JPH05123279A - 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置 - Google Patents
球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置Info
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- JPH05123279A JPH05123279A JP3315459A JP31545991A JPH05123279A JP H05123279 A JPH05123279 A JP H05123279A JP 3315459 A JP3315459 A JP 3315459A JP 31545991 A JP31545991 A JP 31545991A JP H05123279 A JPH05123279 A JP H05123279A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Abstract
(57)【要約】
【目的】 足場を組むことなく容易にかつ安全に短工期
で、能率良く塗膜・コーティング等の剥離を行うことの
できる、球型タンク外壁用塗膜剥離装置を提供するこ
と。 【構成】 球型タンク１の外周に沿って湾曲したゴンド
ラ２を走行自在に支持する。ゴンドラ２に沿ったガイド
レール５に装置本体６を走行自在に取付ける。球型タン
ク１の腹部通路７上において、スイッチ８によりゴンド
ラ２の周回方向走行を操作し、ゴンドラ２上において装
置本体６の上下方向走行をクラッチ９で操作する。これ
によって、任意位置に装置本体６を配置できる。
で、能率良く塗膜・コーティング等の剥離を行うことの
できる、球型タンク外壁用塗膜剥離装置を提供するこ
と。 【構成】 球型タンク１の外周に沿って湾曲したゴンド
ラ２を走行自在に支持する。ゴンドラ２に沿ったガイド
レール５に装置本体６を走行自在に取付ける。球型タン
ク１の腹部通路７上において、スイッチ８によりゴンド
ラ２の周回方向走行を操作し、ゴンドラ２上において装
置本体６の上下方向走行をクラッチ９で操作する。これ
によって、任意位置に装置本体６を配置できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石油・ガス・化学薬品
等の球型タンクをはじめ種々の建造物、或いはビル等の
建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置に関す
る。
等の球型タンクをはじめ種々の建造物、或いはビル等の
建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】石油・ガス・化学薬品等のタンクにおい
ては、定期的に溶接部分等の検査をしておく必要がある
ため開放検査が行なわれており、タンク壁面に施した防
食用塗膜・ライニング等を局所的に、しかもタンク全面
に亘って剥離する必要があった。又、種々の建造物・建
築物においても、その壁面の洗浄や塗装・コーティング
等の補修・更新を行う必要が生じることも多々あった。
ては、定期的に溶接部分等の検査をしておく必要がある
ため開放検査が行なわれており、タンク壁面に施した防
食用塗膜・ライニング等を局所的に、しかもタンク全面
に亘って剥離する必要があった。又、種々の建造物・建
築物においても、その壁面の洗浄や塗装・コーティング
等の補修・更新を行う必要が生じることも多々あった。
【０００３】そのような場合、従来は建造物・建築物全
体を包囲する足場を組み、そこへ作業者が登上して作業
を進めていた。そのため、足場の組立・解体だけでも多
くの費用や工期がかかっていた。その上、足場からの作
業者の落下という危険性もあった。
体を包囲する足場を組み、そこへ作業者が登上して作業
を進めていた。そのため、足場の組立・解体だけでも多
くの費用や工期がかかっていた。その上、足場からの作
業者の落下という危険性もあった。
【０００４】又、塗膜剥離を行う際には、作業者がグラ
インダーやサンドブラスト等のノズルをもって剥離作業
をしなければならないため能率が悪く、しかも騒音が大
きい上に大量の粉塵が発生し、作業者の衛生上のみなら
ず周辺地域に対しても環境問題を起こすことがあった。
インダーやサンドブラスト等のノズルをもって剥離作業
をしなければならないため能率が悪く、しかも騒音が大
きい上に大量の粉塵が発生し、作業者の衛生上のみなら
ず周辺地域に対しても環境問題を起こすことがあった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、足場
を用いることなく容易かつ安全に、しかも短工期で、建
造物・建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離が行える方法及び
その装置を提供することにある。
を用いることなく容易かつ安全に、しかも短工期で、建
造物・建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離が行える方法及び
その装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、 １） 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面に沿っ
て張設したワイヤロープに洗浄・塗膜剥離を行う装置本
体を取付け、同ワイヤロープの張力でもって装置本体を
壁面に圧接した状態で、装置本体を所望の速度で移動さ
せながら所望の区域の洗浄・塗膜剥離を行うことを特徴
とする球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄
・塗膜剥離方法 ２） 装置本体が壁面に向けて円を描くように超高圧流
体を噴射して壁面の洗浄・塗膜剥離を行うものであるこ
とを特徴とする請求項１記載の球型タンク等の建造物或
いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法 ３） 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面に沿っ
てワイヤロープを張設し、同ワイヤロープに洗浄・塗膜
剥離を行う装置本体を取付け、同装置本体をワイヤロー
プの張力でもって壁面に圧接し、又同装置本体をワイヤ
ロープに沿って走行させる走行機構を備えたことを特徴
とする球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄
・塗膜剥離装置 ４） 装置本体が回動自在に支持された複数の超高圧流
体の噴射ノズルを有すとともに、該噴射ノズルを所定の
回動速度で回動させる回動手段を備え、又超高圧流体発
生装置から前記噴射ノズルへ超高圧流体を送給する送給
手段を備えたことを特徴とする請求項３記載の球型タン
ク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ５） 噴射ノズルの噴射方向が壁面に対して所定角度傾
斜していることを特徴とする請求項４記載の球型タンク
等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ６） 噴射ノズルを包囲してその洗浄・塗膜剥離作業区
域を遮閉するスカートを装置本体に取付けたことを特徴
とする請求項４又は５記載の球型タンク等の建造物或い
は建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ７） 装置本体の走行機構が、装置本体を取付けたワイ
ヤロープを上下方向へ滑動させる滑動機構と周回方向へ
滑動させる滑動機構とで構成されたものであることを特
徴とする請求項３乃至６記載の球型タンク等の建造物或
いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ８） 装置本体の走行機構が、装置本体内部に具備した
駆動手段と同駆動手段により駆動される走行輪とからな
るものであることを特徴とする請求項３乃至６記載の球
型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥
離装置 にある。
発明の要旨は、 １） 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面に沿っ
て張設したワイヤロープに洗浄・塗膜剥離を行う装置本
体を取付け、同ワイヤロープの張力でもって装置本体を
壁面に圧接した状態で、装置本体を所望の速度で移動さ
せながら所望の区域の洗浄・塗膜剥離を行うことを特徴
とする球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄
・塗膜剥離方法 ２） 装置本体が壁面に向けて円を描くように超高圧流
体を噴射して壁面の洗浄・塗膜剥離を行うものであるこ
とを特徴とする請求項１記載の球型タンク等の建造物或
いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法 ３） 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面に沿っ
てワイヤロープを張設し、同ワイヤロープに洗浄・塗膜
剥離を行う装置本体を取付け、同装置本体をワイヤロー
プの張力でもって壁面に圧接し、又同装置本体をワイヤ
ロープに沿って走行させる走行機構を備えたことを特徴
とする球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄
・塗膜剥離装置 ４） 装置本体が回動自在に支持された複数の超高圧流
体の噴射ノズルを有すとともに、該噴射ノズルを所定の
回動速度で回動させる回動手段を備え、又超高圧流体発
生装置から前記噴射ノズルへ超高圧流体を送給する送給
手段を備えたことを特徴とする請求項３記載の球型タン
ク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ５） 噴射ノズルの噴射方向が壁面に対して所定角度傾
斜していることを特徴とする請求項４記載の球型タンク
等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ６） 噴射ノズルを包囲してその洗浄・塗膜剥離作業区
域を遮閉するスカートを装置本体に取付けたことを特徴
とする請求項４又は５記載の球型タンク等の建造物或い
は建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ７） 装置本体の走行機構が、装置本体を取付けたワイ
ヤロープを上下方向へ滑動させる滑動機構と周回方向へ
滑動させる滑動機構とで構成されたものであることを特
徴とする請求項３乃至６記載の球型タンク等の建造物或
いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置 ８） 装置本体の走行機構が、装置本体内部に具備した
駆動手段と同駆動手段により駆動される走行輪とからな
るものであることを特徴とする請求項３乃至６記載の球
型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥
離装置 にある。
【０００７】
【作用】本発明に係る洗浄・塗膜剥離方法によれば、壁
面の洗浄・塗膜剥離を行う装置本体はワイヤロープでも
って壁面に圧接され固定された状態となっており、作業
者はその作業区域から離れた場所において、装置本体の
位置決めをするだけでよいので、足場を組む必要もなく
安全で、しかも最少人数で施行できる。
面の洗浄・塗膜剥離を行う装置本体はワイヤロープでも
って壁面に圧接され固定された状態となっており、作業
者はその作業区域から離れた場所において、装置本体の
位置決めをするだけでよいので、足場を組む必要もなく
安全で、しかも最少人数で施行できる。
【０００８】又、本発明の洗浄・塗膜剥離装置によれ
ば、ワイヤロープでもって壁面に圧接された装置本体の
位置決めに際しても、その走行機構を用いて簡単に所望
速度で所望の位置へ移動させることができる。又、装置
本体を超高圧流体を噴射して壁面の洗浄・塗膜剥離を行
うものとし、しかも該噴射ノズルを回転させながら噴射
できる構成とすることによって、壁面上に円を描くよう
に洗浄或いは塗膜剥離を行っていくことができる。これ
によって、作業領域内を万遍なく洗浄或いは塗膜剥離し
ていくことができる。
ば、ワイヤロープでもって壁面に圧接された装置本体の
位置決めに際しても、その走行機構を用いて簡単に所望
速度で所望の位置へ移動させることができる。又、装置
本体を超高圧流体を噴射して壁面の洗浄・塗膜剥離を行
うものとし、しかも該噴射ノズルを回転させながら噴射
できる構成とすることによって、壁面上に円を描くよう
に洗浄或いは塗膜剥離を行っていくことができる。これ
によって、作業領域内を万遍なく洗浄或いは塗膜剥離し
ていくことができる。
【０００９】更に、超高圧流体の噴射による塗膜剥離を
行えば、従来のサンドブラスト等とは異なり、粉塵が発
生することはない。しかも、超高圧流体を壁面に対し斜
めに噴射することによって、非剥離部分との境界付近で
は塗膜が斜めに切断されるため、非剥離部分の塗膜がめ
くれたりすることがなく、再塗膜形成時に大変都合が良
い。
行えば、従来のサンドブラスト等とは異なり、粉塵が発
生することはない。しかも、超高圧流体を壁面に対し斜
めに噴射することによって、非剥離部分との境界付近で
は塗膜が斜めに切断されるため、非剥離部分の塗膜がめ
くれたりすることがなく、再塗膜形成時に大変都合が良
い。
【００１０】
【実施例】実施例については、以下の図面に基づいて説
明する。図１は実施例を示す全体図、図２は同説明図、
図３は他の方法例を示す説明図、図４は装置本体の例を
示す切欠正面図、図５，図６は同説明図である。
明する。図１は実施例を示す全体図、図２は同説明図、
図３は他の方法例を示す説明図、図４は装置本体の例を
示す切欠正面図、図５，図６は同説明図である。
【００１１】本発明に係る壁面の洗浄・塗膜剥離方法及
びその装置では、図１，図２に示すように石油・ガス等
の球型タンク１の凸曲面の洗浄或いは塗膜剥離を容易に
行うことができる。本実施例では、壁面の洗浄或いは塗
膜剥離を行う装置本体２を、球型タンク１の壁面に沿っ
て張設したワイヤロープ３に取付けている。装置本体２
は、ワイヤロープ３の張力によりタンク１の壁面に圧接
されているため、自重によって移動することはない。
びその装置では、図１，図２に示すように石油・ガス等
の球型タンク１の凸曲面の洗浄或いは塗膜剥離を容易に
行うことができる。本実施例では、壁面の洗浄或いは塗
膜剥離を行う装置本体２を、球型タンク１の壁面に沿っ
て張設したワイヤロープ３に取付けている。装置本体２
は、ワイヤロープ３の張力によりタンク１の壁面に圧接
されているため、自重によって移動することはない。
【００１２】ワイヤロープ３の上端は、タンク１の頂上
部の環柵２５に環状ワイヤ２４を介して周回自在に支持
されたウィンチ４に取付けられている。即ち、ウィンチ
４の巻上・巻下を行うことにより、装置本体２を所望の
速度で上下動させることができるだけでなく、ウィンチ
４を周回させることによりワイヤロープ３の張設位置を
タンク壁面に沿って周回させることができる。従って、
図示の如くワイヤロープ３に沿って上下方向に移動しな
がら洗浄或いは剥離作業を行ない、その後横方向へワイ
ヤロープ３を周回させ、再び上下方向に作業を完了して
いくという方法で容易にタンク１の全面に及ぶ作業を完
了できる。図中、２３は作業完了区域を示す。ここで、
２２は作業監視用の作業用足場であって、タンク１の頂
上部環柵２５を利用して壁面に沿って周回自在に支持さ
れている。
部の環柵２５に環状ワイヤ２４を介して周回自在に支持
されたウィンチ４に取付けられている。即ち、ウィンチ
４の巻上・巻下を行うことにより、装置本体２を所望の
速度で上下動させることができるだけでなく、ウィンチ
４を周回させることによりワイヤロープ３の張設位置を
タンク壁面に沿って周回させることができる。従って、
図示の如くワイヤロープ３に沿って上下方向に移動しな
がら洗浄或いは剥離作業を行ない、その後横方向へワイ
ヤロープ３を周回させ、再び上下方向に作業を完了して
いくという方法で容易にタンク１の全面に及ぶ作業を完
了できる。図中、２３は作業完了区域を示す。ここで、
２２は作業監視用の作業用足場であって、タンク１の頂
上部環柵２５を利用して壁面に沿って周回自在に支持さ
れている。
【００１３】又、球型タンク１の如く凸曲面でなくと
も、一般のビル・マンションのような真直な平面壁５の
場合にも、本発明に係る壁面の洗浄・塗膜剥離方法を適
用することができる。その場合には、図３に示すよう
に、装置本体２を壁面に圧接できるよう、支柱６を突設
してその支柱６を経由してワイヤロープ３を張設してお
けばよい。
も、一般のビル・マンションのような真直な平面壁５の
場合にも、本発明に係る壁面の洗浄・塗膜剥離方法を適
用することができる。その場合には、図３に示すよう
に、装置本体２を壁面に圧接できるよう、支柱６を突設
してその支柱６を経由してワイヤロープ３を張設してお
けばよい。
【００１４】次に、装置本体２の例を図４〜図６に基づ
いて説明する。装置本体２には、スイベル７が具備して
あって、超高圧水発生装置８から超高圧水を送給する超
高圧ホース９と回動パイプ１０とを連通させた状態で、
同回動パイプ１０を回動自在に支持している。
いて説明する。装置本体２には、スイベル７が具備して
あって、超高圧水発生装置８から超高圧水を送給する超
高圧ホース９と回動パイプ１０とを連通させた状態で、
同回動パイプ１０を回動自在に支持している。
【００１５】回動パイプ１０の先端には分岐器１１が取
付けられ、８本の噴射ノズル１２ａ，１２ｂに分岐して
いる。そのうち中心部の４本の噴射ノズル１２ａは回動
パイプ１０の回動軸に沿ってストレートに配設されてお
り、外周部の４本の噴射ノズル１２ｂは回動パイプ１０
を中心とした円周上から中心側へ向けて所定角度傾斜し
て配設されている。回動パイプ１０は、オイルモータ１
３によりギア１４を介して回動可能である。即ち、前記
噴射ノズル１２ａ，１２ｂは図５の如く円を描くように
超高圧水を噴射することになる。
付けられ、８本の噴射ノズル１２ａ，１２ｂに分岐して
いる。そのうち中心部の４本の噴射ノズル１２ａは回動
パイプ１０の回動軸に沿ってストレートに配設されてお
り、外周部の４本の噴射ノズル１２ｂは回動パイプ１０
を中心とした円周上から中心側へ向けて所定角度傾斜し
て配設されている。回動パイプ１０は、オイルモータ１
３によりギア１４を介して回動可能である。即ち、前記
噴射ノズル１２ａ，１２ｂは図５の如く円を描くように
超高圧水を噴射することになる。
【００１６】又、オイルモータ１３の出力は、無限チェ
ーン１５を介して車輪１６にも伝達されており、ウィン
チ４による上下動機構と併用することによって、装置本
体２の上下動を容易ならしめている。又、噴射ノズル１
２ａ，１２ｂの回転と装置本体２の走行とを１台のモー
タ１３で行うことができるので、装置をコンパクトに構
成できる。
ーン１５を介して車輪１６にも伝達されており、ウィン
チ４による上下動機構と併用することによって、装置本
体２の上下動を容易ならしめている。又、噴射ノズル１
２ａ，１２ｂの回転と装置本体２の走行とを１台のモー
タ１３で行うことができるので、装置をコンパクトに構
成できる。
【００１７】１７は噴射ノズル１２ａ，１２ｂを包囲し
作業区域を遮閉するスカートである。スカート１７に
は、吸込口１８が設けてあって吸込ノズル１９を介して
バキュームポンプにより、洗浄水や剥離屑等が吸引され
る。従って、従来のグラインダーやサンドブラストと異
なり、水によって粉塵が取り除かれる上に、吸引ノズル
１９によって吸引されるので、作業環境が悪化すること
はなく、塗膜剥離の際に特に有用である。
作業区域を遮閉するスカートである。スカート１７に
は、吸込口１８が設けてあって吸込ノズル１９を介して
バキュームポンプにより、洗浄水や剥離屑等が吸引され
る。従って、従来のグラインダーやサンドブラストと異
なり、水によって粉塵が取り除かれる上に、吸引ノズル
１９によって吸引されるので、作業環境が悪化すること
はなく、塗膜剥離の際に特に有用である。
【００１８】更に、本実施例の如く超高圧水を壁面に対
して斜めに噴射して塗膜剥離を行うと、噴射ノズル１２
ｂから噴射される超高圧水が、図６に示したように塗膜
２０の非剥離部分の端部を斜めにカットしながら剥離を
行うこととなる。これによって、下地鋼板２１を損傷す
ることなく、又非剥離部分の塗膜を損傷することもなく
塗膜の剥離を行うことができる。と同時に、超高圧水の
噴射方向を傾斜させることによって、装置本体２の壁面
上での位置の安定性を向上させるとともに、水圧により
受ける反力を小さく抑え、ワイヤロープ３の張力でもっ
て圧接された状態の装置本体２が浮き上がることのない
よう構成している。
して斜めに噴射して塗膜剥離を行うと、噴射ノズル１２
ｂから噴射される超高圧水が、図６に示したように塗膜
２０の非剥離部分の端部を斜めにカットしながら剥離を
行うこととなる。これによって、下地鋼板２１を損傷す
ることなく、又非剥離部分の塗膜を損傷することもなく
塗膜の剥離を行うことができる。と同時に、超高圧水の
噴射方向を傾斜させることによって、装置本体２の壁面
上での位置の安定性を向上させるとともに、水圧により
受ける反力を小さく抑え、ワイヤロープ３の張力でもっ
て圧接された状態の装置本体２が浮き上がることのない
よう構成している。
【００１９】又、噴射する水圧を調整することにより、
壁面洗浄用・塗膜剥離用に兼用できる。塗膜剥離の場合
は１８００kg／cm2以上が望ましい。更に、噴射流体は
水でなくともよく、防錆剤の塗布を同時に行うことも容
易である。
壁面洗浄用・塗膜剥離用に兼用できる。塗膜剥離の場合
は１８００kg／cm2以上が望ましい。更に、噴射流体は
水でなくともよく、防錆剤の塗布を同時に行うことも容
易である。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、装置本体
をワイヤロープの張力を利用して壁面上に圧接し、壁面
の洗浄或いは塗膜剥離を行うものであるので、建造物・
建築物を包囲する大掛かりな足場を組むことなく、しか
も最小限の作業者で、安全かつ容易に壁面の洗浄・塗膜
剥離を行うことができる。又、塗膜剥離の際において
は、従来のサンドブラスト等とは異なり、粉塵が発生す
ることがないのみならず、火気を使用することもないの
で、作業環境も良く安全である。
をワイヤロープの張力を利用して壁面上に圧接し、壁面
の洗浄或いは塗膜剥離を行うものであるので、建造物・
建築物を包囲する大掛かりな足場を組むことなく、しか
も最小限の作業者で、安全かつ容易に壁面の洗浄・塗膜
剥離を行うことができる。又、塗膜剥離の際において
は、従来のサンドブラスト等とは異なり、粉塵が発生す
ることがないのみならず、火気を使用することもないの
で、作業環境も良く安全である。
【図１】実施例を示す全体図である。
【図２】実施例を示す説明図である。
【図３】他の方法例を示す説明図である。
【図４】装置本体の例を示す切欠正面図である。
【図５】装置本体の例を示す説明図である。
【図６】装置本体の例を示す説明図である。
１ 球型タンク ２ 装置本体 ３ ワイヤロープ ４ ウィンチ ５ 平面壁 ６ 支柱 ７ スイベル ８ 超高圧水発生装置 ９ 超高圧ホース １０ 回動パイプ １１ 分岐器 １２ａ 噴射ノズル １２ｂ 噴射ノズル １３ オイルモータ １４ ギア １５ 無限チェーン １６ 車輪 １７ スカート １８ 吸込口 １９ 吸引ノズル ２０ 塗膜 ２１ 下地鋼板 ２２ 足場 ２３ 作業完了区域 ２４ 環状ワイヤ ２５ 環柵
Claims (8)
- 【請求項１】 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁
面に沿って張設したワイヤロープに洗浄・塗膜剥離を行
う装置本体を取付け、同ワイヤロープの張力でもって装
置本体を壁面に圧接した状態で、装置本体を所望の速度
で移動させながら所望の区域の洗浄・塗膜剥離を行うこ
とを特徴とする球型タンク等の建造物或いは建築物の壁
面の洗浄・塗膜剥離方法。 - 【請求項２】 装置本体が壁面に向けて円を描くように
超高圧流体を噴射して壁面の洗浄・塗膜剥離を行うもの
であることを特徴とする請求項１記載の球型タンク等の
建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法。 - 【請求項３】 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁
面に沿ってワイヤロープを張設し、同ワイヤロープに洗
浄・塗膜剥離を行う装置本体を取付け、同装置本体をワ
イヤロープの張力でもって壁面に圧接し、又同装置本体
をワイヤロープに沿って走行させる走行機構を備えたこ
とを特徴とする球型タンク等の建造物或いは建築物の壁
面の洗浄・塗膜剥離装置。 - 【請求項４】 装置本体が回動自在に支持された複数の
超高圧流体の噴射ノズルを有すとともに、該噴射ノズル
を所定の回動速度で回動させる回動手段を備え、又超高
圧流体発生装置から前記噴射ノズルへ超高圧流体を送給
する送給手段を備えたことを特徴とする請求項３記載の
球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜
剥離装置。 - 【請求項５】 噴射ノズルの噴射方向が壁面に対して所
定角度傾斜していることを特徴とする請求項４記載の球
型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥
離装置。 - 【請求項６】 噴射ノズルを包囲してその洗浄・塗膜剥
離作業区域を遮閉するスカートを装置本体に取付けたこ
とを特徴とする請求項４又は５記載の球型タンク等の建
造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置。 - 【請求項７】 装置本体の走行機構が、装置本体を取付
けたワイヤロープを上下方向へ滑動させる滑動機構と周
回方向へ滑動させる滑動機構とで構成されたものである
ことを特徴とする請求項３乃至６記載の球型タンク等の
建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離装置。 - 【請求項８】 装置本体の走行機構が、装置本体内部に
具備した駆動手段と同駆動手段により駆動される走行輪
とからなるものであることを特徴とする請求項３乃至６
記載の球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄
・塗膜剥離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315459A JPH0714383B2 (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315459A JPH0714383B2 (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123279A true JPH05123279A (ja) | 1993-05-21 |
| JPH0714383B2 JPH0714383B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=18065619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3315459A Expired - Lifetime JPH0714383B2 (ja) | 1991-11-02 | 1991-11-02 | 球型タンク等の建造物或いは建築物の壁面の洗浄・塗膜剥離方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714383B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009141636A1 (en) * | 2008-05-23 | 2009-11-26 | Lamb, Martin, John, Cartairs | System for cleaning buildings |
| CN107049126A (zh) * | 2016-10-20 | 2017-08-18 | 肇庆市小凡人科技有限公司 | 一种玻璃幕墙简易清洁机器人 |
| CN107439266A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-12-08 | 海南大学 | 一种自走式温室青苔清除装置 |
| CN112246718A (zh) * | 2020-10-15 | 2021-01-22 | 唐山现代工控技术有限公司 | 一种升降式测流设备钢丝绳漂浮物剥离方法及装置 |
| WO2022131012A1 (ja) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | 株式会社小糸製作所 | タンクシステム及びクリーナシステム |
Citations (6)
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| JPS5069071U (ja) * | 1973-10-25 | 1975-06-19 | ||
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-
1991
- 1991-11-02 JP JP3315459A patent/JPH0714383B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0714383B2 (ja) | 1995-02-22 |
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