JPH08141534A - 管内清掃ロボット - Google Patents

管内清掃ロボット

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JPH08141534A
JPH08141534A JP6283032A JP28303294A JPH08141534A JP H08141534 A JPH08141534 A JP H08141534A JP 6283032 A JP6283032 A JP 6283032A JP 28303294 A JP28303294 A JP 28303294A JP H08141534 A JPH08141534 A JP H08141534A
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JP
Japan
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pipe
cleaning
robot
wall surface
cleaning nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6283032A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kanehara
利雄 金原
Yutaka Yamashita
豊 山下
Yasukazu Tsusaka
康和 津坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、取り残し貝の清掃時においても配管
内壁面を損傷することなく清掃作業を行うことのできる
管内清掃ロボットを提供することにある。 【構成】本発明は、管長手方向に揺動する清掃ノズルを
ロボット走行と共に円周方向に回転しながら清掃を行う
管内清掃ロボットにおいて、ロボットを停止し管壁面の
一箇所に付着した貝類等を清掃ノズルから噴射される高
圧ジェット水の衝撃力により清掃する際に清掃ノズルの
揺動と同時に一定角度範囲内の清掃ノズルの管円周方向
の往復回転動作を行っているので、一定範囲への集中的
な高圧ジェット水の噴射が避けられ、管壁面の高圧水噴
射による損傷が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配管、例えば発電所の海
水流管の保守ロボットに係わり、特に、配管内に付着す
る海生物、汚泥等の清掃作業を行う管内清掃ロボットに
関する。
【0002】
【従来の技術】火力・原子力発電所では、冷却水として
海水を利用しており、その給排水管の内面には貝や藻類
の海生物や汚泥が多量付着し、冷却水の流れを妨げるの
で、定期的にこの貝や藻類の海生物や汚泥を除去する必
要がある。
【0003】従来、これら海生物や汚泥の除去は、人間
が給排水管路内に入って人手により清掃を行なってい
た。しかしながら、給排水管路内は狭隘であり、また、
清掃作業により削り取られ滑落した海生物等から発する
悪臭等が充満する等の要因により作業環境は劣悪なもの
となっており、しかも管路内の清掃作業は重労働であ
る。さらに、人手による清掃作業は長時間に及ぶため、
作業効率自体も著しく低下するという問題があった。
【0004】そこで、これら問題を改善するため、最近
配管内を清掃する手段として給排水管内に付着した海生
物等を高圧ジェット水により除去しながら清掃する各種
のロボットが提案されている。その一例として特願平3-
298691号に示すようなロボットによる清掃方式が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これまでの高圧ジェッ
ト水による海生物等を除去する清掃ロボットは、配管内
で清掃ロボットを一定速度で走行させ、高圧水噴射ノズ
ルを配管の管壁面に向け旋回させながら高圧水を噴射
し、配管内に付着した海生物等を除去する清掃を行って
いた。
【0006】しかしながら、このような清掃方法による
と、常に高圧水噴射ノズルが管内壁面の周方向に旋回移
動し、さらにロボットの走行により配管軸方向に移動す
るため、高圧水噴射ノズル自体は配管内面をらせん状に
回転移動しながら管壁面の清掃を行っている。このた
め、高圧ジェット水の衝撃効果により海藻あるいは小さ
な付着貝等については清掃可能であるが、比較的大きな
付着貝等については管壁への付着力が高圧ジェット水の
衝撃力よりも優り、貝の取り残しが生ずる場合があっ
た。
【0007】この場合、従来の清掃方式では、オペレー
タが配管内のモニタ表示を見ながら、遠隔操作によりロ
ボットを取り残し貝のある位置へ移動させ、高圧水噴射
ノズルを取り残し貝位置へ位置決めさせて、ある一定時
間連続的に高圧ジェット水を取り残し貝へ集中的に噴射
して貝の除去を行っていた。この時、高圧水噴射ノズル
は一定角度首振りを行いながら高圧水の噴射を行うた
め、配管の管壁の一点箇所への高圧水の短時間の噴射で
は高圧水噴射ノズルの首振りにより樹脂製ランニング及
び塗装等が施工された配管壁面への直接的な損傷は回避
できるが、取り残し貝の完全除去までにある程度時間を
要すると、配管壁面が高圧水により損傷するという不具
合が発生していた。
【0008】本発明は上記不具合を解消するためになさ
れたもので、その目的は取り残し貝の清掃時においても
配管内壁面を損傷することなく清掃作業を行うことので
きる管内清掃ロボットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、管長手方向に揺動する清掃ノ
ズルをロボット走行と共に円周方向に回転しながら清掃
を行う管内清掃ロボットにおいて、前記ロボットを停止
し管壁面の一箇所に付着した貝類等を前記清掃ノズルか
ら噴射される高圧ジェット水の衝撃力により清掃する際
に前記清掃ノズルの揺動と同時に一定角度範囲内の前記
清掃ノズルの管円周方向の往復回転動作を行うことによ
り高圧ジエット水噴射による管内壁面の損傷を防止する
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によると、清掃ノズルの揺動と、一定角
度範囲内の清掃ノズルの管円周方向の往復回転動作は、
動作方向が直交しており、この2つの動作を同時に組合
せて清掃を行う場合、管内壁面へ噴射される高圧ジェッ
ト水の管内壁面上の到達位置がその都度ずれるため一定
範囲への集中的な高圧ジェット水の噴射が避けられるの
で、管内壁面の高圧水噴射による損傷が防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の管内清掃ロボットの全体
構成図である。同図において、本実施例の管内清掃ロボ
ットは、図示されない走行軸モータによって車輪を駆動
することにより配管内を走行するロボット本体1と、先
端部に高圧のジェット水を利用してその衝撃力で付着物
を清掃する図2に示す清掃機構と、ロボット本体1の内
部に内蔵された制御装置と、配管外に設置された操作盤
2と、制御装置と操作盤2とを接続するケーブル3とか
ら構成されている。
【0012】図2は図1の清掃機構の斜視図である。同
図において、4は先端から高圧水を噴射する清掃ノズル
であり、ロータリージョイント5の旋回軸6の軸心に対
して直角方向に取り付けられる。旋回軸6の根元には旋
回軸軸心J1 とe1 だけ偏心した位置にリンク7の一端
がピン8により回動自在に支承されている。リンク7の
他端は首振軸モータ9によって回転駆動される出力軸1
0の端面に、軸心J2とe2 だけ偏心した位置にピン1
1により回動自在に支承されている。これらロータリー
ジョイント5及び首振軸モータ9は、伸縮アーム12の
先端部に傾動自在に支承された傾斜アーム13に固定さ
れ、この傾斜アーム13は傾斜軸モータ14により駆動
されるように構成されている。
【0013】また、清掃ノズル4は傾斜アーム13の回
転軸心J3 上または軸心近傍に配置され、リンク7の動
作により一定の角度αだけ軸心をJ3 方向(配管の軸方
向)に揺動できるように構成されている。一方、伸縮ア
ーム12は伸縮軸モータ15により配管の半径方向に自
在に伸縮するとともに配管の軸心J4 を中心に旋回軸モ
ータ16により自在に回転するように構成されている。
【0014】傾斜アーム13の回転軸近傍に距離センサ
17aを、また清掃ノズル4から噴射される高圧ジェッ
ト水の入射点の延長線上の傾斜アーム13の端部に別の
距離センサ17bを設ける。更にロータリージョイント
5の入口側には高圧水を供給するホース18を接続す
る。
【0015】以上の構成要素で清掃機構を構成し、ロボ
ット本体1の先端部に搭載する。次に、本実施例の管内
清掃ロボットによる管内清掃について説明する。管内清
掃時においては、首振モータ9を駆動し、一定の角度α
だけ首振りする清掃ノズル4より高圧のジェット水を噴
射し、旋回軸モータ16及び走行軸モータ19を駆動す
ると、ジェット水は管壁面をらせん状に軸跡を描きなが
ら進むため連続的に清掃を行うことが可能となる。この
際、距離センサ17a,17bで配管壁面との距離を検
出し、距離が一定になるように傾斜軸モータ14及び伸
縮軸モータ15を駆動制御し、傾斜アーム13及び伸縮
アーム12の位置制御を行うことにより偏平した配管で
も清掃ノズル4は管壁面を倣いながらジェット水の噴射
距離を一定に保って清掃を行うことができる。
【0016】管壁面にらせん状にジェット水を噴射し、
清掃する方法は主として自動制御により実施されるが、
この清掃でも清掃しきれず取り残し貝の清掃方法を、図
3を参照して以下に説明する。
【0017】まず、オペレータが図示しない制御盤上の
CRT画面に映し出された管内壁面の状態を観察しなが
ら、取り残し貝23位置へロボット本体を移動させる。
次に、清掃ノズル首振範囲の中央位置及び清掃ノズルの
高圧ジェット水19の噴射位置に取り残し貝23が位置
するようにロボット本体1の位置決めを行う。この位置
決め終了後に旋回軸モータ16を、一定角度の間往復動
作させることにより清掃ノズル動作範囲20内を往復駆
動させることができる。さらに、高圧ジェット水19噴
射中は、清掃ノズル首振範囲21内の清掃ノズル首振り
動作を行い、なおかつ清掃ノズル動作範囲20内の往復
動作を行うことから清掃範囲22における高圧ジェット
水19の噴射による清掃が行われる。
【0018】取り残し貝23の清掃を制御計算機による
自動制御で実施する。さらにこの取り残し貝の自動清掃
の終了は計算機により自動清掃動作時間を設定し、設定
時間経過後、清掃動作を自動停止するかあるいは自動清
掃状況をオペレータが図示しない制御盤のCRT表示に
より観察し、高圧ジェット水による取り残し貝23の除
去が終了した時点で、制御命令により清掃動作を停止さ
せることにより実行する。
【0019】ところで、上記した清掃ノズル4の動作に
よる取り残り貝23の清掃では、清掃ノズル4の首振り
往復動作と首振り方向と垂直方向の一定範囲内の清掃ノ
ズル4の往復動作の組合わせ動作により、高圧ジェット
水による清掃が行われる。
【0020】従来、清掃ノズルの首振り往復動作のみの
清掃方法では、高圧ジェット水の噴射点が同一首振り範
囲上を往復するためノズル首振り頻度を増やすと、高圧
ジェット水噴射点が損傷する等の問題が発生したが、本
実施例によれば清掃ノズル首振り範囲が清掃ノズル動作
範囲20方向にずれながら動作するため、従来のような
問題は起こらず、高圧ジェット水による管内壁面の損傷
は発生しない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管内清掃
ロボットによれば、高圧水噴射ノズルによる配管内清掃
時は勿論、取り残し貝の清掃時においても配管内壁面を
損傷することなく清掃作業を行うことのできる、という
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管内清掃ロボットの全体構
成図。
【図2】図1の管内清掃ロボットの清掃機構の斜視図。
【図3】本発明の管内清掃ロボットの清掃方法を説明す
るための図。
【符号の説明】
1…ロボット本体、2…操作盤、3…ケーブル、4…清
掃ノズル、5…ロータリージョイント、6…旋回軸、7
…リンク、8…ピン、9…首振軸モータ、10…出力
軸、11…ピン、12…伸縮アーム、13…傾斜アー
ム、14…傾斜軸モータ、15…伸縮軸モータ、16…
旋回軸モータ、17…距離センサ、18…ホース、19
…高圧ジェット水、20…清掃ノズル動作範囲、21…
清掃ノズル、首振範囲、22…清掃範囲、23…取り残
し貝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管長手方向に揺動する清掃ノズルをロボ
    ット走行と共に円周方向に回転しながら清掃を行う管内
    清掃ロボットにおいて、前記ロボットを停止し管壁面の
    一箇所に付着した貝類等を前記清掃ノズルから噴射され
    る高圧ジェット水の衝撃力により清掃する際に前記清掃
    ノズルの揺動と同時に一定角度範囲内の前記清掃ノズル
    の管円周方向の往復回転動作を行うことにより高圧ジエ
    ット水噴射による管内壁面の損傷を防止することを特徴
    とする管内清掃ロボット。
JP6283032A 1994-11-17 1994-11-17 管内清掃ロボット Pending JPH08141534A (ja)

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JP6283032A JPH08141534A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 管内清掃ロボット

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JP6283032A JPH08141534A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 管内清掃ロボット

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ID=17660342

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Cited By (9)

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