JPH1177543A - 大型構造物の壁面素地調整装置 - Google Patents

大型構造物の壁面素地調整装置

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JPH1177543A
JPH1177543A JP23988497A JP23988497A JPH1177543A JP H1177543 A JPH1177543 A JP H1177543A JP 23988497 A JP23988497 A JP 23988497A JP 23988497 A JP23988497 A JP 23988497A JP H1177543 A JPH1177543 A JP H1177543A
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JP
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wall surface
hood
blast
gondola
wall
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JP23988497A
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English (en)
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Shigeo Inoue
繁夫 井上
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Genetsu Ishii
元悦 石井
Yoriyuki Hasegawa
順行 長谷川
Takaaki Maruta
隆明 丸田
Eiji Kato
栄治 加藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 古くなった超高層煙突等の大型構造物の塗装
塗り替え等を行うための壁面素地調整に際して、作業上
の問題点や作業効率の改善、更には、作業精度の向上、
剥離した粉塵の周辺への飛散を防止できる素地調整装置
を提供する。 【解決手段】 ブラストタンク21から供給されたブラ
スト材aを、対向させた大型構造物の壁面58に噴出口
から吹き付けるブラストノズル5a、ブラストノズルと
壁面との間を被包するフード6、当フード内に集積され
る粉塵を外部に排出する粉塵回収手段22、ブラストノ
ズルおよびフードを載置し、壁面素地調整を行う高さ位
置に移動させるゴンドラ2、ゴンドラの昇降を行う昇降
手段とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上に立設された
既設の超高層煙突等、大型構造物の壁面の塗装塗り替え
を行う前に、壁面にブラスト材を吹き付けて実施する、
大型構造物の壁面素地調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎上に立設された既設の超高層煙突
等、大型構造物の壁面は、経年的に生じる汚染、破損に
より、美観を損ない、また、耐用年数(耐用寿命)が短
くなるために、定期的に壁面の塗装塗り替えを行う必要
がある。図16は、このような大型構造物の一例として
の、鋼製の超高層煙突の概略構造を示す側面図である。
図に示すように、従来の超高層煙突57は、基礎上に対
称的に配置された3〜4本からなる煙突筒身51を立設
するとともに、各煙突筒身51の高さ方向に間隔をおい
て配置し、固定した補強リング52に結合した結合梁5
3によって、各煙突筒身51同士の各高さ位置を一体に
結合し、超高層煙突57の強度および安定度を増強する
ようにしている。
【0003】図17は、図16で示した超高層煙突57
の煙突筒身51の壁面58の塗装塗り替えを行う前に実
施する、壁面素地調整を行っている部分図を示す。この
ような、超高層煙突57の壁面素地調整を行う場合に
は、塗り替えを行う煙突筒身51の外周面に沿って足場
54を組み、または、超高層煙突57の上端部に設けた
ステージ等から図示省略した吊索にてゴンドラを昇降自
在に吊り下ろし、これらの足場54またはゴンドラ上で
作業者55が、手動の回転式ワイヤブラシや、回転式サ
ンダ等の錆落し機56を使って、壁面58に残留する古
い塗装材や錆を落とす壁面57のブラストを行い、壁面
素地調整をするようにしている。この壁面素地調整作業
は、足場54またはゴンドラの高さを順次変えて、繰り
返し行い、塗装塗り替えを行う壁面58全体の壁面素地
調整を行うようにしている。
【0004】また、この壁面素地調整作業の終了後は、
再び、足場54またはゴンドラ上で作業者55が刷毛、
ローラ、手動式のスプレーガン等の塗装装置を使用し
て、壁面素地調整の済んだ煙突筒身51の壁面58の塗
り替えを行うようにしている。
【0005】しかしながら、上記した足場54またはゴ
ンドラ上の作業者55が、手動の錆落とし機56を使っ
て、殆んど手動にて、煙突筒身51の壁面58に残る古
い塗装材や錆を落とす、従来の煙突筒身51の壁面素地
調整作業では、特に、超高層煙突の煙突筒身51のよう
な、背高の大きい大型構造物の壁面素地調整作業におい
ては、高所作業となり、安全上の問題が発生するととも
に、作業位置の移動、又は塗装作業に時間を要し、作業
効率が低減して作業時間が長くなる不具合がある。
【0006】また、壁面素地調整作業の精度も悪くな
り、この壁面素地調整作業後に行われる塗り替えを行う
塗装材の耐久性が落ちるという不具合もある。さらに
は、壁面素地調整作業において発生する、壁面58から
の古い塗装材や錆又は錆落し材56で使用されるブラス
ト材等の、いわゆる粉塵cが壁面素地調整作業を行う超
高層煙突57のかなり離れた場所の周辺まで飛散して、
周囲の環境を悪化させるという不具合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
煙突筒身51等のような大型構造物の外周面に沿って足
場54を組み、または上端から吊り降ろした吊索にて、
図示省略したゴンドラを昇降自在に吊り下ろし、これら
の足場54、またはゴンドラ上の作業者55が、手動の
錆落とし機56を使って、壁面58に残る古い塗装材や
錆を落とすようにしている、従来の壁面素地調整作業に
おいて生じている上述した不具合を解消して、安全上の
問題が生じることなく、作業効率が向上して作業時間を
低減でき、壁面素地調整精度を向上でき、塗り替え後の
塗装材の耐久性が増し、さらには、壁面素地調整作業に
伴い発生する、古い塗装材や錆等の粉塵の飛散がなくな
り、周囲の環境の悪化を防止することのできる大型構造
物の壁面素地調整装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、第1番目の本
発明の大型構造物の壁面素地調整装置は、次の手段とし
た。
【0009】(1)基端部が連結されたブラスト供給手
段から供給されたブラスト材を、対向させた大型構造物
の壁面に噴出口から吹き付けてブラストし、壁面の古い
塗料若しくは錆を壁面から剥離させ、壁面の素地を新し
い塗料材が塗れる状態の壁面の素地に調整するブラスト
ノズルを設けた。
【0010】(2)ブラスト材を噴出させるようにした
ブラストノズルと壁面素地調整を行う壁面との間を被包
して閉塞状態にし、ブラストされて壁面から剥離する古
い塗料、若しくは錆、若しくはブラスト材等からなる粉
塵が、漏洩して周辺に飛散するのを防止するように配置
したフードを設けた。
【0011】(3)壁面から飛散してフード内に集積す
る粉塵を、フードの下端に設けた出口から排出して、外
部で回収するようにした粉塵回収手段を設けた。
【0012】(4)ブラスト供給手段に連結されたブラ
ストノズル、および粉塵回収手段に連結されたフードか
らなるブラストユニットを載置し、素地調整を行う壁面
の位置まで移動できるようにしたゴンドラ若しくはゴン
ドラと同様の作用を行う、ゴンドラとしての枠体を設け
た。
【0013】(5)壁面素地調整を行う大型構造物の上
方から吊り下げられた吊降ワイヤ等によりゴンドラを昇
降させ、ゴンドラを壁面素地調整を行う位置に正確に移
動させ、ブラストユニットで壁面の素地を調整できるよ
うにした昇降手段を設けた。
【0014】a.第1番目の本発明の大型構造物の壁面
素地調整装置は、上述の(1)ないし(5)の手段によ
り、煙突筒身の外周面に沿って足場を組み、これらの足
場上の作業者が、手動の錆落とし機を使って、壁面の古
い塗装材や錆を落とすようにしている、従来の壁面素地
調整作業において生じる上述した不具合が解消され、壁
面素地調整作業において安全上の問題が生じることな
く、壁面素地調整作業位置へのブラストユニットの移
動、又はブラスト材の供給および粉塵の排出作業が迅速
化し、作業効率が向上して、壁面素地調整作業時間を低
減できる。
【0015】また、壁面素地調整作業精度も、作業の都
度、目視又は監視カメラにより、ウォッチできるので、
向上させることができ、塗り替え後の塗装材の耐久性を
高くして、寿命の長い、美観に秀れたものにすることが
出来る。さらには、壁面素地調整作業に伴い発生する、
古い塗装材や錆等の粉塵の飛散がフードにより抑制され
てなくなり、壁面素地調整作業に伴い発生することのあ
った、周囲の環境を悪化を防止することができる。
【0016】また、第2番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)ないし(5)の手段に加
え、次の手段とした。
【0017】(6)フードが、内部に集積する粉塵の流
出を促進するため、下方に粉塵の自然落下を促進する傾
斜底壁を設けるとともに、この傾斜底壁には、前記粉塵
の流出方向に流れるように外気を導入し、粉塵のフード
外への流出を加速するスリットを設けるものとした。
【0018】b.第2番目の本発明の大型構造物の壁面
素地調整装置は、上述の(6)の手段により、上述の
a.に加え、粉塵はフードに連結された粉塵回収手段か
らの吸引、および傾斜底壁上の滑落による自然落下によ
りフード内から排出されるほかに、スリットから導入さ
れる外気の流れによって粉塵の排出流れが加速されて、
フード内から迅速に排出され、粉塵回収手段で回収され
るために、粉塵がフード内に滞留することがなくなる。
【0019】また、第3番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)ないし(5)の手段に加
え、次の手段とした。
【0020】(7)フード内に挿入され、壁面に前記ブ
ラスト材を吹き付けるブラストノズルが、フード内で壁
面と軸心を直交させた姿勢で、壁面の周方向に移動、若
しくは壁面の周方向に軸心方向を揺動できるようにした
スキャニング機構を設けるものとした。
【0021】c.第3番目の本発明の大型構造物の壁面
素地調整装置は、上述(7)の手段により、上述aに加
え、壁面素地調整位置に設定されたブラストノズルから
は、壁面の周方向の所定幅にブラスト材を連続して噴射
できるので、壁面をブラストする有効ブラスト処理範囲
が広くでき、ブラスト作業効率が向上し、作業時間をよ
り低減できる。
【0022】また、第4番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)ないし(5)の手段に加
え、次の手段とした。
【0023】(8)フード内に挿入され、壁面に前記ブ
ラスト材を吹き付けるブラストノズルが、先端部がフー
ド内に設置され壁面の周方向に対して平行に移動できる
ようにしたロッドレスシリンダに連結されるとともに、
ブラスト供給手段のブラストホースの端部に連結される
基端部が、ブラストノズルを挿入するようにしたフード
の挿入部を壁面の周方向に自在に変動させることができ
るようにした自在ジョイントで支持され、ロッドレスシ
リンダの作動により、ブラストノズルの基端部を自在ジ
ョイントまわりに回動させて、ブラストノズルの軸心方
向を壁面の周方向に揺動できるようにしたスキャニング
機構を設けるものとした。
【0024】d.第4番目の本発明の大型構造物の壁面
素地調整装置は、上述(8)の手段により上述aに加
え、ブラストノズルは、ロッドシリンダの移動により、
自在ジョイントを中心にして、壁面の周方向に自在に揺
動でき、壁面にブラスト材を吹き付けるブラストノズル
の揺動動作が円滑に行われるとともに、上記cと同様の
作用、効果が得られる。また、ブラストホースに接続す
るブラストノズルの基端部が自在ジョイントで、回動の
みを自在にして拘束されるので、ブラストホースの振れ
回りを小さくでき、作業スペースが狭くて良い利点も得
られる。
【0025】また、第5番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)ないし(5)の手段に加
え、次の手段とした。
【0026】(9)フード内に挿入され、壁面に前記ブ
ラスト材を吹き付けるブラストノズルが、フードの後方
に壁面の周方向と平行に配設された支持材で、中央部が
支持されるとともに、支持材に沿って中央部を移動させ
るロッドレスシリンダに連結され、フード内でブラスト
ノズルの軸心方向を壁面と直交する姿勢にして、壁面の
周方向に移動できるようにしたスキャニング機構を設け
るものとした。
【0027】e.第5番目の本発明の大型構造物の壁面
素地調整装置は、上述(9)の手段により、上述a.に
加え、壁面に対し噴射されるブラスト材aの噴射角を、
ほぼ一定に保持できるようになり、壁面のブラスト効果
が均一になり、壁面素地調整精度が均一化されたものに
できるとともに、ブラスト効率が高くなる。
【0028】また、第6番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)〜(5)の手段に加え、
次の手段とした。
【0029】(10)フード内に挿入され、壁面に前記
ブラスト材を吹き付けるブラストノズルが、フードの後
方に壁面の周方向と平行に配設された支持材で中央部が
支持され、支持材に沿って移動するロッドレスシリンダ
に連結され、ロッドレスシリンダとともに移動するとと
もに、ブラスト供給手段に連結されるブラストノズルの
基端部がリニアガイドで支持され、ブラストノズルの軸
心方向の壁面の周方向への揺動ができるとともに、壁面
に向けて軸心方向を進退できるようにしたスキャニング
機構を設けるものとした。
【0030】f.本発明の大型構造物の壁面素地調整装
置は、上述(10)の手段により、上述a.に加え、ブ
ラストノズルは、第4番目の発明と同様に、ロッドレス
シリンダが横移動する動作に応じて、壁面の周方向へ軸
心方向が揺動して、噴出口先端を揺動させることができ
るとともに、壁面の方向へも適宜噴出口先端を進退させ
てブラストノズルは、リニアガイド支持部を中心とした
揺動動作によるブラスト、および壁面への進退動作によ
るブラストができるようになり、1ストローク噴射当り
の有効ブラスト処理範囲、処理能力を大きくすることが
できるうえ、ブラストホースの振れ回りも小さくなる。
特に、揺動角の大きいときのブラスト効果が均一になる
とともに、第5番目、第6番目の発明のものに比較して
ブラスト効率が高くなる。
【0031】また、第7番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)〜(5)手段に加え、次
の手段とした。
【0032】(11)フードが、ゴンドラを壁面に押し
付ける力を発生させ、壁面に対向して設けたフードの前
面の開口部の周辺を、壁面に密着させることのできる押
付装置を後方側に具えるとともに、ゴンドラ上から壁面
素地調整装置の操作をするものにした。なお、押付装置
としては、壁面と対向する側と反対側のフードの後方に
重錘を固着するようにしたものでもよい。
【0033】g.本発明の大型構造物の壁面素地調整装
置は、上述(11)の手段により、上述a.に加え、作
業者がゴンドラ上に搭乗し、ブラストノズルから壁面に
ブラスト材を噴出して行われる壁面のブラスト処理状況
を、直かに目視しながら、手持ちの操作箱によって、エ
ンドレスウインチを操作して、ゴンドラを壁面素地調整
を行う壁面位置に誘導するとともに、ブラストユニット
の最適な操作を行い、壁面素地調整精度を大幅に高める
ことができる。
【0034】また、ゴンドラの外側壁に押付装置として
重錘を取付けて、その時生ずるゴンドラのアンバランス
状態を利用して、壁面と対向するゴンドラの前面側を壁
面へ押し当てることにより、ゴンドラの昇降動作が安定
したものとなり、また、作業時のゴンドラ装置の揺れも
抑制され、確実な作動を行うことができ、作業効率が向
上し、さらには、フード開口部からの粉塵の漏出が低減
するとともに、安全上の問題も回避できる。
【0035】また、第8番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)〜(5)に加え、次の手
段とした。
【0036】(12)フードが、ゴンドラを壁面に押し
付け、壁面に対向するフードの前方を壁面に密着させる
押付装置を後方側に具えるとともに、内部にブラスト材
噴射による壁面素地調整状況をモニタする監視装置を設
け、監視装置からの情報に基づき、地上若しくは大型構
造物に設けたステージから壁面素地調整装置を遠隔操作
をするものとした。
【0037】h.本発明の大型構造物の壁面素地調整装
置は、上述(12)の手段により、上述(a)に加え、
ブラストユニット1をエンドレスウインチ3を装備した
ゴンドラ又はゴンドラとしての簡易な構成にした枠体に
搭載し、またフード内に監視カメラを設置してブラスト
処理状況を逐一モニターし、この監視カメラからの情報
に基づいて、作業者は地上または大型構造物に設けたス
テージ上から、操作盤28によって枠体26の位置若し
くはブラストノズル5を遠隔操作することにより、安全
かつ効率よく作業を行うことができる。さらに、第7番
目の発明と同様にゴンドラの外側壁に押付装置を設けて
ゴンドラの前面を壁面58へ押し当てることにより、作
業時のゴンドラの揺れも抑制でき昇降動作及び作業時の
安定を図ることができるとともに、作業効率が向上し、
さらには、フード開口部からの粉塵の漏出が低減する。
【0038】また、第9番目の本発明の大型構造物の壁
面素地調整装置は、上述(1)〜(5)に加え、次の手
段とした。
【0039】(13)ゴンドラが、壁面と対向する前方
側にゴンドラを壁面に吸着させる吸着パッドを具えると
ともに、フードの内部に壁面素地調整作業状況をモニタ
する監視装置を設け、監視装置からの情報に基づき、地
上若しくは大型構造物に設けたステージから壁面素地調
整装置を遠隔操作をする構成にした。
【0040】i.本発明の大型構造物の壁面素地調整装
置は、上述(13)の手段により、上述(a)に加え、
ブラストユニットを搭載するようにしたゴンドラに吸着
パッドを設け、この吸着パッドを作業時に壁面へ吸着さ
せることにより、ゴンドラが揺動しない安定したものに
でき、安定したブラスト処理を行うことができ、素地調
整精度を高めることができる。
【0041】また、第8番目の発明と同様に、フードに
設けた監視カメラの情報に基づいて、作業員が地上若し
くはステージから安全かつ効率のよいブラスト処理作業
を行うことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の大型構造物の壁面
素地調整装置の実施の一形態を、図面に基づき説明す
る。図1は、本発明の大型構造物の壁面素地調整装置の
実施の第1形態を示す全体正面図、図2は、図1に示す
壁面素地調整装置の要部を示す側面図、図3は、図2に
示す矢視A−Aにおける正面図である。なお、図におい
て、図16および図17において示したものと同一部材
には、同一符号を符し、説明は極力省略する。
【0043】図に示すように、地上の基盤上に立設さ
れ、壁面58の素地調整を行う煙突筒身51に沿って、
煙突筒身51の上端若しくは上端部に設けられた図示省
略したステージから吊り降された吊降ワイヤ4によっ
て、ゴンドラ2が吊り下ろされている。このゴンドラ2
には、吊降ワイヤ4を巻き込み、巻き戻しするゴンドラ
2の昇降手段としてのエンドレスウインチ3が両側端に
設けられ、ゴンドラ2を自由に昇降させ、ゴンドラ2を
素地調整を行う煙突筒身51の所定の高さに配置するよ
うにしている。また、このゴンドラ2には、ブラストノ
ズル5aおよびフード6からなる壁面58のブラストを
行うブラストユニット1が、搭載されている。
【0044】素地調整を行う煙突筒身51の壁面58の
一部分を覆うように、壁面58に対向する前方を壁面5
8に向けて配置されるフード6内には、後方からブラス
トノズル5aが挿入され、配設されるとともに、このブ
ラストノズル5aは、フード6内で、壁面58の幅方
向、すなわち煙突筒身51の周方向に、所定の範囲で揺
動もしくは移動できるようにされている。また、基盤上
に立設された煙突筒身51の下端周辺には、ブラスト材
aを収容したブラストタンク21が設置されており、上
述したブラストノズル5aの基端部は、このブラストタ
ンク21にブラストホース19を介して接続され、ブラ
スト供給手段を形成するようにしている。
【0045】さらに、煙突筒身51の下端周辺には、ブ
ロワ23で吸引され、真空状態が保持されるようにした
集塵機22が設置されており、この集塵機22は、壁面
58と対向する前方の下部が漏斗状に形成された上述し
たフード6の下端部に設けた出口6cと粉塵回収ホース
18で接続され、ブロワ23および粉塵回収ホース18
とともに粉塵回収手段を形成するようにしている。
【0046】壁面素地調整作業を行う際には、ブラスト
タンク21の下端部に設けられ、ブラストタンク21、
ブラストホース19とともにブラスト供給手段を形成す
るブラスト材出口21aに、別途設けた図示省略した高
圧空気供給ラインから、高圧空気bを吹き込むととも
に、粉塵回収手段を構成するブロワ23を起動すること
によって、ブラストタンク21内のブラスト材aは、ブ
ラスト材出口21aを通過する高圧空気bのエゼクタ効
果により吸引され、高圧空気bとともに、ブラストホー
ス19を通って、ブラストノズル5aに供給され、煙突
筒身51のブラスト処理がおこなうようにした壁面58
に噴射される。
【0047】一方、この壁面58のブラスト処理によっ
て発生する、壁面58から剥離した古い塗料、錆、また
はブラスト処理に使用されたブラスト材a等からなる粉
塵cは、フード6の下端部の出口6cから粉塵回収ホー
ス18を通って、ブロワ23で吸引され、真空状態に保
持されている集塵機22内に回収される。
【0048】このように、本実施の形態の壁面素地調整
装置8は、ブラストタンク21、ブラスト材出口21
a、ブラストホース19等からなるブラスト供給手段
と、壁面58にブラスト材aを吹き付けるブラストノズ
ル5aと、ブラストノズル5aと壁面58との間を閉塞
状態にするフード6と、フード内6に集積する粉塵cを
回収する粉塵回収ホース18、集塵機22等からなる粉
塵回収手段と、ブラストノズル5aおよびフード6を載
置するゴンドラ2と、ゴンドラ2を昇降させる昇降手段
とを設け、径年変化等により、痛みが生じた大型構造物
としての煙突筒身51の壁面58に、ブラスト材aを吹
き付けて壁面58の素地を再塗装ができるように素地調
整するようにしている。
【0049】次に、壁面素地調整装置を構成する個々の
部材について説明する。図2,図3に示すように、回動
することにより、吊降ワイヤ4を巻き込み、又は巻き戻
しするエンドレスウインチ3によって、自由に昇降させ
るようにしているゴンドラ2には、ゴンドラ2の壁面5
8に対向する側の側面に、ガイド車輪9が設けられ、こ
のガイド車輪9が壁面58に接触して回動する事によっ
て、吊降ワイヤ4によるゴンドラ2の昇降がスムーズに
できるようにしている。
【0050】このゴンドラ2とともに、ブラストユニッ
ト1を構成するフード6は、支持枠7を介してゴンドラ
2に設置され、素地調整を行う煙突筒身51の所定の高
さの一部分の壁面58を覆うように上端部に鉛直部6e
が設けられている。また、フード6の下端部には、出口
6cが形成されるとともに、下端部は漏斗状にされてい
る。鉛直部6eのうちの壁面58側に配置される鉛直部
6eには、開口部6dが形成されるとともに、壁面58
と反対側の鉛直部6eには、ノズルホルダー5およびブ
ラストノズル5aが貫通して設けられている。ブラスト
ホース19を通って、ブラストタンク21から供給され
るブラスト材aは、ブラストノズル5aから開口部6d
を通って壁面58に高速で噴射され、壁面58のブラス
トを行い、壁面58の古い塗装材又は錆落しを行う壁面
素地調整がなされる。
【0051】次に、図4はブラストノズル5aのスキャ
ニング機構の第1例を説明するための側断面図、図5は
図4に示す矢視B−Bにおける断面図である。図に示す
ように、煙突筒身51の壁面58と対向するフード6の
上方に形成された鉛直部6e面と反対側のフード6の鉛
直部6e面に貫通して設けられているノズルホルダー5
およびブラストノズル5aは、フード6内を煙突筒身5
1の周方向に、所定の範囲で揺動、もしくはスキャニン
グできるようにされている。
【0052】すなわち、ブラストホース19に基端部が
連通されたノズルホルダー5のフード6の鉛直面6dの
貫通部には、自在ジョイント12が設けられ、ノズルホ
ルダー5およびそのブラストノズル5aを、フード6内
で煙突筒身51の周方向に、揺動もしくはスキャニング
できるように支持するとともに、ノズルホルダー5の先
端部は、壁面58の周方向に略平行に配設された支持材
13を介してロッドレスシリンダ11で支持され、ロッ
ドレスシリンダ11の作動によりノズルホルダー5の先
端部(ブラストノズル5a)は、自在ジョイント12を
中心に、図5に矢視で示した所定の範囲で揺動させるこ
とができる。
【0053】なお、フード6の内面には、噴出口5aか
ら壁面58に向けて噴出させた、ブラスト材aの跳ね返
りによる衝撃によって生じる、フード6の内面の損傷を
防止するためのゴム板10が張設されている。また、フ
ード6の開口部6dと煙突筒身51の壁面58との接触
部には、ゴムブラシ15が設けられるとともに、ノズル
ホルダー5のフード6の鉛直部6eの貫通部にもブラシ
14が設けられ、噴出口5aから壁面58に向けて噴出
させて生じ、壁面58から剥離した古い塗料、錆または
ブラスト処理に使用されたブラスト材a等からなる粉塵
cのフード6内部からの漏出を防止するとともに、壁面
上でのフード6の移動および、鉛直部6eを貫通するノ
ズルホルダー5の揺動を自在にするようにしている。
【0054】さらに、フード6の下端部を漏斗状に形成
するフード6下部の傾斜底壁には、外気取り入れ用のス
リット6a,6bが設けられ、集塵機22の吸引力を使
って粉塵回収ホース19で回収される、壁面58から剥
離した古い塗料、錆またはブラスト処理に使用されたブ
ラスト材a等からなる粉塵cは、スリット6a,6bか
ら導入される外気の流れで流出方向の流れが助長され
て、フード6内での滞留が防止できる。
【0055】次に、図6はブラストノズルのスキャニン
グ機構の第2例と説明するための側断面図、図7は、図
6に示す矢視C−Cにおける断面図である。
【0056】本例のブラストノズル5aのスキャニング
装置においては、ノズルホルダー5を、ブラストノズル
5aがフード6内部に位置するように配置して、ノズル
ホルダー5の本体の略中心位置をフード6の壁面と対向
する側と反対側の鉛直部6eより後方に壁面58の周方
向と略平行に配置した支持材13′を介してロッドレス
シリンダ11′で支持する構成してあり、図4に示すロ
ッドレスシリンダ11と、上下的には、反対の配置にな
っているものの略同じ構造のロッドレスシリンダ11′
で作動させるようにしている。
【0057】これによって、本例のブラストノズル5a
のスキャニング装置では、ブラストノズル5aの方向
を、煙突筒身51の壁面58に対して略直交させる状態
で平行移動させることができ、噴出口5aから壁面58
に噴射するブラスト材aの噴射角を出来るだけ一定に保
持するようにして、ブラスト効率を上げることができ
る。
【0058】次に、図8はブラケットノズルのスキャニ
ング機構の第3例を説明するための側断面、図9は、図
8に示す矢視D−Dにおける断面図である。
【0059】本例のブラストノズル5aのスキャニング
装置においては、図6〜図7に示す例と同様にブラスト
ノズル5aがフード6の内部に位置するように配置し
て、ノズルホルダー5の本体の略中心位置をフード6の
鉛直部6eの後方に前述した支持材13′と同様に配置
した、支持材13″を介してロッドレスシリンダ11″
で支持すると共に、ブラストホース19に接続されるノ
ズルホルダー5基部をリニアガイド16で支持するよう
にしている。
【0060】このような構成にすることによって、本例
のブラストのズル5aのスキャニング機構では、ロッド
レスシリンダ11″を作動させることによって、ブラス
トノズル5aは、リニアガイド16で支持した基部を中
心に矢視で示す所定角だけ揺動し、広角の揺動時におけ
るブラスト効率は低下する、図4,図5に示すブラスト
ノズルのスキャニング機構と同様に揺動範囲を大きくし
て、有効ブラスト範囲を広くすることができる。
【0061】さらに、この例の場合、ロッドレスシリン
ダ11の移動動作に応じて、リニアガイド16の作用で
ブラストノズル5aが、煙突筒身51、壁面58の方向
へ適宜移動させることができるので、ノズル5の揺動動
作に伴うブラスト効果、すなわち、揺動角が大きくなっ
たときの壁面58に対するブラスト力の低下は、図4、
図5に示すものに比べ、小さくすることができる。
【0062】次に、上述した本実施の形態の壁面素地調
整装置8を使用して行う、煙突筒身51の壁面素地調整
方法を説明する。まず、図10に示すものは、フード6
およびブラストノズル5aからなるブラストユニット1
が搭載されたゴンドラ2に作業者55が搭乗して、ゴン
ドラ2の昇降および壁面素地調整作業の操作をするよう
にしたものである。
【0063】この方法で作業を行う場合、図10の矢視
E−Eにおける側断面図である図11に示すように、昇
降ワイヤ4で吊り下げられたゴンドラ2の外側壁、すな
わちガイド車輪が設けられた壁面58と対向する側壁と
反対側の側壁に重錘17を取付け、その重錘17の重力
でゴンドラ2に発生するアンバランス状態を利用して、
ゴンドラ2をガイド車輪9を介して壁面58へ押し付け
て、ゴンドラ2の昇降動作を安定させるようにしてい
る。なお、ゴンドラ2を煙突筒身51の壁面58へ押付
ける手段は、この重錘17による他、後述する吸着パッ
ド、磁石車輪などでも可能である。
【0064】この方法による場合、作業者55が操作箱
25により、エンドレスウインチ3を操作して、吊降ワ
イヤ4の巻き込み、巻き戻しをして、ゴンドラ2を壁面
素地調整を行う高さに調整して、配置し、作業者55の
操作箱25の操作、若しくは地上からの操作によりブラ
ストノズル5aを作動させて、壁面素地調整作業を行
い、ゴンドラ2上の作業者55が、その作業結果を目視
により確認して作業を行い、壁面素地調整精度が得られ
たことを確認した後、次の壁面素地調整を行う位置(高
さ)に移動して、再び作業を行うようにしている。
【0065】次に、図12は同じく本実施の形態の壁面
素地調整装置8を使用して行う、煙突筒身51の壁面素
地調整方法に係る他の例を示す図である。本方法ではブ
ラストユニット1は、ゴンドラ2に代えて、エンドレス
ウインチ3を備えたゴンドラとしての枠体26、すなわ
ちゴンドラ2より簡易な構成にして、作業者55は搭乗
しないが、ブラストノズル5a、フード6を搭載するよ
うにした枠体を設けるようにしている。また、この枠体
26も壁面58から遠い方の後方側壁に重錘17を固着
し、この重錘17の作用でガイド車輪9を介して、煙突
筒身51に対向する側の枠体26を煙突筒身51の壁面
58へ押し当てられるようにしている。
【0066】さらに、ノズルホルダ5は、この重錘17
の上方に設置され、地上の作業者55から送信される信
号によって作動する遠隔操作装置27によって、ブラス
トノズル5aの方向を、煙突筒身51の壁面58の周方
向に自在に変えることができるようにされている。ま
た、フード6内には、ブラストノズル5aからのブラス
ト材aの噴射による壁面58のブラスト処理状況をモニ
ターする監視カメラ25が設置されている。
【0067】この方法による場合、作業者55は、地上
または煙突筒身51の上端部等に設けた図示されたステ
ージ上からこの監視カメラ25の情報に基づいて操作盤
28を使用して、エンドレスウインチ3を作動させて、
ゴンドラとしての枠体26の高さを素地調整を行う壁面
58の高さに調整するとともに、ブラストノズル5aを
揺動させる遠隔操作装置27の遠隔操作により、壁面5
8のブラストの噴射をするようになっている。
【0068】図14は、本実施の形態の壁面素地調整装
置8を使用して行う、煙突筒身51壁面素地調整方法に
係る他の例を示す図である。本方法では、ブラストユニ
ット1をエンドレスウインチ3を備えた、前述した枠体
26′に搭載するようにしているが、この枠体26′の
壁面58側には複数の吸着パッド29を設け、この吸着
パッド29を煙突筒身51の壁面58に吸着させ、作業
時の枠体26′及びブラストユニット1を安定させるよ
うにしている。なお、図示していないが、煙突筒身51
が鋼製のものである場合には、上述した吸着パッド29
の替りに、磁石車輪を設け、この磁石車輪を壁面に接着
させて作業時の枠体26、及びブラストユニット1を安
定させるようにすることもできる。さらに、磁石車輪も
遠隔から励磁、解磁できるようにしたものにすることも
できる。
【0069】これらの場合、監視カメラ25の情報に基
づいて、地上または煙突筒身51に設けた図示省略した
ステージ上から作業者55遠隔操作により枠体26′の
位置調整若しくは遠隔操作装置27によるブラストノズ
ル5aの操作ができる。
【0070】本実施の煙突筒身の壁面素地調整装置は、
上述のように構成されているので、図1に示すようにし
て、ブラスト作業が開始され、地上のブラストタンク2
1よりブラストホース19を経て供給されたブラスト材
aは、ブラストノズル5aより煙突筒身51の壁面58
に対して噴射され、壁面58の古い塗料及び錆等が除去
されて素地調整が行われる。
【0071】この場合、ブラストノズル5aはフード6
内に設置されているので、このブラスト処理によって発
生した古い塗料、錆及び使用済ブラスト材aなどの粉塵
cは、フード6に遮蔽されて外部に飛散または漏出する
ことなく、粉塵回収ホース18を介して地上の集塵機2
2に回収されるので、環境を害することもなく、クリー
ンな作業を行うことができる。
【0072】また、図4,図6,図8に示すように、漏
斗状に形成されるフード6の下部底壁の傾斜部には、外
気取入れ用のスリット6a,6bが形成されているの
で、このスリット6a,6bからは粉塵cの流れに誘導
されて外気が流入し、これによって粉塵cの排出の流れ
が促進されて、粉塵cはフード6内から効率よく排出さ
れ、フード6内に残留することはない。
【0073】また、ブラストノズル5aはブラスト材噴
射の際に、3つの例にわたって説明したスキャニング機
構によって、煙突筒身51周方向へ所定範囲、揺動また
は平行移動し、1−ストローク噴射時の有効ブラスト処
理範囲を広くすることができる。
【0074】また、図4,図5で示した第1例としての
スキャニング機構では、ノズルホルダー5の先端部をロ
ッドレスシリンダ11で支持し、ブラストホースとの継
手部である基端部を自在ジョイント12で支持するよう
にしているので、ロッドレスシリンダ11の作動によっ
て、自在ジョイント12を中心とした揺動動作が円滑に
行われ、かつ、ブラストホース19の振れ回りを小さく
することができ、作業スペースが狭くてよい利点が得ら
れる。
【0075】また、図6,図7で示した第2例としての
スキャニング機構では、ノズルホルダーの略中心位置を
ロッドレスシリンダ11で支持しているのでロッドレス
シリンダの作動によって、ブラストノズル5aは、壁面
58に噴射口5aを向けた状態で平行移動し、これによ
って壁面58に対するブラスト材aの噴射角をほぼ一定
に保持できるようになって、壁面58のブラスト効果が
均一になるとともに、ブラスト効率が高くなる。
【0076】さらに、図8、図9で示した第3例として
のスキャニング機構では、第2例と同様に、ノズルホル
ダー5の略中心位置をロッドレスシリンダ11で支持す
ると共に、ノズル基部をリニアガイド16で支持するよ
うにしているので、ノズル5aは、第1例と同様にロッ
ドレスシリンダ11が横移動する動作に応じて、壁面5
8の周方向へ揺動するとともに、壁面58の方向へも適
宜移動し、これによってノズル5aはリニアガイド支持
部を、中心とした揺動、進退動作を行うようになり、1
ストローク噴射当りの有効ブラスト処理範囲を広くする
ことができる上、ブラストホース19の振れ回りも小さ
くなるうえに、第1例のものに比較して、特に、揺動角
の大きいときのブラスト効果が均一になるとともに、ブ
ラスト効率が高くなる。
【0077】次に、本実施の形態の壁面素地調整方法で
は、作業者55が昇降手段を具えたゴンドラ2上に搭乗
して操作する場合と、地上または大型構造物に設けたス
テージ上から遠隔操作する場合のいずれも可能である。
即ち、図1および図10,図11に示すように、作業者
55がゴンドラ2上に搭乗し、ブラスト処理状況を直か
に目視しながら手持ちの操作箱24によって、エンドレ
スウインチ3を操作して、ゴンドラ2を壁面素地調整を
行う壁面位置に誘導するとともに、ブラストユニット1
の操作を行うようにすれば、壁面素地調整精度を大幅に
高めることができる。
【0078】また、この際、ゴンドラ2の外側壁に重錘
17を取付けて、その時生ずるゴンドラ2のアンバラン
ス状態を利用して、ゴンドラ2を壁面58へ押し当てる
ことにより、ゴンドラ2の昇降動作が安定し、作業時の
ゴンドラ2、装置の揺れも抑制され作業効率が向上し、
さらには安全上の問題も回避できる。
【0079】また、図12,図13に示すように、ブラ
ストユニット1をエンドレスウインチ3を装備したゴン
ドラとしての枠体26に搭載し、またフード6内に監視
カメラ25を設置してブラスト処理状況を逐一モニター
し、この監視カメラ25からの情報に基づいて、作業者
55は、地上または大型構造物に設けたステージ上から
操作盤28によって、枠体26の位置、若しくはブラス
トノズル5aを遠隔操作することにより、安全かつ効率
よく作業を行うことができる。
【0080】この場合においても、図10,図11と同
様に枠体26の外側壁に重錘17を設けて枠体26を壁
面58へ押し当てることにより、枠体26の昇降動作、
及び作業時の安定を図ることができる。
【0081】また、図14,図15に示すように、ブラ
ストユニット1を搭載した枠体26′に吸着パッド29
を設け、この吸着パッド29を作業時に、壁面58へ吸
着させることにより、安定したブラスト処理を行うこと
ができ、素地調整精度を高めることができる。
【0082】さらに、吸着パッド29に替って磁石車輪
を設け、この磁石車輪を作業時に煙突筒身51の壁面5
8へ接着させることにより、同様に安定したブラスト処
理を行って素地調整精度を高めることができる。
【0083】これらの場合も、上記同様フード6に設け
た監視カメラ25の情報に基づいて安全かつ効率のよい
ブラスト処理作業を行うことができる。
【0084】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の大型構造
物の壁面素地調整装置は、ブラスト供給手段から供給さ
れたブラスト材を、対向させた大型構造物の壁面に、噴
出口から吹き付けてブラストし、古い塗料若しくは錆を
壁面から剥離させ、素地を新しい塗料材が塗れる状態の
素地に調整するブラストノズル、ブラストノズルと壁面
との間を被包して、壁面から剥離する古い塗料若しくは
錆若しくはブラスト材等からなる粉塵が、周辺に飛散す
るのを防止するフード、フード内に集積する粉塵を、フ
ードの下端に設けた出口から排出して、外部で回収する
ようにした粉塵回収手段、ブラストノズルおよびフード
からなるブラストユニットを載置し、素地調整位置に移
動させるゴンドラ、および大型構造物の上方からの吊降
ワイヤ等により昇降させ、ゴンドラの位置を素地調整を
行う位置に設定する昇降手段を設けるものとした。
【0085】これにより、壁面素地調整作業において生
じる安全上の問題がなくなり、壁面素地調整作業位置へ
のブラストユニットの移動、ブラスト材の供給および粉
塵の排出作業が迅速化し、作業効率が向上して作業時間
を低減できる。また、壁面素地調整作業精度も作業の都
度、目視又は監視カメラにより、ウォッチできるので、
向上でき、塗り替え後の塗装材の耐久性を高く、寿命の
長い、美観に秀れたものにすることが出来る。さらに、
壁面素地調整作業に伴い発生する、粉塵の飛散がなくな
り、壁面素地調整作業に伴う周囲の環境の悪化を防止す
ることができる。
【0086】また、本発明は、内部に集積する粉塵の流
出を促進するため、フードが下方に自然落下を促進する
傾斜底壁を設け、この傾斜底壁には、前記粉塵の流出方
向に流れる外気を導入し、粉塵のフード外への流出を加
速するスリットを設けるものとした。
【0087】これにより、粉塵は、フードに連結された
粉塵回収手段からの吸引、および自然落下によりフード
内から排出されるほかに、スリットからの外気によって
粉塵の排出流れが加速されてフード内から排出され、粉
塵回収手段で回収されるために、外気の流出することが
なく、またフード内に滞留することがなくなる。
【0088】また、本発明は、壁面にブラスト材を吹き
付けるブラストノズルが、フード内で壁面と軸心を直交
させた姿勢で壁面の周方向に移動、若しくは壁面の周方
向に軸心方向を揺動できるスキャニング機構を設けるも
のとした。
【0089】これにより、ブラストノズルからは、壁面
の周方向の所定幅にブラスト材を連続して噴射できるの
で、有効ブラスト処理範囲が広くでき、ブラスト作業効
率が向上し、作業時間をより低減できる。
【0090】また、本発明は、ブラストノズルが、先端
部がフード内に設置され、壁面に対して平行に移動でき
るようにしたロッドレスシリンダに連結されるととも
に、ブラスト供給手段に連結される基端部が、ブラスト
ノズルを挿入するフードの挿入部の設けられ、ブラスト
ノズルの基端部の方向を自在に変更する自在ジョイント
で支持され、ロッドレスシリンダの作動により、ブラス
トノズルの軸心方向を壁面の周方向に揺動できるスキャ
ニング機構を設けるものとした。
【0091】これにより、ブラストノズルは、ロッドシ
リンダの移動により、自在ジョイントを中心にして、壁
面の周方向に自在に揺動でき、揺動動作が円滑に行われ
る。また、ブラストホースのブラストノズルの基端部が
自在ジョイントで、回動のみを自在にして拘束されるの
でブラストホースの振れ回りを小さくでき、作業スペー
スが狭くできる。
【0092】また、本発明は、ブラストノズルが、フー
ドの後方に壁面と平行に配設された支持材で、中央部が
支持されるとともに、支持材に沿って中央部を壁面に沿
って平行移動させるロッドレスシリンダに連結され、フ
ード内でブラストノズルの軸心方向が壁面と直交した姿
勢で、壁面の周方向に移動できるスキャニング機構を設
けるものとした。
【0093】これにより、壁面に噴出するブラスト材a
の噴射角を、ほぼ一定に保持できるようになって、壁面
に噴出されるブラスト材aによる、壁面のブラスト効果
が均一になり、ブラスト効率が高くなるとともに、壁面
素地調整精度が均一化された美観に優れたものにでき
る。
【0094】また、本発明は、ブラストノズルが、フー
ドの後方に壁面と平行に配設された支持材で中央部が支
持され、支持材に沿って平行移動するロッドレスシリン
ダに連結され、ロッドレスシリンダとともに移動すると
ともに、ブラスト供給手段に連結されるブラストノズル
の基端部がリニアガイドで支持され、壁面の周方向への
軸心方向の揺動および壁面に向けての進退ができるスキ
ャニング機構を設けるものとした。
【0095】これにより、ブラストノズルは、ロッドレ
スシリンダが横移動する動作に応じて壁面の周方向へ噴
出口先端が揺動するとともに、壁面の方向へも適宜移動
し、これによってブラストノズルはリニアガイド支持部
を中心とした揺動動作により、1ストローク噴射当りの
有効ブラスト処理範囲を広くすることができ、ブラスト
ホースの振れ回りも小さくなる。特に、揺動角の大きい
ときのブラスト効果が均一になるとともに、ブラスト効
率がより高くなる。
【0096】また、本発明は、フードが、ゴンドラを壁
面に押し付ける力を発生させ、壁面に対向するフードの
前面の開口部が壁面に密着させる押付装置を後方に具え
るとともに、ゴンドラ上から前記壁面素地調整装置の操
作をするものにした。
【0097】これにより、作業者がゴンドラ上に搭乗
し、ブラストノズルから壁面にブラスト材を噴出して行
われる壁面のブラスト処理状況を目視しながら、操作箱
によって、エンドレスウインチを操作して、ゴンドラを
壁面素地調整を行う壁面位置に誘導するとともにブラス
トユニットの操作を行い、壁面素地調整精度を大幅に高
めることができる。また、ゴンドラの外側壁に取付ける
押付装置によって生ずるゴンドラのアンバランス状態に
よりゴンドラは壁面へ押し当てられ、ゴンドラの昇降動
作が安定し、作業時のゴンドラ装置の揺れも抑制され、
作業効率が向上し、さらには、フード開口部からの粉塵
の漏出が低減するとともに、安全上の問題も回避でき
る。
【0098】また、本発明は、フードが、ゴンドラを壁
面に押し付ける押付装置を後方に具えるとともに、内部
にブラスト材噴射による壁面素地調整状況をモニタする
監視装置を設け、監視装置からの情報に基づき、地上若
しくは大型構造物に設けたステージから壁面素地調整装
置を遠隔操作をするものとした。
【0099】これにより、ゴンドラに搭載したブラスト
ユニットの作動、およびブラストユニットによるブラス
ト処理状況をフード内に設置した監視カメラの画像を逐
一モニターし、この監視カメラからの情報に基づいて作
業者は地上または大型構造物に設けたステージ上から操
作盤によってゴンドラの位置、若しくはブラストノズル
5を遠隔操作することにより、安全かつ効率よく作業を
行うことができる。また、フードの外側壁に、押付装置
によりゴンドラの前面を壁面58へ押し当てることによ
り、作業時のゴンドラの揺れも抑制でき昇降動作及び作
業時の安定を図ることができるとともに作業効率が向上
し、さらには、フード開口部からの粉塵の漏出が低減す
る。
【0100】また、本発明は、ゴンドラが、壁面と対向
する前方側にゴンドラを壁面に吸着させる吸着パッドを
具え、またフードの内部に壁面素地調整作業状況をモニ
タする監視装置を設け、監視装置からの情報に基づき、
地上若しくは大型構造物に設けたステージから壁面素地
調整装置を遠隔操作をする構成にした。
【0101】これにより、ブラストユニットを搭載する
ようにしたゴンドラに吸着パッドを設けて、この吸着パ
ッドを作業時に壁面へ吸着させることにより、安定した
ブラスト処理を行うことができ、素地調整精度を高める
ことができる。また、フードに設けた監視カメラの情報
に基づいて安全かつ効率のよいブラスト処理作業を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大型構造物の壁面素地調整装置の実施
の第1形態を示す全体正面図,
【図2】図1に示す壁面素地調整装置の要部を示す側面
図,
【図3】図2に示す矢視A−Aにおける正面図,
【図4】ブラストノズルのスキャニング機構の第1例を
示す側断面図,
【図5】図4に示す矢視B−Bにおける平断面図,
【図6】ブラストノズルのスキャニング機構の第2例を
示す側断面図,
【図7】図6に示す矢視C−Cにおける平断面図,
【図8】ブラストノズルのスキャニング機構の第3例を
示す側断面図,
【図9】図8に示す矢視D−Dにおける平断面図,
【図10】本発明の大型構造物の壁面素地調整方法の第
1形態を示す全体正面図,
【図11】図10に示す矢視E−Eにおける側断面図,
【図12】本発明の大型構造物の壁面素地調整方法の第
2形態を示す全体正面図,
【図13】図12に示す矢視F−Fにおける側断面図,
【図14】本発明の大型構造物の壁面素地調整方法の第
3形態を示す全体正面図,
【図15】図14に示す矢視G−Gにおける側断面図,
【図16】大型構造物としての従来の超高層煙突の概略
構造を示す側面図,
【図17】図16に示す超高層煙突の従来の壁面素地調
整を行っている部分図を示す図である。
【符号の説明】
1 ブラストユニット 2 ゴンドラ 3 エンドレスウインチ 4 吊降ワイヤ 5 ノズルホルダー 5a ブラストノズル 6 フード 6a,6b スリット 6c (フード)出口 6d (フード)開口部 6e (フード)鉛直部 7 支持枠 8 壁面素地調整装置 9 ガイド車輪 10 ゴム板 11,11′,11″ ロッドレスシリンダ 12 自在ジョイント 13,13′,13″ 支持材 14 ブラシ 15 ゴムブラシ 16 リニアガイド 17 重錘 18 粉塵回収ホース(粉塵回収手
段) 19 ブラストホース(ブラスト供給
手段) 21 ブラストタンク(ブラスト供給
手段) 21a ブラスト材出口(ブラスト供給
手段) 22 集塵機(粉塵回収手段) 23 ブロワ(粉塵回収手段) 24 操作箱 25 監視カメラ 26,26′ 枠体 27 (ガイドノズル)遠隔操作装置 28 操作盤 29 吸着パッド 51 煙突筒身 52 補強リング 53 結合梁 54 足場 55 作業者 56 錆落し機 57 大型構造物としての超高層煙突 58 壁面 a ブラスト材 b 高圧空気 c 粉塵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B24C 9/00 B24C 9/00 M (72)発明者 長谷川 順行 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 丸田 隆明 東京都港区芝五丁目34番6号 三菱重工工 事株式会社内 (72)発明者 加藤 栄治 東京都港区芝五丁目34番6号 三菱重工工 事株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大型構造物の壁面にブラスト材を吹き付
    けて前記壁面の素地を調整する大型構造物の壁面素地調
    整装置において、ブラスト供給手段から供給され、前記
    壁面に前記ブラスト材を吹き付けるブラストノズルと、
    前記ブラストノズルと前記壁面との間を閉塞状態に被包
    するフードと、前記フード内に集積する粉塵を回収する
    粉塵回収手段と、前記ブラスト供給手段に連結された前
    記ブラストノズルおよび前記粉塵回収手段に連結された
    フードを載置するゴンドラと、前記ゴンドラを昇降さ
    せ、壁面素地調整位置に移動させる昇降手段とを設けた
    ことを特徴とする大型構造物の壁面素地調整装置。
  2. 【請求項2】 前記フードが、内部に集積する前記粉塵
    の流出を促進するため、下方に傾斜底壁を設けるととも
    に、前記傾斜底壁に前記粉塵の流出方向に外気を導入
    し、前記粉塵の流出を加速するスリットを設けているこ
    とを特徴とする請求項1の大型構造物の壁面素地調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フード内に挿入され、前記壁面に前
    記ブラスト材を吹き付けるブラストノズルが、前記フー
    ド内で前記壁面と軸心を直交させた姿勢で周方向に移
    動、若しくは前記壁面の周方向に軸心方向を揺動できる
    スキャニング機構を設けていることを特徴とする請求項
    1の大型構造物の壁面素地調整装置。
  4. 【請求項4】 前記フード内に挿入され、前記壁面に前
    記ブラスト材を吹き付けるブラストノズルが、先端部が
    前記フード内に設置され、前記壁面に平行に移動するロ
    ッドレスシリンダに連結されるとともに、前記ブラスト
    供給手段に連結される基端部が前記フードの挿入部の設
    けられた自在ジョイントで支持され、前記壁面の周方向
    に軸心方向を揺動できるスキャニング機構を設けている
    ことを特徴とする請求項1の大型構造物の壁面素地調整
    装置。
  5. 【請求項5】 前記フード内に挿入され、前記壁面に前
    記ブラスト材を吹き付けるブラストノズルが、前記フー
    ドの後方に前記壁面と平行に配設された支持材で中央部
    が支持されるとともに、前記支持材に沿って平行移動す
    るロッドレスシリンダに連結され、前記フード内で軸心
    方向を前記壁面と直交させた姿勢で、前記壁面の周方向
    に移動できるスキャニング機構を設けていていることを
    特徴とする請求項1の大型構造物の壁面素地調整装置。
  6. 【請求項6】 前記フード内に挿入され、前記壁面に前
    記ブラスト材を吹き付けるブラストノズルが、前記フー
    ドの後方に前記壁面と平行に配設された支持材で中央部
    が支持され、前記支持材に沿って平行移動するロッドレ
    スシリンダとともに移動するとともに、前記ブラスト供
    給手段に連結される基端部が前記支持材の後方に設けら
    れたリニアガイドで支持され、前記壁面の周方向への軸
    心方向の揺動および前記壁面に向けての進退ができるス
    キャニング機構を設けていることを特徴とする請求項1
    の大型構造物の壁面素地調整装置。
  7. 【請求項7】 前記フードが、前記ゴンドラを前記壁面
    に押し付け、前記壁面に対向する前記フードの前面を前
    記壁面に密着させる押付装置を後方に具えるとともに、
    前記ゴンドラ上から前記壁面素地調整装置の操作をする
    ようにしたことを特徴とする請求項1の大型構造物の壁
    面素地調整装置。
  8. 【請求項8】 前記フードが、前記ゴンドラを前記壁面
    に押し付け、前記壁面に対向する前記フードの前方を前
    記壁面に密着させる押付装置を後方に具えるとともに、
    内部に壁面素地調整状況をモニタする監視装置を設け、
    前記監視装置からの情報に基づき、地上若しくは前記大
    型構造物に設けたステージから前記壁面素地調整装置を
    遠隔操作するようにしたことを特徴とする請求項1の大
    型構造物の壁面素地調整装置。
  9. 【請求項9】 前記ゴンドラが、前記壁面と対向する前
    方側に、前記ゴンドラを前記壁面に吸着させる吸着パッ
    ドを具えるとともに、前記フードの内部に壁面素地調整
    作業状況をモニタする監視装置を設け、前記監視装置か
    らの情報に基づき、地上若しくは前記大型構造物に設け
    たステージから前記壁面素地調整装置を遠隔操作をする
    ようにしたことを特徴とする請求項1の大型構造物の壁
    面素地調整装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR102144988B1 (ko) * 2020-01-23 2020-08-19 삼성티앤아이 주식회사 대형 챔버 또는 선박의 블라스팅 작업이 용이한 블라스터
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CN115338781A (zh) * 2022-08-12 2022-11-15 佛山市高明利钢精密铸造有限公司 一种精密铸造用金属表面氧化层喷砂处理器及其处理方法

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