JPH08154880A - 自動洗浄装置 - Google Patents

自動洗浄装置

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JPH08154880A
JPH08154880A JP33164394A JP33164394A JPH08154880A JP H08154880 A JPH08154880 A JP H08154880A JP 33164394 A JP33164394 A JP 33164394A JP 33164394 A JP33164394 A JP 33164394A JP H08154880 A JPH08154880 A JP H08154880A
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JP
Japan
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cleaned
air
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automatic cleaning
fluid
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JP33164394A
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English (en)
Inventor
Masanaga Otani
昌永 大谷
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KANEMATSU ENG
Kanematsu Engineering Co Ltd
Original Assignee
KANEMATSU ENG
Kanematsu Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by KANEMATSU ENG, Kanematsu Engineering Co Ltd filed Critical KANEMATSU ENG
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Publication of JPH08154880A publication Critical patent/JPH08154880A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/005Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00 mounted on vehicles or designed to apply a liquid on a very large surface, e.g. on the road, on the surface of large containers

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  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
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  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建造物の壁面、天井面、床面、水路の壁面な
どの被洗浄面を高圧水などの噴出流体物の噴射で洗浄す
るときに、これを自動的に行うことができ、省力化を図
ることができるとともに、安全性に優れた自動洗浄装置
を提供する。 【構成】被洗浄面Cを走行移動するための走行輪2を備
えた本体部3と、本体部3の走行輪側に突設され被洗浄
面Cを噴出流体物の噴射で洗浄し、流体物供給装置6に
接続された流体物噴射ガン4と、本体部3の走行輪反対
側に設けられ、噴出流体物の噴射による本体部3の被洗
浄面Cから離れる方向への移動力と装置の自重とに対し
て、本体部3を被洗浄面C方向に付勢するための空気を
被洗浄面反対側に向けて噴出し、空気供給装置7に接続
された空気噴出部5と、本体部3を走行輪2によって被
洗浄面Cを自動走行させるための自動走行操作部とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建造物の壁面、天井面、
床面など被洗浄面の洗浄や比較的大きいサイズの水路等
の被洗浄面の洗浄を行うときに用いられ、高圧水などの
噴出流体物を流体物噴射ガンから噴射して洗浄等を行う
ようにした自動洗浄装置に関し、特に、流体物の噴出力
による被洗浄面から離れる方向への移動力と装置の自重
に対し、バランス圧で本体部を被洗浄面に保持するため
の空気を、流体物の噴射と逆方向即ち被洗浄面と逆方向
へ噴出することによって被洗浄面に本体部を前記バラン
ス圧で保持しながら自動的に走行し且つ自動的に流体物
を噴射して洗浄を行うことができる自動洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、建造物の壁面、天井面、床面な
ど被洗浄面の洗浄を行うときには、壁面の清掃は、屋上
から壁面へワイヤーを吊り下げ、このワイヤーにゴンド
ラを支持させて、人がゴンドラに乗り込んで作業するの
が通常であった。また、天井面は足場を組んでその上に
人が乗って下から上を向いて作業していた。これらは、
モップなどの清掃具を人力で操作していた。一方、本発
明者は、先に特願平6−247236号に記載した反動
軽減高圧水噴射ガンを提案した。この反動軽減高圧水噴
射ガンは、前ノズルから高圧水を噴射するとともに、こ
の前ノズルに対して同一軸線上後端に形成された圧縮エ
アー噴出口から圧縮エアーを噴出することによって、高
圧水の噴射による反動力を軽減するようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、モップ等の道
具の代わりに、この発明者の発明に係る反動軽減高圧水
噴射ガンをゴンドラ内や足場上で使用しようとした。こ
の反動軽減高圧水噴射ガンは、高圧水の噴射による反動
力が軽減され、作業者に噴射の反動力が加わることを軽
減して安全性を向上させることができるものであるが、
従来の清掃具と同様に、手でもって洗浄作業を行わなく
てはならないために、噴射ガンの自重による作業者への
負担は残されており、高所での作業性や安全性に問題が
あった。また、ゴンドラが利用出来ない所では、足場の
仮設に時間と費用がかかるという問題があった。
【0004】そこで、本発明者は、この洗浄作業を行う
時に、噴射ガンを手に持って作業することなく、しかも
足場を組むこと無く作業でき、即ち自動的に洗浄作業を
行えないものかと、種々検討した結果、噴射ガンから噴
射される高圧水などの流体物の噴射による被洗浄面から
離れる方向への移動力と装置の自重とに対して、空気を
被洗浄物に対して反対向きに噴出して、装置本体部を被
洗浄面にバランス圧で保持することができることを実証
し、これに自動走行機構を負荷することによってこれを
具現化するに至った。本発明は、上記従来の問題に鑑み
てなされたものであって、建造物の壁面、天井面、床
面、水路の壁面などの被洗浄面を高圧水などの噴出流体
物の噴射で洗浄や研磨、塗装、乾燥等の広義の意味での
洗浄作業をするときに、これを自動的に行うことがで
き、省力化を図ることができるとともに、安全性に優れ
た自動洗浄装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1の自動洗
浄装置は、建造物の壁面、天井面、床面などの被洗浄面
を高圧水などの噴出流体物の噴射によって洗浄するため
の自動洗浄装置であって、前記被洗浄面を走行移動する
ための走行輪を備えた本体部と、前記本体部の走行輪側
に突設され前記被洗浄面を噴出流体物の噴射で洗浄する
ための流体物噴射ガンと、前記本体部の走行輪反対側に
設けられ、前記噴出流体物の噴射による前記本体部の被
洗浄面から離れる方向への移動力と装置の自重とに対し
て、本体部を被洗浄面方向に付勢するための空気を被洗
浄面反対側に向けて噴出するための空気噴出部と、前記
本体部を走行輪によって被洗浄面上を自動走行させるた
めの自動走行操作部と、前記流体物噴射ガンに噴出流体
物を供給するための流体物供給装置と、前記空気噴出部
に空気を供給するための空気供給装置とを備えているも
のである。
【0006】請求項2の自動洗浄装置は、前記空気供給
装置が、前記本体部の被洗浄面反対側に設置された空気
噴出用送風機で構成されているものである。請求項3の
自動洗浄装置は、前記空気噴出部に代えて前記付勢力を
付与するための空気吸引部が設けられ、前記空気供給装
置は、前記本体部の被洗浄面反対側に設置された空気吸
引機で構成されているものである。請求項4の自動洗浄
装置は、床面洗浄時には、前記空気供給装置からの空気
の供給を停止又は低下させることができる構成としたも
のである。請求項5の自動洗浄装置は、床面洗浄時に
は、前記流体物噴射ガンの噴出流体物の噴射による前記
本体部の浮き上がりを防止するためのウエイトを前記本
体部に載置可能とした構成としたものである。
【0007】請求項6の自動洗浄装置は、前記自動走行
操作部に変えて、手押し用ハンドルを設けた構造とした
ものである。請求項7の自動洗浄装置は、被洗浄面の対
面側に所定間隔を隔てて近接した壁面を有する建造物の
前記被洗浄面を高圧水などの噴出流体物の噴射で洗浄す
るための自動洗浄装置であって、前記対面側壁面を走行
移動するための走行輪を備えた本体部と、前記本体部の
走行輪反対側に設けられ、前記被洗浄面を噴出流体物の
噴射で洗浄するための流体物噴射ガンとを備え、前記流
体物噴射の被洗浄面から離れる方向への移動力で本体部
を対面壁面に保持しながら、流体物の噴射で被洗浄面を
洗浄する構成としたものである。
【0008】請求項8の自動洗浄装置は、建造物の被洗
浄面を回転グラインダ、回転ブラシなどの清掃具で洗浄
するための自動洗浄装置であって、前記被洗浄面を走行
移動するための走行輪を備えた本体部と、前記本体部の
走行輪側に設けられ、先端部に前記被洗浄面を洗浄する
ための回転グラインダ、回転ブラシなどの清掃具と、前
記本体部の走行輪反対側に設けられ、清掃具を被洗浄面
に押し付けるための空気噴出部と、前記空気噴出部に、
噴出空気を供給するための空気供給装置とを備えている
ものである。請求項9の自動洗浄装置は、請求項8にお
ける空気供給装置に代えて空気噴出用送風機で構成され
ているものである。請求項10の自動洗浄装置は、請求
項8における空気噴出部と空気供給装置とに代えて空気
吸引部と空気吸引機を備えているものである。
【0009】請求項11の自動洗浄装置は、建造物の被
洗浄面に、ホットエアーを噴出して被洗浄面を乾燥させ
る或いは塗料スプレーを噴霧して塗装する自動洗浄装置
において、前記被洗浄面を走行移動するための走行輪を
備えた本体部と、前記本体部の走行輪側に設けられ、洗
浄後の被洗浄面を乾燥させるためのホットエアーを吹き
出すホットエアー吹出部あるいは噴霧塗料のスプレー吹
出部と、前記本体部の走行輪反対側に設けられ、ホット
エアーあるいは噴霧塗料の吹出による前記本体部の被洗
浄面から離れる方向への移動力に対して、本体部を被洗
浄面方向へ付勢するための空気噴出部と、前記ホットエ
アー吹出部或いはスプレー吹出部にエアーを供給するた
めのエアー供給装置と、前記空気噴出部に空気を供給す
るための空気供給装置とを備えているものである。請求
項12の自動洗浄装置は、請求項11記載の空気供給装
置は前記本体部の被洗浄面反対側に設置された空気噴出
用送風機で構成されている自動洗浄装置で、請求項13
の自動洗浄装置は、請求項11記載の空気噴出部と空気
供給装置とに代えて空気吸引部と空気吸引機を備えてい
るものである。
【0010】
【作用】請求項1の自動洗浄装置によれば、本体部の走
行輪を建造物の壁面、天井面、床面などの被洗浄面に接
した状態で沿わせ、空気噴出部から被洗浄面反対側に向
けて空気を噴出させるとともに、流体物噴射ガンから被
洗浄面に向けて高圧水などの噴出流体物を噴射させて、
被洗浄面の洗浄を行う。このとき、空気の噴出力は、噴
出流体物の噴射による本体部の被洗浄面から離れる方向
への移動力と装置の自重とに対して、本体部を被洗浄面
方向に付勢しており、常に、走行輪が被洗浄面に当接し
ている状態とする。そして、この状態で、自動走行操作
部を操作して、走行輪を被洗浄面に対して洗浄する方向
へ走行させながら、流体物噴射ガンから噴出流体物を噴
射させ被洗浄面全体に渡って洗浄を行う。
【0011】このとき、流体物噴射ガンへは流体物供給
装置から洗浄のための噴出流体物が供給され、空気噴出
部へは空気供給装置から空気が供給されている。上記の
ように、本体部は空気の噴出力による付勢力によって、
被洗浄面に保持され、その走行輪が被洗浄面に常に当接
しているので、本体部は、自動走行操作部の操作によっ
て、走行輪を介して被洗浄面に沿って移動され、被洗浄
面の全体に渡って流体物の噴射による洗浄が行われる。
【0012】請求項2の自動洗浄装置によれば、空気供
給装置は、前記本体部の被洗浄面反対側に設置された空
気噴出用送風機で構成されている。従って、必要動力が
少なく、小型電動機、小型エアーモータ、あるいは水力
モータで運転できる。請求項3の自動洗浄装置によれ
ば、空気吸引機の稼働による空気吸引部の吸引力によっ
て、本体部は常に被洗浄面側に吸引されて被洗浄面に保
持され、その走行輪が被洗浄面に常に当接しているの
で、本体部は、自動走行操作部の操作によって、走行輪
を介して被洗浄面に沿って移動され、被洗浄面の全体に
渡って流体物の噴射による洗浄が行われる。
【0013】請求項4の自動洗浄装置によれば、床面洗
浄時には、前記流体物噴射ガンの噴出流体物の噴射によ
る前記本体部の浮き上がり方向の力が働いても、装置の
自重が下向きに作用するので、空気供給装置からの空気
の供給を停止又は低下させても、安定した状態で洗浄す
ることができる。請求項5の自動洗浄装置によれば、床
面洗浄時には、前記流体物噴射ガンの噴出流体物の噴射
による前記本体部の浮き上がりを防止するためのウエイ
トを前記本体部に載置することが可能であるので、本体
部が浮き上がらずに安定した状態で床面を洗浄すること
ができる。
【0014】請求項6の自動洗浄装置によれば、手押し
用ハンドルを操作して床面を洗浄する向きに本体部を移
動させることができるので、洗浄作業を正確且つ簡単に
行うことができる。尚、必要に応じて自動化することも
可能である。請求項7の自動洗浄装置によれば、流体物
噴射ガンを被洗浄面に向け、走行輪を被洗浄面の対面側
の壁面に沿わせた状態で、流体物噴射ガンから高圧水等
の噴出流体物を被洗浄面に向けて噴射すると、この噴射
による本体部の被洗浄面から離れる方向への移動力によ
って、本体部が走行輪を介して対面壁面に保持され、こ
の保持状態で噴出流体物による被洗浄面の洗浄が行われ
る。
【0015】請求項8の自動洗浄装置によれば、空気供
給装置の稼働による空気噴出部からの空気の噴出によっ
て、本体部の走行輪側に設けられた回転グラインダ、回
転ブラシなどの清掃具が被洗浄面に押し付けられた状態
で、この清掃具によって被洗浄面が洗浄されるので、こ
の洗浄を良好に行うことができる。請求項9の自動洗浄
装置によれば、空気供給装置は空気噴出用送風機である
から、装置が簡易になり、本体部の走行輪側に設けられ
た回転グラインダ、回転ブラシなどの清掃具が被洗浄面
に押し付けられた状態で、洗浄作業が効率的且つ良好に
行うことができる。請求項10の自動洗浄装置によれ
ば、空気吸引機の稼働による空気吸引部の空気吸引作用
によって、本体部の走行輪側に設けられた回転グライン
ダ、回転ブラシなどの清掃具が被洗浄面に押し付けられ
た状態で、この清掃具によって被洗浄面が洗浄されるの
で、この洗浄を良好に行うことができる。
【0016】請求項11の自動洗浄装置によれば、ホッ
トエアー供給部の稼働によるホットエアー吹出部からの
ホットエアーの吹出あるいは噴霧塗料のスプレー吹出部
の稼働による噴霧塗料の吹き出しにより、被洗浄面の乾
燥或いは塗装できる。このとき、空気供給装置の稼働に
よる空気噴出部からの空気噴出によって、本体部が被洗
浄面方向に付勢されるので、本体部の走行輪が被洗浄面
から離れることがなく、ホットエアーによる被洗浄面の
乾燥や噴霧塗料の吹き出しによる塗装がより良好に行う
ことができる。請求項12の自動洗浄装置は、請求項1
1記載の空気供給装置が前記本体部の被洗浄面反対側に
設置された空気噴出用送風機で構成されているから、よ
り簡易な装置でホットエアーによる被洗浄面の乾燥や噴
霧塗料の吹き出しによる塗装が行える。請求項13の自
動洗浄装置は、請求項11記載の空気噴出部と空気供給
装置とに代えて空気吸引部と空気吸引機を備えているの
で、より確実にホットエアーによる被洗浄面の乾燥や噴
霧塗料の吹き出しによる塗装が行える。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る自動洗浄装置の実施例に
ついて、図面を参照しつつ説明する。図1,図2は第1
実施例の自動洗浄装置1Aの主要部を示し、図3はこの
第1実施例の自動洗浄装置1Aを使用して建造物である
ビルディングBの壁面C(以下、被洗浄面という)を洗
浄している状態を示している。
【0018】この第1実施例の自動洗浄装置1Aには、
被洗浄面Cを走行移動するための4つの走行輪2を備え
た本体部3と、本体部3の走行輪2側に突設され被洗浄
面Cを噴出流体物の噴射で洗浄するための流体物噴射ガ
ン4と、本体部3の走行輪2反対側に設けられ、噴出流
体物の噴射による本体部3の被洗浄面Cから離れる方向
への移動力と装置の自重とに対して、本体部3を被洗浄
面Cにバランス圧で保持するための空気を被洗浄面C反
対側に向けて噴出するための空気噴出部5と、本体部3
を走行輪2によって被洗浄面Cを自動走行させるための
リモコン操作部などの自動走行操作部(図示略)と、流
体物噴射ガン4に噴出流体物を供給するための流体物供
給装置6と、空気噴出部5に空気を供給するための空気
供給装置7とが設けられている
【0019】本体部3は、流体物噴射ガン4と空気噴出
部5とが設置された平板状部3aと、この平板状部3a
の左右両側に溶着された一対の側面視略コ字形のパイプ
状脚部3bとから構成され、これら一対のパイプ状脚部
3bの先端部に、走行輪2がそれぞれ回転自在に枢着さ
れている。流体物噴射ガン4の先端部には噴射用ノズル
4aが設けられ、外周部には流体物輸送パイプ8が取着
される筒状の結合部4bが突設されている。空気噴出部
5は段付き筒状に形成され、その先端面には複数のエア
ー噴出孔5aが穿設され、外周部には空気輸送パイプ9
が取着される筒状の結合部5bが突設されている。
【0020】更に、本体部3には、平板状部3aの先端
縁に設けられた半輪状の結合部3cにワイヤロープ10
の一端部が取付けられ、このワイヤロープ10は、滑車
11を介してウインチ12に巻設されている。図3に示
すように、滑車11は、ビルディングBの屋上の縁部b
を左右にガイド走行する一対の走行輪13aを有する移
動支持体13の中央部に吊設され、この移動支持体13
は、自動走行操作部(図示略)によるリモコン操作によ
って、ビルディングBの屋上の縁部bを左右にガイド走
行移動するように構成されている。
【0021】また、流体物供給装置6と空気供給装置7
は、ビルディングBの側部に据置されたボックス14内
に一体に収容されており、このボックス14内から流体
物輸送パイプ8と空気輸送パイプ9とが外部に延出され
ている。更に、このボックス14の外側上部には、ウイ
ンチ12が取付けられ、このウインチ12から滑車11
を経て本体部3の結合部3cまで、ワイヤロープ10が
掛け渡されている。尚、流体物供給装置6と空気供給装
置7は、ボックス14内に一体に収容せず別々に設置し
てもよい。
【0022】また、図4に示すように、滑車を設けるこ
となく、ウインチ12を移動支持体13に直接吊設し
て、このウインチ12から本体部3の結合部3cまで、
ワイヤロープ10を掛け渡してもよい。更に、移動支持
体13は、ビルディングBの屋上の縁部bを左右にガイ
ド走行するものに限らず、ビルディングBの屋上に仮設
ガイドを設置して、この仮設ガイドをガイド走行するよ
うに構成してもよい。
【0023】次に、上記のように構成された第1実施例
の自動洗浄装置1Aによる洗浄動作について説明する。
先ず、移動支持体13にワイヤロープ10を介して本体
部3をビルディングBの壁面(被洗浄面)に沿って吊り
下げ支持し、本体部3の走行輪2を被洗浄面Cに当接す
る。この状態で、空気供給装置7を稼働して空気噴出部
5の複数のエアー噴出孔5aから被洗浄面C反対側に向
けて空気を噴出させるとともに、流体物供給装置6を稼
働して流体物噴射ガン4の噴射用ノズル4aから被洗浄
面Cに向けて高圧水などの噴出流体物を噴射させて、被
洗浄面Cの洗浄を行う。
【0024】このとき、空気の噴出力は、噴出流体物の
噴射による本体部3の被洗浄面Cから離れる方向への移
動力と装置の自重とに対して、本体部3を被洗浄面C方
向に付勢する程度として、常に、走行輪2が被洗浄面C
に当接している状態とする。そして、この状態で、自動
走行操作部(図示略)をリモコン操作し、移動支持体1
3を左右に移動させるとともに、ウインチ12を駆動し
てワイヤーロープ10を巻き取りあるいは巻き戻しして
走行輪2を被洗浄面Cに対して洗浄する方向へ走行させ
ながら、流体物噴射ガン4の噴射用ノズル4aから噴出
流体物を噴射させ被洗浄面C全体に渡って洗浄を行う。
【0025】上記のように、本体部3は空気の噴出力に
よる付勢力によって、被洗浄面Cに保持され、その走行
輪2が被洗浄面Cに常に当接しているので、本体部3
は、自動走行操作部のリモコン操作によって、走行輪2
を介して被洗浄面Cに沿って移動され、被洗浄面Cの全
体に渡って流体物の噴射による洗浄が行われる。
【0026】図5は、第1実施例の変形例の自動洗浄装
置1A’による天井面T(被洗浄面)の洗浄状態を示し
ており、この自動洗浄装置1A’には、空気噴出部5A
に径大な前後一対の空気噴射用有底筒部5cが設けら
れ、その先端底部に複数のエアー噴出孔(図示略)がそ
れぞれ穿設されている。空気噴出部5Aの連結筒部5d
には、空気輸送パイプ9が取着される筒状の結合部5b
が下向きに突設されている。この自動洗浄装置1A’で
は、室内の側壁Sの上部位置に、滑車11が支持材11
aによって取付けられており、側壁Sの上下ほぼ中間位
置に、ウインチ12が載置された支持板台12aが取付
けられ、このウインチ12から滑車11を介して本体部
3にワイヤーロープ10が掛け渡され、このウインチ1
2の稼働によって本体部3を図面の左右方向に移動でき
るように構成されている。
【0027】また、図示しないが、ウインチ12と滑車
11は、図面に対する前後方向にも移動できるようにな
っており、本体部3を図面の前後方向にも移動できるよ
うに構成されている。更に、天井面Tと床面Uとの間に
は、緊急用ネット15が張設されていて、本体部3など
の落下に対する予防策がたてられている。尚、他の部分
の構造は、上記第1実施例の自動洗浄装置1Aの構造と
ほぼ同様なので、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0028】この自動洗浄装置1A’による空気噴出部
5Aの前後一対の空気噴射用有底筒部5cのエアー噴出
孔からは、流体物噴射ガン4の噴射用ノズル4aから天
井面T(被洗浄面)に向けての流体物の噴射による天井
面Tから離れる方向(下方向)への移動力と下向きに落
下しようとする装置の自重とに対して、本体部3を天井
面Tにバランス圧で保持するための力の強い空気が下向
きに噴出されるようになっている。この自動洗浄装置1
A’によれば、上記構成により、本体部3が空気によっ
て天井面T(被洗浄面)に保持された状態で、自動走行
操作部のリモコン操作によるウインチ12の稼働によっ
て、走行輪2を介して被洗浄面Cに沿って前後左右方向
へ移動され、被洗浄面Cの全体に渡って流体物噴射ガン
4の噴射用ノズル4aからの流体物の噴射による洗浄が
行われる。
【0029】図6は、第1実施例の自動洗浄装置1Aの
更に別の変形例の自動洗浄装置1A”を示すものであっ
て、この自動洗浄装置1A”は、床面U(被洗浄面)を
洗浄するときに使用されるものである。この自動洗浄装
置1A”では、空気は噴出されず、装置の自重によって
本体部3が床面Uに保持されて移動可能な状態となって
いる。尚、高圧水の噴射力が強い場合等は、空気を噴出
しながら作業することもでき、またウエイトを本体部3
に載置することもできる。そして、本体部3には、手押
し用ハンドル16が取着されており、この手押し用ハン
ドル16を押すことによって、手動で本体部3が床面U
上を移動するように構成されている。尚、ウインチ等を
利用することによって自動化することも可能である。
【0030】他の部分の構造は、第1実施例の自動洗浄
装置1Aとほぼ同様なので、同じ符号を付してその説明
を省略する。この自動洗浄装置1A”によれば、上記構
成により、本体部3が自重により床面U上に保持された
状態で、手押し用ハンドル16を押して床面U上を移動
しながら、床面U(被洗浄面)の全体に渡って流体物噴
射ガン4の噴射用ノズル4aからの流体物の噴射による
洗浄が行われる。
【0031】図7は、第2実施例の自動洗浄装置1Bを
示すものであって、この自動洗浄装置1Bにおける空気
供給装置は、本体部3の被洗浄面C反対側に設置された
空気噴出用送風機7Aで構成されている。この空気噴出
用送風機7Aは、駆動モータ19の駆動による回転羽根
20の回転によって、走行輪2の反対側に空気を噴出す
るように構成されている。この空気噴出用送風機7Aに
は、電源に接続するためのコード17が取付けられてい
る。尚、他の部分の構造は、第1実施例の自動洗浄装置
1Aとほぼ同様なので、同一符号を付して説明を省略す
る。
【0032】図8は、第2実施例の自動洗浄装置1Bを
示すものであって、この自動洗浄装置1Bにおける空気
供給装置は、本体部3の被洗浄面C反対側に設置された
空気吸引機7Bで構成されている。この空気吸引機7B
は、ハウジング18が本体部3の走行輪2の近傍位置ま
で延設され、駆動モータ19の駆動による回転羽根20
の回転によって、走行輪2の反対側に空気を噴出すると
ともに、本体部3の走行輪2側から空気を吸引するよう
に構成されている。この空気吸引機7Bには、電源に接
続するためのコード17が取付けられている。尚、他の
部分の構造は、第1実施例の自動洗浄装置1Aとほぼ同
様なので、同一符号を付して説明を省略する。空気吸引
機7Bによる本体部3の走行輪2側から空気を吸引に伴
って、高圧水が洗浄作用後に空気吸引機7Bに吸い込ま
れようとするが、これは保護カバー21の作用により防
止され、排出ホース22で排出される。尚、被洗浄面を
洗浄した後の高圧水のうち、ごく一部は空気吸引機7B
に吸い込まれることがあるが、これはミスト状になって
大気に排出され、作業空間に対する実質的な悪影響は極
めて少ない。この第2実施例の自動洗浄装置1A、自動
洗浄装置1Bによれば、空気供給装置は、本体部3の被
洗浄面C反対側に設置された空気噴出用送風機7A又は
空気吸引機7Bで構成されている。従って、必要動力が
少なく、小型電動機、エアーモータあるいは水力モータ
で運転できる。
【0033】図9は、第3実施例の自動洗浄装置1Cを
示すものであって、この自動洗浄装置1Cは、被洗浄面
Vの対面側に所定間隔を隔てて近接した壁面Wを有する
建造物Kの被洗浄面Vを高圧水などの噴出流体物の噴射
で洗浄するものであって、対面側壁面Wを走行移動する
ための走行輪2を備えた本体部3Aと、本体部3Aの走
行輪2反対側に設けられ、被洗浄面Vを噴出流体物の噴
射で洗浄するための流体物噴射ガン4とを備え、流体物
噴射の被洗浄面Vから離れる方向への移動力で本体部3
Aを対面壁面Wに保持しながら、流体物の噴射で被洗浄
面Vを洗浄するように構成されている。
【0034】この自動洗浄装置1Cによれば、流体物噴
射ガン4を被洗浄面Vに向け、走行輪2を被洗浄面Vの
対面側の壁面wに沿わせた状態で、流体物噴射ガン4か
ら噴出流体物を被洗浄面Vに向けて噴射する。この噴射
による本体部3Aの被洗浄面Vから離れる方向への移動
力によって、本体部3Aが走行輪2を介して対面壁面W
に保持され、この保持状態で、噴出流体物による被洗浄
面Vの洗浄が行われる。この自動洗浄装置1Cは、例え
ば、断面四角形の水路Rなどの壁面を洗浄するときに好
ましく使用され、この断面四角形の水路の各四壁面を良
好に洗浄することができる。
【0035】図10は第4実施例の自動洗浄装置1Dを
示すものであって、この自動洗浄装置1Dは、断面円形
状の水路などの周壁面Xを洗浄するときに使用され、周
壁面Xの一方向に流体物噴射ガン4が向けられ、この流
体物噴射ガン4の流体物の噴射によって、本体部3Bに
周壁面Xの被洗浄部から離れる方向への移動力が作用
し、この本体部3Bの一対の走行輪2が被洗浄部に対向
する2箇所の壁面に当接し、この状態で本体部3Bが保
持された状態となる。この自動洗浄装置1Dでは、一対
の走行輪2を周壁面Xに沿って円周方向へ移動させるこ
とによって、流体物噴射ガン4で周壁面Xの全周を洗浄
することができる。
【0036】図11は、第5実施例の自動洗浄装置1E
を示すものであって、この自動洗浄装置1Eは、本体部
3Cが、円筒管Zの外周面(被洗浄面)を取り巻くよう
に円輪形に形成され、この本体部3Cの一方側に内向き
の流体物噴射ガン4が取付けられ、他方側に一対の内向
きの走行輪2が取付けられた構造となっている。この自
動洗浄装置1Eでは、流体物噴射ガン4から円筒管AZ
の外周面Zに向けて流体物が噴射されると、本体部3C
における走行輪2を取付けた部分が噴射方向と逆方向即
ち円筒管AZの外周面Zに近づく方向へ移動されて、一
対の走行輪2が円筒管Zの外周面に当接して、本体部3
Cが保持される。
【0037】この状態で、流体物噴射ガン4による流体
物の噴射で円筒管Zの外周面が洗浄され、一対の走行輪
2を円筒管AZの外周面Zに対して周方向に移動させる
ことによって、円筒管Zの外周面の全体を洗浄できる。
この発明の自動洗浄装置は、上記各実施例に限定される
ものではなく、例えば産業機器の洗浄やダムにおけるコ
ンクリートの打設面の洗浄あるいはトンネル内壁等の曲
面に形成された被洗浄面の洗浄を行うときにも利用でき
るものである。尚、本発明は、高圧水で洗浄するものに
限らず、エアーブラストによって鉄板などの塗装や錆を
剥がすもの、塗装作業のための塗料を噴射するもの、塗
装の前処理としての塗装面を磨くもの、回転グラインダ
ー、回転ブラシなどで被洗浄面を洗浄するもの、ホット
エアーによる洗浄又は塗装後の乾燥を行うものなどにも
適用できるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の自動洗
浄装置は、建造物の壁面、天井面、床面などの被洗浄面
を高圧水などの噴出流体物の噴射によって洗浄するため
の自動洗浄装置であって、前記被洗浄面を走行移動する
ための走行輪を備えた本体部と、前記本体部の走行輪側
に突設され前記被洗浄面を噴出流体物の噴射で洗浄する
ための流体物噴射ガンと、前記本体部の走行輪反対側に
設けられ、前記噴出流体物の噴射による前記本体部の被
洗浄面から離れる方向への移動力と装置の自重とに対し
て、本体部を被洗浄面方向に付勢するための空気を被洗
浄面反対側に向けて噴出するための空気噴出部と、前記
本体部を走行輪によって被洗浄面上を自動走行させるた
めの自動走行操作部と、前記流体物噴射ガンに噴出流体
物を供給するための流体物供給装置と、前記空気噴出部
に空気を供給するための空気供給装置とを備えているも
のであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0039】即ち、本体部の走行輪を被洗浄面に接した
状態で沿わせ、空気噴出部から被洗浄面反対側に向けて
空気を噴出させるとともに、流体物噴射ガンから被洗浄
面に向けて噴出流体物を噴射させて被洗浄面を洗浄する
ときに、空気の噴出力を、噴出流体物の噴射による本体
部の被洗浄面から離れる方向への移動力と装置の自重と
に対して、本体部を被洗浄面方向に付勢する程度にする
ことによって、常に、走行輪が被洗浄面に当接してバラ
ンスのとれた状態とすることができる。従って、建造物
の壁面、天井面、床面などの被洗浄面を高圧水などの噴
出流体物の噴射で洗浄するときに、これを自動的に行う
ことができ、省力化を図ることができるとともに、安全
性に優れたものとすることができる。
【0040】請求項2の自動洗浄装置は、前記空気供給
装置が、前記本体部の被洗浄面反対側に設置された空気
噴出用送風機で構成されているものであるから、必要動
力が少なく、小型電動機、小型エアーモータ、あるいは
水力モータで運転できる。請求項3の自動洗浄装置は、
前記空気噴出部に代えて前記付勢力を付与するための空
気吸引部が設けられ、前記空気供給装置は、前記本体部
の被洗浄面反対側に設置された空気吸引機で構成されて
いるものであるから、空気吸引機の稼働による空気吸引
部の吸引力によって、本体部は常に被洗浄面側に吸引さ
れて被洗浄面に保持され。。しかも、その走行輪が被洗
浄面に常に当接しているので、本体部は、自動走行操作
部の操作によって、走行輪を介して被洗浄面に沿って移
動され、被洗浄面の全体に渡って流体物の噴射による洗
浄が良好に行われる。
【0041】請求項4の自動洗浄装置は、床面洗浄時に
は、前記空気供給装置からの空気の供給を停止又は低下
させることができる構成としたものであるから、床面洗
浄時には、前記流体物噴射ガンの噴出流体物の噴射によ
る前記本体部の浮き上がり方向の力が働いても、装置の
自重が下向きに作用するので、空気供給装置からの空気
の供給を停止又は低下させても、安定した状態で洗浄す
ることができる。請求項5の自動洗浄装置は、床面洗浄
時には、前記流体物噴射ガンの噴出流体物の噴射による
前記本体部の浮き上がりを防止するためのウエイトを前
記本体部に載置可能とした構成としたものであるから、
床面洗浄時には、前記流体物噴射ガンの噴出流体物の噴
射による前記本体部の浮き上がりを防止するためのウエ
イトを前記本体部に載置することが可能であり、本体部
が浮き上がらずに安定した状態で床面を洗浄することが
できる。
【0042】請求項6の自動洗浄装置は、前記自動走行
操作部に変えて、手押し用ハンドルを設けた構造とした
ものであるから、手押し用ハンドルを操作して床面を洗
浄する向きに本体部を移動させることができ、洗浄作業
を正確且つ簡単に行うことができる。尚、必要に応じて
自動化することも可能である。請求項7の自動洗浄装置
は、被洗浄面の対面側に所定間隔を隔てて近接した壁面
を有する建造物の前記被洗浄面を高圧水などの噴出流体
物の噴射で洗浄するための自動洗浄装置であって、前記
対面側壁面を走行移動するための走行輪を備えた本体部
と、前記本体部の走行輪反対側に設けられ、前記被洗浄
面を噴出流体物の噴射で洗浄するための流体物噴射ガン
とを備え、前記流体物噴射の被洗浄面から離れる方向へ
の移動力で本体部を対面壁面に保持しながら、流体物の
噴射で被洗浄面を洗浄する構成としたものであるから、
以下に述べる効果を奏する。
【0043】即ち、流体物噴射ガンを被洗浄面に向け、
走行輪を被洗浄面の対面側の壁面に沿わせた状態で、流
体物噴射ガンから噴出流体物を被洗浄面に向けて噴射す
ると、この噴射による本体部の被洗浄面から離れる方向
への移動力によって、本体部が走行輪を介して対面壁面
に保持され、この保持状態で噴出流体物による被洗浄面
の洗浄が行われるので、特に、作業員が入って洗浄作業
することが困難な断面四辺形や断面円形の水路などの壁
面を洗浄することができ、この洗浄作業を自動的に行う
ことができる
【0044】請求項8の自動洗浄装置は、建造物の被洗
浄面を回転グラインダ、回転ブラシなどの清掃具で洗浄
するための自動洗浄装置であって、前記被洗浄面を走行
移動するための走行輪を備えた本体部と、前記本体部の
走行輪側に設けられ、先端部に前記被洗浄面を洗浄する
ための回転グラインダ、回転ブラシなどの清掃具と、前
記本体部の走行輪反対側に設けられ、清掃具を被洗浄面
に押し付けるための空気噴出部と、前記空気噴出部に、
噴出空気を供給するための空気供給装置とを備えている
ものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0045】即ち、空気供給装置の稼働による空気噴出
部からの空気の噴出によって、本体部の走行輪側に設け
られた回転グラインダ、回転ブラシなどの清掃具が被洗
浄面に押し付けられた状態で、この清掃具によって被洗
浄面が洗浄されるので、この洗浄を良好に行うことがで
きる。請求項9の自動洗浄装置は、請求項8における空
気供給装置が空気噴出用送風機を備えているものである
から、空気噴出用送風機の稼働によって、本体部の走行
輪側に設けられた回転グラインダ、回転ブラシなどの清
掃具が被洗浄面に押し付けられた状態で、この清掃具に
よって被洗浄面が洗浄されるので、この洗浄を良好に行
うことができる。請求項10の自動洗浄装置は、請求項
8における空気噴出部と空気供給装置とに代えて空気吸
引部と空気吸引機を備えているものであるから、空気吸
引機の稼働による空気吸引部の空気吸引作用によって、
本体部の走行輪側に設けられた回転グラインダ、回転ブ
ラシなどの清掃具が被洗浄面に押し付けられた状態で、
この清掃具によって被洗浄面が洗浄されるので、この洗
浄を良好に行うことができる。
【0047】請求項11の自動洗浄装置は、ホットエア
ーを噴出して被洗浄面を乾燥させるようにした或いはス
プレー部より噴霧塗料を噴出する様にした自動洗浄装置
において、前記被洗浄面を走行移動するための走行輪を
備えた本体部と、前記本体部の走行輪側に設けられ、洗
浄後の被洗浄面を乾燥させるためのホットエアーを吹き
出すホットエアー吹出部或いは噴霧塗料を噴出するスプ
レー部と、前記前記本体部の走行輪反対側に設けられ、
ホットエアーの吹出や噴霧塗料の噴出による前記本体部
の被洗浄面から離れる方向への移動力に対して、本体部
を被洗浄面にバランス圧で保持するための空気噴出部
と、前記ホットエアー吹出部或いはスプレー部にエアー
を供給するためのエアー供給装置と、前記空気噴出部に
空気を供給するための空気供給装置とを備えているもの
であるから、以下に述べる効果を奏する。
【0048】即ち、ホットエアー供給部の稼働によるホ
ットエアー吹出部からのホットエアーの吹出或いはスプ
レー部の稼働により噴霧塗料を噴出することによって、
洗浄後の被洗浄面が乾燥或いは塗装され、このとき、空
気供給装置の稼働による空気噴出部からの空気噴出によ
って、本体部が被洗浄面方向に付勢されるので、本体部
の走行輪が被洗浄面から離れることがなく、ホットエア
ーによる被洗浄面の乾燥或いはスプレー部の稼働により
塗装を良好に行うことができる。請求項12の自動洗浄
装置は、請求項11における空気供給装置が空気噴出用
送風機を備えているものであるから、ホットエアーによ
る被洗浄面の乾燥或いはスプレー部の稼働により塗装を
簡易且つ良好に行うことができる。請求項13の自動洗
浄装置は、請求項11における空気噴出部と空気供給装
置とに代えて空気吸引部と空気吸引機を備えているもの
であるから、空気吸引機の稼働による空気吸引部の空気
吸引作用によって、ホットエアーによる被洗浄面の乾燥
或いはスプレー部の稼働により噴霧塗装を、簡易且つ良
好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動洗浄装置の第1実施例の要部
を示す側面図である。
【図2】第1実施例の自動洗浄装置の要部を示す正面図
である。
【図3】第1実施例の自動洗浄装置で、ビルディングの
側壁面を洗浄している状態を示す斜視図である。
【図4】第1実施例の自動洗浄装置において、滑車を設
けずウインチから直接本体部にワイヤロープを掛け渡し
た状態を示す斜視図である。
【図5】第1実施例の自動洗浄装置の変形例を示し、天
井面を洗浄するときの状態を示す正面図である。
【図6】第1実施例の自動洗浄装置の更に変形例を示
し、床面を洗浄するときの状態を示す側面図である。
【図7】第2実施例の自動洗浄装置の要部を示す一部断
面した側面図である。
【図8】第2実施例の他の自動洗浄装置の要部を示す一
部断面した側面図である。
【図9】第3実施例の自動洗浄装置の要部を示す側面図
である。
【図10】第4実施例の自動洗浄装置の要部を示す側面
図である。
【図11】第5実施例の自動洗浄装置の要部を示す側面
図である。
【符号の説明】
C 壁面(被洗浄面) T 天井面(被洗浄面) U 床面(被洗浄面) V 水路の壁面(被洗浄面) Z 円筒管の外周面(被洗浄
面) W 対面壁面 1A,1A’,1A” 自動洗浄装置 1B,1C,1D,1E 自動洗浄装置 2 走行輪 3,3A,3B,3C 本体部 4 流体物噴射ガン 5 空気噴出 6 流体物供給装置 7 空気供給装置 7A 空気噴出用送風機 7B 空気吸引機 16 手押し用ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B08B 3/02 G 2119−3B 5/04 A // B05B 3/00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の壁面、天井面、床面などの被洗
    浄面を高圧水などの噴出流体物の噴射によって洗浄する
    ための自動洗浄装置であって、 前記被洗浄面を走行移動するための走行輪を備えた本体
    部と、 前記本体部の走行輪側に突設され前記被洗浄面を噴出流
    体物の噴射で洗浄するための流体物噴射ガンと、 前記本体部の走行輪反対側に設けられ、前記噴出流体物
    の噴射による前記本体部の被洗浄面から離れる方向への
    移動力と装置の自重とに対して、本体部を被洗浄面方向
    に付勢するための空気を被洗浄面反対側に向けて噴出す
    るための空気噴出部と、 前記本体部を走行輪によって被洗浄面上を自動走行させ
    るための自動走行操作部と、 前記流体物噴射ガンに噴出流体物を供給するための流体
    物供給装置と、 前記空気噴出部に空気を供給するための空気供給装置と
    を備えていることを特徴とする自動洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記空気供給装置は、前記本体部の被洗
    浄面反対側に設置された空気噴出用送風機で構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の自動洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記空気噴出部に代えて前記付勢力を付
    与するための空気吸引部が設けられ、前記空気供給装置
    は前記本体部の被洗浄面反対側に設置された空気吸引機
    で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の自
    動洗浄装置。
  4. 【請求項4】 床面洗浄時には、前記空気供給装置から
    の空気の供給を停止又は低下させることができる構成と
    したことを特徴とする請求項1に記載の自動洗浄装置。
  5. 【請求項5】 床面洗浄時には、前記流体物噴射ガンの
    噴出流体物の噴射による前記本体部の浮き上がりを防止
    するためのウエイトを前記本体部に載置可能とした構成
    としたことを特徴とする請求項4に記載の自動洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 前記自動走行操作部に変えて、手押し用
    ハンドルを設けた構造としたことを特徴とする請求項4
    に記載の自動洗浄装置。
  7. 【請求項7】 被洗浄面の対面側に所定間隔を隔てて近
    接した壁面を有する建造物の前記被洗浄面を高圧水など
    の噴出流体物の噴射で洗浄するための自動洗浄装置であ
    って、 前記対面側壁面を走行移動するための走行輪を備えた本
    体部と、 前記本体部の走行輪反対側に設けられ、前記被洗浄面を
    噴出流体物の噴射で洗浄するための流体物噴射ガンとを
    備え、 前記流体物噴射の被洗浄面から離れる方向への移動力で
    本体部を対面壁面に保持しながら、流体物の噴射で被洗
    浄面を洗浄する構成としたことを特徴とする自動洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 建造物の被洗浄面を回転グラインダ、回
    転ブラシなどの清掃具で洗浄するための自動洗浄装置で
    あって、 前記被洗浄面を走行移動するための走行輪を備えた本体
    部と、 前記本体部の走行輪側に設けられ、先端部に前記被洗浄
    面を洗浄するための回転グラインダ、回転ブラシなどの
    清掃具と、 前記本体部の走行輪反対側に設けられ、清掃具を被洗浄
    面に押し付けるための空気噴出部と、 前記空気噴出部に、噴出空気を供給するための空気供給
    装置とを備えていることを特徴とする自動洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の空気供給装置は前記本体
    部の被洗浄面反対側に設置された空気噴出用送風機で構
    成されていることを特徴とする自動洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の空気噴出部と空気供給
    装置とに代えて空気吸引部と空気吸引機を備えているこ
    とを特徴とする自動洗浄装置。
  11. 【請求項11】 建造物の被洗浄面を、ホットエアーを
    噴出して被洗浄面を乾燥させる或いは塗料スプレーを噴
    霧して塗装する自動洗浄装置において、 前記被洗浄面を走行移動するための走行輪を備えた本体
    部と、 前記本体部の走行輪側に設けられ、洗浄後の被洗浄面を
    乾燥させるためのホットエアーを吹き出すホットエアー
    吹出部あるいは噴霧塗料のスプレー吹出部と、 前記本体部の走行輪反対側に設けられ、ホットエアーあ
    るいは噴霧塗料の吹出による前記本体部の被洗浄面から
    離れる方向への移動力に対して、本体部を被洗浄面方向
    へ付勢するための空気噴出部と、 前記ホットエアー吹出部あるいは噴霧塗料のスプレー吹
    出部にエアーを供給するためのエアー供給装置と、 前記空気噴出部に空気を供給するための空気供給装置と
    を備えていることを特徴とする自動洗浄装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の空気供給装置は前記
    本体部の被洗浄面反対側に設置された空気噴出用送風機
    で構成されていることを特徴とする自動洗浄装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の空気噴出部と空気供
    給装置とに代えて空気吸引部と空気吸引機を備えている
    ことを特徴とする自動洗浄装置。
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