JPH09209938A - 給水装置の制御方法及び制御装置 - Google Patents

給水装置の制御方法及び制御装置

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JPH09209938A
JPH09209938A JP2403396A JP2403396A JPH09209938A JP H09209938 A JPH09209938 A JP H09209938A JP 2403396 A JP2403396 A JP 2403396A JP 2403396 A JP2403396 A JP 2403396A JP H09209938 A JPH09209938 A JP H09209938A
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幸一 佐藤
Takayuki Oshiga
孝幸 押賀
Koji Ono
浩二 大野
伸一 ▲高▼橋
Shinichi Takahashi
Jun Ota
純 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ駆動のポンプと、使用水量が設定値以
下で特定信号を出力する流量センサと、ポンプ吐出し側
圧力に応じた信号を出力する圧力センサと、水圧変動抑
制用の圧力タンクとを備え、流量センサの特定信号出力
後はポンプ停止、圧力センサ出力信号が所定値以下にな
ったときはポンプ始動させて給水圧力一定とした給水装
置において、各センサあるいは圧力タンクの破損時、迅
速修理を促すと共に修理開始まで支障なく自動運転を継
続させ、断水を回避させる。 【解決手段】 圧力センサ9については、その破損が判
定されるとそれを外部へ報知すると共に破損判定後のポ
ンプ停止継続時間が予め設定した時間を経過した後にポ
ンプ4を再起動し、また流量センサ6については、その
破損が判定されるとそれを外部へ報知すると共にポンプ
の制御を電流制御に切り替え、圧力タンクについては、
その破損が判定されるとそれを外部へ報知することとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプの制御に用
いられるセンサや圧力タンクが破損した場合に、それを
外部に知らせて迅速な修理を促すと共に修理開始まで支
障なく自動運転を継続させ得る給水装置の制御方法及び
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は給水装置の全体構成図である。こ
の図4において、1は受水槽、4は仕切弁2を介して受
水槽1内の水道水を後述給水管に加圧送給するポンプ、
5はポンプ4を駆動するモータ、6はポンプ4の吐出し
側に設けられ、ポンプ4を停止させる条件として予め設
定された下限水量以下に使用水量が減少した時にON状
態となり、ON信号を出力する流量センサ、7は流量セ
ンサ6の下流側に設けられた逆止め弁、10は仕切弁3
を介して逆止め弁7の出口側に連結された給水管であ
る。8は給水管10内の圧力変動を抑制する圧力タンク
で、給水管10の始端側において給水管10と連通して
設けられる。9はポンプ4の吐出し側圧力(水圧)に応
じた信号、ここでは給水管10の始端側において給水管
内水圧に応じた信号を出力する圧力センサ、11は給水
管10に取り付けられた水栓、12は図示しないスイッ
チや上記流量センサ6,圧力センサ9等から信号を受け
てポンプ4(ポンプ駆動用モータ5)を制御する制御装
置である。
【0003】図5はポンプ吐出し圧力一定制御の場合の
運転特性図で、縦軸に全揚程H、横軸に吐出し量Qをと
って示す。この図5において、曲線A,B,C,Dは運
転速度NA(最高速度),NB,NC,ND(最低速
度)におけるポンプQ−H特性を示すものである。曲線
A,B,C,Dは代表例を示すもので、曲線AからD相
互間には運転速度に応じた特性曲線が連続して無数に存
在する。HOは吐出し圧力目標値(一定)である。
【0004】図6は図4中の制御装置12及びその周辺
部分の詳細を示す回路図で、この図6において、4〜
6、9及び12は図4と同様である。R,S,Tは交流
電源、例えば3相200Vの交流電源、13は漏電しゃ
断器、14は交流電源R,S,Tを所望の周波数,電圧
に変換し、モータ5に供給するインバータ、15はイン
バータ14の制御に必要な定数を設定し、あるいはそれ
を表示するコンソールである。R,Sは制御用電源、1
6はポンプ4(モータ5)の始動,停止を指令するスイ
ッチ、17はマイクロコンピュータCU(破線で囲んだ
部分)に所定電圧の交流電源を供給するトランス、18
はリレー19をON,OFFするためのインターフェー
ス、Xaはリレー19のa接点である。
【0005】20はトランス17からの交流電圧を整
流,平滑し、例えばDC5V,DC12V,DC24V
等の安定化直流電圧を出力するマイクロコンピュータC
Uの電源ユニット、21は予め決められた制御手順等が
書かれた制御プログラム及び各種データが記憶されたメ
モリ、22はインターフェース18に前記制御プログラ
ムに従ったリレー19のON,OFF制御信号を出力す
る出力ポート、23はインバータ14に所望の速度及び
電圧を指令するインターフェース、具体的にはデジタル
信号をアナログ(例えばDC0〜10V)信号に変換し
て出力するD/A変換器、24は給水装置制御に必要な
初期値等の定数を設定するためのデップスイッチ等から
なるスイッチ、25はスイッチ24で設定した値を後述
CPUが読み込むための入力ポート、26はA/D変換
器で主構成をなすインターフェース27を介して圧力セ
ンサ9の信号を読み込むための入力ポート、28はイン
ターフェース29を介して流量センサ6のON,OFF
状態を後述CPUが読み込むための入力ポート、30は
中央演算処理装置(以下、CPUという。)である。
【0006】次に図6に示した回路の動作を図4及び図
5を併用して説明する。まず漏電しゃ断器13,スイッ
チ16を投入すると、交流電源R,S,Tがインバータ
14に供給されると共に、制御用電源R,Sがトランス
17を介してマイクロコンピュータCUの電源ユニット
20に供給され、マイクロコンピュータCU各部に電源
供給される。マイクロコンピュータCU各部に電源供給
されると、そのCPU30は制御プログラムをメモリ2
1より読み出し、流量センサ6,圧力センサ9からの信
号状態等による始動条件の確立に伴い、出力ポート22
を介してインターフェース18にリレー19をON(付
勢)する指令を与える。これにより、リレー19がON
されてその接点Xaが閉じ、出力ポート23からの速度
指令がインバータ14に与えられてインバータ14が駆
動し、与えられた上記速度指令に応じた速度でポンプ4
(モータ5)が運転され、給水が開始される。
【0007】給水開始後、使用水量が減少して図5の停
止流量QOFF(下限水量)以下になると、流量センサ
6はON状態となってON信号を出力する。この流量セ
ンサ6からのON信号はインターフェース29及び入力
ポート28を順次介してCPU30に与えられる。これ
によりCPU30は、まず、圧力タンク8を加圧するの
に十分な速度指令信号を予め設定された一定時間、出力
ポート23を介しインバータ14に与えて圧力タンク8
に所定の加圧を行い、その終了後、出力ポート22を介
してインターフェース18にリレー19をOFF(消
勢)する指令を与える。これにより、リレー19がオフ
されてその接点Xaが開き、インバータ14,ポンプ4
(モータ5)は停止する。
【0008】逆に、使用水量が増加すると給水管10内
の水圧が低下して行く。給水管10内の水圧は圧力セン
サ9で検出され、検出された圧力信号はインターフェー
ス27及び入力ポート26を順次介してCPU30のレ
ジスタ(図示せず)に測定圧力データとして一時書込み
された後、メモリ21へ格納される。この測定圧力デー
タが、定数設定用スイッチ24により予め初期設定さ
れ、メモリ21に格納してある始動圧力(図5中のHO
N)より低い場合には、CPU30は図5に示す運転速
度NDに対応した周波数及び電圧からなる速度指令を出
力ポート23を介してインバータ14に与え、ポンプ4
(モータ5)を運転速度NDで運転する。
【0009】その後、使用水量の変動により給水圧力が
変化すると圧力センサ9がこれを検出し、その圧力信号
を上記のようにCPU30に与え、吐出し圧力目標値H
O(一定)と比較して両者が等しくなるようにCPU3
0がインバータ14へ速度指令を与え、給水圧力を吐出
し圧力目標値HOに一定に保持しつつ給水する。
【0010】なお、関連する従来技術として、例えば特
願平6−12214号公報及び特願平7−136518
号公報に記載のものがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術ではポンプ4(モータ5)の制御に用いられるセ
ンサ6,9や圧力タンク8が破損した場合の配慮が何ら
なされていなかった。すなわち、圧力センサ9が破損し
た場合は、給水管10内の圧力が始動圧力以下まで低下
してもポンプ4は始動せず給水不能となり、また流量セ
ンサ6が破損した場合は、使用水量が停止流量QOFF
以下まで減少してもポンプ4は停止せず、締切り運転
(流量0での運転)に近い状態となってポンプ4を破損
させる虞が生じ、最悪の場合、ポンプ破損を招来して給
水不能になるという問題点があった。また、圧力タンク
8が破損した場合は、給水管10内の圧力が急激に変化
するため給水圧力の変動が激しくなり、使い勝手が低下
するという問題点があった。
【0012】請求項1の発明の目的は、ポンプの制御に
用いられるセンサや圧力タンクが破損した場合に、それ
を外部に知らせて迅速な修理を促すと共に修理開始まで
支障なく自動運転を継続させ得、断水を回避することの
できる給水装置の制御方法を提供することにある。
【0013】請求項2の発明の目的は、ポンプの制御に
用いられるセンサや圧力タンクが破損した場合に、それ
を外部に知らせて迅速な修理を促すと共に修理開始まで
支障なく自動運転を継続させ得、断水を回避することの
できる給水装置の制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の目的
は、モータと、このモータにより駆動され給水管に水道
水を送給するポンプと、このポンプの吐出し側にて使用
水量を検出しそれが予め設定された下限水量以下になっ
たときに特定信号を出力する流量センサと、前記ポンプ
の吐出し側圧力に応じた信号を出力する圧力センサと、
前記給水管内の水圧変動を抑制する圧力タンクとを備
え、前記ポンプの運転開始後、前記流量センサが前記特
定信号を出力した後には前記ポンプを停止させ、前記圧
力センサからの信号値が所定値以下となったときには前
記ポンプを始動させることにより給水圧力を所望値に保
持しつつ給水可能とした給水装置において、前記圧力セ
ンサについては、その圧力センサからの信号の異常の有
無を監視して異常であれば圧力センサが破損したものと
判定し、それを外部へ報知すると共にその後の前記ポン
プの停止継続時間を計測して予め設定された第1設定時
間経過後に前記ポンプを再起動し、前記流量センサにつ
いては、その流量センサの前記特定信号とは異なる非特
定信号の出力継続時間を監視してそれが予め設定された
第2設定時間以上継続した場合に流量センサが破損した
ものと判定し、それを外部へ報知すると共に前記ポンプ
の制御をポンプ吐出し側圧力による制御から前記モータ
の電流による制御に切り替え、前記圧力タンクについて
は、前記ポンプの停止継続時間を計測して予め設定され
た第3設定時間よりも短くなった場合に圧力タンクが破
損したものと判定してそれを外部へ報知することにより
達成される。
【0015】請求項2の発明の目的は、モータと、この
モータにより駆動され給水管に水道水を送給するポンプ
と、このポンプの吐出し側にて使用水量を検出しそれが
予め設定された下限水量以下になったときに特定信号を
出力する流量センサと、前記ポンプの吐出し側圧力に応
じた信号を出力する圧力センサと、前記給水管内の水圧
変動を抑制する圧力タンクとを備え、前記ポンプの運転
開始後、前記流量センサが前記特定信号を出力した後に
は前記ポンプを停止させ、前記圧力センサからの信号値
が所定値以下となったときには前記ポンプを始動させる
ことにより給水圧力を所望値に保持しつつ給水可能とし
た給水装置において、前記圧力センサからの信号の異常
の有無を監視して異常であれば圧力センサが破損したも
のと判定し、それを外部へ報知すると共にその後の前記
ポンプの停止継続時間を計測して予め設定された第1設
定時間経過後に前記ポンプを再起動する圧力センサ破損
の判定・処置手段と、前記流量センサの前記特定信号と
は異なる非特定信号の出力継続時間を監視してそれが予
め設定された第2設定時間以上継続した場合に流量セン
サが破損したものと判定し、それを外部へ報知すると共
に前記ポンプの制御をポンプ吐出し側圧力による制御か
ら前記モータの電流による制御に切り替える流量センサ
破損の判定・処置手段と、前記ポンプの停止継続時間を
計測して予め設定された第3設定時間よりも短くなった
場合に前記圧力タンクが破損したものと判定してそれを
外部へ報知する圧力タンク破損の判定・報知手段とを設
けることにより達成される。
【0016】前記圧力センサは、その圧力センサからの
信号の異常の有無を監視して異常であれば破損したもの
と判定される。圧力センサ破損が判定されると、それが
外部へ報知されると共にその後のポンプの停止継続時間
が計測されて予め設定された第1設定時間経過後にポン
プが再起動される。これにより、圧力センサの修理が促
され、したがって修理に要する時間が短縮され、また修
理開始まで支障なく自動運転を継続させ得、断水が回避
される。
【0017】前記流量センサは、その流量センサの前記
特定信号とは異なる非特定信号の出力継続時間を監視し
てそれが予め設定された第2設定時間以上継続した場合
に破損したものと判定される。流量センサ破損が判定さ
れると、それが外部へ報知されると共にポンプ(ポンプ
駆動用モータ)の制御がモータ電流制御に切り替えられ
る。すなわち自動運転自体は継続される。これにより、
流量センサの修理が促され、したがって修理に要する時
間が短縮され、またポンプ停止不能状態が回避されて修
理開始まで支障なく自動運転が継続され、断水が回避さ
れると共に、ポンプ破損も防止される。
【0018】前記圧力タンクは、ポンプの停止継続時間
が予め設定された第3設定時間よりも短くなった場合に
破損したものと判定される。圧力タンク破損が判定され
ると、それが外部へ報知される。これにより、圧力タン
クの修理が促されて修理に要する時間が短縮され、給水
圧力の変動激化に起因する使い勝手の低下が最少時間に
抑えられる。なお、圧力タンクの破損のみによってはポ
ンプが停止することはなく、自動運転が継続されてお
り、断水することはない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明による給水装置の制
御方法を適用した装置(本発明制御装置)の一実施形態
を示す回路図である。この図1において、31は、流量
センサ6、圧力センサ9あるいは圧力タンク8が破損し
た場合に表示器32にその旨表示させ、また図示しない
警報器や表示灯等の報知器を作動させるための報知器作
動用接点33(33a〜33c)を閉成させる出力ポー
トである。ここでは、表示器32は流量センサ6、圧力
タンク8及び圧力センサ9の破損に共通に使用され、報
知器作動用接点33a,33b,33cは順次流量セン
サ6、圧力タンク8、圧力センサ9の破損に各別に使用
される。34はポンプ4の制御をポンプ吐出し側圧力
(水圧)による制御からモータ5の電流による制御(電
流制御)に切り替えた場合のフィードバック信号をCP
U30に与えるためのインターフェースである。その
他、図1において図6と同一符号は同一又は相当部分を
示す。
【0020】本発明装置は、メモリ21,CPU30,
出力ポート31,表示器32,報知器作動用接点33c
等からなる圧力センサ破損の判定・処置手段と、メモリ
21,CPU30,出力ポート31,表示器32,報知
器作動用接点33a,インターフェース34等からなる
流量センサ破損の判定・処置手段と、メモリ21,CP
U30,出力ポート31,表示器32,報知器作動用接
点33b等からなる圧力タンク破損の判定・報知手段と
を備えてなる。
【0021】ここで、上記圧力センサ破損の判定・処置
手段は、圧力センサ9からの信号の異常の有無を監視し
て異常であれば圧力センサ9が破損したものと判定す
る。そして、その破損したことを表示器32で表示し、
かつ接点33cを介して報知器(図示せず)を作動させ
ることにより外部へ報知すると共に、その後のポンプ4
(モータ5)の停止継続時間を計測して予め設定された
第1設定時間、例えば1分間、経過後にポンプ4を再起
動するものである。なおメモリ21には、定数設定用ス
イッチ24により予め設定された上記第2設定時間及び
後述圧力センサ出力範囲(VMAX〜VMIN)が格納
されている。
【0022】また上記流量センサ破損の判定・処置手段
は、流量センサ6の特定信号とは異なる非特定信号の出
力継続時間を監視してそれが予め設定された第2設定時
間、例えば1時間、以上継続した場合に流量センサ6が
破損したものと判定する。そして、その破損したことを
表示器32で表示し、かつ接点33aを介して報知器
(図示せず)を作動させることにより外部へ報知すると
共に、ポンプ4の制御をポンプ吐出し側圧力による制御
からモータ5の電流による制御(電流制御)に切り替え
るものである。ここで、特定信号とは、予め設定された
下限水量以下に使用水量が減少した時に流量センサ6か
ら出力される信号、ここではON信号(ON状態を表わ
す信号)であり、したがって非特定信号とは、ここでは
OFF信号(OFF状態を表わす信号)である。なおメ
モリ21には、定数設定用スイッチ24により予め設定
された上記第1設定時間及び後述停止電流IOFFが格
納されている。
【0023】更に上記圧力タンク破損の判定・報知手段
は、ポンプ4(モータ5)の停止継続時間を計測して予
め設定された第3設定時間よりも短くなった場合に圧力
タンク8が破損したものと判定してそれを表示器32で
表示し、かつ接点33bを介して報知器(図示せず)を
作動させることにより外部へ報知するものである。なお
メモリ21には、定数設定用スイッチ24により予め設
定された後述最短ポンプ停止継続時間(すなわち上記第
3設定時間)が格納されている。なおメモリ21には、
定数設定用スイッチ24により予め設定された上記第3
設定時間が格納されている。
【0024】以下、上述本発明装置の動作について図2
〜図5を併用して説明するが、センサ6,9、圧力タン
ク8等に破損が生じていないときの通常の給水動作は従
来装置の場合と特に変るところがないのでその説明を省
略し、ここではセンサ6,9、圧力タンク8に破損が生
じているときの動作について説明する。
【0025】まず、圧力センサ9の破損判定方法と破損
判定された場合の動作について説明する。図2は圧力セ
ンサ9の測定圧力Hと出力Vとの関係を示すグラフであ
る。この図2に示すように、圧力センサ9には測定圧力
範囲に対応した出力範囲(最大出力VMAX,最小出力
VMIN)が存在する。
【0026】図1において、圧力センサ9からの出力
(圧力信号)Vはインターフェース27を介して入力ポ
ート26よりCPU30のレジスタ(図示せず)に測定
圧力データとして一時書込みされた後、メモリ21へ格
納される。この測定圧力データが、定数設定用スイッチ
24により予め設定され、メモリ21に格納してある圧
力センサ9の出力範囲(VMAX〜VMIN)内であれ
ばCPU30は上記圧力センサ9が正常であると、範囲
外であれば異常、すなわち破損しているものと判定す
る。圧力センサ9が破損判定されると、通常、ポンプ4
は再始動せず、また圧力を吐出し圧力目標値(一定)に
合わせて制御することも不可能になる。
【0027】このような場合、本発明では、その後(圧
力センサ破損判定後)のポンプ4(モータ5)の停止継
続時間を計測し、予め設定された第1設定時間、例えば
1分間、経過後にポンプ4を再起動する。具体的には、
CPU30が出力ポート23を介して速度指令をインバ
ータ14へ出力しポンプ4を再始動させる。ここでは、
余裕のある吐出し量が保てるよう、図5中のNA(又は
NB)程度の速度指令をインバータ14へ出力してポン
プ4を再始動させる。したがって、修理開始まで支障な
く自動運転を継続させ得、断水が回避される。また上記
圧力センサ破損判定時には、CPU30が出力ポート3
1を介して表示器32,接点33cを作動させ圧力セン
サ破損を外部へ報知する。したがって、圧力センサ9の
修理が促され、修理に要する時間が短縮される。
【0028】次に、流量センサ6の破損判定方法と破損
判定された場合の動作について説明する。図1におい
て、流量センサ6からのON,OFF信号は、インター
フェース29を介して入力ポート28よりCPU30の
レジスタ(図示せず)に一時書込みされた後、メモリ2
1へ格納される。使用水量が停止流量QOFF(ポンプ
4(モータ5)が停止する流量)以下になると、流量セ
ンサ6が正常ならばON状態となるが、流量センサ6内
に異物が混入する等によってOFF状態のままになる
と、その結果ポンプ4が停止しなくなる場合がある。
【0029】このような場合、本発明では、CPU30
が流量センサ6のOFF状態継続時間を計測し、一定時
間、例えば1時間、以上OFF状態が継続した場合は破
損したものと判定し、電流制御へ切り替える。ここで、
図3は電流制御におけるポンプ運転中のモータ5の電流
値(インバータ14の出力電流値)の変化を示すグラフ
(電流制御による運転特性図)を、ポンプ吐出し圧力一
定制御の場合の運転特性図と共に示した図で、図中の曲
線IA,IB,IC,IDはそれぞれ速度NA,NB,
NC,NDで運転した時の電流値の変化であり、この図
3から分かるように電流制御においても停止流量QOF
Fに対応した停止電流IOFFが存在する。したがっ
て、CPU30はインバータ14の出力電流を監視し、
それがスイッチ24により予め設定されメモリ21に格
納してある前記停止電流IOFF以下となった場合にポ
ンプ4を停止させることができる。これにより、ポンプ
停止不能状態が回避されて修理開始まで支障なく自動運
転が継続され、断水が回避されると共に、ポンプ破損も
防止される。また上記流量センサ破損判定時には、CP
U30が出力ポート31を介して表示器32,接点33
aを作動させ流量センサ破損を外部へ報知する。したが
って、圧力センサ9の修理が促され、修理に要する時間
が短縮される。
【0030】最後に、圧力タンク8の破損判定方法と破
損判定された場合の動作について説明する。圧力タンク
8は、その容積の有効利用を目的としてポンプ停止前に
必ず加圧される。このため、ポンプ停止中に水が使用さ
れても、直ちに給水管内圧力が始動圧力以下になること
はないが、圧力タンク8が破損し内部の空気がなくなっ
て水だけになると、給水管内圧力は水使用により急激に
低下し、極めて短い時間で始動圧力以下となる。
【0031】圧力タンク8が破損していない正常時に最
も速く始動圧力以下になるまでの時間、すなわち最短ポ
ンプ停止継続時間は最大使用水量、圧力タンク8の容量
に関係する設計値である。本発明では、CPU30が上
記ポンプ停止継続時間を監視し、それがスイッチ24に
より予め設定されメモリ21に格納してある前記最短ポ
ンプ停止時間よりも短くなった場合に圧力タンク8が破
損したものと判定し、出力ポート31を介して表示器3
2,接点33bを作動させ圧力タンク破損を外部へ報知
する。したがって、圧力センサ9の修理が促されて修理
に要する時間が短縮され、給水圧力の変動激化に起因す
る使い勝手の低下が最少時間に抑えられる。なお、圧力
タンクの破損のみによってはポンプ4が停止することは
なく、自動運転が継続されており、断水することはな
い。
【0032】
【発明の効果】請求項1,2の発明によれば、圧力セン
サについては、その破損が判定されるとそれを外部へ報
知すると共に破損判定後のポンプ停止継続時間が予め設
定した時間を経過した後にポンプを再起動し、また流量
センサについては、その破損が判定されるとそれを外部
へ報知すると共にポンプの制御を電流制御に切り替え、
圧力タンクについては、その破損が判定されるとそれを
外部へ報知するようにしたので、上記両センサや圧力タ
ンクが破損した場合に、それらの迅速な修理を促すこと
ができ、したがって修理に要する時間が短縮でき、また
修理開始まで支障なく自動運転を継続させ得、断水を回
避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法,装置の一実施形態を示す回路図で
ある。
【図2】圧力センサの測定圧力と出力との関係を示すグ
ラフである。
【図3】電流制御による運転特性図をポンプ吐出し圧力
一定制御の場合の運転特性図と共に示した図である。
【図4】給水装置の全体構成図である。
【図5】ポンプ吐出し圧力一定制御の場合の運転特性図
である。
【図6】図4中の制御装置及びその周辺部分の詳細を示
す回路図である。
【符号の説明】
1…受水槽、2,3…仕切弁、4…ポンプ、5…ポンプ
駆動用モータ、6…流量センサ、7…逆止め弁、8…圧
力タンク、9…圧力センサ、10…給水管、11…水
栓、12…制御装置、R,S,T…交流電源、13…漏
電しゃ断器、14…インバータ、15…コンソール、
R,S…制御用電源、16…始動,停止指令スイッチ、
CU…マイクロコンピュータ、17…トランス、18,
23,27,29,34…インターフェース、19…リ
レー、OXa…リレーa接点、20…マイクロコンピュ
ータ電源ユニット、21…メモリ、22,31…出力ポ
ート、24…定数設定用スイッチ、25,26,28…
入力ポート、30…中央演算処理装置(CPU)、32
…表示器、33…報知器作動用接点、33a…流量セン
サ用の報知器作動用接点、33b…圧力タンク用の報知
器作動用接点、33c…圧力センサ用の報知器作動用接
点。
フロントページの続き (72)発明者 大野 浩二 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号株 式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 ▲高▼橋 伸一 千葉県習志野市東習志野7丁目1番1号株 式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 太田 純 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地日 立テクノエンジニアリング 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータにより駆動され給
    水管に水道水を送給するポンプと、このポンプの吐出し
    側にて使用水量を検出しそれが予め設定された下限水量
    以下になったときに特定信号を出力する流量センサと、
    前記ポンプの吐出し側圧力に応じた信号を出力する圧力
    センサと、前記給水管内の水圧変動を抑制する圧力タン
    クとを備え、前記ポンプの運転開始後、前記流量センサ
    が前記特定信号を出力した後には前記ポンプを停止さ
    せ、前記圧力センサからの信号値が所定値以下となった
    ときには前記ポンプを始動させることにより給水圧力を
    所望値に保持しつつ給水可能とした給水装置において、 前記圧力センサについては、その圧力センサからの信号
    の異常の有無を監視して異常であれば圧力センサが破損
    したものと判定し、それを外部へ報知すると共にその後
    の前記ポンプの停止継続時間を計測して予め設定された
    第1設定時間経過後に前記ポンプを再起動し、 前記流量センサについては、その流量センサの前記特定
    信号とは異なる非特定信号の出力継続時間を監視してそ
    れが予め設定された第2設定時間以上継続した場合に流
    量センサが破損したものと判定し、それを外部へ報知す
    ると共に前記ポンプの制御をポンプ吐出し側圧力による
    制御から前記モータの電流による制御に切り替え、 前記圧力タンクについては、前記ポンプの停止継続時間
    を計測して予め設定された第3設定時間よりも短くなっ
    た場合に圧力タンクが破損したものと判定してそれを外
    部へ報知することを特徴とする給水装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 モータと、このモータにより駆動され給
    水管に水道水を送給するポンプと、このポンプの吐出し
    側にて使用水量を検出しそれが予め設定された下限水量
    以下になったときに特定信号を出力する流量センサと、
    前記ポンプの吐出し側圧力に応じた信号を出力する圧力
    センサと、前記給水管内の水圧変動を抑制する圧力タン
    クとを備え、前記ポンプの運転開始後、前記流量センサ
    が前記特定信号を出力した後には前記ポンプを停止さ
    せ、前記圧力センサからの信号値が所定値以下となった
    ときには前記ポンプを始動させることにより給水圧力を
    所望値に保持しつつ給水可能とした給水装置において、 前記圧力センサからの信号の異常の有無を監視して異常
    であれば圧力センサが破損したものと判定し、それを外
    部へ報知すると共にその後の前記ポンプの停止継続時間
    を計測して予め設定された第1設定時間経過後に前記ポ
    ンプを再起動する圧力センサ破損の判定・処置手段と、 前記流量センサの前記特定信号とは異なる非特定信号の
    出力継続時間を監視してそれが予め設定された第2設定
    時間以上継続した場合に流量センサが破損したものと判
    定し、それを外部へ報知すると共に前記ポンプの制御を
    ポンプ吐出し側圧力による制御から前記モータの電流に
    よる制御に切り替える流量センサ破損の判定・処置手段
    と、 前記ポンプの停止継続時間を計測して予め設定された第
    3設定時間よりも短くなった場合に前記圧力タンクが破
    損したものと判定してそれを外部へ報知する圧力タンク
    破損の判定・報知手段とを具備することを特徴とする給
    水装置の制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008204A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Ebara Corp 排水機場の制御装置
JP2012052444A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Fuji Electric Co Ltd 給水装置
JP2017106363A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社荏原製作所 給水装置
JP2017137801A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 株式会社荏原製作所 給水装置、および給水装置の運転方法
JP2020165433A (ja) * 2016-02-03 2020-10-08 株式会社荏原製作所 給水装置、および給水装置の運転方法

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