行するとCPU1は、発振レベルVLを読
込み(32)、そして初期設定フラグがON(零点補正
要)かチェックして(33)、そうであると零点補正3
4を実行する。その内容を図10に示す。零点補正34
に進むと、CPU1は、ポートI/O−1より、発振レ
ベルVLを読み込んで(81)、デジタル変換し、その
値が設定値Vxであるかを判定する(82)。ここで、
発振レベルVLが第1設定値Vxでなければ、ステップ
84に進み、発振レベルVLと第1設定値Vxの偏差を
算出する。そして、該偏差を補償する(零とする)ため
の制御電圧Vmの補正値を算出し、この補正値を現在出
力中の制御電圧に加えた値を算出し(85)、算出値に
制御電圧Vmを変更する(86)。すなわち算出したデ
ジタルデータ制御電圧Vmを、ポートI/O−2より共
振/結合回路2に出力する。そしてステップ81に戻
る。こうしてCPU1は、発振レベルVLが第1設定値
Vxになるまでステップ81〜ステップ86の処理を繰
り返し、発振レベルVLが第1設定値Vxとなると、初
期設定フラグをOFF(零点補正不要)に設定して(8
3)、作動制御OPCに戻る。
【0065】障害物有無の判定と判定結果対応の処理:
ステップ35−38 再度図7を参照する。ステップ33で初期設定フラグが
OFF(零点補正不要)であることを認知した場合に
は、CPU1は、ステップ32で読込んだ発振レベルV
Lしきい値Vrと比較する(35)。発振レベルVLが
しきい値Vr以下であると、ポートI/O−5に、障害
物有りを示すHを設定する(36)。これにより信号S
1がHからLに切換わり、ブザ−Bzが鳴動する。発振
レベルVLがしきい値Vrを越えていたときには、ポー
トI/O−5を障害物無しを示すHレベルに設定し(3
7)、そして所定周期で、発振レベルVLが第1設定値
Vxに合致する方向に、制御電圧Vmを小値Y分づつ変
更し、発振レベルVLをVxに合わせる(38)。そし
て、作動制御OPCに進む。
【0066】作動制御OPCでは前述のように、障害物
検出の有/無(I/O−5:H/L)と、制御信号Sc
の検出指示/不指示(H/L)に応じて、制御信号Sc
が検出指示(H)である間、障害物検出OBDを繰返し
実行する(23−24−/23−25−)。すなわ
ち障害物検出を継続する。
【0067】制御信号Scが検出指示(H)から検出非
指示(L)に切換わると、このとき障害物非検知(I/
O−5:L)であると、障害物検出は停止し、制御信号
Scが検出非指示(L)から検出指示(H)に切換わる
のを待つ(12)。
【0068】しかし、障害物検知中(I/O−5:H)
であったときには、所定時間の時限値TrのタイマTr
をスタ−トして(23−24−26−27)、障害物検
出OBDに進み、障害物検出は継続する。そしてタイマ
Trがタイムオ−バすると、つまり所定時間が経過する
と、出力ポ−トI/O−5をL(障害物検出無)にし
て、障害物検出は停止し、制御信号Scが検出非指示
(L)から検出指示(H)に切換わるのを待つ(1
2)。
【0069】なお、上述の実施例では、制御信号Scの
検出指示(H)から検出非指示(L)への切換わりが障
害物検出有(I/O−5:H)のときに生じた場合の
み、検出非指示(L)にもかかわらず、所定時間Trの
間は障害物検出を継続するようにしているが、本発明の
第2実施例では、これを、制御信号Scの検出指示
(H)から検出非指示(L)への切換わりが障害物検出
無(I/O−5:L)の場合にも同様に行なう。そのた
め、ステップ23が省略される。
【0070】しかし、障害物検出無(I/O−5:L)
の場合は、障害物検出を停止したときに障害物が仮に存
在したとしてもそれはセンサ電極の感知領域の外で遠く
にあるので、制御信号Scが検出非指示(L)から検出
指示(H)に切換り、これをステップ12で認知してセ
ンサ初期化ZDCを実行しても、検知に格別な遅れを生
じないので、また、センサ初期化ZDCの実行頻度が高
く見込まれるので、上述の、詳細に説明した実施例の方
がベタ−と考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 (a)は図1に示す検知コントロ−ラCNT
の車速判定の範囲を示すグラフであり、(b)は検知コ
ントロ−ラCNTが発生する物体検出指示(Sc=Hす
なわちI/O−4=L)を示すフロ−チャ−トである。
【図3】 図1に示す検出処理装置DET1の構成を示
すブロック図である。
【図4】 図3に示す共振/結合回路2の回路構成を示
す電気回路図である。
【図5】 図3に示す電極ユニット10周りの電気力線
の分布の概要(推定)を示す平面図である。
【図6】 図3に示すCPU1の制御動作の一部である
センサ初期化DZCと作動制御OPCの内容を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図3に示すCPU1の制御動作の一部である
障害物検出OBDの内容を示すフロ−チャ−トである。
【図8】 図7に示す微分処理30の内容を示すフロ−
チャ−トである。
【図9】 図7に示すしきい値制御31の内容を示すフ
ロ−チャ−トである。
【図10】 図7に示す零点補正34の内容を示すフロ
−チャ−トである。
【図11】 図3に示す発振レベルVLの、レベル校正
を施さない場合のレベル変化を示すグラフであり、
(a)は障害物が電極ユニット10に接近している過程
のものを、(b)は電極ユニット10周りに水がかかっ
たときのものを、(c)はどしゃぶりの雨相当の水しぶ
きが電極ユニット10周りに当っているときのものを示
す。
【図12】 図9に示すしきい値制御31の処理におけ
るレベル判定参照値としきい値として設定する値の相対
レベルを示すグラフである。
【符号の説明】
DET1:障害物検出装置 Le1,Le
2:発光ダイオ−ド In1,I2:インバ−タ D1,D2,D
3,D4:ダイオード Bd:ブザ−ドライバ Bz:ブザ− CNT:検知コントロ−ラ Fvc:F/V
コンバ−タ Cmp1,Cmp2:比較器 Ff:フリップ
フロップ Amp:バッファ Ang:アンドゲ
−ト SPs:速度検出パルス発生器 PKs:パ−キ
ングブレ−キスイッチ ATs:シフトレバ−スイッチ P:電源回路 1:CPU 2:共振/結合
回路 3:発振回路 4:検波/増幅
回路 5:温度補償回路 6:リセット回
路 10:電極ユニット 10a,10
c:第1,第2電極 VL:発振レベル相当直流電圧 Vm:制御電圧 v1:高周波発振電圧 V7:7km/
h相当電圧 V10:10km/h相当電圧 C,Cc,Cz
1:コンデンサ L:誘導コイル VD:バリキャ
ップダイオード LL:仮想境界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊 藤 新 也 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 浜 島 茂 充 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 石 川 均 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 家 田 清 一 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 井 奈 波 恒 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体との間に静電容量を形成するためのセ
    ンサ電極;該センサ電極と基準電位の間の静電容量に対
    応する電気信号を発生するための発振手段;前記センサ
    電極と基準電位の間の静電容量に対する前記発振手段が
    発生する電気信号を調整する初期調整手段;前記センサ
    電極への物体の接近による前記発振手段が発生する電気
    信号の変化を検出し、物体検知情報を発生する監視手
    段;および、待機状態において、指令信号が物体検出の
    不指示から指示に切換わるのを待ち、切換わると前記初
    期調整手段を起動し、その動作が終了してから前記監視
    手段を起動する検出制御手段;を備える物体検出装置に
    おいて:前記検出制御手段は、前記監視手段を起動した
    後、前記指令信号が物体検出の指示から不指示に切換わ
    ったとき、不指示が所定時間継続した後に監視手段の動
    作を停止して前記待機状態に移行し、該所定時間内に指
    示に切換わったときには、監視手段の動作を継続する;
    ことを特徴とする物体検出装置。
  2. 【請求項2】前記検出制御手段は、前記指令信号が物体
    検出の指示から不指示に切換わったときに前記監視手段
    が物体検知情報を発生していると、不指示が所定時間継
    続した後に監視手段の動作を停止して前記待機状態に移
    行し、該所定時間内に指示に切換わったときには監視手
    段の動作を継続し、前記指令信号が物体検出の指示から
    不指示に切換わったときに前記監視手段が物体検知情報
    を発生していなかったときには、監視手段の動作を停止
    して前記待機状態に移行する;請求項1記載の物体検出
    装置。
  3. 【請求項3】前記検出制御手段は、監視手段の動作を停
    止するとき物体検知情報を解除する請求項1又は請求項
    2記載の物体検出装置。
  4. 【請求項4】走行速度を検出する速度検出手段,走行あ
    るいは停止のために運転者が操作する操作子の操作状態
    を表わす状態信号を発生する状態センサ、および、前記
    走行速度が設定値以下であって前記状態信号が走行のた
    めの操作状態のとき物体検出指示、前記走行速度が設定
    値を越えるか前記状態信号が停止のための操作状態のと
    き物体検出不指示、を表わす指令信号を発生する車上指
    令器、を装備した車両上に、前記物体検出装置があっ
    て、前記センサ電極は車外物体との間に静電容量を形成
    するためのものであり;前記検出制御手段は、前記車上
    指令器が発生する指令信号に応答する;請求項1,請求
    項2又は請求項3記載の物体検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046080A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Fujikura Ltd 静電容量センサ
JP2013506071A (ja) * 2009-10-02 2013-02-21 マグナ クロージャーズ インコーポレイテッド 雨天補償方式の車両用挟み込み防止システム
CN112297061A (zh) * 2019-07-30 2021-02-02 精工爱普生株式会社 检测方法及机器人

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