JPH1178309A - 封 書 - Google Patents

封 書

Info

Publication number
JPH1178309A
JPH1178309A JP20591797A JP20591797A JPH1178309A JP H1178309 A JPH1178309 A JP H1178309A JP 20591797 A JP20591797 A JP 20591797A JP 20591797 A JP20591797 A JP 20591797A JP H1178309 A JPH1178309 A JP H1178309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
address
piece
printed
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20591797A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Nakajima
島 一 郎 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GARIBAA KK
Original Assignee
GARIBAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GARIBAA KK filed Critical GARIBAA KK
Priority to JP20591797A priority Critical patent/JPH1178309A/ja
Publication of JPH1178309A publication Critical patent/JPH1178309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発送時の作業量が増加することなく、例えば
ダイレクトメールやバーゲンセールなどの案内状と共
に、返信用はがきや会場への入場整理券などを受取人の
住所・氏名あるいはコード番号やバーコードなどの管理
記号をあらかじめ印字した状態で発送することができる
封書を提供する。 【解決手段】 封書本体1aの宛名書き面11aに、返
信用はがきや入場整理券など、目的に応じた印刷を施し
た紙片15を剥離可能に貼着し、この紙片15に宛名A
や、宛名ごとに定められたコード番号Nあるいはバーコ
ードなどの管理記号を印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイレクトメール
や、バーゲンセール,各種商品の見本市,展示会,即売
会などの行事への案内状に好適な封書に係わり、さらに
詳しくは、封書本体の宛名書き面に剥離可能に貼着した
紙片を備え、当該紙片を宛名ラベルとして使用すると共
に、封書本体から剥した紙片を返信用はがきや、行事会
場への入場整理券などとして利用することができる封書
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、デパートや商社などから通信販
売用のダイレクトメールや、各種商品の展示即売会やバ
ーゲンセールなどへの案内状を消費者に発送するに当た
っては、印刷されたパンフレットやカタログなどを折り
畳むと共に、折り畳んだパンフレットやカタログを封筒
に入れるという作業が必要となる。
【0003】このようなダイレクトメールには、商品に
対するアンケート調査を行ったり、商品を受注したりす
るために、返信用はがきを同封することが多い。また、
上記したような案内状には、来場者のための入場整理券
や、記念品引換券,呈茶券など各種のサービス券を同封
することがある。
【0004】上記のような返信用はがきにおいては、宛
名、すなわちダイレクトメールの発送者の住所・氏名に
ついてはあらかじめ印刷されているものの、差出人の住
所・氏名欄については空欄となっていることが多く、ダ
イレクトメールの受取人が返信用はがきを投函するに際
しては、受取人、すなわち返信用はがきの差出人が返信
用はがきに住所・氏名を自分で記入する必要があった。
【0005】また、例えば、バーゲンセールなどの案内
状に同封される入場整理券についても、来場者の氏名を
把握し、顧客リストを作成するために、来場者の住所・
氏名の記入欄が設けてあることが多く、この場合も来場
者が住所・氏名を自分で記入するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなダイレクト
メールや案内状に同封する返信用はがきや入場整理券な
どについては、受取人の住所・氏名をあらかじめ記入し
ておくことが、返信用はがきの差出人や来場者の手数を
軽減する意味から望ましい。
【0007】一方、ダイレクトメールや案内状の発送者
にとっては、受取人の住所・氏名、あるいはコード番号
やバーコードなどの管理用記号を返信用はがきや入場整
理券などにあらかじめ印字しておくことが、顧客管理を
コンピュータ化するに際して、記入された文字の読取り
エラーがなくなり、回収された返信用はがきや入場整理
券などを直接コンピュータ処理することができるように
なることから望ましいと言える。
【0008】しかしながら、同封する返信用はがきや入
場整理券などへの住所・氏名や管理用記号の記入は、発
送時の宛名書き作業量が倍増するだけでなく、封筒への
入れ間違いがないとは言えないという問題点があり、こ
のような問題点を解決することがこのようなダイレクト
メールや各種行事への案内状における課題となってい
た。
【0009】
【発明の目的】本発明は、上記した従来のダイレクトメ
ールや案内状の発送作業における上記課題に着目してな
されたものであって、発送時の作業量を増加させること
なく、例えばパンフレットやカタログなどと共に、受取
人の住所・氏名、あるいはコード番号やバーコードなど
の管理用記号をあらかじめ印字した状態の返信用はがき
や入場整理券などを発送することができる封書を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る封書は、所定の印刷が施された紙片が封書本体の宛名
書き面に剥離可能に貼着してあって、該紙片に宛名およ
び宛名ごとに定められた管理用記号の一方もしくは両方
が印字されている構成としたことを特徴としており、こ
のような封書の構成を前述した従来の課題を解決するた
めの手段としている。
【0011】本発明に係わる封書の実施態様として請求
項2に係わる封書においては、紙片が返信用はがきとな
っている構成とし、同じく実施態様として請求項3に係
わる封書においては、封書の内容が行事への案内状であ
って、紙片が行事会場への入場整理券となっている構成
とし、さらに請求項4に係わる封書においては、封書本
体が貼り合わせ封書である構成とし、このような封書の
構成を前述した従来の課題を解決するための手段とした
ことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係わる封書は、上記した
ように、封書本体の宛名書き面に剥離可能に貼着した紙
片に宛名を印字して宛名ラベルとして使用すると共に、
当該紙片にあらかじめ用途に応じた印刷を施しておくこ
とにより、封書本体から剥した紙片を返信用はがきや、
行事会場への入場整理券などとして利用するようにした
ものであるが、このような封書の具体的な実施形態とし
ては、ダイレクトメールや、各種の同好会や頒布会など
への入会案内などに、商品の注文や入会申込み、あるい
はアンケートのための返信用はがきを添付したり、各種
商品の見本市や発表会,展示会,バーゲンセールなどの
案内状に、入場整理券や、記念品引換券,割引券,抽選
券,飲物券,食事券,駐車券などを添付したりするのに
利用することができる。
【0013】このとき、紙片には、その裏面側(貼着
面)、または表面側、さらには両面に、それぞれ目的に
応じた印刷を施すことができるが、表面側の印刷につい
ては、宛名や管理用記号の印字および判読に障害となら
ない位置、あるいは濃度に印刷することが望ましい。
【0014】また、本発明に係わる封書の寸法について
は、とくに限定されないが、例えば,幅90〜120m
m,長さ140〜235mm,厚さ10mm以内の定型
郵便物サイズとすれば、50gまでは比較的安価な料金
で郵送することができる。さらに、定型郵便物サイズを
超えたとしても、長さが600mmを超えず、しかも長
さと幅と厚さの合計が900mmを超えない限り定型外
郵便物として、重量に応じた比較的安価な料金で郵送す
ることができる。
【0015】本発明に係わる封書においては、封書本体
の宛名書き面に紙片が剥離可能に貼着されているが、こ
のような貼着をなすための接着剤としては、郵送途中に
おいて剥がれることがなく、しかも受取人によって破れ
ることなく容易に剥離できる程度の強度が要求される。
このような接着剤としては、例えば、ポリオレフィン系
共重合樹脂10〜20%,酢酸ビニル系樹脂20〜30
%,水50〜60%,添加剤1%以下の組成のものを使
用することができる。
【0016】さらに、本発明に係わる封書においては、
通常の封筒を使用し、その宛名書き面に紙片を剥離可能
に貼着するようになすこともできるが、請求項4に記載
しているように、封筒を用いない貼り合わせ封書を用い
ることが、発送書類の封筒内への挿入作業が不要とな
り、発送作業の省力化が可能になることから望ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0018】実施例1 図1ないし図4は、本発明に係わる封書の第1の実施例
として、封書本体に返信用はがきを剥離可能に貼着した
ダイレクトメール用の封書の構造および製造手順を説明
するものであって、図1(a)は封書本体としての貼り
合わせ封書を構成する用紙の展開した状態における一面
側を示す平面図、図1(b)はその裏面側を示す背面図
である。
【0019】図1に示す用紙10は、例えばロール状に
巻き取られた原紙の表面および裏面に、ダイレクトメー
ルとして必要な内容の印刷を施したのち、後述する組成
の接着剤を所定の箇所に塗布して強制乾燥したのち、所
定のサイズに裁断したものであって、当該用紙10は、
用紙片11ないし14が折り線Fを介してこの順序に連
続した形状を備え、用紙片11および12が235×1
08mmの定型郵便物サイズを有すると共に、用紙片1
3および14がこれよりわずかに小さい幅寸法を有し、
全体として縦:235mm,横:420mmの長方形を
なしている。
【0020】用紙片11の表面側紙面11aは、図1
(a)に示すように、宛名書き面となっており、当該紙
面11aには料金別納郵便である表示や郵便番号の記入
欄が印刷されていると共に、右下コーナー部には角落し
部10aが形成してあり、容易に開封できるようにして
ある。
【0021】用紙10の裏面側には、図1(b)に示す
ように、用紙片11ないし13の上下周縁部、および用
紙片11の左側周縁部に、ポリオレフィン系共重合樹脂
16%,酢酸ビニル系樹脂26%,水57%,添加剤1
%の組成を有する接着剤をドット状に塗布したのち、強
制乾燥(水分は蒸発)することによって、熱圧着した
後、所定の引張り力によって剥離することができる接着
剤層Gが形成されている。
【0022】このような形状の用紙10は、図2(a)
に示すように、裏面側を上にした状態で、まず、用紙片
14が紙面14bを内側にして折り畳まれ、用紙片13
の紙面13b上に重ねられたのち、さらに図2(b)に
示すように、用紙片13が用紙片14と共に用紙片14
を内側にして用紙片12の紙面12b上に折り重ねられ
る。そして、用紙片11が用紙片13の紙面13a上に
折り重ねられ,図2(c)に示すように、235×10
8mmの定型郵便物サイズに折り畳まれる。
【0023】図3(a)および(b)は、上記のように
折り畳まれた封書本体の宛名書き面11aに剥離可能に
貼着される紙片の表面側および裏面側を示す平面図およ
び背面図である。
【0024】図に示す紙片15は、印刷用原紙の一面側
に、返信用はがきとして所定の印刷を施したのち、上記
した組成の剥離可能な接着剤をその全面にドット状に塗
布して強制乾燥し、所定のはがきサイズ148×100
mmに裁断したものであって、紙片15の裏面側紙面1
5bには、図3(b)に示すように、料金受取人払郵便
である表示と共に、返信の受取人であるダイレクトメー
ルの差出人の住所および名称が印刷され、用紙10と同
様の接着剤層Gが形成されている。なお、この実施例に
おいて、紙片15の表面側紙面15aには、とくに印刷
は施されていないが、後述する宛名やコード番号の印字
に障害とならない程度の地模様や枠、罫線などを印刷す
ることも可能である。なお、接着剤層Gについては、紙
片15の裏面側に形成する代わりに、用紙10の側、す
なわち紙片11の紙面11aに形成することも可能であ
る。これにより、紙片の製造工程から、接着剤の塗布お
よび乾燥工程を省略することができる。
【0025】前述のように折り畳まれた用紙10は、図
4(a)に示すように、その宛名書き面11aに紙片1
5が少量の接着剤によって仮付けされたのち、圧着機に
かけられ、加熱および加圧されることによって、折り畳
まれた用紙10の各用紙片の四周部が接着剤層Gによっ
て剥離可能に貼着されると共に、紙片15が宛名書き面
11aに接着剤層Gによって同様に貼着される。
【0026】そして、上記工程によって得られた封書本
体1aの宛名書き面11aに貼着された紙片15の表面
側紙面15aに、図4(b)に示すように、例えばイン
クジェットタイプのプリンターによって、送り先の宛名
Aと共に、宛名ごとにあらかじめ定められたコード番号
Nを印字することによって封書1が完成し、それぞれ発
送される。
【0027】このような構造の封書1においては、張り
合わせ封書を採用しているので、用紙10の印刷,接着
剤塗布,裁断,折り畳み,熱圧着にいたる工程のほとん
どを自動ラインで処理することができ、従来のダイレク
トメールのように、パンフレットを折り畳んだり、折り
畳んだパンフレットを返信用はがきと共に封筒に入れた
りする手作業が不要となり、発送作業の大幅な省力化が
可能になる。
【0028】そして、このようにダイレクトメールとし
て郵送された封書1は、受取人が角落し部10aに爪を
かけて、各用紙片を剥がすことによって破れたり、紙屑
を生じたりすることなく容易に開封される。
【0029】また、受取人は、宛名Aが印字された紙片
15を封書本体1aから剥がすことによって、紙片15
を返信用はがきとして、ダイレクトメールに記載された
商品の発注や、問い合わせ、アンケートの回答など、ダ
イレクトメールの発送元との連絡に利用することができ
る。このとき、紙片15には発送時の宛名として受取人
の住所・氏名が印字されているので、返信用はがきの投
函に際して受取人は自分の住所・氏名をはがきに記入す
る必要がない。
【0030】また、返信用はがきの受取人、すなわちダ
イレクトメールの発送元においては、紙片15に印字さ
れた宛名A(住所・氏名)やコード番号Nを読取装置を
介して、コンピュータの読み込ませることにより直接入
力することができ、コンピュータの利用による顧客管理
や受注管理、アンケートの集計などを効率的に行うこと
ができる。
【0031】実施例2 図5ないし図8は、本発明に係わる封書の第2の実施例
として、封書本体に会場への入場整理券を剥離可能に貼
着したバーゲンセールへの案内状の構造および製造手順
を説明するものであって、図5(a)は封書本体として
の貼り合わせ封書を構成する用紙の展開した状態におけ
る一面側を示す平面図、図5(b)はその裏面側を示す
背面図である。
【0032】図5に示す用紙20は、第1実施例に示し
た貼り合わせ封書よりもさらに情報量を増すために、片
側7面から構成され、第1実施例と同様に、例えばロー
ル状に巻き取られた原紙の表面および裏面に、代表的商
品の写真や説明などの印刷を施したのち、第1実施例と
同様の接着剤を所定の箇所に塗布して強制乾燥したの
ち、所定のサイズに裁断したものであって、当該用紙2
0は、用紙片21ないし27が折り線Fを介してこの順
序に連続しており、用紙片21,22および26が23
5×106mmの定型郵便物サイズを有すると共に、折
り畳みおよび貼着を考慮して残りの用紙片がこれよりわ
ずかに小さい幅寸法となっており、全体として縦:23
5mm,横:728mmの長方形をなしている。
【0033】用紙20の表面側においては、図5(a)
に示すように、用紙片22の表面側紙面が宛名書き面と
なっており、料金別納郵便である表示や郵便番号の記入
欄が印刷されていると共に、用紙片21の右下コーナー
部には角落し部20aが形成してある。そして、用紙片
24および27の上下周縁部には、上記接着剤による接
着剤層Gが形成されている。
【0034】用紙20の裏面側には、図5(b)に示す
ように、用紙片21ないし24の上下周縁部、および用
紙片21の左側周縁部に、同様の接着剤層Gが形成され
ている。
【0035】当該用紙20は、図6(a)に示すよう
に、裏面側を上にした状態で、まず、用紙片23と24
の間の折り線Fから折り畳まれ、用紙片27,26,2
4が紙面22b,23b,24bにそれぞれ折り重ねら
れる。
【0036】次に、図6(b)に示すように、用紙片2
4,23が用紙片25,26と共に用紙片25,26を
内側にして用紙片21,27の紙面21b,27aに折
り重ねられたのち、さらに二つ折りされ、図6(c)に
示すように、各用紙片21,27,26および23が用
紙片24,25,21の上に折り重ねられ,図6(d)
に示すように、235×106mmの定型郵便物サイズ
に折り畳まれる。
【0037】図7(a)および(b)は、上記のように
折り畳まれた封書本体の宛名書き面22aに剥離可能に
貼着される紙片28の表面側および裏面側を示すもので
あって、図に示す紙片28は、例えばロール状に巻かれ
た印刷用原紙の一面側に、所定の印刷を施したのち、実
施例1の同じ成分の接着剤をその全面にドット状に塗布
し、強制乾燥して所定のサイズに裁断したものであっ
て、紙片28の裏面側紙面28bには、図7(b)に示
すように、当該紙片がバーゲンセール会場への入場整理
券である旨の印刷が施されると共に、接着剤層Gが形成
されている。
【0038】当該紙片28は、図8(a)に示すよう
に、折り畳まれた用紙20の宛名書き面22aに少量の
接着剤によって仮付けされたのち、用紙20と共に圧着
機にかけられ、加熱および加圧されることによって、用
紙20の宛名書き面22aに接着剤層Gによって剥離可
能に貼着されると共に、用紙20の各用紙片の四周部が
同様に接着剤層Gによって貼着されて貼り合わせ封書と
なる。
【0039】そして、このようにして得られた封書本体
1aの宛名書き面22aに貼着された紙片28の表面側
紙面28aに、図8(b)に示すように、プリンターに
よって送り先の宛名Aと共に、宛名ごとにあらかじめ定
められたコード番号Nを印字することによって封書1が
完成し、それぞれ発送される。このとき、宛名Aについ
ては、封書本体1aの宛名書き面22aに直接印字(手
書きでも可能)し、紙片28の側にはコード番号Nのみ
を印字するようにしてもよい。また、コード番号Nに替
えて、例えばバーコードのようなものを印字することも
可能である。
【0040】このような構造の封書1においても、実施
例1に係わる封書と同様に、工程のほとんどを自動ライ
ンで処理することができ、パンフレットを折り畳んだ
り、入場整理券と共に封筒に入れたりする手作業が不要
となり、発送作業の大幅な省力化が可能になる。
【0041】このように案内状として郵送された封書1
は、貼着部を剥離することによって容易に開封すること
ができる。そして、受取人は、宛名Aが印字された紙片
28を封書本体1aから剥がして、そのまま会場に持参
すればバーゲンセール会場に入場することができる。
【0042】また、入場整理券として紙片28を回収し
た主催者側では、紙片28に印字された宛名Aやコード
番号Nをコンピュータに直接読み込ませることにより、
来場者の住所・氏名を容易に把握することができ、今後
の顧客管理に有効に利用することができるようになる。
【0043】実施例3 図9ないし図11は、本発明に係わる封書の第3の実施
例として、新製品の発表会への案内状に、本発明に係わ
る封書を適用した例を説明するものであって、図9
(a)は封書本体の外装部を形成する用紙の形状を示す
平面図、図9(b)はその裏面側を示す背面図である。
【0044】図9に示す用紙30は、例えばロール状に
巻き取られた原紙の表面および裏面に、所定の印刷を施
したのち、実施例1および実施例2と同様組成の接着剤
を所定の箇所に塗布して強制乾燥したのち、所定のサイ
ズに裁断したものであって、当該用紙30は、縦235
mm,横120mmのサイズの用紙片31および32か
らなり、これら両用紙片31および32が折り線Fを介
して連続した形状となっている。
【0045】用紙片31の表面側紙面31aは、図9
(a)に示すように、宛名書き面となっており、料金別
納郵便である表示や郵便番号の記入欄が印刷されている
と共に、右下コーナー部には角落し部30aが形成して
あり、容易に開封できるようにしてある。また、裏面側
紙面31bには、図9(b)に示すように、折り線F側
を除く周縁部に上記接着剤からなる接着剤層Gが形成さ
れている。
【0046】当該用紙30は、図9(c)に示すよう
に、折り線Fから二つ折りされ、別途印刷され、中綴じ
された小冊子33が二つ折りされた用紙30の両用紙片
31および32の間に挟み込まれ、図9(d)に示すよ
うに、背の部分で用紙30に接着される。なお、この小
冊子33は、両用紙片31,32よりひとまわり小さい
210×105mmのサイズを有し、これには新製品の
紹介記事が印刷されている。
【0047】図10(a)および(b)は、小冊子33
を挟み込んだ封書本体の宛名書き面31aに剥離可能に
貼着される紙片34の表面側および裏面側を示すもので
あって、図に示す紙片34は、上記実施例と同様に、印
刷、接着剤塗布、接着剤乾燥、裁断の工程を経て得られ
たものであって、紙片34の裏面側紙面34bには、図
10(b)に示すように、当該紙片が記念品引換券であ
る旨の印刷が施されると共に、接着剤層Gがその全面に
形成されている。
【0048】このような紙片34は、図11(a)に示
すように、小冊子33を挟むように二つ折りされた用紙
30の宛名書き面31aに少量の接着剤によって同様に
仮付けされたのち、用紙30と共に圧着機にかけられ、
加熱および加圧されることによって、用紙30の宛名書
き面31aに接着剤層Gによって剥離可能に貼着される
と共に、二つ折りされた用紙30の開口部が接着剤層G
によって剥離可能に貼着される。
【0049】そして、このようにして得られた封書本体
1aの宛名書き面31aに貼着された紙片34の表面側
紙面34aに、図11(b)に示すように、プリンター
によって送り先の宛名Aと共に、宛名ごとに定められた
コード番号Nを印字することによって封書1が完成し、
それぞれ発送される。
【0050】この実施例に係わる封書1においては、小
冊子33として大量の記事を盛り込むことができるばか
りでなく、実施例1あるいは実施例2に係わる封書と同
様に、工程のほとんどを自動ラインで処理することがで
き、パンフレットを折り畳んだり、記念品引換券のよう
なサービス券と共に封筒に入れたりする手作業が不要と
なり、発送作業の大幅な省力化が可能になる。
【0051】このように案内状として郵送された封書1
は、二つ折り状態に貼着された用紙片31,32を角落
し部30aから引き剥がすことによって容易に開封する
ことができ、小冊子33に目を通すことができる。そし
て、受取人は、宛名Aが印字された紙片34を封書本体
1aから剥がして、そのまま発表会会場に持参すれば、
会場に入場することができ、記念品を得ることができ
る。
【0052】一方、記念品と引換えに記念品引換券とし
て紙片34を回収した主催者側では、紙片34に印字さ
れた宛名Aやコード番号Nをコンピュータに直接読み込
ませることにより、来場者の住所・氏名を容易に把握す
ることができ、今後の顧客管理に有効に利用することが
できる。
【0053】なお、上記した第2の実施例および第3の
実施例においては、当該紙片28、あるいは34が入場
整理券、あるいは記念品引換券である旨の印刷をその裏
面側紙面28b、あるいは34bに施した例を示した
が、これら印刷を紙片の表面側に施すことも可能であ
る。
【0054】すなわち、図12はこのような紙片の一例
を示すものであって、図に示す紙片35は、第2、ある
いは第3の実施例に係わる紙片の約2倍のサイズを有
し、図12(a)に示すように、当該紙片35の表面側
紙面35aの下方側には、当該紙片35が、例えば記念
品引換券である旨の印刷が施されていると共に、裏面側
紙面35bは、図12(b)に示すように、白紙のまま
となっており、その全面に接着剤層Gが形成されてい
る。このとき、必要に応じて、紙片35の裏面側紙面3
5bに、例えば会場への案内図などを印刷しておくよう
にすることも可能である。
【0055】このような紙片35は、図13(a)に示
すように、例えば、第3の実施例に示した案内状、すな
わち小冊子33を挟んで二つ折りされた用紙30の宛名
書き面31aに少量の接着剤によって仮付けされたの
ち、用紙30と共に圧着機にかけられ、圧着機において
加熱および加圧され、用紙30の宛名書き面31aに接
着剤層Gによって剥離可能に貼着される。
【0056】そして、このようにして得られた封書本体
1aの宛名書き面31aに貼着された紙片35の表面側
紙面35aの上部空白部に、図13(b)に示すよう
に、プリンターによって送り先の宛名Aと共に、宛名ご
とに定められたコード番号Nを印字することによって封
書1が完成し、同様に発送される。
【0057】この場合、紙片35の表面側紙面35aに
記念品引換券である旨の印刷がしてあるので、受取人
は、当該紙片35が記念品引換券であることを容易に視
認することができ、紙片35が記念品引換券であること
を見逃して、せっかくのサービスが受けられなくなるよ
うなことがなくなる。
【0058】さらに、上記した各実施例においては、よ
り望ましい実施形態として、いずれも封書本体1aに貼
り合わせ封書を適用した例を示したが、本発明に係わる
封書においては、貼り合わせ封書のみに限定されるわけ
ではなく、通常の封筒を用いた封書にも適用することが
できることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる封
書においては、所定の印刷が施された紙片が封書本体の
宛名書き面に剥離可能に貼着してあり、この紙片には宛
名および宛名ごとに定められた管理用記号の一方もしく
は両方が印字されている。すなわち、例えば、請求項2
に記載しているように紙片に返信用はがきとしての印刷
を施しておくことによって、あるいは請求項3に記載し
ているように入場整理券としての印刷を施しておくこと
によって、発送に際して宛名ラベルとして機能した紙片
を封書本体から剥がし、剥がした紙片を返信用はがきと
して、あるいは入場整理券として使用することができ
る。これら紙片には発送時の宛名として、住所・氏名
や、管理用記号などが既に印字されているので、返信は
がきの投函時、あるいは入場時に住所・氏名を記入する
必要がなくなり、封書受取人の手数を軽減することがで
きると共に、回収された返信用はがきあるいは入場整理
券などの紙片には、住所・氏名,管理用記号が印字され
ているので、手書き文字の場合に較べて読取り時のエラ
ーが大幅に減少することから、コンピュータへの入力作
業を簡略化することができ、コンピュータによる顧客管
理や受注管理を容易に行うことができるという極めて優
れた効果がもたらされる。
【0060】また、本発明に係わる封書に実施態様とし
て請求項4に係わる封書においては、封書本体が貼り合
わせ封書であるから、手作業によるパンフレットやカタ
ログなどの封筒への封入作業が不要となり、ダイレクト
メールなどの発送作業を大幅に省力化することができる
というさらに優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明に係わる封書の第
1の実施例に用いた用紙の表面側および裏面側を示す平
面図および背面図である。
【図2】(a)ないし(c)は本発明の第1の実施例に
係わる封書の製造過程を示す概略説明図である。
【図3】(a)および(b)は本発明に係わる封書の第
1の実施例に用いた紙片の表面側および裏面側を示す平
面図および背面図である。
【図4】(a)および(b)は図2に示した封書の製造
過程の後工程を示す概略説明図である。
【図5】(a)および(b)は本発明に係わる封書の第
2の実施例に用いた用紙の表面側および裏面側を示す平
面図および背面図である。
【図6】(a)ないし(d)は本発明の第2の実施例に
係わる封書の製造過程を示す概略説明図である。
【図7】(a)および(b)は本発明に係わる封書の第
2の実施例に用いた紙片の表面側および裏面側を示す平
面図および背面図である。
【図8】(a)および(b)は図6に示した封書の製造
過程の後工程を示す概略説明図である。
【図9】(a)ないし(d)は本発明の第3の実施例に
係わる封書の製造過程を示す概略説明図である。
【図10】(a)および(b)は本発明に係わる封書の
第3の実施例に用いた紙片の表面側および裏面側を示す
平面図および背面図である。
【図11】(a)および(b)は図9に示した封書の製
造過程の後工程を示す概略説明図である。
【図12】(a)および(b)は本発明に係わる封書に
用いられる紙片の他の形状例を示す平面図および背面図
である。
【図13】(a) 図12に示した紙片の仮付け状態を
示す概略説明図である。 (b) 図12に示した紙片を用いた封書の完成状態を
示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 封書 1a 封書本体 15 紙片(返信用はがき) 28 紙片(入場整理券) 34,35 紙片(記念品引替券) A 宛名 N コード番号(管理用記号)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の印刷が施された紙片が封書本体の
    宛名書き面に剥離可能に貼着してあって、該紙片に宛名
    および宛名ごとに定められた管理用記号の一方もしくは
    両方が印字されていることを特徴とする封書。
  2. 【請求項2】 紙片が返信用はがきとなっていることを
    特徴とする請求項1記載の封書。
  3. 【請求項3】 封書の内容が行事への案内状であって、
    紙片が行事会場への入場整理券となっていることを特徴
    とする請求項1記載の封書。
  4. 【請求項4】 封書本体が貼り合わせ封書であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    封書。
JP20591797A 1997-07-18 1997-07-31 封 書 Pending JPH1178309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20591797A JPH1178309A (ja) 1997-07-18 1997-07-31 封 書

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-194233 1997-07-18
JP19423397 1997-07-18
JP20591797A JPH1178309A (ja) 1997-07-18 1997-07-31 封 書

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1178309A true JPH1178309A (ja) 1999-03-23

Family

ID=26508384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20591797A Pending JPH1178309A (ja) 1997-07-18 1997-07-31 封 書

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1178309A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004008359A1 (ja) * 2002-07-10 2004-01-22 Konica Minolta Holdings, Inc. プリント注文票及び注文処理システム
WO2005092723A1 (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Japan Plate Co., Ltd. 封筒用シート
JP4641351B2 (ja) * 2001-02-14 2011-03-02 トッパン・フォームズ株式会社 非接触型データ送受信カード付き封書及びその作成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641351B2 (ja) * 2001-02-14 2011-03-02 トッパン・フォームズ株式会社 非接触型データ送受信カード付き封書及びその作成方法
WO2004008359A1 (ja) * 2002-07-10 2004-01-22 Konica Minolta Holdings, Inc. プリント注文票及び注文処理システム
WO2005092723A1 (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Japan Plate Co., Ltd. 封筒用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4589590A (en) Integral multiple use message unit package and method of making it
KR200361048Y1 (ko) 봉투
US4778100A (en) Direct-mail advertising package with acceptance form and return mailer envelope
JP2018043510A (ja) 郵便物等群および郵便物等
JP4141024B2 (ja) 貼り合わせはがきおよび折り畳み封書
US8201725B2 (en) Mailer forms for forming outgoing mailers having an integrated return mail piece
JPH1178309A (ja) 封 書
JP5037583B2 (ja) 印刷物
JPH088994Y2 (ja) 返信封筒入り封筒
JP2011121219A (ja) カード付ダイレクトメール
JP2002036757A (ja) 郵送用シート
JPH0745347Y2 (ja) 郵便物の宛名表示部材
JP2976186B2 (ja) カード送付郵便物用封筒フォーム及びカード送付郵便物用封筒
JP3999087B2 (ja) 簡易カードを内蔵した秘匿情報葉書
JP3037602U (ja) 葉 書
JPH078187Y2 (ja) ラベル連続体
JPH1178308A (ja) 配送伝票付注文葉書台紙及びその送付袋
KR20180125516A (ko) 우편물 등
JP4535425B2 (ja) 複合帳票
JPH08132770A (ja) 単票付き連続帳票
JP2011148210A (ja) マッチングカード付はがき
JP2001083879A (ja) 懸賞応募券付き宛名ラベル
JP3001234U (ja) カード郵送はがき
JP3056328U (ja) 葉 書
JPH063670U (ja) 重ね合わせカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040706

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060531

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070105

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02