JPH1176915A - 粘性流体シール剤の塗布切れ検出方法および検出装置ならびにこの検出装置を具える粘性流体シール剤の塗布装置 - Google Patents

粘性流体シール剤の塗布切れ検出方法および検出装置ならびにこの検出装置を具える粘性流体シール剤の塗布装置

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JPH1176915A
JPH1176915A JP24227297A JP24227297A JPH1176915A JP H1176915 A JPH1176915 A JP H1176915A JP 24227297 A JP24227297 A JP 24227297A JP 24227297 A JP24227297 A JP 24227297A JP H1176915 A JPH1176915 A JP H1176915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘性流体シール剤の塗布作業において、ノズ
ルの詰まり、シール剤への空気混入などの不具合の発生
と、発生箇所の特定を検出することを可能とする、粘性
流体シール剤の塗布切れ検出方法および検出装置ならび
にこの検出装置を具える粘性流体シール剤の塗布装置を
提案する。 【解決手段】 粘性流体シール剤の塗布装置のノズル近
傍でのシール剤圧力を検出し、この圧力が所定の許容範
囲を外れた場合にはノズルまたはホースで詰まりが発生
したと判断し、また急激な圧力降下が生じた場合には空
気の混入が発生したと判断し、使用者に警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体シール剤
を塗布装置のポンプにより圧送し、これを該塗布装置の
塗布ノズルより吐出させて塗布を行う粘性流体シール剤
の塗布作業において、ノズルの詰まりやシール剤への空
気混入等により生じる、塗布したシール剤の切れ(塗布
切れ)やシール剤の線幅(ビード幅)の細過ぎといった
不具合の発生を検知するとともに、この不具合発生の原
因とその発生箇所を特定する塗布切れ検出方法および、
この方法を用いた塗布切れ検出装置、ならびにこの検出
装置を具える粘性流体シール剤の塗布装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エンジン、圧力容器等の組み立てにおけ
る部材同士の接合において、両者の間に気密性を必要と
する場合、これを保つための密封材の一つとして粘性流
体シール剤(以下「シール剤」という。)が使用されて
いる。
【0003】シール剤を用いて接合部を密封する場合、
接合面に所定量のシール剤を塗布する。この塗布作業
は、圧送ポンプによりホースを通して送られたシール剤
をノズルより吐出させて行う。このとき、接合する部材
間で所望の気密性を保つためには、塗布した際のシール
剤のビード幅が細くなり過ぎたり、途中で切れたりする
(塗布切れ)ようなことが起きないようにしなければな
らない。
【0004】こうした不具合を検出するために、従来、
接合面にシール剤を塗布した後、テレビカメラによりそ
の接合面を撮影し、その画像を基にビード幅の変化や塗
布切れを判定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のテレビ
カメラを用いた検出装置は高価であり、また接合面とシ
ール剤との色差によっては正常な状態を異常であると判
定してしまうことがあった。
【0006】また、この装置では、塗布したシール剤の
ビード幅の変化や塗布切れが生じたことは検出できて
も、その原因となる、シール剤への空気の混入やノズル
の詰まりといった塗布装置での不具合の発生と、その発
生箇所を知ることは困難であった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決し、シール
剤の塗布においてビード幅が細くなり過ぎたり、塗布切
れが生じたりするといった不具合の発生を、発生と同時
に検出し、その不具合の原因およびこれを生じさせるシ
ール剤の詰まり等の発生箇所を特定することを可能とす
る、シール剤の塗布切れ検出方法および検出装置に関す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明による方法は、粘性流体シール剤を塗布装置のポン
プにより圧送し、これを該塗布装置の塗布ノズルより吐
出させて塗布を行う、粘性流体シール剤の塗布作業にお
いて、粘性流体シール剤を圧送するポンプと塗布ノズル
との間の圧送経路中の、前記塗布ノズル近傍での前記シ
ール剤の圧力を検出するステップと、予め設定した、塗
布開始から終了までの間の時間経過に沿う前記シール剤
の圧力の許容範囲と前記検出した圧力とを比較するステ
ップと、前記検出した圧力が前記圧力の許容範囲よりも
下回った場合には前記圧送経路で前記シール剤の詰まり
が生じたと判断するステップと、前記検出した圧力が前
記圧力の許容範囲よりも上回った場合には前記塗布ノズ
ルで前記シール剤の詰まりが生じた判断するステップ
と、前記シール剤の詰まりの発生とその発生箇所を使用
者に警告するステップとを具えることを特徴とする。
【0009】粘性流体シール剤を圧送するポンプと塗布
ノズルとの間の圧送経路中で、ノズルで詰まりが生じる
と、その後方の圧送経路内のシール剤圧力は所定の圧送
圧力よりも高くなり、一方、圧送経路内で詰まりが生じ
ると、ノズルに達するシール剤の圧力は所定の圧送圧力
よりも低くなる。そのため、本方法では、シール剤の塗
布作業において、シール剤を吐出させるノズル近傍での
シール剤の圧力を検出し、これを正常に塗布が行われる
時の値の許容範囲と比較し、検出した圧力がこの範囲よ
りも高ければノズルで、低ければ圧送経路内でそれぞれ
シール剤の詰まりが生じたと判断することにより、シー
ル剤の詰まりの発生とその発生箇所を検知するものであ
る。したがって、本方法により、塗布したシール剤に生
じたビード幅の細くなり過ぎや塗布切れといった不具合
を容易に、かつ発生後直ちに検出することができ、ま
た、その原因となるシール剤の詰まりとその発生箇所を
特定することも可能となる。
【0010】また本発明による方法は、検出したシール
剤の圧力に急激な降下が生じた場合、前記シール剤に空
気が混入したと判断するステップをさらに具え、このス
テップが、検出したシール剤圧力から高周波の圧力変動
成分を抽出することによりシール剤圧力の急激な降下を
検知することを特徴とする。
【0011】ポンプによるシール剤の圧送圧力は、通常
大気圧よりも高いため、シール剤に空気が混入した場
合、この空気が混入した部分がノズルより吐出される際
にシール剤と共に空気が吐出されるため、ノズル近傍で
のシール剤圧力が急激に低下することとなる。そのた
め、本方法では、シール剤圧力に急激な降下が生じた場
合に、空気が混入したと判断するものである。したがっ
て、本方法により、従来のテレビカメラを用いた方法で
は検出が困難であった、シール剤への空気の混入を検出
することが可能となる。
【0012】さらに本発明による方法は、シール剤の詰
まり、あるいはシール剤への空気の混入の発生を検知し
た後、これを塗布装置に伝達すると共に、発生時点での
塗布位置からの、この塗布装置による塗布作業の再開を
指示するステップをさらに具えることを特徴とする。こ
れによって手直しや再度の塗布作業を自動化することが
でき、作業時間の短縮化および省力化が図れる。
【0013】本発明による方法は、前記塗布装置でのシ
ール剤の圧送開始後、所定の塗布開始圧力まで上昇する
のに要した時間よりも長くなるように設定した所定時間
が経過した後に前記シール剤の詰まりの発生、または前
記シール剤への空気混入の発生の検知を開始するステッ
プをさらに具えることを特徴とする。これは、塗布装置
においてシール剤の圧送が開始されてから所定の塗布開
始圧力に達してからバルブが開かれて塗布作業が開始さ
れた場合、バルブを開いたことによる圧力変動の影響が
無くなるのを待つためである。これによって、より精度
の高い検出を行うことが可能となる。
【0014】また本発明は、上述した方法を実現するた
めの検出装置に関するものである。
【0015】本発明に係る検出装置は、粘性流体シール
剤を圧送するポンプと塗布ノズルとの間の圧送経路中
の、前記塗布ノズル近傍に配置した圧力検出手段と、予
め設定した、塗布開始から終了までの間の時間経過に沿
う前記シール剤の圧力の許容範囲と、前記検出した圧力
とを比較する圧力比較手段と、前記圧力比較手段で比較
した結果を基に警報を出力する警報手段とを具え、前記
圧力比較手段が、前記検出した圧力が前記圧力の許容範
囲よりも下回った場合には前記圧送経路で前記シール剤
の詰まりが生じたと判断し、前記検出した圧力が前記圧
力の許容範囲よりも上回った場合には前記塗布ノズルで
前記シール剤の詰まりが生じたと判断することにより、
前記シール剤の詰まり発生の検知および発生箇所の特定
を行うと共にこれを前記警報手段に伝達し、前記警報手
段が、前記圧力比較手段より伝達された前記シール剤の
詰まりの発生および発生箇所を使用者に警報することを
特徴とする。
【0016】本発明による検出装置は、塗布装置のノズ
ル近傍でのシール剤の圧力を検出し、これを予め設定し
た圧力の許容範囲と比較して、検出した圧力が許容範囲
を上回ればノズルで、下回れば圧送経路でそれぞれシー
ル剤の詰まりが生じたと判断することにより、シール剤
のビード幅の細くなり過ぎや塗布切れの原因となる、シ
ール剤の詰まりの発生とその発生箇所を検知するもので
ある。したがって、本装置により、塗布装置の使用者
が、シール剤のビード幅の細くなり過ぎや塗布切れとい
った不具合と、その原因となるシール剤の詰まりの発生
およびその発生箇所を直ちに知ることができ、これに速
やかに対処できるようになる。
【0017】また、本発明に係る検出装置は、前記圧力
検出手段により検出した前記シール剤の圧力から、高周
波の圧力変動成分を抽出する圧力変動成分抽出手段をさ
らに具え、前記圧力変動成分抽出手段が、抽出した前記
圧力変動において急激な圧力の降下を検知した場合、前
記シール剤に空気が混入したと判断し、これを前記警報
手段に伝達し、前記警報手段が、前記圧力変動成分抽出
手段より伝達された前記シール剤への空気の混入を使用
者に警報することを特徴とする。これにより、従来のテ
レビカメラを用いた撮影による検出装置では検出できな
かったシール剤への空気の混入を知ることが可能とな
る。
【0018】本発明に係る検出装置は、前記シール剤の
前記圧送経路中での詰まり、または前記シール剤への空
気混入の発生を検知した後、これを塗布装置に伝達する
と共に、発生時点での塗布位置から、該装置による塗布
作業の再開を行わせる障害発生伝達手段をさらに具える
ことをも特徴とする。したがって、例えばロボットを使
用した塗布作業において、不具合の発生とその修正をロ
ボット制御部に伝達することにより、修正作業を自動化
することが可能となる。
【0019】本発明に係る検出装置は、塗布装置でのシ
ール剤の圧送開始後、所定の塗布開始圧力まで上昇する
のに要した時間よりも長くなるように設定した所定時間
が経過した後に、前記シール剤の詰まりの発生、または
前記シール剤への空気混入の発生の検知を開始させる時
間検出手段をさらに具えることを特徴とする。これは、
塗布作業に際し、シール剤の圧送を開始してから所定の
圧力に達した後にバルブを開いてから塗布を行うため、
バルブを開いたことにより生じるシール剤圧力の変動の
影響が無くなるのを待つ必要があるためである。したが
って、これによってより精度の高い検出が可能となる。
【0020】さらに本発明は、上述した検出装置を具え
る粘性流体シール剤の塗布装置に関するものでもある。
【0021】本発明に係る塗布装置は、前記シール剤を
圧送するポンプと、前記シール剤を吐出するノズルと、
前記ポンプと前記ノズルとを接続する圧送ホースと、前
記ノズルの開閉を行う塗布バルブと、前記圧送ホースの
前記ノズル近傍に設けた圧力検出器と、前記圧力検出器
で検出した前記シール剤の圧力と、予め設定した、塗布
開始から終了までの時間に対する圧力の許容範囲とを比
較する圧力比較部と、前記圧力比較部での比較の結果を
基に警報を出力する警報部とを具え、前記圧力比較部
が、前記検出した圧力が前記圧力の許容範囲よりも下回
った場合には前記圧送ホースで前記シール剤の詰まりが
生じたと判断し、または前記検出した圧力が前記圧力の
許容範囲よりも上回った場合には前記ノズルで前記シー
ル剤の詰まりが生じたと判断することにより、前記シー
ル剤の詰まり発生の検知および発生箇所の特定を行うと
共にこれを前記警報部へ伝達し、前記警報部が、前記圧
力比較部より伝達された、前記シール剤の詰まりの発生
とその発生箇所を使用者に警報することを特徴とする。
【0022】本塗布装置により、使用者がシール剤の塗
布切れ等の不具合と、その原因となるシール剤の詰まり
の発生およびその発生箇所を塗布作業中に知ることがで
き、速やかにこれに対処することが可能となる。
【0023】また本発明に係る塗布装置は、前記圧力検
出器により検出した前記シール剤の圧力から高周波の圧
力変動成分を抽出する圧力変動成分抽出部をさらに具
え、前記圧力変動成分抽出部が、抽出した前記圧力変動
において急激な圧力の降下を検知した場合、前記シール
剤に空気が混入したと判断し、これを前記警報部に伝達
し、前記警報部が、前記圧力変動成分抽出部より伝達さ
れた前記シール剤への空気の混入を使用者に警報するこ
とを特徴とする。それによって、シール剤に空気が混入
したことを知ることができ、これに対処することが可能
となる。また、圧力変動成分抽出部を設けたことによ
り、検出したシール剤の急激な圧力変動を計算によって
求めることなく知ることができるので、圧力の検出から
不具合発生の検知までの時間を短縮することが可能とな
ると共に、装置を安価に構成することができる。
【0024】本発明に係る塗布装置は、前記ポンプによ
りシール剤の圧送を開始してから前記シール剤圧力が塗
布を開始する所定の値となった後、前記所定の値に達す
るまでの時間よりも長くなるように設定した所定時間が
経過した後にシール剤の詰まりの発生、またはシール剤
への空気混入の発生の検知を開始することを特徴とす
る。これによって、塗布開始時においてバルブを開いた
ことによるシール剤圧力の変動の影響が無くなるのを待
って測定を行うこととなり、より精度の高い検出が可能
となる。
【0025】本発明に係る塗布装置は、前記シール剤の
詰まり、または前記シール剤への空気混入の発生を検出
した時点で塗布作業を中断し、その後発生時点での塗布
位置から、作業を再開することをも特徴とする。これに
よって、手直し作業を自動的に行うことができ、作業時
間の短縮化および省力化を図ることが可能となる。
【0026】また本発明に係る塗布装置は、圧送ホース
およびノズルにそれぞれ加熱手段を設け、シール剤の温
度を一定に保つことを特徴とする。これによって、シー
ル剤の圧力と、塗布したシール剤のビード幅との関係の
相関性を高めることができ、また不具合発生の検出精度
を向上させることも可能となる。さらに、塗布したシー
ル剤のビード幅の安定化に寄与することもできる。な
お、この加熱手段は、1回の塗布で使用するシール剤の
量の約2〜3倍のシール剤を一定の温度に保つことがで
きるように設けることが望ましく、また、シール剤の温
度は、好ましくは30〜50℃とする。加熱手段をこのよう
に設けるのは、1回の塗布作業におけるシール剤のビー
ド幅を安定させるのに有効で、かつ加熱手段による電力
消費量を最小限にすることができるためである。また、
前記の温度範囲は、これが塗布時における適切なシール
剤の温度であることによる。
【0027】さらに本発明に係る塗布装置は、前記圧力
検出器により検出した前記シール剤圧力が所定の値とな
った後に塗布を行うことを特徴とする。これによって、
シール剤の圧力が安定化した後に塗布作業を行うことと
なるので、不具合発生の検出精度を向上させることが可
能となると共に、塗布したシール剤のシール性能を一定
とすることができ、シール剤を塗布した製品の品質の向
上に寄与することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0029】図1は、本発明に係る塗布切れ検出部を具
えた粘性流体シール剤の塗布装置の構成を概略示す図で
ある。本装置1は、ポンプ2、ノズル3、ノズル開閉バ
ルブ4、ホース5を具え、ポンプ2よりホース5を通し
て圧送されたシール剤をノズル3より吐出させてシール
剤の塗布を行う。また、ノズル3にはノズルヒータ6、
ホース5にはホースヒータ7がそれぞれ設けられ、シー
ル剤の温度を一定に保つ。さらにホース5のノズル3取
り付け部近傍には圧力センサ8が取り付けられ、シール
剤の圧力を検出する。
【0030】本装置1の制御は制御部9で行う。制御部
9は、圧力センサ8からの信号を増幅するアンプ10、ア
ンプ10からの信号を、予め設定した値と比較し、不具合
の発生を判定する塗布切れ検出部11、塗布切れ検出部11
での判定結果を基に塗布装置を制御するシーケンサ12、
ノズルヒータ6およびホースヒータ7を制御するヒータ
制御部13、ノズル詰まり等の発生を使用者に知らせるた
めの警報ランプ14および警報ブザー15、警報を解除する
ためのリセットボタン16を具える。なお本例では、図示
しないロボットにノズル3を取り付けて塗布作業を行う
こととしているため、塗布ロボット制御部17が設けられ
ており、この塗布ロボット制御部17がバルブ4の開閉
と、ポンプ2の圧送圧力を制御する。
【0031】本装置1による塗布作業においては、ポン
プ2によりシール剤の圧送が開始され、次いで圧力セン
サ8でシール剤の圧力が検出が開始される。その後一定
時間が経過し、シール剤圧力が所定値となると、制御部
9よりロボット制御部17へ設定圧力到達信号が伝達さ
れ、ロボット制御部17がバルブ4を開いてシール剤塗布
作業が開始される。これは、ポンプ2による圧送を開始
した後、シール剤圧力が安定化した時点でバルブ4を開
いて塗布を開始することにより、ノズル3からの吐出量
を一定にしてビード幅を一定に保つためである。また、
これによって不具合の発生を検出する精度を高めること
もできる。
【0032】作業中に塗布切れ等が発生した場合には、
制御部9よりロボット制御部17へ不具合発生信号が伝達
され、その後手直し作業が行われると、ロボット制御部
17から制御部9へリセット信号が伝達される。制御部9
がこのリセット信号を受けると、塗布作業が再開された
ものとして改めてシール剤圧力の検出が行われる。
【0033】図2は、図1で示す塗布切れ検出部11での
信号処理を概略示すものである。シール剤の圧力は圧力
センサ8で検出され、信号としてアンプ10へ送られて増
幅される。次いでこの信号は塗布切れ検出部で分岐さ
れ、一方はそのまま比較部18で所定の信号レベル、すな
わち正常な塗布が行われている時の圧力に対応する信号
と比較される。もう一方はハイパスフィルタ19で高周波
成分(2〜3MHz) 、すなわち周期の短い圧力変動成分が抽
出され、これが同様に比較部18で比較される。比較部18
での比較の結果、ノズル詰まりや空気混入の発生に対応
して生じた異常な信号が検出された場合、シーケンサ12
へその情報が送られ、シーケンサ12より警報ランプ14の
点灯や塗布ロボット制御部17へのロボット制御のための
信号が送られる。なお、高周波の圧力変動成分の抽出に
は、本例のハイパスフィルタ19に代えて微分回路等も使
用可能である。
【0034】図3は、シール剤塗布作業における圧力変
化を示す図である。図において、正常な塗布が行われて
いる場合の圧力変化を実線で示す。本発明による塗布切
れ検出においては、この実線で示す圧力を基準として、
所定の幅を有する許容範囲を設定する(図の破線で示す
曲線)。なお、この基準および許容範囲は、予め実験等
で測定した、正常な塗布が行われた場合の圧力変化に基
づいて定められる。
【0035】ここで、図1に示す装置1での塗布作業に
おいて、圧力センサ8でシール剤の圧力を検出した場合
を考える。バルブ4を開いてから閉じるまでの間、正常
な塗布、すなわちビード幅が細くなる、切れる等の不具
合が発生しない場合には、図3の破線で囲まれる範囲内
で圧力が変化することとなる。もし、ノズル3中でシー
ル剤の詰まりが発生した場合には、圧力の変化は図3の
破線で示す許容範囲を越えて、上側の一点鎖線で示すよ
うな曲線を描くこととなる。また、ホース5で詰まりが
発生した場合には、圧力の変化は図3の破線で示す許容
範囲を下回って、下側の一点鎖線で示すような曲線を描
くこととなる。さらに、シール剤に空気が混入した場合
には、許容範囲を下回る急激な圧力の降下が見られる。
このように、本発明による塗布切れ検出においては、予
め定めたシール剤圧力の塗布作業時における変化の許容
範囲を基準として、これを外れるような変化が生じた場
合を、異常が発生したとして検知するものである。
【0036】図4は、本発明に係る装置1での塗布作業
においてシール剤への空気の混入が生じ、塗布したシー
ル剤に1mm間隔で切れが発生した場合の圧力変化を示す
ものである。図の上側の曲線はセンサ8で検出した圧力
を示す信号波形を、下側の曲線はセンサ8で検出した圧
力信号をハイパスフィルタ19で処理した後の信号波形
(高周波の圧力変動成分)をそれぞれ示す。図では、加
圧を開始した後所定の塗布開始圧まで圧力が上昇してか
らバルブ4を開き、その一方で、加圧開始後、前記塗布
開始圧への圧力上昇に要する時間よりも長くなるように
設定した所定時間が経過したことをタイマーで検知した
後に、不具合の発生の監視を開始している。これは、バ
ルブ4を開いたことにより生じる圧力変動の影響が無く
なるのを待つためである。ここで、不具合の発生の有無
を監視し始めてから間もなく、下側の波形に落ち込み、
すなわち急激な圧力の低下が見られ、かつそのピークは
所定の値(空気混入判定しきい値)を下回っている。こ
れは、シール剤への空気の混入を示すものであり、この
状態が検出されると、制御部9より塗布ロボット制御部
17へ情報が伝達され、塗布作業の中止および手直し等が
行われることとなる。
【0037】図5は、ノズル3でシール剤の詰まりが発
生してシール剤に塗布切れが生じ、またビード幅が 2.5
mmから 1.5mmになった場合の圧力変化を示すものであ
る。図では、シール剤の加圧を開始してから所定の塗布
開始圧となった後にバルブ4を開き、前記したと同様に
不具合の発生の監視を始めてからある時間が経過した
後、上の曲線で示す圧力が所定値(ノズル詰まりしきい
値)を上回っている。これは、ノズル3で詰まりが発生
したため、その後方にあるホース5中のシール剤の圧力
が上昇したことによるものである。前述した空気混入の
場合と同様に、この状態が検出されると、制御部9より
塗布ロボット制御部17へ情報が伝達され、塗布作業の中
止および手直し等が行われる。
【0038】図6は、ホース5でシール剤の詰まりが生
じ、シール剤のビード幅が 2.5mmから 1.0mmとなった場
合の圧力変化を示すものである。図では、バルブ4を開
いた直後より圧力が所定値(ホース詰まりしきい値)を
下回っている。これは、ホース5で詰まりが発生したた
め、ノズル近傍に到達したシール剤の圧力が所定値まで
上昇しないことによるものである。前述したと同様に、
この状態が検出されると、制御部9より塗布ロボット制
御部17へ情報が伝達され、塗布作業の中止および手直し
等が行われる。
【0039】本発明に係る装置1においては、図4〜6
に示すような圧力の異常が検出された場合、その原因と
発生箇所を、警報ランプ14を点灯させると共に警報ブザ
ー15で警報音を発生させて、使用者に不具合の発生を知
らせる。なお、本例では警報ランプ14により異常の発生
を表示しているが、これ以外に、例えばブラウン管、液
晶ディスプレイ等を用いて文字、図形による表示を行う
ことも可能である。この場合、図4〜6に示すような圧
力変化を塗布作業時に表示し、これを使用者が監視をし
つつ作業を行うことが可能となる。また警報ブザー15に
代えて音声等による警報も可能である。
【0040】また、本装置に係る装置1においては、前
述したシール剤圧力の異常が検出された場合、制御部9
より塗布ロボット制御部17へ情報が伝達され、塗布作業
が中断される。その後、異常が検出された時点での塗布
位置へロボットを復帰させ、その位置から塗布作業を再
開させている。これは、異常の検出から塗布作業の中断
(ロボットの停止)までの時間差を考慮したもので、異
常が発生した時点から停止命令が伝達されるまでの間に
ロボットが移動してしまうため、異常が発生した時点で
の位置にロボットを戻し、そこから塗布作業を再開させ
る必要があるためである。
【0041】本発明に係る装置1においては、ノズル3
にノズルヒータ6、ホース5にホースヒータ7をそれぞ
れ取り付け、これらを制御部9のヒータ制御部13で制御
することにより、シール剤を所定の温度に保っている。
これは、シール剤の温度を一定に保つことにより、シー
ル剤圧力とビード幅との相関性を高め、ビード幅を一定
に保つためである。これによって品質の安定化と、塗布
時の不具合発生の検出精度を高めることが可能となる。
これらノズルヒータ6およびホースヒータ7は、1回の
塗布作業で使用するシール剤の2〜3倍の量のシール剤
を前記所定の温度に保つことができるように設けてい
る。また、この所定の温度としては、好ましくは30〜50
℃とする。ヒータをこのように設けるのは、1回の塗布
作業におけるシール剤のビード幅を安定させるのに有効
で、かつヒータによる電力消費量を最小限にすることが
できるためである。また、前記の温度範囲は、これが塗
布時における適切なシール剤の温度であることによる。
なお、図では、ホースヒータ7を、ホース5に巻き付け
た形態としているが、他の形態でも良く、また図示しな
いシール剤の貯蔵容器にヒータを設けることとしても良
い。
【0042】図7は、シール剤圧力とノズルからの吐出
量との関係を示すものである。ここでシール剤の温度は
25℃に保持している。図より、温度一定の状態ではシー
ル剤圧力と吐出量との間には相関が見られ、これより、
シール剤の温度を所定の値に保つことにより、所望の塗
布量(吐出量)に応じたシール剤圧力を設定することが
できることが判る。
【0043】なお、本発明は前述の例に限定されるもの
では無く、例えばロボットを使用しない塗布作業にも使
用することができる。また、シール剤のみならず、比較
的高い粘性を有する他の流動体の塗布や充填等にも利用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、塗布切れ検出部を具えた粘性流
体シール剤の塗布装置の構成を概略示す図である。
【図2】図1に示す装置の、塗布切れ検出部を概略示す
ブロック図である。
【図3】図1に示す装置での塗布作業における、シール
剤圧力の時間変化を示す図である。
【図4】図1に示す装置において、シール剤に空気が混
入した場合の圧力の時間変化を示す図である。
【図5】図1に示す装置において、ノズルに詰まりが生
じた場合の圧力の時間変化を示す図である。
【図6】図1に示す装置において、ホースに詰まりが生
じた場合の圧力の時間変化を示す図である。
【図7】図1に示す装置による塗布作業において、シー
ル剤温度を一定に保った場合のシール剤圧力と吐出量と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 塗布装置 2 ポンプ 3 ノズル 4 ノズル開閉バルブ 5 ホース 6 ノズルヒータ 7 ホースヒータ 8 圧力センサ 9 制御部 10 アンプ 11 塗布切れ検出部 12 シーケンサ 13 ヒータ制御部 14 警報ランプ 15 警報ブザー 16 リセットボタン 17 塗布ロボット制御部 18 比較部 19 ハイパスフィルタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性流体シール剤を塗布装置のポンプに
    より圧送し、これを該塗布装置の塗布ノズルより吐出さ
    せて塗布を行う、粘性流体シール剤の塗布作業におい
    て、 前記シール剤を圧送するポンプと塗布ノズルとの間の圧
    送経路中の、前記塗布ノズル近傍での前記シール剤の圧
    力を検出するステップと、 予め設定した、塗布開始から終了までの間の時間経過に
    沿う前記シール剤の圧力の許容範囲と、前記検出した圧
    力とを比較するステップと、 前記検出した圧力が前記圧力の許容範囲よりも下回った
    場合には前記圧送経路で前記シール剤の詰まりが生じた
    と判断するステップと、 前記検出した圧力が前記圧力の許容範囲よりも上回った
    場合には前記塗布ノズルで前記シール剤の詰まりが生じ
    たと判断するステップと、 前記シール剤の詰まりの発生と、その発生箇所を使用者
    に警告するステップとを具える、粘性流体シール剤の塗
    布切れ検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記検出した前記シール剤の圧力に急激な降下が生じた
    場合、前記シール剤に空気が混入したと判断するステッ
    プをさらに具えることを特徴とする、粘性流体シール剤
    の塗布切れ検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の方法において、 前記シール剤に空気が混入したと判断するステップが、
    前記検出したシール剤圧力から高周波の圧力変動成分を
    抽出することにより、前記シール剤圧力の急激な降下を
    検知することを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布切
    れ検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の方法
    において、 前記シール剤の詰まりを検知した後、またはシール剤へ
    の空気混入の発生を検知した後、これを塗布装置に伝達
    し、前記シール剤の詰まりまたは空気混入発生を検出し
    た時点での塗布位置から、該装置による塗布作業の再開
    を指示するステップをさらに具えることを特徴とする、
    粘性流体シール剤の塗布切れ検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の方法
    において、 前記塗布装置でのシール剤の圧送開始後、所定の塗布開
    始圧力まで上昇するのに要した時間よりも長くなるよう
    に設定した所定時間が経過した後に、前記シール剤の詰
    まりの発生、または前記シール剤への空気混入の発生の
    検知を開始するステップをさらに具えることを特徴とす
    る、粘性流体シール剤の塗布切れ検出方法。
  6. 【請求項6】 粘性流体シール剤を塗布装置のポンプに
    より圧送し、これを該塗布装置の塗布ノズルより吐出さ
    せて塗布を行う、粘性流体シール剤の塗布作業に用いる
    粘性流体シール剤の塗布切れ検出装置において、 粘性流体シール剤を圧送するポンプと塗布ノズルとの間
    の圧送経路中の前記塗布ノズル近傍に配置した圧力検出
    手段と、 予め設定した、塗布開始から終了までの間の時間経過に
    沿う前記シール剤の圧力の許容範囲と、前記検出した圧
    力とを比較する圧力比較手段と、 前記圧力比較手段で比較した結果を基に警報を出力する
    警報手段とを具え、 前記圧力比較手段が、前記検出した圧力が前記圧力の許
    容範囲よりも下回った場合には前記圧送経路で前記シー
    ル剤の詰まりが生じたと判断し、前記検出した圧力が前
    記圧力の許容範囲よりも上回った場合には前記塗布ノズ
    ルで前記シール剤の詰まりが生じたと判断することによ
    り、前記シール剤の詰まり発生の検知および発生箇所の
    特定を行うと共にこれを前記警報手段に伝達し、 前記警報手段が、前記圧力比較手段より伝達された前記
    シール剤の詰まりの発生および発生箇所を使用者に警報
    することを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布切れ検
    出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置において、 前記圧力検出手段により検出した前記シール剤圧力から
    高周波の圧力変動成分を抽出する圧力変動成分抽出手段
    をさらに具え、 前記圧力変動成分抽出手段が、抽出した前記圧力変動に
    おいて急激な圧力の降下を検知した場合、前記シール剤
    に空気が混入したと判断し、これを前記警報手段に伝達
    し、 前記警報手段が、前記圧力変動成分抽出手段より伝達さ
    れた前記シール剤への空気の混入を使用者に警報するこ
    とを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布切れ検出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の装置において、 前記シール剤の詰まり、または前記シール剤への空気混
    入の発生を検知した後、これを塗布装置に伝達し、該装
    置による塗布作業の手直しを行わせる障害発生伝達手段
    をさらに具えることを特徴とする、粘性流体シール剤の
    塗布切れ検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれか1項記載の装置
    において、 塗布装置でのシール剤の圧送開始後、所定の塗布開始圧
    力まで上昇するのに要した時間よりも長くなるように設
    定した所定時間が経過した後に、前記シール剤の詰まり
    の発生、または前記シール剤への空気混入の発生の検知
    を開始させる時間検出手段をさらに具えることを特徴と
    する、粘性流体シール剤の塗布切れ検出方法。
  10. 【請求項10】 粘性流体シール剤の塗布を行う装置で
    あって、 前記シール剤を圧送するポンプと、 前記シール剤を吐出するノズルと、 前記ポンプと前記ノズルとを接続する圧送ホースと、 前記ノズルの開閉を行う塗布バルブと、 前記圧送ホースの前記ノズル近傍に設けた圧力検出器
    と、 前記圧力検出器で検出した前記シール剤の圧力と、予め
    設定した、塗布開始から終了までの時間に対する圧力の
    許容範囲とを比較する圧力比較部と、 前記圧力比較部での比較の結果を基に警報を出力する警
    報部とを具え、 前記圧力比較部が、前記検出した圧力が前記圧力の許容
    範囲よりも下回った場合には前記圧送ホースで前記シー
    ル剤の詰まりが生じたと判断し、前記検出した圧力が前
    記圧力の許容範囲よりも上回った場合には前記ノズルで
    前記シール剤の詰まりが生じたと判断することにより、
    前記シール剤の詰まり発生の検知および発生箇所の特定
    を行うと共にこれを前記警報部へ伝達し、 前記警報部が、前記圧力比較部より伝達された、前記シ
    ール剤の詰まりの発生とその発生箇所を使用者に警報す
    ることを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の装置において、 前記圧力検出器により検出した前記シール剤圧力から高
    周波の圧力変動成分を抽出する圧力変動成分抽出部をさ
    らに具え、 前記圧力変動成分抽出部が、抽出した前記圧力変動にお
    いて急激な圧力の降下を検知した場合、前記シール剤に
    空気が混入したと判断し、これを前記警報部に伝達し、 前記警報部が、前記圧力変動成分抽出部より伝達された
    前記シール剤への空気の混入を使用者に警報することを
    特徴とする、粘性流体シール剤の塗布装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載の装置にお
    いて、 前記ポンプによりシール剤の圧送が開始され、前記シー
    ル剤圧力が塗布を開始する所定の値となった後、前記所
    定の値に達するまでの時間よりも長くなるように設定し
    た所定時間が経過した後にシール剤の詰まりの発生、ま
    たはシール剤への空気混入の発生の検知を開始すること
    を特徴とする、粘性流体シール剤の塗布装置。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか1項記載
    の装置において、 前記シール剤の詰まり、または前記シール剤への空気混
    入の発生を検出した時点で塗布作業を中断し、前記シー
    ル剤の詰まりまたは空気混入発生時点における塗布位置
    から塗布を再開することを特徴とする、粘性流体シール
    剤の塗布装置。
  14. 【請求項14】 請求項10〜13のいずれか1項記載
    の装置において、 前記シール剤の温度を一定に保つための加熱手段をさら
    に具えることを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項10〜14のいずれか1項記載
    の装置において、 前記加熱手段を前記圧送ホースおよび前記ノズルにそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項10〜15のいずれか1項記載
    の装置において、 前記加熱手段を前記シール剤の1回の塗布量の約2〜3
    倍のシール剤を加熱可能とするように設けることを特徴
    とする、粘性流体シール剤の塗布装置。
  17. 【請求項17】 請求項10〜16のいずれか1項記載
    の装置において、 前記加熱手段により前記シール剤の温度を30〜50℃に保
    つことを特徴とする、粘性流体シール剤の塗布装置。
  18. 【請求項18】 請求項10〜17のいずれか1項記載
    の装置において、 前記圧力検出器により検出した前記シール剤圧力が所定
    の値となった後に塗布を開始することを特徴とする、粘
    性流体シール剤の塗布装置。
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