JP2005246270A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005246270A
JP2005246270A JP2004061385A JP2004061385A JP2005246270A JP 2005246270 A JP2005246270 A JP 2005246270A JP 2004061385 A JP2004061385 A JP 2004061385A JP 2004061385 A JP2004061385 A JP 2004061385A JP 2005246270 A JP2005246270 A JP 2005246270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viscous material
pressure
coating apparatus
pressure sensor
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004061385A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Toida
貴志 樋田
Tomio Kondo
富雄 近藤
Takashi Hattori
貴志 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004061385A priority Critical patent/JP2005246270A/ja
Publication of JP2005246270A publication Critical patent/JP2005246270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 大量不良の発生を防止できる塗布装置を提供すること。
【解決手段】 粘性材料1を保持するタンク10と、タンク10から粘性材料1を吸引して送り出すポンプ20と、ポンプ20から供給された粘性材料1を吐出するノズル30とを備え、連続的に供給されるワークに粘性材料1を順次塗布する塗布装置100において、ポンプ20とノズル30とをつなぐ配管41に、当該配管41内の圧力を検出する圧力センサ50を配置した。そして、判定部60のCPU61により、圧力センサ50の検出値が予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定するとともに、CPU61が圧力センサ50の検出値を所定範囲外であると判定した際に、報知部70が圧力異常であることを報知する構成とした。従って、ノズル30からの粘性材料1の吐出量異常に基づく大量不良の発生を防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続的に供給されるワークに粘性材料を順次塗布する塗布装置に関するものである。
従来、連続的に供給されるワークに粘性材料を順次塗布する塗布装置として、粘性材料を保持するタンクと、タンクから粘性材料を吸引して送り出すポンプと、ポンプから供給される粘性材料を吐出するノズルとにより構成されるものがある。
ここで、粘性材料(例えば接着剤や導電性ペースト)は、一般的に静状態(攪拌、加熱等のない状態)で放置しておくと粘度が上昇する。従って、上記構成の塗布装置においては、粘性材料の固化等により詰まりが生じ、ノズルからの吐出状態に異常を生じる恐れがある。特にノズルは、吐出間の待機時(1つのワークの塗布が終わってから次のワークの塗布が始まるまでの間)において、当該ノズル内に粘性材料を静状態で保持し、その際、粘性材料の先端が外気に晒されるので、詰まりを生じやすい。
また、複数の原材料を混合して粘性材料とし、ノズルから吐出する塗布装置がある。この塗布装置は、混合した状態で粘性材料となる複数の原材料をそれぞれ保持する複数のタンクと、複数のタンクに対応して設けられ、原材料を吸引して送り出すポンプと、複数のポンプから供給される各原材料を混合し、粘性材料とする混合部と、混合部から供給された粘性材料を吐出するノズルとにより構成される。
この塗布装置においては、粘性材料だけでなく、原材料によっても詰まりが生じる恐れがある。この場合、混合部よりも上流側(すなわち原材料)で詰まりが生じると、混合部における原材料の配合比が変化し、所定の特性をもった粘性材料が形成されない恐れがある。
そこで、従来は上述の問題が発生するのを防止するため、吐出状態の確認、配合比の確認(例えばポンプと混合部との間で、配管内から各原材料を取り出す)、吐出後の品質確認(例えば接着剤における硬化チェック、導電性ペーストにおける抵抗値チェック)等を実施していた。
しかしながら、これらの確認作業は、常時実施されるものではなく、所定間隔毎(例えば8時間に1回)に実施されるものであった。従って、異常に気づいた際には、遡ってワークを確認する必要があり、その間(前回の確認作業以後)のワークが全て不良品となる恐れがあった。
本発明は上記問題点に鑑み、大量不良の発生を防止できる塗布装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、粘性材料を保持するタンクと、タンクから粘性材料を吸引して送り出すポンプと、ポンプから供給された粘性材料を吐出するノズルとを備え、連続的に供給されるワークに粘性材料を順次塗布する塗布装置に関する発明である。そして、ポンプとノズルとをつなぐ配管内の圧力を検出する圧力センサと、圧力センサの検出値が予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定する判定部と、判定部が圧力センサの検出値を所定範囲外であると判定した際に報知する報知部とを有することを特徴とする。
このように、本発明の塗布装置によると、ポンプとノズルとをつなぐ配管に配置した圧力センサにより配管内の圧力を検出し、この検出値が所定範囲内にあるか否かを判定部が判定する。そして、判定部が圧力センサの検出値を所定範囲外である(すなわち圧力異常)と判定した場合、圧力異常が生じたことを報知部が報知(例えば、表示、音声等)する。従って、塗布装置内の圧力を常時検出し、粘性材料の詰まり等により塗布装置内に圧力異常が生じた場合には即座に報知する構成であるので、粘性材料の吐出量の異常に基づく大量不良の発生を防止できる。
また、圧力センサは、ポンプとノズルとをつなぐ配管内の圧力を検出するように配置されているので、圧力センサよりも下流側(ノズル側)において詰まりが生じると、圧力センサの検出値が所定範囲の上限よりも大きくなる。また、上流側(タンク側)において詰まりが生じると、圧力センサの検出値が所定範囲の下限よりも小さくなる。従って、圧力センサの配置数を最小限としながらも、圧力異常が発生した際に、塗布装置における詰まり等の原因箇所を特定しやすい。
また、請求項2に記載の発明は、混合した状態で粘性材料となる複数の原材料をそれぞれ保持する複数のタンクと、複数のタンクに対応して設けられ、原材料を吸引して送り出すポンプと、複数のポンプから供給される各原材料を混合し、粘性材料とする混合部と、混合部から供給された粘性材料を吐出するノズルとを備え、連続的に供給されるワークに粘性材料を順次塗布する塗布装置に関する発明である。そして、複数のポンプと混合部とをつなぐ各配管内の圧力をそれぞれ検出する複数の圧力センサと、複数の圧力センサの検出値が、各圧力センサに対して予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定する判定部と、判定部が複数の圧力センサの少なくとも1つの検出値を所定範囲外であると判定した際に報知する報知部とを有することを特徴とする。
このように、本発明の塗布装置においても、ポンプと混合部とをつなぐ各配管に配置した圧力センサにより各配管内の圧力を検出し、この検出値が各圧力センサに対して予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定部が判定する。そして、判定部が少なくとも1つの圧力センサの検出値を所定範囲外である(すなわち圧力異常)と判定した場合、圧力異常が生じたことを報知部が報知(例えば、表示、音声等)する。従って、塗布装置内の圧力を常時検出し、粘性材料及び/又は原材料の詰まり等により塗布装置内に圧力異常が生じた場合には即座に報知する構成であるので、粘性材料の吐出量の異常及び/又は粘性材料の品質(原材料の配合比)異常に基づく大量不良の発生を防止できる。
また、圧力センサは、ポンプと混合部とをつなぐ各配管内の圧力を検出するように配置されているので、圧力センサよりも下流側(ノズル側)において、粘性材料及び/又は原材料により詰まりが生じると、圧力センサの検出値が所定範囲の上限よりも大きくなる。また、上流側(タンク側)において原材料により詰まりが生じると、圧力センサの検出値が所定範囲の下限よりも小さくなる。従って、従って、圧力センサの配置数を最小限としながらも、圧力異常が発生した際に、塗布装置における詰まり等の原因箇所を特定しやすい。
また、請求項1又は請求項2に記載の塗布装置は、請求項3に記載のように、静状態で経時的に粘度が上昇する粘性材料について好適である。これらの粘性材料は、静状態で放置しておくと粘度が上昇し、塗布装置内で詰まりを生じやすい。しかしながら、塗布装置内の圧力を常時検出し、塗布装置内に圧力異常が生じた場合には即座に報知する構成であるので、このような粘性材料を適用しても大量不良の発生を防止できる。尚、このような粘性材料としては、例えばチクソ性を有するもの、揮発性の溶剤を含むもの、複数の材料を混合することにより反応して硬化するもの、湿気により硬化するもの等(例えば常温硬化型接着剤や導電性ペースト)がある。
尚、圧力異常が生じた際に粘性材料が塗布されたワークは不良品となる恐れがある。従って、請求項4に記載のように、判定部が、圧力センサの検出値を所定範囲外であると判定した場合、ワークの供給が停止されると良い。これにより、不良品の増加を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における塗布装置の概略構成を示す模式図である。図2は塗布装置の制御ブロック図である。尚、本実施形態の塗布装置100は、複数の工程から構成される生産ラインの一部(塗布工程)であり、例えば搬送コンベア上をワークが搬送されて、塗布工程における塗布装置にワークが連続的に供給される構成となっている。
図1に示すように、本実施形態の塗布装置100は、粘性材料1を保持するタンク10と、タンク10から粘性材料1を吸引して送り出すポンプ20と、ポンプ20から供給された粘性材料1を吐出するノズル30とを有している。そして、タンク10とポンプ20、ポンプ20とノズル30との間は、耐圧性と粘性材料1に対する耐久性を有する配管40,41(例えばホース)により接続されており、ポンプ20とノズル30とを接続する配管41に、当該配管41内の圧力を検出する圧力センサ50が配置されている。
本実施形態において、粘性材料1は、タンク10内に加圧状態で保持されており、これによりタンク10から配管40(ポンプ20)側へ吸引される際の、タンク10内に保持されている粘性材料1の自重の影響を低減する構成となっている。ポンプ20は、ピストンの一端にサーボモータが連結され、サーボモータを作動させることにより、シリンダ内でピストンを往復させ、粘性材料1をシリンダ内に吸引して、シリンダ内から送り出す構成となっている。
また、図2に示すように、塗布装置100は、圧力センサ50の検出値が、予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定する判定部60と、判定部60が圧力センサ50の検出値を所定範囲外である(すなわち圧力異常)と判定した際に外部に報知する報知部70とを有している。
判定部60は、マイクロコンピュータで構成され、各種処理を実行する中央処理ユニット61(以下CPUと示す)と、ROM、EEPROM、RAM等のメモリ62と、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン(図示せず)により構成される。このように本実施形態における判定部60は、上述の判定だけでなく、塗布装置100の各種処理(例えばポンプ20の動作)を制御する制御部として構成されている。また、メモリ62には、圧力センサ50の検出値が圧力異常でないかどうかを判定するための所定範囲を有する閾値が予め格納されている。
報知部70は、CPU61からの判定信号に基づいて、判定結果を外部に出力するものであり、例えばCRT等の表示装置や、警報音等を出力する音声出力装置を適用することができる。本実施形態においては、判定部60が圧力異常と判定した場合に警報音を出力する音声出力装置を適用している。
さらに、塗布装置100は、自動的にノズル30から粘性材料1を捨て打ちするための時間(例えばワークに塗布完了後から1分)を計時するタイマ80を有している。これにより、ノズル30等における粘性材料1の固化を防止している。
このように構成される塗布装置100において、例えば塗布装置100の直前に設けられた非接触式のワーク検出装置110からCPU61にワーク検出信号が与えられると、CPU61はポンプ20を作動させる制御信号を与え、ポンプ20が作動してノズル30から粘性材料1が吐出される。また、塗布装置100が稼動中において、圧力センサ50からの圧力検出信号を受けたCPU61は、圧力センサ50からの圧力検出信号(検出値)をメモリ62に格納された所定範囲を有する閾値と比較する。そして、圧力異常であると判定した場合に、CPU61は報知部70に判定信号として圧力異常信号を出力し、報知部70は圧力異常が生じたことを報知する。
さらに、CPU61は、生産ラインの動作を制御するライン制御部120(本実施形態においては、搬送コンベアの駆動部)にも判定信号を出力する。そして、圧力異常信号を受けた場合、ライン制御部120は、塗布装置100にワークが供給されないように、塗布装置100よりも上流側の搬送コンベアの少なくとも一部の駆動を停止する。
ここで、粘性材料1(例えば接着剤や導電性ペースト)は、一般的に静状態(攪拌、加熱等のない状態)で放置しておくと粘度が上昇する。このような粘性材料1としては、例えばチクソ性を有するもの、揮発性を有する溶剤を含むもの、複数の材料を混合することにより反応して硬化するもの、及び湿気により硬化するのもののうち、少なくとも1つの要因を満たす材料がある。本実施形態においては、湿気硬化型接着剤を粘性材料1として適用している。
従って、上記構成の塗布装置100においては、粘性材料1の固化等により詰まりが生じ、ノズル30からの吐出状態に異常を生じる恐れがある。特にノズル30は、吐出間の待機時(1つのワークの塗布が終わってから次のワークの塗布が始まるまでの間)において、当該ノズル30内に粘性材料1を静状態で保持し、その際、粘性材料1の先端が外気に晒されるので、詰まりを生じやすい。
従来は、ノズル30からの粘性材料1の吐出状態(吐出量)に異常がないか、作業員が確認していた。しかしながら、この確認作業は、常時実施されるものではなく、定期的(例えば8時間に1回)に実施されるものであった。従って、異常に気づいた際には、遡ってワークを確認する必要があり、その間(前回の確認作業以後)のワークが全て不良品となる恐れがあった。
それに対し、本実施形態における塗布装置100においては、ポンプ20とノズル30とをつなぐ配管41に、当該配管41内の圧力を検出する圧力センサ50を配置している。そして、判定部60のCPU61により、圧力センサ50の検出値が予め設定された所定範囲を有する閾値内にあるか否かを判定するとともに、CPU61が圧力センサ50の検出値を所定範囲を有する閾値外であると判定した際に、報知部70が圧力異常であることを報知する構成としている。
すなわち、塗布装置100内の圧力を常時検出し、粘性材料1の詰まり等により塗布装置100内に圧力異常が生じた場合には即座に報知する構成であるので、粘性材料1の吐出量の異常に基づく大量不良の発生を防止できる。
また、圧力センサ50は、ポンプ20とノズル30とをつなぐ配管41内の圧力を検出するように配置されているので、圧力センサ50よりも下流側(ノズル30側)において詰まりが生じると、圧力センサ50の検出値が閾値の上限よりも大きくなる。また、上流側(タンク10側)において詰まりが生じると、圧力センサ50の検出値が閾値の下限よりも小さくなる。従って、圧力センサ50の配置数を最小限としながらも、圧力異常が発生した際に、塗布装置100における詰まり等の原因箇所を特定しやすい構成となっている。
また、判定部60が、圧力センサ50の検出値を所定範囲を有する閾値外であると判定した場合、塗布装置100に対するワークの供給が停止されるので、粘性材料1の吐出量の異常に基づく不良品の増加を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、本実施形態における塗布装置100の概略構成を示す模式図である。
第2の実施形態における塗布装置100は、第1の実施形態における塗布装置100によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
第2の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、塗布装置100において、粘性材料1が複数の原材料を混合して形成される点である。尚、本実施形態においては、粘性材料1が2種類の原材料から構成される例を示す。
図3に示すように、本実施形態における塗布装置100は、混合した状態で粘性材料1となる原材料1a,1bをそれぞれ保持するタンク10a,10bと、各タンク10a,10bに対応して設けられ、原材料1a,1bを吸引して送り出すポンプ20a,20bと、各ポンプ20a,20bから供給される原材料1a,1bを混合し、粘性材料1とする混合部90と、混合部90から供給された粘性材料1を吐出するノズル30とを有している。
そして、原材料1aを保持するタンク10aとポンプ20aとの間,ポンプ20aと混合部90との間は、耐圧性と原材料1aに対する耐久性を有する配管40a,41a(例えばホース)により接続されており、配管41aに、当該配管41a内の圧力を検出する圧力センサ50aが配置されている。また、原材料1bを保持するタンク10bとポンプ20bとの間,ポンプ20bと混合部90との間は、耐圧性と原材料1bに対する耐久性を有する配管40b,41b(例えばホース)により接続されており、配管41bに、当該配管41b内の圧力を検出する圧力センサ50bが配置されている。
尚、本実施形態においては、粘性材料1として、原材料1a,1bが主剤と硬化剤からなるエポキシ系2液混合接着剤を適用している。従って、原材料1a(主剤)と原材料1b(硬化剤)が混合部90で攪拌混合されると硬化が始まるので、図3に示すように、混合部90はノズル30に一体化されている。
ここで、上記構成の塗布装置100においては、粘性材料1だけでなく原材料1a,1bによっても詰まりが生じ、ノズル30からの粘性材料1の吐出状態が異常となる恐れがある。特に、原材料1a,1bが静状態(攪拌、加熱等のない状態)で放置しておくと粘度が上昇する特性を有する場合、粘性材料1だけでなく原材料1a,1bによっても詰まりが生じる。この場合、混合部90よりも上流側で(すなわち原材料1a,1bによって)詰まりが生じるので、場合によっては混合部90における原材料1a,1bの配合比が変化し、所定の特性をもった粘性材料1が形成されないという問題が生じる。
従来は、上述の問題が発生するのを防止するため、吐出状態の確認、配合比の確認(例えば配管41a,41bの混合部90の直前に設けたバルブを切り替えて、各原材料1a,1bをバルブから吐出させ、量を比較)、吐出後の品質確認(例えば接着剤における硬化チェック、導電性ペーストにおける抵抗値チェック)等を実施していた。しかしながら、これらの確認作業は、常時実施されるものではなく、所定間隔毎(例えば8時間に1回)に実施されるものであった。従って、異常に気づいた際には、遡ってワークを確認する必要があり、その間(前回の確認作業以後)のワークが全て不良品となる恐れがあった。
それに対し、本発明の塗布装置100においては、ポンプ20a,20bと混合部90とをつなぐ各配管41a,41bに圧力センサ50a,50bを配置し、当該圧力センサ50a,50bにより各配管41a,41b内の圧力を検出する構成としている。そして、判定部60のCPU61により、圧力センサ50a,50bの検出値が、各圧力センサ50a,50bに対して予め設定された所定範囲を有する閾値内にあるか否かを判定するとともに、CPU61が圧力センサ50a,50bのうち、少なくとも一方の検出値を所定範囲を有する閾値外である(すなわち圧力異常)と判定した場合、圧力異常が生じたことを報知部70が報知する構成としている。
すなわち、塗布装置100内の圧力を常時検出し、粘性材料1及び/又は原材料1a,1bの詰まりにより塗布装置100内に圧力異常が生じた場合には即座に報知する構成であるので、粘性材料1の吐出量の異常及び/又は粘性材料1の品質(原材料1a,1bの配合比)異常に基づく大量不良の発生を防止できる。
また、圧力センサ50a,50bは、ポンプ20a,20bと混合部90とをつなぐ各配管41a,41b内の圧力を検出するように配置されているので、圧力センサ50a,50bよりも下流側(ノズル30側)において、粘性材料1及び/又は原材料1a,1bにより詰まりが生じると、圧力センサ50a,50bの検出値が閾値の上限よりも大きくなる。また、上流側(タンク10a,10b側)において原材料1a,1bにより詰まりが生じると、圧力センサ50a,50bの検出値が閾値の下限よりも小さくなる。従って、圧力センサ50a,50bの配置数を最小限としながらも、圧力異常が発生した際に、塗布装置100における詰まり等の原因箇所を特定しやすい構成となっている。
また、本実施形態においても、判定部60が、圧力センサ50a,50bの少なくとも一方の検出値を所定範囲を有する閾値外であると判定した場合、塗布装置100に対するワークの供給が停止されるので、粘性材料1の吐出量の異常及び/又は粘性材料1の品質(原材料1a,1bの配合比)異常に基づく不良品の増加を防ぐことができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、種々変更して実施する事ができる。
本実施形態においては、粘性材料1として静状態で経時的に粘度が上昇する材料を適用する例を示した。このような特性を有する粘性材料1は、特に塗布装置100において詰まりを生じやすいため、本実施形態に示す塗布装置100において効果的である。しかしながら、粘度上昇以外の理由で詰まりが生じる事もありえるので、それ以外の流体についても適用が可能である。
本発明の第1の実施形態における塗布装置の概略構成を示す模式図である。 塗布装置の制御ブロック図である。 第2の実施形態における塗布装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
1・・・粘性材料
1a・・・原材料(主剤)
1b・・・原材料(硬化剤)
10,10a,10b・・・タンク
20,20a,20b・・・ポンプ
30・・・ノズル
40,40a,40b,41,41a,41b・・・配管
50,50a,50b・・・圧力センサ
60・・・判定部
61・・・CPU
70・・・報知部
90・・・混合部
100・・・塗布装置

Claims (4)

  1. 粘性材料を保持するタンクと、
    前記タンクから前記粘性材料を吸引して送り出すポンプと、
    前記ポンプから供給された前記粘性材料を吐出するノズルとを備え、連続的に供給されるワークに前記粘性材料を順次塗布する塗布装置において、
    前記ポンプと前記ノズルとをつなぐ配管内の圧力を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサの検出値が予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記圧力センサの検出値を前記所定範囲外であると判定した際に報知する報知部とを有することを特徴とする塗布装置。
  2. 混合した状態で粘性材料となる複数の原材料をそれぞれ保持する複数のタンクと、
    複数の前記タンクに対応して設けられ、前記原材料を吸引して送り出すポンプと、
    複数の前記ポンプから供給される各原材料を混合し、前記粘性材料とする混合部と、
    前記混合部から供給された前記粘性材料を吐出するノズルとを備え、連続的に供給されるワークに前記粘性材料を順次塗布する塗布装置において、
    複数の前記ポンプと前記混合部とをつなぐ各配管内の圧力をそれぞれ検出する複数の圧力センサと、
    複数の前記圧力センサの検出値が、各圧力センサに対して予め設定された所定範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が複数の前記圧力センサの少なくとも1つの検出値を前記所定範囲外であると判定した際に報知する報知部とを有することを特徴とする塗布装置。
  3. 前記粘性材料は、静状態で経時的に粘度が上昇することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記判定部が、前記圧力センサの検出値を前記所定範囲外であると判定した場合、前記ワークの供給が停止されることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の塗布装置。
JP2004061385A 2004-03-04 2004-03-04 塗布装置 Pending JP2005246270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061385A JP2005246270A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004061385A JP2005246270A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005246270A true JP2005246270A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35027265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004061385A Pending JP2005246270A (ja) 2004-03-04 2004-03-04 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005246270A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260583A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd インキ吐出印刷装置
JP2008173526A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Toray Eng Co Ltd 塗布装置及び塗布方法
JP2010221182A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Toppan Printing Co Ltd インキ供給装置
JP2011107947A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Toppan Printing Co Ltd 異常検出方法及び異常検出システム
JP2014155911A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Denso Corp 塗布装置
CN114269536A (zh) * 2019-08-19 2022-04-01 蓝浦控股有限两合公司 配量系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260583A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd インキ吐出印刷装置
JP2008173526A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Toray Eng Co Ltd 塗布装置及び塗布方法
JP2010221182A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Toppan Printing Co Ltd インキ供給装置
JP2011107947A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Toppan Printing Co Ltd 異常検出方法及び異常検出システム
JP2014155911A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Denso Corp 塗布装置
CN114269536A (zh) * 2019-08-19 2022-04-01 蓝浦控股有限两合公司 配量系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20160033167A (ko) 분무 시스템 압력차 감시 방법
JP2005246270A (ja) 塗布装置
US20120080098A1 (en) Cutting liquid supply device for machine tool
KR101491477B1 (ko) 너트 누락 방지 장치 및 방법
US8262003B2 (en) Two-part spray application system and method
JP4149822B2 (ja) 液体吐出装置
JPH10189438A (ja) 半導体製造用の自動シンナー供給装置及び供給方法
JP2010268712A (ja) 防除機の散布制御装置及び散布制御方法
JP6101051B2 (ja) 粉体塗装装置
JP4506122B2 (ja) 塗布液供給装置
JP2016144775A (ja) 糊供給状況管理装置
JP6063770B2 (ja) 混合噴射装置の異常予告装置
JP3103365U (ja) シール剤のつまり及び気泡検出装置
EP4086042A1 (en) Slab cutting/machining system comprising means for detecting abrasive material
JP2007260565A (ja) 高粘度材の定量塗布装置
CN212764657U (zh) 搅拌称重斗料位计清洁结构、挤出设备
JPH075867Y2 (ja) 流体混合装置
CN114206510A (zh) 用于多组分的粘性材料的监控方法以及涂敷设备
CN207997519U (zh) 一种真空胎注塑机
JP2001164916A (ja) 潤滑剤の供給監視方法
JPS6190765A (ja) 多液塗装方法
JP2014188577A (ja) ヘミング加工方法及びヘミング加工装置
JP7386146B2 (ja) 高圧水加工機およびその故障診断方法
CN219631791U (zh) 点胶设备清洗装置和自动清洗系统
CN109186886B (zh) 汽车egr冷却器用管的气密检测方法及设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060426

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090206

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20090410

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100302