JPH1182775A - スイング型逆止弁 - Google Patents
スイング型逆止弁Info
- Publication number
- JPH1182775A JPH1182775A JP25190297A JP25190297A JPH1182775A JP H1182775 A JPH1182775 A JP H1182775A JP 25190297 A JP25190297 A JP 25190297A JP 25190297 A JP25190297 A JP 25190297A JP H1182775 A JPH1182775 A JP H1182775A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve seat
- side pressure
- valve body
- casing
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁座の入口側圧力と出口側圧力との圧力差が
小さい場合でも弁体を弁座に確実に密着させることので
きるスイング型逆止弁を提供する。 【解決手段】 バルブケーシング１１の外部に弁体押付
機構２２を設け、弁座１５の入口側圧力と出口側圧力と
の圧力差が小さい場合に弁体押付機構２２を操作して弁
座１５に弁体１６を押し付けるようしたことを特徴とす
る。
小さい場合でも弁体を弁座に確実に密着させることので
きるスイング型逆止弁を提供する。 【解決手段】 バルブケーシング１１の外部に弁体押付
機構２２を設け、弁座１５の入口側圧力と出口側圧力と
の圧力差が小さい場合に弁体押付機構２２を操作して弁
座１５に弁体１６を押し付けるようしたことを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内を流れる流
体の逆流を防止する目的などに用いられるスイング型逆
止弁に関する。
体の逆流を防止する目的などに用いられるスイング型逆
止弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から周知のスイング型逆止弁は、図
３に示すように、バルブケーシング１を有しており、こ
のバルブケーシング１内には流路２が形成されている。
この流路２はバルブケーシング１の両端部に設けられた
配管接続口３，４に連通しており、これらの配管接続口
３，４には図示しない入口配管と出口配管が接続される
ようになっている。また、バルブケーシング１内には流
路２の途中に形成された弁座５を閉塞して流体の逆流を
防止するための弁体６が設けられている。この弁体６は
弁座５と密着する正面と反対側の背面中央部にボルト７
を有しており、このボルト７とナット８とによりスイン
グアーム９に取り付けられている。上記スイングアーム
９は軸１０を介してバルブケーシング１に回動可能に取
り付けられており、このスイングアーム９により弁体６
は弁座５に対して接離可能に支持されている。
３に示すように、バルブケーシング１を有しており、こ
のバルブケーシング１内には流路２が形成されている。
この流路２はバルブケーシング１の両端部に設けられた
配管接続口３，４に連通しており、これらの配管接続口
３，４には図示しない入口配管と出口配管が接続される
ようになっている。また、バルブケーシング１内には流
路２の途中に形成された弁座５を閉塞して流体の逆流を
防止するための弁体６が設けられている。この弁体６は
弁座５と密着する正面と反対側の背面中央部にボルト７
を有しており、このボルト７とナット８とによりスイン
グアーム９に取り付けられている。上記スイングアーム
９は軸１０を介してバルブケーシング１に回動可能に取
り付けられており、このスイングアーム９により弁体６
は弁座５に対して接離可能に支持されている。
【０００３】ところで、このようなスイング型逆止弁
は、弁座５に対する弁体６の着座性（密着性）を高める
ために、弁体６に多少のガタツキ（遊び）を持たせてス
イングアーム９に取り付けている。
は、弁座５に対する弁体６の着座性（密着性）を高める
ために、弁体６に多少のガタツキ（遊び）を持たせてス
イングアーム９に取り付けている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弁座５
の入口側圧力と出口側圧力との圧力差が小さい場合に弁
座５に対する弁体６の着座性（密着性）が低下し、流体
の逆流を確実に防止することが困難になるという問題が
あった。このような問題を解決するために、弁体６の重
量を大きくして自重モ−メントによる弁体６の閉弁力を
増大させることが考えられるが、このような構造のスイ
ング型逆止弁では、弁体６の閉弁力が増大する反面、順
流時における弁体５の流体抵抗が大きくなるため、作動
性が低下するという問題があった。本発明は上記のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、弁座の入口側圧力と
出口側圧力との圧力差が小さい場合でも弁体を弁座に確
実に密着させることのできるスイング型逆止弁を提供す
ることを目的とする。
の入口側圧力と出口側圧力との圧力差が小さい場合に弁
座５に対する弁体６の着座性（密着性）が低下し、流体
の逆流を確実に防止することが困難になるという問題が
あった。このような問題を解決するために、弁体６の重
量を大きくして自重モ−メントによる弁体６の閉弁力を
増大させることが考えられるが、このような構造のスイ
ング型逆止弁では、弁体６の閉弁力が増大する反面、順
流時における弁体５の流体抵抗が大きくなるため、作動
性が低下するという問題があった。本発明は上記のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、弁座の入口側圧力と
出口側圧力との圧力差が小さい場合でも弁体を弁座に確
実に密着させることのできるスイング型逆止弁を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、内部に流路を有するバルブケーシング
と、このバルブケーシング内に設けられた弁体と、前記
バルブケーシングに回動可能に取り付けられ前記弁体を
前流路の途中に形成された弁座に対して接離可能に支持
するスイングアームとを備えたスイング型逆止弁におい
て、前記バルブケーシングの外部に前記弁体を前記弁座
に押し付ける弁体押付機構を設けたことを特徴とする。
めに、本発明は、内部に流路を有するバルブケーシング
と、このバルブケーシング内に設けられた弁体と、前記
バルブケーシングに回動可能に取り付けられ前記弁体を
前流路の途中に形成された弁座に対して接離可能に支持
するスイングアームとを備えたスイング型逆止弁におい
て、前記バルブケーシングの外部に前記弁体を前記弁座
に押し付ける弁体押付機構を設けたことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
及び図２を参照して説明する。図１は本発明の一実施形
態に係るスイング型逆止弁の断面図であって、この実施
形態に係るスイング型逆止弁のバルブケーシング１１内
には流路１２が形成されている。この流路１２はバルブ
ケーシング１１の両端部に設けられた配管接続口１３，
１４に連通しており、これらの配管接続口１３，１４に
は図示しない入口配管と出口配管が接続されるようにな
っている。
及び図２を参照して説明する。図１は本発明の一実施形
態に係るスイング型逆止弁の断面図であって、この実施
形態に係るスイング型逆止弁のバルブケーシング１１内
には流路１２が形成されている。この流路１２はバルブ
ケーシング１１の両端部に設けられた配管接続口１３，
１４に連通しており、これらの配管接続口１３，１４に
は図示しない入口配管と出口配管が接続されるようにな
っている。
【０００７】また、上記流路１２は配管接続口１３と１
４との間に弁座１５を有しており、バルブケーシング１
１内には上記弁座１５を閉塞して流体の逆流を防止する
ための弁体１６が設けられている。この弁体１６は弁座
１５に密着する正面と反対側の背面中央部にボルト１７
を有しており、このボルト１７をスイングアーム１９に
形成された取付孔（図示せず）に挿入し、取付孔から突
出したボルト１７の先端部分をナット１８で締め付けて
スイングアーム１９に取り付けられている。上記スイン
グアーム１９は軸２０を介してバルブケーシング１１に
回動可能に取り付けられており、このスイングアーム１
９により弁体１６は弁座１５に対して接離可能に支持さ
れている。また、スイングアーム１９はほぼＬ字状に屈
曲しており、バルブケーシング１１の弁蓋部１１ａと対
向する部位には平面部２１が形成されている。
４との間に弁座１５を有しており、バルブケーシング１
１内には上記弁座１５を閉塞して流体の逆流を防止する
ための弁体１６が設けられている。この弁体１６は弁座
１５に密着する正面と反対側の背面中央部にボルト１７
を有しており、このボルト１７をスイングアーム１９に
形成された取付孔（図示せず）に挿入し、取付孔から突
出したボルト１７の先端部分をナット１８で締め付けて
スイングアーム１９に取り付けられている。上記スイン
グアーム１９は軸２０を介してバルブケーシング１１に
回動可能に取り付けられており、このスイングアーム１
９により弁体１６は弁座１５に対して接離可能に支持さ
れている。また、スイングアーム１９はほぼＬ字状に屈
曲しており、バルブケーシング１１の弁蓋部１１ａと対
向する部位には平面部２１が形成されている。
【０００８】上記バルブケーシング１１の外部には、弁
体押付機構２２が設けられている。この弁体押付機構２
２は弁蓋部１１ａを貫通してバルブケーシング１１内に
挿入された棒状体２３と、この棒状体２３を軸方向に進
退駆動する駆動機構部２４と、この駆動機構部２４を駆
動操作する操作ハンドル２５とを備えて構成されてお
り、操作ハンドル２５を所定方向に回転操作すると、棒
状体２３の先端部が前記平面部２１に当接するようにな
っている。
体押付機構２２が設けられている。この弁体押付機構２
２は弁蓋部１１ａを貫通してバルブケーシング１１内に
挿入された棒状体２３と、この棒状体２３を軸方向に進
退駆動する駆動機構部２４と、この駆動機構部２４を駆
動操作する操作ハンドル２５とを備えて構成されてお
り、操作ハンドル２５を所定方向に回転操作すると、棒
状体２３の先端部が前記平面部２１に当接するようにな
っている。
【０００９】このような構造のスイング型逆止弁では、
弁体押付機構２２の棒状体２３がスイングアーム１９の
平面部２１に当接すると、スイングアーム１９が軸２０
を支点として図中時計回りに回動し、これにより弁体１
６が弁座１５に押し付けられる（図１参照）。したがっ
て、弁座１５の入口側圧力と出口側圧力との圧力差が小
さい場合に弁体押付機構２２の操作ハンドル２５を操作
して弁体１６を弁座１５に押し付けることにより、弁体
１６を弁座１５に密着させることができ、これにより流
体の逆流を確実に防止することができる。また、上述し
た実施形態では弁体１６の着座性を良くするために弁体
１６の重量を重くする必要もないので、順流時における
弁体１６の流体抵抗が大きくなることがなく、これによ
り作動性の低下を防止することができる。
弁体押付機構２２の棒状体２３がスイングアーム１９の
平面部２１に当接すると、スイングアーム１９が軸２０
を支点として図中時計回りに回動し、これにより弁体１
６が弁座１５に押し付けられる（図１参照）。したがっ
て、弁座１５の入口側圧力と出口側圧力との圧力差が小
さい場合に弁体押付機構２２の操作ハンドル２５を操作
して弁体１６を弁座１５に押し付けることにより、弁体
１６を弁座１５に密着させることができ、これにより流
体の逆流を確実に防止することができる。また、上述し
た実施形態では弁体１６の着座性を良くするために弁体
１６の重量を重くする必要もないので、順流時における
弁体１６の流体抵抗が大きくなることがなく、これによ
り作動性の低下を防止することができる。
【００１０】図２はタンク内の液体を循環系に注入する
配管系統を示す図であり、この配管系はタンク３１内の
液体を循環ポンプ３３を備えた循環系３４に注入する配
管ライン３２に逆止弁３５、逆止弁３６及び仕切弁３７
が要求されるものである。通常、仕切弁３７は閉じてお
り、非常時に仕切弁３７を開け、タンク３１内の液体を
逆止弁３６及び逆止弁３５を介して循環系３４に注入す
る系統である。このような配管系統は通常、逆止弁３５
と仕切弁３７との間が略均圧状態になるため、逆止弁３
５と仕切弁３７との間に位置する逆止弁３６の弁体の着
座性が低下し、逆止弁３５と逆止弁３６とによる二重隔
離を満足できない場合があるが、逆止弁３６に本発明の
スイング型逆止弁を用いることにより逆止弁３６の本来
の機能を確保でき、二重隔離を満たすことができる。
配管系統を示す図であり、この配管系はタンク３１内の
液体を循環ポンプ３３を備えた循環系３４に注入する配
管ライン３２に逆止弁３５、逆止弁３６及び仕切弁３７
が要求されるものである。通常、仕切弁３７は閉じてお
り、非常時に仕切弁３７を開け、タンク３１内の液体を
逆止弁３６及び逆止弁３５を介して循環系３４に注入す
る系統である。このような配管系統は通常、逆止弁３５
と仕切弁３７との間が略均圧状態になるため、逆止弁３
５と仕切弁３７との間に位置する逆止弁３６の弁体の着
座性が低下し、逆止弁３５と逆止弁３６とによる二重隔
離を満足できない場合があるが、逆止弁３６に本発明の
スイング型逆止弁を用いることにより逆止弁３６の本来
の機能を確保でき、二重隔離を満たすことができる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、弁体を弁座に押し付ける弁体押付機構をバルブケー
シングの外部に設けたことにより、弁座の入口側圧力と
出口側圧力との圧力差が小さい場合でも弁体を弁座に密
着させることができ、これにより流体の逆流を確実に防
止することができる。
ば、弁体を弁座に押し付ける弁体押付機構をバルブケー
シングの外部に設けたことにより、弁座の入口側圧力と
出口側圧力との圧力差が小さい場合でも弁体を弁座に密
着させることができ、これにより流体の逆流を確実に防
止することができる。
【図１】本発明の一実施形態に係るスイング型逆止弁の
断面図である。
断面図である。
【図２】同実施形態に係るスイング型逆止弁の適用例を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図３】従来のスイング型逆止弁の断面図である。
１１ バルブケーシング １２ 流路 １３、１４ 配管接続口 １５ 弁座 １６ 弁体 １９ スイングアーム ２２ 弁体押付機構 ２３ 棒状体 ２４ 駆動機構部 ２５ 操作ハンドル
Claims (1)
- 【請求項１】 内部に流路を有するバルブケーシング
と、このバルブケーシング内に設けられた弁体と、前記
バルブケーシングに回動可能に取り付けられ前記弁体を
前流路の途中に形成された弁座に対して接離可能に支持
するスイングアームとを備えたスイング型逆止弁におい
て、 前記バルブケーシングの外部に前記弁体を前記弁座に押
し付ける弁体押付機構を設けたことを特徴とするスイン
グ型逆止弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25190297A JPH1182775A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | スイング型逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25190297A JPH1182775A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | スイング型逆止弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1182775A true JPH1182775A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17229664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25190297A Withdrawn JPH1182775A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | スイング型逆止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1182775A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001082620A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-30 | Ebara Corp | 強制止水式フラップ弁 |
| JP2012002249A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 |
| CN102797879A (zh) * | 2012-09-06 | 2012-11-28 | 安徽迈宁工业泵有限公司 | 一种单瓣旋启式止回阀 |
| CN103697200A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 保一集团有限公司 | 一种大口径倾斜式止回阀 |
| CN104565456A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-29 | 樊建苗 | 双控拍门 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP25190297A patent/JPH1182775A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001082620A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-03-30 | Ebara Corp | 強制止水式フラップ弁 |
| JP2012002249A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 |
| CN102797879A (zh) * | 2012-09-06 | 2012-11-28 | 安徽迈宁工业泵有限公司 | 一种单瓣旋启式止回阀 |
| CN103697200A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 保一集团有限公司 | 一种大口径倾斜式止回阀 |
| CN103697200B (zh) * | 2013-12-12 | 2016-05-25 | 保一集团有限公司 | 一种大口径倾斜式止回阀 |
| CN104565456A (zh) * | 2014-12-15 | 2015-04-29 | 樊建苗 | 双控拍门 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |