JPH1182823A - スパイラル編組ホースの製造方法及びスパイラル編組ホース - Google Patents
スパイラル編組ホースの製造方法及びスパイラル編組ホースInfo
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- JPH1182823A JPH1182823A JP9268176A JP26817697A JPH1182823A JP H1182823 A JPH1182823 A JP H1182823A JP 9268176 A JP9268176 A JP 9268176A JP 26817697 A JP26817697 A JP 26817697A JP H1182823 A JPH1182823 A JP H1182823A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スパイラル編組ホースにおいて、第一補強糸層
と第二補強糸層との間に拘束層としての中間ゴム層を形
成することによって発生する問題を解消する。 【解決手段】管状のゴム内層12とゴム内層12の外周
面に補強糸42をスパイラル巻きして成る第一補強糸層
16と、補強糸42を該第一補強糸層16とは逆角度で
クロス状にスパイラル巻きして成る第二補強糸層18
と、最外層の管状のゴム外層22とを有するスパイラル
編組ホース10を製造するに際して、第一補強糸層16
の外周面全面に液状の接着剤を塗布処理し、しかる後第
二補強糸層18を形成する。そして拘束層としての接着
剤層20によって第一補強糸層16と第二補強糸層18
とを接着し、互いに拘束状態とする。
と第二補強糸層との間に拘束層としての中間ゴム層を形
成することによって発生する問題を解消する。 【解決手段】管状のゴム内層12とゴム内層12の外周
面に補強糸42をスパイラル巻きして成る第一補強糸層
16と、補強糸42を該第一補強糸層16とは逆角度で
クロス状にスパイラル巻きして成る第二補強糸層18
と、最外層の管状のゴム外層22とを有するスパイラル
編組ホース10を製造するに際して、第一補強糸層16
の外周面全面に液状の接着剤を塗布処理し、しかる後第
二補強糸層18を形成する。そして拘束層としての接着
剤層20によって第一補強糸層16と第二補強糸層18
とを接着し、互いに拘束状態とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスパイラル編組ホ
ースの製造方法及びスパイラル編組ホースに関する。
ースの製造方法及びスパイラル編組ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の冷媒輸送用ホース等内部に高
圧の作用する高圧ホースとして、断面中間部に補強糸層
を有する構造のもの、即ち管状のゴム内層と、その外周
面に補強糸を編組し巻き付けてなる補強糸層と、その外
周面上に積層形成された管状のゴム外層とを有する構造
のものが従来用いられている。
圧の作用する高圧ホースとして、断面中間部に補強糸層
を有する構造のもの、即ち管状のゴム内層と、その外周
面に補強糸を編組し巻き付けてなる補強糸層と、その外
周面上に積層形成された管状のゴム外層とを有する構造
のものが従来用いられている。
【0003】ここで補強糸の編組はブレード編組とスパ
イラル編組とがあり、而してブレード編組の場合、補強
糸同士を編み込み、絡めながら巻き付けて行くことから
補強糸同士の拘束が強く、加硫等の処理を通じて糸ずれ
を起しにくい利点を有する。
イラル編組とがあり、而してブレード編組の場合、補強
糸同士を編み込み、絡めながら巻き付けて行くことから
補強糸同士の拘束が強く、加硫等の処理を通じて糸ずれ
を起しにくい利点を有する。
【0004】一方、スパイラル編組は補強糸を単にスパ
イラル巻きしていくもので、通常このスパイラル編組の
ホースの場合、図5に示しているようにゴム内層200
の外周面に先ず補強糸201をスパイラル巻きして第一
の補強糸層202を形成した上、更にその第一の補強糸
層202に対して逆角度でクロス状に補強糸201をス
パイラル巻きして第二補強糸層204を形成する。
イラル巻きしていくもので、通常このスパイラル編組の
ホースの場合、図5に示しているようにゴム内層200
の外周面に先ず補強糸201をスパイラル巻きして第一
の補強糸層202を形成した上、更にその第一の補強糸
層202に対して逆角度でクロス状に補強糸201をス
パイラル巻きして第二補強糸層204を形成する。
【0005】そして第一の補強糸層202と第二の補強
糸層204との間に中間ゴム層206を拘束層として介
在させ、その中間ゴム層206によって第一補強糸層2
02と第二補強糸層204とを互いに拘束する。尚図5
中208はゴム外層である。
糸層204との間に中間ゴム層206を拘束層として介
在させ、その中間ゴム層206によって第一補強糸層2
02と第二補強糸層204とを互いに拘束する。尚図5
中208はゴム外層である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのスパ
イラル編組ホースにあっては、従来、未加硫ホース成形
品の加硫時に中間ゴム層206がゴム流れを起し、そし
てそのゴム流れによって補強糸201がともに動いてし
まって図8に示すような糸乱れ,糸落込み(以下糸落込
みとする)を部分的に起してしまう問題があった。
イラル編組ホースにあっては、従来、未加硫ホース成形
品の加硫時に中間ゴム層206がゴム流れを起し、そし
てそのゴム流れによって補強糸201がともに動いてし
まって図8に示すような糸乱れ,糸落込み(以下糸落込
みとする)を部分的に起してしまう問題があった。
【0007】而してこのような糸落込みが生ずると、補
強糸201による補強が部分的に弱くなり、内圧によっ
てその糸落込みの部分が起点となってバーストが起りや
すくなるといった問題を生ずる。
強糸201による補強が部分的に弱くなり、内圧によっ
てその糸落込みの部分が起点となってバーストが起りや
すくなるといった問題を生ずる。
【0008】更に上記のような中間ゴム層206を介在
させる場合、以下のような問題も生ずる。この中間ゴム
層206は、図6に示しているように予め薄いシート状
に成形してなるゴムシート206Aを第一補強糸層20
2の外周面に巻き付けていくか、或いは図7に示してい
るように第一補強糸層202を形成した後、第二補強糸
層204の形成に先立って、第一補強糸層202を被覆
するように押出機210からゴムを管状に押し出すこと
によって形成するが、何れの場合にも中間ゴム層206
の厚みt(図5(B)参照)が0.3mm程度の薄いも
のであるためにラインスピード(長手方向の送り速度)
を上げることができず(ラインスピードを上げると中間
ゴム層206が破れてしまう)、このことがスパイラル
編組ホースの生産能率を高める上で障害となっていた。
させる場合、以下のような問題も生ずる。この中間ゴム
層206は、図6に示しているように予め薄いシート状
に成形してなるゴムシート206Aを第一補強糸層20
2の外周面に巻き付けていくか、或いは図7に示してい
るように第一補強糸層202を形成した後、第二補強糸
層204の形成に先立って、第一補強糸層202を被覆
するように押出機210からゴムを管状に押し出すこと
によって形成するが、何れの場合にも中間ゴム層206
の厚みt(図5(B)参照)が0.3mm程度の薄いも
のであるためにラインスピード(長手方向の送り速度)
を上げることができず(ラインスピードを上げると中間
ゴム層206が破れてしまう)、このことがスパイラル
編組ホースの生産能率を高める上で障害となっていた。
【0009】或いはまた、上記押出機210を用いて中
間ゴム層206を成形する場合、押出機210による中
間ゴム層206の押出成形が上記ラインスピードに追従
できず、中間ゴム層206の厚みにバラツキが生じやす
く、安定した品質が得られにくい問題があった。
間ゴム層206を成形する場合、押出機210による中
間ゴム層206の押出成形が上記ラインスピードに追従
できず、中間ゴム層206の厚みにバラツキが生じやす
く、安定した品質が得られにくい問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するために成されたものである。而して請求
項1はスパイラル編組ホースの製造方法に係るもので、
管状のゴム内層と、該ゴム内層の外周面上に積層形成さ
れた、補強糸をスパイラル巻きして成る第一補強糸層
と、該第一補強糸層の更に外周面上に積層形成され、補
強糸を該第一補強糸層とは逆角度でクロス状にスパイラ
ル巻きして成る第二補強糸層と、それら第一補強糸層と
第二補強糸層との間に介在して該第一補強糸層及び第二
補強糸層を互いに拘束する拘束層と、該第二補強糸層の
外周面上に積層形成された管状のゴム外層とを有するス
パイラル編組ホースの製造方法であって、(イ)前記ゴ
ム内層を押出成形するゴム内層成形工程と、(ロ)該ゴ
ム内層の外周面上において前記補強糸をスパイラル巻き
して前記第一補強糸層を形成する第一補強糸層形成工程
と、(ハ)該第一補強糸層の外周面全面に前記拘束層と
しての接着剤層を形成するための液状の接着剤を塗布す
る接着剤塗布工程と、(ニ)該接着剤の塗布層の外周面
上に補強糸を前記第一補強糸層とは逆角度でクロス状に
スパイラル巻きして前記第二補強糸層を形成する第二補
強糸層形成工程と、(ホ)該第二補強糸層の外周面上に
ゴム外層を押出成形するゴム外層成形工程と、(ヘ)得
られた未加硫ホース成形品をその後加硫処理する加硫工
程と、を含んでいることを特徴とする。
課題を解決するために成されたものである。而して請求
項1はスパイラル編組ホースの製造方法に係るもので、
管状のゴム内層と、該ゴム内層の外周面上に積層形成さ
れた、補強糸をスパイラル巻きして成る第一補強糸層
と、該第一補強糸層の更に外周面上に積層形成され、補
強糸を該第一補強糸層とは逆角度でクロス状にスパイラ
ル巻きして成る第二補強糸層と、それら第一補強糸層と
第二補強糸層との間に介在して該第一補強糸層及び第二
補強糸層を互いに拘束する拘束層と、該第二補強糸層の
外周面上に積層形成された管状のゴム外層とを有するス
パイラル編組ホースの製造方法であって、(イ)前記ゴ
ム内層を押出成形するゴム内層成形工程と、(ロ)該ゴ
ム内層の外周面上において前記補強糸をスパイラル巻き
して前記第一補強糸層を形成する第一補強糸層形成工程
と、(ハ)該第一補強糸層の外周面全面に前記拘束層と
しての接着剤層を形成するための液状の接着剤を塗布す
る接着剤塗布工程と、(ニ)該接着剤の塗布層の外周面
上に補強糸を前記第一補強糸層とは逆角度でクロス状に
スパイラル巻きして前記第二補強糸層を形成する第二補
強糸層形成工程と、(ホ)該第二補強糸層の外周面上に
ゴム外層を押出成形するゴム外層成形工程と、(ヘ)得
られた未加硫ホース成形品をその後加硫処理する加硫工
程と、を含んでいることを特徴とする。
【0011】請求項2の製造方法は、請求項1におい
て、前記液状の接着剤として粘度が1〜1050cpの
ものを用いることを特徴とする。
て、前記液状の接着剤として粘度が1〜1050cpの
ものを用いることを特徴とする。
【0012】請求項3はスパイラル編組ホースに係るも
ので、管状のゴム内層と、該ゴム内層の外周面上に積層
形成された、補強糸をスパイラル巻きして成る第一補強
糸層と、該第一補強糸層の更に外周面上に積層形成さ
れ、補強糸を該第一補強糸層とは逆角度でクロス状にス
パイラル巻きして成る第二補強糸層と、それら第一補強
糸層と第二補強糸層との間に介在して該第一補強糸層及
び第二補強糸層を互いに拘束する接着剤層と、該第二補
強糸層の外周面上に積層形成された管状のゴム外層とを
有し、前記第一補強糸層及び第二補強糸層は糸密度が4
5%以上であるとともに、前記接着剤層は厚みが0.2
mm以下の厚みで形成されていることを特徴とする。
ので、管状のゴム内層と、該ゴム内層の外周面上に積層
形成された、補強糸をスパイラル巻きして成る第一補強
糸層と、該第一補強糸層の更に外周面上に積層形成さ
れ、補強糸を該第一補強糸層とは逆角度でクロス状にス
パイラル巻きして成る第二補強糸層と、それら第一補強
糸層と第二補強糸層との間に介在して該第一補強糸層及
び第二補強糸層を互いに拘束する接着剤層と、該第二補
強糸層の外周面上に積層形成された管状のゴム外層とを
有し、前記第一補強糸層及び第二補強糸層は糸密度が4
5%以上であるとともに、前記接着剤層は厚みが0.2
mm以下の厚みで形成されていることを特徴とする。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明の製造方法
は、スパイラル編組ホースを製造するに際して、第一補
強糸層を形成した後その外周面全面に液状の接着剤を塗
布し、しかる後その外周面側から補強糸を巻き付けて第
二補強糸層を形成するもので(請求項1)、この製造方
法によれば、第一補強糸層と第二補強糸層との間に中間
ゴム層を介在させることなく接着剤によってそれら第一
補強糸層と第二補強糸層とを接着し、互いに拘束状態と
なすことができる。
は、スパイラル編組ホースを製造するに際して、第一補
強糸層を形成した後その外周面全面に液状の接着剤を塗
布し、しかる後その外周面側から補強糸を巻き付けて第
二補強糸層を形成するもので(請求項1)、この製造方
法によれば、第一補強糸層と第二補強糸層との間に中間
ゴム層を介在させることなく接着剤によってそれら第一
補強糸層と第二補強糸層とを接着し、互いに拘束状態と
なすことができる。
【0014】従ってそれら第一補強糸層と第二補強糸層
との間に中間ゴム層を介在させることによって生じてい
た従来の問題、即ち第一補強糸層若しくは第二補強糸層
が部分的に糸落込みを生じて、それらによる補強が部分
的に弱くなり、バーストを起しやすくなるといった問題
を解決でき、ホースの耐圧性、ひいては耐久性を向上さ
せることができる。
との間に中間ゴム層を介在させることによって生じてい
た従来の問題、即ち第一補強糸層若しくは第二補強糸層
が部分的に糸落込みを生じて、それらによる補強が部分
的に弱くなり、バーストを起しやすくなるといった問題
を解決でき、ホースの耐圧性、ひいては耐久性を向上さ
せることができる。
【0015】尚、本発明では上記接着剤としてゴム系の
接着剤を用いることができるが、本発明では接着剤を液
状の状態で第一補強糸層の外周面に塗布するため、接着
剤層の厚みを薄くすることができ、接着剤の流動に伴っ
て糸落込みが生じるといった問題を生じない。
接着剤を用いることができるが、本発明では接着剤を液
状の状態で第一補強糸層の外周面に塗布するため、接着
剤層の厚みを薄くすることができ、接着剤の流動に伴っ
て糸落込みが生じるといった問題を生じない。
【0016】本発明によれば、第一補強糸層の外周面に
施した液状の接着剤を第一補強糸層の糸と糸との間に充
填し、また同じく第二補強糸層の糸と糸との間の隙間に
も接着剤を充填することができるため、第一補強糸層と
第二補強糸層、及びそれら第一補強糸層,第二補強糸層
における各補強糸同士を互いに強く拘束できる特長があ
る。
施した液状の接着剤を第一補強糸層の糸と糸との間に充
填し、また同じく第二補強糸層の糸と糸との間の隙間に
も接着剤を充填することができるため、第一補強糸層と
第二補強糸層、及びそれら第一補強糸層,第二補強糸層
における各補強糸同士を互いに強く拘束できる特長があ
る。
【0017】一般に補強糸には接着剤がディップ処理、
即ち塗布処理されているが、上記接着剤層を設けない場
合、それら第一補強糸層の補強糸と第二補強糸層の補強
糸とはただ単に点接触するだけであり、それらの間にお
いて十分な接着力は得られない。しかるに本発明によれ
ば、第一補強糸層と第二補強糸層とが、それらの間の接
着剤層によって全面的に接着するため、強い拘束力が得
られる。
即ち塗布処理されているが、上記接着剤層を設けない場
合、それら第一補強糸層の補強糸と第二補強糸層の補強
糸とはただ単に点接触するだけであり、それらの間にお
いて十分な接着力は得られない。しかるに本発明によれ
ば、第一補強糸層と第二補強糸層とが、それらの間の接
着剤層によって全面的に接着するため、強い拘束力が得
られる。
【0018】本発明においては、第一補強糸層の外周面
上に薄い中間ゴム層を形成する必要がなく、また中間ゴ
ム層に代わる接着剤層形成のための接着剤の塗布は簡単
に且つ高速で行うことができるため、ホース製造ライン
のライン速度を大幅に高めることができ、ひいてはホー
スの生産能率を大幅に向上させることができる。
上に薄い中間ゴム層を形成する必要がなく、また中間ゴ
ム層に代わる接着剤層形成のための接着剤の塗布は簡単
に且つ高速で行うことができるため、ホース製造ライン
のライン速度を大幅に高めることができ、ひいてはホー
スの生産能率を大幅に向上させることができる。
【0019】本発明においては、上記液状の接着剤とし
て粘度が1〜1050cpのものを用いることが望まし
い(請求項2)。このような粘度の接着剤を用いること
によって、第一補強糸層の糸と糸との間及び第二補強糸
層の糸と糸との間を接着剤で良好に充填でき強い接着力
を得ることができる。
て粘度が1〜1050cpのものを用いることが望まし
い(請求項2)。このような粘度の接着剤を用いること
によって、第一補強糸層の糸と糸との間及び第二補強糸
層の糸と糸との間を接着剤で良好に充填でき強い接着力
を得ることができる。
【0020】請求項3はスパイラル編組ホースに係るも
ので、このホースは第一補強糸層及び第二補強糸層の糸
密度がそれぞれ45%以上であり、またそれらの間の接
着剤層の厚みが0.2mm以下で、加硫時において糸落
込みを生じるといったことがなく、また補強糸の密度が
高いため優れた耐圧強度,耐久性を有する。尚、接着剤
層の厚みは0.001mm以上としておくことが望まし
い。
ので、このホースは第一補強糸層及び第二補強糸層の糸
密度がそれぞれ45%以上であり、またそれらの間の接
着剤層の厚みが0.2mm以下で、加硫時において糸落
込みを生じるといったことがなく、また補強糸の密度が
高いため優れた耐圧強度,耐久性を有する。尚、接着剤
層の厚みは0.001mm以上としておくことが望まし
い。
【0021】上記請求項1〜3の発明は、常用圧力が7
kgf/cm2以上で最小破裂圧力が80kgf/cm2
以上、望ましくは常用圧力15kgf/cm2以上で最
小破裂圧力が180kgf/cm2以上の高圧ホースに
適用して効果が大きい。
kgf/cm2以上で最小破裂圧力が80kgf/cm2
以上、望ましくは常用圧力15kgf/cm2以上で最
小破裂圧力が180kgf/cm2以上の高圧ホースに
適用して効果が大きい。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例のスパイラル編組
ホースを示したもので、このスパイラル編組ホース10
は、半径方向内側から外側に向かって内面に樹脂膜(こ
の例ではナイロン樹脂膜)12を有する管状のゴム内層
14,その外周面側の第一補強糸層16,更にその外周
面側の第二補強糸層18,それら第一補強糸層16と第
二補強糸層18との間に形成された接着剤層20及び最
も外側の管状のゴム外層22の積層構造を成している。
説明する。図1において、10は本例のスパイラル編組
ホースを示したもので、このスパイラル編組ホース10
は、半径方向内側から外側に向かって内面に樹脂膜(こ
の例ではナイロン樹脂膜)12を有する管状のゴム内層
14,その外周面側の第一補強糸層16,更にその外周
面側の第二補強糸層18,それら第一補強糸層16と第
二補強糸層18との間に形成された接着剤層20及び最
も外側の管状のゴム外層22の積層構造を成している。
【0023】本例において、このスパイラル編組ホース
10はホース外径が18.5mmφ、ホース内径が12
mmφとされている。第一補強糸層16は、補強糸(本
例では4000デニールのポリエステル繊維糸)42を
ゴム内層14の外周面に糸密度77%でスパイラル巻き
して形成してあり、また第二補強糸層18は、同じ補強
糸42を糸密度77%で第一補強糸層16とは逆角度に
クロス状にスパイラル巻きして形成してある。
10はホース外径が18.5mmφ、ホース内径が12
mmφとされている。第一補強糸層16は、補強糸(本
例では4000デニールのポリエステル繊維糸)42を
ゴム内層14の外周面に糸密度77%でスパイラル巻き
して形成してあり、また第二補強糸層18は、同じ補強
糸42を糸密度77%で第一補強糸層16とは逆角度に
クロス状にスパイラル巻きして形成してある。
【0024】ここで糸密度とは、円周面上において補強
糸42の占める面積割合を示すもので、糸密度100%
のときに補強糸42が隙間なく密着状態となり、円周面
全面を補強糸42が占める状態となる。
糸42の占める面積割合を示すもので、糸密度100%
のときに補強糸42が隙間なく密着状態となり、円周面
全面を補強糸42が占める状態となる。
【0025】接着剤層20は、第一補強糸層16と第二
補強糸層18とを互いに拘束するために形成された層
で、ここでは0.2mm以下の厚みで形成されている。
補強糸層18とを互いに拘束するために形成された層
で、ここでは0.2mm以下の厚みで形成されている。
【0026】図2及び図3はこのスパイラル編組ホース
10の製造工程の例を示したものである。図中24はド
ラムであってここに長尺の可撓性マンドレル26がコイ
ル状に巻かれている。そしてその長尺の可撓性マンドレ
ル26がドラム24から順次図2中右方向に送り出され
ていく。
10の製造工程の例を示したものである。図中24はド
ラムであってここに長尺の可撓性マンドレル26がコイ
ル状に巻かれている。そしてその長尺の可撓性マンドレ
ル26がドラム24から順次図2中右方向に送り出され
ていく。
【0027】そしてその送出しのライン上において、先
ず押出機28によりマンドレル26外面を被覆するよう
に樹脂膜12が所定膜厚(この例では0.1〜0.15
mm)で押出成形され、次いでその外周面に接着剤塗布
機30によって接着剤塗布が行われ、続いて乾燥炉32
において塗布した接着剤の乾燥が行われる。但しこれら
接着剤塗布機30による接着剤塗布及び乾燥炉32によ
る乾燥は省略することができる。
ず押出機28によりマンドレル26外面を被覆するよう
に樹脂膜12が所定膜厚(この例では0.1〜0.15
mm)で押出成形され、次いでその外周面に接着剤塗布
機30によって接着剤塗布が行われ、続いて乾燥炉32
において塗布した接着剤の乾燥が行われる。但しこれら
接着剤塗布機30による接着剤塗布及び乾燥炉32によ
る乾燥は省略することができる。
【0028】次に押出機34によって樹脂膜12の外周
面を被覆するようにゴムの押出成形を行って、樹脂膜1
2とその外側のゴム材とから成るゴム内層14の成形を
行い、これを順次巻取ドラム36に一旦巻き取ってい
く。勿論巻取ドラム36による巻取りを行わないでその
後の工程を続行して行くこともできる。
面を被覆するようにゴムの押出成形を行って、樹脂膜1
2とその外側のゴム材とから成るゴム内層14の成形を
行い、これを順次巻取ドラム36に一旦巻き取ってい
く。勿論巻取ドラム36による巻取りを行わないでその
後の工程を続行して行くこともできる。
【0029】次に、図3に示しているように巻取ドラム
36からマンドレル26を送り出しつつ先に形成したゴ
ム内層14の外面に接着剤塗布機38にて接着剤塗布を
行い、続いてその下流工程でスパイラル編組機40によ
ってゴム内層14の外周面に補強糸42をスパイラル巻
きし、第一補強糸層16を形成する。
36からマンドレル26を送り出しつつ先に形成したゴ
ム内層14の外面に接着剤塗布機38にて接着剤塗布を
行い、続いてその下流工程でスパイラル編組機40によ
ってゴム内層14の外周面に補強糸42をスパイラル巻
きし、第一補強糸層16を形成する。
【0030】引き続いて接着剤塗布機46により液状の
接着剤48を第一補強糸層16の外周面に全面塗布す
る。そして続いて乾燥炉50を通過させることによって
塗布した接着剤48の乾燥を行う。尚、乾燥炉50によ
る乾燥を省略することもできる。
接着剤48を第一補強糸層16の外周面に全面塗布す
る。そして続いて乾燥炉50を通過させることによって
塗布した接着剤48の乾燥を行う。尚、乾燥炉50によ
る乾燥を省略することもできる。
【0031】尚、この例では接着剤48としてゴム系の
接着剤、即ちNBRゴム,IIRゴム等のゴム成分をM
EK(メチルエチルケトン),トルエン等の溶剤に溶か
したものを用いており、乾燥炉50を通過した後におい
て第一補強糸層16の外周面上の接着剤48は所定の粘
性を有している。
接着剤、即ちNBRゴム,IIRゴム等のゴム成分をM
EK(メチルエチルケトン),トルエン等の溶剤に溶か
したものを用いており、乾燥炉50を通過した後におい
て第一補強糸層16の外周面上の接着剤48は所定の粘
性を有している。
【0032】次に、その下流工程においてスパイラル編
組機40により補強糸42を接着剤層20の外周面に第
一補強糸層とは逆角度に且つ第一補強糸層16に対して
クロス状にスパイラル巻きして行き、第二補強糸層18
を形成する。
組機40により補強糸42を接着剤層20の外周面に第
一補強糸層とは逆角度に且つ第一補強糸層16に対して
クロス状にスパイラル巻きして行き、第二補強糸層18
を形成する。
【0033】続いて接着剤塗布機52によって接着剤塗
布を行った後乾燥炉54においてその乾燥を行う。但し
これら接着剤塗布機52による接着剤塗布及び乾燥炉5
4による乾燥は省略することができる。
布を行った後乾燥炉54においてその乾燥を行う。但し
これら接着剤塗布機52による接着剤塗布及び乾燥炉5
4による乾燥は省略することができる。
【0034】その後押出機56によって第二補強糸層1
8の外周面上にゴム外層22を押出成形し、続く下流工
程で押出機58によってゴム外層22の外周面に樹脂又
は鉛の被覆層60を形成し、これを巻取ドラム62に順
次巻き取って行く。
8の外周面上にゴム外層22を押出成形し、続く下流工
程で押出機58によってゴム外層22の外周面に樹脂又
は鉛の被覆層60を形成し、これを巻取ドラム62に順
次巻き取って行く。
【0035】このようにして得た未加硫ホース成形品を
巻取ドラム62ごと加硫缶内で加熱加硫処理し、被覆層
60による被覆の下で未加硫ホースの加硫処理を行う。
巻取ドラム62ごと加硫缶内で加熱加硫処理し、被覆層
60による被覆の下で未加硫ホースの加硫処理を行う。
【0036】所定時間の加硫処理が済んだら、巻取ドラ
ム62を加硫缶から取り出して被覆層60を剥離除去
し、得られた加硫ゴムホースを所定寸法ごとに切断する
ことによってスパイラル編組ホースが得られる。
ム62を加硫缶から取り出して被覆層60を剥離除去
し、得られた加硫ゴムホースを所定寸法ごとに切断する
ことによってスパイラル編組ホースが得られる。
【0037】図4はこのようにして得たスパイラル編組
ホース10について糸落込率を調べた結果を、従来の中
間ゴム層を有するスパイラル編組ホースと比較して示し
たものである。
ホース10について糸落込率を調べた結果を、従来の中
間ゴム層を有するスパイラル編組ホースと比較して示し
たものである。
【0038】但しここでは液状の接着剤として5cp,
690cp,1035cpの各種粘度のものをそれぞれ
異なった厚みで塗布し、それぞれについて糸落込率を調
べた。但し図4中の接着剤層20の厚みは加硫後におけ
る厚みで示している。
690cp,1035cpの各種粘度のものをそれぞれ
異なった厚みで塗布し、それぞれについて糸落込率を調
べた。但し図4中の接着剤層20の厚みは加硫後におけ
る厚みで示している。
【0039】図4の結果に見られるように、従来の中間
ゴム層を有するスパイラル編組ホースでは糸落込みが生
じているのに対し、本実施例のスパイラル編組ホース1
0では糸落込みが全く発生していなかった。
ゴム層を有するスパイラル編組ホースでは糸落込みが生
じているのに対し、本実施例のスパイラル編組ホース1
0では糸落込みが全く発生していなかった。
【0040】以上のように本例においては、第一補強糸
層16と第二補強糸層18との間に中間ゴム層を介在さ
せず接着剤層20によってそれら第一補強糸層16と第
二補強糸層18とを接着し、互いに拘束状態とする。
層16と第二補強糸層18との間に中間ゴム層を介在さ
せず接着剤層20によってそれら第一補強糸層16と第
二補強糸層18とを接着し、互いに拘束状態とする。
【0041】従ってそれら第一補強糸層16と第二補強
糸層18との間に中間ゴム層を介在させることによって
生じていた従来の問題、即ち第一補強糸層16若しくは
第二補強糸層18が部分的に糸落込みを生じて、それら
による補強が部分的に弱くなり、バーストを起しやすく
なるといった問題を解決でき、ホースの耐圧性、ひいて
は耐久性を向上させることができる。
糸層18との間に中間ゴム層を介在させることによって
生じていた従来の問題、即ち第一補強糸層16若しくは
第二補強糸層18が部分的に糸落込みを生じて、それら
による補強が部分的に弱くなり、バーストを起しやすく
なるといった問題を解決でき、ホースの耐圧性、ひいて
は耐久性を向上させることができる。
【0042】また本例では接着剤48を液状の状態で第
一補強糸層16の外周面に塗布するため、接着剤層20
の厚みを薄くすることができ、接着剤48の流動に伴っ
て糸落込みが生じるといった問題を生じない。
一補強糸層16の外周面に塗布するため、接着剤層20
の厚みを薄くすることができ、接着剤48の流動に伴っ
て糸落込みが生じるといった問題を生じない。
【0043】更に第一補強糸層16の外周面から施した
液状の接着剤48を第一補強糸層16の補強糸42と補
強糸42との間に充填し、また同じく第二補強糸層18
の補強糸42と補強糸42との間の隙間に充填すること
ができるため、第一補強糸層16と第二補強糸層18、
及びそれら第一補強糸層16,第二補強糸層18におけ
る各補強糸42同士を互いに強く拘束できる。つまり、
本例によれば第一補強糸層16と第二補強糸層18とが
それらの間の接着剤層20によって全面的に接着するた
め、強い拘束力が得られる。
液状の接着剤48を第一補強糸層16の補強糸42と補
強糸42との間に充填し、また同じく第二補強糸層18
の補強糸42と補強糸42との間の隙間に充填すること
ができるため、第一補強糸層16と第二補強糸層18、
及びそれら第一補強糸層16,第二補強糸層18におけ
る各補強糸42同士を互いに強く拘束できる。つまり、
本例によれば第一補強糸層16と第二補強糸層18とが
それらの間の接着剤層20によって全面的に接着するた
め、強い拘束力が得られる。
【0044】更に本例においては、第一補強糸層16の
外周面上に薄い中間ゴム層を形成する必要がなく、また
中間ゴム層に代わる接着剤48の塗布は簡単に且つ高速
で行うことができるため、ホース製造ラインのライン速
度を大幅に高めることができ、ひいてはホースの生産能
率を大幅に向上させることができる。
外周面上に薄い中間ゴム層を形成する必要がなく、また
中間ゴム層に代わる接着剤48の塗布は簡単に且つ高速
で行うことができるため、ホース製造ラインのライン速
度を大幅に高めることができ、ひいてはホースの生産能
率を大幅に向上させることができる。
【0045】因みに、図6に示す従来の製造方法、例え
ば薄いゴムシート210を第一補強糸層202の外面に
巻き付けて中間ゴム層206を形成する方法ではライン
速度が2m/分であり、また図7に示す押出機による中
間ゴム層206の押出成形の場合にはライン速度が1m
/分であったのが、本例の方法によればライン速度25
m/分まで高めることができた。
ば薄いゴムシート210を第一補強糸層202の外面に
巻き付けて中間ゴム層206を形成する方法ではライン
速度が2m/分であり、また図7に示す押出機による中
間ゴム層206の押出成形の場合にはライン速度が1m
/分であったのが、本例の方法によればライン速度25
m/分まで高めることができた。
【0046】本例のスパイラル編組ホース10は、第一
補強糸層16及び第二補強糸層18の糸密度が45%以
上であり、またそれらの間の接着剤層20の厚みが0.
2mm以下で、加硫時において糸落込みを生じるといっ
たことがなく、また補強糸42の密度が高いため優れた
耐圧強度,耐久性を有する。
補強糸層16及び第二補強糸層18の糸密度が45%以
上であり、またそれらの間の接着剤層20の厚みが0.
2mm以下で、加硫時において糸落込みを生じるといっ
たことがなく、また補強糸42の密度が高いため優れた
耐圧強度,耐久性を有する。
【0047】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記実施例においてはゴム
内層14が内面に樹脂皮膜12を有するものとされてい
るが、このような樹脂皮膜12を有しないゴム内層を有
するスパイラル編組ホースに対して本発明を適用するこ
とも勿論可能である。
くまで一例示である。例えば上記実施例においてはゴム
内層14が内面に樹脂皮膜12を有するものとされてい
るが、このような樹脂皮膜12を有しないゴム内層を有
するスパイラル編組ホースに対して本発明を適用するこ
とも勿論可能である。
【0048】また上記図2及び図3に示す製造方法はあ
くまで一例を示したもので、その他のプロセスに従って
ホース製造を行うことも可能であるなど、本発明はその
主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様,
形態で実施可能である。
くまで一例を示したもので、その他のプロセスに従って
ホース製造を行うことも可能であるなど、本発明はその
主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様,
形態で実施可能である。
【図1】本発明の一実施例であるスパイラル編組ホース
の一部切欠斜視図及び断面図である。
の一部切欠斜視図及び断面図である。
【図2】図1のスパイラル編組ホースの製造工程の一部
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図2に続く製造工程を示す図である。
【図4】同実施例の効果の確認試験の結果を示す図であ
る。
る。
【図5】従来のスパイラル編組ホースの一部切欠斜視図
及び断面図である。
及び断面図である。
【図6】図5に示すスパイラル編組ホースの中間ゴム層
の成形方法の説明図である。
の成形方法の説明図である。
【図7】図6に代わる中間ゴム層の成形方法の説明図で
ある。
ある。
【図8】図5のスパイラル編組ホースの不具合の説明図
である。
である。
10 スパイラル編組ホース 14 ゴム内層 16 第一補強糸層 18 第二補強糸層 20 接着剤層 22 ゴム外層 34,56 押出機 46 接着剤塗布機 40 スパイラル編組機 42 補強糸 48 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 23:00
Claims (3)
- 【請求項1】 管状のゴム内層と、該ゴム内層の外周面
上に積層形成された、補強糸をスパイラル巻きして成る
第一補強糸層と、該第一補強糸層の更に外周面上に積層
形成され、補強糸を該第一補強糸層とは逆角度でクロス
状にスパイラル巻きして成る第二補強糸層と、それら第
一補強糸層と第二補強糸層との間に介在して該第一補強
糸層及び第二補強糸層を互いに拘束する拘束層と、該第
二補強糸層の外周面上に積層形成された管状のゴム外層
とを有するスパイラル編組ホースの製造方法であって
(イ)前記ゴム内層を押出成形するゴム内層成形工程
と、(ロ)該ゴム内層の外周面上において前記補強糸を
スパイラル巻きして前記第一補強糸層を形成する第一補
強糸層形成工程と、(ハ)該第一補強糸層の外周面全面
に前記拘束層としての接着剤層を形成するための液状の
接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、(ニ)該接着剤の
塗布層の外周面上に補強糸を前記第一補強糸層とは逆角
度でクロス状にスパイラル巻きして前記第二補強糸層を
形成する第二補強糸層形成工程と、(ホ)該第二補強糸
層の外周面上にゴム外層を押出成形するゴム外層成形工
程と、(ヘ)得られた未加硫ホース成形品をその後加硫
処理する加硫工程と、を含んでいることを特徴とするス
パイラル編組ホースの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記液状の接着剤と
して粘度が1〜1050cpのものを用いることを特徴
とするスパイラル編組ホースの製造方法。 - 【請求項3】 管状のゴム内層と、該ゴム内層の外周面
上に積層形成された、補強糸をスパイラル巻きして成る
第一補強糸層と、該第一補強糸層の更に外周面上に積層
形成され、補強糸を該第一補強糸層とは逆角度でクロス
状にスパイラル巻きして成る第二補強糸層と、それら第
一補強糸層と第二補強糸層との間に介在して該第一補強
糸層及び第二補強糸層を互いに拘束する接着剤層と、該
第二補強糸層の外周面上に積層形成された管状のゴム外
層とを有し、前記第一補強糸層及び第二補強糸層は糸密
度が45%以上であるとともに、前記接着剤層は厚みが
0.2mm以下の厚みで形成されていることを特徴とす
るスパイラル編組ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9268176A JPH1182823A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | スパイラル編組ホースの製造方法及びスパイラル編組ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9268176A JPH1182823A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | スパイラル編組ホースの製造方法及びスパイラル編組ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182823A true JPH1182823A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17454979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9268176A Pending JPH1182823A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | スパイラル編組ホースの製造方法及びスパイラル編組ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182823A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003161387A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | ブレーキホース |
JP2004019752A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Hitachi Cable Ltd | 車両用ブレーキホース |
WO2010021255A1 (ja) * | 2008-08-21 | 2010-02-25 | 株式会社トヨックス | 合成樹脂パイプ及びその製造方法並びに接続方法、パイプ接続構造 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP9268176A patent/JPH1182823A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003161387A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-06 | Toyoda Gosei Co Ltd | ブレーキホース |
JP2004019752A (ja) * | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Hitachi Cable Ltd | 車両用ブレーキホース |
WO2010021255A1 (ja) * | 2008-08-21 | 2010-02-25 | 株式会社トヨックス | 合成樹脂パイプ及びその製造方法並びに接続方法、パイプ接続構造 |
JP2010048329A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Toyox Co Ltd | 合成樹脂パイプ及びその製造方法並びに接続方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |