JP3438547B2 - ローラ用の軸支持体 - Google Patents

ローラ用の軸支持体

Info

Publication number
JP3438547B2
JP3438547B2 JP24925697A JP24925697A JP3438547B2 JP 3438547 B2 JP3438547 B2 JP 3438547B2 JP 24925697 A JP24925697 A JP 24925697A JP 24925697 A JP24925697 A JP 24925697A JP 3438547 B2 JP3438547 B2 JP 3438547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
hole
shaft support
shaft
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24925697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1179359A (ja
Inventor
雅弘 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP24925697A priority Critical patent/JP3438547B2/ja
Priority to US09/145,211 priority patent/US6286660B1/en
Publication of JPH1179359A publication Critical patent/JPH1179359A/ja
Priority to US09/952,048 priority patent/US20020070100A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3438547B2 publication Critical patent/JP3438547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば天井側や
床側に設置されたり棚設備に組み込まれたりするローラ
コンベヤに使用されるローラ用の軸支持体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のローラコンベヤとして
は、たとえば米国特許5,582,286号明細書に見
られる構成が提供されている。この従来構成は、左右一
対のサイドレールハウジング間に直状またはテーパ状の
駆動ローラや搬送ローラが設けられている。この従来形
式によると、各ローラはサイドレールハウジングに対し
て定着されていることから、ローラピッチを変更する場
合、その位置に応じてローラ軸支持用の孔をサイドレー
ルハウジングに形成しなければならず、したがってロー
ラピッチの変更は容易に行えない。
【0003】そこでローラピッチの変更を行える形式と
して、たとえば特開平7年117832号公報に見られ
る構成が提供されている。この従来構成は、支持枠に対
してブラケットが、支持枠の長さ方向に摺動自在にかつ
固定自在に設けられ、そしてブラケットには、直状ロー
ラのローラ軸を支持自在な軸嵌合部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のピッチ
変更自在な構成によると、ブラケットは、直状ローラの
ローラ軸を支持自在に形勢されていることから、テーパ
状ローラの傾斜姿勢のローラ軸は安定して支持できな
い。そのためブラケットとして、テーパ状ローラ用のも
のが準備されている。したがって、直線ローラコンベヤ
やカーブローラコンベヤを有するコンベヤラインを組立
て施工するときには、少なくとも二種類(複数種類)の
ブラケットを準備しなければならず、製作、管理などに
おいて面倒となる。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、直状ローラとテーパ状ローラのいずれにおいても、
そのローラ軸を安定して支持し得るローラ用の軸支持体
を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載のローラ用の軸支
持体は、コンベヤフレーム側に配設されてローラの支持
を行うローラ用の軸支持体であって、ローラ軸心方向で
ある厚さ方向にローラ軸の挿入を許す貫通孔が形成さ
れ、この貫通孔は、厚さ方向の中央部分ではローラ軸断
面と同様な形状の中央孔部に形成され、この中央孔部に
対する厚さ方向の一側部分では、中央孔部と同様なレベ
ルの孔底面に対して孔上面が次第に上位となる上方拡張
孔部に形成され、また厚さ方向の他側部分では、中央孔
部と同様なレベルの孔上面に対して孔底面が次第に下位
となる下方拡張孔部に形成されていることを特徴とした
ものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、ロー
ラ軸の両端を、中央孔部と上方拡張孔部の孔底面と下方
拡張孔部の孔上面とによって支持させることで、軸支持
体を介してローラを、そのローラ軸心を水平状としてコ
ンベヤフレームに支持させ得る。そしてローラ軸の一端
を、中央孔部と上方拡張孔部の孔上面と下方拡張孔部の
孔底面とによって支持させることで、軸支持体を介して
ローラを、そのローラ軸心を傾斜状としてコンベヤフレ
ームに支持させ得る。
【0008】また本発明の請求項2記載のローラ用の軸
支持体は、上記した請求項1記載の構成において、貫通
孔が、上下方向の複数箇所に形成されていることを特徴
としたものである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、相対
向された上位の貫通孔を利用してローラ軸を支持した
り、下位の貫通孔を利用してローラ軸を支持したりする
ことで、ローラ群による搬送面のレベルを上下方向で複
数段階に変更し得、または直径の異なるローラ群に変更
し得る。また左右の軸支持体において利用する貫通孔の
上下レベルを変えることで、テーパ状ローラを、その搬
送面を水平状として配設し得る。
【0010】そして本発明の請求項3記載のローラ用の
軸支持体は、上記した請求項1または2記載の構成にお
いて、ローラ軸の挿入部は断面角形であり、この断面形
状に準じて貫通孔が形成されていることを特徴としたも
のである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、ロー
ラ軸は、貫通孔に挿入されると同時に、自動的に回り止
めを行える。さらに本発明の請求項4記載のローラ用の
軸支持体は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の
構成において、軸支持体は、コンベヤフレームに対して
フレーム長さ方向に摺動自在に嵌合されることを特徴と
したものである。
【0012】したがって請求項4の発明によると、側部
フレームに対して軸支持体をフレーム長さ方向に摺動さ
せたのち、軸支持体を側部フレームに固定することで、
ローラ群を、側部フレームの長さ方向において所望のピ
ッチ置きで配置し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
天井側に吊下げ支持されて配設された駆動式のローラコ
ンベヤとして、図1〜図9に基づいて説明する。
【0014】図3〜図7において、直線ローラコンベヤ
1は、左右一対の側部フレーム10を有するコンベヤフ
レーム9と、左右の側部フレーム10間で支持された前
後方向で複数の直状ローラ50と、少なくとも一部の直
状ローラ50を駆動させて前後方向の搬送経路2を形成
する駆動装置56などから構成される。また前記コンベ
ヤフレーム9は、左右一対の側部フレーム10と、これ
ら側部フレーム10の下部内側面間の連結を行う下部フ
レーム30などにより構成される。
【0015】各側部フレーム10は、水平状の天板部1
1と、この天板部11の内端部分から下方へ連なる上位
内側板部12と、この上位内側板部12の下端部分から
外方へ連なりかつ天板部11に平行状の中間板部13
と、この中間板部13の外端部分から下方へ連なる下位
外側板部14と、この下位内側板部14の下端部分から
内方へ連なりかつ天板部11や中間板部13に平行状の
底板部15と、この底板部15の内端部分から上方へ連
なる下位内側板部16とを有する状態で、ほぼ断面S字
形状(逆S字形状)に形成されている。
【0016】そして側部フレーム10には、天板部11
と上位内側板部12と中間板部13とにより囲まれた第
1ダクト部17が上位に形成され、この第1ダクト部1
7内に位置される状態で上位内側板部12の内面側に
は、外側に開放状の第1蟻溝部18が形成されている。
また天板部11と中間板部13との外端間には第1開放
部19が形成され、この第1開放部19により、第1ダ
クト部17は外方へ開放されている。なお、第1開放部
19を形成する天板部11と中間板部13との外端に
は、それぞれ溝状の係止部20,21が相対向して形成
されている。
【0017】そして側部フレーム10には、中間板部1
3と下位外側板部14と底板部15と下位内側板部16
とにより囲まれた第2ダクト部22が下位に形成されて
いる。また中間板部13の内端と下位内側板部16の上
端との間には第2開放部23が形成され、この第2開放
部23により、第2ダクト部22は内側へ開放されてい
る。なお底板部15と下位内側板部16とによるコーナ
部には、内方に開放された第2蟻溝部24が形成され、
また底板部15には、下方に開放された第3蟻溝部25
が形成されている。
【0018】さらに下位内側板部16の上縁部16aに
は、内方に開放されたスリット溝26が形成され、また
天板部11の下面側や底板部15の上面側には、位置決
め連結用の嵌合部27が形成されている。
【0019】以上の構成からなる側部フレーム10は、
長さ方向のどの箇所での断面も同一状の形状となる状態
で、アルミニウム成形などにより、一体に形成される。
なお、側部フレーム10の中間板部13における所望箇
所には、配線用などのための貫通部28が別途に形成さ
れる。そして側部フレーム10と下部フレーム30との
連結は、第2蟻溝部24にナット体31を位置させた状
態で、下部フレーム30の端部に内側から通したボルト
体32をナット体31に螺合させることで行える。
【0020】前記第1ダクト部17内にはコントローラ
35が位置され、このコントローラ35は、第1蟻溝部
18を利用したナット体やボルト体などからなる連結具
36を使用して、上位内側板部12側に取り付けられ
る。その際に取り付け作業は、第1開放部19を利用し
て外側から容易に行える。
【0021】第1開放部19は、たとえば合成樹脂から
なる可撓性のカバー37により閉塞される。その閉塞姿
勢は、上縁と下縁とを係止部20,21に嵌め込んだ状
態での、弾性復元力により維持される。そしてカバー3
7は、図4の仮想線に示されるように、弾性に抗して撓
ませることで、上縁と下縁とを係止部20,21から外
して側部フレーム10から離脱し得、または装着し得
る。
【0022】図1、図2、図4〜図6において、前記第
2開放部23には、ローラ軸(後述する。)の支持を行
う軸支持体40が位置される。この軸支持体40は合成
樹脂により長方形板状に形成され、その長尺方向(上下
方向)Hの両面には、短尺方向(幅方向)Wに長くて開
放された嵌合溝41が形成されている。
【0023】そして軸支持体40は、これら嵌合溝41
を利用して、第2開放部23を形成する中間板部13か
らの下向き縁部13aと下位内側板部16の上縁部16
aとに嵌合されることで、側部フレーム10に対してフ
レーム長さ方向に摺動自在に構成される。ここで嵌合溝
41の奥面(底面)42は、短尺方向Wの半分が直状面
部42aに形成され、また残りの半分が、直状面部42
aに連なって内側へ曲る彎曲面部42bに形成されてい
る。
【0024】前記嵌合溝41を形成する一対の片には、
側部フレーム10に取り付けることで内側に位置された
際、直状面部42aの近くでかつ下部コーナの部分に厚
さ方向Tのねじ用孔43が形成されている。そして、こ
のねじ用孔43に内側から通されたタップねじ(固定具
の一例)44が、下位内側板部16のスリット溝26に
ねじ込まれることで、軸支持体40は、摺動により調整
された位置において側部フレーム10に固定される。
【0025】前記軸支持体40には、ローラ軸心方向で
ある厚さ方向Tにローラ軸の挿入を許す貫通孔(ローラ
軸支持孔)45が、長尺方向(上下方向)Hの二箇所に
形成されている。これら貫通孔45は、厚さ方向Tの中
央部分ではローラ軸断面と同様な形状の中央孔部46に
形成され、この中央孔部46に対する厚さ方向Tの一側
部分では、中央孔部46と同様なレベルの孔底面47a
に対して孔上面47bが次第に上位となる上方拡張孔部
47に形成され、また厚さ方向Tの他側部分では、中央
孔部46と同様なレベルの孔上面48bに対して孔底面
48aが次第に下位となる下方拡張孔部48に形成され
ている。なお、ねじ用孔43の近くにおいて、嵌合溝4
1を形成する面側には、それぞれ突部49が一体に形成
されている。
【0026】左右の軸支持体40間に直状ローラ50が
設けられる。この直状ローラ50は、ローラ軸51と、
このローラ軸51に軸受けなどを介して回転自在に外嵌
した直状のローラ筒体52などにより構成される。そし
て直状ローラ50は、ローラ軸51の両端がそれぞれ上
位の貫通孔45に差し込まれることで、軸支持体40を
介して左右の側部フレーム10間で支持される。
【0027】その際に、ローラ軸51の少なくとも両端
の挿入部は断面が六角形(断面角形)であり、そして前
記貫通孔45群は、この六角形の断面形状に準じて六角
形状に形成されている。なお直状ローラ50は、側部フ
レーム10の長さ方向(前後方向)において、所望のピ
ッチ置きで複数が配置される。
【0028】前記ローラ筒体52の端側の二個所には環
状凹部53が形成され、隣接した直状ローラ50の環状
凹部53間に丸ベルト54が掛けられることで、隣接し
た直状ローラ50間で回転力の伝達が可能になる。そし
て直状ローラ50のうち、特定の直状ローラ50には、
そのローラ筒体52内に回転駆動用のモータ(駆動源の
一例)55が設けられる。これら丸ベルト54やモータ
55などにより、少なくとも一部の直状ローラ50を駆
動させて前後方向の搬送経路2を形成する前記駆動装置
56の一例が構成される。そして直状ローラ50群の上
位面によって搬送面3が形成される。
【0029】前記モータ55に対する給電や制御用の配
線58などは第2ダクト部22内に位置され、そしてロ
ーラ軸51を通してモータ55に達している。さらに配
線58の一部または全部は、貫通部28を通して第1ダ
クト部17内に位置され、必要とされるものはコントロ
ーラ35に接続されている。
【0030】前記側部フレーム10間(側部フレーム1
0の外部)には、直状ローラ50間の隙間Sから被搬送
物Bの検出を行う光電式のセンサー(検出装置の一例)
60が、ブラケット61を介して配置されている。すな
わちブラケット61は、中央板部61aと両端の折り曲
げ部61b,61cとを有する状態で、プレートを折り
曲げ成形することで得られ、そして一端の折り曲げ部6
1cを介して、一方の側部フレーム10の内面側に取り
付けられる。
【0031】この取り付けは、第2蟻溝部24にナット
体62を位置させた状態で、ブラケット61の折り曲げ
部61cに内側から通したボルト体63をナット体62
に螺合させることで行われる。そして、取り付けにより
傾斜された中央板部61aの下向き面側に前記センサー
60が配設され、以てセンサー60は、側部フレーム1
0間でかつ直状ローラ50群による搬送面3の下方に位
置される。
【0032】その際に、センサー60による検出方向6
0Aが、直状ローラ50間の隙間Sに対して傾斜した上
向き方向とされ、かつ搬送面3よりも少し上位が検出位
置60Bとされている。なお、ブラケット61の他方の
折り曲げ部61bなどはセンサー60の上方に位置され
て、ゴミなど落下物からセンサー60を保護するカバー
の役目を成している。
【0033】上記構成の直線ローラコンベヤ1は、吊り
装置70を介して天井側に支持されている。すなわち、
天井側からは、側部フレーム10の外側方にそれぞれ位
置される吊りロッド71が垂設され、これら吊りロッド
71の下部間に、高さ調整自在な連結具72を介して支
持フレーム73が連結される。そして支持フレーム73
上に直線ローラコンベヤ1が載置されて連結されるので
あるが、その際に連結は、第3蟻溝部25にナット体7
4を位置させた状態で、支持フレーム73に下側から通
したボルト体75をナット体74に螺合させることで行
える。
【0034】以上の構成からなる直線ローラコンベヤ1
は、たとえば、搬送経路2を直線状として複数が並べら
れ、そして隣接した嵌合部27間に亘って位置決め体を
位置させた状態で、隣接した各蟻溝部18,24,25
を利用した連結具などにより相互に連結される。
【0035】図8〜図10にはカーブローラコンベヤ7
9が示されている。すなわち、側部フレーム10は彎曲
形成されており、これら側部フレーム10に取り付けら
れた左右の軸支持体40間にテーパ状ローラ80が設け
られる。このテーパ状ローラ80は、ローラ軸81と、
このローラ軸81に軸受けなどを介して回転自在に外嵌
したテーパ状のローラ筒体82などにより構成される。
【0036】前記テーパ状ローラ80は、その一端であ
る小径部分がカーブ軸心側となりかつ他端である大径部
分がカーブ軸心とは離れる側となる状態に配置される。
そして、ローラ軸81の一端が上位の貫通孔45に差し
込まれるとともに、他端が下位の貫通孔45に差し込ま
れることで、軸支持体40を介して左右の側部フレーム
10間で支持される。その際に、テーパ状ローラ80群
により形成される搬送面3は、前述した直線ローラコン
ベヤ1と同様に水平状に位置される。
【0037】なお、カーブローラコンベヤ79において
は、側部フレーム10の断面などの構成、内部への配線
施工、テーパ状ローラ80群の所望のピッチ置きでの配
置、駆動装置56による駆動形式、吊り装置70による
支持などは、前述した直線ローラコンベヤ1と同様とさ
れている。
【0038】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。直線ローラコンベヤ1とカーブローラコン
ベヤ79のいずれにおいても、側部フレーム10間に直
状ローラ50群やテーパ状ローラ80群を配設するに、
まず側部フレーム10間に軸支持体40が配設される。
すなわち配設を行うに、図5の実線イに示されるよう
に、軸支持体40が横向き状として第2開放部23に位
置される。この状態で軸支持体40が、図5の仮想線ロ
に示されるように回動(自転状)され、これにより軸支
持体40は、その嵌合溝41を利用して下向き縁部13
aと上縁部16aとに嵌合され、以て図5の実線ハに示
されるように、側部フレーム10に対して配設される。
このとき、突部49により位置決めが成される。
【0039】このような配設の前後において、左右の軸
支持体40間に直状ローラ50やテーパ状ローラ80が
配設される。すなわち図4、図6に示されるように、直
状ローラ50は、そのローラ軸51の両端を上位の貫通
孔45に差し込むことで、軸支持体40を介して左右の
側部フレーム10間で支持される。その際にローラ軸5
1の両端は、それぞれ、中央孔部46と、上方拡散孔部
47の孔底面47bと、下方拡散孔部48の孔上面48
bとによって、安定した状態で支持される。
【0040】またテーパ状ローラ80は、そのローラ軸
81の一端である小径部分側が上位の貫通孔45に差し
込まれるとともに、他端である大径部分側が下位の貫通
孔45に差し込まれることで、軸支持体40を介して左
右の側部フレーム10間で支持される。その際にローラ
軸81の小径側端部は、中央孔部46と、上方拡散孔部
47の孔底面47aと、下方拡散孔部48の孔上面48
bとによって、軸支持体40の弾性力に抗して圧接され
た状態で支持され、そしてローラ軸81の大径側端部
は、中央孔部46と、上方拡散孔部47の孔上面47b
と、下方拡散孔部48の孔底面48aとによって、安定
した状態で支持される。
【0041】このようにして直状ローラ50やテーパ状
ローラ80を軸支持体40に支持させる際に、目的とす
るローラピッチに対応する長さの丸ベルト54が掛けら
れる。
【0042】次いで、側部フレーム10に対して軸支持
体40をフレーム長さ方向に摺動させて丸ベルト54を
張りながら、軸支持体40のねじ用孔43に内側から通
されたタップねじ44を、下位内側板部16のスリット
溝26にねじ込むことで、軸支持体40を側部フレーム
10に固定し得、以て複数の直状ローラ50やテーパ状
ローラ80を、それぞれ側部フレーム10の長さ方向に
おいて、所望のピッチ置きで配置し得、以て直線ローラ
コンベヤ1とカーブローラコンベヤ79を組み立て得
る。
【0043】また、上述とは逆の操作により、側部フレ
ーム10から直状ローラ50やテーパ状ローラ80を外
し得、そして再び組み立てる(配設)際に別の寸法の丸
ベルト54を掛けることで、ローラピッチを簡単かつ容
易に変更し得る。なお、丸ベルト54を使用しない形式
においては、直状ローラ50やテーパ状ローラ80を外
すことなく、ローラピッチをより簡単かつ容易に変更し
得る。
【0044】次いで、目的とする位置にセンサー60が
配設される。すなわち、センサー60を取り付けている
ブラケット61は、その折り曲げ部61cに内側から通
したボルト体63を第2蟻溝部24内のナット体62に
螺合させることで側部フレーム10に固定し得、その際
に固定は、目的とする位置で直状ローラ50間やテーパ
状ローラ80間にブラケット61を位置させて行う。こ
れによりセンサー60を、側部フレーム10間でかつ直
状ローラ50群やテーパ状ローラ80群による搬送面3
の下方に位置し得、そして検出方向60Aを直状ローラ
50間やテーパ状ローラ80間の隙間Sに対して傾斜し
た上向き方向にし得るとともに、搬送面3よりも少し上
位を検出位置60Bとし得る。
【0045】この後、あるいはこれ以前の任意なとき
に、両ダクト部17,22内に対して各種の施工、作業
を行う。すなわち、第1ダクト部17内に対しては、カ
バー37を外して開放された第1開放部19を利用し
て、コントローラ35の取り付けや各種配線58の施工
などを行え、また第2ダクト部22内に対しては、第2
開放部23を利用して、各種配線58の施工などを行え
る。なお、センサー60への配線58などは、第2開放
部23を通して行われる。さらに、両ダクト部17,2
2内には、それぞれ専用で配線58の施工を行え、また
両ダクト部17,22間に亘っては、貫通部28を通し
て配線58の施工を行える。
【0046】なお第1開放部19は、各種の施工、作業
を行ったのち、たとえば図4の仮想線に示されるよう
に、カバー37を弾性に抗して撓ませながら上縁と下縁
とを係止部20,21に嵌め込むことで、このカバー3
7により閉塞し得る。その閉塞姿勢は、カバー37の弾
性復元力により維持し得る。
【0047】上記のような直線ローラコンベヤ1は、た
とえば図3に示すように、搬送経路2を直線状として複
数台が並べられて相互に連結され、またカーブローラコ
ンベヤ79は、たとえば図8に示すように、直線ローラ
コンベヤ1の終端もしくは始端に連結される。その際に
両ダクト部17,22の隣接間に配線58などの施工を
行える。
【0048】そしてセンサー60の配設位置は、たとえ
ば一台の直線ローラコンベヤ1を見たとき、その搬送方
向における始端部分と中央部分との二箇所に設定され、
以て一台の直線ローラコンベヤ1に、それぞれ始端にセ
ンサー60を有しかつ駆動装置56を有する二つの搬送
エリアAが形成される。またカーブローラコンベヤ79
も同様にして、単数または複数の搬送エリアAが形成さ
れる。
【0049】このように構成されたコンベヤ設備におい
ては、或るセンサー60が被搬送物Wを検出すること
で、このセンサー60を配設した搬送エリアAの駆動装
置56が駆動されて被搬送物Wを搬送するとともに、こ
の搬送エリアAに対して上流側の搬送エリアAの駆動装
置56が停止されることになり、以て被搬送物Wを順送
り搬送し得る。その際にカーブローラコンベヤ79にお
いては、テーパ状ローラ80の周速度の変化により、被
搬送物Wを遠心力方向へ移動させることなく、円滑に搬
送し得る。なお、上述のような搬送は、コントローラ3
5などにより制御される。
【0050】前述したセンサー60による被搬送物Wの
検出は、このセンサー60による検出方向60Aが、ロ
ーラ50間の隙間Sに対して傾斜した上向き方向とさ
れ、かつ搬送面3よりも少し上位が検出位置60Bとさ
れていることで、その検出距離を短くして行え、以て誤
検出を少なくして行える。なお、被搬送物W側のゴミな
どが隙間Sから落下してきたとき、この落下物はブラケ
ット61の他方の折り曲げ部61bなどで受け止め得、
以てセンサー60を保護し得る。
【0051】次に、本発明の別の実施の形態を、図11
に基づいて説明する。この別の実施の形態において、直
状ローラ50は、そのローラ軸51の両端を下位の貫通
孔45に差し込むことで、軸支持体40を介して左右の
側部フレーム10間で支持されている。
【0052】この別の実施の形態では、たとえば図4に
示される実施の形態に比べて、搬送面3のレベルを低く
した搬送形態にし得る。なお、下位の貫通孔45を利用
することで、直径の異なる(大径の)直状ローラ50群
を使用する状態に変更し得る。
【0053】上記した実施の形態では、軸支持体40に
は、貫通孔45が長尺方向(上下方向)Hの二箇所に形
成されているが、これは一箇所であってもよく、さらに
二箇所以上の複数箇所であってもよい。
【0054】上記した実施の形態では、ローラ軸51の
挿入部が六角形(断面角形)で、貫通孔45も六角形状
に形成されているが、これは四角形や八角形など任意で
あり、また円状や楕円状などであってもよい。
【0055】上記した実施の形態では、軸支持体40
が、コンベヤフレーム9に対してフレーム長さ方向に摺
動自在に嵌合されているが、これは摺動嵌合以外の移動
形式であつてもよく、またコンベヤフレーム9に固定後
は移動できない形式であつてもよい。
【0056】上記した実施の形態では、検出装置として
光電式のセンサー60が示されているが、これは非接触
式や接触式の他の形式であつてもよい。上記した実施の
形態では、駆動源として、特定のローラ50内にモータ
55が設けられた内部駆動形式が示されているが、これ
はチェーンなどを利用した外部駆動形式などであっても
よい。
【0057】上記した実施の形態では、中間板部13に
貫通部28が形成されているが、これは貫通部のない形
式であってもよい。
【0058】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、ロ
ーラ軸の両端を、中央孔部と上方拡張孔部の孔底面と下
方拡張孔部の孔上面とにより支持させることで、軸支持
体を介して直状のローラを、そのローラ軸心を水平状と
してコンベヤフレームに安定した状態で支持できる。そ
してローラ軸の一端を、中央孔部と上方拡張孔部の孔上
面と下方拡張孔部の孔底面とにより支持させることで、
軸支持体を介してテーパ状のローラを、そのローラ軸心
を傾斜状としてコンベヤフレームに安定した状態で支持
できる。すなわち、製作や管理などが容易な共通の軸支
持体を使用して、直状ローラとテーパ状ローラのいずれ
においても、そのローラ軸を安定して支持することがで
きる。
【0059】また上記した本発明の請求項2によると、
相対向された貫通孔を利用してローラ軸を支持する際
に、その上下位置を調整することで、ローラ群による搬
送面のレベルを上下方向で複数段階に変更でき、または
直径の異なるローラ群に変更できる。さらに左右の軸支
持体において利用する貫通孔の上下レベルを変えること
で、テーパ状ローラを、その搬送面を水平状として配設
できる。
【0060】そして上記した本発明の請求項3による
と、ローラ軸は、貫通孔に挿入されると同時に、自動的
に回り止めできる。さらに上記した本発明の請求項4に
よると、側部フレームに対して軸支持体をフレーム長さ
方向に摺動させることで、ローラ群を、側部フレームの
長さ方向において所望のピッチ置きで配置できるととも
に、ローラピッチを簡単かつ容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、ローラ用の
軸支持体の縦断面図である。
【図2】同ローラ用の軸支持体の斜視図である。
【図3】同ローラ用の軸支持体を用いた直線ローラコン
ベヤの平面図である。
【図4】同ローラ用の軸支持体を用いた直線ローラコン
ベヤの縦断正面図である。
【図5】同ローラ用の軸支持体を用いた直線ローラコン
ベヤの要部の縦断側面図である。
【図6】同ローラ用の軸支持体を用いた直線ローラコン
ベヤの要部の縦断正面図である。
【図7】同ローラ用の軸支持体を用いた直線ローラコン
ベヤにおける側部フレームの要部の斜視図である。
【図8】同ローラ用の軸支持体を用いたカーブローラコ
ンベヤの平面図である。
【図9】同ローラ用の軸支持体を用いたカーブローラコ
ンベヤの縦断正面図である。
【図10】同ローラ用の軸支持体を用いたカーブローラ
コンベヤの要部の縦断正面図である。
【図11】本発明の別の実施の形態を示し、ローラ用の
軸支持体を用いた直線ローラコンベヤの縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 直線ローラコンベヤ 2 搬送経路 3 搬送面 9 コンベヤフレーム 10 側部フレーム 13a 下向き縁部 16a 上縁部 23 第2開放部 26 スリット溝 30 下部フレーム 35 コントローラ 40 軸支持体 41 嵌合溝 42 奥面 42a 直状面部 42b 彎曲面部 43 ねじ用孔 44 タップねじ(固定具) 45 貫通孔 46 中央孔部 47 上方拡散孔部 47a 孔底面 47b 孔上面 48 下方拡散孔部 48a 孔底面 48b 孔上面 49 突部 50 直状ローラ 51 ローラ軸 52 ローラ筒体 54 丸ベルト 55 モータ(駆動源) 56 駆動装置 60 センサー(検出装置) 70 吊り装置 79 カーブローラコンベヤ 80 テーパ状ローラ 81 ローラ軸 82 ローラ筒体 A 搬送エリア B 被搬送物 H 長尺方向(上下方向) W 短尺方向(幅方向) T 厚さ方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 39/12 B65G 13/11

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤフレーム側に配設されてローラ
    の支持を行うローラ用の軸支持体であって、ローラ軸心
    方向である厚さ方向にローラ軸の挿入を許す貫通孔が形
    成され、この貫通孔は、厚さ方向の中央部分ではローラ
    軸断面と同様な形状の中央孔部に形成され、この中央孔
    部に対する厚さ方向の一側部分では、中央孔部と同様な
    レベルの孔底面に対して孔上面が次第に上位となる上方
    拡張孔部に形成され、また厚さ方向の他側部分では、中
    央孔部と同様なレベルの孔上面に対して孔底面が次第に
    下位となる下方拡張孔部に形成されていることを特徴と
    するローラ用の軸支持体。
  2. 【請求項2】 貫通孔が、上下方向の複数箇所に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のローラ用の軸
    支持体。
  3. 【請求項3】 ローラ軸の挿入部は断面角形であり、こ
    の断面形状に準じて貫通孔が形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載のローラ用の軸支持体。
  4. 【請求項4】 軸支持体は、コンベヤフレームに対して
    フレーム長さ方向に摺動自在に嵌合されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のローラ用の軸支持
    体。
JP24925697A 1997-09-16 1997-09-16 ローラ用の軸支持体 Expired - Fee Related JP3438547B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24925697A JP3438547B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 ローラ用の軸支持体
US09/145,211 US6286660B1 (en) 1997-09-16 1998-08-31 Roller conveyor and roller shaft support bracket
US09/952,048 US20020070100A1 (en) 1997-09-16 2001-09-11 Roller conveyor and roller shaft support bracket

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24925697A JP3438547B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 ローラ用の軸支持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1179359A JPH1179359A (ja) 1999-03-23
JP3438547B2 true JP3438547B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=17190263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24925697A Expired - Fee Related JP3438547B2 (ja) 1997-09-16 1997-09-16 ローラ用の軸支持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3438547B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60139461D1 (ja) * 2000-04-13 2009-09-17 Yamakyu Chain Kk
JP4903325B2 (ja) * 2001-09-06 2012-03-28 マルヤス機械株式会社 テーパカーブコンベア
KR100639318B1 (ko) * 2005-09-29 2006-10-31 박홍순 원호상 블레이드 이송장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1179359A (ja) 1999-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020070100A1 (en) Roller conveyor and roller shaft support bracket
JP2574039Y2 (ja) スラットコンベヤ
JP2009504539A (ja) コンベアシステムにおける改良
JP3438547B2 (ja) ローラ用の軸支持体
KR100636005B1 (ko) 각도 변형이 가능한 이송용 컨베이어
WO2013157819A1 (ko) 케이블캐리어용 링크 결합 구조
JPH1179336A (ja) 駆動ローラコンベヤ
JP2008168997A (ja) コンベヤ装置
KR20110072138A (ko) 이송롤러 유닛 및 이를 이용한 이송장치
CN1523190A (zh) 用于滑动门的自动调准顶导轮
JP3546214B2 (ja) ローラコンベヤ
CN210497281U (zh) 一种分拣机
JP2002302221A (ja) ローラコンベヤ設備
JP4826734B2 (ja) カーブコンベア装置
US20040200688A1 (en) Roller track and guidance system
JP4807713B2 (ja) 無端体案内ユニットおよびローラコンベヤ
US20090127073A1 (en) Conveying system
JP2005289585A (ja) ベルトコンベヤ
JP5005863B2 (ja) ローラコンベヤ装置
JP4712965B2 (ja) ローラコンベヤ装置
KR100635378B1 (ko) 분리 가능한 다수의 설비 모듈들을 갖는 제조 설비의 이설장치 및 그의 이설 방법
JP4601790B2 (ja) ローラコンベア
US7669710B2 (en) Baggage handling system
JPS6320721B2 (ja)
KR101196865B1 (ko) 정밀부품 이송장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees