JPH1177204A - 熱交換器の曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

熱交換器の曲げ加工方法及びその装置

Info

Publication number
JPH1177204A
JPH1177204A JP25434397A JP25434397A JPH1177204A JP H1177204 A JPH1177204 A JP H1177204A JP 25434397 A JP25434397 A JP 25434397A JP 25434397 A JP25434397 A JP 25434397A JP H1177204 A JPH1177204 A JP H1177204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
bending
bending die
arm
header pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25434397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Komaki
正行 古牧
Yasuhiko Tanaka
庸彦 田中
Etsuro Kubota
悦郎 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP25434397A priority Critical patent/JPH1177204A/ja
Publication of JPH1177204A publication Critical patent/JPH1177204A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/047Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
    • F28D1/0471Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits having a non-circular cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲートフィンを変形することなく、容易
に環状に曲げ加工でき、かつ真円度を確保できるように
すること。 【解決手段】 一対のヘッダーパイプ21と、これらヘ
ッダーパイプ21間に架設される複数の断面偏平状の熱
交換管22と、これら熱交換管22間に介在されるコル
ゲートフィン23とを具備する熱交換器20を環状に曲
げ加工するに当って、熱交換器20の一端のヘッダーパ
イプ21をアーム3の凹溝12にて掴持し、アーム3を
断面円形状の曲げ型2と共に回転して、熱交換器20の
一側面を曲げ型2面に沿わせて移動することにより、熱
交換器20を環状に曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱交換器の曲げ加
工方法及その装置に関するもので、更に詳細には、例え
ば自動車用空調機器あるいは家屋用空調機器等に使用さ
れる熱交換器の曲げ加工方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム合金製(以下にア
ルミ製という)の一対のヘッダーパイプと、これらヘッ
ダーパイプ間に架設される互いに平行な複数のアルミ製
の偏平状熱交換管と、これら熱交換管間に介在されるア
ルミ製のコルゲートフィンとをろう付した熱交換器が広
く使用されている。
【0003】しかしながら、上記熱交換器においては、
上記偏平状熱交換管が直線的に延在され、その両端を一
対のヘッダーパイプに一体にろう付されているため、熱
交換器は全体として横に長い直線的構造とならざるを得
ず、また、その形態が固定的であり、横に長い占有スペ
ースを必要として、ヘッダーパイプ相互の位置が遠く離
れた形態となるなど、この点で適用できる用途や取付形
態に制約があった。
【0004】そこで、上記熱交換器を曲げ加工、すなわ
ち偏平状熱交換管の偏平平面内で、熱交換管、コルゲー
トフィンを同時に曲げ加工することにより、熱交換器の
適用できる用途や配置あるいは取付形態等の自由度を高
めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、図13に示すように、2段階の手順によって熱交換
器の曲げ加工を行っている。すなわち、第1段階曲げと
して、まず、図13(a)に示すように、断面円形状の
曲げ型aに熱交換器b(具体的には偏平状熱交換管c,
コルゲートフィンd及びサイドシートeの一側面)を当
接し、次に、両側のヘッダーパイプf付近を掴持して曲
げ型aに向かって押圧することにより略90度以上まで
曲げる(図13(b)参照)。この際、コルゲートフィ
ン(図示せず)の内側(曲げ方向側)が変形するのを防
止するために、曲げ型aと熱交換器bとの間に応力分散
用緩衝体を介在する方がよい。
【0006】次に、第2段階曲げとして、図13(c)
に示すように、略半円状の補助型gで熱交換器bを包
み、変形を防止しながらヘッダーパイプfが曲げ型aに
寄りながら当接するように押圧することにより、略環状
の熱交換器を得ている。
【0007】しかしながら、従来の曲げ加工方法では、
図14に示すように、ヘッダーパイプf近傍が曲げにく
く、ストレート部hが残り、良好な真円度を確保するこ
とが難しいという問題があった。また、偏平状熱交換管
の延びが円周方向に不均一になり易く、かつ、熱交換器
bを曲げ型aに向かって押圧するため、第1段階では内
側フィンが潰れ易く、また第2段階曲げでは外側フィン
が潰れ易いという問題があった。更には、2段階曲げの
ため、曲げ加工に多くの時間及び手間を要するという問
題もあった。
【0008】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、コルゲートフィンを変形することなく、容易に環状
に曲げ加工でき、かつ真円度を確保できるようにした熱
交換器の曲げ加工方法及びその装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一対のヘッダーパイプと、
これらヘッダーパイプ間に架設される複数の断面偏平状
の熱交換管と、これら熱交換管間に介在されるコルゲー
トフィンとを具備する熱交換器を環状に曲げ加工する方
法であって、 上記熱交換器の一端の上記ヘッダーパイ
プを掴持し、熱交換器の一側面を円形状曲げ型面に沿わ
せて移動することにより、上記熱交換器を環状に曲げる
ようにした、ことを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明において、上記熱交換
器の側面が円形状曲げ型面に沿って移動されることによ
り曲げ加工されるものであれば、上記ヘッダーパイプの
掴持部と曲げ型とは別体に移動するものであってもよい
が、好ましくは上記ヘッダーパイプの掴持部と曲げ型を
同時に回転することにより、熱交換器を環状に曲げるよ
うにする方がよい(請求項2)。
【0011】また、請求項3記載の発明は、一対のヘッ
ダーパイプと、これらヘッダーパイプ間に架設される複
数の断面偏平状の熱交換管と、これら熱交換管間に介在
されるコルゲートフィンとを具備する熱交換器を環状に
曲げ加工する装置であって、回転可能な断面円形状の曲
げ型と、 上記熱交換器の一端の上記ヘッダーパイプを
掴持すると共に、この掴持部が上記曲げ型の中心点から
一定距離隔てた位置上を回転するアームと、 上記熱交
換器を上記曲げ型に向かって案内すると共に、曲げ型と
の間に熱交換器の他端の上記ヘッダーパイプの通過を阻
止する隙間を有するガイドと、を具備することを特徴と
する。この場合、上記曲げ型とアームを同一の回転軸上
に装着すると共に、回転駆動手段によって回転する構造
とする方が好ましい(請求項4)。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項3又
は4記載の熱交換器の曲げ加工装置において、 略水平
に配設される回転軸上に、上記曲げ型及びこの曲げ型を
挟んで2つのアームを装着し、上記回転軸は、上記曲げ
型及び一方のアームを装着する主軸と、他方のアームを
装着する補助軸とが係脱可能に連結され、かつ、上記主
軸を上下移動可能に形成してなる、ことを特徴とする。
この場合、上記主軸を昇降手段によって上下移動し、補
助軸を係脱移動手段によって上記主軸に対して係脱移動
させる方が好ましい(請求項6)。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項3又
は4記載の熱交換器の曲げ加工装置において、 略垂直
に配設される回転軸上に上記曲げ型及びアームを装着
し、上記曲げ型に対してガイドの少なくとも曲げ型に近
接する部分を接離移動可能に形成してなる、ことを特徴
とする。この場合、上記ガイドを水平移動手段によって
接離移動する方が好ましい(請求項8)。
【0014】この発明によれば、熱交換器の一端のヘッ
ダーパイプをアームによって掴持し、熱交換器の一側面
を断面円形状の曲げ型面に沿って移動することにより、
環状の熱交換器を得ることができる。したがって、ヘッ
ダーパイプ近傍まで曲げ加工することができ、真円度の
高い環状の熱交換器とすることができる。また、熱交換
器の一側面を円形状の曲げ型面に沿わせて移動すること
で、1工程で環状の熱交換器を得ることができるので、
曲げ加工における作業時間の短縮が図れると共に、作業
能率の向上が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。
【0016】◎第一実施形態 図1はこの発明に係る曲げ加工装置の第一実施形態を示
す斜視図、図2は曲げ加工装置の曲げ時の状態を示す正
面図、図3は曲げ終了時の正面図、図4は熱交換器の取
外し状態を示す正面図、図5は曲げ加工装置の側面図で
ある。
【0017】上記曲げ加工装置は、略水平に配設される
回転軸1と、この回転軸1に着脱可能に(交換可能に)
装着される断面円形状の曲げ型2と、曲げ型2を挟んで
回転軸1に装着される2つのアーム3a,3bと、回転
軸1に連結されて回転軸1、曲げ型2及びアーム3a,
3bを回転する回転駆動手段例えばモータ4と、被加工
体である熱交換器20を水平状態にして曲げ型2に向か
って案内するガイド5とを具備してなる。
【0018】この場合、上記曲げ型2は例えば円筒状又
は円柱状に形成されており、その幅は熱交換器幅と略同
一に形成され、また、曲げ型2の円周は熱交換器20の
長さに対応している。したがって、長さや曲げ径の異な
る熱交換器20を曲げ加工する場合には、その熱交換器
20の長さに対応した曲げ型2を回転軸1に装着するこ
とで対応できる。
【0019】また、上記回転軸1は,曲げ型2と一方の
アーム3aを装着する主軸1aと、他方のアーム3bを
装着すると共に、主軸1aに対して係脱可能に連結する
補助軸1bとで構成されている。また、主軸1aを回転
自在に支承する軸受6aは、基台7上に立設される昇降
手段例えば昇降用油圧シリンダ8のピストンロッド8a
にて支持されており、昇降用油圧シリンダ8の駆動によ
って主軸1a、曲げ型2及び一方のアーム3aが上下移
動し得るように構成されている(図4参照)。一方、補
助軸1bを回転自在に支承する軸受6bは、基台7に設
けられた回転軸1の軸方向に延びる案内溝9に沿って移
動可能なブラケット10にて支持されており、かつ、ブ
ラケット10には係脱移動手段例えば係脱用油圧シリン
ダ11のピストンロッド11aが連結されており、この
係脱用油圧シリンダ11の駆動によって補助軸1b及び
他方のアーム3bが主軸1aに対して接離移動すなわち
係脱移動し得るように構成されている(図3参照)。
【0020】また、上記アーム3a,3bは、曲げ型2
の外周より外方に突出しており、その自由端部の回転方
向側の側面には、熱交換器20のヘッダーパイプ21の
端部を掴持する凹溝12(掴持部)が設けられている。
このようにアーム3a,3bを構成することにより、モ
ータ4の駆動によってアーム3a,3bが回転すると、
凹溝12が熱交換器20の一端のヘッダーパイプ21を
掴持すると共に、曲げ型2の中心点から一定距離隔てた
位置上を回転移動する。これにより、熱交換器20の一
側面が曲げ型2の円周面に沿って移動して曲げ加工され
る。
【0021】一方、上記ガイド5は、基台7上に起立す
る互いに平行な一対のガイドレール5a,5bにて形成
されている。この場合、ガイドレール5a,5bの間隔
は、図6に示すように構成される熱交換器20の偏平状
熱交換管22及びコルゲートフィン23の積層幅Aより
若干大きい寸法となっており、偏平状熱交換管22及び
コルゲートフィン23の積層部の最外側(最外側のコル
ゲートフィン23の保護用のサイドシート24を設ける
場合は、その外側)より突出するヘッダーパイプ21の
端部を案内し得るように構成されている。
【0022】また、ガイドレール5a,5bの曲げ型2
側の端部には、曲げ型2の下面に向かって傾斜する勾配
面13が設けられており、この勾配面13と曲げ型2と
の距離14(隙間)がヘッダーパイプ21の径より小さ
い寸法に形成されいる。このようにガイドレール5a,
5bの先端の勾配面13と曲げ型2との距離をヘッダー
パイプ21の径より小さくすることにより、曲げ型2面
に沿って曲げ加工される熱交換器20の後端側のヘッダ
ーパイプ21の通過が阻止されて固定される。更には、
ガイドレール5a,5bの曲げ型2近接部に勾配面13
を設けることにより、曲げ最終段階で後端側ヘッダーパ
イプ21が曲げ型2に当接するように寄り易くなってい
る。したがって、一端のヘッダーパイプ21を掴持した
アーム3a,3bがほぼ1回転することによって、両ヘ
ッダーパイプ21,21が近接した状態で熱交換器20
が曲げ加工される。
【0023】なお、熱交換器20は、図6に示すよう
に、一対のヘッダーパイプ21と、これらヘッダーパイ
プ21間に架設される互いに平行な複数の偏平状熱交換
管22と、これら熱交換管22間に介在されるコルゲー
トフィン23とで構成されている。なおこの場合、ヘッ
ダーパイプ21及び熱交換管22はアルミ製押出形材に
て形成され、コルゲートフィン23はアルミ製板材を連
続波形状に屈曲形成したものにて形成されて、これらヘ
ッダーパイプ21、熱交換管22及びコルゲートフィン
23を一体ろう付して熱交換器20が形成されている。
【0024】次に、上記第一実施形態の曲げ加工装置を
用いた熱交換器の曲げ加工の手順について、図7を参照
して説明する。まず、図7(a)に示すように、熱交換
器20の一端のヘッダーパイプ21を曲げ型2の下部に
位置させた状態にガイドレール5a,5b上にセットす
る。次に、モータ4を駆動して曲げ型2及びアーム3
a,3bを同一方向例えば図7(b)に示すように時計
方向に回転すると、アーム3a,3bの凹溝12によっ
て熱交換器20の一端のヘッダーパイプ21が掴持され
ると共に、曲げ型2の円周面に沿って移動し、それに伴
って熱交換器20の偏平状熱交換管22及びコルゲート
フィン23の一側面が曲げ型2の円周面に沿って移動す
る。この際、コルゲートフィン23の曲げ側面(内側
面)は曲げ型2の円周面に接触するが、コルゲートフィ
ン23の曲げ起点がヘッダーパイプ21の移動と連動し
て移動するので、熱交換器20が所望径に曲げられた部
分には、それ以上余分な力はかからないため、変形の虞
れはない。ただ、コルゲートフィン23には、所望径に
曲げる力に対抗するだけの強度があればよい。なお、コ
ルゲートフィン23の外側は曲げ加工の際に一切どこに
も接触しないので、変形の虞れはない。
【0025】上記のように熱交換器20の一端のヘッダ
ーパイプ21を掴持した状態で、アーム3a,3bが略
1回転すると、図7(c)に示すように、熱交換器20
の他端のヘッダーパイプ21が曲げ型2とガイド5すな
わちガイドレール5a,5bの勾配面13との隙間14
によって通過が阻止されて固定されるので、この他端の
ヘッダーパイプ21とアーム3a,3bの凹溝12によ
って掴持された一端のヘッダーパイプ21が近接した状
態で熱交換器20が曲げ加工される。
【0026】上記のようにして、熱交換器20を所望の
径に曲げ加工した後、図3に示すように、係脱移動用油
圧シリンダを作動して、補助軸1b及び他方のアーム3
bを曲げ型2から離した後、昇降用油圧シリンダ8を駆
動して主軸1a,曲げ型2及び一方のアーム3aを上昇
させ、そして、曲げ型2の側方に熱交換器20を引き出
して曲げ加工は終了する。曲げ加工された熱交換器20
は、図8に示すように、両ヘッダーパイプ21,21が
近接すると共に、ヘッダーパイプ21近傍も円弧状に曲
げられた真円度の高い環状形状となる。
【0027】◎第二実施形態 図9はこの発明に係る曲げ加工装置の第二実施形態を示
す斜視図、図10は第二実施形態の曲げ加工装置の正面
図、図11は図10の平面図である。
【0028】第二実施形態は、曲げ型2及びアーム30
を略水平に回転させて熱交換器20を所望の径に曲げ加
工するようにした場合である。すなわち、基台7に回転
自在に立設される回転軸1Aに断面円形状例えば円筒状
又は円柱状の曲げ型2を装着すると共に、この曲げ型2
の下部側にアーム30を装着して、回転軸1Aに連結す
るモータ40によって曲げ型2及びアーム30を回転
し、更にガイド50を曲げ型2に対して接離移動可能に
形成した場合である。
【0029】この場合、上記アーム30は、回転軸1A
に装着されて曲げ型2の外周側に延びる水平部31と、
この水平部31の先端から曲げ型2の外方を覆うように
折曲する垂直部32とからなるL字状に形成され、水平
部31の先端及び垂直部32の先端部に、熱交換器20
のヘッダーパイプ21の端部を掴持する凹溝12が形成
されている。なお、この場合、凹溝12の一方は水平部
31の先端側に形成され、他方の凹溝12は、垂直部3
2の先端に設けられた切欠32aにねじ33をもって着
脱可能に止着されるL形部材12Aと垂直部32とで構
成されている。このように構成することにより、熱交換
器20の曲げ加工後、ねじ33を緩めてL形部材12A
を取り外すことができる。
【0030】また、ガイド50は,基台7上に立設する
ガイド基部51と、このガイド基部51の一側面の上下
部から曲げ型2に向かって延びる互いに平行な一対のガ
イドレール52,52とを具備し、互いに直状に連接す
る固定ガイド53と、可動ガイド54とで構成されてい
る。この場合、ガイドレール52a,52bの間隔は、
上記第一実施形態と同様、図6に示すように構成される
熱交換器20の偏平状熱交換管22及びコルゲートフィ
ン23の積層幅Aより若干大きい寸法となっており、偏
平状熱交換管22及びコルゲートフィン23の積層部の
最外側(最外側のコルゲートフィン23の保護用のサイ
ドシート24を設ける場合は、その外側)より突出する
ヘッダーパイプ21の端部を案内し得るように構成され
ている。
【0031】また、可動ガイド54は、基台7Aに設け
られる回転軸1Aに対して直交する方向に延びる案内溝
55に沿って移動可能に取り付けられており、この可動
ガイド54のガイド基部51の背面側には、水平移動手
段例えば水平移動用油圧シリンダ56のピストンロッド
56aが連結されている。また、可動ガイド54のガイ
ドレール52の曲げ型2側の端部には、曲げ型2の側面
に向かって傾斜する勾配面13が設けられており、上記
第一実施形態と同様に、この勾配面13と曲げ型2との
距離14(隙間)がヘッダーパイプ21の径より小さい
寸法に形成されいる。このようにガイドレール56の先
端の勾配面13と曲げ型2との距離14(隙間)をヘッ
ダーパイプ21の径より小さくすることにより、曲げ型
2面に沿って曲げ加工される熱交換器20の後端側のヘ
ッダーパイプ21の通過が阻止されて固定される。更に
は、上記第一実施形態と同様に、ガイドレール52a,
52bの曲げ型2近接部に勾配面13を設けることによ
り、曲げ最終段階で後端側ヘッダーパイプ21が曲げ型
2に当接するように寄り易くなっている。
【0032】したがって、一端のヘッダーパイプ21を
掴持したアーム30がほぼ1回転することによって、両
ヘッダーパイプ21,21が近接した状態で熱交換器2
0が曲げ加工される。また、熱交換器20を曲げ加工し
た後、水平移動用油圧シリンダ56の駆動によって可動
ガイド54を曲げ型2から離すことによって曲げ加工さ
れた熱交換器20を上方から抜き取ることができる。な
お、ガイド50のガイドレール52の先端部側の下方に
は、熱交換器20のヘッダーパイプ21の端部を支持す
るヘッダーパイプ受け57が基台7A上に敷設されてい
る。
【0033】次に、上記のように構成される第二実施形
態の曲げ加工装置を用いて熱交換器20を曲げ加工する
手順を図12を参照して説明する。まず、図12(a)
に示すように、熱交換器20の一端のヘッダーパイプ2
1を曲げ型2の側方のヘッダーパイプ受け57上に位置
させた状態でガイドレール52a,52bに沿わせてセ
ットする。次に、モータ40を駆動して曲げ型2及びア
ーム30を同一方向例えば図12(b)に示すように時
計方向に回転すると、アーム30の凹溝12によって熱
交換器20の一端のヘッダーパイプ21が掴持されると
共に、曲げ型2の円周面に沿って移動し、それに伴って
熱交換器20の偏平状熱交換管22,コルゲートフィン
23及びサイドシート24の一側面が曲げ型2の円周面
に沿って移動する。
【0034】このような状態で、アーム30が略1回転
すると、図12(c)に示すように、熱交換器20の他
端のヘッダーパイプ21が曲げ型2とガイド50すなわ
ちガイドレール52の勾配面13との隙間14によって
通過が阻止されて固定されるので、この他端のヘッダー
パイプ21とアーム30の凹溝12によって掴持された
一端のヘッダーパイプ21が近接した状態で熱交換器2
0が曲げ加工される。
【0035】上記のようにして、熱交換器20を所望の
径に曲げ加工した後、水平移動用油圧シリンダを作動し
て可動ガイド54を曲げ型2から後退すなわち引き離
し、そして、曲げ型2の上方に熱交換器20を引き出し
て曲げ加工は終了する。曲げ加工された熱交換器20
は、図8に示すように、両ヘッダーパイプ21,21が
近接すると共に、ヘッダーパイプ21近傍も円弧状に曲
げられた真円度の高い環状形状となる。
【0036】◎その他の実施形態 なお、上記実施形態では、アーム3a,3b及び30が
凹溝12を具備する場合について説明したが、アームの
形態は必ずしも凹溝12を具備するものに限定されるも
のではなく、ヘッダーパイプ21を掴持するものであれ
ば例えばL形状等任意の形態であってもよい。また、上
記実施形態では、熱交換器20が一対のヘッダーパイプ
21と偏平状熱交換管22と、熱交換管22間に介在さ
れるコルゲートフィン23とで構成される場合について
説明したが、勿論最外側のコルゲートフィン23の外側
にサイドシートを配置した熱交換器についても同様に曲
げ加工することができる。なおこの場合、サイドシート
は偏平状熱交換管22と同様の中空状アルミ製押出形材
にて形成する必要がある。
【0037】また、上記第二実施形態では、可動ガイド
54のみを曲げ型2に対して接離移動する場合について
説明したが、勿論ガイド50全体を曲げ型2に対して接
離移動するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、熱交換器の一端のヘッダーパイプをアームによって
掴持し、熱交換器の一側面を断面円形状の曲げ型面に沿
って移動することにより、環状の熱交換器を得ることが
できるので、ヘッダーパイプ近傍まで曲げ加工すること
ができ、真円度の高い環状の熱交換器とすることができ
る。また、熱交換器の一側面を円形状の曲げ型面に沿わ
せて移動することで、1工程で環状の熱交換器を得るこ
とができるので、曲げ加工における作業時間の短縮が図
れると共に、作業能率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る曲げ加工装置の第一実施形態を
示す概略斜視図である。
【図2】第一実施形態の曲げ加工装置の曲げ時の状態を
示す正面図である。
【図3】第一実施形態の曲げ加工装置の曲げ終了時の状
態を示す正面図である。
【図4】第一実施形態の曲げ加工装置の熱交換器取出し
状態を示す正面図である。
【図5】図2の側面図である。
【図6】加工前の熱交換器を示す側面図である。
【図7】第一実施形態の曲げ加工手順を示す概略側面図
である。
【図8】曲げ加工後の熱交換器の正面図(a)及びその
平面図(b)である。
【図9】この発明に係る曲げ加工装置の第二実施形態を
示す概略斜視図である。
【図10】第二実施形態の曲げ加工装置を示す正面図で
ある。
【図11】図10の平面図である。
【図12】第二実施形態の曲げ加工手順を示す概略平面
図である。
【図13】従来の熱交換器の曲げ加工手順を示す概略平
面図である。
【図14】従来の曲げ加工後の熱交換器を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転軸 1a 主軸 1b 補助軸 1A 回転軸 2 曲げ型 3a,3b アーム 4 モータ 5 ガイド 6a,6b 軸受 8 昇降用油圧シリンダ(昇降手段) 9 案内溝 11 係脱用油圧シリンダ(係脱移動手段) 12 凹溝 13 勾配面 14 隙間 30 アーム 40 モータ(回転駆動手段) 50 ガイド 54 可動ガイド 55 案内溝 56 水平移動用油圧シリンダ(水平移動手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
    ーパイプ間に架設される複数の断面偏平状の熱交換管
    と、これら熱交換管間に介在されるコルゲートフィンと
    を具備する熱交換器を環状に曲げ加工する方法であっ
    て、 上記熱交換器の一端の上記ヘッダーパイプを掴持し、熱
    交換器の一側面を断面円形状の曲げ型面に沿わせて移動
    することにより、上記熱交換器を環状に曲げるようにし
    た、ことを特徴とする熱交換器の曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器の曲げ加工方法
    において、 上記ヘッダーパイプの掴持部と曲げ型を同時に回転する
    ことにより、熱交換器を環状に曲げるようにした、こと
    を特徴とする熱交換器の曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
    ーパイプ間に架設される複数の断面偏平状の熱交換管
    と、これら熱交換管間に介在されるコルゲートフィンと
    を具備する熱交換器を環状に曲げ加工する装置であっ
    て、 回転可能な断面円形状の曲げ型と、 上記熱交換器の一端の上記ヘッダーパイプを掴持すると
    共に、この掴持部が上記曲げ型の中心点から一定距離隔
    てた位置上を回転するアームと、 上記熱交換器を上記曲げ型に向かって案内すると共に、
    曲げ型との間に熱交換器の他端の上記ヘッダーパイプの
    通過を阻止する隙間を有するガイドと、を具備すること
    を特徴とする熱交換器の曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の熱交換器の曲げ加工装置
    において、 上記曲げ型とアームを同一の回転軸上に装着すると共
    に、回転駆動手段によって回転することを特徴とする熱
    交換器の曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の熱交換器の曲げ加
    工装置において、 略水平に配設される回転軸上に、上記曲げ型及びこの曲
    げ型を挟んで2つのアームを装着し、上記回転軸は、上
    記曲げ型及び一方のアームを装着する主軸と、他方のア
    ームを装着する補助軸とが係脱可能に連結され、かつ、
    上記主軸を上下移動可能に形成してなる、ことを特徴と
    する熱交換器の曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の熱交換器の曲げ加工装置
    において、 上記主軸を昇降手段によって上下移動し、補助軸を係脱
    移動手段によって上記主軸に対して係脱移動する、こと
    を特徴とする熱交換器の曲げ加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4記載の熱交換器の曲げ加
    工装置において、 略垂直に配設される回転軸上に上記曲げ型及びアームを
    装着し、上記曲げ型に対してガイドの少なくとも曲げ型
    に近接する部分を接離移動可能に形成してなる、ことを
    特徴とする熱交換器の曲げ加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の熱交換器の曲げ加工装置
    において、 上記ガイドを水平移動手段によって接離移動することを
    特徴とする熱交換器の曲げ加工装置。
JP25434397A 1997-09-03 1997-09-03 熱交換器の曲げ加工方法及びその装置 Withdrawn JPH1177204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25434397A JPH1177204A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 熱交換器の曲げ加工方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25434397A JPH1177204A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 熱交換器の曲げ加工方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1177204A true JPH1177204A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17263687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25434397A Withdrawn JPH1177204A (ja) 1997-09-03 1997-09-03 熱交換器の曲げ加工方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1177204A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010011452A3 (en) * 2008-07-23 2010-04-22 Carrier Corporation Adapter for heat exchanger
CN102806257A (zh) * 2012-08-03 2012-12-05 辽宁省机械研究院有限公司 一种对制冷设备用换热器进行环型折弯的装置和方法
CN108620507A (zh) * 2017-03-22 2018-10-09 盐城恒华智造科技有限公司 一种冷柜铝管缠绕机械

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010011452A3 (en) * 2008-07-23 2010-04-22 Carrier Corporation Adapter for heat exchanger
CN102806257A (zh) * 2012-08-03 2012-12-05 辽宁省机械研究院有限公司 一种对制冷设备用换热器进行环型折弯的装置和方法
CN102806257B (zh) * 2012-08-03 2014-11-05 辽宁省机械研究院有限公司 一种对制冷设备用换热器进行环型折弯的装置和方法
CN108620507A (zh) * 2017-03-22 2018-10-09 盐城恒华智造科技有限公司 一种冷柜铝管缠绕机械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250994B2 (ja) 自在軸受けブレード付きパネル曲げマシン
JP4591908B2 (ja) パイプの曲げ加工装置
JPH1177204A (ja) 熱交換器の曲げ加工方法及びその装置
JP4883625B2 (ja) フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置
JP4296230B1 (ja) 熱交換器における鋼管の拡管方法
CN214813909U (zh) 一种圆管式风管的翻边机
CN114393072A (zh) 一种金属管加工的冲压折弯成型装置
CN115301789A (zh) 一种汽车空调冷凝管制造加工模具
JPH1058049A (ja) フィン付き蛇行チューブの多段重ね曲げ加工方法およびその装置
JP2011224606A (ja) 曲げ加工装置及び曲げ部材の製造方法
JP6333195B2 (ja) 熱交換器の曲げ装置
JP2007144497A (ja) 鋼管の拡管装置および拡管方法
CN102397927B (zh) 一种egr管件的弯管装置及其成型工艺
CN215089962U (zh) 一种钢管用的多次折弯处理装置
CN220992438U (zh) 一种用于绕管换热器的弯管器
CN216757732U (zh) 一种锻压机床的折弯装置
JPH11138215A (ja) パイプベンダー
JPH11226654A (ja) パイプベンダー
CN217393401U (zh) 一种用于φ20钢管折弯的模具
CN219483973U (zh) 一种芯管端面扣铜箔装置
CN216029452U (zh) 一种多工位方矩管定位打孔装置
CN213378917U (zh) 一种自动化加工送料装置
CN220092634U (zh) 折弯机旋转下压机构及折弯机
CN219967068U (zh) 一种整体式蒸发器折弯机
CN215941138U (zh) 换热器换热翅片管自动弯折用的定位和转向机构

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207