JPH1179134A - 折り畳まれた箱の取出し装置 - Google Patents

折り畳まれた箱の取出し装置

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JPH1179134A
JPH1179134A JP23666897A JP23666897A JPH1179134A JP H1179134 A JPH1179134 A JP H1179134A JP 23666897 A JP23666897 A JP 23666897A JP 23666897 A JP23666897 A JP 23666897A JP H1179134 A JPH1179134 A JP H1179134A
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広志 浜家
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 折り畳まれて積み重ねられた箱が、確実に略
箱形に成形できる箱の取出し装置を提供する。 【解決手段】 太陽歯車B1と遊星歯車B3の伝達比が
2:1又は4:1である遊星歯車機構を形成し、遊星歯
車A3,B3に係わる回転軸を太陽歯車A1,B1の廻
りに回動させる回動アーム5と、遊星歯車A3の回転軸
に固定されたフランジ8と、同フランジ8に回転自在に
軸支されたカム軸13に取着され折り畳まれた箱を矩形
に起立させる起立レバー15と、遊星歯車A3の回転軸
の他端側に取着されたサクションカップ12と、回転軸
に回転自在に軸着された遊星歯車B3と一体的に回転す
るカム溝7に係合しカム軸13の他端側に取着されたカ
ム18とを備え、遊星歯車A3と遊星歯車B3の回転差
によるカム18の作動によって起立レバー15を揺動し
箱を矩形に起立させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳まれた箱の
取出し装置に関する。例えば、箱詰め機においてケース
マガジン内に折り畳まれて積み重ねられた箱を1枚づつ
取出す場合などに適用される
【0002】
【従来の技術】従来の箱詰め機は、一般に図7に示すよ
うに、平坦に折り畳まれてケースマガジン30内に積み
重ねられている箱31を1枚づつ取出し、搬送コンベア
39のバケット38ヘ排出して別に供給される製品を箱
詰めし、包装して出荷するものである。この箱詰め機に
おいて、ケースマガジン30内に折り畳まれて積み重ね
られた箱31を1枚づつ取出す場合に、箱の取出し装置
が使用されている。
【0003】この箱の取出し装置は、内歯歯車32と噛
み合う遊星歯車33の軸36と駆動軸35とをアーム3
4で連結し、遊星歯車33の外周位置にサクションカッ
プ37を取り付けるなどして構成されており、駆動軸3
5を介してアーム34を、例えば、図中矢印で示す左廻
りに公転させると、遊星歯車33が軸36を中心に図中
矢印で示す右廻りに自転するようになっている。
【0004】例えば、この内歯歯車32の直径を3D、
遊星歯車33の直径をDとし、両歯車間の伝達比を3:
1にすると、アーム34が駆動軸35の周りを1回転す
る間に遊星歯車33が軸36の周りを2回転するが、こ
の時の遊星歯車33外周の1点(サクションカップ37
の取付位置)は2点鎖線で示す軌跡aを描いて回転し、
120°毎に3回接することとなる。
【0005】この箱の取出し装置においては、遊星歯車
33外周の位置に設けたサクションカップ37が内歯歯
車32に接する位置Iにケースマガジン30を、位置II
に搬送コンベア39をそれぞれ配置しており、折り畳ま
れた箱31は位置Iでサクションカップ37に吸着され
てケースマガジン30から取出され、軌跡aに沿って図
示のように内廻りで移送された後、位置IIで搬送コンベ
ア39のバケット38内へ排出されて次工程へ搬送され
る。
【0006】上記のような従来の箱の取出し装置では、
ケースマガジン30から取出された箱31が、折り畳ま
れた平坦状態から十分に開かないまま位置IIに搬送され
る場合が発生していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ケース
マガジン30内に折り畳まれて積み重ねられた箱31
が、サクションカップ37によって吸着し取出し処理が
行われると、折り畳まれた平坦状態から略箱形に近い状
態に開かれ、軌跡aに沿って位置IIへ搬送されるはずで
ある。
【0008】しかしながら、サクションカップ37によ
る吸着力又は取出しタイミング等によって折り畳まれた
状態から十分に開函できないまま、位置IIに搬送されて
しまう場合があり、この状態では、箱31が搬送コンベ
ア39のバケット38内へうまく入らないという問題が
あった。このため、バケット38内に箱31が欠損した
まま、搬送コンベア39が送られることになり、次工程
の作業が続行できないという問題があった。
【0009】本発明は、これらの問題点を解消し、折り
畳まれて積み重ねられた箱が、確実に略箱形に成形でき
る箱の取出し装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の請求項1に係る折り畳まれた箱の取出し装置は、
ケースマガジン内から折り畳まれて積み重ねられた箱を
吸着して1枚づつ取出す吸着ステーションと、取出され
た箱を箱状に成形して搬送する搬送ステーションを備え
た箱の取出し装置において、固定された第1の太陽歯車
に対し1個又は複数個の第1の遊星歯車を有し、前記第
1の太陽歯車と前記第1の遊星歯車が第1の中間歯車を
介して噛合され、前記第1の太陽歯車と前記第1の遊星
歯車の伝達比が3:1である第1の遊星歯車機構を形成
し、前記第1の太陽歯車と同軸に固定された第2の太陽
歯車に対し1個又は複数個の第2の遊星歯車を有し、前
記第2の太陽歯車と前記第2の遊星歯車が第2の中間歯
車を介して噛合され、前記第2の太陽歯車と前記第2の
遊星歯車の伝達比が2:1又は4:1である第2の遊星
歯車機構を形成し、前記第1及び第2の遊星歯車に係わ
る回転軸を前記第1及び第2の太陽歯車の廻りに回動さ
せる回動アームと、前記第1の遊星歯車の回転軸に固定
されたフランジと、同フランジに回転自在に軸支された
カム軸に取着され折り畳まれた箱を矩形に起立させる起
立レバーと、前記第1の遊星歯車の回転軸の他端側に取
着され折り畳まれた箱を吸着するサクションカップと、
前記回転軸に回転自在に軸着された前記第2の遊星歯車
と一体的に回転するカム溝に係合し前記カム軸の他端側
に取着されたカムとを備え、前記第1の遊星歯車と前記
第2の遊星歯車の回転差による前記カムの作動によって
前記起立レバーを揺動し前記箱を矩形に起立させること
を特徴とする。
【0011】また、上記目的を達成する本発明の請求項
2に係る折り畳まれた箱の取出し装置は、請求項1にお
いて、前記吸着ステーションと前記搬送ステーションの
途中に、吸着して取出された箱を更に開函させる吸引手
段を吸着面の反対側に設けたことを特徴とする。
【0012】〔作用〕本発明の折り畳まれた箱の取出し
装置によれば、吸着ステーションでは、ケースマガジン
内から折り畳まれて積み重ねられた箱を吸着して1枚づ
つ取出し、搬送しながら取出された箱の側面側を起立レ
バーによって押圧し矩形に起立させながら搬送ステーシ
ョンへ送り箱状に成形して次工程へ搬送している。
【0013】まず、第1、第2の遊星歯車を作動させる
ために回動アームを駆動させると、第1、第2の遊星歯
車が第1、第2の中間歯車を介して第1、第2の太陽歯
車の廻りを自転しながら公転する。この回転によって第
1の遊星歯車の回転軸に固定されたフランジ及びサクシ
ョンカップも同一軸心で回転し、同時に、第2の遊星歯
車と一体的に回転するカム溝に係合したカムが、カム溝
に沿って滑動すると、このカムの動きによってカム軸が
回動し起立レバーが揺動する。
【0014】第1の太陽歯車及び第2の太陽歯車の廻り
を1回転する公転に対し、第1の遊星歯車と第2の遊星
歯車の自転回転数は、3:2又は3:4となり、その回
転差が1回転となるように伝達比が設定されているので
サクションカップの回転に対し、1回転だけ増加又は減
少して起立レバーを揺動させるようになっている。この
起立レバーによって、吸着ステーションから取出され折
り畳まれた箱の側面側を押圧することにより、平坦状の
箱を箱形に起立させながら、搬送ステーションへ搬送す
る。
【0015】また、前記吸着ステーションと搬送ステー
ションの途中に、吸着して取出された箱を開函させる吸
引手段を設けた場合には、立方体のような起立させ難い
箱体又は起立させる押圧力が大きい箱体に対しても、サ
クションカップで吸着された箱の対向側から吸引手段に
よって、確実に引っ張り開函させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕本発明の第一実施例に係る折り畳まれた箱
の取出し装置を図1〜図5に示す。図1は箱の取出し装
置の部分断面正面図、図2は図1のカム部分の拡大図、
図3は箱の取出し装置の説明図、図4は図3の部分拡大
図、図5は太陽歯車と中間歯車と遊星歯車の説明図であ
る。
【0017】本実施例に係る折り畳まれた箱の取出し装
置は、平坦に折り畳まれてケースマガジン30内に積み
重ねられている箱31を1枚づつ取出し、搬送途中で箱
状に成形して別に供給される製品を箱詰めし、包装して
出荷する箱詰め機の一部を構成するものであり、ケース
マガジン30内に折り畳まれて積み重ねられている箱3
1を1枚づつ取出し搬送コンべア39へ搬送する場合等
に使用される。
【0018】即ち、図1〜2に示すように、1は回動ア
ーム5を軸着し遊星歯車A3,B3を公転させる駆動
軸、2は駆動軸1に軸受を介して回転自在に軸着された
支承材で、駆動軸1に連れられて回転しないようにフレ
ーム3にボルト4で固定されており、外径側には太陽歯
車A1及びB1が固く嵌合されている。固定された太陽
歯車A1及びB1とは中間歯車A2及びB2が噛合さ
れ、中間歯車A2及びB2には遊星歯車A3及びB3が
噛合されており、それぞれ遊星歯車機構を形成してい
る。
【0019】そして、太陽歯車A1と遊星歯車A3の伝
達比が3:1に設定され、太陽歯車B1と遊星歯車B3
の伝達比が2:1(又は4:1)に設定されている。上
記遊星歯車機構は図5に示すように、固定された1個の
太陽歯車A1に対し2組の中間歯車A2及び遊星歯車A
3が噛合され、太陽歯車A1の直径を3Dとすると、遊
星歯車A3の直径がDに設定されている。
【0020】また、固定された1個の太陽歯車B1に対
し2組の中間歯車B2と遊星歯車B3が噛合され、太陽
歯車B1の直径を2dとすると、遊星歯車B3の直径が
dに設定されている。図1〜2に示すように、遊星歯車
A3は回転軸9の一端側に固く嵌合され、回転軸9の他
端側には管11を介してサクションカップ12が取着さ
れており、このサクションカップ12には空気の吸着口
が設けられ、管11、回転軸9の内孔を経て図示しない
真空手段に連絡されている。遊星歯車B3は回転軸9に
軸受を介して回転可能に軸着されている。
【0021】6は側面にカム溝7を有し、遊星歯車B3
に固定され回転軸9と軸受を介して回転可能に軸着され
たカムディスクで、このカムディスク6と回動アーム5
は軸受を介して回転可能に軸着されている。8は回転軸
9と固く嵌合されたフランジ、13はフランジ8に軸受
を介して回転可能に軸着されているカム軸で、一端側に
はレバー16を介してカム18がボルト17で遊嵌支持
され、同カム18がカム溝7に係合している。
【0022】カム軸13の他端側には連結材10を介し
レバー支持材14に「くの字」状の起立レバー15が一
対固定されている。また、上記説明では固定された太陽
歯車A1とB1に対し遊星歯車A3及びB3が上下2組
の場合を説明したが、これ以外に、複数組の遊星歯車A
3及びB3を設けることも可能である。
【0023】上記のように構成された折り畳まれた箱の
取出し装置によって、図3に示すように、吸着ステーシ
ョンの位置Iでは、ケースマガジン30内から折り畳ま
れて積み重ねられた箱31を吸着して1枚づつ取出し、
取出された平坦な箱31を搬送しながら起立レバー15
によって矩形に起立させて搬送ステーションの位置IIへ
搬送し、搬送コンベア39のバケット38内へ送り込
み、次工程へ搬送している。
【0024】例えば、回動アーム5を駆動軸1の廻りに
左廻りに回動させると、遊星歯車A3、B3が回転軸9
の廻りを右廻りに自転しながら左廻りに公転する。この
回転によって遊星歯車A3の回転軸9に固定されたフラ
ンジ8及びサクションカップ12も同一軸心で回転し、
同時に、遊星歯車B3と一体的に回転するカムディスク
6のカム溝7に係合したカム18が、カム溝7に沿って
滑動すると、このカム18の動きによってカム軸13が
回動し起立レバー15が揺動する。
【0025】太陽歯車A1及びB1の廻りを1回転する
公転に対し、遊星歯車A3とB3の自転回転数は、前記
伝達比から3:2(又は3:4)となり、その回転差が
1回転となるように伝達比が設定されているので、サク
ションカップ12の回転に対し、1回転だけ増加又は減
少して起立レバー15を揺動させる。この起立レバー1
5は、吸着ステーションの位置Iから取出され折り畳ま
れた箱31の側面側を押圧することによって、平坦な箱
を矩形に起立させながら、搬送ステーションの位置IIへ
搬送される。
【0026】図4は、起立レバー15によって押圧され
ながら矩形に起立された箱31が搬送コンベア39のバ
ケット38内へ送り込まれた状態を示している。このよ
うに、ケースマガジン30内から取出された平坦な箱3
1を起立レバー15によって押圧することにより、平坦
な箱が多少開き不足の状態であっても、強制的に起立さ
せて所定の箱状態まで開函させることができる。
【0027】〔実施例2〕本発明の第二実施例を図6に
示す。本実施例では、図1〜5の第一実施例に対し、吸
着ステーションと搬送ステーションの途中に、吸着して
取出された箱を更に開函させる吸引手段20を設けたも
のである。このため、図6に示すように吸着ステーショ
ンを位置IIIに移動し、吸引手段20を位置Iに設置
し、位置IIには第一実施例と同様の搬送ステーションが
配置されている。
【0028】位置Iに配置される吸引手段20は、位置
IIIの吸着ステーションからサクションカップ12よっ
て吸着して取出された平坦な箱31に対し、その吸着面
の対向側に位置する。その他の構成は、前述した第一の
実施例の図1〜5と同様であり、同一部分には同一符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0029】上記のように構成された本実施例に係る折
り畳まれた箱の取出し装置によって、図6で示すよう
に、吸着ステーションの位置IIIでは、ケースマガジン
30内から折り畳まれて積み重ねられた箱31を吸着し
て1枚づつ取出し、サクションカップ12に吸着された
平坦な箱31が2点鎖線で図示するように次の位置Iへ
送られる。そして、位置Iではサクションカップ12に
吸着された平坦な箱31が、対向側の吸引手段20によ
って確実に吸引され、平坦な状態から矩形に開かれる。
【0030】矩形に開かれた後、吸引手段20が切り離
され、サクションカップ12が自転を続けながら、起立
レバー15によって確実に起立させて搬送ステーション
の位置IIへ送り、搬送コンベア39のバケット38内へ
送り込み、次工程へ搬送している。
【0031】上記のように、吸着ステーションと搬送ス
テーションの途中に、吸着して取出された箱を更に開函
させる吸引手段20を設けたので、立方体のような起立
させ難い箱体又は起立させる押圧力が大きい箱体に対し
ても、吸引手段によって、確実に引っ張り開函させるこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の請
求項1に係る折り畳まれた箱の取出し装置は、ケースマ
ガジン内から折り畳まれて積み重ねられた箱を吸着して
1枚づつ取出す吸着ステーションと、取出された箱を箱
状に成形して搬送する搬送ステーションを備えた箱の取
出し装置であって、固定された第1の太陽歯車に対し1
個又は複数個の第1の遊星歯車を有し、前記第1の太陽
歯車と第1の遊星歯車が第1の中間歯車を介して噛合さ
れ、第1の太陽歯車と第1の遊星歯車の伝達比が3:1
である第1の遊星歯車機構を形成し、前記第1の太陽歯
車と同軸に固定された第2の太陽歯車に対し1個又は複
数個の第2の遊星歯車を有し、前記第2の太陽歯車と第
2の遊星歯車が第2の中間歯車を介して噛合され、第2
の太陽歯車と第2の遊星歯車の伝達比が2:1又は4:
1である第2の遊星歯車機構を形成し、第1の遊星歯車
及び第2の遊星歯車に係る回転軸を第1の太陽歯車及び
第2の太陽歯車の廻りに回動させる回動アームと、前記
第1の遊星歯車の回転軸に固定されたフランジと、同フ
ランジに回転自在に軸支されたカム軸に取着され折り畳
まれた箱を矩形に起立させる起立レバーと、前記第1の
遊星歯車の回転軸の他端側に取着され折り畳まれた箱を
吸着するサクションカップと、前記回転軸に回転自在に
軸着された第2の遊星歯車と一体的に回転するカム溝に
係合し前記カム軸の他端側に取着されたカムとを備え、
第1の遊星歯車と第2の遊星歯車の回転差によるカムの
作動によって起立レバーを揺動し箱を矩形に起立させる
ように構成したので、ケースマガジン内から取出された
平坦な箱を起立レバーによって押圧することにより、多
少開き不足の状態であっても、強制的に起立させて所定
の箱形状態まで開函させることができる効果がある。
【0033】また、本発明の請求項2に係る折り畳まれ
た箱の取出し装置は、請求項1において、前記吸着ステ
ーションと前記搬送ステーションの途中に、吸着して取
出された箱を更に開函させる吸引手段を吸着面の対向側
に設けて構成したので、立方体のような起立させ難い箱
体又は起立させる押圧力が大きい箱体に対しても、吸引
手段によって、予め確実に引っ張り開函させることがで
きる効果がある。上述のように、ケースマガジン内から
取出された平坦な箱の起立動作が確実に行なわれるの
で、搬送コンベアのバケット内への送り込みミスが解消
され次工程への搬送作業の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る折り畳まれた箱の取
出し装置の部分断面正面図である。
【図2】図1のカム部分の拡大図である。
【図3】箱の取出し装置の説明図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】太陽歯車と中間歯車と遊星歯車の説明図であ
る。
【図6】本発明の第二実施例に係る箱の取出し装置の説
明図である。
【図7】従来の箱の取出し装置の説明図である
【符号の説明】
I,II,III 位置 A1,B1 太陽歯車 A2,B2 中間歯車 A3,B3 遊星歯車 1 駆動軸 5 回動アーム 6 カムディスク 7 カム溝 8 フランジ 9 回転軸 12 サクションカップ 13 カム軸 15 起立レバー 18 カム 20 吸引手段 30 ケースマガジン 31 折り畳まれだ箱 38 バケット 39 搬送コンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースマガジン内から折り畳まれて積み
    重ねられた箱を吸着して1枚づつ取出す吸着ステーショ
    ンと、取出された箱を箱状に成形して搬送する搬送ステ
    ーションを備えた箱の取出し装置において、固定された
    第1の太陽歯車に対し1個又は複数個の第1の遊星歯車
    を有し、前記第1の太陽歯車と前記第1の遊星歯車が第
    1の中間歯車を介して噛合され、前記第1の太陽歯車と
    前記第1の遊星歯車の伝達比が3:1である第1の遊星
    歯車機構を形成し、前記第1の太陽歯車と同軸に固定さ
    れた第2の太陽歯車に対し1個又は複数個の第2の遊星
    歯車を有し、前記第2の太陽歯車と前記第2の遊星歯車
    が第2の中間歯車を介して噛合され、前記第2の太陽歯
    車と前記第2の遊星歯車の伝達比が2:1又は4:1で
    ある第2の遊星歯車機構を形成し、前記第1及び第2の
    遊星歯車に係わる回転軸を前記第1及び第2の太陽歯車
    の廻りに回動させる回動アームと、前記第1の遊星歯車
    の回転軸に固定されたフランジと、同フランジに回転自
    在に軸支されたカム軸に取着され折り畳まれた箱を矩形
    に起立させる起立レバーと、前記第1の遊星歯車の回転
    軸の他端側に取着され折り畳まれた箱を吸着するサクシ
    ョンカップと、前記回転軸に回転自在に軸着された前記
    第2の遊星歯車と一体的に回転するカム溝に係合し前記
    カム軸の他端側に取着されたカムとを備え、前記第1の
    遊星歯車と前記第2の遊星歯車の回転差による前記カム
    の作動によって前記起立レバーを揺動し前記箱を矩形に
    起立させることを特徴とする折り畳まれた箱の取出し装
    置。
  2. 【請求項2】 前記吸着ステーションと前記搬送ステー
    ションの途中に、吸着して取出された前記箱を更に開函
    させる吸引手段を吸着面の対向側に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の折り畳まれた箱の取出し装置。
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