JPH1179891A - 酸化亜鉛薄膜、その製造方法、光電変換素子及びその製造方法 - Google Patents

酸化亜鉛薄膜、その製造方法、光電変換素子及びその製造方法

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JPH1179891A
JPH1179891A JP10205849A JP20584998A JPH1179891A JP H1179891 A JPH1179891 A JP H1179891A JP 10205849 A JP10205849 A JP 10205849A JP 20584998 A JP20584998 A JP 20584998A JP H1179891 A JPH1179891 A JP H1179891A
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zinc oxide
thin film
plane
ray diffraction
transparent conductive
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JP10205849A
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Takaharu Kondo
隆治 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高温条件下での作成や、厚膜化を必
要とすることなく、テクスチャー度を向上させ、短絡電
流密度(Jsc)の改善された酸化亜鉛薄膜及び該酸化
亜鉛薄膜で構成した光電変換素子を提供することを目的
としている。 【解決手段】本発明の酸化亜鉛薄膜は、酸化亜鉛結晶の
(103)面のエックス線回折ピークを有することを特
徴とするものであり、本発明の光電変換素子は、基板上
に第一の透明導電層と半導体層と第二の透明導電層とを
少なくとも有する光電変換素子において、該透明導電層
の少なくとも一方を上記の酸化亜鉛薄膜で構成したこと
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化亜鉛薄膜及び
その製造方法、酸化亜鉛薄膜を有する光電変換素子及び
その製造方法に関する。より詳しくは、光閉じ込め効果
のある凸凹形状に富んだ表面形状を形成し、テクスチャ
ー度を向上させた酸化亜鉛薄膜及び該酸化亜鉛薄膜を有
する光電変換素子及びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水素化非晶質シリコン、水素化非
晶質シリコンゲルマニウム、水素化非晶質シリコンカー
バイド、微結晶シリコンまたは多結晶シリコンなどから
なる半導体層を有する光電変換素子としては、長波長に
おける収集効率を改善するために、半導体層の裏面に反
射層を設けたものが利用されてきた。かかる反射層は、
半導体材料のバンド端に近くその吸収の小さくなる波
長、即ち800nmから1200nmで有効な反射特性
を示すのが望ましい。この条件を十分に満たすのは、金
・銀・銅・アルミニウムといった金属やそれらの合金な
どである。また、所定の波長範囲で、光学的に透明な凸
凹層を設けて光閉じ込めを行なうことも行なわれてい
て、一般的には前記金属層と半導体層の間に凸凹を有す
る透明導電層を設けて反射光を有効に利用して短絡電流
密度Jscを改善することが試みられている。さらに、
前記透明導電層は、シャントパスによる特性低下を防止
する。また、入射光を有効に利用して短絡電流密度Js
cを改善するために、半導体層の光入射側に凸凹の前期
透明導電層を設けることで、入射光の半導体層中の行路
長を増大させることが試みられている。極めて一般的に
はこれらの層は、真空蒸着やスパッタといった方法にて
成膜され、短絡電流密度Jscにして1mA/cm2
上の改善を示している。
【0003】その例として、先行技術1:「29p−M
F−22ステンレス基板上のa−SiGe太陽電池にお
ける光閉じ込め効果」(1990年秋季)第51回応用
物理学会学術講演会講演予稿集p747、先行技術2:
“P−IA−15a−SiC/a−Si/a−SiGe
Multi−Bandgap Stacked So
lar Cells With Bandgap Pr
ofiling,”Sannomiya et a
l.,Technical Digest ofthe
International PVSEC−5,Ky
oto,Japan,p381,1990、などに、銀
原子から構成される反射層の反射率とテクスチャー構造
について記載されている。具体的にはこれらには、反射
層を基板温度を変えた、銀の2層堆積とすることで有効
な凸凹を形成し、これによって酸化亜鉛層とのコンビネ
ーションにて、光閉じ込め効果による短絡電流の増大を
達成したことが記載されている。一方、“Electr
olyte Optimization for Ca
thodic Growth of Zinc Oxi
de Films”M.IZAKI and T.Om
i J.Electrochem.Soc.,Vol
143,March 1996 L53や特開平8−2
17443号公報などに、前記透明導電層を亜鉛イオン
及び硝酸イオンを含有する水溶液からの電解によって透
過率のすぐれた酸化亜鉛膜を均一に作成する方法が記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
にすでに開示された真空蒸着やスパッタで作製された透
明導電層は、優れた光変換特性を有するものであるが、
Bravais則に従ったc軸配向の結晶構造をとった
酸化亜鉛薄膜についてのものであるため、凸凹構造をも
った透明導電層を形成するためには高温下で作製した
り、厚膜化する必要があった。また、良好な光閉じ込め
効果を示す凸凹形状を備えた酸化亜鉛薄膜を電解により
堆積させる試みはいまだなされていなかった。
【0005】そこで、本発明は上記した課題を解決し、
高温条件下での作成や、厚膜化を必要とすることなく、
テクスチャー度を向上させ、短絡電流密度(Jsc)の
改善された酸化亜鉛薄膜、その製造方法、光電変換素子
及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、酸化
亜鉛結晶の(103)面のエックス線回折ピークを有す
ることを特徴とする酸化亜鉛薄膜を提供する。また、本
発明は、酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線回折
強度が、酸化亜鉛結晶の(002)面のエックス線回折
強度の1/3以上であることを特徴とする酸化亜鉛薄膜
を提供する。さらに、本発明は、酸化亜鉛結晶の(10
3)面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(10
1)面のエックス線回折強度以上であることを特徴とす
る酸化亜鉛薄膜を提供する。また、本発明は、酸化亜鉛
結晶の(103)面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛
結晶の(002)面のエックス線回折強度の1/3以上
であり、且つ、酸化亜鉛結晶の(101)面のエックス
線回折強度以上であることを特徴とする酸化亜鉛薄膜を
提供する。さらに、本発明は、電析法を用いた酸化亜鉛
薄膜の製造方法であって、上記のように酸化亜鉛結晶の
配向を制御する製造方法を提供する。加えて、本発明
は、基板と第一の透明導電層と半導体層と第二の透明導
電層とを少なくとも有する光電変換素子であって、前記
透明導電層の少なくとも一方として上記酸化亜鉛薄膜を
有する光電変換素子及びその製造方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の上記した酸化亜鉛結晶に
おける(002)面のエックス線回折強度に対する(1
03)面のエックス線回折強度を、所定以上の強度とす
ることによってテクスチャー度を向上させるようにした
構成は、前述した課題を解決するために本発明者が鋭意
研究を重ねてきた結果、酸化亜鉛結晶の面方位関係にお
いて、(002)面よりも(103)面に平行な面が基
板と平行になるように成長する傾向が強くなると、高温
作成や厚膜化といった措置を取ることなく凸凹形状に富
んだ表面形状が容易に得られるという知見に基づくもの
である。この点を、さらに説明すると、図1は六方晶系
の酸化亜鉛結晶の面方位の関係を示したものである。c
軸が下地と垂直になるような方向に結晶が成長すると
(002)面に平行な面が表面に現れる。(002)面
は酸化亜鉛結晶の最密面であり、この面が表面に現れた
場合、凸凹形状の少ない表面形状をもつ傾向が強くな
る。一方(103)面は図1に示すように酸化亜鉛結晶
の最密面に対して傾きを持つ。この面に平行な面が基板
と平行になるように成長する傾向が強い場合、凸凹形状
に富んだ表面形状を持つ傾向がより強くなる。その詳細
な理由は不明であるが、Bravais則から外れるこ
とによって、成膜速度の位置依存性が大きくなるためで
はないかと考えられる。酸化亜鉛薄膜には、その作成方
法、作成条件によってさまざま配向性をもたせることが
できるが、上で述べたように(002)面に平行な面が
表面に現れる配向が支配的な場合には、凸凹形状の少な
い表面形状になる。そのため、テクスチャー構造を得る
ためには高温下で酸化亜鉛薄膜を作成したり、厚膜化し
たりする必要があった。この場合、高温作成はコスト的
に不利であり、厚膜化すると膜による吸収によって光を
ロスしてしまうといった問題点がある。一方(103)
面に平行な面が基板と平行になるように成長する傾向が
強くなると、高温作成や厚膜化といった措置を取ること
なく凸凹形状に富んだ表面形状が容易に得られるように
なりテクスチャー化には有利である。
【0008】また、本発明の酸化亜鉛薄膜は、(10
3)面によるエックス線回折強度が、(101)面によ
るエックス線回折強度以上であることが好ましい。その
理由は以下の通りである。即ち、図1に示すように(0
02)面に対する(101)面の傾きは(002)面に
対する(103)面の傾きよりもさらに大きい。このよ
うな(002)面に対する傾きが大きな面が基板と平行
になるように成長する傾向が強い場合、表面に不規則な
クラックや異常突起を生じ易くなる。その詳細な理由は
不明であるが、Bravais則から外れる度合いの大
きな面が支配的になると、結晶粒間の張力の釣り合いが
取れなくなるためではないかと考えられる。一方(10
3)面によるエックス線回折強度が、(101)面によ
るエックス線回折強度よりも強い場合には、不規則なク
ラックや異常突起のない、凸凹形状に富んだ表面形状を
得ることができる。
【0009】さらに、本発明の酸化亜鉛薄膜は、電析法
によって作成することが好ましい。酸化亜鉛薄膜の形成
方法は、いろいろな方法が知られているが、抵抗加熱や
電子ビームによる真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法、CVD法などでは、ターゲット材
料などの作成工賃が高いことや、真空装置の償却費の大
きいことや、材料の利用効率が高くないことなどによ
り、コストを高める要因になっている一方、電析法を用
いて酸化亜鉛薄膜を前記導電性基体上に形成すること
で、材料コスト、ランニングコスト共に有利で、かつ装
置も簡便なものでありながら、高品質な酸化亜鉛薄膜を
作成することができる。
【0010】上記で説明した酸化亜鉛薄膜を透明導電層
を含む光電変換素子の該透明導電層に用いることによ
り、安価で、光電変換効率が高く、また不規則なクラッ
クの少ない酸化亜鉛膜が得られることから、歩留まり・
均一性の良い光電変換素子を作成することができる。次
に、本発明の酸化亜鉛薄膜を用いて、光電変換素子とし
て太陽電池を構成した例について説明する。本発明によ
る光起電力素子の断面模式図の一例を図2に示す。導電
性基体201は図中201−1の支持体からなり、必要
に応じて201−2の金属層、及び/又は201−3の
透明導電層を有している。さらに、202は透明導電
層、203は半導体層、204は透明導電層、205が
集電電極である。そして、本発明においては、上記した
光起電力素子における透明導電層202及び/または透
明導電層204を、本発明の酸化亜鉛薄膜によって構成
することにより、高い歩留で、均一性の向上した光起電
力素子を実現することが可能となる。
【0011】太陽光は、光起電力素子の204側から入
射される。500nmより短い短波長の光は、次の半導
体層203でほとんど吸収されてしまう。一方、半導体
のバンド吸収端より長い波長である700nm程度より
波長の長い光は、その一部が半導体層203を透過し
て、透過層である透明導電層202を通り抜け、金属層
201−2あるいは支持体201−1で反射され、再び
透明導電層202を通り抜け、半導体層203にその一
部もしくは多くが吸収される。このとき、支持体201
−1及び/または金属層201−2及び/または透明層
である透明導電層201−3、202及び/または半導
体層203及び/または透明導電層204に凸凹が形成
されていて光の行路を曲げるに足るものであると、光路
が傾くことによって半導体層203を透過する光路長が
伸び、吸収が大きくなることが期待される。この光路長
の伸びることによる吸収の増大は、光に対して透明な層
では殆ど問題にならないほど小さいが、ある程度吸収の
存在する領域、即ち光の波長が物質の吸収端近傍の波長
であると、指数関数的に大きくなる。透明導電層202
及び/または透明導電層204は可視光から近赤外光に
対して透明であるから問題にならない。一方、光路長の
増加により、半導体層203における600nmから1
200nmの光吸収が極めて大きくなる。
【0012】本発明の酸化亜鉛薄膜は、例えば図3で示
す装置を用いて電析法により形成することができる。図
中301は耐腐食容器であり、硝酸イオンと亜鉛イオン
および炭水化物を含んでいる水溶液302が保持され
る。所望の透明導電膜202及び/または204を得る
ためには、硝酸イオン、亜鉛イオンの濃度はそれぞれ
0.001mol/lから1.0mol/lの範囲にあ
ることが望ましく、0.01mol/lから0.5mo
l/lの範囲にあることがより望ましく、0.1mol
/lから0.25mol/lの範囲にあることがさらに
望ましい。硝酸イオン、亜鉛イオンの供給源としては、
特に限定するものではなく、両方のイオンの供給源であ
る硝酸亜鉛でもよいし、硝酸イオンの供給源である硝酸
アンモニウムなどの水溶性の硝酸塩と、亜鉛イオンの供
給源である硫酸亜鉛などの亜鉛塩の混合物であってもよ
い。また、炭水化物の種類は特に制限されるものではな
いが、グルーコース(ブドウ糖)、フルクトース(果
糖)などの単糖類、マルトース(麦芽糖)、サッカロー
ス(ショ糖)などの二糖類、デキストリン、デンプンな
どの多糖類などや、これらを混合したものを用いること
ができる。水溶液中の炭水化物の量は、異常成長がな
く、均一性及び密着性に優れた酸化亜鉛薄膜を得るため
には、0.001g/lから300g/lの範囲にある
ことが望ましく、0.005g/lから100g/lの
範囲にあることがより望ましく、0.01g/lから6
0g/lの範囲にあることがさらに望ましい。303は
上で述べた導電性基体であって、陰極としている。30
4は対抗電極であり、その材料としては液相堆積される
金属である亜鉛を用いることができるほか、白金、炭素
などを用いることができる。また、対抗電極304は陽
極としている。陰極である導電性基体303と陽極であ
る対抗電極304とは、負荷抵抗306及び電源305
を介して接続されており、両極間にはほぼ一定の電流が
流れるように設定されている。所望の透明導電膜202
及び/または204を得るためには、電流密度が10m
A/dm以上、10A/dm以下であることが望まし
い。また、本例では溶液を攪拌して層形成ムラを減ら
し、層形成速度を上げて効率化を図るために、溶液吸入
口を複数もった吸入バー308、同様に溶液射出口を複
数もった射出バー307、溶液循環ポンプ311、溶液
吸入バー308と溶液循環ポンプ311を接続する吸入
溶液パイプ309、溶液射出バー307と溶液循環ポン
プ311を接続する射出溶液パイプ310とからなる溶
液循環系を用いている。小規模な装置にあっては、この
ような溶液循環系のかわりに、磁気攪拌子を用いること
ができる。また、ヒーター312と熱電対313を用い
て、温度をモニターしながら水溶液の温度制御を行う。
所望の透明導電膜202及び/または204を得るため
には水溶液の液温が50℃以上であることが望ましい。
また、透明導電膜202及び/または204のそれぞれ
は単一膜でも良いし、複数の膜を堆積したものであって
もよい。また、温湯漕314は、酸化亜鉛薄膜を作成す
る前に基体303を加熱させるためのもので、ヒーター
315と熱電対316を用いて温度調整されたお湯が入
っており、基体303を予め加熱しておくことができる
ようになっている。
【0013】本発明で用いられる導電性基体201は、
磁性あるいは非磁性の各種金属の支持体201−1を母
体としたものである。支持体201−1としては、ステ
ンレススチール板、鋼板、銅版、真鍮板、アルミニウム
板などが、価格が比較的安くて好適である。これらの金
属板は、一定の形状に切断しても良いし、板厚によって
は長尺のシート状の形状で用いても良い。この場合には
コイル状に巻くことができるので、連続生産に適合性が
良く、保管や輸送も容易になる。また、用途によっては
シリコンなどの結晶基板、ガラスやセラミックスの板を
用いることもできる。支持体の表面は研磨しても良い
が、例えばブライトアニール処理されたステンレス板の
ように仕上がりの良い場合にはそのまま用いても良い。
金属層201−2は必須のものではないが、ステンレス
スチールや鋼板のようにそのままでは反射性が低い基板
や、ガラスやセラミックスのようにそのままでは導電性
の低い材料からなる支持体では、その上に銀や銅あるい
は金あるいはアルミニウムのような反射率の高い金属層
201−2を設けるのが好ましい。また、金属層201
−2にアルミニウムをもちいた場合には、上記の水溶液
にアルミニウムが溶解するのを防ぐため、金属層201
−2上に極薄の透明導電膜層201−3をスパッタリン
グなどによって設けることが好ましい。
【0014】本発明で用いられる半導体層203として
は、光に感応して起電力を発する構造を有する半導体材
料で構成されたもので、例えばその構造は、pn接合、
pin接合、ショットキー接合、ヘテロ接合などがあげ
られ、半導体材料としては、a−Si:H(水素化非晶
質シリコンの略記)、a−Si:F、a−Si:H:F
などの非晶質半導体材料、μC−Si:H(水素化微結
晶シリコンの略記)、μC−Si:F、μC−Si:
H:Fなどの微結晶半導体材料などが挙げられる。ま
た、半導体層は価電子制御及び禁制帯幅制御を行うこと
ができる。具体的には半導体層を形成する際に価電子制
御剤又は禁制帯幅制御剤となる元素を含む原料化合物を
単独で、又は前記堆積膜形成用原料ガス又は前記希釈ガ
スに混合して成膜空間内に導入してやれば良い。また、
半導体層は、価電子制御によって、少なくともその一部
が、p型およびn型にドーピングされ、少なくとも一組
のpin接合を形成する。また、半導体層の形成方法と
しては、マイクロ波プラズマCVD法、RFプラズマC
VD法、光CVD法、熱CVD法、MOCVD法などの
各種CVD法によって、あるいはEB蒸着、MBE、イ
オンプレーティング、イオンビーム法等の各種蒸着法、
スパッタ法、スプレー法、印刷法などによって、形成さ
れる。工業的に採用されている方法としては、原料ガス
をプラズマで分解し、基板状に堆積させるプラズマCV
D法が好んで用いられる。また、反応装置としては、バ
ッチ式の装置や連続成膜装置などが所望に応じて使用で
きる。
【0015】以下、本発明の光起電力装置に特に好適な
シリコン系非単結晶半導体材料を用いた半導体層につい
て、さらに詳しく述べる。 (1)i型半導体層(真性半導体層) シリコン系非単結晶半導体材料を用いた光起電力素子に
於いて、pin接合に用いるi型層は照射光に対してキ
ャリアを発生輸送する重要な層である。i型層として
は、僅かp型、僅かn型の実質的にi型の半導体層も使
用できるものである。シリコン系非単結晶半導体材料に
は、上述のごとく、水素原子(H,D)またはハロゲン
原子(X)が含有され、これが重要な働きを持つ。i型
層に含有される水素原子(H,D)またはハロゲン原子
(X)は、i型層の未結合手(ダングリングボンド)を
補償する働きをし、i型層でのキァリアの移動度と寿命
の積を向上させるものである。また、これらの原子はp
型層/i型層、n型層/i型層の各界面の界面準位を補
償する働きをし、光起電力素子の光起電力、光電流そし
て光応答性を向上させる効果のあるものである。i型層
に含有される水素原子または/及びハロゲン原子は1〜
40atm%が最適な含有量として挙げられる。特に、
p型層/i型層、n型層/i型層の各界面側で水素原子
または/及びハロゲン原子の含有量が多く分布している
ものが好ましい分布形態として挙げられ、該界面近傍で
の水素原子または/及びハロゲン原子の含有量はバルク
内の含有量の1.1〜2倍の範囲が好ましい範囲として
挙げられる。更にシリコン原子の含有量に対応して水素
原子または/及びハロゲン原子の含有量が変化している
ことが好ましいものである。非晶質シリコン、微結晶シ
リコンは、ダングリングボンドを補償する元素によっ
て、a−Si:H、a−Si:F、a−Si:H:F、
μC−Si:H、μC−Si:F、μC−Si:H:F
等と表記される。さらに、本発明の光起電力素子に好適
なi型半導体層としては、水素原子の含有量(CH
が、1.0〜25.0%、AM1.5、100mW/c
2の疑似太陽光照射下の光電導度(σp)が1.0×
10-7S/cm以上、暗電導度(σd)が1.0×10
-9S/cm以下、コンスタントフォトカレントメソッド
(CPM)によるアーバックエナジーが55meV以
下、局在準位密度は1017/cm3以下のものが好適に
用いられる。
【0016】(2)ドーピング層(p型半導体層または
n型半導体層) ドーピング層(p型半導体層またはn型半導体層)も、
本発明の光起電力素子の特性を左右する重要な層であ
る。ドーピング層の非晶質材料(a−と表示する)ある
いは微結晶材料(μc−と表示する)としては、例えば
a−Si:H,a−Si:HX,a−SiC:H,a−
SiC:HX,a−SiGe:H,a−SiGe:H
X,a−SiGeC:H,a−SiGeC:HX,a−
SiO:H,a−SiO:HX,a−SiN:H,a−
SiN:HX,a−SiON:H,a−SiON:H
X,a−SiOCN:H,a−SiOCN:HX,μc
−Si:H,μc−Si:HX,μc−SiC:H,μ
c−SiC:HX,μc−SiO:H,μc−SiO:
HX,μc−SiN:H,μc−SiN:HX,μc−
SiGeC:H,μc−SiGeC:HX,μc−Si
ON:H,μc−SiON:HX,μc−SiOCN:
H,μc−SiOCN:HX,等にp型の価電子制御剤
(周期率表第III族原子B,Al,Ga,In,Tl)
やn型の価電子制御剤(周期率表第V族原子P,As,
Sb,Bi)を高濃度に添加した材料が挙げられ、多結
晶材料(poly−と表示する)としては、例えばpo
ly−Si:H,poly−Si:HX,poly−S
iC:H,poly−SiC:HX,poly−Si
O:H,poly−SiO:HX,poly−SiN:
H,poly−SiN:HX,poly−SiGeC:
H,poly−SiGeC:HX,poly−SiO
N:H,poly−SiON:HX,poly−SiO
CN:H,poly−SiOCN:HX,poly−S
i,poly−SiC,poly−SiO,poly−
SiN,等にp型の価電子制御剤(周期率表第III族原
子B,Al,Ga,In,Tl)やn型の価電子制御剤
(周期率表第V族原子P,As,Sb,Bi)を高濃度
に添加した材料が挙げられる。特に、光入射側のp型層
またはn型層には、光吸収の少ない結晶性の半導体層か
バンドギャップの広い非晶質半導体層が適している。ま
た、p型層またはn型層に含有される水素原子(H,
D)またはハロゲン原子はp型層またはn型層の未結合
手を補償する働きをしp型層またはn型層のドーピング
効率を向上させるものである。p型層またはn型層へ添
加される水素原子またはハロゲン原子の好適な量は0.
1%から50%であり、p型層またはn型層が非晶質の
場合1%から40%がより望ましい。p型層またはn型
層が結晶性の場合、水素原子またはハロゲン原子は0.
1〜10%がより望ましい量として挙げられる。光起電
力素子のp型層及びn型層の電気特性としては活性化エ
ネルギーが0.2eV以下のものが好ましく、0.1e
V以下のものが最適である。また、非抵抗としては10
0Ωcm以下が好ましく、1Ωcm以下が最適である。
さらに、p型層及びn型層の層厚は1〜50nmが好ま
しく、3〜10nmが最適である。
【0017】(3)半導体層の形成方法 本発明の光起電力素子の半導体層として、好適なシリコ
ン系非単結晶半導体材料を形成するために、好適な製造
方法は、高周波を用いたプラズマCVD法である。高周
波の周波数は10MHz〜3GHzが好ましい範囲とし
てあげられる。具体的には、13.56MHz等のRF
波、100MHz等のVHF波、2.45GHz等のマ
イクロ波を用いることができる。本発明の光起電力装置
に好適なシリコン系非単結晶半導体層の堆積に適した原
料ガスとしては、シリコン原子を含有したガス化し得る
化合物を挙げることができる。具体的にシリコン原子を
含有するガス化し得る化合物としては、鎖状または環状
シラン化合物が用いられ、具体的には例えば、Si
4,Si26,SiF4,SiFH3,SiF22,S
iF3H,Si38,SiD4,SiHD3,SiH
22,SiH3D,SiFD3,SiF22,Si23
3,(SiF25,(SiF26,(SiF24,Si2
6,Si38,Si224,Si233,SiC
4,(SiCl25,SiBr4,(SiBr25,S
2Cl6,SiHCl3,SiH2Br2,SiH2
2,Si2Cl33などのガス状態のまたは容易にガス
化し得るものが挙げられる。また、価電子制御するため
にp型層またはn型層に導入される物質としては周期率
表第III族原子及び第V族原子が挙げられる。第III族原
子導入用の出発物質として有効に使用されるものとして
は、具体的にはホウソ原子導入用としては、B26,B
410,B59,B511,B610,B612,B614
等の水素化ホウソ、BF3,BCl3,等のハロゲン化ホ
ウソ等を挙げることができる。このほかにAlCl3
GaCl3,InCl3,TlCl3等も挙げることがで
きる。特にB26,BF3が適している。第V族原子導
入用の出発物質として有効に使用されるのは、具体的に
は燐原子導入用としてはPH3,P24等の水素化燐、
PH4I,PF3,PF5,PCl3,PCl5,PBr3
PBr5,PI3等のハロゲン化燐が挙げられる。このほ
かAsH3,AsF3,AsCl3,AsBr3,As
5,SbH3,SbF3,SbF5,SbCl3,SbC
5,BiH3,BiCl3,BiBr3等も挙げることが
できる。特にPH3,PF3が適している。また前記ガス
化し得る化合物をH2,He,Ne,Ar,Xe,Kr
等のガスで適宜希釈して堆積室に導入しても良い。特
に、微結晶あるいは多結晶半導体やa−SiC:H等の
光吸収の少ないか、バンドギャップの広い層を堆積する
場合は、水素ガスで原料ガスを希釈し、比較的高い高周
波パワーを導入するのが好ましいものである。本発明で
用いられる半導体層203はさらに、タンデム構造とし
て知られる光起電力を生成する構造を重ねたものとする
ことができる。光のスペクトルを有効に利用するため
に、通常、光入射側の光起電力素子を短波長に有効な変
換効率を有するもの、下部の光起電力素子を長波長の光
も有効に吸収することができるもの、とする。半導体層
中で再結合で光生成キャリアを失わず収集効率を高くす
るために、同じスペクトルレスポンスを有する材料でタ
ンデム素子を形成することも可能である。また、タンデ
ムの構成は、3段階以上の多段とすることもできる。こ
れらタンデムの構成は、それぞれの光起電力素子の構成
が同じでも良いし、違っても良い。すなわちpin+p
inの構成でも良いし、pin+ショットキー接合とな
っていても良い。これら半導体材料を用いて光起電力構
造をもつ素子を作成するには、真空蒸着、スパッタリン
グ、イオンプレーティング、CVDなどの方法が適用で
き、特にCVD法では、ドーパントの導入や積層に優れ
ている。CVDのガス励起法としては、DC、低周波、
RF、マイクロ波などが使われる。CVDの原料ガスと
しては、シラン・ジシラン・ゲルマン・ジゲルマンなど
をはじめ、それらの誘導体が用いられる。
【0018】本発明に於いて、集電電極205は、透明
導電膜層204の抵抗率が充分低くできない場合に必要
に応じて透明導電膜層204上の一部分に形成され、電
極の抵抗率を下げ光起電力素子の直列抵抗を下げる働き
をする。その材料としては、金、銀、銅、アルミニウ
ム、ニッケル、鉄、クロム、モリブデン、タングステ
ン、チタン、コバルト、タンタル、ニオブ、ジルコニウ
ム等の金属、またはステンレス等の合金、あるいは粉末
状金属を用いた導電ペーストなどが挙げられる。そして
その形状は、できるだけ半導体層への入射光を遮らない
ように、枝状に形成される。また、光起電力装置の全体
の面積の中で、集電電極の占める面積は、好ましくは1
5%以下、より好ましくは10%以下、さらに好ましく
は5%以下である。また、集電電極のパターンの形成に
は、マスクを用いることができる。集電電極の形成方法
としては、蒸着法、スパッタ法、メッキ法、印刷法など
が用いられる。なお、本発明の光電変換素子を用いて、
所望の出力電圧、出力電流の光起電力装置(モジュール
あるいはパネル)を製造する場合には、本発明の光電変
換素子を直列あるいは並列に接続し、表面と裏面に保護
層を形成し、出力の取り出し電極等が取り付けられる。
また、本発明の光電変換素子を直列接続する場合、逆流
防止用のダイオードを組み込むことがある。
【0019】
【実施例】以下の実施例では、光電変換素子として太陽
電池を例に挙げて本発明を具体的に説明するが、これら
の実施例は本発明をなんら限定するものではない。 [実施例1]半導体層にpin接合を3つ有する図2の
太陽電池を作成した。具体的には、支持体201−1
(SUS430 15×15cm2厚さ0.2mm)/
金属層(Ag)201−2/透明導電層(ZnO)20
2/半導体層203/透明導電層(ITO)204/集
電電極(Cr)205で構成された太陽電池を上記で述
べた方法で作成した。まず、支持体201−1上に金属
層Ag201−2を通常のスパッタ法で作成して、導電
性基体201を作成した。次に、図3の装置を用いて温
湯槽で60℃の温水に浸して予め加熱した導電性基体2
01上に、デキストリンを含有した硝酸イオンと亜鉛イ
オンを含む水溶液を用いて透明導電層(ZnO)202
を500nmの厚さで作成した。その際、液温70℃、
デキストリン濃度0.05g/l、電流密度100mA
/dmとした。半導体層203は第1のn型ドープ層a
−Si:H:P/第1のi層a−SiGe:H/第1の
p型ドープ層μc−Si:H:B/第2のn型ドープ層
a−Si:H:P/第2のi層a−SiGe:H/第2
のp型ドープ層μc−Si:H:B/第3のn型ドープ
層a−Si:H:P/第3のi層a−Si:H/第3の
p型ドープ層μc−Si:H:Bといった構成のものを
プラズマCVD法で作成した。透明導電層(ITO)2
04は通常のスパッタ法、集電電極(Cr)205は通
常の真空蒸着法で作成した。透明導電層(ITO)20
4は、マスキングによって図4に示すように半導体層の
上に1cm2の面積をもった円形状に計100個作成し
てサブセルとし、それぞれのサブセル上に集電電極を作
成した。太陽電池は、使用した透明導電層(ZnO)2
02の(002)面によるエックス線回折強度に対する
(103)面によるエックス線回折強度の比が0〜1に
なるようにし、透明導電層(ZnO)202以外は全く
同じ条件で作成したものを5種類用意した(実施例1−
1〜実施例1−5)。透明導電層を形成する際には、水
溶液中の亜鉛イオン濃度を下記表1に示すように変化さ
せた。これらの太陽電池の太陽電池特性をソーラーシミ
ュレーター(AM1.5、100mW/cm2、表面温
度25℃)を用いて測定し、各太陽電池の100枚のサ
ブセルの平均値をとり、その太陽電池の特性とした。実
施例1−1〜実施例1−5のJscを比較したものを下
の表1に示す。Jscの値は、実施例1−1のものを1
に規格化した値で示してある。これより、(103)面
によるエックス線回折強度が、(002)面によるエッ
クス線回折強度の1/3以上のサンプルでJscの値が
有意に増加していることがわかる。以上のことより本発
明の酸化亜鉛薄膜は、従来のものに対して優れているこ
とがわかった。
【0020】
【表1】 [実施例2]半導体層にpin接合を3つ有する図2の
太陽電池を作成した。具体的には、支持体201−1
(SUS430 15×l5cm2厚さ0.2mm)/
金属層(Ag)201−2/透明導電層(ZnO)20
2/半導体層203/透明導電層(ZnO)204/集
電電極(Cr)205で構成された太陽電池を上記で述
べた方法で作成した。まず、支持体201−1上に金属
層Ag201−2を通常のスパッタ法で作成して、導電
性基体201を作成した。次に、図3の装置を用いて温
湯槽で60℃の温水に浸して予め加熱した導電性基体2
01上に、デキストリンを含有した硝酸イオンと亜鉛イ
オンを含む水溶液を用いて透明導電層(ZnO)202
を500nmの厚さで作成した。条件は実施例1同様と
した。半導体層203は第1のn型ドープ層a−Si:
H:P/第1のi層a−SiGe:H/第1のp型ドー
プ層μc−Si:H:B/第2のn型ドープ層a−S
i:H:P/第2のi層a−SiGe:H/第2のp型
ドープ層μc−Si:H:B/第3のn型ドープ層a−
Si:H:P/第3のi層a−Si:H/第3のp型ド
ープ層μc−Si:H:Bといった構成のものをプラズ
マCVD法で作成した。透明導電層(ZnO)204は
透明導電層(ZnO)202と同様の方法で作成し、集
電電極(Cr)205は通常の真空蒸着法で作成した。
透明導電層(ZnO)204は、マスキングによって図
4に示すように半導体層の上に1cm2の面積をもった
円形状に計100個作成してサブセルとし、それぞれの
サブセル上に集電電極を作成した。太陽電池は、使用し
た透明導電層(ZnO)202、204の(002)面
によるエックス線回折強度に対する(103)面による
エックス線回折強度の比が0〜1になるようにし、透明
導電層(ZnO)202、204以外は全く同じ条件で
作成したものを5種類用意した(実施例2−1〜実施例
2−5)。透明導電層を形成する際には、水溶液中の亜
鉛イオン濃度を下記表2に示すように変化させた。これ
らの太陽電池の太陽電池特性をソーラーシミュレーター
(AM1.5、100mW/cm2、表面温度25℃)
を用いて測定し、各太陽電池の100枚のサブセルの平
均値をとり、その太陽電池の特性とした。実施例2−1
〜実施例2−5のJscを比較したものを下の表2に示
す。Jscの値は、実施例2−1のものを1に規格化し
た値で示してある。これより、(103)面によるエッ
クス線回折強度が、(002)面によるエックス線回折
強度の1/3以上のサンプルでJscの値が有意に増加
していることがわかる。以上のことより本発明の酸化亜
鉛薄膜は、従来のものに対して優れていることがわかっ
た。
【0021】
【表2】 [実施例3]半導体層にpin接合を3つ有する図2の
太陽電池を作成した。具体的には、支持体201−1
(SUS430 15×15cm2厚さ0.2mm)/
金属層(Ag)201−2/透明導電層(ZnO)20
2/半導体層203/透明導電層(ITO)204/集
電電極(Cr)205で構成された太陽電池を上記で述
べた方法で作成した。まず、支持体201−1上に金属
層Ag201−2を通常のスパッタ法で作成して、導電
性基体201を作成した。次に、図3の装置を用いて温
湯槽で60℃の温水に浸して予め加熱した導電性基体2
01上に、グルコースを含有した硝酸イオンと亜鉛イオ
ンを含む水溶液を用いて透明導電層(ZnO)202を
500nmの厚さで作成した。その際、液温60℃、グ
ルコース濃度0.1g/l、電流密度300mA/dm
とした。半導体層203は第1のn型ドープ層a−S
i:H:P/第1のi層a−SiGe:H/第1のp型
ドープ層μc−Si:H:B/第2のn型ドープ層a−
Si:H:P/第2のi層a−SiGe:H/第2のp
型ドープ層μc−Si:H:B/第3のn型ドープ層a
−Si:H:P/第3のi層a−Si:H/第3のp型
ドープ層μc−Si:H:Bといった構成のものをプラ
ズマCVD法で作成した。透明導電層(ITO)204
は通常のスパッタ法、集電電極(Cr)205は通常の
真空蒸着法で作成した。透明導電層(ITO)204
は、マスキングによって図4に示すように半導体層の上
に1cm2の面積をもった円形状に計100個作成して
サブセルとし、それぞれのサブセル上に集電電極を作成
した。太陽電池は、使用した透明導電層(ZnO)20
2の(103)面によるエックス線回折強度に対する
(101)面によるエックス線回折強度の比が0〜1.
5になるようにし、透明導電層(ZnO)202以外は
全く同じ条件で作成したものを5種類用意した(実施例
3−1〜実施例3−5)。透明導電層を形成する際に
は、水溶液中の亜鉛イオン濃度を下記表3に示すように
変化させた。これらの太陽電池の太陽電池特性をソーラ
ーシミュレーター(AM1.5、100mW/cm2
表面温度25℃)を用いて測定し、各太陽電池の100
枚のサブセルのシャント抵抗を測定した。実用上必要な
シャント抵抗値をもつものを生存サブセルとして、生存
サブセルの個数で歩留まりを評価し、各太陽電池の歩留
まりを比較した。実施例3−1〜実施例3−5の歩留ま
りを比較したものを下の表3に示す。これより、(10
3)面によるエックス線回折強度が、(101)面によ
るエックス線回折強度以上のサンプルで特に歩留まりが
優れていることがわかる。以上のことより本発明の酸化
亜鉛薄膜は、従来のものに対して優れていることがわか
った。
【0022】
【表3】 [実施例4]半導体層にpin接合を3つ有する図2の
太陽電池を作成した。具体的には、支持体201−1
(SUS430 15×15cm2厚さ0.2mm)金
属層(Ag)201−2/透明導電層(ZnO)202
/半導体層203/透明導電層(ZnO)204/集電
電極(Cr)205で構成された太陽電池を上記で述べ
た方法で作成した。まず、支持体201−1上に金属層
Ag201−2を通常のスパッタ法で作成して、導電性
基体201を作成した。次に、図3の装置を用いて温湯
槽で60℃の温水に浸して予め加熱した導電性基体20
1上に、グルコースを含有した硝酸イオンと亜鉛イオン
を含む水溶液を用いて透明導電層(ZnO)202を5
00nmの厚さで作成した。条件は実施例3と同様にし
た。半導体層203は第1のn型ドープ層a−Si:
H:P/第1のi層a−SiGe:H/第1のp型ドー
プ層μc−Si:H:B/第2のn型ドープ層a−S
i:H:P/第2のi層a−SiGe:H/第2のp型
ドープ層μc−Si:H:B/第3のn型ドープ層a−
Si:H:P/第3のi層a−Si:H/第3のp型ド
ープ層μc−Si:H:Bといった構成のものをプラズ
マCVD法で作成した。透明導電層(ZnO)204は
透明導電層(ZnO)202と同様の方法で作成し、集
電電極(Cr)205は通常の真空蒸着法で作成した。
透明導電層(ZnO)204は、マスキングによって図
4に示すように半導体層の上に1cm2の面積をもった
円形状に計100個作成してサブセルとし、それぞれの
サブセル上に集電電極を作成した。太陽電池は、使用し
た透明導電層(ZnO)202、204の(103)面
によるエックス線回折強度に対する(101)面による
エックス線回折強度の比が0〜1.5になるようにし、
透明導電層(ZnO)202、204以外は全く同じ条
件で作成したものを5種類用意した(実施例4−1〜実
施例4−5)。透明導電層を形成する際には、水溶液中
の亜鉛イオン濃度を下記表4に示すように変化させた。
これらの太陽電池の太陽電池特性をソーラーシミュレー
ター(AM1.5、100mW/cm2、表面温度25
℃)を用いて測定し、各太陽電池の100枚のサブセル
のシャント抵抗を測定した。実用上必要なシャント抵抗
値をもつものを生存サブセルとして、生存サブセルの個
数で歩留まりを評価し、各太陽電池の歩留まりを比較し
た。実施例4−1〜実施例4−5の歩留まりを実施例4
−1に規格化して比較したものを下の表4に示す。これ
より、(103)面によるエックス線回折強度が、(1
01)面によるエックス線回折強度以上のサンプルで特
に歩留まりが優れていることがわかる。以上のことより
本発明の酸化亜鉛薄膜は、従来のものに対して優れてい
ることがわかった。
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は酸化亜鉛結晶の
(103)面のエックス線回折ピークを有する酸化亜鉛
薄膜を用い、より好ましくは(002)面のエックス線
回折強度に対する(103)面のエックス線回折強度を
1/3以上とすることによって、高温条件下での作成や
厚膜化を必要とすることなく、光閉じ込め効果のある凸
凹形状に富んだ表面形状を容易に得ることができ、テク
スチャー度を向上させ、短絡電流密度(Jsc)の改善
された酸化亜鉛薄膜を低コストで実現することが可能と
なり、また、(103)面のエックス線回折強度を、
(101)面のエックス線回折強度以上とすることによ
り、歩留まりの向上を図ることが可能となる。また、本
発明の酸化亜鉛薄膜によって光電変換素子を構成するこ
とにより、作成コストを低減することができ、歩留が高
く、均一性の向上した光電変換素子を実現することがで
きる。特に太陽電池の作成コストを大幅に低減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化亜鉛結晶の面方位を説明するための模式図
である。
【図2】本発明の光電変換素子の一態様である光起電力
素子の層構成の例を示す模式的な断面図である。
【図3】本発明の酸化亜鉛薄膜の製造装置の構成の一例
を示す模式的な断面図である。
【図4】本発明の実施例の太陽電池のサブセルの形状及
び配置を説明するための模式的な斜視図である。
【符号の説明】
201:導電性基体 201−1:支持体 201−2:金属層 201−3:透明導電層 202:透明導電層 203:半導体層 204:透明導電層 205:集電電極 301:耐腐食性容器 302:水溶液 303:導電性基体 304:対抗電極 305:電源 306:負荷抵抗 307:射出バー 308:吸入バー 309:吸入溶液パイプ 310:射出溶液パイプ 311:溶液循環ポンプ 312:ヒーター 313:熱電対 314:温湯槽 315:ヒーター 316:熱電対

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線
    回折ピークを有することを特徴とする酸化亜鉛薄膜。
  2. 【請求項2】酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線
    回折強度が、酸化亜鉛結晶の(002)面のエックス線
    回折強度の1/3以上であることを特徴とする酸化亜鉛
    薄膜。
  3. 【請求項3】酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線
    回折強度が、酸化亜鉛結晶の(101)面のエックス線
    回折強度以上であることを特徴とする酸化亜鉛薄膜。
  4. 【請求項4】酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線
    回折強度が、酸化亜鉛結晶の(002)面のエックス線
    回折強度の1/3以上であり、且つ、酸化亜鉛結晶の
    (101)面のエックス線回折強度以上であることを特
    徴とする酸化亜鉛薄膜。
  5. 【請求項5】電析法を用いた酸化亜鉛薄膜の製造方法で
    あって、前記酸化亜鉛薄膜が酸化亜鉛結晶の(103)
    面のエックス線回折ピークを有するように制御すること
    を特徴とする酸化亜鉛薄膜の製造方法。
  6. 【請求項6】電析法を用いた酸化亜鉛薄膜の製造方法で
    あって、前記酸化亜鉛薄膜の酸化亜鉛結晶の(103)
    面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(002)
    面のエックス線回折強度の1/3以上となるように制御
    することを特徴とする酸化亜鉛薄膜の製造方法。
  7. 【請求項7】前記制御により前記酸化亜鉛薄膜のテクス
    チャー度を向上させることを特徴とする請求項5又は6
    に記載の酸化亜鉛薄膜の製造方法。
  8. 【請求項8】電析法を用いた酸化亜鉛薄膜の製造方法で
    あって、前記酸化亜鉛薄膜の酸化亜鉛結晶の(103)
    面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(101)
    面のエックス線回折強度以上となるように制御すること
    を特徴とする酸化亜鉛薄膜の製造方法。
  9. 【請求項9】電析法を用いた酸化亜鉛薄膜の製造方法で
    あって、前記酸化亜鉛薄膜の酸化亜鉛結晶の(103)
    面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(002)
    面のエックス線回折強度の1/3以上となり、前記酸化
    亜鉛薄膜の酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線回
    折強度が、酸化亜鉛結晶の(101)面のエックス線回
    折強度以上となるように制御することを特徴とする酸化
    亜鉛薄膜の製造方法。
  10. 【請求項10】基板と第一の透明導電層と半導体層と第
    二の透明導電層とを少なくとも有する光電変換素子であ
    って、前記透明導電層の少なくとも一方が酸化亜鉛薄膜
    からなり、該酸化亜鉛薄膜が酸化亜鉛結晶の(103)
    面のエックス線回折ピークを有することを特徴とする光
    電変換素子。
  11. 【請求項11】基板と第一の透明導電層と半導体層と第
    二の透明導電層とを少なくとも有する光電変換素子であ
    って、前記透明導電層の少なくとも一方が酸化亜鉛薄膜
    からなり、該酸化亜鉛薄膜における酸化亜鉛結晶の(1
    03)面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(0
    02)面のエックス線回折強度の1/3以上であること
    を特徴とする光電変換素子。
  12. 【請求項12】基板と第一の透明導電層と半導体層と第
    二の透明導電層とを少なくとも有する光電変換素子であ
    って、前記透明導電層の少なくとも一方が酸化亜鉛薄膜
    からなり、該酸化亜鉛薄膜における酸化亜鉛結晶の(1
    03)面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(1
    01)面のエックス線回折強度以上であることを特徴と
    する光電変換素子。
  13. 【請求項13】基板と第一の透明導電層と半導体層と第
    二の透明導電層とを少なくとも有する光電変換素子であ
    って、前記透明導電層の少なくとも一方が酸化亜鉛薄膜
    からなり、該酸化亜鉛薄膜における酸化亜鉛結晶の(1
    03)面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶の(0
    02)面のエックス線回折強度の1/3以上であり、且
    つ、酸化亜鉛結晶の(101)面のエックス線回折強度
    以上であることを特徴とする光電変換素子。
  14. 【請求項14】基板上に第一の透明導電層と半導体層と
    第二の透明導電層とを少なくとも積層する光電変換素子
    の製造方法であって、前記透明導電層の少なくとも一方
    を電析法を用いて酸化亜鉛薄膜を成膜することにより形
    成する工程を有し、該工程において、前記酸化亜鉛薄膜
    が酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線回折ピーク
    を有するように制御することを特徴とする光電変換素子
    の製造方法。
  15. 【請求項15】基板上に第一の透明導電層と半導体層と
    第二の透明導電層とを少なくとも積層する光電変換素子
    の製造方法であって、前記透明導電層の少なくとも一方
    を電析法を用いて酸化亜鉛薄膜を成膜することにより形
    成する工程を有し、該工程において、前記酸化亜鉛薄膜
    の酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線回折強度
    が、酸化亜鉛結晶の(002)面のエックス線回折強度
    の1/3以上となるように制御することを特徴とする光
    電変換素子の製造方法。
  16. 【請求項16】前記制御により前記酸化亜鉛薄膜のテク
    スチャー度を向上させることを特徴とする請求項14又
    は15に記載の光電変換素子の製造方法。
  17. 【請求項17】基板上に第一の透明導電層と半導体層と
    第二の透明導電層とを少なくとも積層する光電変換素子
    の製造方法であって、前記透明導電層の少なくとも一方
    を電析法を用いて酸化亜鉛薄膜を成膜することにより形
    成する工程を有し、該工程において、前記酸化亜鉛薄膜
    の酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線回折強度
    が、酸化亜鉛結晶の(101)面のエックス線回折強度
    以上となるように制御することを特徴とする光電変換素
    子の製造方法。
  18. 【請求項18】基板上に第一の透明導電層と半導体層と
    第二の透明導電層とを少なくとも積層する光電変換素子
    の製造方法であって、前記透明導電層の少なくとも一方
    を電析法を用いて酸化亜鉛薄膜を成膜することにより形
    成する工程を有し、該工程において、前記酸化亜鉛薄膜
    の酸化亜鉛結晶の(103)面のエックス線回折強度
    が、酸化亜鉛結晶の(002)面のエックス線回折強度
    の1/3以上となり、前記酸化亜鉛薄膜の酸化亜鉛結晶
    の(103)面のエックス線回折強度が、酸化亜鉛結晶
    の(101)面のエックス線回折強度以上となるように
    制御することを特徴とする光電変換素子の製造方法。
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