JP2007069271A - 円筒状構造物のショットピーニング装置およびショットピーニング方法 - Google Patents

円筒状構造物のショットピーニング装置およびショットピーニング方法 Download PDF

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正義 小嶋
Yoshiharu Kitaura
好春 北浦
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Abstract

【課題】円筒状構造物へのショットピーニングに際し、ショットピーニング用処理ヘッドを自由に移動、取付け、取外し等することができ、据付け位置環境に適した小型化が図れ、設備の簡素化、作業性および安全性向上等が図れるようにする。
【解決手段】複数の分割体である円弧状レールエレメントをピーニング処理対象となる円筒状構造物103の周面に沿って配置し、この円弧状レールエレメントに円筒状構造物の周面に沿う張力を与えてガイドレール3を円筒状構造物に固定し、設置したガイドレール上にショットピーニング用処理ヘッド2を搭載して、この処理ヘッドをウインチ機構12によってガイドレールに沿って移動させながら、円筒状構造物の表面へのピーニング材のショットおよびショット後のピーニング材の回収をそれぞれ異なるホース5a,6aを使用して行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は原子炉内構造物である炉心シュラウド等にショットピーニング処理を施すための円筒状構造物のショットピーニング装置およびショットピーニング方法に係り、特に施工個所が狭隘空間である場合に作業性・安全性等の向上が図れるショットピーニング装置およびショットピーニング方法に関するものである。
例えば沸騰水型原子炉には炉内構造物として、炉心を包囲する炉心シュラウドが設置されている。この炉心シュラウドを支えるサポートシリンダは、オーステナイト系ステンレス鋼または高ニッケル合金等のように、十分な耐食性と高温強度を有する材料によって構成されている。
しかしながら、これらの材料は高温高圧環境下での長期に亘る運転および中性子照射に起因する材料劣化の問題が懸念されている。特に、炉内構造物の溶接部近傍は溶接入熱による材料の鋭敏化および引張り残留応力が形成されているため、潜在的な応力腐食割れ発生の可能性を有している。
この応力腐食割れに対する予防保全のため、従来よりショットピーニング処理による対応が行われている。例えば、金属小球等のピーニング材を水流や高圧空気などの流体によって円筒状構造物に高速で噴射し、これにより被施工面を塑性変形させて引張り残留応力を圧縮応力に変え、応力腐食割れの3要因(材料、環境、応力)の一つである応力因子(溶接時の引張り残留応力)を除去し、溶接部近傍の応力腐食割れを防止する処理方法が行われる。
従来、このような応力腐食割れ防止用手段として、炉心シュラウド下部等の狭隘な空間にガイドレールを挿入して溶接固定し、この溶接固定されたガイドレール上に自走式の処理ヘッドを搭載して移動させながら、処理対象部に向けてショットピーニング処理を施すようにしたショットピーニング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−277436号公報
上述した公知技術では、狭隘な空間にガイドレールを挿入して溶接固定し、この溶接固定されたガイドレール上に自走式の処理ヘッドを搭載して移動させながら、処理対象部に向けてショットピーニング処理を施すようにしているため、種々の課題が生じた。
例えば、ガイドレールを溶接により固定設置するため、レールの設置および取外し作業に多くの手間がかかり、使用設備が複雑・大掛かりとなっていた。また、処理ヘッドが自走式駆動機構を有する構成となっているため、処理ヘッドの周辺機器の部品構成が複雑化するとともに、駆動機構への通電用ケーブル等が必要となり、ショットピーニング施工事におけるケーブル類の送り作業が複雑となっていた。また、処理ヘッドのケーブル類が多くなるため作業人員を多く必要とした。さらに、処理ヘッドにおけるショットピーニングの供給用ホースと回収用ホースとが一体的な構成であるため、処理ヘッドが大型化した。
さらにまた、処理ヘッドが大型であるため、加工対象の円筒状構造物周囲が狭隘であると、ショットピーニング施工が困難となり、さらにショットピーニング施工におけるトラブルの可能性があり、トラブルが発生した場合には、トラブルからの復帰時間が長くなる可能性があった。
このように、従来の技術では装置構成が複雑であるとともに、設置時およびピーニング処理時等における作業に多くの手間,人員を必要とし、装置故障時の処理ヘッド着脱等の作業も困難となり、また処理ヘッド移動用レールを構造物に溶接しているためレールの取付けおよび取外し作業が困難である等の課題があった。この結果、ショットピーニング装置の製作費削減、製作期間および施工期間等の短縮を図るうえで多くの制約を受けていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、狭隘部においてもショットピーニング用処理ヘッドを自由に移動、取付け、取外し等することができ、据付け位置環境に適した小型化が図れ、設備の簡素化、作業性および安全性向上等が図れる円筒状構造物のショットピーニング装置およびショットピーニング方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明では、円弧状をなす複数のレールエレメントの連結によりリング状に組立てられ、ピーニング処理対象となる円筒状構造物の周面に沿って配置されるガイドレールと、前記レールエレメント間の1または2以上の個所に設けられ、当該レールエレメント同士の間に張力を発生させて前記ガイドレールを前記円筒状構造物の周面に固定させるガイドレール固定機構と、前記ガイドレール上に滑車を介して移動可能に搭載され、前記円筒状構造物にショットピーニング処理を施すピーニング処理ヘッドと、前記ガイドレールの軌道方向における前記処理ヘッドの移動範囲端部位置に設けられ、当該処理ヘッドを前記ガイドレールの軌道方向に沿って移動させるウインチ機構と、前記処理ヘッドにショット供給用ホースを介してピーニング材を供給するショット供給装置と、前記回収部からショット後のピーニング材をショット回収用ホースを介して回収するショット回収装置とを備えたことを特徴とする円筒状構造物のショットピーニング装置を提供する。
また、本発明では、複数の分割体である円弧状レールエレメントをピーニング処理対象となる円筒状構造物の周面に沿って配置するガイドレール配置工程と、配置された前記円弧状レールエレメントに前記円筒状構造物の周面に沿う張力を与えて前記ガイドレールを前記円筒状構造物に固定するガイドレール固定工程と、設置した前記ガイドレール上にショットピーニング用処理ヘッドを搭載する処理ヘッド搭載工程と、この搭載した処理ヘッドをウインチ機構によって前記ガイドレールに沿って移動させながら、前記円筒状構造物の表面へのピーニング材のショットおよびショット後のピーニング材の回収をそれぞれ異なるホースを使用して行うショットピーニング工程とを備えることを特徴とする円筒状構造物のショットピーニング方法を提供する。
本発明によれば、ガイドレールの取付け固定を溶接ではなく機械的な締付け力等で行うことにより、レール着脱の簡略化が図れるとともに、ヘッド自体に駆動機構を設けず、外力によって移動させる構成としたことにより、処理ヘッドを小型化することができる。したがって、周辺構成が簡素化され、駆動用ケーブル類も不要となる。また、処理ヘッドのケーブル類を削減することができ、ショットピーニング施工における作業人員を削減することも可能となる。また、処理ヘッドの小型化が図れるため、加工対象となる円筒状構造物の周囲空間が狭隘であっても、ショットピーニング施工が容易に行える。そして、ショットピーニング施工におけるトラブルの発生原因も削減され、トラブルが発生した場合においてもトラブルからの復帰時間を短縮することができる。
以下、本発明に係るショットピーニング装置およびショットピーニング方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、沸騰水型原子炉の定期点検等の際に、所定の除染処理を施した後、炉心シュラウドの下部に設けられているサポートシリンダの外周面を改質処理するための装置および方法について説明する。
図1は、本実施形態の全体構成を概略的に示すシステム構成図である。図1に示すように、本実施形態のショットピーニング装置1は、原子炉圧力容器101の内部に設置される炉内設置用機構部1Aと、炉外に設置される炉外設置用機構部1Bとにより構成されている。
炉内設置用機構部1Aとしては、ショットピーニング処理用の移動可能なピーニング処理ヘッド2と、このピーニング処理ヘッド2を搭載してガイドするガイドレール3と、ショットピーニング後の処理面等を監視する部監視用カメラ4と、後述する他の機器等を備えている。
また、炉外設置用機構部1Bとしては、ピーニング材をピーニング処理ヘッド2に供給するためのショット供給装置としての加圧タンク5と、ショット後のピーニング材を回収するショット回収装置としての回収タンク6とを備えている。これらの加圧タンク5および回収タンク6は、互いに独立した構成のショット供給用ホース5aおよびショット回収用ホース6aを介してそれぞれピーニング処理ヘッド2に連結されている。また、回収タンクには、回収物移送ホース7aを介してフィルタ装置7が接続されるとともに、フィルタ装置7には排気用ホース8aを介して排風機(または廃液器)8が接続されている。これらにより、ショット媒体である空気(または水その他の液体)等の濾過および排出が行われる。さらに、監視用カメラ4で取得した映像を映し出す監視用のモニタ9が設置され、これらはケーブル9aにて接続されている。
図2は原子炉圧力容器101内の炉心部を示す横断面図であり、図3は図2のA−A線に沿う拡大断面図(縦断面図)である。これらの図には、炉内に導入された本実施形態によるショットピーニング装置1(1A)の全体構成が示されている。
図2および図3に示すように、原子炉圧力容器101内の炉心部には円筒状構造物である炉心シュラウド102が設けられている。そして図3に示すように、炉心シュラウド102の下端側は円筒状構造物であるサポートシリンダ103が設けられ、このサポートシリンダ103は溶接部103aにより上下に一体に接合されている。サポートシリンダ103の周囲には、複数のジェットポンプ104が所定の間隔で配置されている。サポートシリンダ103と各ジェットポンプ104とは互いに接近し、これらの間隙は狭隘空間となっている。各ジェットポンプ104のディフューザ105の下端部は、水平なリング状のバッフルプレート106に支持されており、このバッフルプレート106の内周縁部がサポートシリンダ103の外周面に接合している。
本実施形態では、このようなサポートシリンダ103の周壁外面、特に溶接部103aの近傍が処理・観察の対象となる。本実施形態のショットピーニング装置1の炉内設置用機構部1Aは、例えば定期点検時の化学徐染等の後、サポートシリンダ103とジェットポンプ104との間の狭隘な空間に導入され、バッフルプレート106上に設置される。
ガイドレール3は図2に示すように、複数の分割体である円弧状レールエレメント3a,3bの組立体として各端部を連結することにより、全体として略リング状に構成され、サポートシリンダ103の周囲に配置される。
なお、図2に示すように、本実施形態においては、ガイドレール3が例えばサポートシリンダ103を略半周ずつ覆う第1の半円弧状ガイドレール3Aと、第2の半円弧状ガイドレール3Bとを連結した構成となっている。第1,第2のガイドレール3A,3Bは、それぞれサポートシリンダ103の曲率に沿う円弧状をなす複数本(例えば各9本)のレールエレメント3a‥、3b‥を連結して組立てられる。そして、これら第1,第2のガイドレール3A,3Bの各端部同士が後に詳述するガイドレール固定機構としてのレール連結用ワイヤ10およびワイヤ巻上げ用締付レバー11により連結される。すなわち、締付レバー11の締付力によって第1,第2のガイドレール3A,3Bがサポートシリンダ103の外周面に締付けられ、一体構造のリング状ガイドレール3としてサポートシリンダ103の周囲に固定される。
このような第1,第2のガイドレール3A,3Bに、ショットピーニング処理用のピーニング処理ヘッド2,2がそれぞれ搭載され、ガイドレール3A,3Bにガイドされてサポートシリンダ103の周囲に沿い、半周ずつ移動し得る構成となっている。
また、図2に示すように、各ピーニング処理ヘッド2,2を移動するため、各ガイドレール3A,3Bの両端位置に外部駆動機構としてのウインチ機構12が設けられている。すなわち、各ガイドレール3A,3Bの両端位置にそれぞれ手動式または電動式のウインチ機構12が1対ずつ固定設置され、これらのウインチ機構12に巻かれたヘッド駆動用ワイヤ13が、それぞれ各ピーニング処理ヘッド2のレール方向に沿う両側部に連結されている。そして、各1対のウインチ機構12のワイヤ巻き上げ(巻き戻し)操作により、各ピーニング処理ヘッド2が各ガイドレール3A,3B上で移動できるようになっている。
なお、図2および図3の例では、ガイドレール3が第1,第2のガイドレール3A,3Bを備え、各ガイドレール3A,3Bにそれぞれピーニング処理ヘッド2を搭載する構成(2台のピーニング処理ヘッド2を含む構成)としているが、ガイドレール3の区分数およびピーニング処理ヘッド2の台数は特に制限されるものではない。例えば処理対象となる円筒状構造物の大きさ等に対応して、ガイドレール3を全体として1組のみとし、1台のピーニング処理ヘッド2を含む構成としてもよく、またガイドレール3を3組以上とし、3台以上のピーニング処理ヘッド2を含む構成としてもよい。
図4は、ガイドレール3の全体構成を示すとともに、このガイドレール3への搭載機器等の概略配置を説明するための側面図である。図5(a)は図4に示したガイドレール構成を詳細に示す拡大図であり、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿う断面図である。
まず、ガイドレール3の構成を詳細に説明する。図5(b)に示すように、ガイドレール3を構成する各レールエレメント3aはそれぞれ肉薄かつ縦長とされており、ガイドレール3の軌道方向に直角な断面が縦長六角形状とされている。すなわち、ガイドレール3の上端部の両側面は山形の傾斜面となり、またガイドレール3の下端部の両側面はV字形の傾斜面となっている。これらガイドレール3の上下端の各傾斜面が、それぞれピーニング用処理ヘッド2の滑車ガイド面となる。
また、ガイドレール3を構成する各レールエレメント3aの下部には、移動用のレール台車14が取付けられている。これらのレール台車14は、少なくとも各レールエレメント3aの軌道方向両端部に配置されている。これにより、各ガイドレール3はそれぞれ独立してバッフルプレート106上で移動することができる。
レール台車14の車輪14aは例えばL字形の脚部15の下片に軸支され、脚部15の上片は、ガイドレール3の側面に形成された凹部16に嵌合されてピン17により固定されている。これにより、脚部15の側面とガイドレール3の側面とは面一となり、ガイドレール3はサポートシリンダ103の外周面に隙間を生じることなく、密着状態で設置することができ、ガイドレール3をサポートシリンダ103の外周面に締付け状態で固定させる場合にレール台車14が締付けを阻害しない構成となっている。
また、図4および図5(a),(b)に示すように、ガイドレール3を構成する各レールエレメント3aの各端部には、上下に重合して連結できる段部18,19を有し、さらに各段部18,19の水平な重合面には、上方および下方に突出する係止用嵌合部20,21が形成され、これらの嵌合部20,21により水平方向の引き抜きによる外れを防止し得る構成となっている。
そして、1対のレールエレメント3aの各段部18,19における、水平な上下面の接合部が縦向きのピン22によって連結されるとともに、縦面同士は横向きのボルト23およびナット24により連結されている。縦向きのピン22は一方のレールエレメント3aの端部に形成した下向きの穴25と、他方のレールエレメント3aの端部に形成した上向きの穴26とに垂直に挿入されて水平方向の位置決めを担っている。横向きのボルト23は一方のレールエレメント3a端部の横向きネジ穴27に螺合したネジ部28と、このネジ部28と一体となったボルト23とを有する。そして、ボルト23は他方のレールエレメント3aに穿設した横向き孔29に挿通され、この他方のレールエレメント3aに開けた窓孔30にボルト23の頭部が突出し、このボルト23に窓孔側からナット24を締付けることにより、垂直方向の位置決めおよび水平方向の連結を担っている。
また、図5(a)には第1,第2のガイドレール3A,3Bを連結するガイドレール固定機構が詳細に示してある。この図に示すように、第1,第2のガイドレール3A,3Bの連結用端部にリング状の連結具31,32がそれぞれ設けられており、一方の連結具31にはワイヤ巻取り機構33が取付けられ、他方の連結具にはワイヤ34が設けられている。ワイヤ巻取り機構33はワイヤ34を巻取るドラム、ラッチ等の巻取り機構35および巻取りレバー36等によって構成されている。そして、巻取りレバー36を回転させて巻取り機構35にワイヤ34を巻取ることにより、両ガイドレール3A,3Bを相互に引寄せる方向に張力を付与することができるようになっている。この張力によりガイドレール3全体の径が縮小し、ショットピーニング処理対象となるサポートシリンダ103に締付け力が発生し、ガイドレール3が固定される。
図6はピーニング処理ヘッド2の構成を詳細に示す拡大図であり、図7および図8はそれぞれ図6のC−C線およびD−D線に沿う断面図である。
ピーニング用処理ヘッド2は上述したように、ガイドレール3に滑車を介して移動可能に搭載され、円筒状構造物であるサポートシリンダ103の外周面にショットピーニング処理を施すものである。すなわち、ピーニング用処理ヘッド2は、サポートシリンダ103の表面に対向して一定の範囲を覆う縦長板状のヘッド本体フレーム37を備え、このヘッド本体フレーム37に走行用の滑車38(38a,38b)、ワイヤ接続具39,40、ショットノズル41、ショット回収口42、ショット飛散防止ブラシ43、58および監視用カメラ4等を設けた構成とされている。
まず、図6および図7により、ヘッド本体フレーム37、走行用の滑車38およびワイヤ接続具39,40等の構成を説明する。
ヘッド本体フレーム37は任意形状、例えば図6に示すように側面視略長方形の縦長な板状とされており、ガイドレール3の外周面に沿って垂直に配置されている。このヘッド本体フレーム37には、ガイドレール3の上端に係合する2つの上部滑車38a,38aと、ガイドレール3の下端に係合する2つの下部滑車38b,38bとが設けられている。
各上部滑車38a,38aは水平軸46に周面が傾斜した1対のローラ47a,47bを支持させて両ローラ47a,47b間にV溝を形成した構成のものであり、V溝部分がガイドレール3上端の山形傾斜面上に係合して搭載されるようになっている。各下部滑車38b,38bも同様に、水平軸48に周面が傾斜した1対のローラ49a,49bを支持させて両ローラ49a,49b間にV溝を形成した構成のものであり、V溝部分がガイドレール3下端の傾斜面に係合している。このように、本実施形態ではガイドレール3を上部滑車38a,38aおよび各下部滑車38b,38bにより上下方向から挟み込み、ヘッド本体フレーム37をガイドレール3に一定姿勢で搭載保持できる構成となっている。
なお、下部滑車38bは図7に示すように、ガイドレール3の下端とレール台車14との間隙間に配置され、レール台車14と干渉することはなく、上下方向に略一列配置とされる。
また、図6に示すように、ヘッド本体フレーム37の幅方向両端位置には、ガイドレール3上からショット粒等を除去するためのスカッパー50が設けられている。これにより、ガイドレール3上へのショット粒等の蓄積が防止され、ショットピーニング作用中のヘッド走行を円滑に行うことができる。
次に、図6〜図8により、ショットノズル41、ショット飛散防止ブラシ43,58、ショット回収口42、および監視用カメラ4等の構成を説明する。
ショットノズル41は、ショット供給用ホース5aに継手51を介して接続されたノズル配管52の先端に連結され、ヘッド本体フレーム37の一側面(ガイドレール3と反対側の面)に配置されている。このショットノズル41は、ヘッド本体フレーム37の略中央位置に穿設された縦長なスリット53に臨む配置とされており、このスリット53を介してヘッド本体フレーム37からピーニング材であるショット粒を噴射し、サポートシリンダ103にショットピーニング処理を施すようになっている。
ヘッド本体フレーム37には、スリット53と平行な縦配列で上下方向に複数のノズル取付け孔54が2列穿設されており、ショットノズル41は、これらのノズル取付け孔54に挿通されるボルト等の締結具55と、この締結具55により締結される保持具56とにより、ヘッド本体フレーム37の一側面に固定されている。ショットの際には、予めサポートシリンダ103に対するショット高さが設定される。なお、ヘッド本体フレーム37の一側面にはスリッ53トと平行に位置確認用のスケール57が設けられている。このスケール57により、ショットノズル41の設置高さを確認することができる。なお、ショットノズル41は、ギア機構等により上下に移動可能な構成とすることも可能である。
ヘッド本体フレーム37の他側面側には、ショットピーニング施工範囲として設定した領域を覆う配置でショット飛散防止ブラシ43が設けられている。このショット飛散防止ブラシ43は、例えば帯状のブラシホルダにブラシ要素を多数植設したものであり、ヘッド本体フレーム37の他側面に所定の間隔で設けたブラシ止め具59により固定されている。このショット飛散防止ブラシ43により囲まれるショットピーニング施工範囲は、図6に破線で示すように、ガイドレール3の上方位置からヘッド本体フレーム37の上端近傍の範囲となっている。
また、ヘッド本体フレーム37に穿設したスリット53にもショット飛散防止ブラシ58が設けられている。すなわち、スリット53はショットノズルを昇降するためにヘッド本体フレーム37に縦長な配置で穿設したものであり、このスリット53からショット粒が外部に飛散する可能性がある。そこで、スリット53の周縁部から内側開口部を塞ぐようにショット飛散防止ブラシ58がヘッド本体フレーム37の面と平行面に沿って配設されている。これにより、スリット53からショット粒が外部に飛散することが防止される。なお、飛散防止ブラシ58は弾性を有するため、ショットノズル41が配置されるスリット53の一部は開口状態となり、ショット作用が阻害されることはない。
次に、ショット回収口42は、ショットピーニング施工範囲の下端位置に設けられている。このショット回収口42には、ショット回収用ホース6aが接続され、このショット回収用ホース6aは止め具61によりヘッド本体フレーム37に固定されている。
なお、ショット回収用ホース6aは上述したように、ショット供給用ホース5aから独立した構成とされており、これらは互いに平行に揃えてガイドレール3の上方に沿って配置される。そして、ショット後にショット領域内に落下して集積したショット粒は、ショット回収口42からショット回収用ホース6aを介して回収タンクに回収される。
監視用カメラ4は、ショット後のショット面の観察およびショット位置の確認等の情報を取得するものであり、ヘッド本体フレーム37の一側面に配置されている。この監視用カメラ4は、例えばショットノズル41の下方に隣接配置され、ヘッド本体フレーム37のスリット部分からサポートシリンダ103の表面を観察することができ、さらに外周側の機器の観察も可能となっている。
この監視用カメラ4は例えばショットノズル41の保持具56により、ショットノズル41とともに一体的に保持されている。そして、監視用カメラ4には情報伝達用のケーブル9aが接続され、取得された映像はケーブル9aに接続されているモニタ9に表示される。
なお、ケーブル9aは、ショット供給用ホース5aおよびショット回収用ホース6aとともにガイドレール3の上方に沿って配置される。すなわち、図2、図4および図5(a)に示すように、ガイドレール3には、ショット供給用ホース5a、ショット回収用ホース6aおよびケーブル9aを支持するためのサポート台車62が複数台搭載されている。これらのサポート台車62は、例えば1枚または2枚の縦板にピーニング用処理ヘッド2と同様の4個の滑車63を設け、ガイドレール3の上下縁に安定に支持されて走行できる構成のものである。このサポート台車62の上部に、上述のショット供給用ホース5a、ショット回収用ホース6aおよびケーブル9aが支持され、所定の位置まで案内される。
次に、ピーニング用処理ヘッド2を走行させるための駆動機構について説明する。本実施形態のピーニング用処理ヘッド2は自走用の駆動部を備えておらず、ヘッド移動範囲の端部位置に設置された2台のウインチ機構12にワイヤ13を介して接続され、これらのウインチ機構12による手動または電動操作によるワイヤ巻上げ操作によってガイドレール3上を走行するようになっている。
図9はウインチ機構を示す拡大図であり、図10は図9の側面図である。図9および図10に示すように、ウインチ機構12はガイドレール3の端部位置に設置されている。このウインチ機構12はレールエレメント3aに固定されるスタンド64と、このスタンド64上に立設されたブラケット65と、ブラケット65に軸66を介して回転自在に取付けられたワイヤリール67とを備えている。
また、ブラケット65には回転操作用の手動用ハンドル68がレバー69および軸70を介して取付けられ、この軸70の回転が動力伝達機構71を介してワイヤリール67に伝達されるようになっている。また、スタンド64には、ワイヤ送り用の滑車72が設けられている。この滑車72はガイドレール3の外周側に配置されており、ワイヤリール67に巻かれたワイヤ13は、図6に示したピーニング用処理ヘッド2のワイヤ連結具39に連結されている。そして、このワイヤ13をワイヤリール67に巻取り、または巻き戻しすることにより、ピーニング用処理ヘッド2をガイドレール3に沿って移動することができる。
この構成により、駆動機構を有しないピーニング処理ヘッド2を1対のウインチ機構12の操作で第1,第2のガイドレール3A,3B上で移動することができる。
次に、以上の構成を用いてショットピーニングを実施する方法について説明する。
本実施形態では、まず、複数の分割体である円弧状レールエレメント3aをピーニング処理対象となる円筒状構造物の周面に沿って配置する(ガイドレール配置工程)。この場合、本実施形態では、各レールエレメント3の厚さが小さく構成されていることにより、各レールエレメント3aを原子炉内の狭い空間を介して個々に吊下げ、または吊上げ等の操作により、バッフルプレート106上の狭い空間への導入および撤去等が容易に行える。また、狭隘な空間内を介して、筒状構造物であるサポートシリンダ103の外周面に沿ってガイドレール3を容易に配置することができる。
また、ガイドレール3を構成する各レールエレメント3aの下部には、移動用のレール台車14が取付けられ、これらのレール台車14は、少なくとも各レールエレメント3aの軌道方向両端部に配置されているので、各ガイドレール3はそれぞれ独立してバッフルプレート106上で容易に移動することができ、組立および取外し等が容易に行える。
次に、円弧状レールエレメント3aに円筒状構造物の周面に沿う張力を与えてガイドレール3をサポートシリンダ103の外周面に固定する(ガイドレール固定工程)。この工程では、分割式のレールエレメント3aをサポートシリンダ103に位置決めピンおよびボルト等を用いた機械的な方法で締付けることにより、構造物の全周にレールを固定することができる。
その後、設置したガイドレール3上に、ショットピーニング用処理ヘッド2を搭載する(処理ヘッド搭載工程)。この工程では、レールエレメント3aに取付けられた処理ヘッド2のレール軌道方向両側にそれぞれウインチ機構12を設置する。そして、ウインチ機構12と処理ヘッド2とをワイヤで接続することにより、ウインチ機構12の駆動により処理ヘッド2をサポートシリンダ103の周方向に移動することが可能となる。
以上の工程の後、搭載した処理ヘッド2をウインチ機構12によってガイドレール3に沿って移動させながら、サポートシリンダ103の外面へのピーニング材のショット、およびショット後のピーニング材の回収をそれぞれ異なるホース5a,6aを使用して行う(ショットピーニング工程)。この工程では、処理ヘッド2と2つのウインチ機構12,12間をウインチ用ワイヤ13による手動方式または電動方式により処理ヘッド2の移動が可能である。そして、加圧タンク5から供給されるピーニング材がこのサポートシリンダ103の周壁にショットされ、ピーニング処理ヘッド2の移動に伴って所定のピーニング処理が施される。
また、ショット粒については、ピーニング処理ヘッド2およびショットノズル41の上下移動用のスリットに飛散防止ブラシ43を設け、ブラシホルダ51にて固定することで、ショット粒の飛散を防止し、落下し集積したショット粒はピーニング処理ヘッド2の下部に設けられたショット回収口42からショット回収用ホース6aにて回収タンク6へと回収される。また、監視用カメラ4およびモニタ9を設置したことにより、加工面および作業の健全性確認、加工状況の確認等が行える。そして、処理ヘッド2には駆動機構が存在しないことから、従来の処理ヘッド2に比べて駆動用ケーブル類を省略することが可能となり、ショットピーニング加工時におけるケーブル類の送り作業が容易に行えるようになる。なお、装置故障時においては、ピーニング用処理ヘッド2に駆動機構がないため、容易に取外しを行うことが可能である。また、ウインチ機構12に電動方式を採用した場合には処理ヘッド2の位置移動速度を安定化させることが可能である。
さらに、処理ヘッド2に接続されるショット供給用ホース5aとショット回収用ホース6aとを分割させることで、処理ヘッド2を小型化させることが可能となる。これにより、円筒状構造物周囲が狭隘であってもショットピーニングの施工が可能となる。
以上で詳述したように、本実施形態によれば、ガイドレール3の円筒状構造物への取付けを溶接ではなく、機械的な手段で取付けることにより、ガイドレール着脱の簡略化が図れるとともに、処理ヘッド2自体に駆動機構を設けないため、同ヘッドの周辺構成が簡素化される。また、駆動用ケーブル類が不要となり、ショットピーニング施工事におけるケーブル類の送り作業が容易となる。また、ピーニング用処理ヘッド2のケーブル類の削減によりショットピーニング施工における作業者の人数を削減することができる。
また、処理ヘッド2におけるショット供給用ホース5aとショット回収用ホース6aとを分割することにより、処理ヘッド2を小型化することができる。さらに、処理ヘッド2の小型化により、加工対象の円筒状構造物周囲が狭隘であってもショットピーニング施工が可能となる。
さらにまた、ショットピーニング施工におけるトラブル発生原因を削減し、トラブルが発生した場合においてもトラブルからの復帰時間を短縮することができる。
なお、以上の実施形態では、円筒状構造物の外周面にガイドレール3を設置する場合について引張り力によってガイドレール3を円筒状構造物の外周面に締付ける構成としたが、本発明では、円筒状構造物の内周面にガイドレール3を設置する場合に伸長方向の張力を与えて、円筒状構造物の内周面に突張り力としての張力を与えてレール設置をする応用も可能である。
また、本発明の装置および方法は、上述したサポートシリンダ以外の円筒状構造物へのショットピーニング処理に対しても種々適用することが可能である。
本発明の一実施形態によるショットピーニング装置を概略的に示すシステム構成図。 原子炉圧力容器内の炉心部および本発明の一実施形態によるショットピーニング装置を示す横断面図。 図2のA−A線に沿う拡大断面図。 本発明の一実施形態によるショットピーニング装置のガイドレールを示す側面図。 (a)は図4に示したレールを詳細に示す拡大図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図。 本発明の一実施形態によるショットピーニング装置の処理ヘッドを示す拡大図。 図6のC−C線断面図。 図6のD−D線断面図。 本発明の一実施形態によるショットピーニング装置のウインチを示す拡大図。 図9の側面図。
符号の説明
1 ショットピーニング装置
1A 炉内設置用機構部
1B 炉外設置用機構部
2 ピーニング処理ヘッド
3 ガイドレール
3A 第1の半円弧状ガイドレール
3B 第2の半円弧状ガイドレール
3a、3b 円弧状レールエレメント
4 監視用カメラ
5 加圧タンク
5a ショット供給用ホース
6 回収タンク
6a ショット回収用ホース
7 フィルタ装置
8 排風機
9 モニタ
9a ケーブル
10 レール連結用ワイヤ
11 締付レバー
12 ウインチ
13 ヘッド駆動用ワイヤ
33 ワイヤ巻取り機構
38 滑車
41 ショットノズル
42 ショット回収口
43 ショット飛散防止ブラシ
53 スリット
58 ショット飛散防止ブラシ
61 止め具
62 サポート台車
101 原子炉圧力容器
102 炉心シュラウド
103 サポートシリンダ
103a 溶接部
104 ジェットポンプ
105 ディフューザ
106 バッフルプレート

Claims (4)

  1. 円弧状をなす複数のレールエレメントの連結によりリング状に組立てられ、ピーニング処理対象となる円筒状構造物の周面に沿って配置されるガイドレールと、前記レールエレメント間の1または2以上の個所に設けられ、当該レールエレメント同士の間に張力を発生させて前記ガイドレールを前記円筒状構造物の周面に固定させるガイドレール固定機構と、前記ガイドレール上に滑車を介して移動可能に搭載され、前記円筒状構造物にショットピーニング処理を施すピーニング処理ヘッドと、前記ガイドレールの軌道方向における前記処理ヘッドの移動範囲端部位置に設けられ、当該処理ヘッドを前記ガイドレールの軌道方向に沿って移動させるウインチ機構と、前記処理ヘッドにショット供給用ホースを介してピーニング材を供給するショット供給装置と、前記回収部からショット後のピーニング材をショット回収用ホースを介して回収するショット回収装置とを備えたことを特徴とする円筒状構造物のショットピーニング装置。
  2. 前記各レールエレメントはそれぞれ下部に台車を有し、ショットピーニング処理位置の床面上で移動可能とされている請求項1記載の円筒状構造物のショットピーニング装置。
  3. 前記ショット供給用ホースおよび前記ショット回収用ホースは、互いに独立した構成とされている請求項1記載のショットピーニング装置。
  4. 複数の分割体である円弧状レールエレメントをピーニング処理対象となる円筒状構造物の周面に沿って配置するガイドレール配置工程と、配置された前記円弧状レールエレメントに前記円筒状構造物の周面に沿う張力を与えて前記ガイドレールを前記円筒状構造物に固定するガイドレール固定工程と、設置した前記ガイドレール上にショットピーニング用処理ヘッドを搭載する処理ヘッド搭載工程と、この搭載した処理ヘッドをウインチ機構によって前記ガイドレールに沿って移動させながら、前記円筒状構造物の表面へのピーニング材のショットおよびショット後のピーニング材の回収をそれぞれ異なるホースを使用して行うショットピーニング工程とを備えることを特徴とする円筒状構造物のショットピーニング方法。
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