JPH1178116A - 発光ダイオードアレイおよび光書込装置 - Google Patents

発光ダイオードアレイおよび光書込装置

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JPH1178116A
JPH1178116A JP25227497A JP25227497A JPH1178116A JP H1178116 A JPH1178116 A JP H1178116A JP 25227497 A JP25227497 A JP 25227497A JP 25227497 A JP25227497 A JP 25227497A JP H1178116 A JPH1178116 A JP H1178116A
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JP
Japan
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light
lens
array
emitting diode
light emitting
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JP25227497A
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English (en)
Inventor
Seizo Suzuki
清三 鈴木
Koji Masuda
浩二 増田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光ダイオードアレイにおける発光部の等間隔
配列に基づく問題の有効な解決を図る。 【解決手段】レンズアレイ12における任意のレンズL
i に対応する複数の発光部の間隔が、上記レンズにおけ
る歪曲収差を補正するように変化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は発光ダイオードア
レイおよび光書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発光ダイオードアレイの発光部は
「直線上に等間隔的に配備され」ていた。発光ダイオー
ドアレイを書込ヘッドに用い、発光ダイオードアレイに
表示された発光部のパターンをレンズアレイにより感光
体上に結像する場合に、レンズアレイにおける個々のレ
ンズに歪曲収差があると、各発光部が書き込むドットの
間隔が発光部の配列方向に等間隔にならず、文字フォン
ト等に歪みを生じ、記録画像の画質を低下させる。ま
た、上記各レンズに像面湾曲があると、発光部の結像点
が感光体の感光面からずれ、記録画像の解像度に「む
ら」が生じ、やはり記録画像の像質低下の原因となる。
出願人は先に、このような問題を解決するため、書込ヘ
ッドに用いる発光ダイオードアレイの複数の発光部を、
レンズアレイにおける個々のレンズの歪曲収差と像面湾
曲とを良好に補正するように「曲線に沿って配列する」
ことを提案した(特開平9−135041号)。この方
法は像面湾曲の補正に関しては有効であるが、発光部の
配列ピッチが一定であるため、歪曲収差の補正に関して
は必ずしも十分でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光書込装
置のレンズアレイにおける個々のレンズの歪曲収差に起
因する文字フォント等の歪みを有効に解消・軽減するこ
とを課題とする。この発明はまた、上記文字フォント等
の歪みを解消し、さらに、記録画像の解像度のむらを有
効に解消もしくは軽減することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の発光ダイオー
ドアレイは「発光ダイオードアレイを有する書込ヘッド
を用い、発光ダイオードアレイにおける各発光部を画像
信号に従って点滅させ、発光ダイオードアレイにおける
発光した発光部のパターンを、レンズアレイにより感光
体表面に結像させ、発光ダイオードアレイおよびレンズ
アレイに相対的に感光体表面を移動させつつ画像パター
ンの書込みを行なう光書込装置において、書込ヘッドに
用いられる発光ダイオードアレイ」であって、以下の如
き特徴を有する(請求項1)。即ち、発光ダイオードア
レイは、発光ダイオードの発光部を同一チップ内でアレ
イ配列してなり、レンズアレイにおける任意のレンズに
対応する複数の発光部の間隔が、上記レンズにおける歪
曲収差を補正するように変化している。「レンズアレイ
における任意のレンズに複数の発光部が対応する」と
は、レンズアレイにおける個々のレンズに、このレンズ
に対応する複数の発光部が存在することを意味し、これ
ら複数の発光部は、これらの全てが発光したとすれば、
対応するレンズにより感光体上に発光部数に等しいスポ
ット像を結像することになる。なお、レンズアレイは
「同一の光学特性を持つものとして設計されたレンズの
アレイ配列」であるので、個々のレンズは互いに同じ収
差を持つ。発光ダイオードアレイにおける各発光ダイオ
ードは「端面発光型」であってもよいし「面発光型」で
あってもよい。レンズアレイは、ロッドレンズアレイや
ルーフミラーレンズアレイ等、公知のものを用いること
ができる。
【0005】上記請求項1記載の発光ダイオードアレイ
において、レンズアレイの像面において該レンズアレイ
における任意のレンズに応じて設定される書込みドット
の理想の像高:Ideに対し、上記レンズを介して、像
高:Ideと共役と成る発光部の物体高:Objが、条件: |(Obj/Ide)−1|≦0.01 (1) を満足するように、上記任意のレンズに対応する複数の
発光部の間隔を定めることができる(請求項2)。即
ち、感光体の表面(レンズの像面)上で「理想のドット
配列」を考えると、このドット配列は「発光部の配列方
向に等間隔的」でなければならない。レンズアレイにお
ける任意のレンズを考えたとき、該レンズが結像するド
ット群の個々が理想的な像高を有するためには、これら
ドットの任意のものの像高として理想の像高:Ideを考
えたとき、このドットと共役関係にある発光部の物体
高:Objは、上記レンズの歪曲収差をDist(%)とすれ
ば、 Obj=Ide×{1−(Dist/100)} (2) で与えられるから、各発光部の像高を、その発光部に対
応するドットの理想の像高に対して(2)式を満足する
ように決定すれば、感光体上におけるドット配列は理想
的に等間隔化されることになる。しかし、実際的見地か
らすれば、Obj≠Ideなる前提のもとで、上記条件式:
(1)が満足されるように、個々の発光部の物体高:O
bjを対応するレンズに対して定めれば、ドットを「フォ
ント等の歪みを防止するのに十分な精度」で等間隔化で
きる。
【0006】上記請求項1または2記載の発光ダイオー
ドアレイにおいて、レンズアレイにおける任意のレンズ
に対応する複数の発光部を「上記レンズにおけるサジタ
ル方向もしくはメリディオナル方向の像面湾曲を補正す
るように、曲線に沿って配列する」ことができる(請求
項3)。サジタルとメリディオナルのどちらの像面湾曲
を補正するかは適宜であるが、書込みのドットの配列方
向の解像度のむらを改善する見地からすると、メリディ
オナル方向の像面湾曲を補正するようにするのが望まし
い。
【0007】上記請求項1または2または3記載の発光
ダイオードアレイにおいて、レンズアレイにおける任意
のレンズに対応する複数の発光部の、発光強度の各強度
中心方向が、上記レンズの中心近傍を向くようにするこ
とができる(請求項4)。発光ダイオードアレイの各発
光部から放射される光束は、発光部の端面に直交する方
向を最大強度として、上記方向から離れるに従い強度の
減衰する光束である。この場合において上記「発光部の
端面に直交する方向」が「発光部の強度中心方向」であ
る。このようにすると、レンズアレイにおける個々のレ
ンズに対応する複数の発光部からの光は全て、対応する
レンズのみに入射し、別のレンズへ入射することがない
ので、レンズ周辺部に位置する発光部の光が隣接するレ
ンズに入射してフレア光となったり、あるいはレンズ周
辺部で「ケラれ」たりすることがない。
【0008】この発明の光書込装置は「発光ダイオード
アレイを有する書込ヘッドを用い、発光ダイオードアレ
イにおける各発光部を画像信号に従って点滅させ、発光
ダイオードアレイにおける発光した発光部のパターン
を、レンズアレイにより感光体表面に結像させ、発光ダ
イオードアレイおよびレンズアレイに相対的に感光体表
面を移動させつつ画像パターンの書込みを行なう光書込
装置」であって、書込ヘッドにおける発光ダイオードア
レイとして、上記請求項1または2または3または4記
載のものを用いることを特徴とする(請求項5)。この
光書込装置において、レンズアレイが「両面とも凸非球
面の単レンズをレンズ単位(アレイ配列の単位となるレ
ンズ)とするアレイ」とすることができる(請求項
6)。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、符号10は「発光
ダイオードアレイ」、符号12は「レンズアレイ」、符
号14は「像面」を示している。レンズアレイ12は、
複数のレンズを図の上下方向に所定ピッチで配列して成
る。符号Li-1,Li,Li+1は、相互に連接したレンズ
を示す。これらのレンズ...,Li-1,Li
i+1,...は、同一の光学特性を有するものであ
る。符号Tは隣接するレンズの「つなぎ目部分」を示
す。発光ダイオードアレイ10は「端面発光型」のもの
であって、発光ダイオードがアレイ配列されている。図
1には、レンズアレイ12におけるレンズLiに対応す
るN個の発光ダイオード(その発光端面が発光部であ
る)LDi1,...,LDiK,..LDiN-1,LDiN
描かれている。他の各レンズに対しても、これらと同
様、N個の発光ダイオードが配備されている。Nの大き
さは、通常「数10のオーダー」である。
【0010】発光ダイオードLDi1〜LDiNの発光部
は、直線11上に配列しているが、各発光部の発光端面
(各発光部は、図1に符号DTで示す如き「発光強度の
分布」を有し、「強度中心方向(発光強度最大の方
向)」は発光端面に直交する方向である)を、対応する
レンズLi の中心部近傍に向けている。
【0011】図1において符号Ide1は、発光ダイオー
ドLDi1に対応するドットの理想像高を示している。発
光ダイオードLDi1のレンズLiに対する物体高:Obj1
は、レンズLi の歪曲収差を考慮して、前記の式(1)
または(2)を満足するように設定される。他の発光ダ
イオードLDi2〜LDiNについても同様である。このよ
うにすると、隣接する発光ダイオードの発光部の間隔:
Δξ1〜ΔξN-1は一様にならず、像面12上におけるド
ットが(図の上下方向で)等間隔となるような値とな
る。像面12は実体的には(通常、光導電性の)感光体
の感光面であり、発光ダイオードアレイ10およびレン
ズアレイ12に対して相対的に、図面に直交する方向へ
変位する。
【0012】即ち、図1の実施の形態は、「光書込装
置」としては、発光ダイオードアレイ10を有する書込
ヘッドを用い、発光ダイオードアレイ10における各発
光部を画像信号に従って点滅させ、発光ダイオードアレ
イ10における発光した発光部のパターンを、レンズア
レイ12により感光体表面14に結像させ、発光ダイオ
ードアレイ10およびレンズアレイ12に相対的に感光
体表面を移動させつつ画像パターンの書込みを行なう光
書込装置」であり(請求項5)、発光ダイオードアレイ
10は、発光ダイオードLDi1,LDi2,..の発光部
を同一チップ内でアレイ配列してなり、レンズアレイ1
2における任意のレンズLi に対応する複数の発光部の
間隔:Δξ1,Δξ2,..が、レンズLi における歪曲
収差を補正するように変化している(請求項1,2)。
また、レンズアレイ12における任意のレンズLi に対
応する複数の発光部の発光強度DTの各強度中心方向
は、レンズLi の中心近傍を向くように定められている
(請求項4)。
【0013】図2において、符号10’は「発光ダイオ
ードアレイ」、符号12はレンズアレイ、符号14は像
面(実体的には感光体表面)を示している。この実施の
形態においても、レンズアレイ12における任意のレン
ズLi に対してN個の発光ダイオードLDi1,..LD
iK,..LDiN-1,LDiNが配備され、各発光ダイオー
ドの発光部は「曲線LNに沿う」ように配備され、各発
光部における「発光部の発光強度DTの各強度中心方
向」は、レンズLi の中心近傍を向くように定められて
いる(請求項4)。発光ダイオードLDi1に関する物体
高:Obj1は、その理想像高:Ide1との関係において、
レンズLi の歪曲収差を考慮して前記の式(1)または
(2)を満足するように設定され、他の発光ダイオード
LDi2〜LDiNについても同様である。従って「隣接す
る発光ダイオードの発光部の間隔」は一様にならず、歪
曲収差の影響を補正して像面12上におけるドットが
(図の上下方向で)等間隔となるような値となる(請求
項1,2)。前記曲線LNは、レンズLi におけるサジ
タル方向もしくはメリディオナル方向の像面湾曲を補正
するような曲線である(請求項3)。図1,2に示す発
光ダイオードアレイ10は「端面発光型」であり、LP
E(Liquid Phase Epitaxial)法やMOCVD(Metal Org
anized Chemical Vaper Deposite)法等の半導体プロセ
スにより作製される。端面発光型の発光ダイオードアレ
イは、発光光束の強度中心方向が、半導体材料の積層方
向ではなく、これに直交する方向であるので、作製の際
のレジストパターンの調整により発光部の向き(強度中
心方向の向き)を所望の方向に向けたり、発光部の配列
を容易に曲線LNに沿ったものとすることができる。
【0014】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げる。
【0015】レンズアレイ12として、最大物体高が略
2.5mm(入射瞳径:略5mm)のレンズを5mmピ
ッチでアレイ配列したものを用いた。レンズアレイ12
を構成する個々のレンズは、両面とも凸の「非球面形
状」である。即ち、実施例で用いるレンズアレイは「両
面とも凸非球面の単レンズをレンズ単位とするアレイ」
である(請求項6)。非球面は周知の如く、光軸に合致
させてz軸をとり、光軸に直交させてh軸をとるとき、
近軸曲率半径:r、円錐定数:k、高次の非球面係数:
a,b,c,d,...を用いて表される曲線: z=(h2/r)/[1+√{1−(1+k)(h/
r)2}]+a・h4+b・h6+c・h8+d・h
10+.. を光軸の回りに回転させて得られる光軸対称な曲面であ
る。
【0016】レンズLiの、発光ダイオードアレイ側の
レンズ面の形状: r=22.711,k=−23.523,a=−0.5
548E−3,b=−0.2759E−4,c=0.1
421E−5,d=−0.3103E−6 レンズLiの、感光体側のレンズ面の形状: r=−7.842,k=0.1812,a=−0729
7E−4,b=−0.1125E−4,c=−0.25
16E−5,d= 0.2063E−6 レンズLiの光軸上の面間隔:20、屈折率:1.57
21 。
【0017】上記数値における「Eとそれに続く数字」
は10の「べき乗」を示す。例えば「E−4」とあれ
ば、これは「10~4」を表し、この数値が、その前にあ
る数値に掛かるのである。また、長さの次元を持つ量の
単位は「mm」である。
【0018】このように形成されたレンズアレイを以下
のように配備した。先ず、レンズアレイの射出側レンズ
面から感光体表面(図1の像面14)に至る距離を20
mmに設定した。また、物体距離(図1における直線1
1とレンズアレイ12の入射側レンズ面までの距離)を
20mmに設定した。即ち、レンズアレイは、個々のレ
ンズの結像倍率を1として使用される。レンズアレイに
おける個々のレンズには、発光ダイオードアレイにおけ
る21個の発光部が対応するようにした。これら21個
の発光部の中央の1個を、対応するレンズの光軸上に配
備し、残りの20個の発光部は上記光軸の両側に対称的
に振り分けて配備させた。
【0019】先ず、上記21個の発光部を、図1におけ
る直線11上に等間隔(0.25mm間隔)で配列さ
せ、これら21個の発光部を同時に発光させた。このと
き、レンズアレイの各レンズの球面収差・像面湾曲・歪
曲収差を図3に示す。
【0020】実施例1 図3(c)の歪曲収差に基づき、21個の発光部の配列
間隔を変化させた。発光部の配列はレンズの光軸に対し
て対称であるので、光軸上とその片側に配備された11
個の発光部の物体高(前述のObj)及び発光部の間隔を
以下に示す。 n(発光部番号) 歪曲収差(%) 発光部の物体高(mm) 間隔 1(光軸上) 0.0000 0.0000 0.25 2 −0.0011 0.2500 0.25 3 −0.0044 0.5000 0.2501 4 −0.0099 0.7501 0.2501 5 −0.0176 1.0002 0.2501 6 −0.0275 1.2503 0.2503 7 −0.0396 1.5006 0.2503 8 −0.0539 1.7509 0.2505 9 −0.0705 2.0014 0.2506 10 −0.0892 2.2520 0.2507 11 −0.1101 2.5027 即ち、図3に示す歪曲収差は、像高が大きくなるに従い
「次第に負の向きに大きく」なっており、このことは、
発光部の間隔を等間隔とした場合、ドットの間隔は「像
高が大きくなるに従い狭まる傾向」であることが分か
る。従って、このような歪曲収差を補正するには、隣接
する発光部の間隔を、レンズの光軸を離れるに従い漸次
増大させればよく、実施例1示すように、発光部の配置
を定めることにより、像面湾曲や球面収差は図3に示し
たものに保ったまま、歪曲収差を完全に補正し、像面上
のドット間隔を等間隔化できた。
【0021】次に、21個の発光部をレンズLi の光軸
に関して対称的、且つ、配列間隔を等間隔として、図2
に示すように曲線LNに沿って配列するようにした。曲
線LNは、図3に示す「メリディオナル方向の像面湾
曲」が補正されるように設定した。このときの発光部配
列の曲線LNの曲率半径:R0は、R0=4.5とした。
【0022】その結果、全発光部を同時発光させたとき
の球面収差・像面湾曲・歪曲収差は図4に示す如きもの
となった。図4から分かるように、球面収差は変化せ
ず、像面湾曲はメリディオナル方向の像面湾曲が略完全
に補正されたが、歪曲収差は正の側に大きく発生した。
この歪曲収差は「等間隔に配備された発光部の像」であ
るドットの間隔が、像高が高くなるにつれて拡大する傾
向にあることを示している。従ってこの場合、歪曲収差
を補正するには、発光部の間隔をレンズLi の光軸を離
れるに従い小さくなるようにすればよい。
【0023】実施例2 図4(c)の歪曲収差に基づき、21個の発光部の配列
間隔を変化させた。発光部の配列はレンズの光軸に対し
て対称であるので、光軸上とその片側に配備された11
個の発光部の物体高(前述のObj)および発光部の間隔
を以下に示す。 n(発光部番号) 歪曲収差(%) 発光部の物体高(mm) 間隔 1(光軸上) 0.0000 0.0000 0.2499 2 0.0315 0.2499 0.2495 3 0.1265 0.4994 0.2485 4 0.2862 0.7479 0.2470 5 0.5129 0.9949 0.2450 6 0.8698 1.2399 0.2424 7 1.1814 1.4823 0.2418 8 1.6337 1.7214 0.2503 9 2.1746 1.9565 0.2351 10 2.8147 2.1866 0.2242 11 3.5678 2.4108 このように発光部を配列した結果、図4における球面収
差・像面湾曲をそのままに保ちつつ、歪曲収差を略完全
に補正し、ドット間隔を等間隔化できた。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な発光ダイオードアレイおよび光書込装置を提供
できる。この発明の発光ダイオードアレイは、発光部の
配列間隔の調整によりレンズアレイにおける各レンズの
歪曲収差もしくは歪曲収差と像面湾曲を良好に補正する
ので、感光体を露光するドットの間隔が高度に等間隔化
できる。また像面湾曲に起因する解像度のむらを有効に
軽減もしくは解消できる。請求項4記載の発明では、レ
ンズ周辺部に位置する発光部からの光が隣接するレンズ
に入射してフレア光となったり、あるいはレンズ周辺部
で「ケラれ」たりすることがない。この発明の光書込装
置は等間隔のドット、あるいは等間隔でドット径むらの
少ないドットにより、極めて良好な画像書込を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光書込装置の実施の1形態を説明す
るための図である。
【図2】この発明の光書込装置の実施の別形態を説明す
るための図である。
【図3】発光ダイオードアレイの発光部を直線上に等間
隔で配列した場合の球面収差・像面湾曲および歪曲収差
を示す図である。
【図4】発光ダイオードアレイの発光部を像面湾曲を補
正する曲線上に等間隔で配列したときの球面収差・像面
湾曲および歪曲収差を示す図である。
【符号の説明】
10 発光ダイオードアレイ LDiK 発光ダイオード 12 レンズアレイ 14 像面(感光体表面)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光ダイオードアレイを有する書込ヘッド
    を用い、上記発光ダイオードアレイにおける各発光部を
    画像信号に従って点滅させ、発光ダイオードアレイにお
    ける発光した発光部のパターンを、レンズアレイにより
    感光体表面に結像させ、発光ダイオードアレイおよびレ
    ンズアレイに相対的に感光体表面を移動させつつ画像パ
    ターンの書込みを行なう光書込装置において、書込ヘッ
    ドに用いられる発光ダイオードアレイであって、 発光ダイオードの発光部を同一チップ内でアレイ配列し
    てなり、レンズアレイにおける任意のレンズに対応する
    複数の発光部の間隔が、上記レンズにおける歪曲収差を
    補正するように変化していることを特徴とする発光ダイ
    オードアレイ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発光ダイオードアレイにお
    いて、 レンズアレイの像面において該レンズアレイにおける任
    意のレンズに応じて設定される書込みドットの理想の像
    高:Ideに対し、上記レンズを介して、像高:Ideと共
    役と成る発光部の物体高:Objが、条件: |(Obj/Ide)−1|≦0.01 を満足するように、上記任意のレンズに対応する複数の
    発光部の間隔が定められていることを特徴とする発光ダ
    イオードアレイ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の発光ダイオードア
    レイにおいて、 レンズアレイにおける任意のレンズに対応する複数の発
    光部が、上記レンズにおけるサジタル方向もしくはメリ
    ディオナル方向の像面湾曲を補正するように、曲線に沿
    って配列されていることを特徴とする発光ダイオードア
    レイ。
  4. 【請求項4】請求項1または2または3記載の発光ダイ
    オードアレイにおいて、 レンズアレイにおける任意のレンズに対応する複数の発
    光部の発光強度の各強度中心方向が、上記レンズの中心
    近傍を向くように定められていることを特徴とする発光
    ダイオードアレイ。
  5. 【請求項5】発光ダイオードアレイを有する書込ヘッド
    を用い、上記発光ダイオードアレイにおける各発光部を
    画像信号に従って点滅させ、発光ダイオードアレイにお
    ける発光した発光部のパターンを、レンズアレイにより
    感光体表面に結像させ、発光ダイオードアレイおよびレ
    ンズアレイに相対的に感光体表面を移動させつつ画像パ
    ターンの書込みを行なう光書込装置において、 書込ヘッドにおける発光ダイオードアレイが請求項1ま
    たは2または3または4記載のものであることを特徴と
    する光書込装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光書込装置において、 レンズアレイが、両面とも凸非球面の単レンズをレンズ
    単位とするアレイであることを特徴とする光書込装置。
JP25227497A 1997-09-17 1997-09-17 発光ダイオードアレイおよび光書込装置 Pending JPH1178116A (ja)

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JP25227497A Pending JPH1178116A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 発光ダイオードアレイおよび光書込装置

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JP (1) JPH1178116A (ja)

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