JP3773015B2 - 地図描画用データ作成方法及びナビゲーション装置 - Google Patents

地図描画用データ作成方法及びナビゲーション装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に使用される地図描画用データの作成方法及びその地図描画用データ作成方法により地図描画用データを作成してディスプレイ装置に地図画像を表示するナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用ナビゲーション装置は、地図データを記録したCD−ROM又はDVD−ROM等の地図データ記憶装置と、ディスプレイ装置と、GPS(Global Positioning System )受信機、ジャイロ及び車速センサ等の車両の現在位置及び現在方位を検出するセンサ等を有し、車両の現在位置を含む地図データを地図データ記憶装置から読み出し、該地図データに基づいて車両位置の周囲の地図画像をディスプレイ画面に描画すると共に、車両位置マーク(ロケーション)をディスプレイ画面に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて地図画像をスクロール表示したり、地図画像を画面に固定し車両位置マークを移動させたりして、車両が現在どこを走行しているのかを一目で判るようにしている。
【0003】
また、通常、車載用ナビゲーション装置には、ユーザが所望の目的地に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるようにした経路誘導機能が搭載されている。この経路誘導機能によれば、地図データを用いて出発地から目的地までを結ぶ最もコストが低い経路を横型探索法又はダイクストラ法等のシミュレーション計算を行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路として記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他の道路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離内に近づいたときに、地図画像上の進路を変更すべき交差点に進路を示す矢印を描画して画面表示したりすることで、ユーザを目的地まで案内する。
【0004】
なお、コストとは、距離を基に、道路幅員、道路種別(一般道か高速道かなど)、右折及び左折等に応じた定数を乗じた値や車両の走行予測時間などであり、誘導経路としての適正の程度を数値化したものである。距離が同一の2つの経路があったとしても、ユーザが例えば有料道路を使用するか否か、走行距離を優先するか走行時間を優先するかなどを指定することにより、コストは異なったものとなる。
【0005】
CD−ROM等の地図データ記憶装置に記憶されている地図は、1/12500 、1/25000 、1/50000 及び1/100000等の縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切られており、道路等は経度及び緯度で表現された頂点(ノード)の座標集合として記憶されている。道路は2以上のノードの連結からなり、2つのノードを連結した部分はリンクといわれる。また、地図データは、(1)誘導経路の探索に使用するノードデータにより構成される探索レイヤ、(2)道路を描画するときに使用するノードデータにより構成される道路レイヤ、(3)建築物や河川等を表示するためのポリゴンデータにより構成される背景レイヤ、(4)地図に市町村名などの行政区画名、道路名、交差点名等の文字や地図記号等を表示するための文字・記号データにより構成されるレイヤなどからなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来は、誘導経路の探索に使用する探索レイヤと、地図描画に使用する道路レイヤとを有している。探索レイヤのノードデータには、ノードの位置情報の他に、車両が実際に走行する際に必要な道路規制情報(一方通行及びUターン禁止等の情報)が含まれている。一方、道路レイヤのノードデータには、位置情報の他に、道路を描画する際に必要となる道路描画情報(道路を描画する際の色や太さを示す情報等)が含まれている。
【0007】
このように、従来は、地図データ内に探索用レイヤと道路レイヤとを有し、探索用レイヤに含まれるノードの位置情報と、道路レイヤに含まれるノードの位置情報とが重複している。これは、誘導経路を探索するときには探索に要する時間を短縮するためにノードの数が少ないほうが有利であるのに対し、地図を正確に描画するためにはノードの数が多いことが要求されること、誘導経路を探索するときに必要な情報と道路を描画するときに必要な情報とが異なることなどの理由による。
【0008】
ところで、近年、より詳細な地図データが要望され、データ量が増大する傾向にある。しかし、記憶媒体(CD−ROM等)に格納できるデータ量には限界があるため、データ量の削減が要望されている。
また、近年、通信回線等を介して最新の地図データを送ることが提案されている。この場合、データ量を削減することは、データの転送時間を短縮するために極めて重要である。
【0009】
以上から本発明の目的は、記憶媒体に格納するデータや通信回線等を介して転送するデータのデータ量を削減できる地図描画用データ作成方法及びその地図描画用データ作成方法により地図描画用データを作成してディスプレイ装置に地図画像を表示するナビゲーション装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、道路をノードの集合として表現した地図データを使用してディスプレイ装置に地図画像を表示するナビゲーション装置の地図描画用データ作成方法であって、前記ナビゲーション装置は、経路探索用ノードの位置情報と各経路探索用ノード毎の経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報とにより構成され、誘導経路の探索に使用される経路探索用ノードデータと、前記経路探索用ノードの間に存在する補間用ノードの位置情報と、各補間用ノード毎の補間用ノード及び経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報と、道路描画条件を示す道路描画情報とにより構成された補間用ノードデータとを取得し、前記補間用ノードのうち前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するか否かを調べ、前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するときに、当該経路探索用ノードのリンク情報を当該補間用ノードとリンクするように変更して地図描画用データを作成することを特徴とする地図描画用データ作成方法により解決する。
【0011】
上記した課題は、道路をノードの集合として表現した地図データを使用してディスプレイ装置に地図画像を表示するナビゲーション装置において、経路探索用ノードの位置情報と各経路探索用ノード毎の経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報とにより構成され、誘導経路の探索に使用される経路探索用ノードデータを記憶する経路探索用ノードデータ記憶手段と、前記経路探索用ノードの間に存在する補間用ノードの位置情報と、各補間用ノード毎の補間用ノード及び経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報と、道路描画条件を示す道路描画情報とにより構成された補間用ノードデータを入力する補間用ノードデータ入力手段と、前記補間用ノードのうち前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するか否かを調べ、前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するときに、当該経路探索用ノードのリンク情報を当該補間用ノードとリンクするように変更して地図描画用データを作成する制御手段と、前記地図描画用データに基づいて地図画像を描画する地図描画手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置により解決する。
【0012】
以下、本発明の作用について説明する。
本発明方法においては、誘導経路の探索に使用する経路探索用ノードのデータと、経路探索用ノード間に存在する補間用ノードのデータとを合成して地図描画用データを作成する。例えば、補間用ノードのリンク情報に当該補間用ノードが経路探索用ノードとリンクしていることが示されている場合に、当該経路探索用ノードのリンク先を当該補間用ノードに変更する。これにより、補間用ノードと経路探索用ノードとがリンクされて、地図の描画が可能になる。
【0013】
また、当該補間用ノードの道路描画情報(描画時の色や太さ等を指定する情報)を、当該経路探索用ノードに付加することにより、道路を所定の色や太さで描画することができる。
本発明方法では、経路探索用ノードデータと補間用ノードデータとで重複する情報(位置情報)を有しなくても済むので、CD−ROM等の記憶媒体に格納するデータ量を削減することができる。
【0014】
また、例えばCD−ROM等に記憶されている探索レイヤのデータ(経路探索用ノードデータ)を使用し、外部から補間用ノードデータを入力して、最新の地図を描画することが可能となる。この場合、補間用ノードデータのみを外部から入力すればよいので、データの転送時間が短くて済む。
また、本発明装置においては、経路探索用ノードデータを記憶する経路探索用ノードデータ記憶手段と、補間用ノードデータを入力する補間用ノードデータ入力手段とを有し、地図描画用データ作成手段は経路探索用ノードデータと補間用ノードデータとを合成して地図描画用データを作成する。そして、地図描画手段は、地図描画用データに基づいて地図を描画する。これにより、例えば通信回線等を介して補間用ノードデータを入力し、経路探索用ノードデータ記憶手段に記憶されている経路探索用ノードデータと合成して、地図描画用データを作成することが可能になる。
【0015】
この場合に、地図描画用データを記憶する不揮発性のデータ記憶手段を設けることが好ましい。これにより、経路探索用ノードデータと補間用ノードデータとの合成処理は、補間用ノードデータを入力したときの1回だけ行えばよい。
【0016】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態のナビゲーション装置を示すブロック図である。
1は地図データを記憶したCD−ROM(又は、DVD−ROM:以下、同じ)であり、このCD−ROM1には探索レイヤ、道路レイヤ、背景レイヤ及び文字・記号レイヤにより構成される地図データが記憶されている。2は後述するナビゲーション装置本体10を操作するための各種操作ボタン等が設けられた操作部である。
【0017】
3は車両外部の交通情報センタから送られてくる補間用ノードデータを受信するための通信機(車載電話等)である。補間用ノードデータについては後述する。4はGPS衛星から送られてくるGPS信号を受信して車両の現在位置の経度及び緯度を検出するGPS受信機である。5は自立航法センサであり、この自立航法センサ5は、車両回転角度を検出するジャイロ等の角度センサ5aと、一定の走行距離毎にパルスを発生する走行距離センサ5bとにより構成されている。7は液晶ディスプレイ装置であり、ナビゲーション装置本体10は、このディスプレイ装置7に車両の現在位置の周囲の地図を表示したり、出発地から目的地までの誘導経路や車両位置マーク及びその他の案内情報を表示する。8はスピーカーであり、ナビゲーション装置本体10はユーザにスピーカー8を介して各種案内情報を音声で伝達する。
【0018】
ナビゲーション装置本体10は以下のものから構成されている。11はCD−ROM1から読み出された地図データや後述する地図描画用データ記憶部17から読み出された地図描画用データを一時的に記憶するバッファメモリである。12は操作部2と接続されるインターフェース、13は通信機3と接続されるインターフェース、14はGPS受信機4と接続されるインターフェース、15は自立航法センサ5に接続されるインターフェースである。16は制御部であり、この制御部16は、インターフェース14,15から入力される情報を基に車両の現在位置を検出したり、所定領域の地図データをバッファメモリ11に読み出したり、設定された探索条件で出発地から目的地までの誘導経路を探索する。
【0019】
17は地図描画用データ記憶部であり、この地図描画用データ記憶部17は不揮発性メモリにより構成される。制御部16は、通信機3を介して交通情報センタから補間用ノードデータを入力し、その補間用ノードデータとCD−ROM1の経路探索用ノードデータと合成して地図描画用データを作成し、地図描画用データ記憶部17に記憶しておく。なお、経路探索用ノードデータも、通信機3を介して交通情報センタから送られてくるようにしてもよい。
【0020】
18はバッファメモリ11に読み出された地図描画用データを用いて地図画像を生成する地図描画部である。20は制御部16で探索した誘導経路を記憶する誘導経路記憶部、21は誘導経路を描画する誘導経路描画部である。誘導経路記憶部20には、制御部16によって探索された誘導経路の全ノードが出発地から目的地まで記録される。誘導経路描画部21は、地図を表示する際に、誘導経路記憶部20から誘導経路情報(ノード列)を読み出して、誘導経路を他の道路とは異なる色及び線幅で描画する。
【0021】
19は動作状況に応じた各種メニュー画面(操作画面)や車両位置マーク及びカーソル等の各種マークを生成する操作画面・マーク発生部である。
22は音声信号発生部である。この音声信号発生部22には予め複数の音声メッセージが記録されており、制御部16からの信号に応じて所定の音声メッセージをスピーカー8に出力する。
【0022】
23は画像合成部であり、地図描画部18で描画された地図画像に、操作画面・マーク発生部19で生成した各種マークや操作画面、誘導経路描画部21で描画した誘導経路などを重ね合わせてディスプレイ装置7に表示させる。
このように構成されたナビゲーション装置において、制御部16は、GPS受信機4で受信したGPS信号と、自立航法センサ5から入力した信号とから車両の現在位置を検出する。そして、地図描画用データ記憶部17に地図描画用データが記憶されているときは地図描画用データ記憶部17からバッファメモリ11に地図描画用データを読み出し、地図描画用データ記憶部17に地図描画用データが記憶されていないときは、CD−ROM1に記憶されている道路レイヤのデータを地図描画用データとしてバッファメモリ11に読み出す。地図描画部18は、バッファメモリ11に読み出された地図描画用データを用いて地図画像を生成し、ディスプレイ装置7に車両周囲の地図画像を表示する。
【0023】
また、制御部16は、車両の移動に伴ってGPS受信機4及び自立航法センサ5から入力した信号により自車位置を検出し、その結果に応じて、ディスプレイ装置7に表示された地図画像に車両位置マークを重ね合わせて表示し、車両の移動に伴って車両位置マークを移動させたり、地図画像をスクロール表示する。
更に、ユーザが操作部2を操作して目的地を設定すると、制御部16は車両の現在位置を出発地とし、探索レイヤのデータ(経路探索用ノードデータ)を使用して出発地から目的地までの誘導経路を探索する。その後、探索結果を誘導経路記憶部20に記憶し、誘導経路を地図画像に重ね合わせて表示する。そして、車両の走行に伴って適宜案内情報を出力し、車両を目的地まで誘導経路に沿って案内する。
【0024】
図2は本実施の形態の地図描画用データ作成方法の概要を示す模式図である。図2(a)は補間用ノードデータ、図2(b)は経路探索用ノードデータ、図2(c)は補間用ノードデータと経路探索用ノードデータとを合成して作成された地図描画用データを示す。また、図3(a)は図2(a)に示す補間用ノードU1に付加されているパラメータを示す図、図3(b)は図2(b)に示す経路探索用ノードS1に付加されているパラメータを示す図である。
【0025】
補間用ノードには、ノードの位置(経度・緯度)を示すデータに加えて、図3(a)に示すように、リンク情報として、直前(1つ手前)のノードを示すパラメータ、次のノードを示すパラメータ(次のノードが複数存在する場合は次のノードを示すパラメータが複数付加される。)及び次のノードまでの距離を示すパラメータ(次のノードが複数存在する場合には、次のノードまでの距離を示すパラメータが複数付加される。)と、道路の属性を示すパラメータと、地図描画情報として道路を地図表示する際の色を示すパラメータ及び道路の名称を示すパラメータが付加されている。図3(a)に示す補間用ノードU1の場合、これらのパラメータから、直前のノードがS1、次のノードがU2のみ(分岐していない)、次のノードまでの距離が100m、道路が国道であり、表示色が赤、道路の名称が“並木通り”であることがわかる。
【0026】
経路探索用ノードには、位置(経度・緯度)を示すデータに加えて、図3(b)に示すように、直前(1つ手前)のノードを示すパラメータ、次のノードを示すパラメータ(次のノードが複数存在する場合は次のノードを示すパラメータが複数付加される。)及び次のノードまでの距離を示すパラメータ(次のノードが複数存在する場合は次のノードまでの距離を示すパラメータが複数付加される。)が付加され、その他に道路の属性を示すパラメータ及び交通規制情報を示すパラメータが付加されている。図3(b)に示す経路探索用ノードS1の場合、これらのパラメータから、直前のノードがS0、次のノードがS2のみ(分岐していない)、次のノードまでの距離が300m、次のノードまでの道路幅員が5.5mであり、一方通行の道路であることがわかる。誘導経路を探索する場合、制御部16は経路探索用ノードデータのみを使用して、出発地から目的地までの最もコストが低い経路を探索する。
【0027】
図3(a),(b)からわかるように、補間用ノードでは地図描画用のパラメータ、すなわち、描画する際の表示色等の情報を有するが、経路探索用ノードでは地図描画用のパラメータを有していない。一方、地図描画用ノードには、探索用の情報、すなわち、交通規制情報等の情報を有していない。また、図2(a),(b)に示すように、経路探索用ノードは、いずれも他の経路探索用ノードにリンクし、補間用ノードにはリンクしていない。一方、補間用ノードは、経路探索用ノードにリンクしているもの(例えば、U1,U3)と、補間用ノードにのみリンクしているもの(例えば、U2)とがある。本実施の形態においては、これらの経路探索用ノードデータ及び補間用ノードデータを合成して、図2(c)に示すように経路探索用ノード及び補間用ノードが相互にリンクした地図描画用データを作成する。
【0028】
図4は地図描画用データの作成方法を示すフローチャートである。以下、図2,図4を参照して地図描画用データ作成方法を説明する。
まず、ステップ101において、CD−ROM1から経路探索用ノードデータを読み込む。また、ステップ102において、通信機3を介して補間用ノードデータを読み込む。
【0029】
次に、ステップ103に移行し、各補間用ノードのリンク状態を調べる。そして、ステップ104に移行し、補間用ノードのうちの1つを抽出して、その補間用ノードが経路探索用ノードとリンクしているか否かを調べる。補間用ノードが経路探索用ノードにリンクしている場合(YESの場合)はステップ105に移行し、経路探索用ノードにリンクしていない場合(NOの場合)はステップ108に移行する。図2に示す例では、補間用ノードU1のパラメータからノードU1の1つ手前のノードが経路探索用ノードS1であることがわかる。従って、ステップ104からステップ105に進む。
【0030】
ステップ105では、経路探索用ノードS1のリンク先を調べる。ここでは、ノードS1の次のノードがS2となっている。従って、ノードU1のパラメータと矛盾する。この場合、ステップ106に移行し、補間用ノードU1のパラメータに従って経路探索用ノードS1のパラメータ(次のノード)をU1に変更する。その後、ステップ107に移行し、ノードS1にノードU1と同じ道路描画用パラメータを付加する。そして、ステップ108に移行し、全ての経路探索用ノードについて、リンク情報の変更が終了したか否かを調べる。ここでは、全ての経路探索用ノードのパラメータの変更が終了していないので、ステップ104に戻って、次の補間用ノードU2について、経路探索用ノードとリンクしているか否かを調べる。ここでは、ノードU2のリンク先が補間用ノードデータU1,U2だけであるので、ステップ104からステップ108に移行する。
【0031】
ステップ108では、全ての経路探索用ノードのリンク情報の変更が終了していないので、ステップ108からステップ104に戻る。そして、次の補間用ノードU3について経路探索用ノードとリンクしているか否かを調べ、ここでは経路探索用ノードS2にリンクしているのでステップ104からステップ105に移行する。ステップ105では、ノードS2のリンク情報を調べる。そうすると、ノードS2の1つ手前のノードがS1となっており、ノードU2のパラメータと矛盾する。従って、ステップ106に移行し、ノードS2のリンク情報を変更して、ノードS2の1つ手前のリンク先をノードU3とする。
【0032】
その後、ステップ107に移行し、ノードS2にノードS3と同じ道路描画用パラメータを付加した後、ステップ108に移行する。
このようにして、補間用ノードデータと経路探索用ノードデータとを合成し、全ての経路探索用ノードのリンク情報を変更して、矛盾のないリンク情報と道路描画情報とを有する地図描画用データが作成される。
【0033】
このようにして作成された地図描画用データは、地図描画データ記憶部17に記憶され、地図を描画する際にはバッファメモリ11に読み出される。地図描画部18は、バッファメモリ11に読み出された地図描画用データを使用し、各ノード間を直線又はスプライン曲線で結んで、パラメータで示される表示色で道路を描画する。
【0034】
本実施の形態においては、探索レイヤのデータ(すなわち、探索ノードデータ)と、車両外部から送られてくる補間用ノードデータとを用いて地図描画用データを作成し、地図描画用データ記憶部17に記憶しておくので、通信回線を介して外部から送られてくるデータのデータ量を削減することができる。この場合、探索レイヤと道路レイヤとを別々にもつ従来の方式に比べて、おおよそ経路探索用ノードの数だけデータ量を削減することができる。
【0035】
なお、上述の実施の形態においては交通情報センタから補間用ノードデータを入力する場合について説明したが、CD−ROM内に道路レイヤを記録しておく替わりに補間用ノードデータを記録しておくと、CD−ROMに記録するデータの量を削減できる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明方法によれば、経路探索用ノードのデータと経路探索用ノード間に存在する補間用ノードのデータとを合成して地図描画用データを作成するので、情報の重複を避けることができて、CD−ROM等の記憶媒体に格納するデータ量を削減することができる。また、通信回線等を介して地図データを送る場合に、補間用ノードデータのみを転送すればよいので、データの転送時間が短くて済むという効果を奏する。
【0037】
また、本発明のナビゲーション装置によれは、地図描画用データ作成手段により、経路探索用ノードデータ記憶手段に記憶された経路探索用ノードデータと補間用ノードデータ入力手段により入力した補間用ノードデータとを合成して地図描画用データを作成するので、通信回線等を介して補間用ノードデータを入力し、最新の地図を描画することが可能になる。この場合に、補間用ノードデータのみを転送すればよいので、転送に要する時間が短くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のナビゲーション装置を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の地図描画用データ作成方法の概要を示す模式図であり、(a)は補間用ノードデータ、(b)は経路探索用ノードデータ、(c)は補間用ノードデータと経路探索用ノードデータとを合成して作成された地図描画用データを示す。
【図3】(a)は補間用ノードU1に付加されているパラメータを示す図、(b)は経路探索用ノードS1に付加されているパラメータを示す図である。
【図4】地図描画用データの作成方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CD−ROM、
2 操作部、
3 通信機、
4 GPS受信機、
5 自立航法センサ、
7 ディスプレイ装置、
8 スピーカー、
10 ナビゲーション装置本体、
11 バッファメモリ、
12〜15 インターフェース、
16 制御部、
17 地図描画用データ記憶部、
18 地図描画部、
19 操作画面・マーク発生部、
20 誘導経路記憶部、
21 誘導経路描画部、
22 音声出力部、
23 画像合成部。

Claims (4)

  1. 道路をノードの集合として表現した地図データを使用してディスプレイ装置に地図画像を表示するナビゲーション装置の地図描画用データ作成方法であって、
    前記ナビゲーション装置は、
    経路探索用ノードの位置情報と各経路探索用ノード毎の経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報とにより構成され、誘導経路の探索に使用される経路探索用ノードデータと、
    前記経路探索用ノードの間に存在する補間用ノードの位置情報と、各補間用ノード毎の補間用ノード及び経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報と、道路描画条件を示す道路描画情報とにより構成された補間用ノードデータとを取得し、
    前記補間用ノードのうち前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するか否かを調べ、前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するときに、当該経路探索用ノードのリンク情報を当該補間用ノードとリンクするように変更して地図描画用データを作成する
    ことを特徴とする地図描画用データ作成方法。
  2. 前記ナビゲーション装置は、前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するときに、当該経路探索用ノードのリンク情報を当該補間用ノードとリンクするように変更するとともに、当該経路探索用ノードに当該補間用ノードの道路描画情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の地図描画用データ作成方法。
  3. 道路をノードの集合として表現した地図データを使用してディスプレイ装置に地図画像を表示するナビゲーション装置において、
    経路探索用ノードの位置情報と各経路探索用ノード毎の経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報とにより構成され、誘導経路の探索に使用される経路探索用ノードデータを記憶する経路探索用ノードデータ記憶手段と、
    前記経路探索用ノードの間に存在する補間用ノードの位置情報と、各補間用ノード毎の補間用ノード及び経路探索用ノードに対するリンク状態を示すリンク情報と、道路描画条件を示す道路描画情報とにより構成された補間用ノードデータを入力する補間用ノードデータ入力手段と、
    前記補間用ノードのうち前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するか否かを調べ、前記経路探索用ノードとリンクしている補間用ノードが存在するときに、当該経路探索用ノードのリンク情報を当該補間用ノードとリンクするように変更して地図描画用データを作成する制御手段と、
    前記地図描画用データに基づいて地図画像を描画する地図描画手段と
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 前記地図描画用データを記憶する不揮発性の地図描画用データ記憶手段を有することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
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