JPH1179101A - 粉体充填方法及び装置 - Google Patents

粉体充填方法及び装置

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JPH1179101A
JPH1179101A JP24760797A JP24760797A JPH1179101A JP H1179101 A JPH1179101 A JP H1179101A JP 24760797 A JP24760797 A JP 24760797A JP 24760797 A JP24760797 A JP 24760797A JP H1179101 A JPH1179101 A JP H1179101A
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JP
Japan
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powder
filling
nozzle
filling nozzle
container
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JP24760797A
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Hisao Ishikawa
尚夫 石川
Kinji Oda
欣二 小田
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体を短時間で安定的に容器に充填して充填
能力を向上させること。 【解決手段】 袋16へ粉体1を充填する粉体充填方法
において、計量器11A、11Bにて計量された粉体
を、直管形状の充填ノズル13内に一旦貯溜するととも
に、充填ノズルの下方に袋を搬送して位置付け、その
後、充填ノズルの下端開口26を開いて、充填ノズル内
の粉体を袋内へ投入して充填するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、袋等の容器内へ粉
体を充填する粉体充填方法及び粉体充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】袋に粉体を充填する粉体充填装置が特開
昭54-115998 号公報に掲載されている。この粉体充填装
置は、ノズル(シュート)を袋の底部まで挿入した後、
予め計量された粉体を充填ノズル内に投入し、その後、
充填ノズルを徐々に上昇させて袋から引き出し、充填ノ
ズル内の粉体を袋内へ充填するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載の粉体充填装置では、粉体の袋への充填時間は、充填
ノズル挿入時間と、計量済の粉体を充填ノズルへ投入す
る時間と、充填ノズル引き出し時間との合計である。従
って、充填ノズルの袋への挿入及び引き出し中にも、袋
の搬送を停止しておく必要があり、このため、充填時間
が長時間となって充填能力が低下してしまう。特に、袋
の背丈が高い場合には、充填ノズルの袋への挿入及び引
き出し時間も長くなり、充填能力の低下が著しくなる。
【0004】また、粉体の計量は計量器にて実施される
が、この計量器による計量時間は一般的に長時間を要
し、且つ一定しない。このため、計量器による計量時間
が粉体の充填時間に与える影響が大きく、この点からも
充填能力が低下してしまう。
【0005】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、粉体を短時間で安定的に容器内へ充
填して充填能力を向上させることができる粉体充填方法
及び粉体充填装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、容器へ粉体を充填する粉体充填方法において、計量
器にて計量された粉体を、直管形状の充填ノズル内に一
旦貯溜するとともに、上記充填ノズルの下方に上記容器
を搬送して位置付け、その後、上記充填ノズルの下端開
口を開いて、上記充填ノズル内の粉体を上記容器内へ投
入して充填するようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、複数の計量器を用い、 1つの計量器に
より計量された粉体の充填ノズルへの投入及びその後の
容器への充填を行っている間に、他の計量器による粉体
の計量を行い、上記 1つの計量器により計量された粉体
の上記充填ノズルへの投入及びその後の容器への充填が
完了した後に、上記他の計量器により計量された粉体の
上記充填ノズルへの投入及びその後の容器への充填を行
うようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、容器へ粉体を充
填する粉体充填装置において、粉体を計量する計量器
と、この計量器にて計量された粉体を一旦貯溜する直管
形状の充填ノズルと、この充填ノズルの下端開口を開閉
するシャッタ装置と、上記容器を上記充填ノズルの下方
に搬送して位置付ける搬送装置と、を有するようにした
ものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記計量器が 1つの充填ノズルに対応
して複数設置されたものである。
【0010】請求項1又は3に記載の発明には、次の作
用〜がある。 充填ノズルの下端開口を開いて、充填ノズル内に一旦
貯溜された粉体を、充填ノズル下方の容器内へ自由落下
により一気に投入し充填することから、充填ノズルから
容器への粉体の充填時間が短時間となるので、容器を充
填ノズルの下方に、充填のために停止させる停止時間が
短時間となる。このため、充填能力を向上させることが
できる。
【0011】粉体の比重がばらついても、粉体は充填
ノズル内に貯溜される際に、その自重により圧縮され
て、充填ノズル内の貯溜体積がほぼ一定となり、充填ノ
ズル内から短時間で一気に容器内へ落下する。この結
果、粉体の比重のばらつきに拘らず、充填ノズルから容
器への粉体の充填時間がほぼ一定の短時間に安定化さ
れ、このため、充填能力を安定化できる。
【0012】充填ノズル内に貯溜された粉体を自由落
下により短時間に一気に容器内へ充填するので、粉体は
充填後直ちに容器内に沈み込み、後行程で容器内の粉体
をタッピングする必要がない。このため、タッピングの
設備が不要となって装置構成を簡素化できるとともに、
タッピングによる粉塵の発生を未然に防止できる。
【0013】請求項2又は4に記載の発明には、次の作
用及びがある。 計量器による粉体の計量時間が、容器を充填ノズルの
下方へ搬送して位置付ける搬送時間よりも長時間であっ
ても、複数のそれぞれの計量器から充填ノズルへ粉体が
交互に投入、つまり 1つの計量器により計量された粉体
の充填ノズルへの投入及びその後の容器への充填を行っ
ている間に、他の計量器による粉体の計量を行い、上記
1つの計量器により計量された粉体の上記充填ノズルへ
の投入及びその後の容器への充填が完了した後に、上記
他の計量器により計量された粉体の上記充填ノズルへの
投入及びその後の容器への充填が行われることから、充
填能力が計量器の計量時間に影響されず、粉体をほぼ一
定の短時間に安定して充填できる。
【0014】複数の計量器のそれぞれが充填ノズルへ
粉体を交互に投入して一旦貯溜させるので、各計量器の
計量時間に余裕をもたせることができる。この結果、各
計量器による計量を高精度に実施できるとともに、各計
量器による計量時間のばらつきを吸収できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の基本構成を示す構
成図、図2は本発明に係る粉体充填装置を示す側断面
図、図3は図2の粉体充填装置の一作動サイクルの前半
を示す作動図、図4は図2の粉体充填装置の一作動サイ
クルの後半を示す作動図、図5は図2の粉体充填装置に
おける充填動作を示すタイムチャートである。
【0016】図1及び図2に示す粉体充填装置10は、
計量器11、投入漏斗12、充填ノズル13、シャッタ
装置14、充填漏斗15及び袋搬送装置30を有して構
成され、容器としての袋16内へ粉体1を充填する。
【0017】上記計量器11は、投入漏斗12の天部1
7に複数台(本実施の形態では 2台)設置されている。
これらの第1計量器11Aと第2計量器11Bとは、そ
れぞれ同一の所定重量の粉体1を計量するものであり、
それぞれの下部に配置された計量器シャッタ18を開作
動して、計量した粉体1を投入漏斗12を介し充填ノズ
ル13内へ投入する。
【0018】ここで、第1計量器11Aと第2計量器1
1Bとのそれぞれは、 1つの袋16内へ充填される粉体
1の重量を計量するものであり、第1計量器11Aと第
2計量器11Bのいずれか一方から充填ノズル13内へ
粉体1が投入され、この充填ノズル13内の粉体1が袋
16内へ充填された後、第1計量器11Aと第2計量器
11Bの他方から充填ノズル13内へ粉体1が投入され
る。このように、第1計量器11A、第2計量器11B
は、空の充填ノズル13内へ粉体1を交互に投入する。
更に、詳説すれば、 1つの計量器11A、11Bにより
計量された粉体の充填ノズル13への投入及びその後の
袋16への充填を行っている間に、他の計量器11B、
11Aによる粉体の計量を行い、上記 1つの計量器11
A、11Bにより計量された粉体の充填ノズル13への
投入及びその後の袋16への充填が完了した後に、上記
他の計量器11B、11Aにより計量された粉体の充填
ノズル13への投入及びその後の袋16への充填が行わ
れる。
【0019】上記投入漏斗12は、側部19が上方へ向
って漸次拡径されて開口する逆円錐形状に構成され、こ
の側部19の下端部に下端開口20を備える。この投入
漏斗12は、第1計量器11A又は第2計量器11Bか
らの粉体1を充填ノズル13内へ投入するときのガイド
の機能を果たす。投入漏斗12における側部19の傾斜
角度θは粉体1の安息角の 2倍程度に設定されて、投入
漏斗12内を流れる粉体1の流速が増大される。
【0020】上記充填ノズル13は、投入漏斗12の下
方に下端開口20と連続して設置される。この充填ノズ
ル13は、直管形状に構成されて、第1計量器11A又
は第2計量器11Bから投入漏斗12を介して投入され
た粉体を一旦貯溜する。粉体は、充填ノズル13内に貯
溜される間に自重により圧縮され、粉体が比重のばらつ
きにより体積にばらつきを生じていても、計量器11
A、11Bによる計量が一定である限り充填ノズル13
内でほぼ一定体積となる。
【0021】充填ノズル13には、投入漏斗12との接
続部付近に開口部21が設けられ、この開口部21を覆
うようにして、投入漏斗12と充填ノズル13との接続
部に防塵カバー22が設置される。この防塵カバー22
は、ダクト23を介して集塵装置に接続される。上記開
口部21は、充填ノズル13内に粉体1が投入される際
に、この充填ノズル13内の空気を排出して、粉体1の
充填ノズル13内への投入をスムースに実施させるもの
である。また、防塵カバー22は、充填ノズル13内へ
の粉体1の投入の際に発生する微塵を、集塵装置を用い
て吸引し集塵するためのものである。
【0022】上記シャッタ装置14は、シリンダ装置2
4等の駆動部がノズルシャッタ25を、充填ノズル13
の軸線に対し直交する方向にスライドさせて、充填ノズ
ル13の下端開口26を開閉操作するものである。ノズ
ルシャッタ25による充填ノズル13の下端開口26の
閉操作時に、充填ノズル13内へ粉体1が一旦貯溜さ
れ、下端開口26の開操作時に、充填ノズル13内に貯
溜された粉体1が充填漏斗15を介して、袋16内へ自
由落下により投入されて充填される。
【0023】シャッタ装置14のスライドシャッタ25
と充填ノズル13の下端開口26を覆うようにして防塵
フード27が設置され、この防塵フード27はダクト2
8を経て集塵装置に接続される。防塵フード27は、ス
ライドシャッタ25の開操作時に、このスライドシャッ
タ25と充填ノズル13の下端開口との隙間から発生す
る微塵を、集塵装置を用いて吸引し集塵するためのもの
である。
【0024】上記充填漏斗15は、投入漏斗12と同様
に逆円錐形状に形成され、充填ノズル13の直下に配置
される。また、この充填漏斗15は昇降可能に設けられ
る。つまり、充填漏斗15は、シャッタ装置14のノズ
ルシャッタ25の開操作時には、その下端部が袋16の
上部に位置するように下降し、ノズルシャッタ25が閉
操作状態にあり、且つ袋16が袋搬送装置30により搬
送されているときには、その下端部が袋16の上縁部か
ら離れるように上昇する。
【0025】上記袋搬送装置30は、袋16を搬送する
ものであり、この袋16を充填漏斗15の直下に搬入し
て位置付け、袋16への粉体充填完了後、この袋16を
搬出する。
【0026】次に、粉体充填装置の充填動作を、図3〜
図5を用いて説明する。粉体充填装置10全体としての
一充填動作サイクルは、第1計量器11A、第2計量器
11Bの一動作サイクルに依存し、例えば時刻t1 から
時刻t3 までの間となる。
【0027】(1) 時刻t1 においては、図3(A)に示
すように、第1計量器11Aに、計量が完了した粉体1
が入っており、第2計量器11Bが計量中である。この
ときには、シャッタ装置14のノズルシャッタ25が充
填ノズル13の下端開口26を閉操作しており、又、袋
16内には、前行程で充填された粉体1が充填されてい
る。この袋16は、充填漏斗15の直下に位置し、この
充填漏斗15は、その下端部が袋16の上縁部に位置付
けられている。
【0028】(2) シャッタ装置14がノズルシャッタ2
5を開操作した後、閉操作した上記行程(1) 時点で、図
3(B)に示すように、第1計量器11Aの計量器シャ
ッタ18が開操作され、第1計量器11Aにて計量され
た粉体1が投入漏斗12内へ落下し、この投入漏斗12
から充填ノズル13内へ投入される。この行程では、投
入漏斗12の下端開口20付近に粉体1が一時的に貯溜
されるが、充填ノズル13の開口部21から空気が排出
されることにより、粉体1は投入漏斗12から充填ノズ
ル13内へスムースに投入される。また、この行程中に
充填漏斗15が上昇し、袋搬送装置30が作動して、充
填済の袋16が搬出され、空の袋16が充填漏斗15直
下へ向って搬送される。
【0029】(3) 図3(C)は、粉体1が充填ノズル1
3内へ完全に投入されて一旦貯溜されている状態を示
す。このとき、貯溜された粉体1の上面は、充填ノズル
13の開口部21よりも若干下方に位置する。また、充
填ノズル13内への粉体1の貯溜が完了するまでに、袋
搬送装置30が空の袋16を充填漏斗15の直下まで搬
送する。
【0030】(4) 袋搬送装置30が空の袋16を充填漏
斗15直下に位置付けた時点で、図3(D)に示すよう
に、充填漏斗15が下降して、この充填漏斗15の下端
部が袋16の上縁部内に位置付けられる。また、このと
き、第1計量器11Aへ粉体1が投入され初めて、第1
計量器11Aによる粉体の計量が開始される。
【0031】(5) 袋搬送装置30による袋16の充填漏
斗15直下への位置付け完了時点から一定時間経過後
に、図3(E)に示すように、シャッタ装置14のノズ
ルシャッタ25が開操作されて、充填ノズル13内に一
旦貯溜された粉体が、充填漏斗15を経て袋16内へ自
由落下し充填される。この時点までに、第2計量器11
Bでの粉体1の計量が完了する。
【0032】(6) 充填ノズル13内の粉体1が完全に袋
16内へ充填された時点で、図4(F)に示すように、
シャッタ装置14のノズルシャッタ25が充填ノズル1
3の下端開口26を閉操作する。
【0033】(7) シャッタ装置14のノズルシャッタ2
5が閉操作された時点t2 で、図4(G)に示すよう
に、第2計量器11Bの計量器シャッタ18が開操作さ
れて、第2計量器11Bにて計量された粉体が投入漏斗
12を経て充填ノズル13内へ挿入され貯溜される。こ
のとき、充填ノズル13内の空気が、この充填ノズル1
3の開口部21から排出されて、充填ノズル13内へ粉
体1がスムースに投入されるとともに、上記行程(6) で
粉体1が完全に充填された袋16を、袋搬送装置30が
搬出する。
【0034】(8) 充填ノズル13内に第2計量器11B
から粉体1が完全に一旦貯溜されるまでに、図4(H)
に示すように、袋搬送装置30にて空の袋16が充填漏
斗15の直下に位置付けられる。
【0035】(9) 空の袋16が充填漏斗15直下に位置
付けられた時点で、図4(I)に示すように、充填漏斗
15が下降して、この充填漏斗15の下端部が袋16の
上縁部に位置付けられるとともに、第2計量器11Bへ
粉体1が投入され初めて、この第2計量器11Bによる
粉体1の計量が開始される。
【0036】(10)袋搬送装置30による袋16の充填漏
斗15直下への位置付けが完了した時点から一定時間経
過後、図4(J)に示すように、シャッタ装置14がノ
ズルシャッタ25を開操作して、充填ノズル13内に貯
溜された粉体1を袋16内へ充填し、やがて、時点t3
において、図3(A)に示すように、袋16内への粉体
1の充填が完了する。
【0037】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果〜を奏する。 充填ノズル13の下端開口26を開いて、充填ノズル
13内に一旦貯溜された粉体1を、充填ノズル13下方
の袋16内へ自由落下により一気に投入し充填すること
から、充填ノズル13から袋16への粉体1の充填時間
が短時間となるので、袋16を充填ノズル13の下方
に、充填のために停止させる停止時間が短時間となる。
このため、粉体充填装置10の充填能力を向上させるこ
とができる。
【0038】また、充填ノズル13が直管形状、即ち上
方から下方へ至るまでその断面が同じ大きさ、形状であ
り、且つ曲っていないので、粉体は落下に際し、充填ノ
ズル13内で圧縮されたりすることなくそのまま落下す
る。
【0039】一般に、粉体1は、比重にばらつきがあ
ると体積がばらつき、例えば比重の小さな粉体1は体積
が増大してしまう。この粉体充填装置10では、粉体1
の比重がばらついていても、粉体1は充填ノズル13内
に貯溜される際に、その自重により圧縮されて充填ノズ
ル13内の貯溜体積がほぼ一定となり、充填ノズル13
内から短時間で一気に袋16内へ落下する。この結果、
粉体1の比重のばらつきに拘らず、充填ノズル13から
袋16への粉体1の充填時間がほぼ一定の短時間に安定
され、このため粉体充填装置10の充填能力を安定化で
きる。
【0040】充填ノズル13内に貯溜された粉体を自
由落下により短時間に一気に袋16内へ充填するので、
粉体1は充填後直ちに袋16内に沈み込み、後行程で袋
16内の粉体をタッピングする必要がない。このため、
タッピングの設備が不要となって装置構成を簡素化でき
るとともに、タッピングによる粉塵の発生を未然に防止
できる。
【0041】第1計量器11A及び第2計量器11B
による粉体1の充填時間が、袋16を充填ノズル13の
下方、つまり充填漏斗15の下方へ搬送して位置付ける
搬送時間よりも長時間であっても、複数のそれぞれの計
量器11A、11Bから充填ノズル13へ粉体1が交互
に投入されるので、粉体充填装置10における充填能力
が第1計量器11A、第2計量器11Bの計量時間に影
響されず、粉体1をほぼ一定の短時間に安定して充填で
きる。
【0042】複数の計量器(第1計量器11A、第2
計量器11B)のそれぞれが充填ノズル13へ粉体1を
交互に投入して、この充填ノズル13内へ粉体1を一旦
貯溜させるので、各計量器11A、11Bの計量時間に
余裕を持たせることができる。この結果、第1計量器1
1A、第2計量器11Bによる計量を高精度に実施でき
るとともに、これらの計量器11A、11Bによる計量
時間のばらつきを吸収できる。
【0043】充填ノズル13には、投入漏斗12との
接続部付近に開口部21が形成され、粉体が投入漏斗1
2から充填ノズル13内へ投入される際に、充填ノズル
13内の空気が開口部21から排出されるので、粉体1
の充填ノズル13内への投入を短時間でスムースに実施
できる。
【0044】尚、上記実施の形態の粉体充填装置10で
は、 2台の計量器11(第1計量器11A及び第2計量
器11B)が設置されるものを述べたが、 3台以上の計
量器11が設置されてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る粉体充填方
法及び粉体充填装置によれば、粉体を短時間で安定的に
容器に充填して充填能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の基本構成を示す構成図である。
【図2】図2は本発明に係る粉体充填装置を示す側断面
図である。
【図3】図3は図2の粉体充填装置の一作動サイクルの
前半を示す作動図である。
【図4】図4は図2の粉体充填装置の一作動サイクルの
後半を示す作動図である。
【図5】図5は図2の粉体充填装置における充填動作を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 粉体 10 粉体充填装置 11 計量器 11A 第1計量器 11B 第2計量器 12 投入漏斗 13 充填ノズル 14 シャッタ装置 15 充填漏斗 16 袋(容器) 25 ノズルシャッタ 26 充填ノズルの下端開口 30 袋搬送装置(搬送装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器へ粉体を充填する粉体充填方法にお
    いて、 計量器にて計量された粉体を、直管形状の充填ノズル内
    に一旦貯溜するとともに、上記充填ノズルの下方に上記
    容器を搬送して位置付け、 その後、上記充填ノズルの下端開口を開いて、上記充填
    ノズル内の粉体を上記容器内へ投入して充填することを
    特徴とする粉体充填方法。
  2. 【請求項2】 複数の計量器を用い、 1つの計量器によ
    り計量された粉体の充填ノズルへの投入及びその後の容
    器への充填を行っている間に、他の計量器による粉体の
    計量を行い、上記 1つの計量器により計量された粉体の
    上記充填ノズルへの投入及びその後の容器への充填が完
    了した後に、上記他の計量器により計量された粉体の上
    記充填ノズルへの投入及びその後の容器への充填を行う
    請求項1に記載の粉体充填方法。
  3. 【請求項3】 容器へ粉体を充填する粉体充填装置にお
    いて、 粉体を計量する計量器と、 この計量器にて計量された粉体を一旦貯溜する直管形状
    の充填ノズルと、 この充填ノズルの下端開口を開閉するシャッタ装置と、 上記容器を上記充填ノズルの下方に搬送して位置付ける
    搬送装置と、 を有することを特徴とする粉体充填装置。
  4. 【請求項4】 上記計量器が 1つの充填ノズルに対応し
    て複数設置された請求項3に記載の粉体充填装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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