JPH1178666A - ドラムの内部が空状態であることを検知可能な荷台構造を有するコンクリートミキサー車 - Google Patents

ドラムの内部が空状態であることを検知可能な荷台構造を有するコンクリートミキサー車

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JPH1178666A
JPH1178666A JP25762597A JP25762597A JPH1178666A JP H1178666 A JPH1178666 A JP H1178666A JP 25762597 A JP25762597 A JP 25762597A JP 25762597 A JP25762597 A JP 25762597A JP H1178666 A JPH1178666 A JP H1178666A
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JP
Japan
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rod
drum
empty
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concrete mixer
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JP25762597A
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Inventor
Nobuaki Kihara
伸明 木原
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラム内が空状態であるか否かを容易に検知
でき、ドラム内に残った古いコンクリートが不正に使用
されるのを防止できる荷台構造のコンクリートミキサー
車を提供する。 【解決手段】 左右の後車輪の少なくとも一方の上方の
位置に、後部荷台を貫通して後車輪の上端と当接し得る
長さの棒状体が上下動可能に取り付けられており、この
棒状体の取り付け位置と隣接する位置には、実質的に箱
状の作業表示体が挿脱可能に収容された収容部が設けら
れていて、作業表示体が固定手段を有し、ドラムの内部
が空状態でない場合には棒状体を押し下げても固定手段
によって作業表示体の挿脱が行えないが、ドラムの内部
が空状態である場合には、棒状体を押し下げてその先端
を後車輪の上端と当接させると、作業表示体の固定が解
除され、作業表示体の挿脱が行える構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後部荷台に設けら
れたドラムの内部が空状態であるか否かを容易に検知可
能な荷台構造を有したコンクリートミキサー車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリートミキサー車は、作業目的地
まで大量のコンクリートを運搬するのに好適であり、し
かも現場での混合設備を必要としないという利点がある
ために広く使用されている。そして、このようなコンク
リートミキサー車を使用する場合には、作業現場ごとに
その都度、後部荷台に設けられたドラム内にコンクリー
トを投入して回転させることにより混合を行った後、コ
ンクリートを取り出して使用する。ところが、従来のコ
ンクリートミキサー車では、ドラムの内部にコンクリー
トが残っていることがわからないためにしばしば悪用さ
れることがあり、ドラム内を一旦空状態とせずに、古い
コンクリートの上に、新たなコンクリートが追加して使
用されることがあるという問題点がある。尚、JIS規
格においては、生コンクリートをプラント出荷から荷お
ろし(現場で投入)するまでの時間が90分と規定され
ており、この時間を越えたものについては廃棄処分とす
ることが定められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のコンクリートミキサー車における問題点を解決す
べくなされたものであり、後部荷台に設けられたドラム
の内部が空状態であるか否かを容易に検知でき、調製し
てから時間の経ったコンクリートの不正使用を防止する
のに適した荷台構造を有するコンクリートミキサー車を
提供することを課題とする。本発明者は、ドラム内が空
の状態である場合と空の状態でない場合とでは(タイヤ
接地面からの)後部荷台の高さ、即ち、タイヤの上端点
と後部荷台との距離が異なることに注目し、この距離を
利用することにより、ドラムの内部が空状態であるか否
かを検知し、ドラムの内部を空の状態としなければ挿脱
できない作業表示体を収容可能な収容部を後部荷台に設
け、この作業表示体に作業現場名や配合量等の情報を記
載し、これを作業ごとに交換することによって、古くな
ったコンクリートの不正使用が防止できることを見い出
して、本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のコンクリ
ートミキサー車にあっては、後部荷台における、左右の
後車輪の少なくとも一方の上方の位置には、該後部荷台
を貫通して該後車輪の上端と当接し得る長さの棒状体が
上下動可能に取り付けられており、しかも、前記棒状体
の取り付け位置と隣接する位置には、実質的に箱状の形
態を有し、その表面に作業内容等が記された作業表示体
が、挿脱可能に収容された収容部が設けられており、前
記作業表示体には、前記棒状体を上方へ移動させた際に
該作業表示体の挿脱が防止できる固定手段が設けられて
おり、前記ドラムの内部が空状態でない場合には、前記
棒状体を押し下げて該棒状体の先端を後車輪の上端と当
接させても、該棒状体の上端が前記固定手段よりも上方
に位置して前記作業表示体の挿脱が行えないが、前記ド
ラムの内部が空状態である場合には、前記棒状体を押し
下げて該棒状体の先端を後車輪の上端と当接させると、
該棒状体の上端が前記固定手段よりも下方に位置して、
前記作業表示体の挿脱が行える構造を有することを特徴
とする。
【0005】又、本発明は、上記の構造を有するコンク
リートミキサー車において、前記固定手段が、実質的に
コの字状の固定部材であり、前記固定部材が、前記作業
表示体の前記棒状体側の側壁に設けられていることを特
徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンクリートミキ
サー車の好ましい実施例を図面に示し、図面に基づいて
本発明を更に詳しく説明するが、本発明は、図面に例示
したものに限定されるものではない。図1は、本発明の
コンクリートミキサー車の一例を、左側から見た時の図
であり、左側の最後部車輪の上方に、棒状体1、作業表
示体2及び収容部3が設けられている様子が示されてい
る。又、図2(a)〜(d)は、図1の左側最後部車輪
の近傍を拡大した図であり、(a)は、ドラムの内部が
空状態でない場合において、作業表示体2が収容部3内
に係止された状態で収容されている状態を示す図であ
り、(b)は、ドラムの内部が空状態でない場合におい
て、棒状体1を押し下げた際の状態を示す図である。一
方、(c)は、ドラムの内部が空状態である場合におい
て棒状体1を押し下げてから、作業表示体2を側方に引
き出した際の状態を示す図であり、(d)は、ドラムの
内部が空状態である場合において、棒状体1を押し下げ
た際の状態を示す図であり、棒状体1の上端が、作業表
示体2に設けられた固定手段5よりも下方に位置して、
作業表示体2が挿脱可能である状態が示されている。
【0007】図1に示されるように、本発明のコンクリ
ートミキサー車では、後部荷台6における、左右の後車
輪7の少なくとも一方の上方の位置に、該後部荷台6を
貫通して該後車輪7の上端と当接し得る長さの棒状体1
が上下動可能に取り付けられており、図1のミキサー車
では、左側最後部の車輪の真上に、後部荷台6の面に対
して垂直に棒状体1が位置し、この棒状体1は、車が走
行中に下方、即ち車輪上に落下しないように固定できる
ようになっている。この際、棒状体1として、上下2つ
の部材が連結されてなり、上側の部材が側方へ倒れて下
方への落下が防止される構造のものを設けることが好ま
しい。ただし、棒状体1の固定方法はこれに限定される
ものではなく、棒状体1の材質も特に限定されない。
尚、図2には、棒状体1の例として、実質的に四角柱状
のものを示しているが、本発明における棒状体1の断面
形状はこれに限定されるものではない。
【0008】そして、棒状体1の取り付け位置と隣接す
る位置には、実質的に箱状の作業表示体2が挿脱可能に
収容された収容部3が設けられており、この作業表示体
2の表面には、作業現場名や配合量等の情報が表示され
ており(例えば図2(c)のように、作業表示体2の上
面に表示ラベルが設けられる)、この表示が収容部3を
通して外部から観察できるようになっている。この際、
収容部3の上面に窓が設けられても、収容部3の少なく
とも上面が透明性を有する素材より形成されても良い。
本発明における作業表示体2は、上方が開口した箱状の
引出しのようなものであっても良く、この引出しの内部
に書類等を収納しても良い。又、引き出し側の側壁に
は、作業表示体2の挿脱を容易とするために、図2に示
されるような把手を設けるのが一般的である。
【0009】本発明における作業表示体2は、図2
(b)に例示されるような、棒状体1を上方へ移動させ
た際に作業表示体2の挿脱が防止できる固定手段4を有
しており、この固定手段によって、ドラム5の内部が空
状態の時に、棒状体1を押し下げて棒状体1の先端を後
車輪7の上端に当接させた場合以外は、作業表示体2が
収容部3から取り出すことができないようになってい
る。即ち、図2(b)では、ドラム5の内部が空状態で
ないために、後車輪7の上端と後部荷台6との距離が短
くなって、棒状体1を押し下げて該棒状体1の下端を後
車輪の上端と当接させても、該棒状体1の上端が固定手
段4の位置よりも下方になる位置まで押し下げることが
できず、その結果、収容部3から作業表示体2を取り出
すことができないが、図2(d)では、ドラム5内が空
状態であるために、後車輪7の上端と後部荷台6との距
離が長くなって、棒状体1の上端を固定手段4の位置よ
りも下方に位置させることができ、その結果、収容部3
から作業表示体2を側方に引き抜くことができる。
【0010】本発明における固定手段4としては、図2
に示されるような、作業表示体2における、棒状体1側
の側壁に設けられた実質的にコの字状の固定部材が一般
的であり、作業表示体2を収容部3内に収容した後、棒
状体1を、作業表示体2の側壁とこの固定部材とによっ
て形成される空間内に位置させることにより、作業表示
体2の挿脱が防止される。ただし、本発明における固定
手段4は、図面に例示したものに限定されるものではな
く、棒状体1の上下動によって、作業表示体2の挿脱を
阻止可能なものであれば良く、例えば棒状体1の上下動
によって係止解除可能な突起を、固定手段4として設け
ても良い。
【0011】
【発明の効果】本発明のコンクリートミキサー車では、
このような固定手段4によって作業表示体2の収容部3
からの挿脱が制御され、棒状体1を押し下げるだけで、
後部荷台6に設けられたドラム5の内部が空状態である
か否かを容易に検知することができ、ドラム5内を一旦
空状態としなければ作業表示体2を交換することができ
ない。従って、作業現場名や作業内容等が記載された作
業表示体2は作業ごとに交換して使用することにより、
ドラム内に残った古いコンクリートが不正に使用される
のを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左側の最後部車輪の上方に、棒状体1、作業表
示体2及び収容部3が設けられた、本発明のコンクリー
トミキサー車の一例を示す図である。
【図2】(a)〜(d)は、図1の左側最後部車輪の近
傍を拡大した図で、(a)は、ドラムの内部が空状態で
ない場合において、作業表示体2が収容部3内に係止さ
れた状態で収容されている状態を示す図、(b)は、ド
ラムの内部が空状態でない場合において、棒状体1を押
し下げた際の状態を示す図、(c)は、ドラムの内部が
空状態である場合において棒状体1を押し下げてから、
作業表示体2を側方に引き出した際の状態を示す図、
(d)は、ドラムの内部が空状態である場合において、
棒状体1を押し下げた際の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 棒状体 2 作業表示体 3 収容部 4 固定手段(固定部材) 5 ドラム 6 後部荷台 7 後車輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部荷台に設けられたドラムの内部が空
    状態であるか否かを検知することが可能な荷台構造を有
    したコンクリートミキサー車であって、前記後部荷台に
    おける、左右の後車輪の少なくとも一方の上方の位置に
    は、該後部荷台を貫通して該後車輪の上端と当接し得る
    長さの棒状体が上下動可能に取り付けられており、しか
    も、前記棒状体の取り付け位置と隣接する位置には、実
    質的に箱状の形態を有し、その表面に作業内容等が記さ
    れた作業表示体が、挿脱可能に収容された収容部が設け
    られており、前記作業表示体には、前記棒状体を上方へ
    移動させた際に該作業表示体の挿脱が防止できる固定手
    段が設けられており、前記ドラムの内部が空状態でない
    場合には、前記棒状体を押し下げて該棒状体の先端を後
    車輪の上端と当接させても、該棒状体の上端が前記固定
    手段よりも上方に位置して前記作業表示体の挿脱が行え
    ないが、前記ドラムの内部が空状態である場合には、前
    記棒状体を押し下げて該棒状体の先端を後車輪の上端と
    当接させると、該棒状体の上端が前記固定手段よりも下
    方に位置して、前記作業表示体の挿脱が行える構造を有
    することを特徴とする、ドラムの内部が空状態であるこ
    とを検知可能な荷台構造を有するコンクリートミキサー
    車。
  2. 【請求項2】 前記固定手段が、実質的にコの字状の固
    定部材であり、前記固定部材が、前記作業表示体の前記
    棒状体側の側壁に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のコンクリートミキサー車。
JP25762597A 1997-09-05 1997-09-05 ドラムの内部が空状態であることを検知可能な荷台構造を有するコンクリートミキサー車 Pending JPH1178666A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3620328A1 (en) * 2018-09-06 2020-03-11 Putzmeister Engineering GmbH Concrete transport vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3620328A1 (en) * 2018-09-06 2020-03-11 Putzmeister Engineering GmbH Concrete transport vehicle
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