JPH1176929A - 木材の被覆方法及び被覆木材 - Google Patents

木材の被覆方法及び被覆木材

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JPH1176929A
JPH1176929A JP26268697A JP26268697A JPH1176929A JP H1176929 A JPH1176929 A JP H1176929A JP 26268697 A JP26268697 A JP 26268697A JP 26268697 A JP26268697 A JP 26268697A JP H1176929 A JPH1176929 A JP H1176929A
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Japan
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wood
coating film
polyurea resin
component
coating
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JP26268697A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Oshima
敏幸 大島
Shozo Uenaka
章三 上中
Koji Izumo
孝治 出雲
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材の表面に、付着性が良好であり、耐擦傷
性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐薬品性、柔軟性及び防水性
に優れた被膜を、木材への吸い込みがなく厚膜に短時間
で被覆する方法及び該方法により被覆された被覆木材を
提供する。 【解決手段】 木材の表面に、含浸性プライマーを塗布
し、その後、イソシアネート成分(A)及びポリアミン
成分(B)を、上記イソシアネート成分(A)中のイソ
シアネート基に対する上記ポリアミン成分(B)中のア
ミノ基の当量比が、0.7〜1.5となる混合比で、高
圧二液衝突混合型吹付装置により塗布し、反応硬化させ
てポリウレア樹脂塗膜を形成する木材の被覆方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材の表面をポリ
ウレア樹脂塗膜により被覆する方法及びポリウレア樹脂
により表面が被覆された木材に関する。
【0002】
【従来技術】木材は、比較的軽量で安価であるので、従
来より、木造住宅用建材や、船舶、建築現場の足場、そ
の他の用途に使用されている。木材は、鉄材等の金属材
料と比較すると、軟らかく柔軟性があり、釘や接着剤等
により容易に接合させることができる反面、機械的強度
は弱く、外部からの衝撃、摩擦等により傷や摩耗が生じ
る。また、天然の有機素材であるがゆえに、白蟻等の害
虫が侵入、増殖したり、雨水等の影響により、腐食する
おそれがある。このため、良好な耐擦傷性、耐衝撃性、
耐摩耗性等を必要とする分野においては、長期間の使用
は困難であり、交換や、木造住宅にあっては、リフォー
ム等が必要である。
【0003】ところで、木材は、保冷車を含むトラック
の荷台の床材としても使用されている。しかしながら、
木製の床材の上に荷物を搭載すると、摩擦によって摩耗
したり、また、水分により腐食が起こる。このため、通
常は、床材の摩耗防止、腐食防止等を目的として、木製
の床材の上にステンレス板を貼りつけることが行われて
いる。しかしながら、保冷車を含むトラックの荷台の床
材にステンレス板を貼りつける場合には、保冷庫等の仕
様に応じて製作されるため、製造コストが非常に高くな
ってしまう。
【0004】また、建築現場の足場においては、使用中
に傷がついたり、風雨に曝されて劣化するおそれがあ
り、また、作業者の安全が確保できなくなるおそれがあ
る。このため、耐用年数を短くしたり、使用場所を制限
したりする必要がある。
【0005】木材の被覆による保護方法としては、通
常、アルキド樹脂系の下塗り塗料及び上塗り塗料を塗布
し、被膜を形成させることにより行われている。しかし
ながら、このアルキド樹脂系の被膜は、塗布後の乾燥時
間が非常に長いうえ、木材への吸い込み等のために厚膜
の塗装をすることができないので、防護機能が低く、特
に、板継ぎ部分では木材のズレや変形により被膜が破れ
やすく、防護機能を発揮することができなかった。ま
た、耐摩耗性も不充分であった。従って、このようなア
ルキド樹脂系の被膜では、木材に、耐擦傷性、耐衝撃
性、耐摩耗性等を付与することはできず、トラックの荷
台の床材や建築現場の足場等のように強い衝撃を受ける
ようなものには不充分であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑みてなされたものであり、木材の表面に、付着性が良
好であり、耐擦傷性、耐衝撃性、耐摩耗性、耐薬品性、
柔軟性及び防水性に優れた被膜を、木材への吸い込みが
なく厚膜に短時間で被覆する方法及び該方法により被覆
された被覆木材を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、木材の表面
に、含浸性プライマーを塗布し、その後、有機ポリイソ
シアネート(a−1)、及び、有機ポリイソシアネート
中のイソシアネート基の一部を分子量200〜8000
のポリオールと反応させてなる部分プレポリマー(a−
2)のうち少なくとも1種からなるイソシアネート成分
(A)、並びに、分子内に少なくとも2個の脂肪族アミ
ノ基を有し、平均分子量が1000〜10000である
ポリオキシアルキレンポリアミン(b−1)100重量
部、及び、トルエンジアミンを除く、芳香核に電子吸引
基を有さず、かつ、アミノ基が結合する炭素原子と隣接
した炭素原子に炭素数1〜5のアルキル置換基を有する
活性芳香族ジアミン(b−2)15〜100重量部から
なるポリアミン成分(B)を、上記イソシアネート成分
(A)中のイソシアネート基に対する上記ポリアミン成
分(B)中のアミノ基の当量比が、0.7〜1.5とな
る混合比で、高圧二液衝突混合型吹付装置により塗布
し、反応硬化させてポリウレア樹脂塗膜を形成する木材
の被覆方法である。また、本発明は、上記木材の被覆方
法により表面にポリウレア樹脂塗膜が形成されてなる被
覆木材である。以下に本発明を詳述する。
【0008】本発明の木材の被覆方法においては、木材
の表面に、まず、含浸性プライマーを塗布し、その後、
ポリウレア樹脂塗膜を形成させる。上記木材の形状とし
ては特に限定されず、例えば、板、角材等を挙げること
ができる。また、床板等のように、複数の部材が組み合
わされたものであってもよい。上記木材としては特に限
定されず、例えば、ラワン材、アピトン材、松材、杉
材、合板、集成材等を挙げることができる。
【0009】上記含浸性プライマーとしては特に限定さ
れず、例えば、湿気硬化型プライマー、エポキシ/アミ
ン2液プライマー、エポキシ/メルカプタン2液プライ
マー等を挙げることができる。なかでも、湿気硬化型プ
ライマーが好ましい。
【0010】上記含浸性プライマーは、粘度が500c
ps以下のものが好ましい。500cpsを超えると、
プライマーの木材への含浸が少なく、ポリウレア被膜剥
離時に木材の破壊が起こりやすくなる。
【0011】上記木材の表面に、上記含浸性プライマー
を塗布する方法としては特に限定されず、例えば、刷毛
塗り、ローラー塗り、手塗り等を挙げることができる。
【0012】本発明において、上記木材が合板等の素孔
の極端に多いものである場合には、上記含浸性プライマ
ーを塗布する前、又は、上記含浸性プライマーを塗布し
た後に、木材の穴埋め処理を行うことが好ましい。この
穴埋め処理により、得られるポリウレア樹脂塗膜のピン
ホールの原因を取り除くことができる。
【0013】上記木材の穴埋め処理は、パテを用いて行
われる。上記パテとしては特に限定されず、例えば、エ
ポキシ/アミン2液パテ、エポキシ/メルカプタン2液
パテ等を挙げることができる。上記パテは、上記木材の
不良部のみに塗装してもよく、全面に塗装してもよい。
【0014】本発明においては、上記含浸性プライマー
を塗布した後、イソシアネート成分(A)及びポリアミ
ン成分(B)を、上記イソシアネート成分(A)中のイ
ソシアネート基に対する上記ポリアミン成分(B)中の
アミノ基の当量比が、0.7〜1.5となる混合比で、
高圧二液衝突混合型吹付装置により塗布し、反応硬化さ
せてポリウレア樹脂塗膜を形成し、木材を被覆する。
【0015】上記イソシアネート成分(A)は、有機ポ
リイソシアネート(a−1)、及び、有機ポリイソシア
ネート中のイソシアネート基の一部を分子量200〜8
000のポリオールと反応させて得られる部分プレポリ
マー(a−2)のうち少なくとも1種からなる。
【0016】上記有機ポリイソシアネート(a−1)と
しては特に限定されず、公知のポリイソシアネート等を
使用することができ、例えば、芳香族ポリイソシアネー
ト類、脂肪族ポリイソシアネート類等を挙げることがで
きる。上記芳香族ポリイソシアネート類としては特に限
定されず、例えば、カルボジイミド変性することにより
得られる液状ジフェニルメタンジイソシアネート又はジ
フェニルメタンジイソシアネートの部分プレポリマー;
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート若しくはこれらの混合物、ジフェニル
メタン−4,4’−ジイソシアネート、ポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネート、これらのカルボジイミ
ド化変性物、ビュレット化変性物等を挙げることができ
る。
【0017】上記脂肪族ポリイソシアネート類としては
特に限定されず、例えば、ジシクロヘキシルメタン−
4,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素化キシリレ
ンジイソシアネート、これらのイソシアヌレート化変性
物、カルボジイミド化変性物等を挙げることができる。
【0018】上記部分プレポリマー(a−2)は、有機
ポリイソシアネート中のイソシアネート基の一部をポリ
オールと反応させてなるものである。上記有機ポリイソ
シアネートとしては特に限定されず、例えば、上記有機
ポリイソシアネート(a−1)として例示したもの等を
挙げることができる。
【0019】上記ポリオールとしては、分子量200〜
8000のものであれば特に限定されず、例えば、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、2,3−ブチレングリコール等の低
分子量ポリオール;エチレングリコール、プロピレング
リコール、ペンタエリスリトール等の多価アルコールに
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキ
レンオキサイドを付加重合してなるポリエーテルポリオ
ール等を挙げることができる。上記反応は、窒素気流
中、70〜80℃で数時間加熱して行うことができる。
【0020】本発明においては、上記有機ポリイソシア
ネート(a−1)及び上記部分プレポリマー(a−2)
は、それぞれ単独で使用することもでき、混合して使用
することもできる。
【0021】上記ポリアミン成分(B)は、分子内に少
なくとも2個の脂肪族アミノ基を有し、平均分子量が1
000〜10000であるポリオキシアルキレンポリア
ミン(b−1)100重量部、及び、トルエンジアミン
を除く、芳香核に電子吸引基を有さず、かつ、アミノ基
が結合する炭素原子と隣接した炭素原子に炭素数1〜5
のアルキル置換基を有する活性芳香族ジアミン(b−
2)15〜100重量部からなるものである。
【0022】上記ポリオキシアルキレンポリアミン(b
−1)としては、例えば、少なくとも2個の水酸基を有
するポリオキシアルキレンポリオールの末端水酸基を、
水素化−脱水素化触媒を用いて、高温高圧下にアンモニ
アと反応させる等の方法によって得られる分子量100
0〜10000、好ましくは、1000〜8000のも
のを好適に使用することができる。なお、上記ポリオキ
シアルキレンポリアミン(b−1)は、アンモニアと反
応しなかったポリオキシアルキレンポリオールを不純物
として含んでいてもよい。
【0023】上記ポリオキシアルキレンポリアミン(b
−1)としては、市販されているものを使用することが
でき、例えば、ポリオキシプロピレンジアミンとして、
ジェファーミンD−2000(ハンツマン・スペシャリ
ティー・ケミカルズ社製、アミン当量約1000)、ポ
リオキシプロピレントリアミンとして、テックスリムT
−5050(ハンツマン・スペシャリティー・ケミカル
ズ社製、アミン当量約1930)、ジェファーミンT−
403(ハンツマン・スペシャリティー・ケミカルズ社
製、アミン当量約160)等を挙げることができる。
【0024】上記トルエンジアミンを除く、芳香核に電
子吸引性基を有さず、かつ、アミノ基が結合する炭素原
子と隣接した炭素原子に炭素数1〜5のアルキル置換基
を有する活性芳香族ジアミン(b−2)としては特に限
定されず、例えば、1,3−ジメチル−2,4−ジアミ
ノベンゼン、1,3−ジエチル−2,4−ジアミノベン
ゼン、1,3−ジメチル−2,6−ジアミノベンゼン、
1,4−ジエチル−2,5−ジアミノベンゼン、1,4
−ジイソプロピル−2,5−ジアミノベンゼン、1,4
−ジブチル−2,5−ジアミノベンゼン、1,3,5−
トリエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3,5−
トリエチル−2,6−ジアミノベンゼン、1,3,5−
トリプロピル−2,6−ジアミノベンゼン、1−メチル
−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1−
メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼン
等を挙げることができる。これらは、単独で使用しても
よく、2種以上を併用してもよい。
【0025】上記ポリアミン成分(B)において、ポリ
オキシアルキレンポリアミン(b−1)と、活性芳香族
ジアミン(b−2)との配合割合は、上記ポリオキシア
ルキレンポリアミン(b−1)100重量部に対して、
上記活性芳香族ジアミン(b−2)15〜100重量部
である。上記活性芳香族ジアミン(b−2)の配合割合
が15重量部未満であると、形成されるポリウレア樹脂
塗膜が極めて軟らかく、半粘着性を有するので、実用性
に劣り、100重量部を超えると形成されるポリウレア
樹脂塗膜が極めて硬く、かつ、脆くなり、実用的ではな
いので、上記範囲に限定される。好ましくは、20〜4
0重量部である。
【0026】上記イソシアネート成分(A)及び上記ポ
リアミン成分(B)には、必要に応じて、通常、塗料組
成物に使用される可塑剤、難燃剤、充填剤、各種安定
剤、着色剤等の助剤が添加されていてもよい。本発明に
おいては、ポリウレア樹脂塗膜を形成させる対象物が木
材であるので、上記イソシアネート成分(A)及び上記
ポリアミン成分(B)のうち少なくとも一方に、難燃剤
を添加することが好ましい。
【0027】上記難燃剤としては特に限定されず、例え
ば、臭素含有化合物、塩素化アルキルホスフェート、臭
素化アルキルホスフェート、りん化合物等を挙げること
ができる。
【0028】本発明においては、上記イソシアネート成
分(A)及び上記ポリアミン成分(B)を、高圧二液衝
突混合型吹付装置によって衝突、混合し、吹き付けるこ
とにより塗布し、反応硬化させることにより、ポリウレ
ア樹脂塗膜を形成する。上記高圧二液衝突混合型吹付装
置に用いられる混合塗工ガンとしては、塗工作業を簡単
かつ能率的に実施することができ、上記イソシアネート
成分(A)及び上記ポリアミン成分(B)の目詰まりも
良好に防止することができるので、機械的セルフクリー
ニング機構を備えたものが好ましい。
【0029】上記高圧二液混合型吹付装置としては特に
限定されず、例えば、プロポーションユニットとして、
H−2000、H−3500、FF−1600(米国ガ
スマー社製);二成分高圧吐出混合マシンMODEL
HF−100(東邦機械工業社製)等を挙げることがで
きる。また、上記機械的セルフクリーニング機構を備え
た高圧二液衝突混合型吹付装置用混合塗工ガンとして
は、例えば、GX−7ガン、GX−7−400ガン(米
国ガスマー社製)等を挙げることができる。エアクリー
ニング機構を備えたものとしては、プロプラーガン(米
国グラスクラフト社製)等を挙げることができる。
【0030】本発明においては、上記高圧二液衝突混合
型吹付装置を使用するに際して、上記イソシアネート成
分(A)と上記ポリアミン成分(B)との混合比は、上
記イソシアネート成分(A)中のイソシアネート基に対
する上記ポリアミン成分(B)中のアミノ基の当量比
で、0.7〜1.5である。0.7未満であっても、
1.5を超えても、ポリウレア樹脂塗膜が良好に形成さ
れず、粘着性を有したままであったり、ポリウレア樹脂
塗膜が形成されても柔らかすぎるので、上記範囲に限定
される。
【0031】上記高圧二液衝突混合型吹付装置を使用す
るに際して、使用圧力は、6MPa以上であることが好
ましい。6MPa未満であると、上記イソシアネート成
分(A)と上記ポリアミン成分(B)との衝突による混
合が悪くなり、正常な塗膜が得られにくい。また、使用
圧力の上限は使用する装置自体の耐圧性によるが、過度
に圧力を上げると取扱上の危険性が増すので、20MP
a以下であることが好ましい。
【0032】本発明においては、上記高圧二液衝突混合
型吹付装置を用いて上記イソシアネート成分(A)及び
上記ポリアミン成分(B)を吹き付けて塗装することに
より、従来、厚膜のポリウレア樹脂塗膜を形成させるこ
とができなかった部分、例えば、木材加工品等のように
複雑な形状であるものにも、厚膜の塗膜を形成させるこ
とができる。また、上記イソシアネート成分(A)及び
上記ポリアミン成分(B)は、衝突、混合されて塗布さ
れることにより、加熱することなく、短時間で充分に反
応硬化して、厚膜で良好なポリウレア樹脂塗膜を形成す
ることができる。
【0033】本発明においては、上記イソシアネート成
分(A)及び上記ポリアミン成分(B)は、得られるポ
リウレア樹脂塗膜の膜厚が0.3〜10mmとなるよう
に吹き付け工法により塗布されることが好ましい。0.
3mm未満であると、形成される塗膜にピンホール等の
欠陥が生じやすくなり、10mmを超えると、上記各成
分の使用量が多くなり、経済的に不利となる。
【0034】上述のようにして形成されたポリウレア樹
脂塗膜は、底辺の長さが0.3〜10mmであり、高さ
が0.02〜0.3mmである突起が形成されたものと
することができる。上記突起は、底辺の長さが0.3m
m未満であると、突起が変形しやすく、滑り防止効果が
少なく、10mmを超えると、突起頂点の角度が緩く、
滑り防止効果が少ない。また、高さが0.02未満であ
ると、滑り防止効果がなく、0.3mmを超えると、歩
行感が悪い。本発明において、上記突起は、10cm直
線上に10個以上形成されていることが好ましい。
【0035】上記突起は、例えば、一旦、平滑な表面を
有するポリウレア樹脂塗膜を形成させた後、塗装ガンと
上記ポリウレア樹脂塗膜との距離を約1.5mとして上
記イソシアネート成分(A)及び上記ポリアミン成分
(B)を吹き付けながら、上記塗装ガンを1回〜数回往
復移動させることにより形成させることができる。上記
ポリウレア樹脂塗膜に突起を形成することによって、滑
り止め効果を充分に発揮することができる。
【0036】本発明において、上記ポリウレア樹脂塗膜
は、被覆された木材を紫外線を受ける環境下で使用する
場合、塗膜の色が黄色味の方に変色する可能性があるの
で、木材の使用目的により変色を嫌う場合には、通常使
用されている常乾上塗塗料を上記ポリウレア樹脂塗膜の
上に塗装して用いることができる。上記常乾上塗塗料と
しては特に限定されず、例えば、アクリル系塗料、アル
キッド系塗料等を挙げることができる。
【0037】本発明の木材の被覆方法は、ポリウレア樹
脂塗膜を形成する前に、木材に含浸性プライマーの塗
布、並びに、必要に応じて、木材の穴埋め処理を行って
いるので、上記イソシアネート成分(A)及び上記ポリ
アミン成分(B)を被塗物上に良好な付着性を有する状
態で塗布し、良好な硬化特性、硬化物物性を有する厚膜
のポリウレア樹脂塗膜を形成させることができる。
【0038】本発明の木材の被覆方法においては、上記
含浸性プライマーの塗布、及び、上記ポリウレア樹脂塗
膜の形成は、連続して木材に適用してもよく、上記含浸
性プライマーを塗布、乾燥させた後、工程を中断し、例
えば、組み立て等を行い、その後、上記ポリウレア樹脂
塗膜を形成させてもよい。このように、木材の表面がポ
リウレア樹脂塗膜で被覆された被覆木材もまた、本発明
の一つである。
【0039】本発明の木材の被覆方法は、ポリウレア樹
脂塗膜を形成するために使用される反応性の高い二液混
合型成分、すなわち、上記イソシアネート成分(A)及
び上記ポリアミン成分(B)が、硬化反応において外部
環境、例えば、温度、湿度の影響を受けにくく、かつ、
得られるポリウレア樹脂塗膜が、耐酸性、耐アルカリ性
等の耐薬品性に優れ、ピンホールもないので、木材の防
食用途に好適である。また、木材の表面に厚膜のポリウ
レア樹脂塗膜が形成されているので、白蟻等の害虫の侵
入を防止することができ、木材の腐食を効果的に防止す
ることができる。
【0040】また、本発明において、ポリウレア樹脂塗
膜は、反応性の高い二液混合型成分からなるので、この
ポリウレア樹脂塗膜を形成する工程を、組み立て後の木
材、例えば、木造住宅のリフォーム時に適用して、組み
立て後の木材に直接塗布した場合であっても、上記ポリ
ウレア樹脂塗膜の乾燥時間が非常に短く、例えば、約1
時間以内で実用に供することができる。
【0041】本発明においては、適用する木材が、複数
の部材を組み合わせたものである場合には、ポリウレア
樹脂塗膜を厚膜に形成することができるために、板継ぎ
部であっても連続膜を形成することができ、防水性を向
上させることができる。また、形成されるポリウレア樹
脂塗膜の伸び、抗張力が大きく、柔軟性に優れているの
で、板継ぎ部のような力学的強度が比較的弱い部分に衝
撃が与えられても塗膜が割れにくい。従って、継ぎ目が
多く存在する木材であっても、本発明の木材の被覆方法
を適用することができる。
【0042】また、本発明においては、ポリウレア樹脂
塗膜の表面に突起を形成することにより、効果的に滑り
を防止することができるので、木材を用いた部材に良好
な作業性を付与することができ、建築現場の足場等に使
用される木材の保護、被覆に好適である。
【0043】更に、本発明においては、使用される木材
が、それ自体可燃性のものであるので、二液硬化型の塗
料成分中に難燃剤を使用すると、形成されるポリウレア
樹脂塗膜が難燃性の塗膜となり、木材が燃え出すまでに
時間を稼ぐことができるので、木造住宅のリフォーム等
にも好適である。
【0044】本発明の木材の被覆方法によりポリウレア
樹脂塗膜で被覆された木材は、例えば、保冷車やトラッ
クの荷台の床材、建設用の足場、建築物の床材、木造住
宅の建材等に好適に使用することができる。例えば、保
冷車の荷台の床材として使用した場合には、床材に耐擦
傷性、耐衝撃性、耐摩耗性等が付与されているので、保
冷庫の設置のためにステンレス板を貼る等の工程の必要
がなく、簡易に施工できるので好ましい。
【0045】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0046】実施例1 素穴の少ないラワン板の表面に、タフガードRMプライ
マー(湿気硬化型プライマー、日本ペイント社製)を刷
毛塗りし、30分乾燥させた。その後、タフガードR−
G(二液硬化型ポリウレア系樹脂、日本ペイント社製)
をガスマー社製H−2000の塗装装置と、機械的セル
フクリーニング機構を有する二液衝突混合型スプレーガ
ン(GX−ガン、米国ガスマー社製)を用いて、イソシ
アネート成分側の使用圧力14MPaで膜厚が約2mm
になるように塗装して、ポリウレア樹脂塗膜を形成し
た。
【0047】実施例2 素穴の多いラワンの合板を使用したこと以外は、実施例
1と同様にして、ポリウレア樹脂塗膜を形成した。 実施例3 素穴の多いラワンの合板の表面に、タフガードRMプラ
イマー(湿気硬化型プライマー、日本ペイント社製)を
刷毛塗りし、30分乾燥させ、ついで、合板の不良部に
タフガードEパテN2(日本ペイント社製)を手で塗り
込み、30分乾燥させた。その後、タフガードR−G
(二液硬化型ポリウレア系樹脂、日本ペイント社製)を
ガスマー社製H−2000の塗装装置と、機械的セルフ
クリーニング機構を有する二液衝突混合型スプレーガン
(GX−ガン、米国ガスマー社製)を用いて、イソシア
ネート成分側の使用圧力14MPaで膜厚が約2mmに
なるように塗装して、ポリウレア樹脂塗膜を形成した
【0048】実施例4 タフガードR−G(二液硬化型ポリウレア系樹脂、日本
ペイント社製)の代わりに、タフガードR−M(二液硬
化型ポリウレア系樹脂、難燃剤入り、日本ペイント社
製)を使用したこと以外は、実施例1と同様にして、ポ
リウレア樹脂塗膜を形成した。
【0049】実施例5 素穴の少ないラワンの合板の表面に、タフガードRMプ
ライマー(湿気硬化型プライマー、日本ペイント社製)
を刷毛塗りし、30分乾燥させ、その後、タフガードR
−G(二液硬化型ポリウレア系樹脂、日本ペイント社
製)をガスマー社製H−2000の塗装装置と、機械的
セルフクリーニング機構を有する二液衝突混合型スプレ
ーガン(GX−ガン、米国ガスマー社製)を用いて、イ
ソシアネート成分側の使用圧力14MPaで膜厚が約2
mmになるように塗装した。平滑膜を作成した後、塗装
ガンと塗膜との距離を約1.5mあけて塗装ガンを1往
復させ、表面に底辺の長さ平均1.2mm、高さ平均
0.12mmの突起を全面に形成した。
【0050】比較例1 ラワン板の表面に、プライマーを塗装することなく、ま
た、パテ処理を施すことなく、タフガードR−G(二液
硬化型ポリウレア系樹脂、日本ペイント社製)をガスマ
ー社製H−2000の塗装装置と、機械的セルフクリー
ニング機構を有する二液衝突混合型スプレーガン(GX
−ガン、米国ガスマー社製)を用いて、膜厚が約2mm
になるように塗装して、ポリウレア樹脂塗膜を形成し
た。
【0051】比較例2 ラワン板の表面に下塗り塗料(Hi−CR、日本ペイン
ト社製)を刷毛塗りし、16時間乾燥させた後、上塗り
塗料(ニッペHiテックス、日本ペイント社製)を刷毛
塗りして塗膜を形成した。
【0052】実施例1〜5及び比較例1〜2で得られた
塗膜について、工期、摩耗量、板継ぎ部の状態、ピンホ
ールの発生、密着力、燃焼、耐スベリ性を測定、評価し
た。結果を表1に示した。
【0053】工期 塗膜を形成した後、実用に供することができるまでに要
した日数を求めた。摩耗量の測定 テーバー式摩耗試験(平板回転摩耗試験)により摩耗量
を測定した。摩耗板としては、S−42を用い、荷重5
00g、回転数100回の条件で実施した後、研磨量を
測定し、この研磨量を摩耗量とした。板継ぎ部の状態 木材の板継ぎ部における塗膜の状態を目視で観察した。
塗膜の表面から板継ぎ部を確認することができなかった
ものを連続、塗膜の表面から板継ぎ部を確認することが
できたものを不連続とした。
【0054】ピンホールの発生 10cm×30cmの塗膜表面を目視で観察した。 ○:ピンホール1個以下 ×:ピンホール2〜8個密着力の測定 塗膜を剥離し、塗膜が木材側に付着した木材量で評価し
た。 ○:膜の90%以上に木材が付着 ×:膜の50〜90%に木材が付着
【0055】燃焼 JIS A 1322に準拠して、塗膜片を燃焼させた
後、火点を遠ざけ、燃焼継続を観察し、塗膜の燃焼を評
価した。耐スベリ性 濡らしたポリウレア樹脂塗膜に、ショア硬度34のゴム
(70mm×90mm)をのせ、更に、20kgの重し
をのせ、ゴムを引っ張り、ゴムが動いたときの力(k
g)を測定した。
【0056】
【表1】
【0057】以上のことから、木材の表面にポリウレア
樹脂塗膜を形成した場合には、従来の塗装方法により形
成される塗膜、例えば、比較例2の塗膜と比較して、工
期が非常に短く、実施例1〜5及び比較例1のいずれも
当日で実用に供することが可能であることが判った。ま
た、実施例1〜5及び比較例1では、厚膜の塗膜を形成
することができるので、板継ぎ部においても塗膜の連続
性を確保することができ、防水性に優れているうえ、摩
耗量も少なく、耐摩耗性が良好であることが判った。
【0058】更に、ポリウレア塗膜表面では、ピンホー
ルの発生もほとんどなく、耐スベリ性も良好であること
が判った。しかしながら、木材にプライマー処理を施さ
なかった比較例1では、実施例1〜5と比較して、密着
性が非常に悪いため、本発明の目的を充分に達成するこ
とができるものではなかった。
【0059】
【発明の効果】本発明の木材の被覆方法は上述のとおり
であるので、木材に対して良好な付着性を保持するとと
もに、耐衝撃性、耐摩耗性、耐擦傷性、耐薬品性、柔軟
性及び防水性に優れたポリウレア樹脂塗膜で木材表面を
被覆、保護することができ、保冷車やトラックの荷台の
床材の被覆方法、建築現場の足場の被覆方法として好適
である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の表面に、含浸性プライマーを塗布
    し、その後、有機ポリイソシアネート(a−1)、及
    び、有機ポリイソシアネート中のイソシアネート基の一
    部を分子量200〜8000のポリオールと反応させて
    なる部分プレポリマー(a−2)のうち少なくとも1種
    からなるイソシアネート成分(A)、並びに、分子内に
    少なくとも2個の脂肪族アミノ基を有し、平均分子量が
    1000〜10000であるポリオキシアルキレンポリ
    アミン(b−1)100重量部、及び、トルエンジアミ
    ンを除く、芳香核に電子吸引基を有さず、かつ、アミノ
    基が結合する炭素原子と隣接した炭素原子に炭素数1〜
    5のアルキル置換基を有する活性芳香族ジアミン(b−
    2)15〜100重量部からなるポリアミン成分(B)
    を、前記イソシアネート成分(A)中のイソシアネート
    基に対する前記ポリアミン成分(B)中のアミノ基の当
    量比が、0.7〜1.5となる混合比で、高圧二液衝突
    混合型吹付装置により塗布し、反応硬化させてポリウレ
    ア樹脂塗膜を形成することを特徴とする木材の被覆方
    法。
  2. 【請求項2】 含浸性プライマーは、粘度が500cp
    s以下である請求項1記載の木材の被覆方法。
  3. 【請求項3】 イソシアネート成分(A)及びポリアミ
    ン成分(B)のうち少なくとも1種は、難燃剤を含有し
    たものである請求項1又は2記載の木材の被覆方法。
  4. 【請求項4】 ポリウレア樹脂塗膜の膜厚が、0.3〜
    10mmである請求項1、2又は3記載の木材の被覆方
    法。
  5. 【請求項5】 ポリウレア樹脂塗膜は、底辺の長さが
    0.3〜10mmであり、高さが0.02〜0.3mm
    である突起が形成されたものである請求項1、2、3又
    は4記載の木材の被覆方法。
  6. 【請求項6】 更に、木材の穴埋め処理を行う請求項
    1、2、3、4又は5記載の木材の被覆方法。
  7. 【請求項7】 木材は、複数の部材が組み合わされてな
    るものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の木
    材の被覆方法。
  8. 【請求項8】 木材は、トラックの荷台の床材又は保冷
    車の荷台の床材である請求項1、2、3、4、5、6又
    は7記載の木材の被覆方法。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の木材の被覆方法により表面にポリウレア樹脂塗
    膜が形成されてなることを特徴とする被覆木材。
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