JPH1179336A - 駆動ローラコンベヤ - Google Patents

駆動ローラコンベヤ

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JPH1179336A
JPH1179336A JP24925597A JP24925597A JPH1179336A JP H1179336 A JPH1179336 A JP H1179336A JP 24925597 A JP24925597 A JP 24925597A JP 24925597 A JP24925597 A JP 24925597A JP H1179336 A JPH1179336 A JP H1179336A
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JP
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frame
side frame
duct
rollers
roller
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JP24925597A
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Masahiro Enomoto
雅弘 榎本
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守点検などを容易に行え、検出位置の変更
やローラピッチの変更を容易に行え、検出距離を短くし
た駆動ローラコンベヤを提供する。 【解決手段】 軸支持体40を内側開放部23に配設
し、ローラ軸51を軸支持体40に支持させ、内側開放
部23を利用して、側部フレーム10に対し軸支持体4
0を摺動させることで、ローラ50群を、フレーム長さ
方向において所望のピッチ置きで配置できる。外側開放
部19を利用して、第1ダクト部17に対しコントロー
ラ35の取り付けや配線58の施工を行い、内側開放部
23を利用して、第2ダクト部22に対し配線施工など
を行う。検出装置60を、検出方向60Aをローラ50
間の隙間Sに対向して配設し、被搬送物Wの検出は、検
出距離を短くして行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば天井側や
床側に設置されたり棚設備に組み込まれたりして使用さ
れる駆動ローラコンベヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駆動ローラコンベヤとし
ては、たとえば米国特許5,582,286号明細書に
見られる構成が提供されている。この従来構成は、左右
一対のサイドレールハウジング間に駆動ローラや搬送ロ
ーラが設けられてコンベヤ部が構成され、このコンベヤ
部は、少なくとも一つの作用領域を有している。サイド
レールハウジング内には、各作用領域に設けられて物品
搬入を感知しかつ検出信号を発生するセンサーと、この
センサーからの検出信号に応答して作用領域を作動させ
る制御装置と、接続配線などが設けられている。サイド
レールハウジングはチャンネル状であって、外側に向く
開口部には、取り外し可能なカバーが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、サイドレールハウジングの一つの空間内にセンサ
ー、制御装置、接続配線などが設けられていることか
ら、この空間内にが煩雑化され、保守点検などは容易に
行えない。またサイドレールハウジング内にセンサーが
設けられることで、コンベヤの搬送方向において検出位
置を変更する場合、その位置に応じて光通過用の孔をサ
イドレールハウジングに形成しなければならず、したが
って検出位置の変更は容易に行えない。さらにローラは
サイドレールハウジングに対して定着されていることか
ら、同様にローラピッチの変更は容易に行えない。しか
もセンサーの光は、ローラ群による搬送面の上方で左右
方向に照射されることから、その検出距離がコンベヤ幅
に相当した長いものになって、誤検出を招き易いものと
なる。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、保守点検などを容易に行え、そして検出位置の変更
やローラピッチの変更を容易に行え、しかも検出距離を
短くし得る駆動ローラコンベヤを提供することを目的と
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の駆動ローラコン
ベヤは、左右一対の側部フレームを有するコンベヤフレ
ームと、左右の側部フレーム間で支持された前後方向で
複数のローラと、少なくとも一部のローラを駆動させて
前後方向の搬送経路を形成する駆動装置とからなる駆動
ローラコンベヤであって、側部フレームは、外側へ開放
された第1ダクト部と内側へ開放された第2ダクト部と
を有して断面S字形状とされ、内側への開放部にはロー
ラ軸の支持を行う軸支持体が位置されるとともに、この
軸支持体は側部フレームに対してフレーム長さ方向に摺
動自在に嵌合され、第1ダクト部にはコントローラが位
置されるとともに、第1ダクト部の外側への開放部を閉
塞させるカバーが側部フレームに係脱自在に設けられ、
側部フレームの外部には、ローラ間の隙間から被搬送物
の検出を行う検出装置が配置されていることを特徴とし
たものである。
【0006】したがって請求項1の発明によると、側部
フレーム間にローラ群を配設するに、まず軸支持体を、
側部フレームに嵌合させて内側の開放部に配設し、そし
てローラ軸の両端を軸支持体に支持させ、次いで内側の
開放部を利用して、側部フレームに対して軸支持体をフ
レーム長さ方向に摺動させたのち、軸支持体を側部フレ
ームに固定することで、ローラ群を、側部フレームの長
さ方向において所望のピッチ置きで配置し得る。
【0007】この後、あるいはこれ以前の任意なとき
に、カバーを外して開放された外側開放部を利用して、
第1ダクト部に対しコントローラの取り付けや各種配線
の施工などを行い、また第2ダクト部に対しては、内側
開放部を利用して、各種配線の施工などを行う。さらに
検出装置を、検出方向をローラ間の隙間に対向して配設
するとともに、この検出装置への配線などを、内側開放
部を通して行い、さらに両ダクト部内には、それぞれ専
用で配線の施工を行う。なお外側開放部は、各種の施
工、作業を行ったのち、カバーにより閉塞し得る。
【0008】このように構成された駆動ローラコンベヤ
においては、検出装置により被搬送物を検出、または非
検出となることで、駆動装置を駆動、駆動停止して被搬
送物を順送り搬送し得、このような搬送はコントローラ
などにより制御し得る。その際に検出装置による被搬送
物の検出は、その検出距離を短くして行える。
【0009】また本発明の請求項2記載の駆動ローラコ
ンベヤは、上記した請求項1記載の構成において、検出
装置は光電式であり、側部フレーム間でかつローラ群に
よる搬送面の下方に位置され、その検出方向が、ローラ
間の隙間に対して傾斜した上向き方向とされて、搬送面
よりも少し上位を検出位置にしていることを特徴とした
ものである。
【0010】したがって請求項2の発明によると、光電
式の検出装置による被搬送物の検出は、その検出距離を
より短くして行える。そして本発明の請求項3記載の駆
動ローラコンベヤは、上記した請求項1または2記載の
構成において、第1ダクト部と第2ダクト部とを仕切る
中間板部には配線用の貫通部が形成され、駆動装置の駆
動源が、少なくとも一個のローラ内に設けられているこ
とを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、貫通
部を通して、両ダクト部間に亘っての配線の施工を行う
ことで、駆動源に対する給電や制御などを行える。さら
に本発明の請求項4記載の駆動ローラコンベヤは、上記
した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、第
1ダクト部を形成する内側板部の内面側には、コントロ
ーラを配設するための第1蟻溝部が形成され、側部フレ
ームの下部には、側部フレームの下部間を下部フレーム
により連結するためと、検出装置を配設するための第2
蟻溝部が形成されていることを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項4の発明によると、側部
フレームに一体形成された蟻溝部を利用して、コントロ
ーラや検出装置の配設を行えるとともに、下部フレーム
を介しての剛体化を行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
天井側に吊下げ支持されて配設された状態として、図1
〜図5に基づいて説明する。
【0014】駆動ローラコンベヤ1は、左右一対の側部
フレーム10を有するコンベヤフレーム9と、左右の側
部フレーム10間で支持された前後方向で複数のローラ
50と、少なくとも一部のローラ50を駆動させて前後
方向の搬送経路2を形成する駆動装置56などから構成
される。そして前記コンベヤフレーム9は、左右一対の
側部フレーム10と、これら側部フレーム10の下部内
側面間の連結を行う下部フレーム30などにより構成さ
れる。
【0015】各側部フレーム10は、水平状の天板部1
1と、この天板部11の内端部分から下方へ連なる上位
内側板部12と、この上位内側板部12の下端部分から
外方へ連なりかつ天板部11に平行状の中間板部13
と、この中間板部13の外端部分から下方へ連なる下位
外側板部14と、この下位内側板部14の下端部分から
内方へ連なりかつ天板部11や中間板部13に平行状の
底板部15と、この底板部15の内端部分から上方へ連
なる下位内側板部16とを有する状態で、ほぼ断面S字
形状(逆S字形状)に形成されている。
【0016】そして側部フレーム10には、天板部11
と上位内側板部12と中間板部13とにより囲まれた第
1ダクト部17が上位に形成され、この第1ダクト部1
7内に位置される状態で上位内側板部12の内面側に
は、外側に開放状の第1蟻溝部18が形成されている。
また天板部11と中間板部13との外端間には第1開放
部19が形成され、この第1開放部19により、第1ダ
クト部17は外方へ開放されている。なお、第1開放部
19を形成する天板部11と中間板部13との外端に
は、それぞれ溝状の係止部20,21が相対向して形成
されている。
【0017】そして側部フレーム10には、中間板部1
3と下位外側板部14と底板部15と下位内側板部16
とにより囲まれた第2ダクト部22が下位に形成されて
いる。また中間板部13の内端と下位内側板部16の上
端との間には第2開放部23が形成され、この第2開放
部23により、第2ダクト部22は内側へ開放されてい
る。なお底板部15と下位内側板部16とによるコーナ
部には、内方に開放される第2蟻溝部24が形成され、
また底板部15には、下方に開放される第3蟻溝部25
が形成されている。
【0018】さらに下位内側板部16の上縁部16aに
は、内方に開放されるスリット溝26が形成され、また
天板部11の下面側や底板部15の上面側には、位置決
め連結用の嵌合部27が形成されている。
【0019】以上の構成からなる側部フレーム10は、
長さ方向のどの箇所での断面も同一状の形状となる状態
で、アルミニウムの押し出し成形などにより、一体に形
成される。なお、側部フレーム10の中間板部13に
は、配線用などのための貫通部28が別途に形成され
る。そして側部フレーム10と下部フレーム30との連
結は、第2蟻溝部24にナット体31を位置させた状態
で、下部フレーム30の端部に内側から通したボルト体
32をナット体31に螺合させることで行える。
【0020】前記第1ダクト部17内にはコントローラ
35が位置され、このコントローラ35は、第1蟻溝部
18を利用したナット体やボルト体などからなる連結具
36を使用して、上位内側板部12の内面側に取り付け
られる。その際に取り付け作業は、第1開放部19を利
用して外側から容易に行える。
【0021】第1開放部19は、たとえば合成樹脂から
なる可撓性のカバー37により閉鎖される。その閉鎖姿
勢は、上縁と下縁とを係止部20,21に嵌め込んだ状
態での、弾性復元力により維持される。そしてカバー3
7は、図1の仮想線に示されるように、弾性に抗して撓
ませることで、上縁と下縁とを係止部20,21から外
して、側部フレーム10から離脱し得る。
【0022】前記第2開放部23には、ローラ軸(後述
する。)の支持を行う軸支持体40が位置される。この
軸支持体40は合成樹脂製であって、その上下の両面に
嵌合溝41,42が形成され、これら嵌合溝41,42
を利用して、第2開放部23を形成する中間板部13か
らの下向き縁部13aと下位内側板部16の上縁部16
aとに嵌合されることで、側部フレーム10に対してフ
レーム長さ方向に摺動自在に構成される。
【0023】そして、軸支持体40の下部に内側から通
されたタップねじ(固定具の一例)43が、下位内側板
部16のスリット溝26にねじ込まれることで、軸支持
体40は、摺動により調整された位置において側部フレ
ーム10に固定される。なお軸支持体40の所定箇所に
は、左右方向のローラ軸支持孔44が形成されている。
【0024】左右の軸支持体40間にローラ50が設け
られる。このローラ50は、ローラ軸51と、このロー
ラ軸51に軸受けなどを介して回転自在に外嵌したロー
ラ筒体52などにより構成される。そしてローラ50
は、ローラ軸51の両端がローラ軸支持孔44に差し込
まれることで、軸支持体40を介して左右の側部フレー
ム10間で支持される。なおローラ50は、側部フレー
ム10の長さ方向(前後方向)において、所望のピッチ
置きで複数が配置される。
【0025】前記ローラ筒体52の端側の二個所には環
状凹部53が形成され、隣接したローラ50の環状凹部
53間に丸ベルト54が掛けられることで、隣接したロ
ーラ50間で回転力の伝達が可能になる。そしてローラ
50のうち、特定のローラ50には、そのローラ筒体5
2内に回転駆動用のモータ(駆動源の一例)55が設け
られる。これら丸ベルト54やモータ55などにより、
少なくとも一部のローラ50を駆動させて前後方向の搬
送経路2を形成する前記駆動装置56の一例が構成され
る。そしてローラ50群の上位面によって搬送面3が形
成される。
【0026】前記モータ55に対する給電や制御用の配
線58などは第2ダクト部22内に位置され、そしてロ
ーラ軸51を通してモータ55に達している。さらに配
線58の一部または全部は、貫通部28を通して第1ダ
クト部17内に位置され、必要とされるものはコントロ
ーラ35に接続されている。
【0027】前記側部フレーム10間(側部フレーム1
0の外部)には、ローラ50間の隙間Sから被搬送物W
の検出を行う光電式のセンサー(検出装置の一例)60
が、ブラケット61を介して配置されている。すなわち
ブラケット61は、中央板部61aと両端の折り曲げ部
61b,61cとを有する状態で、プレートを折り曲げ
成形することで得られ、そして一端の折り曲げ部61c
を介して、一方の側部フレーム10の内面側に取り付け
られる。
【0028】この取り付けは、第2蟻溝部24にナット
体62を位置させた状態で、ブラケット61の折り曲げ
部61cに内側から通したボルト体63をナット体62
に螺合させることで行われる。そして、取り付けにより
傾斜された中央板部61aの下向き面側に前記センサー
60が配設され、以てセンサー60は、側部フレーム1
0間でかつローラ50群による搬送面3の下方に位置さ
れる。
【0029】その際に、センサー60による検出方向6
0Aが、ローラ50間の隙間Sに対して傾斜した上向き
方向とされ、かつ搬送面3よりも少し上位が検出位置6
0Bとされている。なお、ブラケット61の他方の折り
曲げ部61bなどはセンサー60の上方に位置されて、
ゴミなど落下物からセンサー60を保護するカバーの役
目を成している。
【0030】上記構成の駆動ローラコンベヤ1は、吊り
装置70を介して天井側に支持されている。すなわち、
天井側からは、側部フレーム10の外側方にそれぞれ位
置される吊りロッド71が垂設され、これら吊りロッド
71の下部間に、高さ調整自在な連結具72を介して支
持フレーム73が連結される。そして支持フレーム73
上に駆動ローラコンベヤ1が載置されて連結されるので
あるが、その際に連結は、第3蟻溝部25にナット体7
4を位置させた状態で、支持フレーム73に下側から通
したボルト体75をナット体74に螺合させることで行
える。
【0031】以上の構成からなる駆動ローラコンベヤ1
は、たとえば、搬送経路2を直線状として複数が並べら
れ、そして隣接した嵌合部27間に亘って位置決め体を
位置させた状態で、隣接した各蟻溝部18,24,25
を利用した連結具により相互に連結される。
【0032】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。側部フレーム10間にローラ50群を配設
するに、まず軸支持体40が、その嵌合溝41,42を
利用して下向き縁部13aと上縁部16aとに嵌合され
ることで、側部フレーム10に対して配設される。そし
てローラ50を、そのローラ軸51の両端をローラ軸支
持孔44に差し込むことで、軸支持体40を介して左右
の側部フレーム10間で支持させる。このようにローラ
50を支持させる際に、目的とするローラピッチに対応
する長さの丸ベルト54が掛けられる。
【0033】次いで、側部フレーム10に対して軸支持
体40をフレーム長さ方向に摺動させて丸ベルト54を
張りながら、軸支持体40の下部に内側から通されたタ
ップねじ43を、下位内側板部16のスリット溝26に
ねじ込むことで、軸支持体40を側部フレーム10に固
定し得、以て複数のローラ50を、側部フレーム10の
長さ方向において、所望のピッチ置きで配置し得る。
【0034】また、上述とは逆の操作により側部フレー
ム10に対してローラ50を外し得、そして再び組み立
てる(配設)際に別の丸ベルト54を掛けることで、ロ
ーラピッチを簡単かつ容易に変更し得る。なお、丸ベル
ト54を使用しない形式においては、ローラ50を外す
ことなく、ローラピッチをより簡単かつ容易に変更し得
る。
【0035】次いで、目的とする位置にセンサー60が
配設される。すなわち、センサー60を取り付けている
ブラケット61は、その折り曲げ部61cに内側から通
したボルト体63を第2蟻溝部24内のナット体62に
螺合させることで側部フレーム10に固定し得、その際
に固定は、目的とする位置でローラ50間にブラケット
61を位置させて行う。これによりセンサー60を、側
部フレーム10間でかつローラ50群による搬送面3の
下方に位置し得、そして検出方向60Aをローラ50間
の隙間Sに対して傾斜した上向き方向にし得るととも
に、搬送面3よりも少し上位を検出位置60Bとし得
る。
【0036】この後、あるいはこれ以前の任意なとき
に、両ダクト部17,22内に対して各種の施工、作業
を行う。すなわち、第1ダクト部17内に対しては、カ
バー37を外して開放された第1開放部19を利用し
て、コントローラ35の取り付けや各種配線58の施工
などを行え、また第2ダクト部22内に対しては、第2
開放部23を利用して、各種配線58の施工などを行え
る。なお、センサー60への配線58などは、第2開放
部23を通して行われる。さらに、両ダクト部17,2
2内には、それぞれ専用で配線58の施工を行え、また
両ダクト部17,22間に亘っては、貫通部28を通し
て配線58の施工を行える。
【0037】なお第1開放部19は、各種の施工、作業
を行ったのち、たとえば図1の仮想線に示されるよう
に、カバー37を弾性に抗して撓ませながら上縁と下縁
とを係止部20,21に嵌め込むことで、このカバー3
7により閉鎖し得る。その閉鎖姿勢は、カバー37の弾
性復元力により維持し得る。
【0038】このような駆動ローラコンベヤ1は、たと
えば図2に示すように、搬送経路2を直線状として複数
台が並べられて相互に連結され、その際に両ダクト部1
7,22の隣接間に配線58などの施工を行える。そし
てセンサー60の配設位置は、たとえば一台の駆動ロー
ラコンベヤ1を見たとき、その搬送方向における始端部
分と中央部分との二箇所に設定され、以て一台の駆動ロ
ーラコンベヤ1に、それぞれ始端にセンサー60を有し
かつ駆動装置56を有する二つの搬送エリアAが形成さ
れる。
【0039】このように構成されたコンベヤ設備におい
ては、或るセンサー60が被搬送物Wを検出すること
で、このセンサー60を配設した搬送エリアAの駆動装
置56が駆動されて被搬送物Wを搬送するとともに、こ
の搬送エリアAに対して上流側の搬送エリアAの駆動装
置56が停止されることになり、以て被搬送物Wを順送
り搬送し得る。このような搬送は、コントローラ35な
どにより制御される。
【0040】前述したセンサー60による被搬送物Wの
検出は、このセンサー60による検出方向60Aが、ロ
ーラ50間の隙間Sに対して傾斜した上向き方向とさ
れ、かつ搬送面3よりも少し上位が検出位置60Bとさ
れていることで、その検出距離を短くして行え、以て誤
検出を少なくして行える。なお、被搬送物W側のゴミな
どが隙間Sから落下してきたとき、この落下物はブラケ
ット61の他方の折り曲げ部61bなどで受け止め得、
以てセンサー60を保護し得る。
【0041】次に、本発明の別の実施の形態を、図6に
基づいて説明する。この別の実施の形態は、床側に駆動
ローラコンベヤ1が配設されており、各側部フレーム1
0の下面側には脚フレーム80が連結される。そして側
部フレーム10と脚フレーム80との連結は、第3蟻溝
部25にナット体81を位置させた状態で、脚フレーム
80の上端部に下側から通したボルト体82をナット体
81に螺合させることで行える。
【0042】この別の実施の形態では、センサー60の
検出方向60Aも異ならせている。すなわちブラケット
85は、その一端を介して、一方の側部フレーム10の
内面側に片持ち状で取り付けられる。そしてブラケット
85の遊端にセンサー60が配設され、以てセンサー6
0は、側部フレーム10間でかつローラ50群による搬
送面3の下方に位置される。その際に、センサー60に
よる検出方向60Aが、ローラ50間の隙間Sに対して
垂直状の上向き方向とされ、かつ搬送面3よりも少し上
位が検出位置60Bとされている。
【0043】次に、本発明のさらに別の実施の形態を、
図7に基づいて説明する。すなわち、側部フレーム10
は、その第1ダクト部17が下位とされ、第2ダクト部
22が上位とされた状態で、ほぼ断面S字形状(逆S字
形状)に形成されている。なお、内外の板部なども上下
が逆になる。
【0044】上記した実施の形態では、検出装置として
光電式のセンサー60が示されているが、これは非接触
式や接触式の他の形式であつてもよい。上記した実施の
形態では、駆動源として、特定のローラ50内にモータ
55が設けられた内部駆動形式が示されているが、これ
はチェーンなどを利用した外部駆動形式などであっても
よい。
【0045】上記した実施の形態では、中間板部13に
貫通部28が形成されているが、これは貫通部のない形
式であってもよい。
【0046】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、コ
ントローラや配線などを、区画した第1ダクト部と第2
ダクト部とに振り分けるなどして整然と配設することが
でき、またカバーを外して開放した外側開放部や内側開
放部を利用して、両ダクト部に対しコントローラの取り
付けや各種配線の施工、あるいは保守点検などを容易に
行うことができる。そして、ローラ軸の両端を支持した
軸支持体をフレーム長さ方向に摺動させることで、ロー
ラ群を、側部フレームの長さ方向において所望のピッチ
置きで配置できるとともに、ローラピッチを簡単かつ容
易に変更できる。しかも検出装置による検出位置の変更
も容易に行うことができ、さらに検出装置による検出
は、その検出距離を短くして行うことができ、以て誤検
出を少なくできる。
【0047】また上記した本発明の請求項2によると、
光電式の検出装置による被搬送物の検出は、その検出距
離をより短くして行うことができ、以て誤検出をより少
なくできる。
【0048】そして上記した本発明の請求項3による
と、貫通部を通して、両ダクト部間に亘っての配線の施
工を行うことで、駆動源に対する給電や制御などを容易
に行うことができる。
【0049】さらに上記した本発明の請求項4による
と、側部フレームに一体形成された蟻溝部を利用して、
コントローラや検出装置の配設を容易に行うことができ
るとともに、下部フレームを介しての剛体化を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、駆動ローラ
コンベヤの縦断正面図である。
【図2】同駆動ローラコンベヤの平面図である。
【図3】同駆動ローラコンベヤの要部の縦断側面図であ
る。
【図4】同駆動ローラコンベヤの要部の縦断正面図であ
る。
【図5】同駆動ローラコンベヤにおける側部フレームの
要部の斜視図である。
【図6】本発明の別の実施の形態を示し、駆動ローラコ
ンベヤの縦断正面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施の形態を示し、駆動ロ
ーラコンベヤの要部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 駆動ローラコンベヤ 2 搬送経路 3 搬送面 9 コンベヤフレーム 10 側部フレーム 13 中間板部 17 第1ダクト部 18 第1蟻溝部 19 第1開放部 22 第2ダクト部 23 第2開放部 24 第2蟻溝部 25 第3蟻溝部 28 貫通部 30 下部フレーム 35 コントローラ 37 カバー 40 軸支持体 44 ローラ軸支持孔 50 ローラ 51 ローラ軸 54 丸ベルト 55 モータ(駆動源) 56 駆動装置 58 配線 60 センサー(検出装置) 60A 検出方向 60B 検出位置 70 吊り装置 80 脚フレーム A 搬送エリア W 被搬送物 S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の側部フレームを有するコンベ
    ヤフレームと、左右の側部フレーム間で支持された前後
    方向で複数のローラと、少なくとも一部のローラを駆動
    させて前後方向の搬送経路を形成する駆動装置とからな
    る駆動ローラコンベヤであって、側部フレームは、外側
    へ開放された第1ダクト部と内側へ開放された第2ダク
    ト部とを有して断面S字形状とされ、内側への開放部に
    はローラ軸の支持を行う軸支持体が位置されるととも
    に、この軸支持体は側部フレームに対してフレーム長さ
    方向に摺動自在に嵌合され、第1ダクト部にはコントロ
    ーラが位置されるとともに、第1ダクト部の外側への開
    放部を閉塞させるカバーが側部フレームに係脱自在に設
    けられ、側部フレームの外部には、ローラ間の隙間から
    被搬送物の検出を行う検出装置が配置されていることを
    特徴とする駆動ローラコンベヤ。
  2. 【請求項2】 検出装置は光電式であり、側部フレーム
    間でかつローラ群による搬送面の下方に位置され、その
    検出方向が、ローラ間の隙間に対して傾斜した上向き方
    向とされて、搬送面よりも少し上位を検出位置にしてい
    ることを特徴とする請求項1記載の駆動ローラコンベ
    ヤ。
  3. 【請求項3】 第1ダクト部と第2ダクト部とを仕切る
    中間板部には配線用の貫通部が形成され、駆動装置の駆
    動源が、少なくとも一個のローラ内に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の駆動ローラコン
    ベヤ。
  4. 【請求項4】 第1ダクト部を形成する内側板部の内面
    側には、コントローラを配設するための第1蟻溝部が形
    成され、側部フレームの下部には、側部フレームの下部
    間を下部フレームにより連結するためと、検出装置を配
    設するための第2蟻溝部が形成されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の駆動ローラコンベ
    ヤ。
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