JPH1182905A - 多管式水管ボイラ - Google Patents

多管式水管ボイラ

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JPH1182905A
JPH1182905A JP24996997A JP24996997A JPH1182905A JP H1182905 A JPH1182905 A JP H1182905A JP 24996997 A JP24996997 A JP 24996997A JP 24996997 A JP24996997 A JP 24996997A JP H1182905 A JPH1182905 A JP H1182905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多管式水管ボイラにおいて、各水管の熱負荷
を均一化するとともに煤の付着に関する諸問題を解消す
る。 【解決手段】 燃焼室10から排ガス出口13に至るガ
ス通路11を複数の水管4,4,…によって画成し、こ
のガス通路11内に、複数の通路内水管14,14,…
を配置することによりガス通路11の流路断面積を上流
側を大きく下流側を小さくした構成であり、さらに複数
の水管4,4,…を環状に配置してなる第一水管壁8の
内側に燃焼室10を、外周側にガス通路11を画成し、
第一水管壁8に形成した開口部12によって燃焼室10
とガス通路11とを連通した構成である。さらに、複数
の通路内水管14,14,…が、ガス通路11内のガス
流れ方向に整列する通路内水管列15,15,…を形成
しており、各通路内水管列15は、ガス通路11のガス
流れ方向上流側の列数を多くした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多管式水管ボイ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多管式水管ボイラは、複数の水管によっ
て缶体を形成したボイラである。この多管式水管ボイラ
には、熱効率を高めるために種々のものが提案されてい
る。例えば、複数の水管を環状に配列して内外二重の環
状水管壁を構成し、内側の水管壁の内部の空間を燃焼
室、内側と外側の水管壁との間の空間をガス通路として
画成したものがある。この多管式水管ボイラでは、内側
の水管壁の一部に開口部を形成し、この開口部によって
前記燃焼室と前記ガス通路とを連通させてある。また、
外側の水管壁には、前記開口部から環状水管壁の周方向
にほぼ180度ずらせた位置に排ガス出口を形成し、こ
の排ガス出口によって前記ガス通路と煙道とを連通させ
てある。
【0003】この多管式水管ボイラでは、燃焼室内で発
生した燃焼ガスは、内側の水管壁の内周面と主に輻射に
よる伝熱を行う。そして、この燃焼ガスは、前記開口部
からガス通路内に流入し、ガス通路に対面する水管と主
に対流による伝熱を行った後、前記排ガス出口から排ガ
スとして排出される。
【0004】このような多管式水管ボイラでは、燃焼室
からガス通路への出口(すなわち、開口部)が1箇所あ
るいは数箇所であり、燃焼ガスはこの開口部に向けて集
中して流れる。そのため、この開口部近傍の各水管の熱
負荷が高くなり、これらの水管には過熱やスケール付着
の問題が生じ易い。
【0005】また、前記ガス通路内に流入した燃焼ガス
は、このガス通路に対面する水管と伝熱を行うため、燃
焼ガスの温度は、下流側ほど低下する。そのため、燃焼
ガスの体積は、ガス通路の下流側ほど減少する。通常、
この種の多管式水管ボイラにおいては、前記ガス通路の
流路断面積は、上流側から下流側までほぼ一様であるた
め、下流側ほど体積の減少にともなってガス流速が低下
する。したがって、前記ガス通路の下流側では、ガス温
度が低くガス流速の遅い燃焼ガスが流通するため、熱回
収量は大幅に低下する。すなわち、このような多管式水
管ボイラでは、多数の水管で配置しているにもかかわら
ず、下流側の各水管はほとんど熱回収には貢献しない。
【0006】また、ボイラの燃料として液体燃料、特に
C重油などの低質油を用いる場合、ガス通路に対面する
水管表面への煤付着も問題となる。すなわち、前述構成
の多管式水管ボイラにおいては、ガス通路の下流側ほど
ガス流速が低下するため、煤が付着し易くなる。この煤
の付着量が増えるとガス通路の圧損が上昇し、バーナの
着火性が低下するという問題も引き起こす。
【0007】そこで、前記ガス通路の下流側の水管での
熱回収量を増加するために、ガス通路全体を狭くし、水
管間の隙間を狭いものとすると、上流側での熱回収量が
増加し、過熱の危険性が生じる。また、この場合には、
ガス通路での圧損が増加する上、煤が少しでも付着する
と圧損が大幅に増加するという問題もあり、ボイラの運
転に支障を来してしまう。すなわち、前記水管間の間隔
が狭いと、煤の付着量(厚み)に対して水管間の流路断
面積の変化量が大きくなるためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、多管式水管ボイラにおいて、各水管の熱
負荷を均一化するとともに煤の付着に関する諸問題を解
消することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述の課題
を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発
明は、燃焼室から排ガス出口に至るガス通路を複数の水
管によって画成し、このガス通路内に、複数の通路内水
管を配置するとともに前記ガス通路の流路断面積を上流
側を大きく下流側を小さくしたことを特徴としている。
【0010】さらに、請求項2に記載の発明は、前記複
数の通路内水管が、前記ガス通路内のガス流れ方向に整
列する通路内水管列を形成していることを特徴としてい
る。さらに、請求項3に記載の発明は、前記ガス通路
は、その幅を上流側を広く、下流側を狭くしたことを特
徴としている。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明は、前記各
通路内水管列は、前記ガス通路のガス流れ方向上流側の
列数を多くしたことを特徴としており、請求項5に記載
の発明は、前記通路内水管列は、ガス通路の上流側の第
一領域においては、この第一領域の下流側に隣接する第
二領域よりも列数を少なくし、第二領域以降の下流側の
領域ではガス流れ方向下流側の列数を少なくしたことを
特徴としている。
【0012】さらに、請求項6に記載の発明は、前記各
通路内水管列は、各通路内水管列内で隣り合う通路内水
管間の隙間を閉鎖してあることを特徴としており、請求
項7に記載の発明は、前記ガス通路内には、各通路内水
管列によって区画された小ガス通路が合流する合流空間
を形成したことを特徴としている。
【0013】さらに、請求項8に記載の発明は、複数の
水管を環状に配列して第一水管壁を形成し、この第一水
管壁の内側に燃焼室を画成するとともに、この第一水管
壁の外周側にガス通路を画成し、前記第一水管壁に形成
した開口部によって前記燃焼室とガス通路とを連通した
ことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、多管式水管ボイラと
して実施される。さらに、この多管式水管ボイラは、蒸
気ボイラや温水ボイラの他、熱媒を加熱する熱媒ボイラ
として適用される。
【0015】この発明に係る多管式水管ボイラは、燃焼
室から排ガス出口に至るガス通路を複数の水管によって
画成している。そして、このガス通路内に複数の通路内
水管を配置するとともに、ガス通路の流路断面積を上流
側を大きく、下流側を小さくしたものである。前記ガス
通路内には、このガス通路の流路断面積が下流側ほど小
さくなるように、複数の通路内水管を配置する。この流
路断面積とは、前記水管および前記各通路内水管の隙間
で形成される流路のそれぞれの断面積の合計である。し
たがって、前記ガス通路内において、前記水管および前
記通路内水管の隙間で形成される流路のそれぞれの断面
積は、下流側ほど小さくする必要は無くそれらの流路の
断面積は、適宜に調整できる。ここで、前記ガス通路
は、直線的に形成することもできるし、湾曲状に形成す
ることも、円弧状あるいは環状に形成することもでき
る。
【0016】以上の構成によると、ガス通路内を燃焼ガ
スが流通する過程において、この燃焼ガスは、ガス通路
を画成する水管や各通路内水管との伝熱によりその温度
を低下し、その体積も減少する。しかし、前記ガス通路
は、下流側ほどその流路断面積を小さく設定してあるた
め、燃焼ガスの体積が減少しても、流速の低下を防止す
ることができる。さらに、流路断面積の調整を複数の通
路内水管を配置することによって行っているため、ガス
通路内の伝熱面積を大きくでき、燃焼ガスからの熱回収
量が増加する。
【0017】さらに、ガス通路の下流側において、ガス
流速の低下を防止することができるから、この箇所での
煤付着を抑制することができる。加えて、前記水管およ
び前記通路内水管の隙間で形成される流路のそれぞれの
断面積は、下流側ほど小さくする必要が無く、それらの
流路の断面積は適宜に調整できるため、前記水管および
前記通路内水管の間隔を広げて、煤付着に対して充分余
裕のある間隔とすることができる。したがって、この発
明によれば、煤の付着を効果的に防止して、圧損の増大
や伝熱効率の低下を抑制でき、しかも、煤が付着したと
しても、圧損の増加を僅かに抑えることができる。
【0018】さらに、この発明では、前記複数の通路内
水管を前記ガス通路内のガス流れ方向に整列するように
配置して通路内水管列を形成したものである。この通路
内水管列は、1乃至複数列である。このようにガス通路
内に通路内水管列を形成することにより、燃焼ガスの流
れを円滑に流れるように規制できる。
【0019】さらに、この発明では、前記ガス通路を、
その幅を上流側を広く、下流側を狭く設定したものであ
る。このガス通路の幅は、上流側から下流側に向けて、
連続的に狭くなるように設定することも、段階的に狭く
なるように設定することもできる。ガス通路の幅をこの
ように設定するには、前記ガス通路を挟んで対向する水
管間の間隔が下流側のものほど狭くなるように水管を配
置することで実現できる。あるいは、このガス通路を画
成する水管のうち、燃焼室に近い上流側のものをガス通
路の外側に向けて変移させることで実現できる。このよ
うにガス通路の幅を設定すると、前記ガス通路内の流路
断面積の設定を容易に行うことができ、さらに前述の通
路内水管列の列数の設定を容易に行うことができる。
【0020】さらに、この発明では、前記各通路内水管
列は、燃焼ガスの流れ方向上流側ほど列数を多く設定す
る。この構成によると、ガス通路の上流側では、通路内
水管列の列数を多く設定してあるので、流路断面積当り
の伝熱面積が大きく、水管および通路内水管の1本当り
の熱負荷が少なくなる。したがって、ガス通路上流側の
各水管や各通路内水管における熱負荷の集中を緩和する
ことができる。また、この発明では、ガス通路下流側で
の熱回収量を増加しており、ガス通路に面する各水管や
各通路内水管への熱負荷が均一化するため、全ての伝熱
面を有効に利用し、全体として熱効率が向上する。
【0021】さらに、この発明において、前記通路内水
管列は、前記ガス通路の上流側の第一領域においては、
この第一領域の下流側に隣接する第二領域よりも列数を
少なくし、第二領域以降の下流側の領域ではガス流れ方
向下流側の列数を少なくしたことを特徴としている。す
なわち、この発明では、ガス通路の幅を上流側を広く、
下流側を狭く設定し、最初の領域(第一領域)では、隣
接する第二領域よりも通路内水管列の列数を少なく設定
しているため、第一領域では流路断面積が大幅に大きく
なっている。そのため、この第一領域でのガス流速は大
幅に低下するため、この第一領域において各水管や各通
路内水管の過熱を防止できる。ここで、この構成では、
第一領域において各水管や各通路内水管の過熱を防止す
るために熱回収量が低下するが、後続の第二領域以降の
領域においては、前述したように通路内水管の列数を上
流側を多く、流路断面積を下流側ほど小さく設定してい
るため、全体として十分な熱回収量を得ることができ
る。
【0022】さらに、この発明では、各流通路内水管列
において、各通路内水管列内で隣り合う通路内水管間の
隙間を閉鎖したものである。隣り合う通路内水管間の隙
間を閉鎖するには、各通路内水管列内において隣り合う
通路内水管同士を密接させて配置した構成とする。ある
いは、隣り合う通路内水管を所定の隙間をおいて配置
し、その隙間を他の部材(ヒレ状部材など)で閉鎖した
構成とする。このように、隣り合う通路内水管間の隙間
を閉鎖することにより、船舶の主機などの振動源からの
振動が、各通路内水管に伝わっても、通路内水管同士が
共振するのを互いに抑制しあうので、この共振による各
通路内水管の損傷を防止できる。
【0023】さらに、この発明では、前記ガス通路内に
おいて、各通路内水管列によって画成された小ガス通路
が合流する合流空間を形成したものである。この合流空
間は、上流側の小ガス通路から燃焼ガスが合流し、下流
側の小ガス通路へほぼ均等に分配するものである。この
合流空間により、各小ガス通路内でのガス流速をほぼ均
一に保つことができる。また、各通路内水管列の列数の
変更部にも合流空間が画成されるが、この合流空間は、
上流側の流路数の多い小ガス通路から下流側の流路数の
少ない小ガス通路に、燃焼ガスを均等に分配する。さら
に、この合流空間は、ガス通路が湾曲状や環状のものに
おいて、各小ガス通路のうち内周側のものと外周側のも
のとでの流路長の違いによる圧力低下量の差を吸収す
る。すなわち、各小ガス通路のうち外周側のものほど流
路長が長いため、圧力低下が大きく、また、内周側のも
のに比べて燃焼ガスが若干流れ難くなる。そこで、この
ような合流空間を設けることにより、圧力低下量の差を
吸収して同じ圧力で各小ガス通路内に流入させることが
でき、各小ガス通路内においてもガス流速を均一化でき
る。
【0024】さらに、この発明では、前記各通路内水管
列において、隣り合う通路内水管間の隙間を介在させて
配置することもできる。この構成では、ガス通路内での
通路内水管の配置の自由度が向上する。
【0025】さらに、この発明は、ガス通路を環状に形
成したものである。すなわち、複数の水管を環状に配置
して第一水管壁を形成し、この第一水管壁の内部を燃焼
室として画成する。この第一水管壁の外側はガス通路と
して画成する。さらに、第一水管壁に開口部を形成し、
この開口部によって前記燃焼室と前記ガス通路とを連通
させる。前記ガス通路は、上流側が前記開口部であり、
下流側が排ガス出口である。この排ガス出口はガス通路
の外郭に形成する。このガス通路の外郭は、水管壁で構
成することもできるが、実施に応じてボイラ外壁によっ
て構成することもできる。ボイラ外壁によって構成する
場合には、適宜の断熱部材を介在させるのが好ましい。
さらに、この発明においては、前記ガス通路を次のよう
に構成することができる。例えば、開口部とガス通路の
下流端(排ガス出口)とを前記第一水管壁の周方向にほ
ぼ180°ずらせた位置に形成し、前記開口部からガス
通路に流入した燃焼ガスを互いに逆方向に分岐させた
後、前記第一水管壁の外周に沿って互いに逆方向にほぼ
半周ずつ流通させる構成である。あるいは、開口部の周
方向の一端側においてガス通路を閉鎖し、前記開口部か
らガス通路に流入した燃焼ガスを前記第一水管壁の外周
に沿って一方向に流通させる構成である。
【0026】
【実施例】以下、この発明を、自然循環式水管ボイラに
適用した第一実施例について、図面を参照しながら説明
する。図1は、この発明の第一実施例の縦断面の説明
図、図2は、図1のII−II線に沿う断面の説明図であ
る。
【0027】図1および図2において、ボイラの缶体1
は、所定の距離を離して配置した上部管寄せ2および下
部管寄せ3と、この上部管寄せ2と下部管寄せ3との間
に配置した複数の水管4,4,…とで構成されている。
前記上部管寄せ2は、断面角型の環状をなす中空容器
で、頂壁部と底壁部とを貫通するようにして固定した複
数のステー部材5,5,…を備えている。この上部管寄
せ2のほぼ中央には、バーナ6を取り付けてある。前記
下部管寄せ3は、円筒状の中空容器で、同様に頂壁部と
底壁部とを貫通するようにして固定した複数のステー部
材7,7,…を備えている。
【0028】前記複数の水管4,4,…のうち、最内周
側に位置する各水管4は、互いに密接状態でほぼ環状に
配置されて第一水管壁8を構成している。また、前記複
数の水管4,4,…のうち、最外周側に位置する各水管
4は、互いに密接状態でほぼ環状に配置されて第二水管
壁9を構成している。前記第一水管壁8の内側は、燃焼
室10として画成されている。また、前記第一水管壁8
と第二水管壁9との間の環状の空間はガス通路11とし
て画成されている。
【0029】前記燃焼室10とガス通路11とは、前記
第一水管壁8の周方向の一箇所に形成した開口部12に
よって連通する。また、前記第二水管壁9には、排ガス
出口13を形成してある。この排ガス出口13は、前記
開口部12に対して前記第一水管壁8の周方向にほぼ1
80°ずらせた位置としてある。
【0030】前記ガス通路11内には、複数の通路内水
管14,14,…を配置し、これらの通路内水管14に
よって、複数の通路内水管列15,15,…を構成して
いる。各通路内水管列15は、前記ガス通路11内の燃
焼ガスの流れ方向に沿って整列してあり、前記ガス通路
11の上流側では2列、下流側では1列である。ここ
で、各通路内水管列15は、各通路内水管列15内で隣
り合う通路内水管14同士を密接して配置し、隣り合う
通路内水管14間の隙間を塞いだ構成としてある。そし
て、各通路内水管列15は、前記ガス通路11を径方向
に区画して複数の小ガス通路16,16,…を形成して
いる。このガス通路11内における流路断面積、すなわ
ち、各小ガス通路16の流路断面積の合計は、下流側ほ
ど小さくなるように設定している。この流路断面積の調
整は、燃焼ガスが、伝熱によって温度低下し体積が減少
しても、ガス流速を一定に維持し得るように設定する。
【0031】以下では、前記各通路内水管列15の配置
要領とガス通路11の流路断面積の設定要領について説
明する。ここで、この第一実施例では、前記ガス通路1
1の構成および各通路内水管列15の配置は、ほぼ対称
(図2では上下対称となる)であり、前記ガス通路11
内を流れる燃焼ガスもほぼ対称的な流れとなるように構
成したものである。そこで、前述の設定要領について
は、前記ガス通路11の一方側(図2の上方側)につい
て詳細に説明する。
【0032】この第一実施例においては、図2に示すよ
うに、前記ガス通路11を開口部12側から排ガス出口
13側に向けて第一領域A〜第四領域Dの4つの領域に
分けてある。各領域A〜Dは、第二水管壁9の中心を原
点とし、開口部12側から順に、約30°,40°,5
0°,60°の範囲である。
【0033】前記通路内水管列15は、前記開口部12
側の第一領域Aおよび次の第二領域Bにおいては、2列
であり、第三領域Cおよび第四領域Dにおいては、1列
である。したがって、小ガス通路16は、第一領域Aお
よび第二領域Bでは3通路、第三領域Cおよび第四領域
Dでは2通路となっている。前記各小ガス通路16は、
各領域A〜Dのそれぞれにおいて、最小隙間を同じに設
定してあり、第一領域Aから順に、3.0cm,2.5c
m,3.0cm,2.5cmである。また、前記ガス通路1
1の高さは約338cmである。したがって、前記各領域
A〜Dにおける流路断面積は、各領域A〜Dにおける小
ガス通路16の通路数を加味すると、第一領域Aから順
に、3042cm2 ,2535cm2 ,2028cm2 ,16
90cm2 と段階的に順次少なくなっている。
【0034】ここで、前記各領域A〜D内の1つ1つの
小ガス通路16に着目すると、各小ガス通路16の流路
断面積が必ずしも下流側ほど小さくはなっていない。第
一実施例においては、第一領域Aおよび第三領域Cの小
ガス通路16の流路断面積が一番大きく、第二領域Bお
よび第四領域Dの小ガス通路16の流路断面積が一番小
さくなっている。すなわち、各領域A〜Dの各小ガス通
路16ごとの流路断面積が、段階的に少なくなる必要は
なく、各領域A〜Dごとの各小ガス通路16の流路断面
積の合計が、段階的に少なくなるように設定する。
【0035】ここで、この第一実施例においては、第一
領域Aおよび第二領域Bにおける各水管4を第一水管壁
8の内側に向けて移動させて配置し、第一水管壁8と第
二水管壁9との間隔を、開口部12側が広く、排ガス出
口13側が狭くなるようにしている。すなわち、ガス通
路11の幅を上流側が広く、下流側が狭くなるように設
定している。このように設定することにより、ガス通路
11の上流側の通路内水管列15の列数を多く設定する
ことや、流路断面積を大きく設定することを容易に行う
ことができる。
【0036】また、前記各領域A〜Dの境界部には合流
空間17,17,…をそれぞれ形成してある。この合流
空間17は、各領域A〜Dの境界部において各通路内水
管列15同士が接触しない(通路内水管14が存在しな
い)空間である。
【0037】以上の構成において、バーナ6を作動させ
ると、燃焼室10内には高温の燃焼ガスが発生する。こ
の燃焼ガスは、前記開口部12からガス通路11内に流
入する。このときの燃焼ガスは、高温であり体積も大き
いが、ガス通路11の上流側では、流路断面積を大きく
設定してあるため、従来のボイラに比べてガス流速が低
下する。また、前記ガス通路11の上流側では、前記各
通路内水管列15の列数が多いため、流路断面積当りの
伝熱面積が大きくなっている。したがって、ガス通路1
1の上流側では、燃焼ガスのガス流速を低減し、しか
も、広い伝熱面積で受熱するため、水管1本当りの熱負
荷が減少する。この燃焼ガスは前記ガス通路11内を流
通する過程において、前記第一水管壁8や前記各通路内
水管列15との伝熱によりその温度を低下し、その体積
も減少する。しかし前記ガス通路11は、下流側ほどそ
の流路断面積を小さく設定してあるため、燃焼ガスの体
積が減少しても、ガス流速の低下を防止することができ
る。
【0038】したがって、前述の伝熱面積の調整と流路
断面積の調整により、前記ガス通路11上流側の各水管
4や各通路内水管14においては過熱を防止し、下流側
の各水管4や各通路内水管14においては熱回収量を向
上させることができ、各水管4および各通路内水管14
の熱負荷が均一化する。また、ガス通路11下流側での
各水管4および各通路内水管14の熱回収効率が改善さ
れるので、全ての伝熱面を燃焼ガスからの熱回収に有効
に利用できる。
【0039】さらに、前記ガス通路11の下流側におい
て、ガス流速の低下を防止することができるから、この
箇所での煤付着を抑制することができる。さらに加え
て、前記各小ガス通路16の流路断面積は、下流側ほど
小さくする必要が無く、前述のようにそれらの流路断面
積は適宜に調整できるため、煤付着の恐れのある箇所に
おいては、前記水管4および前記通路内水管14の間隔
を広げて、煤付着に対して充分余裕のある間隔とするこ
とができる。したがって、この発明によれば、煤の付着
を効果的に防止して、圧損の増大や伝熱効率の低下を抑
制でき、しかも、煤が付着したとしても、圧損の増加を
僅かに抑えることができる。そのため、バーナへの送風
量の大幅な低下や、前述のバーナの着火性の低下のよう
な支障の生じることなく、長期間にわたって、ボイラを
安定して運転できる。
【0040】ここで、この第一実施例の多管式水管ボイ
ラは、第二水管壁9における水管4のピッチ円の直径を
約257cmとし、前記各水管4および各通路内水管14
に外径約6.0cmのものを用いることにより、蒸発量2
0t/H を達成したものである。一方、従来の流路断面積
を一様とした多管式水管ボイラでは、前記第二水管壁に
おけるピッチ円の直径を同じとし、また各水管および各
通路内水管も外径の同じものを使用した場合、13t/H
程度が上限である。したがって、第一実施例の多管式水
管ボイラでは従来構造と同じ外径寸法で、蒸発量を約5
0%増加させることができる。また、この第一実施例に
おいて、第一領域Aの上流側での燃焼ガスの温度を11
00℃,ガス流速を50m/s に設定した場合に、前記第
四領域Eの下流端での燃焼ガスの温度は280℃程度で
あり、ガス流速は36m/s であった。ここで、従来の流
路断面積を一様とした多缶式水管ボイラでは、ガス通路
上流側での燃焼ガスの温度とガス流速を同じに設定した
場合、ガス通路下流側での燃焼ガスの流速は20m/s ま
で低下する。このことからしても、第一実施例ではガス
通路下流側でのガス流速の低下量を大幅に防止し、熱回
収量が大幅に増加していることが分かる。
【0041】さらに、前記各合流空間17内には、上流
側の各小ガス通路16からの燃焼ガスが流れ込み、そし
て下流側の各小ガス通路16内にほぼ均等に分岐させて
流入させるから、各合流空間17の上流側および下流側
において、小ガス通路16の通路数が異なっても、各小
ガス通路16に燃焼ガスを均等に分割して流通させるこ
とができる。また、各小ガス通路16は、内周側のもの
と外周側のものとでは流路長が異なるため、同じ領域の
小ガス通路16を燃焼ガスが通過しても圧力の低下量が
異なる。また、前記流路長の違いにより、圧損も異な
り、流路長が長く圧損の大きい外周側の小ガス通路16
のほうが燃焼ガスが流れ易くなる。そこで、前記合流空
間17を設けることにより、各小ガス通路16内で生じ
た圧力の低下量の差を均一化した上で、この燃焼ガスを
下流側の各小ガス通路16に流入させることにより、前
記ガス通路11全体において燃焼ガスの流れに偏りが生
じるのを防止し、ガス流速を均一化できる。
【0042】以上の第一実施例においては、前記第一水
管壁8における開口部12周辺の部分では、第一水管壁
8の中心に向けて各水管4を変位させて配置してある
が、第一水管壁8を前記排ガス出口13側に偏心させる
ことにより、第一水管壁8を滑らかな環状の配置とする
こともできる。
【0043】また、この第一実施例では、第一水管壁8
の各水管4および各通路内水管列15の各通路内水管1
4を密接配置して構成している。そのため、このような
形式の多管式水管ボイラを舶用ボイラとして適用する場
合には、主機からの振動が、各水管4や各通路内水管1
4に伝わっても、密接している水管4同士および通路内
水管14同士が共振するのを互いに抑制しあうので、こ
の共振による各水管4や各通路内水管14の損傷を防止
できる。
【0044】つぎに、この発明の第二実施例について、
図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の第二
実施例の横断平面の説明図で、前記図2と対応する個所
の断面を示すものである。以下の第二実施例の説明にお
いて、前記第一実施例と同様の構成部材には、同一の参
照番号を附してその詳細説明を省略する。
【0045】この第二実施例では、前記開口部12側の
第一領域Aにおける通路内水管列15の列数を1列と
し、前記各小ガス通路16を2通路として、この第一領
域Aにおける流路断面積を拡大している。この第二実施
例においても、前記ガス通路11における流路断面積の
設定は、第一実施例と同様に行う。すなわち、各領域A
〜Dの最小隙間は、第一領域Aから順に、6.7cm,
2.5cm,3.5cm,2.5cmである。また、前記ガス
通路11の高さは、340cmである。したがって、前記
各領域A〜Dにおける流路断面積は、各領域A〜Dにお
ける小ガス通路16の通路数を加味すると、第一領域A
から順に、4388cm2 ,2550cm2 ,2380cm
2 ,1700cm2 と段階的に順次少なくなっている。こ
こで、この第二実施例では、各領域A〜Dは、前記開口
部12側から順に約30°,40°,50°,60°の
範囲としてある。
【0046】この第二実施例では、第一領域Aにおける
通路内水管列15を1列とし、その分、流路断面積を大
きく設定している。この構成により、前記第一領域Aで
は、燃焼ガスのガス流速は、前記第一実施例の場合より
も低下するため、水管や通路内水管の1本当りの熱負荷
が減少する。そのため、バーナ6に大きな出力のものを
用いても、第一領域Aにおける水管4や通路内水管14
が過熱するのを防止できる。
【0047】以上の各実施例は、この発明を、水管を環
状に配置した所謂丸型缶体形式の多管式水管ボイラに適
用したものであるが、この発明においては水管を縦列配
置した所謂角型缶体形式の多管式水管ボイラにも適用す
ることができる。以下では、この発明を角型缶体形式の
多缶式水管ボイラに適用した第三実施例について説明す
る。ここで、図4は、第三実施例における水管配置の説
明図である。以下の第三実施例の説明において、前記各
実施例と同様の構成部材には、同一の参照番号を附して
その詳細説明を省略する。
【0048】この第三実施例においては、複数の水管
4,4,…によって形成した水管壁21を2枚対面させ
て配置し、この水管壁18間に、先細り形状のガス通路
11を画成している。このガス通路11は、直線的に燃
焼ガスを流通させるもので、ガス通路11の幅の広い側
には、バーナ6を設けてある。この第三実施例のように
バーナ6から比較的近接した位置に通路内水管14が位
置する場合には、このバーナ6には、予混合式のよう
な、燃焼を開始するまでの助走区間の無いものが好まし
い。そして、このガス通路11の幅は、前記各水管壁1
8をそれぞれ階段状に形成することにより、上流(図4
の右側)から順次段階的に狭くなっている。また、ガス
通路11内の通路内水管列15の列数は、上流側を多
く、下流側を少なくしてある。すなわち、通路内水管列
15の列数は、最上流側では3列であり、下流側に向か
うほど2列,1列と順次少なく設定している。そして、
この第三実施例では、最下流側には通路内水管列15を
省略している。この第三実施例においても、ガス通路1
1の流路断面積は、上流側を大きく下流側を少なく設定
している。ここで、この第三実施例においては、ガス通
路11の上流側に燃焼室を設けてもよい。
【0049】以上構成の第三実施例においても、前記各
実施例と同様に、ガス通路11の下流側では流路断面積
を少なくしてあるため、燃焼ガスの体積が減少しても、
ガス流速の低下を防止することができるから、下流側の
各水管4や各通路内水管14においての熱回収量を向上
させることがでる。さらに、この第三実施例において
も、前記各実施例と同様に、ガス通路11の上流側の流
路断面積を大きく、通路内水管15の列数を多く(すな
わち、伝熱面積を大きく)しているため、この箇所での
各水管4や各通路内水管14においては過熱を防止する
ことができる。さらに、ガス通路11の下流側におい
て、ガス流速の低下を防止することができるから、この
箇所での煤付着を抑制することができる上、煤付着に対
して充分余裕のある間隔とすることができる。
【0050】ここで、以上の各実施例の説明において
は、具体的数値を挙げて説明しているが、この発明は、
そのような実例例に限定されるものではなく、発明の実
施に応じて適宜変更することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る多
管式水管ボイラによれば、ガス通路下流側におけるガス
流速の低下を防止できるため、ガス通路の下流側に位置
する各水管や各通路内水管における伝熱量を向上させる
ことができる。また、ガス通路内の流路断面積の調整
は、複数の通路内水管を配置することによって行われる
ため、ガス通路内の伝熱面積を大きくでき、燃焼ガスか
らの熱回収量を増加することができる。
【0052】さらに、ガス通路の下流側において、ガス
流速の低下を防止することができるから、この箇所での
煤付着を抑制することができる。加えて、前記水管およ
び前記通路内水管の隙間で形成される流路のそれぞれの
断面積は、下流側ほど小さくする必要が無く、それらの
流路の断面積は適宜に調整できるため、前記水管および
前記通路内水管の間隔を広げて、煤付着に対して充分余
裕のある間隔とすることができる。したがって、この発
明によれば、煤の付着を効果的に防止して、圧損の増大
や伝熱効率の低下を抑制でき、しかも、煤が付着したと
しても、圧損の増加を僅かに抑えることができるため、
バーナへの送風量の大幅な低下や、前述のバーナの着火
性の低下のような支障が生じることなく、長期間にわた
って、ボイラを安定して運転できる。
【0053】さらに、この発明に係る多管式水管ボイラ
によれば、前記複数の通路内水管によって複数の通路内
水管を形成し、この通路内水管列の列数を燃焼ガスの流
れ方向上流側ほど多く設定することにより、ガス通路上
流側の各水管や各通路内水管における熱負荷の集中を緩
和することができるから、熱負荷が均一化する。そのた
め、伝熱面を有効に利用し、全体として熱効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の縦断面の説明図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う断面の説明図である。
【図3】この発明の第二実施例の横断平面の説明図であ
る。
【図4】この発明の第三実施例の水管配置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 缶体 4 水管 6 バーナ 8 第一水管壁 10 燃焼室 11 ガス通路 12 開口部 15 通路内水管列 16 小ガス通路 17 合流空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室10から排ガス出口13に至るガ
    ス通路11を複数の水管4,4,…によって画成し、こ
    のガス通路11内に、複数の通路内水管14,14,…
    を配置するとともに前記ガス通路11の流路断面積を上
    流側を大きく下流側を小さくしたことを特徴とする多管
    式水管ボイラ。
  2. 【請求項2】 前記複数の通路内水管14,14,…
    が、前記ガス通路11内のガス流れ方向に整列する通路
    内水管列15,15,…を形成していることを特徴とす
    る請求項1に記載の多管式水管ボイラ。
  3. 【請求項3】 前記ガス通路11は、その幅を上流側を
    広く、下流側を狭くしたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の多管式水管ボイラ。
  4. 【請求項4】 前記各通路内水管列15は、前記ガス通
    路11のガス流れ方向上流側の列数を多くしたことを特
    徴とする請求項2又は請求項3に記載の多管式水管ボイ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記通路内水管列15は、前記ガス通路
    11の上流側の第一領域Aにおいては、この第一領域A
    の下流側に隣接する第二領域Bよりも列数を少なくし、
    第二領域B以降の下流側の領域ではガス流れ方向下流側
    の列数を少なくしたことを特徴とする請求項2又は請求
    項3に記載の多管式水管ボイラ。
  6. 【請求項6】 前記各通路内水管列15は、各通路内水
    管列15内で隣り合う通路内水管14間の隙間を閉鎖し
    てあることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれ
    かに記載の多管式水管ボイラ。
  7. 【請求項7】 前記ガス通路11内には、各通路内水管
    列15によって区画された小ガス通路16が合流する合
    流空間17を形成したことを特徴とする請求項6に記載
    の多管式水管ボイラ。
  8. 【請求項8】 複数の水管4,4,…を環状に配列して
    第一水管壁8を形成し、この第一水管壁8の内側に燃焼
    室10を画成するとともに、この第一水管壁8の外周側
    にガス通路11を画成し、前記第一水管壁8に形成した
    開口部12によって前記燃焼室10とガス通路11とを
    連通したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいず
    れかに記載の多管式水管ボイラ。
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