JPH1183502A - 地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体 - Google Patents

地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体

Info

Publication number
JPH1183502A
JPH1183502A JP23715397A JP23715397A JPH1183502A JP H1183502 A JPH1183502 A JP H1183502A JP 23715397 A JP23715397 A JP 23715397A JP 23715397 A JP23715397 A JP 23715397A JP H1183502 A JPH1183502 A JP H1183502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
code
data
wide area
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23715397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masateru Yamashita
誠輝 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP23715397A priority Critical patent/JPH1183502A/ja
Publication of JPH1183502A publication Critical patent/JPH1183502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定のデータサイズによって、他に必要なデ
ータを削除すること無く、広範囲の地図上で一特定地点
を含む地図データを指定することが可能な地図データ表
示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装
置に使用される記録媒体を提供する。 【解決手段】 地図データを、世界地図を複数の区画に
分割した超広域図から、広域図,地域図,地区図,基本
図,詳細図,細密図,超細密図まで8段階に階層化し、
また、階層化した地図データを指定する地図番号とし
て、超広域図を指定する5ビットの経度緯度区画コー
ド,基本図を指定する16ビットの基本図区画コード,
細密図を指定する8ビットの細密図区画コードと共に、
基本図から超細密図までの階層を指定する3ビットの第
1縮尺コード、及び地区図から超広域図までの階層を指
定する2ビットの第2縮尺コードを地区図から超広域図
までを指定する地図番号のみに細密図区画コードの代わ
りに配置して、データサイズを32ビットの固定長とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定領域の地図上
の特定地点を指定すると、その特定地点を含む地図デー
タを表示手段に表示させる地図データ表示装置及び地図
データ表示方法並びに前記地図データ表示装置に使用さ
れる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカーナビゲーション装置に
おいて、地図上の特定地点を指定して対応する地図デー
タを表示させる場合には、入力装置に地図上の緯度及び
経度を入力する方法があった。しかし、この方法は、入
力作業が繁雑であると共に緯度,経度の入力順序を間違
うこともあり、操作性が良くないという問題があった。
【0003】斯様な問題を解決するために、次のような
方法が提案されている。例えば、日本全域など特定領域
をカバーするように、 対象となる地図全域をカバーする大型の区域(枡目)
をマトリックス状に配置した、メッシュを定義する。 大型の区域を、複数の小型の区域に分割する。 大型の区域と小型の区域とを組合わせた1元の固有コ
ードを定義する。 1元の固有コードで定義される小型の区域がカバーす
る地図の範囲を、複数段階の縮尺で表示するための縮尺
コードを定義する。 目的地などの特定地点が入力されると、その特定地点
に対応する座標データ(緯度,経度)を求め、その座標
データが含まれる固有コードに対応する地図データを選
択し、所定の縮尺コードによって表示する。というもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、大型の
区域を多数配置することによって対象範囲を日本国全域
に拡げることができる。しかしながら、日本全域を対象
とする場合に比して、例えば、それより国土が広いアメ
リカ合衆国全域などを含む全世界を対象とした場合には
対象範囲が膨大に拡がることになる。従って、特定地域
を指定していた従来のコード体系に、新たな他の地域も
カバーするように好ましくは全世界をカバーするよう
に、コードを新たに割付ける必要が生じる。
【0005】その場合は、例えば、記憶データの空領域
を探してそこに新たなコードを割付けて対応することが
考えられるが、全データが割り付けられない不具合を生
じる。また、例えば、詳細地図や広域地図といった複数
尺度の地図表示を可能とするための地図データの縮尺表
現の幅を狭小化して、即ち、特定縮尺表現に関連するデ
ータを削除して、そのために空いた領域に新たなコード
を割付けて対応することが考えられるが、表示可能な縮
尺率が減少してしまうという不具合が生じる。
【0006】また、例えば、記憶容量を新たに増やして
新たなコードを割付けて対応することが考えられるが、
容量が増える結果、装置の処理速度が遅くなってしまう
という不具合が生じる。更に、容量を増やす手段として
記憶媒体を追加すれば、各媒体をまたぐ地図表示はでき
ないという新たな不具合も生じる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、他に必要なデータを削除すること無
く、一定のデータサイズによって、広範囲の地図上で一
特定地点を含む地図データを指定することが可能な地図
データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図デー
タ表示装置に使用される記録媒体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1または10記載
の地図データ表示装置または地図データ表示方法によれ
ば、指定手段により特定地点が指定され、座標データ決
定手段または第1ステップによって特定地点に対応する
座標データが決定されると、地図番号決定手段または第
2ステップは、座標データが含まれる地図番号を決定す
る。その地図番号は、世界地図を複数の区画に分割した
超広域図を超広域図区画コードにより指定し、超広域図
を複数の区画に分割した基本図を基本図区画コードによ
り指定し、更に、基本図を複数の区画に分割した細密図
を細密図区画コードにより指定するものであり、表示制
御手段または第3ステップは、地図番号決定手段または
第2ステップによって決定された地図番号で指定される
地図データを地図データ記憶手段より読出して、表示手
段に表示させる。
【0009】従って、地図データに超広域図区画コード
を備えたことによって、例えば世界地図などをカバーす
る所定領域の地図上の特定地点を指定することが可能と
なり、その特定地点が含まれる地図データを前記地図番
号のデータフォーマットによって指定することができ
る。
【0010】また、地図番号は、第1及び第2縮尺コー
ドによって、超広域図と基本図との中間の縮尺レベルを
有する少なくとも1つ以上の第1中間図,基本図と細密
図との中間の縮尺レベルを有する少なくとも1つ以上の
第2中間図並びに細密図を複数の区画に分割した超細密
図の地図データをも指定することができるので、表示制
御手段または第3ステップは、特定地点が含まれる地図
データを、多様な縮尺レベルで表示手段に表示させるこ
とができる。
【0011】この第1及び第2縮尺コードをも合わせて
構成することにより、他に必要なデータを削除すること
無く、一定のデータサイズによって広範囲な地図上での
特定地点を含む地図データを指定することができる。
【0012】請求項2または11記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、第1中間図
を、超広域図を複数の区画に分割した広域図,その広域
図を複数の区画に分割した地域図,その広域図を複数の
区画に分割した地区図とし、第2中間図を、基本図を複
数の区画に分割した詳細図とし、超細密図を、細密図を
4分割した図としたので、地図番号のデータサイズを適
当な範囲内に納めることができる。
【0013】請求項3または12記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、第1縮尺コー
ドのうち超細密図を指定するコードを、細密図を4分割
した区画を一意に指定するコードとしたので、地図番号
決定手段または第2ステップが、座標データが含まれる
最も縮尺レベルの小さい超細密図の地図番号を選択する
ことにより、表示制御手段または第3ステップは超細密
図の地図データを表示手段に表示させることができるの
で、使用者は、例えば目的地付近などの最も詳細な地図
データの表示を参照することができる。
【0014】請求項4または13記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、地図番号決定
手段または第2ステップは、座標データ決定手段または
第1ステップによって決定された座標データが含まれる
地図番号のうち、縮尺コードが示す縮尺レベルが最小の
ものを選択するので、表示手段には、表示制御手段また
は第3ステップによって、特定地点が含まれる縮尺レベ
ルが最小の地図データが表示される。従って、使用者
は、特定地点周辺の詳細な地図データを参照することが
できる。
【0015】請求項5または14記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、地図番号決定
手段または第2ステップは、縮尺レベル変更手段により
変更された縮尺レベルに応じた地図番号を選択し直し、
表示制御手段または第3ステップは、選択し直された地
図番号により指定される地図データを地図データ記憶手
段より読出して表示手段に表示させる。従って、使用者
は、表示手段に表示させる地図データの縮尺レベルを、
縮尺レベル変更手段によって例えば、細密図→詳細図→
基本図、或いは、細密図→超細密図、などのように変更
することができる。
【0016】請求項6または15記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、超広域図区画
コードを、経度方向を指定する3ビットデータ及び緯度
方向を指定する2ビットデータで表現し、基本図区画コ
ードを、経度方向及び緯度方向を各々指定する各8ビッ
トデータで表現し、細密図区画コードを、経度方向及び
緯度方向を各々指定する各4ビットデータで表現し、第
1縮尺コードを、3ビットデータで表現し、第2縮尺コ
ードを、2ビットデータで表現したので、地図番号のデ
ータサイズを、上記各ビット幅で規定される一定範囲内
に納めることができる。
【0017】請求項7または16記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、第2縮尺コー
ドを、地区図から超広域図までを指定する地図番号のみ
に設けて細密図区画コードの代わりに配置したので、細
密図区画コードを指定する必要がない地区図から超広域
図までの地図番号においては、その代わりに第2縮尺コ
ードを配置することによって、地図番号のデータサイズ
を更に縮小することができる。
【0018】請求項8または17記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、地図番号のデ
ータサイズを32ビットの固定長としたので、表示制御
手段における地図番号の取り扱いが容易となり、また、
世界地図上の何れの特定地点を含む地図データであって
も、32ビットのデータサイズで指定することができ
る。従って、地図番号のデータサイズとして32ビット
を確保すれば、地図データ記憶手段に記憶される地図デ
ータに対する地図番号の表現上の制約はなくなるので、
地図データ記憶手段に記憶される地図データを一体の
(一連の)データとして扱うことができる。
【0019】請求項9または18記載の地図データ表示
装置または地図データ表示方法によれば、カーナビゲー
ション装置に使用することによって、カーナビゲーショ
ンにおいて最適な地図データ表示を行うことが可能とな
る。
【0020】尚、請求項1,10及び19に示される超
広域図を超広域図区画コードで指定することによって、
所定領域として地球上の全世界を含む領域をカバーする
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカーナビゲーショ
ン装置に適用した場合の一実施例について図面を参照し
て説明する。図2は、本実施例の電気的構成を示す機能
ブロック図である。この図2において、カーナビゲーシ
ョン装置(座標データ決定手段,地図番号決定手段,表
示制御手段)1には、衛星軌道上のGPS衛星から送信
される電波信号を受信するGPS受信機2からの復調信
号が与えられると共に、自動車の走行距離を得るための
車輪速センサ3からの出力信号及び地磁気センサなどか
らなる方位センサ4からの出力信号が与えられるように
なっている。
【0022】また、カーナビゲーション装置1には、C
D−ROMドライブユニット5及びデータ設定/表示装
置(指定手段,表示手段,縮尺レベル変更手段)6が接
続されている。CD−ROMドライブユニット5は、地
図データベースが記録されたCD−ROM(地図データ
記憶手段,記録媒体)7を駆動するものであり、カーナ
ビゲーション装置1から与えられる読出し信号に基づい
て、CD−ROM7から所定の地図データを読出すと、
その地図データをカーナビゲーション装置1に出力する
ようになっている。
【0023】また、データ設定/表示装置6は、カーナ
ビゲーション装置1から出力される地図データを表示す
るためのディスプレイや、音声によるアナウンスを行う
ためのスピーカや、各種のコマンド数値などを入力する
ための操作パネルなどを備えたものである。
【0024】カーナビゲーション装置1は、具体的には
図示しないが、CPU,ROM,RAM,ハードディス
クなどを含んで構成されており、GPS受信機2からの
復調信号に基づいて自動車の絶対位置を計算するGPS
航法と、車輪速センサ3及び方位センサ4からの出力信
号に基づいて自動車の移動方向及び移動距離を算出する
自律航法とを併用するシステムとなっている。そして、
GPS衛星からの電波信号が受信できる間はGPS航法
を行い、電波信号が受信できない間は自律航法によって
自動車の現在位置を算出して、CD−ROMドライブユ
ニット5を介してCD−ROM7内の地図データベース
を参照することにより走行経路を案内するようになって
いる。
【0025】CD−ROM7には、経度緯度座標系に従
って表された地図データベースが格納されている。以
下、本発明の要旨である、CD−ROM7内の地図デー
タを指定するための地図番号のデータ構造について図
1,図5乃至図7を参照して説明する。
【0026】図5(b)は、世界地図の経度緯度座標系
である。世界地図を、東経0度,北緯0度を中心とし
て、経度(X軸)方向に51.2度,緯度(Y軸)方向
に45.5度間隔に区切ることによって、8×4=32
の枡目に分割する。そして、各枡目を、西から東へ向け
て0から7,南から北へ向けて0から3の区画コードを
付して指定する。
【0027】例えば、図5(b)及び(c)において、
経度区画コードが4,緯度区画コードが2で示される区
画“42”を例示している。ここで、経度緯度区画コー
ドで示される1つの区画の範囲を示す地図データを、超
広域図と称する。超広域図は、約4096Km四方の領
域となる。
【0028】即ち、図5(a)に示すように、経度緯度
区画コード(超広域図区画コード)として、経度区画コ
ード0〜7を表す3ビット,緯度区画コード0〜3を表
す2ビットの計5ビットがあれば、世界地図上の経度方
向の全てと南北緯0〜71度の範囲にある超広域図を指
定することができる。
【0029】尚、この5ビット表現では、南北緯71〜
90度の範囲を指定することはできないが、この範囲は
極地付近であり陸地が殆ど無く、通常はナビゲーション
の対象とならない領域であることから、この範囲を除外
しても実質的に支障はない。よって、本実施例では、こ
の範囲を除外した全領域を全世界と見なすようにする。
また、西端の区画(経度コード0)と東端の区画(経度
コード7)とで領域が重複しているが、この領域は海洋
(太平洋)であってカーナビゲーションでは実際に使用
しない領域である。
【0030】また、球面である地球表面を平面の地図デ
ータとして表すには、経度或いは緯度と距離との関係を
補正する必要があるため、経度方向の距離を一定とした
場合に、その一定距離が示す緯度を、以下の式により補
正するようにしている。緯度(n)=緯度(n−1)+
0.2度×cos(緯度(n−1))ここで、緯度
(n)は、0〜90度の間で複数のポイントで緯度を計
算する場合の任意のポイントにおける緯度であり、緯度
(n−1)は、前記ポイントの1つ手前のポイントで計
算した緯度を示す。また、緯度(0)=0.0である。
【0031】次に、図6は、超広域図を4段階で順次1
6分割して、最終的に256×256=65536分割
した基本図までを階層的に示すものである。即ち、図6
(a)に示すように、基本図区画コードとして、X,Y
軸区画コード0〜FFH(00H〜FFH;Hは16進
数のヘキサを表す)を表す各8ビットがあれば、1つの
超広域図の内部にある基本図を指定することができる。
【0032】そして、超広域図を16分割したものを広
域図(図6(d)参照),その広域図を16分割したも
のを地域図(図6(e)参照),その地域図を16分割
したものを地区図(図6(f)参照)、と定義する。そ
して、地区図を16分割したものが基本図(図6(g)
参照)となる。図6においては、ある超広域図中に存在
する基本図“AAAA”が、各縮尺レベルの図において
どの位置に対応するかを示している。
【0033】例えば、図6(b)または(c)に示すよ
うに、超広域図の図6中左下(西南端)を0000H,
右上(東北端)をFFFFHとすると、超広域図を16
分割した広域図のレベルでは、基本図“AAAA”は
“8080”内に含まれる。次に、広域図“8080”
を参照すると左下が8080Hを示し(図6(d)参
照)、広域図を16分割した地域図では“A0A0”に
対応する。以下、地域図を16分割した地区図では“A
8A8”に(図6(e)参照)、そして、基本図“AA
AA”(図6(f)参照)へと至るようになっている。
基本図は、約12分(16Km)四方を示す領域とな
る。
【0034】次に、図7は、基本図を2段階で順次16
分割して、最終的に16×16=256分割した細密図
を示すものである。即ち、図7(a)に示すように、細
密図区画コードとして、X,Y軸区画コード0〜FHを
表す各4ビットがあれば、1つの基本図の内部にある細
密図を指定することができる。
【0035】そして、基本図を16分割したものを詳細
図と定義する(図7(d)参照)。そして、詳細図を1
6分割したものが細密図となる(図7(e)参照)。図
7(b)〜(e)においては、基本図“AAAA”中に
存在する細密図“55”が、各縮尺レベルの図において
どの位置に対応するかを示している。
【0036】例えば、基本図の図7中左下を00H,右
上をFFHとすると、基本図を16分割した詳細図レベ
ルでは、細密図“55”は詳細図“44”内に存在す
る。詳細図“44”を参照すると、左下が44Hを示
し、細密図“55”へと至るようになっている。細密図
は、約45秒(1Km)四方を示す領域となる。更に、
細密図を4分割して約22.5秒(500m)四方を示
す領域を、超細密図と定義する(図7(e)参照)。超
細密図の指定については後述する。また、各図間の縮尺
関係(階層)を図8に示す。
【0037】以上のように各区画コードのビット幅を定
義すると、各図の縮尺レベルを示す縮尺コードをも付加
して、地図番号を32ビットのデータサイズに納めるこ
とができる。これを図1に示す。尚、カーナビゲーショ
ン装置1のCPUにおけるデータ処理能力を十分生かす
ためには、データサイズとしては32が限界である。図
1(a)は、超細密図から基本図までの4段階を示す地
図番号,図1(b)は、超広域図から地区図までの4段
階を示す地図番号である。
【0038】図1(a),(b)共に第8ビットから第
31ビットまでは共通であり、第8〜23ビットは基本
図区画コード(16ビット),第24〜26ビットは第
1縮尺コード(3ビット),第27〜31ビットは経度
緯度区画コード(5ビット),に割当てられている。こ
こで、第1縮尺コードは、3ビットで以下のように各図
の階層を指定するものである。 000:地区図から超広域図まで 001:基本図 010:詳細図 011:細密図 100:超細密図(左下) 101:超細密図(左上) 110:超細密図(右下) 111:超細密図(右上)
【0039】図1(a)の超細密図から基本図までの地
図番号では、第1縮尺コードは“001〜111”まで
しか使用しない。そして、第0〜7ビットは、細密図区
画コードを示すようになっている。また、図1(b)の
地区図から超広域図までの地図番号では、第1縮尺コー
ドは常に“000”となる。そして、第0〜7ビット
は、細密図区画コードを示す必要がないので、ここを第
2縮尺コードとして使用する。第2縮尺コードは以下の
ように各図を指定するようになっている。 0000 0000:地区図 0000 0001:地域図 0000 0010:広域図 0000 0011:超広域図 尚、ここで実質的に使用しているのは2ビットである。
【0040】以上のデータ構造を有する地図番号を使用
して、CD−ROM7から地図データを読出す場合につ
いて、図3及び図4をも参照して説明する。図3は、C
D−ROM7内の各データ領域を概念的に示す図であ
り、図4は、カーナビゲーション装置1(以下、装置1
と称す)の地図データ表示処理に関する制御内容を示す
フローチャートである。この図4において、先ず、「特
定地点入力あり?」の判断ステップS1において、装置
1は、データ設定/表示装置6から特定地点の入力があ
るか否かを判断する。
【0041】ここで、特定地点とは、例えば目的地とす
る地域や,その地域内の特定の場所,建造物,店舗,住
所或いは交差点名などである。CD−ROM7内部の検
索キー記憶部7aには、これらの項目が検索キーとして
登録してあり、運転者は、目的地として適当なものを適
宜選択して、データ設定/表示装置6から入力する。
【0042】判断ステップS1において特定地点の入力
が無く、装置1が「NO」と判断すると、「表示データ
あり?」の判断ステップS9に移行する。判断ステップ
S9において、装置1は、データ設定/表示装置6に既
に表示済みの地図データがあるか否かを判断し、表示済
みの地図データが無ければ「NO」と判断してステップ
S1に移行する。即ち、入力待ちの状態では、ステップ
S1→S9→S1→S9→…のループを繰返している。
【0043】判断ステップS1において特定地点の入力
があり、装置1が「YES」と判断すると、「座標デー
タ決定」の処理ステップS2に移行する。処理ステップ
S2において、装置1は、入力された特定地点がどの座
標データに対応するかを、検索キー記憶部7aにある検
索キーと座標データ記憶部7bにある座標データとの対
応によって決定する。次に「地図番号決定」の処理ステ
ップS3に移行する。尚、ステップS2は、座標データ
決定手段及び第1ステップに対応する。
【0044】処理ステップS3において、装置1は、ス
テップS2で決定された特定地点に対応する座標データ
から、更に、その座標データに対応する地図番号を計算
用のソフトウエアにより演算して決定する。そして、
「地図データを読出して表示」の処理ステップS4に移
行する。尚、ステップS3は、地図番号決定手段及び第
2ステップに対応する。
【0045】処理ステップS4において、装置1は、ス
テップS3で求めた地図番号に対応する地図データをC
D−ROM7の地図データ記憶部7cから読出すと、デ
ータ設定/表示装置6に出力してディスプレイに表示さ
せる。尚、ステップS4は、表示制御手段及び第3ステ
ップに対応する。
【0046】ここで、地図データは、例えば、都市部や
山間部など、表示情報量が多いものや少ないものに対応
して最も細密な縮尺レベルは異なっている。例えば、都
市部では道路や建造物などが高密度で存在しており、そ
れらの表示情報量が多いので地図データは超細密図まで
存在するが、逆に、山間部などでは、表示情報量が少な
いため地図データは細密図或いは詳細図までしか存在し
ないものがある。従って、入力された特定地点に対して
縮尺レベルが最も小さい地図番号の地図データを読出し
てそれを表示させる。次に、「ズームアップ?」若しく
は「拡大?」の判断ステップS5に移行する。
【0047】判断ステップS5において、装置1は、デ
ータ設定/表示装置6において『ズームアップ』が指定
されたか否かを判断し、指定されなければ「NO」と判
断して「ズームダウン?」若しくは「縮小?」の判断ス
テップS6に移行する。『ズームアップ』が指定された
場合は「YES」と判断して、「縮尺レベルを1ランク
下げた地図データを表示」の処理ステップS8に移行す
る。
【0048】処理ステップS8において、装置1は、現
在データ設定/表示装置6に表示させている地図データ
より更に縮尺レベルの低い地図データがある場合は、そ
の地図データをCD−ROM7から読出してデータ設定
/表示装置6に表示させ、ステップS1に移行する。ま
た、縮尺レベルの低い地図データが無い場合は、特に処
理を行うこと無くステップS1に移行する。
【0049】ステップS6及びS7における処理は、同
様に、データ設定/表示装置6において『ズームダウ
ン』が指定されたか否かを判断し、その結果に応じた処
理を行う。即ち、『ズームダウン』が指定されなければ
「NO」と判断してステップS1に移行し、『ズームダ
ウン』が指定された場合は、現在データ設定/表示装置
6に表示させている地図データより縮尺レベルの高い地
図データをCD−ROM7から読出してデータ設定/表
示装置6に表示させ、ステップS1に移行する。以降
は、データ設定/表示装置6が操作されるまでは、ステ
ップS1→S9→S5→S6→S1→…のループを繰返
して入力待ちとなる。尚、ステップS7及びS8は、地
図番号決定手段及び表示制御手段(第2及び第3ステッ
プ)に対応する。
【0050】以上のように本実施例によれば、データ設
定/表示装置6より特定地点が指定されると、カーナビ
ゲーション装置1によって特定地点に対応する座標デー
タを決定し、更に、その座標データが含まれる地図番号
を決定するようにした。
【0051】そして、所定領域を地球上の全世界とし、
地図データを、世界地図を複数の区画に分割した超広域
図,超広域図を複数の区画に分割した基本図,基本図を
複数の区画に分割した細密図,超広域図と基本図との中
間の縮尺レベルを有する第1中間図として、超広域図を
複数の区画に分割した広域図,その広域図を複数の区画
に分割した地域図,その広域図を複数の区画に分割した
地区図を有し、基本図と細密図との中間の縮尺レベルを
有する第2中間図として、基本図を複数の区画に分割し
た詳細図を有し、更に、細密図を4分割した超細密図を
加えて8段階に階層化した。
【0052】また、階層化した地図データを指定する地
図番号として、超広域図を指定する5ビットの経度緯度
区画コード,基本図を指定する16ビットの基本図区画
コード,細密図を指定する8ビットの細密図区画コード
と共に、基本図から超細密図までの階層を指定する3ビ
ットの第1縮尺コード及び地区図から超広域図までの階
層を指定するための2ビットの第2縮尺コードを備え、
その第2縮尺コードを、地区図から超広域図までを指定
する地図番号のみに設けて細密図区画コードの代わりに
配置することにより、地図番号のデータサイズを32ビ
ットの固定長とした。
【0053】そして、その地図番号に対応する各地図デ
ータをCD−ROM7に記憶させ、装置1は、当該地図
番号で指定される地図データをCD−ROM7より読出
して、データ設定/表示装置6に表示させるようにし
た。
【0054】即ち、地図番号に経度緯度区画コードを備
えたことによって、広範囲な世界地図上において、一特
定地点を含む地図データを、32ビットのデータサイズ
で指定することができる。従って、装置1のCPUにお
ける地図番号の取り扱いが容易となる。
【0055】そして、地図番号のデータサイズとして3
2ビットを確保すれば、CD−ROM7に対する地図番
号の表現上の制約はなくなるので、CD−ROM7に記
憶されている地図データは全て一体のデータとして扱う
ことができる。或いは、CD−ROMドライブ5におい
て、例えばCDチェンジャなどを使用することにより複
数のCD−ROM7を扱う場合でも、その全ての地図デ
ータを一連のデータとして指定して取扱うことができ
る。
【0056】また、例えば、従来の経度緯度区画コード
を備えていない地図番号で表示可能な最大縮尺レベルの
地図データは、本実施例における地域図程度であり、超
広域図に対応するものは、地図番号とは別個独立の指定
方法により読み出すようにしていた。そして、超広域図
で表示可能な地域は精々日本全国のレベルであり、例え
ば、アメリカ合衆国全土を表示するためには超広域図が
4枚必要であり、従来の地図番号では一連のデータとし
て指定することにより地図データを読出すのは不可能で
あった。
【0057】これに対して、本実施例では、上述したフ
ォーマットを有する地図番号を用いることによって、ア
メリカ合衆国はもとより、それを含む全世界をカバーす
る地図データを32ビットの地図番号で全て指定するこ
とができるようになり、例えばアメリカ合衆国内におけ
る経路計算などを一括して行うことが可能となる。
【0058】また、本実施例によれば、第1縮尺コード
のうち超細密図を指定するコードを、細密図を4分割し
た区画を一意に指定するコードとして、装置1は、座標
データが含まれる地図番号のうち、縮尺コードが示す縮
尺レベルが最小のものを選択するので、データ設定/表
示装置6には、特定地点が含まれる縮尺レベルが最小の
地図データとして、超細密図のレベルまで領域を特定し
て表示させることが可能となる。従って、使用者は、特
定地点周辺の詳細な地図データを参照することができ
る。即ち、例えばアメリカ合衆国全土のような広大な領
域を包括した上で、500m四方の超細密図のレベルま
で地図データを指定することができるようになった。
【0059】また、装置1は、データ設定/表示装置6
により変更された8段階の多様な縮尺レベルに応じた地
図番号を選択し直して、その選択し直された地図番号に
より指定される地図データをCD−ROM7より読出し
てデータ設定/表示装置6に表示させるので、使用者
は、データ設定/表示装置6に表示させる地図データの
縮尺レベルを、細密図→詳細図→基本図、或いは、細密
図→超細密図などのように変更して、参照したい範囲の
地図データを適宜選択することができる。加えて、本実
施例によれば、カーナビゲーション装置1に適用したこ
とにより、カーナビゲーションにおいて最適な地図デー
タ表示を行うことが可能となる。
【0060】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。地図番号のデータサイズは、32ビ
ットの固定長に限らず、装置1のCPUの処理能力が十
分生かせる範囲であれば32ビット以外の固定長でも良
く、また、装置1のデータ処理系が許容する場合は可変
長であっても良い。また、第2縮尺コードは、地区図か
ら超広域図を指定する地図番号のみに設ける必要は無
く、全ての地図番号に設けても良い。超広域図区画コー
ド,基本図区画コード,細密図区画コード,第1及び第
2縮尺コードのビット数は適宜変更して良い。第1中間
図及び第2中間図は、例示したものとは異なる階層レベ
ルに適宜変更して良い。また、超細密図も、細密図を4
分割するものに限らず、例えば、細密図を8或いは16
分割したものであっても良い。
【0061】加えて、超細密図を指定する第1縮尺コー
ドは、必ずしも超細密図を一意に指定するものでなくて
も良く、各超細密図の指定は、例えばデータ設定/表示
装置6で選択して指定するように構成しても良い。装置
1は、座標データが含まれる地図番号のうち、縮尺コー
ドが示す縮尺レベルが最小のものを選択するものに限ら
ず、例えば、前記座標データが含まれる地図番号のうち
縮尺レベルが最大のものを選択してデータ設定/表示装
置6に表示させ、使用者が『ズームアップ』操作を行う
ことによって、縮尺レベルの小さい地図データを順次段
階的に表示させても良い。また、データ設定/表示装置
6において、特定地点と共に、表示させる地図データの
縮尺レベルを指定することにより、装置1は、その指定
された縮尺レベルの地図データをデータ設定/表示装置
6に表示させても良い。
【0062】指定手段として、データ設定/表示装置6
のディスプレイの表示に対応するタッチセンサを設け
て、初期状態として、データ設定/表示装置6に超広域
図,広域図,地域図などの比較的縮尺レベルの大きい地
図データを1段階下層の(縮尺レベルの大きい)地図デ
ータの区画を示す分割線と共に表示させておき、使用者
がディスプレイの区画に対応する部分をタッチセンサで
接触指示することによって、順次下層の地図データを表
示させるようにしても良い。記録媒体はCD−ROM7
に限ること無く、コンピュータが読取り可能な記録媒体
であればその他の光ディスクやハードディスク,MOデ
ィスク,メモリカード或いはDVDなどでも良い。カー
ナビゲーション装置1に限ること無く、船舶などの航法
装置,或いはGPS装置などの地点測定装置に付随して
設けられるものであっても良い。また、本発明における
地図は海図をも含むものであり、例えば船舶などの航法
装置に使用しても良い。その場合は、図5(b)に示す
世界地図の経度緯度座標系において、経度区画コードが
0,7で指定される超広域図は、夫々西経,東経180
度までを表す領域とすれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をカーナビゲーション装置に適用した一
実施例を示す地図番号のデータフォーマットを示す図で
あり、(a)が超細密図から基本図までの4段階を示す
地図番号、(b)が超広域図から地区図までの4段階を
示す地図番号を示す
【図2】電気的構成の機能ブロック図
【図3】CD−ROM内の各記憶部を概念的に示す図
【図4】カーナビゲーション装置の制御内容を示すフロ
ーチャート
【図5】(a)は経度緯度区画コードのフォーマットを
示す図、(b)は世界地図の経度緯度座標系を示す図、
(c)は、経度緯度区画コード“42”で指定される超
広域図を示す図
【図6】(a)は基本図区画コードのフォーマットを示
す図、(b)〜(g)は、超広域図を、広域図,地域
図,地区図,基本図まで段階的に分割した各図間の関係
を示す図
【図7】(a)は細密図区画コードのフォーマットを示
す図、(b)〜(e)は、基本図を,詳細図,細密図,
超細密図まで段階的に分割した各図間の関係を示す図
【図8】超広域図から超細密図まで、各図間の関係を示
す図
【符号の説明】
1はカーナビゲーション装置(座標データ決定手段,地
図番号決定手段,表示制御手段)、6はデータ設定/表
示装置(指定手段,表示手段,縮尺レベル変更手段)、
7はCD−ROM(地図データ記憶手段,記録媒体)を
示す。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域の地図を複数の区画に分割した
    超広域図,その超広域図を複数の区画に分割した基本
    図,前記超広域図と前記基本図との中間の縮尺レベルを
    有する少なくとも1つ以上の第1中間図,前記基本図を
    複数の区画に分割した細密図,前記基本図と前記細密図
    との中間の縮尺レベルを有する少なくとも1つ以上の第
    2中間図及び前記細密図を複数の区画に分割した超細密
    図からなる階層をなす地図データが夫々記憶されると共
    に、前記超広域図を指定する超広域図区画コード,前記
    基本図を指定する基本図区画コード,前記細密図を指定
    する細密図区画コード,前記第2中間図並びに前記基本
    図から前記超細密図までの階層を指定するための第1縮
    尺コード及び前記第1中間図並びに前記基本図から前記
    超広域図までの階層を指定するための第2縮尺コードか
    らなる地図番号を前記各地図データに一意に対応させる
    ように構成された地図データ記憶手段と、 特定地点を指定するための指定手段と、 この指定手段により指定された前記特定地点に対応する
    緯度,経度からなる座標データを決定する座標データ決
    定手段と、 この座標データ決定手段によって決定された座標データ
    が含まれる前記地図番号を決定する地図番号決定手段
    と、 この地図番号決定手段によって決定された地図番号によ
    り指定される地図データを前記地図データ記憶手段より
    読出して、表示手段に表示させる表示制御手段とを備え
    たことを特徴とする地図データ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1中間図は、前記超広域図を複数
    の区画に分割した広域図,その広域図を複数の区画に分
    割した地域図,その広域図を複数の区画に分割した地区
    図からなり、 前記第2中間図は、前記基本図を複数の区画に分割した
    詳細図からなり、 前記超細密図は、前記細密図を4分割した図からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の地図データ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1縮尺コードのうち前記超細密図
    を指定するコードは、前記細密図を4分割した区画を一
    意に指定するコードであることを特徴とする請求項2記
    載の地図データ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記地図番号決定手段は、前記座標デー
    タ決定手段によって決定された座標データが含まれる前
    記地図番号のうち、前記縮尺コードが示す縮尺レベルが
    最小のものを選択することを特徴とする請求項1乃至3
    記載の地図データ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段に表示されている地図デー
    タの縮尺レベルを変更する縮尺レベル変更手段を備え、 前記地図番号決定手段は、前記縮尺レベル変更手段によ
    って前記縮尺レベルが変更されると、変更された縮尺レ
    ベルに応じた地図番号を選択し直し、 表示制御手段は、前記地図番号決定手段によって選択し
    直された地図番号により指定される地図データを前記地
    図データ記憶手段より読出して、前記表示手段に表示さ
    せることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    地図データ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記超広域図区画コードは、経度方向を
    指定する3ビットデータ及び緯度方向を指定する2ビッ
    トデータで表現され、 前記基本図区画コードは、経度方向及び緯度方向を各々
    指定する各8ビットデータで表現され、 前記細密図区画コードは、経度方向及び緯度方向を各々
    指定する各4ビットデータで表現され、 前記第1縮尺コードは、3ビットデータで表現され、 前記第2縮尺コードは、2ビットデータで表現されるこ
    とを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の地図デ
    ータ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第2縮尺コードは、地区図から超広
    域図までを指定する地図番号のみに設けられ、前記細密
    図区画コードの代わりに配置されていることを特徴とす
    る請求項6記載の地図データ表示装置。
  8. 【請求項8】 前記地図番号のデータサイズは、32ビ
    ットの固定長であることを特徴とする請求項6または7
    記載の地図データ表示装置。
  9. 【請求項9】 カーナビゲーション装置に使用されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の地図デ
    ータ表示装置。
  10. 【請求項10】 所定領域の地図を複数の区画に分割し
    た超広域図,その超広域図を複数の区画に分割した基本
    図,前記超広域図と前記基本図との中間の縮尺レベルを
    有する少なくとも1つ以上の第1中間図,前記基本図を
    複数の区画に分割した細密図,前記基本図と前記細密図
    との中間の縮尺レベルを有する少なくとも1つ以上の第
    2中間図及び前記細密図を複数の区画に分割した超細密
    図からなる階層をなす地図データが夫々記憶されると共
    に、前記超広域図を指定する超広域図区画コード,前記
    基本図を指定する基本図区画コード,前記細密図を指定
    する細密図区画コード,前記第2中間図並びに前記基本
    図から前記超細密図までの階層を指定するための第1縮
    尺コード及び前記第1中間図並びに前記基本図から前記
    超広域図までの階層を指定するための第2縮尺コードか
    らなる地図番号を前記各地図データに一意に対応させる
    ように構成された地図データ記憶手段を備え、 特定地点を指定するための指定手段により指定された前
    記特定地点に対応する緯度,経度からなる座標データを
    決定する第1ステップと、 この第1ステップにより決定された座標データが含まれ
    る前記地図番号を決定する第2ステップと、 この第2ステップによって決定された地図番号により指
    定される地図データを前記地図データ記憶手段より読出
    して、表示手段に表示させる第3ステップとを備えてな
    ることを特徴とする地図データ表示方法。
  11. 【請求項11】 前記第1中間図は、前記超広域図を複
    数の区画に分割した広域図,その広域図を複数の区画に
    分割した地域図,その広域図を複数の区画に分割した地
    区図からなり、 前記第2中間図は、前記基本図を複数の区画に分割した
    詳細図からなり、 前記超細密図は、前記細密図を4分割した図からなるこ
    とを特徴とする請求項10記載の地図データ表示方法。
  12. 【請求項12】 前記第1縮尺コードのうち前記超細密
    図を指定するコードは、前記細密図を4分割した区画を
    一意に指定するコードであることを特徴とする請求項1
    1記載の地図データ表示方法。
  13. 【請求項13】 前記第2ステップは、前記第1ステッ
    プによって決定された座標データが含まれる前記地図番
    号のうち、前記縮尺コードが示す縮尺レベルが最小のも
    のを選択することを特徴とする請求項10乃至12の何
    れかに記載の地図データ表示方法。
  14. 【請求項14】 前記第2ステップは、前記表示手段に
    表示されている地図データの縮尺レベルを変更する縮尺
    レベル変更手段によって前記縮尺レベルが変更される
    と、変更された縮尺レベルに応じた地図番号を選択し直
    し、前記第3ステップは、前記第2ステップによって選
    択し直された地図番号により指定される地図データを前
    記地図データ記憶手段より読出して、表示手段に表示さ
    せることを特徴とする請求項10乃至13の何れかに記
    載の地図データ表示方法。
  15. 【請求項15】 前記超広域図区画コードは、経度方向
    を指定する3ビットデータ及び緯度方向を指定する2ビ
    ットデータで表現され、 前記基本図区画コードは、経度方向及び緯度方向を各々
    指定する各8ビットデータで表現され、 前記細密図区画コードは、経度方向及び緯度方向を各々
    指定する各4ビットデータで表現され、 前記第1縮尺コードは、3ビットデータで表現され、 前記第2縮尺コードは、2ビットデータで表現されるこ
    とを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の地
    図データ表示方法。
  16. 【請求項16】 前記第2縮尺コードは、地区図から超
    広域図までを指定する地図番号のみに設けられ、前記細
    密図区画コードの代わりに配置されていることを特徴と
    する請求項15記載の地図データ表示方法。
  17. 【請求項17】 前記地図番号のデータサイズは、32
    ビットの固定長であることを特徴とする請求項15また
    は16記載の地図データ表示方法。
  18. 【請求項18】 カーナビゲーション装置に使用される
    ことを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載の
    地図データ表示方法。
  19. 【請求項19】 指定された特定地点に対応する緯度,
    経度からなる座標データを含む地図データに対応する地
    図番号を決定し、その地図番号に対応する地図データを
    表示手段に表示させる地図データ表示装置に使用され、
    前記地図データが記憶される記録媒体であって、 所定領域の地図を複数の区画に分割した超広域図,その
    超広域図を複数の区画に分割した基本図,前記超広域図
    と前記基本図との中間の縮尺レベルを有する少なくとも
    1つ以上の第1中間図,前記基本図を複数の区画に分割
    した細密図,前記基本図と前記細密図との中間の縮尺レ
    ベルを有する少なくとも1つ以上の第2中間図及び前記
    細密図を複数の区画に分割した超細密図からなる階層を
    なす地図データが夫々記憶されると共に、前記超広域図
    を指定する超広域図区画コード,前記基本図を指定する
    基本図区画コード,前記細密図を指定する細密図区画コ
    ード,前記第2中間図並びに前記基本図から前記超細密
    図までの階層を指定するための第1縮尺コード及び前記
    第1中間図並びに前記基本図から前記超広域図までの階
    層を指定するための第2縮尺コードからなる地図番号を
    前記各地図データに一意に対応させるように構成されて
    いることを特徴とする記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記第1中間図は、前記超広域図を複
    数の区画に分割した広域図,その広域図を複数の区画に
    分割した地域図,その広域図を複数の区画に分割した地
    区図からなり、 前記第2中間図は、前記基本図を複数の区画に分割した
    詳細図からなり、 前記超細密図は、前記細密図を4分割した図からなるこ
    とを特徴とする請求項19記載の記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記第1縮尺コードのうち前記超細密
    図を指定するコードは、前記細密図を4分割した区画を
    一意に指定するコードであることを特徴とする請求項2
    0記載の記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記超広域図区画コードは、経度方向
    を指定する3ビットデータ及び緯度方向を指定する2ビ
    ットデータで表現され、 前記基本図区画コードは、経度方向及び緯度方向を各々
    指定する各8ビットデータで表現され、 前記細密図区画コードは、経度方向及び緯度方向を各々
    指定する各4ビットデータで表現され、 前記第1縮尺コードは、3ビットデータで表現され、 前記第2縮尺コードは、2ビットデータで表現されるこ
    とを特徴とする請求項20または21記載の記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記第2縮尺コードは、地区図から超
    広域図までを指定する地図番号のみに設けられ、前記細
    密図区画コードの代わりに配置されていることを特徴と
    する請求項22記載の記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記地図番号のデータサイズは、32
    ビットの固定長であることを特徴とする請求項22また
    は23記載の記録媒体。
JP23715397A 1997-09-02 1997-09-02 地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体 Pending JPH1183502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23715397A JPH1183502A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23715397A JPH1183502A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1183502A true JPH1183502A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17011197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23715397A Pending JPH1183502A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1183502A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001165669A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Pioneer Electronic Corp ナビゲーションシステム
KR101149754B1 (ko) 2011-03-23 2012-06-01 주식회사 네비웨이 공간과 영역과 셀 기반의 도로교통 및 대중교통 네트워크 구축 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001165669A (ja) * 1999-12-07 2001-06-22 Pioneer Electronic Corp ナビゲーションシステム
KR101149754B1 (ko) 2011-03-23 2012-06-01 주식회사 네비웨이 공간과 영역과 셀 기반의 도로교통 및 대중교통 네트워크 구축 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2224415B1 (en) Map Data Product and Map Data Processing Device
EP1562021B1 (en) Navigation method and computer program
EP0642108B1 (en) Navigation system
US5987375A (en) Method and apparatus for selecting a destination in a vehicle navigation system
US6807480B1 (en) Navigation system and a memory medium
WO2000062270A1 (fr) Support de stockage de donnees cartographiques, dispositif de recuperation de l'information et dispositif de navigation
JPH09229708A (ja) 車両ナビゲーション・システムにおける目的地を選択する方法および装置
JP2005165045A (ja) 地図表示機能を有する電子機器及びプログラム
JP4219474B2 (ja) 走行位置表示装置
JP4138637B2 (ja) ナビゲーション装置、更新データ提供装置、更新データ提供方法
WO2004012171A1 (ja) 地図データ製品および地図データ処理装置
JP5017157B2 (ja) 地図データ処理装置
JPH11161157A (ja) 地図データ処理装置
JPH1183502A (ja) 地図データ表示装置及び地図データ表示方法並びに地図データ表示装置に使用される記録媒体
JP3064758B2 (ja) 経路探索表示装置
JP4037167B2 (ja) 地図データ処理装置
JP2000028378A (ja) 走行位置表示装置
JP4607358B2 (ja) ナビゲーション装置及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP5104348B2 (ja) 地図表示装置
JPH08145702A (ja) 地図表示装置
JP2005308542A (ja) ナビゲーション装置
JP4008746B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4145596B2 (ja) 地図データ処理装置
JP3547644B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3773015B2 (ja) 地図描画用データ作成方法及びナビゲーション装置