JPH1183687A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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Publication number
JPH1183687A
JPH1183687A JP24371197A JP24371197A JPH1183687A JP H1183687 A JPH1183687 A JP H1183687A JP 24371197 A JP24371197 A JP 24371197A JP 24371197 A JP24371197 A JP 24371197A JP H1183687 A JPH1183687 A JP H1183687A
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JP
Japan
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slide glass
cassette
inspection
stage
shutter
Prior art date
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Application number
JP24371197A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Miki
章利 三木
Akihiro Fukao
明広 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドガラスの検査に係る一連の機構を簡
素且つ小型化した検査装置を提供する。 【解決手段】 X−Yステージ80の前進により、ガ
イドローラ102とクランパ84との接触で把持片84
aが下がり、カセット内のスライドガラス9が把持片8
2a,84aで軽く把持される。 シャッタ88が上昇し、スライドガラス9が把持片8
2a,84aで完全に把持されたまま、X−Yステージ
80が後退する。 検査終了後、X−Yステージ80が前進し、スライド
ガラス9がカセットに収められ、シャッタ88が下降し
てから、X−Yステージ80が後退する。すると、スラ
イドガラス9はストッパ94に当たり、カセットに残っ
たまま、X−Yステージ80が元の位置に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細胞分析等を行う
検査装置、詳細には検体細胞を載せたスライドガラスを
装置に挿入してから検査の済んだスライドガラスを取り
出すまでの一連の機構に特徴がある検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】その種の検査装置は、例えば日常の臨床
血液検査における抹消血の白血球の分類、赤血球の形態
分析、血小板の計数、網状赤血球の計数等を行うもの
で、分類・分析・計数を自動的に行い、結果を印字した
り、データを内蔵フロッピーディスクに記憶したり、或
いは外部コンピュータに伝送したりするものである。
【0003】このような検査装置では、血液等の検体細
胞を載せたスライドガラスは、専用のカセットに収納さ
れる。このカセットが装置に挿入されると、検査位置ま
で搬送され、検査位置でスライドガラスは、カセットか
ら1枚ずつ取り出されて、スライドガラスを拡大手段
(拡大鏡)に対して位置決め・走査するX−Yステージ
に載せられ、検査が済んだらX−Yステージから再びカ
セットに戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検査装置では、カセットからスライドガラスを取り出し
てX−Yステージまで運ぶ機構と、スライドガラスを拡
大手段に対して位置決め・走査するX−Yステージとが
別々に配備されているため、カセットに対するスライド
ガラスの出入に係る機構が複雑であり、装置が大型にな
る。しかも、カセットからスライドガラスを取り出す場
合、スライドガラスの両端(短辺エッジ)を把持するの
で、把持されたスライドガラスが不安定である上に、そ
のスライドガラスをX−Yステージ上に正確に位置決め
するのが難しく、これも機構の複雑化を招く要因であ
る。
【0005】従って、本発明は、そのような問題点に着
目してなされたもので、スライドガラスの検査に係る一
連の機構を簡素且つ小型化した検査装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の検査装置は、検体細胞を載
せたスライドガラスを検査位置に搬送する搬送手段と、
検査位置に搬送されたスライドガラスを把持し、拡大手
段まで移動させると共に、拡大手段に対してスライドガ
ラスを位置決め・走査するX−Yステージ手段とを備え
ることを特徴とする。
【0007】この検査装置では、X−Yステージ手段
が、検査位置に在るスライドガラスを把持し、拡大手段
まで移動させる機構と、拡大手段に対してスライドガラ
スを位置決め・走査する機構とを併有するため、双方の
機構を簡素に一体化することができ、機構を小型化でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。但し、本発明は、検査装置において、ス
ライドガラスの装置への挿入から装置からの取り出しま
での一連の機構に特徴があるので、その特徴的機構を中
心に説明する。図1は、検査装置の外観斜視図であり、
この検査装置は、上側に観察用の窓1が配備され、前面
側にそれぞれ取手2a,3aを有する2つのドア2,3
が開閉可能に設けられている。ここでは、図2に示すよ
うに、ドア2がスライドガラスの装置への挿入用で、ド
ア3が検査の終了したスライドガラスの装置からの取り
出し用であり、ドア2側からスライドガラスを装置に挿
入し、ドア3側からスライドガラスを取り出す。但し、
実際に装置にセットされるのは、複数枚のスライドガラ
スを収納したカセット10であり、一度に2つのカセッ
ト10を並べて挿入することができる。
【0009】装置の概略構成を模式的に示す図3におい
て、装置に挿入されたカセット10は、後記のカセット
送り機構により、右側の挿入位置Aから中央の検査位置
Bまで搬送され、カセット10の各スライドガラスの検
査が行われ、全てのスライドガラスの検査が終了したカ
セット10は、左側の取出位置Cまで搬送される。スラ
イドガラスを収納するカセット10の正面図を図4の
(a)に、上面図を図4の(b)に、背面図を図5の
(a)に、底面図を図5の(b)に、左側面図を図6の
(a)に、右側面図を図6の(b)に示す。カセット1
0は、その両側部11に前後方向(水平方向)に延びる
溝12を有し、左右の対応溝12にスライドガラス9を
差し込むことで、スライドガラス9がカセット10に収
納される。ここでは、溝12は全部で20個あるので、
20枚のスライドガラス9を収納することができる。カ
セット10の上部13には、4つの円形開口14が形成
され、この開口14の各開閉の順列(即ちビット列)に
より、カセット10に収納されている検体細胞の種類等
を識別できるようになっている。なお、溝12や開口1
4の数は適宜増減すればよいのは勿論である。
【0010】カセット10の底部15には、横断方向に
延びる2つの細長い溝16が形成され、この溝16に後
記カセット送り機構のツメ58が係合し、ツメ58が移
動することによりカセット10が搬送される。次に、装
置の内部機構の詳細について説明する。装置のカセット
挿入位置A及び検査位置B(図3参照)の下側の内部構
造を図7に、挿入位置Aの内部構造を図8に、検査位置
B及びカセット取出位置Cの下側の内部構造を図9に示
す。但し、取出位置Cの内部構造は、図3に概略的に示
すように図8と同様であり、同じ構造が並列しているの
で省略する。
【0011】図7及び図9において、基台20上には、
カセット送り機構等が配置された支持台21が支持シャ
フト22により支持されている。基台20には、検査位
置Bでカセット10を上下させるエレベータ32の昇降
用ステッピングモータ24が固定され、その回転軸の下
端部にはプーリ26が取付けられている。モータ24の
回転軸の上端部には、同心円上に多数のスリットを有す
るスリット板28が取付けられ、このスリット板28の
回転を検知し、エレベータ32の上下位置を検出するた
めのフォトセンサ30が配置されている。
【0012】エレベータ32は、検査位置Bの下側に昇
降可能に支持されている。即ち、エレベータ32の中央
には送りネジ34の上端がナット33により螺合・固定
され、送りネジ34の下端にはプーリ36が取付けられ
ている。このプーリ36とモータ24側のプーリ26に
はベルト38が掛けられている。又、エレベータ32の
端部にはブシュ40が取付けられ、ブシュ40をシャフ
ト42が貫通している。シャフト42の上端は支持台2
1にネジにより固定され、下端は基台20にネジにより
固定されている。
【0013】これにより、モータ24が作動すると、プ
ーリ26、ベルト38、プーリ36を通じて、送りネジ
34が回転し、その回転方向に応じてエレベータ32が
シャフト42で案内されつつ上下に移動する。そして、
エレベータ32の上下動に伴って、エレベータ32上の
カセット10が上下する。支持台21の下面には、エレ
ベータ32の上限検出用フォトセンサ44が、基台20
の上面には、エレベータ32の下限(原点)検出用フォ
トセンサ46が配置されている。従って、エレベータ3
2の上下位置は前記フォトセンサ30で、上限はフォト
センサ44で、下限はフォトセンサ46でそれぞれ検出
され、エレベータ32は、上限と下限との間で任意の位
置に移動することができる。
【0014】一方、図7において、支持台21には、カ
セット10を左右方向(横方向)に送るためのステッピ
ングモータ50が固定され、その回転軸にプーリ52が
取付けられている。このプーリ52に対応して、支持台
21に回転可能に支持された回転軸(図示せず)に別の
プーリ54が取付けられ、両プーリ52,54間にベル
ト56が掛けられている。又、支持台21には、左右方
向に移動可能にプッシャ59が設けられ、このプッシャ
59は、前記カセット10の底部15の溝16に係合す
る出没可能(揺動可能)なツメ58を有する。モータ5
0、プーリ52,54、ベルト56、ツメ58及びプッ
シャ59は、カセット送り機構を構成し、ツメ58を有
するプッシャ59が左右方向に一体に移動するように構
成されている。
【0015】従って、ツメ58がカセット10の溝16
に係合した状態で、ツメ58(即ちプッシャ59)が左
方向に移動するようにモータ50が回転すると、カセッ
ト10が左方向に移動する。ツメ58と溝16との係合
を解除すれば、モータ50の逆回転により、プッシャ5
9を元の右位置に復帰させることができる。このカセッ
ト10の横方向への移動は、フォトセンサ60,62及
び遮光板64により行われる。フォトセンサ60,62
は支持板48に取付けられて不動であり、遮光板64は
プッシャ59と一体に動くようになっている。支持板4
8の右側のフォトセンサ60は、カセット10の横送り
の右端(右限)を検出し、支持板48の左側のフォトセ
ンサ62は、カセット10の横送りの左端(左限)を検
出する。遮光板64は、プッシャ59と共に左右方向に
移動し、この遮光板64の移動によりフォトセンサ6
0,62の光が遮られることで、カセット10の横送り
の左右端が検出される。
【0016】図8において、カセット10の上方に配置
された上板66には、ドア2,3の閉状態をロックする
ソレノイド68、ドア2,3をロックするピン70、ド
ア2,3の開閉を検出するためのフォトセンサ72、及
びカセット10の種類を識別するためのフォトセンサ7
4が取付けられている(図3参照)。フォトセンサ74
は、カセット10が検査位置に移送されたときに、カセ
ット10の上部13に設けられた開口14の開閉の順列
を検知することで、カセット10に収納されたスライド
ガラス(検体細胞)の種類を識別するためのものであ
る。
【0017】上記はカセット10を挿入位置Aから、検
査位置Bを経て取出位置Cまで搬送する一連の機構(カ
セット昇降機構、カセット送り機構等)の説明である
が、次に、検査位置Bでカセット10から各スライドガ
ラス9を出入する機構について、図10〜図12を参照
して説明する。図10は、その出入機構を簡潔に示す斜
視図、図11は、スライドガラスを軽く把持した状態を
示す図、図12は、スライドガラスを完全に把持した状
態を示す図である。
【0018】図10において、X−Yステージ80は、
矢印イ方向(前後方向)に移動可能であり、上側のフォ
ーク82と、下側のクランパ84とからなる。フォーク
82及びクランパ84は、それぞれ先端部両側に把持片
82a,84aを有し、この把持片82a,84aでス
ライドガラス把持部が構成される。クランパ84はピン
86によってフォーク82に矢印ロ方向(上下方向)に
揺動可能(シーソー運動可能)に連結され、常態ではク
ランパ84の前部上縁はフォーク82から突出してい
る。後述のシャッタ88のガイドローラ102がクラン
パ84の前部上縁を押せば、把持片84aがフォーク8
2の把持片82aから離れる。
【0019】図11及び図12において、クランパ84
の後部には、フォーク82の後部に固定された固定具1
10に取付けられたスプリング112が係止され、この
スプリング112により、クランパ84の後部は下方向
に常時付勢される。このため、クランパ84の把持片8
4aは、常態ではピン86を支点として上方向に付勢さ
れ、フォーク82の把持片82aと共に閉じた状態にあ
る。このクランパ84(即ち把持片84a)の開閉を検
出するためのセンサ114が固定具110に取付けられ
ている。
【0020】X−Yステージ80の前後方向の移動に対
して、シャッタ88が矢印ハ方向(上下方向)に移動可
能に支持されている。シャッタ88は、上下方向に開口
するスリット90を有し、装置のフレーム(図示せず)
に固定されたガイドピン92がスリット90に挿通さ
れ、スリット90とガイドピン92により、シャッタ8
8の上下方向の移動が安定して支持される。シャッタ8
8の前側下部には、円柱状のストッパ94が突設され、
このストッパ94がスライドガラス9と同一レベルに位
置するときは、スライドガラス9がストッパ94に当た
り、カセット10からスライドガラス9を取り出すこと
ができない。
【0021】シャッタ88を上下方向に移動させるリン
ク96は、フレームに取付けられた支点98により矢印
ニ方向(上下方向)に揺動可能であり、このリンク96
にシャッタ88の上部がピン100によって取付けられ
ている。従って、リンク96の上下動に応じて、シャッ
タ88が上昇・下降する。なお、図面には示していない
が、リンク96の上下動は例えばモータ、カム、スプリ
ングの組合せにより行われ、モータの作動によるカムの
回転によりリンク96か上がり、スプリングによりリン
ク96が下がるように構成されている。又、シャッタ8
8の上限及び下限を検出するフォトセンサが設けられて
いる。更に、検査位置Bにあるカセット10から、検査
対象のスライドガラス9以外のスライドガラス9が飛び
出すのを防止するために、シャッタ88の両側にスライ
ドガラス保持ガイドが上下方向に設けられている。
【0022】又、シャッタ88の下部にはガイドローラ
102が回転可能に設けられており、シャッタ88が下
降状態にあるときに、ガイドローラ102がクランパ8
4の上縁に当たることで、クランパ84(即ち把持片8
4a)が押し下げられ、スライドガラス把持部(把持片
82a,84a)が開状態となる。一方、シャッタ88
が上昇状態にあるときは、ガイドローラ102がクラン
パ84の上縁から離れることで、クランパ84の後部が
前記スプリング112によって引っ張られ、把持片84
aが上がり、スライドガラス把持部が閉状態となる。
【0023】図11及び図12に示すように、検査位置
Bにおいて、上側には対物レンズ116が、下側にはコ
ンデンサレンズ118が配置され、拡大手段(拡大鏡)
としての両レンズ116,118は対向している。この
ようなスライドガラスの出入機構においては、カセット
10が検査位置Bに搬送されると、例えばカセット10
の最下のスライドガラス9がまず取り出される。このと
き、リンク96によりシャッタ88は下降状態にあり、
最下のスライドガラス9と同レベルにストッパ94が位
置する。この状態で、X−Yステージ80が前進する。
前進に伴って、ガイドローラ102がクランパ84の上
縁に当たり、クランパ84の前部が押し下げられ、把持
片84aが下がり、スライドガラス把持部(把持片82
a,84a)が開状態となると共に、その把持部がシャ
ッタ88の切欠き93を通過し、把持片82aがスライ
ドガラス9の上側に、把持片84aがスライドガラス9
の下側に位置し、両把持片82a,84aによりスライ
ドガラス9が軽く把持される(図11の状態参照)。
【0024】次いで、リンク96によりシャッタ88が
上昇する。すると、ガイドローラ102がクランパ84
から離れ、スライドガラス9が把持片82a,84aに
より完全に把持されると共に、ストッパ94がスライド
ガラス9のレベルからずれる(図12の状態参照)。こ
の状態で、X−Yステージ80がスライドガラス9を把
持したまま後退する。そして、スライドガラス9が対物
レンズ116とコンデンサレンズ118との間に位置し
た時点で、X−Yステージ80はスライドガラス9の位
置を微調整するために、X−Y方向に微動する。又、ス
ライドガラス9上の検体細胞の検査中にも、走査のため
にX−Yステージ80はX−Y方向に微動する。
【0025】検査が終了すると、X−Yステージ80は
前進し、スライドガラス9をカセット10の元の位置に
収納する(図12の状態参照)。ここで、シャッタ88
が下降することで、ガイドローラ102がクランパ84
の上縁に当たり、スライドガラス9は把持片82a,8
4aで軽く把持された状態になる(図11の状態参
照)。続いて、X−Yステージ80が後退するが、スト
ッパ94がスライドガラス9と同レベルに位置するの
で、X−Yステージ80の後退に伴ってスライドガラス
9がストッパ94に当たる。従って、スライドガラス9
は把持片82a,84aから解放されて、カセット10
に収まり、X−Yステージ80はそのまま元の位置に戻
る。
【0026】その後、次の下から2番目のスライドガラ
ス9の検査に移るために、前記エレベータ32の下降に
よりカセット10が下がる。そして、前記と同じ動作が
繰り返されることで、順々にスライドガラス9の検査が
自動的に行われる。全てのスライドガラス9の検査が終
了すると、エレベータ32の上昇によりカセット10が
上がってから、前記カセット送り機構により、当該カセ
ット10がカセットの取出位置Cに搬送されるのと同時
に、次のカセット10が検査位置Bに搬送され、同様に
次のカセット10の各スライドガラス9について検査が
行われる。
【0027】このようなスライドガラスの出入機構によ
れば、X−Yステージ80が、カセット10からスライ
ドガラス9を取り出して対物レンズ116及びコンデン
サレンズ118まで移動させる機構と、両レンズ11
6,118に対してスライドガラス9を位置決め・走査
する機構とを併有するため、図10〜図12に示されて
いるように双方の機構を簡素に一体化することができ、
機構を小型化できる。
【0028】ここで、カセット10の装置への挿入から
装置からの取り出しまでの流れを、図2及び図3を参照
して説明する。仮に2つのカセット10をドア2の裏側
に載せ、ドア2を閉めると、カセットは挿入位置A(A
1 ,A2 )にセットされる。即ち、カセットはカセット
送り機構に載置される。次いで、カセット送り機構によ
り2つのカセットが左方向に搬送され、挿入位置A2
在るカセットが検査位置Bにセットされる。このとき、
挿入位置A1 に在ったカセットは挿入位置A2に位置す
る。
【0029】検査位置Bに在るカセットについて、前記
したように各スライドガラスの検査が終了すると、カセ
ット送り機構により検査位置Bのカセットが取出位置C
1 に、挿入位置A2 のカセットが検査位置Bに搬送され
る。このとき、検査位置Bのカセットについての検査が
行われている最中に、必要に応じてドア3を開けて取出
位置C1 の検査済みのカセットを取り出すことができる
し、ドア2を開けて、次に検査する2つのカセットを挿
入位置A1 ,A2 にセットすることができる。勿論、各
挿入位置A1 ,A2 、検査位置B、取出位置C1 ,C2
にカセットが存在するか否かは、検出用のフォトセンサ
(図示せず)により監視されており、例えば取出位置C
1 ,C2 に検査済みのカセットが存在する場合は、カセ
ットの搬送が行われないように適切に設定されている。
【0030】このように、カセットを装置にセットすれ
ば、カセットは挿入位置から検査位置まで搬送され、そ
のカセットの各スライドガラスについての検査が終了し
てから、取出位置まで搬送されるので、カセットを装置
に順次セットすると共に検査済みのカセットを適宜取り
出すことで、非常に効率良く検査を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の検査装置は、以上説明したよう
に、X−Yステージ手段が、検査位置に在るスライドガ
ラスを把持し、拡大手段まで移動させる機構と、拡大手
段に対してスライドガラスを位置決め・走査する機構と
を併有するため、双方の機構を簡素に一体化することが
でき、機構を小型化できるだけでなく、軽量化により走
査時の防振化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る検査装置の外観斜視図である。
【図2】図1の検査装置のドアを開けた状態の外観斜視
図である。
【図3】図1の検査装置の概略構成を示す模式図であ
る。
【図4】図1の検査装置にセットされるスライドガラス
収納用のカセットの正面図(a)、及び上面図(b)で
ある。
【図5】図4のカセットの背面図(a)、及び底面図
(b)である。
【図6】図4のカセットの左側面図(a)、及び右側面
図(b)である。
【図7】図1の検査装置における挿入位置及び検査位置
側下部の内部構造を示す図である。
【図8】図1の検査装置における挿入位置の内部構造を
示す図である。
【図9】図1の検査装置における検査位置及び取出位置
側下部の内部構造を示す図である。
【図10】図1の検査装置における、カセットに対する
スライドガラスの出入機構を簡潔に示す斜視図である。
【図11】図10のスライドガラスの出入機構の一状態
を示す構造図である。
【図12】図10のスライドガラスの出入機構の別状態
を示す構造図である。
【符号の説明】
9 スライドガラス 10 カセット 24,50 モータ 32 エレベータ 58 ツメ 59 プッシャ 80 X−Yステージ 82a,84a 把持片(スライドガラス把持部) 88 シャッタ 94 ストッパ 102 ガイドローラ 116 対物レンズ 118 コンデンサレンズ A 挿入位置 B 検査位置 C 取出位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体細胞を載せたスライドガラスを検査位
    置に搬送する搬送手段と、検査位置に搬送されたスライ
    ドガラスを把持し、拡大手段まで移動させると共に、拡
    大手段に対してスライドガラスを位置決め・走査するX
    −Yステージ手段とを備えることを特徴とする検査装
    置。
  2. 【請求項2】前記X−Yステージ手段の動作に連動する
    シャッタ機構を備え、前記X−Yステージ手段は、その
    前側(スライドガラス対向側)にスライドガラス把持部
    を有し、このスライドガラス把持部は、シャッタ機構の
    動作に連動してスライドガラスの把持・解放を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の検査装置。
  3. 【請求項3】前記X−Yステージ手段のスライドガラス
    把持部は、スライドガラスを上下から把持することを特
    徴とする請求項2記載の検査装置。
  4. 【請求項4】前記搬送手段は、スライドガラスを装置へ
    の挿入位置から検査位置まで搬送し、検査の終了したス
    ライドガラスを検査位置から装置からの取出位置まで搬
    送することを特徴とする請求項1記載の検査装置。
  5. 【請求項5】複数枚のスライドガラスを上下方向に並べ
    て収納するカセットを備え、このカセットが搬送手段で
    搬送されることを特徴とする請求項1記載の検査装置。
JP24371197A 1997-09-09 1997-09-09 検査装置 Pending JPH1183687A (ja)

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Cited By (7)

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